JPH06301497A - フローチャート表示方法 - Google Patents

フローチャート表示方法

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JPH06301497A
JPH06301497A JP5086130A JP8613093A JPH06301497A JP H06301497 A JPH06301497 A JP H06301497A JP 5086130 A JP5086130 A JP 5086130A JP 8613093 A JP8613093 A JP 8613093A JP H06301497 A JPH06301497 A JP H06301497A
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JP
Japan
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point
chart
points
flowchart
subchart
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JP5086130A
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English (en)
Inventor
Jun Kato
順 加藤
Nobuhisa Miyake
延久 三宅
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示媒体の機能に依存せず、全体の把握およ
び細部の確認を容易に行うことができ、分割されていな
いフローチャートをサブチャートに分割して表示するフ
ローチャート表示方法を提供する。 【構成】 第1の点から到達し、第2の点へ到達する点
の集合に対して、外部の点からは第1の点に対してのみ
矢印があり、内部の点からは第2の点に対してのみ矢印
がある時、第1および第2の点をそれぞれ開始点と終了
点とするサブチャートを選択し、この選択したサブチャ
ートを元のフローチャートと分割し、表示すべきチャー
トの規模を小さくしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラムの仕様書、
装置の操作説明書等で使用されるフローチャートを紙、
ディスプレイ等に表示するフローチャート表示方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フローチャートを紙やディスプ
レイなどの表示媒体に表示する場合、表示する内容を分
かりやすく表現するためには点と矢印の配置に工夫が必
要である。この観点からフローチャートのレイアウトア
ルゴリズムが各種検討されている(例えば、P.Eades an
d K.Sugiyama,"How to draw a Directed Graph,"Journa
l of Information Processing,pp.424-437,Vol.13,No.
4,1990 参照)。
【0003】しかし、ある程度以上の規模のフローチャ
ートを物理的な大きさに制約のある紙やディスプレイに
表示する場合には、上記のレイアウトだけでなく、フロ
ーチャートを物理的な大きさに合わせて分割もしくは縮
小するといった方法も同時に考慮しなければ、分かりや
すい表示ができない。
【0004】フローチャートの縮小表示については一般
にオーバービューの表示、もしくは全体表示等と呼ば
れ、ユーザが対話的にフローチャートを作成するグラフ
ィックエディタなどで用いられている(例えば、Kindra
Manual,Axion British Telecom を参照)。
【0005】一方、フローチャートを分割して表示する
方法には大きく分けて2つの方法がある。
【0006】一つは論理的にフローチャートを分割し、
分割後のチャート(以降、サブチャートと呼ぶ)をそれ
ぞれ別に表示する方法である。この場合、元のフローチ
ャートで接続されていた点同士にはなんらかの接続状態
を明示する記号が付加される。
【0007】例えば、フローチャートの一種であるSD
L(文献:CCITT:FunctionalSpecification and
Description Language,Recommendations Z.100,1989参
照)と呼ばれる通信ソフトウェアの仕様記述言語ではコ
ネクタと呼ばれる特殊な点が用意されている。大規模な
仕様は、このコネクタを用いて数十ページに分割され記
述されている。
【0008】もう一つの方法は、一般にスクロールと呼
ばれる方法で、仮想的な表示媒体に全体のフローチャー
トを描画し、窓と呼ばれる固定的な大きさの実際の表示
媒体に写像することにより表示を行なうものである(X
window system等で用いられている。例えば、OSF/
Motif プログラマーズリファレンスリリース1.1 を参
照)。全体のフローチャートのどの部分を表示するかは
一般にスクロールバーと呼ばれる指示手段により対話的
に変更可能である。
【0009】更に、上記2つの方法と本質的に異なる方
法として、元のフローチャートを機械的に分解し、紙等
に出力後、物理的に張り合わせる等の手段も用いられて
いる。これは張り合わせることにより紙の物理的大きさ
を拡大するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】フローチャート表示の
目的は、全体の把握および細部の確認を容易にするため
であるが、従来の表示方法にはこれらの目的を同時に満
足する機能を有するものがないとともに、また表示媒体
の機能に依存するものが多い。
【0011】縮小表示方法では細部は物理的に表示でき
ない。そのため、拡大表示すべき部分を指定するため、
または全体の動作を大まかに確認するための補助的手段
としてのみ用いられ、この方法単独では十分でない。
【0012】また、フローチャートの分割表示方式には
それぞれ次のような欠点がある。
【0013】論理的に分割する方法の欠点は、作成者自
身で予めフローチャートを分割しておく必要があること
である。また、一般に分割の仕方に任意性があるため、
全体を把握するには全てのサブチャートを見る必要があ
る。
【0014】スクロールによる方法では、一回に表示可
能なフローチャートは一部に限定されるため、全体を把
握するためには、スクロールにより全体を表示してみな
ければならない。さらに、この方法はディスプレイ等で
は有効であるが、紙等の固定的表示媒体には適用できな
い。
【0015】また、紙等を張り合わせる方法は、最終的
な紙の大きさに制約があるため適用範囲が限定される。
【0016】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、表示媒体の機能に依存せず、
全体の把握および細部の確認を容易に行うことができ、
分割されていないフローチャートをサブチャートに分割
して表示するフローチャート表示方法を提供することに
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のフローチャート表示方法は、あるまとまり
の処理を代替して表示する点と点間の制御遷移方向を表
示する矢印とで構成されるフローチャートの表示方法で
あって、前記フローチャート内の第1の点と該第1の点
とは別の第2の点を選び、前記第1の点から到達し、か
つ前記第2の点へ到達する点の集合を前記第1の点も含
めてサブチャートとして選び、前記サブチャートの外部
の点から該サブチャートの内部の点へのすべての経路に
必ず前記第1の点に入力する矢印が存在する場合、該第
1の点を開始点として選び、前記サブチャートの内部の
点から該サブチャートの外部の点へのすべての経路に必
ず前記第2の点に入力する矢印が存在する場合、該第2
の点を終了点として選び、前記開始点および終了点が共
に一意に定まる場合、前記サブチャートを分割可能なサ
ブチャートとして記録し、この記録したすべての前記分
割可能なサブチャートの中から該サブチャートを構成す
る点の包含関係に着目して、完全に含むかまたは完全に
含まれる関係にある前記分割可能なサブチャートのみを
子チャートとして選出し、該子チャート内の前記開始点
を該子チャートを意味する特定の形状の点で置き換え、
前記子チャートの内部の点と矢印をすべて取り除き、前
記置き換えた開始点から対応する前記終了点へ新たな矢
印を付加する変形を、前記子チャートを含む子チャート
または元のフローチャートである親チャートに施し、与
えられた前記親フローチャートを該親フローチャートよ
り小さい複数の前記子チャートに分割することを要旨と
する。
【0018】
【作用】本発明のフローチャート表示方法では、第1の
点から到達し、第2の点へ到達する点の集合に対して、
外部の点からは第1の点に対してのみ矢印があり、内部
の点からは第2の点に対してのみ矢印がある時、第1お
よび第2の点をそれぞれ開始点と終了点とするサブチャ
ートを選択し、この選択したサブチャートを元のフロー
チャートと分割し、表示すべきチャートの規模を小さく
している。
【0019】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0020】図1は、本発明の一実施例に係わるフロー
チャート表示方法を実施するシステムの構成を示すブロ
ック図である。同図に示すシステムは、入力フローチャ
ート1から分割対象となる可能性のあるサブチャートを
発見する候補発見部2、実際に分割処理を行い、この結
果の分割されたフローチャートを出力フローチャート群
5として出力する分割部3、全体の制御を行う制御部4
から構成される。なお、図1において、太線の矢印はデ
ータの流れを示している。
【0021】図2は、図1に示すシステムによるフロー
チャート表示方法の手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、本フローチャート表示方法は、サブ
チャート候補発見処理およびサブチャート分割処理で構
成されている。
【0022】フローチャート表示方法の手順を詳細に説
明する前に、まずフローチャートの内部表現について説
明する。
【0023】図11は入力となるフローチャートを示
し、また図27〜図29は出力となるフローチャートの
集合を示している。
【0024】以下の処理では、図11のフローチャート
の点と矢印の関係のみを用いるため、以下では図11の
フローチャートを図12に示す(有向)グラフとして取
り扱う。図12では、仮に各点に一意の番号(例では、
1から13)を振っておく。以下では、この番号を用い
て、i番目の点を単に点iまたはiと呼ぶ。また、以降
では、グラフの用語にならい、矢印を有向枝又は単に枝
と呼ぶ。さらに、点iから点jへ複数の枝を通じてたど
ることができる時、点jは点iから到達可能であると呼
ぶ。他の一般的なグラフに関する用語については、例え
ば文献:石畑、“アルゴリズムとデータ構造”、岩波講
座、ソフトウェア科学、岩波書店、第3巻、1989を
参照されたい。
【0025】図12に示したグラフは内部的には図13
に示したような隣接行列で表現することができる。一般
に、隣接行列ではi行j列目が1であることにより、i
番目の点からj番目の点に枝があることを示しており、
逆に0で枝がないことを示す。本明細書では、一部の0
は見やすさのため省略する。
【0026】次に、図2の“サブチャート候補発見処
理”の概略を図3以降も参照して説明する。
【0027】“サブチャート候補発見処理”は、以下の
処理を行なう。入力のフローチャートの各点をそれぞれ
開始点(図3では変数iで表される)、終了点(同様に
変数jで表される)の候補とし、これらの開始点と終了
点に対し、以下で定義される中間点の集合を計算する
(図5、図6参照)。
【0028】さらに、この中間点の集合がサブチャート
を構成する点となるか否かを検査し、もしなるならばサ
ブチャートの候補として登録する(図7参照)。
【0029】処理の詳細を説明する前に、各処理の基本
的考え方を説明する。
【0030】まず、中間点について説明する。
【0031】今、開始点i、終了点jとし、点iから点
jへ到達可能とすると、点kが中間点とは、点iから点
jに至る道の上に点kが存在する場合をいう。例えば、
図12において、開始点を点3、終了点を点10とする
と、{4,5,6,7,8,9}はそれぞれ中間点であ
る。
【0032】この中間点はグラフの推移閉包を利用して
効率的に求めることができる。以下その方法を説明す
る。
【0033】グラフの推移閉包とは点iと点jの間の到
達可能性を表したものである。図14に図12のグラフ
に対する推移閉包を示す。図13の隣接行列と同様に、
i行j列が1であることは点iから点jに到達可能であ
ることを意味する。隣接行列から推移閉包を求めるアル
ゴリズムは既知のものを使う。例えば、Warshall のア
ルゴリズムなどを用いることができる。
【0034】中間点の計算では、次の基本的な性質を用
いる。
【0035】点kが中間点ならば、iからkに到達可能
であり、かつkからjへ到達可能である。例えば、点4
は中間点であるから、点3から到達可能であり、点10
に到達可能である。
【0036】但し、この逆は一般に成り立たない。なぜ
ならば、点iから点jへ到達可能であると同時に、点j
から点iへも到達可能な場合を考える。点kが開始点を
点j、終了点を点iとした時の中間点であれば、点kが
点iから点jに至る道の中間になくとも、点iから点k
に点jを通して到達可能であり、かつ点kから点jへ点
iを通して到達可能となるからである。図12の例で
は、点10から点3に到達可能であるため、{2,3,
10,11,12}の各点は中間点ではないが、それぞ
れ点3から到達可能であり、点10に到達可能である。
【0037】そこで、中間点の計算では図4、図15に
示すように、終了点jからの枝を除去したグラフを考
え、その変形したグラフの推移閉包を用いることにす
る。図15は、終了点を点10としたときのグラフを示
している。図15のグラフに対する隣接行列を図16に
示す。図13と比較し、10行11列目が1から0に変
わっていることが分かる。
【0038】図17に図16の隣接行列から求めた推移
閉包を示す。
【0039】この推移閉包を用いて中間点は次のように
計算可能である。今、開始点を点3とすると、点3から
到達可能な点は3行目が1である点、即ち{4,5,
6,7,8,9,10}である。また、点10に到達可
能な点は10列目が1である点{1,2,3,4,5,
6,7,8,9,11,12}である。この点の共通部
分、即ち3行目の値と10列目の値の論理積を図18に
示すようにとったものが中間点の集合を示している。な
お、図18において、上側が3行目で、下側が10列目
である。結果は、図19に示したように、{4,5,
6,7,8,9}となる。
【0040】図7の“中間点集合の検査登録処理”で
は、上記の計算により求まった中間点がサブチャートを
構成する点であるか否かを確かめ、登録する。
【0041】ここで求まった中間点がサブチャートを構
成する点であるかどうかは、次のように調べる。
【0042】サブチャート外部の点から内部の点への枝
は全て開始点に入っていなければならない。従って、全
ての中間点kに対し以下のことを調べる。
【0043】点kに入ってくる枝の始点の集合(I
(k)とおく)について、それぞれの点が中間点か、も
しくは開始点iであるかどうかを調べる。
【0044】図15でk=6とすると、I(6)=
{5}であるから、点6に入ってくる枝の始点は中間点
である(図20参照)。
【0045】同様に全ての中間点kについてI(k)を
もとめ、それぞれについて検査する。もし、一つでも条
件に反する場合は、この中間点の集合はサブチャートを
構成できないため、“中間点集合の検査登録処理”を終
了し、他の開始点、終了点の組合せについての処理に移
る。
【0046】また、サブチャート内部から外部の点への
枝は全て終了点を終点としなければならない。従って、
上記の検査を通った場合、全ての中間点kに対し以下の
ことを調べる。
【0047】点kから出ていく枝の終点の集合(O
(k)とおく)について、それぞれの点が中間点か、ま
たは開始点、もしくは終了点であることを調べる。
【0048】同様にk=6とすると、O(6)={8,
10}であるから条件を満たしている(図20参照)。
【0049】中間点全てについてO(k)をもとめ、そ
れぞれについて検査する。もし、一つでも条件に反する
場合は、“中間点集合の検査登録処理”を終了する。
【0050】次に、図3から図7に示した手順に従い、
“サブチャート候補発見処理”の具体的手順を説明す
る。
【0051】図3では、i及びj、即ち開始点と終了点
を共に1からn(グラフの点数、図12のグラフでは1
3)まで変化させながら“サブチャート検査処理”を呼
び出す。
【0052】jが外側のループにあるのは、計算の効率
化のためである。推移閉包の計算は終了点を変更する度
に計算しなおす必要がある。そのため、jを内側のルー
プとするとn2 回の推移閉包の計算が必要であるが、j
を外側のループとすることにより、n回の計算ですむ。
また、開始点と終了点は一致することはないので、i=
jの場合は中間点の検査登録処理をスキップする。
【0053】図4は、“推移閉包の計算処理”の手順を
示す。ここでは、Aは隣接行列を意味する。A自身は計
算の最後まで保存する必要があるため、まずAをA’に
コピ
【外1】 去する。この変形をしたA’の推移閉包Tを求める。実
際のTの計算は既知のため省略する。
【0054】図5は、サブチャート検査処理の手順を示
す。この処理は中間点集合の計算処理および中間点集合
の検査登録処理よりなるが、それぞれについて図6およ
び図7を参照して説明する。
【0055】図6は、“中間点集合の計算処理”の詳細
を示す。図6では、図18に模式的に示した中間点の計
算処理を具体的な逐次処理として表現したものである。
ここで用いるtik,tkjは、前述の“推移閉包の計算処
理”で求めたA’に対する推移閉包Tの各要素であり、
それぞれ点iから点kへ到達可能であるか否か、点kか
ら点jに到達可能であるか否かを表している。また、M
は中間点の集合を保存するための変数である。
【0056】図7に示す“中間点集合の検査登録処理”
では、上記の計算により求まった中間点の集合Mの各要
素kについて、I(k),O(k)を求め、それぞれが
次の条件を満たすことを確かめる。
【0057】
【外2】 ここで、変数Cは、Mがサブチャートを構成する点の集
合であった場合、それを保存するためのものである。具
体的には、開始点、終了点、中間点の集合を保持する。
図21に、図12に対してサブチャートの候補を求めた
結果を示す。
【0058】次に、図2の“サブチャート分割処理”に
ついて概略を説明する。
【0059】サブチャートの分割処理では、サブチャー
ト候補発見処理で見つかったサブチャートの候補の中か
ら適当なサブチャートを子チャートとして選び、それに
基づき実際の分割を行なう。
【0060】分割処理は大きく二つに分かれる。一つは
元となるチャート(親チャート)の変形処理であり、も
う一つは、サブチャート(子チャート)の作成処理であ
る。
【0061】さらに、このようにして分割が行なわれた
後で、まだサブチャートの候補が残っている場合はそれ
らについても同様の処理を行なう。
【0062】但し、サブチャート候補発見処理で求まっ
た候補全てについて分割が可能なわけではない。例え
ば、図21に示した候補の内、(2,10,{3,4,
5,6,7,8,9})と(3,11,{4,5,6,
7,8,9,10})について考える。
【0063】この2つの候補では中間点の集合に共通部
分があり、さらにどちらもが他方を真に包含していな
い。この場合、このどちらかに基づきサブチャートの分
割を行なうと、他の候補での中間点が別のチャートに含
まれてしまいそれ以上の分割はできない。
【0064】このように、一方の分割を行なうと他方の
分割ができなくなってしまうようなサブチャートの候補
を両立しないサブチャートと呼ぶことにする。
【0065】次に、図8から図10及び図22から図2
6を用いて、具体的な“サブチャート分割処理”の手順
を説明する。
【0066】図8では、“サブチャート候補発見処理”
で求まったCから適当な候補を1つずつ取りだし、“親
チャートの変形処理”、“サブチャート作成処理”を呼
び出す。分割が終った候補はCから取り除く。さらに今
処理した候補と両立しないサブチャートがあればそれも
Cから取り除く。
【0067】図9に示す“親チャートの変形処理”で
は、始めに中間点の集合Mとそれに入ってくる枝及び出
る枝を元のチャートから全て取り除く。
【0068】例えば、図22は、サブチャートの候補
(3,10,{4,5,6,7,8,9})に基づく分
割処理の場合を示している。図中ハッチングしてある部
分が中間点の集合に相当する。
【0069】次に、開始点iをサブチャートの存在を示
す特殊な点に置き換える。例えば、図24の様に二重丸
等で示す。さらに開始点から終了点に枝を加える。図2
4は変形後の親チャートを表している。
【0070】図10に示す“サブチャート作成処理”で
は、始めに、先ほど親チャートから取り除いた中間点集
合Mと付随する枝からチャートを作成する。さらに、開
始点と終了点を付加する。図23は得られたサブチャー
トを表す。
【0071】サブチャートの候補(3,10,{4,
5,6,7,8,9})は、他の候補と両立するため、
(3,10,{4,5,6,7,8,9})のみをCか
ら取り除く。
【0072】図25、図26は、同様にして図24から
サブチャートの候補(2,11,{3,4,5,6,
7,8,9,10})に基づいて分割した結果である。
【0073】さらに、図25は(2,13,{3,4,
5,6,7,8,9,10,11,12})に基づい
て、又、図26は(3,11,{4,5,6,7,8,
9,10})に基づいて分割可能である。以降は同様で
あるので分割例は省略する。
【0074】図24において、(2,11,{3,4,
5,6,7,8,9,10})ではなく(2,10,
{3,4,5,6,7,8,9})に基づいて分割する
ことも可能である。但し、この場合には(3,11,
{4,5,6,7,8,9,10})は両立しないた
め、候補からとり除かれる。
【0075】図27、図28、図29にそれぞれ、図2
5、図26、図23のグラフを元のフローチャートの形
式で表現したものを示す。
【0076】以上のようにして、与えられたフローチャ
ート(図11)は3枚のフローチャート(図27、図2
8、図29)に分割される。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の点から到達し、第2の点へ到達する点の集合に対
して、外部の点からは第1の点に対してのみ矢印があ
り、内部の点からは第2の点に対してのみ矢印がある
時、第1および第2の点をそれぞれ開始点と終了点とす
るサブチャートを選択し、この選択したサブチャートを
元のフローチャートと分割し、表示すべきチャートの規
模を小さくし、これによりサブチャートと元のフローチ
ャートは階層的になり、元のフローチャートでは詳細は
1つの点に縮退し、サブチャートでは表示される範囲が
限定されるので、大規模なフローチャートを予め分割す
ることなく作成でき、結果を表示媒体の物理的制限によ
らず、複数のサブチャートに分割して表示可能となると
ともに、階層および縮退構造により全体の把握および内
容の理解が容易となる。
【0078】また、フローチャートとしてプログラムの
仕様を与えた場合、得られたサブチャートは、開始点が
一意であるという点がサブルーチンの途中から動作を開
始するようなことはないという点において、また終了点
が一意であるという点がサブルーチンの戻り先がサブル
ーチンを呼び出した点の直後であり、複数存在しないこ
とに相当するという点においてサブルーチンと対応して
いる。従って、本発明によりフローチャートを複数のサ
ブチャートに分解したものは直ちにプログラムの仕様と
して使用可能である。
【0079】更に、フローチャートのグラフィックエデ
ィタ等のユーザと対話的環境に本発明を適用した場合に
は、フローチャート作成途中で規模が大きくなった時に
ユーザからの指示により自動的に分割したり、部分的削
除等により分割が適当でなくなった時に一度全体のフロ
ーチャートを作成して再度分割し直したり、分割に際し
て開始点または終了点の候補、または両方の候補をユー
ザに指定させ、実際に分割可能であれば分割し、分割で
きない場合には警告を表示し、更に可能な候補を表示す
るというような機能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるフローチャート表示
方法を実施するシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示すシステムのフローチャート表示方法
の手順を示すフローチャートである。
【図3】図2に示すフローチャートのうちのサブチャー
ト候補発見処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】図3に示すフローチャートのうちの推移閉包の
計算処理の手順を示すフローチャート表示方法である。
【図5】図3に示すフローチャートのうちのサブチャー
ト検査処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】図5に示すフローチャートのうちの中間点集合
の計算処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】図5に示すフローチャートのうちの中間点集合
の検査登録処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】図2に示すフローチャートのうちのサブチャー
ト分割処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】図8に示すフローチャートのうちの親チャート
の変形処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】図8に示すフローチャートのうちのサブチャ
ート作成処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】入力となるフローチャートの一例を示す図で
ある。
【図12】図11のフローチャートのグラフ表現を示す
図である。
【図13】図12に示すグラフの隣接行列を示す図であ
る。
【図14】図12に示すグラフの推移閉包を示す図であ
る。
【図15】図12に示すグラフにおいて10番目の点か
らの矢印を取り除いたものを示す図である。
【図16】図15に示すグラフの隣接行列を示す図であ
る。
【図17】図15に示すグラフの推移閉包を示す図であ
る。
【図18】図17の推移閉包を用いて中間点集合を計算
する方法を示す図である。
【図19】求めた中間点集合を示す図である。
【図20】中間点の検査例を示す図である。
【図21】登録されたサブチャートの候補を示す図であ
る。
【図22】サブチャート分割処理の例を示す図である。
【図23】サブチャート分割処理の例を示す図である。
【図24】サブチャート分割処理の例を示す図である。
【図25】サブチャート分割処理の例を示す図である。
【図26】サブチャート分割処理の例を示す図である。
【図27】分割後の出力フローチャートの例を示す図で
ある。
【図28】分割後の出力フローチャートの例を示す図で
ある。
【図29】分割後の出力フローチャートの例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 入力フローチャート 2 候補発見部 3 分割部 4 制御部 5 出力フローチャート群

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あるまとまりの処理を代替して表示する
    点と点間の制御遷移方向を表示する矢印とで構成される
    フローチャートの表示方法であって、 前記フローチャート内の第1の点と該第1の点とは別の
    第2の点を選び、前記第1の点から到達し、かつ前記第
    2の点へ到達する点の集合を前記第1の点も含めてサブ
    チャートとして選び、 前記サブチャートの外部の点から該サブチャートの内部
    の点へのすべての経路に必ず前記第1の点に入力する矢
    印が存在する場合、該第1の点を開始点として選び、 前記サブチャートの内部の点から該サブチャートの外部
    の点へのすべての経路に必ず前記第2の点に入力する矢
    印が存在する場合、該第2の点を終了点として選び、 前記開始点および終了点が共に一意に定まる場合、前記
    サブチャートを分割可能なサブチャートとして記録し、 この記録したすべての前記分割可能なサブチャートの中
    から該サブチャートを構成する点の包含関係に着目し
    て、完全に含むかまたは完全に含まれる関係にある前記
    分割可能なサブチャートのみを子チャートとして選出
    し、 該子チャート内の前記開始点を該子チャートを意味する
    特定の形状の点で置き換え、 前記子チャートの内部の点と矢印をすべて取り除き、 前記置き換えた開始点から対応する前記終了点へ新たな
    矢印を付加する変形を、前記子チャートを含む子チャー
    トまたは元のフローチャートである親チャートに施し、 与えられた前記親フローチャートを該親フローチャート
    より小さい複数の前記子チャートに分割することを特徴
    とするフローチャート表示方法。
JP5086130A 1993-04-13 1993-04-13 フローチャート表示方法 Pending JPH06301497A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009053863A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 検証システム
WO2019176108A1 (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 日本電気株式会社 推移閉包情報生成装置、推移閉包情報生成方法および記録媒体

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