JPH0631036B2 - 自動車の組立装置 - Google Patents

自動車の組立装置

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JPH0631036B2
JPH0631036B2 JP60248058A JP24805885A JPH0631036B2 JP H0631036 B2 JPH0631036 B2 JP H0631036B2 JP 60248058 A JP60248058 A JP 60248058A JP 24805885 A JP24805885 A JP 24805885A JP H0631036 B2 JPH0631036 B2 JP H0631036B2
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JP
Japan
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stage
line
main line
vehicle
body main
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JP60248058A
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Inventor
直樹 中川
博喜 高木
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、型式や規格等がそれぞれ相違した3車種また
は4車種以上のフロアメインとボディサイドとの組立て
を、1つのボディメインラインにおいて行い得るように
した自動車の組立装置に関する。
(従来の技術) 自動車車体は、第10図に示すように、エンジンコンパ
ートメント1、フロントフロア2、およびリヤフロア3
からなるフロアメインFMと、右側のボディサイド4
と、左側のボディサイド5と、ルーフ6と、その他カウ
ル7、パーセル8、およびリヤパネル9等とを組立てる
ことによって形成されている。このような自動車車体の
組立ては、フロアメイン工程においてエンジンコンパー
トメント1、フロントフロア2、およびリヤフロア3を
組立てることによってフロアメインFMを形成し、ま
た、ボディサイド工程においてボディサイドインナー、
ボディサイドアウター、およびセンターピラー等から左
右のボディサイド5、4を形成している。これらフロア
メインFMとボディサイド4、5は、ボディメインライ
ンにおいてルーフ6等と共に一体に組立てられ、第10
図に示す車体構成部品によってメインボディBが形成さ
れる。なお、このボディメイン工程において形成された
メインボディBは、次のメタルラインに搬送されてド
ア、フード等が取付けられる。
従来、特開昭55−77434号公報に開示されている
ように、ワークをライン上で自動搬送しつつ自動車の組
立てを行うものがある。
第11図は従来のボディサイド工程およびボディメイン
工程における各ステージのレイアウトを示す図であっ
て、A車種、B車種、C車種、およびD車種の4種類の
自動車を組立てる場合を示している。なお、基本的な組
立手順は前記特開昭55−77434号公報と同様であ
る。
第11図において、A車B/SはA車種用のボディサイ
ドライン、B車B/SはB車種用のボディサイドライ
ン、C車B/SはC車種用のボディサイドライン、D車
B/SはD車種用のボディサイドラインをそれぞれ示し
ている。A車種用のボディサイドラインA車B/Sは、
ボディサイドアウターが組付けられる第1ステージ10
aと、ボディサイドインナーが組付けられる第2ステー
ジ11aと、このステージにおいて組立てが完了したボ
ディサイド4を次のボディメインラインに搬出するため
のアンローディングステージ12aとからなっている。
なお、他のボディサイドラインも同様のステージを有し
ており、それぞれのステージにおいて、B車種用のボデ
ィサイドラインには符号bが、C車種用のボディサイド
ラインには符号cが、D車種用のボディサイドラインに
は符号dがそれぞれ付されている。また、それぞれのス
テージは右側のボディサイド4を組立てるためのステー
ジと、左側のボディサイド5を組立てるためのステージ
との2つずつのステージからなっている。
ボディメインラインは、従来、第11図に示すように、
A車種用およびB車種用のフロアメインFMに対してA
車種用およびB車種用のボディサイド4、5やルーフ6
等を組立てるための第1ボディメインラインB/M(A
B)と、C車種用およびD車種用のフロアメインFMに
対してC車種用およびD車種用のボディサイド4、5や
ルーフ6等を組立てるための第2ボディメインラインB
/M(CD)とからなり、それぞれは独立している。
それぞれのボディメインラインB/M(AB)、B/M
(CD)は、図外のフロアメインラインからフロアメイ
ンFMが搬入されるローディングステージ13と、アイ
ドルステージ14と、フロアメインFMに対してボデイ
サイド4、5が組込まれて相互に仮止めされるマリッジ
ステージ15と、3つの増打ちステージ16〜18と、
ルーフ6をボディサイド4、5の上に設置して仮止めす
るルーフローディングステージ19と、これの増打ちス
テージ20と、このようにして形成されたメインボディ
Bを次の工程に搬出するためのアンローディングステー
ジ21とを有し、これらのステージは一列に配列されて
いる。
第1ボディメインラインB/M(AB)の各ステージに
は、A車種用支持面とB車種用支持面を有する治具が設
けられており、それぞれの支持面は反転し得るようにな
っている。このことは、第2ボディメインラインB/M
(CD)においても同様であり、その各ステージにはC
車種用支持面とD車種用支持面を有する治具が設けられ
ている。
4つのそれぞれのボディサイドラインにおけるアンロー
ディングステージ12a〜12dとボディメインライン
におけるマリッジステージ15、15との間には、ドロ
ップリフター22a〜22dが設けられている。これに
より、A車種のボディサイド4、5とB車種のボディサ
イド4、5はドロップリフター22a、22bによって
第1ボディメインラインB/M(AB)のマリッジステ
ージ15に搬入され、また、C車種のボディサイド4、
5とB車種のボディサイド4、5はドロップリフター2
2c、22dによって第2ボディメインラインB/M
(CD)のマリッジステージ15に搬入される。たとえ
ば、実開昭57−125691号公報の第1図に示され
ているように、1つのラインには、そのラインを構成す
るそれぞれのステージを貫通して1本のトランスファー
バーが設けられている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、第11図に示す従来の自動車の組立装置にあ
っては、ボディサイドラインに複数の車種が対応させて
それぞれ独立した複数種類のラインが必要であり、1本
のトランスファーバーがラインを構成するおのおののス
テージを貫通して設けられているため、それぞれのボデ
ィサイドラインの最下流端にアンローディングステージ
12a〜12dを設ける必要があり、ボディサイドを組
立てるラインのスペースを広くしなければならないとい
う問題点があった。
まだ、それぞれのラインに1本のトンスファーバーがお
のおののステージを貫通して設けられていることから、
トランスファーバーを用いた従来のボディメインライン
の特定のステージにあっては、そのステージに2種類の
車種に対応し得る2つの支持面を有する治具を設置する
のが限界であることから、1つのボディメインラインで
組立て得る車種は2種類に限られており、1つのボディ
メインラインにおいて3車種、あるいはそれ以上の車種
のメインボディを組立てることは不可能であった。
しかも、ボディサイドラインおよびボディメインライン
にあっては、それぞれのステージの間に自動車を搬送す
るためにシャトルバーとも言われるトランスファーバー
が用いられており、このトランスファーバーは、上述の
ように、1つのラインに1本それぞれのステージを貫通
して設けられており、長寸となっているため、搬送方向
に高精度の芯出しが必要であった。このように、長寸の
トランスファーバーを用いてボディメインラインにおい
てボディサイド4、5やメインボディBを搬送するよう
にし、おのおののステージでは2種類の支持面を有する
治具を用いたのでは、A車種とB車種の2種類、あるい
はC車種とD車種の2種類の車種のうち、1つの車種が
変更される場合には他の1つの車種の変更がなくとも、
ボディメインラインを停止させなければ車種の変更がで
きなかった。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、1つのラインで3車種または4車種以上
の多車種の自動車をラインの設置スペースを狭くしつつ
組立て得るようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明は、アンローディング
ステージを中心として左右一直線上に配置され、それぞ
れ異なる車種のボディサイドを組立てる複数のボディサ
イドラインと、前記ボディサイドを含む各部品をフロア
メインに組付けるボディメインラインと、前記アンロー
ディングステージから前記ボディメインラインに前記ボ
ディサイドを搬送するボディサイド搬送手段とを有し、
前記ボディメインラインは基本ボディメインラインと当
該基本ボディメインラインの途中から分岐しかつこれに
平行に配置された分岐ボディメインラインとから構成さ
れ、前記基本ボディメインラインと前記分岐ボディメイ
ンラインとの間でメインボディを搬送するボディメイン
搬送手段と、前記ボディサイドライン、前記基本ボディ
メインライン、および前記分岐ボディメインラインのそ
れぞれのステージに設けられたリフター基台に進退移動
自在に設置され、隣合う前記ステージの他の前記リフタ
ー基台に乗り移り自在のスキッドレールとを有し、前記
分岐ボディメインラインおよびこれに平行な前記基本ボ
ディメインラインの部分はそれぞれ異なる車種の前記メ
インボディを組立てる1車種分以上の車種専用ステージ
を有する自動車の組立装置。
(作用) このように構成した本発明にあっては、それぞれ異なる
車種のボディサイドを組立てる複数のボディサイドライ
ンを、アンローディングステージを中心として左右一直
線上に配置して、このアンローディングステージに両側
から組立完了後のボディサイドを搬入するようにしたこ
とから、アンローディングステージを複数のボディサイ
ドラインで組立てられたボディサイドの搬出のために共
用することが可能となり、ラインの配置スペースを小さ
くすることができる。
また、ボディメインラインを基本ボディメインラインと
分岐ボディメインラインとで構成し、これら基本ボディ
メインラインと分岐ボディメインラインにおいてそれぞ
れ2車種以上のメインボディを組立て得るようにしたこ
とから、1つのボディメインラインで3車種または4車
種、あるいは(分岐部分においてさらに車種専用ステー
ジの数を増やせば)それ以上の車種のメインボディを混
在させて組立てることができる。
さらに、ボディサイドライン、基本ボディメインライ
ン、および分岐ボディメインラインの各ステージにスキ
ッドレールを設置して、ステージ単位での芯出しならび
にタクトタイムの設定を行い得るようにしたことから、
設備の設置工期が大幅に短縮され、また、ラインとして
の作業編成に柔軟に対応することができる。
また、それぞれボディサイドライン、分岐ボディメイン
ライン、および基本ボディメインラインの分岐ボディメ
インラインに平行な部分に1車種分以上の車種専用ステ
ージを設けて、それぞれのラインにおいて複数の車種に
対応できるようにしたことから、各ステージにスキッド
レールを設置したことと相俟って、ボディサイドライン
やボディメインラインをすべて停止させることなく、一
部の車種の変更(モデルチェンジ)に容易に対応するこ
とができる。さらに、車種の増加に対しては、追加車種
用のボディサイドラインを既存のボディサイドラインと
一直線に配列し、また、ボディメインラインの分岐部分
(分岐ボディメインラインとこれに平行な基本ボディメ
インラインの部分)に追加車種用の車種専用ステージを
追加することによって対応できるようになり、アンロー
ディングステージや分岐ボディメインライン自体の数を
増やすことなく、設備面積の増加を最小限に抑えること
ができる。
(実施例) 以下、図示する本発明の一実施例について説明する。
第1図は本発明の自動車組立て装置におけるボディサイ
ドラインとボディメインラインのレイアウトを示す平面
図である。図示実施例はA〜Dの4つの車種の自動車を
組立てる場合を示しており、ボディサイドラインは、ア
ンローディングステージ12を中心として、これの一方
側にA車種用のボディサイドラインA車B/Sと、B車
種用のボディサイドラインB車B/Sとが配置され、他
方側にC車種用のボディサイドラインC車B/Sと、D
車種用のボディサイドラインD車B/Sとが配置され、
全体的に左右一直線上に配置されている。なお、それぞ
れの車種用のボディサイドラインの配置順序はどのよう
にしても良い。また、上記それぞれのボディサイドライ
ンは、第10図に示した右側のボディサイド4と、左側
のボディサイド5とを別々に組立てるために、2列ずつ
配置されている。
それぞれのボディサイドラインはボディサイドアウター
が組付けられる第1ステージ10a〜10dと、ボディ
サイドインナーが組付けられる第2ステージ11a〜1
1dとを有している。B車種用のボディサイドラインB
車B/Sにおいて組立てられたボディサイド4、5は、
A車種用のボディサイドラインA車B/Sを通過してア
ンローディングステージ12に搬送される。また、C車
用のボディサイドラインC車B/Sにおいて組立てられ
たボディサイド4、5は、D車種用のボディサイドライ
ンD車B/Sを通過してアンローディングステージ12
に搬送される。一方、A車種用のボディサイドラインA
車B/S、およびD車種用のボディサイドラインD車B
/Sにおいて組立てられたボディサイド4、5は、それ
ぞれ直接アンローディングステージ12に搬送される。
このアンローディングステージ12に搬入されたそれぞ
れの車種のボディサイドは、ボディサイド搬送手段であ
るドロップリフター22によって次の工程のボディメイ
ンラインに搬送される。
このボディメインラインは、基本ボディメインラインB
/M1と、これにそれぞれ平行に設置された2つの分岐
ボディメインラインB/M2、B/M3とからなってい
る。基本ボディメインラインB/M1の上流部には、図
外のフロアメインラインからフロアメインFM(第10
図参照)が搬入されるローディングステージ13と、ア
イドルステージ14と、フロアメインFMに対してボデ
ィサイド4、5が組込まれて相互に仮止めされるマリッ
ジステージ15とが設けられている。このマリッジステ
ージ15の下流側には、搬出ステージ30と、A車種用
の第1治具ステージ31aと、B車種用の第1治具ステ
ージ31bと、搬入ステージ32と、増打ちステージ3
3、34と、ルーフローディングステージ35とが設け
られ、さらに、搬出ステージ36と、A車種用の第2治
具ステージ37aと、B車種用の第2治具ステージ37
bと、アンローディングステージ38とが設けられてい
る。これらのステージは第1図に示すように一直線上に
配置されている。
分岐ボディメインラインB/M2は、搬出ステージ30
と隣合って設置された搬入ステージ40と、C車種用の
第1治具ステージ31cと、D車種用の第1治具ステー
ジ31dと、搬出ステージ41とからなり、この搬出ス
テージ41は搬入ステージ32と隣合っており、以上の
ステージは一直線上に配置されている。また、分岐ボデ
ィメインラインB/M3は、搬出ステージ36と隣合っ
て設置された搬入ステージ42と、C車種用の第2治具
ステージ37cと、D車種用の第2治具ステージ37d
と、アンローディングステージ43とからなり、このア
ンローディングステージ43はアンローディングステー
ジ38と隣合っており、以上のステージは一直線上に配
置されている。
搬出ステージ30と搬入ステージ40の間には、ボディ
メイン搬送手段としてのオーバーヘッドトラバーサ44
が設けられ、搬出ステージ41と搬入ステージ32の間
には、ボディメイン搬送手段としてのオーバーヘッドト
ラバーサ45が設けられ、搬出ステージ36と搬入ステ
ージ42の間には、ボディメイン搬送手段としてのオー
バーヘッドトラバーサ46が設けられている。
A車種またはB車種のボディサイド4、5がマリッジス
テージ15にドロップリフター22によって搬入された
場合には、これらのボディサイド4、5は基本ボディメ
インラインB/M1を搬送されつつメインボディBの組
立てがなされ、C車種またはD車種のボディサイド4、
5がマリッジステージ15にドロップリフター22によ
って搬入された場合には、これらのボディサイド4、5
は分岐ボディメインラインB/M2、B/M3と、基本
ボディメインラインB/M1を搬送されつつメインボデ
ィBが組立てられる。したがって、C車種とD車種のメ
インボディBについては、基本ボディメインラインB/
M1と分岐ボディメインラインB/M2、B/M3の両
方に搬送されることになり、また、ステージ13〜1
5、33〜35には4車種のものすべてが搬送されるこ
とになり、これらのステージではロボット等によってす
べての車種に対して組立作業がなされる。
次に、第1図に示すA車種用のボディサイドラインA車
B/Sの詳細を第2〜5図に基づいて説明する。
第2図にあっては、右側から順に第1治具ステージ10
a、第2治具ステージ11a、およびアンローディング
ステージ12を示している。基盤50には、一定の間隔
を置いて、各ステージの本体をなす支持台51が設置さ
れており、それぞれの支持台51には、これに取付けら
れて油圧または空気圧で作動する流体圧シリンダー52
によって上下動自在となったリフター基台53が装着さ
れている。さらに、それぞれのリフター基台53には、
おのおののステージにおいて組立作業がなされるボディ
サイド4、5に対応した長さを有するスキッドレール5
4が進退移動自在に設けられている。このスキッドレー
ル54は、前記進退移動によって隣合うリフター基台5
3に乗り移ることが可能となっている。なお、スキッド
レール54は、それぞれ第3図と第4図に示すように、
2本で一対となっており、ワークを支持するためのフィ
ンガー55が固着されている。
また、支持台51には、ボディサイド4、5に対して溶
接による組立作業を行う際にボディサイド4、5を支持
するためのフィクスチャー56が複数固着されている。
フィクスチャー56のうちボディサイド4、5をクラン
プするものには、油圧または空気圧シリンダー57によ
って開閉するクランプ片が設けられている。このフィク
スチャー56によってボディサイド4、5が支持される
位置は、それぞれフィンガー55を介してスキッドレー
ル54に支持された状態の下で、リフター基台53によ
ってスキッドレール54が上昇限位置になった時と下降
限位置になった時とにおけるボディサイド4、5の各位
置の中間位置となるように設定されている。なお、アン
ローディングステージ12の支持台51には、後述する
起立装置が設けられているため、フィクスチャー56お
よびシリンダー57は設けられていない。
スキッドレール54を進退移動させるために、それぞれ
のリフター基台53には、スキッドレール54と接触す
る摩擦車58が取付けられ、さらにこの摩擦車58を駆
動する駆動源としてのモーター59が第2図と第5図
(A)(B)に示すように装着されている。なお、第2
図において右端に位置する最上流側のリフター基台53
を除き、摩擦車58は2つずつ設けられている。
次に、この第5図(A)(B)に基いてスキットレール
54を進退移動させるための駆動手段について説明す
る。第5図(B)に示すように、それぞれのスキッドレ
ール54と接触する摩擦車58が両端に固着されたシャ
フト60は、軸受ケース61に支持されており、この軸
受ケース61はリフター基台53に固着された支持板7
2の上に載置されてわずかに上下動自在となっている。
シャフト60に固着されたスプロケット62とモーター
59の主軸に固着されたスプロケット63とはチェーン
64によって連結されており、モーター59によって摩
擦車58の駆動がなされる。モーター59はモーター取
付用のブラケット65に取付けられ、このブラケット6
5と軸受ケース61とはピン66および調整ボルト67
によって連結されており、このボルト67によって両方
のスプロケット62、63の間の間隔を調整し得るよう
になっている。
摩擦車58をスキッドレール54に押し付けるために、
リフター基台53に固着された支持板68と軸受ケース
61に固着されたブラケット69との間には、圧縮コイ
ルばね70が装着されており、この圧縮コイルばね70
は支持板68に取付けられたボルト71によって支持さ
れている。このばね70によって上方に押し上げられる
ストロークを規制するために、支持板72に固着された
ブラケット73(第5図(A)参照)には押し付け量調
整用のボルト74が取付けられている。さらに、リフタ
ー基台53には、スキッドレール54の上下方向および
横方向の位置を規制するために、ローラー75を有する
ガイド76が所定の間隔を置いて取付けられている。
あるリフター基台53に支持されていた状態のスキッド
レール54が前進移動することにより、そのリフター基
台53に対してそのスキッドレール54の前進方向に隣
合う他のリフター基台53に乗り移った場合に、その乗
り移ったリフター基台53の所定の前進限位置でスキッ
ドレール54を停止させるために、第2図に示すよう
に、前進限ストッパー77がそれぞれのリフター基台5
3に設けられている。
また、あるリフター基台53に支持されていた状態のス
キッドレール54が後退移動することにより、そのリフ
ター基台53に対してそのスキッドレール54の後退方
向に隣合う他のリフター基台53に乗り移った場合に、
その乗り移ったリフター基台53の所定の後退限位置で
スキッドレール54を停止させるために、後退限ストッ
パー78がそれぞれのリフター基台53に設けられてい
る。なお、第2図〜第5図においては、第1図に示すA
車種用のボディサイドラインA車B/Sの詳細を示して
いるが、他の車種用のボディサイドラインも同様の構造
となっている。ただし、他の車種用のボディサイドライ
ンからのボディサイド4、5も第2図に示すアンローデ
ィングステージ12が共用されて、ここから次工程に搬
出されるようになっている。また、第2図〜第4図にあ
っては、左右のボディサイド5、4を別々に組立てるた
めの2列のボディサイドラインA車B/Sのうちの一方
のみを示している。
第2図〜第5図はボディサイドラインの詳細を示す図で
あるが、ボディメインラインにおける各ステージは、こ
れらの間にワークであるメインボディBを搬送するため
にスキッドレールを有する構造となっている。
第6図(A)〜(C)は、第1図と第2図に示すアンロ
ーディングステージ12に水平に寝かした状態で搬入さ
れたボディサイド4、5を起立させるために、アンロー
ディングステージ12に設けられた起立装置79を示す
図である。ただし、この起立装置79は、第2図におい
ては図示省略してある。第6図(A)(B)に示すよう
に、アンローディングステージ12の支持台51には支
持ブラケット80が固着され、この支持ブラケット80
の先端にはピン81によって起立用フレーム82が揺動
自在に取付けられ、この起立用フレーム82にはワーク
であるボディサイド4、5を把持するためのクランパー
83が取付けられている。このクランパー83は空圧シ
リンダー84によって駆動される。起立用フレーム82
の揺動運動は、支持台51にピン85により揺動自在に
取付けられた空圧シリンダー86のロッド87の進退移
動によって行われる。
第6図(A)(B)は、スキッドレール54によってア
ンローディングステージ12に搬送されてきたボディサ
イド4、5をクランパー83によって把持した後に、シ
リンダー52を駆動して支持台51を下降させることに
より、ボディサイド4、5がフィンガー55から離れた
状態を示している。この状態の下でシリンダー86を駆
動すると、第6図(C)に示すように、ボディサイド
4、5は垂直方向に起立した状態となる。これにより、
A車種用ないしD車種用のボディサイド4、5は、すべ
てアンローディングステージ12から次工程に搬出され
る。
第7図(A)〜(D)は、第1図と第2図に示すアンロ
ーディングステージ12において、前記第6図(A)〜
(C)に示した起立装置79によって起立されたボディ
サイド4、5を把持して、これをボディメインラインの
マリッジステージ15まで搬送するためのドロップリフ
ター(ボディサイド搬送手段)22を示す図である。こ
のドロップリフター22はアンローディングステージ1
2に固定された支持ポスト91と、これに対して上下動
自在に取付けられた昇降部92とを有し、この昇降部9
2には車輪93が取付けられたハンガー94が係合する
ようになっている。昇降部92にハンガー94に係合し
た時にハンガー94を昇降部92に固定するために、昇
降部92にはハンガークランパー95が取付けられ、さ
らにハンガー94の姿勢を変更させるためのシリンダー
96が同じく昇降部92に取付けられている。また、ハ
ンガー94にはワークであるボディサイド4、5を把持
するためのクランパー97が取付けられている。
第7図(A)はシリンダー96を作動してハンガー94
を傾斜させた状態を示す図であり、この状態においてク
ランパー97によってボディサイド4、5を把持する。
次いで、第7図(B)に示すようにシリンダー96を作
動してハンガー94を垂直にした後、第7図(C)に示
すようにハンガー94を昇降部92によって上昇させ、
図示しない案内レールによってハンガー94をマリッジ
ステージ15に搬送する。このマリッジステージ15に
は、第7図に示す支持ポスト91と同様の支持ポストが
設置されており、この支持ポストに設けられた昇降部に
ハンガー94が係合するようになっている。これによ
り、ハンガー94を昇降部と共に支持ポストに沿って下
降させると、マリッジステージ15にボディサイド4、
5が組込まれる。なお、第7図(A)〜(D)にあって
は、前記それぞれのボディサイドラインにおいて別々に
組立てられた左右のボディサイド4、5のうちの一方を
搬送するためのドロップリフター22を示しているが、
他方のボディサイドを搬送するためのドロップリフター
22も同様の構造である。また、このドロップリフター
22によって4種類の車種に対応する分のボディサイド
4、5が搬送される。
第8図(A)(B)は第1図におけるマリッジステージ
15の詳細を示す図であり、基台100には、第1図に
示すローディングステージ13からアイドルステージ1
4を経てマリッジステージ15に搬入されたフロアメイ
ンFMを所定の位置にまで上昇させるためのリフター1
01が取付けられており、このリフター101にはフロ
アーメインFMを支持するフィクスチャー102が取付
けられている。
基台100上にはリフター102に隣接して支持台10
3が固定され、この支持台103に形成されたガイド1
04に沿って摺動台105が摺動自在に設置されてい
る。この摺動台105は支持台103に取付けられたス
ライド用シリンダー106により摺動するようになって
おり、この摺動台105には支持ブラケット107が固
着されている。支持ブラケット107には、A車種用と
B車種用のフィクスチャーが取付けられた第1基部10
8と、C車種用とD車種用のフィクスチャーが取付けら
れた第2基部109とを有するフィクスチャーベース1
10がピン111によって回動自在に取付けられてい
る。このフィクスチャーベース110の回動運動は、摺
動台105にブラケット112を介して取付けられたシ
リンダー113によってなされる。
第8図(A)に示す支持台103は図示省略されている
が、リフター101の右側にも同様のものが設けられて
おり、第1基部108には、第8図(B)に示すよう
に、A車種用のフィクスチャー114とB車種用のフィ
クスチャー115とが相互にずれた位置に設けられてい
る。なお、第2基部109にも、図示しないが、同様に
C車種用のフィクスチャーとD車種用のフィクスチャー
とが相互にずれた位置に設けられている。
第9図は、基本ボディメインラインB/M1の搬出ステ
ージ30と分岐ボディメインラインB/M2の搬入ステ
ージ40との間、分岐ボディメインラインB/M2の搬
出ステージ41と基本ボディメインラインB/M1の搬
入ステージ32との間、および基本ボディメインライン
B/M1の搬出ステージ36と分岐メインボディライン
B/M3搬入ステージ42との間にそれぞれ設けられた
ボディメイン搬送手段としてのオーバーヘッドトラバー
サ44、45、46を示す図である。
それぞれのオーバーヘッドトラバーサ44〜46は、そ
れぞれのステージの間に設けられたレール121に案内
されて移動する走行台車122を有しており、この走行
台車122にはモーター123によって駆動される車輪
124が取付けられている。また、走行台車122には
モーター125によって巻き上げられるロープ126が
設けられており、このロープ126にはフィンガー基台
127が取付けられている。このフィンガー基台127
にはシリンダー128によって開閉するフィンガー12
9が回動自在に取付けられている。前記それぞれのステ
ージ30、40、32、41、36、42には、オーバ
ーヘッドトラバーサ120に向けてワークを上昇させる
ためにリフター130が設けられている。
次に、以上のように構成された自動車の組立装置の動作
について説明する。
まず、A車種の自動車を組立てるには、第1図と第2図
に示すA車種用のボディサイドラインA車B/Sにおい
て、これの第1治具ステージ10aに搬入されたボディ
サイド4、5を組立てる。それそれの治具ステージ10
a、10bにおいては、図示しないマルチスポット溶接
機や溶接用ロボットによってボディサイド4、5に対し
て所定の位置にスポット溶接作業がなされる。なお、こ
の時、他のボディサイドラインB車B/S、C車B/
S、およびD車B/Sにおいても、組立作業が同時にな
されている。
第2図におけるそれぞれのステージにおいてボディサイ
ド4、5に対して所定の作業が終了し、次のステージに
ボディサイド4、5を搬送する場合を想定する。この場
合には、第2図において、最右端に位置するリフター基
台53に位置するボディサイド4、5を中央部に位置す
るリフター基台53に搬送し、中央部に位置するボディ
サイド4、5を最左端に位置するリフター基台53に搬
送するために、それぞれの支持台51に取付けられたシ
リンダー52を駆動してリフター基台53を上昇させ
る。すべてのリフター基台53が所定の位置に上昇する
と、前進限ストッパー77と後退限ストッパー78を開
き、それぞれの支持台51を解放状態にする。次いで、
モーター59を駆動する摩擦車58が回転してスキッド
レール54が前進して、隣合うリフター基台53の下流
側にボディサイド4、5が乗り移る。スキッドレール5
4の前進限位置は第4図に示すリミットスイッチLSに
よって検知され、スキッドレール54は停止する。
次に、前進限ストッパー77と後退限ストッパー78を
駆動して、スキッドレール54の位置決めを行うととも
にスキッドレール54をリフター基台53に締結した
後、シリンダー52を駆動してリフター基台53をそれ
ぞれ下降させる。この下降過程において、スキッドレー
ル54にフィンガー55を介して支持された状態のボデ
ィサイド4、5が、支持台51に取付けられたフィクス
チャー56に載置される。そして、ボディサイド4、5
が取り外された後のリフター基台53は、引き続き下降
する。この下降が終了した後に、前進限ストッパー77
と後退限ストッパー78を作動させてスキッドレール5
4の締結を解除する。
次いで、モーター59を上述した場合と逆方向に駆動し
て、摩擦車58によってスキッドレール54をボディサ
イド4、5が取り除かれた状態で後退させ、隣合うステ
ージの上流側のリフター基台53にスキッドレール54
を乗り移らせる。その後、リフター基台53を上昇させ
ることによって、フィクスチャー56を介して支持台5
1に載置された状態の新たなボディサイド4、5がスキ
ッドレール54に支持される。ボディサイド4、5に対
する溶接作業等は、前述したようにリフター基台53が
上昇限位置と下降限位置との間の中間位置にあるとき
に、フィクスチャー56を介して支持台51に載置され
た状態の下で行われる。
このようにして第1と第2治具ステージ10a、11a
において組立てられたボディサイド4、5は、上述した
スキッドレール54の移動によってアンローディングス
テージ12に搬入される。ただし、アンローディングス
テージ12においては、フィクスチャー56を持たず、
第6図(A)〜(C)に示す起立装置79の起立用フレ
ーム82に載置されることになる。
アンローディングステージ12では、第6図に示すよう
に、スキッドレール54が下降する際にボディサイド
4、5は起立用フレーム82に対して水平に寝かされた
状態で、スキッドレール54のフィンガー55から起立
用フレーム82のクランパー83に受け渡される。この
起立用フレーム82に渡された後のボディサイド4、5
は、シリンダー86の駆動によって第6図(C)に示す
ように起立される。
このようにして起立されたボディサイド4、5は、第7
図(A)〜(D)に示すドロップリフター(ボディサイ
ド搬送手段)22のハンガー94に吊り下げられて第7
図(B)に示す状態で、基本ボディメインラインB/M
1のマリッジステージ15に搬送される。このマリッジ
ステージ15において、ボディサイド4、5は、第7図
(C)に示すように下降された後、シリンダー96の駆
動によって第7図(D)に示すようにその姿勢が変更さ
れ、第8図(A)(B)に示すフィクスチャーベース1
10の第1基部108にクランプされる。
このステージ15においては、図外のラインから搬入さ
れたフロアメインFMに対してボディサイド4、5が図
示省略したスポット溶接機によって仮止めされる。この
ようにしてフロアメインFMと一体となったボディサイ
ド4、5は、基本ボディメインラインB/M1のそれぞ
れのステージに設けられたスキッドレールによって順次
このラインの下流側に搬送される。つまり、マリッジス
テージ15においてフロアメインFMとボディサイド
4、5とが一体となってメインボディBとなったワーク
は、搬出ステージ30を通過してA車種用の第1治具ス
テージ31aにおいて増打ちがなされ、B車種用の第1
治具ステージ31bと搬入ステージ32を通過し、増打
ちステージ33、34において増打ちされた後、ルーフ
ローディングステージ35で第10図に示すルーフ6が
搬入されてボディサイド4、5と一体に取付けられる。
ルーフ6が一体となったメインボディBは搬出ステージ
36を通過してから、A車種用の第2治具ステージ37
aで増打ちがなされた後、アンローディングステージ3
8から図外の次工程に搬出される。このようにして、各
ステージ間におけるメインボディBの搬送には、前述し
たスキッドレールが用いられる。
B車種の自動車を組立てる場合にも、上述した場合と同
様に、B車種用のボディサイドラインB車B/Sにおい
て組立てられたボディサイド4、5がアンローディング
ステージ12から、ドロップリフター22によって基本
ボディメインラインB/M1のマリッジステージ15に
搬入され、この基本ボディメインラインB/M1を搬送
されつつ溶接されてアンローディングステージ38から
次の工程に搬出される。
一方、C車種用またはD車種用のボディサイド4、5
は、それぞれのボディサイドラインC車B/S、D車B
/Sにおいて組立てられた後、アンローディングステー
ジ12からドロップリフター22によって基本ボディメ
インラインB/M1のマリッジステージ15に搬入され
る。ここでボディサイド4、5とフロアメインFMとが
一体となったC車種用またはD車種用のメインボディB
は、搬出ステージ30から分岐ボディメインラインB/
M2の搬入ステージ40にオーバーヘッドトラバーサ4
4によって搬入される。マリッジステージ15おいて
は、第8図(B)に示すシリンダー113が作動して第
2基部109が垂直状態となっており、この状態の下で
フロアメーンFMに対してボディサイド4、5が一体と
なってメインボディBとなる。
次いで、このメインボディBは、搬出ステージ30にお
いて、オーバーヘッドトラバーサ44によって分岐ボデ
ィメインラインB/M2の搬入ステージ40に搬送され
た後に、第1治具ステージ31c(C車種用のメインボ
ディBの場合)または第1治具ステージ31d(D車種
用のメインボディBの場合)において増打ちがなされ
る。ステージ31cまたは31dにおける増打ち完了後
のメインボディBは、搬出ステージ41に搬送された
後、オーバーヘッドトラバーサ45によって、基本ボデ
ィメインラインB/M1の搬入ステージ32に搬送され
る。それから、増打ちステージ33、34においてメイ
ンボディBに溶接用ロボット等による増打ち作業がなさ
れた後に、ステージ35においてルーフ6が搬入され、
これがメインボディBに仮止めされる。そして、そのC
車種用またはD車種用のメインボディBは、搬出ステー
ジ36から、オーバーヘッドトラバーサ46によって搬
入ステージ42に搬送され、第2治具ステージ37c
(C車種用のメインボディBの場合)または第2治具ス
テージ37d(D車種用のメインボディBの場合)にお
いて増打ちがなされ、ルーフ6のメインボディBへの組
立てが完了する。このようにして、分岐メインボディラ
インB/M2、B/M3を通って組立てが完了した後の
C車種用またはD車種用のメインボディBは、アンロー
ディングステージ43から次工程に搬出される。
以上、本実施例によれば、それぞれ異なる車種A〜Dの
ボディサイドを組立てる4つのボディサイドラインA車
B/S、B車B/S、C車B/S、D車B/Sを、アン
ローディングステージ12を中心として左右一直線上に
設置したので、アンローディンクステージ12を2車種
以上(4車種)のボディサイドのアンローディングステ
ージとして共用することが可能となり、それぞれのボデ
ィサイドラインに対応させてアンローディングステージ
を設ける場合と比べて、ボディサイドラインにおけるラ
イン設置面積を大幅に小さくすることができる。
また、ボディメインラインB/Mを基本ボディメインラ
インB/M1と分岐ボディメインラインB/M2、B/
M3とで構成し、A車種用とB車種用のメインボディB
は基本ボディメインラインB/M1を搬送されつつ組立
てられ、C車種用とD車種用のメインボディBは基本ボ
ディメインラインB/M1と分岐ボディメインラインB
/M2、B/M3とを搬送されつつ組立てられるように
したので、ボディメインラインB/Mにおいて4車種
(そして後述のように分岐部分における車種専用ステー
ジの数を増やせばそれ以上の車種)のメインボディを混
在させて組立てることができる。
さらに、各ボディサイドラインA車B/S、B車B/
S、C車B/S、D車B/S、基本ボディメインライン
B/M1、および分岐ボディメインラインB/M2、B
/M3のそれぞれのステージにスキッドレール54を設
置したので、トランスファーバーを用いる場合と異なっ
て、設置以前に各ステージに対して治具要素や搬送要素
機構等を玉成しておけば現場では芯出し作業の後すぐに
スキッドレールを動作させてワークの搬送が可能とな
り、設備の設置工期が大幅に短縮される。また、このよ
うに各ステージにスキッドレール54を設置した場合に
は、トランスファーバーを用いる場合と異なって、ワー
クを順次次工程へ送ることができるため、ある工程のタ
クトタイムをある程度任意に設定できるようになり、ラ
インとしての作業編成に柔軟に対応することができる。
また、それぞれ、左右のボディサイドライン、分岐ボデ
ィメインライン、および基本ボディメインラインの分岐
ボディメインラインに平行な部分に1車種分以上(2車
種分)の車種専用ステージ10a〜d、11a〜d、3
1a〜d、37a〜dを設けて、それぞれのラインにお
いて複数の車種に対応できるようにしたので、各ステー
ジにスキッドレール54を設置したことと相俟って、ボ
ディサイドラインB/SやボディメインラインB/Mを
停止させることなく、一部の車種の変更(モデルチェン
ジ)に容易に対応することができるようになり、自動車
の組立効率が大幅に向上する。たとえば、C車種または
D車種の規格や型式を変更する場合には、ボディサイド
ラインA車B/S、B車B/S、および基本ボディメイ
ンラインB/M1を作動状態とし、分岐ボディメインラ
インB/M2、B/M3のみを停止させた状態として、
ステージの治具等を交換すれば、ボディメインライン全
体を停止させることなく、車種の変更を行うことが容易
になされる。さらに、車種の増加に対しては、追加車種
用のボディサイドラインを既存のボディサイドラインと
一直線に配列し、また、ボディメインラインB/Mの分
岐部分(分岐ボディメインラインとこれに平行な基本ボ
ディメインラインの部分)に追加車種用の車種専用ステ
ージを追加することによって対応できるので、アンロー
ディングステージや分岐ボディメインライン自体の数を
増やす必要がなく、設備面積の増加を最小限に抑えるこ
とができる。
なお、図示実施例にあっては、A〜Dの4車種の自動車
を組立てる場合を示しているが、3車種、または5車種
以上の車種の組立てを行うことも可能である。
また、前記ステージの治具として特開昭57−8427
5号公報に示されている汎用治具を用いれば、さらに汎
用性が高まる。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば、それぞれ異なる車
種のボディサイドを組立てる複数のボディサイドライン
を、アンローディングステージを中心として左右一直線
上に配置したので、アンローディングステージを複数の
ボディサイドラインで組立てられたボディサイドの搬出
のために共用することが可能となり、ラインの配置スペ
ースを小さくすることができる。
また、ボディメインラインを基本ボディメインラインと
分岐ボディメインラインとで構成し、これら基本ボディ
メインラインと分岐ボディメインラインにおいてそれぞ
れ2車種以上のメインボディを組立て得るようにしたの
で、1つのボディメインラインで3車種または4車種、
あるいは(分岐部分においてさらに車種専用ステージの
数を増やせば)それ以上の車種のメインボディを混在さ
せて組立てることができる。
さらに、ボディサイドライン、基本ボディメインライ
ン、および分岐ボディメインラインの各ステージにスキ
ッドレールを設置して、ステージ単位での芯出しならび
にタクトタイムの設定を行い得るようにしたので、設備
の設置工期が大幅に短縮され、また、ラインとしての作
業編成に柔軟に対応することができる。
また、それぞれボディサイドライン、分岐ボディメイン
ライン、および基本ボディメインラインの分岐ボディメ
インラインに平行な部分に1車種分以上の車種専用ステ
ージを設けて、それぞれのラインにおいて複数の車種に
対応できるようにしたので、各ステージにスキッドレー
ルを設置したことと相俟って、ボディサイドラインやボ
ディメインラインをすべて停止させることなく、一部の
車種の変更(モデルチェンジ)に容易に対応することが
できる。さらに、車種の増加に対しても、アンローディ
ングステージや分岐ボディメインライン自体の数を増や
すことなく、追加車種用の車種専用ステージの追加だけ
で対応できるので、設備面積の増加を最小限に抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る自動車の組立装置の
レイアウトを示す平面図、 第2図は、第1図におけるボディサイドラインの一部を
示す拡大正面図、 第3図は、第2図におけるIII−III線に沿う矢視図、 第4図は、第2図における第1治具ステージを示す平面
図、 第5図(A)(B)は、それぞれ、第2図の要部拡大正
面図および第5図(A)の側面断面図、 第6図(A)(B)(C)は、それぞれ、アンローディ
ングステージに設けられた起立装置を示す正面図、同図
(A)の側面図、およびボディサイドが起立した状態を
示す側面図、 第7図(A)〜(D)は、ドロップリフターを示す側面
図、 第8図(A)(B)は、それぞれ、マリッジステージの
一部を示す側面図および同図(A)の正面図、 第9図はオーバーヘッドトラバーサを示す正面図、 第10図は、自動車車体を構成する各部材を示す分解斜
視図、 第11図は、従来の自動車組立て装置のレイアウトを示
す平面図である。 B……メインボディ B/S……ボディサイドライン B/M……ボディメインライン B/M1……基本ボディメインライン B/M2、B/M3……分岐ボディメインライン FM……フロアメイン 4、5……ボディサイド 6……ルーフ 10a〜11d……ステージ 12……アンローディングステージ 15……マリッジステージ 22……ドロップリフター(ボディサイド搬送手段) 44〜46……オーバーヘッドトラバーサ(ボディメイ
ン搬送手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンローディングステージを中心として左
    右一直線上に配置され、それぞれ異なる車種のボディサ
    イドを組立てる複数のボディサイドラインと、 前記ボディサイドを含む各部品をフロアメインに組付け
    るボディメインラインと、 前記アンローディングステージから前記ボディメインラ
    インに前記ボディサイドを搬送するボディサイド搬送手
    段とを有し、 前記ボディメインラインは基本ボディメインラインと、
    当該基本ボディメインラインの途中から分岐しかつこれ
    に平行に配置された分岐ボディメインラインとから構成
    され、 前記基本ボディメインラインと前記分岐ボディメインラ
    インとの間でメインボディを搬送するボディメイン搬送
    手段と、 前記ボディサイドライン、前記基本ボディメインライ
    ン、および前記分岐ボディメインラインのそれぞれのス
    テージに設けられたリフター基台に進退移動自在に設置
    され、隣合う前記ステージの他の前記リフター基台に乗
    り移り自在のスキッドレールとを有し、 前記分岐ボディメインラインおよびこれに平行な前記基
    本ボディメインラインの部分は、それぞれ異なる車種の
    前記メインボディを組立てる1車種分以上の車種専用ス
    テージを有する自動車の組立装置。
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自動車工学全書19巻「自動車の製造法」(昭55、4、20)山海堂P.178〜P.185「7、4車体組立工程」

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