JPH06311069A - 非接触記憶媒体及び非接触記憶媒体処理装置 - Google Patents

非接触記憶媒体及び非接触記憶媒体処理装置

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JPH06311069A
JPH06311069A JP9263993A JP9263993A JPH06311069A JP H06311069 A JPH06311069 A JP H06311069A JP 9263993 A JP9263993 A JP 9263993A JP 9263993 A JP9263993 A JP 9263993A JP H06311069 A JPH06311069 A JP H06311069A
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JP
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JP9263993A
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English (en)
Inventor
Takashi Maeno
隆司 前野
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】非接触記憶媒体と処理装置との間で中断したデ
ータの送受信を継続的に再開するための処理手順を容易
化し、通信処理時間の短縮および通信処理効率の向上を
図る。 【構成】通信が中断した際に非接触記憶媒体処理装置1
の送受信制御回路10から中断した通信に係る非接触記
憶媒体21を特定する識別コードおよび中断時の処理状
態を特定するステータスデータを含む通信受付コマンド
を送信する。非接触記憶媒体21は通信受付コマンドを
受信した際に、これに含まれる識別データが自己を特定
するものであるか否かを判断し、ステータスデータによ
って特定される処理動作から継続して通信処理を再開す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電鉄駅の改札処理や
ファクトリーオートメーションにおける部品判別処理な
どに用いられ、コマンド/レスポンス方式により互いに
データを無線送受信する非接触記憶媒体および非接触記
憶媒体処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通行可否判定用のデータを記憶した非接
触記憶媒体と、通行可否判定処理を行う非接触記憶媒体
処理装置との間でデータの送受信を行う場合、図10に
示すように、媒体と処理装置との間でコマンド/レスポ
ンス方式によりデータを送受信するようにしたものがあ
る。即ち、処理装置から通信受付コマンドを送信し(n
101)、この通信受付コマンドに対して非接触記憶媒
体から通信要求レスポンスを送信し(n122)、さら
に通信要求レスポンスを受信した処理装置からデータ読
取コマンドを送信する(n104)。このデータ読取コ
マンドを受信した媒体は、自己のメモリに記憶した通信
データを送信し、処理装置は受信したデータに基づく処
理を実行する(n108)。さらに、媒体に書き込むべ
きデータがある場合には書込コマンドを送信し(n10
9)、これを受信した媒体はメモリに書込データを書き
込んだ後書込完了レスポンスを送信する(n126〜n
128)。処理装置は媒体から送信された書込完了レス
ポンスを受信して通信を終了する。
【0003】ところで、非接触記憶媒体と非接触記憶媒
体処理装置との通信可能範囲の大きさは、それぞれのア
ンテナコイルの電磁結合の大きさによって決まる。この
アンテナコイルを非接触記憶媒体処理装置において水平
に固定すると、図9に示すように本来の通信エリア31
の他にサイドローブと呼ばれる通信エリア32が発生す
る。このように生じた通信エリアに対して非接触記憶媒
体が同図中矢印Xで示す方向で通過した場合、サイドロ
ーブ32と本来の通信エリア31とでは磁界の向きが逆
転しているため、通信エリア31とサイドローブ32と
の間を通過する際に通信が不能になる。また、非接触記
憶媒体の電源を処理装置から電磁誘導により供給する場
合には、この電源の供給も途切れる。このように、デー
タの送受信が一旦開始された後に通信が不能になった
り、媒体に対する電源の供給が途切れると、その通信が
中断し、処理装置において媒体の処理ができなくなる。
【0004】このため、従来の処理装置では、以上の処
理手順において読取コマンドの送信後および書込コマン
ドの送信後において一定時間(t2,t3)を越えて読
取データおよび書込完了レスポンスを受信しなかった場
合には、読取コマンドの送信および書込コマンドを3回
ずつ連続して送信するようにしている(n107,n1
12)。このように、媒体から送信されるべきデータま
たはレスポンスを受信しなかった場合に、対応するコマ
ンドを所定回数継続して送信することにより、中断した
通信を再開できるようにしている。
【0005】そして、中断後におけるコマンドデータの
再送信によっても通信が回復しなかった場合には、通信
受付コマンドの送信を待って通信処理を最初からやり直
すようにしている。これは、固定された位置に設置され
ている処理装置に対して媒体が移動するため、通信処理
が終了するまでその媒体が通信エリア内に存在している
とは限らず、また、通信を中断した媒体が再び同じ処理
装置の通信エリアに戻って通信処理を続行することも保
証されないためである。従って、処理装置から電源の供
給を受ける非接触記憶媒体では、通信途中で電源が途切
れた場合にも再度電源が投入された場合には通信処理を
最初からやり直すことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
非接触記憶媒体では、通信が中断した後に媒体が通信受
付コマンドを待機している状態であっても、処理装置が
前述のコマンドデータの再送処理を行っている場合があ
る。このような場合には、所定回数の再送処理が終了す
るまでは処理装置から通信受付コマンドが送信されず、
図11に示すように、媒体において受付コマンドの送信
を長時間にわたって待機しなければならず(n135〜
n141)、この間においてデータの送受信処理が再開
されないこととなり、非接触記憶媒体が処理装置の通信
可能範囲を通過するまでの間に処理動作を完了すること
ができない場合を生じるとともに、この間において他の
非接触記憶媒体との通信処理を行うこともできず、処理
動作を効率的に行うことができない問題があった。
【0007】この発明の目的は、通信が中断した際に処
理装置からコマンドを再送することなく中断に係る通信
を素早く再開することができるとともに、他の非接触記
憶媒体との間の通信処理を実行することができる非接触
記憶媒体および非接触記憶媒体処理装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
に係る非接触記憶媒体は、非接触記憶媒体処理装置から
送信された通信受付コマンドを受信した際に通信要求レ
スポンスを送信し、データ読取コマンドを受信した際に
通信データを送信して通信動作を実行する非接触記憶媒
体において、受信した通信受付コマンドに含まれる識別
データが自己の識別データに一致するか否かを判定する
識別データ判定手段と、識別データ判定手段において識
別データが一致した際に通信受付コマンドに含まれるス
テータスデータに基づいて通信動作を開始する通信動作
再開手段を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載した非接触記憶媒体処理装
置は、通信受付コマンドを送信し、非接触記憶媒体から
送信された通信要求レスポンスを受信した際にデータ読
取コマンドを送信し、受信した通信データに基づいて処
理動作を実行する非接触記憶媒体処理装置において、非
接触記憶媒体との通信が中断した際に、中断した通信に
係る非接触記憶媒体を特定する識別データおよび中断時
の状態を特定するステータスデータを含む通信受付コマ
ンドを送信する特定通信受付手段と、特定通信受付手段
により送信した通信受付コマンドに対して非接触記憶媒
体からの通信要求レスポンスを受信した際に中断時の状
態から処理動作を再開する処理動作再開手段と、を設け
たことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載した非接触記憶媒体は、非
接触記憶媒体処理装置から送信された通信受付コマンド
を受信した際に通信要求レスポンスを送信し、データ読
取コマンドを受信した際に通信データを送信して通信動
作を実行する非接触記憶媒体において、受信した通信受
付コマンドに含まれる識別データが中断した通信処理を
特定する識別データであるか否かを判定する識別データ
判定手段と、識別データ判定手段において識別データが
受信した通信受付コマンドに含まれる識別データが中断
した通信処理を特定する識別データである場合に通信受
付コマンドに含まれるステータスデータに基づいて通信
動作を開始する通信動作再開手段を設けたことを特徴と
する。
【0011】請求項4に記載した非接触記憶媒体処理装
置は、通信受付コマンドを送信し、非接触記憶媒体から
送信された通信要求レスポンスを受信した際にデータ読
取コマンドを送信し、受信した通信データに基づいて処
理動作を実行する非接触記憶媒体処理装置において、非
接触記憶媒体との通信が中断した際に、中断した通信処
理を特定する識別データおよび中断時の状態を特定する
ステータスデータを含む通信受付コマンドを送信する特
定通信受付手段と、特定通信受付手段により送信した通
信受付コマンドに対して非接触記憶媒体からの通信要求
レスポンスを受信した際に中断時の状態から処理動作を
再開する処理動作再開手段と、を設けたことを特徴とす
る。
【0012】請求項5に記載した発明に係る非接触記憶
媒体処理装置は、前記特定通信受付手段が、通信が中断
した後の一定時間において通信受付コマンドを送信する
ようにしたものである。
【0013】請求項6に記載した発明に係る非接触記憶
媒体処理装置は、前記特定通信受付手段が、通信が中断
した後に他の非接触記憶媒体からの通信要求レスポンス
を受信するまでの間において通信受付コマンドを送信す
るようにしたものである。
【0014】請求項7に記載した非接触記憶媒体は、非
接触記憶媒体処理装置から送信された通信受付コマンド
を受信した際に通信要求レスポンスを送信し、データ読
取コマンドを受信した際に通信データを送信して通信動
作を実行する非接触記憶媒体において、非接触記憶媒体
処理装置との通信が中断した際に起動して一定時間を計
時するタイマ手段と、このタイマ手段が一定時間を計時
している間において通信受付コマンドを受信した際にそ
の通信受付コマンドに含まれるステータスデータに基づ
いて通信動作を開始する通信動作再開手段と、を設けた
ことを特徴とする。
【0015】請求項8に記載した発明に係る非接触記憶
媒体処理装置は、通信受付コマンドを送信し、非接触記
憶媒体から送信された通信要求レスポンスを受信した際
にデータ読取コマンドを送信し、受信した通信データに
基づいて処理動作を実行する非接触記憶媒体処理装置に
おいて、非接触記憶媒体との通信が中断した後に受信し
た通信要求レスポンスに含まれる識別コードが中断した
通信に係る非接触記憶媒体の識別コードと一致するか否
かを判別する識別コード判別手段と、識別コード判別手
段において両識別コードが一致した際に中断した通信に
係る処理動作を継続して実行する処理動作継続手段と、
を設けたことを特徴とする。
【0016】請求項9に記載した発明に係る非接触記憶
媒体処理装置は、前記識別コード判別手段が、通信が中
断した後の所定時間において識別コードの一致を判別す
るようにしたものである。
【0017】請求項10に記載した非接触記憶媒体処理
装置は、前記識別コード判別手段が、通信が中断した後
に他の非接触記憶媒体からの通信要求レスポンスを受信
するまでの間において識別コードの一致を判別するよう
にしたものである。
【0018】
【作用】請求項1に記載した発明の非接触記憶媒体にお
いては、非接触記憶媒体処理装置から送信された通信受
付コマンドに含まれる識別データが自己の識別データと
一致する場合に、通信受付コマンドに含まれるステータ
スデータに基づいて通信動作が開始される。従って、通
信動作が中断した場合、次に受信した通信受付コマンド
の指示により、中断した状態から通信動作が再開され
る。
【0019】請求項2に記載した発明の非接触記憶媒体
処理装置においては、通信が中断するとその通信に係る
非接触記憶媒体を特定する識別データおよび中断時の状
態を特定するステータスデータを含む通信受付コマンド
を送信し、この通信受付コマンドに対する非接触記憶媒
体からの通信要求レスポンスを受信した際に、中断時の
状態から処理動作を再開する。従って、中断した通信に
係る非接触記憶媒体が通信可能範囲に存在する場合に
は、その非接触記憶媒体との通信が再開され、中断前に
実行した処理動作が継続的に実行される。
【0020】請求項3に記載した発明の非接触記憶媒体
においては、非接触記憶媒体処理装置から送信された通
信受付コマンドに含まれる識別データが中断した通信処
理を特定する識別データである場合に、通信受付コマン
ドに含まれるステータスデータに基づいて通信動作が開
始される。従って、通信動作が中断した場合、次に受信
した通信受付コマンドの指示により、中断した状態から
通信動作が再開される。
【0021】請求項4に記載した発明の非接触記憶媒体
処理装置においては、通信が中断するとその通信処理を
特定する識別データおよび中断時の状態を特定するステ
ータスデータを含む通信受付コマンドを送信し、この通
信受付コマンドに対する非接触記憶媒体からの通信要求
レスポンスを受信した際に、中断時の状態から処理動作
を再開する。従って、中断した通信に係る非接触記憶媒
体が通信可能範囲に存在する場合には、その非接触記憶
媒体との通信が再開され、中断前に実行した処理動作が
継続的に実行される。
【0022】請求項5に記載した発明の非接触記憶媒体
処理装置においては、通信が中断した後における一定時
間内で識別データおよびステータスデータを含む通信受
付コマンドを送信する。従って、一定時間経過後におい
ては通常の通信受付コマンドが送信され、中断した通信
に係る非接触記憶媒体であるか否かに関わらず通信動作
および処理動作が最初から実行される。
【0023】請求項6に記載した発明に係る非接触記憶
媒体処理装置は、通信が中断した後に他の非接触記憶媒
体からの通信要求レスポンスを受信するまでの間におい
て、中断した通信に係る非接触記憶媒体に対する通信受
付コマンドが送信される。従って、通信の中断後に別の
非接触記憶媒体が通信可能範囲に侵入した場合、この非
接触記憶媒体に対する処理動作が優先的に行われる。
【0024】請求項7に記載した発明に係る非接触記憶
媒体においては、通信が中断した後に一定時間を経過す
るまでに通信受付コマンドを受信した際に、その通信受
付コマンドに含まれるステータスデータに基づいて通信
動作を開始する。従って、中断時から一定時間内に非接
触記憶媒体処理装置から送信された通信受付コマンドを
受信した場合には、その通信受付コマンドによって指示
された状態から中断した通信動作が再開され、中断した
通信処理に係る非接触記憶媒体を特定するための識別コ
ードが不要になる。
【0025】請求項8に記載した発明に係る非接触記憶
媒体処理装置は、通信の中断後に受信した通信要求レス
ポンスに含まれる識別コードが、中断した通信に係る非
接触記憶媒体の識別コードと一致する場合に、中断した
通信に係る処理動作が継続して実行される。従って、中
断後に送信した通信受付コマンドに対して通信要求レス
ポンスを送信した非接触記憶媒体が中断した通信に係る
ものである場合には、中断前に実行した処理動作が継続
して実行される。
【0026】請求項9に記載した発明に係る非接触記憶
媒体処理装置は、通信要求レスポンスに含まれる識別コ
ードが中断した通信に係る非接触記憶媒体の識別コード
と一致するか否かの判別が、中断後の所定時間内におい
てのみ実行される。従って、所定時間を経過した後は、
他の非接触記憶媒体との通信が可能になる。
【0027】請求項10に記載した発明に係る非接触記
憶媒体処理装置は、通信要求レスポンスに含まれる識別
コードが中断した通信に係る非接触記憶媒体の識別コー
ドと一致するか否かの判別が、中断後に他の非接触記憶
媒体の識別データを受信するまでの間においてのみ実行
される。従って、他の非接触記憶媒体が通信可能範囲に
侵入した際には、その非接触記憶媒体との通信が優先さ
れる。
【0028】
【実施例】図1は、この発明の実施例である非接触記憶
媒体の制御部のブロック図である。非接触記憶媒体21
は例えば自動改札機を通行する利用者において携帯され
る定期券である。ROM23およびRAM24を備えた
CPU20には、インタフェース回路25を介して送受
信回路27が接続されている。この送受信回路27はア
ンテナ29を備えており、このアンテナ29を介して後
述する非接触記憶媒体処理装置1との間でデータを無線
送受信する。非接触記憶媒体21はICカードにより構
成されており、ICカードの各回路は非接触記憶媒体処
理装置1から送信される電力搬送波により電力の供給を
受ける。このため、送受信回路27には電源回路28が
接続されており、アンテナ29において受信した電力搬
送波の電力成分が電源回路28に供給される。
【0029】CPU22はROM23に予め書き込まれ
ているプログラムに従って通信処理を実行する。この間
に入出力されるデータはRAM24に格納されるととも
に、一部のデータはEEPROM26に書き込まれる。
このFFPROM26に書き込まれるデータとしては、
カードに固有の識別データ、通行可能区間および有効期
限などの通行可否判定用データ等がある。
【0030】図2は、この発明の実施例である非接触記
憶媒体処理の制御部のブロック図である。非接触記憶媒
体処理装置1は、例えば自動改札機に備えられる。非接
触記憶媒体処理装置1の制御部を構成するCPU2は、
ROM3およびRAM4を備えている。CPU2は、イ
ンタフェース回路5および通信制御回路9を介してパス
ゲートシステムを構成する自動改札機などのメインCP
Uに接続されている。
【0031】また、CPU2にはインタフェース回路6
を介して送受信制御回路10が接続されている。この送
受信制御回路10はアンテナ14を備えており、このア
ンテナ14を介して非接触記憶媒体21との間でデータ
を無線送受信する。ROM3にはこのデータの無線送受
信に係るCPU2の処理動作を規定するプログラムが予
め書き込まれている。CPU2はこのプログラムに従っ
て送受信制御回路10によりデータの送受信を行う。こ
のデータ送受信処理において入出力されるデータはRA
M4の所定のメモリエリアに一時格納される。
【0032】図3および図4は、この発明の第1の実施
例に係る非接触記憶媒体処理装置および非接触記憶媒体
の制御部の処理手順を示すフローチャートである。非接
触記憶媒体処理装置1のCPU2は、待機状態において
一定時間t1の間隔で受付コマンドを送信し、非接触記
憶媒体21からの通信要求レスポンスの送信を待機して
いる(n1〜n3)。非接触記憶媒体21がアンテナ1
4の通信可能領域内に侵入し、受付コマンドを受信した
非接触記憶媒体21から通信要求レスポンスが送信され
ると、CPU2はこれを受信して読取コマンドを送信す
る(n4)。
【0033】この後、一定時間t2内に非接触記憶媒体
21から送信された読取データを受信すると、読み取っ
たデータに基づくデータ処理を行う(n6,n7)。こ
のデータ処理は、例えばパスゲートシステムにおける通
行可否の判定処理である。次いで、必要に応じて書込デ
ータを含む書込コマンドを送信し(n8)、一定時間t
3内に書込完了レスポンスを受信すると待機状態に戻る
(n8〜n10)。以上のn1〜n10の処理は、非接
触記憶媒体21との間のコマンド/レスポンス方式によ
るデータ通信処理が、中断することなく適正に行われた
場合を示している。
【0034】これに対して、非接触記憶媒体21との間
のデータ通信処理が読取コマンドの送信後に中断する
と、非接触記憶媒体処理装置1のCPU2は、一定時間
t2内に読取データを受信できず、図5に示す受付コマ
ンドC4を一定時間t2内において連続して送信する
(n11〜n15)。図5に示すように、受付コマンド
C4には付属データとして、中断した通信処理に係る非
接触記憶媒体21の識別データであるIDナンバー、通
信中断時に実行していた読取処理を表すステータスデー
タおよび読取データの種類を表すデータが含まれる。
【0035】この受付コマンドC4を受信した非接触記
憶媒体21のCPU22は、その受付コマンドC4に含
まれるIDナンバーおよびステータスデータが自己のI
Dナンバーおよび中断時に実行していた処理内容に一致
するか否かの判別を行う(n42,n50)。非接触記
憶媒体処理装置1から送信された読取コマンドを受信し
た状態で通信処理が中断した場合には、受付コマンドC
4に含まれるステータスデータは読取処理を表すもので
あり、CPU22はn45に進んでEEPROM26か
らのデータの読出およびそのデータの送信から通常の処
理動作を実行する(n45〜n49)。
【0036】非接触記憶媒体処理装置1からの書込処理
中に中断を生じた場合には、非接触記憶媒体処理装置1
のCPU2は一定時間t3内において連続して受付コマ
ンドC5を送信する(n17〜n21)。図5に示すよ
うに受付コマンドC5には付属データとして、中断した
通信処理に係る非接触記憶媒体21のIDナンバー、書
込処理を表すステータスデータおよび書込データが含ま
れる。非接触記憶媒体21は、受付コマンドC5を受信
すると、IDナンバーおよびステータスデータのチェッ
クの後、書込データの書込処理を行う(n51,n53
→n48)。
【0037】なお、n52,n53で非接触記憶媒体2
1から送信される通信要求レスポンスは、図5に示すレ
スポンスR4であり、付属データとして非接触記憶媒体
21のIDナンバーとともに書込処理から継続する旨の
フラグが含まれる。
【0038】以上のようにこの実施例においては、非接
触記憶媒体処理装置1から中断時の処理動作に応じた受
付コマンドを、中断した通信処理に係る非接触記憶媒体
21のIDナンバーとともに送信する。このIDナンバ
ーを含む受付コマンドによって中断した通信処理に係る
非接触記憶媒体21を特定し、中断した処理動作から継
続して通信処理を行うことができる。
【0039】なお、書込処理時に中断を生じた場合に、
非接触記憶媒体処理装置1においてn18で送信する受
付コマンドに書込データを含まず、この受付コマンドを
受信した非接触記憶媒体21から送信される書込続行フ
ラグを含む通信要求レスポンスR4(図5参照)を受信
した後に書込データを送信するようにしてもよい。この
ように、通信要求レスポンスと書込コマンドとを分離す
ることにより、書込データのデータ量が多い等のために
書込処理時間が長くなる場合に、受付コマンドの送信間
隔を短くすることができ、中断した通信処理に係る非接
触記憶媒体21以外の媒体が通信可能領域内に侵入した
場合に、この媒体に対する処理が遅延することがない。
【0040】また、非接触記憶媒体処理装置1と非接触
記憶媒体21との間でやり取りされる識別データは非接
触記憶媒体21のIDナンバーに限るものではない。例
えば、図6に示す受付コマンドC11のように、処理装
置に付与された装置ナンバーと受付コマンドの送信時刻
とを識別データとして含む受付コマンドを送信する。
【0041】この装置ナンバーは、非接触記憶媒体処理
装置1毎に異なる内容が割り当てられる。また、時刻は
送信時の日付(年、月、日)および時刻(時、分、秒)
からなる。通信が中断した後に送信される受付コマンド
C12,C13(図6参照)に含まれるIDナンバーも
同様に構成される。非接触記憶媒体21は、受付コマン
ドに含まれるIDナンバーを記憶しておき、中断後に送
信された受付コマンドに含まれるIDナンバーと比較す
る。この比較において、IDナンバーを構成する装置ナ
ンバーが同一であり、且つ送信時刻が所定の時間差であ
る場合にはIDナンバーが一致していると判断する。
【0042】このようにすることにより、非接触記憶媒
体21の通信エリアに対する通過速度が比較的低速であ
り、通信処理に多少時間を要しても問題とならない場合
に、非接触記憶媒体21の識別データの送受信を不要に
でき、通信処理を簡略化できる。また、通信中断後の受
付コマンドC12,C13に非接触記憶媒体21に設定
されているIDナンバーを含むことにより、中断を生じ
た通信処理に係る非接触記憶媒体21に対してのみ継続
処理を確実に行うことができる。
【0043】さらに通信中断時に、非接触記憶媒体処理
装置1から所定時間内において中断を生じた通信処理に
係る非接触記憶媒体と別の非接触記憶媒体との両方に対
して通信処理の受付を行い、一方、非接触記憶媒体21
は、中断後の所定時間内に受付コマンドを受信したとき
にのみ続行処理を行い、所定時間を経過した後は最初か
ら通信処理をやり直すようにしてもよい。このようにす
ることによってIDナンバーの送受信を不要にし、通信
処理時間を短縮できる。この場合、非接触記憶媒体21
には図7に示すタイマ回路を備え、非接触記憶媒体処理
装置1からの電源供給が絶たれた後にも、一定時間だけ
内部の各装置に電源を供給できるようにする必要があ
る。しかし、非接触記憶媒体21のCPU22の処理は
図8に示すように、受信したコマンドに応じて通信要求
の送信(n64)、データの読み出しおよび送信(n6
5,n66)、およびデータの書込および書込完了レス
ポンスの送信(n67,n68)を実行するのみでよ
く、IDコードの送受信および一致判定を行う必要がな
く、通信処理を極めて簡略化することができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1および請求項2に記載した発明
によれば、通信処理の中断後に、非接触記憶媒体処理装
置から送信される通信受付コマンドに含まれる識別デー
タにより、中断した通信に係る非接触記憶媒体を特定す
ることができるとともに、同じく通信受付コマンドに含
まれるステータスデータにより中断時の状態を特定する
ことができ、中断した通信処理を正確に継続することが
でき、中断時に読取コマンドや書込コマンド等のコマン
ドデータを複数回送信する処理を不要にでき、通信処理
の長時間化およびこれによる通信処理効率の低下を改善
できる利点がある。
【0045】請求項3および請求項4に記載した発明に
よれば、通信処理の中断後に、非接触記憶媒体処理装置
から送信される通信受付コマンドに含まれる識別データ
により、中断した通信処理を特定することができるとと
もに、同じく通信受付コマンドに含まれるステータスデ
ータにより中断時の状態を特定することができ、中断し
た通信処理を正確に継続することができ、中断時に読取
コマンドや書込コマンド等のコマンドデータを複数回送
信する処理を不要にでき、通信処理の長時間化およびこ
れによる通信処理効率の低下を改善できる利点がある。
【0046】請求項5に記載した発明によれば、中断し
た通信の再開に係る通信受付コマンドの送信が、通信の
中断後の一定時間においてのみ行われるため、通信処理
が徒に長時間化することがなく、続いて通信可能範囲に
侵入した別の非接触記憶媒体に対して新たな通信処理を
行うことができ、通信処理効率を向上できる利点があ
る。
【0047】請求項6に記載した発明によれば、中断し
た通信の再開に係る通信受付コマンドが、他の非接触記
憶媒体からの通信要求レスポンスを受信するまでの間に
おいてのみ送信されるため、通信可能範囲に別の非接触
記憶媒体が侵入すれば、これとの間で優先して通信処理
が行われるため、通信処理効率を向上できる利点があ
る。
【0048】請求項7に記載した発明によれば、中断後
の一定時間において通信受付コマンドを受信し、この通
信受付コマンドに含まれるステータスデータに基づいて
通信動作が開始されるため、中断した通信に係る非接触
記憶媒体を特定するための識別データの送受信およびそ
の適否判別処理を不要にし、送受信処理の簡略化および
短時間化を図ることができる。
【0049】請求項8に記載した発明によれば、非接触
記憶媒体から送信される通信要求レスポンスに含まれる
識別コードにより、中断した通信に係る非接触記憶媒体
を特定して中断した通信に係る処理動作を継続して行う
ことができる。従って、非接触記憶媒体は中断した通信
を再開するために特別な処理動作を行う必要がなく、非
接触記憶媒体の処理手順を簡略化できる利点がある。
【0050】請求項9に記載した発明によれば、通信を
中断した後の所定時間においてのみ非接触記憶媒体を特
定して中断した通信が再開されるため、引き続いて通信
可能範囲に侵入した別の非接触記憶媒体に対する通信を
処理動作の初めから正常に行うことができる。
【0051】請求項10に記載した発明によれば、通信
が中断した後に他の非接触記憶媒体が通信可能範囲に侵
入するまでの間において中断した通信が再開されるた
め、他の非接触記憶媒体を優先的に処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である非接触記憶媒体の制御
部の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例である非接触記憶媒体処理装
置の制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】同非接触記憶媒体処理装置の制御部の処理手順
を示すフローチャートである。
【図4】同非接触記憶媒体の制御部の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】同非接触記憶媒体および非接触記憶媒体処理装
置において送受信されるコマンドデータおよびレスポン
スデータの構成を示す図である。
【図6】この発明の別の実施例に係る非接触記憶媒体お
よび非接触記憶媒体処理装置おいて送受信されるコマン
ドデータおよびレスポンスデータの構成を示す図であ
る。
【図7】この発明のさらに別の実施例に係る非接触記憶
媒体に備えられるタイマ回路の構成を示す図である。
【図8】同非接触記憶媒体の制御部の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図9】一般的な非接触記憶媒体処理装置の通信可能範
囲に対する非接触記憶媒体の通過状態を示す図である。
【図10】従来の非接触記憶媒体および非接触記憶媒体
処理装置における処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】従来の非接触記憶媒体における通信中断時の
処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−非接触記憶媒体処理装置 14−アンテナ 21−非接触記憶媒体 29−アンテナ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非接触記憶媒体処理装置から送信された通
    信受付コマンドを受信した際に通信要求レスポンスを送
    信し、データ読取コマンドを受信した際に通信データを
    送信して通信動作を実行する非接触記憶媒体において、 受信した通信受付コマンドに含まれる識別データが自己
    の識別データに一致するか否かを判定する識別データ判
    定手段と、識別データ判定手段において識別データが一
    致した際に通信受付コマンドに含まれるステータスデー
    タに基づいて通信動作を開始する通信動作再開手段を設
    けたことを特徴とする非接触記憶媒体。
  2. 【請求項2】通信受付コマンドを送信し、非接触記憶媒
    体から送信された通信要求レスポンスを受信した際にデ
    ータ読取コマンドを送信し、受信した通信データに基づ
    いて処理動作を実行する非接触記憶媒体処理装置におい
    て、 非接触記憶媒体との通信が中断した際に、中断した通信
    に係る非接触記憶媒体を特定する識別データおよび中断
    時の状態を特定するステータスデータを含む通信受付コ
    マンドを送信する特定通信受付手段と、特定通信受付手
    段により送信した通信受付コマンドに対して非接触記憶
    媒体からの通信要求レスポンスを受信した際に中断時の
    状態から処理動作を再開する処理動作再開手段と、を設
    けたことを特徴とする非接触記憶媒体処理装置。
  3. 【請求項3】非接触記憶媒体処理装置から送信された通
    信受付コマンドを受信した際に通信要求レスポンスを送
    信し、データ読取コマンドを受信した際に通信データを
    送信して通信動作を実行する非接触記憶媒体において、 受信した通信受付コマンドに含まれる識別データが中断
    した通信処理を特定する識別データであるか否かを判定
    する識別データ判定手段と、識別データ判定手段におい
    て識別データが受信した通信受付コマンドに含まれる識
    別データが中断した通信処理を特定する識別データであ
    る場合に通信受付コマンドに含まれるステータスデータ
    に基づいて通信動作を開始する通信動作再開手段を設け
    たことを特徴とする非接触記憶媒体。
  4. 【請求項4】通信受付コマンドを送信し、非接触記憶媒
    体から送信された通信要求レスポンスを受信した際にデ
    ータ読取コマンドを送信し、受信した通信データに基づ
    いて処理動作を実行する非接触記憶媒体処理装置におい
    て、 非接触記憶媒体との通信が中断した際に、中断した通信
    処理を特定する識別データおよび中断時の状態を特定す
    るステータスデータを含む通信受付コマンドを送信する
    特定通信受付手段と、特定通信受付手段により送信した
    通信受付コマンドに対して非接触記憶媒体からの通信要
    求レスポンスを受信した際に中断時の状態から処理動作
    を再開する処理動作再開手段と、を設けたことを特徴と
    する非接触記憶媒体処理装置。
  5. 【請求項5】前記特定通信受付手段が、通信が中断した
    後の一定時間において通信受付コマンドを送信する請求
    項2または4に記載の非接触記憶媒体処理装置。
  6. 【請求項6】前記特定通信受付手段が、通信が中断した
    後に他の非接触記憶媒体からの通信要求レスポンスを受
    信するまでの間において通信受付コマンドを送信する請
    求項2または4に記載の非接触記憶媒体処理装置。
  7. 【請求項7】非接触記憶媒体処理装置から送信された通
    信受付コマンドを受信した際に通信要求レスポンスを送
    信し、データ読取コマンドを受信した際に通信データを
    送信して通信動作を実行する非接触記憶媒体において、 非接触記憶媒体処理装置との通信が中断した際に起動し
    て一定時間を計時するタイマ手段と、このタイマ手段が
    一定時間を計時している間において通信受付コマンドを
    受信した際にその通信受付コマンドに含まれるステータ
    スデータに基づいて通信動作を開始する通信動作再開手
    段と、を設けたことを特徴とする非接触記憶媒体。
  8. 【請求項8】通信受付コマンドを送信し、非接触記憶媒
    体から送信された通信要求レスポンスを受信した際にデ
    ータ読取コマンドを送信し、受信した通信データに基づ
    いて処理動作を実行する非接触記憶媒体処理装置におい
    て、 非接触記憶媒体との通信が中断した後に受信した通信要
    求レスポンスに含まれる識別コードが中断した通信に係
    る非接触記憶媒体の識別コードと一致するか否かを判別
    する識別コード判別手段と、識別コード判別手段におい
    て両識別コードが一致した際に中断した通信に係る処理
    動作を継続して実行する処理動作継続手段と、を設けた
    ことを特徴とする非接触記憶媒体処理装置。
  9. 【請求項9】前記識別コード判別手段が、通信が中断し
    た後の一定時間において識別コードの一致を判別する請
    求項8に記載の非接触記憶媒体処理装置。
  10. 【請求項10】前記識別コード判別手段が、通信が中断
    した後に他の非接触記憶媒体からの通信要求レスポンス
    を受信するまでの間において識別コードの一致を判別す
    る請求項8に記載の非接触記憶媒体処理装置。
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