JPH06304894A - シート材切断方法および装置 - Google Patents

シート材切断方法および装置

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JPH06304894A
JPH06304894A JP9334893A JP9334893A JPH06304894A JP H06304894 A JPH06304894 A JP H06304894A JP 9334893 A JP9334893 A JP 9334893A JP 9334893 A JP9334893 A JP 9334893A JP H06304894 A JPH06304894 A JP H06304894A
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cutting
sheet material
cutting blade
cut
blade
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Masanori Inumaki
正紀 狗巻
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Shima Seiki Mfg Ltd
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Shima Seiki Mfg Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角の切断を、切断刃をシート材から抜かない
でもきれいに切断できるようにする。 【構成】 切断刃19を、切断線21上に前進させ、刃
先が隅角20を越えるの状態とする。これによって切
断方向d21に、切断線21を延長した切込み部が形成
される。次に切断刃19を刃先が隅角20に位置する
の位置まで戻す。次に切断刃19を後退させながら角変
位させ、の状態を経てd22方向の切断線22の延長
上のまで角変位させる。の状態からd22方向に前
進させて、隅角20から切断線22の切断を行う。この
結果、裁断状態23として示す切込みは生じるけれど
も、切断線22をきれいに切断することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、布帛などのシート材
を、特に積層した状態で鋭角に切断するためのシート材
切断方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図6に示すような自動裁断機
1などを用いて、シート材の裁断が行われている。布帛
などのシート材の生地は、積層された状態で生地搬入側
からブラシテーブル2上に広げられる。ブラシテーブル
2は、多数の剛毛によって表面を形成し、下方から真空
吸引してシート材を保持する。裁断ヘッド3には上下に
往復動するナイフ状の切断刃が設けられている。ブラシ
テーブル2の表面を形成する剛毛は、切断刃の刃先が貫
入する部分では刃先から逃げる。
【0003】裁断ヘッド3は、Yビーム4上を往復移動
することができる。Yビーム4は、ブラシテーブル2の
長手方向に沿って、Yビーム4の長手方向と垂直に往復
移動することができる。ブラシテーブル2およびYビー
ム4の長手方向は、それぞれX軸方向およびY軸方向と
なる。裁断ヘッド3は、X軸方向およびY軸方向に移動
可能である。裁断ヘッド3に設けられている切断刃は、
その軸線方向がブラシテーブル2の表面に垂直なZ軸方
向に延びる帯状のナイフである。切断用の刃は、前方の
縁に軸線と平行に形成される。裁断ヘッド3内には、切
断刃をZ軸方向に往復動させる駆動源が備えられる。さ
らに、切断刃を上方に引抜いて切断を行わずに切断ヘッ
ド3を移動させるための切断刃の昇降機構も設けられ
る。また、切断刃の切断方向を変化させるために切断刃
をR軸方向に角変位する機構も設けられる。
【0004】Yビーム4の一方端には、操作部5が設け
られる。自動裁断機1の制御は、操作部5に対する操作
や、フロッピーディスク装置6に挿入するフロッピーデ
ィスク上の裁断データによって行われる。
【0005】シート材の搬入と搬出は、ブラシテーブル
2をX軸方向に搬送させながら行う。ブラシテーブル2
は、無端ベルトコンベアとして構成され、そのうちの上
面の水平部にシート材を載置して真空吸引または搬送を
行う。ブラシテーブル2の上流側である生地搬入側に
は、搬入側エアーテーブル7aが設けられ、下流側であ
る生地搬出側には搬出側エアーテーブル7bが設けられ
る。シート材の搬送を行うときには、ブラシテーブル2
による真空吸引を停止させ、ブラシテーブル2をコンベ
アとして動作させる。搬入側エアーテーブル7aから空
気を噴出させると、シート材を空気のクッションに載せ
て浮遊させながらブラシテーブル2上に広げることがで
きる。シート材の裁断を行った後では、ブラシテーブル
2を搬送させながら、下流側の搬出側エアーテーブル7
から空気を噴出させ、裁断されたパーツなどを取出す。
ブラシテーブル2上にシート材を確実に真空吸引するた
め、シート材のブラシテーブル2上への展開と同時に、
裁断ビニールシート8aがシート材の表面に広げられ
る。シート材は、裁断ビニールシート8aとともに裁断
される。通常、裁断はブラシテーブル2の生地搬出側か
ら行われ、裁断を終了した後には、密閉ビニールシート
8bがかぶせられて、裁断線から真空もれが生ずるのを
防ぐ。
【0006】図7は、図6に示す自動裁断機1を用い
て、シート材の角点近傍を切断する従来からの方法を示
す。図7(1)は、切断刃9を、隅角10の位置でR軸
方向に回転させ、d1方向の切断線11からd2方向の
切断線12を連続して切断する状態を示す。に示す状
態では、切断線11をd1方向に切断してきた切断刃9
の刃先が隅角10に到達する。次に切断刃9の刃先を隅
角10の位置に保ったまま、切断刃9の角変位を行う。
切断刃9はに示す状態を経て、刃先がd2方向を向く
に示す状態になる。に示す状態から、切断刃9をd
2方向に前進させて切断線12の切断を行う。図7
(2)は、図7(1)に示す切断方法による裁断結果を
示す。隅角10から外側に膨らんだ裁断状態13を伴っ
て、裁断パーツ14の裁断が行われることが判る。
【0007】図8は、特公昭51−12120号公報に
開示されている先行技術を示す。この先行技術では、一
直線上の切断線15から切断線16までを切断する途中
で、スリット17の切断を行う。すなわちA点から切断
線15に沿って切断刃9を前進させ、に示す状態から
先端がB点に達するに示す状態まで、切断線15に対
する切断を行う。次にスリット17の切断を、に示す
状態からに示す状態まで、切断刃9の刃先をB点から
C点まで移動させて行う。次に切断刃9をに示す状態
からと同じ位置のに示す状態まで戻し、に示す状
態までBからDまで切断線16の切断を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すような、従
来からの隅角10の切断方法では、裁断状態13に示す
ように、裁断パーツ14の本来の切断線12から外側に
はみ出しが生じ、きれいな裁断を行うことができない。
このような裁断状態13は、切断刃9をR軸方向に角変
位させるときに、シート材を引寄せて往復動している刃
先で切断を行ってしまう結果生じる。
【0009】隅角10まで切断線11を切断したら、切
断刃9を一旦引抜き、方向を変えてから改めてシート材
に突き刺し、切断線12を切断するようにすれば、隅角
10近傍についてはきれいな裁断状態を得ることができ
る。しかしながら、切断刃9をシート材から一旦引抜い
てまた突き刺すようにすると、隅角10の部分を切断す
るのに時間がかかる。図8に示すような方法も、スリッ
ト17を切断するときには、切断刃9の刃先がスリット
17の方向と一致しないので、きれいに切断することは
できない。
【0010】本発明の目的は、切断刃をシート材から抜
かないでも角点近傍をきれいに切断することができるシ
ート材切断方法および装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート材に対
してほぼ垂直に往復動する切断刃を用いて、第1方向か
ら、第1方向と交差する第2方向へ切断方向が切換わる
角点近傍を切断するためのシート材切断方法において、
切断刃を第1方向に前進させて刃先が角点を越えるまで
シート材を切断し、切断刃の後退と第2方向への角変位
とを行い、切断刃が第2方向への切断線の延長上に達し
たら、切断刃を前進させて第2方向の切断を行うことを
特徴とするシート材切断方法である。
【0012】また本発明は、シート材に対してほぼ垂直
に往復動する切断刃を用いて、第1方向から、第1方向
と交差する第2方向へ切断方向が切換わる角点近傍を切
断するためのシート材切断方法において、切断刃を第1
方向に前進させて刃先が角点を越えるまでシート材を切
断し、切断刃を刃先が角点の位置に戻るまで第1方向に
後退させ、切断刃をさらに後退させながら角点を中心と
した第2方向への角変位を行い、切断刃が第2方向への
切断線の延長上に達したら、切断刃を前進させて第2方
向の切断を行うことを特徴とするシート材切断方法であ
る。
【0013】また本発明は、シート材に対してほぼ垂直
に往復動する切断刃を用いて、第1方向から、第1方向
と交差する第2方向へ切断方向が切換わる角点近傍を切
断するためのシート材切断方法において、切断刃を第1
方向に前進させて刃先が角点を越えるまでシート材を切
断し、切断刃を後退させながら第2方向への角変位を行
い、切断刃が第2方向への切断線の延長上に達したら、
切断刃を前進させて第2方向の切断を行うことを特徴と
するシート材切断方法である。
【0014】また本発明は、切断テーブル上に載置した
シート材を、シート材に対してほぼ垂直に往復動する切
断刃を用いて、第1方向から、第1方向と交差する第2
方向へ、切断方向が切換わる角点近傍を切断するシート
材切断装置において、オーバカット量および戻り量を設
定するための設定手段と、設定されたオーバカット量だ
け、刃先が角点を越えるように切断刃を第1方向に前進
させ、設定された戻り量だけ刃先が角点から第2方向の
延長上に後退するように切断刃の後退と角変位とを行
い、切断刃を第2方向に前進させる制御手段とを含むこ
とを特徴とするシート材切断装置である。
【0015】
【作用】本発明に従えば、切断刃を第1方向に前進させ
て刃先が角点を越えるまでシート材を切断するので、切
込みが形成される。次に切断刃の後退と第2方向への角
変位とを行っても、次に第2方向に切断すべき部分のシ
ート材を切断刃が引寄せる力は切込みによって吸収され
る。切断刃を後退させながら角変位させて、第2方向の
延長上に達してから、切断刃を前進させて第2方向の切
断を行うので、角点から第2方向にきれいに切断するこ
とができ、良好な裁断状態を得ることができる。しか
も、角点で切断刃をシート材から引抜く必要はないの
で、迅速な裁断を行うことができる。
【0016】また本発明に従えば、切断刃を第1方向に
前進させて角点を越えるまでシート材を切断するので、
切込みが形成される。切断刃をその後に後退させて刃先
が角点の位置に戻ってから角点を中心とした第2方向へ
の角変位を行う際に、第2方向のシート材を引寄せる力
は切込みによって吸収される。切断刃の角変位は後退さ
せながら行うので、切断刃を往復動させていても刃先で
シート材を切断してしまうことがなく、迅速にきれいな
切断を行うことができる。
【0017】また本発明に従えば、切断刃を第1方向に
前進させて角点を越えるまでシート材を切断するので、
切込みが形成される。切断刃を後退させながら第2方向
への角変位を行う際に切込みによってシート材を引寄せ
る力は吸収されるので切断刃を往復動させてもシート材
を不所望に切断することがない。また切断刃をシート材
から引抜かないので迅速な裁断を行うことができ、しか
も角点近傍をきれいに裁断することができる。
【0018】また本発明に従えば、オーバカット量と戻
り量とを設定手段に設定し、設定されたオーバカット量
と戻り量とに従って制御手段は裁断を行う。オーバカッ
ト量だけ切込みが設けられるので、切断刃を後退させる
ときに、第2方向に切断すべきシート材の部分を引込む
ことがない。戻り量だけ刃先が第2方向の延長上に後退
した状態から、第2方向への切断を開始するので、第2
方向への切断線は、角点からきれいに切断することがで
きる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の切断方法を示
す。図1(1)は切断刃19の制御状態を示し、図1
(2)は切断を行った結果を示す。角点である隅角20
では、d21方向の切断線21から、d22方向の切断
線22に切断方向が切換わる。本実施例では、切断刃1
9を、刃先が隅角20を越えるの状態まで第1方向で
あるd21方向に前進させ、切込みを入れる。次に切断
刃19を刃先が隅角20の位置にくるまで戻してに示
す状態とする。次に切断刃19を後ろに戻しながら、隅
角20を中心に切断刃19を回転させる。切断刃19
は、に示す状態を経て第2方向であるd22方向の延
長線上に達し、に示す状態となる。に示す状態で
は、切断刃19の刃先が、切断方向d22に対し、隅角
20から後ろに戻っている状態となる。に示す状態か
ら切断刃19をd22方向に前進させ、隅角20から切
断線22に対する切断を行う。
【0020】図1(2)に示す裁断結果では、切断線2
1の延長上に切り込みが裁断状態23として生じる。し
かしながら隅角20から切断線22はきれいに切断され
る。裁断状態23として切込みを設けることによって、
切断刃を回転させるときに、回転方向にシート材が寄せ
られる力を切込み部で吸収することができる。また切断
刃を後ろに戻しながら隅角20を中心に切断刃を回転さ
せると、刃先にシート材が当たることなく切断刃の方向
を変えることができるため、切断刃の往復動を行いなが
ら角変位させても角変位中にシート材を裁断しない。図
1(1)のの状態からd22方向に切断刃19を前進
させて切断を行うときには、刃先が隅角20に達するま
ではシート材が刃先には当たらず、切断は行われない。
刃先が隅角20に達してからは、切断線22に沿ってき
れいな切断が行われる。この結果、裁断パーツ24の外
形をきれいに裁断することができる。切断刃がの状態
から、後退と角変位とを同時に行って、直接の状態と
することもできる。
【0021】図2は、裁断パーツ24の外形をきれいに
裁断するための条件を示す。切込みの長さであるオーバ
カット量Vは、切断刃の回転時にシート材を引寄せる力
を吸収するために必要である。第1の戻り量R1は、切
断刃19を往復動させたまま角変位させるときに、切断
を行わないように刃先を後退させるために設定する。第
2の戻り量R2は、切断線22の延長上に切断刃19が
達した後、切断刃19を前進させて隅角20から確実に
切断線22の切断を行わせるために必要である。本件発
明者の実験によれば、オーバカット量Vとして1mm、
第1および第2の戻り量R1,R2として2mmの条件
を設定して、良好な裁断状態が得られている。すなわち
オーバカット量Vや戻り量R1,R2は極めて小さい値
であり、通常の裁断パーツ24の配置におけるパーツ間
の間隙に十分に収めることができる。
【0022】図3は、本発明の他の実施例による切断方
法を示す。本実施例では、に示すようにオーバカット
量Vだけ切断刃19を前進させた状態から、直ちに切断
刃19の後退しながら角変位を行い、隅角20から第2
の戻り量R2に相当するだけ後退させた状態が切断線
22の延長上であるようにする。本実施例によれば、切
断方向の変換の際のステップ数が少なくなるので、迅速
な切断を行うことができる。
【0023】図4は、本発明のさらに他の実施例による
切断方法を示す。本実施例では、オーバカット量Vの切
込みをの状態で行い、切断線21上を後退させて刃先
が隅角20と一致するの状態とする。さらに切断刃1
9を切断線22の切断方向と逆方向に平行移動させの
状態とする。その後切断刃19を角変位させ、切断線2
2の延長上の位置であるの状態として、前進させて隅
角20から切断線22の切断を行う。本実施例によれ
ば、切断線21上では前進および後退だけを行い、切断
刃19の角変位は隅角20から離れた位置で行うことが
できるので、切断刃19の角変位を確実に行うことがで
きる。すなわち、切断刃19は角変位のためのR軸が刃
先とは異なる位置にあるので、刃先の位置を中心とした
角変位は裁断ヘッドをX軸およびY軸にも変位させなが
ら行う必要がある。本実施例によれば、このような角変
位を隅角20の位置から離れた位置で行うので、角変位
後の戻り量R2が切断刃の平行移動量R1よりも小さく
なっても、刃先を確実に隅角20から後退させた位置に
保つことができる。
【0024】図5は、図1、図3または図4に示す各実
施例の切断方法を実現するための裁断装置の電気的構成
を示す。各実施例における切断方法の制御は、マイクロ
コンピュータなどを含む制御回路30によって行われ
る。裁断パーツ24の形状などを入力するためのパター
ン入力装置31は、たとえば図6に示すフロッピーディ
スク装置6や、オンライン接続用のインターフェイス装
置などによって実現される。通常は、1回の裁断によっ
て複数の裁断パーツ24をシート材から無駄なく裁断す
ることができるように、予めマーキング処理によって裁
断パーツ24の配置が設定されている。設定量入力装置
32は、たとえば図6に示す操作部5によって実現さ
れ、オーバカット量Vや戻り量R1,R2などが設定さ
れる。フロッピーディスク装置6やオンライン装置から
与えられる裁断データ中に含めることもできるのは勿論
である。
【0025】制御回路30は、入力された裁断パターン
に従って、X軸モータ33、Y軸モータ34、Z軸エア
シリンダ35、R軸モータ36、切断モータ37を制御
する。X軸モータ33はYビーム4をX軸方向に駆動す
る。Y軸モータ34は、裁断ヘッド3をY軸方向に駆動
する。Z軸エアシリンダ35は、切断刃を下降させてシ
ート材に突き刺したり、切断刃を上昇させてシート材か
ら引抜くための昇降駆動を行う。R軸モータ36は、切
断刃の角変位を行う。切断モータ37は、切断刃にZ軸
方向の往復動を生じさせ、刃先による切断が可能な状態
とする。
【0026】本実施例によらないで、隅角近傍をきれい
に切断するためには、たとえばZ軸エアシリンダ35を
制御して、隅角では一旦切断刃を引抜いて、R軸モータ
36によって角変位させてから再び切断刃をシート材に
突き刺して次の切断方向の切断を行うことが考えられ
る。しかしながら切断刃のシート材からの引抜きと再度
の突き刺しには時間がかかる。また切断モータ37を制
御して、切断方向を変えるときには切断刃の往復動を停
止することも考えられるけれども、切断モータ37や切
断刃には慣性があるので、停止するまでの時間がかか
り、また再起動するときの時間もかかる。一般に切断モ
ータ37を制御して切断刃の往復動を停止するよりも、
Z軸エアシリンダ35を制御して切断刃を引抜いて再び
突き刺す方が時間的には速い。本実施例によれば、切断
刃を往復動させたまま切断方向を切換えることができる
ので、さらに迅速な切断を行うことができる。
【0027】また、本実施例では裁断パーツの外周上の
隅角近傍を切断しているけれども、位置合わせなどに用
いるスリットやノッチなども同様に切断することができ
るのは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、切断刃の
刃先が角点を越えるまで第1方向への切断を行うので、
その後に刃先を角変位させるときに、第2方向に切断す
べきシート材の部分を引込むことが少ない。さらに切断
刃の後退と角変位とを行うので、切断刃を往復動させて
いても不所望な切断を起こさせない。さらに切断刃が第
2方向の切断線の延長上に達してから前進させて第2方
向の切断を行うので、角点から第2方向をきれいに切断
することができる。
【0029】また本発明によれば、切断刃の刃先を第1
方向に切断して角点を越えた後、刃先が角点の位置に戻
るまで切断刃を第1方向に後退させ、切断刃をさらに後
退させながら角点を中心とした第2方向への角変位を行
うので、切断刃を角変位させる際にシート材を引込む量
を少なくすることができる。第2方向への切断は、角点
から刃先が後退した状態から開始するので、角点の位置
から第2方向への切断をきれいに行うことができる。
【0030】また本発明によれば、切断刃を刃先が角点
を越えるように第1方向に前進した後で後退させながら
第2方向への角変位を行うので、迅速に切断方向を切換
えることができる。第1方向に角点から延長して切断が
行われているので、角変位の際に第2方向に切断すべき
シート材の部分を引込むことが少ない。さらに後退しな
がら角変位を行うので、角変位中にはシート材を裁断し
ない。第2方向の切断線の延長上から第2方向へ切断を
開始するので、角点以降の第2方向の切断をきれいに行
うことができる。切断方向の切換えの際に、切断刃をシ
ート材から引抜く必要はないので、迅速な切断を行うこ
とができる。
【0031】また本発明によれば、設定されたオーバカ
ット量だけ刃先が角点を越えるように第1方向の切断を
行うので、切断刃の後退と角変位とを行うときに、切断
すべき第2方向のシート材を引込む量が少なくなる。切
断刃を後退させながら往復動させても、後退中にはシー
ト材を切断しない。切断刃が第2方向の延長上に達した
状態では、戻り量に対応して切断刃の刃先が角点から後
退しているので、第2方向へ切断刃を前進させるとき
に、角点の位置から第2方向の切断を確実に開始させ、
きれいな切断状態を得ることができる。角点近傍の切断
を、切断刃をシート材から抜かずに行うことができるの
で、角点近傍を迅速に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による切断方法とその切断結
果を示す図である。
【図2】図1の実施例における切断条件を示す図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例による切断方法を示す図で
ある。
【図4】本発明のさらに他の実施例による切断方法を示
す図である。
【図5】図1、図3および図4に示す切断方法を実現す
るための装置の概略的な電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図6】自動裁断機の外観を示す斜視図である。
【図7】従来からの切断方法とその切断結果を示す図で
ある。
【図8】先行技術によるスリットの切断方法を示す図で
ある。
【符号の説明】 19 切断刃 20 隅角 21,22 切断線 23 裁断状態 24 裁断パーツ 30 制御回路 31 パターン入力装置 32 設定量入力装置 33 X軸モータ 34 Y軸モータ 35 Z軸エアシリンダ 36 R軸モータ 37 切断モータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材に対してほぼ垂直に往復動する
    切断刃を用いて、第1方向から、第1方向と交差する第
    2方向へ切断方向が切換わる角点近傍を切断するための
    シート材切断方法において、 切断刃を第1方向に前進させて刃先が角点を越えるまで
    シート材を切断し、 切断刃の後退と第2方向への角変位とを行い、 切断刃が第2方向への切断線の延長上に達したら、切断
    刃を前進させて第2方向の切断を行うことを特徴とする
    シート材切断方法。
  2. 【請求項2】 シート材に対してほぼ垂直に往復動する
    切断刃を用いて、第1方向から、第1方向と交差する第
    2方向へ切断方向が切換わる角点近傍を切断するための
    シート材切断方法において、 切断刃を第1方向に前進させて刃先が角点を越えるまで
    シート材を切断し、 切断刃を刃先が角点の位置に戻るまで第1方向に後退さ
    せ、 切断刃をさらに後退させながら角点を中心とした第2方
    向への角変位を行い、 切断刃が第2方向への切断線の延長上に達したら、切断
    刃を前進させて第2方向の切断を行うことを特徴とする
    シート材切断方法。
  3. 【請求項3】 シート材に対してほぼ垂直に往復動する
    切断刃を用いて、第1方向から、第1方向と交差する第
    2方向へ切断方向が切換わる角点近傍を切断するための
    シート材切断方法において、 切断刃を第1方向に前進させて刃先が角点を越えるまで
    シート材を切断し、 切断刃を後退させながら第2方向への角変位を行い、 切断刃が第2方向への切断線の延長上に達したら、切断
    刃を前進させて第2方向の切断を行うことを特徴とする
    シート材切断方法。
  4. 【請求項4】 切断テーブル上に載置したシート材を、
    シート材に対してほぼ垂直に往復動する切断刃を用い
    て、第1方向から、第1方向と交差する第2方向へ、切
    断方向が切換わる角点近傍を切断するシート材切断装置
    において、 オーバカット量および戻り量を設定するための設定手段
    と、 設定されたオーバカット量だけ、刃先が角点を越えるよ
    うに切断刃を第1方向に前進させ、設定された戻り量だ
    け刃先が角点から第2方向の延長上に後退するように切
    断刃の後退と角変位とを行い、切断刃を第2方向に前進
    させる制御手段とを含むことを特徴とするシート材切断
    装置。
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