JPH0631363B2 - 冷凍機用潤滑油組成物 - Google Patents
冷凍機用潤滑油組成物Info
- Publication number
- JPH0631363B2 JPH0631363B2 JP60121478A JP12147885A JPH0631363B2 JP H0631363 B2 JPH0631363 B2 JP H0631363B2 JP 60121478 A JP60121478 A JP 60121478A JP 12147885 A JP12147885 A JP 12147885A JP H0631363 B2 JPH0631363 B2 JP H0631363B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- group
- refrigerator
- component
- viscosity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈発明の技術分野〉 本発明は冷凍機用潤滑油組成物に関し、詳しくは特にハ
ロゲン系冷媒を使用した冷凍機用圧縮機の潤滑油として
優れた粘度特性を有し、低温でも混合物の分離がなく、
かつ高温での耐熱性に優れた冷凍機用潤滑油組成物に関
する。
ロゲン系冷媒を使用した冷凍機用圧縮機の潤滑油として
優れた粘度特性を有し、低温でも混合物の分離がなく、
かつ高温での耐熱性に優れた冷凍機用潤滑油組成物に関
する。
〈発明の背景〉 従来、冷凍機としては各種のものが使用されているが、
中でも圧縮式冷凍機においては低圧の吸入ガスと高圧の
吐出ガスとの間の密封性の良否により冷凍性能が影響さ
れるので、圧縮機に使用される冷凍機油には密封性が必
要とされる。近年、冷凍機の性能向上に伴い、吐出ガス
の温度は上昇する傾向にあり、これは冷凍機油の温度上
昇による粘度低下、ひいては密封性の低下をもたらす因
子となっている。冷凍機用圧縮機はその構造によって往
復動型、遠心型および回転型に分類されているが、回転
型の冷凍機においてはその構造上密封性が悪いため、特
に密封性に優れた冷凍機油が必要とされている。
中でも圧縮式冷凍機においては低圧の吸入ガスと高圧の
吐出ガスとの間の密封性の良否により冷凍性能が影響さ
れるので、圧縮機に使用される冷凍機油には密封性が必
要とされる。近年、冷凍機の性能向上に伴い、吐出ガス
の温度は上昇する傾向にあり、これは冷凍機油の温度上
昇による粘度低下、ひいては密封性の低下をもたらす因
子となっている。冷凍機用圧縮機はその構造によって往
復動型、遠心型および回転型に分類されているが、回転
型の冷凍機においてはその構造上密封性が悪いため、特
に密封性に優れた冷凍機油が必要とされている。
またフロン11(トリクロロモノフルオロメタン)、フ
ロン12(ジクロロジフルオロメタン)、フロン22
(モノクロロジフルオロメタン)およびフロン113
(トリクロロトリフルオロエタン)などに代表されるハ
ロゲン系冷媒は、一般に単独では高い熱安定性を有する
ことが知られている。例えば最も安定なフロン14(テ
トラフルオロメタン)は400℃で500時間加熱して
も何ら分解を起こさず、また一番不安定といわれるフロ
ン11でも200℃未満では分解せず、200℃でも1
年間に2.5%分解するに過ぎないといわれている。また
冷凍機油も組成などによる差異はあるが、単独または不
活性雰囲気中では熱安定性は高く、分解温度は一般に3
00℃以上である。
ロン12(ジクロロジフルオロメタン)、フロン22
(モノクロロジフルオロメタン)およびフロン113
(トリクロロトリフルオロエタン)などに代表されるハ
ロゲン系冷媒は、一般に単独では高い熱安定性を有する
ことが知られている。例えば最も安定なフロン14(テ
トラフルオロメタン)は400℃で500時間加熱して
も何ら分解を起こさず、また一番不安定といわれるフロ
ン11でも200℃未満では分解せず、200℃でも1
年間に2.5%分解するに過ぎないといわれている。また
冷凍機油も組成などによる差異はあるが、単独または不
活性雰囲気中では熱安定性は高く、分解温度は一般に3
00℃以上である。
しかしながらハロゲン系冷媒と油が共存する場合には化
学的に活性となり、さらに金属の触媒作用や空気、水な
どの微量混入物の影響を受けると単独の場合より低い温
度で分解や反応を起こし、金属の腐食や潤滑油の劣化、
さらには生成した炭化物やスラツジによる圧縮効率の低
下や焼付き事故などをもたらす危険がある。したがつて
冷凍機油にはハロゲン系冷媒共存下での高い耐熱性が要
求される。
学的に活性となり、さらに金属の触媒作用や空気、水な
どの微量混入物の影響を受けると単独の場合より低い温
度で分解や反応を起こし、金属の腐食や潤滑油の劣化、
さらには生成した炭化物やスラツジによる圧縮効率の低
下や焼付き事故などをもたらす危険がある。したがつて
冷凍機油にはハロゲン系冷媒共存下での高い耐熱性が要
求される。
一方、冷凍機用圧縮機のクランクケースに充てんされた
冷凍機油は、吐出ガスに同伴されて冷凍サイクル内を循
環し、吸入ガスと共に再度クランクケースに戻る。した
がつて、冷凍機油は冷凍サイクル内の最も低温な部分、
すなわち膨張弁またはキヤピラリーチユーブから蒸発器
の間、において極端な低温にさらされることになる。こ
れらの部分における温度は−20〜−30℃に達するこ
とも珍しくないため、冷凍機油はこのような低温におい
て異状が生じてはならない。
冷凍機油は、吐出ガスに同伴されて冷凍サイクル内を循
環し、吸入ガスと共に再度クランクケースに戻る。した
がつて、冷凍機油は冷凍サイクル内の最も低温な部分、
すなわち膨張弁またはキヤピラリーチユーブから蒸発器
の間、において極端な低温にさらされることになる。こ
れらの部分における温度は−20〜−30℃に達するこ
とも珍しくないため、冷凍機油はこのような低温におい
て異状が生じてはならない。
冷凍機油の低温特性を示す指標としては、フロツク点な
らびに流動点などがあり、これらは低温部におけるワツ
クスの析出あるいは油の固化によつて生ずるトラブルの
防止に有効な役割を果している。
らびに流動点などがあり、これらは低温部におけるワツ
クスの析出あるいは油の固化によつて生ずるトラブルの
防止に有効な役割を果している。
しかし、化学的な構造が著しく異なる2種以上の化合物
の混合物を冷凍機油として用いた場合には、フロツク
点、流動点などでは評価することのできない別の問題、
すなわち混合した化合物の低温における相溶性が不足し
ている場合には低温部において個々の成分に分離すると
いう現象が生ずる。もし冷凍機の低温部において混合物
である冷凍機油がそれぞれの成分に分離してしまつた場
合、各成分の戻り冷媒に対する溶解度が異なるため、低
温部から圧縮機に戻る油の組成と、圧縮機から冷媒と共
に吐出される油の組成との間に違いが生ずる。すなわ
ち、このことは圧縮機クランクケース内の油の組成が経
済的に変化することを意味し、このような状態になつた
場合にはもはや圧縮機の長期間の円滑な潤滑性を維持す
ることはできない。したがつて化学的な構造物が著しく
異なる2種以上の化合物の混合物を冷凍機油として用い
る場合には、非常な低温においてもそれらが安定かつ均
一に混和し、全く分離しないことが必要である。
の混合物を冷凍機油として用いた場合には、フロツク
点、流動点などでは評価することのできない別の問題、
すなわち混合した化合物の低温における相溶性が不足し
ている場合には低温部において個々の成分に分離すると
いう現象が生ずる。もし冷凍機の低温部において混合物
である冷凍機油がそれぞれの成分に分離してしまつた場
合、各成分の戻り冷媒に対する溶解度が異なるため、低
温部から圧縮機に戻る油の組成と、圧縮機から冷媒と共
に吐出される油の組成との間に違いが生ずる。すなわ
ち、このことは圧縮機クランクケース内の油の組成が経
済的に変化することを意味し、このような状態になつた
場合にはもはや圧縮機の長期間の円滑な潤滑性を維持す
ることはできない。したがつて化学的な構造物が著しく
異なる2種以上の化合物の混合物を冷凍機油として用い
る場合には、非常な低温においてもそれらが安定かつ均
一に混和し、全く分離しないことが必要である。
従来より冷凍機油としては、40℃における動粘度が1
0〜200cStのナフテン系鉱油、低流動点パラフイン
系鉱油、アルキルベンゼンおよびこれらの混合物または
これらの各種基油に添加剤を配合したものが一般的に使
用されている。これら従来の冷凍機油については、例え
ば特公昭40−11940号、特公昭49−4107
号、特公昭49−13483号、特公昭49−1382
9号、特公昭49−19084号、特公昭51−376
47号、特公昭51−45013号、特公昭52−39
509号、特公昭52−43722号、特公昭53−1
7602号、特開昭46−4532号、特開昭48−6
06号、特開昭49−47498号、特開昭51−22
971号、特開昭52−28503号、特開昭52−5
4707号および特開昭53−88007号などに記載
されている。しかしながらこれら従来の冷凍機油は、例
えばナフテン系鉱油やアルキルベンゼンの場合は粘度指
数が低いため高温での密封性が不十分であり、また低流
動点パラフイン系鉱油の場合は粘度指数は比較的高いも
ののフロン22のような汎用冷媒との溶解性が悪いため
臨界溶解温度が高くなるという欠点をそれぞれ有してお
り、優れた性能を発揮できないものであつた。
0〜200cStのナフテン系鉱油、低流動点パラフイン
系鉱油、アルキルベンゼンおよびこれらの混合物または
これらの各種基油に添加剤を配合したものが一般的に使
用されている。これら従来の冷凍機油については、例え
ば特公昭40−11940号、特公昭49−4107
号、特公昭49−13483号、特公昭49−1382
9号、特公昭49−19084号、特公昭51−376
47号、特公昭51−45013号、特公昭52−39
509号、特公昭52−43722号、特公昭53−1
7602号、特開昭46−4532号、特開昭48−6
06号、特開昭49−47498号、特開昭51−22
971号、特開昭52−28503号、特開昭52−5
4707号および特開昭53−88007号などに記載
されている。しかしながらこれら従来の冷凍機油は、例
えばナフテン系鉱油やアルキルベンゼンの場合は粘度指
数が低いため高温での密封性が不十分であり、また低流
動点パラフイン系鉱油の場合は粘度指数は比較的高いも
ののフロン22のような汎用冷媒との溶解性が悪いため
臨界溶解温度が高くなるという欠点をそれぞれ有してお
り、優れた性能を発揮できないものであつた。
また密封性を改良した冷凍機油としては、例えば特公昭
57−42119号、特開昭55−58298号および
特開昭57−51795号などで高粘度指数ポリグリコ
ール油の使用が提案されている。しかしポリグリコール
油は高温におけるハロゲン系冷媒共存下での熱安定性が
従来の炭化水素系冷凍機油よりも低いという欠点を有し
ている。
57−42119号、特開昭55−58298号および
特開昭57−51795号などで高粘度指数ポリグリコ
ール油の使用が提案されている。しかしポリグリコール
油は高温におけるハロゲン系冷媒共存下での熱安定性が
従来の炭化水素系冷凍機油よりも低いという欠点を有し
ている。
一方、低流動点パラフイン系鉱油の冷媒溶解性を高める
ためにナフテン系鉱油またはアルキルベンゼンを混合す
ることも一般に広く実用されているが、この場合にはパ
ラフイン系鉱油の持つ粘度指数が高いという利点が、低
粘度指数のナフテン系鉱油またはアルキルベンゼンの配
合により消失してしまう。
ためにナフテン系鉱油またはアルキルベンゼンを混合す
ることも一般に広く実用されているが、この場合にはパ
ラフイン系鉱油の持つ粘度指数が高いという利点が、低
粘度指数のナフテン系鉱油またはアルキルベンゼンの配
合により消失してしまう。
以上述べてきたとおり、従来の冷凍機油は種々の欠点を
有していた。本発明者らは優れた粘度特性を有し、低温
でも混合物の分離がなく、かつ高温での耐熱性に優れる
という優れた特性を兼ね備えた冷凍機油を開発すべく研
究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
有していた。本発明者らは優れた粘度特性を有し、低温
でも混合物の分離がなく、かつ高温での耐熱性に優れる
という優れた特性を兼ね備えた冷凍機油を開発すべく研
究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
〈発明の目的〉 本発明は、 (イ)温度による粘度変化が少なく、高温および低温に
おいても粘度が適当であり、冷凍機の密封性、潤滑性に
優れること (ロ)ハロゲン系冷媒存在下の高温という条件のもとで
使用されても劣化が小さく、かつ上記の粘度特性が安定
して保持されること (ハ)化学的構造が著しく異なる化合物の混合物であり
ながら低温において全く分離しないこと という3つの性状を同時に満足する、特に冷媒としてハ
ロゲン化合物を使用する冷凍機に適した潤滑油組成物を
提供することを目的とする。
おいても粘度が適当であり、冷凍機の密封性、潤滑性に
優れること (ロ)ハロゲン系冷媒存在下の高温という条件のもとで
使用されても劣化が小さく、かつ上記の粘度特性が安定
して保持されること (ハ)化学的構造が著しく異なる化合物の混合物であり
ながら低温において全く分離しないこと という3つの性状を同時に満足する、特に冷媒としてハ
ロゲン化合物を使用する冷凍機に適した潤滑油組成物を
提供することを目的とする。
〈発明の内容〉 本発明は、 [I]次式 [上式中、R1およびR3は同一でも異なっていてもよ
く、水素、炭化水素基またはアシル基を、またR2はア
ルキレン基をそれぞれ示し、nは1〜6、mはm×nが
2以上となる数を示す] で表わされる粘度指数130以上のポリグリコール油お
よび [II]炭素数12〜40の直鎖または分枝アルキル基を
側鎖として1〜2個有する単環あるいは二環のアルキル
芳香族化合物 を必須成分として配合してなり、かつ[I]成分の割合
が[I]成分と[II]成分の合計量に対して80重量%
以下であることを特徴とする冷凍機用潤滑油組成物を提
供するものである。
く、水素、炭化水素基またはアシル基を、またR2はア
ルキレン基をそれぞれ示し、nは1〜6、mはm×nが
2以上となる数を示す] で表わされる粘度指数130以上のポリグリコール油お
よび [II]炭素数12〜40の直鎖または分枝アルキル基を
側鎖として1〜2個有する単環あるいは二環のアルキル
芳香族化合物 を必須成分として配合してなり、かつ[I]成分の割合
が[I]成分と[II]成分の合計量に対して80重量%
以下であることを特徴とする冷凍機用潤滑油組成物を提
供するものである。
以下、本発明の内容をより詳細に説明する。
本発明の[I]成分は、次式(1)で示される粘度指数1
30以上のポリグリコール油である。
30以上のポリグリコール油である。
式(1)において、R1,R2は水素、炭化水素基または
アシル基であり、R1とR3は同一でも異なつていても
よい。
アシル基であり、R1とR3は同一でも異なつていても
よい。
ここでいう炭化水素基とは、 (i)飽和あるいは不飽和の、直鎖あるいは分枝のC1〜
C20鎖状炭化水素基、好ましくはC1〜C15脂肪族1価
アルコールから誘導されるC1〜C15のアルキル基、特
に好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基お
よびペンタデシル基、 (ii)2〜6価アルコール、好ましくはグリコール、グリ
セリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ルおよびソルビトールから誘導される炭化水素残基、 ならびに (iii)炭素数6〜26の置換あるいは不置換の芳香族炭
化水素基、好ましくはフエニル基および炭素数1〜16
のアルキル基を有するアルキルフエニル基、具体的には
例えばトリル基、エチルフエニル基、プロピルフエニル
基、ブチルフエニル基、ペンチルフエニル基、ヘキシル
フエニル基、ヘプチルフエニル基、オクチルフエニル
基、ノニルフエニル基、デシルフエニル基、ドデシルフ
エニル基、ペンタデシルフエニル基、ヘキサデシルフエ
ニル基など、 の中より選ばれる基を意味している。
C20鎖状炭化水素基、好ましくはC1〜C15脂肪族1価
アルコールから誘導されるC1〜C15のアルキル基、特
に好ましくはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基お
よびペンタデシル基、 (ii)2〜6価アルコール、好ましくはグリコール、グリ
セリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ルおよびソルビトールから誘導される炭化水素残基、 ならびに (iii)炭素数6〜26の置換あるいは不置換の芳香族炭
化水素基、好ましくはフエニル基および炭素数1〜16
のアルキル基を有するアルキルフエニル基、具体的には
例えばトリル基、エチルフエニル基、プロピルフエニル
基、ブチルフエニル基、ペンチルフエニル基、ヘキシル
フエニル基、ヘプチルフエニル基、オクチルフエニル
基、ノニルフエニル基、デシルフエニル基、ドデシルフ
エニル基、ペンタデシルフエニル基、ヘキサデシルフエ
ニル基など、 の中より選ばれる基を意味している。
またここでいうアシル基とは、カルボン酸、特に炭素数
2〜20の飽和モノカルボン酸または不飽和モノカルボ
ン酸から誘導されるものが好ましく、該カルボン酸とし
ては具体的には例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、ラウ
リン酸、ステアリン酸、オレイン酸などがあげられる。
2〜20の飽和モノカルボン酸または不飽和モノカルボ
ン酸から誘導されるものが好ましく、該カルボン酸とし
ては具体的には例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、ラウ
リン酸、ステアリン酸、オレイン酸などがあげられる。
また式(1)においてR2はアルキレン基であり、該アル
キレン基の炭素数は2〜8であることが好ましく、一分
子中に炭素数の異なるアルキレン基が存在してもよい。
特に好ましいアルキレン基はエチレン基およびプロピレ
ン基であり、好ましいポリオキシアルキレン基としては
ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基および
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン基があげら
れる。
キレン基の炭素数は2〜8であることが好ましく、一分
子中に炭素数の異なるアルキレン基が存在してもよい。
特に好ましいアルキレン基はエチレン基およびプロピレ
ン基であり、好ましいポリオキシアルキレン基としては
ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基および
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン基があげら
れる。
また式(1)においてnは1〜6、好ましくは1〜3の数
を示し、mはm×nが2以上、好ましくは5以上となる
数を示している。
を示し、mはm×nが2以上、好ましくは5以上となる
数を示している。
本発明の[I]成分のポリグリコール油としては粘度指
数が130以上、好ましくは150以上であることが必
要である。粘度指数が130未満のポリグリコール油を
用いた場合には、アルキル芳香族化合物を配合すると得
られる混合物の粘度指数が冷凍機用圧縮機の密封性を保
つに十分なほど高いものにならないため好ましくない。
数が130以上、好ましくは150以上であることが必
要である。粘度指数が130未満のポリグリコール油を
用いた場合には、アルキル芳香族化合物を配合すると得
られる混合物の粘度指数が冷凍機用圧縮機の密封性を保
つに十分なほど高いものにならないため好ましくない。
前記のような性状を満足するポリグリコール油として
は、好ましくは平均分子量250以上、より好ましくは
300〜6000のものが使用される。これらは例えば
三洋化成工業(株)製ニユーポールLBシリーズ、ニユ
ーポールHBシリーズ、あるいは日本油脂(株)製ユニ
ルーブシリーズ、ユニセーフシリーズなどの商品名で市
販されている。また混合した場合の粘度指数が130以
上になるような範囲で各種のポリグリコール油を混合す
ることも可能である。
は、好ましくは平均分子量250以上、より好ましくは
300〜6000のものが使用される。これらは例えば
三洋化成工業(株)製ニユーポールLBシリーズ、ニユ
ーポールHBシリーズ、あるいは日本油脂(株)製ユニ
ルーブシリーズ、ユニセーフシリーズなどの商品名で市
販されている。また混合した場合の粘度指数が130以
上になるような範囲で各種のポリグリコール油を混合す
ることも可能である。
一方、本発明の[II]成分は、炭素数12〜40の直鎖
または分枝アルキル基を側鎖として1〜2個有する単環
あるいは二環のアルキル芳香族化合物である。
または分枝アルキル基を側鎖として1〜2個有する単環
あるいは二環のアルキル芳香族化合物である。
本発明でいうアルキル芳香族化合物は一般に合成によつ
て作られる。芳香族環としてはベンゼン、炭素数1〜2
のアルキル基を1〜2個有するアルキルベンゼン、ナフ
タレン、炭素数1〜2のアルキル基を1〜3個有するア
ルキルナフタレンなどが、またアルキル化剤としてはエ
チレン、プロピレン、ブチレンなどの低級モノオレフイ
ンの重合によつて得られる炭素数12〜40の直鎖また
は分枝オレフイン、ワツクス、重質油、石油留分、ポリ
エチレン、ポリプロピレンなどの熱分解、接触分解によ
つて得られる炭素数12〜40の直鎖または分枝オレフ
イン、および灯油、軽油などの石油留分からn−パラフ
インを分離し、これを触媒によりオレフイン化すること
によつて得られる炭素数12〜40の直鎖オレフインな
どが使用できる。
て作られる。芳香族環としてはベンゼン、炭素数1〜2
のアルキル基を1〜2個有するアルキルベンゼン、ナフ
タレン、炭素数1〜2のアルキル基を1〜3個有するア
ルキルナフタレンなどが、またアルキル化剤としてはエ
チレン、プロピレン、ブチレンなどの低級モノオレフイ
ンの重合によつて得られる炭素数12〜40の直鎖また
は分枝オレフイン、ワツクス、重質油、石油留分、ポリ
エチレン、ポリプロピレンなどの熱分解、接触分解によ
つて得られる炭素数12〜40の直鎖または分枝オレフ
イン、および灯油、軽油などの石油留分からn−パラフ
インを分離し、これを触媒によりオレフイン化すること
によつて得られる炭素数12〜40の直鎖オレフインな
どが使用できる。
またアルキル化触媒としては、塩化アルミニウム、塩化
亜鉛、弗化水素酸などのフリーデルクラフツ型触媒、ま
たは硫酸、リン酸、ケイタングステン酸、活性白土等の
公知の触媒が用いられる。
亜鉛、弗化水素酸などのフリーデルクラフツ型触媒、ま
たは硫酸、リン酸、ケイタングステン酸、活性白土等の
公知の触媒が用いられる。
芳香族環のアルキル化の際に芳香族炭化水素1分子に対
してアルキリ基が1個だけでなく2個結合することもあ
り得るが、こうして得られるジアルキル芳香族化合物も
本発明の[II]成分として有効に使用できる。
してアルキリ基が1個だけでなく2個結合することもあ
り得るが、こうして得られるジアルキル芳香族化合物も
本発明の[II]成分として有効に使用できる。
本発明において[I]成分の配合割合は[I]成分と
[II]成分の合計量に対して80重量%以下であり、さ
らに混合物の粘度指数を高く保つため、一般に[I]/
[II]=80/20〜20/80(重量比)となるよう
な割合で両者を配合するのが好ましい。また、通常、両
者を配合した混合物の粘度は40℃で15〜500cSt
である。
[II]成分の合計量に対して80重量%以下であり、さ
らに混合物の粘度指数を高く保つため、一般に[I]/
[II]=80/20〜20/80(重量比)となるよう
な割合で両者を配合するのが好ましい。また、通常、両
者を配合した混合物の粘度は40℃で15〜500cSt
である。
本発明の冷凍機用潤滑油組成物に対して、さらに必要に
応じて従来より公知の冷凍機油用添加剤、例えばフエノ
ール系、アミン系の酸化防止剤、いおう系、りん系の油
性向上剤、シリコーン系の消泡剤、ベンゾトリアゾール
などの金属不活性化剤、エポキシ系、亜りん酸エステル
系の安価水素捕捉剤などを配合することも可能である。
応じて従来より公知の冷凍機油用添加剤、例えばフエノ
ール系、アミン系の酸化防止剤、いおう系、りん系の油
性向上剤、シリコーン系の消泡剤、ベンゾトリアゾール
などの金属不活性化剤、エポキシ系、亜りん酸エステル
系の安価水素捕捉剤などを配合することも可能である。
本発明の冷凍機用潤滑油組成物は各種の冷凍機に用いる
ことができるが、特に往復動式や回転式の圧縮式冷凍機
に有効に使用される。また本発明による冷凍機用潤滑油
組成物は特にハロゲン系冷媒を使用する冷凍機に対して
有効である。ここでいうハロゲン系冷媒とは炭化水素中
の水素を塩酸や弗素で置換した不燃性の化合物であり、
代表的には米国デユポン社よりフレオンの商品名で市販
されているフロンがある。このフロンとしてはフロン1
1,12,13,22,113,114,500および
502などが例示でき、これらの中でもフロン12また
は22を冷媒として用いる冷凍機に対して本発明の組成
物はより有効である。
ことができるが、特に往復動式や回転式の圧縮式冷凍機
に有効に使用される。また本発明による冷凍機用潤滑油
組成物は特にハロゲン系冷媒を使用する冷凍機に対して
有効である。ここでいうハロゲン系冷媒とは炭化水素中
の水素を塩酸や弗素で置換した不燃性の化合物であり、
代表的には米国デユポン社よりフレオンの商品名で市販
されているフロンがある。このフロンとしてはフロン1
1,12,13,22,113,114,500および
502などが例示でき、これらの中でもフロン12また
は22を冷媒として用いる冷凍機に対して本発明の組成
物はより有効である。
〈発明の実施例〉 以下、実施例および比較例により本発明の内容をより具
体的に説明する。なお使用した基油は以下のとおりであ
る。
体的に説明する。なお使用した基油は以下のとおりであ
る。
ポリグリコール油([I]成分) A;ポリオキシプロピレングリコールモノエーテル 日本油脂(株)製ニツサンユニルーブMB-11 動粘度 56.1cSt(@40℃),粘度指数 187 B;ポリオキシプロピレングリコールモノエーテル 日本油脂(株)製ニツサンユニルーブMB-38 動粘度 227cSt(@40℃),粘度指数 212 C;ポリオキシプロピレングリコールモノエーテル 三成化成工業(株)製ニユーポールLB-1300 動粘度 289cSt(@40℃),粘度指数 226 D;ポリオキシプロピレングリコールモノエーテル 日本油脂(株)製ニツサンユニルーブMB-700 動粘度 616cSt(@40℃),粘度指数 250 E;ポリオキシプロピレングリコールジエーテル 日本油脂(株)製ユニセーフAJ-8 動粘度 40.8cSt(@40℃),粘度指数 158 F;ポリオキシプロピレングリコールモノエーテル(5
0重量%)+ポリオキシプロピレングリコールジエーテ
ル(50重量%) 日本油脂(株)製ユニセーフDEF-40 動粘度 249cSt(@40℃),粘度指数 225 アルキル芳香族化合物([II]成分) A;弗化水素酸を触媒としてプロピレンポリマーをベン
ゼンにアルキル化することにより得られる分枝型長鎖ア
ルキルベンゼンを蒸留して採取した、炭素数12〜39
の分枝アルキル基を1〜2個有する分枝アルキルベンゼ
ン混合物 動粘度 29.4cSt(@40℃),粘度指数 0以下 B;灯油から抽出したn−パラフインを白金触媒によつ
て末端オレフインとし、弗化水素酸を触媒としてこの末
端オレフインをベンゼンにアルキル化することにより得
られる直鎖型長鎖アルキルベンゼンを蒸留して採取し
た、炭素数12〜35の直鎖アルキル基を1〜2個有す
る直鎖アルキルベンゼン混合物 動粘度 25.7cSt(@40℃),粘度指数 45 鉱油 A;中東原油を蒸留し、得られた潤滑油留分をフルフラ
ール処理、水素精製、深冷脱ろう処理し、次いで白土処
理することにより得られたパラフイン系精製鉱油 動粘度 31.5cSt(@40℃),粘度指数 98 B;米国ガルフコースト原油を蒸留し、得られた潤滑油
留分を水素精製、白土処理することにより得られたナフ
テン系精製鉱油 動粘度 29.8cSt(@40℃),粘度指数 0以下 実施例1〜12および比較例1〜19 第1表に示す組成により、[I]成分および[II]成分
を加熱して均一に溶解混合させ本発明による冷凍機用潤
滑油組成物を製造した(実施例1〜12)。この組成物に
対して下記に示す試験法によりその性能評価を行い、そ
の結果も第1表に併記した。
0重量%)+ポリオキシプロピレングリコールジエーテ
ル(50重量%) 日本油脂(株)製ユニセーフDEF-40 動粘度 249cSt(@40℃),粘度指数 225 アルキル芳香族化合物([II]成分) A;弗化水素酸を触媒としてプロピレンポリマーをベン
ゼンにアルキル化することにより得られる分枝型長鎖ア
ルキルベンゼンを蒸留して採取した、炭素数12〜39
の分枝アルキル基を1〜2個有する分枝アルキルベンゼ
ン混合物 動粘度 29.4cSt(@40℃),粘度指数 0以下 B;灯油から抽出したn−パラフインを白金触媒によつ
て末端オレフインとし、弗化水素酸を触媒としてこの末
端オレフインをベンゼンにアルキル化することにより得
られる直鎖型長鎖アルキルベンゼンを蒸留して採取し
た、炭素数12〜35の直鎖アルキル基を1〜2個有す
る直鎖アルキルベンゼン混合物 動粘度 25.7cSt(@40℃),粘度指数 45 鉱油 A;中東原油を蒸留し、得られた潤滑油留分をフルフラ
ール処理、水素精製、深冷脱ろう処理し、次いで白土処
理することにより得られたパラフイン系精製鉱油 動粘度 31.5cSt(@40℃),粘度指数 98 B;米国ガルフコースト原油を蒸留し、得られた潤滑油
留分を水素精製、白土処理することにより得られたナフ
テン系精製鉱油 動粘度 29.8cSt(@40℃),粘度指数 0以下 実施例1〜12および比較例1〜19 第1表に示す組成により、[I]成分および[II]成分
を加熱して均一に溶解混合させ本発明による冷凍機用潤
滑油組成物を製造した(実施例1〜12)。この組成物に
対して下記に示す試験法によりその性能評価を行い、そ
の結果も第1表に併記した。
・低温分離性試験 組成物を温度可変の恒温槽中に静置し、雰囲気温度を低
下させながらその外観を観察し、成分の分離が発生した
時の温度を分離温度とした。
下させながらその外観を観察し、成分の分離が発生した
時の温度を分離温度とした。
・動粘度 JIS K2283に基づいて測定した。
・粘度指数 JIS K2284に基づいて測定した。
・シールドチユーブ試験 組成物と冷媒(フロン12)の等容量混合物を銅、鉄触
媒と共にガラス管に封管し、150℃で240時間加熱
後、組成物の変色度および析出を観察した。なお変色度
は無色を0、こげ茶色を8とし、変色度の数値が小さい
ほど好ましい。
媒と共にガラス管に封管し、150℃で240時間加熱
後、組成物の変色度および析出を観察した。なお変色度
は無色を0、こげ茶色を8とし、変色度の数値が小さい
ほど好ましい。
また比較のため、第2表にその組成を示したとおり、
[II]成分の代わりに鉱油を用いた場合(比較例1〜1
2)、[II]成分を用いない場合(比較例13〜18)
および[I]成分の配合割合が多い場合(比較例19)
についても同様の性能評価を行い、その結果を第2表に
併記した。
[II]成分の代わりに鉱油を用いた場合(比較例1〜1
2)、[II]成分を用いない場合(比較例13〜18)
および[I]成分の配合割合が多い場合(比較例19)
についても同様の性能評価を行い、その結果を第2表に
併記した。
実施例1〜12は本発明による組成物である。第1表の
性能評価の結果から明らかなとおり、いずれの組成物も
非常な低温になつても配合した両成分の分離は発生して
おらず、しかもその粘度指数は配合した[II]成分であ
るアルキル芳香族化合物の粘度指数に比べて著しく高く
なつており、これは冷凍機圧縮機で使用した際にきわめ
て優れた密封性を示すものと思われる。しかもシールド
チユーブ試験の結果はいずれの組成物も変色度が小さく
析出物も生成しないなどきわめて良好であり、ハロゲン
系冷媒共存下で著しく良好な耐熱性を持つことがわか
る。
性能評価の結果から明らかなとおり、いずれの組成物も
非常な低温になつても配合した両成分の分離は発生して
おらず、しかもその粘度指数は配合した[II]成分であ
るアルキル芳香族化合物の粘度指数に比べて著しく高く
なつており、これは冷凍機圧縮機で使用した際にきわめ
て優れた密封性を示すものと思われる。しかもシールド
チユーブ試験の結果はいずれの組成物も変色度が小さく
析出物も生成しないなどきわめて良好であり、ハロゲン
系冷媒共存下で著しく良好な耐熱性を持つことがわか
る。
それに対し、比較例1〜12はポリグリコール油に対す
る配合材料としてアルキル芳香族化合物でなく、冷凍機
油として通常用いられる低流動点パラフイン系鉱油また
はナフテン系鉱油を用いた組成物である。第2表の性能
評価の結果からわかるとおり、わずかな例外的組み合わ
せを除き、ほとんどが0℃以上の高い温度で両成分の分
離が発生しており、冷凍機油として実用できないことは
明らかである。また例外的に分離温度が比較的低い組み
合わせにおいても、シールドチユーブ試験の結果は本発
明の実施例の組成物より著しく劣っており、冷凍機油と
しては不十分な性能しか有していないことがわかる。
る配合材料としてアルキル芳香族化合物でなく、冷凍機
油として通常用いられる低流動点パラフイン系鉱油また
はナフテン系鉱油を用いた組成物である。第2表の性能
評価の結果からわかるとおり、わずかな例外的組み合わ
せを除き、ほとんどが0℃以上の高い温度で両成分の分
離が発生しており、冷凍機油として実用できないことは
明らかである。また例外的に分離温度が比較的低い組み
合わせにおいても、シールドチユーブ試験の結果は本発
明の実施例の組成物より著しく劣っており、冷凍機油と
しては不十分な性能しか有していないことがわかる。
また比較例13〜18は本発明の[I]成分であるポリ
グリコール油を単独で用いたもの、および比較例19は
[I]、[II]成分を併用しているものの、[I]成分
の配合割合が多い場合であるが、シールドチユーブ試験
の結果はきわめて不良であり、本発明の実施例の組成物
より大きく劣っている。
グリコール油を単独で用いたもの、および比較例19は
[I]、[II]成分を併用しているものの、[I]成分
の配合割合が多い場合であるが、シールドチユーブ試験
の結果はきわめて不良であり、本発明の実施例の組成物
より大きく劣っている。
実施例13および比較例20 第3表に示す組成により、本発明による冷凍機用潤滑油
組成物(実施例13)および比較のため[II]成分の代
わりにナフテン系鉱油を用いた組成物(比較例20)を
製造した。
組成物(実施例13)および比較のため[II]成分の代
わりにナフテン系鉱油を用いた組成物(比較例20)を
製造した。
有効内容積約200の家庭用2ドア冷蔵庫を雰囲気温
度30℃、湿度75%に保つた恒温室に入れ、実施例1
3および比較例20の組成物を用いて、冷凍室が−18
℃、冷蔵室が3℃になるような条件で500時間の連続
運転試験を行い、冷蔵庫の運転性の評価および消費電力
の測定を行つた。また冷蔵庫の蒸発器と圧縮機の間に戻
り油採取のためのサンプリング弁をとりつけ、運転中の
戻り油の状態を評価した。それらの結果も第3表に併記
した。
度30℃、湿度75%に保つた恒温室に入れ、実施例1
3および比較例20の組成物を用いて、冷凍室が−18
℃、冷蔵室が3℃になるような条件で500時間の連続
運転試験を行い、冷蔵庫の運転性の評価および消費電力
の測定を行つた。また冷蔵庫の蒸発器と圧縮機の間に戻
り油採取のためのサンプリング弁をとりつけ、運転中の
戻り油の状態を評価した。それらの結果も第3表に併記
した。
第3表の結果から明らかなとおり、本発明による実施例
13の組成物は試験前後で粘度の変化は見られず、全運
転期間を通じて運転状態は良好であつた。また吸入冷媒
に同伴されて圧縮機に戻る戻り油は均一透明であり、冷
凍サイクルの低温部で成分の分離は発生しておらず、そ
の組成も初期の充てん油と全く同じであつた。さらに消
費電力量も比較例20に比べて低く、省エネルギー効果
も期待できることがわかつた。
13の組成物は試験前後で粘度の変化は見られず、全運
転期間を通じて運転状態は良好であつた。また吸入冷媒
に同伴されて圧縮機に戻る戻り油は均一透明であり、冷
凍サイクルの低温部で成分の分離は発生しておらず、そ
の組成も初期の充てん油と全く同じであつた。さらに消
費電力量も比較例20に比べて低く、省エネルギー効果
も期待できることがわかつた。
それに対し、比較例20の組成物は、新油の粘度は実施
例13のものとほとんど同じであつたが、500時間の
運転後には顕著な粘度低下が見られた。また初期の運転
状態は良好であつたが次第に不調となり、戻り油の外観
も白濁していて低温部で成分の分離が起こつていること
が明らかとなつた。さらに戻り油の組成をみると、初期
充てん油に比べナフテン系鉱油の比率が増加していた
が、これは組成物が低温部で高粘度のポリグリコール油
と低粘度のナフテン系鉱油に分離し、ナフテン系鉱油の
みが低粘度であるため吸入冷媒に容易に同伴されてクラ
ンクケースに戻つてくることを示すものである。このた
めにクランクケース油の粘度が低下し、運転状態が徐々
に悪化していくものと考えられる。
例13のものとほとんど同じであつたが、500時間の
運転後には顕著な粘度低下が見られた。また初期の運転
状態は良好であつたが次第に不調となり、戻り油の外観
も白濁していて低温部で成分の分離が起こつていること
が明らかとなつた。さらに戻り油の組成をみると、初期
充てん油に比べナフテン系鉱油の比率が増加していた
が、これは組成物が低温部で高粘度のポリグリコール油
と低粘度のナフテン系鉱油に分離し、ナフテン系鉱油の
みが低粘度であるため吸入冷媒に容易に同伴されてクラ
ンクケースに戻つてくることを示すものである。このた
めにクランクケース油の粘度が低下し、運転状態が徐々
に悪化していくものと考えられる。
実施例14,15および比較例21 第4表に示す組成により、本発明による冷凍機用潤滑油
組成物(実施例14,15)および比較のためナフテン
系鉱油のみ(比較例21)を用い、ベーン回転式冷媒圧
縮機を1000時間運転し、その運転性の評価および冷
凍能力、成績係数の測定を行つた。また蒸発器からの戻
り油の状態についても評価した。その結果を第4表に示
す。なお、冷媒にはフロン12を用い、冷媒圧縮機運転
条件は高圧圧力15kg/cm2G、低圧圧力2kg/cm2G、回転
速度1800rpmであつた。
組成物(実施例14,15)および比較のためナフテン
系鉱油のみ(比較例21)を用い、ベーン回転式冷媒圧
縮機を1000時間運転し、その運転性の評価および冷
凍能力、成績係数の測定を行つた。また蒸発器からの戻
り油の状態についても評価した。その結果を第4表に示
す。なお、冷媒にはフロン12を用い、冷媒圧縮機運転
条件は高圧圧力15kg/cm2G、低圧圧力2kg/cm2G、回転
速度1800rpmであつた。
第4表の結果から明らかなとおり、本発明による実施例
14および15の組成物の場合には、冷凍能力および成
績係数は高く、試験前後で冷媒圧縮機の性能低下はみら
れず、また使用油の粘度低下もなく、蒸発器からの戻り
油は均一透明であつた。さらに、試験後冷媒圧縮機を分
解したところベーン、シリンダー、ロータに異常なき
ず、摩耗はみられなかつた。
14および15の組成物の場合には、冷凍能力および成
績係数は高く、試験前後で冷媒圧縮機の性能低下はみら
れず、また使用油の粘度低下もなく、蒸発器からの戻り
油は均一透明であつた。さらに、試験後冷媒圧縮機を分
解したところベーン、シリンダー、ロータに異常なき
ず、摩耗はみられなかつた。
それに対し、比較例21の場合には、初期の冷凍能力お
よび成績係数が低く、これらは1000時間の運転によ
りさらに低下し、使用後の油の粘度も低下していた。ま
た試験後冷媒圧縮機を分解したところ、ベーン、シリン
ダーの摩耗が大きく、ロータにはきずがみられた。
よび成績係数が低く、これらは1000時間の運転によ
りさらに低下し、使用後の油の粘度も低下していた。ま
た試験後冷媒圧縮機を分解したところ、ベーン、シリン
ダーの摩耗が大きく、ロータにはきずがみられた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 40:30 (56)参考文献 特開 昭60−88094(JP,A) 特開 昭59−113095(JP,A) 特公 昭53−17602(JP,B1) 特公 昭57−42119(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】[I]次式 [上式中、R1およびR3は同一でも異なっていてもよ
く、水素、炭化水素基またはアシル基を、またR2はア
ルキレン基をそれぞれ示し、nは1〜6、mはm×nが
2以上となる数を示す] で表される粘度指数130以上のポリグリコール油およ
び [II]炭素数12〜40の直鎖または分枝アルキル基を
側鎖として1〜2個有する単環あるいは二環のアルキル
芳香族化合物 を必須成分として配合してなり、かつ[I]成分の割合
が[I]成分と[II]成分の合計量に対して80重量%
以下であることを特徴とする冷凍機用潤滑油組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60121478A JPH0631363B2 (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | 冷凍機用潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60121478A JPH0631363B2 (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | 冷凍機用潤滑油組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61281199A JPS61281199A (ja) | 1986-12-11 |
| JPH0631363B2 true JPH0631363B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=14812144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60121478A Expired - Fee Related JPH0631363B2 (ja) | 1985-06-06 | 1985-06-06 | 冷凍機用潤滑油組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631363B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104132472A (zh) * | 2014-07-16 | 2014-11-05 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 空调系统 |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2590143B2 (ja) * | 1987-10-28 | 1997-03-12 | 出光興産株式会社 | 水素含有フロン冷媒用潤滑油組成物 |
| JPH06102792B2 (ja) * | 1987-10-30 | 1994-12-14 | 出光興産株式会社 | フッ素含有アルカン冷媒用潤滑油 |
| KR940001530B1 (ko) | 1987-10-30 | 1994-02-23 | 이데미쓰 고산 가부시끼가이샤 | 플론 냉매용 윤활유 |
| US5543068A (en) * | 1988-04-08 | 1996-08-06 | Japan Energy Corporation | Lubricating oils for flon compressors, compositions adapted for flon compressors and composed of mixtures of said lubricating oils and flon, and process for lubricating flon compressor by using said lubricating oils |
| EP0406433B9 (en) * | 1988-11-11 | 2007-10-10 | Asahi Glass Company Ltd. | Tetrafluoroethane composition for a regrigerator |
| JPH0768534B2 (ja) * | 1988-12-06 | 1995-07-26 | 出光興産株式会社 | 圧縮型冷凍機用潤滑油 |
| JP2769121B2 (ja) * | 1988-12-06 | 1998-06-25 | 出光興産株式会社 | 圧縮型冷凍機用潤滑油 |
| JP2774451B2 (ja) * | 1988-12-06 | 1998-07-09 | 出光興産株式会社 | 圧縮型冷凍機用潤滑油の製造方法 |
| JP2930963B2 (ja) * | 1988-12-24 | 1999-08-09 | 出光興産株式会社 | フロン冷媒用潤滑油組成物 |
| JPH02287480A (ja) * | 1989-04-28 | 1990-11-27 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
| US5156768A (en) * | 1991-04-05 | 1992-10-20 | Allied-Signal Inc. | Stabilized chlorine-containing refrigeration compositions |
| JP2831969B2 (ja) * | 1996-04-05 | 1998-12-02 | 株式会社ジャパンエナジー | カーエアコン用のフロン圧縮機に用いる潤滑油 |
| CN104101138B (zh) * | 2014-07-16 | 2017-03-29 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 空调系统 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5317602A (en) * | 1976-08-02 | 1978-02-17 | Agency Of Ind Science & Technol | Apparatus for gasification of coals by molten salt method |
| JPS5742119A (en) * | 1980-08-27 | 1982-03-09 | Mitsubishi Electric Corp | Decompression cvd device |
| JPS59113095A (ja) * | 1982-12-17 | 1984-06-29 | Hitachi Ltd | 冷凍機油組成物 |
| JPS6088094A (ja) * | 1983-10-20 | 1985-05-17 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 潤滑油組成物 |
-
1985
- 1985-06-06 JP JP60121478A patent/JPH0631363B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104132472A (zh) * | 2014-07-16 | 2014-11-05 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 空调系统 |
| CN104132472B (zh) * | 2014-07-16 | 2017-03-29 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 空调系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61281199A (ja) | 1986-12-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR0131690B1 (ko) | 압축형 냉동기용 윤활유 | |
| CN102844417B (zh) | 含有二氧化碳制冷剂的制冷油和组合物 | |
| JPS6152880B2 (ja) | ||
| JP2514090B2 (ja) | 冷凍冷蔵装置用潤滑油組成物 | |
| EP1792970B1 (en) | Refrigerator oil composition containing an aromatic sulfur compound | |
| JPH0631363B2 (ja) | 冷凍機用潤滑油組成物 | |
| CN112410094B (zh) | 冷冻机油基础油、冷冻机油及冷冻机用工作流体组合物 | |
| KR20140125786A (ko) | 디플루오로메탄을 포함하는 작동 유체용 폴리에스테르 윤활유 | |
| KR0152537B1 (ko) | 압축식 냉동 시스템의 윤활방법 | |
| JP2556548B2 (ja) | フロン圧縮機に用いる潤滑油 | |
| JPH0328297A (ja) | 冷凍機油組成物 | |
| JP2595346B2 (ja) | カーエアコン用冷凍機油組成物 | |
| TWI411673B (zh) | Frozen oil composition | |
| CA2375594C (en) | Refrigerator lubricant composition comprising an aliphatic substituted naphthalene with carbon dioxide as refrigerant | |
| JPH0823030B2 (ja) | カーエアコン用冷凍機油組成物 | |
| CN112251272A (zh) | 一种冷冻机油组合物 | |
| JPH0819430B2 (ja) | 冷凍冷蔵装置用冷凍機油組成物 | |
| CN1869178B (zh) | 冷冻机用润滑油组合物 | |
| US4355960A (en) | Compressor refrigeration system utilizing thermally stable refrigeration lubricants containing alkyl polyhalophenyl ethers | |
| JPH02281098A (ja) | フッ化アルカン冷媒用冷凍機油 | |
| JP7470825B2 (ja) | ナフチルフェニルエーテル化合物およびそれを含む潤滑油組成物 | |
| CN115353921A (zh) | 用于冷冻机油的抗磨剂、冷冻机油及工作流体组合物 | |
| KR940001530B1 (ko) | 플론 냉매용 윤활유 | |
| WO2000063326A1 (en) | Lubricant for refrigerating machine employing ammonia refrigerant | |
| JPH09302370A (ja) | 冷凍機作動流体用組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |