JPH06304127A - 内視鏡挿入補助装置 - Google Patents

内視鏡挿入補助装置

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JPH06304127A
JPH06304127A JP5101167A JP10116793A JPH06304127A JP H06304127 A JPH06304127 A JP H06304127A JP 5101167 A JP5101167 A JP 5101167A JP 10116793 A JP10116793 A JP 10116793A JP H06304127 A JPH06304127 A JP H06304127A
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Akira Taniguchi
明 谷口
Sachihiro Okada
祥宏 岡田
Kenji Harano
健二 原野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】経験の少ない術者であっても内視鏡を被検者の
体腔にスムーズに挿入することが可能な内視鏡挿入補助
装置を提供する。 【構成】内視鏡を体腔へ挿入する際の手技を選択する手
技選択スイッチ7と、体腔への内視鏡の挿入量を検出す
る挿入量検出センサ3と、手技選択スイッチ7により選
択された手技と挿入量検出センサ3により検出された挿
入量に応じて実施すべき手技を表示装置11に表示する
制御回路6とを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡を体腔へ挿入す
る際に使用される内視鏡挿入補助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡の挿入操作に関する情報を
術者に与える手段としては、たとえば内視鏡の先端部に
複数のセンサを設け、これらセンサからの信号により内
視鏡の曲げ方向を決定制御するもの(特開昭63−49
124号公報参照)や、内視鏡の現在位置情報や検査対
象器官における関心部位チェック情報等を表示するもの
(特開昭63−23636号公報参照)あるいは内視鏡
の挿入方向をセンサで検出し、このセンサの出力に基づ
いて内視鏡を磁気誘導するもの(特開昭64−2232
5号公報参照)などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した公知技術のも
のは、内視鏡の現在位置や目標位置を術者に認識させる
ことは可能であるが、内視鏡を目標位置に挿入していく
ためにどのような操作を行なえばよいかは術者まかせで
あり、経験を積んだ術者と経験の少ない術者とでは内視
鏡の挿入効率に大きな差が発生するという問題があっ
た。
【0004】本発明は上述した問題点に鑑みてなされた
もので、その目的は経験の少ない術者であっても内視鏡
を被検者の体腔にスムーズに挿入することが可能な内視
鏡挿入補助装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、内視鏡を体腔へ挿入する際の手技を選択す
る手技選択手段と、前記体腔への内視鏡の挿入量を検出
する挿入量検出手段と、前記手技選択手段により選択さ
れた手技と前記挿入量検出手段により検出された挿入量
に応じて実施すべき手技を表示する表示手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明においては、術者が内視鏡を被検者の体
腔へ挿入する手技を選択すると、実施すべき手技が内視
鏡の挿入量に応じて表示される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1ないし
図8を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に
係る内視鏡挿入補助装置の概略構成を示す図である。図
1において符号1は内視鏡であり、この内視鏡1の挿入
部1aの表面には、図3に示すように、それぞれ幅の異
なる帯状の指標2a,2b,2cが挿入部1aの長手方
向に一定間隔でかつ繰り返し設けられている。これらの
指標2a,2b,2cは内視鏡1の体腔への挿入量を挿
入量検知センサ3で検出するためのものであり、内視鏡
1の挿入部1aと反射率が異なっている。なお、この実
施例では指標2aの幅が最も細く、指標2cの幅が最も
太くなっている。
【0008】上記挿入量検知センサ3は、内視鏡1の挿
入部1aに設けられた指標2a,2b,2cから内視鏡
1の挿入量を検出するものであり、図示しない患者に密
着固定して設けられ、内視鏡1の挿入部1aが挿通でき
るようにリング状に形成されている。そして、上記挿入
量検知センサ3は、内視鏡1に照明光を供給する光源装
置5に内蔵された制御回路6(図2参照)に接続されて
いる。この制御回路6には、図2に示すように、手技選
択スイッチ7、回転量検出センサ8、エアー注入量検出
センサ9、メモリ10、表示装置11が接続されてい
る。なお、上記挿入量検知センサ3の内側には、挿入量
検知センサ3を挿通する内視鏡1の挿入部1aに光を照
射するLED(図示せず)とCCDラインセンサ4が設
けられ、このCCDラインセンサ4で内視鏡1の挿入部
1aに設けられた指標2a,2b,2cを光学的に検出
するように構成されている。
【0009】上記手技選択スイッチ7は、術者が内視鏡
1の挿入部1aを患者の体腔に挿入する際に実施すべき
手技(例えば1人法、2人法、フッキングホールド法
等)を選択するためのものであり、この手技選択スイッ
チ7により選択された手技選択情報は制御回路6に入力
される。なお、本実施例では手技選択スイッチ7は光源
装置5に設けられているが、内視鏡1の操作部1bに設
けても良いし、内視鏡画像を表示する表示装置(モニタ
テレビ)11に設けたタッチスクリーンにより選択でき
るようにしても良い。
【0010】上記回転量検出センサ8は、内視鏡1の挿
入時に術者が内視鏡1の操作部1bを回転操作する量を
検出するものであり、この回転量検出センサ8から出力
された信号は制御回路6に入力される。なお、回転量検
出センサ8は図示を省略したが、内視鏡1の操作部1b
の内部に設けられている。
【0011】上記エアー注入量検出センサ9は、内視鏡
1を介して患者の体腔に注入されるエアー量を検出する
ものであり、このエアー注入量検出センサ9から出力さ
れた信号は制御回路6に入力される。
【0012】上記制御回路6は、挿入量検知センサ3、
手技選択スイッチ7、回転量検出センサ8およびエアー
注入量検出センサ9からの信号に基づいて実際に実行す
べきと思われる挿入操作を判断するものであり、この制
御回路6の出力は表示装置11に出力される。
【0013】このような構成において、内視鏡1の挿入
部1aを挿入量検知センサ3を通して患者の体腔に挿入
すると、挿入部1aに設けられた指標2a,2b,2c
の移動に応じて挿入部1aの挿入量、進退方向および挿
入速度を示す信号が挿入量検知センサ3より出力され
る。すなわち、内視鏡1の挿入部1aを挿入量検知セン
サ3に対して図3に示す矢印A方向(挿入方向)に動か
すと、挿入量検知センサ3から出力される信号波形が図
4の(a)→(b)→(c)の順序で変化する。一方、
内視鏡1の挿入部1aを挿入量検知センサ3に対して図
3に示す矢印B方向(抜去方向)に動かすと、挿入量検
知センサ3から出力される信号波形が図4の(c)→
(b)→(a)の順序で変化する。したがって、挿入量
検知センサ3から出力された信号波形の変化を制御回路
6でそれぞれ時間の相関度から検知することにより、内
視鏡1の体腔への挿入量や挿入速度等を認識することが
できる。
【0014】このとき、制御回路6では挿入量検知セン
サ3から出力された信号のサンプリングを一定時間毎に
行い、たとえば指標2aに対応した信号が単位時間中に
どれだけ変化するかを検出して内視鏡1の挿抜速度を検
出する。また、単位時間内に挿入量検知センサ3を通過
した指標2aの数と移動の方向および指標2aの既知の
ピッチから内視鏡1の移動量つまり挿入量を算出する。
【0015】ところで、生体の消化管の長さは伸展を考
慮しないで考えると、下部消化管の場合には、図5に示
すl1 〜l5 の長さで特徴づけられる。これらの値は統
計的に得られた数字であっても良いし、内視鏡検査の前
に撮影したレントゲン写真より読み取った値を設定する
ようにしても良い。
【0016】挿入量検知センサ3を通過した内視鏡1の
先端部が、図5に示すl1 の位置まで到達したとする
と、内視鏡1の挿入部1aをそのまま挿入したのではl
2 の長さの部分に挿入部1aを挿入することができな
い。このため、まずl2 の方向へ管腔の展開方向の確認
つまり内視鏡1のアングル操作が必要となる。
【0017】そこで、モニタテレビ11にアングル操作
の指示とl2 方向で展開する管腔のつながりの確認指示
を予め選択した手技に応じて制御回路6が内蔵するデー
タベースに基づき表示する。このとき、術者はアングル
操作によりl2 方向への管腔のつながりを確認できた
ら、たとえば内視鏡1の操作部1bに設けた確認スイッ
チ(図示せず)を押下する。そうすると、確認作業の終
了が光源装置5に内蔵された制御回路6に伝達される。
【0018】制御回路6では、内視鏡1の挿入部1aが
1 まで挿入され、l2 方向へのつながりが確認されて
いるので、次のl2 通過のための操作手法(例えば患者
の体位変換)が予め選択した手技に応じてモニタテレビ
11に表示される。なお、術者が内視鏡1の挿入に習熟
している部位までは、操作手法等が表示されないように
スクリップスイッチを設けても良い。さらに、挿入補助
情報が必要となった時点より補助情報が出力されるよ
う、補助情報の出力の開始位置を設定するスイッチを別
に設けても良い。
【0019】内視鏡1の挿入に関しては、挿入対象が生
体であり、伸展性があり、管腔壁の粘着性もあるので、
単に内視鏡1を押すだけでは非常に挿入が困難である。
そのため、内視鏡1の引き戻しやねじりも重要な操作で
ある。そこで、ねじり量及びねじり速度の目標値を挿入
補助情報として表示しても良い。また、目標として表示
した値と実際に術者が操作した値を図6のように比較表
示できるようにしても良い。
【0020】図7(a)は登録時における制御回路6の
制御動作を示すフローであり、図7(b)は手技選択時
における制御回路6の制御動作を示すフローである。登
録時においては、術者は制御回路6を登録モードにし、
たとえば以下に述べる挿入手順をメモリ10に入力す
る。そして、メモリ10に記憶された挿入手順を読み出
して、他の術者がそれを使用できるようにする。そし
て、登録時には以下の操作手順(大腸の場合)をメモリ
10に記憶する。
【0021】(1)UP方向に湾曲をゆっくりかけなが
ら内視鏡1を挿入する。そして、抵抗を感じたら挿入を
止める(第1工程)。 (2)アングルをそのままにして、内視鏡1を約5〜7
cm程度ゆっくり抜去する(第2工程)。
【0022】(3)エアーの注入を行なう(第3工
程)。 (4)内視鏡1をやや左へ捩じる(第4工程)。 (5)内視鏡1を約5cm程度挿入し、内腔が見えなく
なることを確認する(第5工程)。
【0023】(6)down方向にアングルをかける。
そして、挿入部1aの先端部を体壁に引っ掛けて湾曲を
かけることで内視鏡1が約5〜8cm程度引き込まれる
ことを確認する(第6工程)。
【0024】(7)エアーの注入を行なう。このとき内
腔が見えなければ内視鏡1を約5cm程度抜去し、内腔
を確認する(第7工程)。 (8)内視鏡1をやや右にねじり、アングルをストレー
トの位置に戻す(第8工程)。
【0025】(9)エアーの注入を行ない、内腔を確認
する(第9工程)。 なお、上述した各工程において、制御回路6は湾曲角、
回転量(ねじり量)およびエアー注入量を検出し、メモ
リ10に記憶する。そして、登録後に術者が手技選択ス
イッチ7を押下すると、制御回路6はメモリ10に記憶
された挿入手順を読み出し、図7(b)に示す制御フロ
ーを実行する。
【0026】したがって、本実施例では手技選択スイッ
チ7によって選択された挿入手技が内視鏡1の挿入量に
応じて表示手段としてのモニタテレビ11に表示される
ので、経験の少ない術者であっても内視鏡を被検者の体
腔にスムーズに挿入することが可能となる。
【0027】図8は、患者の体腔に挿入された内視鏡を
磁気的に検知して、その挿入像を臓器モデルと共に表示
装置に表示するための内視鏡挿入像作成装置の概略構成
を示す図で、この内視鏡挿入像作成装置は、同図に示す
ように、内視鏡磁気検知手段20、挿入像作成回路2
4、形状検知回路25、補正量演算回路31、メモリ3
2、補正回路33、加算回路34、エンコーダ35、逆
補正回路36、補正値メモリ37、補正駆動回路38、
フロントパネル39等から構成されている。
【0028】前記内視鏡磁気検知手段20は、患者Pに
挿入された内視鏡1を磁気的に検知するためのものであ
り、磁界を発生する磁界発生手段21と、この磁界発生
手段21と患者Pを挟んで対向配置された磁界検出手段
22と、これら磁界発生手段21および磁界検出手段2
2を図9に示す走査線Sの如く患者Pが横たわるベッド
面に対して水平方向に駆動する駆動装置23とで構成さ
れている。
【0029】なお、図8に図示された磁界発生手段21
および磁界検出手段22は、説明上患者Pの両側に配置
されているが、実際には患者Pの上側と下側に対向配置
されている。また、前記磁界検出手段22は図9に示す
走査線Sのうち破線で示すラインを走査中は磁界強度を
検出しないようになっている。
【0030】前記挿入像作成回路24は、磁界検出手段
22で検出された磁界強度の変化から患者Pの体腔に挿
入された内視鏡1の挿入像を作成するものであり、図示
を省略したが、磁界検出手段22で検出された磁界強度
を1画面分の画像データとして順次記憶する記憶部と、
この記憶部に記憶された磁界強度をテレビ同期信号に同
期して読み出し、読み出された磁界強度の変化から内視
鏡1の挿入像を作成する画像作成部とで構成されてい
る。
【0031】前記形状検知回路25は、挿入像作成回路
24で作成された内視鏡挿入像から内視鏡1の挿入形状
を検知するものであり、図11に示すように、挿入像作
成回路24で作成された挿入像(図10(a)参照)を
図10(b)の如く細線化処理する細線化処理回路26
と、この細線化処理回路26で得られた線データから挿
入像の連結成分を求める連結成分処理回路27と、この
連結成分処理回路27で求められた連結成分から内視鏡
1の先端位置を検出する先端部検知回路28と、前記細
線化処理回路26でデータ1個分の幅の細線化されたデ
ータを一旦メモリに格納し、最終ラインのデータより順
次隣接するデータを求め、求めたデータの座標と今着目
しているデータの座標のx,y各々の座標値同志で差分
を求め、求めたx,y座標の差分値をもってベクトルと
するベクトル検知回路29と、このベクトル検知回路2
9で検知されたベクトルから内視鏡1の屈曲点を検知す
る屈曲点検知回路30とから構成されている。
【0032】前記補正量演算回路31は、メモリ32に
記憶された臓器モデル図が挿入像作成回路24で作成さ
れた内視鏡挿入像に一致するように臓器モデル図の補正
量(臓器モデル図の拡縮率及び上下左右へのシフト量
等)を演算するものであり、この補正量演算回路31の
出力は、補正回路33および逆補正回路36に供給され
るようになっている。
【0033】前記補正回路33は、補正量演算回路31
で得られた補正量に基づいてメモリ32に記憶された臓
器モデル図を拡大または縮小すると共に上下方向及び左
右方向へのシフトを行なうものであり、この補正回路3
3で補正された臓器モデルの画像データは加算回路34
に供給され、この加算回路34で挿入像作成回路24か
らの出力つまり内視鏡挿入像と合成されるようになって
いる。
【0034】前記エンコーダ35は、加算回路34から
出力された信号にテレビ同期信号を加えるものであり、
このエンコーダ35から出力された信号は、図示しない
モニタテレビに複合映像信号として供給されるようにな
っている。
【0035】前記逆補正回路36は、補正量演算回路3
1の出力(形状検知回路25で求めた内視鏡の先端座標
データと、臓器モデル図に対する内視鏡挿入像のずれ量
及び大きさの比率を表わす信号)に逆補正をかけてメモ
リ32に記憶された臓器モデル図のどの位置に内視鏡の
先端があるかを判断するものであり、この逆補正回路3
6から出力された信号は、臓器モデル図の位置データを
アドレスとして各種の補正指示信号(たとえばアングル
補正信号、調光補正信号、画質補正信号等)を記憶して
いる補正値メモリ37に供給されるようになっている。
【0036】前記補正駆動回路38は、補正値メモリ3
7に記憶された補正指示信号を読み出し、読み出した補
正指示信号を出力するものであり、この補正駆動回路3
8から出力される各種の補正指示信号のうちアングル補
正信号は内視鏡1のアングルを制御するアングル制御回
路40に、また調光補正信号は調光回路42に、さらに
画質補正信号は画質補正回路43にそれぞれ供給される
ようになっている。
【0037】なお、画質補正回路43はプロセス回路4
1から出力される映像信号に色補正やエンハンス処理等
を行なうものであり、調光回路42はプロセス回路41
から出力される映像信号の輝度が一定レベルとなるよう
絞りの調整を行なうものである。
【0038】前記フロントパネル39は、画質補正回路
43及び調光回路42に術者からの指示に応じて補正信
号を出力するものである。このような構成によると、磁
界検出手段22から出力された信号は挿入像作成回路2
4に入力され、この挿入像作成回路24のメモリ部(図
示せず)に1画面分の画像データとして記憶される。そ
して、挿入像作成回路24のメモリ部に記憶された磁界
検出信号はテレビ同期信号に同期して読み出され、挿入
像作成回路24で図10(a)のような1画面分の画像
データに変換された後、形状検知回路25に入力され
る。
【0039】挿入像作成回路24から形状検知回路25
に入力された内視鏡挿入像の画像データは、細線化処理
回路26で図10(b)に示すような線データに変換さ
れた後、連結成分処理回路27およびベクトル検知回路
29に供給される。
【0040】連結成分処理回路27では、駆動回路23
で最後に走査したラインSn(図9参照)のデータから
順次上に各座標の上下左右および斜めに隣接する8点の
座標に磁界強度の変化があるか否かを解析して内視鏡挿
入像の連結成分を求め、これを先端部検知回路28に供
給する。したがって、先端部検知回路28では、連結成
分処理回路27からの信号を基に連結成分の無い座標を
内視鏡1の先端位置であると判断する。
【0041】一方、ベクトル検知回路29では、駆動回
路23で最後に走査したラインSnのデータから各座標
の上下左右および斜めに隣接する8点のデータD1を求
め、現データD1と隣接するデータD2よりベクトルを求
め、このベクトルを現座標データD2のベクトルとす
る。そして、ラインSnのデータD1に隣接していたデ
ータD2を基準にして隣接するデータD3を求め、D2
3の座標よりベクトルを求め、このベクトルをD2のベ
クトルとする。この作業を内視鏡の先端位置まで順次進
め、各データのベクトルを比較し、ベクトルの差が基準
レベルをこえない場合には内視鏡が屈曲していないと判
断し、ベクトルの差が基準レベルを越える場合には内視
鏡が屈曲していると判断し、基準レベルを越える部位を
内視鏡の屈曲部と特定する。つまり、ベクトル検知回路
29は、図9のS1−S2間、S2−S3間が屈曲している
と判断し、S1−S2間とS2−S3間の中間点を屈曲点と
判断し、各座標データを出力する。また、屈曲点と判断
された点の数を出力する。
【0042】メモリ32より読み出された臓器モデル図
の座標データは、例えば下部消化管の場合で説明する
と、図12(b)に示すAx,Ay,Bx,By,Cx
のデータとして補正量演算回路31に出力される。
【0043】補正量演算回路31では、形状検知回路2
5で求められた内視鏡の先端位置座標データ、屈曲点座
標データ、屈曲点の数データを基にメモリ32に記憶さ
れた体内臓器モデル図の補正量を算出する。ここで、図
12(a)に示すように、形状検知回路25が出力する
屈曲点座標データをD1(x,y),D2(x,y),
…,Dn(x,y)、先端位置座標データをD
n+1(x,y)、屈曲点の数データをn、体内臓器モデ
ル図の座標データをAx,Ay,Bx,By,Cx,C
yとすると、補正量演算回路31は図14〜20に示す
フローに従って補正量(メモリ32が出力する臓器モデ
ル図の座標データをAx軸より右手に拡縮する率α、y
方向への拡縮する率β、Ax軸より右手に拡縮する率
γ、全体像をシフトする量E(x),E(y))を求
め、これらを補正回路32に出力する。
【0044】例えば図12(a)で説明すると、屈曲点
座標データはD1(x,y),D2(x,y),D
3(x,y)となり、先端位置座標データはD4(x,
y)となる。また、屈曲点数データはn=3である。
【0045】図12(b)は臓器モデル図の座標データ
で、直腸部のx座標をAx,S字状結腸のy座標をA
y、下行直腸のx座標をBx,横行結腸のy座標をB
y、上行直腸のx座標をCxとして出力される。
【0046】図14のフローに従うと、まず最初の屈曲
点の座標D1(x,y)と臓器モデル図の座標データA
x,Ayの差よりモデル図のシフト量E(x),E
(y)を求める。次に2番目、3番目の屈曲点の平均値
を求めてAxからの差を求め、下行直腸のx座標とAx
との比を計算し、直腸のx座標を軸を右手の拡縮率αを
求める。
【0047】次にn=3なので(ニ)へ進み、先端位置
のy座標とAyとの差と横行結腸のy座標とAyとの差
の比を計算し、y方向への拡縮率βを求める。次に先端
位置の座標D4(x)とAxとの差と、上行直腸のx座
標CxとAxとの差の比を求め、この値とαを比較し、
αより大であれば先端位置x座標とAxとの差と、Cx
とAxとの差の比よりAx軸より左手方向への拡縮率γ
を求める。
【0048】D4(x)とAxとの差とCxとAxとの
差の比がαより小の時、すなわち内視鏡の先端がAxか
らα倍した上行直腸の位置より手前のとき、拡縮率γは
αと同じ値とする。
【0049】ここで求めたα,β,γ,E(x),E
(y)を補正回路33に出力する。補正回路33では、
メモリ32から読み出された臓器モデル図の座標データ
を画像メモリに一旦格納しておき、E(x)に応じて画
像の水平方向読み出し時間をずらす。次にE(y)に応
じて垂直方向の読み出し時間をずらし、画像全体をE
(x),E(y)だけシフトする。
【0050】また、読み出しの画像データをα,β,γ
に応じて間引いたり、繰り返しを行ない、縮小拡大を行
なう(図13(a)〜(d)参照)。このようにして内
視鏡挿入像の出力画像に位置及び寸法を合わせた臓器モ
デルの画像を、内視鏡挿入像と加算回路34で重ね合わ
せ、エンコーダ35にてテレビ同期信号を加えて映像信
号に変換し、外部TVモニタに出力すると、内視鏡挿入
像が外部TVモニタの画面に図13(d)の如く表示さ
れる。この場合、内視鏡挿入像は実線ではなく、破線の
如く表示される。
【0051】補正量演算回路31から逆補正回路36に
は、形状検知回路25で求められた内視鏡の先端位置座
標データDn+1と、補正量演算回路31で求められたA
x,Ay,E(x),E(y),α,β,γが入力され
る。
【0052】逆補正回路36では、スコープ先端位置の
臓器モデル図上の座標Dm(x,y)を次のようにして
求める。 Dn+1<Axの場合 Dm(x)=(Dn+1(x)−Ax)/γ+(Ax−E
(x)) Dn+1>Axの場合 Dm(x)=(Dn+1(x)−Ax)/α+(Ax−E
(x)) Dm(y)=(Dn+1(y)−Ay)/β+(Ay−
E(y)) このようにして求めたDm(x,y)で補正値メモリ3
2に記憶された補正値データを補正駆動回路38に出力
する。この補正駆動回路38では、補正値メモリ32か
らの補正データをアングル制御回路40に出力するアン
グル補正信号や調光回路42に出力する調光補正信号、
画質補正回路43に出力する画質補正信号に変換する。
【0053】アングル制御回路40は、アングルノブか
らの信号よりも優先して補正駆動回路38が出力するア
ングル補正信号でアングル補正を行なう。その後、アン
グルノブから信号が入力されると、その値に応じてアン
グル操作を行なう。
【0054】調光回路42は、フロントパネル39から
出力される術者の調光補正信号よりも優先して補正駆動
回路38が出力する調光補正信号に応じて調光の基準レ
ベルの切り換えやピーク/平均の測光方式の切り換えを
行なう。また、調光回路42はフロントパネル39から
調光補正信号が入力されると、その値に応じて補正を行
なう。
【0055】画質補正回路43は、補正駆動回路38の
出力を優先して色バランスの切り換えやエンハンスのレ
ベル切り換えを行なうが、フロントパネル39からの入
力があれば、フロントパネル39からの指示に応じて補
正を実施する。
【0056】また、補正駆動回路38が出力する補正信
号を文字信号に変換してTVモニタに表示し、その内容
を術者が確認して実施するか否の許可を入力する方式も
取れる。
【0057】以上のように、図8に示した装置による
と、内視鏡の先端部が体腔内のどの部位にあるかを判断
してアングル操作、調光、画質の補正を臓器の部位に応
じて行なうことで、術者の熟練度に大きく左右されず、
検査精度の向上、所要時間の短縮が可能となる。
【0058】なお、大腸のどの部位かを先端部検知回路
28の出力から読み取ることで、現在位置からその先の
アングル補正量をメモリに入力しておくと、自動挿入の
有効なデータとして補正をかけることができる。
【0059】また、アングル補正量、画質補正データを
自動で行なわず、術者に画面上に出力することで指示す
ることもできる。そうすることで、術者の好みに合わせ
てマニュアル補正をする際の手助けとなり、その量も各
自で加減することができる。
【0060】図21は、内視鏡挿入システムの概略構成
を示す図で、内視鏡1の挿入部1aには、複数の圧力セ
ンサ50が一定間隔で組み込まれている。また、内視鏡
1の操作部1bには、カメラコントロールユニット(C
CU)57を内蔵した光源装置56が接続されている。
【0061】図22は、内視鏡1の操作部1bの内部構
造を示す図で、内視鏡1の挿入部1aをアングル操作す
るためのワイヤ51が操作ギヤ52と係合している。こ
の操作ギヤ52は駆動ギヤ53とかみ合っており、操作
ギヤ52にはポテンションメータ55が、駆動ギヤ53
にはモータ54がそれぞれ連結している。
【0062】図23は、光源装置56に内蔵されたカメ
ラコントロールユニット(CCU)57の構成を示す図
で、アングル角検知回路58は、内視鏡1の操作部1b
に設けられたポテンションメータ55の出力から挿入部
1aのアングル角を検知する。また、挿入長検知回路5
9は内視鏡挿入部1aに組み込まれた圧力センサ50の
出力から挿入部1aの挿入長を検知する。
【0063】アングル角検知回路58で検知されたアン
グル角と挿入長検知回路59で検知された挿入長は、メ
モリ60を通してIDカード63に記録される。このI
Dカード63でのアングル角及び挿入長の記録は、CP
U62及びメモリ60を通してアングル制御回路61に
送られる。このアングル制御回路61では内視鏡1の挿
入部1aを患者の体腔に挿入するとき、挿入長を挿入長
検知回路59で検知しながら、それに応じたアングル角
にするようモータ54を駆動させる。
【0064】このような構成によると、内視鏡挿入部1
aのアングル角及び挿入長の記録を各患者のIDカード
63に記録すれば、同一患者に内視鏡挿入を行うときに
術者の熟練レベルに関係なく内視鏡の挿入操作をスムー
ズに行なうことができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、内
視鏡を体腔へ挿入する際の手技を選択する手技選択手段
と、体腔への内視鏡の挿入量を検出する挿入量検出手段
と、前記手技選択手段により選択された手技と前記挿入
量検出手段により検出された挿入量に応じて実施すべき
手技を表示する表示手段とを具備したことにより、実施
すべき手技が内視鏡の挿入量に応じて表示手段に表示さ
れる。したがって、経験の少ない術者であっても内視鏡
を被検者の体腔にスムーズに挿入することが可能な内視
鏡挿入補助装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る内視鏡挿入補助装置の
概略構成図。
【図2】同実施例のブロック構成図。
【図3】図1に示された挿入量検知センサの構成を示す
図。
【図4】同じく挿入量検知センサから出力される信号の
波形を示す図。
【図5】大腸のモデルを示す図。
【図6】図1に示された表示装置に表示される情報を示
す図。
【図7】図2に示された制御回路の制御動作を示すフロ
ー図。
【図8】体内に挿入された内視鏡の先端位置を磁気的に
検出する装置の概略構成を示す図。
【図9】図8に示された磁界発生手段と磁界検出手段の
走査方向を示す図。
【図10】図8に示された挿入像作成回路の作成像と、
その画像データを細線化処理した線データを示す図。
【図11】図8に示された形状検知回路のブロック構成
図。
【図12】図8に示された補正量演算回路の作用説明
図。
【図13】図8に示された補正量演算回路の作用説明
図。
【図14】同じく補正量演算回路の演算手順の一部を示
すフロー図。
【図15】同じく補正量演算回路の演算手順の一部を示
すフロー図。
【図16】同じく補正量演算回路の演算手順の一部を示
すフロー図。
【図17】同じく補正量演算回路の演算手順の一部を示
すフロー図。
【図18】同じく補正量演算回路の演算手順の一部を示
すフロー図。
【図19】同じく補正量演算回路の演算手順の一部を示
すフロー図。
【図20】同じく補正量演算回路の演算手順の一部を示
すフロー図。
【図21】内視鏡挿入システムの概略構成を示す図。
【図22】内視鏡の操作部の内部構造を示す図。
【図23】図21に示されたカメラコントロールユニッ
トのブロック構成図。
【符号の説明】
1…内視鏡 3…挿入量検知センサ 6…制御回路 7…手技選択スイッチ 8…回転量検出センサ 9…エアー注入量検出センサ 11…表示装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】制御回路6では、内視鏡1の挿入部1aが
1 まで挿入され、l2 方向へのつながりが確認されて
いるので、次のl2 通過のための操作手法(例えば患者
の体位変換)が予め選択した手技に応じてモニタテレビ
11に表示される。なお、術者が内視鏡1の挿入に習熟
している部位までは、操作手法等が表示されないように
スキップスイッチを設けても良い。さらに、挿入補助情
報が必要となった時点より補助情報が出力されるよう、
補助情報の出力の開始位置を設定するスイッチを別に設
けても良い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡を体腔へ挿入する際の手技を選択
    する手技選択手段と、前記体腔への内視鏡の挿入量を検
    出する挿入量検出手段と、前記手技選択手段により選択
    された手技と前記挿入量検出手段により検出された挿入
    量に応じて実施すべき手技を表示する表示手段とを具備
    したことを特徴とする内視鏡挿入補助装置。
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