JPH06304895A - ロータリーカッター - Google Patents

ロータリーカッター

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JPH06304895A
JPH06304895A JP9313093A JP9313093A JPH06304895A JP H06304895 A JPH06304895 A JP H06304895A JP 9313093 A JP9313093 A JP 9313093A JP 9313093 A JP9313093 A JP 9313093A JP H06304895 A JPH06304895 A JP H06304895A
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rotor
rotary cutter
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gap
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Yoshiharu Okabashi
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ASAHI MACH KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】構造が簡単で小型化できて安価で、ナイフの交
換が簡単、その調整が運転中でも容易にできて、しかも
切断精度が高いロータリーカッターを提供する。 【構成】抄紙機または紙ロールから供給される紙4をピ
ンチロール10で引き、スリッター装置6で幅をそろ
え、可変速モータで駆動されるプレンロータ2とフィー
ドロール3の間にはさんで、次のカットの段階に送る。
送られた紙4は、サーボモーターで駆動されるナイフロ
ータ1の外周面に取り付けられたナイフ5aによって、
プレンロータ2の外周面に押しつけられ、押し切られ
る。なお、ナイフロータ1は、そこに付けられたナイフ
5a,5bが切断されるべき紙4に当接する時だけ、そ
の紙4の送り速度に合うよう、回転が制御、駆動され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙または板紙を連続的に
規定の長さに切断するロータリーカッターに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】紙または板紙を連続的に規定の長さに切
断するのに、従来は図10に示すようなロータリーカッ
ターが用いられてきた。その原理を簡単に説明すると、
長手方向にナイフを取り付けた2つのナイフドラムを、
近い距離で平行に回転させ、ハサミのように刃をすり合
わせて断ち切るものである。
【0003】図10において、板紙51は先ず、ピンチ
ロール装置52によって、一定速度で引き出され、スリ
ッター装置53で幅が切り揃えられ、フィードロール装
置54で次の段階に送るためさらに引かれる。公知のフ
ィードロール装置54の多くは、外周が柔軟な材料で被
覆された上部ロールと、外周が滑らかな金属製の下部ロ
ールの組み合わせからなっており、その2つが回転自在
に軸支,圧接され、下部ロールのみが駆動されている。
【0004】続いて、ガイド板55の上を滑り、ナイフ
ドラム装置56の回転に従ってナイフ57とナイフ58
で切られる。ナイフドラム装置56が半回転した時に次
の部分が切られる。切り取られた板紙はコンベア59に
よって運ばれる。
【0005】ナイフドラム装置56は、ここでは回転ナ
イフドラム2ヶの組み合わせであるが、他に回転ナイフ
ドラム1ヶと固定ナイフドラム1ヶの組み合わせのもの
もある。連続して走行する板紙を規定の長さに切断する
時の切断長さの精度、切断面の美観、切断時に発生する
紙粉対策のため、最近は、図10のような回転ナイフド
ラム2ヶを夫々サーボモータで駆動するロータリーカッ
ターが増えている。
【0006】図11は、複数の紙ロール66を横に並
べ、それをほどきながら複数枚重ね合わせ、その状態の
紙68をロータリーカッターのフィードロール装置60
でナイフドラム装置61に送り、一度にまとめて規定の
長さに切断し、コンベア69で運んで、積載装置70に
積み重ねていく工程を表したものである。
【0007】図11のロータリーカッターは、フィード
ロール装置60、ナイフドラム装置61を夫々1組装備
した、図10のロータリーカッターと同じ単式ロータリ
ーカッターであるが、第12図はフィードロール装置6
2・63、ナイフドラム装置64・65をそれぞれ2組
装備した複式ロータリカッターを表したものである。何
枚か重ねられた紙66は、スリッター装置67でまとめ
て幅を切りそろえられてから、フィードロール装置62
とフィードロール装置63に分けられ、それに続くそれ
ぞれのナイフドラム装置64・65で、連続的に規定の
長さに切られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのロー
タリーカッターは、ナイフドラムに取り付けるナイフの
交換や調整には、高度の技術が必要で、調整が困難な上
に長時間を要す。
【0009】ナイフの調整が運転中に出来ない。この事
は特に抄紙機から連続的に製造される紙を規定の長さに
切断するロータリーカッターに於いては問題である。つ
まり、刃先の磨耗等でナイフの交換や調整が必要になっ
た時に、抄紙機の運転を長時間停止しなければならず、
そうなれば製紙作業を再開するのに大変な手間がかか
り、抄紙機の生産性が低下すると云う大きな欠点があ
る。
【0010】ナイフドラム2ヶの場合、正確な同期をと
るため2つのナイフドラムをサーボモータ1台以上と機
械式ノンバックラッシュ歯車機構を使って駆動するかし
なければならないので、装置が大きくなり、設備面で非
常に高価になり、保守点検も大変になる。複式の場合
は、さらに単式の場合の2倍の動力設備を必要とする。
【0011】また、2つのナイフドラムは、正確な位置
関係が保たれないとナイフ同士がかみ合わず用をなさな
いので、ドラムにぶれやガタは許されず、精密なベアリ
ングの軸受を要求されるので、従来のロータリーカッタ
ーは高価なものになっていた。
【0012】ナイフドラム装置に紙を送り込むフィード
ロール装置を必要とするが、フィードロール装置とナイ
フドラム装置間の距離が長いので、紙の走行が不安定と
なり切断精度が悪くなる。
【0013】回転ナイフドラムの前段にフィードロール
装置を必要とするので、ロータリーカッターの設置スペ
ースが大きくなり、装置が複雑でコストアップの要因と
なる。という問題点があった。
【0014】本発明は以上の問題点にかんがみて提案さ
れたもので、構造が簡単で小型化できて安価で、ナイフ
の交換が簡単、その調整が運転中でも容易にできて、し
かも切断精度が高いロータリーカッターを提供すること
を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のロータリーカッターにおいては、紙または
板紙を規定の長さに連続的に切断するロータリーカッタ
ーにおいて、1枚以上のナイフを外周面上長手方向に取
付けたナイフロータと、外周面が前記ナイフの刃先にほ
ぼ接する位置に、ナイフロータに平行に設けたプレンロ
ータとを備えるという手段を講じた。
【0016】また、請求項1に記載のロータリーカッタ
ーにおいて、外周が柔軟な材料で被覆された回転自在の
フィードロールを、前記プレンロータに平行に接した状
態で、前記ナイフロータの直前に設けるという手段を講
じた。
【0017】また、請求項1または請求項2に記載のロ
ータリーカッターにおいて、ナイフロータの長手方向
に、溝を設け、前記溝にナイフホルダーを嵌着し、前記
ナイフホルダーのナイフ装着部にナイフ固定手段を設け
るという手段を講じた。
【0018】また、請求項1または請求項2に記載のロ
ータリーカッターにおいて、前記ナイフロータをサーボ
モータで駆動し、前記プレンロータを可変速モータで駆
動するという手段を講じた。
【0019】さらに、請求項1または請求項2に記載の
ロータリーカッターにおいて、プレンロータ軸受の一端
がナイフロータ軸受を回動自在に支持し、他端がトッグ
ル機構を介してナイフロータ軸受を支持する軸受支持機
構を備えるという手段を講じた。本機構は、プレンロー
タ軸受とナイフロータ軸受が、逆の位置関係にあっても
有効である。
【0020】また、請求項1または請求項2に記載のロ
ータリーカッターにおいて、ナイフロータ軸とプレンロ
ータ軸を接近または離間する方向に付勢する軸受与圧機
構を設けるという手段を講じた。
【0021】また、請求項1または請求項2に記載のロ
ータリーカッターにおいて、前記ナイフロータに取り付
けられたナイフ先端と前記プレンロータの外周面との隙
間を検出する隙間検出手段と、該隙間検出手段からの信
号をもとに、前記隙間を調節する隙間調節機構とを設け
るという手段を講じた。
【0022】
【作用】本発明のロータリーカッターによると、フィー
ドロール装置によって送られた紙または板紙は、プレン
ロータの外周に沿って、次のカットの段階に進む。続い
て、紙または板紙はナイフロータ外周面に取り付けられ
たナイフによって、プレンロータの外周面に押しつけら
れ、押し切られる。これを各ロータの回転を制御して、
規定の長さに連続的に裁断する。
【0023】本発明のロータリーカッターによると、駆
動されているプレンロータにフィードロールが接してい
るので、この間にはさまれた紙または板紙は、プレンロ
ータの外周に沿って送られ、すぐに次のカットの段階に
進む。続いて、紙または板紙はナイフロータ外周面に取
り付けられたナイフによって、プレンロータの外周面に
押しつけられ、押し切られる。これを各ロータの回転を
制御して、規定の長さに連続的に裁断する。
【0024】ナイフロータを楕円柱形状または多角柱形
状に成し、その側辺部にナイフを取り付けて上記のよう
に回転を制御し、紙または板紙を連続的に断ち切る。
【0025】ナイフロータの外周面に設けられた溝に、
ナイフホルダーを嵌着し、ナイフホルダーのナイフ装着
部にナイフを差し込む。差し込むとナイフ装着部に設け
られたナイフ固定手段が、ナイフを固定する。
【0026】可変速モータで駆動されるプレンロータ
を、紙または板紙の送りに無理のない適当な速度にし、
ナイフロータに取り付けられたナイフが切断されるべき
紙または板紙に当接する時だけ、その紙または板紙の送
り速度に合うよう、ナイフロータの回転をサーボモータ
で制御、駆動する。
【0027】さらに、ナイフロータ軸受は軸受支持機構
によって、一端が回動自在に支持され、他端がトッグル
機構によって支持されている。トッグル機構を作動させ
ることによって、ナイフロータとプレンロータの間隔が
変化する。
【0028】また、軸受与圧機構は、ナイフロータ軸受
とプレンロータ軸受が接近または離間する方向に、ナイ
フロータ軸とプレンロータ軸に圧力をかけて、ナイフロ
ータ軸受とプレンロータ軸受の位置関係,及びそれぞれ
の軸受内のベアリングを拘束し、軸受支持機構の半径方
向のギャップを吸収する。
【0029】隙間検出手段は、ナイフロータに取り付け
られたナイフ先端とプレンロータの外周面との隙間を検
出する。そして、その隙間検出手段から出力された信号
をもとに、隙間調節機構で、ナイフ先端とプレンロータ
の外周面の距離を任意の間隔に調節する。
【0030】
【実施例】以下に本発明を、実施例を示した図面に基づ
いて、詳細に説明する。図1は本発明のロータリーカッ
ターの説明図、図2は本発明のロータリーカッターの1
実施例の概略正面図、図3は本発明のロータリーカッタ
ーの1実施例の隙間調節機構の説明図,図4は図2のロ
ータリーカッターの紙裁断時の部分拡大説明図,図5は
ナイフロータの実施例の断面図、図6はナイフホルダー
の実施例の断面図,図7は本発明のロータリーカッター
の1実施例の全体の概略側面図である。
【0031】図1,図2において、1は楕円柱形状の2
つの側辺部にナイフの付いたナイフロータ,2は外周面
が硬く滑らかな金属のプレーンロータ,3はナイフロー
タ1に出来るかぎり近い位置に設けられプレーンロータ
ーに圧接しているフィードロール,4は裁断される板
紙,5a・5bは共にナイフロータ1に取り付けられた
ナイフ,6は紙の幅を切りそろえるスリッター装置,7
は板紙4の送り速度を知るためにプレンロータの回転数
を検出するロータリーエンコーダ,8はフレームAに据
えつけられるプレンロータ軸受,9はナイフロータ軸
受,10は一定速で板紙4を引くピンチロール装置であ
る。ここで、フィードロール3の代わりに従来のフィー
ドロール装置を用いてもよい。
【0032】図1において、板紙4は、先ずフィードロ
ール3の上流側に設けられたピンチロール装置10によ
って、引っ張られる。その送り速度は、プレンロータ2
の送り速度とほぼ等しい。ピンチロール装置10を出た
板紙4は、スリッター装置6で端が切りそろえられて、
ガイド板13aに沿って、フィードロール3とプレンロ
ータ2にはさまれ、プレンロータ2の回転方向に運ばれ
る。
【0033】ここでフィードロール3は、ナイフロータ
1が回転するときにナイフ5a・5bが触れない程度ま
でナイフロータ1に近づけて設置する。
【0034】プレンロータ2の回転数は、図2のプレン
ロータ軸受8に設けたロータリーエンコンダー7により
絶えず測定して、実際に供給する板紙4の長さを計算す
ると同時に、図1の状態にあるナイフ5aが板紙4を裁
断するために動きはじめるタイミングを計算し、サーボ
モーター22を制御して、図4のナイフ5a’が最初に
板紙4の規定の裁断位置に当たるようにナイフロータ1
を回転させ、さらにナイフ5aの移動速度が、この後板
紙4が裁断されるまで、この送り速度と合うように調節
する。
【0035】このようにナイフロータ1が回転しなが
ら、ナイフ5aとナイフ5bが交互に板紙4を裁断して
いく。裁断された板紙4は、ガイド板13bに導かれ、
コンベア12aとコンベア12bの間に挟まれて運ばれ
る。なお、板紙4がプレンロータ2上を移動している
時、ナイフロータ1は図1のナイフを横にした状態で待
機している。
【0036】ここで、板紙4の送り速度を検出するため
には、フィードロール3の上流側に設けられたピンチロ
ール装置10の回転を、ロータリーエンコーダ11で測
定してもよい。
【0037】フィードロール3は公知のもので、軸受3
bで回転自在に軸支され、その軸受3bの他端は、プレ
ンロータ軸受8に回動自在に支持された空気シリンダー
3aに、回動自在に連接されている。フィードロール3
は、空気シリンダー3aの加圧力によりプレンロータ2
の外周に圧接する。フィードロール3の支持装置や空気
シリンダー3aの取り付けは、フレエームAに独立して
設けてもよい。
【0038】フィードロール3は、プレンロータ2が回
転するとそれに伴って回転するので、スリップしないよ
う柔軟な材料で外周を被覆されている。
【0039】図4はナイフ5aが板紙4を裁断する様子
を示しており、その切り口は僅かの角度を持ったV型で
裁断面はほぼ直線である。図4に示すように、ナイフ5
a・5bの裁断作用は基本的に押し切りである。ここで
使用するナイフには、直線刃と捩れ刃の2種類があり、
いずれも刃先はV型の両刃であるが、片刃,2段刃等を
使用してもよい。本実施例ではナイフ5a・5bは、公
知の薄刃で刃の高さ精度は5μ以内のものを使用してい
る。
【0040】ナイフロータ1の断面形状は、図5のよう
にほぼ楕円形又は、ほぼ正多角形をなしている。図5
(A)は断面がほぼ楕円形の長軸の一端部にナイフ1枚
を取り付けたもの、同(B)は図1で使用しているも
の、同(C)は断面が正三角形のもの、同(D)は断面
が正方形のもの、同(E)は断面が正五角形のもので、
いずれも断面で頂点の位置に、ロータ長手方向にナイフ
が取り付けられている。なお、軸芯は必ず重心を通るよ
うに断面形が決められている。
【0041】このような、形状にすることによって、本
実施例のロータリーカッターの始動の際、ナイフをプレ
ンロータの外周面から離れた待機位置に置くことによっ
て、板紙4がナイフロータとプレンロータの間を通過し
やすくなり、板紙4のセットが楽になる。
【0042】図6はナイフ5aのナイフロータ1への取
付例を示す。図6(A)においては永久磁石21を付設
したナイフホルダー14を、ナイフロータ1の長手方向
に掘られた溝17にボルト18で固定し、その結果でき
た差し込み溝19にナイフ5cを差し込むだけで、磁石
の鉄付着作用によりナイフ5cはナイフロータ1に固定
される。その取り付けは、ナイフの長さが2m程度で2
0秒以内に終わる。
【0043】図6(B)においては、Oリング15を内
接するOリングホルダー15aを設けたナイフホルダー
16を、平行溝17にボルト18で固定し、その結果で
きた差し込み溝20にナイフ5cを差し込むだけで、O
リング15の弾性力でナイフ5cは反対の壁に押しつけ
られ、差し込み溝20に固定される。
【0044】ここで、差し込み溝19・20がナイフ装
着部に対応し、永久磁石21,Oリング15がナイフ固
定手段に対応している。上記のいずれの場合も、特別に
調整したナイフを用いる必要はなく、既成の薄刃ナイフ
を使用出来るのでナイフの消耗費を節減でき、また既成
のナイフの仕上げ精度は高いのでがたつきもなく、確実
にナイフ装着部に装着される。
【0045】もちろん、ナイフ5a・5bを取り付ける
溝を、ナイフロータ1やナイフホルダー14・16に直
接形成してもよい。また、ナイフホルダーの形状を実施
例では直方体としたが、くさび型にする事も出来る。
【0046】図7において、精密な回転数のコントロー
ルを必要とするナイフロータ1はサーボモータ22で駆
動されているが、プレンロータ2はナイフロータ1と周
面速度がほぼ同じであればよく、同期をとる必要はない
ので、精密な回転数のコントロールは不要で、速度を調
節できる一般的な交流可変速モータ23で駆動されてい
る。
【0047】プレンロータ2の回転をロータリーエンコ
ーダ7で測定して板紙4の送られた長さを正確に検出
し、ナイフ5a・5bがそれぞれ板紙4を切断する位置
を正確に求める。切断時には板紙4がひきちぎられたり
たるんだりしないよう、ナイフロータ1の回転速度を、
必ず紙送り速度に同期させる。プレンロータ2は離れた
位置にあるモーターからベルトで駆動手段を得てもよ
い。ナイフロータ1は切断する時以外はどのような回転
速度を持っていてもよい。
【0048】図2において、軸受支持機構は、プレンロ
ータ軸受8の端部8aがナイフロータ軸受9の端部9a
を回動自在に支持し、他端部8bがトッグル機構26を
介してナイフロータ軸受9の端部9bを支持するもので
ある。トッグル機構26に取り付けられたマイクロピッ
チのねじ27を回すことによって、トッグル受金36が
移動し、端部8bと端部9bの間隔が変わる。
【0049】図7において、支持部38はプレンロータ
軸2aの延長軸両端に、支持部39はナイフロータ軸1
aの延長軸両端に、それぞれ回動自在に設けられ、その
間に空気ばね24が取り付けられている。このままで
は、空気ばね24が膨張すると支持部38と支持部39
が互いに押し合い回転して傾くので、連接板47がそれ
を防いでいる。連接板47は上部がボルトで固定され、
下部が摺動用溝47aによって摺動可能に支持されてい
る。そのため、支持部38と支持部39は、平行移動を
する。
【0050】図7において軸受与圧機構は、ナイフロー
タ軸1aとプレンロータ軸2aに圧力をかけて、ナイフ
ロータ軸受9とプレンロータ軸受8を離間させる方向に
与圧する。しかし、2つの軸受は軸受支持機構によって
拘束されているので、その結果ナイフロータ1は下に、
プレンロータ2は上にたわむ。ナイフロータ1で板紙4
を裁断する時には、その中央部が上方にたわむので切れ
残りが出ることがあるが、上記の作用によってちょうど
ナイフ中央部に力がかかって板紙4に切れ残りが出なく
なる。また、プレンロータ2は自重によって下にたわん
でいるので、同じく上記の作用によって補正される。
【0051】さらに、支持部38と支持部39の内部の
それぞれのベアリング、及びナイフロータ軸受9、プレ
ンロータ軸受8内部のそれぞれのベアリングは一定方向
に押し付けられる。
【0052】ここで、支持部38と支持部39,空気ば
ね24が、軸受与圧機構に対応している。空気ばね26
の代わりに空気シリンダーや油圧シリンダーやコイルば
ねを利用してもよい。また、軸受与圧機構をナイフロー
タ1とプレンロータ2に直接取り付けてもよい。
【0053】図3において、ナイフロータ1のナイフ5
bの先端とプレンロータ2の外周面との隙間Sは、プレ
ンロータ軸受8に設けた光発振器29より光を発し、ナ
イフ5aの刃先とプレンロータ2の間を通ってもれた光
の幅を光センサーの受信器30で受光することにより、
1μ単位で常に正確に検出される。そのデータが制御部
31で演算され、記憶部32で記憶されると同時に、隙
間Sが操作デスク35の隙間表示部35bにデジタル表
示される。
【0054】隙間Sの大きさは、操作デスク35の隙間
調節部35aで所望の数値を設定する。それを制御部3
1が受けて、指示部33が制御信号を隙間調節機構34
のモーター28に送ってギヤーボックス25を駆動し、
マイクロピッチのねじ27を前後進させる。ここで、隙
間調節機構34は、軸受支持機構としてのトッグル機構
26と、モーター28とそれによって駆動される高減速
比のギヤーボックス25とそれに駆動されるねじ27を
組み合わせることによって成っており、また、発振器2
9と受信器30と制御部31が隙間検出手段に対応して
いる。
【0055】隙間Sを小さくする時は、ねじ27を前進
させトッグル受金36を押し込むので、ナイフロータ軸
受9が下降し、その結果ナイフロータ1が下降し、隙間
Sが小さくなる。隙間Sを大きくする時は、ねじ27を
後進させるとトッグル受金36が出てくるので、ナイフ
ロータ1が上昇する。
【0056】ここで、軸受与圧機構としての空気ばね2
4の膨張圧力が、図7に示すように、ナイフロータ軸1
aとプレンロータ軸2aを離間させる方向に働いている
ので、トッグル機構26のトッグル受金36は、図2の
ねじ27を常に押しており、トッグル受金36とねじ2
7とを連接する必要がない。この結果ギヤーボックス2
5は、トッグル機構26と関係なく独立して設置出来
る。
【0057】この隙間調節機構34を設けることによ
り、記憶部32に被裁断紙の種類・枚数により予め隙間
Sを記憶させておくと、紙の種類が変わっても直ちに最
適なナイフ押込量を制御部31が指示することができ
る。
【0058】ここで、ねじ27の移動量は、ねじ27の
端部に設けられたロータリーエンコーダ37に依って正
確に測定できる。隙間Sは、プレンロータ2との接触位
置S=0を基準に、−0.5〜+1.5mmの範囲で、
1μ単位で調節出来る。
【0059】また、隙間検出手段の制御部31で裁断時
のナイフの切れ具合や、裁断回数等のデータを得て、そ
れを記憶部32で蓄積しておくことにより、ナイフの正
確な交換時期を知ることも出来る。
【0060】図8に示す抄紙機40の連続工程で作られ
た紙42は、光沢工程等を経て、本発明のロータリカッ
ターに入る。プレンロータ41の回転は、抄紙機40の
紙送り出し速度にほぼ合わせ、ナイフロータ43の回転
は、ナイフが紙42をカットするときのみ、紙42の送
り速度に同期して紙を規定の長さに切っていく。
【0061】従来のナイフドラム装置の代わりに、本発
明のロータリーカッターのナイフロータとプレンロータ
を用いることによっても、多大な効果を得ることができ
る。
【0062】
【発明の効果】紙の切断を、ナイフロータに取り付けた
ナイフを外周が平面であるプレンロータに押しつけるこ
とによって行うので、上下のロータのナイフの難しいか
み合わせ調整が不要となり熟練した調整技術を必要とし
ない。
【0063】また、フィードロールをナイフロータの直
前の極めて近い位置に置き、プレンロータの外周に接す
ることにより、フィードロールとナイフロータの間を最
短距離にできるので、紙のフリーランが極度に短く、フ
ィードロールを出た紙の走行が安定するので、高い裁断
精度が得られる上に、不安定走行防止設備が不要にな
る。
【0064】フィードロールとナイフロータを同一プレ
ンロータの外周上に併設する事により、フィードロール
装置が不要になり、装置が簡素化され全体の所要スペー
スを小さく出来、且つ設備費も削減出来る効果が得られ
る。
【0065】従来のロータリーカッターにおいては、1
ロータに2枚以上のナイフを取り付けることは、そのか
み合わせ調整が非常に難しく、実現が困難であったが、
本発明のロータリーカッターによれば、難しい調整を必
要とすることなく、1本のナイフロータに2枚以上のナ
イフを取り付けられるので、紙を従来より短く裁断でき
る上に、サーボモータの駆動動力も小さくてよく、大幅
な電力の節減と小型化ができるという効果が得られる。
【0066】ナイフロータは楕円柱状または多角柱状を
しているので、円柱状のものに比べて、軽くてフライホ
イール効果も小さく、急な加減速を繰り返す場合には、
回転が俊敏で正確なカット位置をカットできる上、駆動
力も小さくて済む。
【0067】ナイフホルダーのナイフ装着部に、ナイフ
固定手段を付設することによって、そこにナイフを差し
込むだけで確実に固定されるので、短時間で誰でも簡単
にナイフの交換ができる。
【0068】プレンロータはナイフロータの回転と同期
する必要はないので、サーボモータに比べ安価な可変速
モータを使ったり、外部の駆動装置を利用してベルト等
で駆動したりする事も使用でき、設備費が少なくて済
む。
【0069】軸受与圧機構によってナイフロータ軸受
9、プレンロータ軸受8の内部のそれぞれのベアリング
は一定方向に押し付けられるので、各ベアリングの半径
方向の隙間及び前記軸受支持機構の各支持点のギャップ
を拘束でき、精密ベアリングでなくとも普通ベアリング
の使用が可能になり、製作の上でも、保守作業において
も大きな有利性を持つ。
【0070】本発明のロータリーカッターは、隙間検出
手段によってナイフ先端とプレンロータの外周面との隙
間を簡単に検出でき、そのデータで隙間調節機構を制御
して運転中でも自由に隙間の調節が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリーカッターの説明図である。
【図2】本発明のロータリーカッターの1実施例の概略
正面図である。
【図3】本発明のロータリーカッターの1実施例の隙間
調節機構の説明図である。
【図4】本発明のロータリーカッターの1実施例の紙裁
断時の拡大説明図である。
【図5】本発明のロータリーカッターに使用するナイフ
ロータの5つの実施例の断面図である。
【図6】本発明のロータリーカッターに使用するナイフ
ホルダーの2つの実施例の装着時の断面図である。
【図7】本発明のロータリーカッターの1実施例の概略
側面図である。
【図8】抄紙機の連続工程中に使用される本発明のロー
タリーカッターの概略正面図である。
【図9】巻取紙を複数枚重ね合わせたものを裁断する本
発明のロータリーカッターの概略正面図である。
【図10】従来の単式ロータリーカッターの説明図であ
る。
【図11】巻取紙を複数枚重ね合わせたものを裁断する
従来の単式ロータリーカッターの概略正面図である。
【図12】従来の複式ロータリーカッターの概略正面図
である。
【符号の説明】
1,43 ナイフロータ 2 プレンロータ 3 フィードロール 4 板紙 5a,5b,5c ナイフ 6 スリッター装置 7 ロータリーエンコーダ 8 プレンロータ軸受 8a,9a 端部(軸受支持機構) 9 ナイフロータ軸受 14,16 ナイフホルダー 15 Oリング(ナイフ固定手段) 17 溝 19,20 差し込み溝(ナイフ装着部) 21 永久磁石(ナイフ固定手段) 22 サーボモーター 23 可変速モーター 24 空気ばね(軸受与圧機構) 25 ギヤーボックス(隙間調節機構) 26 トッグル機構(軸受支持機構)(隙間調節機構) 27 ねじ(隙間調節機構) 28 モーター(隙間調節機構) 29 発信器(隙間検出手段) 30 受信器(隙間検出手段) 31 制御部(隙間検出手段) 34 隙間調節機構 38,39 支持部(軸受与圧機構)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙または板紙を規定の長さに連続的に切
    断するロータリーカッターにおいて、1枚以上のナイフ
    を外周面上長手方向に取付けたナイフロータと、外周面
    が前記ナイフの刃先にほぼ接する位置に、ナイフロータ
    に平行に設けたプレンロータとを備えたことを特徴とす
    るロータリーカッター。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロータリーカッターに
    おいて、外周が柔軟な材料で被覆された回転自在のフィ
    ードロールが、前記プレンロータに平行に接した状態
    で、前記ナイフロータの直前に設けられたことを特徴と
    するロータリーカッター。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のロータ
    リーカッターにおいて、ナイフロータが楕円柱状または
    多角柱形状を成し、その側辺部にナイフを取り付けたこ
    とを特徴とするロータリーカッター。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のロータ
    リーカッターにおいて、ナイフロータ外周面の長手方向
    に溝を設け、前記溝にナイフホルダーを嵌着し、前記ナ
    イフホルダーのナイフ装着部にナイフ固定手段を設けた
    ことを特徴とするロータリーカッター。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載のロータ
    リーカッターにおいて、ナイフロータがサーボモータで
    駆動され、プレンロータは可変速モータで駆動されるこ
    とを特徴とするロータリーカッター。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載のロータ
    リーカッターにおいて、プレンロータ軸受の一端がナイ
    フロータ軸受を回動自在に支持し、他端がトッグル機構
    を介してナイフロータ軸受を支持する軸受支持機構を設
    けたことを特徴とするロータリーカッター。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2に記載のロータ
    リーカッターにおいて、ナイフロータ軸とプレンロータ
    軸を接近または離間する方向に付勢する軸受与圧機構を
    設けたことを特徴とするロータリーカッター。
  8. 【請求項8】 請求項1または請求項2に記載のロータ
    リーカッターにおいて、ナイフロータに取り付けられた
    ナイフ先端とプレンロータの外周面との隙間を検出する
    隙間検出手段と、該隙間検出手段からのデータをもと
    に、隙間を調節する隙間調節機構とを備えたことを特徴
    とするロータリーカッター。
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