JPH0630323U - 板状建材の張付施工構造 - Google Patents

板状建材の張付施工構造

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JPH0630323U JP7333092U JP7333092U JPH0630323U JP H0630323 U JPH0630323 U JP H0630323U JP 7333092 U JP7333092 U JP 7333092U JP 7333092 U JP7333092 U JP 7333092U JP H0630323 U JPH0630323 U JP H0630323U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定具による建材の位置決作業が容易であ
り、且つ位置決用の係合部分において凍結を起こさず、
施工性の良好な建材の張付施工構造を提供する。 【構成】 板状建材28の上下端面にその板面と平行方
向に溝32,30を形成する一方、躯体10に固定した
固定具の水平な板状部16の先端部若しくはこれに設け
た補助具の先端部を上方及び下方に折り曲げて位置決片
26,24を形成し、それら位置決片26,24を上段
の板状建材28と下段の板状建材28との間から前記溝
32,30に嵌入させてそれら建材28を位置決めする
とともに、それら建材28の裏面を前記固定具に設けた
垂直向きの固着片34に接着剤40にて固着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は板状建材、特に大型の板状建材の張付施工に適用して効果的な建材 の張付施工構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
大型の板状建材の張付施工構造として、従来図8(A)に示すようなものが知 られている。 この施工構造は、躯体100にL字状の金具102を固定するとともに、この 金具102に板状の金具104をボルト106にて締結して水平方向に延び出さ せ、その先端部を上段の建材108と下段の建材108との間に入り込ませて、 上段の建材108の下端を受けるように成す一方、各建材108の端面に形成し たピン穴112の内部に位置決ピン114を挿入して建材108を位置決めし、 且つ接着剤116で位置決ピン114とピン穴112内面とを固着するように成 したものである。
【0003】 しかしながらこの施工構造の場合、位置決ピン114をピン穴112内部に挿 入する際の作業性が悪く、場合により位置決ピン114をピン穴112内に円滑 に挿入できないといった問題がある。
【0004】 これに対し、図8(B)に示しているように板状金具118の先端部を上段の 建材108と下段の建材108との間に挿入した上、水平な支持片120にて上 段の建材108の下端を支持するとともに、上向き又は下向きの位置決片122 を建材108の端面に形成した溝124内部に嵌入させて位置決めし、且つ溝1 24内部を埋めるように施した接着剤116にて位置決片122を溝内面に固着 するようにした構造が提案されている(実公平3−48372)。
【0005】 しかしながらこの施工構造の場合、建材108の溝124への位置決片122 の挿入性は良好であるものの、位置決片122の嵌入部位において溝124が接 着剤116にて埋められた形となり、このため溝124内部に水が浸入したとき 、この水が接着剤116にて堰き止められた状態となって溝124内部に滞留し 、冬期等においてはこの滞留した水が凍結して凍害を引き起こすといった問題が ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本願の考案はこのような課題を解決するために成されたものである。 而して本願の考案は、板状建材の上下端面にその板面と平行方向に溝を形成す る一方、躯体に固定した固定具の水平な板状部の先端若しくはこれに設けた補助 具の先端を上方及び下方に折り曲げて位置決片を形成し、それら位置決片を上下 に隣接する板状建材間の隙間から前記溝に嵌入させてそれら建材を位置決めする とともに、それら建材の裏面を前記固定具に直接若しくは間接に設けた垂直向き の固着片に接着剤にて固着するように成したことを特徴とする(請求項1)。
【0007】 本願の別の考案は、請求項1の張付施工構造において、前記固着片を前記固定 具とは別途の部材にて構成し且つこれを溝と突起との嵌合いにて該固定具に取り 付けるように成したことを特徴とする(請求項2)。
【0008】 本願の更に別の考案は、板状建材の上下端面にその板面と平行方向の溝を形成 する一方、躯体に固定した主固定具の水平な板状部にこれとは別体を成す補助具 を溝と突起との嵌合いにより取り付けてそれら主固定具の板状部及び補助具の一 方に上向き又は下向きの位置決片を形成する一方、他方に逆向きの位置決片を形 成し、それら位置決片上下に隣接する板状建材間の隙間より前記溝に嵌入させて 位置決めするように成したことを特徴とする(請求項3)。
【0009】 本願の更に別の考案は、請求項3の張付施工構造において、前記板状建材の裏 面を前記主固定具に垂直向きに設けた固着片に接着剤にて固着するように成した ことを特徴とする(請求項4)。
【0010】 本願の更に別の考案は、請求項4の張付施工構造において、前記固着片を前記 主固定具とは別途の部材にて構成し、これを溝と突起との嵌合いにて該主固定具 に取り付けるように成したことを特徴とする(請求項5)。
【0011】
【作用及び考案の効果】
上記のように請求項1の考案は、建材に形成した溝と固定具の位置決片とによ り建材を位置決めするとともに、建材裏面を垂直向きの固着片に対して接着剤に て固着するようにしたものである。
【0012】 この施工構造の場合、位置決片の溝への挿入作業性が良い他、溝内部に接着剤 を埋め込む必要がないので、溝の内部に浸入した水がそこで滞留するといったこ とを防止でき、かかる水の滞留及び凍結に基づく凍害を防止することができる。
【0013】 またこの施工構造では、固定具に設けた固着片に対して建材の裏面を接着剤に て固着するようにしているため、広い面積範囲に亘って建材を固着でき、固着力 を大きくできるとともに、建材に応力が作用したとき応力を局部に集中させず、 広い面積に分散させ得る利点がある。
【0014】 この施工構造においては、上記固着片を固定具とは別部材にて構成し、これを 溝と突起との嵌合により固定具に取り付けるようにするのが望ましい(請求項2 )。
【0015】 このようにすると、固着片が固定具に対してある程度相対変位可能となるため 、固定具に多少の傾斜角度があっても固着片を建材裏面に対して接着剤を十分に 密着させることができるとともに耐衝撃性も良好となる利点が得られる。 尚接着剤として弾性接着剤を用いると、耐衝撃性を更に向上させ得て望ましい 。
【0016】 請求項3の考案は、上記上向きの位置決片と下向きの位置決片とを躯体に直接 又は間接に固定される別々の部材、即ち主固定具の板状部と補助具とに設けた上 、溝と突起との嵌合いに基づいてこれら上向き,下向きの各位置決片同士をある 程度相対変位可能と成したものである。
【0017】 この施工構造によれば、上向きの位置決片と下向きの位置決片との相対角度を ある程度調整可能であるため、躯体面に多少の傾きがあったり凹凸があったりし て、主固定具の板状部が水平方向に対して多少傾きがある場合においても、上向 き,下向きの各位置決片を建材の溝に対して容易に嵌入させることができる。
【0018】 この施工構造において、固定具に対する建材の固定は、固定具に設けた固着片 に対して建材裏面を接着することにより行うのが望ましい(請求項4)。
【0019】 更にこの固着片は、主固定具とは別途の部材にて構成し、これを溝と突起との 嵌合いによりかかる主固定具に取り付けるようにするのが望ましい(請求項5) 。
【0020】
【実施例】
次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1において10は躯体で、これにはL字状の第一金具12がアンカーボルト 14にて固定されている。 この第一金具12には、板状の第二金具16が長穴18,20においてボルト 22により締結されている。
【0021】 第二金具16は、図2に示しているように躯体面に向かって左右の先端部が下 向きに曲げ起こされるとともに、それらの間の部分が上向きに曲げ起こされ、そ れぞれが下向き,上向きの位置決片24,26を形成している。
【0022】 これら位置決片24,26は、図1に示しているように大型(一辺の大きさが 30cm以上)の板状建材28の下端面及び上端面に形成された溝30,32の 内部に嵌入して建材28の位置決めを行うものである。
【0023】 この第二金具16には、板状の第三金具34が垂直向きに取り付けられている 。この第三金具34は、図2に示しているように突起36を第二金具16の嵌込 溝38に嵌め込むことで、かかる第二金具16に取り付けてある。
【0024】 第三金具34は、建材28を固着するための固着片となるもので、図1に示し ているように接着剤40を介して建材28の裏面に固着されている。
【0025】 本例の施工構造の場合、建材28の位置出し作業を容易に行うことができる。 本例では、ピン穴とピンとの係合によらず、溝と板状の位置決片との係合に基 づいて建材28の位置決めを行うようにしているからである。
【0026】 また建材28の固定を、建材28裏面と第三金具34との接着により行うよう にしており、このことから溝30,32内部への接着剤40の充填を行う必要が なく、かかる溝30,32内部への接着剤40の充填に基づく凍害を引き起こさ ない。
【0027】 加えて第三金具34と建材28裏面とは広い面積に亘って接着を行うことが可 能であるから、固定力を大きくすることが可能である。
【0028】 また本例では、固着片となる第三金具34の第二金具16に対する角度をある 程度変えられるため、第三金具34を建材28裏面に固着する際の作業性も良好 で、しかもこれを建材28裏面に充分に密着させることができる。
【0029】 この他本例の施工構造は次のような利点も有している。 第二金具16に上向き及び下向きの位置決片を設ける手段として、図3に示し ているように第二金具125に上記と同様の嵌込溝46を形成し、そこに第二金 具125とは別部材である板状金具126を嵌め込み、この板状金具126の上 側又は下側への突出部分128,130を位置決片と成すことも考えられる。
【0030】 しかしながら、この場合には第二金具125の先端が板状建材28の表面部位 近くまで延び出すこととなり、上段の建材28と下段の建材28との隙間にシー リング材を詰め込む作業が行いづらくなるとともに、建材28の張付施工後にお いて、第二金具125の先端部分においてシーリング材に亀裂が入り、シール切 れを起こす問題が生じる。 しかるに本例の施工構造では、第二金具16の先端を曲げ起こして位置決片2 4,26を形成しているため、こうした不具合を惹起しない。
【0031】 本例の施工構造では、また、図4に示しているように下向きの2つの位置決片 24の間にL字状の第一金具12の先端が入り込める構造となっていることから 、建材28による壁面の出入方向の仕上代、即ち躯体表面と直角方向の調整代を 大きくとれる利点がある。
【0032】 この他本例の施工構造においては、建材28に対する固着片となる第三金具3 4が、第二金具16に対してある程度相対変位できることから、建材28に衝撃 が加わった場合にその衝撃を効果的に吸収でき、耐衝撃性が良好である利点を有 する。
【0033】 尚接着剤40として弾性接着剤を用いた場合、耐衝撃性は更に向上する。
【0034】 図5及び図6は本考案の他の実施例を示したもので、この例では第三金具42 の側に上向きの位置決片44を一体に形成したものである。
【0035】 この例の場合、図7に示しているように躯体表面に垂直面からの傾きや凹凸が ある結果、第二金具16が水平方向に対し多少傾きを持っていた場合でも、下段 の建材28及び上段の建材28の各溝30,32に対して下向き及び上向きの位 置決片24,44を容易に嵌入できる利点がある。 下向き及び上向きの位置決片24,44の相対角度をある程度調整することが できるからである。
【0036】 以上本考案の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本考案はその 主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき種々変更を加えた形態で 構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の建材の張付施工構造の一実施例の図で
ある。
【図2】図1における固定用金具の図である。
【図3】同実施例の利点を説明するための比較例図であ
る。
【図4】同実施例の利点の説明図である。
【図5】本考案の他の実施例の図である。
【図6】図5における固定用金具の図である。
【図7】図5,図6に示す実施例の利点の説明図であ
る。
【図8】従来の建材の張付施工構造の一例を示す図であ
【符号の説明】
10 躯体 12 第一金具 16 第二金具 24,26,44 位置決片 28 板状建材 30,32 溝 34,42 第三金具 36 突起 38 嵌込溝 40 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小林 次郎 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 杉浦 圭介 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 栗秋 裕次 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 伊藤 哲也 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)考案者 高平 敦史 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状建材の上下端面にその板面と平行方
    向に溝を形成する一方、躯体に固定した固定具の水平な
    板状部の先端若しくはこれに設けた補助具の先端を上方
    及び下方に折り曲げて位置決片を形成し、それら位置決
    片を上下に隣接する板状建材間の隙間から前記溝に嵌入
    させてそれら建材を位置決めするとともに、それら建材
    の裏面を前記固定具に直接若しくは間接に設けた垂直向
    きの固着片に接着剤にて固着するように成したことを特
    徴とする板状建材の張付施工構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の張付施工構造において、前記
    固着片を前記固定具とは別途の部材にて構成し且つこれ
    を溝と突起との嵌合いにて該固定具に取り付けるように
    成したことを特徴とする板状建材の張付施工構造。
  3. 【請求項3】 板状建材の上下端面にその板面と平行方
    向の溝を形成する一方、躯体に固定した主固定具の水平
    な板状部にこれとは別体を成す補助具を溝と突起との嵌
    合いにより取り付けてそれら主固定具の板状部及び補助
    具の一方に上向き又は下向きの位置決片を形成する一
    方、他方に逆向きの位置決片を形成し、それら位置決片
    上下に隣接する板状建材間の隙間より前記溝に嵌入させ
    て位置決めするように成したことを特徴とする板状建材
    の張付施工構造。
  4. 【請求項4】 請求項3の張付施工構造において、前記
    板状建材の裏面を前記主固定具に垂直向きに設けた固着
    片に接着剤にて固着するように成したことを特徴とする
    板状建材の張付施工構造。
  5. 【請求項5】 請求項4の張付施工構造において、前記
    固着片を前記主固定具とは別途の部材にて構成し、これ
    を溝と突起との嵌合いにて該主固定具に取り付けるよう
    に成したことを特徴とする板状建材の張付施工構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02130926U (ja) * 1989-04-04 1990-10-30
JPH04198556A (ja) * 1990-11-28 1992-07-17 Inax Corp 板状建材の施工方法

Patent Citations (2)

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