JPH045073B2 - - Google Patents
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- JPH045073B2 JPH045073B2 JP59177196A JP17719684A JPH045073B2 JP H045073 B2 JPH045073 B2 JP H045073B2 JP 59177196 A JP59177196 A JP 59177196A JP 17719684 A JP17719684 A JP 17719684A JP H045073 B2 JPH045073 B2 JP H045073B2
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- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は、塗膜保護用水性組成物に関する。詳
しくは、自動車、農業機械、建設機械あるいはそ
の他機械器具類の塗装面を、一時的に保護する目
的で塗布する塗膜保護用水性組成物に関する。 (従来の技術) 自動車などの商品は、最終消費者の手に届くま
での期間中に、風雨、湿気、日光、空気、鉄粉、
鳥糞、媒煙などの大気中の汚染物質により塗装面
が汚染されることが多く、これらの汚染により商
品価格が損われる。これを防止するために、近
年、種々の塗膜保護剤が開発されている。このよ
うな目的で開発されたものには、ワツクス溶剤分
散型(例えば特開昭50−28534)、ストリツパブル
フイルム型(不用になつた時剥ぎ取ることができ
るもの、例えば特公昭54−7303)、ワツクス−固
体粉末溶剤分散型(手拭き除去が可能なもの、例
えば特開昭51−149188あるいは特開昭55−
62978)、及び水性乳液型(ワツクスを乳化分散し
たもの、例えば特公昭45−34030)などがある。 これらの中で、現在広く使用されているもの
は、ワツクス溶剤分散型又はワツクス−固体粉末
溶剤分散型であるが、溶剤の大半を揮発させワツ
クス被膜を形成させるものであるため、近年、特
に公害問題、資源の浪費、経済性、安全性など溶
剤型の欠点がクローズアツプされている。さらに
ワツクス溶剤分散型については、スチームのみで
は除去できず、灯油を少量混ぜる必要がある。こ
の欠点を改良するため、ワツクス−固体粉末を均
一に混入し、ワツクス被膜の機械的な強度を低下
させ、手拭きで剥離除去し易くしたワツクス−固
体粉末溶剤分散型が提案されているが、これは、
保護性に欠点があり、手で触れると剥離し易く、
また酸性雨に汚染され易いという欠点がある。 一方、水性のワツクス乳液型は、溶剤を使用し
ないため、公害問題あるいは安全性の問題はない
が、乾燥性、水中への分散性に代表されるよう
に、溶剤型とは異なる新たな性能が要求される。
さらにこれを塗布して形成する保護膜は雨水、湿
気に侵されない強い膜であること、また不用にな
つたとき簡単に除去できなければならないという
相反する性能が要求されており、これらの要求性
能を充分満す水性型の組成物は未だ出現していな
かつた。 そこで本発明者らは先に従来の溶剤型の欠点で
ある公害、経済性、環境衛生性、安全性の問題を
解決するため、塗布時および除去時に溶剤を用い
ず、温水のみで除去可能な粉末−ワツクス混合型
の塗膜保護用水性組成物を開発した(特開昭57−
182368号)。 この水性組成物は従来の組成物に比べて数多く
の利点を有する優れたものであつたが、熱帯地方
でのより厳しい自然環境での暴露試験の結果、被
膜の風雨による剥離や洗車機による温水での被膜
除去時の斑点状の被膜の固着という問題点がある
ことが判明した。 (発明が解決しようとする問題点) そこで本発明者らは特開昭57−182368号に開示
した塗膜保護用水性組成物の優れた性能を維持し
つつ、さらに前記問題点を克服すべくその改良を
鋭意検討した結果、本発明を完成するに至つた。 本発明は、溶剤を使用せず、厳しい環境下でも
雨水、湿気、日光あるいは大気中の汚染物質に侵
されない強い膜を形成し、かつ使用後は温水、ス
チームなどにより円滑に除去することのできる塗
膜保護用水性組成物を提供することを目的とす
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、 A 下記(a)〜(c)からなる乳液固形成分 (a) 酸素含有率3.0重量%以上、融点50〜80℃を
有する含酸素ワツクス、100重量部、 (b) 数平均分子量300〜3000のポリブテン、10〜
60重量部、 (c) 25℃での粘度が50〜5000cstのシリコーンオ
イル、10〜200重量部、 B 下記(d)〜(e)からなる乳液粉末成分 (d) ケイ素含有率が23重量%以上である無機白色
系微粉末、乳液固形成分Aの0.2〜4.0重量倍、 (e) 実質的にケイ素を含有しない無機もしくは有
機の白色微粉末、乳液固形成分Aの0.2〜4.0重
量倍、 および C 乳化剤成分 乳液固形成分Aの0.07重量倍未満、 を必須成分として水中に乳化分散したことを特徴
とする塗膜保護用水性組成物を提供するものであ
る。 以下、本発明による塗膜保護用水性組成物につ
いて具体的に説明する。 本発明でいう乳液固形成分Aは以下の(a)〜(c)成
分からなる。 本発明でいう(a)成分とは、酸素含有率3.0重量
%以上、好ましくは5.0重量%以上、融点50〜85
℃を有する含酸素ワツクスである。なお、本発明
でいう酸素含有率とは、Unterzaucher改良法
(熱伝導度法)に準拠して測定したものであり、
この測定法の詳細は、例えばMikrochimica
Acta,1968,811,Robert Clumoに開示されて
いる。酸素含有率が3.0重量%以上である含酸素
ワツクスは、少量の乳化剤で良好に乳化できるた
め、乳化剤に起因する乾燥性、耐水性、耐候性の
低下を防ぐことができる。また含酸素ワツクスの
好適な融点の範囲は50〜85℃であり、前記範囲よ
り融点の低いワツクスを使うと高温下で被膜の垂
れ流れが起こり、融点の高いワツクスを使うと温
水での除去が困難になる。 本発明における(a)成分として好適な含酸素ワツ
クスとしては、天然ワツクスであるカルナウバ、
モンタン、米ぬかワツクス、密ろう及び木ろう、
さらに合成ワツクスである酸化マイクロ、酸化パ
ラフイン、及びこれらの種々な反応による二次変
性品、並びに炭化水素ワツクスと無水マレイン酸
との付加反応によつて得られるマレイン化ワツク
スなどを挙げることができる。 本発明における含酸素ワツクスとして好ましい
ものは、融点50〜85℃の範囲の炭化水素ワツクス
100重量部に対して、不飽和多価カルボン酸又は
その無水物3〜25重量部を反応させることにより
得られる含酸素ワツクスであり、その製造法の詳
細については、例えば本願発明者らが既に出願し
ている特開昭49−96094号に開示されている。 本発明における含酸素ワツクスとしてさらに好
ましいものは、融点50〜85℃の範囲の石油留分ワ
ツクス10〜80重量部と、融点36〜120℃、数平均
分子量310〜1000で炭素数1000個当りの二重結合
数5〜50個の範囲のポリオレフイン系ワツクス90
〜20重量部とを混合し、この混合物100重量部に
対して、遊離基生成条件下で、不飽和多価カルボ
ン酸、又はその無水物3〜25重量部を反応させる
ことにより得られる含酸素ワツクスであり、その
製造法の詳細については、例えば本願発明者らが
既に出願している特開昭54−81306号に開示され
ている。 本発明における限定された(a)含酸素ワツクス
は、乳化性に優れているため、他の石油留分ワツ
クスなどに比べ、水性組成物とする際の乳化剤の
量を減少させることができる。したがつて、耐水
性、乾燥性、耐候性などを低下させることがな
い。また比較的低融点であり、粘着性を示さない
ため、温水クリーナーなどによる除去も容易であ
る。すなわち、石油留分ワツクス、具体的にはパ
ラフインワツクス、マイクロクリスタリンワツク
スなどは、乳化性が十分でなく、溶剤型の組成物
には問題なく使用できるが、公害問題、安全性な
どから水性組成物に使用する場合には、多量の乳
化剤が必要となり、耐水性、乾燥性、耐候性など
が低下するほか、経済的にも好ましくない。さら
に、これらの石油留分ワツクスは粘着性を有する
ため、除去性が不良であり、自動車の塗膜の変
色、光沢低下を来すこともある。 また、本発明でいう(b)成分は数平均分子量300
〜3000、好ましくは700〜1500を有するポリブテ
ンである。ポリブテンとして数平均分子量が300
に達しないものは低粘度の液体であるため、形成
される被膜の強度が弱くなり、防水性が低下する
ため好ましくない。また数平均分子量が3000を越
えるものは粘度が極めて高く、ワツクスに配合、
乳化する際の作業性が悪くなるので好ましくな
い。 なお本発明でいう(b)ポリブテンは、ブテン−
1、ブテン−2、イソブチレンおよび不活性成分
としてのブタン類などの混合物を原料として、従
来公知の方法で製造される。すなわちたとえばナ
フサ分解によりエチレン、プロピレン等を製造す
る際に副生するB−B留分(ブタン−ブテン留
分)を原料とし、塩化アルミニウム、塩化マグネ
シウム、フツ化ホウ素、四塩化チタンなどのフリ
ーデル・クラフツ触媒、またはそれらの錯化合物
などを触媒とし、助触媒として有機ハロゲン化物
や塩酸を用いるか、または特に用いないで、反応
温度約−30゜〜30℃で重合させる方法が代表的な
製造法である。溶剤はB−B留分使用の場合、ブ
タンおよび未反応オレフインが溶剤として作用す
るため特に使用しないのが一般である。こうして
得られたポリブテンは通常、沈降槽で触媒を分離
し、さらにアルカリ洗浄、水洗浄する方法、硝
酸、硫酸、シユウ酸などのナトリウム塩やアンモ
ニウム塩水溶液で洗浄する方法や、ボーキサイ
ト、活性白土などの吸着剤を用いる方法などの諸
方法を単独で、または併用して残存する微量触媒
を完全に除去する。その後、フラツシユドラムで
未反応ガスを分離し、次いでストリツパーで軽質
ポリマーを分離し、さらに必要ならば精製槽で精
製される。このようなポリブテンの製造方法とし
ては現在、アモコ法とコスデン法がその代表的な
ものとして知られている。 さらに本発明においては、(b)成分として、上記
のポリブテンが含有する二重結合を既知の方法、
たとえばニツケルまたはニツケルモリブテン酸塩
触媒などを用いて水素添加した水添ポリブテンも
使用できる。 (b)成分の配合量は(a)含酸素ワツクス100重量部
に対して10〜60重量部、好ましくは20〜50重量部
である。(b)成分の配合量が前記範囲に達しない場
合は(b)成分配合の効果がなく、したがつて被膜の
耐水性、防水性が低下するので好ましくない。一
方(b)成分の配合量が前記範囲を越える場合は被膜
の温水除去性が悪くなるため好ましくない。 また本発明でいう(c)成分は25℃での粘度が50〜
50000cst、好ましくは100〜1000cstのシリコーン
オイルである。25℃での粘度が50cstに満たない
ものは形成される被膜の強度が低下するため好ま
しくなく、一方粘度が50000cstを越えるものは被
膜ふきとり後に塗膜に粘着性が出るため好ましく
ない。 なお本発明でいう(c)シリコーンオイルは通常シ
リコーン油として市販されているものであり、比
較的低重合度の直鎖状ジメチルポリシロキサンか
らなつている。製造法は一般的にはジメチルジク
ロロシランとトリメチルモノクロロシランの共加
水分解、重縮合やオクタメチルシクロテトラシロ
キサンとヘキサメチルジシロキサンの加熱、開環
重合による。 (c)成分の配合量は(a)含酸素ワツクス100重量部
に対して10〜200重量部、好ましくは30〜120重量
部である。(c)成分の配合量が前記範囲に達しない
場合は(c)成分の配合効果がなく、したがつて被膜
の保護性が悪くなるため好ましくない。一方(c)成
分の配合量が前記範囲を越える場合は被膜強度が
低下し、風雨による被膜の剥離が起こるため好ま
しくない。 一方、本発明でいう乳液粉末成分Bは以下の(d)
および(e)成分からなる。 本発明でいう(d)成分(ケイ素含有率が23重量%
以上である無機白色系微粉体)としては、シリ
カ、クレー、ケイソウ土、タルク、ケイ酸アルミ
ニウム、ケイ酸カルシウム及びゼオライト等の無
機物質の白色、灰色、クリーム色等の微粉末から
選ばれる一種又は二種以上の混合物を使用するこ
とができ、これらの中ではケイ素含有率が約34重
量%以上の、シリカ及びケイソウ土から選ばれる
一種又は二種の混合物が特に好ましい。(d)成分の
配合量は、乳液固形成分〔A〕の0.2〜4.0重量
倍、好ましくは0.6〜2.0重量倍である。(d)成分の
配合量が前記範囲に満たない場合には、温水除去
性が不良となり、一方、前記範囲を起える場合に
は、保護性が低下するため好ましくない。 (d)成分の無機白色系微粉末は、いずれもケイ素
を23重量%以上、すなわちシリカ(SiO2)を約
50重量%以上含有するもので、このシリカは耐水
性、耐熱性、耐候性及び耐薬品性に優れており、
酸性雨、鳥糞及び媒煙にも強い。さらに、このシ
リカを添加した組成物の被膜は、ソフトで平滑な
白色被膜として形成され、剥離性及び温水除去性
も良好である。 本発明でいう(e)成分(実質的にケイ素を含有し
ない有機若しくは無機の固体微粉末)としては、
酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、硫
酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸亜鉛、ポリエチレン、ポリスチレン及びポリ
フツ化エチレンのうち一種又は二種以上の混合物
を使用することができ、これらの中では、酸化チ
タン、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ポリエ
チレンのうち一種又は二種以上の混合物が特に好
ましい。 (e)成分の配合量は、乳液固形成分〔A〕の0.2
〜4.0重量倍、好ましくは1.5〜3.0重量倍である。 (d)成分と(e)成分との配合比率は重量比で90:10
〜10:90、好ましくは90:10〜30:70であり、(d)
成分が多すぎると保護性は良いが、温水除去性が
不良となり、また(e)成分が多すぎると、温水除去
性は良いが、保護性が不良となり、好ましくな
い。両者の性能のバランスが最も良い比率は60:
40〜30:70である。 固体粉末、ワツクス型の組成物は公知である
が、従来は主に固体粉末−ワツクス溶剤分散型が
広く使われている。これを固体粉末・ワツクス・
水分散型に変えると、従来から公知のどの固体粉
末でも使えるわけではなく、本発明者等が鋭意検
討した結果、この組成物の温水除去性を著しく改
良するものは本発明でいう(d)成分、とりわけシリ
カ及び/又はケイソウ土が好ましく、(e)成分の酸
化チタン、炭酸カルシウム又はポリフツ化エチレ
ンは、むしろ温水除去性を不良にする成分である
ことを見い出した。一方、(d)成分・ワツクス・水
分散型では、耐候性の被膜除去塗面の状態が不良
であり、(d)成分及び(e)成分の限定された量を併用
することにより、初めて優れた塗膜保護用水性組
成物が得られることが明らかとなつた。 本発明でいう〔C〕成分(乳化剤)は、幅広く
一般的なものから選ぶことができ、ノニオン系、
カチオン系及びアニオン系のいずれも使用可能で
ある。これらの中では、カチオン系が、(a)含酸素
ワツクスのもつ酸性基をイオン化し、活性にする
という点で特に有効であり、例えばモルフオリン
が好ましい。ノニオン系の場合は、(a)含酸素ワツ
クスのHLBを12−18として選ぶことができ、具
体的には花王アトラス社製スパン60,80、ツイン
60,80あるいはエマルゲン420(以上、商品名)が
例示できる。さらにカチオン系のほかに、カチオ
ン系の当量より少ないアニオン系、例えばオレイ
ン酸を添加すると一層効果は大きくなる。 乳化剤の添加量は、乳液固形成分〔A〕の0.07
重量倍未満、好ましくは0.005〜0.05重量倍であ
る。 以上、本発明組成物を構成する各々の成分につ
き詳述したが、本発明組成物は、〔A〕〜〔C〕
の各成分を必須成分として組合わせ、水中に乳化
分散させて製造される。乳化分散は公知の方法が
使用できるが、水100重量部に対し、〔A〕〜
〔C〕成分の合計量を5〜100重量部の範囲で用い
るのが好適である。 本発明組成物は、前記必須構成成分に加え、そ
の優れた塗膜保護性能を害さない範囲で、石油留
分ワツクス、具体的にはパラフインワツクス、マ
イクロクリスタリンワツクスあるいは未精製パラ
フインワツクス、例えばスラツクワツクス、スケ
ールワツクスなどを(a)含酸素ワツクスに対して50
重量%以下用いることもでき、また、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、ワツクス分散剤などを必要に
応じて加えてもよい。 (実施例) 次に本発明の内容を実施例により、具体的に説
明する。 実施例 1 (i) 含酸素ワツクスの合成 石油留分ワツクスとポリオレフイン系ワツクス
とを等量混合して合成原料とした。石油留分ワツ
クスとしては通常の分離精製工程を経た155〓マ
イクロワツクス(融点70℃)、ポリオレフイン系
ワツクスとしてはエチレンの低重合体で融点39
℃、針入度80以上、平均分子量320、炭素原子
1000個当りの二重結合数42個、そのうちビニル型
88%、ビニリデン型11%、内部ビニレン型1%で
ある白色ワツクス状物質を用いた。 等量混合原料100重量部に無水マレイン酸12重
量部を加えて165℃に加熱撹拌しながら、ジター
シヤリーブチルパーオキシド1重量部をキシレン
5重量部に溶かした溶液を添加した。さらに30分
撹拌を続けた後、減圧下で揮発性物質を除去し、
加圧で濾過して淡黄色の含酸素ワツクスを得た。
この含酸素ワツクスは融点73℃、針入度26、酸
価、ケン化価ともに85、酸素含有率6.0重量%で
あつた。 (ii) 乳液固形成分の乳化 (i)により合成された含酸素ワツクス15.0gを
100℃に加熱撹拌し、次いで数平均分子量1260の
ポリブテン6.0g、粘度350cst(@25℃)のシリコ
ーンオイル9.0gおよび乳化剤としてオレイン酸
0.6g、モルホリン0.6g加えた。この混合物を激
しく撹拌しながら、95℃の水70.0mlをゆつくりと
加え、白色均一の乳液を得た。この乳液をマント
ンゴーリン社のホモジナイザーに300Kg/cm2の圧
力で通し、良好な白色ワツクス乳液を得た。 (iii) 塗膜保護用水性組成物の製造 前記(ii)のワツクス乳液40gに予め水中に予備分
散した酸化チタン(タイペークR−780、石原産
業(株)製):炭酸カルシウム(白艷華pz、白石カル
シウム):けいそう土(セライト505、ジヨンズ・
マンビルインターナシヨナル)(ケイ素含有率87
重量%)=1:1:3の重量比の40%ペースト130
gを加えて撹拌し、水性組成物を得た。この組成
物の粘度は800センチポイズ(25℃)比重約1.2で
あり室温放置2週間後沈降物、粘度変化も認めら
れなかつた。 この本発明の塗膜保護用水性組成物について以
下に示す性能評価を行い、その結果を表1に示し
た。 〔性能評価法〕 以下に示す(1)〜(4)の試験に使用した試験片は次
の方法により作成した。 150mm×70mm(1mm厚)の軟鋼板に黒色アミノ
アルキツド樹脂を焼付けた塗装板を試験片とし
て、乳液をノズルから噴射塗布し、室温で24時間
放置して乾燥した。重量から換算してワツクス被
膜の厚さは平均15μであつた。 (試験) (1) 保護被膜の外観 (2) 耐熱性試験 恒温器内に試験片を垂直に立て、80℃、96時間
静置。ワツクス被膜の垂れ流れ、ひび割れその他
の変化を観察し、さらにワツクス被膜を温水−流
しの洗剤で洗い流してガーゼで拭きとり、アルキ
ツド塗装面のつやびけ、ふくれその他の変化を観
察した。結果表示は、何らの変化もない〇、僅か
に変化が認められるΔ、何らかの変化がある×、
の三段階による。 (3) 促進耐候性試験 〔塗膜試験〕 試料片を東洋理化工業(株)製のサンシヤインウエ
ザーメーターに入れ、63℃で2時間ごとに18分間
冷水を降らせながら250時間試験し、ワツクス被
膜除去後の塗装面(塗膜)のしみ、斑点、つやび
け、その他の変化を観察した。結果表示は、まつ
たく変化なし、◎、ごくわずかに変化が認められ
る〇、若干の変化が認められるΔ、かなりの変化
が認められる×、の四段階による。 〔除去性試験〕 試料片に孔径約3mmのノズルを通して、1Kg/
cm2G水蒸気を約50mm離した位置から10秒間吹きつ
け、ワツクス被膜が除去された円形の痕跡の直径
を測定した。結果は、除去された痕跡の直径20mm
以上を◎、直径15〜20mmを〇、8mm〜15mmをΔ、
8mm未満を×とした。 (4) 保護性試験 〔鉄粉展着試験〕 試料片に鉄粉を充分ふりかけて、80℃、5時
間、恒温槽で乾燥後、室温で1時間放置し、次い
でJISZ2371に規定する塩水噴霧試験に24時間保
持した後、24時間放置し、鉄粉と被膜を温水−洗
剤で洗い流して、除去塗面に錆の発生、鉄粉によ
る傷を調べる。結果の評価は、〇塗膜錆発生な
し、×錆発生あり、とした。 〔耐硫酸性試験〕 試料片に6%硫酸を0.1mlスポツト状に被膜に
滴下して、室温24時間放置し、試験後、被膜を温
水−洗剤で洗い落し、風乾して、その斑痕の変色
浸食状況を調べる。結果の評価は、〇斑痕変色な
し、Δ若干斑痕変色あり、×鮮明に斑痕変色あり、
とした。 (5) 屋外耐候性試験 〔被膜試験〕 自動車のドアー(黒)にイワタエアースプレー
ガンW61型を使用して乳液を塗布し、沖縄におい
て夏季3ケ月間暴露した後、ワツクス被膜の状態
の変化を観察した。結果表示は、まつたく変化な
し◎、ごくわずかの変化が認められる〇、若干の
変化が認められるΔ、かなりの変化が認められる
×、の四段階による。 〔塗膜試験〕 上記のワツクス被膜を温水洗車機で除去し、除
去後の塗装面(塗膜)のしみ、斑点、つやびけ、
その他の変化を観察した。結果の評価は(3)の〔塗
膜試験〕に準じて行つた。 〔塗去性試験〕 〔被膜試験〕と同様の方法により乳液を自動車
のドアーに塗布し、沖縄において夏季3ケ月間暴
露した後、ワツクス被膜を温水洗車機(水温;約
50℃、水圧;80Kg/cm2)で除去し、その除去状態
を観察した。結果表示は、簡単に除去できる◎、
ほぼ除去できる〇、やや除去しにくいΔ、除去で
きない×、の四段階による。 (6) 乾燥性試験 乳液をガラススプレーノズルで前記塗装板に塗
布し、すぐに直径10cm長さ20cmのかまぼこ型乾燥
箱に入れ、ドライヤーで送風し、乾燥させた後、
流しの水道管に配置したシヤワーを5分間かけ、
被膜のふくれ、剥がれのなくなつた時これを乾燥
時間とする(室温、風速約4m/sec)。結果の評
価は、〇3分以内で乾燥するもの、×3分以上で
乾燥するもの、とした。 実施例 2〜5 実施例1と同じ成分を使用し、表1に示す組成
比率で実施例1と同様の方法により本発明にかか
る塗膜保護用水性組成物を製造した。実施例1と
同様の性能評価を行い、その結果を表1に示し
た。 なお実施例5は乳化剤としてモルホリンの代わ
りにトリエタノールアミンを使用した。 実施例 6 含酸素ワツクスとして酸素含有率3.6重量%、
融点61℃の密ろうを使用し、その他は実施例1と
同じ成分を用いて表1に示す組成比率で同様の方
法により本発明にかかる塗膜用水性組成物を製造
した。実施例1と同様の性能評価を行い、その結
果を表1に示した。 比較例 1〜5 比較のため、表1に示す組成比率により、ポリ
ブテンおよびシリコンオイルを配合しない場合
(比較例1)、ポリブテンを使用しない場合(比較
例2〜4)ならびにシリコーンオイルを使用しな
い場合(比較例5)についても実施例1と同様の
方法により水性組成物を製造した。これらの組成
物に対して実施例1と同様の性能評価を行い、結
果を表1に併記した。
しくは、自動車、農業機械、建設機械あるいはそ
の他機械器具類の塗装面を、一時的に保護する目
的で塗布する塗膜保護用水性組成物に関する。 (従来の技術) 自動車などの商品は、最終消費者の手に届くま
での期間中に、風雨、湿気、日光、空気、鉄粉、
鳥糞、媒煙などの大気中の汚染物質により塗装面
が汚染されることが多く、これらの汚染により商
品価格が損われる。これを防止するために、近
年、種々の塗膜保護剤が開発されている。このよ
うな目的で開発されたものには、ワツクス溶剤分
散型(例えば特開昭50−28534)、ストリツパブル
フイルム型(不用になつた時剥ぎ取ることができ
るもの、例えば特公昭54−7303)、ワツクス−固
体粉末溶剤分散型(手拭き除去が可能なもの、例
えば特開昭51−149188あるいは特開昭55−
62978)、及び水性乳液型(ワツクスを乳化分散し
たもの、例えば特公昭45−34030)などがある。 これらの中で、現在広く使用されているもの
は、ワツクス溶剤分散型又はワツクス−固体粉末
溶剤分散型であるが、溶剤の大半を揮発させワツ
クス被膜を形成させるものであるため、近年、特
に公害問題、資源の浪費、経済性、安全性など溶
剤型の欠点がクローズアツプされている。さらに
ワツクス溶剤分散型については、スチームのみで
は除去できず、灯油を少量混ぜる必要がある。こ
の欠点を改良するため、ワツクス−固体粉末を均
一に混入し、ワツクス被膜の機械的な強度を低下
させ、手拭きで剥離除去し易くしたワツクス−固
体粉末溶剤分散型が提案されているが、これは、
保護性に欠点があり、手で触れると剥離し易く、
また酸性雨に汚染され易いという欠点がある。 一方、水性のワツクス乳液型は、溶剤を使用し
ないため、公害問題あるいは安全性の問題はない
が、乾燥性、水中への分散性に代表されるよう
に、溶剤型とは異なる新たな性能が要求される。
さらにこれを塗布して形成する保護膜は雨水、湿
気に侵されない強い膜であること、また不用にな
つたとき簡単に除去できなければならないという
相反する性能が要求されており、これらの要求性
能を充分満す水性型の組成物は未だ出現していな
かつた。 そこで本発明者らは先に従来の溶剤型の欠点で
ある公害、経済性、環境衛生性、安全性の問題を
解決するため、塗布時および除去時に溶剤を用い
ず、温水のみで除去可能な粉末−ワツクス混合型
の塗膜保護用水性組成物を開発した(特開昭57−
182368号)。 この水性組成物は従来の組成物に比べて数多く
の利点を有する優れたものであつたが、熱帯地方
でのより厳しい自然環境での暴露試験の結果、被
膜の風雨による剥離や洗車機による温水での被膜
除去時の斑点状の被膜の固着という問題点がある
ことが判明した。 (発明が解決しようとする問題点) そこで本発明者らは特開昭57−182368号に開示
した塗膜保護用水性組成物の優れた性能を維持し
つつ、さらに前記問題点を克服すべくその改良を
鋭意検討した結果、本発明を完成するに至つた。 本発明は、溶剤を使用せず、厳しい環境下でも
雨水、湿気、日光あるいは大気中の汚染物質に侵
されない強い膜を形成し、かつ使用後は温水、ス
チームなどにより円滑に除去することのできる塗
膜保護用水性組成物を提供することを目的とす
る。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、 A 下記(a)〜(c)からなる乳液固形成分 (a) 酸素含有率3.0重量%以上、融点50〜80℃を
有する含酸素ワツクス、100重量部、 (b) 数平均分子量300〜3000のポリブテン、10〜
60重量部、 (c) 25℃での粘度が50〜5000cstのシリコーンオ
イル、10〜200重量部、 B 下記(d)〜(e)からなる乳液粉末成分 (d) ケイ素含有率が23重量%以上である無機白色
系微粉末、乳液固形成分Aの0.2〜4.0重量倍、 (e) 実質的にケイ素を含有しない無機もしくは有
機の白色微粉末、乳液固形成分Aの0.2〜4.0重
量倍、 および C 乳化剤成分 乳液固形成分Aの0.07重量倍未満、 を必須成分として水中に乳化分散したことを特徴
とする塗膜保護用水性組成物を提供するものであ
る。 以下、本発明による塗膜保護用水性組成物につ
いて具体的に説明する。 本発明でいう乳液固形成分Aは以下の(a)〜(c)成
分からなる。 本発明でいう(a)成分とは、酸素含有率3.0重量
%以上、好ましくは5.0重量%以上、融点50〜85
℃を有する含酸素ワツクスである。なお、本発明
でいう酸素含有率とは、Unterzaucher改良法
(熱伝導度法)に準拠して測定したものであり、
この測定法の詳細は、例えばMikrochimica
Acta,1968,811,Robert Clumoに開示されて
いる。酸素含有率が3.0重量%以上である含酸素
ワツクスは、少量の乳化剤で良好に乳化できるた
め、乳化剤に起因する乾燥性、耐水性、耐候性の
低下を防ぐことができる。また含酸素ワツクスの
好適な融点の範囲は50〜85℃であり、前記範囲よ
り融点の低いワツクスを使うと高温下で被膜の垂
れ流れが起こり、融点の高いワツクスを使うと温
水での除去が困難になる。 本発明における(a)成分として好適な含酸素ワツ
クスとしては、天然ワツクスであるカルナウバ、
モンタン、米ぬかワツクス、密ろう及び木ろう、
さらに合成ワツクスである酸化マイクロ、酸化パ
ラフイン、及びこれらの種々な反応による二次変
性品、並びに炭化水素ワツクスと無水マレイン酸
との付加反応によつて得られるマレイン化ワツク
スなどを挙げることができる。 本発明における含酸素ワツクスとして好ましい
ものは、融点50〜85℃の範囲の炭化水素ワツクス
100重量部に対して、不飽和多価カルボン酸又は
その無水物3〜25重量部を反応させることにより
得られる含酸素ワツクスであり、その製造法の詳
細については、例えば本願発明者らが既に出願し
ている特開昭49−96094号に開示されている。 本発明における含酸素ワツクスとしてさらに好
ましいものは、融点50〜85℃の範囲の石油留分ワ
ツクス10〜80重量部と、融点36〜120℃、数平均
分子量310〜1000で炭素数1000個当りの二重結合
数5〜50個の範囲のポリオレフイン系ワツクス90
〜20重量部とを混合し、この混合物100重量部に
対して、遊離基生成条件下で、不飽和多価カルボ
ン酸、又はその無水物3〜25重量部を反応させる
ことにより得られる含酸素ワツクスであり、その
製造法の詳細については、例えば本願発明者らが
既に出願している特開昭54−81306号に開示され
ている。 本発明における限定された(a)含酸素ワツクス
は、乳化性に優れているため、他の石油留分ワツ
クスなどに比べ、水性組成物とする際の乳化剤の
量を減少させることができる。したがつて、耐水
性、乾燥性、耐候性などを低下させることがな
い。また比較的低融点であり、粘着性を示さない
ため、温水クリーナーなどによる除去も容易であ
る。すなわち、石油留分ワツクス、具体的にはパ
ラフインワツクス、マイクロクリスタリンワツク
スなどは、乳化性が十分でなく、溶剤型の組成物
には問題なく使用できるが、公害問題、安全性な
どから水性組成物に使用する場合には、多量の乳
化剤が必要となり、耐水性、乾燥性、耐候性など
が低下するほか、経済的にも好ましくない。さら
に、これらの石油留分ワツクスは粘着性を有する
ため、除去性が不良であり、自動車の塗膜の変
色、光沢低下を来すこともある。 また、本発明でいう(b)成分は数平均分子量300
〜3000、好ましくは700〜1500を有するポリブテ
ンである。ポリブテンとして数平均分子量が300
に達しないものは低粘度の液体であるため、形成
される被膜の強度が弱くなり、防水性が低下する
ため好ましくない。また数平均分子量が3000を越
えるものは粘度が極めて高く、ワツクスに配合、
乳化する際の作業性が悪くなるので好ましくな
い。 なお本発明でいう(b)ポリブテンは、ブテン−
1、ブテン−2、イソブチレンおよび不活性成分
としてのブタン類などの混合物を原料として、従
来公知の方法で製造される。すなわちたとえばナ
フサ分解によりエチレン、プロピレン等を製造す
る際に副生するB−B留分(ブタン−ブテン留
分)を原料とし、塩化アルミニウム、塩化マグネ
シウム、フツ化ホウ素、四塩化チタンなどのフリ
ーデル・クラフツ触媒、またはそれらの錯化合物
などを触媒とし、助触媒として有機ハロゲン化物
や塩酸を用いるか、または特に用いないで、反応
温度約−30゜〜30℃で重合させる方法が代表的な
製造法である。溶剤はB−B留分使用の場合、ブ
タンおよび未反応オレフインが溶剤として作用す
るため特に使用しないのが一般である。こうして
得られたポリブテンは通常、沈降槽で触媒を分離
し、さらにアルカリ洗浄、水洗浄する方法、硝
酸、硫酸、シユウ酸などのナトリウム塩やアンモ
ニウム塩水溶液で洗浄する方法や、ボーキサイ
ト、活性白土などの吸着剤を用いる方法などの諸
方法を単独で、または併用して残存する微量触媒
を完全に除去する。その後、フラツシユドラムで
未反応ガスを分離し、次いでストリツパーで軽質
ポリマーを分離し、さらに必要ならば精製槽で精
製される。このようなポリブテンの製造方法とし
ては現在、アモコ法とコスデン法がその代表的な
ものとして知られている。 さらに本発明においては、(b)成分として、上記
のポリブテンが含有する二重結合を既知の方法、
たとえばニツケルまたはニツケルモリブテン酸塩
触媒などを用いて水素添加した水添ポリブテンも
使用できる。 (b)成分の配合量は(a)含酸素ワツクス100重量部
に対して10〜60重量部、好ましくは20〜50重量部
である。(b)成分の配合量が前記範囲に達しない場
合は(b)成分配合の効果がなく、したがつて被膜の
耐水性、防水性が低下するので好ましくない。一
方(b)成分の配合量が前記範囲を越える場合は被膜
の温水除去性が悪くなるため好ましくない。 また本発明でいう(c)成分は25℃での粘度が50〜
50000cst、好ましくは100〜1000cstのシリコーン
オイルである。25℃での粘度が50cstに満たない
ものは形成される被膜の強度が低下するため好ま
しくなく、一方粘度が50000cstを越えるものは被
膜ふきとり後に塗膜に粘着性が出るため好ましく
ない。 なお本発明でいう(c)シリコーンオイルは通常シ
リコーン油として市販されているものであり、比
較的低重合度の直鎖状ジメチルポリシロキサンか
らなつている。製造法は一般的にはジメチルジク
ロロシランとトリメチルモノクロロシランの共加
水分解、重縮合やオクタメチルシクロテトラシロ
キサンとヘキサメチルジシロキサンの加熱、開環
重合による。 (c)成分の配合量は(a)含酸素ワツクス100重量部
に対して10〜200重量部、好ましくは30〜120重量
部である。(c)成分の配合量が前記範囲に達しない
場合は(c)成分の配合効果がなく、したがつて被膜
の保護性が悪くなるため好ましくない。一方(c)成
分の配合量が前記範囲を越える場合は被膜強度が
低下し、風雨による被膜の剥離が起こるため好ま
しくない。 一方、本発明でいう乳液粉末成分Bは以下の(d)
および(e)成分からなる。 本発明でいう(d)成分(ケイ素含有率が23重量%
以上である無機白色系微粉体)としては、シリ
カ、クレー、ケイソウ土、タルク、ケイ酸アルミ
ニウム、ケイ酸カルシウム及びゼオライト等の無
機物質の白色、灰色、クリーム色等の微粉末から
選ばれる一種又は二種以上の混合物を使用するこ
とができ、これらの中ではケイ素含有率が約34重
量%以上の、シリカ及びケイソウ土から選ばれる
一種又は二種の混合物が特に好ましい。(d)成分の
配合量は、乳液固形成分〔A〕の0.2〜4.0重量
倍、好ましくは0.6〜2.0重量倍である。(d)成分の
配合量が前記範囲に満たない場合には、温水除去
性が不良となり、一方、前記範囲を起える場合に
は、保護性が低下するため好ましくない。 (d)成分の無機白色系微粉末は、いずれもケイ素
を23重量%以上、すなわちシリカ(SiO2)を約
50重量%以上含有するもので、このシリカは耐水
性、耐熱性、耐候性及び耐薬品性に優れており、
酸性雨、鳥糞及び媒煙にも強い。さらに、このシ
リカを添加した組成物の被膜は、ソフトで平滑な
白色被膜として形成され、剥離性及び温水除去性
も良好である。 本発明でいう(e)成分(実質的にケイ素を含有し
ない有機若しくは無機の固体微粉末)としては、
酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、硫
酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸亜鉛、ポリエチレン、ポリスチレン及びポリ
フツ化エチレンのうち一種又は二種以上の混合物
を使用することができ、これらの中では、酸化チ
タン、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ポリエ
チレンのうち一種又は二種以上の混合物が特に好
ましい。 (e)成分の配合量は、乳液固形成分〔A〕の0.2
〜4.0重量倍、好ましくは1.5〜3.0重量倍である。 (d)成分と(e)成分との配合比率は重量比で90:10
〜10:90、好ましくは90:10〜30:70であり、(d)
成分が多すぎると保護性は良いが、温水除去性が
不良となり、また(e)成分が多すぎると、温水除去
性は良いが、保護性が不良となり、好ましくな
い。両者の性能のバランスが最も良い比率は60:
40〜30:70である。 固体粉末、ワツクス型の組成物は公知である
が、従来は主に固体粉末−ワツクス溶剤分散型が
広く使われている。これを固体粉末・ワツクス・
水分散型に変えると、従来から公知のどの固体粉
末でも使えるわけではなく、本発明者等が鋭意検
討した結果、この組成物の温水除去性を著しく改
良するものは本発明でいう(d)成分、とりわけシリ
カ及び/又はケイソウ土が好ましく、(e)成分の酸
化チタン、炭酸カルシウム又はポリフツ化エチレ
ンは、むしろ温水除去性を不良にする成分である
ことを見い出した。一方、(d)成分・ワツクス・水
分散型では、耐候性の被膜除去塗面の状態が不良
であり、(d)成分及び(e)成分の限定された量を併用
することにより、初めて優れた塗膜保護用水性組
成物が得られることが明らかとなつた。 本発明でいう〔C〕成分(乳化剤)は、幅広く
一般的なものから選ぶことができ、ノニオン系、
カチオン系及びアニオン系のいずれも使用可能で
ある。これらの中では、カチオン系が、(a)含酸素
ワツクスのもつ酸性基をイオン化し、活性にする
という点で特に有効であり、例えばモルフオリン
が好ましい。ノニオン系の場合は、(a)含酸素ワツ
クスのHLBを12−18として選ぶことができ、具
体的には花王アトラス社製スパン60,80、ツイン
60,80あるいはエマルゲン420(以上、商品名)が
例示できる。さらにカチオン系のほかに、カチオ
ン系の当量より少ないアニオン系、例えばオレイ
ン酸を添加すると一層効果は大きくなる。 乳化剤の添加量は、乳液固形成分〔A〕の0.07
重量倍未満、好ましくは0.005〜0.05重量倍であ
る。 以上、本発明組成物を構成する各々の成分につ
き詳述したが、本発明組成物は、〔A〕〜〔C〕
の各成分を必須成分として組合わせ、水中に乳化
分散させて製造される。乳化分散は公知の方法が
使用できるが、水100重量部に対し、〔A〕〜
〔C〕成分の合計量を5〜100重量部の範囲で用い
るのが好適である。 本発明組成物は、前記必須構成成分に加え、そ
の優れた塗膜保護性能を害さない範囲で、石油留
分ワツクス、具体的にはパラフインワツクス、マ
イクロクリスタリンワツクスあるいは未精製パラ
フインワツクス、例えばスラツクワツクス、スケ
ールワツクスなどを(a)含酸素ワツクスに対して50
重量%以下用いることもでき、また、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、ワツクス分散剤などを必要に
応じて加えてもよい。 (実施例) 次に本発明の内容を実施例により、具体的に説
明する。 実施例 1 (i) 含酸素ワツクスの合成 石油留分ワツクスとポリオレフイン系ワツクス
とを等量混合して合成原料とした。石油留分ワツ
クスとしては通常の分離精製工程を経た155〓マ
イクロワツクス(融点70℃)、ポリオレフイン系
ワツクスとしてはエチレンの低重合体で融点39
℃、針入度80以上、平均分子量320、炭素原子
1000個当りの二重結合数42個、そのうちビニル型
88%、ビニリデン型11%、内部ビニレン型1%で
ある白色ワツクス状物質を用いた。 等量混合原料100重量部に無水マレイン酸12重
量部を加えて165℃に加熱撹拌しながら、ジター
シヤリーブチルパーオキシド1重量部をキシレン
5重量部に溶かした溶液を添加した。さらに30分
撹拌を続けた後、減圧下で揮発性物質を除去し、
加圧で濾過して淡黄色の含酸素ワツクスを得た。
この含酸素ワツクスは融点73℃、針入度26、酸
価、ケン化価ともに85、酸素含有率6.0重量%で
あつた。 (ii) 乳液固形成分の乳化 (i)により合成された含酸素ワツクス15.0gを
100℃に加熱撹拌し、次いで数平均分子量1260の
ポリブテン6.0g、粘度350cst(@25℃)のシリコ
ーンオイル9.0gおよび乳化剤としてオレイン酸
0.6g、モルホリン0.6g加えた。この混合物を激
しく撹拌しながら、95℃の水70.0mlをゆつくりと
加え、白色均一の乳液を得た。この乳液をマント
ンゴーリン社のホモジナイザーに300Kg/cm2の圧
力で通し、良好な白色ワツクス乳液を得た。 (iii) 塗膜保護用水性組成物の製造 前記(ii)のワツクス乳液40gに予め水中に予備分
散した酸化チタン(タイペークR−780、石原産
業(株)製):炭酸カルシウム(白艷華pz、白石カル
シウム):けいそう土(セライト505、ジヨンズ・
マンビルインターナシヨナル)(ケイ素含有率87
重量%)=1:1:3の重量比の40%ペースト130
gを加えて撹拌し、水性組成物を得た。この組成
物の粘度は800センチポイズ(25℃)比重約1.2で
あり室温放置2週間後沈降物、粘度変化も認めら
れなかつた。 この本発明の塗膜保護用水性組成物について以
下に示す性能評価を行い、その結果を表1に示し
た。 〔性能評価法〕 以下に示す(1)〜(4)の試験に使用した試験片は次
の方法により作成した。 150mm×70mm(1mm厚)の軟鋼板に黒色アミノ
アルキツド樹脂を焼付けた塗装板を試験片とし
て、乳液をノズルから噴射塗布し、室温で24時間
放置して乾燥した。重量から換算してワツクス被
膜の厚さは平均15μであつた。 (試験) (1) 保護被膜の外観 (2) 耐熱性試験 恒温器内に試験片を垂直に立て、80℃、96時間
静置。ワツクス被膜の垂れ流れ、ひび割れその他
の変化を観察し、さらにワツクス被膜を温水−流
しの洗剤で洗い流してガーゼで拭きとり、アルキ
ツド塗装面のつやびけ、ふくれその他の変化を観
察した。結果表示は、何らの変化もない〇、僅か
に変化が認められるΔ、何らかの変化がある×、
の三段階による。 (3) 促進耐候性試験 〔塗膜試験〕 試料片を東洋理化工業(株)製のサンシヤインウエ
ザーメーターに入れ、63℃で2時間ごとに18分間
冷水を降らせながら250時間試験し、ワツクス被
膜除去後の塗装面(塗膜)のしみ、斑点、つやび
け、その他の変化を観察した。結果表示は、まつ
たく変化なし、◎、ごくわずかに変化が認められ
る〇、若干の変化が認められるΔ、かなりの変化
が認められる×、の四段階による。 〔除去性試験〕 試料片に孔径約3mmのノズルを通して、1Kg/
cm2G水蒸気を約50mm離した位置から10秒間吹きつ
け、ワツクス被膜が除去された円形の痕跡の直径
を測定した。結果は、除去された痕跡の直径20mm
以上を◎、直径15〜20mmを〇、8mm〜15mmをΔ、
8mm未満を×とした。 (4) 保護性試験 〔鉄粉展着試験〕 試料片に鉄粉を充分ふりかけて、80℃、5時
間、恒温槽で乾燥後、室温で1時間放置し、次い
でJISZ2371に規定する塩水噴霧試験に24時間保
持した後、24時間放置し、鉄粉と被膜を温水−洗
剤で洗い流して、除去塗面に錆の発生、鉄粉によ
る傷を調べる。結果の評価は、〇塗膜錆発生な
し、×錆発生あり、とした。 〔耐硫酸性試験〕 試料片に6%硫酸を0.1mlスポツト状に被膜に
滴下して、室温24時間放置し、試験後、被膜を温
水−洗剤で洗い落し、風乾して、その斑痕の変色
浸食状況を調べる。結果の評価は、〇斑痕変色な
し、Δ若干斑痕変色あり、×鮮明に斑痕変色あり、
とした。 (5) 屋外耐候性試験 〔被膜試験〕 自動車のドアー(黒)にイワタエアースプレー
ガンW61型を使用して乳液を塗布し、沖縄におい
て夏季3ケ月間暴露した後、ワツクス被膜の状態
の変化を観察した。結果表示は、まつたく変化な
し◎、ごくわずかの変化が認められる〇、若干の
変化が認められるΔ、かなりの変化が認められる
×、の四段階による。 〔塗膜試験〕 上記のワツクス被膜を温水洗車機で除去し、除
去後の塗装面(塗膜)のしみ、斑点、つやびけ、
その他の変化を観察した。結果の評価は(3)の〔塗
膜試験〕に準じて行つた。 〔塗去性試験〕 〔被膜試験〕と同様の方法により乳液を自動車
のドアーに塗布し、沖縄において夏季3ケ月間暴
露した後、ワツクス被膜を温水洗車機(水温;約
50℃、水圧;80Kg/cm2)で除去し、その除去状態
を観察した。結果表示は、簡単に除去できる◎、
ほぼ除去できる〇、やや除去しにくいΔ、除去で
きない×、の四段階による。 (6) 乾燥性試験 乳液をガラススプレーノズルで前記塗装板に塗
布し、すぐに直径10cm長さ20cmのかまぼこ型乾燥
箱に入れ、ドライヤーで送風し、乾燥させた後、
流しの水道管に配置したシヤワーを5分間かけ、
被膜のふくれ、剥がれのなくなつた時これを乾燥
時間とする(室温、風速約4m/sec)。結果の評
価は、〇3分以内で乾燥するもの、×3分以上で
乾燥するもの、とした。 実施例 2〜5 実施例1と同じ成分を使用し、表1に示す組成
比率で実施例1と同様の方法により本発明にかか
る塗膜保護用水性組成物を製造した。実施例1と
同様の性能評価を行い、その結果を表1に示し
た。 なお実施例5は乳化剤としてモルホリンの代わ
りにトリエタノールアミンを使用した。 実施例 6 含酸素ワツクスとして酸素含有率3.6重量%、
融点61℃の密ろうを使用し、その他は実施例1と
同じ成分を用いて表1に示す組成比率で同様の方
法により本発明にかかる塗膜用水性組成物を製造
した。実施例1と同様の性能評価を行い、その結
果を表1に示した。 比較例 1〜5 比較のため、表1に示す組成比率により、ポリ
ブテンおよびシリコンオイルを配合しない場合
(比較例1)、ポリブテンを使用しない場合(比較
例2〜4)ならびにシリコーンオイルを使用しな
い場合(比較例5)についても実施例1と同様の
方法により水性組成物を製造した。これらの組成
物に対して実施例1と同様の性能評価を行い、結
果を表1に併記した。
【表】
表1の性能評価の結果から明らかなとおり、本
発明にかかる実施例1〜6の組成物は、保護膜の
強度、除去性、除去後の塗膜の性状、乾燥性など
いずれの性能評価においても苛酷な条件下でも優
れた性能を示している。 それに対して(b),(c)成分を用いない比較例1の
組成物では厳しい環境下における(5)屋外耐候試験
の被覆性状および除去性が悪い。また(b)成分を用
いない比較例2〜4の組成物では比較例1に比べ
て(5)屋外耐候試験の除去性は改良されるが、逆に
(3)促進耐候性試験や(4)保護性試験の結果が悪くな
つており、不十分なものである。一方(c)成分を用
いない比較例5の組成物はほとんどの試験項目が
不良であり、実用不可能なものである。 (発明の効果) 本発明の塗膜保護用水性組成物は、 (1) 溶剤を用いない水性型のため、公害、火災の
心配がなくなり、また資源の浪費を防ぐことに
もなり経済的である。 (2) 厳しい環境下においても耐候性に優れてい
る。 (3) 耐水性、耐熱性および乾燥性に優れている。 (4) 塗膜保護性に優れている。 (5) 充分な剥離性が付与され、温水クリーナーで
容易に除去できる。 という特徴を有し、自動車などの塗装保護の目的
に最適なものである。
発明にかかる実施例1〜6の組成物は、保護膜の
強度、除去性、除去後の塗膜の性状、乾燥性など
いずれの性能評価においても苛酷な条件下でも優
れた性能を示している。 それに対して(b),(c)成分を用いない比較例1の
組成物では厳しい環境下における(5)屋外耐候試験
の被覆性状および除去性が悪い。また(b)成分を用
いない比較例2〜4の組成物では比較例1に比べ
て(5)屋外耐候試験の除去性は改良されるが、逆に
(3)促進耐候性試験や(4)保護性試験の結果が悪くな
つており、不十分なものである。一方(c)成分を用
いない比較例5の組成物はほとんどの試験項目が
不良であり、実用不可能なものである。 (発明の効果) 本発明の塗膜保護用水性組成物は、 (1) 溶剤を用いない水性型のため、公害、火災の
心配がなくなり、また資源の浪費を防ぐことに
もなり経済的である。 (2) 厳しい環境下においても耐候性に優れてい
る。 (3) 耐水性、耐熱性および乾燥性に優れている。 (4) 塗膜保護性に優れている。 (5) 充分な剥離性が付与され、温水クリーナーで
容易に除去できる。 という特徴を有し、自動車などの塗装保護の目的
に最適なものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 A 下記(a)〜(c)からなる乳液固形成分 (a) 酸素含有率3.0重量%以上、融点50〜80℃を
有する含酸素ワツクス、100重量部、 (b) 数平均分子量300〜3000のポリブテン、10〜
60重量部、 (c) 25℃での粘度が50〜5000cstのシリコーンオ
イル、10〜200重量部、 B 下記(d)〜(e)からなる乳液粉末成分 (d) ケイ素含有率が23重量%以上である無機白色
系微粉末、乳液固形成分Aの0.2〜4.0重量倍、 (e) 実質的にケイ素を含有しない無機もしくは有
機の白色微粉末、乳液固形成分Aの0.2〜4.0重
量倍、 および C 乳化剤成分 乳液固形成分Aの0.07重量倍未満 を必須成分として水中に乳化分散したことを特徴
とする塗膜保護用水性組成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59177196A JPS6155159A (ja) | 1984-08-25 | 1984-08-25 | 塗膜保護用水性組成物 |
| US06/766,345 US4594109A (en) | 1984-08-25 | 1985-08-16 | Aqueous composition for the protection of paint surfaces |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59177196A JPS6155159A (ja) | 1984-08-25 | 1984-08-25 | 塗膜保護用水性組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6155159A JPS6155159A (ja) | 1986-03-19 |
| JPH045073B2 true JPH045073B2 (ja) | 1992-01-30 |
Family
ID=16026855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59177196A Granted JPS6155159A (ja) | 1984-08-25 | 1984-08-25 | 塗膜保護用水性組成物 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4594109A (ja) |
| JP (1) | JPS6155159A (ja) |
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-
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- 1984-08-25 JP JP59177196A patent/JPS6155159A/ja active Granted
-
1985
- 1985-08-16 US US06/766,345 patent/US4594109A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4594109A (en) | 1986-06-10 |
| JPS6155159A (ja) | 1986-03-19 |
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