JPH06312456A - 既設管ライニング用帯状体 - Google Patents
既設管ライニング用帯状体Info
- Publication number
- JPH06312456A JPH06312456A JP5102444A JP10244493A JPH06312456A JP H06312456 A JPH06312456 A JP H06312456A JP 5102444 A JP5102444 A JP 5102444A JP 10244493 A JP10244493 A JP 10244493A JP H06312456 A JPH06312456 A JP H06312456A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- strip
- lining
- existing pipe
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業者が既設管内に位置して、帯状体を貼り
付け方式で既設管内周面にライニングする際に、ロック
用オス部とロック用メス部との位置関係を確認すること
ができ、ライニング作業を迅速、確実に行え、しかも海
棲生物の付着を確実に防止し得る既設管ライニング用帯
状体を実現する。 【構成】 帯状体10を構成する基板12の幅方向の一
側縁部に嵌合突条13を設ける一方、他側縁部に嵌合凹
条18を設ける。嵌合突条13の位置から幅方向内側に
適当な距離偏位した位置にヒンジ部122を設け、嵌合
突条13およびその周辺部を、製管時に内周面側となる
銅板60側に折り曲げ可能にする。そして、これらを折
り曲げた状態で帯状体10をコイル状に巻回し、その
後、嵌合突条13およびその周辺部を折り返して隣接す
る帯状体の嵌合凹条18に係合して、製管する。
付け方式で既設管内周面にライニングする際に、ロック
用オス部とロック用メス部との位置関係を確認すること
ができ、ライニング作業を迅速、確実に行え、しかも海
棲生物の付着を確実に防止し得る既設管ライニング用帯
状体を実現する。 【構成】 帯状体10を構成する基板12の幅方向の一
側縁部に嵌合突条13を設ける一方、他側縁部に嵌合凹
条18を設ける。嵌合突条13の位置から幅方向内側に
適当な距離偏位した位置にヒンジ部122を設け、嵌合
突条13およびその周辺部を、製管時に内周面側となる
銅板60側に折り曲げ可能にする。そして、これらを折
り曲げた状態で帯状体10をコイル状に巻回し、その
後、嵌合突条13およびその周辺部を折り返して隣接す
る帯状体の嵌合凹条18に係合して、製管する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設管を構成させるた
めのライニング管とされる帯状体に関し、特に内部に海
水が浸入するような既設管内周面に海棲生物が付着する
ことを防止するライニング管に好適な既設管ライニング
用帯状体に関する。
めのライニング管とされる帯状体に関し、特に内部に海
水が浸入するような既設管内周面に海棲生物が付着する
ことを防止するライニング管に好適な既設管ライニング
用帯状体に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所の冷却用管等のように、内
部に海水が浸入し得るパイプの内周面には、海水により
運ばれるムラサキガイ、フジツボ、その他の海棲生物が
付着するおそれがある。冷却用管の内周面に海棲生物が
付着すると、付着した海棲生物により内部での流体の通
流が阻害されて、管内部の流体の通流抵抗が増加し、冷
却効率が低下するという問題がある。このため、冷却管
の内周面に、海棲生物が付着しないような薬物、塗料等
を塗布することが行われている。
部に海水が浸入し得るパイプの内周面には、海水により
運ばれるムラサキガイ、フジツボ、その他の海棲生物が
付着するおそれがある。冷却用管の内周面に海棲生物が
付着すると、付着した海棲生物により内部での流体の通
流が阻害されて、管内部の流体の通流抵抗が増加し、冷
却効率が低下するという問題がある。このため、冷却管
の内周面に、海棲生物が付着しないような薬物、塗料等
を塗布することが行われている。
【0003】また、管内周面に海棲生物が付着すること
自体を防止するために、球状物質を内周面に塗布して、
内部に浸入する海水のせん断力を増加させる方法も知ら
れている。また、特公平3−59754号公報には、管
内を通流する海水が停滞しているときに、その海水内の
溶存酸素を除去することにより、海棲生物を死滅させ
て、管の内周面に海棲物が付着することを防止する方法
が開示されている。
自体を防止するために、球状物質を内周面に塗布して、
内部に浸入する海水のせん断力を増加させる方法も知ら
れている。また、特公平3−59754号公報には、管
内を通流する海水が停滞しているときに、その海水内の
溶存酸素を除去することにより、海棲生物を死滅させ
て、管の内周面に海棲物が付着することを防止する方法
が開示されている。
【0004】さらに、帯状体を螺旋状に卷回して製造さ
れる螺旋管により管内周面をライニングする場合に、螺
旋管の内周面となる帯状体表面に予めフィルムを接着剤
で貼り付けることにより、管内周面をライニングする螺
旋管の内周面をフィルムで被覆し、海棲生物がフィルム
に付着した後に、該フィルムを螺旋管の内周面から引き
剥す方法も開示されている。
れる螺旋管により管内周面をライニングする場合に、螺
旋管の内周面となる帯状体表面に予めフィルムを接着剤
で貼り付けることにより、管内周面をライニングする螺
旋管の内周面をフィルムで被覆し、海棲生物がフィルム
に付着した後に、該フィルムを螺旋管の内周面から引き
剥す方法も開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】管内周面に薬物を塗布
する方法では、薬物から流体内に溶出する物質によっ
て、周囲の環境に悪影響を与えるおそれがある。塗布さ
れた薬物による海棲生物の付着を防止する機能は経時的
に劣化するために、長期間にわたって海棲生物の付着を
防止することができない。球状物質を管内周面に塗布し
て海棲生物の付着を防止する方法では、内部に浸入する
海水の流速により、その効果が大きく変化し、海水の流
速が遅いところでは、海棲生物の付着を確実に防止する
ことができない。また、特公平3−59754号公報に
開示された方法では、海水中の溶存酸素を除去すること
自体が容易ではない。
する方法では、薬物から流体内に溶出する物質によっ
て、周囲の環境に悪影響を与えるおそれがある。塗布さ
れた薬物による海棲生物の付着を防止する機能は経時的
に劣化するために、長期間にわたって海棲生物の付着を
防止することができない。球状物質を管内周面に塗布し
て海棲生物の付着を防止する方法では、内部に浸入する
海水の流速により、その効果が大きく変化し、海水の流
速が遅いところでは、海棲生物の付着を確実に防止する
ことができない。また、特公平3−59754号公報に
開示された方法では、海水中の溶存酸素を除去すること
自体が容易ではない。
【0006】さらに、螺旋管の内周面をフィルムにより
コーティングし、海棲生物が付着した後にそのフィルム
を引き剥す方法では、螺旋管の内周面にフィルムが接着
剤によって貼り付けられているために、長期間の使用に
よって接着剤が劣化し螺旋管の内周面からフィルムが剥
離するおそれがある。フィルムが螺旋管の内周面から剥
離した場合には、螺旋管の内周面に直接に海棲生物が付
着することになり、海棲生物を除去することが困難にな
る。
コーティングし、海棲生物が付着した後にそのフィルム
を引き剥す方法では、螺旋管の内周面にフィルムが接着
剤によって貼り付けられているために、長期間の使用に
よって接着剤が劣化し螺旋管の内周面からフィルムが剥
離するおそれがある。フィルムが螺旋管の内周面から剥
離した場合には、螺旋管の内周面に直接に海棲生物が付
着することになり、海棲生物を除去することが困難にな
る。
【0007】このような問題点を解決するものとして、
本願出願人が特願平4−265815号で先に提案した
既設管ライニング用帯状体がある。そこでは、螺旋状に
巻回されて相互に隣接する側縁部同士を係合状態とする
ことにより、既設管内周面をライニングする螺旋管とさ
れる既設管ライニング用帯状体の、螺旋管とされた場合
に内周面となる表面部分に、海水と反応して海棲生物忌
避成分を発生し得る金属板状体を設けることにより、既
設管の内周面に海棲生物が付着する構成の既設管ライニ
ング用帯状体が開示されている。
本願出願人が特願平4−265815号で先に提案した
既設管ライニング用帯状体がある。そこでは、螺旋状に
巻回されて相互に隣接する側縁部同士を係合状態とする
ことにより、既設管内周面をライニングする螺旋管とさ
れる既設管ライニング用帯状体の、螺旋管とされた場合
に内周面となる表面部分に、海水と反応して海棲生物忌
避成分を発生し得る金属板状体を設けることにより、既
設管の内周面に海棲生物が付着する構成の既設管ライニ
ング用帯状体が開示されている。
【0008】ところで、この先行技術では、作業者が既
設管内に位置して、ライニング用の帯状体を既設管内周
面に貼り付け方式で施工する場合の施工性の向上を図る
上で以下に示す改善点を有していた。
設管内に位置して、ライニング用の帯状体を既設管内周
面に貼り付け方式で施工する場合の施工性の向上を図る
上で以下に示す改善点を有していた。
【0009】施工に際しては、隣接する帯状体の側縁部
同士を嵌合、係合してライニングする必要があるとこ
ろ、この先行技術では、嵌合部相互の位置関係を螺旋管
の内面側から視認することができないため、嵌合部の正
確な位置合わせを行うことができない。このため、作業
性が悪く、施工性の向上を図る上でのネックになってい
た。
同士を嵌合、係合してライニングする必要があるとこ
ろ、この先行技術では、嵌合部相互の位置関係を螺旋管
の内面側から視認することができないため、嵌合部の正
確な位置合わせを行うことができない。このため、作業
性が悪く、施工性の向上を図る上でのネックになってい
た。
【0010】本発明はこのような問題点を解決するため
のものであり、その目的は、既設管の内周面に海棲生物
が付着することを確実に防止し得、既設管を長期にわた
って安定的に使用できる既設管ライニング用帯状体を提
供することにある。
のものであり、その目的は、既設管の内周面に海棲生物
が付着することを確実に防止し得、既設管を長期にわた
って安定的に使用できる既設管ライニング用帯状体を提
供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、作業者が既設
管内に位置して、帯状体を貼り付け方式で既設管内周面
にライニングする際に、ロック用オス部とロック用メス
部との位置関係を確認することができ、ライニング作業
が確実に行える既設管ライニング用帯状体を提供するこ
とにある。
管内に位置して、帯状体を貼り付け方式で既設管内周面
にライニングする際に、ロック用オス部とロック用メス
部との位置関係を確認することができ、ライニング作業
が確実に行える既設管ライニング用帯状体を提供するこ
とにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、ロック用オス
部とロック用メス部との位置関係を確認することなく、
隣接する帯状体同士を迅速、確実に係合でき、施行性の
向上が図れる既設管ライニング用帯状体を提供すること
にある。
部とロック用メス部との位置関係を確認することなく、
隣接する帯状体同士を迅速、確実に係合でき、施行性の
向上が図れる既設管ライニング用帯状体を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の既設管ライニン
グ用帯状体は、コイル状に卷回されて相互に隣接する側
縁部同士を係合状態とすることにより、既設管内周面を
ライニングするライニング管とされ、ライニング管とさ
れた場合に、内周面となる表面部分に、海水と反応して
海棲生物忌避成分を発生し得る金属板状体又は網若しく
は膜が設けられている既設管ライニング用帯状体であっ
て、該側縁部同士を係合状態にする手段が、一方の側縁
部の長手方向に設けられたロック用オス部と他方の側縁
部の長手方向に設けられたロック用メス部で形成され、
該ロック用オス部の位置から幅方向内側に偏位した位置
に、長手方向に延びるヒンジ部又は伸縮部が形成されて
おり、そのことにより上記目的が達成される。
グ用帯状体は、コイル状に卷回されて相互に隣接する側
縁部同士を係合状態とすることにより、既設管内周面を
ライニングするライニング管とされ、ライニング管とさ
れた場合に、内周面となる表面部分に、海水と反応して
海棲生物忌避成分を発生し得る金属板状体又は網若しく
は膜が設けられている既設管ライニング用帯状体であっ
て、該側縁部同士を係合状態にする手段が、一方の側縁
部の長手方向に設けられたロック用オス部と他方の側縁
部の長手方向に設けられたロック用メス部で形成され、
該ロック用オス部の位置から幅方向内側に偏位した位置
に、長手方向に延びるヒンジ部又は伸縮部が形成されて
おり、そのことにより上記目的が達成される。
【0014】好ましくは、前記ロック用メス部が設けら
れた他方の側縁部の端末に第1のストッパ用リブを形成
し、かつ前記ロック用オス部が形成された一方の側縁部
に第2のストッパ用リブを形成し、該第1のストッパ用
リブと該第2のストッパ用リブを当接させて、隣接する
側縁部同士の位置合わせを行うと共に、該ロック用メス
部から第1のストッパ用リブ迄の距離と、該ロック用オ
ス部から該第2のストッパ用リブ迄の距離を略同一に設
定する。
れた他方の側縁部の端末に第1のストッパ用リブを形成
し、かつ前記ロック用オス部が形成された一方の側縁部
に第2のストッパ用リブを形成し、該第1のストッパ用
リブと該第2のストッパ用リブを当接させて、隣接する
側縁部同士の位置合わせを行うと共に、該ロック用メス
部から第1のストッパ用リブ迄の距離と、該ロック用オ
ス部から該第2のストッパ用リブ迄の距離を略同一に設
定する。
【0015】
【作用】上記のように隣接する帯状体の側縁部同士を係
合状態にする手段として、ロック用オス部とロック用メ
ス部を設け、ロック用オス部の位置から幅方向内側に偏
位した位置に、帯状体の長手方向に延びるヒンジ部又は
伸縮部を形成する場合は、ヒンジ部等を支点にしてロッ
ク用オス部およびその周辺部分が帯状体に対してその断
面方向(厚み方向)に折り曲げ可能になる。
合状態にする手段として、ロック用オス部とロック用メ
ス部を設け、ロック用オス部の位置から幅方向内側に偏
位した位置に、帯状体の長手方向に延びるヒンジ部又は
伸縮部を形成する場合は、ヒンジ部等を支点にしてロッ
ク用オス部およびその周辺部分が帯状体に対してその断
面方向(厚み方向)に折り曲げ可能になる。
【0016】従って、既設管に対してライニング用帯状
体をコイル状に巻回して貼り付け方式でライニングする
際に、ロック用オス部およびその周辺部を内面側に折り
曲げて帯状体を製管すると、管内に位置する作業者が係
合部、すなわちロック用オス部とロック用メス部の位置
を確認しながら係合作業を行うことができる。
体をコイル状に巻回して貼り付け方式でライニングする
際に、ロック用オス部およびその周辺部を内面側に折り
曲げて帯状体を製管すると、管内に位置する作業者が係
合部、すなわちロック用オス部とロック用メス部の位置
を確認しながら係合作業を行うことができる。
【0017】また、上記のように、ロック用メス部が設
けられた他方の側縁部の端末に第1のストッパ用リブを
設ける共に、ロック用オス部が設けられた側の側縁部に
第2のストッパ用リブを設け、かつロック用メス部から
第1のストッパ用リブ迄の距離と、該ロック用オス部か
ら該第2のストッパ用リブ迄の距離を略同一に設定する
と、ロック用オス部とロック用メス部が位置決めされる
ので、その後の係合作業を確認作業を要することなく、
直ちに行うことができる。
けられた他方の側縁部の端末に第1のストッパ用リブを
設ける共に、ロック用オス部が設けられた側の側縁部に
第2のストッパ用リブを設け、かつロック用メス部から
第1のストッパ用リブ迄の距離と、該ロック用オス部か
ら該第2のストッパ用リブ迄の距離を略同一に設定する
と、ロック用オス部とロック用メス部が位置決めされる
ので、その後の係合作業を確認作業を要することなく、
直ちに行うことができる。
【0018】しかも、上記のような構成の既設管ライニ
ング用帯状体によれば、ライニングするために必要な部
材が帯状体のみで済むので、ライニング作業を単純化で
きると共に、施工の際のスペースを大きくでき、作業性
の向上が図れる。
ング用帯状体によれば、ライニングするために必要な部
材が帯状体のみで済むので、ライニング作業を単純化で
きると共に、施工の際のスペースを大きくでき、作業性
の向上が図れる。
【0019】また、上記のように、ライニング用の管と
されると内周面になる表面部分に、海水と反応して海棲
生物忌避成分を発生し得る金属板状体又は網若しくは膜
を設けると、金属板状体等は内部を通流する海水と反応
して、海棲生物忌避成分を発生するので、海棲生物が管
内周面に付着することがない。
されると内周面になる表面部分に、海水と反応して海棲
生物忌避成分を発生し得る金属板状体又は網若しくは膜
を設けると、金属板状体等は内部を通流する海水と反応
して、海棲生物忌避成分を発生するので、海棲生物が管
内周面に付着することがない。
【0020】
【実施例】本発明の実施例について以下に説明する。本
発明の既設管ライニング用帯状体は、コイル状に卷回さ
れてライニング用の管とされて、例えば、原子力発電所
の冷却用管内周面にライニングされる。
発明の既設管ライニング用帯状体は、コイル状に卷回さ
れてライニング用の管とされて、例えば、原子力発電所
の冷却用管内周面にライニングされる。
【0021】原子力発電所の冷却用管の内周面にライニ
ングされる帯状体10は、図1に示すように、本体であ
る帯板状の基板12を有しており、該基板12の一方の
表面には、海棲生物が付着することを防止するために帯
状の銅版60が接着されている。
ングされる帯状体10は、図1に示すように、本体であ
る帯板状の基板12を有しており、該基板12の一方の
表面には、海棲生物が付着することを防止するために帯
状の銅版60が接着されている。
【0022】基板12の他方の表面には、一方の端面
(幅方向の一端面)12aから適当な距離を隔てて、嵌
合突条13が立設されている。該嵌合突条13は、基板
12の長手方向に連続している。嵌合突条13には、基
板12の厚さより若干長い支柱部13aと、支柱部13
aの上端に配設された断面半円状の挿入部13bとを有
している。
(幅方向の一端面)12aから適当な距離を隔てて、嵌
合突条13が立設されている。該嵌合突条13は、基板
12の長手方向に連続している。嵌合突条13には、基
板12の厚さより若干長い支柱部13aと、支柱部13
aの上端に配設された断面半円状の挿入部13bとを有
している。
【0023】基板12の他方の端面12b側には、基板
12がコイル状に巻回された際に、図3および図4に示
すように、隣接する基板12の一端面側が嵌入し得るよ
うに、該基板12の厚み分だけ嵌合突条13の突出側に
段落ちした段落ち部17が形成されている。段落ち部1
7に嵌入し得る基板12の支柱部13a近傍の上面に
は、例えば段落ち部17との接着のためのホットメルト
接着剤が塗布されている。また、段落ち部17の側縁部
には、フック状のストッパ用リブ19aが立設されてい
る。ストッパ用リブ19aの上端部は幅方向内側に突出
している。一方、基板12の嵌合突条13の位置から幅
方向内側に適当な距離を隔てた位置にもフック状のスト
ッパ用リブ19bが立設されている。このストッパ用リ
ブ19bの上端部も幅方向内側に突出している。
12がコイル状に巻回された際に、図3および図4に示
すように、隣接する基板12の一端面側が嵌入し得るよ
うに、該基板12の厚み分だけ嵌合突条13の突出側に
段落ちした段落ち部17が形成されている。段落ち部1
7に嵌入し得る基板12の支柱部13a近傍の上面に
は、例えば段落ち部17との接着のためのホットメルト
接着剤が塗布されている。また、段落ち部17の側縁部
には、フック状のストッパ用リブ19aが立設されてい
る。ストッパ用リブ19aの上端部は幅方向内側に突出
している。一方、基板12の嵌合突条13の位置から幅
方向内側に適当な距離を隔てた位置にもフック状のスト
ッパ用リブ19bが立設されている。このストッパ用リ
ブ19bの上端部も幅方向内側に突出している。
【0024】段落ち部17の中程には、嵌合突条13の
挿入部13bが嵌合し得る断面半円状の空間を有する断
面半円環状に形成された嵌合凹条18が、基板12の長
手方向に沿って嵌合突条13と同方向へ突出するように
設けられている。上記嵌合凹条18の上部には、断面T
字状の補強リブ16が、上方へ延出するように設けられ
ている。該補強リブ16は、基板12の長手方向に沿っ
て該基板12と一体的に形成されてる。該補強リブ16
は、基板12上面に上方へ延出するように立設された支
柱部16aと、該支柱部16aの先端に該支柱部16a
とは直交するように基板12と平行になったフランジ部
16bとを有している。
挿入部13bが嵌合し得る断面半円状の空間を有する断
面半円環状に形成された嵌合凹条18が、基板12の長
手方向に沿って嵌合突条13と同方向へ突出するように
設けられている。上記嵌合凹条18の上部には、断面T
字状の補強リブ16が、上方へ延出するように設けられ
ている。該補強リブ16は、基板12の長手方向に沿っ
て該基板12と一体的に形成されてる。該補強リブ16
は、基板12上面に上方へ延出するように立設された支
柱部16aと、該支柱部16aの先端に該支柱部16a
とは直交するように基板12と平行になったフランジ部
16bとを有している。
【0025】更に、基板12の嵌合突条13と嵌合凹条
18との間には、断面T字状をなす上記同様の複数の補
強リブ16、16…が、適当な間隔を隔ててそれぞれ基
板12の長手方向に沿うように該基板12と一体的に立
設されている。
18との間には、断面T字状をなす上記同様の複数の補
強リブ16、16…が、適当な間隔を隔ててそれぞれ基
板12の長手方向に沿うように該基板12と一体的に立
設されている。
【0026】加えて、基板12の嵌合突条13からその
幅方向内側に所定距離隔てた位置には、例えば断面U字
状をなすヒンジ部122が長手方向の全長にわたって凹
設されており、薄肉になったヒンジ部122を支点にし
て嵌合突条13およびその周辺部が折り曲げ可能になっ
ている。この部分の折り曲げは嵌合突条13を嵌合凹条
18に嵌合させる際に行われる。ここで、図1に示すよ
うに、ストッパ用リブ19a〜嵌合凹条18迄の距離L
1と、ストッパ用リブ19b〜嵌合突条13迄の距離L
2は略同一に設定されている。
幅方向内側に所定距離隔てた位置には、例えば断面U字
状をなすヒンジ部122が長手方向の全長にわたって凹
設されており、薄肉になったヒンジ部122を支点にし
て嵌合突条13およびその周辺部が折り曲げ可能になっ
ている。この部分の折り曲げは嵌合突条13を嵌合凹条
18に嵌合させる際に行われる。ここで、図1に示すよ
うに、ストッパ用リブ19a〜嵌合凹条18迄の距離L
1と、ストッパ用リブ19b〜嵌合突条13迄の距離L
2は略同一に設定されている。
【0027】上記の銅板60は、基板12の段落ち部1
7とヒンジ部122に対向する部分を除く部分に接着さ
れている。すなわち、ヒンジ部122に対向する部分
は、スリット状に切欠かれている。このようなスリット
62を設けたのは、以下の理由による。帯状体10は、
嵌合時にヒンジ部122を支点にして嵌合突条13およ
びその周辺部が折り曲げられ、これに伴って銅板60も
ヒンジ部122に対向する部分を支点にして折り曲げら
れるため、接着された銅板60が基板12から剥離する
おそれのあるところ、上記スリット62を形成すると、
銅板60に柔軟性が付与され、このような不具合を確実
に防止できるからである。
7とヒンジ部122に対向する部分を除く部分に接着さ
れている。すなわち、ヒンジ部122に対向する部分
は、スリット状に切欠かれている。このようなスリット
62を設けたのは、以下の理由による。帯状体10は、
嵌合時にヒンジ部122を支点にして嵌合突条13およ
びその周辺部が折り曲げられ、これに伴って銅板60も
ヒンジ部122に対向する部分を支点にして折り曲げら
れるため、接着された銅板60が基板12から剥離する
おそれのあるところ、上記スリット62を形成すると、
銅板60に柔軟性が付与され、このような不具合を確実
に防止できるからである。
【0028】更には、柔軟性を付与すると、折り曲げ時
に銅板60に過大な曲げ応力が作用するのを抑制できる
ので、銅板60に亀裂が発生することもない。また、嵌
合凹条18に対する嵌合突条13の嵌合動作は、後述の
ように、嵌合突条13およびその周辺部を銅板60側に
一旦折り曲げた状態から元の状態に復元した状態で行わ
れるため、銅板60の厚みが大きいと、最初の折り曲げ
時に塑性変形を生じ、嵌合時に銅板60が元の形状に復
元せず、これに起因して剥離を生じるおそれがあるとこ
ろ、スリット62により銅板60に柔軟性を付与する
と、このような不具合を生じることはない。
に銅板60に過大な曲げ応力が作用するのを抑制できる
ので、銅板60に亀裂が発生することもない。また、嵌
合凹条18に対する嵌合突条13の嵌合動作は、後述の
ように、嵌合突条13およびその周辺部を銅板60側に
一旦折り曲げた状態から元の状態に復元した状態で行わ
れるため、銅板60の厚みが大きいと、最初の折り曲げ
時に塑性変形を生じ、嵌合時に銅板60が元の形状に復
元せず、これに起因して剥離を生じるおそれがあるとこ
ろ、スリット62により銅板60に柔軟性を付与する
と、このような不具合を生じることはない。
【0029】なお、スリット62の代わりに、銅板60
の対応する部分を薄肉化することにより柔軟性を付与す
る構成をとることにしてもよく、銅板60の該当する部
分を伸縮材で連結する等の構成をとることにしてもよ
い。また、銅板60は基板12の表面形状に合わせるこ
とが好ましいが、帯状体10の一部が弾性体等で形成さ
れる場合は、その形状に銅板60を合わせることが困難
であるので、このような場合は、その部分に対応する銅
板60の形状を他の部分と異なる形状に選定すればよ
い。また、スリット62等からなる柔軟部の数や位置
は、ヒンジ部122に対応する数、位置に必ずしも設け
る必要はないが、極力合わせる方が実施する上で好まし
いものになる。
の対応する部分を薄肉化することにより柔軟性を付与す
る構成をとることにしてもよく、銅板60の該当する部
分を伸縮材で連結する等の構成をとることにしてもよ
い。また、銅板60は基板12の表面形状に合わせるこ
とが好ましいが、帯状体10の一部が弾性体等で形成さ
れる場合は、その形状に銅板60を合わせることが困難
であるので、このような場合は、その部分に対応する銅
板60の形状を他の部分と異なる形状に選定すればよ
い。また、スリット62等からなる柔軟部の数や位置
は、ヒンジ部122に対応する数、位置に必ずしも設け
る必要はないが、極力合わせる方が実施する上で好まし
いものになる。
【0030】このような構成の帯状体10によれば、以
下に示す理由により、製管時にこのストッパ用リブ19
a、19bが嵌合突条13と嵌合突条18とを位置決め
するので、その後の係合作業を確認作業を要することな
く、直ちに行うことができる利点がある。以下にその詳
細を説明する。
下に示す理由により、製管時にこのストッパ用リブ19
a、19bが嵌合突条13と嵌合突条18とを位置決め
するので、その後の係合作業を確認作業を要することな
く、直ちに行うことができる利点がある。以下にその詳
細を説明する。
【0031】以下に、図2〜図5に従ってこの帯状体1
0を使用した施工法について説明する。本実施例の帯状
体10においては、銅板60が内周側となるように、製
管機の内部に地上側より帯状体10を導入して、帯状体
10を順次螺旋状に巻回して螺旋管を形成し、これで冷
却用管40(図5参照)内をライニングする施工法をと
ることも可能であるが、製管回転時の捩れを考慮する
と、一定長さ毎に切断した帯状体10をコイル状に成形
して冷却用管40内に搬入し、順に冷却用管40内にラ
イニングして行く施工法が好ましい。
0を使用した施工法について説明する。本実施例の帯状
体10においては、銅板60が内周側となるように、製
管機の内部に地上側より帯状体10を導入して、帯状体
10を順次螺旋状に巻回して螺旋管を形成し、これで冷
却用管40(図5参照)内をライニングする施工法をと
ることも可能であるが、製管回転時の捩れを考慮する
と、一定長さ毎に切断した帯状体10をコイル状に成形
して冷却用管40内に搬入し、順に冷却用管40内にラ
イニングして行く施工法が好ましい。
【0032】このライニングは、図2に示すように、ま
ず嵌合突条13およびその周辺部をヒンジ部122を支
点にして銅板60側、すなわち内面側に折り畳み、次い
で、図3に示すように、折り畳まれた部分を元の状態に
復元し、これにより一方の帯状体10の嵌合突条13を
他方の帯状体10の嵌合凹条18に嵌合して係合する
(図4参照)。
ず嵌合突条13およびその周辺部をヒンジ部122を支
点にして銅板60側、すなわち内面側に折り畳み、次い
で、図3に示すように、折り畳まれた部分を元の状態に
復元し、これにより一方の帯状体10の嵌合突条13を
他方の帯状体10の嵌合凹条18に嵌合して係合する
(図4参照)。
【0033】この嵌合動作を行う際に、上記のように帯
状体10の嵌合凹条18側の端末には、ストッパ用リブ
19aが設けられ、かつ嵌合突条13の近傍には、スト
ッパ用リブ19bが設けられているので、隣接する帯状
体10を管軸方向に配置した場合には、図4に示すよう
に、次の帯状体10のストッパ用リブ19aが一つ前の
帯状体10のストッパ用リブ19bに当接し、両帯状体
10、10の位置決めが行われる。そして、上記のよう
にストッパ用リブ19a〜嵌合凹条18迄の距離L1
と、ストッパ用リブ19b〜嵌合突条13迄の距離L2
が略同一に設定されているので、この状態から嵌合突条
13およびその周辺部をヒンジ部122を支点にして元
の状態に折り返すと、嵌合突条13が正確に嵌合凹条1
8に抜け止め状に嵌合し、これで両帯状体10、10の
係合が行われる。
状体10の嵌合凹条18側の端末には、ストッパ用リブ
19aが設けられ、かつ嵌合突条13の近傍には、スト
ッパ用リブ19bが設けられているので、隣接する帯状
体10を管軸方向に配置した場合には、図4に示すよう
に、次の帯状体10のストッパ用リブ19aが一つ前の
帯状体10のストッパ用リブ19bに当接し、両帯状体
10、10の位置決めが行われる。そして、上記のよう
にストッパ用リブ19a〜嵌合凹条18迄の距離L1
と、ストッパ用リブ19b〜嵌合突条13迄の距離L2
が略同一に設定されているので、この状態から嵌合突条
13およびその周辺部をヒンジ部122を支点にして元
の状態に折り返すと、嵌合突条13が正確に嵌合凹条1
8に抜け止め状に嵌合し、これで両帯状体10、10の
係合が行われる。
【0034】従って、このような構成の帯状体10によ
れば、作業者が嵌合突条13と嵌合凹条18との嵌合位
置を確認することなく、直ちに嵌合、係合動作を行うこ
とができるので、ライニング作業の効率化を図ることが
できる。
れば、作業者が嵌合突条13と嵌合凹条18との嵌合位
置を確認することなく、直ちに嵌合、係合動作を行うこ
とができるので、ライニング作業の効率化を図ることが
できる。
【0035】なお、ヒンジ部122の代わりに、基板1
2のこの部分の形状を伸縮性を有する形状にすることに
してもよい。伸縮性を有する形状の一例として、基板1
2のこの部分の形状を”門”形に形成することが考えら
れる。なお、この場合に、銅板60の対応する部分にス
リット62を設ける。更には、このような手段を組合せ
た構成をとることも可能である。また、このような柔軟
性を有する部分を複数設ける構成をとることも可能であ
る。更には、重ね合う部分を極力減らすことや、施工性
を考えた場合、ヒンジ部122等の柔軟性を付与する手
段は、嵌合突条13の近傍に設けることが好ましいが、
特に必要条件とされるものではない。
2のこの部分の形状を伸縮性を有する形状にすることに
してもよい。伸縮性を有する形状の一例として、基板1
2のこの部分の形状を”門”形に形成することが考えら
れる。なお、この場合に、銅板60の対応する部分にス
リット62を設ける。更には、このような手段を組合せ
た構成をとることも可能である。また、このような柔軟
性を有する部分を複数設ける構成をとることも可能であ
る。更には、重ね合う部分を極力減らすことや、施工性
を考えた場合、ヒンジ部122等の柔軟性を付与する手
段は、嵌合突条13の近傍に設けることが好ましいが、
特に必要条件とされるものではない。
【0036】但し、ライニング管径が小さい場合は、そ
の径に合わせて帯状体10を曲げた状態でヒンジ部12
2を基板12の厚み方向に折り曲げるため、それに必要
な力はヒンジ部122が嵌合突条13から離れれば離れ
る程大きくなるため、このような小径管の場合は、出来
るだけ嵌合突条13の近くに設けるのが好ましい。
の径に合わせて帯状体10を曲げた状態でヒンジ部12
2を基板12の厚み方向に折り曲げるため、それに必要
な力はヒンジ部122が嵌合突条13から離れれば離れ
る程大きくなるため、このような小径管の場合は、出来
るだけ嵌合突条13の近くに設けるのが好ましい。
【0037】また、伸縮性を有する形状を設ける場合も
位置、配置数はヒンジ部122の場合と同様に、特に拘
束されるものではないが、既設管内周面に接触される螺
旋管の内径が小さくなるのを防止するために、その高さ
寸法を出来るだけ小さくすることが好ましい。従って、
大きな高さ寸法の伸縮形状を1つ設けるよりは、小寸法
の伸縮形状を複数設ける方が実施する上で好ましいもの
になる。
位置、配置数はヒンジ部122の場合と同様に、特に拘
束されるものではないが、既設管内周面に接触される螺
旋管の内径が小さくなるのを防止するために、その高さ
寸法を出来るだけ小さくすることが好ましい。従って、
大きな高さ寸法の伸縮形状を1つ設けるよりは、小寸法
の伸縮形状を複数設ける方が実施する上で好ましいもの
になる。
【0038】本実施例の帯状体10の材質としては、ヒ
ンジ部122に局部的に曲げ応力が発生するため、帯状
体10がこの曲げ応力に起因して割れを生じるのを防止
するために、極力割れを生じない材質、例えばポリエチ
レンが好ましい。
ンジ部122に局部的に曲げ応力が発生するため、帯状
体10がこの曲げ応力に起因して割れを生じるのを防止
するために、極力割れを生じない材質、例えばポリエチ
レンが好ましい。
【0039】また、上記実施例では、海棲生物忌避成分
を溶出する金属板として、銅板60を用いたが、他に錫
や銅および錫の合金、更には網状のものや膜を用いるこ
とも可能である。
を溶出する金属板として、銅板60を用いたが、他に錫
や銅および錫の合金、更には網状のものや膜を用いるこ
とも可能である。
【0040】また、基板12と金属板との寸法関係につ
いては、例えば材質が銅合金の肉厚0.3mm〜0.8
mm(好ましくは、0.5mm)の金属板を使用する場
合は、基板12の肉厚としては、2mm〜4mm(リブ
高さ10mm〜20mm)程度が好ましい。
いては、例えば材質が銅合金の肉厚0.3mm〜0.8
mm(好ましくは、0.5mm)の金属板を使用する場
合は、基板12の肉厚としては、2mm〜4mm(リブ
高さ10mm〜20mm)程度が好ましい。
【0041】なお、本発明はヒンジ部122を設け、ス
トッパ用リブ19a、19bを設けない構成の帯状体に
ついても適用することができ、このような構成によれ
ば、螺旋管20内に入り込んだ作業者の目視検査によ
り、直ちに嵌合突条13と嵌合凹条18との位置合わせ
状態を確認できるので、このような状態を事前にチェッ
クできない、上記従来例による場合に比べて、以後の嵌
合、係合動作を迅速、確実に行える利点がある。
トッパ用リブ19a、19bを設けない構成の帯状体に
ついても適用することができ、このような構成によれ
ば、螺旋管20内に入り込んだ作業者の目視検査によ
り、直ちに嵌合突条13と嵌合凹条18との位置合わせ
状態を確認できるので、このような状態を事前にチェッ
クできない、上記従来例による場合に比べて、以後の嵌
合、係合動作を迅速、確実に行える利点がある。
【0042】上記の嵌合、係合動作は、螺旋管20内に
入り込んだ作業者が、通常のハンマーを使用して行うこ
とができるが、施工作業の効率化等を考慮すると、図5
に示すように、エアーハンマー70を使用して行う方が
好ましい。
入り込んだ作業者が、通常のハンマーを使用して行うこ
とができるが、施工作業の効率化等を考慮すると、図5
に示すように、エアーハンマー70を使用して行う方が
好ましい。
【0043】上記のようにして冷却用管40内にライニ
ング管20が形成されると、冷却用管40を機能させる
ために、ライニング管20内に冷却水が通流される。ラ
イニング管20は内周面に銅板60が被覆されているた
めに、冷却用管40内に冷却水が通流されると、銅板6
0から銅イオンや銅の腐食物である緑青等の海棲生物忌
避成分が発生し、この海棲生物忌避成分により銅板60
に海棲生物が付着することが防止される。しかも、銅板
60は長期にわたって海棲生物忌避成分を発生し得るの
で、海棲生物の付着防止機能が長期にわたって発揮され
る。
ング管20が形成されると、冷却用管40を機能させる
ために、ライニング管20内に冷却水が通流される。ラ
イニング管20は内周面に銅板60が被覆されているた
めに、冷却用管40内に冷却水が通流されると、銅板6
0から銅イオンや銅の腐食物である緑青等の海棲生物忌
避成分が発生し、この海棲生物忌避成分により銅板60
に海棲生物が付着することが防止される。しかも、銅板
60は長期にわたって海棲生物忌避成分を発生し得るの
で、海棲生物の付着防止機能が長期にわたって発揮され
る。
【0044】銅板60から銅イオン等が発生しなくなる
と、ライニング管20の内周面に、海棲生物等の異物が
付着するが、この場合には、冷却用管40の他端部から
コイル状に巻回された帯状体10の端部が冷却用管40
から引き抜かれて、ライニング管20が解体される。ラ
イニング管20が解体されることにより、ライニング管
20の内周面に付着した海棲生物が、冷却用管40から
引き抜かれた帯状体10と共に除去される。この引き抜
きは、人力によっても可能であるが、より大きな引き抜
き力が必要な場合には、ウインチ等を使用すればよい。
このようにして解体された帯状体10が冷却用管40内
からすべて引き抜かれた後に、冷却用管40内に海棲生
物が残留している場合には、冷却用管40内に周知の管
内清掃機械により噴流水を噴射して冷却用管40内が清
掃される。そして、清掃後の冷却用管40に、再度、上
記と同様にしてライニング管20が形成される。
と、ライニング管20の内周面に、海棲生物等の異物が
付着するが、この場合には、冷却用管40の他端部から
コイル状に巻回された帯状体10の端部が冷却用管40
から引き抜かれて、ライニング管20が解体される。ラ
イニング管20が解体されることにより、ライニング管
20の内周面に付着した海棲生物が、冷却用管40から
引き抜かれた帯状体10と共に除去される。この引き抜
きは、人力によっても可能であるが、より大きな引き抜
き力が必要な場合には、ウインチ等を使用すればよい。
このようにして解体された帯状体10が冷却用管40内
からすべて引き抜かれた後に、冷却用管40内に海棲生
物が残留している場合には、冷却用管40内に周知の管
内清掃機械により噴流水を噴射して冷却用管40内が清
掃される。そして、清掃後の冷却用管40に、再度、上
記と同様にしてライニング管20が形成される。
【0045】図6は本発明帯状体の他の実施例を示し、
この実施例の帯状体においては、銅板60を基板12に
機械的に嵌合する構成をとる。このため、基板12の内
面側となる部分には、2箇所の位置に、銅板係合用凹部
123、124が設けられている。すなわち、ヒンジ部
122を支点にして折り曲げ可能になった嵌合突条13
およびその周辺部に対応する部分には、溝幅が比較的短
い銅板係合用凹部123が形成され、ヒンジ部122に
近接する位置〜嵌合凹条18にわたる部分には、銅板係
合用凹部123に比べて溝幅が格段に大きくなった銅板
係合用凹部124が形成されている。
この実施例の帯状体においては、銅板60を基板12に
機械的に嵌合する構成をとる。このため、基板12の内
面側となる部分には、2箇所の位置に、銅板係合用凹部
123、124が設けられている。すなわち、ヒンジ部
122を支点にして折り曲げ可能になった嵌合突条13
およびその周辺部に対応する部分には、溝幅が比較的短
い銅板係合用凹部123が形成され、ヒンジ部122に
近接する位置〜嵌合凹条18にわたる部分には、銅板係
合用凹部123に比べて溝幅が格段に大きくなった銅板
係合用凹部124が形成されている。
【0046】この実施例の帯状体においては、銅板係合
用凹部124に対応するサイズの銅板60を予め機械的
に嵌合しておき、製管後に銅板係合用凹部123に対応
するサイズの銅板60を機械的に嵌合する施工法をと
る。従って、嵌合突条13およびその周辺部の折り曲
げ、折り返し動作に支障を来すことがない。
用凹部124に対応するサイズの銅板60を予め機械的
に嵌合しておき、製管後に銅板係合用凹部123に対応
するサイズの銅板60を機械的に嵌合する施工法をと
る。従って、嵌合突条13およびその周辺部の折り曲
げ、折り返し動作に支障を来すことがない。
【0047】図7は本発明帯状体の、また他の実施例を
示し、この実施例では、嵌合突条13を備えた銅板60
をベースにして、ストッパ用リブ19a、19b、補強
リブ16、嵌合突条18を備えた基板(外皮)12を接
着又は同時押し出しして、帯状体10を作製している。
示し、この実施例では、嵌合突条13を備えた銅板60
をベースにして、ストッパ用リブ19a、19b、補強
リブ16、嵌合突条18を備えた基板(外皮)12を接
着又は同時押し出しして、帯状体10を作製している。
【0048】この実施例の帯状体によれば、工場におい
て一括して製造できる利点がある。図8は本発明帯状体
の、また他の実施例を示し、この実施例では、銅板60
の不圧による剥離を防止するため、銅板60にアンカー
63を設け、ポリ塩化ビニル同時押し出しにより帯状体
10を作製している。
て一括して製造できる利点がある。図8は本発明帯状体
の、また他の実施例を示し、この実施例では、銅板60
の不圧による剥離を防止するため、銅板60にアンカー
63を設け、ポリ塩化ビニル同時押し出しにより帯状体
10を作製している。
【0049】この実施例の帯状体による場合も、工場に
おいて一括して製造できる利点がある。
おいて一括して製造できる利点がある。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の既設管ライニング用帯状
体によれば、既設管の内周面をライニングすべき管とさ
れた場合に、内周面に海水と反応して海棲生物忌避成分
を発生する金属板等が設けられているので、ライニング
管に海棲生物が付着することが防止され、既設管を長期
にわたって、通流性を損なうことなく安定的にし得る。
加えて、隣接する帯状体の側縁部同士を係合状態にする
手段として、ロック用オス部とロック用メス部を設け、
ロック用オス部の位置から幅方向内側に偏位した位置
に、帯状体の長手方向に延びるヒンジ部又は伸縮部を形
成し、ヒンジ部等を支点にしてロック用オス部およびそ
の周辺部分を帯状体に対してその断面方向に折り曲げ可
能になす構成をとるので、既設管に対してライニング用
帯状体を貼り付け方式でライニングする際に、管内に位
置する作業者が係合部、すなわちロック用オス部とロッ
ク用メス部の位置を目視で確認しながら係合作業を行う
ことができる。従って、ライニング作業を正確、かつ迅
速に行え、施工効率を向上できる。
体によれば、既設管の内周面をライニングすべき管とさ
れた場合に、内周面に海水と反応して海棲生物忌避成分
を発生する金属板等が設けられているので、ライニング
管に海棲生物が付着することが防止され、既設管を長期
にわたって、通流性を損なうことなく安定的にし得る。
加えて、隣接する帯状体の側縁部同士を係合状態にする
手段として、ロック用オス部とロック用メス部を設け、
ロック用オス部の位置から幅方向内側に偏位した位置
に、帯状体の長手方向に延びるヒンジ部又は伸縮部を形
成し、ヒンジ部等を支点にしてロック用オス部およびそ
の周辺部分を帯状体に対してその断面方向に折り曲げ可
能になす構成をとるので、既設管に対してライニング用
帯状体を貼り付け方式でライニングする際に、管内に位
置する作業者が係合部、すなわちロック用オス部とロッ
ク用メス部の位置を目視で確認しながら係合作業を行う
ことができる。従って、ライニング作業を正確、かつ迅
速に行え、施工効率を向上できる。
【0051】また、特に請求項2記載の既設管ライニン
グ用帯状体によれば、ロック用メス部が設けられた他方
の側縁部の端末に第1のストッパ用リブを設ける共に、
ロック用オス部が設けられた側の側縁部に第2のストッ
パ用リブを設け、かつロック用メス部から第1のストッ
パ用リブ迄の距離と、該ロック用オス部から該第2のス
トッパ用リブ迄の距離を略同一に設定する構成をとるの
で、ロック用オス部とロック用メス部が自動的に位置決
めされる結果、嵌合、係合作業を確認作業を要すること
なく、直ちに行うことができる。従って、施工効率を更
に一層向上できる。
グ用帯状体によれば、ロック用メス部が設けられた他方
の側縁部の端末に第1のストッパ用リブを設ける共に、
ロック用オス部が設けられた側の側縁部に第2のストッ
パ用リブを設け、かつロック用メス部から第1のストッ
パ用リブ迄の距離と、該ロック用オス部から該第2のス
トッパ用リブ迄の距離を略同一に設定する構成をとるの
で、ロック用オス部とロック用メス部が自動的に位置決
めされる結果、嵌合、係合作業を確認作業を要すること
なく、直ちに行うことができる。従って、施工効率を更
に一層向上できる。
【0052】また、上記のような既設管ライニング用帯
状体によれば、ライニングするために必要な部材が帯状
体のみで済むので、ライニング作業を単純化できると共
に、施工の際のスペースを大きくでき、作業性の向上が
図れる。
状体によれば、ライニングするために必要な部材が帯状
体のみで済むので、ライニング作業を単純化できると共
に、施工の際のスペースを大きくでき、作業性の向上が
図れる。
【図1】本発明の既設管ライニング用帯状体を示す断面
図。
図。
【図2】図1の帯状体の嵌合突条およびその周辺部を銅
板側に折り畳んだ状態を示す断面図。
板側に折り畳んだ状態を示す断面図。
【図3】図1の帯状体の嵌合動作を示す模式的断面図。
【図4】図1の帯状体の嵌合状態を示す部分断面図。
【図5】既設管内において、図1の帯状体をコイル状に
巻回する態様を示す説明図。
巻回する態様を示す説明図。
【図6】本発明の既設管ライニング用帯状体の他の実施
例を示す断面図。
例を示す断面図。
【図7】本発明の既設管ライニング用帯状体の、また他
の実施例を示す断面図。
の実施例を示す断面図。
【図8】本発明の既設管ライニング用帯状体の、また他
の実施例を示す断面図。
の実施例を示す断面図。
10 帯状体 13 嵌合突条 16 補強リブ 18 嵌合凹条 19a、19b ストッパ用リブ 20 ライニング管 40 冷却用管 60 銅板 62 スリット 63 アンカー 122 ヒンジ部 123、124 銅板係合用凹部
Claims (2)
- 【請求項1】 コイル状に卷回されて相互に隣接する側
縁部同士を係合状態とすることにより、既設管内周面を
ライニングするライニング管とされ、ライニング管とさ
れた場合に、内周面となる表面部分に、海水と反応して
海棲生物忌避成分を発生し得る金属板状体又は網若しく
は膜が設けられている既設管ライニング用帯状体であっ
て、 該側縁部同士を係合状態にする手段が、一方の側縁部の
長手方向に設けられたロック用オス部と他方の側縁部の
長手方向に設けられたロック用メス部で形成され、該ロ
ック用オス部の位置から幅方向内側に偏位した位置に、
長手方向に延びるヒンジ部又は伸縮部が形成されている
既設管ライニング用帯状体。 - 【請求項2】 前記ロック用メス部が設けられた他方の
側縁部の端末に第1のストッパ用リブが形成され、かつ
前記ロック用オス部が形成された一方の側縁部に第2の
ストッパ用リブが形成され、該第1のストッパ用リブと
該第2のストッパ用リブを当接させて、隣接する側縁部
同士の位置合わせがなされ、該ロック用メス部から第1
のストッパ用リブ迄の距離と、該ロック用オス部から該
第2のストッパ用リブ迄の距離が略同一に設定されてい
る請求項1記載の既設管ライニング用帯状体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10244493A JP3207290B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 既設管ライニング用帯状体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10244493A JP3207290B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 既設管ライニング用帯状体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06312456A true JPH06312456A (ja) | 1994-11-08 |
| JP3207290B2 JP3207290B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=14327643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10244493A Expired - Lifetime JP3207290B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 既設管ライニング用帯状体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3207290B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014213458A (ja) * | 2013-04-22 | 2014-11-17 | 積水化学工業株式会社 | 補強材入り帯状部材及びその製造方法 |
| KR102002095B1 (ko) * | 2019-02-19 | 2019-10-01 | (주)지에스티 | 스마트 가공 발주 시스템 |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP10244493A patent/JP3207290B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014213458A (ja) * | 2013-04-22 | 2014-11-17 | 積水化学工業株式会社 | 補強材入り帯状部材及びその製造方法 |
| KR102002095B1 (ko) * | 2019-02-19 | 2019-10-01 | (주)지에스티 | 스마트 가공 발주 시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3207290B2 (ja) | 2001-09-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0724111A1 (en) | Rubber band for repairs and method therefor | |
| US5316606A (en) | Method of fabricating a metal pipe with an integrally formed liner | |
| US5213374A (en) | Coupling ring and method of making same | |
| JPH06312456A (ja) | 既設管ライニング用帯状体 | |
| JPH06143420A (ja) | 既設管ライニング用帯状体 | |
| JPS60107323A (ja) | 分岐管路部分の内壁を合成樹脂にて被覆する方法 | |
| JPH06190922A (ja) | 既設管のライニング工法 | |
| DE19504139C2 (de) | Verfahren zur Abdichtung des Überganges zwischen einer Anschlußleitung und PE-Rohren und Anschlußdichtung | |
| JP3207292B2 (ja) | 既設管ライニング用帯状体およびその製造方法 | |
| KR100651176B1 (ko) | 비굴착 관로 보수용 코일스프링 부재 및 이를 이용한보수공법 | |
| JP2983911B2 (ja) | 管の接続装置 | |
| JPH078582Y2 (ja) | アンカーのボンドシース | |
| JPH05157888A (ja) | 既設管内周面の保護方法 | |
| JP2005090729A (ja) | 樹脂被覆鋼材継手部の防食被覆構造および防食被覆方法 | |
| JP7523311B2 (ja) | スリーブキット及びこれを用いた長尺体貫通部施工方法 | |
| JP4577648B2 (ja) | 金属被覆鋼管の製造方法 | |
| JP5507986B2 (ja) | 圧縮かしめ管継手 | |
| JPH073110Y2 (ja) | 管 材 | |
| JP3129253B2 (ja) | 耐震用管継手管端部の防食構造 | |
| JPH05312276A (ja) | 既設管ライニング用帯状体、およびそれを用いた既設管のライニング工法 | |
| JP4037558B2 (ja) | 螺旋管形成用帯状部材 | |
| JPH08121429A (ja) | スリップ継手用締付け装置およびそれを用いたスリップ継手による金属被覆の周方向接合方法 | |
| JPS6331370B2 (ja) | ||
| JP2016211297A (ja) | 改修工事用可撓性ドレン及び改修工事用可撓性ドレンを使用した改修方法 | |
| Loomis et al. | Protecting Concrete for Chemical Service: A Guide to Applying Polyurea Geomembranes |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090706 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090706 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706 Year of fee payment: 9 |