JPH06307453A - 複層軸受ならびにその製造方法 - Google Patents
複層軸受ならびにその製造方法Info
- Publication number
- JPH06307453A JPH06307453A JP11915193A JP11915193A JPH06307453A JP H06307453 A JPH06307453 A JP H06307453A JP 11915193 A JP11915193 A JP 11915193A JP 11915193 A JP11915193 A JP 11915193A JP H06307453 A JPH06307453 A JP H06307453A
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- Japan
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- powder
- layer
- resin powder
- tetrafluoroethylene
- ptfe
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
[目的] 自動車用ミッションのシフトガイドやワイパ
−ヘッドア−ム等の如く、摺動や揺動廻動する部分等に
好適な複層軸受ならびにその製造方法の提供。 [構成] 鋼板等の裏金の上に被着形成された多孔質層
中に一部が含浸された状態で表面に被着形成される表面
樹脂層をPTFE粉末をその周囲にFEP粉末を付着さ
せた状態で含浸被着し、焼付ける。
−ヘッドア−ム等の如く、摺動や揺動廻動する部分等に
好適な複層軸受ならびにその製造方法の提供。 [構成] 鋼板等の裏金の上に被着形成された多孔質層
中に一部が含浸された状態で表面に被着形成される表面
樹脂層をPTFE粉末をその周囲にFEP粉末を付着さ
せた状態で含浸被着し、焼付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複層軸受ならびにその製
造方法に係り、詳しくは、自動車用ミッションのシフト
ガイドやワイパ−ヘッドア−ム等の如く、摺動や揺動運
動する部分の軸受材料として好適であって、表面の軸受
層が四フッ化エチレン樹脂(以下PTFEという)粉末
に四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂
(以下FEPという)粉末を配合したものから成って、
摩擦性、耐摩耗性等にすぐれる複層軸受ならびにその製
造方法に係る。
造方法に係り、詳しくは、自動車用ミッションのシフト
ガイドやワイパ−ヘッドア−ム等の如く、摺動や揺動運
動する部分の軸受材料として好適であって、表面の軸受
層が四フッ化エチレン樹脂(以下PTFEという)粉末
に四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂
(以下FEPという)粉末を配合したものから成って、
摩擦性、耐摩耗性等にすぐれる複層軸受ならびにその製
造方法に係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々の複層軸受が提案実施さ
れ、この複層軸受は一般に、鋼板等の裏金上に被着され
た多孔質金属焼結層(以下、多孔質層という)を被着形
成し、この多孔質層中に樹脂を固体潤滑剤等とともに含
浸しかつ被覆して表面に軸受層として表面樹脂層を設け
たものである。すなわち、例えば特公昭61−2884
6公報には、多孔質層に含浸すべき樹脂をPTFEのほ
かにFEPから構成し、この樹脂によって表面に軸受層
を構成した被覆軸受が記載されている。また、特公昭6
3−57645号公報には、PTFEとFEPとを共凝
析させて一体化した樹脂粉末を多孔質層に含浸した複層
軸受が記載されている。これら軸受層を形成する樹脂
は、低摩擦性を有するPTFEと耐摩耗性を有するFE
Pを混合し、低摩擦性と耐摩耗性を併せもつことを特徴
としている。しかし、これら従来例の軸受層を成す樹脂
の摩擦係数のレベルでは、最近の低フリクション化の要
求に対し、満足できないという問題があった。
れ、この複層軸受は一般に、鋼板等の裏金上に被着され
た多孔質金属焼結層(以下、多孔質層という)を被着形
成し、この多孔質層中に樹脂を固体潤滑剤等とともに含
浸しかつ被覆して表面に軸受層として表面樹脂層を設け
たものである。すなわち、例えば特公昭61−2884
6公報には、多孔質層に含浸すべき樹脂をPTFEのほ
かにFEPから構成し、この樹脂によって表面に軸受層
を構成した被覆軸受が記載されている。また、特公昭6
3−57645号公報には、PTFEとFEPとを共凝
析させて一体化した樹脂粉末を多孔質層に含浸した複層
軸受が記載されている。これら軸受層を形成する樹脂
は、低摩擦性を有するPTFEと耐摩耗性を有するFE
Pを混合し、低摩擦性と耐摩耗性を併せもつことを特徴
としている。しかし、これら従来例の軸受層を成す樹脂
の摩擦係数のレベルでは、最近の低フリクション化の要
求に対し、満足できないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
点の解決を目的とし、具体的には、鋼板等の裏金上に被
着形成された多孔質層中にPTFE粉末とFEP粉末を
含浸させて表面の軸受層を形成する複層軸受において、
PTFE粉末の周囲にFEP粉末を付着した状態で含浸
してPTFE粉末の低摩擦性を損なうことなく耐摩耗性
を向上させた複層軸受ならびにその製造方法を提案する
ことを目的とする。
点の解決を目的とし、具体的には、鋼板等の裏金上に被
着形成された多孔質層中にPTFE粉末とFEP粉末を
含浸させて表面の軸受層を形成する複層軸受において、
PTFE粉末の周囲にFEP粉末を付着した状態で含浸
してPTFE粉末の低摩擦性を損なうことなく耐摩耗性
を向上させた複層軸受ならびにその製造方法を提案する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は鋼板
等の裏金の上に多孔質層を被着形成し、この多孔質層上
に一部がこの多孔質層中に含浸される状態で表面樹脂層
を被着形成した複層軸受において、この表面樹脂層をP
TFE粉末の周囲に、FEP粉末を付着させた状態で、
一部が前記多孔質層中に含浸し、他部が前記多孔質層上
をおおって被着するよう構成して成ることを特徴とし、
また、鋼板等の裏金上に被着形成された多孔質層に対し
PTFE粉末とともにFEP粉末を含浸被覆し焼成して
複層軸受を製造する際に、PTFE粉末の少なくとも表
面に主成分として有機溶剤を含む溶液を湿潤させたのち
に、PTFE粉末の表面にFEP粉末を付着させ、その
後、この状態でPTFE粉末とともにFEP粉末を多孔
質層に対し含浸被覆後、焼成被着することを特徴とす
る。
等の裏金の上に多孔質層を被着形成し、この多孔質層上
に一部がこの多孔質層中に含浸される状態で表面樹脂層
を被着形成した複層軸受において、この表面樹脂層をP
TFE粉末の周囲に、FEP粉末を付着させた状態で、
一部が前記多孔質層中に含浸し、他部が前記多孔質層上
をおおって被着するよう構成して成ることを特徴とし、
また、鋼板等の裏金上に被着形成された多孔質層に対し
PTFE粉末とともにFEP粉末を含浸被覆し焼成して
複層軸受を製造する際に、PTFE粉末の少なくとも表
面に主成分として有機溶剤を含む溶液を湿潤させたのち
に、PTFE粉末の表面にFEP粉末を付着させ、その
後、この状態でPTFE粉末とともにFEP粉末を多孔
質層に対し含浸被覆後、焼成被着することを特徴とす
る。
【0005】以下さらに本発明の構成について詳しく説
明する。
明する。
【0006】すなわち、本発明に係る複層軸受は、鋼板
等の裏金上の多孔質層上にフッ素系樹脂を含浸して表面
樹脂層を被着形成した複層軸受であって、とくに、この
表面樹脂層は、PTFE粉末にFEP粉末を配合し、し
かも、このFEP粉末をPTFE粉末の周囲に付着させ
た状態で、PTFE粉末とともに多孔質層に含浸させて
構成することを特徴とするものであり、また、この構成
に係る複層軸受を製造するときには、予め、鋼板等の裏
金上に多孔質層を被着形成してから、この多孔質層にP
TFE粉末とFEP粉末とを含浸被覆焼成して表面樹脂
層を形成するが、この際に、PTFE粉末に有機溶剤等
を添加して混合撹拌して、少なくともその表面を湿潤さ
せてから、このPTFE粉末にFEP粉末を添加混合す
ることによって、PTFE粉末表面にFEP粉末を付着
し、この状態でPTFE粉末とともにFEP粉末を多孔
質層に含浸被覆し、焼成することを特徴とする。
等の裏金上の多孔質層上にフッ素系樹脂を含浸して表面
樹脂層を被着形成した複層軸受であって、とくに、この
表面樹脂層は、PTFE粉末にFEP粉末を配合し、し
かも、このFEP粉末をPTFE粉末の周囲に付着させ
た状態で、PTFE粉末とともに多孔質層に含浸させて
構成することを特徴とするものであり、また、この構成
に係る複層軸受を製造するときには、予め、鋼板等の裏
金上に多孔質層を被着形成してから、この多孔質層にP
TFE粉末とFEP粉末とを含浸被覆焼成して表面樹脂
層を形成するが、この際に、PTFE粉末に有機溶剤等
を添加して混合撹拌して、少なくともその表面を湿潤さ
せてから、このPTFE粉末にFEP粉末を添加混合す
ることによって、PTFE粉末表面にFEP粉末を付着
し、この状態でPTFE粉末とともにFEP粉末を多孔
質層に含浸被覆し、焼成することを特徴とする。
【0007】そこで、本発明の手段たる構成ならびにそ
の作用について図面によって具体的に説明すると、次の
通りである。
の作用について図面によって具体的に説明すると、次の
通りである。
【0008】まず、図1は本発明の満つの実施例に係る
複層軸受の一部を示す断面図であり、図2は図1の表面
樹脂層の状態を示す説明図である。図中の符号1は裏
金、2は多孔質層、3は表面樹脂層、4はPTFE粉
末、5はFEP粉末を示す。
複層軸受の一部を示す断面図であり、図2は図1の表面
樹脂層の状態を示す説明図である。図中の符号1は裏
金、2は多孔質層、3は表面樹脂層、4はPTFE粉
末、5はFEP粉末を示す。
【0009】まず、図1に示すように、多孔質層2は従
来例と同様にCu、Alその他の金属粉末を裏金1の表
面に被着され、金属粉末間に多数の孔隙が形成されてい
る。また、多孔質層2の上に表面樹脂層3を被着形成す
る。この表面樹脂層3の一部、つまり、裏面は多孔質層
2の孔隙中に含浸する一方、他部、つまり表面は多孔質
層2の上をおおって軸受面を構成する。
来例と同様にCu、Alその他の金属粉末を裏金1の表
面に被着され、金属粉末間に多数の孔隙が形成されてい
る。また、多孔質層2の上に表面樹脂層3を被着形成す
る。この表面樹脂層3の一部、つまり、裏面は多孔質層
2の孔隙中に含浸する一方、他部、つまり表面は多孔質
層2の上をおおって軸受面を構成する。
【0010】次に、以上の構成からなる表面樹脂層3は
図2に示す如く、PTFE粉末4をその周囲にFEP粉
末5を付着させた状態で多孔質層2中に含浸しかつ多孔
質層2の表面をおおうよう被着形成する。
図2に示す如く、PTFE粉末4をその周囲にFEP粉
末5を付着させた状態で多孔質層2中に含浸しかつ多孔
質層2の表面をおおうよう被着形成する。
【0011】上記の如く、従来例においても表面樹脂層
はPTFEやFEP等の粉末から構成されている。しか
し、FEP粉末の粒子の大きさ及び製法によりFEP粉
末の分散状態は大きく異なっており、表面樹脂層はFE
P粉末の大きな粒子が繊維化されてFEP粉末がリッチ
となったり微細FEP粉末の粒子が均一に分散したりし
て、前者では耐摩耗性のため摩擦性が犠牲になっている
し、後者では耐摩耗性を上げるためにはFEP粉末の量
を増やす必要があり、いずれも耐摩耗性を上げることで
PTFE粉末4の本来の摩擦性は損なわれている。
はPTFEやFEP等の粉末から構成されている。しか
し、FEP粉末の粒子の大きさ及び製法によりFEP粉
末の分散状態は大きく異なっており、表面樹脂層はFE
P粉末の大きな粒子が繊維化されてFEP粉末がリッチ
となったり微細FEP粉末の粒子が均一に分散したりし
て、前者では耐摩耗性のため摩擦性が犠牲になっている
し、後者では耐摩耗性を上げるためにはFEP粉末の量
を増やす必要があり、いずれも耐摩耗性を上げることで
PTFE粉末4の本来の摩擦性は損なわれている。
【0012】これに対し、本発明においては、FEP粉
末5の粒子を最適にすることにより、また、このFEP
粉末5の添加で摩擦性を損なうことなく耐摩耗性を向上
させている。本発明に使用されるPTFE粉末4の粒径
は通常平均300〜600μm程度である。このPTF
E粉末4の周囲には、PTFE粉末4の耐摩耗性を向上
させるために、PTFE粉末4より耐摩耗性に優れてい
る粒径45〜65μmのFEP粉末5を添加し、付着さ
せる。本発明はこのFEP粉末5を予めPTFE粉末4
の周囲に付着させた状態で含浸する。
末5の粒子を最適にすることにより、また、このFEP
粉末5の添加で摩擦性を損なうことなく耐摩耗性を向上
させている。本発明に使用されるPTFE粉末4の粒径
は通常平均300〜600μm程度である。このPTF
E粉末4の周囲には、PTFE粉末4の耐摩耗性を向上
させるために、PTFE粉末4より耐摩耗性に優れてい
る粒径45〜65μmのFEP粉末5を添加し、付着さ
せる。本発明はこのFEP粉末5を予めPTFE粉末4
の周囲に付着させた状態で含浸する。
【0013】すなわち、PTFE粉末4と粒径の大きく
異なるFEP粉末5を表面樹脂層3中に均一に分散させ
るにはPTFE粉末4の周囲にFEP粉末5を付着させ
て含浸することが最も効果的である。
異なるFEP粉末5を表面樹脂層3中に均一に分散させ
るにはPTFE粉末4の周囲にFEP粉末5を付着させ
て含浸することが最も効果的である。
【0014】表面樹脂層3は重量%でPTFE粉末4の
量が96〜98%とFEP粉末5の量が2〜4%との割
合から構成するのが好ましい。PTFE粉末4に添加す
る表面樹脂をFEP粉末5とする理由は、上記の如くF
EP粉末5であると、表面樹脂層3の焼成時に溶融状態
での流動性が良好で、機械的強度もPTFE粉末4より
優れ、耐摩耗性を向上させるからである。この場合、F
EP粉末が2重量%以下では耐摩耗性の改善がほとんど
なく、また、4重量%以上では摩擦係数が上がり潤滑性
が損なわれる。
量が96〜98%とFEP粉末5の量が2〜4%との割
合から構成するのが好ましい。PTFE粉末4に添加す
る表面樹脂をFEP粉末5とする理由は、上記の如くF
EP粉末5であると、表面樹脂層3の焼成時に溶融状態
での流動性が良好で、機械的強度もPTFE粉末4より
優れ、耐摩耗性を向上させるからである。この場合、F
EP粉末が2重量%以下では耐摩耗性の改善がほとんど
なく、また、4重量%以上では摩擦係数が上がり潤滑性
が損なわれる。
【0015】次に、本発明の複層軸受の製造方法につい
て述べる。
て述べる。
【0016】まず、平均粒径300〜600μmのPT
FE粉末に石油系溶剤を加えて撹拌混合して粉末を湿潤
させる。次に、この湿潤したPTFE粉末に平均粒径4
5〜65μmのFEP粉末を混合し、このPTFE粉末
の表面をFEP粉末で覆う。こうすることによってFE
P粉末を偏析させることなく均一に分散でき、また、流
動性が良く取扱いが容易なため、ホッパ−等から簡単に
多孔質層上に供給し、散布できる。
FE粉末に石油系溶剤を加えて撹拌混合して粉末を湿潤
させる。次に、この湿潤したPTFE粉末に平均粒径4
5〜65μmのFEP粉末を混合し、このPTFE粉末
の表面をFEP粉末で覆う。こうすることによってFE
P粉末を偏析させることなく均一に分散でき、また、流
動性が良く取扱いが容易なため、ホッパ−等から簡単に
多孔質層上に供給し、散布できる。
【0017】その後、ロ−ルを用いて、表面にFEP粉
末が付着したままのPTFE粉末を多孔質層の孔隙中に
圧入する。
末が付着したままのPTFE粉末を多孔質層の孔隙中に
圧入する。
【0018】次に、所望に応じて加熱し、湿潤時の溶
液、例えば石油系溶剤等を加熱して取り去った後、温度
350〜450℃、例えば、380℃の温度で5〜30
分間焼成し、各樹脂粉末同志を密着させ、その後、所望
に応じて、ロ−ル圧下によって寸法調整を行ない、表面
に樹脂層が形成された複層軸受を得る。
液、例えば石油系溶剤等を加熱して取り去った後、温度
350〜450℃、例えば、380℃の温度で5〜30
分間焼成し、各樹脂粉末同志を密着させ、その後、所望
に応じて、ロ−ル圧下によって寸法調整を行ない、表面
に樹脂層が形成された複層軸受を得る。
【0019】また、このときにPTFE粉末の平均粒径
は300〜600μmの範囲にするのが好ましい。すな
わち、300μm未満では粉末の混合時に剪断力を受け
て繊維化し易く、この形状ではロ−ルでの圧入が困難に
なり、600μm超ではFEP粉末と均一に混合できな
くなるからである。一方、FEP粉末の平均粒径も45
〜65μmの範囲が好ましいが、この理由は45μm未
満では耐摩耗性の改善が充分でなく、65μm超ではP
TFE粉末と均一に混合できないからである。
は300〜600μmの範囲にするのが好ましい。すな
わち、300μm未満では粉末の混合時に剪断力を受け
て繊維化し易く、この形状ではロ−ルでの圧入が困難に
なり、600μm超ではFEP粉末と均一に混合できな
くなるからである。一方、FEP粉末の平均粒径も45
〜65μmの範囲が好ましいが、この理由は45μm未
満では耐摩耗性の改善が充分でなく、65μm超ではP
TFE粉末と均一に混合できないからである。
【0020】
【実施例】次に、実施例について説明する。
【0021】実施例1 まず、平均粒径500μmのPTFEのファインパウダ
−に、これを100重量部として石油系溶剤30重量部
を加えて混合し湿潤させた。このPTFE粉末を24時
間放置して十分に熟成して完全に石油系溶剤を十分に樹
脂粉末を湿潤させた。その後、平均粒径55μmのFE
P粉末を3重量%添加し、PTFE粉末が剪断力を受け
ないように混合撹拌した。この結果、図2に示すよう
に、PTFE粉末4の表面にFEP粉末5が付着し、そ
の表面を覆った構造となった。
−に、これを100重量部として石油系溶剤30重量部
を加えて混合し湿潤させた。このPTFE粉末を24時
間放置して十分に熟成して完全に石油系溶剤を十分に樹
脂粉末を湿潤させた。その後、平均粒径55μmのFE
P粉末を3重量%添加し、PTFE粉末が剪断力を受け
ないように混合撹拌した。この結果、図2に示すよう
に、PTFE粉末4の表面にFEP粉末5が付着し、そ
の表面を覆った構造となった。
【0022】次に、この表面被覆粉末を図1に示すよう
な帯状鋼板(厚さ0.75mm)に青銅系粉末を焼結し
てなる多孔質層(厚さ0.25mm)の上からホッパを
介して定量的に散布してロ−ルで圧入した。
な帯状鋼板(厚さ0.75mm)に青銅系粉末を焼結し
てなる多孔質層(厚さ0.25mm)の上からホッパを
介して定量的に散布してロ−ルで圧入した。
【0023】次に、石油系溶剤を加熱して取り去った
後、380℃で10分間焼成し粉末同志を密着させた
後、更にロ−ルで圧下して寸法調整を行ない、表面に樹
脂層が形成された複層軸受を得た。
後、380℃で10分間焼成し粉末同志を密着させた
後、更にロ−ルで圧下して寸法調整を行ない、表面に樹
脂層が形成された複層軸受を得た。
【0024】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、本発明は、複
層軸受ならびにその製造方法に係り、その特徴とすると
ころは、鋼板等の裏金の上に被着形成された多孔質層中
に、一部が含浸された状態で表面に被着形成される表面
樹脂層を、PTFE粉末を、その周囲にFEP粉末を付
着させた状態で含浸して被着し、焼付けて成ることであ
る。従って、これら各樹脂はそれぞれが個別的に所定の
潤滑性能を発揮するが、表面樹脂層内ではPTFE粉末
はマトリクスとして、FEP粉末はPTFE粉末同志を
結びつけるバインダ−として存在するため、摺動、揺動
等の条件下でも低摩擦性を有し、これに併せて十分な耐
摩耗性を持つ。
層軸受ならびにその製造方法に係り、その特徴とすると
ころは、鋼板等の裏金の上に被着形成された多孔質層中
に、一部が含浸された状態で表面に被着形成される表面
樹脂層を、PTFE粉末を、その周囲にFEP粉末を付
着させた状態で含浸して被着し、焼付けて成ることであ
る。従って、これら各樹脂はそれぞれが個別的に所定の
潤滑性能を発揮するが、表面樹脂層内ではPTFE粉末
はマトリクスとして、FEP粉末はPTFE粉末同志を
結びつけるバインダ−として存在するため、摺動、揺動
等の条件下でも低摩擦性を有し、これに併せて十分な耐
摩耗性を持つ。
【図1】本発明の一つの実施例に係る複層軸受の一部を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】図1の表面樹脂層の状態を示す説明図である。
1 鋼板等の裏金 2 多孔質層 3 表面樹脂層 4 PTFE粉末 5 FEP粉末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 40:02 50:08
Claims (4)
- 【請求項1】 鋼板等の裏金の上に多孔質金属焼結層を
被着形成し、前記多孔質金属焼結層上に一部がこの多孔
質金属焼結層中に含浸される状態で表面樹脂層を被着形
成した複層軸受において、前記表面樹脂層が四フッ化エ
チレン樹脂粉末の周囲に、四フッ化エチレン−六フッ化
プロピレン共重合樹脂粉末を付着させた状態で、一部が
前記多孔質金属焼結層中に含浸され、残部が前記多孔質
金属焼結層上をおおって被着されるよう構成して成るこ
とを特徴とする複層軸受。 - 【請求項2】 前記表面樹脂層に、重量%で前記四フッ
化エチレン樹脂粉末96〜98%と前記四フッ化エチレ
ン−六フッ化プロピレン共重合樹脂粉末2〜4%との割
合で含ませることを特徴とする請求項1記載の複層軸
受。 - 【請求項3】 前記四フッ化エチレン樹脂粉末の平均粒
径が300〜600μm、前記四フッ化エチレン−六フ
ッ化プロピレン共重合樹脂粉末の平均粒径が45〜65
μmであることを特徴とする請求項1記載の複層軸受。 - 【請求項4】 鋼板等の裏金上に被着形成された多孔質
金属焼結層に対し、四フッ化エチレン樹脂粉末とともに
四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹脂粉末
を含浸し被覆焼成して複層軸受を製造する際に、前記四
フッ化エチレン樹脂粉末の少なくとも表面に主成分とし
て有機溶剤を含む溶液を湿潤させたのちに、前記四フッ
化エチレン樹脂粉末に前記四フッ化エチレン−六フッ化
プロピレン共重合樹脂粉末を添加して混合撹拌して前記
四フッ化エチレン樹脂粉末の表面に前記四フッ化エチレ
ン−六フッ化プロピレン共重合樹脂粉末を付着させ、そ
の後、この状態で前記四フッ化エチレン樹脂粉末ととも
に前記四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合樹
脂粉末を前記多孔質金属焼結層に対し含浸被覆後、焼成
被着することを特徴とする複層軸受の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11915193A JPH06307453A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 複層軸受ならびにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11915193A JPH06307453A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 複層軸受ならびにその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06307453A true JPH06307453A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14754186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11915193A Pending JPH06307453A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 複層軸受ならびにその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06307453A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11173331A (ja) * | 1997-12-11 | 1999-06-29 | Oiles Ind Co Ltd | 複層摺動部材ならびにその製造方法 |
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1993
- 1993-04-22 JP JP11915193A patent/JPH06307453A/ja active Pending
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