JPH06308205A - 断路器・接地開閉器の動作診断システム - Google Patents

断路器・接地開閉器の動作診断システム

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JPH06308205A
JPH06308205A JP5135007A JP13500793A JPH06308205A JP H06308205 A JPH06308205 A JP H06308205A JP 5135007 A JP5135007 A JP 5135007A JP 13500793 A JP13500793 A JP 13500793A JP H06308205 A JPH06308205 A JP H06308205A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】人力以外の動力発生手段を駆動源とし、主接点
が回転駆動軸を介して開閉駆動される断路器または接地
開閉器の動作診断システムとして、簡易かつ実用性の高
いシステムを構成する。 【構成】主接点9の動作開始位置および動作終了位置を
それぞれ検出する位置センサ5を備えた断路器1または
接地開閉器の操作器2と、位置センサ5を介した動作開
始時点および動作終了時点の各信号から両時点間の時間
を計測する動作時間診断装置15と、計測された動作時
間が管理値の範囲内にあるか否かを診断して診断結果を
表示する動作時間診断装置23とでシステムを構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、入力以外の動力発生
手段を駆動源とし、この駆動源の動力が回転駆動軸を介
して主接点に伝達される断路器または接地開閉器の開路
および閉路動作が正常か否かを診断する断路器・接地開
閉器の動作診断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、変電所等、電気所の用地難,安定
した電力供給の社会的要請等を反映し、電気所に設置さ
れる開閉装置は、SF6 ガス等の絶縁性ガスが充填され
た密閉容器内に遮断器,断路器,接地開閉器等の開閉機
器が収納され、外気の影響を遮断した,小形で動作信頼
性の高いガス絶縁開閉装置(GIS)が主流となってい
る。この中で、遮断器は、GISが屋内に設置されるこ
とが多いことから、特に小形,低騒音化が求められ、操
作器の駆動源は油圧とすることが多い。一方、断路器や
接地開閉器は遮断器ほどの駆動力を必要としないので、
小形,低騒音化のための駆動源を電動機とすることが多
い。また、断路器,接地開閉器では、GIS点検作業の
安全性と円滑な点検作業進行とのために、常に円滑な動
作が求められている。
【0003】以上のことから、断路器・接地開閉器の動
作診断システムに関する従来の技術は、駆動源を電動機
とした断路機または接地開閉器を主体に説明を行うこと
とし、他の駆動源,例えば電動機により蓄勢されるばね
や、油圧や空圧を用いる断路器や接地開閉器については
必要に応じて説明を追加することとする。電動機を駆動
源とした断路器または接地開閉器では、電動機の回転数
を減速して回転駆動軸にトルクを伝達するために、駆動
機構が多くの機構部品で構成され、潤滑剤の固着、部品
の変形,破損などによる動作不良が発生し、動作時の開
極時間や投入時間、あるいは開極速度や投入速度が管理
値の範囲内に入らないことがある。従来、これら、開閉
動作に関連する諸量を診断するシステムとして、例え
ば、以下のような、いくつかのシステムもしくは方法が
提案されている。
【0004】例えば、特開昭60−228974号公報
で提案されているような、開閉装置の電気的なストロー
ク信号をサンプリングして開極速度または投入速度を求
め、所望値もしくは管理値と比較するとともに開閉装置
の電気的な接点信号(例えば主接点と連動する補助接点
を通る電流波形)と開極または投入信号(例えば引外し
コイル電流または投入コイル電流の波形)とから開極時
間または投入時間を求めて所望値もしくは管理値と比較
するようにした動作診断システム、あるいは、特開昭6
1−61073号公報で提案されているような、断路器
または接地装置を診断対象とし、開閉動作抵抗(開閉ス
トローク、駆動力が空圧である場合の駆動シリンダ内圧
力の時間変化、開極時間、投入時間)を求めるための検
出手段を発電所や変電所の断路器や接地装置に備えさ
せ、複数の発電所や変電所を集中的に管理する制御所に
は、前記検出手段からの出力信号に基づいて開閉動作抵
抗を演算する制御装置と,演算結果を表示する表示装置
とからなるデータ管理装置を備えさせるようにした動作
診断システム、あるいは、特開昭63−249068号
公報で提案されているような、開閉機器の動作に関連す
る諸量を開閉機器の製造直後の値と個々に比較して開閉
機器の動作の異常の有無を判別するための諸量中に、少
なくとも投入コイルまたは遮断コイルの通電開始から開
閉機器の全ストローク中の第1および第2の所定位置ま
での各時間と、前記第1,第2の所定位置間の時間とを
含むようにした動作診断方法等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの動作診断シス
テムもしくは方法のうち、前2者(特開昭60−228
974号公報および特開昭61−61073号公報)
は、いずれもシステム中に開閉機器の全ストロークの時
間経過を求めるための検出手段を備えたものであり、ま
た特開昭63−249068号公報による提案は、例え
ば、診断の対象とする開閉機器が油圧駆動遮断器の場
合、投入操作時に、主接点と連動する補助接点の動作時
間(投入指令からb接点開離までの時間、a接点閉成ま
での時間)に異常が認められた場合、遮断器を分解点検
しても、異常の原因が、主接点の移動開始時点以前に動
作を開始する部品、例えば電磁弁や、補助接点と機械的
に連結され油圧によって駆動される油圧ピストンにもな
ければ、主接点の移動開始後の動作に関与する部品にも
ない場合が少なくないことから、遮断器の静止状態から
運動状態への移行過程をも診断できる最小限の診断項目
を診断項目中に含むようにしたものであり、このため
に、提案の例では、前述の全ストローク中の第1,第2
の所定位置間の移動時間を測定するためのセンサエレメ
ンとして、主接点と連動する,第1,第2の所定位置を
白黒に塗りわけたバーコードとファイバセンサとが用い
られている。
【0006】このように、従来の動作診断システムもし
くは方法においては、動作診断のために多くの、かつ高
価なセンサエレメントが用いられている。本発明の目的
は、数少ない,かつ安価なセンサエレメントを用いて簡
易かつ実用上十分に異常診断の目的を果たしうる断路器
・接地開閉器の動作診断システムを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、入力以外の動力発生手段を駆動
源とし、この駆動源の動力が回転駆動軸を介して主接点
に伝達される断路器または接地開閉器の開路および閉路
動作が正常か否かを診断する断路器・接地開閉器の動作
診断システムを、主接点の動作開始位置および動作終了
位置をそれぞれ検出する位置センサを備えた断路器また
は接地開閉器の操作器と、前記位置センサを介した動作
開始時点の信号と動作終了時点の信号とが入力されて両
時点間の時間を計測する動作時間計測装置と、計測され
た動作時間が管理値の範囲内にあるか否かを診断して診
断結果を表示する動作時間診断装置とからなるシステム
とする。
【0008】ここで、動作開始位置および動作終了位置
を検出する位置センサを回転駆動軸もしくは回転駆動軸
と機械的に連動する回転軸から軸と直角方向に突設され
た可動接点と、該可動接点近傍の固定部材に固設され主
接点の動作開始位置および動作終了位置で前記可動接点
にそれぞれ接触する2個の固定接点を用いて構成するよ
うにすれば好適である。
【0009】そして、基本構成が以上のように構成され
る動作診断システムにおいて、位置センサを備えた断路
器または接地開閉器の操作器が、操作器本体を収納する
操作器外箱内の温度を計測する温度計測手段を備えると
ともに、動作時間診断装置内に設定された動作時間の管
理値範囲が操作器外箱内温度に依存して設定されている
ようにすれば極めて好適である。
【0010】あるいは、上記基本構成による動作診断シ
ステムにおいて、位置センサを備えた断路器または接地
開閉器の操作器が、操作器本体を収納する操作器外箱内
の温度を一定に保つための温度制御手段を備えたものと
すればさらに好適である。また、上記基本構成による動
作診断システムにおいて、位置センサを備えた操作器
が、電動機に駆動力を発生させるために電動機に供給さ
れる操作電圧を計測する操作電圧計測手段を備えるとと
もに、動作時間診断装置内に設定された動作時間の管理
値範囲が操作電圧に依存して設定されているようにすれ
ば極めて好適である。
【0011】また、診断の対象とする断路器・接地開閉
器の台数に応じ、動作時間計測装置と動作時間診断装置
とが各断路器または接地開閉器の全相一括操作用操作器
もしくは相別操作用の各操作器に対してそれぞれ1組設
置されたシステムとし、あるいは、動作時間計測装置が
各断路器または接地開閉器の全相一括操作用操作器もし
くは相別操作用の各操作器に対してそれぞれ1組設置さ
れるとともに動作時間診断装置が各断路器および接地開
閉器に共通に1組設置されたシステムとするようにする
のがよい。
【0012】
【作用】この発明は、動作診断の対象とした断路器また
は接地開閉器がともに電流の開閉を建前とせず、かつ用
途により電流開閉を必要とする場合にも、遮断時間(開
極指令から電流遮断までの時間)や投入時間(投入指令
から主接点閉成までの時間)が電力系統の運用上規制を
必要としない開閉機器であり、これにより、動作診断に
当たり、開極指令や投入指令に関連した信号を必ずしも
必要としないこと、また、駆動系(電動機−減速装置−
回転駆動軸−主接点)は、従来の経験から、部品が破
損,変形していないかぎり、潤滑剤の固着等があって
も、一旦動き出せば正常な速度で動作開始位置から動作
終了位置まで移動すること、に着目したものである。
【0013】従って、動作診断システムを主接点の動作
開始位置および動作終了位置をそれぞれ検出する位置セ
ンサを備えた断路器または接地開閉器の操作器と、前記
位置センサを介した動作開始時点の信号と動作終了時点
の信号とが入力されて両時点間の時間を計測する動作時
間計測装置と、計測された動作時間が管理値の範囲内に
あるか否かを診断して診断結果を表示する動作時間診断
装置とで構成することにより、簡易かつ実用上十分に動
作診断の目的を果たすことができる。また、このような
動作診断システムを構成しておくことにより、定期点検
時あるいは必要が生じたときに診断を行うだけでは動作
不良を事前に適確に予知できない問題が簡易に解決さ
れ、断路器または接地開閉器を常に円滑に動作させるこ
とが容易に可能となる。
【0014】また、この場合、動作開始位置および動作
終了位置を検出する位置センサを上述のように回転駆動
軸もしくは回転駆動軸と機械的に連動する回転軸から軸
と直角方向に突設された可動接点と、該可動接点近傍の
固定部材に固設され主接点の動作開始位置および動作終
了位置で前記可動接点にそれぞれ接触する2個の固定接
点を用いて構成するようにすれば、位置センサを、部品
数が少なく、その単純な構成から動作信頼性が高く、か
つ安価なセンサとすることができる。
【0015】通常、動作診断システムを構成する動作時
間診断装置では、動作診断のための動作時間の管理値範
囲が、断路器・接地開閉器の製作直後の試験において正
常動作したと判定されたときの動作時間をすべて包含す
るように設定され、これにより使用場所での断路器・接
地開閉器の動作が正常であるか否かを診断するようにし
ている。しかし、断路器や接地開閉器のように、常時は
静止状態にあって点検頻度が極めて小さい機器では、円
滑な動作を確保するために、構成部材の係合点に塗布す
る,防錆を兼ねた潤滑剤として、潤滑機能を長期間保持
出来るグリースのような、粘度の高い潤滑剤が用いられ
るため、温度変化による潤滑剤の粘度変化により、動作
時間が変動する。この変動範囲を超えた動作時間となっ
た場合は、前記通常の管理値範囲内にあっても機器に異
常があると判定して対策を講じることができるようにし
ないと、動作診断システムとして機能が十分とはいえな
い。そこで、上記基本構成による動作診断システムの具
体構成として、位置センサを備えた断路器または接地開
閉器の操作器が、操作器本体を収納する操作器外箱内の
温度を計測する温度計測手段を備えるとともに、動作時
間診断装置内に設定された動作時間の管理値範囲が操作
器外箱内温度に依存して設定されたシステムとすること
により、より信頼性の高い動作診断が可能になる。
【0016】あるいは、上記基本構成による動作診断シ
ステムの具体構成として、位置センサを備えた断路器ま
たは接地開閉器の操作器が、操作本体を収納する操作器
外箱内の温度を一定に保つための温度制御手段を備えた
システムとすれば、動作時間の管理値範囲を温度に依存
して設定する必要がなくなるので、診断システムとして
簡易化され,一方、温度の一定制御は、発電所や変電所
等の電気所のように、電磁誘導や静電誘導等の強い環境
下でも信頼性の高い制御が容易に可能であるので、診断
結果の信頼性が向上する。
【0017】また、断路器または接地開閉器の主接点を
駆動する駆動源が電動機である場合は、上記基本構成に
よる動作診断システムの具体構成として、位置センサを
備えた操作器が、電動機に駆動力を発生させるために電
動機に供給される操作電圧を計測する操作電圧計測手段
を備えるとともに、動作時間診断装置内に設定された動
作時間の管理値範囲が操作電圧に依存して設定されたシ
ステムとすることにより、前記温度に依存して管理値範
囲を設定する場合と同様に、より信頼性の高い動作診断
が可能になる。
【0018】また、動作診断システムとして、対象とな
る断路器または接地開閉器の台数に応じ、動作時間計測
装置と動作時間診断装置とが各断路器または接地開閉器
の全相一括操作用操作器もしくは相別操作用の各操作器
に対してそれぞれ1組設置されたシステムとし、あるい
は、動作時間計測装置が各断路器または接地開閉器の全
相一括操作用操作器もしくは相別操作用の各操作器に対
してそれぞれ1組設置されるとともに動作時間診断装置
が各断路器および接地開閉器に共通に1組設置されたシ
ステムとするようにすれば、台数が少ないときには、動
作時間測定装置と動作時間診断装置とを一体化して例え
ばプログラマブルコントローラに集約し、全診断システ
ムを安価に構成することができ、また、台数が多いとき
には、動作時間計測装置は、各断路器または接地開閉器
の全相一括操作用操作器または相別操作用の各操作器に
対してそれぞれ1組設置するも、動作時間診断装置はこ
れを例えばマイクロコンピュータとして、各断路器およ
び接地開閉器に共通に1組設置することにより、全診断
システムを安価に構成することができる。
【0019】
【実施例】図1に、本発明による動作診断システム構成
の第1の実施例を示す。この実施例は、断路器または接
地開閉器の台数が少ないときに好適なシステム構成の一
実施例を示すものであり、断路器1の操作器の外箱2A
の内部に、主接点9、もしくは電動機6から減速装置
7,回転駆動軸8を経て主接点9に至る駆動系の動作開
始位置と動作終了位置とを示す位置センサ5が設けられ
ている。この位置センサ5は、電動機6の回転軸に同軸
に固定されたウォーム7Aと歯車7Bとで構成される減
速装置7における、歯車7Bと同軸の図示されない円板
もしくは回転駆動軸8に固定された図示されないレバー
の先端に取り付けられた可動接点3と、可動接点3の近
傍に位置する,操作器外箱2A内の固定部材に取り付け
られた固定接点4Aおよび4Bとで構成されている。固
定接点4A,4Bはそれぞれ主接点9もしくは駆動系の
投入動作時の動作開始位置,動作終了位置、あるいは遮
断動作時の動作終了位置,動作開始位置で可動接点3と
接触する接点である。
【0020】断路器1の投入動作、あるいは開極動作時
の動作開始時点から動作終了時点までの時間測定は、図
3のような回路構成で行われる。図において、符号13
は測定用電源を示す。このような回路構成で位置センサ
5を介した出力信号を監視室10の中に設置されたプロ
グラマブルコントローラ11で取り込み、主接点9もし
くは駆動系の動作開始時点から動作終了時点までの時間
を計測するとともに、この時間が管理値の範囲内にある
か否かを診断し、管理値の範囲外となった場合には、動
作異常の表示手段である警報灯12を点灯させる。
【0021】図2は本発明による動作診断システム構成
の第2の実施例を示すものであり、診断対象の断路器お
よび接地開閉器が多数台存在する場合に好適な動作診断
システム構成の一実施例を示す。各断路器または接地開
閉器の三相一括操作用操作器もしくは相別操作用の各操
作器の外箱2A内に設けられた位置センサ5を介した出
力信号は、同一外箱2A内に設置された動作時間計測装
置15に取り込まれ、動作時間が計測され、監視室20
内に設置されたマイクロコンピュータ21に送られる。
マイクロコンピュータ21は、各操作器外箱2A内から
順次送られてくる動作時間がそれぞれ管理値の範囲内に
あるか否か診断し、診断結果をCRT22に画面表示す
る。これにより、各操作器内での動作時間診断処理の負
荷が軽減される。
【0022】図4および図5に、本発明による動作診断
システム構成の第3の実施例を示す。この実施例では、
操作器2の本体を収納する操作器外箱2A内に熱電対1
4を設けて外箱2A内の温度を検出し、その温度信号を
プログラマブルコントローラ11に入力することより、
図5のように、温度に依存して上限と下限とに設定され
た2本の動作時間曲線から、入力された温度信号が17
の場合には、位置センサ5を介して得られた動作時間が
17a〜17bの範囲内にあるか否かを診断し、入力さ
れた温度信号が18の場合には、動作時間が18a〜1
8bの範囲内にあるか否かを診断するようにしている。
従来は、図5に相当する動作時間診断のための動作時間
曲線が、図6に示すように、時間25a,25bをそれ
ぞれ上限および下限とする,温度軸に平行な2本の直線
であり、本発明のシステムにより、管理値範囲が狭くな
り、より正確な診断が可能になる。
【0023】図7に、本発明による動作診断システム構
成の第4の実施例を示す。この実施例は、操作器の外箱
2A内に熱電対14とスペースヒータ24とを設け、熱
電対14の温度信号をプログラマブルコントローラ11
に入力することにより、スペースヒータ24に供給する
電力をプログラマブルコントローラ11で制御して外箱
2A内の温度を一定に保持し、これにより、動作時間の
管理値範囲に温度依存性をもたせる必要がないようにし
たものである。これにより、プログラマブルコントロー
ラ内の動作時間診断システムが簡易化され、一方、外箱
2A内の温度の一定制御は、電気所における電磁誘導や
静電誘導等の影響なく可能であることから、診断信頼性
が向上するメリットが得られる。
【0024】図8に、本発明による動作診断システム構
成の第5の実施例を示す。このシステムは、断路器,接
地開閉器主接点の駆動源が電動機である場合のシステム
構成の一実施例を示すものであり、電動機に駆動力を発
生させるために電動機に供給する操作電圧の計測手段と
して計器用変圧器16を操作器外箱2A内に内蔵させ、
その2次側出力をプログラマブルコントローラ11に入
力することにより、プログラマブルコントローラ11内
に予め操作電圧に依存して上限と下限に設定された,図
9に示すような2本の動作時間曲線から、位置センサ5
を介して得られた動作時間が19a〜19b、あるいは
20a〜20bの範囲内にあるかを診断するようにした
ものである。このように、操作電圧に依存した管理値範
囲を動作時間の診断に適用することによっても、より正
確な動作診断が可能になる。
【0025】図10に、本発明による動作診断システム
構成の第1の応用例を示す。駆動力が回転駆動軸を介し
て主接点に伝達される断路器,接地開閉器では、動作開
始直前に回転駆動軸にトルクを生じ、動作終了と同時に
トルクが消滅する。この応用例はこの現象を利用し、断
路器,接地開閉器の回転駆動軸8に歪みゲージ28を貼
着して、歪みゲージに位置センサの機能をもたせたもの
であり、また、動作診断の際に異常と診断された場合
に、その異常が回転駆動軸の主接点側にあるか、駆動源
側にあるかも診断できるようにしたものである。例え
ば、トルクが過大であって動作時間が管理値範囲を超え
て長くなった場合は異常は主接点側にあり、トルクが正
常か過小であって動作時間が管理値範囲を超えて長くな
った場合は異常は駆動源側にあると診断できる。
【0026】図11は本発明の第2の応用例を示すもの
で、駆動源を、電動機により付勢されるばねとした場合
の位置センサの設置方法例を示す。本図の例では、ばね
は圧縮ばねとして形成され、圧縮の終端で駆動円板25
が回転の死点位置となり、断路器,接地開閉器の開路動
作または閉路動作はこの死点位置から始まるが、死点位
置近傍では駆動円板25の回転速度が遅く、死点位置に
位置センサを置いたのでは、正確な動作時間が得られに
くい。そこで、死点位置をある程度越えた位置に位置セ
ンサを設定することにより、より正確な動作診断が可能
になる。
【0027】図12に図10とは別の応用例を示す。こ
の例は、駆動源が電動機である場合、駆動操作のために
電動機に供給される操作電流が、断路器,接地開閉器の
動作終端でリミットスイッチを用いて自動遮断される点
を利用し、操作電流の流れ始めの時点を動作開始時点に
置き換え、遮断時点を動作終了時点に置き換えて動作時
間診断装置により動作診断を行うものである。これを実
現するために操作電流計測手段として計器用変流器29
が監視室10内に設けられ,電源線30の1本が計器用
変流器28の1次巻線を介して電動機6に接続され、2
次巻線がプログラマブルコントローラ11に接続され
る。
【0028】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明において
は、断路器または接地開閉器がともに電流の開閉を建前
とせず、かつ用途により電流開閉を必要とする場合に
も、遮断時間(開極指令から電流遮断までの時間)や投
入時間(投入指令から主接点閉までの時間)が電力系統
の運用上規制を必要としない開閉機器であり、これによ
り、動作診断に当り、開極指令や投入指令に関連した信
号を必ずしも必要としないこと、また、駆動係(電動機
−減速装置−回転駆動軸−主接点)は、従来の経験か
ら、部品が破損,変形していないかぎり、潤滑剤の固着
等があっても、一旦動き出せば正常な速度で動作開始位
置から動作終了位置まで移動することに着目し、動作診
断システムを主接点の動作開始位置および動作終了位置
をそれぞれ検出する位置センサを備えた断路器または接
地開閉器の操作器と、前記位置センサを介した動作開始
時点の信号と動作終了時点の信号とが入力されて両時点
間の時間を計測する動作時間計測装置と、計測された動
作時間が管理値の範囲内にあるか否かを診断して診断結
果を表示する動作時間診断装置とで構成するようにした
ので、簡易にかつ実用上十分に動作診断の目的を果たし
うる動作診断システムを安価に構成することができる。
また、動作診断の結果は随時、動作時間診断装置の表示
装置に表示されるので、動作の不良を定期点検を待つこ
となく知ることができ、事故の発生を事前に防止するこ
とが簡易に可能になる。また、作業員による点検項目が
この分省略できるので、保守作業の効率化を図ることが
できる。なお、このような、常時の動作診断は、変電所
等、電気所内の主回路が通常複数並列化されており、動
作診断中は、その主回路の運転を停止し、送受電の継続
は残りの主回路を介して行われ、かつ診断内容が単純な
ため、上記効果が所望時に常に容易に得られるメリット
がある。
【0029】そして、上記位置センサを回転駆動軸もし
くは回転駆動軸と機械的に連動する回転軸から軸と直角
方向に突設された可動接点と、該可動接点近傍の固定部
材に固設され主接点の動作開始位置および動作終了位置
で前記可動接点にそれぞれ接触する2個の固定接点とで
構成したので、動作診断に必要なセンサを、部品数が少
なく、従って動作信頼性の高い、かつ安価なセンサとす
ることができる。
【0030】さらに、動作診断システムとして、操作器
の外箱内に温度計測手段を設け、動作診断のための動作
時間の管理値範囲を温度に依存して設定したシステムと
することにより、動作時間の正常,非正常の区別がより
正確に行われ,診断の信頼性が向上する。さらに、動作
診断を、操作器外箱内温度を一定に保持して行うように
することにより、温度に依存した管理値範囲の設定が不
要となって動作時間診断装置の構成が簡易化され、一
方、操作器外箱内の温度一定制御は電気所のような電磁
誘導,静電誘導の強い環境下でも環境の影響を受けるこ
となく可能であるので、診断結果の信頼性が向上する。
【0031】また、動作診断システムを、動作診断のた
めの動作時間の管理値範囲を操作電圧に依存して設定し
たシステムとすることにより、動作時間の正常,非正常
の区別がより正確に行われ、診断の信頼性が向上する。
さらに、動作診断システムを、動作時間計測装置と動作
時間診断装置とが各断路器または接地開閉器の全相一括
操作用操作器もしくは相別操作用の各操作器に対してそ
れぞれ1組設置されたシステムとすることにより、断路
器および接地開閉器の設置台数の少ない電気所の動作診
断システムを安価に構成することができる。
【0032】また、動作診断システムを動作時間計測装
置が各断路器または接地開閉器の全相一括操作用操作器
もしくは相別操作用の各操作器に対してそれぞれ1組設
置されるとともに動作時間診断装置が各断路器および接
地開閉器に共通に1組設置されたシステムとすることに
より、断路器および接地開閉器の設置台数の多い電気所
の個々の操作器における動作時間診断の負荷が軽減さ
れ、電気所の動作診断システムを安価に構成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による動作診断システム構成の第1の実
施例を示すシステム構成図
【図2】本発明による動作診断システム構成の第2の実
施例を示すシステム構成図
【図3】本発明による動作診断システムにおける動作時
間計測のための回路構成を示す回路図
【図4】本発明による動作診断システム構成の第3の実
施例を示すシステム構成図
【図5】図4に示す動作診断システムに用いる動作時間
管理値範囲の設定方法を示す図
【図6】通常の動作時間診断装置に用いられている動作
時間管理値範囲を示す図
【図7】本発明による動作時間診断システム構成の第4
の実施例を示すシステム構成図
【図8】本発明による動作診断システム構成の第5の実
施例を示すシステム構成図
【図9】図8に示す動作診断システムに用いる動作時間
管理値範囲の設定方法を示す図
【図10】本発明による動作診断システムの第1の応用
例を示す動作診断システム構成図
【図11】本発明による動作診断システムの第2の応用
例を示す動作診断システム構成図
【図12】本発明による動作診断システムの,図10と
異なる応用例を示す動作診断システム構成図
【符号の説明】
1 断路器 2 操作器 2A 外箱(操作器外箱) 3 可動接点 4A 固定接点 4B 固定接点 5 位置センサ 6 電動機 7 減速装置 8 回転駆動軸 9 主接点 11 プログラマブルコントローラ 12 警報灯 14 熱電対(温度計測手段) 15 動作時間計測装置 16 計器用変圧器(操作電圧計測手段) 21 マイクロコンピュータ 22 CRT(表示手段) 23 動作時間診断装置 24 スペースヒータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人力以外の動力発生手段を駆動源とし、こ
    の駆動源の動力が回転駆動軸を介して主接点に伝達され
    る断路器または接地開閉器の開路および閉路動作が正常
    か否かを診断するシステムであって、主接点の動作開始
    位置および動作終了位置をそれぞれ検出する位置センサ
    を備えた断路器または接地開閉器の操作器と、前記位置
    センサを介した動作開始時点の信号と動作終了時点の信
    号とが入力されて両時点間の時間を計測する動作時間計
    測装置と、計測された動作時間が管理値の範囲内にある
    か否かを診断して診断結果を表示する動作時間診断装置
    とからなることを特徴とする断路器・接地開閉器の動作
    診断システム。
  2. 【請求項2】請求項第1項に記載の動作診断システムに
    おいて、動作開始位置および動作終了位置を検出する位
    置センサが、回転駆動軸もしくは回転駆動軸と機械的に
    連動する回転軸から軸と直角方向に突設された可動接点
    と、該可動接点近傍の固定部材に固設され主接点の動作
    開始位置および動作終了位置で前記可動接点にそれぞれ
    接触する2個の固定接点とからなることを特徴とする断
    路器・接地開閉器の動作診断システム。
  3. 【請求項3】請求項第1項に記載の動作診断システムに
    おいて、位置センサを備えた断路器または接地開閉器の
    操作器が、操作器本体を収納する操作器外箱内の温度を
    計測する温度計測手段を備えるとともに、動作時間診断
    装置内に設定された動作時間の管理値範囲が操作器外箱
    内温度に依存して設定されることを特徴とする断路器・
    接地開閉器の動作診断システム。
  4. 【請求項4】請求項第1項に記載の動作診断システムに
    おいて、位置センサを備えた断路器または接地開閉器の
    操作器が、操作器本体を収納する操作器外箱内の温度を
    一定に保つための温度制御手段を備えていることを特徴
    とする断路器・接地開閉器の動作診断システム。
  5. 【請求項5】請求項第1項に記載の動作診断システムに
    おいて、断路器または接地開閉器の主接点を駆動する駆
    動源が電動機であるとき、位置センサを備えた操作器
    が、電動機に駆動力を発生させるために電動機に供給さ
    れる操作電圧を計測する操作電圧計測手段を備えるとと
    もに、動作時間診断装置内に設定された動作時間の管理
    値範囲が操作電圧に依存して設定されていることを特徴
    とする断路器・接地開閉器の動作診断システム。
  6. 【請求項6】請求項第1項に記載の動作診断システムに
    おいて、動作時間計測装置と動作時間診断装置とが各断
    路器または接地開閉器の全相一括操作用操作器もしくは
    相別操作用の各操作器に対してそれぞれ1組設置される
    ことを特徴とする断路器・接地開閉器の動作診断システ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項第1項に記載の動作診断システムに
    おいて、動作時間計測装置が各断路器または接地開閉器
    の全相一括操作用操作器もしくは相別操作用の各操作器
    に対してそれぞれ1組設置されるとともに動作時間診断
    装置が各断路器および接地開閉器に共通に1組設置され
    ることを特徴とする断路器・接地開閉器の動作診断シス
    テム。
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