JPH06302428A - 永久磁石可変磁場発生装置 - Google Patents
永久磁石可変磁場発生装置Info
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- JPH06302428A JPH06302428A JP11110193A JP11110193A JPH06302428A JP H06302428 A JPH06302428 A JP H06302428A JP 11110193 A JP11110193 A JP 11110193A JP 11110193 A JP11110193 A JP 11110193A JP H06302428 A JPH06302428 A JP H06302428A
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Abstract
場を変化させることのできる可変磁場発生装置を提供す
ること。 【構成】 固定ギャップを有するヨークと、そのヨーク
内に並列に並ぶ2つ以上の永久磁石とより成り、固定ギ
ャップに磁場を発生させる磁場発生装置において、永久
磁石のうち少なくとも1つは固定し、少なくとも1つは
回転あるいは移動が可能なようにし、回転あるいは移動
が可能な永久磁石の総磁束量が、固定された永久磁石の
総磁束量よりも多く、かつ、回転あるいは移動が可能な
永久磁石を挟んだ部分のヨークのギャップが、ヨーク間
の固定ギャップよりも狭いようにする。
Description
装置に関する。この装置は、可変磁場を印加する必要の
ある電子電気分野や電子材料分野に使用される。
来は、電磁石またはソレノイドコイルを用いるのが一般
的であった。
イルに流す電流を増減させることで容易に発生磁場の強
度を変化させることができる。電磁石にユニポーラ電源
を使用した場合、発生磁場の強度を、0Gから、電磁石
の鉄材の飽和磁化により決まる値(たとえば20kG
超)まで変化させることができる。また、バイポーラ電
源を使用すれば、発生磁場の向きを反転させることもで
きる。
力源はコイルのため、装置全体に占めるコイルの割合が
大きく(体積および費用の両面において)、小型で廉価
な可変磁場発生装置を作ることは難しい。
ルに電流を流して磁場を発生させるので、大量の電力を
消費するという問題がある。また、常時磁場を発生させ
ておく場合にはコイル抵抗による発熱も問題となる。
使用する場合には交流を平滑化回路で直流に直すが、そ
の際、電流値が高いために電気ノイズが発生しやすい。
よって、まわりの電子機器が誤動作を起こしやすいとい
う問題もある。
用しない、可変磁場を発生させられる装置が求められて
いた。このため、永久磁石を用いた可変磁場発生装置が
考えられた。
を図3に示す。この従来例はヨーク10a、10b、1
0cと永久磁石12a、12bとから成る。ボールネジ
14でヨーク10bを移動させ、永久磁石12aと12
b間のギャップ16の大きさを変化させる。これによ
り、ギャップ16間に発生する磁場の強度を変化させる
ことができる。便宜上、ボールネジ14を回転してヨー
ク10bを移動させる機構を、まとめて四角形18で表
す。
が、ギャップ16がある程度大きくなると、磁場強度の
減少が緩やかになってくる。その上、磁場強度を0Gに
まで減らすことはできないという問題がある。
を変化させる方式のため、装置が大きくなるという問題
もある。
大きさの変化にともない、磁場強度だけでなく、磁場の
発生領域も変化してしまう。そして、永久磁石間のギャ
ップ16が大きくなるほど磁場の一様性が悪くなるとい
う問題もある。
発生装置は、あまり実用化されていない。
す。これはマグネットスタンドと呼ばれるもので、装置
下部の磁気的吸引力を変化させることができる。
2bと非磁性材料より成るスペーサー24a、24bで
はさまれている。図中の符号26で示したところは空間
になっている。
ように水平な場合、円柱状永久磁石20から出た磁力線
の流れは点線30のようになり、テーブル32を引きつ
けることができる。一方、磁化方向が図4(b)のよう
に垂直な場合は、磁力線の流れが点線34a、34bの
ようになって装置の下部を通らないので、テーブルは引
きつけられない。
は円柱状永久磁石の磁化方向を変えることで、装置下部
に発生する磁気的吸引力の増減を行う。このように磁気
的吸引力を増減できることが利用され、たとえば、計測
器などを大型装置の表面に設置するのに用いられたりす
る。また、マグネットスタンドを複数個並べたマグネッ
トチャックは、たとえば、フライス加工の際に鉄板を固
定するのに利用される。
常に実用的な装置であるが、一定領域内に可変磁場を発
生させるという目的には適さない。スペーサー24aを
取り去り、ここを磁場発生領域とした場合、図4(b)
の状態のときにこの磁場発生領域内の磁場は0Gになり
得るが(理想的な場合)、図4(a)の状態(ただしテ
ーブル32のない状態)にまで円柱状永久磁石20を回
転させていく際に、磁石20のひとつの極から出た磁力
線が、スペーサ24aと24bの両方を通り磁石20の
反対極に流れるからである。すなわち、磁力線が上下に
振り分けられて磁場の強度が低下するからである。ま
た、磁場発生領域内の磁場の方向が変化してしまい、一
定方向の磁場の増加にはならないからでもある。
では、固定ギャップ間に一定方向の可変磁場を発生させ
ることはできないということがわかる。したがって、固
定ギャップ間に一定方向の可変磁場を発生させられる可
変磁場発生装置が求められている。
磁石のみを用いた、固定ギャップ間の磁場を変化させる
ことのできる可変磁場発生装置を提供することである。
ークと、該ヨーク内に並列に並ぶ2つ以上の永久磁石と
より成り、前記固定ギャップに磁場を発生させる磁場発
生装置において、前記永久磁石のうち少なくとも1つは
固定し、少なくとも1つは回転あるいは移動が可能なよ
うにし、該回転あるいは移動が可能な永久磁石の総磁束
量が、前記固定された永久磁石の総磁束量よりも多く、
かつ、前記回転あるいは移動が可能な永久磁石を挟んだ
部分のヨークのギャップが、前記ヨーク間の固定ギャッ
プよりも狭いようにする。
例を図1に示す。鉄ヨーク40に、磁化の向きが固定さ
れた永久磁石42と、磁化の向きが変えられる永久磁石
44とが並列に設けられている。矢印46、48はそれ
ぞれ永久磁石42、44の磁化の向きを表す。
法には次の2とおりが考えられる。永久磁石44を回転
させて、磁化の向きを変える方法がひとつ。永久磁石4
4を、磁化の向きが少しずつ異なる複数の永久磁石を前
後に(紙面に垂直方向に)つなげて構成し、この永久磁
石44を前後に(紙面に垂直方向に)移動させて、磁化
の向きを変える方法がひとつである。永久磁石を前後に
移動させる方法の場合には、角柱型の永久磁石としても
よい。ただし、この方法の場合には、装置の前後幅が多
少大きくなるのはもちろんである。
石44は図1のようにひとつずつである必要はなく、必
要とする発生磁場の強度に応じて、複数個を並列に設け
てもよい。
おける磁力線の流れを図2を用いて説明する。図1と同
じ部分には同じ符号を付した。
磁化の向き46と永久磁石44の磁化の向き48は同じ
である。よって、磁力線50は図のように流れる。この
ため、ヨーク間の固定ギャップ52には永久磁石42か
らと44からの2個分の磁力線が流れることになる。
42の磁化の向き46と永久磁石44の磁化の向き48
は反対になっている。よって、磁力線54は図のように
流れる。このため、ヨーク間の固定ギャップ52には磁
力線が流れず、この固定ギャップ52における磁場は0
Gとなる。
(b)の状態から図2(a)の状態まで徐々に変えてい
くことにより、固定ギャップ52に発生する磁場の強さ
を徐々に大きくしていくことができる。
す角度と、固定ギャップ52に発生する磁場の強度との
関係を予め測定しておけば、永久磁石44を回転させて
固定ギャップ52に発生する磁場の強度を任意に変える
ことができる。
を変える場合、永久磁石44の回転は手動で行っても、
モータ駆動で行ってもよい。また、角度測定器を設ける
ことにより、磁場強度を精密に制御することができる。
モータ駆動で永久磁石を回転させる場合、モータと永久
磁石とを直結させてもよいが、ギアーを介すことでモー
タトルクを軽減することができる。これにより、装置全
体の小型化、低コスト化が可能となり、さらに、ギアー
をロックすれば任意の回転角度で止めることも容易にな
る。
れる発生磁場の強度と、使用する永久磁石の性能とを考
え合わせて決める。永久磁石の大きさが図2よりも小さ
くてよい場合は、永久磁石42の右端と左端を鉄ヨーク
で置き換えればよい。また、永久磁石44の磁化の向き
48がどの向きにある場合でも、鉄ヨーク40が磁気飽
和しないように設計する必要があるのは当然である。
は、固定ギャップ52に発生する磁場を0Gまで落とす
ことができなければならない。この点につき本発明者が
検討した結果、次のことを見いだした。
うにするためには、永久磁石42と44の発生磁束量の
バランスを考えることが重要なのはもちろん、固定ギャ
ップ52と、永久磁石44が挿入されるための鉄ヨーク
のギャップ(以下、磁石挿入ギャップという)との間隔
の大きさの違いが重要である。すなわち、磁石挿入ギャ
ップの方が固定ギャップ52よりも狭い方がよい。これ
は、図2(b)の状態のときに、永久磁石42による磁
力線が間隔の広い固定ギャップ52より、間隔の狭い磁
石挿入ギャップの方を流れ易くなり、したがって、固定
ギャップ52の磁場が0Gになり易いからである。
ャップ52の方をも流れた場合、永久磁石44からの磁
力線が固定ギャップ52を反対向き(図2(b)におい
て右向き)に流れて、永久磁石42からの左向きの磁力
線を打ち消し、全体として固定ギャップ52での磁場を
0Gにできる。
42の総磁束量よりも少しだけ大きくしておけば、図2
(b)の状態のときに固定ギャップ52の磁場は0Gを
越えて負の値(図中右向き)となる。したがって、図2
(b)のように永久磁石44の磁化の向き48を完全に
左向きにしなくても、固定ギャップ52での磁場を0G
にできる。もちろん、永久磁石44の総磁束量を永久磁
石42の総磁束量よりも大幅に大きくしておけば、固定
ギャップ52に負の(右向きの)大きな磁場を発生させ
ることができる。
実現するためには、永久磁石42および44に、1−5
型SmCo磁石、2−17型SmCo磁石、NdFeB
磁石など、高特性の希土類磁石(特に異方性焼結磁石)
を使用するとよい。
場発生装置を製作した。すなわち、本発明は電磁石やソ
レノイドコイルを用いておらず、そのための電力は必要
としない。また、コイルを用いてないので装置を小型に
できるという利点がある。たとえば、本発明に係る永久
磁石可変磁場発生装置(たとえば、ギャップ間隔20〜
30mmで、装置の大きさがほぼ30×30×十数c
m)は、これと同じ強度の磁場を発生させることができ
る、電磁石やソレノイドコイルを用いた可変磁場発生装
置の体積の数分の一ですむ。
では、磁場を発生させる領域の大きさは不変である、す
なわち、固定ギャップ間に可変磁場を発生させることが
できるという大きな利点もある。
磁石のみを用い、固定ギャップ間の磁場を変化させるこ
とのできる可変磁場発生装置を提供することができた。
力線の流れを説明する図。
例。
Claims (1)
- 【請求項1】 固定ギャップを有するヨークと、該ヨー
ク内に並列に並ぶ2つ以上の永久磁石とより成り、 前記固定ギャップに磁場を発生させる磁場発生装置にお
いて、 前記永久磁石のうち少なくとも1つは固定され、少なく
とも1つは回転あるいは移動が可能であり、 該回転あるいは移動が可能な永久磁石の総磁束量が、前
記固定された永久磁石の総磁束量よりも多く、かつ、 前記回転あるいは移動が可能な永久磁石を挟んだ部分の
ヨークのギャップが、前記ヨーク間の固定ギャップより
も狭い、 ことを特徴とする永久磁石可変磁場発生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11110193A JP2699252B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 永久磁石可変磁場発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11110193A JP2699252B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 永久磁石可変磁場発生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06302428A true JPH06302428A (ja) | 1994-10-28 |
| JP2699252B2 JP2699252B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=14552424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11110193A Expired - Fee Related JP2699252B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 永久磁石可変磁場発生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2699252B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0862198A3 (en) * | 1997-02-28 | 1998-11-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | A plate-type magnetron |
| US8395468B2 (en) | 2006-01-04 | 2013-03-12 | University Of Utah Research Foundation | High field strength magentic field generation system and associated methods |
| CN103247407A (zh) * | 2013-05-17 | 2013-08-14 | 中国科学院物理研究所 | 一种磁场发生器 |
| JP2018088369A (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | 株式会社メルビル | 試料ホルダー |
-
1993
- 1993-04-14 JP JP11110193A patent/JP2699252B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0862198A3 (en) * | 1997-02-28 | 1998-11-11 | Sharp Kabushiki Kaisha | A plate-type magnetron |
| US8395468B2 (en) | 2006-01-04 | 2013-03-12 | University Of Utah Research Foundation | High field strength magentic field generation system and associated methods |
| CN103247407A (zh) * | 2013-05-17 | 2013-08-14 | 中国科学院物理研究所 | 一种磁场发生器 |
| JP2018088369A (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | 株式会社メルビル | 試料ホルダー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2699252B2 (ja) | 1998-01-19 |
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