JPH06312265A - 自動溶接方法及び装置 - Google Patents
自動溶接方法及び装置Info
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- JPH06312265A JPH06312265A JP10456993A JP10456993A JPH06312265A JP H06312265 A JPH06312265 A JP H06312265A JP 10456993 A JP10456993 A JP 10456993A JP 10456993 A JP10456993 A JP 10456993A JP H06312265 A JPH06312265 A JP H06312265A
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- welding
- torch
- welding torch
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は自動溶接方法及び装置に関し、特
に、移動台の走行輪を操舵することにより溶接トーチの
揺動周期と同一の周波数成分が小さくなるようにし、ワ
ークと溶接トーチとの距離の変化を少なくして高精度な
自動溶接を行うことを特徴とする。 【構成】 本発明による自動溶接方法及び装置は、溶接
トーチ(50)を揺動させ、溶接時の溶接電流の溶接電流信
号(71)の周波数成分のうち溶接トーチ(50)の揺動周期と
同一の周波数成分を検出し、揺動周期の1揺動期間中の
平均溶接電流値を検出し、揺動周期と同一の周波数成分
が小さくなるように移動台(7)の走行輪(6)の舵を制御
し、平均溶接電流値とその初期値との値が小さくなる方
向に溶接トーチ(50)を上下方向に移動させる構成であ
る。
に、移動台の走行輪を操舵することにより溶接トーチの
揺動周期と同一の周波数成分が小さくなるようにし、ワ
ークと溶接トーチとの距離の変化を少なくして高精度な
自動溶接を行うことを特徴とする。 【構成】 本発明による自動溶接方法及び装置は、溶接
トーチ(50)を揺動させ、溶接時の溶接電流の溶接電流信
号(71)の周波数成分のうち溶接トーチ(50)の揺動周期と
同一の周波数成分を検出し、揺動周期の1揺動期間中の
平均溶接電流値を検出し、揺動周期と同一の周波数成分
が小さくなるように移動台(7)の走行輪(6)の舵を制御
し、平均溶接電流値とその初期値との値が小さくなる方
向に溶接トーチ(50)を上下方向に移動させる構成であ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動溶接方法及び装置
に関し、特に、移動台の走行輪を操舵することにより溶
接トーチの揺動周期と同一の周波数成分が小さくなるよ
うにし、ワークと溶接トーチとの距離の変化を少なくし
て高精度な自動溶接を行うための新規な改良に関する。
に関し、特に、移動台の走行輪を操舵することにより溶
接トーチの揺動周期と同一の周波数成分が小さくなるよ
うにし、ワークと溶接トーチとの距離の変化を少なくし
て高精度な自動溶接を行うための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の自動溶接
装置として、例えば、特開昭60−148677号公報
に開示された第1従来例としての自動溶接装置は、アー
ク溶接するものであるが、トーチを上記横方向に揺動す
る揺動装置をも備えており、溶接電流の変化を利用して
トーチの横方向の位置ずれ検知し、この検知結果に基づ
いて横移動装置が作動しトーチを位置調整するようにな
っている。すなわち、例えば図27に示すように、トー
チ50が溶接線Lを画成する被溶接材Wの壁面Wa、W
b間を一定周期で揺動する場合には、溶接ワイヤ51の
先端から溶接点までの距離X、一方の壁面Waまでの距
離Y、他方の壁面Wbまでの距離Z等がトーチ50の揺
動に応じて変化する。一方、溶接電流Iは、溶接ワイヤ
51の先端から一方の壁面Waまでの距離Yが最小のと
き、他方の壁面Wbの影響がほとんどなくなり、プラス
の最大値となる。他方の壁面Wbまでの距離Zが最小の
とき、一方の壁面Waの影響がほとんどなくなり、マイ
ナスの最大値となる。そして、溶接ワイヤ51の先端か
ら溶接点までの距離Xが最小のとき、すなわち溶接ワイ
ヤ51の先端が揺動中心線上にあるときには、±0にな
る。すなわち、溶接電流Iは、例えば図28に示すよう
に、概ね正弦波状に変化する。この原理を利用して、溶
接電流Iとトーチ50の揺動量とを乗算し、この乗算値
を各揺動周期毎に積分し、この積分値の正負からトーチ
50の位置ずれの方向を検知するとともに、積分値の絶
対値から位置ずれ量を検知し、これらの検知結果に基づ
いて横移動装置が作動し、トーチ50をその揺動中心が
溶接点、いいかえれば溶接線Lの中心の直上に位置する
ように調節していた。
装置として、例えば、特開昭60−148677号公報
に開示された第1従来例としての自動溶接装置は、アー
ク溶接するものであるが、トーチを上記横方向に揺動す
る揺動装置をも備えており、溶接電流の変化を利用して
トーチの横方向の位置ずれ検知し、この検知結果に基づ
いて横移動装置が作動しトーチを位置調整するようにな
っている。すなわち、例えば図27に示すように、トー
チ50が溶接線Lを画成する被溶接材Wの壁面Wa、W
b間を一定周期で揺動する場合には、溶接ワイヤ51の
先端から溶接点までの距離X、一方の壁面Waまでの距
離Y、他方の壁面Wbまでの距離Z等がトーチ50の揺
動に応じて変化する。一方、溶接電流Iは、溶接ワイヤ
51の先端から一方の壁面Waまでの距離Yが最小のと
き、他方の壁面Wbの影響がほとんどなくなり、プラス
の最大値となる。他方の壁面Wbまでの距離Zが最小の
とき、一方の壁面Waの影響がほとんどなくなり、マイ
ナスの最大値となる。そして、溶接ワイヤ51の先端か
ら溶接点までの距離Xが最小のとき、すなわち溶接ワイ
ヤ51の先端が揺動中心線上にあるときには、±0にな
る。すなわち、溶接電流Iは、例えば図28に示すよう
に、概ね正弦波状に変化する。この原理を利用して、溶
接電流Iとトーチ50の揺動量とを乗算し、この乗算値
を各揺動周期毎に積分し、この積分値の正負からトーチ
50の位置ずれの方向を検知するとともに、積分値の絶
対値から位置ずれ量を検知し、これらの検知結果に基づ
いて横移動装置が作動し、トーチ50をその揺動中心が
溶接点、いいかえれば溶接線Lの中心の直上に位置する
ように調節していた。
【0003】また、第2従来例として、特公平3−79
107号公報に開示された自動溶接方法を挙げることが
できる。すなわち、溶接トーチを支持する走行台はフレ
ーム上に設けられ溶接線と平行に配設された軸受上を直
線状に走行するように構成されていた。
107号公報に開示された自動溶接方法を挙げることが
できる。すなわち、溶接トーチを支持する走行台はフレ
ーム上に設けられ溶接線と平行に配設された軸受上を直
線状に走行するように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動溶接方法及
び装置は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、前述の第1従来例の
場合、縦移動装置によるトーチの縦方向の移動範囲及び
横移動装置によるトーチの横方向の移動範囲がそれぞれ
の機構上の制約により規制されるため、溶接作業範囲に
限界がある。その結果、トーチの縦移動範囲よりも長い
溶接線、トーチの横移動範囲よりも大きく湾曲する溶接
線等については、溶接作業をなし得ないという問題点が
ある。また、トーチは、溶接線の上下方向において一定
に保持されているため、溶接線が上下方向に変化する場
合には、トーチの先端部と溶接線との上下間隔が変化
し、溶接線を全体にわたって均質に溶接することが困難
なことがあった。
び装置は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、前述の第1従来例の
場合、縦移動装置によるトーチの縦方向の移動範囲及び
横移動装置によるトーチの横方向の移動範囲がそれぞれ
の機構上の制約により規制されるため、溶接作業範囲に
限界がある。その結果、トーチの縦移動範囲よりも長い
溶接線、トーチの横移動範囲よりも大きく湾曲する溶接
線等については、溶接作業をなし得ないという問題点が
ある。また、トーチは、溶接線の上下方向において一定
に保持されているため、溶接線が上下方向に変化する場
合には、トーチの先端部と溶接線との上下間隔が変化
し、溶接線を全体にわたって均質に溶接することが困難
なことがあった。
【0005】また、前述の第2従来例の場合、溶接トー
チを支持する走行台が溶接線と平行に直線移動するのみ
であるため、溶接トーチに横振れが生じた場合の修正が
難しく、溶接線に完全に沿った溶接を達成することは困
難であった。
チを支持する走行台が溶接線と平行に直線移動するのみ
であるため、溶接トーチに横振れが生じた場合の修正が
難しく、溶接線に完全に沿った溶接を達成することは困
難であった。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、移動台の走行輪を操舵する
ことにより溶接トーチの揺動周期と同一の周波数成分が
小さくなるようにし、ワークと溶接トーチとの距離の変
化を少なくして高精度な自動溶接を行うようにした自動
溶接方法及び装置を提供することを目的とする。
めになされたもので、特に、移動台の走行輪を操舵する
ことにより溶接トーチの揺動周期と同一の周波数成分が
小さくなるようにし、ワークと溶接トーチとの距離の変
化を少なくして高精度な自動溶接を行うようにした自動
溶接方法及び装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による自動溶接方
法は移動台に設けられた溶接トーチを溶接線に沿って移
動させ、アーク溶接を行うようにした自動溶接方法にお
いて、前記溶接トーチの移動方向に直交する方向にて前
記溶接トーチを一定周期で揺動させ、前記アーク溶接時
の溶接電流の周波数成分のうち前記溶接トーチの揺動周
期と同一の周波数成分を検出すると共に前記揺動周期の
1揺動期間中の平均溶接電流値を検出し、前記揺動周期
と同一の周波数成分が小さくなるように前記移動台の走
行輪の舵を制御し、前記1揺動期間中の平均溶接電流値
とその初期値との値が小さくなる方向に前記溶接トーチ
を上下方向に移動させる方法である。
法は移動台に設けられた溶接トーチを溶接線に沿って移
動させ、アーク溶接を行うようにした自動溶接方法にお
いて、前記溶接トーチの移動方向に直交する方向にて前
記溶接トーチを一定周期で揺動させ、前記アーク溶接時
の溶接電流の周波数成分のうち前記溶接トーチの揺動周
期と同一の周波数成分を検出すると共に前記揺動周期の
1揺動期間中の平均溶接電流値を検出し、前記揺動周期
と同一の周波数成分が小さくなるように前記移動台の走
行輪の舵を制御し、前記1揺動期間中の平均溶接電流値
とその初期値との値が小さくなる方向に前記溶接トーチ
を上下方向に移動させる方法である。
【0008】本発明による自動溶接方法は、移動台に設
けられた溶接トーチを溶接線に沿って移動させ、アーク
溶接を行うようにした自動溶接装置において、前記移動
台に設けられた走行輪を操舵する操舵モータと、前記移
動台に上下モータを介して上下動する上下台と、前記上
下台に設けられ前記溶接トーチを揺動するための揺動モ
ータと、前記アーク溶接時の溶接電流の周波数成分のう
ち前記溶接トーチの揺動周期と同一の周波数成分を検出
するための揺動検出手段と、前記溶接電流を検出するた
めの溶接電流検出手段と、前記各手段を有する制御装置
とを備え、前記揺動周期と同一の周波数成分が小さくな
るように前記操舵モータにて前記走行輪の舵を制御する
ようにした構成である。
けられた溶接トーチを溶接線に沿って移動させ、アーク
溶接を行うようにした自動溶接装置において、前記移動
台に設けられた走行輪を操舵する操舵モータと、前記移
動台に上下モータを介して上下動する上下台と、前記上
下台に設けられ前記溶接トーチを揺動するための揺動モ
ータと、前記アーク溶接時の溶接電流の周波数成分のう
ち前記溶接トーチの揺動周期と同一の周波数成分を検出
するための揺動検出手段と、前記溶接電流を検出するた
めの溶接電流検出手段と、前記各手段を有する制御装置
とを備え、前記揺動周期と同一の周波数成分が小さくな
るように前記操舵モータにて前記走行輪の舵を制御する
ようにした構成である。
【0009】
【作用】本発明による自動溶接方法及び装置において
は、溶接中の溶接電流の周波数成分のうち溶接トーチの
揺動周期と同一の周波数成分を検出し、この揺動周期と
同一の周波数成分が小さくなるように移動台の走行輪の
舵を制御することにより、溶接部の開先のセンシングが
可能となる。次に、1揺動期間中の平均溶接電流値を検
出し、その初期値との値が小さくなる方向に溶接トーチ
を上下方向に移動させることにより、溶接部と溶接トー
チの距離をほぼ一定に保つことが可能となる。これによ
り、溶接中に溶接部をセンシングし、溶接線にそって追
従する自動溶接が達成される。
は、溶接中の溶接電流の周波数成分のうち溶接トーチの
揺動周期と同一の周波数成分を検出し、この揺動周期と
同一の周波数成分が小さくなるように移動台の走行輪の
舵を制御することにより、溶接部の開先のセンシングが
可能となる。次に、1揺動期間中の平均溶接電流値を検
出し、その初期値との値が小さくなる方向に溶接トーチ
を上下方向に移動させることにより、溶接部と溶接トー
チの距離をほぼ一定に保つことが可能となる。これによ
り、溶接中に溶接部をセンシングし、溶接線にそって追
従する自動溶接が達成される。
【0010】
【実施例】以下、図面と共に本発明による自動溶接方法
及び装置の好適な実施例について詳細に説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分については同一符号を付
して説明する。図1から図19迄は本発明による自動溶
接方法及び装置を示すためのもので、図1は機構を示す
斜視図、図2は制御系のブロック図、図3は揺動と揺動
原点信号を示す波形図、図4は図2の制御装置を示すフ
ロー図、図5は位置ずれした状態の溶接トーチを示す
図、図6は水平方向の位置ずれ量と周波数成分電流値と
の関係を示す線図、図7は水平方向の位置ずれと位相と
の関係を示す線図、図8はトーチの上下方向位置と2倍
周波数成分との関係を示す図、図9はトーチの上下方向
位置と平均溶接電流値との関係を示す図、図10は従来
の溶接機における溶接トーチ及び溶接部を示す図、図1
1は揺動位置に対する溶接電流の変化を示す線図、図1
2は位置ずれが大きい場合の構成図、図13は図12の
状態を示す電流波形を示す図、図14は位置ずれが小さ
い場合の構成図、図15は図14の状態を示す電流波形
を示す図、図16は位置ずれがない場合の構成図、図1
7は図16の状態を示す電流波形を示す図、図18は右
方向へ位置ずれした場合の構成図、図19は図18の状
態を示す電流波形を示す図、図20は左方向へ位置ずれ
した場合の構成図、図21は図20の状態を示す電流波
形を示す図、図22は溶接トーチが溶接部から離れてい
る場合の構成図、図23は図22の揺動周期中の電流波
形を示す波形図、図24は溶接トーチが溶接部に接近し
ている場合の構成図、図25は図24の状態を示す波形
図、図26は溶接トーチの各位置に対する被溶接物まで
の距離を説明する構成図である。
及び装置の好適な実施例について詳細に説明する。な
お、従来例と同一又は同等部分については同一符号を付
して説明する。図1から図19迄は本発明による自動溶
接方法及び装置を示すためのもので、図1は機構を示す
斜視図、図2は制御系のブロック図、図3は揺動と揺動
原点信号を示す波形図、図4は図2の制御装置を示すフ
ロー図、図5は位置ずれした状態の溶接トーチを示す
図、図6は水平方向の位置ずれ量と周波数成分電流値と
の関係を示す線図、図7は水平方向の位置ずれと位相と
の関係を示す線図、図8はトーチの上下方向位置と2倍
周波数成分との関係を示す図、図9はトーチの上下方向
位置と平均溶接電流値との関係を示す図、図10は従来
の溶接機における溶接トーチ及び溶接部を示す図、図1
1は揺動位置に対する溶接電流の変化を示す線図、図1
2は位置ずれが大きい場合の構成図、図13は図12の
状態を示す電流波形を示す図、図14は位置ずれが小さ
い場合の構成図、図15は図14の状態を示す電流波形
を示す図、図16は位置ずれがない場合の構成図、図1
7は図16の状態を示す電流波形を示す図、図18は右
方向へ位置ずれした場合の構成図、図19は図18の状
態を示す電流波形を示す図、図20は左方向へ位置ずれ
した場合の構成図、図21は図20の状態を示す電流波
形を示す図、図22は溶接トーチが溶接部から離れてい
る場合の構成図、図23は図22の揺動周期中の電流波
形を示す波形図、図24は溶接トーチが溶接部に接近し
ている場合の構成図、図25は図24の状態を示す波形
図、図26は溶接トーチの各位置に対する被溶接物まで
の距離を説明する構成図である。
【0011】まず、図1において符号1で示されるもの
は、一対の板2,3を水平方向につき合わせ直線状のV
溝状の溶接線1Aを有する溶接部46を形成する被溶接
物であり、この被溶接物1上には、一対の従動輪5及び
一対の走行輪6を有する自走式の移動台7が移動自在に
設けられている。
は、一対の板2,3を水平方向につき合わせ直線状のV
溝状の溶接線1Aを有する溶接部46を形成する被溶接
物であり、この被溶接物1上には、一対の従動輪5及び
一対の走行輪6を有する自走式の移動台7が移動自在に
設けられている。
【0012】前記各走行輪6は、一対の操舵アーム6A
及び各操舵アーム6Aを作動自在に連結するラック8並
びにこのラック8を周知のピニオンラック式に結合する
操舵モータ9により自在に操舵することができるように
構成され、この操舵モータ9には操舵駆動信号9aが入
力されている。
及び各操舵アーム6Aを作動自在に連結するラック8並
びにこのラック8を周知のピニオンラック式に結合する
操舵モータ9により自在に操舵することができるように
構成され、この操舵モータ9には操舵駆動信号9aが入
力されている。
【0013】前記各走行輪6は、その駆動軸10の駆動
ギヤ10aに連結する走行モータ11の走行ギヤ11A
により駆動するように構成され、この走行モータ11に
は走行駆動信号11aが入力されている。
ギヤ10aに連結する走行モータ11の走行ギヤ11A
により駆動するように構成され、この走行モータ11に
は走行駆動信号11aが入力されている。
【0014】前記移動台7上に設けられた支持台12の
レール13には上下台14が上下動自在に設けられ、こ
の上下台14は前記支持台12に設けられた上下モータ
15の回転ねじ16により上下動する構成であり、この
上下モータ15には、上下駆動信号15aが供給されて
いる。
レール13には上下台14が上下動自在に設けられ、こ
の上下台14は前記支持台12に設けられた上下モータ
15の回転ねじ16により上下動する構成であり、この
上下モータ15には、上下駆動信号15aが供給されて
いる。
【0015】前記上下台14に設けられた保持部17に
は、揺動軸18を介して溶接ワイヤ51を有する溶接ト
ーチ50が揺動可能に設けられており、この揺動軸18
はこの保持部17に設けられた揺動モータ19により揺
動するように構成されている。
は、揺動軸18を介して溶接ワイヤ51を有する溶接ト
ーチ50が揺動可能に設けられており、この揺動軸18
はこの保持部17に設けられた揺動モータ19により揺
動するように構成されている。
【0016】前記走行モータ11、操舵モータ9、上下
モータ15及び揺動モータ19は、制御装置20のマイ
クロコンピュータ21に対して、走行モータ駆動装置3
0と走行モータ駆動指令30a、操舵モータ駆動装置3
1と操舵モータ駆動指令31a、上下モータ駆動装置3
2と上下モータ駆動指令32a及び揺動モータ駆動装置
33と揺動モータ駆動指令33aを介して接続され、前
記保持部17に設けられた揺動検出手段である揺動検出
器40はA/D変換器41を介して揺動信号41aとし
てマイクロコンピュータ21に入力されている。
モータ15及び揺動モータ19は、制御装置20のマイ
クロコンピュータ21に対して、走行モータ駆動装置3
0と走行モータ駆動指令30a、操舵モータ駆動装置3
1と操舵モータ駆動指令31a、上下モータ駆動装置3
2と上下モータ駆動指令32a及び揺動モータ駆動装置
33と揺動モータ駆動指令33aを介して接続され、前
記保持部17に設けられた揺動検出手段である揺動検出
器40はA/D変換器41を介して揺動信号41aとし
てマイクロコンピュータ21に入力されている。
【0017】前記溶接トーチ50の溶接ワイヤ51を送
るための溶接トーチケーブル61は、溶接ワイヤ送給装
置62及び送給開始信号63を介して溶接用電源64に
接続され、この溶接用電源64はマイクロコンピュータ
21からの溶接開始信号52を受けて作動し、この溶接
用電源64に設けられた溶接電流の電流検出手段である
溶接電流検出器70からの溶接電流信号71はA/D変
換器72に入力され、1揺動期間中の平均溶接電流値は
マイクロコンピュータ21で演算されるように構成され
ている。
るための溶接トーチケーブル61は、溶接ワイヤ送給装
置62及び送給開始信号63を介して溶接用電源64に
接続され、この溶接用電源64はマイクロコンピュータ
21からの溶接開始信号52を受けて作動し、この溶接
用電源64に設けられた溶接電流の電流検出手段である
溶接電流検出器70からの溶接電流信号71はA/D変
換器72に入力され、1揺動期間中の平均溶接電流値は
マイクロコンピュータ21で演算されるように構成され
ている。
【0018】従って、図1で示す構成の場合、溶接トー
チ50は揺動モータ19により一定周期で揺動されると
共に、溶接用電源64の送給開始信号63により溶接ワ
イヤ送給装置62から溶接ワイヤ51が送給される。ま
た、この揺動モータ19を支持する保持部17は上下モ
ータ15により上下する上下台14により、溶接トーチ
50は上下動してその高さを調節すると共に、操舵モー
タ9の作動により走行輪6を操舵して移動台7を操舵
し、溶接トーチ50の位置を修正することができる。
チ50は揺動モータ19により一定周期で揺動されると
共に、溶接用電源64の送給開始信号63により溶接ワ
イヤ送給装置62から溶接ワイヤ51が送給される。ま
た、この揺動モータ19を支持する保持部17は上下モ
ータ15により上下する上下台14により、溶接トーチ
50は上下動してその高さを調節すると共に、操舵モー
タ9の作動により走行輪6を操舵して移動台7を操舵
し、溶接トーチ50の位置を修正することができる。
【0019】次に、動作について述べる。まず、溶接ト
ーチ50の位置ずれの大きさと方向について、大きさ
は、溶接電流すなわち溶接電流信号71の周波数成分の
うち溶接トーチ50の揺動周期と同一の周波数成分の大
きさに対応させることができ、また、方向は溶接トーチ
50の揺動に対する前記の周波数成分の位相の正逆関係
によって決定できる。すなわち、溶接電流は、溶接ワイ
ヤ51先端と被溶接物4との距離に対応している。すな
わち上記距離が小さいほど電流が増大する。たとえば、
図12に示すように溶接トーチが溶接部から大きく位置
ずれすると、左側の斜面Mは溶接電流にほとんど影響を
与えず、右側の斜面Nのみとの関係で溶接電流が決定さ
れる。従って、1揺動周期中に溶接トーチ50は斜面N
に1回最も接近し、また1回最も遠ざかり、これに応じ
て1回だけ最大電流が得られ、また1回だけ最小電流が
得られる。
ーチ50の位置ずれの大きさと方向について、大きさ
は、溶接電流すなわち溶接電流信号71の周波数成分の
うち溶接トーチ50の揺動周期と同一の周波数成分の大
きさに対応させることができ、また、方向は溶接トーチ
50の揺動に対する前記の周波数成分の位相の正逆関係
によって決定できる。すなわち、溶接電流は、溶接ワイ
ヤ51先端と被溶接物4との距離に対応している。すな
わち上記距離が小さいほど電流が増大する。たとえば、
図12に示すように溶接トーチが溶接部から大きく位置
ずれすると、左側の斜面Mは溶接電流にほとんど影響を
与えず、右側の斜面Nのみとの関係で溶接電流が決定さ
れる。従って、1揺動周期中に溶接トーチ50は斜面N
に1回最も接近し、また1回最も遠ざかり、これに応じ
て1回だけ最大電流が得られ、また1回だけ最小電流が
得られる。
【0020】このため、溶接電流は図13に示すように
変化する。この溶接電流の周期は揺動周期と一致してい
る。従って、溶接電流の、溶接トーチ50の揺動周波数
と同一の、周波数成分の大きさ(振幅)は大きくなって
いる。一方、図14に示すように、溶接トーチ50の位
置ずれが比較的小さい場合には、斜面M側に揺動したと
きにもこれの影響を受ける。しかし、斜面Mの影響の度
合は、斜面Nの影響の度よりも小さい。したがって、図
15に示すように、溶接電流は1揺動周期中に大小2つ
の山を生ずることになる。すなわち、溶接トーチ50の
揺動周期と同一の周波数成分とこれ以外の成分とを合成
した電流波形が得られる。
変化する。この溶接電流の周期は揺動周期と一致してい
る。従って、溶接電流の、溶接トーチ50の揺動周波数
と同一の、周波数成分の大きさ(振幅)は大きくなって
いる。一方、図14に示すように、溶接トーチ50の位
置ずれが比較的小さい場合には、斜面M側に揺動したと
きにもこれの影響を受ける。しかし、斜面Mの影響の度
合は、斜面Nの影響の度よりも小さい。したがって、図
15に示すように、溶接電流は1揺動周期中に大小2つ
の山を生ずることになる。すなわち、溶接トーチ50の
揺動周期と同一の周波数成分とこれ以外の成分とを合成
した電流波形が得られる。
【0021】このため、溶接トーチ50の揺動周期と同
一の周波数成分(揺動検出器40で検出される)の度合
は相対的に小さくなっている。更に、図16に示すよう
に、溶接トーチ50のずれが全くない状態になると、1
回の揺動ごとに斜面Mと斜面Nとが同等の影響を与え、
揺動周期と同一の周波数成分は存在しないことになる。
このように、図12から図17の状態に変化するに従っ
て、揺動周期と同一の周波数成分が減少していく(換言
すれば、1回の揺動について電流変化が1回発生する度
合いが減少していく)。従って、上述のように、溶接電
流の、溶接トーチ50の揺動周波数と同一の、周波数成
分の大きさ(振幅)は、溶接トーチ50の溶接部からの
位置ずれの大きさに応じて増大していくことになる。一
方、溶滴の落下、溶接ワイヤ51の曲がり、ワイヤ送給
速度の変動、仮付部の有無等の条件の変化による影響
は、これらの周波数成分が溶接トーチ50の揺動周波数
と異なるため、溶接トーチ50の揺動周波数と同一の周
波数成分の大きさにほとんど影響を与えない。
一の周波数成分(揺動検出器40で検出される)の度合
は相対的に小さくなっている。更に、図16に示すよう
に、溶接トーチ50のずれが全くない状態になると、1
回の揺動ごとに斜面Mと斜面Nとが同等の影響を与え、
揺動周期と同一の周波数成分は存在しないことになる。
このように、図12から図17の状態に変化するに従っ
て、揺動周期と同一の周波数成分が減少していく(換言
すれば、1回の揺動について電流変化が1回発生する度
合いが減少していく)。従って、上述のように、溶接電
流の、溶接トーチ50の揺動周波数と同一の、周波数成
分の大きさ(振幅)は、溶接トーチ50の溶接部からの
位置ずれの大きさに応じて増大していくことになる。一
方、溶滴の落下、溶接ワイヤ51の曲がり、ワイヤ送給
速度の変動、仮付部の有無等の条件の変化による影響
は、これらの周波数成分が溶接トーチ50の揺動周波数
と異なるため、溶接トーチ50の揺動周波数と同一の周
波数成分の大きさにほとんど影響を与えない。
【0022】一方、溶接トーチ50のずれの方向によっ
て位相の正逆関係が相違することは、図18及び図19
と図20及び図21とを比較すれば明らかである。すな
わち、M面とN面との影響度合いは溶接トーチ50のず
れの方向によって全く逆となる。従って、同一のトーチ
揺動に対して、電流波形の位相関係は正逆の関係(同位
相又は逆位相の関係、すなわち180度の位相差を持つ
関係)になり、このために、溶接電流の周波数成分のう
ちトーチ揺動周期と同一の周波数成分の位相関係も正逆
の関係になる。
て位相の正逆関係が相違することは、図18及び図19
と図20及び図21とを比較すれば明らかである。すな
わち、M面とN面との影響度合いは溶接トーチ50のず
れの方向によって全く逆となる。従って、同一のトーチ
揺動に対して、電流波形の位相関係は正逆の関係(同位
相又は逆位相の関係、すなわち180度の位相差を持つ
関係)になり、このために、溶接電流の周波数成分のう
ちトーチ揺動周期と同一の周波数成分の位相関係も正逆
の関係になる。
【0023】以上のようにして、溶接電流信号の周波数
成分のうち溶接トーチ50の揺動周期と同一の周波数成
分の大きさと位相の正逆関係とから溶接トーチ50の位
置ずれの度合いと方向を求めた後、ずれの度合いに応じ
た(比例した)量だけ逆方向に溶接トーチ50位置を移
動させる。これにより溶接トーチ50の位置は溶接部の
真上に接近するので、この操作を繰り返して行うことに
より溶接トーチ50を溶接部46の真上に移動させ保持
することが可能になる。
成分のうち溶接トーチ50の揺動周期と同一の周波数成
分の大きさと位相の正逆関係とから溶接トーチ50の位
置ずれの度合いと方向を求めた後、ずれの度合いに応じ
た(比例した)量だけ逆方向に溶接トーチ50位置を移
動させる。これにより溶接トーチ50の位置は溶接部の
真上に接近するので、この操作を繰り返して行うことに
より溶接トーチ50を溶接部46の真上に移動させ保持
することが可能になる。
【0024】従って、本発明においては、溶接トーチ5
0の揺動周期と同一の周波数成分が小さくなるように、
各走行輪6の舵を制御させると共に、溶接トーチ50の
1揺動期間中の平均溶接電流値とその初期値との値が小
さくなる方向に溶接トーチ50を上下方向に移動させる
ことによって、溶接トーチ50と被溶接物4との距離を
一定として溶接することができる。
0の揺動周期と同一の周波数成分が小さくなるように、
各走行輪6の舵を制御させると共に、溶接トーチ50の
1揺動期間中の平均溶接電流値とその初期値との値が小
さくなる方向に溶接トーチ50を上下方向に移動させる
ことによって、溶接トーチ50と被溶接物4との距離を
一定として溶接することができる。
【0025】一方、溶接電流の周波数成分のうち2倍周
波数成分(すなわち、検出した揺動周期と同一の周波数
成分が小さくなる状態)及び1揺動期間中の平均溶接電
流値は、共に溶接トーチ50と溶接部との揺動中心線軸
方向の距離の大きさに応じて変化する。このことは次の
説明から明らかである。上述のように溶接電流は、溶接
ワイヤ51先端と被溶接物4との距離に対応し、溶接ト
ーチ50の位置ずれがない状態(第13図aの状態)に
おいては、図17のように1揺動周期中に2つの山を生
じ、これは2倍の揺動周波数での周期に等しいので、山
と谷との差の大きさ、すなわち1揺動周期中の電流変化
の大きさIb−Ia(又はIc−Ia)は、溶接電流の
2倍周波数成分に対応する。なお、2倍周波数成分は、
溶接トーチ50の揺動によってもたらされる電流変化の
みに対応し、電流の平均値には無関係である。
波数成分(すなわち、検出した揺動周期と同一の周波数
成分が小さくなる状態)及び1揺動期間中の平均溶接電
流値は、共に溶接トーチ50と溶接部との揺動中心線軸
方向の距離の大きさに応じて変化する。このことは次の
説明から明らかである。上述のように溶接電流は、溶接
ワイヤ51先端と被溶接物4との距離に対応し、溶接ト
ーチ50の位置ずれがない状態(第13図aの状態)に
おいては、図17のように1揺動周期中に2つの山を生
じ、これは2倍の揺動周波数での周期に等しいので、山
と谷との差の大きさ、すなわち1揺動周期中の電流変化
の大きさIb−Ia(又はIc−Ia)は、溶接電流の
2倍周波数成分に対応する。なお、2倍周波数成分は、
溶接トーチ50の揺動によってもたらされる電流変化の
みに対応し、電流の平均値には無関係である。
【0026】いま溶接トーチが、図22のように揺動中
心線軸方向の、ある初期位置に位置し、図23のような
電流波形を示しているものとすると、電流の平均値はI
m0であり、1揺動周期中の電流変化の大きさはIb0
−Ia0である。溶接中に溶接トーチ50が図24のよ
うに揺動中心線軸方向に沿って溶接部に近づく方向にず
れた場合(すなわち、上下方向位置yが図22のy0か
ら図24のy1に減少したとき)、電流の平均値が図2
3のIm0から図25のIm1に増加し、さらに1揺動
周期中の電流変化の大きさもIb0−Ia0からIb1
−Ia1に増加する。逆に溶接トーチ50が溶接部から
遠ざかる方向にずれた場合、上記説明とは反対に、電流
の平均値は減少し、さらに1揺動周期中の電流変化の大
きさも減少する。これは次の理由による。
心線軸方向の、ある初期位置に位置し、図23のような
電流波形を示しているものとすると、電流の平均値はI
m0であり、1揺動周期中の電流変化の大きさはIb0
−Ia0である。溶接中に溶接トーチ50が図24のよ
うに揺動中心線軸方向に沿って溶接部に近づく方向にず
れた場合(すなわち、上下方向位置yが図22のy0か
ら図24のy1に減少したとき)、電流の平均値が図2
3のIm0から図25のIm1に増加し、さらに1揺動
周期中の電流変化の大きさもIb0−Ia0からIb1
−Ia1に増加する。逆に溶接トーチ50が溶接部から
遠ざかる方向にずれた場合、上記説明とは反対に、電流
の平均値は減少し、さらに1揺動周期中の電流変化の大
きさも減少する。これは次の理由による。
【0027】溶接電流50は、溶接ワイヤ51先端と被
溶接物1との距離が近いほど大きくなるので、溶接トー
チ50が溶接部46に近づくほど平均電流も大きくな
る。また、同一の振幅で溶接トーチ50を揺動させた場
合、溶接トーチ50が溶接部に近いほど溶接ワイヤ51
先端と被溶接物1との最接近距離(揺動位置cまたはb
での斜面M又はNへの距離)と最離反距離(揺動位置a
での斜面M又はNへの距離)の差異が大きくなるので、
電流変化の度合いも大きくなる。以上説明したように、
溶接電流の2倍周波数成分及び平均溶接電流値は、溶接
トーチの上下方向位置yによって変化するので、2倍周
波数成分及び平均溶接電流をそれぞれ初期値(適正条件
下で溶接開始した直後のそれぞれの値)からの変化分
(増減)が小さくなるように溶接トーチを揺動中心線軸
方向に移動すれば、溶接トーチの揺動中心線軸方向の位
置を一定に保つことができる。
溶接物1との距離が近いほど大きくなるので、溶接トー
チ50が溶接部46に近づくほど平均電流も大きくな
る。また、同一の振幅で溶接トーチ50を揺動させた場
合、溶接トーチ50が溶接部に近いほど溶接ワイヤ51
先端と被溶接物1との最接近距離(揺動位置cまたはb
での斜面M又はNへの距離)と最離反距離(揺動位置a
での斜面M又はNへの距離)の差異が大きくなるので、
電流変化の度合いも大きくなる。以上説明したように、
溶接電流の2倍周波数成分及び平均溶接電流値は、溶接
トーチの上下方向位置yによって変化するので、2倍周
波数成分及び平均溶接電流をそれぞれ初期値(適正条件
下で溶接開始した直後のそれぞれの値)からの変化分
(増減)が小さくなるように溶接トーチを揺動中心線軸
方向に移動すれば、溶接トーチの揺動中心線軸方向の位
置を一定に保つことができる。
【0028】次に実際に溶接する場合について説明す
る。図1及び図2に示す装置により次のようにして溶接
が行われる。溶接トーチ50は、揺動モータ19によっ
て被溶接物1に平行な平面内で溶接線1Aに直交する方
向に揺動中心線(この場合、垂直線)を中心として揺動
しつつ移動台7によって溶接線1Aの深さ方向に移動
し、溶接部46をアーク溶接する。溶接トーチ50が溶
接部46の真上の一定高さ位置を通過するように、制御
装置20からの信号15a,11aによって上下モータ
15と走行モータ11が回転し、溶接トーチ50は水平
方向及び上下方向に移動される。
る。図1及び図2に示す装置により次のようにして溶接
が行われる。溶接トーチ50は、揺動モータ19によっ
て被溶接物1に平行な平面内で溶接線1Aに直交する方
向に揺動中心線(この場合、垂直線)を中心として揺動
しつつ移動台7によって溶接線1Aの深さ方向に移動
し、溶接部46をアーク溶接する。溶接トーチ50が溶
接部46の真上の一定高さ位置を通過するように、制御
装置20からの信号15a,11aによって上下モータ
15と走行モータ11が回転し、溶接トーチ50は水平
方向及び上下方向に移動される。
【0029】制御装置20は、揺動位置検出器40から
のパルス状の信号41a及び溶接電流検出器70からの
溶接電流信号71に基づいて、図4に示すフローチャー
トの手順に従って各モータ9,11,15,19に出力
する信号9a,11a,15a,19aを決定する。ま
ず、揺動検出器40からの揺動信号41aがオンとなる
ことを検出することにより、揺動開始(ステップ10
0)となる。すなわち、溶接電流記憶場所の設定(ステ
ップ101)を行い、図3の揺動原点Gの検出(ステッ
プ102)を行う。次に、先の溶接電流記憶場所の読み
出しを行い(ステップ103)、溶接トーチ50が揺動
中心位置に復帰するまで繰り返される。すなわち、1揺
動周期T間に信号41aが△T時間毎に100回測定さ
れ、データA1,A2・・・A100として記憶される。1
揺動周期が終了してトーチ50が揺動中心位置にもどる
と、ステップ104に進み、次式に示す演算を行う。
のパルス状の信号41a及び溶接電流検出器70からの
溶接電流信号71に基づいて、図4に示すフローチャー
トの手順に従って各モータ9,11,15,19に出力
する信号9a,11a,15a,19aを決定する。ま
ず、揺動検出器40からの揺動信号41aがオンとなる
ことを検出することにより、揺動開始(ステップ10
0)となる。すなわち、溶接電流記憶場所の設定(ステ
ップ101)を行い、図3の揺動原点Gの検出(ステッ
プ102)を行う。次に、先の溶接電流記憶場所の読み
出しを行い(ステップ103)、溶接トーチ50が揺動
中心位置に復帰するまで繰り返される。すなわち、1揺
動周期T間に信号41aが△T時間毎に100回測定さ
れ、データA1,A2・・・A100として記憶される。1
揺動周期が終了してトーチ50が揺動中心位置にもどる
と、ステップ104に進み、次式に示す演算を行う。
【0030】
【数1】 この演算結果S及びPは、それぞれ溶接電流を示す溶接
電流検出器70からの溶接電流信号71に含まれる周波
数成分のうち溶接トーチ50の揺動周期と一致する周波
数成分及びその2倍周波数成分をマイクロコンピュータ
21にて抽出したものとなっている。ここでS及びPの
値の大きさはそれぞれ溶接トーチ50の揺動周波数の周
波数成分及びその2倍周波数成分の大きさに略比例し、
またS及びPの値の正負は揺動に対する周波数成分の位
相の正逆に一致している。
電流検出器70からの溶接電流信号71に含まれる周波
数成分のうち溶接トーチ50の揺動周期と一致する周波
数成分及びその2倍周波数成分をマイクロコンピュータ
21にて抽出したものとなっている。ここでS及びPの
値の大きさはそれぞれ溶接トーチ50の揺動周波数の周
波数成分及びその2倍周波数成分の大きさに略比例し、
またS及びPの値の正負は揺動に対する周波数成分の位
相の正逆に一致している。
【0031】一方、Qは溶接電流検出器70からの溶接
電流信号71に基づいてマイクロコンピュータ21で演
算された平均値、すなわち平均溶接電流値となってい
る。この関係を図面によって示すと図5から図9に示す
ようになる。すなわち、図5に示すように、溶接トーチ
50の溶接部46からの水平方向への位置ずれをxと
し、上下方向の位置をyとする。また溶接電流信号71
の周波数成分のうち溶接トーチ50の揺動周波数と同一
の周波数成分の大きさをz1とし、2倍周波数成分の大
きさをz2とする。また平均溶接電流値をz3とする。
電流信号71に基づいてマイクロコンピュータ21で演
算された平均値、すなわち平均溶接電流値となってい
る。この関係を図面によって示すと図5から図9に示す
ようになる。すなわち、図5に示すように、溶接トーチ
50の溶接部46からの水平方向への位置ずれをxと
し、上下方向の位置をyとする。また溶接電流信号71
の周波数成分のうち溶接トーチ50の揺動周波数と同一
の周波数成分の大きさをz1とし、2倍周波数成分の大
きさをz2とする。また平均溶接電流値をz3とする。
【0032】このようにすれば、xとz1との関係は図
6に示すようになる。すなわち、xの絶対値の増大に伴
ってz1の値も増大する。また、図7に示すように、溶
接トーチ50の水平方向の位置ずれの方向(すなわち、
xの値の正負)に応じてz1の位相が逆転する。これに
よって溶接トーチ50の位置ずれの方向を検知すること
ができる。更にyとz2との関係は図8のようになり、
またyとz3との関係は図9のようになる。すなわち、
yの増大に伴ってz3は減少する。
6に示すようになる。すなわち、xの絶対値の増大に伴
ってz1の値も増大する。また、図7に示すように、溶
接トーチ50の水平方向の位置ずれの方向(すなわち、
xの値の正負)に応じてz1の位相が逆転する。これに
よって溶接トーチ50の位置ずれの方向を検知すること
ができる。更にyとz2との関係は図8のようになり、
またyとz3との関係は図9のようになる。すなわち、
yの増大に伴ってz3は減少する。
【0033】この理由は、以下のような揺動の幾何学的
関係による。図26に示すように、同一の振幅wで溶接
トーチ50を揺動させた場合、溶接トーチ50が溶接部
46に近い位置にあるとき(T1のとき)の、溶接ワイ
ヤ51先端と被溶接物1との最接近距離(揺動位置c又
はbで斜面M又はNへの距離Gc1)及び最離反位置
(揺動位置aでの斜面M又はNへの距離Ga1)の差異
(比率Ga1/Gc1)は、溶接トーチ50が溶接部4
6から遠い位置にあるとき(T2のとき)の、溶接ワイ
ヤ51先端と被溶接物1との最接近距離(揺動位置c又
はbでの斜面M又はNへの距離Gc2)及び最離反位置
(揺動位置aでの斜面M又はNへの距離Ga2)の差異
(比率Ga2/Gc2)に比べて大きいので、電流変化
の度合も大きくなる。
関係による。図26に示すように、同一の振幅wで溶接
トーチ50を揺動させた場合、溶接トーチ50が溶接部
46に近い位置にあるとき(T1のとき)の、溶接ワイ
ヤ51先端と被溶接物1との最接近距離(揺動位置c又
はbで斜面M又はNへの距離Gc1)及び最離反位置
(揺動位置aでの斜面M又はNへの距離Ga1)の差異
(比率Ga1/Gc1)は、溶接トーチ50が溶接部4
6から遠い位置にあるとき(T2のとき)の、溶接ワイ
ヤ51先端と被溶接物1との最接近距離(揺動位置c又
はbでの斜面M又はNへの距離Gc2)及び最離反位置
(揺動位置aでの斜面M又はNへの距離Ga2)の差異
(比率Ga2/Gc2)に比べて大きいので、電流変化
の度合も大きくなる。
【0034】すなわち、溶接トーチ50が溶接部46近
傍で揺動しているとき(T1のとき)は、溶接電流を決
定する斜面M(又はN)に対する揺動の影響が大きくな
り、溶接電流も揺動によって大きい変化を示すが、溶接
トーチ50が溶接部46から離れたところで揺動してい
るとき(T2のとき)は、幾何学的に距離が遠いので、
斜面M(又はN)に対する揺動の影響は相対的に小さ
く、したがって電流変化も小さい。これにより溶接トー
チ50上下方向位置yが小さいとき(溶接トーチ50が
溶接部に近い位置にあるとき)、溶接電流は図25のよ
うに大きい変化を示し、逆に上下方向位置yが大きいと
き(溶接トーチ50が溶接部から遠い位置にあると
き)、溶接電流は図23のように相対的に小さい変化を
示す。
傍で揺動しているとき(T1のとき)は、溶接電流を決
定する斜面M(又はN)に対する揺動の影響が大きくな
り、溶接電流も揺動によって大きい変化を示すが、溶接
トーチ50が溶接部46から離れたところで揺動してい
るとき(T2のとき)は、幾何学的に距離が遠いので、
斜面M(又はN)に対する揺動の影響は相対的に小さ
く、したがって電流変化も小さい。これにより溶接トー
チ50上下方向位置yが小さいとき(溶接トーチ50が
溶接部に近い位置にあるとき)、溶接電流は図25のよ
うに大きい変化を示し、逆に上下方向位置yが大きいと
き(溶接トーチ50が溶接部から遠い位置にあると
き)、溶接電流は図23のように相対的に小さい変化を
示す。
【0035】2倍周波数成分(z2)は、この電流変化
に対応する値であるから、図8のようにyの増大に伴っ
てz2は減少する傾向を示す。また、yの増大に伴って
z3も減少する(この理由は、yの増大に伴って、いわ
ゆる溶接ワイヤ突出長(図5のe)が大となることか
ら、この部分のジュール発熱特性が変化し、溶接電流の
電圧電流特性に基づいて溶接電流値が減少するからであ
る)。上記のようなS,P及びQの値に基づいて、作動
指令信号D及びEが演算される(ステップ104)。こ
の演算により得られた値D,Eにより操舵モータ9及び
上下モータ15に駆動信号9a,15aを出力する(ス
テップ105)。すなわち、Sの値に比例してDが演算
され、またP−Po及びQ−Qoに比例して適当な重み
係数α及びβを用いてたとえば次式のようにEが演算さ
れる。 E∝(α(P−Po)+β(Q−Qo))/(α+β) ただし、ここでPo及びQoは、溶接開始直後の適正条
件下での(すなわち、図8と図9のy=yoにおける)
P及びQの値である。
に対応する値であるから、図8のようにyの増大に伴っ
てz2は減少する傾向を示す。また、yの増大に伴って
z3も減少する(この理由は、yの増大に伴って、いわ
ゆる溶接ワイヤ突出長(図5のe)が大となることか
ら、この部分のジュール発熱特性が変化し、溶接電流の
電圧電流特性に基づいて溶接電流値が減少するからであ
る)。上記のようなS,P及びQの値に基づいて、作動
指令信号D及びEが演算される(ステップ104)。こ
の演算により得られた値D,Eにより操舵モータ9及び
上下モータ15に駆動信号9a,15aを出力する(ス
テップ105)。すなわち、Sの値に比例してDが演算
され、またP−Po及びQ−Qoに比例して適当な重み
係数α及びβを用いてたとえば次式のようにEが演算さ
れる。 E∝(α(P−Po)+β(Q−Qo))/(α+β) ただし、ここでPo及びQoは、溶接開始直後の適正条
件下での(すなわち、図8と図9のy=yoにおける)
P及びQの値である。
【0036】ここで比例係数は、使用するモータ9及び
15の回転特性によって異なるが、大きくすればトーチ
位置修正の応答性が良くなり、逆に小さくすれば安定性
が増す傾向を考慮して適宜決定される。すなわち、この
作動指令信号D及びEが信号31a及び32aとして各
駆動装置31,32に入力される。この各駆動装置3
1,32は、入力された信号31a,32aの大きさ及
び正負に応じて所定数の正転用又は逆転用パルスを信号
9a,15aとしてモータ9,15に出力する。次いで
リターンし、上記と同様のルーチンが繰り返し実行され
る。
15の回転特性によって異なるが、大きくすればトーチ
位置修正の応答性が良くなり、逆に小さくすれば安定性
が増す傾向を考慮して適宜決定される。すなわち、この
作動指令信号D及びEが信号31a及び32aとして各
駆動装置31,32に入力される。この各駆動装置3
1,32は、入力された信号31a,32aの大きさ及
び正負に応じて所定数の正転用又は逆転用パルスを信号
9a,15aとしてモータ9,15に出力する。次いで
リターンし、上記と同様のルーチンが繰り返し実行され
る。
【0037】従って、溶接トーチ50の揺動周期毎に溶
接トーチ50の水平方向位置及び上下方向位置が調節さ
れることとなる。上記のような制御装置20の作用によ
って溶接トーチ50は、常に溶接部46の真上で、しか
も一定高さに位置するように制御される。たとえば、溶
接トーチ50の位置が溶接部46の真上位置から水平方
向にずれた場合、溶接電流を示す溶接電流信号71中に
含まれる周波数成分のうち溶接トーチ50の揺動周期と
同一の周波数成分は大きくなる(図6参照)が、各駆動
装置31,32からの信号9a,15aはこれを小さく
する方向にモータ9,15を回転させる。モータ9,1
5の回転方向は信号31a,32aの正負に応じて決定
され、溶接トーチ50は溶接部46の真上位置に水平移
動される。溶接トーチ50が溶接部46の真上に位置し
ている場合には、溶接電流信号71中に含まれる周波数
成分のうち溶接トーチ50の揺動周期と同一の周波数成
分は極めて小さくなるので、モータ9,15はほとんど
回転せず溶接トーチ50も水平移動しない。
接トーチ50の水平方向位置及び上下方向位置が調節さ
れることとなる。上記のような制御装置20の作用によ
って溶接トーチ50は、常に溶接部46の真上で、しか
も一定高さに位置するように制御される。たとえば、溶
接トーチ50の位置が溶接部46の真上位置から水平方
向にずれた場合、溶接電流を示す溶接電流信号71中に
含まれる周波数成分のうち溶接トーチ50の揺動周期と
同一の周波数成分は大きくなる(図6参照)が、各駆動
装置31,32からの信号9a,15aはこれを小さく
する方向にモータ9,15を回転させる。モータ9,1
5の回転方向は信号31a,32aの正負に応じて決定
され、溶接トーチ50は溶接部46の真上位置に水平移
動される。溶接トーチ50が溶接部46の真上に位置し
ている場合には、溶接電流信号71中に含まれる周波数
成分のうち溶接トーチ50の揺動周期と同一の周波数成
分は極めて小さくなるので、モータ9,15はほとんど
回転せず溶接トーチ50も水平移動しない。
【0038】一方、溶接トーチ50の位置が溶接部46
の真上位置の初期位置(溶接開始直後の位置であり、図
8及び図9のyoに該当)から更に上方向にずれた場合
(すなわち、yの値が大きくなった場合)、溶接電流信
号71中に含まれる周波数成分のうち溶接トーチ50の
揺動周期の2倍周波数成分は小さくなり(図8参照)、
また平均溶接電流値も小さくなる(図9参照)。従っ
て、作動指令信号Eは負の値をとり、その絶対値は大き
くなるが、各駆動装置31,32からの信号9a,15
aは、この絶対値を小さくする方向にモータ9,15を
回転させる。逆にトーチ50の位置が下方向にずれた場
合は、作動指令信号Eは正の値をとり、その絶対値は大
きくなるが、同様に信号9a,15aはこの絶対値を小
さくする方向にモータ9,15を回転させる。
の真上位置の初期位置(溶接開始直後の位置であり、図
8及び図9のyoに該当)から更に上方向にずれた場合
(すなわち、yの値が大きくなった場合)、溶接電流信
号71中に含まれる周波数成分のうち溶接トーチ50の
揺動周期の2倍周波数成分は小さくなり(図8参照)、
また平均溶接電流値も小さくなる(図9参照)。従っ
て、作動指令信号Eは負の値をとり、その絶対値は大き
くなるが、各駆動装置31,32からの信号9a,15
aは、この絶対値を小さくする方向にモータ9,15を
回転させる。逆にトーチ50の位置が下方向にずれた場
合は、作動指令信号Eは正の値をとり、その絶対値は大
きくなるが、同様に信号9a,15aはこの絶対値を小
さくする方向にモータ9,15を回転させる。
【0039】モータ9,15の回転方向は信号31a,
32aの正負に応じて決定され、溶接トーチ50は溶接
部46の真上位置の初期位置に一致するように上下移動
される。溶接トーチ50が溶接部46の真上位置の初期
位置にある場合には、作動指令信号Eは極めて小さくな
るので、モータ9,15は、ほとんど回転せず、溶接ト
ーチ50も上下移動しない。上記のようにして、溶接ト
ーチ50の位置は揺動の1周期毎に溶接部46の真上の
一定位置にくるように制御され、溶接トーチ50は溶接
中常に溶接部46の真上の一定位置に保持され、移動台
7の移動によって溶接が行われる。溶接中には、溶滴の
落下、ワイヤの曲がり、ワイヤ送給速度の変動、ワイヤ
の溶け方の不均一、仮付部の有無等の条件の変動を生ず
るが、これらの変動の周波数成分は溶接トーチ50の揺
動周波数の周波数成分とは相違しており、溶接トーチ5
0の揺動周期と同一の周波数成分に対してはほとんど影
響を与えない。したがって、上記のような溶接条件の変
動にもかかわらず、溶接トーチ50は確実に溶接部46
の真上の一定位置に保持される。
32aの正負に応じて決定され、溶接トーチ50は溶接
部46の真上位置の初期位置に一致するように上下移動
される。溶接トーチ50が溶接部46の真上位置の初期
位置にある場合には、作動指令信号Eは極めて小さくな
るので、モータ9,15は、ほとんど回転せず、溶接ト
ーチ50も上下移動しない。上記のようにして、溶接ト
ーチ50の位置は揺動の1周期毎に溶接部46の真上の
一定位置にくるように制御され、溶接トーチ50は溶接
中常に溶接部46の真上の一定位置に保持され、移動台
7の移動によって溶接が行われる。溶接中には、溶滴の
落下、ワイヤの曲がり、ワイヤ送給速度の変動、ワイヤ
の溶け方の不均一、仮付部の有無等の条件の変動を生ず
るが、これらの変動の周波数成分は溶接トーチ50の揺
動周波数の周波数成分とは相違しており、溶接トーチ5
0の揺動周期と同一の周波数成分に対してはほとんど影
響を与えない。したがって、上記のような溶接条件の変
動にもかかわらず、溶接トーチ50は確実に溶接部46
の真上の一定位置に保持される。
【0040】
【発明の効果】本発明による自動溶接方法及び装置は、
溶接電流の周波数成分のうち溶接トーチの揺動周期と同
一の周波数成分を検出して1揺動期間中の平均溶接電流
値を検出し、この揺動周期と同一の周波数成分が小さく
なるように走行輪の舵を制御し、さらに、1揺動期間中
に平均溶接電流とその初期値との値が小さくなる方向に
溶接トーチを上下動させているため、溶接中に溶接電流
信号から溶接線をセンシングし、自動的に被溶接物(ワ
ーク)と溶接トーチとの距離の変化をほぼなくし、なめ
らかな自走式のアーク溶接を行うことができる。
溶接電流の周波数成分のうち溶接トーチの揺動周期と同
一の周波数成分を検出して1揺動期間中の平均溶接電流
値を検出し、この揺動周期と同一の周波数成分が小さく
なるように走行輪の舵を制御し、さらに、1揺動期間中
に平均溶接電流とその初期値との値が小さくなる方向に
溶接トーチを上下動させているため、溶接中に溶接電流
信号から溶接線をセンシングし、自動的に被溶接物(ワ
ーク)と溶接トーチとの距離の変化をほぼなくし、なめ
らかな自走式のアーク溶接を行うことができる。
【図1】機構を示す斜視図である。
【図2】制御系のブロック図である。
【図3】揺動と揺動原点信号を示す波形図である。
【図4】図2の制御装置を示すフロー図である。
【図5】位置ずれした状態の溶接トーチを示す図であ
る。
る。
【図6】水平方向の位置ずれ量と周波数成分電流値との
関係を示す線図である。
関係を示す線図である。
【図7】水平方向の位置ずれと位相との関係を示す線図
である。
である。
【図8】トーチの上下方向位置と2倍周波数成分との関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図9】トーチの上下方向位置と平均溶接電流値との関
係を示す図である。
係を示す図である。
【図10】従来の溶接機における溶接トーチ及び溶接部
を示す図である。
を示す図である。
【図11】揺動位置に対する溶接電流の変化を示す線図
である。
である。
【図12】位置ずれが大きい場合の構成図である。
【図13】図12の状態を示す電流波形を示す図であ
る。
る。
【図14】位置ずれが小さい場合の構成図である。
【図15】図14の状態を示す電流波形を示す図であ
る。
る。
【図16】位置ずれがない場合の構成図である。
【図17】図16の状態を示す電流波形を示す図であ
る。
る。
【図18】右方向へ位置ずれした場合の構成図である。
【図19】図18の状態を示す電流波形を示す図であ
る。
る。
【図20】左方向へ位置ずれした場合の構成図である。
【図21】図20の状態を示す電流波形を示す図であ
る。
る。
【図22】溶接トーチが溶接部から離れている場合の構
成図である。
成図である。
【図23】図22の揺動周期中の電流波形を示す波形図
である。
である。
【図24】溶接トーチが溶接部に接近している場合の構
成図である。
成図である。
【図25】図24の状態を示す波形図である。
【図26】溶接トーチの各位置に対する被溶接物までの
距離を説明する構成図である。
距離を説明する構成図である。
【図27】従来の溶接方法を示す構成図である。
【図28】溶接電流の変化を示す特性図である。
6 走行輪 7 移動台 9 操舵モータ 14 上下台 15 上下モータ 19 揺動モータ 20 制御装置 50 溶接トーチ 70 溶接電流検出手段 71 溶接電流
Claims (2)
- 【請求項1】 移動台(7)に設けられた溶接トーチ(50)
を溶接線に沿って移動させ、アーク溶接を行うようにし
た自動溶接方法において、前記溶接トーチ(50)の移動方
向に直交する方向にて前記溶接トーチ(50)を一定周期で
揺動させ、前記アーク溶接時の溶接電流の周波数成分の
うち前記溶接トーチ(50)の揺動周期と同一の周波数成分
を検出すると共に前記揺動周期の1揺動期間中の平均溶
接電流値を検出し、前記揺動周期と同一の周波数成分が
小さくなるように前記移動台(7)の走行輪(6)の舵を制御
し、前記1揺動期間中の平均溶接電流値とその初期値と
の値が小さくなる方向に前記溶接トーチ(50)を上下方向
に移動させることを特徴とする自動溶接方法。 - 【請求項2】 移動台(7)に設けられた溶接トーチ(50)
を溶接線に沿って移動させ、アーク溶接を行うようにし
た自動溶接装置において、前記移動台(7)に設けられた
走行輪(6)を操舵する操舵モータ(9)と、前記移動台(7)
に上下モータ(15)を介して上下動する上下台(14)と、前
記上下台(14)に設けられ前記溶接トーチ(50)を揺動する
ための揺動モータ(19)と、前記アーク溶接時の溶接電流
の周波数成分のうち前記溶接トーチ(50)の揺動周期と同
一の周波数成分を検出するための揺動検出手段(40)と、
前記溶接電流を検出するための溶接電流検出手段(70)
と、前記各手段(40,70)を有する制御装置(20)とを備
え、前記揺動周期と同一の周波数成分が小さくなるよう
に前記操舵モータ(9)にて前記走行輪(6)の舵を制御する
ように構成したことを特徴とする自動溶接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10456993A JPH06312265A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 自動溶接方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10456993A JPH06312265A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 自動溶接方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06312265A true JPH06312265A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14384083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10456993A Pending JPH06312265A (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 自動溶接方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06312265A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110076424A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-08-02 | 成都熊谷加世电器有限公司 | 一种多用途焊接的单焊枪智能焊接系统及控制方法 |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP10456993A patent/JPH06312265A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110076424A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-08-02 | 成都熊谷加世电器有限公司 | 一种多用途焊接的单焊枪智能焊接系统及控制方法 |
| CN110076424B (zh) * | 2019-06-06 | 2021-04-02 | 成都熊谷加世电器有限公司 | 一种多用途焊接的单焊枪智能焊接系统及控制方法 |
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