JPH06306745A - 多軸織機の緯糸ミス処理方法及び装置 - Google Patents
多軸織機の緯糸ミス処理方法及び装置Info
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- JPH06306745A JPH06306745A JP11779093A JP11779093A JPH06306745A JP H06306745 A JPH06306745 A JP H06306745A JP 11779093 A JP11779093 A JP 11779093A JP 11779093 A JP11779093 A JP 11779093A JP H06306745 A JPH06306745 A JP H06306745A
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- heddle
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多軸織機において、製織速度を上げたときに
も緯糸ミス時の緯入れを自動的に行える緯糸ミス処理方
法及び装置を得る。 【構成】 緯入れミスを処理するようにした織機におい
て、エンコーダ(作動位置検出手段)48によって緯入
れミスにより停止した機台の作動ポジションを検出し、
その停止位置が緯入れ機構7を単独運転可能な正常停止
範囲を外れた逆転可能範囲であるとき、機台全体を自動
的に逆転させて正常停止範囲に戻し、その後緯入れ機構
7を他の機構11と切離して単独運転してミス前の位置
に緯入れを行う。
も緯糸ミス時の緯入れを自動的に行える緯糸ミス処理方
法及び装置を得る。 【構成】 緯入れミスを処理するようにした織機におい
て、エンコーダ(作動位置検出手段)48によって緯入
れミスにより停止した機台の作動ポジションを検出し、
その停止位置が緯入れ機構7を単独運転可能な正常停止
範囲を外れた逆転可能範囲であるとき、機台全体を自動
的に逆転させて正常停止範囲に戻し、その後緯入れ機構
7を他の機構11と切離して単独運転してミス前の位置
に緯入れを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多軸織物を製織する織
機の緯糸ミス処理時における機台の運転方法及び装置に
関する。
機の緯糸ミス処理時における機台の運転方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば三軸織物を製織する織機では実
質的に対向するヘドル列のヘドルに案内された経糸を交
叉して形成されるひ口にレピアによって緯糸を入れ、緯
糸を打込手段で打込みつつ経糸を開口し、ヘドルを緯糸
方向へ1ピッチ移動させ、かつ、ヘドル列端部に達した
ヘドルを向い合うヘドル列へ回動するようになってお
り、その緯入れミスの処理を自動で行うために、レピア
による緯入れ時に緯入れミスがあると、これを緯糸セン
サにより検出し、その緯入ミス検出信号で機台を停止さ
せ、次いで緯入れ機構のみを単独自動運転して、緯入れ
ミスのあった個所へ緯入れするようにしたものがある
(実願平3−110749号)。
質的に対向するヘドル列のヘドルに案内された経糸を交
叉して形成されるひ口にレピアによって緯糸を入れ、緯
糸を打込手段で打込みつつ経糸を開口し、ヘドルを緯糸
方向へ1ピッチ移動させ、かつ、ヘドル列端部に達した
ヘドルを向い合うヘドル列へ回動するようになってお
り、その緯入れミスの処理を自動で行うために、レピア
による緯入れ時に緯入れミスがあると、これを緯糸セン
サにより検出し、その緯入ミス検出信号で機台を停止さ
せ、次いで緯入れ機構のみを単独自動運転して、緯入れ
ミスのあった個所へ緯入れするようにしたものがある
(実願平3−110749号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記緯入ミス検出信号
は、レピアによる緯糸の受渡時期、即ち、織布の織幅中
央まで緯糸が供給レピアで進入して、受取レピアに受渡
されるタイミングに合せて出力され(この時期に出力さ
れるのは、緯糸切れがレピア受渡時に多いという理由に
よるのであるが)、従って製織速度が遅い(80r.p.m
以下)従来の多軸織機においては、この緯入ミス検出信
号で機台を停止させれば機台の作動位置としては未だ経
糸がひ口を形成したままの状態で停止するので、作業者
は、そのまま緯入れ機構のみを単独運転させれば、緯入
れミスのあった個所へ緯糸が自動的に緯入れされ、緯入
れミスが回復される。
は、レピアによる緯糸の受渡時期、即ち、織布の織幅中
央まで緯糸が供給レピアで進入して、受取レピアに受渡
されるタイミングに合せて出力され(この時期に出力さ
れるのは、緯糸切れがレピア受渡時に多いという理由に
よるのであるが)、従って製織速度が遅い(80r.p.m
以下)従来の多軸織機においては、この緯入ミス検出信
号で機台を停止させれば機台の作動位置としては未だ経
糸がひ口を形成したままの状態で停止するので、作業者
は、そのまま緯入れ機構のみを単独運転させれば、緯入
れミスのあった個所へ緯糸が自動的に緯入れされ、緯入
れミスが回復される。
【0004】しかし、製織速度を上げて織布生産能力を
上げようとすると、前記タイミングで出力される緯入れ
ミス検出信号で機台を停止させようとしても、慣性及び
その他の理由により、機台は、経糸がひ口を形成してい
ない作動位置まで動作してからしか停止せず、そのまま
緯入れ機構のみを単独運転させても、レピアがひ口を形
成していない状態の経糸と干渉し、これを切断してしま
う不都合が生じてきた。
上げようとすると、前記タイミングで出力される緯入れ
ミス検出信号で機台を停止させようとしても、慣性及び
その他の理由により、機台は、経糸がひ口を形成してい
ない作動位置まで動作してからしか停止せず、そのまま
緯入れ機構のみを単独運転させても、レピアがひ口を形
成していない状態の経糸と干渉し、これを切断してしま
う不都合が生じてきた。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明の方法は実質的に対向するヘドル列のヘドル
に案内された経糸を交叉して形成されるひ口にレピアに
よって緯糸を入れ、緯糸を打込手段で打込みつつ経糸を
開口し、ヘドルを緯糸方向へ1ピッチ移動させ、かつ、
ヘドル列端部に達したヘドルを向い合うヘドル列へ回動
するようにして多軸織物を製織する織機であって、緯入
ミスを検出して機台を停止させた後に、緯入れ機構のみ
を、他の機構と独立して自動運転して緯入ミスを処理す
るようにした織機において、作動位置検出手段によって
緯入ミスにより停止した機台の作動ポジションを検出
し、その停止位置が緯入れ機構を単独運転可能な正常停
止範囲を外れた逆転可能範囲であるとき機台全体を自動
的に逆転させて正常停止範囲へ戻し、その後緯入れ機構
を他の機構と切り離して単独運転して緯入れを行うこと
を特徴としている。又、本発明の装置は実質的に対向す
るヘドル列のヘドルに案内された経糸を交叉して形成さ
れるひ口にレピアによって緯糸を入れ、緯糸を打込手段
で打込みつつ経糸を開口し、ヘドルを緯糸方向へ1ピッ
チ移動させ、かつ、ヘドル列端部に達したヘドルを向い
合うヘドル列へ回動するようにして多軸織物を製織する
織機であって、緯入ミスを検出して機台を停止させた後
に、緯入れ機構のみを、他の機構と独立して自動運転し
て緯入ミスを処理するようにした織機において、機台の
作動ポジションを検出する作動位置検出手段と、作動位
置検出手段による機台の停止位置が、緯入れ機構を単独
運転可能な正常停止範囲であるかを判別する第1判別手
段と、機台停止位置が正常停止範囲を外れた逆転可能範
囲であるかを判別する第2判別手段と、第2判別手段の
判別結果に基づき、機台全体を逆転させる逆転指令手段
と、第1の判別手段による判別結果に基づき緯入れ機構
を単独運転させる単独運転指令手段とを備えたことを特
徴とする。
めに本発明の方法は実質的に対向するヘドル列のヘドル
に案内された経糸を交叉して形成されるひ口にレピアに
よって緯糸を入れ、緯糸を打込手段で打込みつつ経糸を
開口し、ヘドルを緯糸方向へ1ピッチ移動させ、かつ、
ヘドル列端部に達したヘドルを向い合うヘドル列へ回動
するようにして多軸織物を製織する織機であって、緯入
ミスを検出して機台を停止させた後に、緯入れ機構のみ
を、他の機構と独立して自動運転して緯入ミスを処理す
るようにした織機において、作動位置検出手段によって
緯入ミスにより停止した機台の作動ポジションを検出
し、その停止位置が緯入れ機構を単独運転可能な正常停
止範囲を外れた逆転可能範囲であるとき機台全体を自動
的に逆転させて正常停止範囲へ戻し、その後緯入れ機構
を他の機構と切り離して単独運転して緯入れを行うこと
を特徴としている。又、本発明の装置は実質的に対向す
るヘドル列のヘドルに案内された経糸を交叉して形成さ
れるひ口にレピアによって緯糸を入れ、緯糸を打込手段
で打込みつつ経糸を開口し、ヘドルを緯糸方向へ1ピッ
チ移動させ、かつ、ヘドル列端部に達したヘドルを向い
合うヘドル列へ回動するようにして多軸織物を製織する
織機であって、緯入ミスを検出して機台を停止させた後
に、緯入れ機構のみを、他の機構と独立して自動運転し
て緯入ミスを処理するようにした織機において、機台の
作動ポジションを検出する作動位置検出手段と、作動位
置検出手段による機台の停止位置が、緯入れ機構を単独
運転可能な正常停止範囲であるかを判別する第1判別手
段と、機台停止位置が正常停止範囲を外れた逆転可能範
囲であるかを判別する第2判別手段と、第2判別手段の
判別結果に基づき、機台全体を逆転させる逆転指令手段
と、第1の判別手段による判別結果に基づき緯入れ機構
を単独運転させる単独運転指令手段とを備えたことを特
徴とする。
【0006】
【作用】緯入ミスにより停止した機台の作動ポジション
を作動位置検出手段で検出し、その停止位置が緯入れ機
構を単独運転可能な正常運転停止範囲を外れてはいるが
機台を逆転できる逆転可能範囲であるとき、機台全体を
自動的に逆転させて正常停止範囲へ戻す。その後、緯入
れ機構を他の機構と切離して単独運転を行って緯入れを
行う。このように停止位置が正常停止範囲を外れても逆
転可能な範囲にあるときには機台を正常停止範囲に自動
的に戻すので、緯入れミスのあった位置への緯糸の挿通
が製織速度が上がった場合にも自動的に行える。
を作動位置検出手段で検出し、その停止位置が緯入れ機
構を単独運転可能な正常運転停止範囲を外れてはいるが
機台を逆転できる逆転可能範囲であるとき、機台全体を
自動的に逆転させて正常停止範囲へ戻す。その後、緯入
れ機構を他の機構と切離して単独運転を行って緯入れを
行う。このように停止位置が正常停止範囲を外れても逆
転可能な範囲にあるときには機台を正常停止範囲に自動
的に戻すので、緯入れミスのあった位置への緯糸の挿通
が製織速度が上がった場合にも自動的に行える。
【0007】
【実施例】図1〜3において本願の多軸織機を説明す
る。この多軸織機では実願平3−110749号に記載
されているように織前FLの前後上方にヘドル列U1,
U2が実質的に相対向して配置され、各ヘドル列U1,U
2は各ヘドル列U1,U2を構成する多数のヘドル1が互
いに対向するヘドル列U1,U2のヘドル1間に入り込む
ようにヘドル1間のピッチの1/2ずつずれている。各
ヘドル列U1,U2のヘドル1には、各列ごとにヘドル1
を前後進させる開口カム機構3が接続してある。各ヘド
ル1にはヘドル1上方にある多数の経糸送り出しビーム
(図示省略)から送り出される経糸a,bが途中でヘド
ル1までの長さを均一にする周知のコンペンセータカム
を介して供給され、前記カム機構3によってヘドル列U
1,U2を前後進させて経糸a,bに開口、閉口運動を行
うようにしてある。
る。この多軸織機では実願平3−110749号に記載
されているように織前FLの前後上方にヘドル列U1,
U2が実質的に相対向して配置され、各ヘドル列U1,U
2は各ヘドル列U1,U2を構成する多数のヘドル1が互
いに対向するヘドル列U1,U2のヘドル1間に入り込む
ようにヘドル1間のピッチの1/2ずつずれている。各
ヘドル列U1,U2のヘドル1には、各列ごとにヘドル1
を前後進させる開口カム機構3が接続してある。各ヘド
ル1にはヘドル1上方にある多数の経糸送り出しビーム
(図示省略)から送り出される経糸a,bが途中でヘド
ル1までの長さを均一にする周知のコンペンセータカム
を介して供給され、前記カム機構3によってヘドル列U
1,U2を前後進させて経糸a,bに開口、閉口運動を行
うようにしてある。
【0008】各ヘドル列U1,U2のヘドル1には各列ご
とにヘドル1を緯糸方向へ1ピッチ移動を繰り返すよう
に構成した横送りカム機構5が接続されている。更に織
前FLの直ぐ下流にはテンプル6が備えられ織布CHを
図示しない布巻取ロールへ送り出すようにしてある。ヘ
ドル列U1,U2の織幅方向両端にはヘドル列U1,U2の
端部へ到来したヘドル1を、対向するヘドル列U1,U2
へ旋回させるトランスファ装置2が設けられ、トランス
ファカム4により駆動されるようにしてある。
とにヘドル1を緯糸方向へ1ピッチ移動を繰り返すよう
に構成した横送りカム機構5が接続されている。更に織
前FLの直ぐ下流にはテンプル6が備えられ織布CHを
図示しない布巻取ロールへ送り出すようにしてある。ヘ
ドル列U1,U2の織幅方向両端にはヘドル列U1,U2の
端部へ到来したヘドル1を、対向するヘドル列U1,U2
へ旋回させるトランスファ装置2が設けられ、トランス
ファカム4により駆動されるようにしてある。
【0009】緯入れ機構7は緯糸供給装置42、レピア
装置40、緯糸解放装置17から成る。緯糸供給装置4
2は制御装置60からの指令により所定タイミングでソ
レノイド45が作動し、緯糸ボビン41から緯糸切れを
検知し糸切れ検出信号を制御装置60へ出力するセンサ
9を通って供給されかつ緯糸Yをレピア前方の通路に差
出すようにしてある。またレピア装置40は周知のよう
に把持レピア20と受取レピア15から成り、これらは
レピアカム16,21と揺動レバー8,8で駆動され、
2つのレピア15,20が織前FL上方で互いに近接離
反して緯糸供給装置42により差し出された緯糸Yの受
渡しをする。また受取レピア15の緯糸Yを解放する緯
糸解放装置17は解放カム18で駆動され反緯入れ側端
部で受取レピア15のグリッパ15aを緯糸解放装置1
7の押え片17aで押えて緯糸Yを解放するようにして
ある。
装置40、緯糸解放装置17から成る。緯糸供給装置4
2は制御装置60からの指令により所定タイミングでソ
レノイド45が作動し、緯糸ボビン41から緯糸切れを
検知し糸切れ検出信号を制御装置60へ出力するセンサ
9を通って供給されかつ緯糸Yをレピア前方の通路に差
出すようにしてある。またレピア装置40は周知のよう
に把持レピア20と受取レピア15から成り、これらは
レピアカム16,21と揺動レバー8,8で駆動され、
2つのレピア15,20が織前FL上方で互いに近接離
反して緯糸供給装置42により差し出された緯糸Yの受
渡しをする。また受取レピア15の緯糸Yを解放する緯
糸解放装置17は解放カム18で駆動され反緯入れ側端
部で受取レピア15のグリッパ15aを緯糸解放装置1
7の押え片17aで押えて緯糸Yを解放するようにして
ある。
【0010】打込手段30として織前FLの前後に対向
して一対のビータ31が設けてある(図3(a))。こ
れらのビータ31はビータカム装置32によって駆動さ
れ、織前FLをはさんだ一方のビータ31が緯糸Yを織
前FLに押し込んでその状態を保持し(図3(b))、
次に経糸a,bが交叉してひ口が作られ、このひ口に緯
入れが行われて他方側のビータ31が待機位置B1 から
経糸の押込み動作をするとき(図3(c))、織前FL
を押え込んでいた先のビータ31が後退して経糸a,b
より手前の待機位置B1 へ戻る動作を行うようになって
いる(図3(d))。経糸a,bがレピア15,20が
入っても干渉しない交叉したひ口を形成している動作タ
イミングは、図5のT1 で示され、他のタイミングでは
レピア15,20は経糸a,bと干渉する。また、ビー
タ31とレピア15,20とが干渉しない動作タイミン
グは図5のT2 に示され、他のタイミングではレピア1
5,20はビータ31と干渉する。尚、44は緯入後に
緯糸を切断するセルベージカッターで、カッター作動カ
ム26によって作動する。
して一対のビータ31が設けてある(図3(a))。こ
れらのビータ31はビータカム装置32によって駆動さ
れ、織前FLをはさんだ一方のビータ31が緯糸Yを織
前FLに押し込んでその状態を保持し(図3(b))、
次に経糸a,bが交叉してひ口が作られ、このひ口に緯
入れが行われて他方側のビータ31が待機位置B1 から
経糸の押込み動作をするとき(図3(c))、織前FL
を押え込んでいた先のビータ31が後退して経糸a,b
より手前の待機位置B1 へ戻る動作を行うようになって
いる(図3(d))。経糸a,bがレピア15,20が
入っても干渉しない交叉したひ口を形成している動作タ
イミングは、図5のT1 で示され、他のタイミングでは
レピア15,20は経糸a,bと干渉する。また、ビー
タ31とレピア15,20とが干渉しない動作タイミン
グは図5のT2 に示され、他のタイミングではレピア1
5,20はビータ31と干渉する。尚、44は緯入後に
緯糸を切断するセルベージカッターで、カッター作動カ
ム26によって作動する。
【0011】次に緯入れ機構7の駆動系10と、これを
除く、他の機構11の駆動系12について詳説する。緯
入れ機構7の駆動系10はモータ13からクラッチユニ
ット14を介して図1の右側では受取レピア15のカム
機構16と緯糸解放装置17の解放カム機構18に至
り、また左側では把持レピア20のカム機構21に至
る。また他の機構11を駆動する駆動系12はメインモ
ータ23からクラッチユニット24を介して左右のセル
ベージカッタ44の駆動カム26及び打込手段30の左
右のカム機構32並びに前記カム機構3及びトランスが
カム4に至る。緯入れ駆動系10と他の駆動系12と
は、通常運転時において、クラッチ体33を介して連結
されている。そしてこの実施例では緯入れミス時に機台
の停止位置が後述する逆転可能範囲Bに停止すればクラ
ッチユニット24を切り、クラッチ体33を接続した状
態でクラッチユニット14をつなぎ、補助モータ13を
逆転させて機台全体を逆転させ、正常停止範囲Aに戻し
た後、クラッチ体33を切離し、補助モータ13の正転
により緯入れ駆動系10のみを駆動させるようにしてあ
る。
除く、他の機構11の駆動系12について詳説する。緯
入れ機構7の駆動系10はモータ13からクラッチユニ
ット14を介して図1の右側では受取レピア15のカム
機構16と緯糸解放装置17の解放カム機構18に至
り、また左側では把持レピア20のカム機構21に至
る。また他の機構11を駆動する駆動系12はメインモ
ータ23からクラッチユニット24を介して左右のセル
ベージカッタ44の駆動カム26及び打込手段30の左
右のカム機構32並びに前記カム機構3及びトランスが
カム4に至る。緯入れ駆動系10と他の駆動系12と
は、通常運転時において、クラッチ体33を介して連結
されている。そしてこの実施例では緯入れミス時に機台
の停止位置が後述する逆転可能範囲Bに停止すればクラ
ッチユニット24を切り、クラッチ体33を接続した状
態でクラッチユニット14をつなぎ、補助モータ13を
逆転させて機台全体を逆転させ、正常停止範囲Aに戻し
た後、クラッチ体33を切離し、補助モータ13の正転
により緯入れ駆動系10のみを駆動させるようにしてあ
る。
【0012】クラッチ体33は例えばシングルポジショ
ンのツースクラッチ(円周方向の特定の一位置でしか、
噛合ないもの)が使用され、機台全体を逆転させた後、
補助モータ13で緯入れ機構7を駆動時にクラッチ体3
3を一時切って回転させ、クラッチ体33が再び元の位
置で緯入れ駆動系10と噛合うようにしたので、緯入れ
機構7と他の機構11との動作タイミング関係は常に一
定になるようにしてある。48は機台全体の作動ポジシ
ョンを検知する作動位置検出手段としてのエンコーダ
で、このエンコーダ48からの作動位置信号を制御装置
60に出力するようにしてある。
ンのツースクラッチ(円周方向の特定の一位置でしか、
噛合ないもの)が使用され、機台全体を逆転させた後、
補助モータ13で緯入れ機構7を駆動時にクラッチ体3
3を一時切って回転させ、クラッチ体33が再び元の位
置で緯入れ駆動系10と噛合うようにしたので、緯入れ
機構7と他の機構11との動作タイミング関係は常に一
定になるようにしてある。48は機台全体の作動ポジシ
ョンを検知する作動位置検出手段としてのエンコーダ
で、このエンコーダ48からの作動位置信号を制御装置
60に出力するようにしてある。
【0013】制御装置60は中央演算処理装置(CP
U)61と記憶装置62とから成り、キーボード63が
接続されている。記憶装置63には通常運転プログラム
の外、図4に示す緯糸切れした時の緯入れ機構7の単独
運転プログラムがメモリされる。また、この制御装置6
0は、前記センサ9から糸切れ信号が入力されると、エ
ンコーダ48から入力される機台の作動ポジションが図
5に示すようにレピアの動作1周期を360°としたと
きの220°〜240°の間で機台停止信号を出力する
ようにしてある。この作動ポジション220°〜240
°は、把持レピア20から受取レピア15に緯糸Yが受
渡されるタイミングである。
U)61と記憶装置62とから成り、キーボード63が
接続されている。記憶装置63には通常運転プログラム
の外、図4に示す緯糸切れした時の緯入れ機構7の単独
運転プログラムがメモリされる。また、この制御装置6
0は、前記センサ9から糸切れ信号が入力されると、エ
ンコーダ48から入力される機台の作動ポジションが図
5に示すようにレピアの動作1周期を360°としたと
きの220°〜240°の間で機台停止信号を出力する
ようにしてある。この作動ポジション220°〜240
°は、把持レピア20から受取レピア15に緯糸Yが受
渡されるタイミングである。
【0014】また、キーボード63からは、図5に示す
ように、正常停止範囲Aとして機台の作動ポジションの
240°〜300°間が設定入力され、また、300°
〜350°間が、織機全体を逆転させることのできる逆
転可能範囲Bとして設定入力され、これらの値は夫々記
憶装置62内に記憶されるようにしてある。織機全体を
逆転させるとき、織機の構造上、経糸a,bは経糸送り
出しビームへ巻き戻されないために経糸a,bは張力が
弛むので、前記逆転可能範囲Bは、この弛みが製織むら
とならないような量に設定されている。また、64は通
常運転スイッチ、65は単独運転スイッチである。
ように、正常停止範囲Aとして機台の作動ポジションの
240°〜300°間が設定入力され、また、300°
〜350°間が、織機全体を逆転させることのできる逆
転可能範囲Bとして設定入力され、これらの値は夫々記
憶装置62内に記憶されるようにしてある。織機全体を
逆転させるとき、織機の構造上、経糸a,bは経糸送り
出しビームへ巻き戻されないために経糸a,bは張力が
弛むので、前記逆転可能範囲Bは、この弛みが製織むら
とならないような量に設定されている。また、64は通
常運転スイッチ、65は単独運転スイッチである。
【0015】次に前記のように構成された装置の作用を
図4に従って説明する。緯入れミスの発生をセンサ9が
検知すると機台信号Xが出力され機台は停止する。この
時、織機の回転が80r.p.m 以下の場合には機台停止信
号Xで機台が停止したとき、正常停止範囲Aに停止し、
また、織機回転が80r.p.m より高速であると、正常停
止範囲Aを超えて、逆転可能範囲Bで停止する。
図4に従って説明する。緯入れミスの発生をセンサ9が
検知すると機台信号Xが出力され機台は停止する。この
時、織機の回転が80r.p.m 以下の場合には機台停止信
号Xで機台が停止したとき、正常停止範囲Aに停止し、
また、織機回転が80r.p.m より高速であると、正常停
止範囲Aを超えて、逆転可能範囲Bで停止する。
【0016】次に作業者が単独運転スイッチ65を押し
て(ステップP1)、停止時のエンコーダ48からの作
動ポジションデータ、即ち機台停止位置が第1判別手段
50として機能するステップP2において正常停止範囲
Aか、そうでないなら第2判別手段51として機能する
ステップ9において逆転可能範囲Bかを、予め記憶させ
た範囲A,Bと比較して判別させ、何れの場合も補助モ
ータ13のブレーキを解除し、運転可能状態にすると共
にクラッチ24を切ってクラッチユニット14をつなぐ
(ステップP3,ステップP10)。その状態において
機台停止位置が逆転可能範囲Bであれば逆転指令手段5
3としてのステップP11〜P13により補助モータ1
3へ逆回転指令が出力されて補助モータ13は逆転し、
機台全体を逆転させ停止位置を正常停止範囲Aに戻し補
助モータ13は停止する。
て(ステップP1)、停止時のエンコーダ48からの作
動ポジションデータ、即ち機台停止位置が第1判別手段
50として機能するステップP2において正常停止範囲
Aか、そうでないなら第2判別手段51として機能する
ステップ9において逆転可能範囲Bかを、予め記憶させ
た範囲A,Bと比較して判別させ、何れの場合も補助モ
ータ13のブレーキを解除し、運転可能状態にすると共
にクラッチ24を切ってクラッチユニット14をつなぐ
(ステップP3,ステップP10)。その状態において
機台停止位置が逆転可能範囲Bであれば逆転指令手段5
3としてのステップP11〜P13により補助モータ1
3へ逆回転指令が出力されて補助モータ13は逆転し、
機台全体を逆転させ停止位置を正常停止範囲Aに戻し補
助モータ13は停止する。
【0017】次に範囲A,Bの何れの範囲で止まった時
も、クラッチ体33が切断作動され、緯入れ機構7の駆
動系10と他の駆動系12との連結を分離し、補助モー
タ13を低速で正転させると共にソレノイド45を動作
させ単独運転指令手段52として機能するステップP4
〜P7により緯入れ機構7のみを駆動して、緯入ミス前
の状態で緯入れを行い、回転途中でクラッチ体33を接
続した後、補助モータ13を停止させ緯糸ミスの処理は
終了する。作業者は通常運転スイッチ64を作動させて
機台を通常運転にする。尚、停止位置が逆転可能範囲B
を外れた場合にはステップ9で判別されて機台の自動運
転を中止され作業者の手動による緯入れ作業が行われ
る。
も、クラッチ体33が切断作動され、緯入れ機構7の駆
動系10と他の駆動系12との連結を分離し、補助モー
タ13を低速で正転させると共にソレノイド45を動作
させ単独運転指令手段52として機能するステップP4
〜P7により緯入れ機構7のみを駆動して、緯入ミス前
の状態で緯入れを行い、回転途中でクラッチ体33を接
続した後、補助モータ13を停止させ緯糸ミスの処理は
終了する。作業者は通常運転スイッチ64を作動させて
機台を通常運転にする。尚、停止位置が逆転可能範囲B
を外れた場合にはステップ9で判別されて機台の自動運
転を中止され作業者の手動による緯入れ作業が行われ
る。
【0018】このように機台停止位置が従来より高速と
した製織速度によって正常停止範囲を外れた逆転可能範
囲に停止しても自動的に緯入れ機構のみを緯入ミス前の
正常停止位置に戻して緯入れを行うので、緯入ミスのあ
った位置への緯糸の挿通が製織速度が上がった場合にも
自動的に行い得る。
した製織速度によって正常停止範囲を外れた逆転可能範
囲に停止しても自動的に緯入れ機構のみを緯入ミス前の
正常停止位置に戻して緯入れを行うので、緯入ミスのあ
った位置への緯糸の挿通が製織速度が上がった場合にも
自動的に行い得る。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば緯入ミスによ
り停止した機台の作動ポジションを検出し、その停止位
置が正常停止位置を外れた逆転可能範囲であるとき、機
台全体を逆転させて正常停止範囲へ戻し、緯入れ機構の
みを単独運転して緯入れを行うようにしたので、製織速
度を従来より速くした場合にもひ口が開講状態の時に緯
入れができ、経糸と干渉することがなく、経糸の切断も
なく自動的に緯糸のミス処理を行うことができる。
り停止した機台の作動ポジションを検出し、その停止位
置が正常停止位置を外れた逆転可能範囲であるとき、機
台全体を逆転させて正常停止範囲へ戻し、緯入れ機構の
みを単独運転して緯入れを行うようにしたので、製織速
度を従来より速くした場合にもひ口が開講状態の時に緯
入れができ、経糸と干渉することがなく、経糸の切断も
なく自動的に緯糸のミス処理を行うことができる。
【図1】本願装置の全体図である。
【図2】ヘドルの説明図である。
【図3】ビータの動作説明図である。
【図4】本装置のフローチャート図である。
【図5】作動タイミング図である。
1 ヘドル、 7 緯入れ機構、 11 他の機構、1
5,20 レピア(受取レピア、把持レピア)、 30
打込手段、31 ビータ、 48 エンコーダ(作動
位置検出手段)、50 第1判別手段、 51 第2判
別手段、 52 単独運転指令手段、53 逆転指令手
段、 a,b 経糸、 Y 緯糸、 U1,U2 ヘドル
列
5,20 レピア(受取レピア、把持レピア)、 30
打込手段、31 ビータ、 48 エンコーダ(作動
位置検出手段)、50 第1判別手段、 51 第2判
別手段、 52 単独運転指令手段、53 逆転指令手
段、 a,b 経糸、 Y 緯糸、 U1,U2 ヘドル
列
Claims (2)
- 【請求項1】 実質的に対向するヘドル列のヘドルに案
内された経糸を交叉して形成されるひ口にレピアによっ
て緯糸を入れ、緯糸を打込手段で打込みつつ経糸を開口
し、ヘドルを緯糸方向へ1ピッチ移動させ、かつ、ヘド
ル列端部に達したヘドルを向い合うヘドル列へ回動する
ようにして多軸織物を製織する織機であって、緯入ミス
を検出して機台を停止させた後に、緯入れ機構のみを、
他の機構と独立して自動運転して緯入ミスを処理するよ
うにした織機において、作動位置検出手段によって緯入
ミスにより停止した機台の作動ポジションを検出し、そ
の停止位置が緯入れ機構を単独運転可能な正常停止範囲
を外れた逆転可能範囲であるとき機台全体を自動的に逆
転させて正常停止範囲へ戻し、その後緯入れ機構を他の
機構と切り離して単独運転して緯入れを行う多軸織機の
緯糸ミス処理方法。 - 【請求項2】 実質的に対向するヘドル列のヘドルに案
内された経糸を交叉して形成されるひ口にレピアによっ
て緯糸を入れ、緯糸を打込手段で打込みつつ経糸を開口
し、ヘドルを緯糸方向へ1ピッチ移動させ、かつ、ヘド
ル列端部に達したヘドルを向い合うヘドル列へ回動する
ようにして多軸織物を製織する織機であって、緯入ミス
を検出して機台を停止させた後に、緯入れ機構のみを、
他の機構と独立して自動運転して緯入ミスを処理するよ
うにした織機において、機台の作動ポジションを検出す
る作動位置検出手段と、作動位置検出手段による機台の
停止位置が、緯入れ機構を単独運転可能な正常停止範囲
であるかを判別する第1判別手段と、機台停止位置が正
常停止範囲を外れた逆転可能範囲であるかを判別する第
2判別手段と、第2判別手段の判別結果に基づき、機台
全体を逆転させる逆転指令手段と、第1判別手段による
判別結果に基づき緯入れ機構を単独運転させる単独運転
指令手段とを備えたことを特徴とする多軸織機の緯糸ミ
ス処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11779093A JPH06306745A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 多軸織機の緯糸ミス処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11779093A JPH06306745A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 多軸織機の緯糸ミス処理方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06306745A true JPH06306745A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14720369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11779093A Pending JPH06306745A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 多軸織機の緯糸ミス処理方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06306745A (ja) |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP11779093A patent/JPH06306745A/ja active Pending
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