JPH06306322A - 耐チッピング用層間塩ビゾル - Google Patents
耐チッピング用層間塩ビゾルInfo
- Publication number
- JPH06306322A JPH06306322A JP11784693A JP11784693A JPH06306322A JP H06306322 A JPH06306322 A JP H06306322A JP 11784693 A JP11784693 A JP 11784693A JP 11784693 A JP11784693 A JP 11784693A JP H06306322 A JPH06306322 A JP H06306322A
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- Japan
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- plasticizer
- chipping
- interlayer
- sol
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な外観と耐チッピング性を保持したまま
薄膜化が可能な耐チッピング用層間塩ビゾルを提供す
る。 【構成】 ポリ塩化ビニル樹脂、可塑剤及び充填剤から
なる耐チッピング用層間塩ビゾルにおいて、前記可塑剤
としてスルフォン酸系可塑剤とポリエステル系可塑剤と
高分子耐寒性可塑剤を用いるとともに、前記充填剤とし
て高分散性充填剤を用いることを特徴とする耐チッピン
グ用層間塩ビゾル。
薄膜化が可能な耐チッピング用層間塩ビゾルを提供す
る。 【構成】 ポリ塩化ビニル樹脂、可塑剤及び充填剤から
なる耐チッピング用層間塩ビゾルにおいて、前記可塑剤
としてスルフォン酸系可塑剤とポリエステル系可塑剤と
高分子耐寒性可塑剤を用いるとともに、前記充填剤とし
て高分散性充填剤を用いることを特徴とする耐チッピン
グ用層間塩ビゾル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のロッカ
ーパネル部やドアー下部等、飛び石等によりチッピング
ダメージを受け易い部分において、外板面の塗料とラッ
プして塗装されチッピングダメージを防止するために用
いる耐チッピング用層間塩ビゾルに関する。
ーパネル部やドアー下部等、飛び石等によりチッピング
ダメージを受け易い部分において、外板面の塗料とラッ
プして塗装されチッピングダメージを防止するために用
いる耐チッピング用層間塩ビゾルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の耐チッピング用層間塩ビ
ゾルとしては、ポリ塩化ビニル樹脂、可塑剤及び充填剤
からなる耐チッピング用層間塩ビゾルが知られている。
ゾルとしては、ポリ塩化ビニル樹脂、可塑剤及び充填剤
からなる耐チッピング用層間塩ビゾルが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記耐チッピング用層
間塩ビゾルは、自動車ラインでの使用を考えると、スプ
レー塗布できることが必要であり、スプレーパターン化
や均一膜厚化のためには可塑剤の比率を上げなければな
らず、そのために塩化ビニル樹脂本来の耐チッピング特
性を発揮できず、チッピングダメージを防止するために
は300μm程度の膜厚を必要としていたため、耐チッ
ピング用層間塩ビゾルの薄膜化には限界があった。ま
た、同様に自動車ラインでの使用ではスプレー性、作業
性を優先させるため材料のチキソトロピック性を向上さ
せなければならず、チキソ剤として多量の炭酸カルシウ
ム充填剤を使用する必要があり、この結果塗布肌を犠牲
にせざるを得ず、オレンジ肌となり、この上に塗布され
る塗料が均一にのらず、スケ等により一般の塗面状態と
異なり外観に問題があった。尚、薄膜化のために耐チッ
ピング用層間材料としてウレタン樹脂の使用が考えられ
るが、溶剤の使用が必要であるため環境衛生面での問題
があった。そこで、本発明は前記従来品の不都合を解消
し、良好な外観と耐チッピング性を保持したまま薄膜化
が可能な耐チッピング用層間塩ビゾルを提供することを
目的とする。
間塩ビゾルは、自動車ラインでの使用を考えると、スプ
レー塗布できることが必要であり、スプレーパターン化
や均一膜厚化のためには可塑剤の比率を上げなければな
らず、そのために塩化ビニル樹脂本来の耐チッピング特
性を発揮できず、チッピングダメージを防止するために
は300μm程度の膜厚を必要としていたため、耐チッ
ピング用層間塩ビゾルの薄膜化には限界があった。ま
た、同様に自動車ラインでの使用ではスプレー性、作業
性を優先させるため材料のチキソトロピック性を向上さ
せなければならず、チキソ剤として多量の炭酸カルシウ
ム充填剤を使用する必要があり、この結果塗布肌を犠牲
にせざるを得ず、オレンジ肌となり、この上に塗布され
る塗料が均一にのらず、スケ等により一般の塗面状態と
異なり外観に問題があった。尚、薄膜化のために耐チッ
ピング用層間材料としてウレタン樹脂の使用が考えられ
るが、溶剤の使用が必要であるため環境衛生面での問題
があった。そこで、本発明は前記従来品の不都合を解消
し、良好な外観と耐チッピング性を保持したまま薄膜化
が可能な耐チッピング用層間塩ビゾルを提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の耐チッピング用
層間塩ビゾルは、前記目的を達成すべく鋭意検討の結
果、特定の可塑剤と充填剤の選択により良好な外観と耐
チッピング性を保持したまま薄膜化が可能な耐チッピン
グ用層間塩ビゾルが得られることを知見し、その知見に
基づきなされたもので、ポリ塩化ビニル樹脂、可塑剤及
び充填剤からなる耐チッピング用層間塩ビゾルにおい
て、前記可塑剤としてスルフォン酸系可塑剤とポリエス
テル系可塑剤と高分子耐寒性可塑剤を用いるとともに、
前記充填剤として高分散性充填剤を用いることを特徴と
する。
層間塩ビゾルは、前記目的を達成すべく鋭意検討の結
果、特定の可塑剤と充填剤の選択により良好な外観と耐
チッピング性を保持したまま薄膜化が可能な耐チッピン
グ用層間塩ビゾルが得られることを知見し、その知見に
基づきなされたもので、ポリ塩化ビニル樹脂、可塑剤及
び充填剤からなる耐チッピング用層間塩ビゾルにおい
て、前記可塑剤としてスルフォン酸系可塑剤とポリエス
テル系可塑剤と高分子耐寒性可塑剤を用いるとともに、
前記充填剤として高分散性充填剤を用いることを特徴と
する。
【0005】前記ポリ塩化ビニル樹脂としては、ポリ塩
化ビニルやポリ塩化ビニリデン等のホモポリマー、これ
らと酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
酸エステル等との共重合体であるコポリマー、或いはこ
れらの混合物等が用いられる。
化ビニルやポリ塩化ビニリデン等のホモポリマー、これ
らと酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
酸エステル等との共重合体であるコポリマー、或いはこ
れらの混合物等が用いられる。
【0006】前記スルフォン酸系可塑剤としては、炭素
数11以上のスルフォン酸エステル等のスルフォン酸エ
ステル等が使用でき、特に炭素数21〜22のアルキル
スルフォン酸エステルの使用が好ましい。
数11以上のスルフォン酸エステル等のスルフォン酸エ
ステル等が使用でき、特に炭素数21〜22のアルキル
スルフォン酸エステルの使用が好ましい。
【0007】また、前記ポリエステル系可塑剤として
は、ポリエステルベンゾエートやポリエステルブチレー
ト等が使用でき、特に炭素数16〜19のポリエステル
ベンゾエートやポリエステルブチレートの使用が好まし
い。
は、ポリエステルベンゾエートやポリエステルブチレー
ト等が使用でき、特に炭素数16〜19のポリエステル
ベンゾエートやポリエステルブチレートの使用が好まし
い。
【0008】また、前記高分子耐寒性可塑剤としてはフ
タル酸エステルやアジピン酸エステル等が使用でき、特
にアジピン酸エステルの使用が好ましい。
タル酸エステルやアジピン酸エステル等が使用でき、特
にアジピン酸エステルの使用が好ましい。
【0009】また、前記高分散性充填剤としては一次粒
子径が0.04〜0.07μm、凝集体の平均粒径が3
〜4μmで表面処理剤として脂肪酸または樹脂酸を使用
し、表面処理量が3.5〜5.5%の表面処理炭酸カル
シウムの使用が好ましく、特に一次粒子径が0.05〜
0.06μm、凝集体の平均粒径が3〜4μmで表面処
理量が4〜5%の表面処理炭酸カルシウムの使用が好ま
しい。
子径が0.04〜0.07μm、凝集体の平均粒径が3
〜4μmで表面処理剤として脂肪酸または樹脂酸を使用
し、表面処理量が3.5〜5.5%の表面処理炭酸カル
シウムの使用が好ましく、特に一次粒子径が0.05〜
0.06μm、凝集体の平均粒径が3〜4μmで表面処
理量が4〜5%の表面処理炭酸カルシウムの使用が好ま
しい。
【0010】前記各組成成分は、前記ポリ塩化ビニル樹
脂100重量部に対して、前記スルフォン酸系可塑剤4
0〜80重量部、前記ポリエステル系可塑剤30〜40
重量部、前記高分子耐寒性可塑剤3〜10重量部、前記
高分散性充填剤30〜60重量部の割合で配合するのが
好ましい。ここで、前記スルフォン酸系可塑剤の配合量
を40〜80重量部とするのは、40重量部未満である
と塗装性が低下し塗料のスケ、ハジキ等が発生し、80
重量部を越えると塗膜が柔らかくなり耐チッピング性が
悪化するからである。また前記ポリエステル系可塑剤の
配合量を30〜40重量部とするのは、30重量部未満
であると液性状が粘調になりスプレ−作業性が悪化し、
40重量部を越えると塗膜が柔らかくなり耐チッピング
性が悪化するからである。また、前記高分子耐寒性可塑
剤の配合量を3〜10重量部とするのは、3重量部未満
であると低温時の耐チッピング性が悪化し、10重量部
を越えると塗装性が低下するからである。また、前記高
分散性充填剤の配合量を30〜60重量部とするのは、
30重量部未満であるとチキソトロピック性が低下して
スプレー時のタレが悪化し、60重量部を越えると塗膜
物性が低下し耐チッピング性が悪化するからである。
脂100重量部に対して、前記スルフォン酸系可塑剤4
0〜80重量部、前記ポリエステル系可塑剤30〜40
重量部、前記高分子耐寒性可塑剤3〜10重量部、前記
高分散性充填剤30〜60重量部の割合で配合するのが
好ましい。ここで、前記スルフォン酸系可塑剤の配合量
を40〜80重量部とするのは、40重量部未満である
と塗装性が低下し塗料のスケ、ハジキ等が発生し、80
重量部を越えると塗膜が柔らかくなり耐チッピング性が
悪化するからである。また前記ポリエステル系可塑剤の
配合量を30〜40重量部とするのは、30重量部未満
であると液性状が粘調になりスプレ−作業性が悪化し、
40重量部を越えると塗膜が柔らかくなり耐チッピング
性が悪化するからである。また、前記高分子耐寒性可塑
剤の配合量を3〜10重量部とするのは、3重量部未満
であると低温時の耐チッピング性が悪化し、10重量部
を越えると塗装性が低下するからである。また、前記高
分散性充填剤の配合量を30〜60重量部とするのは、
30重量部未満であるとチキソトロピック性が低下して
スプレー時のタレが悪化し、60重量部を越えると塗膜
物性が低下し耐チッピング性が悪化するからである。
【0011】尚、前記特定の各可塑剤および充填剤に加
え、亜鉛化合物、酸化カルシウム、酸化チタン等の薬
品、ポリアミノアミン等の密着成分、シリカ、ケイ酸カ
ルシウム等の充填剤、或いは粘度調整のための高沸点溶
剤等、各種添加剤を用いることは任意である。
え、亜鉛化合物、酸化カルシウム、酸化チタン等の薬
品、ポリアミノアミン等の密着成分、シリカ、ケイ酸カ
ルシウム等の充填剤、或いは粘度調整のための高沸点溶
剤等、各種添加剤を用いることは任意である。
【0012】
【作用】本発明の耐チッピング用層間塩ビゾルによれ
ば、可塑剤としてスルフォン酸系可塑剤とポリエステル
系可塑剤と高分子耐寒性可塑剤を選択し、充填剤として
高分散性充填剤を使用することにより、良好な外観と耐
チッピング性を保持したまま150μm程度の薄膜化が
可能となる。
ば、可塑剤としてスルフォン酸系可塑剤とポリエステル
系可塑剤と高分子耐寒性可塑剤を選択し、充填剤として
高分散性充填剤を使用することにより、良好な外観と耐
チッピング性を保持したまま150μm程度の薄膜化が
可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の耐チッピング用層間塩ビゾル
の実施例を比較例及び従来例とともに説明する。下記表
1に示す配合割合で、実施例1、比較例1、比較例2、
従来例の耐チッピング用層間塩ビゾルを作成した。
の実施例を比較例及び従来例とともに説明する。下記表
1に示す配合割合で、実施例1、比較例1、比較例2、
従来例の耐チッピング用層間塩ビゾルを作成した。
【0014】
【表1】
【0015】次に、得られた実施例1、比較例1、比較
例1、従来例の耐チッピング用層間塩ビゾルについてグ
ラベロ法、ナット落下法による耐チッピング性試験と、
塗装性能試験とを行い、その結果を表2に示した。尚、
各耐チッピング用層間塩ビゾルの塗布厚は、従来例のみ
300μmとし、他のものは150μmとした。
例1、従来例の耐チッピング用層間塩ビゾルについてグ
ラベロ法、ナット落下法による耐チッピング性試験と、
塗装性能試験とを行い、その結果を表2に示した。尚、
各耐チッピング用層間塩ビゾルの塗布厚は、従来例のみ
300μmとし、他のものは150μmとした。
【0016】
【表2】
【0017】表2から明らかなように、本実施例の耐チ
ッピング用層間塩ビゾルのみが、150μmという薄膜
であるにもかかわらず、良好な耐チッピング性とスプレ
ー塗装性が得られるということが確認された。
ッピング用層間塩ビゾルのみが、150μmという薄膜
であるにもかかわらず、良好な耐チッピング性とスプレ
ー塗装性が得られるということが確認された。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば良
好な外観と耐チッピング性を保持したまま薄膜化が可能
な耐チッピング用層間塩ビゾルが得られる。
好な外観と耐チッピング性を保持したまま薄膜化が可能
な耐チッピング用層間塩ビゾルが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横内 慶一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリ塩化ビニル樹脂、可塑剤及び充填剤
からなる耐チッピング用層間塩ビゾルにおいて、前記可
塑剤としてスルフォン酸系可塑剤とポリエステル系可塑
剤と高分子耐寒性可塑剤を用いるとともに、前記充填剤
として高分散性充填剤を用いることを特徴とする耐チッ
ピング用層間塩ビゾル。 - 【請求項2】 前記スルフォン酸系可塑剤はアルキルス
ルフォン酸エステルであり、前記ポリエステル系可塑剤
はポリエステルベンゾエートまたはポリエステルブチレ
ートであり、前記高分子耐寒性可塑剤はアジピン酸エス
テルであることを特徴とする請求項1記載の耐チッピン
グ用層間塩ビゾル。 - 【請求項3】 前記高分散性充填剤は凝集体の平均粒径
が3〜4μmの表面処理炭酸カルシウムであることを特
徴とする請求項1または2記載の耐チッピング用層間塩
ビゾル。 - 【請求項4】 前記ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に
対して、前記スルフォン酸系可塑剤40〜80重量部、
前記ポリエステル系可塑剤30〜40重量部、前記高分
子耐寒性可塑剤3〜10重量部、前記高分散性充填剤3
0〜60重量部の割合で配合したことを特徴とする請求
項1乃至3の何れかに記載の耐チッピング用層間塩ビゾ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11784693A JPH06306322A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 耐チッピング用層間塩ビゾル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11784693A JPH06306322A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 耐チッピング用層間塩ビゾル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06306322A true JPH06306322A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14721725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11784693A Pending JPH06306322A (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 耐チッピング用層間塩ビゾル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06306322A (ja) |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP11784693A patent/JPH06306322A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030617 |