JPH06304266A - 自転車用運動器具 - Google Patents

自転車用運動器具

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JPH06304266A
JPH06304266A JP9821993A JP9821993A JPH06304266A JP H06304266 A JPH06304266 A JP H06304266A JP 9821993 A JP9821993 A JP 9821993A JP 9821993 A JP9821993 A JP 9821993A JP H06304266 A JPH06304266 A JP H06304266A
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bicycle
resistance
tire
rear wheel
rotation
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JP9821993A
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English (en)
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Koji Minoura
浩二 箕浦
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MINOURA NIDAI STAND SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MINOURA NIDAI STAND SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】タイヤのトレッドパターンに関係なく、回転駆
動体とタイヤとの接触によって発生する騒音を小さくで
き、ペダリング運動を円滑に行う。 【構成】自転車の後輪Bを支持するフレームには抵抗付
与装置2が設けられている。抵抗付与装置2は抵抗発生
器48を備え、その回転軸49はタイヤ91に圧接され
る駆動ドラム46に駆動連結されている。駆動ドラム4
6はトレッドパターンがブロックタイプであるタイヤ9
1の周方向において互いに隣接した複数個のトレッドパ
ターンに対して同時に面接触する外径に形成されてい
る。駆動ドラム46は後輪Bに慣性力を与えるフライホ
イールを兼用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自転車用運動器具に係
り、より詳細には自転車の駆動輪を床面から離間させて
保持し、駆動輪に対して人為的に負荷をかけて使用者が
実際の自転車競技と同様のペダリング運動を行い得る自
転車用運動器具に関する。
【0002】
【従来の技術】床面から自転車の駆動輪、すなわち、後
輪を支持し、使用者がペダルを回転させることにより、
実際の自転車競技と同様の効果を得るようにした運動器
具が市販されている。この運動器具を図17に示す。フ
レーム100を構成する一対の管材101,102は互
いに平行に延び、各管材101,102の両端部には斜
め上方に延びる各一対の脚部103,104(各対とも
手前側の脚部のみ図示)が立設されている。脚部104
は脚部103の上部において回動可能に支持されてい
る。両脚部103の上端には後輪111のハブを離脱不
能に保持するための一対の保持体105(一方のみ図
示)が設けられている。
【0003】管材101には後輪111の回転速度に応
じた負荷抵抗を付与するための抵抗付与装置106が固
定されている。図18に示すように、抵抗付与装置10
6は回転軸108を備えた抵抗発生器107と、同回転
軸108に嵌着固定され後輪111のタイヤ112に接
触する小径の駆動筒体109とから構成されている。抵
抗発生器107は回転軸108に固定された金属板を挟
んで一対の永久磁石を対向配置し、回転軸の回転に伴う
回転板の回転により、回転板に渦電流を発生させて回転
軸の回転操作に負荷をかける構成になっている。
【0004】そして、駆動筒体109上に自転車110
の後輪111を載置したのち、両保持体105間に後輪
111のハブを離脱不能に保持することにより、自転車
110の運動準備姿勢が完了する。自転車110のペダ
ル113の回転操作に伴う後輪111の回転速度に応じ
た負荷抵抗が抵抗発生器107で発生され、その負荷抵
抗が駆動筒体109を介して後輪111に伝達される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した前記抵抗付与
装置106においては、タイヤのトレッドパターンが周
方向に連続するリブタイプである場合には、後輪111
の回転に伴って駆動筒体109が回転してもタイヤのト
レッドパターンと駆動筒体109とは常時面接触してい
る。そのため、後輪111の回転がほぼ一定であれば、
後輪111には駆動筒体109を介してほぼ一定の負荷
抵抗が連続的に付与され、使用者はペダリング運動を円
滑に行うことができる。また、駆動筒体109がタイヤ
のトレッドパターンと常時面接触しているため、両者の
接触によって発生する騒音は小さいものである。
【0006】ところが、前記抵抗付与装置106におい
ては、駆動筒体109の外径は小径に形成されている。
従って、図18に示すように、タイヤ112のトレッド
パターン112aが、例えばクロスカントリ用自転車の
タイヤのようにブロックタイプである場合には、駆動筒
体109がタイヤ112の周方向において互いに隣接し
た複数個のトレッドパターン112aに対して同時に面
接触することはない。そのため、後輪111の回転に伴
って、面接触しているパターン112aに続くパターン
112aの角部が駆動筒体109に衝突することとな
る。その結果、駆動筒体109を介して後輪111に付
与される負荷抵抗にむらが発生し、使用者はペダリング
運動を円滑に行うことができなくなるとともに、タイヤ
112と駆動筒体109との接触によって大きな騒音が
発生するという問題がある。
【0007】この発明は上記した問題点を解決するため
になされたものであって、その目的は、使用されるタイ
ヤのトレッドパターンに関係なく、回転駆動体とタイヤ
との接触によって発生する騒音を小さくできるととも
に、ペダリング運動を円滑に行うことができる自転車用
運動器具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明においては、自転車の駆動輪を支持す
るためのフレームと、自転車の駆動輪の回転に伴ってタ
イヤの周面に形成されたトレッドパターンと順次接触す
る回転駆動体を有しかつ駆動輪の回転速度に応じた負荷
抵抗を回転駆動体を介して駆動輪に付与するための抵抗
付与装置とを備えた自転車用運動器具において、前記回
転駆動体を、トレッドパターンがブロックタイプである
タイヤの周方向において互いに隣接した複数個のトレッ
ドパターンに対して同時に面接触する外径に形成してい
る。
【0009】第2の発明においては、前記回転駆動体
と、前記回転駆動体に駆動連結された回転軸を有し、そ
の回転軸の回転に応じた負荷抵抗を発生させる抵抗発生
器とを備えて抵抗付与装置を構成している。
【0010】また、第3の発明においては、前記回転駆
動体をフレームに支持された駆動輪に押圧するための付
勢手段を設けている。
【0011】
【作用】従って、この発明によれば、駆動輪の回転に伴
ってタイヤの周面に形成されたトレッドパターンが順次
回転駆動体に接触し、駆動輪にはその回転速度に応じた
負荷抵抗が回転駆動体を介して付与される。回転駆動体
はトレッドパターンがブロックタイプであるタイヤの周
方向において互いに隣接した複数個のパターンに対して
同時に面接触する外径に形成されている。そのため、タ
イヤの種類に関係なく回転駆動体はタイヤのトレッドパ
ターンに対して常に面接触し、駆動輪の回転がほぼ一定
であれば駆動輪にはほぼ一定の負荷抵抗が付与され、ペ
ダリング運動を円滑に行うことができる。また、駆動輪
の回転に伴って移動する各トレッドパターンの角部と回
転駆動体との衝突が防止され、騒音の発生が抑制され
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図16に
従って詳述する。図1は、床面上に設置した自転車用運
動器具を示すものであり、そのフレーム1には抵抗付与
ドラム2が装着されている。フレーム1について説明す
ると、管材にて形成した前後一対の支持部3,4は床面
上において互いに平行をなすように配設されている。
【0013】前方支持部3にはU字状の補強部5が取付
けられている。補強部5の左右両端部は上部ほど後方に
傾斜するように設けられている。後方支持部4には前記
補強部5に対応して偏平状の管材よりなる左右一対の脚
部6,7が前方にやや傾斜するように上方に延びてい
る。補強部5はその上部両端に取付けた一対の連結片C
を介して対応する脚部6,7に対して下方から回動可能
に連結されている。そして、本運動器具の不使用時等に
おいて、二点鎖線で示すように補強部5が回動され、本
運動器具が折畳まれて収納される。
【0014】右方脚部6の上端にはその幅方向全体にわ
たって水平に延びる保持筒部8が固着されている。この
保持筒部8には位置決めネジ9が螺入されて、この位置
決めネジ9のその内端は保持筒部8から内方へ突出して
いる。前記位置決めネジ9の外端(右端)には調整つま
み10が固着され、さらに同調整つまみ10と保持筒部
8の外壁との間において位置決めネジ9上にはロックつ
まみ11が螺嵌されている。また、前記位置決めネジ9
の内端には受承体12が設けられ、この受承体12の内
端開口部から外方に受承凹部13が形成されている。
【0015】また、前記位置決めネジ9は自転車の大き
さに従って予め調整されるものである。即ち、所定の規
格に基づいて製造された自転車の後輪BのハブHの厚み
に従って調整つまみ10を操作して位置決めネジ9の内
方突出量が調整される。この後、ロックつまみ11を螺
進させて、保持筒部8の外壁に押し付けると、位置決め
ネジ9がロックされる。これにより、受承体12が一定
の位置において移動不能に保持される。
【0016】そして、受承凹部13内には自転車の後輪
BのハブHから突出する第1の回転軸Raが回転可能に
挿入され、後輪Bの位置決めが行われる。図3,図4に
示すように、左方脚部7には支持ピン14により支持ア
ーム15が回動可能に取着されている。図5に示すよう
に、支持アーム15は脚部7の外半部(左半部)を覆う
ように形成され、その上部には操作筒部16が固着され
ている。前記操作筒部16の長さは脚部7の幅のほぼ2
倍に設定され、操作筒部16の内半部(右半部)は脚部
7の内側に突出している。脚部7の上端部には操作筒部
16の外周面に沿う切欠き7aが形成されている。
【0017】図3,4に示すように、操作筒部16の内
端には同筒部16から内方に突出する嵌装体17が取付
けられ、同嵌装体17の内端面から外方に向かって嵌装
凹部18が穿設されている。従って、操作筒部16及び
嵌装体17は支持ピン14を中心にして回動され、図4
に示すように受承体12に対向する位置と、図3に示す
ように受承体12に対向しない離間位置とに位置が切り
換えられる。
【0018】図5に示すように、支持アーム15の左側
上端部にはU字状をなす第1のリンク19がその基端に
おいて支持ピン20により回動可能に連結されている。
第1のリンク19の先端には同リンク19に挟まれるよ
うに二股状の第2のリンク21及び昇降ロッド25が支
持ピン22により回動可能に連結されている。第2のリ
ンク21は前記脚部7の上部外側に突設された支持片2
3を挟むように支持ピン24により回動可能に連結され
ている。図3,図4に示すように、支持片23は前記脚
部7の幅方向に貫通した後、溶接して固定されている。
また、支持片23の上面には台形状の溝が切り欠かれて
おり、この溝により第1及び第2のリンク19,21の
回動を許容するようにしている。
【0019】前記昇降ロッド25の下端部は操作筒部1
6の左方脚部7の下方に設けた操作ペダル26にボルト
35により回動可能に連結されている。前記操作筒部1
6及び支持アーム15には前記第1,第2のリンク1
9,21及び支持片23を覆うように、塩化ビニル等の
硬質樹脂からなる樹脂カバー27が装着されている。同
樹脂カバー27の下部には前記昇降ロッド25の移動を
許容する開放溝Gが形成されている。
【0020】前記操作ペダル26は塩化ビニル等の硬質
樹脂材又は金属材にて板状に形成され、図6に示すよう
に、その前端(左端)から厚みの大きな当接壁28が下
方に延びるとともに、前後方向ほぼ中央部から下方に突
出する取付壁29が設けられている。そして、ボルト3
4が左方脚部7の外部前方からこの脚部7に形成した挿
通孔32を介して当接壁28及び取付壁29の各取着孔
30,31内を通過したのち、ナット33にて締め付け
られ、操作ペダル26が左方脚部7に取付けられてい
る。
【0021】前記操作ペダル26は図3に示す非操作位
置と、図4に示す操作位置との間を踏下操作にて移動さ
れる。操作ペダル26が非操作位置にある時には、第1
及び第2のリンク19,21は非回動位置にある。従っ
て、支持アーム15は図3に示すように脚部7に対して
傾斜状態となって操作筒部16及び嵌装体17は非挟持
位置に保持されている。
【0022】そして、操作ペダル26が図4に示すよう
に踏下操作されて操作位置に移動されると、昇降ロッド
25が下方に引かれる。これにより、第1及び第2のリ
ンク19,21は回動位置に移動される。すると、支持
アーム15は支持ピン14を中心にして時計方向に回動
され、操作筒部16が切欠き7aに当接すると操作筒部
16及び嵌装体17は前記受承体12と対向する挟持位
置に移動する。
【0023】そして、嵌装体17が後輪BのハブHから
突出する第2の回転軸Rbに外嵌され、後輪Bが嵌装体
17と受承体12とによってドラム2上で回転可能に保
持される。なお、第1及び第2のリンク19,21が回
動位置に移動した状態では、第1及び第2のリンク1
9,21がほぼ直線上に配置される。そのため、操作筒
部16から支持アーム15を介して操作ペダル26に動
作抑止力が働き、操作ペダル26は自然な状態では位置
が切り換えられることはない。
【0024】さて、抵抗付与装置2について詳述する。
図7に示すように、前記後方支持部4には取付金具41
が固定されている。図10に示すように、取付金具41
の両端部には対向する一対の支持片41a,41bが形
成されている。両支持片41a,41b間には支持金具
42がその基端部付近にてボルト43により回動可能に
取り付けられている。
【0025】支持金具42は対向する一対のアーム部4
2a,42bと、両アーム部42a,42bを基端部に
て連結する連結部42cとから構成されている。両アー
ム部42a,42bの先端部間には支軸44が固定され
ている。支軸44には一対のベアリング45を介してフ
ライホイールを兼用する鉄製の駆動ドラム46が回転可
能に支持され、その外周面に自転車90の後輪Bのタイ
ヤ91が接触される。図9に示すように、駆動ドラム4
6は、例えばクロスカントリ用自転車のタイヤのように
トレッドパターンがブロックタイプであるタイヤ91の
周方向において互いに隣接した複数個(この実施例では
3個)のトレッドパターン91aに対して同時に面接触
する外径に形成されている。
【0026】アーム部42bの中間部には取付板47が
固定され、同取付板47には前記後輪Bに付与するため
の負荷抵抗を発生する抵抗発生器48が固定されてい
る。抵抗発生器48の回転軸49は前記アーム部42b
に干渉しないようにアーム部42b側に突出されてい
る。回転軸49の外端にはプーリ50が嵌着され、プー
リ50はVベルト51を介して前記駆動ドラム46に駆
動連結されている。
【0027】両アーム部42a,42bの中間部内側に
は係止ボルト52(一方のみ図示)が螺合されている。
各係止ボルト52と前記取付金具41との間には支持金
具42をフレーム1側に付勢する一対の引っ張りバネ5
3が掛装されている。
【0028】図7〜図9に示すように、前記支持片41
aの外側にはその基端部付近において保持レバー54が
支持ピン55により回動可能に支持されている。保持レ
バー54には前記ピン55に向かって延びる案内部56
aと、同レバー54の先端側において案内部56aと直
交するストッパ部56bとからなるL字状の長孔56が
形成されている。長孔56には前記アーム部42aから
外方に突設された係止ピン57が離脱不能に挿通される
とともに、同長孔56に沿って係止ピン57が移動可能
となっている。
【0029】図11に示すように、前記支持ピン55に
は保持レバー54と支持片41aとの間においてねじり
バネ58が介装されている。ねじりバネ58の両端は支
持片41aに形成された突片59及び保持レバー54に
形成された突片60にそれぞれ係止されている。このね
じりバネ58の付勢力により保持レバー54は常に支持
金具42側に付勢されている。
【0030】従って、図7に示すように、係止ピン57
が案内部56aに位置している状態では、支持金具42
が引っ張りバネ53の付勢力によってフレーム1側に回
動される。これに伴い、保持レバー54は係止ピン57
の移動を許容しつつ回動される。図8に示すように、係
止ピン57がストッパ部56bに位置している状態で
は、ストッパ部56bにより係止ピン57の移動が規制
されるため、抵抗付与装置2は図8に示す待機位置に保
持される。
【0031】前記両アーム部42a,42bの外側には
塩化ビニル等の硬質樹脂からなる一対の樹脂カバー61
がビス62により止着されている。なお、両カバー61
間には複数の間隔保持板63がビス64により止着さ
れ、これらの保持板63により両カバー61間の間隔が
保持されている。
【0032】次に、抵抗発生器48を図12〜図14に
従って説明する。図12に示すように、内側ケース65
はビス66により前記取付板47に固定されている。同
ケース65には一対のベアリング67を介して前記回転
軸49が回転可能に支持されている。回転軸49の内端
には金属製の回転板68がブッシュ69を介して嵌合固
定されている。内側ケース65には回転板68を外側か
ら覆うようにほぼ椀状の外側ケース70が取着されてい
る。
【0033】回転板68に近接して内側ケース65の内
面には複数個の円弧状をなす固定側永久磁石71が取付
板72を介して取り付けられている。図13に示すよう
に、この永久磁石71は取付板72において同一円周上
に交互に異なる極性に連続して配設されている。
【0034】なお、回転板68の内周部には周方向に並
んだ複数の放熱孔68aが形成され、回転する回転板6
8の極度の昇熱を防止している。図12に示すように、
外側ケース70の内面には支持板73が回転可能に支持
され、ケース70に設けられた複数個の支持脚74(1
個のみ図示)にて抜け止め保持されている。回転板68
に近接して固定側永久磁石71と対向した状態で、支持
板73に複数個の円弧状をなす可動側永久磁石75が同
一円周上に交互に極性が異なるように連続的に配設され
ている。そして、各可動側永久磁石75は、回転板68
の回転時に前記固定側永久磁石71との協働にて、その
回転板68上にうず電流を発生させるようになってい
る。このうず電流により回転板68に回転抵抗が発生
し、自転車90のペダル92に負荷を付与する。
【0035】図14に示すように、前記外側ケース70
の外面中央部には、ペダル92へ付与される負荷を調節
する調節つまみ76が取着されている。このつまみ76
は図12示すように、ピン77を介してケース70に対
して回転可能に取着され、その内面に固定された連結板
78上の複数個の連結片79を介して支持板73に連結
されている。前記調節つまみ76の一端外面には指標8
0が設けられ、その指標80と対応して外側ケース70
の外面には回転板68、すなわちペダル92に付与する
負荷の調節位置を指示するための目盛り81が設けられ
ている。
【0036】指標80が目盛り81の「L」を指示する
位置にあるときには、低負荷を表す。この状態では可動
側永久磁石75及び固定側永久磁石71は互いに対向す
る端面の極性を一致させた状態に配置されている。一
方、指標80が目盛り81の「H」を指示する位置にあ
るときは、高負荷を表す。この状態では、可動側永久磁
石75及び固定側永久磁石71は互いに対向する極性を
異にした状態に配置されている。つまみ76を目盛り8
1の「H」、「L」間で回動させることにより、ペダル
92にかかる負荷の値を調節することができる。
【0037】図12に示すように、外側ケース70の外
面には係合ボール82及びバネ83が設けられている。
このバネ83の作用により、ボール82は連結板78上
に設けられた複数個の係合孔84に選択的に係合され
て、可動側永久磁石75は指標80にて指示された所望
の調節位置に保持される。
【0038】次に、前記のように構成された自転車用運
動器具の作用を説明する。自転車用運動器具に自転車9
0をセットするには、まず、図7に示すように起立状態
にある抵抗付与装置2を引っ張りバネ53の付勢力に抗
して時計方向(フレーム1から離間する方向)に回動さ
せる。支持金具42の回動に伴って係止ピン57が回動
し、係止ピン57と案内部56aとの係合により保持レ
バー54が時計方向に回動する。そして、図8に示すよ
うに、係止ピン57がストッパ部56bに位置すると、
保持レバー54はねじりバネ58の付勢力により更に時
計方向に回動され、ストッパ部56bが係止ピン57に
嵌まり込む。この状態ではストッパ部56bにより係止
ピン57の移動が規制されるため、抵抗付与装置2は図
8に示す待機位置に保持される。
【0039】この状態で、自転車90の後部を支え、受
承体12の受承凹部13を後輪Bの第1の回転軸Raに
外嵌する。ハブHの第1の回転軸Raが受承凹部13内
に完全に装着されると、後輪Bの右方位置は受承体12
及び位置決めネジ9によって位置決めされた状態にな
る。
【0040】このあと、回転軸Raが受承体12に保持
された状態を維持させるように両手で注意して自転車9
0の後部を支える。自転車90の後部を支えた状態で図
3に示す非操作位置にある操作ペダル26を踏下操作し
て図4に示すように操作位置に移動させる。
【0041】これにより、昇降ロッド25が下方に引か
れ、第1のリンク19は反時計方向に回動され、第2の
リンク21は時計方向に回動される。すると、支持アー
ム15は支持ピン14を中心にして時計方向に回動さ
れ、操作筒部16が切欠き7aに当接すると操作筒部1
6及び嵌装体17は受承体12と対向する挟持位置に移
動され、嵌装凹部18内にハブHの第2の回転軸Rbが
収容される。よって、後輪Bは嵌装体17及び受承体1
2により左右から回転可能に挟持される。このように、
このフレーム1では自転車90の後輪Bを運動器具上の
所定位置にセットした後に、操作ペダル26を足で踏下
操作するという簡単な動作により後輪Bをフレーム1に
容易かつ確実にセットすることができる。
【0042】この後、駆動ドラム46を上方から若干下
方に押圧した状態で、ねじりバネ58の付勢力に抗して
保持レバー54を反時計方向に回動してストッパ部56
bと係止ピン57との係合を解除した状態で、駆動ドラ
ム46の押圧を解除する。すると、引っ張りバネ53の
付勢力により抵抗付与装置2はフレーム1側に回動し、
駆動ドラム46が後輪Bのタイヤ91に当接して回動が
止まる。この停止した位置が使用位置となり、駆動ドラ
ム46が引っ張りバネ53の付勢力により後輪Bのタイ
ヤ91に圧接され、自転車90の運動準備姿勢が完了す
る。この際、駆動ドラム46は、タイヤ91のトレッド
パターンがブロックタイプであっても、タイヤ91の周
方向において互いに隣接した複数個のトレッドパターン
91aに対して同時に面接触される。
【0043】この自転車用運動器具において、自転車9
0のペダル92が回転操作されると、後輪Bの駆動力が
タイヤ91と接触する駆動ドラム46を介してプーリ5
0に伝達され、回転軸49が回転される。回転軸49の
回転にともない、回転板68が一体的に回転される。こ
の時、永久磁石群71,75の磁束により、回転板68
上にうず電流が発生してその回転に抵抗が付与される。
従って、抵抗発生器48により発生された負荷抵抗が回
転軸49からプーリ50を介して駆動ドラム46に伝達
され、さらに後輪Bからペダル92に伝達されてペダル
92の回転操作に負荷が付与される。このペダル92の
回転抵抗は、調節つまみ76を操作して、固定側及び可
動側の永久磁石71,75の対向位置関係を変化させる
ことによって調節可能である。
【0044】さらに詳述すると、図15の(a)に示す
前記目盛り81の「L」の位置では、可動側永久磁石7
5は固定永久磁石71に対し、同極を互いに対向一致さ
せた状態に配置されているため、回転板68を通過する
磁束はほとんどゼロである。うず電流は磁束と回転板6
8の回転運動により発生し、その回転板68の回転を妨
げる方向に負荷を生じさせる。従って、磁束がゼロであ
ればうず電流は発生せず、負荷も発生しない。一方、図
15の(c)に示す前記目盛り81の「H」の位置で
は、可動側永久磁石75は固定側永久磁石71に対し、
異極を互いに対向一致させた状態に配置されているた
め、磁束は増加して負荷は大きくなる。固定側永久磁石
71に対する可動側永久磁石75の位置は、同極が対向
する状態から円周方向に、図15の(b)に示す目盛り
81の「H」、「L」の中間状態を経て、異極の対向す
る状態に連続して変位する。すると、磁束は直線的に増
加し、うず電流も直線的に大きくなる。従って、調節つ
まみ76の回動量に対して負荷は図16に示すように直
線的に変化する。このように、この抵抗発生器48で
は、調節つまみ76の回動量に対して負荷は直線的に変
化するため、調節つまみ76を目盛り81に従って回動
させれば所望の負荷への調節を容易に行うことができ
る。
【0045】このように、この実施例では、抵抗付与装
置2を抵抗発生器48と、同発生器48の回転軸49と
駆動連結された駆動ドラム46とを備えて構成した。ま
た、駆動ドラム46の外径を、例えばクロスカントリ用
自転車のタイヤのようにトレッドパターンがブロックタ
イプであるタイヤ91の周方向において互いに隣接した
複数個のトレッドパターン91aに対して同時に面接触
する外径に形成している。そのため、駆動ドラム46は
タイヤのトレッドパターンと常に面で接触する。よっ
て、抵抗付与装置2は後輪Bに対してむらのない負荷抵
抗を付与することができ、ペダリング運動を円滑に行う
ことができる。また、後輪Bの回転に伴って移動する各
ブロックパターン91aの角部と駆動ドラム46との衝
突を防止でき、タイヤ91と駆動ドラム46との接触に
よる騒音の発生を抑制することができる。
【0046】また、この実施例の抵抗付与装置2では、
フレーム1に回動可能に設けた支持金具42に駆動ドラ
ム46を回転可能に支持し、支持金具42をフレーム1
側に回動させる引っ張りバネ53を設けている。そし
て、引っ張りバネ53の付勢力により支持金具42を回
動させて駆動ドラム46を自転車の後輪Bに押圧し、後
輪Bに負荷抵抗を付与するようにした。このため、この
運動器具は任意の直径の車輪に対して負荷抵抗を付与す
ることができ。すなわち、この運動器具は、車輪の直径
が大きい成人用の自転車から、車輪の直径が小さい小児
用の自転車に到るまでの任意の自転車に用いることがで
きる。
【0047】また、この実施例では駆動ドラム46をフ
ライホイールに兼用しており、運動器具の使用感を実際
の自転車の駆動感覚に近づけことができる。また、駆動
ドラム46をフライホイールに兼用しているので、抵抗
付与装置2の幅方向の寸法を小さくして小型化を図るこ
とができる。
【0048】なお、この実施例の自転車用運動器具を用
いて、ブロックタイプ以外のリブタイプまたはラグタイ
プのトレッドパターンを有するタイヤを装着した自転車
に対して負荷抵抗を付与するようにしてもよい。
【0049】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、以下のようにして実施し
てもよい。 (1)駆動ドラム46とプーリ50とを駆動連結するV
ベルト51に代えて、タイミングベルトを用いてもよ
い。 (2)抵抗発生器として、回転速度に応じて空気抵抗が
増減するファンを使用した抵抗発生器を用いてもよい。 (3)自転車の後輪にて駆動される軸に設けられた円板
とブレーキ付与部材との接触による摩擦抵抗が自動的に
調節される抵抗発生器としてもよい。
【0050】また、この発明の趣旨から逸脱しない範囲
で各部の構成を任意に変更して具体化することも可能で
ある。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の自転車
用運動器具によれば、使用されるタイヤのトレッドパタ
ーンに関係なく、回転駆動体とタイヤとの接触によって
発生する騒音を小さくできるとともに、ペダリング運動
を円滑に行うことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自転車用運動器具を自転車の一部と
ともに示す斜視図である。
【図2】自転車用運動器具に自転車をセットした状態を
示す正面図である。
【図3】嵌装体と操作ペダルとの関係を示す断面図であ
る。
【図4】図3に示す嵌装体と操作ペダルとの関係の変化
を示す断面図である。
【図5】自転車用運動器具の要部を拡大して示す正面図
である。
【図6】操作ペダルの取付状態を示す断面図である。
【図7】この発明の抵抗付与装置を不使用位置に配置し
た状態を示す正面図である。
【図8】この発明の抵抗付与装置を待機位置に保持した
状態を示す正面図である。
【図9】この発明の抵抗付与装置を使用位置に配置した
状態を示す正面図である。
【図10】この発明の抵抗付与装置を示す側断面図であ
る。
【図11】保持レバーと取付金具との関係を示す拡大断
面図である。
【図12】抵抗付与装置の縦断面図である。
【図13】永久磁石の配列を示す図12のA−A線にお
ける断面図である。
【図14】抵抗付与装置の調節つまみを示す正面図であ
る。
【図15】(a)指標が目盛りの「L」を指示する位置
における回転板の磁束の状態を示す説明図である。
(b)指標が目盛りの「L」と「H」の中間を指示する
位置における回転板の磁束の状態を示す説明図である。
(c)指標が目盛りの「H」を指示する位置における回
転板の磁束の状態を示す説明図である。
【図16】つまみ回動量とペダルに付与される負荷との
関係を示す特性図である。
【図17】従来例の運動器具に自転車をセットした状態
を示す正面図である。
【図18】従来例の抵抗付与装置における駆動筒体と後
輪との関係を示す断面図である。
【符号の説明】
1…フレーム、2…抵抗付与装置、46…回転駆動体と
しての駆動ドラム、48…抵抗発生器、49…回転軸、
90…自転車、91…タイヤ、91a…トレッドパター
ン、B…駆動輪としての後輪。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車(90)の駆動輪(B)を支持す
    るためのフレーム(1)と、自転車(90)の駆動輪
    (B)の回転に伴ってタイヤ(91)の周面に形成され
    たトレッドパターンと順次接触する回転駆動体(46)
    を有しかつ駆動輪(B)の回転速度に応じた負荷抵抗を
    回転駆動体(46)を介して駆動輪(B)に付与するた
    めの抵抗付与装置(2)とを備えた自転車用運動器具に
    おいて、 前記回転駆動体(46)を、トレッドパターンがブロッ
    クタイプであるタイヤ(91)の周方向において互いに
    隣接した複数個のトレッドパターンに対して同時に面接
    触する外径に形成したことを特徴とする自転車用運動器
    具。
  2. 【請求項2】 前記抵抗付与装置は、回転駆動体(4
    6)と、 前記回転駆動体(46)に駆動連結された回転軸(4
    9)を有し、その回転軸(49)の回転に応じた負荷抵
    抗を発生させる抵抗発生器(48)とを備えることを特
    徴とする請求項1に記載の自転車用運動器具。
  3. 【請求項3】 前記回転駆動体(46)を前記フレーム
    (1)に支持された駆動輪(B)に押圧するための付勢
    手段(42,53)を設けたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の自転車用運動器具。
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