JPH06302381A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
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- JPH06302381A JPH06302381A JP5088410A JP8841093A JPH06302381A JP H06302381 A JPH06302381 A JP H06302381A JP 5088410 A JP5088410 A JP 5088410A JP 8841093 A JP8841093 A JP 8841093A JP H06302381 A JPH06302381 A JP H06302381A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- metal plate
- heating chamber
- heating
- openings
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- Pending
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- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は高周波加熱装置に関するもので、食
品などの被加熱物の加熱分布を均一にするとともに、効
率的な加熱を行うことを目的とする。 【構成】 マグネトロン1からの電磁波を加熱室3に導
入するために、加熱室3と導波管2の接続部に第一の開
口部5と第二の開口部6を設ける。そして金属板7は制
御部8による駆動部9の制御に基づき開口部5、6の遮
蔽・開放を行なう構成とした。この構成によって食品4
は開口部5、6ごとの固有の電界分布を切り替えて加熱
されるため、均一な加熱分布と効率的な加熱が実現でき
る。
品などの被加熱物の加熱分布を均一にするとともに、効
率的な加熱を行うことを目的とする。 【構成】 マグネトロン1からの電磁波を加熱室3に導
入するために、加熱室3と導波管2の接続部に第一の開
口部5と第二の開口部6を設ける。そして金属板7は制
御部8による駆動部9の制御に基づき開口部5、6の遮
蔽・開放を行なう構成とした。この構成によって食品4
は開口部5、6ごとの固有の電界分布を切り替えて加熱
されるため、均一な加熱分布と効率的な加熱が実現でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品などの被加熱物に電
磁波を与えて加熱する高周波加熱装置に関するものであ
る。
磁波を与えて加熱する高周波加熱装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】代表的な高周波加熱装置である電子レン
ジは、従来は図6に示すような構成であった。すなわち
電磁波放射部としてのマグネトロン1から出た電磁波
は、導波管2を介して伝送され、加熱室3内では加熱室
3の形状と開口部17の位置で決まる定在波となって分布
し、食品4を加熱する。食品4の加熱分布は電磁波によ
って生じる電界の分布によって決まるため、加熱分布の
むらを抑えるために、食品を乗せる置き台のターンテー
ブル9を回転運動させて同心円上の加熱分布の均一化を
図っている。また、他の均一化の手段として加熱室3内
で金属板により電磁波を攪拌するスタラーや、導波管の
出口自体の金属部を回転させる回転導波管と呼ばれるも
のもあったが、ターンテーブルタイプのものが最も多く
世に出ている。
ジは、従来は図6に示すような構成であった。すなわち
電磁波放射部としてのマグネトロン1から出た電磁波
は、導波管2を介して伝送され、加熱室3内では加熱室
3の形状と開口部17の位置で決まる定在波となって分布
し、食品4を加熱する。食品4の加熱分布は電磁波によ
って生じる電界の分布によって決まるため、加熱分布の
むらを抑えるために、食品を乗せる置き台のターンテー
ブル9を回転運動させて同心円上の加熱分布の均一化を
図っている。また、他の均一化の手段として加熱室3内
で金属板により電磁波を攪拌するスタラーや、導波管の
出口自体の金属部を回転させる回転導波管と呼ばれるも
のもあったが、ターンテーブルタイプのものが最も多く
世に出ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、ターンテーブルタイプのものは電磁波の給
電点(電磁波が加熱室に入るところ)が動かないので加
熱室内の電磁波によって生じる電界分布が常に一定であ
り、食品の加熱分布においてもターンテーブルを回転さ
せたとしても回転中心から見た半径方向の分布や上下方
向の分布は改善されず、加熱終了時のできばえとして熱
すぎるところやまだ冷たいところなど不均一さが残ると
いう課題を有していた。
の構成では、ターンテーブルタイプのものは電磁波の給
電点(電磁波が加熱室に入るところ)が動かないので加
熱室内の電磁波によって生じる電界分布が常に一定であ
り、食品の加熱分布においてもターンテーブルを回転さ
せたとしても回転中心から見た半径方向の分布や上下方
向の分布は改善されず、加熱終了時のできばえとして熱
すぎるところやまだ冷たいところなど不均一さが残ると
いう課題を有していた。
【0004】またスタラーの電磁波の攪拌や回転導波管
の給電点の移動のように、電磁波によって生じる電界分
布を刻々と変化させるものについては、加熱室内に定在
波が立ちにくく、加熱室3とマグネトロン1とのマッチ
ング状態が悪くなり電磁波の一部がマグネトロン1に戻
されて熱に変わってしまうので、効率が落ちる課題を有
していた。効率が落ちると加熱時間が長くなり使用者の
待ち時間が長くなる問題や電力の無駄、マグネトロン1
の熱ストレスが増えることで信頼性が落ちるなど種々の
問題を引き起こす。
の給電点の移動のように、電磁波によって生じる電界分
布を刻々と変化させるものについては、加熱室内に定在
波が立ちにくく、加熱室3とマグネトロン1とのマッチ
ング状態が悪くなり電磁波の一部がマグネトロン1に戻
されて熱に変わってしまうので、効率が落ちる課題を有
していた。効率が落ちると加熱時間が長くなり使用者の
待ち時間が長くなる問題や電力の無駄、マグネトロン1
の熱ストレスが増えることで信頼性が落ちるなど種々の
問題を引き起こす。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、加熱
終了時のできばえが均一で効率的に素早く加熱できる高
周波加熱装置を実現することを目的としている。
終了時のできばえが均一で効率的に素早く加熱できる高
周波加熱装置を実現することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波加熱装置
は上記目的を達成するため、下記構成とした。
は上記目的を達成するため、下記構成とした。
【0007】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁波
を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放射
される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記加熱
室と前記導波管との接続部に設けられた開口部と、前記
開口部を遮蔽したり開放したりできる金属板と、前記金
属板を動かす駆動部と、前記金属板を動作させるため前
記駆動部を制御する制御部とを有する構成とした。
を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放射
される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記加熱
室と前記導波管との接続部に設けられた開口部と、前記
開口部を遮蔽したり開放したりできる金属板と、前記金
属板を動かす駆動部と、前記金属板を動作させるため前
記駆動部を制御する制御部とを有する構成とした。
【0008】また、前記開口部は複数有るものとし、前
記金属板は、前記開口部のうち一つの開口部を開放する
ときは他の開口部を遮蔽するよう動作する構成とした。
記金属板は、前記開口部のうち一つの開口部を開放する
ときは他の開口部を遮蔽するよう動作する構成とした。
【0009】また、前記導波管内の電磁波の波長をλg
とした時、前記導波管上での前記開口部間の距離は、約
λg /2の整数倍となる構成とした。
とした時、前記導波管上での前記開口部間の距離は、約
λg /2の整数倍となる構成とした。
【0010】また、前記食品の状態を検出するセンシン
グ手段を有し、前記制御部は前記センシング手段からの
信号に応じて前記駆動部を制御し前記金属板を動作させ
る構成とした。
グ手段を有し、前記制御部は前記センシング手段からの
信号に応じて前記駆動部を制御し前記金属板を動作させ
る構成とした。
【0011】
【作用】本発明は上記構成によって下記の作用を有す
る。
る。
【0012】制御部からの制御信号に基づき駆動部が金
属板を動作させて、開口部の一部分を遮蔽したり開放し
たりすることにより、加熱室内の給電点が変わり(すな
わち開口部のうち開放された部分だけとなり)、各給電
点固有の電界分布に切り替わるため、被加熱物の加熱分
布が一定でなく変化する作用を有する。
属板を動作させて、開口部の一部分を遮蔽したり開放し
たりすることにより、加熱室内の給電点が変わり(すな
わち開口部のうち開放された部分だけとなり)、各給電
点固有の電界分布に切り替わるため、被加熱物の加熱分
布が一定でなく変化する作用を有する。
【0013】また、制御部からの制御信号に基づき駆動
部が金属を動作させて、複数の開口部の一つを開口し他
の開口部を遮断し、かつ、開口される開口部が変わるよ
うにする。これにより、それぞれの開口部が開口するご
とに、それぞれの開口部によるそれぞれの定在波が立ち
それに応じた電界分布を与えることができるので効率よ
く食品を加熱することができる。
部が金属を動作させて、複数の開口部の一つを開口し他
の開口部を遮断し、かつ、開口される開口部が変わるよ
うにする。これにより、それぞれの開口部が開口するご
とに、それぞれの開口部によるそれぞれの定在波が立ち
それに応じた電界分布を与えることができるので効率よ
く食品を加熱することができる。
【0014】また、開口部間の距離をλg/2の整数倍
としているので、いづれの開口部を開口しても電界の強
い定在波を立てることができる。
としているので、いづれの開口部を開口しても電界の強
い定在波を立てることができる。
【0015】さらに、センシング手段からの信号によ
り、制御部が金属板の動作を制御するので、調理の出来
具合いによって開口部の開口を選択することができる。
り、制御部が金属板の動作を制御するので、調理の出来
具合いによって開口部の開口を選択することができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
【0017】図1は、本発明の一実施例における高周波
加熱装置の構成図である。電磁波放射部としてのマグネ
トロン1から出た電磁波は、導波管2を介して加熱室3
内の食品4を加熱する。このとき、導波管2と加熱室3
との接続部には第一の開口部5と第二の開口部6とがあ
り、金属板7の動作により使い分けている。図1の場合
は、第一の開口部5からは金属板7により遮蔽されて電
磁波が加熱室3内に入らず、第二の開口部6からは金属
板7から開放されて電磁波が加熱室3内に入る。金属板
7の動作は制御部8からの信号により駆動部9を介して
行われ、図1では金属板7は左右方向に動作する。二つ
の開口部5、6の切り替えのタイミングについては、単
純に一定時間ごとに交互に切り替えても良いのだが、よ
り食品4の状態ごとに最適な加熱を行なうため、食品4
の状態をセンシングしてフィードバック制御を行うこと
が考えられる。ここでは、食品4をターンテーブル9に
乗せて重量センサ10により食品4の重量を判別し、それ
に応じて切り替えることとする。もちろん、重量センサ
10以外にも、形状認識センサや位置センサや電磁波検出
などさまざまなセンシング方法を利用することが考えら
れる。制御部8は、食品4の重量を検出したり、重量に
応じて最適なタイミングで金属板7を動作させるため駆
動部9を制御したり、マグネトロン1からの電磁波の放
射を制御したり、より一層の分布の均一化のためターン
テーブル9を回転させるべく食品回転駆動部11の動作を
制御している。
加熱装置の構成図である。電磁波放射部としてのマグネ
トロン1から出た電磁波は、導波管2を介して加熱室3
内の食品4を加熱する。このとき、導波管2と加熱室3
との接続部には第一の開口部5と第二の開口部6とがあ
り、金属板7の動作により使い分けている。図1の場合
は、第一の開口部5からは金属板7により遮蔽されて電
磁波が加熱室3内に入らず、第二の開口部6からは金属
板7から開放されて電磁波が加熱室3内に入る。金属板
7の動作は制御部8からの信号により駆動部9を介して
行われ、図1では金属板7は左右方向に動作する。二つ
の開口部5、6の切り替えのタイミングについては、単
純に一定時間ごとに交互に切り替えても良いのだが、よ
り食品4の状態ごとに最適な加熱を行なうため、食品4
の状態をセンシングしてフィードバック制御を行うこと
が考えられる。ここでは、食品4をターンテーブル9に
乗せて重量センサ10により食品4の重量を判別し、それ
に応じて切り替えることとする。もちろん、重量センサ
10以外にも、形状認識センサや位置センサや電磁波検出
などさまざまなセンシング方法を利用することが考えら
れる。制御部8は、食品4の重量を検出したり、重量に
応じて最適なタイミングで金属板7を動作させるため駆
動部9を制御したり、マグネトロン1からの電磁波の放
射を制御したり、より一層の分布の均一化のためターン
テーブル9を回転させるべく食品回転駆動部11の動作を
制御している。
【0018】またここでは図示していないが、従来の電
子レンジによくあるように、実際は二つの開口部5、6
を高周波損失の少ない樹脂カバーで覆うことが考えられ
る。さらに具体的な構成について補足すれば、マグネト
ロン1、第一の開口部5、第二の開口部6のそれぞれの
位置関係は、導波管2内の電磁波の波長(管内波長)を
λg として表すと、λg /2のおおよそ整数倍の距離だ
け離れている。これは、マグネトロン1の先端から出た
電磁波が導波管2内を伝搬するときに、導波管2の形状
で決まる管内波長λg で強弱を繰り返しながら図1の左
方向に進むため、λg /2の整数倍の位置で必ず電界が
強くなるためである。
子レンジによくあるように、実際は二つの開口部5、6
を高周波損失の少ない樹脂カバーで覆うことが考えられ
る。さらに具体的な構成について補足すれば、マグネト
ロン1、第一の開口部5、第二の開口部6のそれぞれの
位置関係は、導波管2内の電磁波の波長(管内波長)を
λg として表すと、λg /2のおおよそ整数倍の距離だ
け離れている。これは、マグネトロン1の先端から出た
電磁波が導波管2内を伝搬するときに、導波管2の形状
で決まる管内波長λg で強弱を繰り返しながら図1の左
方向に進むため、λg /2の整数倍の位置で必ず電界が
強くなるためである。
【0019】すなわち、図1の構成では二つの開口部が
それぞれ強電界の位置となり、電界結合で加熱室3と接
続されているため効率よく加熱室3内に電磁波が入るの
である。ここで管内波長λg の定義は、図1に合わせて
説明すると、導波管2の奥行方向の幅をa、上下方向の
高さをb、奥行方向の電界の強弱の山の数をm、高さ方
向の電界の強弱の山の数をn、真空での電磁波の波長を
λとすれば、(数1)となる。一般にm=1、n=0が
多く採用され、このときは(数2)となる。具体的な値
としてa=80mm、b=40mmならλg =188mm程度
である。
それぞれ強電界の位置となり、電界結合で加熱室3と接
続されているため効率よく加熱室3内に電磁波が入るの
である。ここで管内波長λg の定義は、図1に合わせて
説明すると、導波管2の奥行方向の幅をa、上下方向の
高さをb、奥行方向の電界の強弱の山の数をm、高さ方
向の電界の強弱の山の数をn、真空での電磁波の波長を
λとすれば、(数1)となる。一般にm=1、n=0が
多く採用され、このときは(数2)となる。具体的な値
としてa=80mm、b=40mmならλg =188mm程度
である。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】次に図2(a)、(b)は、本発明の一実
施例における要部構成図であり、図1のA−A’から上
(導波管側)を見た図である。ここで金属板7は穴12を
有し、図2(a)は第一の開口部5が金属板7により遮
蔽され、第二の開口部6が開放された場合を示してい
る。一方、図2(b)は第二の開口部6が金属板7によ
り遮蔽され、第一の開口部5が穴12と重なり開放された
場合を示している。また図1では一つの金属板7で二つ
の開口部5、6を遮蔽・開放できるようにしたが、もち
ろん金属板を各開口部ごとに独立して設けてもよい。
施例における要部構成図であり、図1のA−A’から上
(導波管側)を見た図である。ここで金属板7は穴12を
有し、図2(a)は第一の開口部5が金属板7により遮
蔽され、第二の開口部6が開放された場合を示してい
る。一方、図2(b)は第二の開口部6が金属板7によ
り遮蔽され、第一の開口部5が穴12と重なり開放された
場合を示している。また図1では一つの金属板7で二つ
の開口部5、6を遮蔽・開放できるようにしたが、もち
ろん金属板を各開口部ごとに独立して設けてもよい。
【0023】図3(a)、(b)は本発明の一実施例に
おける高周波加熱装置のモードを示す図である。図3
(a)は第一の開口部5から加熱室内に電磁波を入れた
例であり、破線内で電磁波によって生じた電界が強いと
すれば、横方向に電界の山が三つ、上下方向に電界の山
が一つと考えられる。それに対して、図3(b)は第二
の開口部6から加熱室内に電磁波を入れた例であり、横
方向に電界の山が二つ、上下方向に電界の山が二つと考
えられる。電界分布の違いは食品の加熱分布の違いをも
たらすため、図3(a)、(b)を使い分けることによ
り分布の均一化が図れることが推定できる。一般に食品
4がない場合は、加熱室3の形状により各方向に立つ電
界の山(モード)の数は計算でき、同じ加熱室3で給電
点(本発明のような電界結合の場合は開口部に一致)の
位置を選ぶことによって複数のモードを立てることが可
能である。また食品が入った場合も食品の誘電率による
波長圧縮の影響などで多少のずれが生じるが、おおよそ
推定できる。よって加熱室3形状と複数の開口部の切り
替えによる給電点の選び方次第で分布の均一化が実現で
きる。ただし、第一の開口部、第二の開口部を同時に開
放すると、両者の平均的なモードあるいはどちらかに片
寄ったようなモードになり安定してしまうので、均一化
が図れない。あくまで切り替えることが必要である。参
考までに、食品4がなくて直方体の加熱室の場合は、加
熱室寸法をx、y、zとし、各方向に立つモードの数は
(数3)を満たすm、n、pの組合せとなる(x、y、
zはmm単位、m、n、pは整数)。
おける高周波加熱装置のモードを示す図である。図3
(a)は第一の開口部5から加熱室内に電磁波を入れた
例であり、破線内で電磁波によって生じた電界が強いと
すれば、横方向に電界の山が三つ、上下方向に電界の山
が一つと考えられる。それに対して、図3(b)は第二
の開口部6から加熱室内に電磁波を入れた例であり、横
方向に電界の山が二つ、上下方向に電界の山が二つと考
えられる。電界分布の違いは食品の加熱分布の違いをも
たらすため、図3(a)、(b)を使い分けることによ
り分布の均一化が図れることが推定できる。一般に食品
4がない場合は、加熱室3の形状により各方向に立つ電
界の山(モード)の数は計算でき、同じ加熱室3で給電
点(本発明のような電界結合の場合は開口部に一致)の
位置を選ぶことによって複数のモードを立てることが可
能である。また食品が入った場合も食品の誘電率による
波長圧縮の影響などで多少のずれが生じるが、おおよそ
推定できる。よって加熱室3形状と複数の開口部の切り
替えによる給電点の選び方次第で分布の均一化が実現で
きる。ただし、第一の開口部、第二の開口部を同時に開
放すると、両者の平均的なモードあるいはどちらかに片
寄ったようなモードになり安定してしまうので、均一化
が図れない。あくまで切り替えることが必要である。参
考までに、食品4がなくて直方体の加熱室の場合は、加
熱室寸法をx、y、zとし、各方向に立つモードの数は
(数3)を満たすm、n、pの組合せとなる(x、y、
zはmm単位、m、n、pは整数)。
【0024】
【数3】
【0025】図4は、本発明の一実施例の重量センサ10
による開口部5、6の切り替えのタイミングを示す特性
図である。横軸を食品4の重量、縦軸を時間とし、全加
熱時間をltとしたときに第一の開口部5が開放されて
いるのべ時間 をl1としている。よって第二の開口部
6が開放されている時間 はlt−l1である。開口部
5、6の開放時間の割合は1:1でも良いが、例えば図
4のように、食品4の重量範囲(m1未満、m1以上m
2未、m2以上)で特性を変えるなどの方法により最適
化を図るべきである。また図4のように開口部5、6を
前半と後半の二段階で切り替える方法だけでなく、何度
か交互に切り替えていく方法も考えられる。
による開口部5、6の切り替えのタイミングを示す特性
図である。横軸を食品4の重量、縦軸を時間とし、全加
熱時間をltとしたときに第一の開口部5が開放されて
いるのべ時間 をl1としている。よって第二の開口部
6が開放されている時間 はlt−l1である。開口部
5、6の開放時間の割合は1:1でも良いが、例えば図
4のように、食品4の重量範囲(m1未満、m1以上m
2未、m2以上)で特性を変えるなどの方法により最適
化を図るべきである。また図4のように開口部5、6を
前半と後半の二段階で切り替える方法だけでなく、何度
か交互に切り替えていく方法も考えられる。
【0026】図5は本発明の他の実施例における高周波
加熱装置の構成図である。導波管2自体が途中で分かれ
ており、第一の開口部5は加熱室3天面上にあり、第二
の開口部6は加熱室3側面上にある。よってそれぞれに
金属板13、14と駆動部15、16があり、それぞれを制御部
8が制御している。
加熱装置の構成図である。導波管2自体が途中で分かれ
ており、第一の開口部5は加熱室3天面上にあり、第二
の開口部6は加熱室3側面上にある。よってそれぞれに
金属板13、14と駆動部15、16があり、それぞれを制御部
8が制御している。
【0027】なお、ここでは開口部が二つある場合につ
いてのみ説明したが、もちろん開口部が一つしか無くそ
の一部を金属板で覆う方法もあるし、開口部が三つ以上
の構成も考えられる。
いてのみ説明したが、もちろん開口部が一つしか無くそ
の一部を金属板で覆う方法もあるし、開口部が三つ以上
の構成も考えられる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の高周波加熱
装置には以下の効果がある。
装置には以下の効果がある。
【0029】開口部の一部分を金属板で遮蔽したり開放
したり切り替えて加熱室内に電磁波を入れるので各給電
点の電磁波によって生じる電界分布を複数に与えること
ができて、それぞれの電界分布の組合せで食品の仕上が
り状態をより均一にすることができる。よって使用者に
対して出来映えに満足感を与えられる。
したり切り替えて加熱室内に電磁波を入れるので各給電
点の電磁波によって生じる電界分布を複数に与えること
ができて、それぞれの電界分布の組合せで食品の仕上が
り状態をより均一にすることができる。よって使用者に
対して出来映えに満足感を与えられる。
【0030】同様にそれぞれの開口部が切り替わるごと
に定在波を立てて電界分布を与えることが容易であり、
効率よく食品を加熱できるため、加熱時間の短縮ができ
る。よって使用者にとっても待ち時間が減り使い勝手が
よく便利である。
に定在波を立てて電界分布を与えることが容易であり、
効率よく食品を加熱できるため、加熱時間の短縮ができ
る。よって使用者にとっても待ち時間が減り使い勝手が
よく便利である。
【0031】また同様に、効率が良いので電磁波放射部
への電磁波の反射が減り温度上昇を抑えることができる
ため、安全性や耐久性が向上する効果がある。
への電磁波の反射が減り温度上昇を抑えることができる
ため、安全性や耐久性が向上する効果がある。
【0032】さらに同じ理由で省エネルギー化が図れ
る。
る。
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の構
成図
成図
【図2】(a)同高周波加熱装置の要部構成図 (b)同高周波加熱装置の要部構成図
【図3】(a)同高周波加熱装置のモードを示す図 (b)同高周波加熱装置のモードを示す図
【図4】本発明の一実施例の特性図
【図5】本発明の他の実施例における高周波加熱装置の
構成図
構成図
【図6】従来の高周波加熱装置の構成図
1 マグネトロン(電磁波放射部) 2 導波管 3 加熱室 4 食品(被加熱物) 5 第一の開口部 6 第二の開口部 7 金属板 8 制御部 9 駆動部
Claims (4)
- 【請求項1】被加熱物を出し入れする加熱室と、電磁波
を放射する電磁波放射部と、前記電磁波放射部から放射
される電磁波を前記加熱室内に導く導波管と、前記加熱
室と前記導波管との接続部に設けられた開口部と、前記
開口部のうち少なくとも一部分を遮蔽したり開放したり
できる金属板と、前記金属板を動かす駆動部と、前記金
属板を動作させるため前記駆動部を制御する制御部とを
有する構成とした高周波加熱装置。 - 【請求項2】前記開口部は複数有るものとし、前記金属
板は、前記開口部のうち一つの開口部を開放するときは
他の開口部を遮蔽するよう動作する構成とした請求項1
記載の高周波加熱装置。 - 【請求項3】前記導波管内の電磁波の波長をλg とした
時、前記導波管上での前記開口部間の距離は、約λg /
2の整数倍となる構成とした請求項2記載の高周波加熱
装置。 - 【請求項4】前記食品の状態を検出するセンシング手段
を有し、前記制御部は前記センシング手段からの信号に
応じて前記駆動部を制御し前記金属板を動作させる構成
とした請求項1ないし3記載の高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5088410A JPH06302381A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5088410A JPH06302381A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 高周波加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06302381A true JPH06302381A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13942036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5088410A Pending JPH06302381A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06302381A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07190382A (ja) * | 1993-11-13 | 1995-07-28 | Lg Electronics Inc | 同時に二種類の食物を調理するための電子レンジ |
| JPH0927389A (ja) * | 1995-07-12 | 1997-01-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波加熱調理器 |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP5088410A patent/JPH06302381A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07190382A (ja) * | 1993-11-13 | 1995-07-28 | Lg Electronics Inc | 同時に二種類の食物を調理するための電子レンジ |
| JPH0927389A (ja) * | 1995-07-12 | 1997-01-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高周波加熱調理器 |
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