JPH0630876B2 - ハムスライス機におけるハムの塊の太さ検出装置 - Google Patents

ハムスライス機におけるハムの塊の太さ検出装置

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JPH0630876B2 JP63191389A JP19138988A JPH0630876B2 JP H0630876 B2 JPH0630876 B2 JP H0630876B2 JP 63191389 A JP63191389 A JP 63191389A JP 19138988 A JP19138988 A JP 19138988A JP H0630876 B2 JPH0630876 B2 JP H0630876B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ハムスライス機におけるハムの塊の太さ検
出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
ハムは、その大部分がハムスライス機によりスライスさ
れて市販されており、スライスされたハムは、普通数枚
〜10数枚を1つのパックとして市販さている。1パッ
ク当りの販売価格は、スライスハム重量と単価で決定さ
れるため、この1パック当りのスライスハムの重量は、
一定の重量を確保していることが必要である。すなわ
ち、各パックに表示される規定重量Aと各パック内のス
ライスハムの実際重量A′との関係は、必ず同一重量
(A′=A)又はプラス重量(A′>A)であることが
必要で、マイナス重量(A′<A)であることは許され
ない。
ところで、公知のハムスライス機は、ハムの塊を垂直ま
たは若干傾斜させた状態に立て、このハムの塊を、塊の
長さ方向に沿って対向状に配置した1対のコンベヤでも
って挾持し、ハムの塊を定速でもって下向きに送り、ハ
ムスライス機のスライシングステーション(切断作用
部)に送り込まれたハムの塊の下部を、定速で回転する
カッターでもって一定の厚さにスライスするようになっ
ている。
したがって、このようなハムスライス機によってスライ
スされたハムの切断片の重量は、ハムの塊の太さが一定
していると常に一定である筈である。ところが、ハムの
塊の断面形状における真円度は、その製造上、必ずしも
よくないのが実情であり、また、ハムの塊の長さ方向に
おける違った場所の太さ(断面積)も、一定していない
のが実情である。現在のハムの塊の製造方法では、これ
らの寸法を一定ならしめることは極めて困難なことであ
り、ましてやハムの塊の1個1個について、それらの太
さを一定させることは更に困難なことである。
このため、上記のようなハムスライス機によってスライ
スされたハムは、そのスライス厚さの精度を如何に向上
させてみても、スライスハム1枚当りの重量を常に一定
ならしめることは不可能であった。
したがってスライスハムの製造者にとっての問題は、ハ
ムスライス機にてスライスされたハムの1パック当りの
実際重量A′を、プラス(A′>A)側で如何にして規
定重量Aに近づけるかということであった。
このような課題は、時々刻々に変化するスライシングス
テーション付近におけるハムの塊の断面積を検出するこ
とができる適当な検出装置を、スライシングステーショ
ンの直前位に設けておいて、ハムスライス機におけるハ
ムの塊のスライシングステーション方向への送り込み速
度を、上記検出装置によって検出されたハムの塊の太さ
に応じてコントロールすると、解決できる。すなわち、
スライシングステーションに送り込まれた、ハムの塊の
太さが小さい部分ではハムの塊の送り速度を遅くし、ハ
ムの塊の太さが大きい部分ではハムの塊の送り速度を速
くすると、各スライスハムの厚さをその径が大きい部分
では薄くし、その径が小さい部分では厚くすることで、
各スライスハムの重量をより少ないバラツキを保ってプ
ラス(A′>A)側から規定重量Aに近づけることがで
きるからである。
このような食品の塊の太さの検出装置と食品の塊の送り
速度の制御装置を設けて、スライスされた食品の重量に
バラツキが生じないようにしたいくつかの食品の塊のス
ライス機が、米国特許第3,105,533号、3,1
44,893号、及び4,428,263号公報等に開
示されている。
これらのうち、米国特許第4,428,263号公報に
開示されているハムの塊のスライス機は、ハムのような
食品の塊の太さを検出できるようにしたもので、それは
第6・7図に示してあるように、一対の送りコンベヤ5
3・54によって下向きに送られるハムの塊51の下側
を挿入してハムの塊をスライシングステーション52の
入口で支持するためのホルダー55を、横方向に2分割
された、第1ホルダー部材55と第2ホルダー部材5
でもって構成しておくことを提案している。すなわ
ち、そこには、一方の第1ホルダー部材55をハムの
塊51の横方向から他方の第2ホルダー部材55の方
向に近づけたり遠ざけたりできるようになすと共に、こ
の第1ホルダー部材55(可動ホルダー部材)に、ハ
ムの塊51の最下端を予めきめられた一定の圧力で押し
それを第2ホルダー部材55(固定ホルダー部材)の
方向に押しつけるための附勢手段56と、この一対のホ
ルダー部材55・55の間を通過するハムの塊51
の断面の変化に応じて動く第1ホルダー部材55の動
きを検知するためのセンサー57とを取付けた、ハムの
塊の太さ検出装置が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このハムの塊の太さ検出装置にはなお次
のような問題点がある。すなわち、 i.直径の変化の2乗に比例するハムの塊51の太さの
変化を、直径方向に動く第1ホルダー部材55の変位
量でもって測定するものであるから、その測定精度が低
い。
ii.ハムの塊51を、スライシングステーション52の
入口部位で保持するための保持部材と、ハムの塊の太さ
の変化に対応して動く測定部材とが、同一の第1ホルダ
ー部材55でもって構成(兼用)されているので、ス
ライシングステーション52においてハムの塊51に作
用するロータリーカッター58の衝撃の全部が、この第
1ホルダー部材55からなる太さ測定部に作用する。
この衝撃は、精度維持上、測定部に悪い影響を及ぼす。
iii.太さの測定部を構成している第1ホルダー部材5
は、それでもってハムの塊の先端部近傍を確実に保
持せしめるためには、つまりそれにホルダーとしての役
割を遂行させるためには、第2ホルダー部材55の方
向に向かって前記附勢手段56でもって充分強く押しつ
けられていることが必要である。
このため、常時このような強い附勢を受けている第1ホ
ルダー部材55の変位量によって堅いハムの塊の太さ
を測定した場合と、それによって柔らかいハムの塊の太
さを測定した場合とでは、測定値に誤差が生じる。ま
た、 iv.特に、ハムの塊の断面形状が楕円形であった場合等
においては、ハムの塊の断面形状が円形となるまで第1
ホルダー部材55を強くハムの塊51に押しつけて、
その直径を測定しなければならないため、このハムの塊
が堅い場合にはホルダー部55・55におけるハム
の塊の通過抵抗が過大になって、ハムの塊のスライシン
グステーション52方向への送り込みが困難になる。
といったような問題がある。
そこで、この発明は、上記(i〜iv)したような欠点を
除くために、上記米国特許第4,428,263号公報
に開示されているハムの塊の太さ検出装置では、2分割
されていたホルダーを、従来のホルダー同様に一つの部
材でもって構成すると共に、ハムの塊の太さを検出する
ための部材を、ホルダーを構成している部材とは別の、
ホルダー内に配置された他の部材でもって構成すること
を提案するものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記の課題を解決した本発明は、ハムの塊をその両側方
から挾持してそれをスライシングステーションに向けて
連続的に送る一対の塊送りコンベヤと、この塊送りコン
ベヤによって送られるハムの塊の前端部を挿入してハム
の塊をスライシングステーションの入口で支持するため
の孔を備えたホルダーと、ハムの塊の通路をこのホルダ
ーの直下位で横切ってスライシングステーションに出入
りする軌道運動を周期的に行うロータリーカッターとを
備えたハムスライス機において、上記送りコンベヤの送
り速度をハムの塊の太さの変化に対応してコントロール
するためのハムの塊の太さ検出装置が、 前記ホルダーの孔の内周壁の適所に、可撓性の紐状体
を孔の円周方向に沿って支持するための環状溝が形成さ
れていて、ホルダーに、上記環状溝から切線方向に延び
てホルダーの外に通じる、紐状体の引出し通路が形成さ
れていること、 上記環状溝には、その一端を環状溝の適所に固定され
た一本の可撓性の紐状体のリング状の測定部が配置され
ていて、この紐状体は、その他端が上記引き出し通路を
経てホルダーの外に引き出されていること、 上記紐状体には、上記環状溝に配置されているリング
状の測定部の環状溝からの露出量を該測定部が環状溝か
ら脱出しない範囲に規制するための、リング状の測定部
の露出量規制手段が配設されていて、この紐状体が前記
環状溝に沿って配置されているリング状の測定部は、環
状溝に没入した位置と上記露出量規制手段によって規制
された最露出位置の間に亘って変位自在であること、 上記紐状体に、この紐状体が前記環状溝に沿って配置
されているリング状の測定部を環状溝から露出させる方
向に附勢して該測定部をホルダーの孔を通過するハムの
塊に対して予め定められた圧力で巻きつけるための紐状
体の附勢手段が配設(連結)されていること、及び、 上記紐状体に、ホルダーの孔を通過するハムの塊の太
さに応じて動く紐状体の他端部の紐状体の長さ方向に沿
った直線的な動きを検知するためのセンサーが配設され
ていること、 でもって構成されていることを特徴とするハムスライス
機におけるハムの塊の太さ検出装置にある。
〔作用〕
上記のように構成されたこの発明のハムの塊の太さ検出
装置は、次のように作用する。
ホルダーの内周壁に形成されている環状溝に沿って環状
溝に配置されている可撓性の1本の紐状体は、少なくと
もその一端が環状溝の適所に固定されており、その他端
が、上記環状溝から切線方向に延びてホルダー外に通じ
る紐状体の引出し通路を通ってホルダーの外に引出され
ていて、この紐状体が環状溝に配置されているリング状
の測定部は、ホルダー内を通過するハムの塊に対してそ
れを巻きつけるための附勢手段でもって該測定部を環状
溝から露出させる方向に附勢されているが、この環状溝
に配置されている紐状体のリング状の測定部は、環状溝
からの露出量を該測定部が環状溝から脱出しない範囲
に、リング状の測定部の露出量規制手段でもってその露
出量を規制されていて、この紐状体のリング状の測定部
は、環状溝に没入した位置と上記露出量規制手段によっ
て規制された最露出位置の範囲においてのみ変位自在で
あるように構成されているので、この紐状体が前記環状
溝に配置されているリング状の測定部は、ホルダー内を
ハムの塊が通過していない状態においては、上記露出量
規制手段によって規制された、この測定部が環状溝から
脱出しない範囲の最も露出した位置に保たれている。す
なわち、この環状溝に配置された紐状体のリング状の測
定部は、それが環状溝から脱出しない範囲においてホル
ダーの内周壁から突出された状態になっているので、こ
のような状態においてホルダー内に新しくハムの塊が送
り込まれてくると、該ハムの塊の先端部は、このホルダ
ー内においてその内周壁から突出して上記紐状体のリン
グ状の測定部に衝突することになる。
しかし、この紐状体のリング状の測定部は、それが前記
附勢に抗して環状溝内に没入可能であるから、このホル
ダー内に新しく送り込まれてきたハムの塊は、環状溝に
配置されている紐状体のリング状の測定部に接触する
と、該測定部の径を押し拡げてこのホルダー内に受け入
れられ、ホルダー内を通過する。そして、ホルダー内を
ハムの塊が通過している状態においては、環状溝に配置
されている上記紐状体のリング状の測定部が、ホルダー
内を通過しているハムの塊の外周に対して、前記紐状体
の附勢手段でもって、予め定められた圧力で巻きつけら
れることになる。
したがって、上記紐状体は、ホルダー内をハムの塊が通
過すると、ホルダー内を通過している部分のハムの塊の
太さに応じてホルダーの外に引き出されているその他端
部(自由端)を、紐状体の該部分の長さ方向に沿って直
線的に動かされることになる。
この発明のハムの塊の太さ検出装置は、上記紐状体の他
端に、その動きを検知するためのセンサーが配設されて
いるので、この発明の検出装置によれば、ホルダーを通
過している部分のハムの塊の太さの変化が、その外周に
巻きついた紐状体の長さ方向の変化でもって、つまりハ
ムの塊の直径の変化ではなく、その外周の変化によって
測定されることになる。
〔実施例1〕 この発明に係るハムの塊の太さ検出装置を実施したハム
スライス機は、次のように構成されている。
〈ハムスライス機としての基本的な構造〉 このハムスライス機は、垂直に立てたハムの塊1をその
両側方から挾持してそれをスライシングステーション
(切断場)2に向けて連続的に送り込みうるように、対
向状に配して垂直に立てられた一対の塊送りコンベヤ3
・4を備えている。一対の塊送りコンベヤ3・4の駆動
軸5・6は、両者間が互いに噛み合う歯車7・8でもっ
て連結されており、一方の軸5がプーリ9、ベルト10
及びプーリ11を介して可変速モータ12に連結されて
いて、可変速モータ12を駆動すると、この一対の塊送
りコンベヤ3・4がその対向面を下向きに駆動されるよ
うになっている。したがってこの塊送りコンベヤ3・4
を駆動すると、両コンベヤ3・4間に挾持されたハムの
塊1はスライシングステーション(切断場)2に向けて
下向きに送られる。
なお、上記可変速モータ12は、電線13を介してコン
トロールボックス15に連結されていて、一対のコンベ
ヤ3・4によるハムの塊1のスライシングステーション
2方向への送り込み速度は、上記コントロールボックス
15によってコントロールされる可変速モータ12の速
度によって決定され、可変である。
一対の塊送りコンベヤ3・4の下方位には、この一対の
コンベヤ3・4によって下向きに送られるハムの塊1の
前端部を挿入してそれをスライシングステーション2の
入口で支持するための孔16を備えたホルダー17が配
設されており、このホルダー17の下方位には、このホ
ルダー17の孔16を通過したハムの塊1の通路をこの
ホルダー17の直下位で横切ってスライシングステーシ
ョン2に出入りする軌道運動を周期的に行うロータリー
カッター18と、上記スライシングステーション2にお
いてスライスされた切断片20をその上に受取ってそれ
をこのスライス機の外に運びだすためのベルトコンベヤ
21が配設されている。
したがって、このハムスライス機においては、上記一対
の塊送りコンベヤ3・4によって下向きに送られるハム
の塊1は、上記ホルダー17の孔16を前記コントロー
ルボックス15によってコントロールされた速度で通過
し、ホルダー17の下位のスライシングステーション2
に送り込まれ、該スライシングステーション2において
は、上記ロータリーカッター18でもってスライスさ
れ、スライスされたハムの切断片20がその下方位に配
設されているベルトコンベヤ21の上に自由落下する。
したがってこのベルトコンベヤ21の上に落下してハム
スライス機の外に運び出されるハムの切断片の厚さは、
上記コントロールボックス15によってコントロールさ
れた可変速モータ12の回転速度によってコントロール
されることになる。
なお、上記ロータリーカッター18の軸24は、プーリ
25、ベルト26及びプーリ27を介してモータ28に
連結されており、上記ベルトコンベヤ21の駆動軸29
は、一対のプーリ30・31とベルト32を介してモー
タ33に連結されていて、上記各モータ28・33は、
夫々電源34・35を介して前記コントロールボックス
15に連結されている。
そして、上記ロータリーカッター18は、モータ28に
より一定の速度で回転されているが、ベルトコンベヤ2
1を駆動しているモータ33の回転速度は、前記コント
ロールボックス15によって適時高速回転と低速回転を
繰り返されるようになっていて、上記ロータリーカッタ
ー18でスライスされてこのコンベヤ21の上に落下し
てくるハムの切断片20は、ベルトコンベヤ21が低速
回転しているときには、所定枚数の切断片20が少しず
つずれて重なった状態になってベルトコンベヤ21の上
に並べられ(第3図参照)、ベルトコンベヤ21が高速
回転されたとき、ベルトコンベヤ21の上に並べられた
所定枚数宛の切断片20のブロック間に所定の間隔が与
えられるようになっている。
〈ハムの塊の太さ検出機構〉 上記ホルダー17の孔16を通過するハムの塊1の太さ
を、該孔16位置で測定して、その測定値の変化に対応
して前記可変速モータ12をコントロールするため、上
記ホルダー17には、以下に説明するようなハムの塊の
太さの検出装置が配設されている。
すなわち、上記ホルダー17には、ハムの塊1が通過す
る孔16の内周壁の上下方向の中間部に位置させて、溝
の横断面形状がコ字状の環状溝36が形成されており、
ホルダー17にあけた孔37でもって、この環状溝36
から切線方向に延びてホルダー17の外に通じる紐状体
の引き出し通路37が形成されていて、上記環状溝36
とそれに続く紐状体の引き出し通路37には、その一端
40aをピン38でもって環状溝36の適所に固定され
た、ゴムベルトのような適度の可撓性を有する素材から
なりその横断面形状がかまぼこ形の一本の紐状体40
が、かまぼこ形の曲面をホルダー17の孔16の中心に
向けて、上記環状溝36に沿ってリング状に配置された
上、その他端40bを上記紐状体の引き出し通路37を
経てホルダー17の外に引き出されている。
この紐状体40の他端40bには、ストッパー41が対
設されていて、この紐状体40が環状溝36に沿って配
置されているリング状の部分40cは、該部分40cが
環状溝36に没入した位置と、紐状体40の他端40b
に作用する上記ストッパー41によってこの紐状体40
が上記環状溝36から露出する方向の動きを規制された
最露出位置との間に亘ってのみ、変位自在で、該リング
状の部分40cの環状溝36からの露出量は、該リング
状の部分40cが環状溝36から脱出しない範囲にこれ
を規制されている。
また、この紐状体40がホルダー17の外に引き出され
ている上記端部4bには、該端部40bを牽引して紐状
体40が環状溝36に沿って配置されているリング状の
部分40cを環状溝36から露出させる方向に附勢する
ためのエヤーシリンダー43のピストンロッド44が連
結されていて、このエヤーシリンダー43によって環状
溝36から露出する方向に附勢された紐状体のリング状
の部分40cは、上記エヤーシリンダー43の圧力によ
って、ホルダー17の孔16を通過するハムの塊1の外
周面に対して巻きつけられるようになっており、この他
端部40bは、ホルダー17の孔16を通過するハムの
塊1の太さに応じて動くことになる。
上記他端部40bには、その動きを検知するためのセン
サー45が連結されていて、上記可撓性の紐状体40が
前記環状溝36に沿って配置されているリング状の部分
40cでもって、ホルダー17の孔16を通過するハム
の塊1の太さを測定するためのリング状の測定部が構成
されている。
すなわち、この実施例のハムの塊の太さ検出装置では、
上記ホルダー17の孔16を通過している部位のハムの
塊1の太さの変化は、ハムの塊1の外周面に巻きついて
接触する紐状体40のリング状の測定部40cでもって
測定され、その測定値は、ハムの塊1の円周方向の長さ
の変位として上記センサー45によって計測されること
になる。
なお、上記センサー45によって測定された測定値は、
信号線46を介してコントロールボックス15に送られ
(第1図参照)、前記ハムの塊の送りコンベヤ3・4が
この測定値によってコントロールされるようになってい
る。
〔他の実施例〕
上記実施例においては、環状溝36をホルダー17の孔
16の上下方向の中間部に形成したが、他の実施例にお
いては、第4・5図に示してあるように、その横断面形
状がL字状の環状溝36′を、ホルダー17の孔16の
上部に形成してもよい。この場合には、この環状溝3
6′から切線方向に延びる紐状体の引き出し通路37′
が、ホルダー17の上面に形成した横断面形状がコ字状
の溝37′でもって構成されている。
〔発明の効果〕
本発明のハムの塊の太さ検出装置は、作用について詳述
したように、その一端がスライシングステーションの直
上位のホルダーの孔に形成されている環状溝の適所に固
定された、可撓性の紐状体のリング状の測定部を、該環
状溝によってハムの塊の移動方向に移動不能に支持させ
ておいて、これをホルダーの孔を通過するハムの塊の外
周面に巻きつけ、ホルダー内を通過している部分のハム
の塊の太さに応じて動く、この紐状体がホルダーの外に
引き出されている部分の紐状体の長さ方向に沿った直線
的な動きを、センサーでもって検知するもので、ホルダ
ーの孔を通過している部分のハムの塊の太さの変化を、
ハムの塊の直径の変化ではなく、ハムの塊の外周の長さ
の変化によって測定するものであるから、ハムの塊の太
さの変化をハムの直径の変化で測定する前記従来装置に
比較すると、約3倍の測定精度を得ることができる。
またこの発明のハムの塊の太さ検出装置は、ハムの塊の
太さをスライシングステーションに最も近いホルダーの
部位において行うことができるものであっても、ハムの
塊に接触してその太さを測定するための測定部が、ホル
ダーの孔の内周壁に形成してある環状溝に配置された、
ホルダーとは別体の、可撓性の紐状体のリング状の測定
部でもって構成されているので、ハムの塊に作用するロ
ータリーカッターの衝撃によって、測定精度維持上、悪
影響を受けることが少ない。
またこの発明のハムの塊の太さ検出装置は、上記せる如
く、ハムの塊に接触してその太さを測定するための測定
部が、ホルダーとは別体の可撓性の紐状体でもって構成
されていて、それがハムの塊を所定の位置に保持するた
めのホルダーの一部ではないから、この可撓性の紐状体
のリング状の測定部は、これをハムの塊に対して強く押
しつけておく必要がない。したがってこの発明のハムの
塊の太さ検出装置は、上記リング状の測定部をハムの塊
に対して弱い力で押しつけておくと、ハムの塊の硬さの
変化による影響を受けることが少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るハムの塊の太さ検出装置が取り
つけられたハムスライス機の概略を示した斜視図、第2
図はホルダーの一部を横断してハムの塊の太さ検出装置
の一実施例を示した平面図、第3図は同縦断側面図、第
4図はハムの塊の太さ検出装置の他の実施例を示したホ
ルダーの平面図、第5図は同縦断側面図、第6図は従来
例の概略を示したホルダーの平面図、第7図は同縦断側
面図である。 1……ハムの塊、 2……スライシングステーション、 3・4……塊送りコンベヤ、 16……孔、 17……ホルダー、 18……ロータリーカッター、 20……ハムの切断片、 36・36′……環状溝、 37・37′……紐状体の引き出し通路、 38……ピン、 40……可撓性の紐状体、 40a……紐状体の一端、 40b……紐状体の他端、 40c……リング状の部分(リング状の測定部)、 41……ストッパー(リング状の測定部の露出量規制手
段)、 43……エヤーシリンダー(紐状体の附勢手段)、 45……センサー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハムの塊をその両側方から挾持してそれを
    スライシングステーションに向けて連続的に送る一対の
    塊送りコンベヤと、この塊送りコンベヤによって送られ
    るハムの塊の前端部を挿入してハムの塊をスライシング
    ステーションの入口で支持するための孔を備えたホルダ
    ーと、ハムの塊の通路をこのホルダーの直下位で横切っ
    てスライシングステーションに出入りする軌道運動を周
    期的に行うロータリーカッターとを備えたハムスライス
    機において、上記送りコンベヤの送り速度をハムの塊の
    太さの変化に対応してコントロールするためのハムの塊
    の太さ検出装置が、 前記ホルダーの孔の内周壁の適所に、可撓性の紐状体
    を孔の円周方向に沿って支持するための環状溝が形成さ
    れていて、ホルダーに、上記環状溝から切線方向に延び
    てホルダーの外に通じる、紐状体の引出し通路が形成さ
    れていること、 上記環状溝には、その一端を環状溝の適所に固定され
    た一本の可撓性の紐状体のリング状の測定部が配置され
    ていて、この紐状体は、その他端が上記引き出し通路を
    経てホルダーの外に引き出されていること、 上記紐状体には、上記環状溝に配置されているリング
    状の測定部の環状溝からの露出量を該測定部が環状溝か
    ら脱出しない範囲に規制するための、リング状の測定部
    の露出量規制手段が配設されていて、この紐状体が前記
    環状溝に沿って配置されているリング状の測定部は、環
    状溝に没入した位置と上記露出量規制手段によって規制
    された最露出位置の間に亘って変位自在であること、 上記紐状体に、この紐状体が前記環状溝に沿って配置
    されているリング状の測定部を環状溝から露出させる方
    向に附勢して該測定部をホルダーの孔を通過するハムの
    塊に対して予め定められた圧力で巻きつけるための紐状
    体の附勢手段が配設されていること、及び 上記紐状体に、ホルダーの孔を通過するハムの塊の太
    さに応じて動く紐状体の他端部の紐状体の長さ方向に沿
    った直線的な動きを検知するためのセンサーが配設され
    ていること、 でもって構成されていることを特徴とするハムスライス
    機におけるハムの塊の太さ検出装置。
  2. 【請求項2】前記環状溝が、ホルダーの孔の中間部に形
    成された、その横断面形状がコ字状の溝でもって構成さ
    れ、前記紐状体の引出し通路が、ホルダーの壁にあけら
    れた孔でもって構成されている、特許請求の範囲第1項
    に記載のハムスライス機におけるハムの塊の太さ検出装
    置。
  3. 【請求項3】前記環状溝が、ホルダーの孔の上部に形成
    された、その横断面形状がL字状の溝でもって構成さ
    れ、前記紐状体の引出し通路が、ホルダーの上面に形成
    された溝でもって構成されている、特許請求の範囲第1
    項に記載のハムスライス機におけるハムの塊の太さ検出
    装置。
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