JPH0630249A - 網点画像作成における網点面積率の忠実化方法 - Google Patents

網点画像作成における網点面積率の忠実化方法

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JPH0630249A
JPH0630249A JP4159644A JP15964492A JPH0630249A JP H0630249 A JPH0630249 A JP H0630249A JP 4159644 A JP4159644 A JP 4159644A JP 15964492 A JP15964492 A JP 15964492A JP H0630249 A JPH0630249 A JP H0630249A
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Masashi Okamoto
昌士 岡本
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LEO GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 網点画像を作成する装置において、原画階調
画像データにより指示された理想網点面積率に対して感
材上にて実際に得られる出力網点面積率を1:1の対応
関係で忠実化させる。 【構成】 閾値補正用ルックアップテーブル14に任意の
テーブル関数Lc (D)が設定されている場合におけ
る、原画階調画像データJにより指示された理想網点面
積率に対して実際に得られた出力網点面積率を求め、前
記両網点面積率よりなる網点面積率組データを得る。そ
の組データに基づく、 0〜100 %範囲についての理想網
点面積率Iに対して出力網点面積率を与える関数をOc
(I)、%単位データを2進数データに変換する関数を
E、その逆関数をE-1として、B=L(D)=E(Oc
(E-1(Lc (D))))の計算を例えば00〜FFの値を
とる256 個の閾値データDに対して行う。その結果得ら
れる256 個の閾値補正データBをルックアップテーブル
14に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連続階調を持つ写真
等の原画をフィルム、印画紙等の感光材料上に網点画像
として記録する装置などにおいて適用される網点面積率
の忠実化方法に関し、詳しくは、原画階調画像データに
より指示された理想網点面積率に対して感光材料上にて
実際に得られる出力網点面積率を1:1の対応関係で忠
実化し得るようにした、網点画像作成における網点面積
率の忠実化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電子画像技術を利用した
印刷製版においては、フィルム、印画紙等の感光材料
(以下、単に感材という。)上に、連続階調を持つ写真
等の原画をその原画階調画像データを用いて網点画像
(網かけ画像)として記録する網かけ画像出力装置が広
範に用いられている。
【0003】図16は従来技術を説明するための網かけ画
像出力装置の概略構成を示す図である。網かけ画像出力
装置は、図16に示すように、網点形成用画像処理部10お
よび出力走査部20から基本的に構成されている。網点形
成用画像処理部10は、対象画像におけるその時点で処理
している画素位置の主走査方向および副走査方向のアド
レス信号に従って閾値データDを発生するボケ網点デー
タ発生回路11と、原画情報補正データAが原画階調画像
データJに対して対応関係を持つルックアップテーブル
関数として設定(格納)されており、外部の原画情報入
力装置HCから連続階調を持つ前記原画階調画像データJ
が前記アドレス信号に従って順次入力されてその入力さ
れた原画階調画像データJに対応する前記原画情報補正
データAが出力されるRAM(随時読出し書込みメモ
リ)で構成された原画情報補正用ルックアップテーブル
12aと、原画階調画像データJと原画情報補正データA
とを比較するための比較器13とを備えている。
【0004】この網点形成用画像処理部10では、原画情
報補正用ルックアップテーブル12aからの、原画階調画
像データJに対して後述する網点面積率の忠実化のため
に補正を施した原画情報補正データAと、ボケ網点デー
タ発生回路11からの閾値データDとを比較器13で比較す
ることにより、黒または白を決定する2値化された網点
形成用2値化信号DSを得、これを出力走査部20に与える
ようにしている。
【0005】出力走査部20では、比較器13から出力され
る網点形成用2値化信号が、必要に応じてバッファメモ
リ21を介して光変調駆動回路22に入力され、この光変調
駆動回路22を介して光変調器23にこれをオン・オフ制御
するための信号として与えられる。これにより、レーザ
光源24からのレーザ光は光変調器23により光変調され
る。この光変調されたレーザビームが、非変調光除去開
口25、ビーム拡大器26、主走査偏向ミラー27、および走
査レンズ28を介して露光レーザビームとしてフィルム等
の感材Fに照射される。これにより、感材Fが露光され
て、感材F上に原画の画像が網点画像として記録される
ことになる。なお、感材Fは、感材搬送機構29により副
走査方向に搬送され、主走査方向における露光ととも
に、副走査方向における露光が施されるようになってい
る。露光された感材Fは現像定着処理が施され、いわゆ
る印刷用版下(ハードコピー)として印刷等に供される
ことになる。
【0006】ところで、電子画像技術により連続階調を
持つ原画をフィルム等の感材上に網点よりなる網点画像
として記録して原画のハードコピーを製作する印刷製版
においては、画像の濃淡は網点面積率により表現され
る。したがって、連続階調を持つ原画等の画像の階調値
を示す原画階調画像データが指示している濃淡の度合
い、すなわち原画階調画像データにより指示された理想
網点面積率に対して、感材上にて実際に得られる出力網
点面積率が1:1の対応関係で忠実化された網点画像を
得られるようにすることが重要である。
【0007】理想網点面積率に対して出力網点面積率が
1:1の関係で対応しないという現象である網点面積率
の不忠実を起こす要因としては、以下に述べることが挙
げられる。 ボケ網点データ発生回路が発生する閾値データの発
生頻度分布が必ずしも一様でないこと。 前提として画素が平面充填形の正方形または長方形
として処理されているのに対して、露光レーザビームに
よる実際の露光スポットが境界のボケた丸い形となって
いること。 露光レーザビームによる露光スポットは、走行(移
動走査)されながらオン・オフされる。そのため、1画
素だけ、2画素連続、3画素連続、……と感材を露光し
た場合、感材上の黒化面積が露光した画素数に正確に対
応しない現象が生じる。そのため、図17に示すように、
原画階調画像データにより指示された理想網点面積率と
これに対して感材上にて実際に得られた出力網点面積率
との関係を示す網点面積率忠実度カーブには、いわゆる
濃度ジャンプが生じることになる。
【0008】さらに、感材をその感度や感光特性(ガ
ンマ値)が異なるものに交換したとき、現像定着液を
別種のものに交換したとき、現像定着液の劣化度が経
時的に変化したとき、温度変化などによって出力走査
部における露光光学系のピントの具合が変化したとき、
などには、網点面積率の不忠実の程度や前記忠実度カー
ブの形が変化することになる。
【0009】そこで、このような網点面積率の不忠実に
対処するため、前記従来の網かけ画像出力装置において
は、露光用光源としてのレーザ光源24の出力パワーを加
減調節したり、光変調器23がオン動作したときの変調強
度を加減調節したりする方法が採られていた。また、原
画情報補正用ルックアップテーブル12aに、原画情報補
正データAを原画階調画像データJに対して単純な直線
関係や単純な数学的表現可能な代表的曲線関係を予め持
たせたルックアップテーブル関数として設定しておくよ
うにした方法が採られていた。なお、原画情報補正用ル
ックアップテーブル12aに代えてRAMで構成された閾
値補正用ルックアップテーブルを設け、これに閾値補正
データをボケ網点データ発生回路11からの閾値データD
に対して単純な直線関係や単純な数学的表現可能な代表
的曲線関係を予め持たせたルックアップテーブル関数と
して設定しておき、この閾値補正データと原画情報入力
装置HCから与えられる原画階調画像データJとを比較し
て網点形成用2値化信号DSを得るようにした方法も知ら
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の方法では、原画階調画像データにより指示され
た理想網点面積率に対して感光材料上にて実際に得られ
る出力網点面積率を1:1の対応関係で忠実化させるた
めの細かな補正が容易でなく、0〜100%(網点面積
率は通常%単位で表される)範囲におけるいくつかの領
域で、理想網点面積率に対して出力網点面積率が1:1
の関係で対応しないという網点面積率の不忠実が生じて
いる。そのため、例えば先に述べた濃度ジャンプが発生
すると、滑らかであるべき階調が不連続となって見苦し
い低品質のものとなったり、濃度ジャンプを伴わない場
合であっても、特にカラー印刷のときには、前記不忠実
による濃度の変化が色相の変化を併発したりするという
不具合があった。さらに、2〜7%、93〜98%の領
域での前記不忠実が残存した場合は、印刷物上での網点
の消失やツブレが発生するという不具合があった。
【0011】また、原画情報補正用ルックアップテーブ
ル12aを用いる従来の方法では、網点面積率の前記不忠
実に対処するための、原画情報補正データAを原画階調
画像データJに対してどの程度の値に補正を施したルッ
クアップテーブル関数として設定するかという基準が明
確化されていないのが実情である。そのため、熟練度の
高いオペレータが、全体的に大きな不忠実が生じない程
度まで経験に基づく試行錯誤を繰り返して上記ルックア
ップテーブル関数を作成しており、このため、多大の時
間と労力を要していた。なお、閾値補正用ルックアップ
テーブルを用いるようにした従来の方法においても、上
記と同様の不具合がある。
【0012】そこでこの発明は、原画階調画像データに
より指示された理想網点面積率に対して感光材料上にて
実際に得られる出力網点面積率を1:1の対応関係で忠
実化させることができ、これにより高品質の網点画像が
得られ、しかも理想網点面積率に対して出力網点面積率
を忠実化させるためのデータの用意とその入力処理が容
易で網点画像作成作業に要する時間の短縮を図ることが
できる、網点画像作成における網点面積率の忠実化方法
の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明による網点画像作成における網点
面積率の忠実化方法は、網点形成用2値化信号に基づい
て変調制御された光ビームを感光材料に照射して感光材
料上に網点画像を作成するに際し、ボケ網点データ発生
回路からの閾値データDを、閾値補正データBが閾値デ
ータDに対して関数関係を持つルックアップテーブル関
数として設定されている閾値補正用ルックアップテーブ
ルに入力することにより、閾値データDに対応する閾値
補正データBを出力させ、この閾値補正データBと原画
情報入力装置から与えられる原画階調画像データJとを
比較して網点形成用2値化信号を得ることにより、原画
階調画像データJにより指示された理想網点面積率に対
して感光材料上にて実際に得られる出力網点面積率を
1:1の対応関係で忠実化させるようにした網点画像作
成における網点面積率の忠実化方法において、(a)
前記閾値補正用ルックアップテーブルにルックアップテ
ーブル関数として任意のルックアップテーブル関数Lc
(D)が設定されている場合における、原画階調画像デ
ータJにより指示された少なくとも一つ以上の理想網点
面積率に対して感光材料上にて実際に得られた出力網点
面積率を求め、前記一つ以上の各理想網点面積率とこれ
に対応する各出力網点面積率とをそれぞれ一対とする網
点面積率組データを得、(b) 前記網点面積率組デー
タに基づく、0〜100%範囲についての理想網点面積
率Iに対して出力網点面積率を与える関数をOc (I)
とし、%単位データを2進数データに単位変換するため
の単位変換関数をE、その逆関数をE-1として、新しい
ルックアップテーブル関数L(D)を、 B=L(D)=E(Oc (E-1(Lc (D)))) の計算を実行して求め、前記閾値補正用ルックアップテ
ーブルに設定するようにしたこと、を特徴とする。
【0014】請求項2の発明による網点画像作成におけ
る網点面積率の忠実化方法は、網点形成用2値化信号に
基づいて変調制御された光ビームを感光材料に照射して
感光材料上に網点画像を作成するに際し、原画情報入力
装置から与えられる原画階調画像データJを、原画情報
補正データAが原画階調画像データJに対して関数関係
を持つルックアップテーブル関数として設定されている
原画情報補正用ルックアップテーブルに入力することに
より、原画階調画像データJに対応する原画情報補正デ
ータAを出力させ、この原画情報補正データAとボケ網
点データ発生回路からの閾値データDとを比較して網点
形成用2値化信号を得ることにより、原画階調画像デー
タJにより指示された理想網点面積率に対して感光材料
上にて実際に得られる出力網点面積率を1:1の対応関
係で忠実化させるようにした網点画像作成における網点
面積率の忠実化方法において、(a) 前記原画情報補
正用ルックアップテーブルにルックアップテーブル関数
として任意のルックアップテーブル関数Mc (J)が設
定されている場合における、原画階調画像データJによ
り指示された少なくとも一つ以上の理想網点面積率に対
して感光材料上にて実際に得られた出力網点面積率を求
め、前記一つ以上の各理想網点面積率とこれに対応する
各出力網点面積率とをそれぞれ一対とする網点面積率組
データを得、(b) 前記網点面積率組データに基づ
く、0〜100%範囲についての理想網点面積率Iに対
して出力網点面積率を与える関数をOc (I)とし、そ
の逆関数をOc -1、%単位データを2進数データに単位
変換するための単位変換関数をE、その逆関数をE-1
して、新しいルックアップテーブル関数M(J)を、 A=M(J)=Mc (E(Oc -1(E-1(J)))) の計算を実行して求め、前記原画情報補正用ルックアッ
プテーブルに設定するようにしたこと、を特徴とする。
【0015】
【作用】以下、請求項1の発明による方法の原理につい
て説明する。図7は請求項1の発明による方法が適用さ
れる、網点面積率組データ入力手段および制御演算処理
手段を備えた網かけ画像出力装置の要部の構成を示すブ
ロック図である。同図に示すように、網点形成用画像処
理部10Aは、対象画像におけるその時点で処理している
画素位置の主走査方向および副走査方向のアドレス信号
に従って閾値データDを発生するボケ網点データ発生回
路11と、閾値補正データBが閾値データDに対して関数
関係を持つルックアップテーブル関数として設定(格
納)されており、ボケ網点データ発生回路11から閾値デ
ータDが順次入力されてその入力された閾値データDに
対応する前記閾値補正データBが出力されるRAMで構
成された閾値補正用ルックアップテーブル14と、外部の
原画情報入力装置HCからの原画階調画像データJが前記
アドレス信号に従って順次入力され、その原画階調画像
データJと前記閾値補正データBとを比較し、比較結果
に基づき網点形成用2値化信号DSを出力する比較器13
と、制御演算処理手段としてのコンピュータ15とを備え
ている。
【0016】30は、原画階調画像データJにより指示さ
れた理想網点面積率のうちの少なくとも一つ以上の各理
想網点面積率Ii とこれに対応し感材上にて実際に得ら
れた各出力網点面積率Oi とをそれぞれ一対とする網点
面積率組データPi 〔Pi =(Ii ,Oi ),i=1,
2,…〕を、コンピュータ15に入力するための網点面積
率組データ入力手段である。メモリ、CPU、及びイン
ターフェース等を有しプログラムされた前記コンピュー
タ15は、閾値補正用ルックアップテーブル14に接続され
ており、網点面積率忠実化のための後述する計算等を実
行して前記ルックアップテーブル14にルックアップテー
ブル関数を書き込む等の処理を行うものである。
【0017】まず、あるルックアップテーブル関数が閾
値補正用ルックアップテーブル14に設定されている場合
における、原画階調画像データJにより指示された理想
網点面積率のうちの少なくとも一つ以上の各理想網点面
積率Ii に対して感材上にて実際に得られた各出力網点
面積率Oi を求め、前記各理想網点面積率Ii とこれに
対応する前記各出力網点面積率Oi とをそれぞれ一対と
する一つ以上の網点面積率組データPi 〔Pi
(Ii ,Oi ),i=1,2,…〕を得る。この組デー
タPi は、網点面積率組データ入力手段30によりコンピ
ュータ15に入力される。
【0018】前記網点面積率組データPi における理想
網点面積率Ii および出力網点面積率Oi は、普通、0
〜100%範囲において%表される%単位データであ
る。そこで、%単位データをその製版システムにおける
画像データの形式、例えば00 H 〜FFH の8ビットで
表される2進数データに単位変換するための単位変換関
数をE、その逆関数をE-1、網点面積率組データPi
基づく、0〜100%範囲についての理想網点面積率I
に対して出力網点面積率Oを与える関数をOc (I)
〔O=Oc (I)〕として、コンピュータ15により、 Lt (D)=E(Oc (E-1(D))) …式1 の計算を、例えば00H 〜FFH の値をとる全部で25
6個の閾値データDに対して行うことにより、中間ルッ
クアップテーブル関数Lt (D)を作成する。なお、こ
の計算における前記関数Oc (I)については、前記網
点面積率組データPi が一般に離散的なものであること
から、補間計算が併用される。
【0019】図8は請求項1の発明に係る図であって、
中間ルックアップテーブル関数Lt(D)を説明するた
めの図である。補間を含む前記式1の計算においては、
図8に示すように、網点面積率組データPi として、例
えばP1 ,P2 ,P3 〔P1=(I1 ,O1 ),P2
(I2 ,O2 ),P3 =(I3 ,O3 )〕の3つの組デ
ータがある場合、それらを比例配分による内挿計算より
0〜100%範囲について直線で結んだ関数Oc (I)
を作る。これにより、任意のDの値に対する中間ルック
アップテーブル関数Lt (D)の値は、図8に示すよう
に、1→2→3→4の経路で求まることになる。単位変
換関数E及びその逆関数E-1については、前述したよう
に単なる単位の変換であるから、補間計算は不要であ
る。なお、ここで、前記組データPi の数を3組として
説明したのは理解を容易にするためであり、網点面積率
組データP i がさらに多数の場合であっても、中間ルッ
クアップテーブル関数Lt (D)の作成方法は基本的に
同様である。また、製版システムによってはDの値の範
囲が00H 〜FFH 以外の場合や、00H が0%に対応
するように設計されている場合もあろうが、これらの場
合にも計算方法は基本的に同様である。
【0020】そして、前記網点面積率組データPi を得
たときの閾値補正用ルックアップテーブル14に設定され
ていたルックアップテーブル関数をLc (D)とする
と、コンピュータ15により B=L(D)=Lt (Lc (D)) =E(Oc (E-1(Lc (D)))) …式2 の計算を例えば00H 〜FFH の値をとる全部で256
個の閾値データDに対して行い、この各閾値データDに
対応して得られる全部で256個の閾値補正データB
を、新しいルックアップテーブル関数L(D)として作
成する。閾値補正用ルックアップテーブル14に前記閾値
補正データBをこのように式2により求められる前記ル
ックアップテーブル関数L(D)として設定(格納)す
ることにより、原画階調画像データJにより指示された
理想網点面積率に対して感材上にて実際に得られる出力
網点面積率を1:1の対応関係で忠実化させることがで
きる。
【0021】閾値補正用ルックアップテーブル14に設定
すべきルックアップテーブル関数を前記式2により求め
ることにより、網点面積率の不忠実が解消されることを
以下に説明する。いま、ボケ網点データ発生回路11の特
性をHと表現する。ボケ網点データ発生回路の特性を説
明するための図である図9に示すように、特性Hは発生
値D(閾値データ)が任意の値Sより大きい確率であ
り、前記閾値データの発生頻度分布の非一様性に関連す
るものである。また、網点面積率の不忠実を起こす要因
としては、ボケ網点データ発生回路11に関連する前記要
因のほかに、前述したように、出力走査部の露光光学系
に関連するもの、感材や現像処理に関連するものがあ
る。そこで、これらの網点面積率不忠実要因をすべて前
記特性Hに含めて考えるものとすると、原画階調画像デ
ータJが指定する理想網点面積率Iからこれに対応する
出力網点面積率Oへの変換は、図10に示すブロックダイ
ヤグラムで表現される。
【0022】図10は請求項1の発明による方法の原理を
説明するためのブロックダイヤグラムである。同図にお
いて、Eは前記単位変換関数、L-1はルックアップテー
ブル関数の逆関数、Hは、露光光学系や感材等に関連す
る網点面積率不忠実要因をも含めた場合におけるボケ網
点データ発生回路11の特性を示す。この理想網点面積率
Iから出力網点面積率Oへの変換ブロックダイヤグラム
が、図7に示される、ボケ網点データ発生回路11からの
閾値データDを、閾値補正データBが閾値データDに対
して関数関係を持つルックアップテーブル関数として設
定されている閾値補正用ルックアップテーブル14に入力
することにより、閾値データDに対応する閾値補正デー
タBを出力させ、この閾値補正データBと原画情報入力
装置HCから与えられる原画階調画像データJとを比較器
13で比較し、出力走査部へ与える網点形成用2値化信号
DSを得るようにした網点形成用画像処理部10Aの構成に
対応するものになる。
【0023】図12は請求項1の発明による方法の原理を
説明するための図である。いま、はじめにルックアップ
テーブル関数として簡単のため恒等変換関数L0(L0
(D)=D)が設定されていたものとする。この恒等変
換関数L0 が閾値補正用ルックアップテーブル14に設定
されている場合には、ボケ網点データ発生回路11からの
閾値データDは、その値が補正されることなく比較器13
に与えられる。さて、ルックアップテーブル関数として
前記恒等変換関数L0 が設定されていたものとすると、
図10に示すブロックダイヤグラムにおける、理想網点面
積率と示す入力Iから出力網点面積率を示す出力Oへの
対応は、任意の前記特性Hの形状に対し、図12に示す、
経路1→2→3→4で求められる。このようにして得ら
れるものが、ルックアップテーブル関数として前記恒等
変換関数L0 が設定されていた場合における、理想網点
面積率とこれに対し感材上に実際に出力された出力網点
面積率との関係を示す忠実度カーブO0 となる。
【0024】そこで、この場合、ルックアップテーブル
関数としては恒等変換関数L0 であったから、新しいル
ックアップテーブル関数Lは、前記式2より、次のよう
に求められる。 B=L(D)=E(O0 (E-1(D))) …式3 実際、これを図に記入し、図12に示すように、経路a→
b→c→dをたどることで、このとき得られる忠実度カ
ーブが、理想網点面積率Iに対して出力網点面積率Oが
1:1の対応関係で忠実化された忠実度カーブOf とな
るはずであることがわかる。なお、図12では前記特性H
を単純に折れ線で示し、屈曲点のみたどって説明した
が、複雑なものでもその原理は同様である。
【0025】次に、はじめにルックアップテーブル関数
として任意のルックアップテーブル関数Lc が設定され
ていた場合について説明する。ここで、前記ルックアッ
プテーブル関数Lc が設定されていたときにおける網点
面積率組データPi に基づく、0〜100%範囲につい
ての理想網点面積率Iに対して出力網点面積率を与える
関数をOc (I)する。この場合には、図11に示すよう
に、前記ルックアップテーブル関数Lc と前記特性Hと
を合わせて1個の特性Hc と考え、単位変換関数Eと前
記ルックアップテーブル関数Lc との間に仮想のルック
アップテーブル関数Lt があって、これにははじめに恒
等変換関数が設定されていたと考えれば、前記と同じよ
うな構造のブロックダイヤグラムとなる。忠実化のため
の前記ルックアップテーブル関数Lt は、前記式3と同
様にして、 Lt (D)=E(Oc (E-1(D))) により求められる。したがって、補正用ルックアップテ
ーブル14に忠実化のための設定すべき本来の新しいルッ
クアップテーブル関数は、前記仮想のルックアップテー
ブル関数L t と前記はじめのルックアップテーブル関数
c とを結合した、 L(D)=Lt (Lc (D)) となる。すなわち、前記式2となる。
【0026】以下、請求項2の発明による方法の原理に
ついて説明する。図13は請求項2の発明による方法が適
用される、網点面積率組データ入力手段および制御演算
処理手段を備えた網かけ画像出力装置の要部の構成を示
すブロック図である。同図に示すように、網点形成用画
像処理部10Bは、原画情報補正データAが原画階調画像
データJに対して関数関係を持つルックアップテーブル
関数として設定(格納)されており、外部の原画情報入
力装置HCからの前記原画階調画像データJがその時点で
処理している画素位置の主走査方向および副走査方向の
アドレス信号に従って順次入力されてその入力された原
画階調画像データJに対応する前記原画情報補正データ
Aが出力されるRAMで構成された原画情報補正用ルッ
クアップテーブル12bと、前記アドレス信号に従って閾
値データDを発生するボケ網点データ発生回路11と、こ
のボケ網点データ発生回路11からの閾値データDと前記
原画情報補正用ルックアップテーブル12bからの原画情
報補正データAとを比較し、比較結果に基づき網点形成
用2値化信号DSを出力する比較器13と、制御演算処理手
段としてのコンピュータ16とを備えている。30は前述し
た網点面積率組データ入力手段であり、メモリ、CP
U、及びインターフェース等を有しプログラムされた前
記コンピュータ16は、前記原画情報補正用ルックアップ
テーブル12bに接続されており、網点面積率忠実化のた
めの後述する計算等を実行して前記ルックアップテーブ
ル12bにルックアップテーブル関数を書き込む等の処理
を行うものである。
【0027】図14は請求項2の発明による方法の原理を
説明するためのブロックダイヤグラムである。同図にお
いて、Eは前述した単位変換関数、Mはルックアップテ
ーブル関数、Hは、前述した、露光光学系等に関連する
網点面積率不忠実要因をも含めた場合におけるボケ網点
データ発生回路11の特性を示す。図14のように表現され
る理想網点面積率Iから出力網点面積率Oへの変換ブロ
ックダイヤグラムが、図13に示される、原画情報入力装
置HCから与えられる原画階調画像データJを、原画情報
補正データAが原画階調画像データJに対して関数関係
を持つルックアップテーブル関数として設定されている
原画情報補正用ルックアップテーブル12bに入力するこ
とにより、原画階調画像データJに対応する原画情報補
正データAを出力させ、この原画情報補正データAとボ
ケ網点データ発生回路11からの閾値データDとを比較器
13で比較し、出力走査部へ与える網点形成用2値化信号
DSを得るようにした網点形成用画像処理部10Bの構成に
対応するものになる。
【0028】ここで、原画情報補正用ルックアップテー
ブル12bに、はじめにルックアップテーブル関数として
任意のルックアップテーブル関数Mc が設定されてお
り、このテーブル関数Mc が設定されていたときにおけ
る前述した網点面積率組データPi に基づく、0〜10
0%範囲についての理想網点面積率Iに対して出力網点
面積率Oを与える関数をOc (I)とし、その逆関数を
c -1する。この場合には、図15に示すように、前記ル
ックアップテーブル関数Mc と前記特性Hとを合わせて
1個の特性Hc と考え、単位変換関数Eと前記ルックア
ップテーブル関数Mc との間に仮想のルックアップテー
ブル関数Mt があって、これにははじめに恒等変換関数
が設定されていたと考えれば、前記と同じような構造の
ブロックダイヤグラムとなる。
【0029】忠実化のための前記ルックアップテーブル
関数Mt は、 Mt (J)=E(Oc -1(E-1(J))) …式4 により求められる。したがって、原画情報補正用ルック
アップテーブル12bに忠実化のための設定すべき新しい
ルックアップテーブル関数M(J)は、前記はじめのル
ックアップテーブル関数Mc と前記仮想のルックアップ
テーブル関数Mt とを結合しした、M(J)=Mc (M
t (J))より、 A=M(J)=Mc (E(Oc -1(E-1(J)))) …式5 により求められる。したがって、原画情報補正用ルック
アップテーブル12bに原画情報補正データAを前記式5
により求められるルックアップテーブル関数M(J)と
して設定することにより、原画階調画像データJにより
指示された理想網点面積率に対して感材上にて実際に得
られる出力網点面積率を1:1の対応関係で忠実化させ
ることができる。
【0030】
【実施例】図1は、請求項1の発明による方法が適用さ
れる、網点面積率組データ入力手段および制御演算処理
手段を備えた網かけ画像出力装置の一実施例の全体構成
を示す図である。なお、図1に示す出力走査部20につい
ては、前述した図16のそれと同一構成であるので、同一
符号を付してその説明を省略する。また、図1に示す網
点形成用画像処理部10Aについては、前述した図7のそ
れと同構成であるので同一符号を付して説明する。
【0031】図1において、網点形成用画像処理部10A
は、前述した図7に示すものと同一であって、対象画像
における画素位置の主走査方向および副走査方向のアド
レス信号に従って閾値データDを発生するボケ網点デー
タ発生回路11と、閾値補正データBが前記閾値データD
に対して関数関係を持つルックアップテーブル関数とし
て設定(格納)されており、ボケ網点データ発生回路11
から閾値データDが順次入力されてその入力された閾値
データDに対応する前記閾値補正データBが出力される
RAMで構成された閾値補正用ルックアップテーブル14
と、外部の原画情報入力装置HCからの原画階調画像デー
タJが前記アドレス信号に従って順次入力され、その原
画階調画像データJと前記閾値補正データBとを比較
し、比較結果に基づき網点形成用2値化信号DSを出力走
査部20へ出力する比較器13と、制御演算処理手段として
のコンピュータ15とを備えている。なお、閾値補正用ル
ックアップテーブル14においては、閾値データDはその
値が閾値補正用ルックアップテーブル14のアドレス番地
を指定するものとして入力され、これにより、そのアド
レス番地に格納されている閾値補正データBが読み出さ
れて比較器13へ出力されるようになっている。
【0032】30は、原画階調画像データJにより指示さ
れた理想網点面積率のうちの少なくとも一つ以上の各理
想網点面積率Ii とこれに対応し感材上にて実際に得ら
れた各出力網点面積率Oi とをそれぞれ一対とする網点
面積率組データPi 〔Pi =(Ii ,Oi ),i=1,
2,…〕を、コンピュータ15に入力するための後述する
網点面積率組データ入力手段である。メモリ、CPU、
及びインターフェース等を有しプログラムされた前記コ
ンピュータ15は、前記閾値補正用ルックアップテーブル
14に接続されており、網点面積率忠実化のための後述す
る計算等を実行して前記ルックアップテーブル14にルッ
クアップテーブル関数を書き込む等の処理を行うもので
ある。
【0033】図2は本願発明に係る網点面積率組データ
入力手段の一実施例の構成を示す図である。網点面積率
組データ入力手段30は、画像入力スキャナー31と出力網
点面積率自動測定装置32とにより構成されている。画像
入力スキャー31は、図2に示すように、この実施例では
フィルム(感材)上に網点画像テストパターンが作成さ
れてなる後述するテストパターンTPを感材搬送機構31a
により副走査搬送する透過型移動テーブル31bと、前記
テストパターンTPに下方から光を投光する光源31cと、
結像レンズ31dを介して前記テストパターンTPを主走査
してその網点画像を読み取るラインイメージセンサ31e
とを有するスキャー本体31Aを備えている。
【0034】前記テストパターンTPは、この実施例で
は、原画階調画像データに指示される理想網点面積率の
値を例えば1%ピッチで1〜100%として設定し、フ
ィルム上に例えばマトリックス状の定まったフォーマッ
トをなす第1〜第100の領域に前記理想網点面積率の
値に応じて網点画像を作成してなるものである。例え
ば、第1領域に理想網点面積率が1%に設定されたとき
の網点画像を描き、第2領域に理想網点面積率が2%に
設定されたときの網点画像を描き、同様にして、第10
0領域に理想網点面積率が100%に設定されたときの
網点画像を描くようにしたものである。これにより、テ
ストパターンTPにおける、理想網点面積率との関係が対
応付けされた各領域に描かれた網点画像について、その
出力網点面積率を計算等で求めることで、理想網点面積
率に対する実際の出力網点面積率を知ることができるよ
うになっている。
【0035】また、前記画像入力スキャー31は、スキャ
ナー本体31Aの他に、ラインイメージセンサ31eからの
画像信号を前記テストパターンTPの各領域ごとに対応付
けて信号処理する信号処理回路31fと、信号処理回路31
fからの信号をAD変換するAD変換器31gと、このA
D変換器31gによりデジタル化され、前記テストパター
ンTPの各領域ごとに対応付けされた各網点画像データを
一時的に格納するバッファメモリ31hと、出力インター
フェース31iとを備えている。
【0036】出力網点面積率自動測定装置32は、図2に
示すように、入力インターフェース32a、この入力イン
ターフェース32aを介して画像入力スキャー31から入力
される前記網点画像データを格納する画像メモリ32b、
コンピュータ32c、および出力インターフェース32dを
備えている。この自動測定装置32は、コンピュータ32c
により、前記テストパターンTPの各領域における出力網
点面積率Oi を画像メモリ32bから読み出したその領域
に属する網点画像データの平均を算出することで求め、
前記テストパターンTPの各領域ごとの理想網点面積率I
i (%)とこれに対応する前記出力網点面積率O
i (%)とをそれぞれ一対とする網点面積率組データP
i 〔Pi =(Ii ,Oi ),例えばi=1〜100〕
を、出力インターフェース32dを介して、網点形成用画
像処理部10Aのコンピュータ15に入力するように構成さ
れている。
【0037】なお、前述した画像入力スキャー31に代え
て、濃度計とXY移動テーブルとを組み合わせたもの、
テレビカメラ、あるいは、ドラム型画像入力スキャー等
を用いるようにしてもよい。
【0038】以下、このように構成される、網点面積率
組データ入力手段および制御演算処理手段を備えた網か
け画像出力装置に適用される請求項1の発明による網点
面積率の忠実化方法について説明する。図4は請求項1
の発明による網点面積率の忠実化方法の手順を示す図で
ある。
【0039】網点面積率の忠実化にあたり、そのとき設
定されていたルックアップテーブル関数をLc (D)と
すると、閾値補正用ルックアップテーブル14にそのルッ
クアップテーブル関数Lc (D)を設定した状態で、網
かけ画像出力装置を用いて前述したテストパターンTPを
作成する(ステップN1)。このように、温度変化等に
よって露光光学系のビームスポット径が変化したり、現
像液の劣化度が経時変化したりして部分的に網点面積率
不忠実が生じ始めた場合には、閾値補正用ルックアップ
テーブル14にそれまで設定されていたルックアップテー
ブル関数Lc (D)をそのまま設定した状態で、テスト
パターンTPを作成するようにすればよい。なお、網かけ
画像出力装置をはじめて導入した場合(はじめて設置し
た場合)、あるいは、感材をそれまで使用していたもの
から別種のものに変更した場合には、閾値補正用ルック
アップテーブル14にルックアップテーブル関数として先
に述べた恒等変換関数L0 を設定して、網かけ画像出力
装置を用いてテストパターンTPを作成するようにすれば
よい。
【0040】次に、画像入力スキャー31にテストパター
ンTPをセットしてその網点画像を読み取り、出力網点面
積率自動測定装置32により、テストパターンTPの各領域
に描かれた網点画像についての画像データから出力網点
面積率Oi (%)をそれぞれ計算により求め、理想網点
面積率Ii (%)とこれに対応する出力網点面積率O i
(%)とよりなる網点面積率組データPi =(Ii ,O
i )を得、これをコンピュータ15に入力する(ステップ
N2)。この実施例では、理想網点面積率Iiの値が1
%ピッチで1〜100%までのものにそれぞれ対応する
出力網点面積率Oi を算出して、Pi =(Ii
i ),i=1〜100、合計100組の網点面積率組
データを用意して、これをコンピュータ15に入力する。
なお、部分的に網点面積率不忠実が生じ始めた場合に
は、その網点面積率不忠実が生じた部分についての、理
想網点面積率とこれに対応する出力網点面積率とよりな
る網点面積率組データを用意してコンピュータ15に入力
処理するようにしてもよい。
【0041】次に、コンピュータ15により、前記網点面
積率組データPi に基づく、0〜100%範囲について
の理想網点面積率Iに対して出力網点面積率を与える関
数をOc (I)、%単位データを2進数データに変換す
る単位変換関数をE、その逆関数をE-1として、前記式
2に示される、 B=L(D)=E(Oc (E-1(Lc (D)))) の計算を例えば00H 〜FFH の値をとる全部で256
個の閾値データDに対して行い、この各閾値データDに
対応して得られる全部で256個の忠実化補正が施され
た閾値補正データBを、新しいルックアップテーブル関
数L(D)として閾値補正用ルックアップテーブル14に
設定する(ステップN3)。
【0042】閾値補正用ルックアップテーブル14にその
閾値補正データBをこのようして求められる前記ルック
アップテーブル関数L(D)として設定することによ
り、原画情報入力装置HCからの原画の原画階調画像デー
タにより指示された理想網点面積率に対して感材F上に
て実際に得られる出力網点面積率を1:1の対応関係で
忠実化させることができ、滑らかな階調が表現された高
品質の網点画像を得ることができる。
【0043】上記実施例においては、各理想網点面積率
とこれに対応する各出力網点面積率とをそれぞれ一対と
する網点面積率組データを得、これを網かけ画像出力装
置のコンピュータ15に入力するにあたり、画像入力スキ
ャー31を用いて、テストパターンTP上における、原画階
調画像データにより指示された理想網点面積率との関係
が対応付けされた部分における網点画像を読み取り、出
力網点面積率自動測定装置32を用いて、読み取った網点
画像データからその出力網点面積率を自動的に算出する
ことにより網点面積率組データを得て、これを上記コン
ピュータ15に自動的に入力するようにしている。これに
より、網点面積率を忠実化させるための網点面積率組デ
ータの用意とその入力処理が極めて容易となり、網点画
像作成作業に要する時間を大幅に短縮することができ
る。
【0044】なお、網点面積率組データの入力方法とし
て、上記実施例では自動化された例を示したが、以下に
半自動化されたものについて説明する。図3は本願発明
に係る網点面積率組データ入力手段の他の実施例の構成
を示す図である。同図に示すように、この例における網
点面積率組データ入力手段30′は、濃度計35、表示器3
6、キーボード37、および入出力インターフェース38を
備えている。
【0045】このように構成されるものにおいては、以
下のようにして網点面積率組データを得て、これが網か
け画像出力装置のコンピュータ15に入力にされる。 網点面積率組データPi =(Ii ,Oi )のうち、
原画階調画像データにより指示される理想網点面積率I
i を示す信号がコンピュータ15から出力されて、入出力
インターフェース38を介して%単位で表示器36に表示さ
れる。 オペレータは、前述したテストパターンTP上におけ
る、表示された理想網点面積率Ii の値との関係が対応
付けされた部分に濃度計35を位置合わせし、濃度計35を
作動させてその部分の網点画像についての出力網点面積
率Oi を測定する。 測定されたその出力網点面積率Oi (%)を示す信
号が、入出力インターフェース38を介してコンピュータ
15に入力にされる。これにより、理想網点面積率Ii
これに対応する出力網点面積率Oi よりなる1組の網点
面積率組データPi がコンピュータ15に入力にされる。
コンピュータ15にその予めプログラムされた数の組デー
タが入力されるまで、上記〜が繰り返されるように
なっている。なお、原画階調画像データにより指示され
る理想網点面積率Ii をコンピュータ15を用いて表示器
36に表示させるようにすることに代えて、オペレータが
理想網点面積率Ii をキーボード37によりコンピュータ
15に入力するようにしてもよい。また、入出力インター
フェース38を介することなく濃度計35を独立して用いる
ようにした場合は、濃度計35の示す表示値をキーボード
37によりコンピュータ15に入力するようにしてもよい。
【0046】図5は、請求項2の発明による方法が適用
される、網点面積率組データ入力手段および制御演算処
理手段を備えた網かけ画像出力装置の一実施例の全体構
成を示す図である。なお、図5に示す出力走査部20につ
いては、前述した図16のそれと同一構成であるので、同
一符号を付してその説明を省略する。また、図5に示す
網点形成用画像処理部10Bについては、先に述べた図13
のそれと同構成であるので同一符号を付して説明する。
【0047】図5に示すように、網点形成用画像処理部
10Bは、原画情報補正データAが原画階調画像データJ
に対して関数関係を持つルックアップテーブル関数とし
て設定(格納)されており、外部の原画情報入力装置HC
からの前記原画階調画像データJがその時点で処理して
いる画素位置の主走査方向および副走査方向のアドレス
信号に従って順次入力されてその入力された原画階調画
像データJに対応する前記原画情報補正データAが出力
されるRAMで構成された原画情報補正用ルックアップ
テーブル12bと、前記アドレス信号に従って閾値データ
Dを発生するボケ網点データ発生回路11と、このボケ網
点データ発生回路11からの閾値データDと原画情報補正
用ルックアップテーブル12bからの原画情報補正データ
Aとを比較し、比較結果に基づき網点形成用2値化信号
DSを出力する比較器13と、制御演算処理手段としてのコ
ンピュータ16とを備えている。なお、原画情報補正用ル
ックアップテーブル12bにおいては、原画階調画像デー
タJはその値が原画情報補正用ルックアップテーブル12
bのアドレス番地を指定するものとして入力され、これ
により、そのアドレス番地に格納されている原画情報補
正データAが読み出されて比較器13へ出力されるように
なっている。
【0048】30は前述した網点面積率組データ入力手段
であり、メモリ、CPU、及びインターフェース等を有
しプログラムされた前記コンピュータ16は、原画情報補
正用ルックアップテーブル12bに接続されており、網点
面積率忠実化のための後述する計算等を実行して前記ル
ックアップテーブル12bにルックアップテーブル関数を
書き込む等の処理を行うものである。
【0049】以下、このように構成される、網点面積率
組データ入力手段および制御演算処理手段を備えた網か
け画像出力装置に適用される請求項2の発明による網点
面積率の忠実化方法について説明する。図6は請求項2
の発明による網点面積率の忠実化方法の手順を示す図で
ある。
【0050】網点面積率の忠実化にあたり、そのとき設
定されていたルックアップテーブル関数をMc (J)と
すると、原画情報補正用ルックアップテーブル12bにそ
のルックアップテーブル関数Mc (J)を設定した状態
で、網かけ画像出力装置を用いて前述したテストパター
ンTPを作成する(ステップN101)。このように、温
度変化等によって露光光学系のビームスポット径が変化
したり、現像液の劣化度が経時変化したりして部分的に
網点面積率不忠実が生じ始めた場合には、原画情報補正
用ルックアップテーブル12bにそれまで設定されていた
ルックアップテーブル関数Mc (J)をそのまま設定し
た状態で、テストパターンTPを作成するようにすればよ
い。なお、網かけ画像出力装置をはじめて導入した場合
(はじめて設置した場合)、あるいは、感材をそれまで
使用していたものから別種のものに変更した場合には、
原画情報補正用ルックアップテーブル12bにルックアッ
プテーブル関数として先に述べた恒等変換関数を設定し
て、網かけ画像出力装置を用いてテストパターンTPを作
成するようにすればよい。
【0051】次に、画像入力スキャー31にテストパター
ンTPをセットしてその網点画像を読み取り、出力網点面
積率自動測定装置32により、テストパターンTPの各領域
に描かれた網点画像についての画像データから出力網点
面積率Oi (%)をそれぞれ計算により求め、理想網点
面積率Ii (%)とこれに対応する出力網点面積率O i
(%)とよりなる網点面積率組データPi =(Ii ,O
i )を得、これをコンピュータ16に入力する(ステップ
N102)。この実施例では、理想網点面積率Ii の値
が1%ピッチで1〜100%までのものにそれぞれ対応
する出力網点面積率Oi を算出して、Pi =(Ii ,O
i ),i=1〜100、合計100組の網点面積率組デ
ータを用意して、これをコンピュータ16に入力する。な
お、部分的に網点面積率不忠実が生じ始めた場合には、
その網点面積率不忠実が生じた部分についての、理想網
点面積率とこれに対応する出力網点面積率とよりなる網
点面積率組データを用意してコンピュータ16に入力処理
するようにしてもよい。
【0052】次に、コンピュータ16により、前記網点面
積率組データPi に基づく、0〜100%範囲について
の理想網点面積率Iに対して出力網点面積率を与える関
数をOc (I)とし、その逆関数をOc -1、%単位デー
タを2進数データに変換する単位変換関数をE、その逆
関数をE-1として、前記式5に示される、 A=M(J)=Mc (E(Oc -1(E-1(J)))) の計算を例えば00H 〜FFH の値をとる全部で256
個の原画階調画像データJに対して行い、この各原画階
調画像データJに対応して得られる全部で256個の忠
実化補正が施された原画情報補正データAを、新しいル
ックアップテーブル関数M(J)として原画情報補正用
ルックアップテーブル12bに設定する(ステップN10
3)。
【0053】閾値補正用ルックアップテーブル12bにそ
の閾値補正データBをこのようして求められる前記ルッ
クアップテーブル関数M(J)として設定することによ
り、原画情報入力装置HCからの原画の原画階調画像デー
タにより指示された理想網点面積率に対して、感材F上
にて実際に得られる出力網点面積率を1:1の対応関係
で忠実化させることができ、滑らかな階調が表現された
高品質の網点画像を得ることができる。
【0054】なお、本願発明による方法は、いわゆる外
面ドラム型、内面ドラム型等の走査部を備えた網かけ画
像出力装置においても当然ながら適用可能である。
【0055】
【発明の効果】以上の説明より理解されるように、本願
発明による網点画像作成における網点面積率の忠実化に
よれば以下のような効果が得られる。 1. 原画階調画像データによって指示された理想網点面
積率に対して、感光材料上にて実際に得られる出力網点
面積率を1:1の対応関係で忠実化させることができ、
滑らかな階調が表現された高品質の網点画像を得ること
ができる。 2. 理想網点面積率に対して出力網点面積率が1:1の
関係で対応しないという網点面積率不忠実を起こす要因
には、網点画像の作成に用いられる網かけ画像出力装置
の露光光学系でのビームスポット径などの装置上の固体
差、および現像液や感光材料の種類などがあるが、これ
らの要因の種別を問わず、また要因の複合があっても、
包括的に前記網点面積率不忠実を解消することができ
る。 3. 温度変化等によって前記露光光学系のビームスポッ
ト径が変化した場合、現像液の劣化度が経時変化した場
合などには、理想網点面積率と出力網点面積率との対応
関係の一部が変化し、その特定部分のみに前記網点面積
率不忠実が生じることになる。このような場合、はじめ
に設定されていた古いルックアップテーブル関数を基に
して新しいルックアップテーブル関数を算出するように
した方法であるから、前記網点面積率不忠実が生じた部
分についての、理想網点面積率とこれに対応する出力網
点面積率とよりなる網点面積率組データのみ用意して入
力処理するだけでよく、それ以外の部分についての網点
面積率組データを用意し入力処理する必要がない。 4. オペレータとしては、感光材料上に作成された網点
画像についてその網点面積率が何%であるべきところが
実際には何%になっているという事実情報のみを単に入
力操作するだけで済み、しかもそのデータ(網点面積率
組データ)の入力処理は自動化手段を用いることで容易
に行うことができ、網点画像作成作業に要する時間の短
縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明による方法が適用される、網点
面積率組データ入力手段および制御演算処理手段を備え
た網かけ画像出力装置の一実施例の全体構成を示す図で
ある。
【図2】本願発明に係る網点面積率組データ入力手段の
一実施例の構成を示す図である。
【図3】本願発明に係る網点面積率組データ入力手段の
他の実施例の構成を示す図である。
【図4】請求項1の発明による網点面積率の忠実化方法
の手順を示す図である。
【図5】請求項2の発明による方法が適用される、網点
面積率組データ入力手段および制御演算処理手段を備え
た網かけ画像出力装置の一実施例の全体構成を示す図で
ある。
【図6】請求項2の発明による網点面積率の忠実化方法
の手順を示す図である。
【図7】請求項1の発明による方法が適用される、網点
面積率組データ入力手段および制御演算処理手段を備え
た網かけ画像出力装置の要部の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】請求項1の発明に係る図であって、中間ルック
アップテーブル関数Lt (D)を説明するための図であ
る。
【図9】本願発明に係るボケ網点データ発生回路の特性
を説明するための図である。
【図10】請求項1の発明による方法の原理を説明する
ためのブロックダイヤグラムである。
【図11】請求項1の発明による方法の原理を説明する
ための他のブロックダイヤグラムである。
【図12】請求項1の発明による方法の原理を説明する
ための図である。
【図13】請求項2の発明による方法が適用される、網
点面積率組データ入力手段および制御演算処理手段を備
えた網かけ画像出力装置の要部の構成を示すブロック図
である。
【図14】請求項2の発明による方法の原理を説明する
ためのブロックダイヤグラムである。
【図15】請求項2の発明による方法の原理を説明する
ための他のブロックダイヤグラムである。
【図16】従来技術を説明するための網かけ画像出力装
置の概略構成を示す図である。
【図17】網点面積率忠実度カーブに濃度ジャンプが生
じている様子を示す図である。
【符号の説明】
10,10A,10B…網点形成用画像処理部 11…ボケ網点
データ発生回路 12a,12b…原画情報補正用ルックア
ップテーブル 13…比較器 14…閾値補正用ルックアッ
プテーブル 20…出力走査部 15,16…コンピュータ
20…出力走査部 21…バッファメモリ 22…光変調駆動回路 23…光変調
器 24…レーザ光源 25…非変調光除去開口 26…ビーム拡大器 27…主走査
偏向ミラー 28…走査レンズ 29…感材搬送機構 30,
30′…網点面積率組データ入力手段 31…画像入力スキ
ャナー 31A…スキャー本体 31a…感材搬送機構 31
b…透過型移動テーブル 31c…光源 31d…結像レン
ズ 31e…ラインイメージセンサ 31f…信号処理回路
31g…AD変換器 31h…バッファメモリ 31i…出
力インターフェース 32…出力網点面積率自動測定装置
32a…入力インターフェース 32b…画像メモリ 32
c…コンピュータ 32d…出力インターフェース 35…
濃度計 36…表示器 37…キーボード 38…入出力イン
ターフェース HC…原画情報入力装置 TP…テストパタ
ーン F…感光材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網点形成用2値化信号に基づいて変調制
    御された光ビームを感光材料に照射して感光材料上に網
    点画像を作成するに際し、ボケ網点データ発生回路から
    の閾値データDを、閾値補正データBが閾値データDに
    対して関数関係を持つルックアップテーブル関数として
    設定されている閾値補正用ルックアップテーブルに入力
    することにより、閾値データDに対応する閾値補正デー
    タBを出力させ、この閾値補正データBと原画情報入力
    装置から与えられる原画階調画像データJとを比較して
    網点形成用2値化信号を得ることにより、原画階調画像
    データJにより指示された理想網点面積率に対して感光
    材料上にて実際に得られる出力網点面積率を1:1の対
    応関係で忠実化させるようにした網点画像作成における
    網点面積率の忠実化方法において、 (a) 前記閾値補正用ルックアップテーブルにルック
    アップテーブル関数として任意のルックアップテーブル
    関数Lc (D)が設定されている場合における、原画階
    調画像データJにより指示された少なくとも一つ以上の
    理想網点面積率に対して感光材料上にて実際に得られた
    出力網点面積率を求め、前記一つ以上の各理想網点面積
    率とこれに対応する各出力網点面積率とをそれぞれ一対
    とする網点面積率組データを得、 (b) 前記網点面積率組データに基づく、0〜100
    %範囲についての理想網点面積率Iに対して出力網点面
    積率を与える関数をOc (I)とし、%単位データを2
    進数データに単位変換するための単位変換関数をE、そ
    の逆関数をE-1として、 新しいルックアップテーブル関数L(D)を、 B=L(D)=E(Oc (E-1(Lc (D)))) の計算を実行して求め、前記閾値補正用ルックアップテ
    ーブルに設定するようにしたこと、を特徴とする網点画
    像作成における網点面積率の忠実化方法。
  2. 【請求項2】 網点形成用2値化信号に基づいて変調制
    御された光ビームを感光材料に照射して感光材料上に網
    点画像を作成するに際し、原画情報入力装置から与えら
    れる原画階調画像データJを、原画情報補正データAが
    原画階調画像データJに対して関数関係を持つルックア
    ップテーブル関数として設定されている原画情報補正用
    ルックアップテーブルに入力することにより、原画階調
    画像データJに対応する原画情報補正データAを出力さ
    せ、この原画情報補正データAとボケ網点データ発生回
    路からの閾値データDとを比較して網点形成用2値化信
    号を得ることにより、原画階調画像データJにより指示
    された理想網点面積率に対して感光材料上にて実際に得
    られる出力網点面積率を1:1の対応関係で忠実化させ
    るようにした網点画像作成における網点面積率の忠実化
    方法において、 (a) 前記原画情報補正用ルックアップテーブルにル
    ックアップテーブル関数として任意のルックアップテー
    ブル関数Mc (J)が設定されている場合における、原
    画階調画像データJにより指示された少なくとも一つ以
    上の理想網点面積率に対して感光材料上にて実際に得ら
    れた出力網点面積率を求め、前記一つ以上の各理想網点
    面積率とこれに対応する各出力網点面積率とをそれぞれ
    一対とする網点面積率組データを得、 (b) 前記網点面積率組データに基づく、0〜100
    %範囲についての理想網点面積率Iに対して出力網点面
    積率を与える関数をOc (I)とし、その逆関数をOc
    -1、%単位データを2進数データに単位変換するための
    単位変換関数をE、その逆関数をE-1として、 新しいルックアップテーブル関数M(J)を、 A=M(J)=Mc (E(Oc -1(E-1(J)))) の計算を実行して求め、前記原画情報補正用ルックアッ
    プテーブルに設定するようにしたこと、を特徴とする網
    点画像作成における網点面積率の忠実化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010262012A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Panasonic Corp 刷版パターンの面積率の測定方法

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JPS62199170A (ja) * 1986-02-27 1987-09-02 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 網点画の濃度階調補正方法
JPS63252067A (ja) * 1987-04-09 1988-10-19 Seiko Epson Corp ガンマ補正機能付き画像読み取り入力装置
JPH02270472A (ja) * 1989-04-12 1990-11-05 Fuji Photo Film Co Ltd 画像入出力装置における出力値補正テーブル設定方法

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