JPH06310075A - 走査型電子顕微鏡 - Google Patents
走査型電子顕微鏡Info
- Publication number
- JPH06310075A JPH06310075A JP5100685A JP10068593A JPH06310075A JP H06310075 A JPH06310075 A JP H06310075A JP 5100685 A JP5100685 A JP 5100685A JP 10068593 A JP10068593 A JP 10068593A JP H06310075 A JPH06310075 A JP H06310075A
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- JP
- Japan
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- electron beam
- sample
- energy
- electron
- kev
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Abstract
(57)【要約】
【目的】半導体製造プロセスにおける半導体ウエハ用観
察装置を提供する。 【構成】試料4に電子線3を照射して、電子線照射によ
り試料4表面から放出される電子5を、シンチレータ6
および検出器7を用いて検出する。電子線3のエネルギ
は、0.5 〜100keVの範囲内で任意に設定可能で
ある。 【効果】電子線のエネルギを観察対象あるいは目的に応
じて設定できるため、観察対象を容易に発見でき、かつ
孔や溝内部を詳細に観察できる。さらに、試料の損傷を
最小限に抑えることができる。
察装置を提供する。 【構成】試料4に電子線3を照射して、電子線照射によ
り試料4表面から放出される電子5を、シンチレータ6
および検出器7を用いて検出する。電子線3のエネルギ
は、0.5 〜100keVの範囲内で任意に設定可能で
ある。 【効果】電子線のエネルギを観察対象あるいは目的に応
じて設定できるため、観察対象を容易に発見でき、かつ
孔や溝内部を詳細に観察できる。さらに、試料の損傷を
最小限に抑えることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子線を用いた観察技術
に係り、特に、半導体ウエハの微細加工形状や残留物の
観察が可能な装置に関する。
に係り、特に、半導体ウエハの微細加工形状や残留物の
観察が可能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子線で試料表面を走査し、この走査に
より発生する2次電子を検出する走査型電子顕微鏡(S
EM)は,工学の分野で広く活用されている。特に、半
導体産業では、加工形状や残留物の観察に不可欠な装置
となっている。このような観察では、絶縁物の帯電を避
けるために、2keV以下のエネルギを持つ電子線が多
用されている。
より発生する2次電子を検出する走査型電子顕微鏡(S
EM)は,工学の分野で広く活用されている。特に、半
導体産業では、加工形状や残留物の観察に不可欠な装置
となっている。このような観察では、絶縁物の帯電を避
けるために、2keV以下のエネルギを持つ電子線が多
用されている。
【0003】半導体プロセスで用いられるウエハ表面に
は、コンタクトホールに代表される孔(あるいは溝)も
多数形成されている。たとえば、今後の半導体素子の主
流である16MbDRAMでは、孔の直径は0.5μ
m、深さは1.5〜2μmである。先に述べた低エネル
ギ電子線を用いる走査型電子顕微鏡(低加速SEM)で
は、電子線照射により孔内で発生した2次電子が孔の内
壁に遮られるため、2次電子は検出器に到達できず、孔
内部の観察が困難となっていた。これに対し、近年、電
子線のエネルギを50keV以上に高めて、反射電子や
反射電子により形成される3次電子を検出することによ
り、孔内部が明瞭に観察できる走査型電子顕微鏡(高加
速SEM)が提案された。この方法の原理については、
たとえば、特開平4−149944 号公報に詳しく開示されて
いる。
は、コンタクトホールに代表される孔(あるいは溝)も
多数形成されている。たとえば、今後の半導体素子の主
流である16MbDRAMでは、孔の直径は0.5μ
m、深さは1.5〜2μmである。先に述べた低エネル
ギ電子線を用いる走査型電子顕微鏡(低加速SEM)で
は、電子線照射により孔内で発生した2次電子が孔の内
壁に遮られるため、2次電子は検出器に到達できず、孔
内部の観察が困難となっていた。これに対し、近年、電
子線のエネルギを50keV以上に高めて、反射電子や
反射電子により形成される3次電子を検出することによ
り、孔内部が明瞭に観察できる走査型電子顕微鏡(高加
速SEM)が提案された。この方法の原理については、
たとえば、特開平4−149944 号公報に詳しく開示されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2に示したコンタク
トホール15の観察を例に、低加速SEMと高加速SEM
の利用法を整理する。低加速SEMでは、試料の帯電な
く表面10の形状を詳細に観察できる。しかし、このS
EMでは、底面12からの2次電子16が内壁17に遮
られて検出できず、底面12の観察は難しい。これに対
し、高加速SEMでは、底面12で反射した反射電子13
が十分なエネルギを有するため、内壁17を貫通して表
面10から外に飛び出す。この反射電子13が表面10
を通過する際に、再び、電子(3次電子14)が発生す
る。反射電子13や3次電子14は底面12の情報を有
しており、これら電子を検出することにより、底面12
(あるいは底面12に付着した残留物)を観察すること
ができる。これまでは、表面10の観察は低加速SEM
を用いて、底面12の観察は高加速SEMを用いて、別
々に行われていた。
トホール15の観察を例に、低加速SEMと高加速SEM
の利用法を整理する。低加速SEMでは、試料の帯電な
く表面10の形状を詳細に観察できる。しかし、このS
EMでは、底面12からの2次電子16が内壁17に遮
られて検出できず、底面12の観察は難しい。これに対
し、高加速SEMでは、底面12で反射した反射電子13
が十分なエネルギを有するため、内壁17を貫通して表
面10から外に飛び出す。この反射電子13が表面10
を通過する際に、再び、電子(3次電子14)が発生す
る。反射電子13や3次電子14は底面12の情報を有
しており、これら電子を検出することにより、底面12
(あるいは底面12に付着した残留物)を観察すること
ができる。これまでは、表面10の観察は低加速SEM
を用いて、底面12の観察は高加速SEMを用いて、別
々に行われていた。
【0005】このように、高加速SEMでは、孔底面の
観察が可能である。しかし、この装置では、表面10と
底面12がほぼ同じコントラストでモニタ画面上に同時
に映しだされる。さらに、その観察原理から明らかなよ
うに、表面だけでなく、下層の金属配線等も同時に観察
されモニタ画面上に表示される。このため、モニタ画面
上に表示された像が複雑になり、表示された像の上下関
係も判定しにくく、高加速SEMのみの観察では何が観
察されているのかわかりにくいという問題点があった。
この結果、素子の設計パタンとの比較が難しく、孔や溝
の内部に残留物が検出されても、不良個所の同定に時間
がかかっていた。さらに、このように観察対象物の同定
に長時間の観察が必要となるため、高エネルギ電子線の
長時間照射による試料の損傷が発生しやすいという問題
点も生じていた。
観察が可能である。しかし、この装置では、表面10と
底面12がほぼ同じコントラストでモニタ画面上に同時
に映しだされる。さらに、その観察原理から明らかなよ
うに、表面だけでなく、下層の金属配線等も同時に観察
されモニタ画面上に表示される。このため、モニタ画面
上に表示された像が複雑になり、表示された像の上下関
係も判定しにくく、高加速SEMのみの観察では何が観
察されているのかわかりにくいという問題点があった。
この結果、素子の設計パタンとの比較が難しく、孔や溝
の内部に残留物が検出されても、不良個所の同定に時間
がかかっていた。さらに、このように観察対象物の同定
に長時間の観察が必要となるため、高エネルギ電子線の
長時間照射による試料の損傷が発生しやすいという問題
点も生じていた。
【0006】高加速SEMを用いる方法に対し、先に低
加速SEMで試料表面を観察した後、高加速SEMで孔
内を観察する方法もある。しかし、この方法では、二つ
の異なった装置を用いるため、装置間の試料移動や各装
置への試料導入,装置の真空排気、さらには同一の観察
領域を捜しだすことに時間がかかっていた。従って、2
つの装置を用いる方法は、半導体製造プロセスで用いる
方法としては極めて不便である。
加速SEMで試料表面を観察した後、高加速SEMで孔
内を観察する方法もある。しかし、この方法では、二つ
の異なった装置を用いるため、装置間の試料移動や各装
置への試料導入,装置の真空排気、さらには同一の観察
領域を捜しだすことに時間がかかっていた。従って、2
つの装置を用いる方法は、半導体製造プロセスで用いる
方法としては極めて不便である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明では、一つの装置で、試料に照射する電子
線のエネルギを、観察対象あるいは目的に応じて0.5
〜100keVの範囲で任意に切替可能とした。
めに、本発明では、一つの装置で、試料に照射する電子
線のエネルギを、観察対象あるいは目的に応じて0.5
〜100keVの範囲で任意に切替可能とした。
【0008】
【作用】図2の表面10を観察する(たとえば分析位置
を同定する)場合には、電子線のエネルギを低く設定す
る。この場合、低加速SEMと同様に、試料表面のみを
観察することができるので、モニタ画面に表示される像
が単純になり、どの場所を観察しているのかを容易に知
ることができる。また、電子線のエネルギも低いため、
試料の損傷が発生しない。このようにして観察すべき孔
や溝を発見した後、その内部を観察する場合には、電子
線のエネルギを高く切替えて観察する。これらの観察順
序を入れ替えて、高エネルギ電子線で表面および内部を
同時に観察した後に、低エネルギ電子線により得られる
試料表面の像から観察箇所の同定を行ってもよい。本発
明の本質は、低加速SEMの機能と高加速SEMの機能
とを合わせ持つ観察機能を有し要望に応じて低加速,高
加速に切替えて観察できる装置を提供することにある。
を同定する)場合には、電子線のエネルギを低く設定す
る。この場合、低加速SEMと同様に、試料表面のみを
観察することができるので、モニタ画面に表示される像
が単純になり、どの場所を観察しているのかを容易に知
ることができる。また、電子線のエネルギも低いため、
試料の損傷が発生しない。このようにして観察すべき孔
や溝を発見した後、その内部を観察する場合には、電子
線のエネルギを高く切替えて観察する。これらの観察順
序を入れ替えて、高エネルギ電子線で表面および内部を
同時に観察した後に、低エネルギ電子線により得られる
試料表面の像から観察箇所の同定を行ってもよい。本発
明の本質は、低加速SEMの機能と高加速SEMの機能
とを合わせ持つ観察機能を有し要望に応じて低加速,高
加速に切替えて観察できる装置を提供することにある。
【0009】次に、この観察で用いる電子線のエネルギ
に関して述べる。半導体素子の最少寸法は既にサブμm
の領域に入っている。このような素子を観察するために
は高(空間)分解能が必要である。また、半導体素子製
造プロセスでは種々の材料が用いられる。酸化物や窒化
物等の絶縁膜、あるいはレジスト等に電子線を照射する
と、電子線のエネルギによってはこれら材料が帯電し
て、得られる2次電子像の画質が大幅に低下することが
ある。これらの事実を考慮すると、電子線のエネルギ値
の下限を決定する要因は、分解能と試料の帯電状態であ
ると結論できる。
に関して述べる。半導体素子の最少寸法は既にサブμm
の領域に入っている。このような素子を観察するために
は高(空間)分解能が必要である。また、半導体素子製
造プロセスでは種々の材料が用いられる。酸化物や窒化
物等の絶縁膜、あるいはレジスト等に電子線を照射する
と、電子線のエネルギによってはこれら材料が帯電し
て、得られる2次電子像の画質が大幅に低下することが
ある。これらの事実を考慮すると、電子線のエネルギ値
の下限を決定する要因は、分解能と試料の帯電状態であ
ると結論できる。
【0010】図3にSEM分解能の電子線エネルギ依存
性の測定結果を示した。破線は通常SEMの、実線はイ
ンレンズ方式高分解能SEMの分解能を示している。一
般に、SEMを半導体製造プロセスに適用するには、観
察対象の最小寸法の1/10以下の分解能が必要であ
る。半導体素子の主流である16Mb以降のDRAMの
素子最小寸法が0.5μm 以下であることを考慮する
と、SEMの分解能は少なくとも0.05μm 以下でな
ければならない。この分解能を得るために必要な電子線
のエネルギは、図3から、約0.5keV であればよい
ことがわかる。
性の測定結果を示した。破線は通常SEMの、実線はイ
ンレンズ方式高分解能SEMの分解能を示している。一
般に、SEMを半導体製造プロセスに適用するには、観
察対象の最小寸法の1/10以下の分解能が必要であ
る。半導体素子の主流である16Mb以降のDRAMの
素子最小寸法が0.5μm 以下であることを考慮する
と、SEMの分解能は少なくとも0.05μm 以下でな
ければならない。この分解能を得るために必要な電子線
のエネルギは、図3から、約0.5keV であればよい
ことがわかる。
【0011】また、絶縁物試料を用いた測定から、電子
線のエネルギが2keV以上になると、試料表面が急激
に帯電することもわかった。すなわち、帯電の影響を少
なくして絶縁物試料を観察するには、電子線のエネルギ
は2keV以下でなければならない。以上から、絶縁物
試料を高分解能で帯電なく観察するには、電子線のエネ
ルギを0.5 〜2keVにすればよいと結論できる。も
ちろん、この結論は試料が絶縁物の場合であり、半導体
や金属試料の場合には試料の帯電が生じないため、より
高いエネルギの電子線を用いることができる。
線のエネルギが2keV以上になると、試料表面が急激
に帯電することもわかった。すなわち、帯電の影響を少
なくして絶縁物試料を観察するには、電子線のエネルギ
は2keV以下でなければならない。以上から、絶縁物
試料を高分解能で帯電なく観察するには、電子線のエネ
ルギを0.5 〜2keVにすればよいと結論できる。も
ちろん、この結論は試料が絶縁物の場合であり、半導体
や金属試料の場合には試料の帯電が生じないため、より
高いエネルギの電子線を用いることができる。
【0012】電子線のエネルギの上限値は、以下のよう
に決定される。特開平4−149944 号公報に示されている
ように、表面10からの3次電子の、底面12からの2
次電子に対する割合は、電子線のエネルギが50〜10
0keVで最大になる。従って、底面12からの信号を
検出する(すなわち、底面12を観察する)場合、電子
線のエネルギの上限値は100keVで十分である。さ
らに、電子線のエネルギの上限値を100keVにする
ことにより、100keV以上のエネルギの電子線を用
いる場合に比べて、試料に与える損傷をより小さくする
ことも可能になる。
に決定される。特開平4−149944 号公報に示されている
ように、表面10からの3次電子の、底面12からの2
次電子に対する割合は、電子線のエネルギが50〜10
0keVで最大になる。従って、底面12からの信号を
検出する(すなわち、底面12を観察する)場合、電子
線のエネルギの上限値は100keVで十分である。さ
らに、電子線のエネルギの上限値を100keVにする
ことにより、100keV以上のエネルギの電子線を用
いる場合に比べて、試料に与える損傷をより小さくする
ことも可能になる。
【0013】以上から、本発明における電子線のエネル
ギ切替えは、0.5 〜100keVが最良であると結論
できる。
ギ切替えは、0.5 〜100keVが最良であると結論
できる。
【0014】本発明によれば、従来二つの異なった装置
が必要であった観察を一つの装置でできるため、前述の
従来技術の問題点がすべて解消できる。すなわち、観察
対象あるいは目的に応じて電子線のエネルギを変化させ
ることにより、表面はもとより孔や溝の内部を観察で
き、加工形状や残留物の観察を迅速かつ容易に行うこと
ができる。また、素子の設計パタンとの比較を短時間で
簡単に行うことができる。この結果、試料に与えるエネ
ルギも少なくなり、試料の損傷も最小限に抑えることが
できる。
が必要であった観察を一つの装置でできるため、前述の
従来技術の問題点がすべて解消できる。すなわち、観察
対象あるいは目的に応じて電子線のエネルギを変化させ
ることにより、表面はもとより孔や溝の内部を観察で
き、加工形状や残留物の観察を迅速かつ容易に行うこと
ができる。また、素子の設計パタンとの比較を短時間で
簡単に行うことができる。この結果、試料に与えるエネ
ルギも少なくなり、試料の損傷も最小限に抑えることが
できる。
【0015】
<実施例1>本発明の最も基本的な実施例を図1に示し
た。電子源1からの電子が電子レンズ2で加速,集束さ
れて、所定のエネルギを有する電子線3が生成される。
この電子線3の照射により試料4で発生する電子5(2
次電子,3次電子等)は、シンチレータ6で光に変換さ
れ、検出器7で検出される。電子5を効率的に集めるた
め、シンチレータ6には電源9により高電圧(1〜10
kV)が供給されている。
た。電子源1からの電子が電子レンズ2で加速,集束さ
れて、所定のエネルギを有する電子線3が生成される。
この電子線3の照射により試料4で発生する電子5(2
次電子,3次電子等)は、シンチレータ6で光に変換さ
れ、検出器7で検出される。電子5を効率的に集めるた
め、シンチレータ6には電源9により高電圧(1〜10
kV)が供給されている。
【0016】試料4の表面の観察を行う場合には、電子
線3のエネルギを2keV以下に設定して、電子線3で
試料4の表面上を走査する。この走査も電子レンズ2を
用いて行うことができる。ここで、試料4が絶縁物以外
の場合には、帯電が生じないため、より高いエネルギを
有する電子線を用いることもできる。これらの表面観察
により、詳しく観察すべき孔や溝を見つけだすことがで
きる。
線3のエネルギを2keV以下に設定して、電子線3で
試料4の表面上を走査する。この走査も電子レンズ2を
用いて行うことができる。ここで、試料4が絶縁物以外
の場合には、帯電が生じないため、より高いエネルギを
有する電子線を用いることもできる。これらの表面観察
により、詳しく観察すべき孔や溝を見つけだすことがで
きる。
【0017】これらの内部を観察する場合には、電子線
3のエネルギを50keV以上に増加させればよい。こ
のエネルギの増加は、制御電源8から電子レンズ2に供
給される高電圧を変化させて行われる。本発明における
電子線3のエネルギ範囲は0.5 〜100keVであ
る。電子レンズ2は、この範囲にエネルギをもつ集束電
子線を生成可能な電子レンズ系である。
3のエネルギを50keV以上に増加させればよい。こ
のエネルギの増加は、制御電源8から電子レンズ2に供
給される高電圧を変化させて行われる。本発明における
電子線3のエネルギ範囲は0.5 〜100keVであ
る。電子レンズ2は、この範囲にエネルギをもつ集束電
子線を生成可能な電子レンズ系である。
【0018】本発明によれば、観測対象あるいは目的に
応じて試料に照射する電子線のエネルギを設定できるた
め、観測物の同定が容易であり、かつ孔や溝の内部も簡
単に観測できる。この結果、観測パタンと設計パタンと
の比較が容易にでき、不良箇所を迅速に把握することが
可能になる。
応じて試料に照射する電子線のエネルギを設定できるた
め、観測物の同定が容易であり、かつ孔や溝の内部も簡
単に観測できる。この結果、観測パタンと設計パタンと
の比較が容易にでき、不良箇所を迅速に把握することが
可能になる。
【0019】<実施例2>反射電子を用いても、試料表
面や試料内部の像を形成することができる。図4にその
実施例の一例を示した。
面や試料内部の像を形成することができる。図4にその
実施例の一例を示した。
【0020】電子線3のエネルギが低いときには、試料
4の表面への電子線の照射により、試料4の表面から2
次電子21が発生する。2次電子21は検出器18を用
いて検出される。検出器18の構成は、実施例1で述べ
たようなシンチレータ6と検出器7の組み合わせでよ
い。2次電子の検出により、試料表面の像を得ることが
できる。これに対し、電子線3のエネルギを大きくして
孔内部の観察を行う場合には、反射電子検出器19もし
くは検出器18を用いる。あるいは、両方の検出器を使
用してもよい。反射電子検出器19は、pn接合やショ
ットキー接合を用いた半導体検出器、あるいはシンチレ
ータ等の蛍光を用いた検出器を使用している。20は上
記検出器19用の電源である。また、図には示されてい
ない、2次電子や3次電子を検出器18に効率よく導く
ために、電子レンズ2の内部あるいは下方に電子吸引用
の電極が設置されている。電子線3のエネルギの変更
は、実施例1と同じく制御電極8を用いて行われる。電
子線3のエネルギ可変範囲に関しては、実施例1と同じ
である。
4の表面への電子線の照射により、試料4の表面から2
次電子21が発生する。2次電子21は検出器18を用
いて検出される。検出器18の構成は、実施例1で述べ
たようなシンチレータ6と検出器7の組み合わせでよ
い。2次電子の検出により、試料表面の像を得ることが
できる。これに対し、電子線3のエネルギを大きくして
孔内部の観察を行う場合には、反射電子検出器19もし
くは検出器18を用いる。あるいは、両方の検出器を使
用してもよい。反射電子検出器19は、pn接合やショ
ットキー接合を用いた半導体検出器、あるいはシンチレ
ータ等の蛍光を用いた検出器を使用している。20は上
記検出器19用の電源である。また、図には示されてい
ない、2次電子や3次電子を検出器18に効率よく導く
ために、電子レンズ2の内部あるいは下方に電子吸引用
の電極が設置されている。電子線3のエネルギの変更
は、実施例1と同じく制御電極8を用いて行われる。電
子線3のエネルギ可変範囲に関しては、実施例1と同じ
である。
【0021】本実施例によれば、反射電子も像形成に用
いることができるため、よりS/Nのよい観察を行うこ
とができる。
いることができるため、よりS/Nのよい観察を行うこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、試料に照射する電子線
のエネルギを、観測対象あるいは目的に応じて0.5〜
100keVの範囲内で設定できるため、試料表面を高
分解能で帯電なく観察でき、かつ孔や溝の内部も観察で
きる。この結果、観測パタンと設計パタンとの比較を容
易、かつ、迅速に行うことができ、簡単に不良個所を発
見することができる。また、試料の損傷も最小限に抑え
ることができる。
のエネルギを、観測対象あるいは目的に応じて0.5〜
100keVの範囲内で設定できるため、試料表面を高
分解能で帯電なく観察でき、かつ孔や溝の内部も観察で
きる。この結果、観測パタンと設計パタンとの比較を容
易、かつ、迅速に行うことができ、簡単に不良個所を発
見することができる。また、試料の損傷も最小限に抑え
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す装置のブロック図。
【図2】試料に照射される電子線と発生電子の関係を示
す説明図。
す説明図。
【図3】SEM分解能の電子線エネルギ依存性を示す特
性図。
性図。
【図4】本発明の他の実施例を示す装置のブロック図。
1…電子源、2…電子レンズ、3…電子線、4…試料、
5…電子、6…シンチレータ、7…検出器、8…制御電
源、9…電源。
5…電子、6…シンチレータ、7…検出器、8…制御電
源、9…電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸所 秀男 茨城県勝田市市毛882番地 株式会社日立 製作所計測器事業部内 (72)発明者 寺門 貞夫 茨城県勝田市市毛882番地 株式会社日立 製作所計測器事業部内 (72)発明者 水野 文夫 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 山田 悟 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内
Claims (4)
- 【請求項1】試料に加速,収束した電子線を照射し、そ
の照射により発生する電子を検出して試料を観察する走
査型電子顕微鏡において、電子線のエネルギを0.5k
eV以上100keV以下の範囲内で任意に設定する手
段を設けたことを特徴とする走査型電子顕微鏡。 - 【請求項2】請求項1において、溝もしくは孔がその表
面に形成された試料の観測で、溝もしくは孔の内部を観
測する場合の電子線のエネルギが、試料表面を観測する
場合の電子線のエネルギ以上である走査型電子顕微鏡。 - 【請求項3】請求項1または2において、走査像を形成
する信号が、上記電子線の照射により発生する2次電
子、あるいは反射電子、あるいは反射電子により生成さ
れる3次電子、もしくはこれら電子の組合せである走査
型電子顕微鏡。 - 【請求項4】溝もしくは孔がその表面に形成された試料
に加速,収束した電子線を照射し、その照射により発生
する電子を検出して上記試料を観察する走査型電子顕微
鏡において、上記試料の観測領域に絶縁物が含まれる場
合、試料表面を観察する場合の電子線のエネルギが0.
5keV 以上2keV以下であり、溝もしくは孔の内
部を観察する場合の電子線のエネルギが50keV以上
100keV以下であることを特徴とする走査型電子顕
微鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5100685A JPH06310075A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 走査型電子顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5100685A JPH06310075A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 走査型電子顕微鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06310075A true JPH06310075A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=14280599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5100685A Pending JPH06310075A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 走査型電子顕微鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06310075A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015106530A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 走査電子顕微鏡システム及びそれを用いたパターン計測方法並びに走査電子顕微鏡 |
| WO2020095346A1 (ja) * | 2018-11-05 | 2020-05-14 | 株式会社 日立ハイテクノロジーズ | パターン計測方法、計測システム、及びコンピュータ可読媒体 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP5100685A patent/JPH06310075A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015106530A (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-08 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 走査電子顕微鏡システム及びそれを用いたパターン計測方法並びに走査電子顕微鏡 |
| WO2015083548A1 (ja) * | 2013-12-02 | 2015-06-11 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 走査電子顕微鏡システム及びそれを用いたパターン計測方法並びに走査電子顕微鏡 |
| KR20160046837A (ko) | 2013-12-02 | 2016-04-29 | 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 | 주사 전자 현미경 시스템 및 그것을 이용한 패턴 계측 방법 및 주사 전자 현미경 |
| US9852881B2 (en) | 2013-12-02 | 2017-12-26 | Hitachi High-Technologies Corporation | Scanning electron microscope system, pattern measurement method using same, and scanning electron microscope |
| WO2020095346A1 (ja) * | 2018-11-05 | 2020-05-14 | 株式会社 日立ハイテクノロジーズ | パターン計測方法、計測システム、及びコンピュータ可読媒体 |
| JPWO2020095346A1 (ja) * | 2018-11-05 | 2021-10-07 | 株式会社日立ハイテク | パターン計測方法、計測システム、及びコンピュータ可読媒体 |
| JP2022179549A (ja) * | 2018-11-05 | 2022-12-02 | 株式会社日立ハイテク | パターン計測方法、計測システム、及びコンピュータ可読媒体 |
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