JPH06302900A - レ−ザ共振器光学系 - Google Patents

レ−ザ共振器光学系

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JPH06302900A
JPH06302900A JP10747193A JP10747193A JPH06302900A JP H06302900 A JPH06302900 A JP H06302900A JP 10747193 A JP10747193 A JP 10747193A JP 10747193 A JP10747193 A JP 10747193A JP H06302900 A JPH06302900 A JP H06302900A
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mirror
light
polarization
plane
mirrors
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JP10747193A
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English (en)
Inventor
Hiromi Iwamoto
博実 岩本
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炭酸ガスレ−ザの光を用いて、対象物を切
断、溶接、熱処理する際、光の偏光方向が切断面や溶接
性能に影響する。従来の炭酸ガスレ−ザは一定方向の直
線偏光を発生する。このため、切断や溶接の方向とビ−
ムの偏光方向を最適の関係に調整することができない。
対象物に当たる際のビ−ムの偏光面を任意の方向に変え
ることのできる装置を提供する。 【構成】 ある面に対して垂直な面を持つように3つの
ミラ−を組み合わせた反射ミラ−ユニットをレ−ザ装置
の出力鏡に続いて設ける。レ−ザ光がミラ−で3回反射
されるようにする。最終のビ−ムがレ−ザからの入射ビ
−ムと同一直線上に並ぶようにする。そして反射ミラ−
ユニットの全体が、その直線を中心として回転できるよ
うにする。ビ−ムの偏光面はミラ−ユニットの回転角の
約2倍回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は産業用高出力炭酸ガス
レ−ザ加工機の共振器(光学系ミラ−)に関するもので
ある。炭酸ガスレ−ザは直線偏光を発生するが、目的に
応じて、偏光方向を任意の方向に変化させることがで
き、あるいは円偏光にした場合回転方向を左右いずれに
も変化させることができるようにした光学系の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】産業用高出力炭酸ガスレ−ザビ−ムを用
いて金属等の切断、溶接、表面処理など熱加工を行うこ
とができる。炭酸ガスレ−ザ共振器は直線偏光を発生す
る。偏光というのは電界ベクトルの方向のことである。
炭酸ガスレ−ザの直線偏光の方向は、従来、水平方向、
鉛直方向、またはそれら両方向の丁度中間の方向になる
ように、共振器内のミラ−構成が取られていた。
【0003】レ−ザの光は共振器をなすふたつのミラ−
の間を往復し増幅される。しかし偏光が同一でなければ
互いに増幅しない。共振器のミラ−の向きにより増幅さ
れる光の偏光が決まる。だからレ−ザからの出射光の偏
光は共振器のミラ−の方向で決まる。レ−ザの共振器を
構成する二つのミラ−の内、100%光を反射する後方
のミラ−をリアミラ−と呼ぶ。反射率が100%でな
く、一部の光を外部に出すミラ−をここでは出力鏡と呼
ぶことにする。この発明は出力鏡と対象物の間に設けら
れる光学系に関する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】炭酸ガスレ−ザによる
対象物の切断加工では、レ−ザビ−ムの偏光状態と切断
面状態の間に強い関連性がある。共振器の出力鏡(レ−
ザの出力側のミラ−)より出射する直線偏光ビ−ムを複
数の金属ミラ−(誘電体多層膜をコ−テイングしている
こともある)を介して加工対象物まで導き集光レンズな
どにて集光させて加工対称物を切断する。ところが炭酸
ガスレ−ザの光は直線偏光性である。切断方向と偏光方
向の相対的な関係により、切断速度や切断口形状が異な
る。
【0005】つまり偏光方向と切断方向が直交する場合
と、偏光方向が切断方向に平行である場合とで、切断の
状況が著しく異なる。これには幾つかの理由がある。加
工対象物が金属である場合は、電界の方向に渦電流が流
れる。つまり偏光の方向に電流が流れる。切断方向と偏
光方向が平行であると、切断方向に電流が流れこれによ
り金属が加熱される。この場合切断面が最も整ってい
る。切断方向と偏光方向が直交すると、電流が切断方向
と直角に流れる。この場合は切断面が広がり、切断面に
不規則な波面が入ったりする。
【0006】これがひとつの理由であるが、対象物が金
属でも絶縁体でも共通に起こるより有力な非対称性があ
る。それはP偏光とS偏光の非対称性である。P偏光と
いうのは、入射ビ−ム、反射ビ−ム、屈折ビ−ムを含む
面(光学面と仮に呼ぶ)に対して電界ベクトルが平行な
ビ−ムをいう。電界方向が偏光方向であるが、これが光
学面に平行(PARALLEL)であるからP偏光という。これに
対して、偏光方向つまり電界の方向が光学面に対して垂
直(SENKRECHT) なものをS偏光という。
【0007】一般にある材料の面に対して光が斜めに入
射する場合、ビ−ムが面に対してなす角(入射角)が小
さい程光の反射率が小さい。垂直入射の場合に最も反射
率が小さくなる。ビ−ムを傾けてゆくと反射率が増えて
ゆく。しかしこの変化がS偏光とP偏光で異なってい
る。S偏光の場合は入射角が増えるに従って単調に反射
率が増える。しかしP偏光の場合は、入射角が増えるに
従い一旦反射率が減少し、ブル−スタ−角で0となりこ
れ以後急激に増加する。
【0008】常にS偏光の反射率の方がP偏光の反射率
よりも大きい。つまりP偏光の方が吸収が多いというこ
とである。対象物にレ−ザ光を当てて切断する場合、光
のエネルギ−で材料が溶けて、溝ができる。溝の面とビ
−ムは90°に近い角度をなす。ために反射率が高い。
従って多くの成分は多重反射されて溝の底にまで達す
る。しかし反射率がP偏光とS偏光で異なる。P偏光は
反射率がより低いので溝の浅い部分で吸収されやすい。
S偏光は反射率がより高いので多数回反射されて溝の奥
にまで達する。
【0009】P偏光は浅いところで吸収されるのでエネ
ルギ−が浅い部分に集中しやすい。熱により溝壁部分が
溶けて溝がひろがってしまう。S偏光はV溝の奥まで行
くので溝が拡がらず、エネルギ−が一点に集中しやす
い。切断、溶接、熱処理などの用途により、エネルギ−
を奥まで到達させるべきか、そうでないかという条件が
異なる。
【0010】切断について言えば、P偏光では切り口が
乱れるので、S偏光にすることが望ましい。ここでS偏
光とかP偏光とかいうのは溝の面に対してである。切断
の軌跡からいうと偏光が軌跡に平行な場合が前述のS偏
光に当たる。切断を行う場合は、偏光が軌跡に平行であ
ることが望ましいということである。ところがレ−ザ装
置は固定してあるし、切断の軌跡は一定でない。曲線に
そって切断する場合は、切断の方向が変化する。従って
光の偏光面を常に切断軌跡に平行になるようにすること
はできない。
【0011】直線偏光であるからこのような問題が起こ
るのである。もしもレ−ザ光が、円偏光であれば切断面
の形状の乱れの問題は回避できるはずである。こういう
考えから、現在は炭酸ガス加工機において、直線偏光を
円偏光に変換してから対象物に当てるようになってい
る。伝送途中の1枚のミラ−に90°レタ−デ−ション
ミラ−(通称は円偏光ミラ−)を設け、直線偏光を円偏
光に変換する。90°リタ−デ−ションミラ−というの
は、金属基板の上に誘電体多層膜を形成し、誘電体層の
膜厚、屈折率を、S偏光とP偏光の反射光の間で90°
の位相差を発生させるようにしたミラ−である。
【0012】光は45°の方向に入射させる、反射角も
45°であり、結局光路が90°曲がることになる。9
0°遅延というのは位相差が90°であるという意味で
ある。こうして円偏光にすると、時間的に偏光面が回転
するので、異方性が時間的に平均化される。こうして切
断方向に依存しない安定した良質な切断品質を得てい
る。これが現状である。
【0013】レ−ザから出射された光は直線偏光で、9
0°リタ−デ−ションミラ−(円偏光ミラ−ともいう)
に対して偏光方向が入射面に対して45°の角度をなす
ようにしなければならない。レ−ザ光の偏光方向は装置
により決まる。レ−ザ装置の配置により、90°リタ−
デ−ションミラ−の配置も決まるし、これからの反射光
の偏光方向も決まってしまう。光学系の配置の自由度が
限られている。また任意の方向に偏光した直線偏光を作
り出すことができない。
【0014】先に円偏光のビ−ムが加工に使われている
ということを述べた。偏光方向が時間的に回転し異方性
が時間的に平均化される。これで良いように見えるがそ
うではない。最近の加工品質の高度化により、円偏光の
回転方向が加工品質に影響することが分かってきた。つ
まり円偏光といっても右廻りの円偏光と左回りの円偏光
が存在する。右回りと左回りで加工品質が違うことが見
いだされた。しかし円偏光ミラ−を用いて、右あるいは
左に回転する円偏光を作ることができるが、右と左に自
由に切り換えることができない。つまり現在のレ−ザ共
振器は最終状態の円偏光ビ−ムの回転方向を制御できな
い。以上は切断の話である。
【0015】レ−ザを用いた溶接について述べる。レ−
ザ溶接加工では、これまでビ−ムの偏光に関する依存性
があまり問題視されなかった。しかし、溶接加工技術の
進展により、溶け込み深さや溶接速度に対して、レ−ザ
光の偏光が影響するという報告があらわれている。これ
らの報告は加工軌跡に沿う方向へ直線偏光を制御するこ
とが重要であると述べている。つまりS偏光にすべきだ
というのである。
【0016】現状の市販レンズでは出射ビ−ムの直線偏
光の偏光面は固定されている。ために溶接加工の場合
も、レ−ザ光の直線偏光の偏光方向を制御することがで
きない。溶接の方向が一直線なら、偏光方向と溶接軌跡
を平行にすることはできる。しかし溶接軌跡が曲がって
いる場合はこれは不可能である。
【0017】炭酸ガスレ−ザ装置から発生する直線偏光
の光を、任意の方向の偏光に変換することのできる光学
系を提供することが本発明の第1の目的である。円偏光
ミラ−を用いて円偏光にした時、円偏光の回転方向を自
在に変えることの出来る光学系を提供することが第2の
目的である。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、レ−ザ共振器
の出力鏡直後に3枚のミラ−を設け、各ミラ−は同一平
面内に入射光と反射光を有し最終的な反射光が最初の入
射光と同一直線上にあるようにし、ミラ−系の全体が最
初の入射ビ−ムを中心として回転できるようにした光学
系を与える。
【0019】より詳しく述べる。図1が本発明の光学系
の構成図である。3枚のミラ−をP、Q、Rとする。炭
酸ガスレ−ザの出力鏡から出る光の経路の延長線上に
(ここでは基準線sという)二つのミラ−P、Rがあ
る。二つ目のミラ−Qは基準線から外れたところにあ
る。炭酸ガスレ−ザの出力鏡から出た光がミラ−P、
Q、Rの順に反射される。入射光と反射光は全て同一平
面上にある。この面をΣ面とする。それぞれのミラ−に
おいてビ−ムの入射反射点をA、B、Cとする。炭酸ガ
スレ−ザの出力鏡からのビ−ムをhとする。
【0020】これが第1のミラ−に入射し点Aで反射さ
れてビ−ムkとなる。これが第2のミラ−Qの点Bに至
り反射されてビ−ムmとなる。ビ−ムmが、先程のビ−
ムh、kと同一の平面上にある。この平面をΣというの
である。従って、先程定義した光学面が全てのミラ−
P、Q、Rについて、Σ面に含まれるということであ
る。ビ−ムmが第3のミラ−Rの点Cで反射されてビ−
ムnとなる。ビ−ムnが初めのビ−ムhと同一直線上に
ある。この直線を基準線sということにする。さらにミ
ラ−系の全体が、基準線sを中心として回転できるよう
にしている。つまりΣ面が基準線sを中心に回転できる
のである。これが本発明の特徴である。
【0021】3点A、B、Cは2等辺三角形をなしても
良いし、そうでなくとも良い。2等辺三角形の場合は、
AB=BCとなるが、底角Ψと底辺の長さACが決まれ
ば他のパラメ−タが全て決まってしまう。第2ミラ−Q
は基準線sに平行になる。ミラ−Pの基準線sにたいす
る傾角はΨ/2であるし、ミラ−Rの傾角はπ−Ψ/2
である。設計の自由度が低い。しかしこの場合、第2ミ
ラ−を円偏光ミラ−にすることができる。そうすれば、
ビ−ムm、nを円偏光にできる。円偏光ミラ−の場合、
入射光と出射光が直交するので、第2ミラ−しか円偏光
ミラ−に置き換える可能性がない。
【0022】不等辺三角形の場合は、底辺ACが決まっ
ても他のパラメ−タが決まらないので、設計の自由度が
高い。ミラ−Qは基準線に平行でなくて良いし、ミラ−
PとRの傾角が互いに補角をなす必要がない。また第
1、第3ミラ−を円偏光ミラ−とすることができる。そ
うすればビ−ムnを円偏光にできる。
【0023】3つのミラ−が全てΣ面に垂直である必要
がある。これはミラ−の方向を規定る条件である。これ
は最終的なビ−ムnが、入射ビ−ムhと同一直線上sに
あるという条件と同じことである。
【0024】また、基準線sに対する、ミラ−P、Q、
Rの傾き角α、β、γを図1のように定義する。αはミ
ラ−Pの入射ビ−ムhに対する傾き角である。γは出射
ビ−ムnに対するミラ−Rの傾き角である。βはミラ−
Qの基準線に対する右廻りの傾き角である。この場合、
α+β=γであればビ−ムnがビ−ムhに平行になる。
両者を一致させるにはミラ−の方向だけでなく位置も適
当に決めなければならない。
【0025】ミラ−は金属やSiの単体からなるミラ−
であっても良いし、金属の上に誘電体の多層膜を形成し
反射率を高めたものであってよい。
【0026】
【作用】本発明はミラ−で反射される光の偏光面(偏光
方向と進行方向を含む面)が、光学面に対して、反対側
にほぼ同じ角度だけふれるという現象を利用する。入射
光の偏光面が光学面に対してΘだけ傾いていたとする。
反射光の偏光面が光学面に対してなす角をΦとする。正
確ではないが、Φはほぼ−Θに等しい。この性質は幾何
光学的な反射の法則とは違い、常に正しいというもので
はない。しかしΦがΘに比例し、比例定数がマイナスで
あり、これが−1から−無限大であるということは言え
る。特に高反射率のミラ−の場合は比例定数がほぼ−1
である。
【0027】つまりミラ−一つによる反射で、偏光面が
光学面に関して反対方向に振れることになる。二つのミ
ラ−で連続的に反射すれば、偏光面が元に戻る。そうす
れば奇数個のミラ−で反射をさせることにより、初めの
光の偏光面を反対方向の偏光面に変化することができ
る。奇数個のミラ−でも、その光学面を同一にすれば、
定数項がなくなるので、最後の光の偏光面が、最初の光
の偏光面と光学面に関して、反対方向を向くようにでき
る。
【0028】どうして偏光面が光学面に関して反対側に
ふれるのか、ということについて説明する。ミラ−に対
して斜めに入射する光はS偏光とP偏光に分けて考えな
ければならない。図2にS偏光の場合の入射、出射、屈
折光の電界ベクトルと磁界ベクトルを示す。
【0029】S偏光の場合、電界ベクトルは光学面に垂
直である。TE波ともいう。電界が光学面に直角だから
である。境界面で電界、磁界の接線方向成分が連続する
ので、反射ビ−ムの電界が求められる。これは入射電界
と反対方向である。電界が境界面に平行であるので、光
の垂直入射の場合と同じで、低屈折率媒質から高屈折率
媒質に入ると位相が反転(180°ずれる)するのであ
る。つまり入射光の電界方向を1とすると、反射光の電
界が−rs である。ここでrs は反射率である。入射角
θが小さい内(垂直入射)は反射率が低く、入射角が増
えるにしたがい反射率が単調に増加する。重要なこと
は、S偏光の場合反射光では必ず電界方向が反転すると
いうことである。
【0030】図3に、P偏光の場合の入射、出射屈折光
の電界ベクトル、磁界ベクトルを示す。P偏光の場合
は、電界ベクトルが光学面に含まれる。従って、入射角
をθとすると、P偏光の電界ベクトルは、境界面に対し
てθの角度をなす。入射角θが小さい内は、反射光の電
界は、入射光の電界と同方向である。P偏光の場合θが
増えると反射率が減少し、ブル−スタ−角で反射率が0
になる。この後、電界の方向が負になり(入射光の電界
と反対方向)絶対値が急激に増加する。ブル−スタ−角
が定義できるのは、ミラ−が誘電体の場合であり誘電率
が実数の場合である。金属の場合は損失があるので、ブ
ル−スタ−角が明確な意味を持たず、ここで反射率が0
になるということはない。
【0031】また誘電体であっても多層膜にすると、ブ
ル−スタ−角が複数になり、明瞭な意味を失う。したが
って反射率が0になるところがない。しかし一般にP偏
光の反射率rp がS偏光の反射率rs よりも小さい。
【0032】入射光の電界をEi とすると、偏光面が光
学面に対してなす角度がΘであるので、S偏光成分の電
界はEisinΘである。P偏光成分の電界はEicosΘであ
る。反射光のS偏光成分の電界は−rsisinΘであ
る。P偏光成分の電界はrpi cos Θである。
【0033】反射光の偏光面の光学面に対してなす角を
Φとする。tan Φは、S偏光の電界とP偏光の電界の比
に等しいので、
【0034】 tan Φ=−rsisinΘ/rpicosΘ=−(rs /rp ) tanΘ (1)
【0035】となる。一般にrs とrp は等しくない。
この比は1より大きいことが多い。しかし反射率の高い
ミラ−の場合は、いずれも100%の反射率に近いの
で、rsもrp も1に近い。したがって高反射率ミラ−
の場合は、rs /rp がほぼ1になる。この場合、Φが
ほぼ−Θに等しいということになる。−ΦはΘより少し
大きいかも知れないが、ほぼ等しいのである。図4は入
射光、反射光の偏光面の回転を略示する図面である。
【0036】ここで説明したのは、斜め入射の光がミラ
−で反射されることにより、偏光面が光学面に関してほ
ぼ反対になるということである。これは幾何光学的な真
理ではなくて、高反射率ミラ−の場合にいえることであ
る。S偏光とP偏光の反射率の絶対値が等しいと仮定す
ると、Φ=−Θである。
【0037】するとm個のミラ−で多重反射された場
合、最終ミラ−での反射光の光学面に対する偏光面の傾
き角Φm は、
【0038】Φm =(−1)m Θ+Φ0 (2)
【0039】と書ける。Φ0 はΘ=0の時の最終反射光
の偏光面の傾きである。ミラ−の数が偶数であれば、
【0040】Φm =Θ+Φ0 (3)
【0041】である。図5にミラ−が偶数である場合を
示す。これは入射光の偏光面と、最終反射光の偏光が同
じ変化をするということである。ミラ−の数が奇数であ
れば、図6に示すようになる。
【0042】Φm =−Θ+Φ0 (4)
【0043】さらに、もしも全てのミラ−の光学面があ
る同一面に含まれるように配置すると、Φ0 が0とな
る。この場合は、さらに単純化されて、
【0044】Φm =−Θ (5)
【0045】となる。本発明はこのような配置に3つの
ミラ−を設けたものである。m=3であり奇数であるか
ら、このような式になるのである。
【0046】本発明において3つのミラ−をその入射
光、反射光が同一のΣ面に含まれるようにするというこ
とは、Φ0 =0にするための条件である。各ミラ−での
(rs/rp )が1であると仮定すると、炭酸ガスレ−
ザの出力鏡から出たビ−ムhの光学面に対する偏光面の
傾きがΘであるとして続く3つのビ−ムの偏光面の傾き
は次のようになる。ビ−ムkは−Θ、ビ−ムmは+Θ、
ビ−ムnは−Θである。
【0047】以上により奇数個のミラ−により、偏波面
が反対方向に変わることを説明した。出力鏡からのビ−
ムhと、3つのミラ−で反射された最終のビ−ムnが同
一の基準線sの上にある。これが必要なのは、ミラ−ユ
ニットの全体を基準線sを中心として回転するからであ
る。3つのミラ−からなるユニットを回転した時、hと
nが同一直線上にないと、ビ−ムの位置が変わってしま
う。ユニットを回転してもビ−ムnの位置が変わらない
ために、h=n=sとなっているのである。
【0048】図10に3枚ミラ−の場合において、入射
レ−ザビ−ムの偏光方向Θと、出射レ−ザビ−ムの偏光
方向−Θを示す。この3枚のミラ−の組み合わせは、レ
−ザ光の偏光面を任意の角度に回転できる。これを説明
する。既に述べたように光の偏光面を回転させるのは、
ファラデ−回転素子が代表的な素子である。しかし炭酸
ガスレ−ザの光を無損失で透過ししかもファラデ−効果
があるような結晶は今のところ存在しない。本発明はフ
ァラデ−素子に代わり、偏光面を自在に回転できる。こ
れが本発明の特徴である。
【0049】図1、図100において、3つのミラ−
P、Q、Rの中心と、入射光、出射光を含むΣ面が回転
できるようになっている。これまでの説明でわかるよう
に、入射光がΣ面となす角度がΘであり、出射光がΣ面
となす角度が−Θである。つまり図10で、入射光の準
拠する座標系でz軸を光の進行方向にとり、Σ面に含ま
れる座標をyとする。入射光の偏光方向というのは、y
軸と偏光のなす角度である。出射光の偏光方向というの
もy軸となす角度である。
【0050】Σ面というのは、z軸とy軸を含む面であ
る。基準線sがz軸に等しくなっている。Φ=−Θであ
るので、出射光と入射光の偏光方向の違いΔΘは、出射
光の偏光角から入射光の偏光角を差し引いたものにな
る。
【0051】ΔΘ=Φ−Θ=−2Θ (6)
【0052】この式は何を意味するか?これは、入射ビ
−ムhの偏光面と、Σ面のなす角度Θの2倍だけ、出射
光の偏光面が回転するという事である。今まではΣ面を
中心として考えたが、逆に入射ビ−ムhが固定ビ−ムで
あるとし、Σ面が回転すると考える。入射ビ−ムhの偏
光面に対して、Σ面が一致していれば、出射ビ−ムnの
偏光面もこれらに一致する。しかし入射ビ−ムhの偏光
面に対して、Σ面がΘだけ回転すると、出射ビ−ムの偏
光面が2Θだけ回転する、ということを意味するのであ
る。
【0053】つまり、Σ面を回転させると、これの2倍
の速さで、同じ方向に出射ビ−ムの偏光面が回転すると
いってもよい。Σ面を例えば30°回転すると、出射ビ
−ムnの偏光面は60°回転する。Σ面を22.5°回
転すると、出射ビ−ムnの偏光面は45°回転する。Σ
面を45°回転させると、出射ビ−ムnの偏光面は90
°回転する。偏光面の回転範囲は180°であるから、
Σ面が一方向に90°回転できれば、出射ビ−ムの偏光
面は180°回転できる。つまり任意の偏光方向を与え
ることができる。
【0054】同じことは色々な表現で表すことができ
る。例えば次のように言うことも出来る。、出力鏡より
出射する直線偏光hの偏光面が水平方向にあって、これ
を鉛直方向にしたければ、ミラ−ユニットの入射面(Σ
面)を基準線を中心に回転し、水平方向(または鉛直方
向)に対して45°傾けた配置とすれば良い。また、出
力鏡より出射する直線偏光の偏光面がミラ−ユニットの
入射面に対して+45°をなしている場合にこれをミラ
−ユニット通過後入射面に対し−45°とするには、ユ
ニット入射面(Σ面)を鉛直面とすれば良い。
【0055】あるいは次のようにいっても良い。入射ビ
−ムの偏光面に対して、出射ビ−ムの偏光面をある角度
χだけ変えたいという場合、ミラ−ユニットを同じ方向
にχ/2だけ回転させればよい。ミラ−ユニットを基準
線の廻りに回転させるのであるから、ファラデ−素子な
どによる偏光面回転に比べて極めて容易である。しかも
優れて的確である。
【0056】以上は、3つのミラ−をすべて通常のミラ
−にしたものである。これは出射ビ−ムも直線偏光であ
る。この直線偏光の偏光面を自在に回転できるというこ
とが本発明の第1の利点である。しかしそれに止まらな
い。本発明はもう一つ重大な効果がある。これはファラ
デ−素子によっても得ることのできない作用であり本発
明の独自性が強く現れる。先に円偏光ミラ−を用いて直
線偏光を円偏光にするということを述べた。円偏光は異
方性が時間的に平均化されるので、どのように切断して
も異方性がないはずである。
【0057】しかし円偏光にしても偏光の回転方向が切
断に影響するということが最近になって分かってきた。
円偏光ミラ−で円偏光にしても、回転方向は一方向に決
まり、自在に方向を変えるという訳に行かない。ところ
が本発明は円偏光の回転方向を右にも左にも自由に変え
ることができる。このようなことは従来は不可能であっ
た。
【0058】3つのミラ−の内どれか一つを円偏光ミラ
−(90°リタ−デ−ションミラ−ともいう)に置き換
える。残りのミラ−は通常のミラ−である。円偏光ミラ
−の場合、入射光と出射光は90°の角度をなす。これ
がミラ−系の配置に制限を生ずる。三角形の内角の和が
180°であるからである。
【0059】第2ミラ−を円偏光ミラ−にする場合は、
図7のように、ミラ−の配置ABCにおいて、角Bが9
0°になる。角AとBは和が90°であればよい。図7
のように二等辺三角形とすると対称性が良い。しかし別
段二等辺三角形にしなくてはならないということはな
い。
【0060】第1ミラ−を円偏光ミラ−とする時は、図
8のようになる。ビ−ムhとkが直交する。角Bと角C
は和が90°であれば良い。第3ミラ−を円偏光ミラ−
とする場合は、図9のようになる。角Cが90°であ
る。
【0061】このように円偏光ミラ−にするのはどのミ
ラ−でも良い。直線偏光ビ−ムを円偏光ミラ−に入射す
るのであるが、偏光面が光学面に対して45°をなすよ
うに入射しなければならない。円偏光ミラ−というの
は、S偏光とP偏光の位相に90°の差を与えることに
より偏光状態を直線偏光から円偏光に変えるものであ
る。
【0062】この原理をまず説明する。入射ビ−ムの偏
光面が円偏光ミラ−の光学面となす角度をΘとする。電
界をEi とすると、S偏光成分の電界Es はEisinΘで
ある。P偏光成分電界Ep はEicosΘである。この円偏
光ミラ−は例えばS偏光の位相をP偏光の位相に対して
90°増加するようにしたものであるとする。すると、
出射ビ−ムの電界のS偏光成分Ersと、P偏光成分Erp
は、
【0063】 Ers=EisinΘsin (ωt+90) (7) Erp=EicosΘsin (ωt) (8)
【0064】となるが、sin (ωt+90)=cos (ω
t)であるので、
【0065】 Ers=EisinΘcos (ωt) (9) Erp=EicosΘsin (ωt) (10)
【0066】となる。これは出射光の電界が楕円軌跡を
描くということである。つまり出射ビ−ムは一般に楕円
偏光になる。しかし特にΘ=45°であると、これは円
偏光である。
【0067】 Ers 2 +Erp 2 =Ei 2/2 (11) Ers=(Ei /21/2 )cos (ωt) (12) Erp=(Ei /21/2 )sin (ωt) (13)
【0068】しかもこれはS偏光の軸をx軸、P偏光の
軸をy軸とした時、反時計廻りの回転である。つまり左
廻りの円偏光である。
【0069】ところがΘ=−45°とすると、 Ers=−(Ei /21/2 )cos (ωt) (14) Erp=(Ei /21/2 )sin (ωt) (15)
【0070】というふうにS偏光の符号が逆になる。こ
の出射ビ−ムも円偏光である。しかし偏光の回転方向は
時計廻りになる。つまり右回りの円偏光となる。これか
らΘをプラス45°とマイナス45°に切り替えること
ができれば、円偏光の回転方向を右にも左にも変えるこ
とができるということが明らかになる。
【0071】本発明はミラ−ユニットを基準線の廻りに
任意角回転できる。つまりΣ面を回転できる。すると第
1ミラ−に入る初めの入射ビ−ムhの偏光面がΣ面とな
す角度を+45°かあるいは−45°にすることによ
り、円偏光ミラ−へ入る入射ビ−ムの偏光面を±45°
に切り替えることができる。これは少し分かり難いかも
しれないがこれまでに説明してきたことから理解でき
る。
【0072】図8のように第1ミラ−Pが円偏光ミラ−
の場合は簡単である。ビ−ムhの偏光面とΣ面が+45
°をなせば、Pで作られる円偏光は左回りである。これ
がQで反射されて、右廻りになる。Rで反射されて左回
りに戻る。最終的に左廻りである。
【0073】反対にビ−ムhの偏光面がΣ面と−45°
をなすと、Pで作られる円偏光は右廻りである。これ
が、QとRで反射され最終的には右廻りの円偏光にな
る。つまり、レ−ザからの入射ビ−ムhに対して、Σ面
を+45°にすると左回り、−45°にすると右廻りの
円偏光になる。
【0074】第2ミラ−Qが円偏光ミラ−の場合も同様
なのであるが、念のため説明する。この場合も、入射ビ
−ムhの偏光面がΣ面に対して±45°をなすようにす
る。ビ−ムhの偏光面がΣ面に対して+45°の場合、
ミラ−Pで−45°の偏光面になり、これがミラ−Qに
入るので、右廻りの円偏光になる。これがRで反射され
るので左回りの円偏光になる。反対にビ−ムhの偏光面
がΣ面に対して−45の場合は、ミラ−Pで+45°の
偏光面になる。これがミラ−Qに入るので、左回りの円
偏光になる。これがミラ−Rで反射されるので、右廻り
の円偏光になる。この場合も、入射ビ−ムhの偏光面が
Σ面に対して+45°だと、出射ビ−ムnは左廻り、−
45°だと出射ビ−ムnは右廻りということである。
【0075】結局どのミラ−が円偏光ミラ−であっても
同じ事で、ビ−ムhがΣ面に対して+45°なら、出射
ビ−ムnは左廻り、−45°なら出射ビ−ムnは右回り
ということである。
【0076】図11は本発明の光学系の全体の構成を示
す。レ−ザ共振器1は炭酸ガスレ−ザであり、内部に炭
酸ガスを放電励起する機構を持つ。ミラ−はリアミラ−
と出力鏡である。出力鏡から出たビ−ムhは直線偏光で
ある。これが3つのミラ−P、Q、Rからなる、反射ミ
ラ−ユニット2に入る。ここで入射ビ−ムhが反射さ
れ、ビ−ムk、m、nになる。最終のビ−ムnが入射ビ
−ムhと同一直線上にある。この直線を基準線sとい
う。反射ミラ−ユニット2は基準線sを中心として回転
できるようになっている。
【0077】ユニット回転ドライバ−3があってこれが
反射ミラ−ユニット2を回転させる。反射ミラ−ユニッ
ト2を出た光は、伝送光学系4を通り、集光レンズ5で
絞られて、対象物6に当てられる。これは切断、溶接、
熱処理の場合がある。
【0078】切断の場合は、切断軌跡と直線偏光の偏光
面が平行であるのが望ましい。この場合、ユニット回転
ドライバ−3により反射ミラ−ユニット2を適当に回転
し、対象物6における偏光面が切断方向に合致するよう
にする。切断方向が変化するとこれに合わせて変化角の
約半分だけ反射ミラ−ユニット2を回転させることによ
り、常に、切断方向と偏光面を合致させることができ
る。直線の軌跡で切断する時に限らず、曲線軌跡で切断
する場合有効である。この場合は、曲線の変化角速度の
約半分の速度で連続的に反射ミラ−ユニット2を少しず
つ回転させればよい。
【0079】以上は直線偏光の光を利用する場合であ
る。円偏光を利用する場合は、次のようになる。左廻り
の円偏光が必要であれば、ビ−ムhに対して、反射ミラ
−ユニット2のΣ面が−45°になるように反射ミラ−
ユニット2を回転する。右廻りの円偏光が必要であれ
ば、ビ−ムhに対して、反射ミラ−ユニット2のΣ面が
+45°になるように反射ミラ−ユニット2を回転す
る。こうして所望の回転方向を持つ円偏光を簡単に得る
ことができる。ファラデ−素子のように磁界を必要とし
ないので極めて簡単でしかも正確である。
【0080】ミラ−の材質について述べる。炭酸ガスレ
−ザの強い光を受けるのであるから、高反射率のもので
なければならない。金属又はSiのミラ−で内部を水冷
したものでも良い。しかし金属、Siだけでは反射率が
不足するということもある。反射率が充分に1に近くな
いと、レ−ザビ−ムの減衰が無視できないし、ミラ−の
冷却も難しくなる。この場合は、ミラ−ベ−ス状に貴金
属(金、銀等)コ−トを施すか、さらに誘電体多層膜コ
−トを施す。こうすることによりビ−ム強度低下を極力
防ぐことができる。同時に、反射に伴う位相差変化(ミ
ラ−ユニットに入射する直線偏光の偏光面がミラ−ユニ
ットの入射面と同一または直交でない場合に、位相差変
化が発生する)をできるだけ小さくすることができる。
【0081】
【実施例】3枚の反射ミラ−として形状φ60−6tの
Auコ−トSiミラ−を作製した。ミラ−表面中心が正
三角形の3頂点に位置するようにこれらミラ−を配置し
た。それぞれのミラ−裏面側に間接冷却構造を設けた。
この反射ミラ−ユニットを市販の出力2.5kWの炭酸
ガスレ−ザ共振器の出射口に取り付けた。そして、ユニ
ットを回転して、出力光の偏光面が回転することを確認
した。
【0082】反射ミラ−ユニットの回転による出射ビ−
ムの偏光面の回転は、出射光の経路に赤外ポ−ラライザ
を置くことにより確かめた。出射ビ−ムの内、赤外ポ−
ラライザを透過したレ−ザビ−ムをパワ−メ−タによっ
て測定する。ポ−ラライザの偏光面を回転し、透過光が
最大になる方向を求める。これが出射ビ−ムの偏光方向
である。こうしてビ−ムの偏光方向の関係が分かる。反
射ミラ−ユニットの回転と、偏光面の回転の関係がすで
に述べたような関係であるということを確かめた。
【0083】ミラ−ユニット内の反射ミラ−によるレ−
ザ光の強度低下は約2%であった。反射率低下を防ぐた
め、Auコ−トミラ−に(ThF4 /ZnSe)系の誘
電体多層膜を付加した低位相差(Δ≦1°)で高反射率
(R≧99。6%)のミラ−を用いてさらに同じ実験を
した。このミラ−系では、レ−ザ強度低下は、約1%で
あった。先述のAuコ−トミラ−系の場合に対し改善が
見られた。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、 反射ミラ−ユニット2を回転することにより任意の方
向に偏光面を回転できる。レ−ザ装置の出力ビ−ムの偏
光面が如何なる場合でも、対象物に当たる時のビ−ムの
偏光面を制御することができる。つまり、伝送系の光学
系配置が、レ−ザ共振器からの出射ビ−ムの偏光面の方
向によって全く制約を受けない。
【0085】レ−ザ切断加工において、円偏光ビ−ム
の偏光面回転方向の反転操作はミラ−ユニットの90°
回転で容易に実現することができる。このようなことは
従来不可能であった。
【0086】溶接加工において、直線偏光ビ−ムの偏
光面を溶接加工軌跡上に揃える操作は、加工軌跡上の接
線方向の傾きに連動させて、ミラ−ユニットを回動操作
することで実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す一般的な反射ミラ−ユニッ
トの概略図。
【図2】S偏光の場合の入射ビ−ム、反射ビ−ム、屈折
ビ−ムの電界、磁界の方向を示す図。
【図3】P偏光の場合の入射ビ−ム、反射ビ−ム、屈折
ビ−ムの電界、磁界の方向を示す図。
【図4】斜め入射光がミラ−で反射された時に、出射ビ
−ムの偏光面が入射ビ−ムの偏光面と反対方向にずれる
ということを説明するための概略斜視図。
【図5】偶数個のミラ−で多重反射された時に出射ビ−
ムの偏光面が入射ビ−ムの偏光面と同一方向にずれると
いうことを示す概略図。
【図6】奇数個のミラ−で多重反射された時に出射ビ−
ムの偏光面が入射ビ−ムの偏光面と反対方向にずれると
いうことを示す概略図。
【図7】3つのミラ−を第2ミラ−が頂点である2等辺
三角形になるように配置した例を示すレ−ザ、ミラ−の
概略図。
【図8】3つのミラ−を第1ミラ−が直角である直角三
角形になるように配置した例を示すレ−ザ、ミラ−の概
略図。
【図9】3つのミラ−を第3ミラ−が直角である直角三
角形になるように配置した例を示すレ−ザ、ミラ−の概
略図。
【図10】本発明の3つのミラ−からなる反射ミラ−ユ
ニットにおいて、入射ビ−ムの偏光面が光学面(Σ面)
に対して角度Θをなす時、出力ビ−ムの偏光面が光学面
に対して−Θをなすことを示す概略斜視図。
【図11】本発明のレ−ザ光学系の全体構成を示す概略
構成図。
【符号の説明】
1 レ−ザ共振器 2 反射ミラ−ユニット 3 ユニット回転ドライバ− 4 伝送光学系 5 集光レンズ 6 対象物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力鏡とリアミラ−を含み出力鏡から光
    を出すレ−ザ共振器と、出力鏡直後に設けられ3枚のミ
    ラ−P、Q、Rを含む反射ミラ−ユニットからなり対象
    物に光を当てて、切断、溶接、熱処理などの加工をおこ
    なうレ−ザ共振器光学系であって、前記反射ミラ−ユニ
    ットのミラ−はレ−ザからの入射ビ−ムhを第1ミラ−
    P、第2ミラ−Q、第3ミラ−Rで順次反射し、第3の
    ミラ−の反射ビ−ムnが前記入射ビ−ムhと同一の直線
    上にあるようにし、この直線を基準線として、反射ミラ
    −ユニットの全体がユニット回転ドライバ−により任意
    角回転できるようにしたことを特徴とするレ−ザ共振器
    光学系。
  2. 【請求項2】 出力鏡とリアミラ−を含み出力鏡から光
    を出すレ−ザ共振器と、出力鏡直後に設けられ3枚のミ
    ラ−P、Q、Rを含む反射ミラ−ユニットからなり対象
    物に光を当てて、切断、溶接、熱処理などの加工をおこ
    なうレ−ザ共振器光学系であって、前記反射ミラ−ユニ
    ットのミラ−P、Q、Rはその内部の適当な点A、B、
    CがBを頂点とする二等辺三角形をなし、レ−ザからの
    入射ビ−ムhを第1ミラ−P、第2ミラ−Q、第3ミラ
    −Rの点A、B、Cで順次反射し、第3のミラ−の反射
    ビ−ムnが前記入射ビ−ムhと同一の直線上にあるよう
    にし、この直線を基準線として、反射ミラ−ユニットの
    全体がユニット回転ドライバ−により任意角回転できる
    ようにしたことを特徴とするレ−ザ共振器光学系。
  3. 【請求項3】 出力鏡とリアミラ−を含み出力鏡から光
    を出すレ−ザ共振器と、出力鏡直後に設けられ3枚のミ
    ラ−P、Q、Rを含む反射ミラ−ユニットからなり対象
    物に光を当てて、切断、溶接、熱処理などの加工をおこ
    なうレ−ザ共振器光学系であって、前記反射ミラ−ユニ
    ットのミラ−P、Q、Rはその内部の適当な点A、B、
    CがBを頂点とする直角二等辺三角形をなし、第2ミラ
    −Qが円偏光ミラ−であり、レ−ザからの入射ビ−ムh
    を第1ミラ−P、第2ミラ−Q、第3ミラ−Rの点A、
    B、Cで順次反射し、第3のミラ−の反射ビ−ムnが前
    記入射ビ−ムhと同一の直線上にあるようにし、この直
    線を基準線として、反射ミラ−ユニットの全体がユニッ
    ト回転ドライバ−により任意角回転できるようにしたこ
    とを特徴とするレ−ザ共振器光学系。
  4. 【請求項4】 出力鏡とリアミラ−を含み出力鏡から光
    を出すレ−ザ共振器と、出力鏡直後に設けられ3枚のミ
    ラ−P、Q、Rを含む反射ミラ−ユニットからなり対象
    物に光を当てて、切断、溶接、熱処理などの加工をおこ
    なうレ−ザ共振器光学系であって、前記反射ミラ−ユニ
    ットのミラ−P、Q、Rはその内部の適当な点A、B、
    CがAを頂点とする直角三角形をなし、第1ミラ−Pが
    円偏光ミラ−であり、レ−ザからの入射ビ−ムhを第1
    ミラ−P、第2ミラ−Q、第3ミラ−Rの点A、B、C
    で順次反射し、第3のミラ−の反射ビ−ムnが前記入射
    ビ−ムhと同一の直線上にあるようにし、この直線を基
    準線として、反射ミラ−ユニットの全体がユニット回転
    ドライバ−により任意角回転できるようにしたことを特
    徴とするレ−ザ共振器光学系。
  5. 【請求項5】 出力鏡とリアミラ−を含み出力鏡から光
    を出すレ−ザ共振器と、出力鏡直後に設けられ3枚のミ
    ラ−P、Q、Rを含む反射ミラ−ユニットからなり対象
    物に光を当てて、切断、溶接、熱処理などの加工をおこ
    なうレ−ザ共振器光学系であって、前記反射ミラ−ユニ
    ットのミラ−P、Q、Rはその内部の適当な点A、B、
    CがCを頂点とする直角三角形をなし、第3ミラ−Rが
    円偏光ミラ−であり、レ−ザからの入射ビ−ムhを第1
    ミラ−P、第2ミラ−Q、第3ミラ−Rの点A、B、C
    で順次反射し、第3のミラ−の反射ビ−ムnが前記入射
    ビ−ムhと同一の直線上にあるようにし、この直線を基
    準線として、反射ミラ−ユニットの全体がユニット回転
    ドライバ−により任意角回転できるようにしたことを特
    徴とするレ−ザ共振器光学系。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US9676059B2 (en) 2012-07-31 2017-06-13 Koninklijke Philips N.V. Laser hair cutter

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