JPH06303268A - 位相比較回路および該位相比較回路を備える復調回路 - Google Patents

位相比較回路および該位相比較回路を備える復調回路

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JPH06303268A
JPH06303268A JP5310606A JP31060693A JPH06303268A JP H06303268 A JPH06303268 A JP H06303268A JP 5310606 A JP5310606 A JP 5310606A JP 31060693 A JP31060693 A JP 31060693A JP H06303268 A JPH06303268 A JP H06303268A
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signal
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input signal
phase difference
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JP5310606A
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Osamu Matsubara
修 松原
Mitsukuni Yokota
光邦 横田
Yuuki Igarashi
雄希 五十嵐
Hayato Ishihara
走人 石原
Kazuo Yamakido
一夫 山木戸
Takao Okazaki
孝男 岡崎
Katsuhiro Furukawa
且洋 古川
Hiroki Akiyama
弘樹 秋山
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 位相比較回路において、より精度の高い位相
比較を行なう。 【構成】 入力信号VINと、基準となる参照信号LO
との位相差を検出する位相比較回路であって、入力信号
VINと、参照信号LOとの位相差に対応するパルス幅
を有するパルスを出力する位相差検出手段20と、位相
差検出手段20から出力されたパルスを、当該パルスの
パルス幅に対応する電圧値に変換する電圧変換手段11
と、電圧変換手段11から出力された電圧値を、基準と
なる電圧値に基づいてディジタル値に変換するアナログ
−ディジタル変換手段13と、アナログ−ディジタル変
換手段13における前記基準となる電圧値の調整を行な
う調整手段12と、あらかじめ定めたときに、前記調整
手段に対して調整を行なうように制御し、当該調整のた
めの調整信号を出力する制御手段41とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、位相変調された入力信
号を復調する復調回路等に利用される位相比較回路に関
する。また、半導体集積回路で実現するのに好適な復調
回路に関し、例えば、携帯用通信端末装置に適用して有
効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】位相変調された信号の復調回路には、位
相検波回路および2値位相検波回路を用いることができ
る。特に、位相検波回路と2値位相検波回路との組合せ
は、通常、多値の位相復調を行う場合に用いられる。位
相検波回路および2値位相検波回路について記載された
文献の例としては、平成2年3月14日に株式会社トリ
ケップスから発行された「移動通信のためのディジタル
変復調技術」(赤石芳彦監修)の第137頁に記載され
ているものがある。
【0003】図6に、本発明者が検討した復調回路の原
理回路構成図を示す。図6において、復調回路は、入力
信号VINと同じ発振周波数で発振し、基準となる局部
発振信号LOを出力する局部発振回路5と、入力信号V
INと局部発振回路5の出力LOとの位相差の絶対量を
電圧VAに変換する位相検波回路2と、入力信号VIN
と局部発振出力LOとの位相の進みまたは遅れを表す信
号SIGNを出力する2値位相検波回路3と、電圧VA
と信号SIGNとを乗算して位相差分量VPとし、これ
を変調の1単位分だけ遅延手段Dで遅延させた信号VD
と当該位相差分量VPとの差を出力する位相復調回路4
とを有する。位相変調された信号の復調回路では、位相
検波をして位相成分を1シンボル(1ボーレート)分ず
つ抽出し、抽出した位相成分と1シンボル前の位相成分
との位相差を復調信号として出力する。
【0004】図6において、入力信号VINおよび局部
発振回路5の出力LOは、位相検波回路2および2値位
相検波回路3に入力される。位相検波回路2では、入力
信号VINと局部発振回路5の出力LOとを排他的論理
和回路20に入力して位相差のずれ分をパルス幅として
出力し、ローパスフィルタLPF11を介して位相差の
絶対量を電圧VAに変換する。2値位相検波回路3で
は、Dフリップフロップ21により入力信号VINと局
部発振出力LOとの位相の進みまたは遅れを表す信号S
IGNを出力する。この位相差の絶対量VAと位相の進
み又は遅れを示す信号SIGNとを乗算回路22で乗算
することで位相差分量VPを形成する。この位相差分量
VPを変調の1単位分すなわち1シンボル分だけ遅延手
段Dで遅延させた信号VDと当該位相差分量VPとの差
が復調出力VOUTとされる。この1シンボル遅延は位
相検波回路2の前段で行ってもよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す復調回路に
おいて、復調信号としてディジタル信号を出力する場合
には、位相検波回路2の出力VAは、その後段にA/D
変換回路を備えることにより、ディジタル信号に変換
し、遅延回路D23としてシフトレジスタのようなディ
ジタル回路を用いる。このような構成とした場合、位相
検波回路2に含まれるローパスフィルタLPFの出力電
圧範囲と、当該A/D変換回路の動作範囲とのダイナミ
ックレンジの不一致によって誤差の発生するおそれがあ
る。例えば、ローパスフィルタLPFの出力電圧範囲が
A/D変換回路の動作範囲より、小さい場合には、ロー
パスフィルタLPFの出力電圧が最大になってもA/D
変換回路の出力は最大にならず、動作範囲がずれている
分小さい値が出力されることとなる。このため、後段の
位相復調回路4で出力する復調信号に誤差が生じること
となる。
【0006】また、位相差の絶対量VAと位相進み遅れ
量SIGNとは異なる回路を通るため、当該双方の信号
の供給タイミングのずれ若しくは遅延時間の不一致によ
って復調誤差を発生するおそれがある。例えば、位相検
波回路2では、前述のように、排他的論理和回路20お
よびローパスフィルタLPF11を介して位相差の絶対
量VAが出力され、2値位相検波回路3では、Dフリッ
プフロップ21を介して信号SIGNが出力されている
ので素子による遅延がそれぞれ発生し、その遅延時間は
異なるものとなる。このため、位相進み遅れ量SIGN
が位相が遅れている状態から進んでいる状態に変化した
ときには、遅延時間の影響により位相差の絶対量VAが
変化する時間と一致しないので、復調信号に誤差が生じ
ることとなる。
【0007】また、復調されるべき入力信号VINと局
部発振信号LOとは、各々2値に量子化した高論理レベ
ルの区間と低論理レベルの区間が等しい場合、すなわ
ち、各信号のパルス幅のデューティ比が50%のときの
み、正確な位相比較が可能となり、いずれかの信号がデ
ューティ比が50%でないときには復調信号に誤差の発
生するおそれがある。
【0008】さらに、この場合、抵抗、キャパシタ、ト
ランジスタなどの回路素子の製造条件に起因するような
特性ばらつきにより、各信号のパルスの立上りや立ち下
がり時間に影響を受ける。したがって、そのような復調
回路を半導体集積回路化する場合には、そのような回路
素子の製造ばらつきの影響を実質的に受けないように上
記復調誤差の発生を防止しなければならない。
【0009】本発明の目的は、位相検波回路および2値
位相検波回路などの位相を比較する位相比較回路におい
て、より精度の高い位相比較を行なうことである。ま
た、本発明の別の目的は、位相比較回路を備える復調回
路における復調誤差を小さくすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、入力信号と、基準となる参照信号との位
相差を検出する位相比較回路であって、前記入力信号
と、前記参照信号との位相差に対応するパルス幅を有す
るパルスを出力する位相差検出手段と、前記位相差検出
手段から出力されたパルスを、当該パルスのパルス幅に
対応する電圧値に変換する電圧変換手段と、前記電圧変
換手段から出力された電圧値を、基準となる電圧値に基
づいてディジタル値に変換するアナログ−ディジタル変
換手段と、前記アナログ−ディジタル変換手段における
前記基準となる電圧値の調整を行なう調整手段と、あら
かじめ定めたときに、前記調整手段に対して調整を行な
うように制御し、当該調整のための調整信号を出力する
制御手段とを有する。
【0011】前記電圧変換手段において出力される前記
電圧値の範囲を制限する電圧制限手段をさらに有し、前
記調整手段は、前記電圧制限手段における前記電圧値の
範囲を前記基準となる電圧値により調整するようにして
もよい。
【0012】前記入力信号と、前記参照信号との位相の
進み/遅れを検出する進み/遅れ検出部をさらに有し、
前記進み/遅れ検出部は、前記入力信号が前記参照信号
より進んでいるか遅れているかを判定する判定手段と、
前記判定手段における判定結果を、あらかじめ想定され
る前記電圧変換手段における変換時間分遅延させて出力
する第1の遅延手段とを備えることができる。この場
合、前記判定手段は、前記入力信号を入力し、前記参照
信号をクロックとするフリップフロップ回路で構成し、
前記フリップフロップ回路のセットアップ時間分、前記
参照信号を遅延させて前記フリップフロップ回路に出力
する第2の遅延手段をさらに有するようにしてもよい。
【0013】また、前記入力信号を2分周する第1の分
周手段と、前記参照信号を2分周する第2の分周手段と
をさらに有し、前記位相差検出手段は、前記第1の分周
手段で2分周された入力信号を前記入力信号として入力
し、前記第2の分周手段で2分周された参照信号を前記
参照信号として入力する。前記第1の分周手段と前記第
2の分周手段との各々は、前記2分周された信号を波形
整形するためのトランジスタにより構成されるバッファ
回路を備え、当該バッファ回路は、前記2分周された信
号の低論理レベルから高論理レベルへの立上り遅延時間
と、高論理レベルから低論理レベルへの立下り遅延時間
を等しくなるように、トランジスタサイズが設定されて
いる。
【0014】また、入力信号と、基準となる参照信号と
の位相差を検出する位相比較回路であって、前記入力信
号と、前記参照信号との位相差に対応するパルス幅を有
するパルスを出力する位相差検出手段と、前記位相差検
出手段から出力されたパルスを、当該パルスのパルス幅
に対応する電圧値に変換する電圧変換手段と、前記入力
信号と、前記参照信号との位相の進み/遅れを検出する
進み/遅れ検出部とを有し、前記進み/遅れ検出部は、
前記入力信号が前記参照信号より進んでいるか遅れてい
るかを判定する判定手段と、前記判定手段における判定
結果を、あらかじめ想定される前記電圧変換手段におけ
る変換時間分遅延させて出力する第1の遅延手段とを備
えることができる。
【0015】入力信号と、基準となる参照信号との位相
差を検出する位相比較回路であって、前記入力信号と、
前記参照信号との位相差に対応するパルス幅を有するパ
ルスを出力する位相差検出手段と、前記位相差検出手段
から出力されたパルスを、当該パルスのパルス幅に対応
する電圧値に変換する電圧変換手段と、前記入力信号
と、前記参照信号との位相の進み/遅れを検出する進み
/遅れ検出部とを有し、前記進み/遅れ検出部は、前記
入力信号を入力し、前記参照信号をクロックとするフリ
ップフロップ回路で構成され、前記入力信号が前記参照
信号より進んでいるか遅れているかを判定する判定手段
と、前記フリップフロップ回路のセットアップ時間分、
前記参照信号を遅延させて前記フリップフロップ回路に
出力する第2の遅延手段とを有するようにしてもよい。
さらに、入力信号と、基準となる参照信号との位相差
を検出する位相比較回路であって、前記入力信号と、前
記参照信号との位相差に対応するパルス幅を有するパル
スを出力する位相差検出手段と、前記位相差検出手段か
ら出力されたパルスを、当該パルスのパルス幅に対応す
る電圧値に変換する電圧変換手段と、前記入力信号と、
前記参照信号との位相の進み/遅れを検出する進み/遅
れ検出部と、前記入力信号を2分周する第1の分周手段
と、前記参照信号を2分周する第2の分周手段とを有
し、前記位相差検出手段および前記進み/遅れ検出部
は、前記第1の分周手段で2分周された入力信号を前記
入力信号として入力し、前記第2の分周手段で2分周さ
れた参照信号を前記参照信号として入力するようにして
もよい。この場合、前記第1の分周手段と前記第2の分
周手段との各々は、前記2分周された信号を波形整形す
るためのトランジスタにより構成されるバッファ回路を
備え、当該バッファ回路は、前記2分周された信号の低
論理レベルから高論理レベルへの立上り遅延時間と、高
論理レベルから低論理レベルへの立下り遅延時間を等し
くなるように、トランジスタサイズが設定されている。
【0016】位相変調された入力信号と基準となる参照
信号との位相差を検出する位相比較回路と、該位相比較
回路により検出された位相差に基づいて遅延検波により
復調を行なう遅延検波回路とを備える復調回路の場合に
は、上記したような位相比較回路を備えることができ
る。この場合、前記遅延検波回路は、前記アナログ−デ
ィジタル変換手段により変換されたディジタル値と、前
記進み/遅れ検出部により検出された位相の進み/遅れ
とに基づいて、前記遅延検波を行なう。また、前記制御
手段は、前記あらかじめ定めたときを、位相変調された
入力信号を入力していないときとすることができる。前
記遅延検波回路に入力される前記アナログ−ディジタル
変換手段により変換されたディジタル値と、前記進み/
遅れ検出部により検出された位相の進み/遅れとを同期
させるためのラッチ回路をさらに備えるようにしてもよ
い。
【0017】
【作用】位相比較回路では、位相差検出手段が、前記入
力信号と、前記参照信号との位相差に対応するパルス幅
を有するパルスを出力し、電圧変換手段が前記位相差検
出手段から出力されたパルスを、当該パルスのパルス幅
に対応する電圧値に変換する。電圧変換手段は、ローパ
スフィルタにより構成することができる。アナログ−デ
ィジタル変換手段は、前記電圧変換手段から出力された
電圧値を、基準となる電圧値に基づいてディジタル値に
変換する。また、制御手段は、あらかじめ定めたとき
に、前記調整手段に対して調整を行なうように制御し、
当該調整のための調整信号を出力する。調整手段は、指
示があると、前記アナログ−ディジタル変換手段におけ
る前記基準となる電圧値の調整を行なう。アナログ−デ
ィジタル変換手段は、A/D変換回路で構成でき、調整
手段により、基準となる電圧値すなわちリファレンス電
圧が調整される。これにより、A/D変換回路の動作範
囲が調整され、動作範囲のずれによる誤差を防ぐことが
できる。また、電圧制限手段をさらに有する場合には、
前記電圧変換手段において出力される前記電圧値の範囲
が制限され、前記調整手段において、前記電圧制限手段
における前記電圧値の範囲を前記基準となる電圧値によ
り調整する。これにより、ローパスフィルタの出力電圧
範囲とA/D変換回路の動作範囲とを一致させることが
でき、誤差を減少させることができる。
【0018】また、進み/遅れ検出部では、判定手段に
おいて、前記入力信号が前記参照信号より進んでいるか
遅れているかを判定し、第1の遅延手段で、前記判定手
段における判定結果を、あらかじめ想定される前記電圧
変換手段における変換時間分遅延させて出力する。例え
ば、第1の遅延手段として、ローパスフィルタの構成と
同様な構成をとることで、製造プロセスによって回路素
子の特性が絶対的にばらついても、電圧変換手段と第1
の遅延手段との双方における回路素子の相対的な特性ば
らつきを実質的に無視できるようになり、製造プロセス
のばらつきに影響を受けることなく、上記誤差を減少さ
せることができる。
【0019】また、前記判定手段をフリップフロップ回
路で構成する場合には、第2の遅延手段が前記フリップ
フロップ回路のセットアップ時間分、前記参照信号を遅
延させて前記フリップフロップ回路に出力する。これら
の第1および第2の遅延手段により、各回路における遅
延時間を合わせることができ、遅延時間差から生じる誤
差を減少させることができる。
【0020】また、第1の分周手段で前記入力信号を2
分周し、第2の分周手段で前記参照信号を2分周するこ
とにより、入力信号と参照信号との周期毎に高論理レベ
ルと低論理レベルが反転するので、高論理レベル区間と
低論理レベル区間とを等しくすることができる。すなわ
ち、入力信号および参照信号のデューティ比を50%に
することができる。さらに、前記第1の分周手段と前記
第2の分周手段との各々が、トランジスタにより構成さ
れるバッファ回路を備える場合、当該バッファ回路は、
前記2分周された信号の低論理レベルから高論理レベル
への立上り遅延時間と、高論理レベルから低論理レベル
への立下り遅延時間を等しくなるように、トランジスタ
サイズが設定されているので、立上り遅延時間と立下り
遅延時間とを等しくできる。これにより、前述位相差と
して+180°の位相進みから−180°の位相遅れま
で全位相範囲を発生することが可能となる。また、第1
の分周手段と前記第2の分周手段とを同じ構成にするの
で、各素子による遅延時間を同じにすることができる。
【0021】以上のようにすることで、位相比較回路に
おいて、より精度の高い位相比較を行なうことができ、
このような位相比較回路を復調回路に利用すれば、復調
誤差を小さくすることができる。
【0022】
【実施例】図1に、本発明の実施例を示す位相比較回路
を備える復調回路のブロック図が示され、図2には本実
施例に係る復調回路の信号波形の一例が示されている。
図1に示される復調回路は、位相変調された入力信号V
INを受けてこれを2値に量子化した信号VIN’を出
力するコンパレート回路1と、コンパレート回路1の出
力VIN’を2分周する2分周手段100と、基準とな
る局部発振信号LOを出力する局部発振回路の出力信号
LOを2分周する2分周手段110と、2分周手段10
0の出力VQと2分周手段110の出力信号VOSとを
入力し、位相比較を行なう位相検波回路2と、入力信号
VINと局部発振出力LOとの位相の進みまたは遅れを
表す信号SIGNを出力する2値位相検波回路3と、電
圧VAと信号SIGNとを乗算して位相差分量VPと
し、これを変調の1単位分だけ遅延手段Dで遅延させた
信号VDと当該位相差分量VPとの差を出力する位相復
調回路4(遅延検波回路)と、位相検波回路2における
リファレンス電圧の調整を制御する制御部41とを備え
る。さらに、復調回路に局部発振回路5を備えるように
してもよい。局部発振回路の出力信号LOは信号VI
N’とほとんど同じ周波数を持つ参照信号とされる。位
相変調された信号の復調回路では、位相検波をして位相
成分を1シンボル(1ボーレート)分ずつ抽出し、抽出
した位相成分と1シンボル前の位相成分との位相差を復
調信号として出力する。また、前述の位相復調回路4を
除いた部分が位相比較回路200として動作する。
【0023】入力信号VINは、位相変調された信号で
あって復調されるべき信号である。この入力信号VIN
は、コンパレート回路1により2値に量子化された信号
VIN’にされる。2分周手段100は、量子化された
信号VIN’を2倍の周期に分周することにより、図2
に示すように、正確に高論理レベル区間と低論理レベル
区間の等しいデューティ比50%のVQを生成する。ま
た、2分周手段110は、局部発振回路の出力信号LO
を2倍の周期に分周することにより、図2に示すような
正確に高論理レベル区間と低論理レベル区間の等しいデ
ューティ比50%のVOSを生成する。これにより、各
々正確に高論理レベル区間と低論理レベル区間の等し
い、デューティ比50%の信号どうしを位相検波回路2
に入力することができ、正確な位相比較が可能となる。
いずれかの信号がデューティ比が50%でないときには
復調信号に誤差の発生するおそれがあるが、これを防ぐ
ことができ、排他的論理和回路20の出力が全区間高論
理レベルまたは全区間低論理レベルの出力を可能にする
ことができる。排他的論理和回路20の出力が、全区間
高論理レベルであることは、2分周手段100の出力V
Qと2分周手段110の出力LOが完全に半周期ずれて
同期した状態を示し、全区間低論理レベルであることは
2分周手段100の出力VQと2分周手段110の出力
LOが完全に同期した状態を示している。2分周手段1
00の出力VQと2分周手段110の出力LOの少なく
ともいずれか一方の高論理レベル区間と低論理レベル区
間が等しくない場合、すなわちデューティ比が50%以
外の場合には、2分周手段100の出力VQと2分周手
段110の出力LOが完全に半周期ずれて同期した状態
になったとしても、また完全に同期した状態になったと
しても、全区間高論理レベルや全区間低論理レベルを保
持することはできない。換言すれば+180°の位相進
みから−180°の位相遅れまでの全位相範囲を発生す
ることができない。本実施例によれば、2分周すること
により出力VQと出力LOとの信号のデューティ比を5
0%にすることができるので全位相範囲を発生すること
ができる。
【0024】位相検波回路2は、量子化入力信号VI
N’を2分周したデューティ比が50%のVQと局部発
振回路の出力信号LOを2分周したデューティ比50%
のVOSとの位相差量の絶対値を電圧(位相差量電圧V
LP)に変換し、これをA/D変換回路13により、デ
ィジタル信号VAとする。このとき、A/D変換回路1
3の動作範囲と位相差量電圧VLPとの動作範囲を合わ
せるためにレベルリミッタ回路10が挿入され、さら
に、その微調整を行うため、A/D変換回路13または
レベルリミッタ回路10のリファレンス電圧調整回路1
2と、調整時に、レベルリミッタ回路10の出力を強制
的に最大値または最小値に設定するために制御部41か
らの信号と入力信号とを切り換える切り換え回路42
と、リファレンス電圧調整回路12および切り換え回路
42の制御を行なう制御部41とが付加される。位相検
波回路2は、量子化入力信号VIN’を2分周したデュ
ーティ比が50%のVQと、局部発振回路の出力信号L
Oを2分周したデューティ比が50%のVOSとの位相
差量の絶対値を排他的論理和回路20にてパルス幅に変
換し(図2に示すEXOR20の出力波形参照)、これ
をローパスフィルタ(LPF)11が入力することによ
って、排他的論理和回路20の出力レベルの平均値電圧
を示すような電圧VLP(図2のVLPの波形参照)が
ローパスフィルタ(LPF)11から出力される。アナ
ログ回路としてのローパスフィルタ(LPF)11の動
作範囲は電源電圧VDDと接地電圧VSSとの間の電圧
範囲に比べて小さい。例えば、電源電圧VDD側の動作
範囲は当該電圧よりもPチャンネル型MOSFETのし
きい値電圧分低い電圧とされ、接地電圧VSS側の動作
範囲は当該電圧よりもNチャンネル型MOSFETのし
きい値電圧分高い電圧とされる。レベルリミッタ回路1
0は、排他的論理和回路(EXOR)20の出力電圧範
囲をローパスフィルタ11の動作範囲電圧にあわせるた
めに設けられている。レベルリミッタ回路10は、すな
わち、ローパスフィルタ11において出力される電圧値
の範囲を制限する電圧制限手段である。このとき、さら
にA/D変換回路の動作範囲とローパスフィルタ11の
動作範囲とを合わせるためにA/D変換回路13のリフ
ァレンス電圧調整回路12が設けられている。リファレ
ンス電圧調整回路12は、レベルリミッタ回路10にお
ける動作範囲電圧を固定リファレンス電圧タップにより
設定する。また、制御部41は、あらかじめ定めたとき
に、リファレンス電圧調整回路12の可変リファレンス
電圧タップによりA/D変換回路13のリファレンス電
圧の調整を行なうように制御し、当該調整のための調整
信号を出力する。これらの調整動作については後述す
る。
【0025】2値位相検波回路3は、量子化入力信号V
IN’を2分周したデューティ比が50%のVQと局部
発振回路の出力信号LOを2分周したディーティ比が5
0%のVOSの位相の進みまたは遅れを検出し、それを
2値の値の符号信号SIGNとして出力する。この2値
位相検波回路3は、2値位相検波回路3から出力される
符号信号SIGNと位相検波回路の出力VAとの遅延時
間を合わせるため、遅延回路15・16およびフリップ
フロップ回路17・21を含む。位相差量の絶対値VA
と位相進み遅れの符号SIGNとが排他的論理和回路な
どの乗算論理22にて乗ぜられることによって、位相の
遅れおよび進みを反映させた位相差分量VPが生成され
る。これをシフトレジスタ(D)23によって1シンボ
ル分遅延させたデータVDと当該位相差分量VPとの差
を減算論理24で得ることによって復調出力VOUTが
形成される。フリップフロップ回路21・17は、特に
制限されないが、エッジトリガ型で構成される。
【0026】図1において、局部発振出力LOを2分周
したデューティ比が50%のVOSを遅延させる遅延回
路15は、コンパレート回路1から出力される量子化入
力信号VIN’を2分周したデューティ比が50%のV
Qをデータ入力とするフリップフロップ回路21のセッ
トアップ時間を見掛け上なくすために設けられている。
すなわち、フリップフロップ回路21はゲート遅延(素
子における遅延)を有するため、信号VQとVOSの位
相が一致している場合を考えると、局部発振出力LOを
2分周したデューティ比が50%のVOSの変化に同期
して信号VQの変化を取り込むことができない。これを
取り込むにはフリップフロップ回路21固有のセットア
ップ時間を考慮しなければならない。遅延回路15はそ
のようなセットアップ時間を見掛け上無くすように、局
部発振出力LOを2分周したデューティ比が50%のV
OSを遅延させる。これにより、位相遅れと位相進みと
の間の僅かな変化に関しても高い精度を以ってフリップ
フロップ回路で検出できるようになる。このことは、排
他的論理和回路20にて得られる位相差のパルス幅の変
化に対して同期的に位相遅れと進みとの間の変化をフリ
ップフロップ回路21の出力にて得ることを可能にす
る。
【0027】遅延回路16は、ローパスフィルタ11の
動作遅延時間に相当する遅延量を有する。フリップフロ
ップ17は、A/D変換回路13のサンプリングクロッ
ク25に同期して遅延回路16の出力を取り込む。この
実施例においてA/D変換回路13の変換動作はサンプ
リングクロック25の次のサンプリング周期の前に確定
され、A/D変換回路の出力VAに同期して符号信号S
IGNが乗算論理22に供給される。したがって、位相
検波回路2と2値位相検波回路3との遅延時間を合わせ
るための遅延回路およびフリップフロップにより、乗算
論理22にて位相差分量VPを得る時に前記2つの回路
の遅延時間差から生じる誤差を減少させることができ
る。
【0028】図3には、上述した図1に示す実施例の更
に詳細な回路が示される。図3において、コンパレート
回路1は、CMOSによるインバータ回路によって構成
され、2値の量子化回路として機能される。2分周手段
100および110は、論理回路により構成している。
位相検波回路2は、量子化入力信号VIN’を2分周し
たデューティ比が50%のVQと局部発振回路5の出力
LOを2分周したデューティ比が50%のVOSとを入
力とする排他的論理和回路20によって2つの入力信号
の位相差の絶対値をパルス幅に変換し、リファレンス電
圧の調整を容易にするための切り換え回路42を介して
レベルリミット回路10によりその出力電圧の範囲の制
限を行い、ローパスフィルタ11により位相差の絶対値
を電圧値に変換し、A/D変換回路13に電圧値を入力
する。A/D変換回路13は、複数のコンパレータ36
によりレベルを判定し、エンコーダ37により2進数に
変換し、ディジタル信号VAを得る。上述したように、
本実施例においては、ローパスフィルタ11の出力電圧
範囲と、A/D変換回路13のダイナミックレンジとを
合わせるためにリファレンス電圧調整回路12が付加さ
れる。レベルリミット回路10は、CMOSインバータ
40の電源をアンプ30および31を用いて供給するこ
とで実現する。ここで、電流駆動能力確保のため、アン
プ30,31の出力にソースフォロアを用いてもよい。
ローパスフィルタ11は、バターワース型のLPFを用
いることができる。これは、この回路における位相遅延
の周波数特性を極力フラットとするためである。
【0029】A/D変換回路13は、フラッシュ型(並
列比較型)A/D変換回路を用いることができる。この
A/D変換回路13のリファレンス電圧は、前記レベル
リミット回路と同様にアンプ32および33を用いて供
給される。ここでは例として2ビットのA/D変換回路
としたが、通常必要な精度に応じて5〜8ビット精度の
ものが用いられる。このA/D変換回路13のダイナミ
ックレンジは、後段の演算の簡略化のためにその入力信
号VLPと一致している必要があるので、リファレンス
調整回路12によるリファレンス電圧の調整を行なう。
【0030】リファレンス調整回路12によるリファレ
ンス電圧の調整は、復調動作が行われない時に行ない、
例えば、電源投入時やスタンバイ解除時(復調動作が行
われないスタンバイ状態から通話を可能にする通話準備
状態において復調動作可能に切り替わる時)などのトレ
ーニング動作中に行なうことができる。調整方法として
は、A/D変換回路13に対して最高の電圧値と最低の
電圧値とを入力したときに、電圧VAがそれぞれ最高の
値(すべてハイ状態)と最低の値(すべてロー状態)と
を出力するように調整する。この場合、入力する調整信
号として、VQとVOSとの両方にあらかじめ定めた調
整用の信号を入力するようにしてもよいし、CMOSイ
ンバータ40の出力がハイ/ローとなるような信号を切
り換え回路42を介して制御部41から入力してもよ
い。リファレンス調整回路12は、前記レベルリミット
回路10の電源電圧値を設定する固定タップを具備す
る。また、スイッチ34および35によりリファレンス
電圧値を切換えることができる可変タップを具備し、同
時にA/D変換回路13のリファレンス電圧も調整する
ように設計されている。リファレンス調整回路12は、
判定回路18と加算回路19とを備える。リファレンス
調整回路12の出力は、一定電圧を出力する固定タップ
とスイッチ34またはスイッチ35により電圧値を切り
換えることが可能な可変タップに接続される。判定回路
18は、A/D変換回路13の出力VAが最低の値か否
かを判定する第1の動作と、A/D変換回路13の出力
VAが最高の値か否かを判定する第2の動作を有する。
判定回路18が第1の動作を行う時、これに同期して加
算回路19はスイッチ35の選択状態を制御する。例え
ば、出力VAが最低のときにスイッチ35による可変タ
ップ選択レベルをさらに相対的に低レベル側に変化さ
せ、出力VAが最低の値とならなくなる限界までスイッ
チ35を変化させ、以後、この限界時の選択状態を保持
させる。判定回路18が第2の動作を行う時、これに同
期して加算回路19はスイッチ34の選択状態を制御す
る。例えば、出力VAが最高の値の時にスイッチ35に
よる可変タップ選択レベルをさらに相対的に高いレベル
側に変化させ、出力VAが最高の値とならなくなる限界
までスイッチ34を変化させ、以後この限界時の選択状
態を保持させる。制御部41により、切り換え回路42
の出力が排他的論理和20ではなく、制御部41からの
出力を選択するように切り換え制御が行なわれ、ローパ
スフィルタ11の出力が低レベル側に固定される。この
ときA/D変換回路13の出力VAが最低の値か否かを
判定回路18により判定し、その結果により次段の加減
算回路19にて低レベル側のスイッチを選択させて行
う。同様に、例えば、制御部41により、切り換え回路
42の出力が排他的論理和20ではなく、制御部41か
らの出力を選択するように切り換え制御が行なわれ、ロ
ーパスフィルタ11の出力が高レベル側に固定される。
この場合も同様にして判定回路18と加減算回路19に
より高レベル側のスイッチの選択を行わせる。上記トレ
ーニング動作においてリファレンス電圧の調整が終了す
ると、復調動作が必要とされるような通話時間中には、
加算回路19の出力を維持し、すなわち、スイッチ34
および35のスイッチ保持し、可変タップの出力も保持
され、リファレンス調整回路12のその他の回路部分を
不活性状態として動作中止状態にする。これにより、リ
ファレンス調整回路12を採用する場合にもその消費電
力を最小限に抑えることができる。
【0031】なお、前述したトレーニング動作は、本発
明の産業上の利用分野である携帯通信用端末装置などの
時分割システムにおいては、復調動作が一定間隔で周期
的に発生することに着目し、一定間隔で周期的に発生す
る非復調動作の時に実施してもかまわない。
【0032】2値位相検波回路3は、入力信号VINと
局部発振出力LOとの位相の進みまたは遅れを表す信号
SIGNを出力する2値判定回路14と、遅延手段とし
てのRC遅延回路16と、サンプリングクロックにより
信号SIGNをラッチするタイミング調整用ラッチ17
とを備える。2値判定回路14は、データ入力が量子化
信号VQのフリップフロップ21と、そのセットアップ
時間を見かけ上無くすように働く遅延手段としての遅延
回路15とを備える。
【0033】遅延回路15は、コンパレート回路1から
出力される量子化入力信号VQをデタ入力とするフリッ
プフロップ回路21のセットアップ時間を見掛け上なく
すものである。フリップフロップ回路21はゲート遅延
を有するため、信号VQとVOSの位相が一致している
場合を考えると、入力信号であるVOSの変化に同期し
て信号VQの変化を取り込むことができない。これを取
り込むにはフリップフロップ回路21固有のセットアッ
プ時間を考慮しなければならない。遅延回路15は、そ
のようなセットアップ時間を見掛け上無くすように入力
信号であるVOSを遅延させる。これにより、位相遅れ
と位相進みとの間の僅かな変化に関しても高い精度を以
ってフリップフロップで検出できるようになる。このこ
とは、排他的論理和回路20にて得られる位相差のパル
ス幅の変化に対して同期的に位相遅れと進みとの間の変
化をフリップフロップ回路21の出力にて得ることが可
能になる。さらに、図3において当該遅延回路15は直
列接続された偶数段のインバタ回路によって構成され、
当該インバータ回路のゲート遅延によって所要の遅延時
間を得るものである。遅延時間は、インバータを構成す
るトランジスタサイズや直列接続段数によって決定され
る。遅延回路15にゲート遅延を採用するのは、フリッ
プフロップ回路21におけるセットアップ時間も当該回
路21内部のゲート遅延に基づいて決定されることを考
慮したものである。したがって、本実施例の復調回路
は、単一の半導体基板に形成されるので、製造プロセス
によってトランジスタ等の特性が絶対的にばらついて
も、フリップフロップ回路21を構成するトランジスタ
と遅延回路15を構成するトランジスタの相対的な特性
ばらつきは実質的に無視できるようになり、製造プロセ
スのばらつきに影響を受けることなく、フリップフロッ
プ回路21のセットアップ時間を見掛け上無視できるよ
うにすることができる。
【0034】また、RC遅延回路16は、ローパスフィ
ルタ11で生じる遅延時間が抵抗およびキャパシタの値
により決定されるため、同様な遅延時間を得るためのロ
ーパスフィルタとインバータより成り、1次のローパス
フィルタ16Aおよび16Bとインバータとをそれぞれ
2段ずつ付けるような構成とする。こういう2段構成と
した場合、例えば、RC遅延回路16の入力が低論理レ
ベルから高論理レベルに遷移する場合を考えた場合、そ
の遅延時間は1段目の1次のローパスフィルタ16Aの
出力が低論理レベルから、1段目のインバータの論理ス
レッショルド電圧まで上がるまでの時間となる。また2
段目のローパスフィルタ16Bの入力は反対に高論理レ
ベルから低論理レベルに遷移するから、その遅延時間は
2段目の1次のローパスフィルタ16B出力が高論理レ
ベルから2段目のインバータの論理スレッショルド電圧
まで下がるまでの時間となる。このように反転して使用
すると、電源電圧にはほとんど影響されずに遅延時間の
設定が可能となる。また、ローパスフィルタ16A,1
6Bを構成する抵抗素子およびキャパシタ素子の値のバ
ラツキに関しても、復調回路が単一の半導体基板に形成
されているので、ローパスフィルタ11などとの関係に
おいて抵抗素子、キャパシタ素子どうしの相対精度を高
くできる。したがって、ローパスフィルタ11の遅延時
間とRC遅延回路16の遅延時間を高精度に合わせるこ
とが可能である。
【0035】タイミング調整用ラッチ17は、前記位相
検波回路2のA/D変換回路13のサンプリングによる
遅延と同様の動作をフリップフロップ回路によりさせる
ことで、同様の遅延時間を確保している。
【0036】位相復調回路4は、前記位相検波回路2の
出力VAと前記2値位相検波回路3の出力SIGNをそ
れぞれ入力とする排他的論理和回路22により乗算論理
を構成し、これによって得られる位相差分量VPに対し
て1シンボル分の遅延を行うため、シフトレジスタ23
を用い、乗算結果VPとその1シンボル遅延した信号V
Dの差を減算論理24で採ることで復調出力VOUTを
生成する。
【0037】なお、図3においては、排他的論理和回路
22の入力段には、ディジタル出力VAと符号信号SI
GNをクロック信号39に同期してラッチするラッチ回
路38が設けられている。クロック信号39は、サンプ
リングクロック25に対してその1周期以内の位相遅延
を有する信号とされる。フリップフロップ17は、A/
D変換回路13のサンプリングクロック25に同期して
遅延回路16の出力を取り込む。この実施例においてA
/D変換回路13の変換動作は、サンプリングクロック
25の次のサンプリング周期の前に確定され、ディジタ
ル出力VAに同期して符号信号SIGNが乗算論理22
に供給されるが、ラッチ回路38の作用によって、ディ
ジタル出力VAと符号信号SIGNを同時に排他的論理
和回路22に供給するようになっている。
【0038】2分周手段100と2分周手段110と
は、論理回路101・111と、CMOSインバータ回
路102・112とをそれぞれ有する。論理回路101
・111は、フィリップフロップ回路の反転出力を入力
端子に帰還することで、クロック端子に接続された入力
信号の周期で反転し続ける。換言すればこの反転し続け
るフリップフロップ回路101・111の反転出力は、
入力信号を半周期としていることにほかならず、2分周
回路が実現できる。更に、CMOSインバータ回路10
2と112とは、低論理レベルから高論理レベルへの立
上り遅延時間を等しくなくように設計し、また、高論理
レベルから低論理レベルへの立上り遅延時間も等しくな
るよう設計する。さらに、立上り遅延時間と立下り遅延
時間とを等しくすることにより、分周したパルスを正確
にデューティ比50%にすることができる。立上り遅延
時間は、Pチャネル型MOSFETの電流量IDに比例
し、立下り遅延時間はNチャネル型MOSFETの電流
量INに比例する。このため、立上り遅延時間と立下り
遅延時間とを等しくするには、Pチャネル型MOSFE
Tの電流量IPとNチャネル型MOSFETの電流量IN
を等しく設計すればよい。
【0039】PチャネルMOSFETの電流量IPは数
1式のように表わされる。
【0040】
【数1】IP=kP・(WP/LP) ・・・・・・・・・・ (1) また、NチャネルMOSFETの電流量INは数2式の
ように表わされる。
【0041】
【数2】IN=kN・(WN/LN) ・・・・・・・・・・ (2) ここで、kはMOSFETを形成するデバイスの各種物
理定数の総称であり、W/Lは設計するMOSFETの
トランジスタサイズであり、Wはチャネル幅、Lはチャ
ネル長と呼ばれている。ここで、各種物理定数kPは、
正孔の移動度に比例し、kNは電子の移動度に比例す
る。一般にkPとkNは等しくない。この比例定数をAと
する。正確にデューティ比50%の2分周手段を実現す
るための2分周手段における立上り遅延時間と立下り遅
延時間を等しくする目的で、PチャネルMOSFET電
流量IPとNチャネルMOSMET電流量INとを等しく
するには、PチャネルMOSFETのトランジスタサイ
ズWP/LPとNチャネルMOSFETのトランジスタサ
イズWN/LNの比をkPとkNの比例定数Aの逆数1/A
に設定すればよい。
【0042】フリップフロップ回路101・111は、
エッジトリガ型とし、また、CMOSインバータ回路1
02・112は、フリップフロップ回路101・111
と分離して具備する必要はなく、フリップフロップ回路
101・111の正転出力端子または反転出力端子にお
いて前述した立上り遅延時間と立下り遅延時間の調整を
してもかまわない。
【0043】つぎに、リファレンス調整回路12におけ
る調整動作を説明し、その後で、図3に示す構成におけ
る動作を図2を参照して説明する。
【0044】前述したように、まず、制御部41は、ト
レーニング動作中などにリファレンス調整回路12に調
整を行なうように指示し、各種調整信号を出力する。前
述したように、調整信号を用いて、CMOSインバータ
40の出力がオールローレベルになるようにする。調整
信号が入力されると、ローパスフィルタ11により電圧
値に変換され、A/D変換回路13では、複数のコンパ
レータ36によりレベルを判定し、エンコーダ37によ
り2進数に変換し、ディジタル信号VAを得る。判定回
路18では、第1の動作として、A/D変換回路13の
出力VAが最低の値か否かを判定する。出力VAが最低
の時、スイッチ35による可変タップ選択レベルをさら
に相対的に低レベル側に変化させ、出力VAが最低の値
とならなくなる限界までスイッチ35を変化させ、以
後、この限界時の選択状態を保持させる。つぎに、あら
かじめ定めだ時間経過後、ここでは、出力VAが最低の
時一致するのに十分な時間が経過した後に、制御部41
は、CMOSインバータ40の出力がオールハイレベル
になるように調整信号を出力する。同様にして、判定回
路18では、出力VAが最高の時、スイッチ35による
可変選択レベルをさらに相対的に高いレベル側に変化さ
せ、出力VAが最高の値とならなくなる限界までスイッ
チ34を変化させ、以後、この限界時の選択状態を保持
させる。これにより、A/D変換回路13のリファレン
ス電圧とレベルリミット回路10の電源電圧値とを調整
することができる。以上のようにして、前記位相検波回
路2のレベルリミット回路10とリファレンス調整回路
12とにより、内部アナログ信号をA/D変換回路13
でディジタル信号とする場合の内部信号電圧のずれによ
って生じる誤差を減少できる。
【0045】つぎに、復調すべき信号が入力した場合の
動作を説明する。
【0046】コンパレート回路1には、復調すべき入力
信号VINが入力され、2値に量子化された信号VI
N’が出力される。局部発振回路5からは、信号VI
N’とほとんど同じ周波数を持つ参照信号LOが出力さ
れる。2分周手段100は、量子化された信号VIN’
を2倍の周期に分周することにより、図2に示すよう
に、高論理レベル区間と低論理レベル区間の等しいデュ
ーティ比50%の信号VQを生成する。また、2分周手
段110は、参照信号LOを2倍の周期に分周すること
により、高論理レベル区間と低論理レベル区間の等しい
デューティ比50%の信号VOSを生成する。位相検波
回路2では、信号VQと信号VOSとを入力し、排他的
論理和回路20によって2つの入力信号の位相差の絶対
値をパルス幅に変換する。また、レベルリミット回路1
0によりその出力電圧の範囲が制限され、ローパスフィ
ルタ11により位相差の絶対値を電圧値に変換し、A/
D変換回路13に電圧値を入力する。A/D変換回路1
3は、複数のコンパレータ36によりレベルを判定し、
エンコーダ37により2進数に変換し、ディジタル信号
VAを得る。
【0047】また、2値位相検波回路3では、遅延回路
15に信号VOSが入力され、フリップフロップ回路2
1のセットアップ時間分遅延される。フリップフロップ
回路21は、信号VQをデータ入力し、遅延回路15か
らの信号VOSをクロック信号として、信号VQと信号
VOSとの位相の進みまたは遅れを表す信号を出力す
る。RC遅延回路16では、この信号を、ローパスフィ
ルタ11の動作遅延時間分遅延させて出力する。また、
フリップフロップ17は、A/D変換回路13のサンプ
リングクロック25に同期して遅延回路16の出力を取
り込み、位相の進みまたは遅れを表す信号SIGNを出
力する。
【0048】位相復調回路4は、前記位相検波回路2の
ディジタル信号VAと前記2値位相検波回路3の出力S
IGNとをそれぞれ入力し、排他的論理和回路22によ
り乗算論理され、シフトレジスタ23を用い、乗算結果
VPとその1シンボル遅延した信号VDの差を減算論理
24で採ることで復調出力VOUTを生成する。
【0049】このように動作することにより、より精度
の高い位相比較を行なうことができ、復調誤差を小さく
することができる。
【0050】図4には、本発明に係る復調回路の別の実
施例が示される。本実施例においては、リファレンス調
整回路12の可変タップ出力によりレベルリミッタ回路
10の電源電圧を調整するようにしたものであり、その
他は上記実施例と同様である。すなわち、図3における
アンプ30・31の非反転入力端子(+)には、スイッ
チ34,35による可変タップを介して、調整された電
圧を供給可能とし、アンプ32・33の非反転入力端子
(+)にも設定された固定タップの電圧を印加するよう
にする。これによっても上記実施例同様の効果を得るこ
とができる。
【0051】図5には、本発明に係る復調回路を搭載す
る携帯通信端末装置の一例が示される。この携帯通信端
末装置は、音声を符号化し、また、受信信号を復号化す
る音声符号化復号化部(音声符復号部と記す)201
と、符号化された信号を位相変調し、また、受信信号を
復調する位相変復調部202と、アンテナ232に接続
し、送信信号を搬送波で変調し、受信信号を検波する高
周波部203と、それら各部201〜203の動作順序
や回路の活性・非活性などを制御するマイクロコンピュ
ータ240とを備える。マイクロコンピュータ240
は、図1および図4に示す制御部41の機能を備えるこ
とができる。
【0052】音声符復号部201は、マイクロフォン2
10から入力された送信アナログ音声信号のうち高域雑
音成分を抑圧するプレフィルタ211、その出力をディ
ジタル信号に変換するA/D変換回路212、その出力
をディジタル信号処理によって帯域圧縮し、また、上記
とは逆に、帯域圧縮された受信ディジタル音声信号を元
の帯域に伸長するためのディジタル・シグナル・プロセ
ッサ(以下DSPとも記す)213、DSP213で帯
域伸長された出力をアナログ音声信号に変換するD/A
変換器214、その出力に含まれる高調波成分を抑圧
し、その出力を増幅するためのポストフィルタ215、
このポストフィルタ215の出力によって駆動されるス
ピーカ216などによって構成される。
【0053】前記位相変復調部202は、前記DSP2
13から出力される信号に対して無線伝送に適した変
調、例えば、π/4シフト・キュー・ピー・エス・ケー
(QPSK)変調などを行うための位相変調器220、
その出力をアナログ信号に変換するD/A変換器22
1、その出力に含まれる高調波成分を抑圧するポストフ
ィルタ222、受信変調信号に含まれる広域雑音成分を
抑圧するとともに、位相情報を一旦電圧に変換する位相
/電圧変換器223、位相/電圧変換器223の出力を
ディジタル信号に変換するA/D変換回路224、この
A/D変換回路224の出力から元の基本信号成分を復
調する位相復調器225、および、D/A変換器221
のオフセットの調整を行なうオフセット調整回路226
などによって構成される。なお、上記の位相変調器22
0は、通常、位相変調された信号を記憶する読み出し専
用メモリROMによって実現されることが多い。位相変
調器220、D/A変換器221およびポストフィルタ
222は、システムの構成に応じて、互いに90°の位
相差、すなわち直交した信号出力を行うために、或い
は、正相および逆相の信号出力を行うために、並列に複
数組設けられる。図5においては、221−1、222
−1で示されるD/A変換器およびポストフィルタの系
統と、221−2、222−2で示されるD/A変換器
およびポストフィルタの系統と、の2系統が示されてい
る。
【0054】この位相変復調部202において、位相/
電圧変換器223は、例えば、図1におけるコンパレー
ト回路1、2分周手段100、2分周手段110、排他
的論理和回路20、レベルリミット回路10、ローパス
フィルタ11、遅延回路15、フリップフロップ回路2
1、RC遅延回路16に相当する回路を備える。A/D
変換回路224は、リファレンス電圧調整回路12、A
/D変換回路13、フリップフロップ回路17に相当さ
れる回路を備える。位相復調器225は位相復調回路4
に相当される回路を備える。
【0055】前記高周波部203は、前記ポストフィル
タ222から出力される信号を直交変調し、さらに、例
えば800MHzから2GHz程度の無線周波数キャリ
ア信号で変調するための直交変調器230、この変調器
230の出力を所定の送信電力にまで増幅し、送受信切
り替えスイッチ231を介してアンテナ232を励振す
るための高電力増幅器233、前記アンテナ232およ
びスイッチ231を介して受信した信号を増幅する増幅
器234、および、その増幅器234の出力から所望の
信号を検波するための検波器235などから構成され
る。なお、上記の直交変調器230は、システムの構成
に応じて、例えば、455kHzや90MHz程度のや
や低い周波数で変調した後、所定の800MHzから2
GHz程度の無線周波数キャリア信号で変調する等の、
複数段に分けた構成がなされることがある。また、検波
器235についても、システムの構成に応じて、同様に
複数段に分けた構成がなされることがある。さらに、図
には示されていないが、キーパッド、ダイヤル信号発生
器、呼出信号発生器、制御用マイクロコンピュータ、ク
ロック信号発生器、並びにバッテリーを電源とする電源
回路などが備えられている。
【0056】この携帯通信端末装置に含まれた位相変復
調部202、その他の音声符復号部201、高周波部2
03は、それぞれが低電源電圧動作並びに低消費電力化
可能に構成される。例えば、音声符復号部201におい
ては音声の無音状態を検出して回路主要部の動作を停止
させ、また、位相変復調部202と高周波部203にお
いては、上記無音時の回路主要部の動作停止のほかに
も、無線通話が時分割多重であることのシステム構成仕
様を利用して、回路主要部を間歇的に動作させること等
により、電力消費を抑えるよう構成される。このような
制御はマイクロコンピュータ240が各部の状態を検出
して行う。
【0057】これに合わせて、本発明に係る復調回路の
リファレンス電圧調整回路12においては、上記説明で
言及したように、電源投入時およびスタンバイ解除時
(携帯通信端末の位相変復調部202に含まれる全部ま
たは一部の回路が非通話とされるスタンバイ状態から通
話を可能にするための通話準備状態にされた時)および
一定間隔で周期的に発生する非復調動作から復調動作へ
の切換時に動作され、リファレンス電圧の調整が終了さ
れたら、復調動作が必要とされるような通話時間中に限
って、加算回路19の出力を維持するための回路の動作
を維持させ、リファレンス調整回路12のその他の回路
部分を不活性状態として、動作不可能にする。これによ
り、バッテリー駆動に最適な位相変復調部202が実現
できる。すなわち、携帯通信端末に電源が投入されてパ
ワーオンリセットされるとき、電源投入後に前記携帯通
信端末の位相変復調部202に含まれる全部または一部
の回路が非通話とされるスタンバイ状態から通話を可能
にする通話準備状態にされたとき、あるいは、時分割シ
ステムにおいて、一定間隔で周期的に発生する非復調動
作から復調動作への切換のときに、マイクロコンピュー
タ240は、リファレンス電圧調整回路12の各構成回
路部分を活性化し、リファレンス電圧調整回路12によ
ってA/D変換回路13のダイナミックレンジの調整動
作を開始させる。斯る調整動作が開始された後、マイク
ロコンピュータ240はそれに含まれる図示しないタイ
マ等を用いて、リファレンス電圧調整回路12の前記第
1動作および第2動作の終了を監視し、当該調整が既に
完了しているとみなすことができるようなタイミングを
以ってリファレンス電圧調整回路12のうち図3に示さ
れるようなスイッチ34、35の選択状態を維持するた
めに必要な回路の動作を維持させる。これによって、比
較回路18のようなリファレンス電圧の調整だけに利用
される回路は非活性化されて、実質的に無駄な電力消費
が押さえられる。そして、少なくとも位相変復調部20
2がスタンバイ状態に推移したときには、最早リファレ
ンス電圧それ自体も実質的に不要になるので、マイクロ
コンピュータ240はリファレンス電圧調整回路12を
構成する全ての回路を非活性状態にする。
【0058】上記各実施例によれば以下の作用効果があ
る。
【0059】(1)前記位相検波回路2のレベルリミッ
ト回路10とリファレンス調整回路12により、内部ア
ナログ信号をA/D変換回路13でディジタル信号とす
る場合の内部信号電圧のずれによって生じる誤差を減少
できる。
【0060】(2)前記リファレンス電圧調整回路12
に対しては、電源投入時およびスタンバイ解除時のみに
動作させ、リファレンス電圧の調整が終了されたら、復
調動作が必要とされるような通話時間中に限って、加算
回路19の出力を維持するための回路の動作を維持さ
せ、リファレンス調整回路12のその他の回路部分を不
活性状態として、動作不可能にする。これにより、リフ
ァレンス調整回路12を採用する場合にもその消費電力
を最小限に抑えることができる。
【0061】(3)コンパレート回路1から出力される
信号VIN’と局部発振回路5から出力される信号LO
を2分周手段100および110で、デューティー比5
0%の信号に変換できるので、位相検波回路2の排他的
論理和20と2値位相検波回路3のフリップフロップ回
路21により+180°の位相進みから−180°の位
相遅れまでの全位相範囲を正確に位相比較できる。
【0062】(4)2分周手段100から出力されるデ
ューティー比50%の入力信号VQをデータ入力とする
フリップフロップ回路21のセットアップ時間を見掛け
上なくすための遅延回路15を採用することにより、位
相遅れと位相進みとの間の僅かな変化に関しても高い精
度を以ってフリップフロップ回路21で検出できるよう
になる。このことは、排他的論理和回路20にて得られ
る位相差のパルス幅の変化に対して同期的に位相遅れと
進みとの間の変化をフリップフロップ回路21の出力に
て得ることを可能にする。
【0063】(5)上記遅延回路15に対しては、フリ
ップフロップ回路21におけるセットアップ時間が当該
回路21内部のゲート遅延に基づいて決定されることを
考慮して、直列接続された偶数段のインバータ回路によ
って構成する。復調回路が単一の半導体基板に形成され
るので、製造プロセスによってトランジスタ等の特性が
絶対的にばらついても、フリップフロップ回路21を構
成するトランジスタと遅延回路15を構成するトランジ
スタの相対的な特性ばらつきは実質的に無視できるよう
になり、製造プロセスのばらつきに影響を受けることな
く、フリップフロップ回路21のセットアップ時間を見
掛け上無視できるようにすることができるようになる。
【0064】(6)遅延回路16は、ローパスフィルタ
11で生じる遅延時間が抵抗およびキャパシタの値によ
り決定されることを考慮して、同様な遅延時間を得るた
めのローパスフィルタとインバータより構成する。した
がって、当該遅延回路16を構成する抵抗素子およびキ
ャパシタ素子の値のバラツキに関しても、復調回路が単
一の半導体基板に形成されているので、ローパスフィル
タ11などとの関係において抵抗素子、キャパシタ素子
どうしの相対精度を高くできる。したがって、ローパス
フィルタ11の遅延時間とRC遅延回路16の遅延時間
を高精度に合わせることが可能である。
【0065】(7)また、前記遅延回路16を、1次の
ローパスフィルタ16A、16Bとインバータをそれぞ
れ2段ずつ付けるような構成とすることにより、電源電
圧の変動にほとんど影響されずに遅延時間の設定が可能
となる。
【0066】(8)位相検波回路2と2値位相検波回路
3の遅延時間を合わせるための遅延回路15、16およ
びフリップフロップ回路21、17により、乗算論理2
2にて位相差分量VPを得る時に前記位相検波回路2と
2値位相検波回路3の遅延時間差から生じる誤差を減少
させることができる。
【0067】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。例えばコ
ンパレート回路はアンプを用いて行ってもよい。また、
2値判定回路14はPLLなどで用いられる位相比較器
を用いてもよい。A/D変換回路は並列比較型に限定さ
れず、所要の動作速度を得ることができれば逐次比較型
であっても、オーバーサンプリング型であってもよい。
【0068】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である携帯通
信端末装置に適用した場合について説明したが、本発明
は、それに限定されるものではなく、高精度の位相比較
回路を必要とする各種回路並びに半導体集積回路に適用
することができる。
【0069】上記実施例において開示される発明のうち
代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば
下記の通りである。
【0070】すなわち、前記位相検波回路のレベルリミ
ット回路とリファレンス調整回路により、内部アナログ
信号をA/D変換回路などでディジタル信号とする場合
の内部信号電圧のずれによって生じる誤差を減少させる
ことができる。
【0071】2分周手段によって、復調されるべき入力
信号と参照信号の各々のデューティー比50%からのズ
レによって生ずる、位相比較が不可能な領域を減少させ
ることができる。
【0072】位相検波回路と2値位相検波回路の遅延時
間を合わせるための遅延回路およびフリップフロップに
より、乗算論理にて位相差分量を得るときに前記双方の
回路の遅延時間差から生じる誤差を減少させることがで
きる。
【0073】第1のフリップフロップ回路の動作遅延が
ゲート遅延であることに鑑みて、遅延回路15を、ゲー
ト遅延によって遅延を形成する回路にて構成し、また、
遅延回路16はローパスフィルタの動作遅延に対応され
ることに鑑みてアナログ的に遅延を形成する回路にて構
成することにより、復調回路を半導体集積回路化する場
合に、製造プロセスによって回路素子の特性が絶対的に
ばらついても、位相検波回路と2値位相検波回路の双方
における回路素子の相対的な特性ばらつきを実質的に無
視できるようになり、製造プロセスのばらつきに影響を
受けることなく、上記誤差を減少させることができる。
このことにより、回路素子の製造ばらつきの影響を実質
的に受けないように上記復調誤差を発生させないように
することができ、半導体集積回路に最適な復調回路を得
ることができる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、位相比較回路におい
て、より精度の高い位相比較を行なうことができる。ま
た、位相比較回路を備える復調回路における復調誤差を
小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る復調回路の一実施例ブロックであ
る。
【図2】本発明の実施例に係る復調回路の一例動作信号
波形図である。
【図3】図1の実施例の更に詳細な回路である。
【図4】本発明に係る復調回路の別の実施例ブロック図
である。
【図5】本発明に係るオフセット調整回路を搭載して成
る位相変復調器および携帯通信端末装置の一例ブロック
図である。
【図6】本発明者が検討した復調回路の原理回路構成図
である。
【符号の説明】
1…コンパレート回路、2…位相検波回路、3…2値位
相検波回路、4…位相復調回路、5…局部発振回路、1
0…レベルリミット回路、11…ローパスフィルタ、1
2…リファレンス電圧調整回路、13…A/D変換回
路、14…2値判定回路、15…遅延回路、16…RC
遅延回路、17…タイミング調整用ラッチ、18…判定
回路、19…加減算回路、20…排他的論理和回路、2
2…排他的論理和回路(乗算論理)、100…2分周手
段、110…2分周手段、位相比較回路200。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 走人 東京都青梅市今井町2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 山木戸 一夫 東京都青梅市今井町2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 岡崎 孝男 東京都青梅市今井町2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 古川 且洋 東京都青梅市今井町2326番地 株式会社日 立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 秋山 弘樹 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号と、基準となる参照信号との位相
    差を検出する位相比較回路であって、 前記入力信号と、前記参照信号との位相差に対応するパ
    ルス幅を有するパルスを出力する位相差検出手段と、 前記位相差検出手段から出力されたパルスを、当該パル
    スのパルス幅に対応する電圧値に変換する電圧変換手段
    と、 前記電圧変換手段から出力された電圧値を、基準となる
    電圧値に基づいてディジタル値に変換するアナログ−デ
    ィジタル変換手段と、 前記アナログ−ディジタル変換手段における前記基準と
    なる電圧値の調整を行なう調整手段と、 あらかじめ定めたときに、前記調整手段に対して調整を
    行なうように制御し、当該調整のための調整信号を出力
    する制御手段とを有することを特徴とする位相比較回
    路。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記電圧変換手段にお
    いて出力される前記電圧値の範囲を制限する電圧制限手
    段をさらに有し、 前記調整手段は、前記電圧制限手段における前記電圧値
    の範囲を前記基準となる電圧値により調整することを特
    徴とする位相比較回路。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記入力信号と、前記
    参照信号との位相の進み/遅れを検出する進み/遅れ検
    出部をさらに有し、 前記進み/遅れ検出部は、前記入力信号が前記参照信号
    より進んでいるか遅れているかを判定する判定手段と、 前記判定手段における判定結果を、あらかじめ想定され
    る前記電圧変換手段における変換時間分遅延させて出力
    する第1の遅延手段とを備えることを特徴とする位相比
    較回路。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記判定手段は、前記
    入力信号を入力し、前記参照信号をクロックとするフリ
    ップフロップ回路で構成し、 前記フリップフロップ回路のセットアップ時間分、前記
    参照信号を遅延させて前記フリップフロップ回路に出力
    する第2の遅延手段をさらに有することを特徴とする位
    相比較回路。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記入力信号を2分周
    する第1の分周手段と、前記参照信号を2分周する第2
    の分周手段とをさらに有し、 前記位相差検出手段は、前記第1の分周手段で2分周さ
    れた入力信号を前記入力信号として入力し、前記第2の
    分周手段で2分周された参照信号を前記参照信号として
    入力することを特徴とする位相比較回路。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記第1の分周手段と
    前記第2の分周手段との各々は、前記2分周された信号
    を波形整形するためのトランジスタにより構成されるバ
    ッファ回路を備え、 当該バッファ回路は、前記2分周された信号の低論理レ
    ベルから高論理レベルへの立上り遅延時間と、高論理レ
    ベルから低論理レベルへの立下り遅延時間を等しくなる
    ように、トランジスタサイズが設定されていることを特
    徴とする位相比較回路。
  7. 【請求項7】入力信号と、基準となる参照信号との位相
    差を検出する位相比較回路であって、 前記入力信号と、前記参照信号との位相差に対応するパ
    ルス幅を有するパルスを出力する位相差検出手段と、 前記位相差検出手段から出力されたパルスを、当該パル
    スのパルス幅に対応する電圧値に変換する電圧変換手段
    と、 前記入力信号と、前記参照信号との位相の進み/遅れを
    検出する進み/遅れ検出部とを有し、 前記進み/遅れ検出部は、前記入力信号が前記参照信号
    より進んでいるか遅れているかを判定する判定手段と、 前記判定手段における判定結果を、あらかじめ想定され
    る前記電圧変換手段における変換時間分遅延させて出力
    する遅延手段とを備えることを特徴とする位相比較回
    路。
  8. 【請求項8】入力信号と、基準となる参照信号との位相
    差を検出する位相比較回路であって、 前記入力信号と、前記参照信号との位相差に対応するパ
    ルス幅を有するパルスを出力する位相差検出手段と、 前記位相差検出手段から出力されたパルスを、当該パル
    スのパルス幅に対応する電圧値に変換する電圧変換手段
    と、 前記入力信号と、前記参照信号との位相の進み/遅れを
    検出する進み/遅れ検出部とを有し、 前記進み/遅れ検出部は、前記入力信号を入力し、前記
    参照信号をクロックとするフリップフロップ回路で構成
    され、前記入力信号が前記参照信号より進んでいるか遅
    れているかを判定する判定手段と、前記フリップフロッ
    プ回路のセットアップ時間分、前記参照信号を遅延させ
    て前記フリップフロップ回路に出力する遅延手段とを有
    することを特徴とする位相比較回路。
  9. 【請求項9】入力信号と、基準となる参照信号との位相
    差を検出する位相比較回路であって、 前記入力信号と、前記参照信号との位相差に対応するパ
    ルス幅を有するパルスを出力する位相差検出手段と、 前記位相差検出手段から出力されたパルスを、当該パル
    スのパルス幅に対応する電圧値に変換する電圧変換手段
    と、 前記入力信号と、前記参照信号との位相の進み/遅れを
    検出する進み/遅れ検出部と、 前記入力信号を2分周する第1の分周手段と、 前記参照信号を2分周する第2の分周手段とを有し、 前記位相差検出手段および前記進み/遅れ検出部は、前
    記第1の分周手段で2分周された入力信号を前記入力信
    号として入力し、前記第2の分周手段で2分周された参
    照信号を前記参照信号として入力することを特徴とする
    位相比較回路。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記第1の分周手段
    と前記第2の分周手段との各々は、前記2分周された信
    号を波形整形するためのトランジスタにより構成される
    バッファ回路を備え、 当該バッファ回路は、前記2分周された信号の低論理レ
    ベルから高論理レベルへの立上り遅延時間と、高論理レ
    ベルから低論理レベルへの立下り遅延時間を等しくなる
    ように、トランジスタサイズが設定されていることを特
    徴とする位相比較回路。
  11. 【請求項11】位相変調された入力信号と基準となる参
    照信号との位相差を検出する位相比較回路と、該位相比
    較回路により検出された位相差に基づいて遅延検波によ
    り復調を行なう遅延検波回路とを備える復調回路であっ
    て、 前記位相比較回路は、 前記入力信号と、前記参照信号との位相差に対応するパ
    ルス幅を有するパルスを出力する位相差検出手段と、 前記位相差検出手段から出力されたパルスを、当該パル
    スのパルス幅に対応する電圧値に変換する電圧変換手段
    と、 前記電圧変換手段から出力された電圧値を、基準となる
    電圧値に基づいてディジタル値に変換するアナログ−デ
    ィジタル変換手段と、 前記アナログ−ディジタル変換手段における前記基準と
    なる電圧値の調整を行なう調整手段と、 あらかじめ定めたときに、前記調整手段に対して調整を
    行なうように制御し、当該調整のための調整信号を出力
    する制御手段と、 前記入力信号と、前記参照信号との位相の進み/遅れを
    検出する進み/遅れ検出部とを有し、 前記遅延検波回路は、前記アナログ−ディジタル変換手
    段により変換されたディジタル値と、前記進み/遅れ検
    出部により検出された位相の進み/遅れとに基づいて、
    前記遅延検波を行なうことを特徴とする復調回路。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記制御手段は、
    前記あらかじめ定めたときを、位相変調された入力信号
    を入力していないときとすることを特徴とする復調回
    路。
  13. 【請求項13】請求項11において、前記遅延検波回路
    に入力される前記アナログ−ディジタル変換手段により
    変換されたディジタル値と、前記進み/遅れ検出部によ
    り検出された位相の進み/遅れとを同期させるためのラ
    ッチ回路をさらに備えることを特徴とする復調回路。
JP5310606A 1993-02-19 1993-12-10 位相比較回路および該位相比較回路を備える復調回路 Pending JPH06303268A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115856838A (zh) * 2023-01-17 2023-03-28 深圳市华怡丰科技有限公司 一种抑制同频异频光源干扰信号的方法和光电传感器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115856838A (zh) * 2023-01-17 2023-03-28 深圳市华怡丰科技有限公司 一种抑制同频异频光源干扰信号的方法和光电传感器

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