JPH06311399A - 適応形ノイズ低減装置 - Google Patents

適応形ノイズ低減装置

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JPH06311399A
JPH06311399A JP5091716A JP9171693A JPH06311399A JP H06311399 A JPH06311399 A JP H06311399A JP 5091716 A JP5091716 A JP 5091716A JP 9171693 A JP9171693 A JP 9171693A JP H06311399 A JPH06311399 A JP H06311399A
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signal
output
difference
delay
circuit
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JP5091716A
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Ken Ito
謙 伊藤
Kazumasa Ikeda
一雅 池田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現在の信号のノイズを低減する。 【構成】 相関検出手段102 は、現在の信号113 と複数
の遅延信号との相関を検出する。この検出結果に応じ
て、加重加算手段103 は、前記複数の遅延信号にそれぞ
れ重みをつけた後加算する。差分回路104 は、現在の信
号113 と加重加算手段103 の出力114 との差分をとる。
減算回路105 は、現在の信号113 からリミッタ回路106
を介して与えられる差分回路104 の出力115 を減算し、
ノイズが低減された現在の信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号記録再生装置
に使用される適応形ノイズ低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の適応形ノイズ低減装置の例として
特公昭61-42907号に示す雑音除去回路が有り、図6の回
路図であらわされる。図6に基づき、以下に説明する。
入力信号601 は、第1の遅延回路605 に入力されるほか
に、第1乃至第3の差分回路608 ,609 ,610 と加算回
路627 に入力する。第1の遅延回路605 は、入力信号60
1 を(1水平周期期間−t)時間分だけ遅延し、その遅
延信号602 を第2の遅延回路606 と第1の差分回路608
及び第1のスイッチ614 に入力する。第2の遅延回路60
6 はさらにtだけ遅延し、その遅延信号603 を第3の遅
延回路607 と第2の差分回路609 及び第2のスイッチ61
5 に入力する。第3の遅延回路607 も同様にtだけ遅延
し、その遅延信号604 を第3の差分回路610 と第3のス
イッチ616に入力する。第1乃至第3の差分回路608 ,6
09 ,610 は、それぞれ入力信号601 と遅延信号602 ,6
03 ,604 との減算を行ない、それらの出力差分信号611
,612 ,613 を第1乃至第3の絶対値(ABS)回路6
17 ,618 ,619 に入力する。第1乃至第3のABS回
路617 ,618 ,619 の出力は、それぞれ第1乃至第3の
比較器620 ,621 ,622 に入力し、そこで基準電圧623
と比較される。第1乃至第3の比較器620 ,621 ,622
の出力は、第1乃至第3のスイッチ614 ,615,616 の
ON/OFFを制御するほか制御回路628 に入力する。
第1乃至第3のスイッチ614 ,615 ,616 の出力は、加
算回路627 に入力する。加算回路627 の出力は、制御回
路628 により利得が制御される可変アンプ629 に入力
し、1/Nにして出力される。尚、NはONにしたスイ
ッチ数に1を加えたものである。
【0003】次に動作について、説明する。ある時点の
入力信号をx(601 )、遅延信号をそれぞれy0 (602
)、y1 (603 )、y2 (604 )とすると、図7に示
した関数となる。図6の差分回路、絶対値回路、比較器
では、x(601 )とy0 (602),x(601 )とy1 (6
03 ),x(601 )とy2 (604 )の相関性をみてい
る。そしてx(601 )と遅延されたy0 (602 )、y1
(603 )、y2 (604 )との差分のそれぞれの絶対値A
0 ,A1 ,A2 が基準電圧623 より小さいとき、すなわ
ち相関性があると判断したとき、対応したスイッチをO
Nにして遅延信号を加算回路627 に入力する。加算回路
627 は、それら遅延信号と入力信号601 を加算する。加
算された信号は可変アンプ629 により平均化されノイズ
が低減される。可変アンプ629 からはノイズが低減した
入力信号を得る。
【0004】この従来の適応形ノイズ低減回路では、画
面上縦方向や斜め方向の相関をみているので、ノイズ低
減の信号劣化が少ない。図8に、第1乃至第3の比較回
路620 ,621 ,622 の結果による第1乃至第3のスイッ
チ614 ,615 ,616 の動作ロジック表を示すが、絵柄に
よって0から3種類の遅延信号を加算回路627 に加えて
いる。なお図8において、表中の○印は相関性がないこ
とを、×印は相関性があることを示す。そして加算回路
入力は信号x以外の入力を示す。例えば、図7において
画面上、1水平ラインでtだけずれたL1 のような傾き
を有する斜め線の相関をみる場合、x(601 )とy
0 (602 )とは相関性があるので、第1のスイッチ614
はONと、第2及び第3のスイッチ615 ,616 はOFF
となる。このため、加算回路627 にはx(601 )とy0
(602 )が入力され、可変アンプ629の出力は(x+y
0 )/2となる。これまでは、問題はない。しかし、図
7において1水平ラインでt/2近傍にずれたL2 のよ
うな傾きをもつ斜め線の相関をみる場合、xとy0 ,x
とy1 との相関がみつけにくい。この場合、図9に示す
通り、第1及び第2のスイッチ614 ,615 の動作は4通
りとなりふらつく。なお図9において、表中の○印は相
関性がないことを、×印は相関性があることを示す。そ
して加算回路入力は信号x以外の入力を示す。更に入力
信号の雑音やジッタ等により第1乃至第3の比較器620
,621 ,622 の出力が変化し、これによりスイッチの
動作がふらつきを更に増す原因となる。このスイッチの
ON/OFF動作のふらつきにより、ノイズ低減装置の
出力は、(x+y0 )/2,(x+y1 )/2,(x+
0 +y1 )/3,xの4通りの中を変化してしまう。
このスイッチ動作のふらつきにより、逆にノイズが増大
し画質劣化となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画面上図7のL2 に示
すように、遅延回路の遅延時間間隔tの中間付近を通る
斜め線の相関をみる場合、入力信号の雑音やジッタ等に
よりよけい相関の有無を判断することが難しく、スイッ
チのON/OFF動作がふらついてしまう。このスイッ
チの動作変化によって逆にノイズが増大し画質劣化とな
る。
【0006】本発明は、画面上図7のL2 に示すよな斜
め線の相関をみる場合でも、ノイズを低減した信号を得
る適応形ノイズ低減装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(構成例1)現在の信号
に対し互いに異なる遅延時間を有する複数の遅延信号を
生成する複数の遅延手段と、前記現在の信号と前記複数
の遅延信号との相関を検出する相関検出手段と、前記検
出手段の検出結果に応じて前記複数の遅延信号にそれぞ
れ重みをつけた後、加算して信号を得る加重加算手段
と、前記加重加算手段の出力信号と前記現在の信号との
差分を取る差分手段と、前記差分手段の出力を前記現在
信号から減算する減算手段とからなる。
【0008】(構成例2)現在の信号に対し互いに異な
る遅延時間を有する複数の遅延信号を生成する複数の遅
延手段と、前記現在の信号から動きを検出する動き検出
手段と、前記動き検出手段の検出結果に応じて、使用す
る前記複数の遅延手段を選択する選択手段と、前記選択
手段で選択された前記遅延手段の複数の遅延信号と前記
現在の信号との相関を検出する相関検出手段と、前記相
関検出手段の検出結果に応じて前記選択手段の出力であ
る前記複数の遅延信号にそれぞれ重みをつけた後、加算
した信号を得る加重加算手段と、前記加重加算手段の出
力信号と前記現在の信号との差分を取る差分手段と、前
記差分手段の出力を前記現在の信号から減算する減算手
段とからなる。
【0009】
【作用】(構成例1)前記相関検出手段は、現在の信号
と複数の遅延信号との相関を検出する。前記相関検出手
段の結果に応じて、加重加算手段は、前記複数の遅延信
号にそれぞれ重みをつけた後加算する。前記差分手段
は、前記加重加算手段の出力信号と前記現在の信号との
差分を取る。前記減算手段は、前記現在の信号から前記
差分手段の出力を減算し、ノイズが低減された現在の信
号を得る。
【0010】(構成例2)この構成例2が、構成例1と
違うところは、次の通りである。前記動き検出手段は、
現在の信号から動きを検出する。前記選択手段は、前記
動き検出手段の検出結果に応じて、使用する前記複数の
遅延信号を選択する。前記相関検出手段は、前記選択さ
れた複数の遅延信号と前記現在の信号との相関を検出す
る。前記加重加算手段は、前記相関検出手段の検出結果
に応じて、前記選択された複数の遅延信号にそれぞれ重
みをつけた後加算する。前記差分手段は、前記加重加算
手段の出力信号と前記現在の信号との差分を取る。前記
減算手段は、前記現在の信号から前記差分手段の出力を
減算し、ノイズが低減された現在の信号を得る。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の適応形ノイズ低減装置の構
成を示すブロック図である。図1について以下に説明す
る。入力信号(例えば輝度信号)101 は、第1の遅延回
路107 に入力し、その遅延回路107 はt1 時間分、入力
信号101 を遅延する。第1の遅延回路107 の出力は、第
2の遅延回路108 に入力し、その遅延回路108 はさらに
2 時間分、第1の遅延回路107 の出力を遅延する。第
2の遅延回路108 の出力は、第3乃至第6の遅延回路10
9 ,110 ,111,112 に順次入力する。第3乃至第6の遅
延回路109 ,110 ,111,112 は、それぞれ入力信号をt
3 ,t4 ,t5 ,t6 時間分遅延する。第1,第2,第
4,第5,第6の遅延回路107 ,108,110 ,111 ,112
の遅延出力信号と入力信号101 は、相関検出手段102
と加重加算手段103 にそれぞれ入力する。第3の遅延回
路109 の出力113 は現在の信号である。この現在の信号
113 は、第4の遅延回路110 に入力するほか、相関検出
手段102 ,差分回路104 と減算回路105 にそれぞれ入力
する。相関検出手段102は、現在の信号113 と各遅延回
路107 ,108 ,110 ,111 ,112 の出力との相関を検出
し、その相関検出結果を加重加算手段103 に入力する。
加重加算手段103は、相関検出手段102 の相関結果に基
づいて、第1,第2,第4,第5,第6の遅延回路107
,108 ,110 ,111 ,112 の遅延出力信号で加重加算
を行なう。その結果、加重加算手段103 は、現在の信号
113 と相関の高い遅延信号114 を出力する。加重加算処
理については、後述する。遅延信号114 は、差分回路10
4 に入力する。差分回路104 は、現在の信号113 と遅延
信号114 との差分処理を行ない、その結果の差分信号11
5 はリミッタ回路106 に入力する。リミッタ回路106
は、画像の輪郭ボケを防止するため差分信号115 に対し
て振幅制限を行ない、振幅制限された差分信号115 は減
算回路105 に入力する。減算回路105 では、現在の信号
113 から差分回路104 の差分出力115 を減算した信号を
出力する。以上、相関検出に基づいて加重加算を行な
い、その結果である相関性の高い遅延信号を用いるの
で、劣化の少ないノイズ低減された現在の信号を得るこ
とができる。
【0012】ここで、第2と第3の遅延回路108 ,109
の合計遅延時間、第4と第5の遅延回路110 ,111 の合
計遅延時間をそれぞれ1水平走査期間とすれば、水平3
ラインを使ってノイズの低減された現在の信号を得る。
【0013】また、第2と第3の遅延回路108 ,109 の
合計遅延時間、第4と第5の遅延回路110 ,111 の合計
遅延時間をそれぞれ1フィールド期間とすれば、フィー
ルド間隔の信号を使ってノイズの低減された現在の信号
を得る。更に、第2と第3の遅延回路108 ,109 の合計
遅延時間、第4と第5の遅延回路110 ,111 の合計遅延
時間をそれぞれ1フレーム期間とすれば、フレーム間隔
の信号を使ってノイズの低減された現在の信号を得る。
【0014】次に、第1,第2,第3の遅延回路107 ,
108 ,109 を除き、第4,第5,第6の遅延回路110 ,
111 ,112 の遅延時間をそれぞれ(1水平期間−t),
t,t時間とした場合の実施例を以下に説明する。
【0015】図2は、水平2ラインを使って現在の信号
のノイズを低減する適応形ノイズ低減装置の構成を示す
回路図である。現在の信号(例えば輝度信号)201 は、
第1の遅延回路202 に入力するとともに、第1,第2,
第3,第4の差分回路204 ,205 ,206 ,207 と減算回
路208 に入力する。第1の遅延回路202 では(1水平走
査期間−t)時間分遅延し、遅延信号203 を出力する。
遅延信号203 は、第2の遅延回路209 、第1の差分回路
204 及び第1の加重加算器210 に入力する。第2の遅延
回路209 は、これに入力する遅延信号203 をさらにt時
間分遅延し、遅延信号211 を出力する。遅延信号211
は、第3の遅延回路212 ,第2の差分回路205 及び第2
の加重加算器213 に入力する。第3の遅延回路212 は、
これに入力する遅延信号211 をさらにt時間分遅延し、
遅延信号214 を出力する。遅延信号214 は、第3の差分
回路206 と第1の加重加算器210 に入力する。第1,第
2及び第3の差分回路204 ,205 ,206 では、現在の信
号201 と遅延信号203 ,211,214 のそれぞれとの減算
を行ない、出力差分信号215 ,216 ,217 を得る。差分
信号215 ,216 ,217 は、それぞれ第1,第2及び第3
の絶対値(ABS)回路218 ,219 ,220 に入力され
る。第1,第2及び第3のABS回路218 ,219,220
は、入力された差分信号215 ,216 ,217 の絶対値をと
り、その絶対値を示す信号221 ,222 ,223 をそれぞれ
出力する。第1及び第3のABS回路218,220 の出力
信号221 ,223 は、第5の差分回路224 に入力する。第
5の差分回路224 は、出力信号221 と出力信号223 との
減算を行ない、出力差分信号225 を得る。出力差分信号
225 は、第1のローパス・フィルタ(LPF)226 に入
力する。第1のLPF226 からの低域成分信号227 は、
第1の加重加算器210 に入力する。第1の加重加算器21
0 では、遅延信号203 と遅延信号214 との加算を行う。
その加算比は、低域成分信号227 で制御する。第1の加
重加算器210 の出力信号228 は、第2の加重加算器213
に入力する。第2のABS回路219 の出力信号222 は、
第2のローパス・フィルタ(LPF)229 に入力する。
第2のLPF229 の出力低域成分信号230 は、第2の加
重加算器213 に入力する。第2の加重加算器213 では、
遅延信号211 と第1の加重加算器210 の出力228 との加
算を行なう。その加算比は、低域成分信号230 で制御す
る。第2の加重加算器213 の出力信号231 は、第4の差
分回路207 に入力する。第4の差分回路207 では、現在
の信号201 と第2の加重加算器213 の出力信号231 との
減算を行なう。画像の輪郭ボケを防止するため、第4の
差分回路207 の差分出力232 をリミッタ回路233 に入力
する。リミッタ回路233 で振幅制限された信号は、減算
回路208 に入力する。減算回路208 では、現在の信号20
1 とリミッタ回路233 の出力信号との減算を行ない、減
算信号234 を出力する。この減算信号234 は、ノイズを
低減された現在の信号である。
【0016】次に、適応形ノイズ低減装置の動作を説明
する。図3は、図2の適応形ノイズ低減装置の動作を説
明するための図である。図3を参照するに、ある時点に
おける現在の信号をx(201 ),遅延信号をy0 (203
),y1 (211 ),y2 (214 )とし、これらの信号
を用いてノイズ低減装置の動作を説明する。なお、y0
(203 )は、現在の信号x(201 )に対し、(1水平走
査期間−t)時間分遅延されている遅延信号である。遅
延信号y1 (211 )は、現在の信号x(201 )に対し、
1水平走査期間前の遅延信号である。遅延信号y2 (21
4 )は、現在の信号x(201 )に対し、(1水平走査期
間+t)時間分遅延されている遅延信号である。
【0017】まず、現在の信号x(201 )と、第1,第
2,第3の遅延回路202 ,209 ,212 で順次遅延処理が
行なわれる。この遅延処理によって得られた遅延信号y
0 (203 ),y1 (211 ),y2 (214 )は、第1,第
2,第3の差分回路204 ,205 ,206 に入力する。各差
分回路204 ,205 ,206 は、減算処理を行なう。減算処
理によって、出力信号x−y0 (215 ),x−y1 (21
6 ),x−y2 (217)を得る。出力信号x−y0 (215
),x−y1 (216 ),x−y2 (217 )は、対応す
る第1,第2,第3のABS回路218 ,219 ,220 に入
力する。第1,第2,第3のABS回路218 ,219 ,22
0 は、信号x−y0 (215 ),x−y1(216 ),x−
2 (217 )の絶対値A0 (221 ),A1 (222 ),A
2 (223)をそれぞれ出力する。絶対値A0 (221 )と
2 (223 )は、第5の差分回路224 に入力し、減算処
理される。その結果、第5の差分回路224 は、絶対値A
2−A0 (225 )を出力する。出力A2 −A0 (225 )
は、第1のLPF(226 )を経て、第1の加重加算器21
0 に入力する。第1の加重加算器210 では、第1のLP
F226 を経たA2 −A0 (227 )をある設定値Mで振幅
制限を行ない、k1=(1/2)×(1/M)×(LP
F(A2 −A0 )+M)とk1 を設定する。ただし、L
PF(A2 −A0 )は、第1のLPF226 を経た絶対値
2 −A0 の値である。このとき、k1 は0≦k1 <1
の範囲をとる。第1の加重加算器210の出力をB1 (228
)とすると、B1 =k1 ×y0 +(1−k1 )×y2
の式でB1 (228)は与えられる。
【0018】x(201 )とy0 (203 )とが相関性が高
く、x(201 )とy2 (214 )とが相関性が低いとき、
0 は約零,A2 は約Mとなる。その結果、k1 は約1
となり、第1の加重加算器210 の出力B1 (228 )は、
0 となる。逆にx(201 )とy0 (203 )とが相関性
が低く、x(201 )とy2 (241 )とが相関性が高いと
き、A0 は約M,A2 は約零となる。その結果、k1
約零となり、第1の加重加算器210 の出力B1 (228 )
は、y2 となる。x(201 )とy0 (203 ),x(201)
とy2 (214 )とも相関性が同程度のとき、A2 −A0
は約零となって、k1 は約 0.5となる。その結果、第1
の加重加算器210 の出力B1 (228 )は、(1/2)×
(y0 +y2 )となる。
【0019】同様に、第2の加重加算器213 では、第2
のLPF229 を経た絶対値A1 (230 )に基づき、遅延
信号y1 (211 )と第1の加重加算器210 の出力B
1 (228)との加重加算を行う。第2の加重加算器213
では第2のLPF229 を経た絶対値A1 (230 )をある
設定値Nで振幅制御を行ない、k2 =(1/N)×LP
F(A1 )とk2 を設定する。ただし、LPF(A1
は、第2のLPF229 を経た絶対値A1 の値である。こ
のとき、k2 は0≦k2 ≦1の範囲の値をとる。第2の
加重加算器213 の出力をB2 (231 )とすると、B2
2 ×B1 +(1−k2 )×y1 の式でB2 (231 )は
与えられる。x(201 )とy1 (211 )との相関性が高
いときは、A1 (222 )は約零となってk2 は約零とな
り、第2の加重加算器213 の出力B2 (231 )は、B2
=y1 となる。逆に、x(201 )とy1 (214 )との相
関性が低いときには、A1 は約Nとなって、k2 は約1
となり、B2 =B1 となる。第2の加重加算器213 の出
力B2 (231 )は、第4の差分回路207 に入力する。こ
の第4の差分回路207 は現在の信号x(201 )と第2の
加重加算器213 の出力B2 (231 )との減算を行ない、
x−B2 (232 )を出力する。第4の差分回路207 の出
力(x−B2 )(232 )は、画像の輪郭ボケを防止する
ためリミッタ回路232 で振幅制限を受けた後に、減算回
路208 に入力する。減算回路208 は、現在の信号x(20
1 )から差分出力(x−B2 )(232 )を減算し、信号
(234 )を出力する。出力信号(234 )は、ノイズを低
減された現在の信号である。
【0020】例えば、画面上左斜め下がり線の相関をみ
る場合、k1 は約1,k2 は約1となり、第2の加重加
算器213 の出力はB2 =y0 となる。そして、現在の信
号x(201 )から差分信号(x−y0 )(231 )を減算
することによって得られた信号(234 )は、信号の劣化
を抑えながらノイズの低減が行なわれている。
【0021】次に、現在の信号の雑音やジッタ等の影響
について説明する。x(201 )とy0 (203 ),x(20
1 )とy2 (214 )共に相関性が同程度あった場合に
は、第1の加重加算器210 の出力B1 (228 )は、B1
=(1/2)×(y0 +y2 )となる。このとき、現在
の信号の雑音やジッタ等によって第1のLPF226 の出
力(A2 −A0 )が±(1/10)×M変動した際、k
1 の変動は0.45≦k1 ≦0.55となる。そして、出力B1
(228 )は、B1 =(0.45×y0 +0.55×y2 )〜(0.
55×y0 +0.45×y2 )の範囲の変動である。この範囲
の変動は、従来のようなロジッチスイッチを用いた場合
のB1 =y0 〜(1/2)×(y0 +y2)〜y0 に比
べ十分小さい為、スイッチ切り換えによる画質劣化は発
生しにくい。
【0022】以上、画面上縦方向の線、左右斜め方向の
線の相関をみる場合でも相関性の高い遅延信号を加重加
算により得るため、相関検出時の雑音やジッタ等による
影響が少なくなる。これにより、信号劣化が少なくノイ
ズが低減された現在の信号を得ることができる。
【0023】図4は、水平2ラインを使って現在の信号
のノイズを低減する適応形ノイズ低減装置の構成を示
す。図2に示したノイズ低減装置に対して、第2の加重
加算器213 の加算比制御を変えた実施例である。図2と
の相違点を主体にして説明する。第1並びに第3の差分
回路204 ,206 は、現在の信号201 と遅延信号203 ,21
4 との減算を行ない、その差分出力215 ,217 をそれぞ
れ対応する第1並びに第3のABS回路218 ,220 に入
力する。第1並びに第3のABS回路218 ,220では、
対応する差分信号215 ,217 の絶対値A0 (221 ),A
2 (223 )を取る。出力信号A0 (221 ),A2 (223
)は、第5の差分回路224 と加算回路235に入力する。
第5の差分回路224 の出力についての処理は、図2に示
した実施例と同じであるため、説明は省略する。加算回
路235 は、信号A0 (221 ),A2(223 )の加算を行
ない、その加算出力A0 +A2 (236 )を第2のLPF
229に入力する。第2のLPF229 からの低減成分信号2
30 は、第2の加重加算器213 に入力する。第2の加重
加算器213 では、遅延信号211 と第1の加重加算器210
の出力228 との加算を行なう。その加算比は、低減成分
信号230 で制御する。次に、この適応形ノイズ低減装置
の動作を、図4を参照しながら説明する。途中までは、
図2での動作と同じなので、第1並びに第3のABS回
路218 ,220の出力として絶対値A0 (221 ),A2 (2
23 )が出力されるところまでは説明を省略する。第4
の差分回路224 では絶対値A0 (221 )とA2 (223 )
の減算処理を行ない、信号(A2 −A0 )(225 )を出
力する。第1の加重加算器210での処理は、図2の場合
と同じで、k1 =(1/2)×(1/M)×(LPF
(A2 −A0 )+M)とk1 を設定したとき、第1の加
重加算器210 の出力B1 (228 )は、B1 =k1 ×y0
+(1−k1 )×y2 となる。第2の加重加算器213 で
は、遅延信号211 と第1の加重加算器210 の出力228 と
の加算を行なう。その加算比は、絶対値A0 +A2 (23
6 )の低域成分230 で制御する。第2の加重加算器213
では、第2のLPF229 を経たA0 +A2 (230 )をあ
る設定値Lで振幅制限を行ない、k2 =(1/L)×L
PF(A2 +A0 )とk2 を設定する。ただしLPF
(A2 +A0 )は、第2のLPF229 を経た絶対値A0
+A2 の値である。このときk2 は、0≦k2 ≦1の範
囲の値をとる。第2の加重加算器213 の出力231 をB2
とすると、B2 =k2 ×B1 +(1−k2 )×y1 の式
でB2 は与えられる。
【0024】x(201 )とy0 (203 ),x(201 )と
2 (214 )とも相関性が高いとき、通常の絵柄ではx
(201 )とy1 (211 )との相関性も高いといえる。こ
のため、k2 は約零となり、B2 =y1 となって第2の
加重加算器213 はy1 を出力する。次に、x(201 )と
0 (203 )との相関性が低く、x(201 )とy2 (21
4 )との相関性が高い場合には、A0 (221 )は約M,
2 (223 )は約零となり、A0 +A2 は約Mとなる。
L<Mとしておけば、k2 は約1となり、第2の加重加
算器213 の出力231 は、B2 =B1 =y2 となる。
【0025】以上、図2のノイズ低減装置と同様に、画
面上縦方向線、左右斜め方向線の相間をみる場合でも、
相関性の高い遅延信号を加重加算により得るため、相関
検出時の雑音やジッタによる影響が少なくなる。これに
より、信号劣化が少なくノイズが低減された現在の信号
を得ることができる。
【0026】図5は、本発明の適応形ノイズ低減装置の
第2の実施例を示す。以下、図5に基づいて構成を説明
する。入力信号501 は、第1の遅延手段502 ,動き検出
手段504 ,第2の遅延手段503 に入力する。第1の遅延
手段502 は、フィールド間隔もしくはフレーム間隔遅延
した複数の遅延信号と現在の信号505 を生成し、選択手
段507 の一方の入力端子に入力する。第2の遅延手段50
3 は、水平3ライン遅延した複数の遅延信号と現在の信
号506 を生成し、選択手段507 の他方の入力端子に入力
する。動き検出手段504 は、入力信号501 から信号が動
画なのか、静止画なのかを検出し、その検出結果を、選
択手段507 の制御端子に入力する。入力信号が動画のと
き、選択手段507 は、第2の遅延手段506 の出力を選択
し、複数の遅延信号514 と現在の信号513 を出力する。
入力信号が静止画のとき、選択手段507 は、第1の遅延
手段502 の出力を選択し、複数の遅延信号514 と現在の
信号513 を出力する。複数の遅延信号514 は、相関検出
手段508 と加重加算手段509 に入力する。現在の信号51
3 は、相関検出手段508 ,差分回路510 ,減算回路512
に入力する。相関検出手段508 では、現在の信号513 と
遅延信号514 との相関を検出し、その結果を加重加算手
段509 に入力する。加重加算手段509 では、相関検出手
段508 の検出結果の出力に基づいて、複数の遅延信号51
4 の加重加算処理を行なう。加重加算手段509 の出力51
4 は、差分回路510 に入力する。差分回路510 では、現
在の信号513 と加重加算手段509 の出力514 との差分処
理を行ない、差分信号515 を出力する。差分信号515
は、リミッタ回路511 に入力する。画像の輪郭ボケを防
止するため、リミッタ回路511 は、差分信号515 の振幅
を制限し、その出力を減算回路512 に入力する。減算回
路512 は、現在の信号513からリミッタ回路511 で振幅
制限された差分信号515 を減算し、その減算結果の信号
516 を出力する。出力信号516 は、ノイズ低減された現
在の信号である。
【0027】以上、動き検出手段504 と選択手段507 を
設けることによって、入力信号が動画若しくは静止画で
あっても、ノイズの低減した現在の信号を得ることがで
きる。また、図1に示したブロックを複数用意し、それ
らブロックの出力を動き検出手段の検出結果で切り換え
るようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、画面上縦方向の線、左
右斜め方向の線の相関をみる場合でも、相関性の高い信
号を加重加算により得るため、相関検出時の雑音やジッ
タ等による影響が少なくなる。これにより、信号劣化が
少なくノイズが低減された現在の信号を得ることができ
る。更に、入力信号が、動画若しくは静止画であって
も、ノイズの低減された現在の信号を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適応形ノイズ低減装置の第1の実施例
を示すブロック図である。
【図2】図1の適応形ノイズ低減装置の第1の具体例を
示す回路図である。
【図3】図2の適応形ノイズ低減装置を動作を説明する
ための図である。
【図4】図1の適応形ノイズ低減装置の第2の具体例を
示す回路図である。
【図5】本発明の適応形ノイズ低減装置の第2の実施例
を示すブロック図である。
【図6】従来の適応形ノイズ低減装置を示す回路図であ
る。
【図7】従来の適応形ノイズ低減装置の動作を説明する
図である。
【図8】従来の適応形ノイズ低減装置のスイッチ群の動
作ロジックを示す表である。
【図9】従来の適応形ノイズ低減装置のスイッチ群の動
作ロジックを示す表である。
【符号の説明】
102 …相関検出手段、103 …加重加算手段、104 …差分
回路、105 …減算回路、106 …リミッタ回路、107 ,10
8 ,109 ,110 ,111 ,112 …遅延回路、502,503 …
遅延手段、504 …動き検出手段、507 …選択手段、508
…相関検出手段、509 …加重加算手段、510 …差分回
路、511 …リミッタ回路、512 …減算回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の信号に対し互いに異なる遅延時間
    を有する複数の遅延信号を生成する複数の遅延手段と、 前記現在の信号と前記複数の遅延信号との相関を検出す
    る相関検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて前記複数の遅延信号に
    それぞれ重みをつけた後、加算して信号を得る加重加算
    手段と、 前記加重加算手段の出力信号と前記現在の信号との差分
    を取る差分手段と、 前記差分手段の出力を前記現在信号から減算する減算手
    段とを具備したことを特徴とする適応形ノイズ低減装
    置。
  2. 【請求項2】 前記差分手段と前記減算手段との間に、
    リミッタ手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の適応形ノイズ低減装置。
  3. 【請求項3】 現在の信号に対し互いに異なる遅延時間
    を有する複数の遅延信号を生成する複数の遅延手段と、 前記現在の信号から動きを検出する動き検出手段と、 前記動き検出手段の検出結果に応じて、使用する前記複
    数の遅延手段を選択する選択手段と、 前記選択手段で選択された前記遅延手段の複数の遅延信
    号と前記現在の信号との相関を検出する相関検出手段
    と、 前記相関検出手段の検出結果に応じて前記選択手段の出
    力である前記複数の遅延信号にそれぞれ重みをつけた
    後、加算した信号を得る加重加算手段と、 前記加重加算手段の出力信号と前記現在の信号との差分
    を取る差分手段と、 前記差分手段の出力を前記現在の信号から減算する減算
    手段とを具備したことを特徴とする適応形ノイズ低減装
    置。
  4. 【請求項4】 前記差分手段と前記減算手段との間に、
    リミッタ手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載
    の適応形ノイズ低減装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2438660A (en) * 2006-06-02 2007-12-05 Tandberg Television Asa Recursive filtering video signals including weighting neighbouring picture elements

Cited By (3)

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US7903901B2 (en) 2006-06-02 2011-03-08 Ericsson Ab Recursive filter system for a video signal
GB2438660B (en) * 2006-06-02 2011-03-30 Tandberg Television Asa Recursive filter system for a video signal

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