JPH0631210B2 - クロマン類及びクロメン類、それらの製法及びそれらを含む医薬組成物 - Google Patents

クロマン類及びクロメン類、それらの製法及びそれらを含む医薬組成物

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JPH0631210B2
JPH0631210B2 JP59098928A JP9892884A JPH0631210B2 JP H0631210 B2 JPH0631210 B2 JP H0631210B2 JP 59098928 A JP59098928 A JP 59098928A JP 9892884 A JP9892884 A JP 9892884A JP H0631210 B2 JPH0631210 B2 JP H0631210B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/04Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
    • C07D311/58Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4
    • C07D311/68Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4 with nitrogen atoms directly attached in position 4
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薬理学上の活性を有する新規なクロマン及びク
ロメンその製法それを含有する製薬組成物及びほ乳動物
の治療におけるその用途に関する。
〔従来の技術〕
米国特許第4,110,347号及び同第4,119,
643号及び同第4,251,532号及びヨーロッパ
特許公開第28,064号及び同第28,449号は血
圧低下活性又は抗高血圧活性を有すると記載された一群
のクロマンを開示している。
ヨーロッパ特許公開第76,075号は4の位置をピペ
リドニル又はピロリドニル基により置換された他の群の
クロマンを開示している。このクロマンは又血圧低下活
性を有すると記載されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
他の群のクロマンそしてその対応するクロメンが見い出
されそれらは4の位置でクロマン又はクロメンを置換し
ているアミノアルキルアミノ,アミノアルキル−チオア
ミド,ウレイド,チオウレイド,エステル化されていて
もよいヒドロキシアミド又はヒドロキシチオアミド又は
カルバモイルアミド又はエステル化されていてもよいカ
ルボキシアミド基の存在により特徴付けられる。さらに
このクロマン及びクロメンは血圧低下活性を有すること
が見い出された。
〔問題点を解決するための手段、作用〕
従つて本発明は式(I) (式中(A)R及びRの一つは水素であつて他はC
1−6アルキルカルボニル,C1−6アルコキシカルボ
ニル,C1−6アルキルカルボニルオキシ,C1−6
ルキルヒドロキシメチル,ニトロ,シアノ,塩素,トリ
フルオロメチル,C1−6アルキルスルフイニル,C
1−6アルキルスルホニル,C1−6アルコキシスルフ
イニル,C1−6アルコキシスルホニル,C1−6アル
キルカルボニルアミノ,C1−6アルコキシカルボニル
アミノ,C1−6アルキル−チオカルボニル,C1−6
アルコキシ−チオカルボニル,C1−6アルキル−チオ
カルボニルオキシ,C1−6アルキル−チオールメチ
ル,ホルミルであるか又はアミノスルフイニル,アミノ
スルホニル又はアミノカルボニルであつてそのアミノ部
分が1個又は2個のC1−6アルキル基により置換され
ていてもよく又はC1−6アルキルスルフイニルアミ
ノ,C1−6アルキルスルホニルアミノ,C1−6アル
コキシスルフイニルアミノ又はC1−6アルコキシスル
ホニルアミノであるか又はC1−6アルキルカルボニ
ル,ニトロ又はシアノにより末端が置換されたエチレニ
ルの群から選ばれ又は(B)R及びRの一つはニト
ロ,シアノ又はC1−6アルキルカルボニルであつて他
はメトキシであるか又は1個又は2個のC1−6アルキ
ル基により又はC2−7アルカノイルにより置換されて
いてもよいアミノであり;R及びRの一つは水素又
はC1−4アルキルであつて他はC1−4アルキルであ
るか又はR及びRは一緒になつてC2−5ポリメチ
レンであり;Rは水素、ヒドロキシ,C1−6アルコ
キシ又はC1−7アシルオキシであつてRは水素であ
るか又はR及びRは一緒になつて結合であり;R
は同一もしくは異なる1個又は2個のC1−6アルキル
基により置換されていてもよいアミノにより置換された
1−6アルキル;C1−6アルキルもしくはC1−6
アルケニル基により、又は3個までのハロゲン原子によ
り置換されていてもよいC1−6アルカノイル基によ
り、又はC1−6アルキル、C1−6アルコキシもしく
はハロゲンにより置換されてもよいフェニル基により置
換されていてもよいアミノ;C1−6アルコキシ;又は
1−6アルキル、C1−6アルコキシもしくはハロゲ
ンにより置換されていてもよいフエノキシよりなる群か
ら選ばれ;又はXが酸素のときRはカルボキシ、C
1−6アルコキシカルボニル又は同一又は異なる1個又
は2個のC1−6アルキル基により置換されていてもよ
いアミノカルボニルの群から選ばれ; Rは水素又はC1−6アルキルであり;そしてXは酸
素又は硫黄であり; R−N−CX−R基はR及びRが一緒になつて
結合ではないときR基に対してトランスである) の化合物 又は式(I)の化合物が塩化しうる基を含むときその製薬
上許容しうる塩を提供する。
及びRの一つが水素のとき他は好ましくはC
1−6アルキルカルボニル,C1−6アルコキシカルボ
ニル,ニトロ又はシアノの群から選ばれる。特にR
びRの一つが水素のとき他は好ましくはニトロ,シア
ノ又はアセチルである。
及びRの一つが水素のときRが水素であるのが
好ましい。
及びRの一つがニトロ,シアノ又はC1−3アル
キルカルボニルであつて他がメトキシ又は前記に定義し
た様に置換されていてもよいアミノであるきとき他は好
ましくは1個又は2個のC1−6アルキル基により又は
2−7アルカノイルにより置換されていてもよいアミ
ノである。特にR及びRの一つがニトロ,シアノ又
はC1−3アルキルカルボニルのとき他はアミノ,メチ
ルアミノ,ジメチルアミノ又はアセチルアミノである。
最も好ましくはR及びRの一つはニトロ又はシアノ
特にシアノでありそして他はアミノである。
及びRの一つがニトロ,シアノ又はC1−3アル
キルカルボニルのときRがニトロ又はシアノ又はC
1−3アルキルカルボニル例えばアセチルであるのが好
ましい。
又はRに関するアルキル基又はアルキル含有基の
アルキル部分は好ましくはメチル又はエチルである。
好ましくはR及びRはともにC1−4アルキルであ
る。特にそれらはともにメチル又はエチル好ましくはと
もにメチルである。
がC1−6アルコキシであつてRが水素のときR
の好ましい例はメトキシ及びエトキシを含みその中メ
トキシがより好ましい。RがC1−7アシルオキシで
あつてRが水素のときRの好ましい群は未置換のカ
ルボキシル性アシルオキシ例えば未置換の脂肪族アシル
オキシである。しかしR及びRは一緒になつて結合
であるか又は特にRがヒドロキシであつてRが水素
であるのが好ましい。
の例は下記の群を含む。
基(CH)nNR10(式中nは1〜6でありそ
してR及びR10はそれぞれ独立して水素又はC
1−6アルキルである)。nの例は1及び2特に1を含
む。好ましくはR及びR10はそれぞれ独立して水素
及びメチルから選ばれる。
メチル,エチル,プロピル,ブチル,アリル又はトリク
ロロアセチル基により又はフエニル基(それは1個のメ
チル,メトキシ又は塩素基又は原子により置換されてい
てもよい)により置換されていてもよいアミノ特にアミ
ノ,メチルアミノ及びフエニル環において1個のメチ
ル,メトキシ又は塩素基又は原子により置換されていて
もよいフエニルアミノ。
メトキシ,エトキシ,n−及びイソ−プロポキシ及び1
個のメチル,エチル,メトキシ,エトキシ,塩素又は臭
素基又は原子により置換されていてもよいフエノキシ好
ましくはメトキシ,エトキシ及び1個のメチル,メトキ
シ又は塩素基又は原子により置換されていてもよいフエ
ノキシ特にエトキシ。この場合Xは好ましくは酸素。
Xが酸素のときカルボキシル,メトキシカルボニル,エ
トキシカルボニル,アミノカルボニル,メチルアミノカ
ルボニル及びジメチルアミノカルボニル特にエトキシカ
ルボニル。
の例は水素,メチル,エチル,n−又はイソ−プロ
ピルを含む。好ましくはRは水素又はメチル特に水素
である。
式(I)の化合物の製薬上許容しうる塩の例は式(I)の化合
物が置換されていてもよいアミノ基である塩となりうる
基を含むとき酸付加塩例えば塩酸塩及び臭化水素酸塩を
含む。この基はR又はR基であるか又はR基内に
ある。Rカルボキシ基は又塩化されて金属塩例えばア
ルカリ金属塩又は置換されていてもよいアンモニウム塩
を形成する。
好ましくは式(I)の化合物は実質的に純粋な形である。
が水素,ヒドロキシ,C1−6アルコキシ又はC
1−7アシルオキシであつてRが水素である式(I)の
化合物は少くとも1個の無対称中心を有しそしてそれ故
鏡像異性体として存在する。本発明は個々のすべてのこ
の異性体及びラセミ体を包含する。
式(I)の化合物の例は下記の実施例で製造された化合物
を含む。
式(I)の一群の化合物はRが基(CH)nNR
10(式中n,R及びR10は前記同様である)であ
るものである。
式(I)の第二の群の化合物はRがC1−6アルキル基
により又はC1−6アルキル,C1−6アルコキシ又は
ハロゲンにより置換されていてもよいフエニル基により
置換されていてもよいアミノであるものである。
式(I)の第三の群の化合物はRがC1−6アルコキシ
であるか又はC1−6アルキル,C1−6アルコキシ又
はハロゲンにより置換されていてもよいフエノキシであ
るものである。
式(I)の第四の群の化合物はXが酸素でありRがカル
ボキシ,C1−6アルコキシカルボニル又は1個又は2
個のC1−6アルキル基により置換されていてもよいア
ミノカルボニルであるものである。
本発明は又式(II) (式中R′及びR′は前記に 定義したR及びR又はそれに転換しうる基又は原子
でありR,R及びRは前記に定義した通りであり
′は水素,ヒドロキシ,C1−6アルコキシ又はC
1−7アシルオキシでありR′は水素でありそしてR
−NH基はR′基に対してトランスである) の化合物を (i)式(III) LCOR′ (III) (式中R′は前記に定義した 様に置換されていてもよいアミノ,カルボキシ又は前記
に定義した様に置換されていてもよいアミノカルボニル
又はそれに置換しうる基以外のRでありLは脱離基
である) のアシル化剤によりアシル化し;そして次にR′が前
記に定義した様に置換されていてもよいアミノ,カルボ
キシ又は前記に定義した様に置換されていてもよいアミ
ノカルボニル以外のRへ転換しうる基のときはR
を又前記に定義した様に置換されていてもよいアミノ,
カルボキシ又は前記に定義した様に置換されていてもよ
いアミノカルボニル以外の他のRへ転換し;得られた
化合物中のR′がC1−6アルコキシカルボニルの場
合にはR′をRカルボキシ又は前記に定義した様に
置換されていてもよいアミノカルボニルへ転換してもよ
く;又は (ii)式(IV) X=C=NR11 (IV) (式中R11は水素,C1−6アルキル,C1−6アル
ケニルであるか又は3個以内のハロゲン原子により置換
されていてもよいC1−6アルカノイルであるか又はC
1−6アルキル,C1−6アルコキシ又はハロゲンによ
り置換されていてもよいフエニルでありXは酸素又は硫
黄である) の化合物によりアシル化;そして次にR11が水素のと
きR11を他のR11に転換してもよくそして次に
′又はR′が前記に定義したR又はRへ転換
しうる基又は原子の場合その基又は原子をR又はR
に転換し;式(I)の得られた化合物中の前記に定義した
,R又はRを他のR,R又はRに転換し
てもよく;式(I)の得られた化合物中のR及びR
それぞれヒドロキシ及び水素のとき化合物を脱水してR
及びRが一緒になつて結合である式(I)の化合物を
得てもよく;R及びRが得られた化合物中で一緒に
なつて結合の場合化合物を還元してR及びRがそれ
ぞれ水素である化合物を得てもよく;そしてRがカル
ボキシ,C1−6アルコキシカルボニル又は前記に定義
した様に置換されていてもよいアミノカルボニル以外で
ある式(I)の得られた化合物中の任意のRNCOR
基のカルボニル基をチア化(thiating)してXが硫黄であ
る式(I)の他の化合物を得てもよく;そして式(I)の得ら
れた化合物が塩になりうる基を含むときその製薬上許容
しうる塩を形成してもよい ことよりなる式(I)の化合物又はその製薬上許容しうる
塩を製造する方法を提供する。
方法(i)においてR′が前記に定義した様に置換され
ていてもよいアミノにより置換されたC1−6アルキル
又はそれに転換しうる基のとき脱離基Lは一級又は二
級アミノ求核基により置換されうる基である。この基の
例はC2−9アシルオキシ例えばC1−4アルキルカル
ボニルオキシそして好ましくはハロゲン例えば塩素及び
臭素を含む。脱離基Lがこれらの例の何れかのとき式
(III)のアシル化剤は酸無水物又は酸ハロゲン化物の何
れかである。それが酸無水物のときそれは混合又は単一
の無水物である。もしそれが混合した無水物ならばそれ
はカルボン酸及び酸ハロゲン化物からその場で製造され
るがこれはハロゲン化物それ自体を用いるのよりもより
好ましくない。脱離基Lの他の例はヒドロキシ基であ
るがこれは前述した脱離基よりもより好ましくない。
方法(i)において式(I)の所望の化合物中のRが前記に
定義した様にR置換アルキル基のときR7が前記に定
義したR置換されたアルキル基へ転換しうる基である
のが好ましく特にそれがハロゲン特に臭素により置換さ
れたC1−6アルキルであるのが好ましい。方法(i)の
得られた化合物中のR′ハロゲン置換基はR置換基
へ転換されそれはアンモニア又は対応するアルキル−又
はジアルキル−アミンによる通常のアミノ化反応により
前記に定義した様に置換されていてもよいアミノであ
る。
より好ましくはないがR′は保護されたアミノにより
置換されたC1−6アルキル,保護されたC1−6アル
キルアミノ又は2個の独立したC1−6アルキル基によ
り置換されたアミノでありそれは方法(i)においてR
アミノ官能基を保護する必要がある。この基R′の特
別な例は基 (CH)nNR′R10′(式中nは1〜6であり
′及びR10′は一緒になつて二価の保護基であり
′及びR10′の一つはメチルであつて他は一価の
保護基でありR′及びR10′のそれぞれについてメ
チルである)を含む。RNCORアミド結合を破壊
することなく次のR′のRへの転換を達成する好適
な保護基及び脱保護条件は当業者には容易に明明らかで
あろう。
式(III)のアシル化剤が酸無水物のとき式(III)の化合物
のアシル化は好ましくは酸受容体例えば酢酸ナトリウム
又は好ましくはトリエチルアミンの存在下溶媒として無
水物を用いて行われる。
式(III)のアシル化剤が酸ハロゲン化物のとき式(II)の
化合物のアシル化は好ましくは酸受容体例えばトリエチ
ルアミン,トリメチルアミン,ピリジン,ピコリン又は
炭酸カルシウム,カリウム又はナトリウムの存在下媒体
例えばクロロホルム又はジクロロメタン中で行われる。
方法(i)においてR′がC1−6アルコキシ又は前記
に定義した様に置換されていてもよいフエノキシ又はC
1−6アルコキシカルボニルのとき脱離基Lの例はハ
ロゲン例えば塩素又は臭素を含む。アシル化は好ましく
は対応するL基について前述した反応条件下で行われ
る。
方法(i)における式(II)の化合物中のR′がヒドロキ
シのときヒドロキシ基と式(III)のアシル化剤との間に
副反応が生ずる危険があるがこれは比較的低い温度例え
ば10℃以下で反応を行うことにより最低にせしめられ
る。一方R′は式(II)の化合物中のC1−6アシルオ
キシでありそして式(III)のアシル化剤との反応後後述
の如くヒドロキシに転換される。しかし反応を前述の如
く通常行うようにコントロールしてアミンRNH−の
みがアシル化されるのが好ましい。
方法(ii)において式(IV)の化合物中のR11がC1−6
アルキル,前記に定義した様に置換されていてもよいC
1−6アルカノイル又は前記に定義した様に置換されて
いてもよいフエニルのとき式(II)及び(IV)の化合物の反
応は好ましくは室温以下特に10℃以下で溶媒例えば塩
化メチレン中で行われる。
11が水素のとき式(II)及び(IV)の化合物間の反応は
好ましくは鉱酸例えば希塩酸により酸性化された水性媒
体(好ましくはメタノール性)中で対応するアルカリ金
属シアナート又はチオシアナート例えばナトリウム又は
カリウムのそれを用いて行われる。やや高い温度例えば
50〜90℃が好ましい。
芳香族基の前記に定義したR又はRへの転換は一般
に芳香族化学の技術において公知である。例えば式(II)
の化合物のアシル化を行うとき先ずR又はRについ
て存在する任意の未置換のアミノ基を保護し次に保護さ
れたアミノ部分を必要なアミノ基に転換するのが好まし
い。保護剤の例はアシル基例えばアセチルを含みそれは
通常の如く付加されそして除去される。もしシアノ基の
存在下アミノ部分を保護するのが望ましいならばより適
切な方法はトリフルオロアセチル保護基(それは温和な
加水分解により除去される)を用いるか又はベンジルオ
キシカルボニル又はp−ニトロベンジルオキシカルボニ
ル保護基(それは温和な接触的水素化分解により除去さ
れる)を用いることである。
もし任意のチア化反応(thiation reaction)が式(I)の化
合物(それは一つ又は他のR及びRがカルボニル含
有基でありXが硫黄であるとき)を得るために行われる
ならばアシル化反応においてR′又はR′が保護さ
れたカルボニル含有基である式(II)の対応する化合物を
用いチア化後に保護されたカルボニル含有基をR又は
について必要なカルボニル含有基をRについて必
要なカルボニル含有基に転換するのが好ましい。この保
護がないと追加のカルボニル基は競合的な副反応を起し
てしまう。好ましいカルボニル保護基の例は通常の方法
により付加されそして除去されるケタール化剤を含む。
式(I)の得られた化合物中のR又はRの前記に定義
した他のR又はRへの任意の転換の例はα−ヒドロ
キシエチル基の酸化によるアセチルへの任意の転換、Sa
ndmeyer反応によるアミノ基の塩素原子の任意の転換、
1個又は2個のC1−6アルキルにより又はC2−7
ルカノイルにより置換されたアミノ基へのアミノ基の任
意の転換又は水素原子のニトロ化によるニトロ基への任
意の転換を含む。
式(I)の化合物中のRの他のRへの任意の転換の例
は一般に当業者に公知である。例えばRがヒドロキシ
のとき塩基例えば水酸化カリウムの存在下不活性溶媒例
えばトルエン中で沃化アルキルを用いてアルキル化させ
るか又は塩基例えばトリエチルアミンの存在下非ヒドロ
キシル性溶媒中でカルボン酸塩化物又は無水物を用いて
アシル化される。一方RがC2−7アシルオキシのと
きそれは例えば希鉱酸による通常の加水分解によりヒド
ロキシに転換される。
及びRがそれぞれヒドロキシ及び水素である式
(I)の得られた化合物のR及びRが一緒になつて結
合である式(I)の他の化合物への任意の脱水化は通常の
脱水条件に従つて例えば還流温度で不活性溶媒例えば乾
燥テトラヒドロフラン中で脱水剤例えば水素化ナトリウ
ムを用いて行われる。
−R結合の任意の還元は通常の接触水素化例えば
木炭上のパラジウムを用いることにより行われる。
′がC1−6アルコキシカルボニルである変法(i)
の得られた化合物のRがカルボキシ又は前記に定義し
た様に置換されていてもよいアミノカルボニルである式
(I)の化合物への任意の転換は通常の如く行われる。例
えばRがカルボキシの式(I)の化合物への任意の転換
は加水分解により行われる。Rがカルボキシである式
(I)の得られた化合物は次に先ず酸ハロゲン化物例えば
塩化物を形成し次にその酸ハロゲン化物と同一又は異る
1個又は2個のC1−6アルキル基により置換されてい
てもよいアンモニアとを反応させることによりRが前
記に定義した様に置換されていてもよいアミノカルボニ
ルである式(I)の他の化合物へ転換されてもよい。
がカルボキシ,C1−6アルコキシカルボニル又は
前記に定義した様に置換されていてもよいアミノカルボ
ニル以外である式(I)の化合物中のR−N−CO−R
基を任意にチア化してXが硫黄である式(I)の他の化
合物を得ることは好ましくは通常のチア化剤例えば硫化
水素,五硫化燐及びLawessonの試薬(p−メトキシフエ
ニルチオホスフインスルヒド二量体)により行われる。
硫化水素又は五硫化燐の使用は副反応を導きそれ故Lawe
ssonの試薬の使用が好ましい。
チア化反応条件は用いられるチア化剤にとり通常のもの
である。例えば硫化水素の使用は好ましくは極性溶媒例
えば酢酸又はエタノール中で例えば塩化水素により酸触
媒化される。Lawessonの試薬の好ましい使用は好ましく
は乾燥溶媒例えばトルエン又は塩化メチレン中で還流下
行われる。
式(I)の得られた化合物が塩になりうる基を含むとき製
薬上許容しうる塩の任意の形成は通常の如く行われる。
式(II)の化合物は式(V) (式中R′,R′,R及びRは前記同様であ
る)の化合物と式(VI) RNH (VI) (式中Rは前記同様である)の化合物とを反応させ;
そして式(II)の得られた化合物中のR′に関するヒド
ロキシ基をC1−6アルコキシ又はC1−7アシルオキ
シ基に転換してもよいことにより製造される。
反応は普通常温又は高温度例えば12〜100℃で溶媒
例えばC1−4アルコール特にメタノール,エタノール
又はプロパノール中で行われる。反応はもし還流下エタ
ノール中で行われるならば特に円滑に進む。
式(II)の得られた化合物は溶媒の除去により例えば減圧
下の蒸発により反応混合物から除去される。任意のエポ
キシド不純物は通常の如く例えばクロマトグラフイによ
り除去される。
式(II)の得られた化合物中のR′に関するヒドロキシ
基のC1−6アルコキシ又はC1−7アシルオキシ基へ
の任意の転換は式(I)の化合物中のRの対応する転換
に関して前述した如く行われる。
式(VI)の化合物は式(VII) (式中R′,R′,R及びRは前記同様であり
ヒドロキシ基は臭素原子に対してトランスである)の化
合物と塩基例えば水酸化カリウムとを溶媒例えばエーテ
ル又は水性ジオキサン中で反応させることにより好まし
くはその場で製造される。
式(VII)の化合物は公知でありそして任意の適当な公知
の方法例えば前述の米国特許及びヨーロッパ特許公開公
報に記載された方法により製造される。図示するとこの
方法は以下の通りである。
(a)室温;メタノール中NaOH/40%ベンジルトリ
メチルアンモニウムヒドロオキシド。
(b)O−ジクロロベンゼン中で加熱。
(c)N−ブロモサクシンイミド/ジメチルスルホキシド
/水; (d)四塩化炭素中の臭素;及び (e)アセトン/水。
上述の方法は環形成に利用しうる2箇の部位により反応
(b)中化合物の混合物を生成する。それ故反応(c)又は
(d)前に例えばクロマトグラフイにより望ましくない化
合物のすべてを除去するのが好ましい。
前述した如く式(I)の化合物は光学的に活性な形で存在
しそして本発明の方法はこの形の混合物を生成する。個
々の異性体はキラル相を用いてクロマトグラフイにより
互いに分離される。
式(I)の化合物は実質的に純粋な形で単離されるのが好
ましい。
式(V)〜(VII)の化合物は又公知であるか又は公知の化合
物の製造に類似したやり方で製造されるか又は公知の化
合物から通常の如く誘導されうる。
前述した如く式(I)の化合物は血圧低下活性を有するこ
とが分かつた。それらはそれ故高血圧の治療に有用であ
る。
従つて本発明は式(I)の化合物又はその製薬上許容しう
る塩及び製薬上許容しうる担体よりなる製薬組成物を提
供する。特に本発明は抗高血圧に有効な量の式(I)の化
合物又はその製薬上許容しうる塩及び製薬上許容しうる
担体よりなる抗高血圧製薬組成物を提供する。
組成物は好ましくは経口用投与に適合させられる。しか
しそれらは投与の他の態様例えば心臓疾患にかかつてい
る患者用の非経口投与に適合させられる。
組成物は錠剤、カプセル、粉末、顆粒、トローチ、座
剤、再生しうる粉末又は液剤例えば経口用又は滅菌非経
口用溶液又は懸濁液の形である。
投与の一定性を得るために本発明の組成物は単位投与物
の形であるのが好ましい。
経口投与用の単位投与物の形は錠剤及びカプセルであり
そして通常の賦形剤例えば結合剤例えばシロツプ、アラ
ビアガム、ゼラチン、ソルビトール、トラガントガム又
はポリビニルピロリドン;充填剤例えば乳糖、砂糖、と
うもろこしでん粉、燐酸カルシウム、ソルビトール又は
グリシン;錠剤用滑沢剤例えばステアリン酸マグネシウ
ム;崩壊剤例えばでん粉.ポリビニルピロリドン、ナト
リウムでん粉グリコレート又は微結晶セルローズ;又は
製薬上許容しうる湿潤剤例えばナトリウムラウリルサル
フエートを含む。
固体の経口用組成物は混合、充填、錠剤化などの通常の
方法により製造される。混合操作の繰返しを用いて多量
の充填剤を用いるこれらの組成物中に活性成分を分散さ
せる。この操作は勿論当業者にとり公知である。錠剤は
普通の製剤技術に公知の方法により特に腸溶性被膜によ
り被覆される。
経口用液剤は例えばエマルジヨン,シロツプ又はキリキ
シルの形か又は使用前に水又は他の適当な媒体により再
生される乾燥生成物として提供される。この液剤は通常
の添加物例えば懸濁剤例えばソルビトール,シロツプ,
メチルセルローズ,ゼラチン,ヒドロキシエチルセルロ
ーズ,カルボキシメチルセルローズ,ステアリン酸アル
ミニウムゲル,水素化食用脂肪;乳化剤例えばレシチ
ン,ソルビタンモノオレエート又はアラビアガム;非水
性媒体(食用油を含む)例えばアーモンド油,分留ココ
ナツツ油,油状エステル例えばグリセリン,プロピレン
グリコール又はエチルアルコールのエステル;保存剤例
えばメチル又はプロピルp−ヒドロキシベンゾエート又
はソルビン酸;そしてもし望むならば通常の香料又は着
色剤を含む。
非経口用投与では液体の単位投与物の形が化合物及び滅
菌媒体を用いて製造されそして用いられる濃度に応じて
媒体中に懸濁又は溶解させられる。溶液の製造に当つて
化合物は注射用の水に溶解されそして滅菌過され適当
なバイアル又はアンプルに注入されて密封される。有利
には助剤例えば局所麻酔剤,保存剤及び緩衝剤を媒体中
に溶解する。安定性を増大するために組成物はバイアル
に注入され水を真空下除去した後に凍結される。非経口
用懸濁液は実質的に同じやり方で製造されるが化合物は
溶解される代りに媒体中に懸濁されそして滅菌は過に
より達成されない。化合物は滅菌媒体に懸濁される前に
酸化エチレンに曝すことにより滅菌される。有利には表
面活性剤又は湿潤剤は組成物に含まれて化合物の均一な
分布を助ける。
組成物は投与方法に応じて0.1〜99重量%好ましくは
10〜60重量%の活性成分を含む。
本発明はさらに病気にかかつたほ乳動物に抗高血圧に有
効な量の式(I)の化合物又はその製薬上許容しうる塩を
投与することによりなる人間を含むほ乳動物の高血圧の
治療又は予防法を提供する。
有効量は本発明の化合物の相対的有効性、治療されるべ
き高血圧の程度及び患者の体重に依存する。しかし本発
明の組成物の単位投与物の形は本発明の化合物の1〜1
00mgそしてさらに普通には2〜50mg例えば5〜25
mg例えば6,10,15又は20mgを含む。この組成物
は1日当り1〜6回さらに普通には1日当り2〜4回投
与されそのやり方は1日当りの投与量が70kgの成人に
対し5〜200mgそしてさらに特別には10〜100mg
である。
本発明はさらにほ乳動物の疾患特に高血圧の治療又は予
防に用いられる式(I)の化合物又はその製薬上許容しう
る塩を提供する。
下記の実施例は式(I)の化合物の製造に関する。
すべての温度は℃である。
実施例1 トランス−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−4−(メチルアミノメチレンカルボニルアミ
ノ)−2H−1−ベンゾピラン−3−オール(E1) トランス−4−(クロロアセチルアミノ)−6−シアノ
3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベン
ゾピラン−3−オール(0.25g,ヨーロッパ特許出願第
95,316A号に記載されたように製造した)及び4
0%メチルアミン水溶液(5ml)を室温でエタノール
(10ml)中に溶解した。3時間後溶液を蒸発させ酢酸
エチルに移し水洗しそして無水硫酸マグネシウムにより
乾燥した。過,蒸発そして酢酸エチルの再結晶により
表題化合物(0.12g)融点159〜160.5℃を得た。
NMR(CD3OD)δ1.28(3H,s) 1.50(3H,s) 2.46(3H,s) 3.37(2H,s) 3.56(1H,d,J=10Hz) 5.03(1H,d,J=10Hz) 6.92(1H,d,J=9Hz) 7.50(2H,m) 同様にしてトランス−4−(アミノメチレンカルボニル
アミノ)−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,3−ジ
メチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール(E1
2)及びトランス−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−
2,2−ジメチル−4−(ジメチルアミノメチレンカル
ボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン−3−オール
(E13)を製造する。
実施例2 トランス−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−4−(N−メチルウレイド)−2H−1−ベン
ゾピラン−3−オール(E2) シクロロメタン(30ml)中のトランス−4−アミノ−
6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2
H−1−ベンゾピラン−3−オール(2.00g)をジクロ
ロメタン(15ml)中のメチルイソシアナート(0.54m
l)の攪拌した溶液に滴下した。温度を10℃以下に保
つた。15分後白色の沈でん物が形成されそして反応混
合物を放置して室温とした。固体を過しそしてジクロ
ロメタンで再結晶して融点143〜146℃の結晶として表題
化合物(1.30g)を得た。
NMR(DCDl3)δ1.25(3H,s) 1.46(3H,s) 2.73(3H,d,J=5Hz)D2O の付加によりシングレツトに崩壊 3.56(1H,d,J=9Hz) 4.75(1H,t,J=9Hz)D2O の付加によりダブレツトJ=9に崩壊 5.01(1H,s,交換可能) 5.40-5.75(2H,m,交換可能) 6.85(1H,d,J=9Hz) 7.40(1H,q,J=8,2Hz) 7.15(1H,不規則s) 原料はヨーロツパ特許公開第76,075号に記載され
た方法に従つて製造された。
実施例3 6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−ト
ランス−4−(N−フエニルウレイド)−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−オール(E3) 氷冷したジクロロメタン(25ml)に溶解したトランス
−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−
2H−ベンゾ〔b〕ピラン−3−オール(2.0g)にジ
クロロメタン(15ml)中のフエニルイソシアナート
(1ml)を加えた。白色の固体である表題化合物が沈で
んしそしてこれを過により集め乾燥した(2.6g)。
融点226〜227℃。
NMR(CDCl3/CD3OD)δ1.30(3H,s) 1.50(3H,s) 3.60(1H,d,J=10Hz) 4.88(1H,d,J=10Hz) 6.87(1H,d,J=9Hz) 6.97-7.75(7H,mのシリーズ) 実施例4 トランス−4−(N−ブチルウレイド)−6−シアノ−
3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベン
ゾピラン−3−オール(E4) 氷浴中で冷却したジクロロメタン(4ml)中のトランス
−4−アミノ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2
−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール(1.
00g)にジクロロメタン中のブチルイソシアナート(0.
25ml)を加えた。溶液を30分間攪拌しそして白色の沈
でん物が形成した。この沈でん物を集めそして乾燥し
(1.12g)そして表題化合物と確認した。融点173〜174
℃。
NMR(CDCl3)δ1.00(3H,不規則d,J-8Hz) 1.27(3H,s)及び1.50(3H,s) 重複1.25-1.65(4H,m) 3.20(2H,不規則t,J=8,8Hz) 3.57(1H,d,J=9Hz) 4.70-5.30(3H,m)D2Oの 付加 により4.83(1H,d,J= 9Hz)に崩壊 6.87(1H,d,J=9Hz) 7.43(1H,q,J=9,2Hz) 7.68(1H,狭いm) トランス−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−4−(N−n−プロピルウレイド)−2H−1
−ベンゾピラン(E14) を同様な方法で製造する。
実施例5 トランス−6−シアノ−4−(エチルオキザルアミド)
−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−オール(E5) 氷冷されたジクロロメタン(20ml)中のトランス−4
−アミノ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−2H−ベンゾ〔b〕ピラン−3−オール(87
2mg)及びトリエチルアミン(0.64ml)の混合物に塩化
エチルオキザリル(0.56ml)を加えた。1時間後溶液を
放置して室温とした。それを水及び塩水により洗いそし
て硫酸マグネシウムにより乾燥した。過次に蒸発させ
て固体を得それを酢酸エチル・ペンタンにより再結晶し
て融点160〜162℃の結晶として表題化合物(640mg)
を得た。
NMR(CDCl3+D2O)δ1.31(3H,s) 1 .41(3H,t,J=7,7Hz) 1.53(3H,s) 3.77(1H,d,J=10Hz) 4.38(2H,q,J=7,7,7Hz) 5.10(1H,d,J=10Hz) 6.91(1H,d,J=9Hz) 7.40-7.65(2H,m) 実施例6 トランス−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−4−(N−メチルチウレイド)−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−オール(E6) ジクロロメタン(10ml)中のメチルイソチオシアナー
ト(0.34g)を10℃以下でトランス−4−アミノ−6
−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H
−1−ベンゾピラン−3−オール(1.00g)〔ジクロロ
メタン(30ml)中で攪拌された〕に加えた。反応を室
温で66時間攪拌して行つた。沈でんした固体を過し
(0.7g)そして表題チウレイドと確認した。融点203〜
205℃。
質量分析M+-H2O(M/Z) 273.0934 C14H15N3OSとして 273.0936 実施例7 トランス−4−(N−アリルチウレイド)−6−シアノ
−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ベンゾ
ピラン−3−オール(E7) アリルイソチオシアナートを用いそして反応時間19時
間で本化合物を(E6)の化合物に似た方法で製造し
た。表題化合物は融点177〜178℃を有した。
質量分析M+(M/Z) 317.1199 C16H19N3O2Sとして317.1198 実施例8 トランス−6−アセチル−3,4−ジヒドロ−2,2−
ジメチル−4−(N−メチルチウレイド)−2H−1−
ベンゾピラン−3−オール(E8) 原料としてトランス−6−アセチル−4−アミノ−3,
4−シヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピ
ラン−3−オールを用い実施例8の化合物を(E6)の
化合物に似た方法で製造した。
表題化合物を酢酸エチル・ペンタンにより再結晶した。
融点203〜204℃。
NMR(CDCl3+CD3OD)δ1.34(3H,s) 1.51(3H,s) 2.06(3H,s) 3.10(3H,s) 3.66(1H,d,J=9Hz) 5.67(1H,d,J=9Hz) 6.86(1H,d,J=9Hz) 7.80(1H,q,J=9,2Hz) 7.94(1H,狭いm) 実施例9 トランス−6−シアノ−4−(トリクロロアセチルウレ
イド)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−
1−ベンゾピラン−3−オール(E9) トリクロロアセチルイソシアナートを用い本実施例の化
合物を(E2)の化合物に類似した方法で製造した。表
題化合物を過により反応混合物から単離した。融点23
1〜233℃。
NMR(CD3OD)δ1.27(3H,s) 1.49(3H,s) 3.79(1H,d,J=9Hz) 4.94(1H,d,J=9Hz) 6.91(1H,d,J=8Hz) 7.51(1H,q,J=8,2Hz) 7.61(1H, 狭い m) 実施例10 トランス−6−シアノ−4−(エトキシカルボニルアミ
ノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1
−ベンゾピラン−3−オール(E10) 氷浴中で冷却したジクロロメタン(20ml)中のトラン
ス−4−アミノ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,
2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール
(1.09g)及びトリエチルアミン(0.77ml)へエチルク
ロロホルメート(0.67ml)を加えた。混合物を放置して
室温としそして2日間攪拌した。反応混合物を水洗しそ
して無水硫酸マグネシウムにより乾燥した。過,蒸発
そしてクロマトグラフイ(クロマトトロン,勾配溶離:
10〜30%酢酸エチル・ペンタン)により一つの画分
(456mg)を得それを酢酸エチル・ペンタンにより再
結晶して本実施例の化合物(319mg)を得た。融点14
7〜148℃。
NMR(CDCl3)δ1.26(3H,s)重複 1.28(3H,t,J=7,Hz) 1.44(3H,s) 3.53(1H,d,J=8Hz)重複 3.65(1H,m) 4.13(2H,q,J=7Hz) 4.68(1H,t,J=7Hz) 5.18(1H,d,J=7Hz) 6.77(1H,d,J=8Hz) 7.35(1H,q,J=8,2Hz) 7.50(1H,狭い m) 実施例11 トランス−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
メチル−4−(N−ウレイド)2H−1−ベンゾピラン
−3−オール(E11) 0℃の水(30ml)中の6−シアノ−3,4−ジヒドロ
−エポキシ−2H−ベンゾ〔b〕ピラン(1.0g)の攪
拌した懸濁液に5N塩酸(0.92ml)を加えた。70℃に
加温後メタノール(3ml)を加えて均質な溶液を得次に
シアン化ナトリウム(0.3g)を加えた。21/2時間後反
応物を放置して冷却し結晶を得た。得られた固体を過
しクロマトグラフイにかけ再結晶して融点212〜214℃の
結晶として表題化合物を得た。
NMR(CO3OD)δ1.29(3H,s) 1.51(3H,s) 3.55(1H,d,J=9Hz) 4.79(1H,d,J=9Hz) 6.88(1H,d,J=9Hz) 7.48(1H,q,J=9.2Hz) 7.70(1H,狭い m) 〔本発明の効果〕 薬理学上のデーター抗高血圧活性 収縮期の血圧を I.M.Claxton,M.G.Palfreyman,R.H.Poyser,R.L.Whiting,
European Journal of Pharmacology,37,179(1976). により記載された尾カフ方法の変法により記録した。
W+WBP記録計(モデル8005)を用いてパルスを示し
た。全測定前にラツトを加熱した環境(33.5±0.5℃)
に置き抑制するケージに移した。血圧の各測定は少くと
も6回の読み取りの平均であつた。自然発生的に高血圧
のラツト(12〜18週令)(収縮期血圧>170mmHg)
を高血圧とした。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) 〔式中、RはC1−6アルキルカルボニル又はシアノ
    であり; Rは水素であり; RはC1−4アルキルであり; RはC1−4アルキルであり; Rはヒドロキシであり、そしてRは水素であり; RはC1−6アルキル基により置換されていてもよい
    アミノにより置換されたC1−6アルキル;C1−6
    ルキルもしくはC1−6アルケニル基により、又は3個
    までのハロゲン原子により置換されていてもよいC
    1−6アルカノイル基により、又はフエニル基により置
    換されていてもよいアミノ;C1−6アルコキシ; 又はXが酸素のときRはC1−6アルコキシカルボニ
    ルの群から選ばれ; Rは水素であり;そして Xは酸素又は硫黄であり; R−N−CX−R基はR及びRが一緒になって
    結合ではないとき基R基にたいしてトランスである化
    合物 又は式(I)の化合物が塩形成基を含むときその製薬上許
    容しうる塩。
  2. 【請求項2】Rは基(CH)nNR10(式中
    nは1〜6であり、そしてR及びR10はそれぞれ独
    立してC1−6アルキルである)である特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。
  3. 【請求項3】Rはフエニル基により置換されていても
    よいアミノである特許請求の範囲第1項記載の化合物。
  4. 【請求項4】RはC1−6アルコキシである特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】Xは酸素であり、そしてRはC1−6
    ルコキシカルボニルである特許請求の範囲第1項記載の
    化合物。
  6. 【請求項6】Rがシアノであり、そしてRは水素で
    ある特許請求の範囲第1〜5項の何れか一つの項記載の
    化合物。
  7. 【請求項7】化合物が、トランス−6−シアノ−3,4
    −ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(N−メチルウレ
    イド)−2H−1−ベンゾピラン−3−オール、 トランス−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジ
    メチル−4−(N−メチルチウレイド)−2H−1−ベ
    ンゾピラン−3−オール、 トランス−6−シアノ−4−(トリクロロアセチルウレ
    イド)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−
    1−ベンゾピラン−3−オール、又は トランス−6−シアノ−4−(エトキシカルボニルアミ
    ノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1
    −ベンゾピラン−3−オールである特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。
  8. 【請求項8】式(I) 〔式中、RはC1−6アルキルカルボニル又はシアノ
    であり; Rは水素であり; RはC1−4アルキルであり; RはC1−4アルキルであり; Rはヒドロキシであり、そしてRは水素であり; RはC1−6アルキル基により置換されていてもよい
    アミノにより置換されたC1−6アルキル;C1−6
    ルキルもしくはC1−6アルケニル基により、又は3個
    までのハロゲン原子により置換されていてもよいC
    1−6アルカノイル基により、又はフエニル基により置
    換されていてもよいアミノ;C1−6アルコキシ; 又はXが酸素のときRはC1−6アルコキシカルボニ
    ルの群から選ばれ; Rは水素であり;そして Xは酸素又は硫黄であり; R−N−CX−R基はR及びRが一緒になって
    結合ではないとき基R基にたいしてトランスである化
    合物又はその製薬上許容しうる塩を製造する方法におい
    て、 式(II) (式中R′及びR′は式(I)で定義したR及びR
    又はそれに転換しうる基又は原子であり、R,R
    及びRは式(I)で定義した通りであり、R′はヒド
    ロキシであり、そしてR′は水素であり、ここでR
    −NH基はR′に対してトランスである) の化合物を (i)式(III) LCOR′ (III) (式中R′は式(I)で定義した通りの置換されていて
    もよいアミノ、又はそれに転換しうる基以外のRであ
    り;そして Lは脱離基である)のアシル化剤によりアシル化し; そしてR′が式(I)で定義した通りの置換されていて
    もよいアミノ以外のRへ転換しうる基のときはR′
    を式(I)で定義した様に置換されていてもよいアミノ以
    外の他のRへ転換し; 得られた化合物のR′がC1−6アルコキシカルボニ
    ルの場合にはR′をRカルボキシ又は式(I)で定義
    した通りの置換されていてもよいアミノカルボニルへ転
    換してもよく; 又は (ii)式(IV) X=C=NR11 (IV) (式中R11は水素、C1−6アルキル、C1−6アル
    ケニル、又は3個以内のハロゲン原子により置換されて
    いてもよいC1−6アルカノイル、又はフエニルであ
    り;そして Xは酸素又は硫黄である) の化合物によりアシル化し; 次いでR11が水素のときR11を他のR11に転換し
    てもよく; そしてその後にR′またはR′が式(I)で定義した
    又はRへ転換しうる基又は原子の場合その基又は
    原子をR又はRに転換し; 式(I)の得られた化合物中の式(I)で定義したR,R
    又はRを他のR,R又はRに転換してもよく; 式(I)の得られた化合物中のR及びRがヒドロキシ
    及び水素のときその化合物を脱水してR及びRが一
    緒になって結合である式(I)の化合物に転換してもよ
    く; R及びRが得られた化合物で一緒になって結合であ
    る場合その化合物を還元してRが水素である化合物に
    転換してもよく; そしてRがC1−6アルコキシカルボニル以外である
    式(I)の得られた化合物中のRNCORのカルボニ
    ル基をチア化してXが硫黄である式(I)の化合物に転換
    してもよく; そして式(I)の得られた化合物が塩形成基を含むときそ
    の製薬上許容しうる塩を形成してもよい ことよりなる式(I)の化合物又はその製薬上許容しうる
    塩を製造する方法。
  9. 【請求項9】式(I) 〔式中、RはC1−6アルキルカルボニル又はシアノ
    であり; Rは水素であり; RはC1−4アルキルであり; RはC1−4アルキルであり; Rはヒドロキシであり、そしてRは水素であり; RはC1−6アルキル基により置換されていてもよい
    アミノにより置換されたC1−6アルキル;C1−6
    ルキルもしくはC1−6アルケニル基により、又は3個
    までのハロゲン原子により置換されていてもよいC
    1−6アルカノイル基により、又はフエニル基により置
    換されていてもよいアミノ;C1−6アルコキシ; 又はXが酸素のときRはC1−6アルコキシカルボニ
    ルの群から選ばれ; Rは水素であり;そして Xは酸素又は硫黄であり; R−N−CX−R基はR及びRが一緒になって
    結合ではないとき基R基にたいしてトランスである化
    合物又はその製薬上許容しうる塩及び製薬上許容しうる
    担体よりなる高血圧治療用製薬組成物。
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