JPH0630539A - コイル素子、コイルブロックおよびこれを用いた発熱モータならびに温風機 - Google Patents
コイル素子、コイルブロックおよびこれを用いた発熱モータならびに温風機Info
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- JPH0630539A JPH0630539A JP30571492A JP30571492A JPH0630539A JP H0630539 A JPH0630539 A JP H0630539A JP 30571492 A JP30571492 A JP 30571492A JP 30571492 A JP30571492 A JP 30571492A JP H0630539 A JPH0630539 A JP H0630539A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 温風機などに用いた際に、十分な発熱量と十
分な回転トルクとが同時に確保でき、しかも耐久性に富
むとともに磁気振動、うなりの発生のない発熱モータ、
この発熱モータの固定子巻線を構成するコイルブロッ
ク、さらに、このコイルブロックを構成するコイル素子
を得る。 【構成】 コイル素子4は、セラミック絶縁被膜を有
し、導電率が30〜80%の耐熱性導体を空芯巻きで平
板状に巻回、固着したコイルの両側面に絶縁層を介して
放熱板6を圧締したものであり、コイルブロック11
は、コイル素子4を中空の巻芯に複数個連結して取り付
けたものであり、発熱モータ13はこのコイルブロック
を固定子巻線としたものである。前記発熱モータは温風
機に用いられ、モータが発熱体を兼ねるため、コンパク
トで安価な製品となる。
分な回転トルクとが同時に確保でき、しかも耐久性に富
むとともに磁気振動、うなりの発生のない発熱モータ、
この発熱モータの固定子巻線を構成するコイルブロッ
ク、さらに、このコイルブロックを構成するコイル素子
を得る。 【構成】 コイル素子4は、セラミック絶縁被膜を有
し、導電率が30〜80%の耐熱性導体を空芯巻きで平
板状に巻回、固着したコイルの両側面に絶縁層を介して
放熱板6を圧締したものであり、コイルブロック11
は、コイル素子4を中空の巻芯に複数個連結して取り付
けたものであり、発熱モータ13はこのコイルブロック
を固定子巻線としたものである。前記発熱モータは温風
機に用いられ、モータが発熱体を兼ねるため、コンパク
トで安価な製品となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された電力を磁場
と熱とに変換させることができ、高熱と強い磁場を発生
するコイル素子、このコイル素子を連結したコイルブロ
ックおよびこのコイルブロックを固定子界磁コイルとし
て使用した熱を発生する発熱モータならびにこの発熱モ
ータを用いた温風機に関する。
と熱とに変換させることができ、高熱と強い磁場を発生
するコイル素子、このコイル素子を連結したコイルブロ
ックおよびこのコイルブロックを固定子界磁コイルとし
て使用した熱を発生する発熱モータならびにこの発熱モ
ータを用いた温風機に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの巻線を発熱体に兼用するととも
に回転子軸にファンを設け、巻線からの発熱を熱源とし
た温風機は、特開昭49−88142号公報、特開昭6
1−35132号公報、WO900474などに開示さ
れ、公知である。しかしながら、これら先行発明にあっ
ては、単なる着想にすぎず、実際にこれを製作してみる
と、巻線からの発熱量を十分なものとするとモータの回
転力が不足し、ファンを十分に回転させることができ
ず、ファンを十分に回転させようとすると発熱量が著し
く減少する不都合があった。すなわち、十分な発熱量を
確保し、同時にファンを十分な回転速度、回転トルクで
回転させることは不可能であった。また、巻線における
発熱量を十分に確保しようとすると、巻線自体の温度が
500〜700℃近くに昇温し、巻線を構成している絶
縁電線の耐熱性に問題が生じ、寿命が短くなって長期間
の使用に耐えられないことも判明した。さらに、巻線か
らの発熱量を大きくするために大電流を供給すると、巻
線に磁気振動が生じ、これによってうなりが発生するこ
とがあり、この磁気振動で絶縁電線が擦れ合い、これに
よっても絶縁被膜が損傷する不都合があった。
に回転子軸にファンを設け、巻線からの発熱を熱源とし
た温風機は、特開昭49−88142号公報、特開昭6
1−35132号公報、WO900474などに開示さ
れ、公知である。しかしながら、これら先行発明にあっ
ては、単なる着想にすぎず、実際にこれを製作してみる
と、巻線からの発熱量を十分なものとするとモータの回
転力が不足し、ファンを十分に回転させることができ
ず、ファンを十分に回転させようとすると発熱量が著し
く減少する不都合があった。すなわち、十分な発熱量を
確保し、同時にファンを十分な回転速度、回転トルクで
回転させることは不可能であった。また、巻線における
発熱量を十分に確保しようとすると、巻線自体の温度が
500〜700℃近くに昇温し、巻線を構成している絶
縁電線の耐熱性に問題が生じ、寿命が短くなって長期間
の使用に耐えられないことも判明した。さらに、巻線か
らの発熱量を大きくするために大電流を供給すると、巻
線に磁気振動が生じ、これによってうなりが発生するこ
とがあり、この磁気振動で絶縁電線が擦れ合い、これに
よっても絶縁被膜が損傷する不都合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、温風機などに用いた際に、十分な発熱量と十
分な回転トルクとが同時に確保でき、しかも耐久性に富
むとともに磁気振動、うなりの発生のない発熱モータ、
この発熱モータの固定子巻線を構成するとともに熱と磁
場とを併発する他の機器にも使用しうるコイルブロッ
ク、さらに、このコイルブロックを構成するコイル素子
を得ることにある。
る課題は、温風機などに用いた際に、十分な発熱量と十
分な回転トルクとが同時に確保でき、しかも耐久性に富
むとともに磁気振動、うなりの発生のない発熱モータ、
この発熱モータの固定子巻線を構成するとともに熱と磁
場とを併発する他の機器にも使用しうるコイルブロッ
ク、さらに、このコイルブロックを構成するコイル素子
を得ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明のコイル素子は、セラミック絶縁被膜を有
し、導電率が30〜80%の耐熱性導体を空芯巻きで平
板状に巻回し、固着したコイルの両側面に絶縁層を介し
て放熱板を圧締したもの、またはセラミック絶縁被膜を
有し、導電率が30〜80%の耐熱性導体を空芯巻きで
平板状に巻回し、固着したコイルの両側面に絶縁層を介
して放熱板を圧締するとともにコイルの巻幅方向のほぼ
中央に中間絶縁層を設けたもの、あるいはセラミック絶
縁被膜を有し、導電率が30〜80%の耐熱性導体を空
芯巻きで平板状に巻回し、固着したコイルの両側面に絶
縁層を介して放熱板を圧締するとともに、コイルの巻幅
方向のほぼ中央に、放熱板の両面を絶縁層で被覆した中
間放熱板を設けたものである。
め、本発明のコイル素子は、セラミック絶縁被膜を有
し、導電率が30〜80%の耐熱性導体を空芯巻きで平
板状に巻回し、固着したコイルの両側面に絶縁層を介し
て放熱板を圧締したもの、またはセラミック絶縁被膜を
有し、導電率が30〜80%の耐熱性導体を空芯巻きで
平板状に巻回し、固着したコイルの両側面に絶縁層を介
して放熱板を圧締するとともにコイルの巻幅方向のほぼ
中央に中間絶縁層を設けたもの、あるいはセラミック絶
縁被膜を有し、導電率が30〜80%の耐熱性導体を空
芯巻きで平板状に巻回し、固着したコイルの両側面に絶
縁層を介して放熱板を圧締するとともに、コイルの巻幅
方向のほぼ中央に、放熱板の両面を絶縁層で被覆した中
間放熱板を設けたものである。
【0005】また、本発明のコイルブロックは、上記コ
イル素子を中空の巻芯に複数個連結して取り付けたもの
である。
イル素子を中空の巻芯に複数個連結して取り付けたもの
である。
【0006】さらに、本発明の発熱モータは、上記コイ
ルブロックを固定子界磁コイルとして用いたものであ
り、温風機は、この発熱モータの回転子の軸にファンを
取り付けたものである。
ルブロックを固定子界磁コイルとして用いたものであ
り、温風機は、この発熱モータの回転子の軸にファンを
取り付けたものである。
【0007】以下、本発明を詳しく説明する。図1は、
本発明のコイル素子を構成するコイルの例を示すもの
で、このコイル1は、絶縁電線2を空芯巻きで巻回した
巻幅の狭い平板状のものである。絶縁電線2として、セ
ラミック絶縁被膜を有し、導電率が30〜80%(IA
CS)の銅クラッド鋼線を導体としたものが用いられ
る。銅クラッド鋼線は、鋼からなる中心線上に銅をクラ
ッディングにて被覆したクラッド線の1種であり、銅層
の厚みと鋼の中心線の径とを適宜変化させることに、導
電率を30〜80%の範囲で簡単に変化させることがで
きる。
本発明のコイル素子を構成するコイルの例を示すもの
で、このコイル1は、絶縁電線2を空芯巻きで巻回した
巻幅の狭い平板状のものである。絶縁電線2として、セ
ラミック絶縁被膜を有し、導電率が30〜80%(IA
CS)の銅クラッド鋼線を導体としたものが用いられ
る。銅クラッド鋼線は、鋼からなる中心線上に銅をクラ
ッディングにて被覆したクラッド線の1種であり、銅層
の厚みと鋼の中心線の径とを適宜変化させることに、導
電率を30〜80%の範囲で簡単に変化させることがで
きる。
【0008】また、この銅クラッド鋼線は、引張強さな
どの機械的特性が高く、かつこの特性が高温時において
も低下することが少なく、導電率の高温時における変動
も微かである。また、導電率が30%近くの低いもので
も容易に製造することができる。さらに、中心線として
の鋼線が、コイル素子としたときの磁場の強さを大きく
する効果も発揮する。これらの利点により本発明のコイ
ル素子をなす巻線として極めて好適なものである。
どの機械的特性が高く、かつこの特性が高温時において
も低下することが少なく、導電率の高温時における変動
も微かである。また、導電率が30%近くの低いもので
も容易に製造することができる。さらに、中心線として
の鋼線が、コイル素子としたときの磁場の強さを大きく
する効果も発揮する。これらの利点により本発明のコイ
ル素子をなす巻線として極めて好適なものである。
【0009】また、導電率を30〜80%とした理由
は、銅クラッド鋼線では、これ以外の範囲の導電率を有
するものを上述のような理由により製造できないためで
ある。また、80%を越えると起動時に過大電流が流
れ、導体が溶断することがある。30%未満では磁場と
熱との同時発生が十分ではない。
は、銅クラッド鋼線では、これ以外の範囲の導電率を有
するものを上述のような理由により製造できないためで
ある。また、80%を越えると起動時に過大電流が流
れ、導体が溶断することがある。30%未満では磁場と
熱との同時発生が十分ではない。
【0010】この銅クラッド鋼線では、また必要に応じ
て最外層に厚さ2〜20μmのニッケルメッキを施し
て、耐熱性を高め、表層の銅の酸化を防止することもで
きる。
て最外層に厚さ2〜20μmのニッケルメッキを施し
て、耐熱性を高め、表層の銅の酸化を防止することもで
きる。
【0011】上記セラミック絶縁被膜としては、アルミ
ナ、マグネシアなどのセラミック粉末をメチルシリコー
ン、メチルフェニルシリコーンなどの熱硬化性樹脂のバ
インダーに混合したものを導体に塗布焼付け、更にその
上にポリイミドエナメルなどの耐熱樹脂塗料を塗布焼付
けたもので、コイルに巻回後、高温で焼成して耐熱性の
優れたセラミック絶縁被覆とするものあるいはコイルに
巻回前に高温で焼成するものがある。導体の径は、0.
2〜3mm程度が好ましいが、この範囲外であってもよ
い。セラミック絶縁被膜の厚さは、20〜50μm程度
が好ましいが、この範囲外であってもよい。
ナ、マグネシアなどのセラミック粉末をメチルシリコー
ン、メチルフェニルシリコーンなどの熱硬化性樹脂のバ
インダーに混合したものを導体に塗布焼付け、更にその
上にポリイミドエナメルなどの耐熱樹脂塗料を塗布焼付
けたもので、コイルに巻回後、高温で焼成して耐熱性の
優れたセラミック絶縁被覆とするものあるいはコイルに
巻回前に高温で焼成するものがある。導体の径は、0.
2〜3mm程度が好ましいが、この範囲外であってもよ
い。セラミック絶縁被膜の厚さは、20〜50μm程度
が好ましいが、この範囲外であってもよい。
【0012】また、本発明での絶縁電線2をなす耐熱性
導体としては、中心導体とこの中心導体上に被覆された
高融点金属層とからなる導体も使用できる。中心導体
は、導電率が10%以上の導電材料からなり、具体的に
は、銅、銅合金、銀、金、白金、鉄、ニッケル、クロ
ム、あるいはこれらの金属の合金(例えば、コンスタン
タン,アルメル,クロメル)もしくはアルミクラッド鋼
線などの複合線などが用いられる。
導体としては、中心導体とこの中心導体上に被覆された
高融点金属層とからなる導体も使用できる。中心導体
は、導電率が10%以上の導電材料からなり、具体的に
は、銅、銅合金、銀、金、白金、鉄、ニッケル、クロ
ム、あるいはこれらの金属の合金(例えば、コンスタン
タン,アルメル,クロメル)もしくはアルミクラッド鋼
線などの複合線などが用いられる。
【0013】上記高融点金属層は、ニオブ、タンタル、
クロム、鉄、ロジウム、ジルコニウム、タングステンな
どの融点が1500℃以上の金属またはこれらの合金か
らなるもので、その厚みが1〜100μmのものであ
る。融点が1500℃未満では中心導体をなす金属との
相互拡散が生じるので好ましくない。この高融点金属層
は、メッキ法、クラッド法、イオンプレーティング法、
蒸着法などによって形成される。
クロム、鉄、ロジウム、ジルコニウム、タングステンな
どの融点が1500℃以上の金属またはこれらの合金か
らなるもので、その厚みが1〜100μmのものであ
る。融点が1500℃未満では中心導体をなす金属との
相互拡散が生じるので好ましくない。この高融点金属層
は、メッキ法、クラッド法、イオンプレーティング法、
蒸着法などによって形成される。
【0014】このような構造の導体にあっては、中心導
体の酸化が防止され、相互拡散が抑えられるので極めて
耐熱性に富み、例えば400℃以上の高温でも2万時間
以上の使用に耐える。また、高温度になっても電気抵抗
の増加が少ないものとなる。
体の酸化が防止され、相互拡散が抑えられるので極めて
耐熱性に富み、例えば400℃以上の高温でも2万時間
以上の使用に耐える。また、高温度になっても電気抵抗
の増加が少ないものとなる。
【0015】さらに、本発明では耐熱性導体として、中
心導体と、この中心導体上に設けられた拡散防止層と、
この拡散防止層上に形成された酸化防止層とを有するも
のも使用できる。中心導体は、先のものと同様の導電率
が10%以上の導電材料からなる。
心導体と、この中心導体上に設けられた拡散防止層と、
この拡散防止層上に形成された酸化防止層とを有するも
のも使用できる。中心導体は、先のものと同様の導電率
が10%以上の導電材料からなる。
【0016】上記拡散防止層は、融点1300℃以上の
高融点元素(例えば、炭素,ホウ素,ニオブ,タンタ
ル,クロム,鉄,ロジウム,ジルコニウム,タングステ
ンなど)または、これらのホウ化物、窒化物、酸化物、
炭化物などの耐熱性化合物からなるものである。また、
酸化防止層は、ニッケル、ニッケル合金、銀、貴金属、
ステンレス鋼から構成されるが、ニオブ、タンタルなど
の高融点金属あるいはその合金を用いてもよい。この耐
熱性導体も同様に高度の耐熱性を示し、電気抵抗の増加
が少ないなどの特徴を有する。
高融点元素(例えば、炭素,ホウ素,ニオブ,タンタ
ル,クロム,鉄,ロジウム,ジルコニウム,タングステ
ンなど)または、これらのホウ化物、窒化物、酸化物、
炭化物などの耐熱性化合物からなるものである。また、
酸化防止層は、ニッケル、ニッケル合金、銀、貴金属、
ステンレス鋼から構成されるが、ニオブ、タンタルなど
の高融点金属あるいはその合金を用いてもよい。この耐
熱性導体も同様に高度の耐熱性を示し、電気抵抗の増加
が少ないなどの特徴を有する。
【0017】コイル1の巻径は、外径(R1 )で25〜
300mm、内径(R2 )で10〜100mmで
(R1 )と(R2 )の比率は3対1前後が好ましく、巻
幅(W)は20mm以下、好ましくは10mm以下、よ
り好ましくは1〜5mm程度とされる。巻列は、2〜7
0列程度とすることが好ましく、巻層数は20〜750
層程度とすることが好ましく、巻回数は発熱量および発
生磁気の強さによって定められるが、通常は40〜50
00ターンの範囲とされる。また、図1のコイル1では
二本のリード3,3がいずれもコイル1の外周からとら
れている。
300mm、内径(R2 )で10〜100mmで
(R1 )と(R2 )の比率は3対1前後が好ましく、巻
幅(W)は20mm以下、好ましくは10mm以下、よ
り好ましくは1〜5mm程度とされる。巻列は、2〜7
0列程度とすることが好ましく、巻層数は20〜750
層程度とすることが好ましく、巻回数は発熱量および発
生磁気の強さによって定められるが、通常は40〜50
00ターンの範囲とされる。また、図1のコイル1では
二本のリード3,3がいずれもコイル1の外周からとら
れている。
【0018】また、このコイル1は、巻回後各絶縁電線
間が相互に接着(融着)され、固着された状態となって
いる。この固着には、耐熱絶縁被膜を有する絶縁電線を
巻回後、ポリイミドなどの耐熱性樹脂を含浸して硬化さ
せて固着する方法やセラミック絶縁層の上にポリイミド
などの耐熱樹脂塗料を塗布・焼付けたセラミック絶縁電
線を巻回したのち、急速昇温加熱硬化して固着する方法
などがある。この発明のコイル1は、また図2に示すよ
うに中空部の形状が四角状のものであってもよく、この
形状のものもこの発明において平板状と表現する。
間が相互に接着(融着)され、固着された状態となって
いる。この固着には、耐熱絶縁被膜を有する絶縁電線を
巻回後、ポリイミドなどの耐熱性樹脂を含浸して硬化さ
せて固着する方法やセラミック絶縁層の上にポリイミド
などの耐熱樹脂塗料を塗布・焼付けたセラミック絶縁電
線を巻回したのち、急速昇温加熱硬化して固着する方法
などがある。この発明のコイル1は、また図2に示すよ
うに中空部の形状が四角状のものであってもよく、この
形状のものもこの発明において平板状と表現する。
【0019】図3は、この発明でのコイルの他の例を示
すもので、このコイル1はその巻線層の中間に、耐熱性
接着剤層5a,5aをその両面に被覆したマイカ、ガラ
スクロスなどの絶縁層5を介在せしめたサンドイッチ構
造のものである。このものでは、コイルの固定が強固に
行える。
すもので、このコイル1はその巻線層の中間に、耐熱性
接着剤層5a,5aをその両面に被覆したマイカ、ガラ
スクロスなどの絶縁層5を介在せしめたサンドイッチ構
造のものである。このものでは、コイルの固定が強固に
行える。
【0020】図4は、この発明のコイル素子の一例を示
すもので、上述のコイル1を用いたものである。このコ
イル素子4は、図1あるいは図2に示したコイル1の両
側面に絶縁層5,5を介して放熱板6,6を取り付け、
ボルト7…、ナット8…で放熱板6,6をコイル1に押
し付け圧締したものである。絶縁層5,5および放熱板
6,6にはコイル1の中空部分とほぼ等しい形状の中空
部分が形成されており、これらの中空部が一致するよう
に位置合せされて重ね合されている。
すもので、上述のコイル1を用いたものである。このコ
イル素子4は、図1あるいは図2に示したコイル1の両
側面に絶縁層5,5を介して放熱板6,6を取り付け、
ボルト7…、ナット8…で放熱板6,6をコイル1に押
し付け圧締したものである。絶縁層5,5および放熱板
6,6にはコイル1の中空部分とほぼ等しい形状の中空
部分が形成されており、これらの中空部が一致するよう
に位置合せされて重ね合されている。
【0021】絶縁層5としては、耐熱性、電気絶縁性お
よび圧締した場合にある程度の変形を起す材料、例えば
板状のマイカ、ガラスクロス、ガラスマット、セラミッ
クペーパー(シート)などが用いられる。この絶縁層6
の厚みは、0.1〜1mm程度が好ましい。また、マイ
カなどの表面にエポキシ系接着剤などの耐熱性接着剤を
塗布したものも使用できる。
よび圧締した場合にある程度の変形を起す材料、例えば
板状のマイカ、ガラスクロス、ガラスマット、セラミッ
クペーパー(シート)などが用いられる。この絶縁層6
の厚みは、0.1〜1mm程度が好ましい。また、マイ
カなどの表面にエポキシ系接着剤などの耐熱性接着剤を
塗布したものも使用できる。
【0022】また、放熱板6としては、軟鉄、珪素鋼な
どの磁性体からなる金属板が用いられ、通常は亜鉛メッ
キ、スズメッキなどの防錆処理を施した鉄板やステンレ
ス鋼板等が用いられる。この放熱板6の厚さは約0.3
〜1mm程度が好ましく、表面積は20〜3000cm
2 でコイル発熱量に比例した大きさとし、コイル表面積
の1.5倍以上が好ましい。
どの磁性体からなる金属板が用いられ、通常は亜鉛メッ
キ、スズメッキなどの防錆処理を施した鉄板やステンレ
ス鋼板等が用いられる。この放熱板6の厚さは約0.3
〜1mm程度が好ましく、表面積は20〜3000cm
2 でコイル発熱量に比例した大きさとし、コイル表面積
の1.5倍以上が好ましい。
【0023】また、本発明においは放熱板6として、ア
ルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの非磁
性材であってかつ熱伝導性の良好な材料からなるものを
使用することもできる。この非磁性良伝熱性材料を用い
ることで、コイル素子4から発生する磁場の強さは、磁
性材からなるものを用いた場合よりも若干低下するが、
モータを回転させうるには十分な磁場を発生する。ま
た、放熱性が良好となって、コイル1から発生する熱が
良好に放散され、絶縁電線2の温度が低下して好まし
い。
ルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの非磁
性材であってかつ熱伝導性の良好な材料からなるものを
使用することもできる。この非磁性良伝熱性材料を用い
ることで、コイル素子4から発生する磁場の強さは、磁
性材からなるものを用いた場合よりも若干低下するが、
モータを回転させうるには十分な磁場を発生する。ま
た、放熱性が良好となって、コイル1から発生する熱が
良好に放散され、絶縁電線2の温度が低下して好まし
い。
【0024】また、このコイル素子4では、放熱板6,
6で中心にあるコイル1を圧締することも重要である。
すなわち、放熱板6,6で圧締することでコイル1の両
側の巻線2…が図5に拡大して示すように絶縁層5にな
かば埋め込まれた状態となり、巻線2…と絶縁層5との
接触面積が増大し、熱伝導が良好となってコイル1で発
生した熱が速やかに放熱板6に伝えられる。このため、
コイル1の巻線2自体の温度上昇を防止することを可能
にした。従って、絶縁電線2の寿命が延びるとともに放
熱効果が著しく高いものとなる。また、コイル1の磁気
振動やうなりもこの圧締により防止でき、セラミック絶
縁皮膜の損傷を大きく低下させうる。
6で中心にあるコイル1を圧締することも重要である。
すなわち、放熱板6,6で圧締することでコイル1の両
側の巻線2…が図5に拡大して示すように絶縁層5にな
かば埋め込まれた状態となり、巻線2…と絶縁層5との
接触面積が増大し、熱伝導が良好となってコイル1で発
生した熱が速やかに放熱板6に伝えられる。このため、
コイル1の巻線2自体の温度上昇を防止することを可能
にした。従って、絶縁電線2の寿命が延びるとともに放
熱効果が著しく高いものとなる。また、コイル1の磁気
振動やうなりもこの圧締により防止でき、セラミック絶
縁皮膜の損傷を大きく低下させうる。
【0025】このような構造のコイル素子4にあって
は、コイル1から発生する熱が放熱板6に良好に伝えら
れるとともに放熱板6が磁性材から作られているもので
は、この放熱板6が一種の磁気回路を構成し、コイル1
で発生する磁束の大部分がコイル素子4の中心の空洞部
分9に集中し、特にコイル1の外周側で発生する磁束が
中心部の空洞部分9に集中し、空洞部分9において高い
磁束が発生する。この結果、このコイル素子4は、高い
発熱量が確保できしかも発生磁場も強いものとなりう
る。発生磁場の強さは、コイル1の巻列数、巻層数、巻
回数を適宜変化させることで広い範囲で設定できる。
は、コイル1から発生する熱が放熱板6に良好に伝えら
れるとともに放熱板6が磁性材から作られているもので
は、この放熱板6が一種の磁気回路を構成し、コイル1
で発生する磁束の大部分がコイル素子4の中心の空洞部
分9に集中し、特にコイル1の外周側で発生する磁束が
中心部の空洞部分9に集中し、空洞部分9において高い
磁束が発生する。この結果、このコイル素子4は、高い
発熱量が確保できしかも発生磁場も強いものとなりう
る。発生磁場の強さは、コイル1の巻列数、巻層数、巻
回数を適宜変化させることで広い範囲で設定できる。
【0026】図6は、放熱板6の他の例を示すもので、
この放熱板6は、鉄板などの磁性材からなる放熱板本体
6aの外面に熱伝導性の良好なアルミニウム板6bを貼
り合せたものであり、かつそのアルミニウム板6b表面
に表面積を増し、放熱効果改善のための凹凸を形成した
ものである。
この放熱板6は、鉄板などの磁性材からなる放熱板本体
6aの外面に熱伝導性の良好なアルミニウム板6bを貼
り合せたものであり、かつそのアルミニウム板6b表面
に表面積を増し、放熱効果改善のための凹凸を形成した
ものである。
【0027】図7は、本発明のコイル素子4の他の例を
示すものである。この例のコイル素子4は、コイル1と
して間に中間放熱板10を設けた構造となっているとこ
ろが先の例のコイル素子4と異なるところである。中間
放熱板10の両面には、当然絶縁層5,5が貼り合され
ている。この例のコイル素子4では、1列巻きコイル1
の両側に放熱板が配置されることになるため、コイル1
からの熱が極めて効率よく放熱板に伝えられるとともに
磁性材の放熱板を用いたものでは磁束の集中の効率が高
く、さらに磁気振動防止の点でも優れたものとなる。
示すものである。この例のコイル素子4は、コイル1と
して間に中間放熱板10を設けた構造となっているとこ
ろが先の例のコイル素子4と異なるところである。中間
放熱板10の両面には、当然絶縁層5,5が貼り合され
ている。この例のコイル素子4では、1列巻きコイル1
の両側に放熱板が配置されることになるため、コイル1
からの熱が極めて効率よく放熱板に伝えられるとともに
磁性材の放熱板を用いたものでは磁束の集中の効率が高
く、さらに磁気振動防止の点でも優れたものとなる。
【0028】また、本発明のコイル素子では、図7に示
した構造において中間放熱板10を取り去り、コイル1
とコイル1との間に中間絶縁層を介在せしめたものであ
ってもよい。この中間絶縁層としては、上述した絶縁層
5と同様のものが用いられ、その両表面に耐熱性接着剤
を被覆したものを用いると、二つのコイル1,1の固着
が良好となって好ましい。
した構造において中間放熱板10を取り去り、コイル1
とコイル1との間に中間絶縁層を介在せしめたものであ
ってもよい。この中間絶縁層としては、上述した絶縁層
5と同様のものが用いられ、その両表面に耐熱性接着剤
を被覆したものを用いると、二つのコイル1,1の固着
が良好となって好ましい。
【0029】次に、コイルブロックの説明を行う。図8
は、本発明のコイルブロックの例を示すものである。こ
のコイルブロック11は、図4や図7に示したようなコ
イル素子4…を複数個中空の巻芯12に連結して取り付
けたものである。中空巻芯12としては、マイカ等で絶
縁を絶した金属パイプなどを使用することができる。
は、本発明のコイルブロックの例を示すものである。こ
のコイルブロック11は、図4や図7に示したようなコ
イル素子4…を複数個中空の巻芯12に連結して取り付
けたものである。中空巻芯12としては、マイカ等で絶
縁を絶した金属パイプなどを使用することができる。
【0030】コイルブロック11は、コイル素子4単体
では放熱量、磁場の強さ等にそれぞれ限界があるため、
耐久性等をも考慮して複数個、通常2〜5個程度連結し
たものである。各コイル素子4…間のリードの結線は、
直列結線でも並列結線でもよく、発熱量等を考慮して決
めることができる。また、各コイル素子4,4,4…間
は、図8のように1〜10mmの空隙を置いて設置し、
また放熱板6の面積を広くして放熱効果を高くしたとき
は各コイル素子4…間を接近させてもよい。さらに、こ
のコイルブロック11に用いられるコイル素子4として
は、当然図7に示したものを用いることができる。
では放熱量、磁場の強さ等にそれぞれ限界があるため、
耐久性等をも考慮して複数個、通常2〜5個程度連結し
たものである。各コイル素子4…間のリードの結線は、
直列結線でも並列結線でもよく、発熱量等を考慮して決
めることができる。また、各コイル素子4,4,4…間
は、図8のように1〜10mmの空隙を置いて設置し、
また放熱板6の面積を広くして放熱効果を高くしたとき
は各コイル素子4…間を接近させてもよい。さらに、こ
のコイルブロック11に用いられるコイル素子4として
は、当然図7に示したものを用いることができる。
【0031】図9は、本発明の発熱モータの一例を示す
もので、この発熱モータ13は、上述のコイルブロック
11を誘導モータの一種であるくまとりモータの固定子
の界磁コイル巻線に用いたものである。すなわち、コイ
ルブロック11の中空巻芯12内に、くまとりモータの
固定子鉄心14が挿通された構造となっている。よっ
て、この構造の発熱モータ13では、コイルブロック1
1の固定子界磁コイル巻線自体が回転磁界を発生する一
次巻線として機能するとともに発熱体としても機能す
る。
もので、この発熱モータ13は、上述のコイルブロック
11を誘導モータの一種であるくまとりモータの固定子
の界磁コイル巻線に用いたものである。すなわち、コイ
ルブロック11の中空巻芯12内に、くまとりモータの
固定子鉄心14が挿通された構造となっている。よっ
て、この構造の発熱モータ13では、コイルブロック1
1の固定子界磁コイル巻線自体が回転磁界を発生する一
次巻線として機能するとともに発熱体としても機能す
る。
【0032】このため、この発熱モータ13の回転子の
回転軸15に図10のようにファン16を取り付けれ
ば、コイルブロック11からの熱を利用した温風機17
として機能する。したがって、このような温風機17で
は、従来のニクロムヒータ、セラミックヒータなどの発
熱体が不要となり、コンパクトとなり、コスト削減が可
能となる。なお、この温風機17では、所定の風量、風
圧が要求される場合、発熱モータ13の回転トルクを高
くする必要があり、コイル1の巻数を増し高トルクが得
られるようにする。
回転軸15に図10のようにファン16を取り付けれ
ば、コイルブロック11からの熱を利用した温風機17
として機能する。したがって、このような温風機17で
は、従来のニクロムヒータ、セラミックヒータなどの発
熱体が不要となり、コンパクトとなり、コスト削減が可
能となる。なお、この温風機17では、所定の風量、風
圧が要求される場合、発熱モータ13の回転トルクを高
くする必要があり、コイル1の巻数を増し高トルクが得
られるようにする。
【0033】本発明のコイル素子およびコイルブロック
は、必ずしも発熱モータにその利用分野が限られるもの
ではなく、他の磁場と熱とを同時に発生する種々の機器
に適用しうる。以下、実施例を示す。
は、必ずしも発熱モータにその利用分野が限られるもの
ではなく、他の磁場と熱とを同時に発生する種々の機器
に適用しうる。以下、実施例を示す。
【0034】(実施例1)導体径0.4mm、2μmの
ニッケルめっきを施した導電率40%の銅クラッド鋼線
上に厚さ25μmのセラミック絶縁被膜を設け、更に保
護層として10μmのポリイミド皮膜を設けた絶縁電線
を、外径約40mm、内径22mm、巻幅1.6mm、
巻線長7mで巻回し、約450℃で3分間加熱して平板
状の図1に示すようなコイルを得た。このコイルの両側
面に厚さ0.5mm、幅50mm、長さ70mmで径2
0mmの中心穴を形成した鉄板からなる放熱板を、厚さ
0.3mmのマイカの絶縁層を介してボルト、ナットに
より締めつけて、図3に示すようなコイル素子とした。
このコイル素子に交流(60Hz)22.9Vを印加し
たところ、3.4Aの電流が流れ、コイル素子の中空部
分の交流磁場の強さは約100ガウスであった。また、
放熱板の温度は通電1分後で160℃になった。
ニッケルめっきを施した導電率40%の銅クラッド鋼線
上に厚さ25μmのセラミック絶縁被膜を設け、更に保
護層として10μmのポリイミド皮膜を設けた絶縁電線
を、外径約40mm、内径22mm、巻幅1.6mm、
巻線長7mで巻回し、約450℃で3分間加熱して平板
状の図1に示すようなコイルを得た。このコイルの両側
面に厚さ0.5mm、幅50mm、長さ70mmで径2
0mmの中心穴を形成した鉄板からなる放熱板を、厚さ
0.3mmのマイカの絶縁層を介してボルト、ナットに
より締めつけて、図3に示すようなコイル素子とした。
このコイル素子に交流(60Hz)22.9Vを印加し
たところ、3.4Aの電流が流れ、コイル素子の中空部
分の交流磁場の強さは約100ガウスであった。また、
放熱板の温度は通電1分後で160℃になった。
【0035】(実施例2)実施例1において、銅クラッ
ド鋼線として導電率が30%のものを用いた以外は同様
にしてコイル素子を作成した。このコイル素子に交流
(60Hz)22.9Vを印加したところ、2.6Aの
電流が流れ、コイル素子の中空部分の交流磁場の強さは
約77ガウスであった。また、放熱板の温度は通電1分
後で125℃になった。
ド鋼線として導電率が30%のものを用いた以外は同様
にしてコイル素子を作成した。このコイル素子に交流
(60Hz)22.9Vを印加したところ、2.6Aの
電流が流れ、コイル素子の中空部分の交流磁場の強さは
約77ガウスであった。また、放熱板の温度は通電1分
後で125℃になった。
【0036】(実施例3)実施例1において、銅クラッ
ド鋼線として導電率が60%のものを用いた以外は同様
にしてコイル素子を作成した。このコイル素子に交流
(60Hz)22.9Vを印加したところ、5.1Aの
電流が流れ、コイル素子の中空部分の交流磁場の強さは
約150ガウスであった。また、放熱板の温度は通電1
分後で220℃になった。
ド鋼線として導電率が60%のものを用いた以外は同様
にしてコイル素子を作成した。このコイル素子に交流
(60Hz)22.9Vを印加したところ、5.1Aの
電流が流れ、コイル素子の中空部分の交流磁場の強さは
約150ガウスであった。また、放熱板の温度は通電1
分後で220℃になった。
【0037】(実施例4)実施例1において、銅クラッ
ド鋼線として導電率が80%のものを用いた以外は同様
にしてコイル素子を作成した。このコイル素子に交流
(60Hz)22.9Vを印加したところ、6.8Aの
電流が流れ、コイル素子の中空部分の交流磁場の強さは
約200ガウスであった。また、放熱板の温度は通電1
分後で300℃になった。
ド鋼線として導電率が80%のものを用いた以外は同様
にしてコイル素子を作成した。このコイル素子に交流
(60Hz)22.9Vを印加したところ、6.8Aの
電流が流れ、コイル素子の中空部分の交流磁場の強さは
約200ガウスであった。また、放熱板の温度は通電1
分後で300℃になった。
【0038】(実施例5)実施例1において、放熱板と
して鉄板に代えて厚さ1mmのアルミニウム合金板を用
いた以外は同様にしてコイル素子を得た。このコイル素
子に交流22.9Vを印加したところ、3.7Aの電流
が流れ、中空部分の交流磁場の強さは、85ガウスであ
った。また、放熱板の温度は通電1分後で120℃にな
った。
して鉄板に代えて厚さ1mmのアルミニウム合金板を用
いた以外は同様にしてコイル素子を得た。このコイル素
子に交流22.9Vを印加したところ、3.7Aの電流
が流れ、中空部分の交流磁場の強さは、85ガウスであ
った。また、放熱板の温度は通電1分後で120℃にな
った。
【0039】(比較例1)実施例1において、コイルを
構成する絶縁電線として、径0.3mm、導電率99%
のニッケルめっき軟銅線に厚さ35μmのセラミック絶
縁被膜を設けたものを用いる以外は同様にしてコイル素
子を作成した。このコイル素子に交流22.9Vを印加
したところ、通電1分後に溶断した。
構成する絶縁電線として、径0.3mm、導電率99%
のニッケルめっき軟銅線に厚さ35μmのセラミック絶
縁被膜を設けたものを用いる以外は同様にしてコイル素
子を作成した。このコイル素子に交流22.9Vを印加
したところ、通電1分後に溶断した。
【0040】(比較例2)絶縁電線として、径0.3m
m、導電率1%のニクロム線に厚さ35μmのセラミッ
ク絶縁被膜を設けたものを用いた以外は実施例1と同様
にしてコイル素子を作成した。このコイル素子に交流2
5Vを印加したところ、0.17Aの電流が流れ、交流
磁場の強さは17.7ガウスであり、通電1分後で放熱
板温度には殆ど変化が見られなかった。
m、導電率1%のニクロム線に厚さ35μmのセラミッ
ク絶縁被膜を設けたものを用いた以外は実施例1と同様
にしてコイル素子を作成した。このコイル素子に交流2
5Vを印加したところ、0.17Aの電流が流れ、交流
磁場の強さは17.7ガウスであり、通電1分後で放熱
板温度には殆ど変化が見られなかった。
【0041】(実施例6)実施例1で得られたコイル素
子を4枚中空巻芯に連結して取り付け、コイルブロック
とした。中空巻芯としては厚さ0.3mmのマイカ絶縁
を施した外径21mm、内径19mm、長さ40mmの
スチールパイプを用いた。各コイル素子間のリードの結
線は直列とした。ついで、コイルブロックに交流100
Vを印加したところ、3.8Aの電流が流れ、通電1分
後、放熱板の温度は160℃を示し、コイルブロック中
空部分の交流磁場の強さは110ガウスであった。
子を4枚中空巻芯に連結して取り付け、コイルブロック
とした。中空巻芯としては厚さ0.3mmのマイカ絶縁
を施した外径21mm、内径19mm、長さ40mmの
スチールパイプを用いた。各コイル素子間のリードの結
線は直列とした。ついで、コイルブロックに交流100
Vを印加したところ、3.8Aの電流が流れ、通電1分
後、放熱板の温度は160℃を示し、コイルブロック中
空部分の交流磁場の強さは110ガウスであった。
【0042】(実施例7)実施例2で得られたコイル素
子を4枚実施例5と同様に連結して取り付け、コイルブ
ロックとした。各コイル素子間のリードの結線は直列と
した。ついで、コイルブロックに交流100Vを印加し
たところ、3.6Aの電流が流れ、通電1分後、放熱板
の温度は160℃を示し、コイルブロック中空部分の交
流磁場の強さは180ガウスであった。
子を4枚実施例5と同様に連結して取り付け、コイルブ
ロックとした。各コイル素子間のリードの結線は直列と
した。ついで、コイルブロックに交流100Vを印加し
たところ、3.6Aの電流が流れ、通電1分後、放熱板
の温度は160℃を示し、コイルブロック中空部分の交
流磁場の強さは180ガウスであった。
【0043】(実施例8)実施例1で得られたコイル素
子を4枚中空巻芯に連結して取り付け、コイルブロック
とした。中空巻芯としては厚さ0.3mmのマイカ絶縁
を施した外径21mm、内径19mm、長さ40mmの
スチールパイプを用いた。各コイル素子間のリードの結
線は直列とした。このコイルブロックをくまとりモータ
の固定子界磁コイルとし、くまとりモータの回転軸にフ
ァンを取り付けた。コイルブロックに交流100Vを印
加したところ、3.6Aの電流が流れ、通電1分後、フ
ァンから温度100℃の温風が毎分約11m3 の風量で
得られた。また、放熱板の温度は160℃を示し、ファ
ンによる空冷が十分に行われていることがわかった。さ
らに、動作中磁気振動、うなりは認められなかった。
子を4枚中空巻芯に連結して取り付け、コイルブロック
とした。中空巻芯としては厚さ0.3mmのマイカ絶縁
を施した外径21mm、内径19mm、長さ40mmの
スチールパイプを用いた。各コイル素子間のリードの結
線は直列とした。このコイルブロックをくまとりモータ
の固定子界磁コイルとし、くまとりモータの回転軸にフ
ァンを取り付けた。コイルブロックに交流100Vを印
加したところ、3.6Aの電流が流れ、通電1分後、フ
ァンから温度100℃の温風が毎分約11m3 の風量で
得られた。また、放熱板の温度は160℃を示し、ファ
ンによる空冷が十分に行われていることがわかった。さ
らに、動作中磁気振動、うなりは認められなかった。
【0044】(比較例3)実施例1で得られたコイル素
子を4枚連結して取り付け、コイルブロックとした。各
コイル素子間のリードの結線は直列とした。ついで、コ
イルブロックに交流100Vを印加したところ、3.9
Aの電流が流れ、通電1分後、放熱板の温度は180℃
を示し、コイルブロック中空部分の交流磁場の強さは1
05ガウスであった。
子を4枚連結して取り付け、コイルブロックとした。各
コイル素子間のリードの結線は直列とした。ついで、コ
イルブロックに交流100Vを印加したところ、3.9
Aの電流が流れ、通電1分後、放熱板の温度は180℃
を示し、コイルブロック中空部分の交流磁場の強さは1
05ガウスであった。
【0045】(比較例4)実施例4において、比較例1
で作成したコイル素子を4枚直列に結線した以外は同様
にしてコイルブロックを作成し、このコイルブロックを
固定子界磁コイルとしたくまとりモータを同様にして作
製した。このモータに交流100Vを印加したが殆ど回
転せず、高熱を発生してコイルが焼損した。
で作成したコイル素子を4枚直列に結線した以外は同様
にしてコイルブロックを作成し、このコイルブロックを
固定子界磁コイルとしたくまとりモータを同様にして作
製した。このモータに交流100Vを印加したが殆ど回
転せず、高熱を発生してコイルが焼損した。
【0046】(実施例9)実施例1で用いた絶縁電線を
用い、外径45mm、内径22mm、巻列2列、巻線長
さ4mで巻回し、厚さ1mmの極薄のコイルを得た。こ
のコイルを5枚直列結線してコイルブロックとした。各
コイル間には、厚さ0.5mm、幅50mm、長さ70
mmの軟鉄板製の放熱板の両面に厚さ0.3mmのマイ
カを張合わせた中間放熱板を介挿し、最外側には実施例
1と同様のマイカを介して放熱板を取り付け、ボルトと
ナットで締めつけた。このコイルブロックを使用して実
施例7と同様にしてモータを作り、ファンを取り付けて
温風機とした。このものは、温度120℃の温風が毎分
約11m3 の風量で得られた。
用い、外径45mm、内径22mm、巻列2列、巻線長
さ4mで巻回し、厚さ1mmの極薄のコイルを得た。こ
のコイルを5枚直列結線してコイルブロックとした。各
コイル間には、厚さ0.5mm、幅50mm、長さ70
mmの軟鉄板製の放熱板の両面に厚さ0.3mmのマイ
カを張合わせた中間放熱板を介挿し、最外側には実施例
1と同様のマイカを介して放熱板を取り付け、ボルトと
ナットで締めつけた。このコイルブロックを使用して実
施例7と同様にしてモータを作り、ファンを取り付けて
温風機とした。このものは、温度120℃の温風が毎分
約11m3 の風量で得られた。
【0047】(実施例10)直径0.35mmの銅線上
に厚さ0.001〜0.002mmのニオブ層を設け、
更にその上に0.025mmのニッケル層を施した導電
率80%のニッケルクラッド銅線上に厚さ0.025m
mのセラミック絶縁皮膜を設け、更に保護層として0.
010mmのポリイミド皮膜を設けた絶縁電線を外径約
40mm、内径22mm、巻幅1.6mm、巻線長7m
で巻回し、約450℃で加熱して平板状のコイルとし
た。このコイルの両側面に、厚さ0.3mm、幅50m
m、長さ70mmで、直径20mmの中心穴を形成した
鉄板からなる放熱板を厚さ0.3mmのマイカ製絶縁層
を介して圧締し、図3に示す様なコイル素子とした。こ
のコイル素子に交流(60Hz)30Vを印加したとこ
ろ、9Aの電流が流れ、コイル素子の中空部分の交流磁
場の強さは約265ガウスであった。また、放熱板の温
度は通電1分後で420℃となったがコイルは正常に動
作した。
に厚さ0.001〜0.002mmのニオブ層を設け、
更にその上に0.025mmのニッケル層を施した導電
率80%のニッケルクラッド銅線上に厚さ0.025m
mのセラミック絶縁皮膜を設け、更に保護層として0.
010mmのポリイミド皮膜を設けた絶縁電線を外径約
40mm、内径22mm、巻幅1.6mm、巻線長7m
で巻回し、約450℃で加熱して平板状のコイルとし
た。このコイルの両側面に、厚さ0.3mm、幅50m
m、長さ70mmで、直径20mmの中心穴を形成した
鉄板からなる放熱板を厚さ0.3mmのマイカ製絶縁層
を介して圧締し、図3に示す様なコイル素子とした。こ
のコイル素子に交流(60Hz)30Vを印加したとこ
ろ、9Aの電流が流れ、コイル素子の中空部分の交流磁
場の強さは約265ガウスであった。また、放熱板の温
度は通電1分後で420℃となったがコイルは正常に動
作した。
【0048】(実施例11)実施例10に於いて、ニッ
ケルクラッド銅線として、直径0.28mmの銅線上に
厚さ0.001〜0.002mmのニオブ層を設け、更
にその上に0.06mmのニッケル層を施した導電率6
0%のニッケルクラッド銅線を用いた以外は同様にして
コイル素子を作製した。このコイル素子に交流(60H
z)30Vを印加したところ、6.7Aの電流が流れ、
コイル素子の中空部分の交流磁場の強さは約190ガウ
スであった。また、放熱板の温度は通電1分後で400
℃となった。
ケルクラッド銅線として、直径0.28mmの銅線上に
厚さ0.001〜0.002mmのニオブ層を設け、更
にその上に0.06mmのニッケル層を施した導電率6
0%のニッケルクラッド銅線を用いた以外は同様にして
コイル素子を作製した。このコイル素子に交流(60H
z)30Vを印加したところ、6.7Aの電流が流れ、
コイル素子の中空部分の交流磁場の強さは約190ガウ
スであった。また、放熱板の温度は通電1分後で400
℃となった。
【0049】(実施例12)実施例10に於いて、ニッ
ケルクラッド銅線として、直径0.22mmの銅線上に
厚さ0.001〜0.002mmのニオブ層を設け、更
にその上に0.09mmのニッケル層を施した導電率4
0%のニッケルクラッド銅線を用いた以外は同様にして
コイル素子を作製した。このコイル素子に交流(60H
z)30Vを印加したところ、4.4Aの電流が流れ、
コイル素子の中空部分の交流磁場の強さは130ガウス
であった。また、放熱板の温度は通電1分後で270℃
になった。
ケルクラッド銅線として、直径0.22mmの銅線上に
厚さ0.001〜0.002mmのニオブ層を設け、更
にその上に0.09mmのニッケル層を施した導電率4
0%のニッケルクラッド銅線を用いた以外は同様にして
コイル素子を作製した。このコイル素子に交流(60H
z)30Vを印加したところ、4.4Aの電流が流れ、
コイル素子の中空部分の交流磁場の強さは130ガウス
であった。また、放熱板の温度は通電1分後で270℃
になった。
【0050】(実施例13)実施例12に於いて、放熱
板としてステンレス鋼板を用いた以外は同様にしてコイ
ル素子を作製した。このコイル素子に交流(60Hz)
30Vを印加したところ、4.4Aの電流が流れ、コイ
ル素子の中空部分の交流磁場の強さは130ガウスであ
った。また、放熱板の温度は通電1分後260℃であっ
た。
板としてステンレス鋼板を用いた以外は同様にしてコイ
ル素子を作製した。このコイル素子に交流(60Hz)
30Vを印加したところ、4.4Aの電流が流れ、コイ
ル素子の中空部分の交流磁場の強さは130ガウスであ
った。また、放熱板の温度は通電1分後260℃であっ
た。
【0051】(実施例14)実施例12に於いて、放熱
板としてアルミニウム板を用いた以外は同様にしてコイ
ル素子を作製した。このコイル素子に交流(60Hz)
30Vを印加したところ、4.4Aの電流が流れ、コイ
ル素子の中空部分の交流磁場の強さは125ガウスであ
った。また、放熱板の温度は通電1分後300℃であっ
た。
板としてアルミニウム板を用いた以外は同様にしてコイ
ル素子を作製した。このコイル素子に交流(60Hz)
30Vを印加したところ、4.4Aの電流が流れ、コイ
ル素子の中空部分の交流磁場の強さは125ガウスであ
った。また、放熱板の温度は通電1分後300℃であっ
た。
【0052】(実施例15)実施例12で得られたコイ
ル素子を4枚中空巻芯に連結して取り付け、コイルブロ
ックとした。中空巻芯としては厚さ0.3mmのマイカ
絶縁を施した、外径21mm、内径19mm、長さ40
mmのスチールパイプを用いた。各コイル素子のリード
の結線は直列とした。このコイルブロックをくまとりモ
ータの固定子界磁コイルとし、くまとりモータの回転軸
にファンをとりつけ、コイル端末間に交流100Vを印
加した。コイルに3.6Aの電流が流れ、通電1分後フ
ァンから温度100℃の温風が毎分約11m3 の風量で
得られた。放熱板の温度は160℃を示し、ファンによ
る空冷が十分に行なわれていることがわかった。動作
中、磁気振動、うなりは認められなかった。
ル素子を4枚中空巻芯に連結して取り付け、コイルブロ
ックとした。中空巻芯としては厚さ0.3mmのマイカ
絶縁を施した、外径21mm、内径19mm、長さ40
mmのスチールパイプを用いた。各コイル素子のリード
の結線は直列とした。このコイルブロックをくまとりモ
ータの固定子界磁コイルとし、くまとりモータの回転軸
にファンをとりつけ、コイル端末間に交流100Vを印
加した。コイルに3.6Aの電流が流れ、通電1分後フ
ァンから温度100℃の温風が毎分約11m3 の風量で
得られた。放熱板の温度は160℃を示し、ファンによ
る空冷が十分に行なわれていることがわかった。動作
中、磁気振動、うなりは認められなかった。
【0053】(実施例16)実施例15に於いて、コイ
ル素子に実施例13で得られたコイル素子を用いた以外
は同様にしてくまとりモータの固定子界磁コイルとし、
コイル端末間に交流100Vを印加した。コイルには
3.7Aの電流が流れ、通電1分後ファンから温度10
0℃の温風が毎分約10m3 の風量で得られた。放熱板
の温度は150℃を示し、ファンによる空冷が十分に行
なわれていることがわかった。動作中、磁気振動、うな
りは認められなかった。
ル素子に実施例13で得られたコイル素子を用いた以外
は同様にしてくまとりモータの固定子界磁コイルとし、
コイル端末間に交流100Vを印加した。コイルには
3.7Aの電流が流れ、通電1分後ファンから温度10
0℃の温風が毎分約10m3 の風量で得られた。放熱板
の温度は150℃を示し、ファンによる空冷が十分に行
なわれていることがわかった。動作中、磁気振動、うな
りは認められなかった。
【0054】(実施例17)実施例15に於いて、コイ
ル素子に実施例14で得られたコイル素子を用いた以外
は同様にしてくまとりモータの固定子界磁コイルとし、
コイル端末間に交流100Vを印加した。コイルに3.
8Aの電流が流れ、通電1分後ファンから温度120℃
の温風が毎分約9m3 の風量で得られた。放熱板の温度
は180℃を示し、ファンによる空冷が行なわれている
ことがわかった。動作中、磁気振動、うなりは認められ
なかった。
ル素子に実施例14で得られたコイル素子を用いた以外
は同様にしてくまとりモータの固定子界磁コイルとし、
コイル端末間に交流100Vを印加した。コイルに3.
8Aの電流が流れ、通電1分後ファンから温度120℃
の温風が毎分約9m3 の風量で得られた。放熱板の温度
は180℃を示し、ファンによる空冷が行なわれている
ことがわかった。動作中、磁気振動、うなりは認められ
なかった。
【0055】
【発明の効果】本発明のコイル素子では、強い磁場が発
生すると同時に磁気振動や、うなりを防止でき、かつ放
熱板によって効率的に熱が放散され、コイルの過熱が防
止できる。さらに、本発明のコイルブロックでは、コイ
ル素子を任意の数連結したものであるため、所望の発熱
量と磁場が得られ、この発明の発熱モータによれば、十
分な発熱量と十分な回転トルクとが同時に確保できる。
また、本発明の温風機によれば、十分に加熱された温風
が十分な風圧で得られ、発熱体を別途に用意する必要が
なくなるため、装置全体を小型化でき、部品点数を減少
させうる。
生すると同時に磁気振動や、うなりを防止でき、かつ放
熱板によって効率的に熱が放散され、コイルの過熱が防
止できる。さらに、本発明のコイルブロックでは、コイ
ル素子を任意の数連結したものであるため、所望の発熱
量と磁場が得られ、この発明の発熱モータによれば、十
分な発熱量と十分な回転トルクとが同時に確保できる。
また、本発明の温風機によれば、十分に加熱された温風
が十分な風圧で得られ、発熱体を別途に用意する必要が
なくなるため、装置全体を小型化でき、部品点数を減少
させうる。
【図1】 本発明のコイル素子を構成するコイルの一例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】 本発明のコイル素子を構成するコイルの他の
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図3】 本発明のコイル素子を構成するコイルの他の
例を示す断面図である。
例を示す断面図である。
【図4】 本発明のコイル素子の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図5】 図3の要部拡大図である。
【図6】 本発明のコイル素子の他の例の要部拡大図で
ある。
ある。
【図7】 本発明のコイル素子の他の例を示す断面図で
ある。
ある。
【図8】 本発明のコイルブロックの一例を示す断面図
である。
である。
【図9】 本発明の発熱モータの一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図10】 本発明の温風機の内部の構造を示す斜視図
である。
である。
1…コイル、2…絶縁電線、4…コイル素子、5…絶縁
層、6…放熱板、10…中間放熱板、11…コイルブロ
ック、12…巻芯、13…発熱モータ、15…回転軸、
16…ファン。
層、6…放熱板、10…中間放熱板、11…コイルブロ
ック、12…巻芯、13…発熱モータ、15…回転軸、
16…ファン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 克彦 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 鈴木 繁夫 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内
Claims (17)
- 【請求項1】 セラミック絶縁被膜を有し、導電率が3
0〜80%の耐熱性導体を空芯巻きで平板状に巻回し、
固着したコイルの両側面に絶縁層を介して放熱板を圧締
してなり、熱と磁場を同時に発生するコイル素子。 - 【請求項2】 セラミック絶縁被膜を有し、導電率が3
0〜80%の耐熱性導体を空芯巻きで平板状に巻回し、
固着したコイルの両側面に絶縁層を介して放熱板を圧締
するとともにコイルの巻幅方向のほぼ中央に中間絶縁層
を設けてなり、熱と磁場を同時に発生するコイル素子。 - 【請求項3】 セラミック絶縁被膜を有し、導電率が3
0〜80%の耐熱性導体を空芯巻きで平板状に巻回し、
固着したコイルの両側面に絶縁層を介して放熱板を圧締
するとともに、コイルの巻幅方向のほぼ中央に、放熱板
の両面を絶縁層で被覆した中間放熱板を設けてなり、熱
と磁場を同時に発生する機器に用いられるコイル素子。 - 【請求項4】 耐熱性導体が、銅クラッド鋼線である請
求項1,2または3記載のコイル素子。 - 【請求項5】 耐熱性導体が、中心導体とこの中心導体
を被覆する高融点金属層とからなるものである請求項
1,2または3記載のコイル素子。 - 【請求項6】 耐熱性導体が、中心導体と、この中心導
体上に形成された拡散防止層と、この拡散防止層上に形
成された酸化防止層とからなるものである請求項1,2
または3記載のコイル素子。 - 【請求項7】 銅クラッド鋼線の表面にニッケルメッキ
が施されている請求項4記載のコイル素子。 - 【請求項8】 導体のセラミック絶縁被膜の上に耐熱樹
脂塗膜が設けられている請求項1,2または3記載のコ
イル素子。 - 【請求項9】 絶縁層が、表面に耐熱接着剤が塗布され
たマイカである請求項1,2または3記載のコイル素
子。 - 【請求項10】 放熱板が鉄板、珪素鋼板、ステンレス
鋼板などの磁性材からなる請求項1,2または3記載の
コイル素子。 - 【請求項11】 放熱板がアルミニウム、銅などの非磁
性良伝熱性材料からなる請求項1,2または3記載のコ
イル素子。 - 【請求項12】 請求項1に記載のコイル素子を中空の
巻芯に複数個連結して取り付けてなり、熱と磁場を同時
に発生する機器に用いられるコイルブロック。 - 【請求項13】 請求項2に記載のコイル素子を中空の
巻芯に複数個連結して取り付けてなり、熱と磁場を同時
に発生する機器に用いられるコイルブロック。 - 【請求項14】 請求項3に記載のコイル素子を中空の
巻芯に複数個連結して取り付けてなり、熱と磁場を同時
に発生する機器に用いられるコイルブロック。 - 【請求項15】 請求項12,13または14に記載の
コイルブロックを固定子界磁コイルとした発熱モータ。 - 【請求項16】 モータが誘導モータである請求項15
に記載の発熱モータ。 - 【請求項17】 請求項16に記載の発熱モータの回転
子の軸にファンを取り付けた温風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30571492A JPH0630539A (ja) | 1992-03-02 | 1992-11-16 | コイル素子、コイルブロックおよびこれを用いた発熱モータならびに温風機 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4495792 | 1992-03-02 | ||
| JP4-44957 | 1992-03-02 | ||
| JP30571492A JPH0630539A (ja) | 1992-03-02 | 1992-11-16 | コイル素子、コイルブロックおよびこれを用いた発熱モータならびに温風機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0630539A true JPH0630539A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=26384921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30571492A Pending JPH0630539A (ja) | 1992-03-02 | 1992-11-16 | コイル素子、コイルブロックおよびこれを用いた発熱モータならびに温風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630539A (ja) |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP30571492A patent/JPH0630539A/ja active Pending
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