JPH06305960A - チオウレア誘導体含有固形製剤 - Google Patents

チオウレア誘導体含有固形製剤

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JPH06305960A
JPH06305960A JP26381493A JP26381493A JPH06305960A JP H06305960 A JPH06305960 A JP H06305960A JP 26381493 A JP26381493 A JP 26381493A JP 26381493 A JP26381493 A JP 26381493A JP H06305960 A JPH06305960 A JP H06305960A
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JP
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granules
granule
thiourea derivative
coating
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JP26381493A
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English (en)
Inventor
Shigeki Suzuki
繁樹 鈴木
Kazuo Kawahara
一夫 川原
Satoshi Yamashita
智 山下
Tomio Watanabe
富夫 渡邊
Hironori Suzuki
啓紀 鈴木
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】チオウレア誘導体と、精製水に溶解したときp
H6.5以下になる酸性物質を互いに接触しないように
微視的な隔壁を設けて配合した経口用製剤。 【効果】ヘリコバクターピロリに対する抗菌作用および
抗潰瘍作用を有するチオウレア誘導体の安定性の良い製
剤が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特定のチオウレア誘導体
を含有する経口製剤及びその製造方法に関する。詳細に
は溶出性及び安定性の改善されたチオウレア誘導体含有
固形製剤とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薬物を経口製剤の形態にする場合は、乾
式法あるいは湿式法などにより顆粒を製しカプセルに充
填したりあるいは打錠して製剤化する。一般的に塩基型
の有効成分は水溶性が低く難溶性な場合が多くこのまま
では消化管内での溶解性に乏く充分な薬効が期待できな
いため生体に無害な酸との塩を形成させ使用するか、あ
るいは製剤化時に塩基型の薬物に酸類を添加するなどの
方法により製剤化されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明に用いる一般式
(1)で示されるチオウレア誘導体は、ヘリコバクター
ピロリ(Helicobacter pylori)に対する抗菌作用およ
び抗潰瘍作用を有するものである(特願平3−2274
66)が、酸性物質との塩は結晶性が極めて低くかつ塩
基自体の結晶性が高いという特性があり、従来技術によ
る塩の形成は結晶化しにくく、酸性物質を添加して乾式
法あるいは湿式法にて製剤化しても、チオウレア誘導体
と接触し、非晶質化し着色及び分解が起き良好な安定性
が得られず充分な薬効も期待できないものであることが
わかった。従って本発明の目的は、良好な溶出性および
安定性を有するチオウレア誘導体の製剤を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる点から、本発明者
らは一般式(1)で表わされるチオウレア誘導体を有効
成分とする溶出性及び安定性の優れた固形製剤を得るこ
とを目的としてその製剤組成について研究を行ってき
た。その結果一般式(1)で表わされるチオウレア誘導
体を固形製剤にするに当たり、チオウレア誘導体もしく
はその顆粒または/および精製水に溶解したときpHを
6.5以下にする酸性物質もしくはその顆粒をコーティ
ングするか、酸又はチオウレア誘導体の一方を造粒また
は製錠後コーティングし、他方をドライコーティングす
ることにより、溶出特性、安定性が特異的に改善される
固形製剤が得られることを見出し本発明を完成した。つ
まり上記本発明とは下記の一般式(1)で表わされるチ
オウレア誘導体;
【0005】
【化2】
【0006】[式中R1及びR2は同一又は異なって、そ
れぞれ低級アルキル基を示すか、またはR1及びR2が一
緒になって式−(CH2X−CHR3−(CH2Y
(式中R3は水素または低級アルキル基を示しX及びY
は0及至2の整数を示す)を有する基を示し、Aは式−
CH=CH−又は−CH=N−を示し、lは1又は2で
あり、mは0及至2の整数を示し、nは1及至5の整数
を示す。]と、精製水に溶解したときpH6.5以下に
なる酸性物質を互いに接触しないように微視的な隔壁を
設けて配合したことを特徴とする経口用製剤である。ま
た、上記チオウレア誘導体または/および上記の酸性物
質が、コーティングされている製剤である。また、上記
酸性物質が有機酸または酸性塩類からなる製剤である。
【0007】また、本発明は下記の一般式(1)で表わ
されるチオウレア誘導体もしくはその顆粒と、精製水に
溶解したときpHを6以下にする酸性物質もしくはその
顆粒のどちらかまたは両成分ともコーティングすること
を特徴とする固形製剤及びその製造方法である。本発明
で使用するチオウレア誘導体は結晶性の粉末であり、一
般に水に対して難溶性である。そしてチオウレア誘導体
(1)の典型例としては、例えば下記の一般式(2)で
表わされるTRM−115である。
【0008】
【化3】
【0009】上記のTRM−115は融点117℃の白
色又は微黄色の結晶状の粉末であり、クロロホルムに極
めて溶け易く、エチルアルコール、メチルアルコール、
アセトニトリルにやや溶け易く、水にはほとんど溶けな
い。本発明に使用できるチオウレア誘導体は、もちろん
上記一般式(2)のものに限定されず上記一般式(1)
で表わされるチオウレア誘導体であれば良い。また、酸
性物質は生体に対し無毒であればよく、たとえば、コハ
ク酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、アスパラギン酸、
グルタミン酸、リン酸2水素カリウムなどがあげられ
る。本発明の微視的な隔壁には、粉末コーティングによ
る表面処理または成膜性物質のコーティングなどがあげ
られる。
【0010】粉末コーティングに使用できる成分として
は、一般に医薬品に用いられる賦形剤であればよく、た
とえば、乳糖、デンプン、タルク、酸化チタン、白糖、
ブドウ糖、リン酸カルシウム、マンニトール、キシリト
ール、ソルビトール、炭酸カルシウム結晶セルロースな
どあげられる。また、成膜性物質は、生体にとって無毒
性であればよく、例えば、コーティング剤は、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシルロピルメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレー
ト、メチルセルロース、ポリビニールアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシメチルエチルセルロ−
ス、エチルセルロ−ス、酢酸フタル酸セルロース、アミ
ノアルキルメタアクリレ−ト、メタアクリル酸コポリマ
ー(EudragidRS、E,L,L30D,NE3
0D)、シェラックなど生体に無害な高分子の成膜性物
質が挙げられる。
【0011】前記のコーティング剤は、他に可塑剤たと
えばアセチル化モノグリセリド、ジエチルフタレート、
トリアセチン、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチル
トリエチル、クエン酸トリブチル、又はクエン酸アセチ
ルトリブチルのようなクエン酸エステル、プロピレング
リコール、トリブチリン、グリコール酸ブチルフタリル
ブチル、グリセリン、ポリエチレングリコ−ル、トリ酢
酸グリセリル、セバシン酸ジブチル、フタル酸ジブチ
ル、ヒマシ油、又はアセチルモノグリセリドを添加する
ことも可能である。また、着色剤のようなコーティング
の技術分野において周知の他のコーティング添加剤を加
えることもできる。
【0012】コーティング剤及びコーティング添加剤の
個々の量は、当業者によって定められる限界の範囲内に
おいて変動させることができる。 好適には当該コーティング剤は: コ−ティング剤 40〜100(W/W%) 可塑剤 0〜 20(W/W%) からなり、コーティングを施していない投与剤形に対し
て2〜30%の量のコーティング剤好ましくは2〜14
%の量にて存在する。用いるコーティング剤は、好まし
くはヒドロキシプロピルメチルセルセルロースである。
好ましい可塑剤はプロピレングリコールである。
【0013】本発明の固形製剤は、チオウレア誘導体
(1)もしくはチオウレア誘導体に、賦形剤、崩壊剤、
結合剤を常法により混合、造粒した粒状物と、有機酸も
しくは有機酸に、賦形剤、崩壊剤、結合剤を常法により
混合、造粒した粒状物の両成分または一方にコーティン
グし、顆粒剤、細粒剤、カプセル剤、さらには、崩壊
剤、賦形剤等を加え錠剤にすることにより製造すること
ができる。好ましくは当該有機酸の配合量は、TRM−
115、80mgに対して10mg〜80mgである。
以下、実施例を示し本発明を更に詳細に説明する。
【0014】
【実施例】
(実施例1)ヒドロキシプロピルセルロースの全量をエ
チルアルコール・水混液(1:1)に溶かして以下の組
成の2.5%(w/w)の溶液を得た。(以下結合液−1) 結合液−1 ヒドロキシプロピルセルロース 5 部 エチルアルコール 97.5 部 精製水 97.5 部
【0015】乳糖、クロスカルメロースナトリウム、T
RM−115をベンチニーダー(PN1:入江商会)で
混合し、結合液−1を加え練合し、ペレッター(EXK
−1:不二パウダル)で造粒する(スクリーン穴径0.
6mm)。この湿式顆粒を乾燥し、顆粒を得る。次にこの
顆粒を解砕し18.5メッシュパス42メッシュオンで
分級し以下の組成の顆粒を得る。 A顆粒−1 乳糖 78.2 部 クロスカルメロースナトリウム 14.0 部 TRM−115 100.0 部 ヒドロキシプロピルセルロース 1.8 部 結合液−1 72.0 部
【0016】コハク酸をピンミル(160Z:パウレッ
ク)で粉砕し結合液−1を加えベンチニーダーで練合し
ペレッターにて造粒する(スクリーン穴径0.6mm)。こ
の湿式顆粒を乾燥し顆粒を得る。次にこの顆粒を解砕し
18.5メッシュパス42メッシュオンで分級し以下の
組成の顆粒を得る。 B顆粒−1 コハク酸 20.0 部 ヒドロキシプロピルセルロース 1.0 部
【0017】B顆粒−1を以下の組成に示したコーティ
ング液にてスプレーコートする。 コーティング液−1 エチルセルロース 75.0 部 クエン酸トリエチル 0.75 部 精製水 150.0 部 エチルアルコール 1500.0 部
【0018】B顆粒−1を流動層造粒装置(STREA
−1:パウレック)に入れ以下の条件でコーティングし
た。 充填量 300.0g 入口温度 20〜30℃ 噴霧圧 1〜2kg/m2 コーティング液流量 5g/分 スプレーしたコーティング液量 517.7g
【0019】A顆粒−1とコーティングしたB顆粒−
1、乳糖、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン
酸マグネシウムを以下の通りとりV型混合機(VK−
1:池本理化)にて混合する。次に、一錠当たりのTR
M−115の含量が80mgでかつ有機酸の含量が30
mgとなるようにとなるように単発打錠機(KT−2:
池本理化)にて打錠した。 A顆粒−1 155.20 部 B顆粒−2 32.25 部 乳糖 108.05 部 クロスカルメロースナトリウム 3.5 部 ステアリン酸マグネシウム 1.0 部
【0020】(実施例2)実施例1で調製したB顆粒−
1に以下の組成に示したコーティング液にてスプレーコ
ートする。 コーティング液−2 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 25 部 プロピレングリコール 5 部 エタノール 250 部 精製水 125 部
【0021】B顆粒−1を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 充填量 500g 給気温度 40〜50℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コーティング液量 765g
【0022】このコーティングしたB顆粒(B顆粒−3
とする)と、実施例1で調製したA顆粒をクロスカルメ
ロースナトリウム、乳糖、結晶セルロース、ステアリン
酸マグネシウムを以下の通りとり、V型混合機にて混合
する。次に、一錠当たりのTRM−115の含量が80
mgでかつ有機酸の含量が30mgとなるようにとなる
ように実施例1と同様に打錠した。 A顆粒−1 155.20 部 B顆粒−3 33.33 部 乳糖 76.97 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロースナトリウム 3.5 部 ステアリン酸マグネシウム 1.0 部
【0023】(実施例3)実施例1で調製したB顆粒−
1に以下の組成に示したコーティング液にてスプレーコ
ートする。 コーティング液−3 オイドラギットNE30D 83.3 部 精製水 166.6 部
【0024】B顆粒−1を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 充填量 500g 給気温度 30〜40℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コ−ティング液量 249.9g
【0025】このコ−ティングしたB顆粒(B顆粒−4
とする)と、実施例1で調製したA顆粒と下記の割合で
混合し顆粒剤とした。 A顆粒 155.2 部 B顆粒−4 30.8 部
【0026】(実施例4)実施例1で調製したB顆粒−
1に以下の組成に示したコーティング液にてスプレーコ
ートする。 コーティング液−4 オイドラギットRS100L 25 部 ポリエチレングリコール#6000 2.5 部 エタノール 250 部 精製水 80 部
【0027】B顆粒−1を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 充填量 500g 給気温度 40〜50℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コーティング液量 357.5g
【0028】このコーティングしたB顆粒(B顆粒−5
とする)と、実施例1で調製したA顆粒にステアリン酸
マグネシウムを加え、V型混合機にて混合する。次に、
1カプセル当たりのTRM−115の含量が80mgで
かつ有機酸の含量が30mgとなるようにとなるように
2号カプセルに充填した。 A顆粒−1 155.20 部 B顆粒−5 33.22 部 ステアリン酸マグネシウム 1.0 部
【0029】(実施例5)実施例1で調製したA顆粒−
1に以下の組成に示したコーティング液にてスプレーコ
ートする。 コーティング液−5 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 25 部 プロピレングリコール 5 部 エタノール 250 部 精製水 125 部
【0030】A顆粒−1を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 充填量 500g 給気温度 40〜50℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コーティング液量 765g
【0031】このコーティングしたA顆粒(A顆粒−2
とする)と、実施例1で調製したB顆粒−1をクロスカ
ルメロースナトリウム、乳糖、結晶セルロース、ステア
リン酸マグネシウムを以下の通りとり、V型混合機にて
混合する。次に、一錠当たりのTRM−115の含量が
80mgでかつ有機酸の含量が30mgとなるようにと
なるように打錠した。 A顆粒−2 164.5 部 B顆粒−1 31.5 部 乳糖 57.0 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロースナトリウム 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 2.0 部
【0032】(実施例6)ヒドロキシプロピルセルロー
スの全量をエチルアルコ−ル・水混液(1:1)に溶か
して以下の組成の2.5%w/wの溶液を得た。(以下結合
液−1) 結合液−1 ヒドロキシプロピルセルロース 5 部 エチルアルコール 97.5 部 精製水 97.5 部
【0033】クエン酸をピンミルで粉砕し結合液−1を
加えベンチニーダーで練合しペレッターにて造粒する
(スクリーン穴径0.6mm)。この湿式顆粒を乾燥し顆
粒を得る。次にこの顆粒を解砕し18.5メッシュパス
42メッシュオンで分級し以下の組成の顆粒を得る。 B顆粒−6 クエン酸 20.0 部 ヒドロキシプロピルセルロース 1.0 部
【0034】B顆粒−6を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 コーティング液−2 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 25 部 プロピレングリコール 5 部 エタノール 250 部 精製水 125 部 条件 充填量 500g 給気温度 40〜50℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コーティング液量 765g
【0035】このコーティングしたB顆粒(B顆粒−7
とする)と、実施例1で調製したA顆粒をクロスカルメ
ロースナトリウム、乳糖、結晶セルロース、ステアリン
酸マグネシウムを以下の通りとり、V型混合機にて混合
する。次に、一錠当たりのTRM−115の含量が80
mgでかつ有機酸の含量が30mgとなるようにとなる
ように打錠した。 A顆粒−1 155.20 部 B顆粒−7 33.33 部 乳糖 64.47 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロースナトリウム 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 2.0 部
【0036】(実施例7)ヒドロキシプロピルセルロー
スの全量をエチルアルコール・水混液(1:1)に溶か
して以下の組成の2.5%w/wの溶液を得た。(以下結合
液−1) 結合液−1 ヒドロキシプロピルセルロース 5 部 エチルアルコール 97.5 部 精製水 97.5 部
【0037】酒石酸をピンミルで粉砕し結合液−1を加
えベンチニーダーで練合しペレッターにて造粒する(ス
クリーン穴径0.6mm)。この湿式顆粒を乾燥し顆粒を
得る。次にこの顆粒を解砕し18.5メッシュパス42
メッシュオンで分級し以下の組成の顆粒を得る。 B顆粒−8 酒石酸 20.0 部 ヒドロキシプロピルセルロ−ス 1.0 部
【0038】B顆粒−8を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 コーティング液−2 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 25 部 プロピレングリコール 5 部 エタノール 250 部 精製水 125 部 条件 充填量 500g 給気温度 40〜50℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コ−ティング液量 765g
【0039】このコーティングしたB顆粒(B顆粒−9
とする)と、実施例1で調製したA顆粒をクロスカルメ
ロースナトリウム、乳糖、結晶セルロース、ステアリン
酸マグネシウムを以下の通りとり、V型混合機にて混合
する。次に、一錠当たりのTRM−115の含量が80
mgでかつ有機酸の含量が30mgとなるようにとなる
ように打錠した。 A顆粒−1 155.20 部 B顆粒−9 33.33 部 乳糖 64.47 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロ−スナトリウム 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 2.0 部
【0040】(実施例8)実施例1のB顆粒−1に結晶
セルロースおよびステアリン酸マグネシウムを加え混合
後5mmφで打錠しさらにコーティングを施し、これを
核錠とし、外層に実施例1で調製したA顆粒1に結晶セ
ルロースおよびステアリン酸マグネシウムを加え有核打
錠を行った。 核錠 B顆粒−1 31.5 部 結晶セルロース 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 0.5 部
【0041】核錠コーティング下記処方のコーティング
液を錠剤970部に対してコーティングする。 コーティング液−2 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 25 部 プロピレングリコール 5 部 エタノール 250 部 精製水 125 部
【0042】これを核錠とし外層を1錠あたり以下の処
方で打錠した。 実施例1のA顆粒−1 155.2 部 結晶セルロース 40.0 部 クロスカルメロースナトリウム 10.0 部 ステアリン酸マグネシウム 1.8 部
【0043】(実施例9)ピンミルで粉砕したコハク酸
を、ヒドロキシプロピルセルロースを5%含有するエタ
ノール溶液を結合液(結合液−2)として、ノンパレル
103(球形ショ糖:フロイント産業社製)に、遠心流
動コーティング装置(CF−360:フロイント産業社
製)を用いて造粒した(B−顆粒10)。 結合液−2 ヒドロキシプロピルセルロース 5部 エタノール 95部 B顆粒−10 ノンパレル103 10部 コハク酸 10部 結合液−2 10部
【0044】この顆粒を乾燥したのち、同装置で結合剤
1を噴霧しながら、コーンスターチを添加し粉末コーテ
ィングを行った(B顆粒−11)。 B顆粒−11 B顆粒−10 10部 結合液−2 5部 コーンスターチ 5部
【0045】また、同装置を使用し、結合液−1を噴霧
しながらTRM−115とコーンスターチを3:1で混
合した粉末を添加し造粒した(A顆粒−3)。 A顆粒−3 ノンパレル103 10部 TRM115 15部 コーンスターチ 5部 結合液−2 20部 次に、一カプセル当たりのTRM−115の含量が80
mgでかつ有機酸の含量が30mgとなるように2号カ
プセルに充填した。
【0046】(実施例10)結合液−2を媒体とし遠心
流動コーティング装置(CF−360)を用い、ノンパ
レル103に、ピンミルで粉砕した酒石酸、乳糖、TR
M115乳糖2倍散を順次ドライコーティングし、造粒
しTRM115の含量が80mgになるように2号カプ
セルに充填した。 ノンパレル103 20部 酒石酸 40部 乳糖 100部 TRM115乳糖2倍散 160部 結合液−2 100部
【0047】(比較例1)実施例1のA顆粒−1とB顆
粒−1をクロスカルメロースナトリウム、乳糖、結晶セ
ルロース、ステアリン酸マグネシウムを以下の通りと
り、V型混合機にて混合する。次に、一錠当たりのTR
M−115の含量が80mgでかつ有機酸の含量が30
mgとなるようにとなるように打錠した。 A顆粒−1 155.2 部 B顆粒−1 31.5 部 乳糖 66.3 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロースナトリウム 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 2.0 部
【0048】(比較例2)実施例1のA顆粒−1をクロ
スカルメロースナトリウム、乳糖、結晶セルロース、ス
テアリン酸マグネシウムを以下の通りとり、V型混合機
にて混合する。次に、一錠当たりのTRM−115の含
量が80mgとなるようにとなるように打錠した。 A顆粒−1 155.2 部 乳糖 97.8 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロースナトリウム 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 2.0 部
【0049】(比較例3)結合液−2を媒体とし遠心流
動コ−ティング装置(CF−360)を用い、ノンパレ
ル103に、ピンミルで粉砕した酒石酸、TRM115
乳糖2倍散を順次ドライコーティングし、造粒しTRM
115の含量が80mgになるように2号カプセルに充
填した。 ノンパレル103 20部 酒石酸 40部 TRM115乳糖2倍散 160部 結合液−2 100部
【0050】(各製剤の比較1)各製剤の溶出性を比較
した。溶出試験は、実際の生体(胃液量約40ml、食
物の胃内滞留時間平均2時間)をモデル化した下記試験
法で行った。結果を表1に示す。 試験法 容器 200ml容量のビーカー 撹拌方法 撹拌子 試験液 160ml (日本薬局方崩壊試験液第2液*40ml+精製水12
0ml) 液温 37±1℃ 試験時間 120分
【0051】
【表1】
【0052】(各製剤の比較2)各製剤を40℃に保存
し、3カ月後の色の変化を観察した。色の測定には色彩
色差計(CR−200:ミノルタカメラ)を使用し、各
製剤の試験開始時の明度、彩度、色相を色差基準色とし
経時的な変化をΔEで表した。測定は、錠剤は表面を測
定した。また、顆粒剤及びカプセル剤の内容物は、粉体
セル(CR−A50:ミノルタカメラ)にとり測定し
た。また、同時にHPLCによるチオウレア誘導体の定
量も行った。定量値は試験開始時を100%ととして表
した。結果を表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】試験結果1の比較例2の溶出率が低いこと
より、このチオウレア誘導体には酸の添加が必要である
ことがわかる。また、試験結果2の比較例1および比較
例3の色差の変化が大きくまた定量値が低く、酸との隔
壁をもうけない場合は、安定性が悪いことがわかる。こ
のように、チオウレア誘導体は酸と隔壁をもうけ、製剤
化することにより、着色もせず安定性の良い製剤とする
ことができる。
【0055】
【発明の効果】上述した通り本発明により、ヘリコバク
ターピロリに対する抗菌作用および抗潰瘍作用を有する
チオウレア誘導体の安定性の良い製剤が得られる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 チオウレア誘導体含有固形製剤
【特許請求の範囲】
【化1】 [式中R1及びR2は同一又は異なって、それぞれ低級ア
ルキル基を示すか、またはR1及びR2が一緒になって式
−(CH2X−CHR3−(CH2Y−(式中R3は水素
または低級アルキル基を示しX及びYは0及至2の整数
を示す)を有する基を示し、Aは式−CH=CH−又は
−CH=N−を示し、lは1又は2であり、mは0及至
2の整数を示し、nは1及至5の整数を示す。]と、精
製水に溶解したときpH6.5以下になる酸性物質を互
いに接触しないように微視的な隔壁を設けて配合したこ
とを特徴とする経口用製剤。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特定のチオウレア誘導体
を含有する経口製剤及びその製造方法に関する。詳細に
は溶出性及び安定性の改善されたチオウレア誘導体含有
固形製剤とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薬物を経口製剤の形態にする場合は、乾
式法あるいは湿式法などにより顆粒を製しカプセルに充
填したりあるいは打錠して製剤化する。一般的に塩基型
の有効成分は水溶性が低く難溶性な場合が多くこのまま
では消化管内での溶解性に乏く充分な薬効が期待できな
いため生体に無害な酸との塩を形成させ使用するか、あ
るいは製剤化時に塩基型の薬物に酸類を添加するなどの
方法により製剤化されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明に用いる一般式
(1)で示されるチオウレア誘導体は、ヘリコバクター
ピロリ(Helicobacter pylori)に対する抗菌作用およ
び抗潰瘍作用を有するものである(特願平3−2274
66)が、酸性物質との塩は結晶性が極めて低くかつ塩
基自体の結晶性が高いという特性があり、従来技術によ
る塩の形成は結晶化しにくく、酸性物質を添加して乾式
法あるいは湿式法にて製剤化しても、チオウレア誘導体
と接触し、非晶質化し着色及び分解が起き良好な安定性
が得られず充分な薬効も期待できないものであることが
わかった。従って本発明の目的は、良好な溶出性および
安定性を有するチオウレア誘導体の製剤を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる点から、本発明者
らは一般式(1)で表わされるチオウレア誘導体を有効
成分とする溶出性及び安定性の優れた固形製剤を得るこ
とを目的としてその製剤組成について研究を行ってき
た。その結果一般式(1)で表わされるチオウレア誘導
体を固形製剤にするに当たり、チオウレア誘導体もしく
はその顆粒または/および精製水に溶解したときpHを
6.5以下にする酸性物質もしくはその顆粒をコーティ
ングするか、酸又はチオウレア誘導体の一方を造粒また
は製錠後コーティングし、他方をドライコーティングす
ることにより、溶出特性、安定性が特異的に改善される
固形製剤が得られることを見出し本発明を完成した。つ
まり上記本発明とは下記の一般式(1)で表わされるチ
オウレア誘導体;
【0005】
【化2】
【0006】[式中R1及びR2は同一又は異なって、そ
れぞれ低級アルキル基を示すか、またはR1及びR2が一
緒になって式−(CH2X−CHR3−(CH2Y
(式中R3は水素または低級アルキル基を示しX及びY
は0及至2の整数を示す)を有する基を示し、Aは式−
CH=CH−又は−CH=N−を示し、lは1又は2で
あり、mは0及至2の整数を示し、nは1及至5の整数
を示す。]と、精製水に溶解したときpH6.5以下に
なる酸性物質を互いに接触しないように微視的な隔壁を
設けて配合したことを特徴とする経口用製剤である。ま
た、上記チオウレア誘導体または/および上記の酸性物
質が、コーティングされている製剤である。また、上記
酸性物質が有機酸または酸性塩類からなる製剤である。
【0007】また、本発明は下記の一般式(1)で表わ
されるチオウレア誘導体もしくはその顆粒と、精製水に
溶解したときpHを6以下にする酸性物質もしくはその
顆粒のどちらかまたは両成分ともコーティングすること
を特徴とする固形製剤及びその製造方法である。本発明
で使用するチオウレア誘導体は結晶性の粉末であり、一
般に水に対して難溶性である。そしてチオウレア誘導体
(1)の典型例としては、例えば下記の一般式(2)で
表わされるTRM−115である。
【0008】
【化3】
【0009】上記のTRM−115は融点117℃の白
色又は微黄色の結晶状の粉末であり、クロロホルムに極
めて溶け易く、エチルアルコール、メチルアルコール、
アセトニトリルにやや溶け易く、水にはほとんど溶けな
い。本発明に使用できるチオウレア誘導体は、もちろん
上記一般式(2)のものに限定されず上記一般式(1)
で表わされるチオウレア誘導体であれば良い。また、酸
性物質は生体に対し無毒であればよく、たとえば、コハ
ク酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、アスパラギン酸、
グルタミン酸、リン酸2水素カリウムなどがあげられ
る。本発明の微視的な隔壁には、粉末コーティングによ
る表面処理または成膜性物質のコーティングなどがあげ
られる。
【0010】粉末コーティングに使用できる成分として
は、一般に医薬品に用いられる賦形剤であればよく、た
とえば、乳糖、デンプン、タルク、酸化チタン、白糖、
ブドウ糖、リン酸カルシウム、マンニトール、キシリト
ール、ソルビトール、炭酸カルシウム結晶セルロースな
どあげられる。また、成膜性物質は、生体にとって無毒
性であればよく、例えば、コーティング剤は、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレー
ト、メチルセルロース、ポリビニールアルコール、ポリ
ビニルピロリドン、カルボキシメチルエチルセルロ−
ス、エチルセルロ−ス、酢酸フタル酸セルロース、アミ
ノアルキルメタアクリレ−ト、メタアクリル酸コポリマ
ー(EudragidRS、E,L,L30D,NE3
0D)、シェラックなど生体に無害な高分子の成膜性物
質が挙げられる。
【0011】前記のコーティング剤は、他に可塑剤たと
えばアセチル化モノグリセリド、ジエチルフタレート、
トリアセチン、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチル
トリエチル、クエン酸トリブチル、又はクエン酸アセチ
ルトリブチルのようなクエン酸エステル、プロピレング
リコール、トリブチリン、グリコール酸ブチルフタリル
ブチル、グリセリン、ポリエチレングリコ−ル、トリ酢
酸グリセリル、セバシン酸ジブチル、フタル酸ジブチ
ル、ヒマシ油、又はアセチルモノグリセリドを添加する
ことも可能である。また、着色剤のようなコーティング
の技術分野において周知の他のコーティング添加剤を加
えることもできる。
【0012】コーティング剤及びコーティング添加剤の
個々の量は、当業者によって定められる限界の範囲内に
おいて変動させることができる。 好適には当該コーティング剤は: コ−ティング剤 40〜100(W/W%) 可塑剤 0〜 20(W/W%) からなり、コーティングを施していない投与剤形に対し
て2〜30%の量のコーティング剤好ましくは2〜14
%の量にて存在する。用いるコーティング剤は、好まし
くはヒドロキシプロピルメチルセルロースである。好ま
しい可塑剤はプロピレングリコールである。
【0013】本発明の固形製剤は、チオウレア誘導体
(1)もしくはチオウレア誘導体に、賦形剤、崩壊剤、
結合剤を常法により混合、造粒した粒状物と、有機酸も
しくは有機酸に、賦形剤、崩壊剤、結合剤を常法により
混合、造粒した粒状物の両成分または一方にコーティン
グし、顆粒剤、細粒剤、カプセル剤、さらには、崩壊
剤、賦形剤等を加え錠剤にすることにより製造すること
ができる。好ましくは当該有機酸の配合量は、TRM−
115、80mgに対して10mg〜80mgである。
以下、実施例を示し本発明を更に詳細に説明する。
【0014】
【実施例】 (実施例1)ヒドロキシプロピルセルロースの全量をエ
チルアルコール・水混液(1:1)に溶かして以下の組
成の2.5%(w/w)の溶液を得た。(以下結合液−1) 結合液−1 ヒドロキシプロピルセルロース 5 部 エチルアルコール 97.5 部 精製水 97.5 部
【0015】乳糖、クロスカルメロースナトリウム、T
RM−115をベンチニーダー(PN1:入江商会)で
混合し、結合液−1を加え練合し、ペレッター(EXK
−1:不二パウダル)で造粒する(スクリーン穴径0.
6mm)。この湿式顆粒を乾燥し、顆粒を得る。次にこの
顆粒を解砕し18.5メッシュを通り42メッシュに残
る顆粒を分級し以下の組成の顆粒を得る。 A顆粒−1 乳糖 78.2 部 クロスカルメロースナトリウム 14.0 部 TRM−115 100.0 部 結合液−1 72.0 部
【0016】コハク酸をピンミル(160Z:パウレッ
ク)で粉砕し結合液−1を加えベンチニーダーで練合し
ペレッターにて造粒する(スクリーン穴径0.6mm)。こ
の湿式顆粒を乾燥し顆粒を得る。次にこの顆粒を解砕し
18.5メッシュを通り42メッシュに残る顆粒を分級
し以下の組成の顆粒を得る。 B顆粒−1 コハク酸 20.0 部 結合液−1 6.0 部
【0017】B顆粒−1を以下の組成に示したコーティ
ング液にてスプレーコートする。 コーティング液−1 エチルセルロース 75.0 部 クエン酸トリエチル 0.75 部 精製水 150.0 部 エチルアルコール 1500.0 部
【0018】B顆粒−1を流動層造粒装置(STREA
−1:パウレック)に入れ以下の条件でコーティングし
た。得られた顆粒をB顆粒−2とする。 充填量 302.25g 入口温度 20〜30℃ 噴霧圧 1〜2Kg/m2 コーティング液流量 5g/分 スプレーしたコーティング液量 461.3g
【0019】A顆粒−1とコーティングしたB顆粒−
2、乳糖、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン
酸マグネシウムを以下の通りとりV型混合機(VK−
1:池本理化)にて混合する。次に、一錠当たりのTR
M−115の含量が80mgでかつ有機酸の含量が30
mgとなるようにとなるように単発打錠機(KT−2:
池本理化)にて打錠した。 A顆粒−1 155.20 部 B顆粒−2 32.25 部 乳糖 108.05 部 クロスカルメロースナトリウム 3.5 部 ステアリン酸マグネシウム 1.0 部
【0020】(実施例2)実施例1で調製したB顆粒−
1に以下の組成に示したコーティング液にてスプレーコ
ートする。 コーティング液−2 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 25 部 プロピレングリコール 5 部 エタノール 250 部 精製水 125 部
【0021】B顆粒−1を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 充填量 500g 給気温度 40〜50℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コーティング液量 765g
【0022】このコーティングしたB顆粒(B顆粒−3
とする)と、実施例1で調製したA顆粒をクロスカルメ
ロースナトリウム、乳糖、結晶セルロース、ステアリン
酸マグネシウムを以下の通りとり、V型混合機にて混合
する。次に、一錠当たりのTRM−115の含量が80
mgでかつ有機酸の含量が30mgとなるようにとなる
ように実施例1と同様に打錠した。 A顆粒−1 155.20 部 B顆粒−3 33.42 部 乳糖 76.97 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロースナトリウム 3.5 部 ステアリン酸マグネシウム 1.0 部
【0023】(実施例3)実施例1で調製したB顆粒−
1に以下の組成に示したコーティング液にてスプレーコ
ートする。 コーティング液−3 オイドラギットNE30D 83.3 部 精製水 166.6 部
【0024】B顆粒−1を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 充填量 500g 給気温度 30〜40℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コ−ティング液量 249.9g
【0025】このコ−ティングしたB顆粒(B顆粒−4
とする)と、実施例1で調製したA顆粒と下記の割合で
混合し顆粒剤とした。 A顆粒−1 155.2 部 B顆粒−4 31.7 部
【0026】(実施例4)実施例1で調製したB顆粒−
1に以下の組成に示したコーティング液にてスプレーコ
ートする。 コーティング液−4 オイドラギットRS100L 25 部 ポリエチレングリコール#6000 2.5 部 エタノール 250 部 精製水 80 部
【0027】B顆粒−1を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 充填量 500g 給気温度 40〜50℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コーティング液量 357.5g
【0028】このコーティングしたB顆粒(B顆粒−5
とする)と、実施例1で調製したA顆粒にステアリン酸
マグネシウムを加え、V型混合機にて混合する。次に、
1カプセル当たりのTRM−115の含量が80mgで
かつ有機酸の含量が30mgとなるようにとなるように
2号カプセルに充填した。 A顆粒−1 155.20 部 B顆粒−5 31.89 部 ステアリン酸マグネシウム 1.0 部
【0029】(実施例5)実施例1で調製したA顆粒−
1に以下の組成に示したコーティング液にてスプレーコ
ートする。 コーティング液−5 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 25 部 プロピレングリコール 5 部 エタノール 250 部 精製水 125 部
【0030】A顆粒−1を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 充填量 500g 給気温度 40〜50℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コーティング液量 765g
【0031】このコーティングしたA顆粒(A顆粒−2
とする)と、実施例1で調製したB顆粒−1をクロスカ
ルメロースナトリウム、乳糖、結晶セルロース、ステア
リン酸マグネシウムを以下の通りとり、V型混合機にて
混合する。次に、一錠当たりのTRM−115の含量が
80mgでかつ有機酸の含量が30mgとなるようにと
なるように打錠した。 A顆粒−2 172.8 部 B顆粒−1 30.2 部 乳糖 57.0 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロースナトリウム 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 2.0 部
【0032】(実施例6)クエン酸をピンミルで粉砕し
結合液−1を加えベンチニーダーで練合しペレッターに
て造粒する(スクリーン穴径0.6mm)。この湿式顆粒
を乾燥し顆粒を得る。次にこの顆粒を解砕し18.5メ
ッシュを通り42メッシュに残る顆粒を分級し以下の組
成の顆粒を得る。 B顆粒−6 クエン酸 20.0 部 結合液−1 6.0 部
【0033】B顆粒−6を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 コーティング液−2 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 25 部 プロピレングリコール 5 部 エタノール 250 部 精製水 125 部 条件 充填量 500g 給気温度 40〜50℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コーティング液量 765g
【0034】このコーティングしたB顆粒(B顆粒−7
とする)と、実施例1で調製したA顆粒をクロスカルメ
ロースナトリウム、乳糖、結晶セルロース、ステアリン
酸マグネシウムを以下の通りとり、V型混合機にて混合
する。次に、一錠当たりのTRM−115の含量が80
mgでかつ有機酸の含量が30mgとなるようにとなる
ように打錠した。 A顆粒−1 155.20 部 B顆粒−7 33.42 部 乳糖 64.47 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロースナトリウム 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 2.0 部
【0035】(実施例7)酒石酸をピンミルで粉砕し結
合液−1を加えベンチニーダーで練合しペレッターにて
造粒する(スクリーン穴径0.6mm)。この湿式顆粒を
乾燥し顆粒を得る。次にこの顆粒を解砕し18.5メッ
シュを通り42メッシュに残る顆粒を分級し以下の組成
の顆粒を得る。 B顆粒−8 酒石酸 20.0 部 結合液−1 6.0 部
【0036】B顆粒−8を流動層造粒機に入れ以下の条
件でコーティングした。 コーティング液−2 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 25 部 プロピレングリコール 5 部 エタノール 250 部 精製水 125 部 条件 充填量 500g 給気温度 40〜50℃ 噴霧空気圧 1〜2Kg/cm2 コ−ティング液量 765g
【0037】このコーティングしたB顆粒(B顆粒−9
とする)と、実施例1で調製したA顆粒をクロスカルメ
ロースナトリウム、乳糖、結晶セルロース、ステアリン
酸マグネシウムを以下の通りとり、V型混合機にて混合
する。次に、一錠当たりのTRM−115の含量が80
mgでかつ有機酸の含量が30mgとなるようにとなる
ように打錠した。 A顆粒−1 155.20 部 B顆粒−9 33.42 部 乳糖 64.47 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロ−スナトリウム 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 2.0 部
【0038】(実施例8)実施例1のB顆粒−1に結晶
セルロースおよびステアリン酸マグネシウムを加え混合
後5mmφで打錠しさらにコーティングを施し、これを
核錠とし、外層に実施例1で調製したA顆粒1に結晶セ
ルロースおよびステアリン酸マグネシウムを加え有核打
錠を行った。 核錠 B顆粒−1 30.2 部 結晶セルロース 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 0.5 部
【0039】核錠コーティング 下記処方のコーティング液を錠剤970部に対してコー
ティングする。 コーティング液−2 ヒドロキシプロピルメチルセルロース 25 部 プロピレングリコール 5 部 エタノール 250 部 精製水 125 部
【0040】これを核錠とし外層を1錠あたり以下の処
方で打錠した。 A顆粒−1 155.2 部 結晶セルロース 40.0 部 クロスカルメロースナトリウム 10.0 部 ステアリン酸マグネシウム 1.8 部
【0041】(実施例9)ピンミルで粉砕したコハク酸
を、ヒドロキシプロピルセルロースを5%含有するエタ
ノール溶液を結合液(結合液−2)として、ノンパレル
103(球形ショ糖:フロイント産業社製)に、遠心流
動コーティング装置(CF−360:フロイント産業社
製)を用いて粉末コーティングした(B−顆粒10)。 結合液−2 ヒドロキシプロピルセルロース 5部 エタノール 95部 B顆粒−10 ノンパレル103 10部 コハク酸 10部 結合液−2 10部
【0042】この顆粒を乾燥したのち、同装置で結合剤
1を噴霧しながら、コーンスターチを添加し粉末コーテ
ィングを行った(B顆粒−11)。 B顆粒−11 B顆粒−10 10部 結合液−2 5部 コーンスターチ 5部
【0043】また、同装置を使用し、結合液−1を噴霧
しながらTRM−115とコーンスターチを3:1で混
合した粉末を添加し造粒した(A顆粒−3)。 A顆粒−3 ノンパレル103 10部 TRM115 15部 コーンスターチ 5部 結合液−2 20部 次に、一カプセル当たりのTRM−115の含量が80
mgでかつ有機酸の含量が30mgとなるように2号カ
プセルに充填した。
【0044】(実施例10)結合液−2を媒体とし遠心
流動コーティング装置(CF−360)を用い、ノンパ
レル103に、ピンミルで粉砕した酒石酸、乳糖、TR
M115乳糖2倍散を順次粉末コーティングし、造粒し
TRM115の含量が80mgになるように2号カプセ
ルに充填した。 ノンパレル103 20部 酒石酸 40部 乳糖 100部 TRM115乳糖2倍散 160部 結合液−2 100部
【0045】(比較例1)実施例1のA顆粒−1とB顆
粒−1をクロスカルメロースナトリウム、乳糖、結晶セ
ルロース、ステアリン酸マグネシウムを以下の通りと
り、V型混合機にて混合する。次に、一錠当たりのTR
M−115の含量が80mgでかつ有機酸の含量が30
mgとなるようにとなるように打錠した。 A顆粒−1 155.2 部 B顆粒−1 30.2 部 乳糖 66.3 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロースナトリウム 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 2.0 部
【0046】(比較例2)実施例1のA顆粒−1をクロ
スカルメロースナトリウム、乳糖、結晶セルロース、ス
テアリン酸マグネシウムを以下の通りとり、V型混合機
にて混合する。次に、一錠当たりのTRM−115の含
量が80mgとなるようにとなるように打錠した。 A顆粒−1 155.2 部 乳糖 97.8 部 結晶セルロース 30.0 部 クロスカルメロースナトリウム 15.0 部 ステアリン酸マグネシウム 2.0 部
【0047】(比較例3)結合液−2を媒体とし遠心流
動コ−ティング装置(CF−360)を用い、ノンパレ
ル103に、ピンミルで粉砕した酒石酸、TRM115
乳糖2倍散を順次ドライコーティングし、造粒しTRM
115の含量が80mgになるように2号カプセルに充
填した。 ノンパレル103 20部 酒石酸 40部 TRM115乳糖2倍散 160部 結合液−2 100部
【0048】(各製剤の比較1)各製剤の溶出性を比較
した。溶出試験は、実際の生体(胃液量約40ml、食
物の胃内滞留時間平均2時間)をモデル化した下記試験
法で行った。結果を表1に示す。 試験法 容器 200ml容量のビーカー 撹拌方法 撹拌子 試験液 160ml (日本薬局方崩壊試験液第2液*40ml+精製水12
0ml) 液温 37±1℃ 試験時間 120分
【0049】
【表1】
【0050】(各製剤の比較2)各製剤を40℃に保存
し、3カ月後の色の変化を観察した。色の測定には色彩
色差計(CR−200:ミノルタカメラ)を使用し、各
製剤の試験開始時の明度、彩度、色相を色差基準色とし
経時的な変化をΔEで表した。測定は、錠剤は表面を測
定した。また、顆粒剤及びカプセル剤の内容物は、粉体
セル(CR−A50:ミノルタカメラ)にとり測定し
た。また、同時にHPLCによるチオウレア誘導体の定
量も行った。定量値は試験開始時を100%ととして表
した。結果を表2に示す。
【0051】
【表2】
【0052】試験結果1の比較例2の溶出率が低いこと
より、このチオウレア誘導体には酸の添加が必要である
ことがわかる。また、試験結果2の比較例1および比較
例3の色差の変化が大きくまた定量値が低く、酸との隔
壁をもうけない場合は、安定性が悪いことがわかる。こ
のように、チオウレア誘導体は酸と隔壁をもうけ、製剤
化することにより、着色もせず安定性の良い製剤とする
ことができる。
【0053】
【発明の効果】上述した通り本発明により、ヘリコバク
ターピロリに対する抗菌作用および抗潰瘍作用を有する
チオウレア誘導体の安定性の良い製剤が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 317/58 (72)発明者 渡邊 富夫 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 (72)発明者 鈴木 啓紀 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1)で表わされるチオウ
    レア誘導体; 【化1】 [式中R1及びR2は同一又は異なって、それぞれ低級ア
    ルキル基を示すか、またはR1及びR2が一緒になって式
    −(CH2X−CHR3−(CH2Y−(式中R3は水素
    または低級アルキル基を示しX及びYは0及至2の整数
    を示す)を有する基を示し、Aは式−CH=CH−又は
    −CH=N−を示し、lは1又は2であり、mは0及至
    2の整数を示し、nは1及至5の整数を示す。]と、精
    製水に溶解したときpH6.5以下になる酸性物質を互
    いに接触しないように微視的な隔壁を設けて配合したこ
    とを特徴とする経口用製剤。
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