JPH06314660A - 薄膜形成法及びその装置 - Google Patents

薄膜形成法及びその装置

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JPH06314660A
JPH06314660A JP15574093A JP15574093A JPH06314660A JP H06314660 A JPH06314660 A JP H06314660A JP 15574093 A JP15574093 A JP 15574093A JP 15574093 A JP15574093 A JP 15574093A JP H06314660 A JPH06314660 A JP H06314660A
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JP
Japan
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reaction
thin film
gas
reaction furnace
furnace
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Application number
JP15574093A
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English (en)
Inventor
Kenji Hiramatsu
健司 平松
Hiroshi Onishi
寛 大西
Noriko Morita
訓子 森田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜質の向上、膜厚・膜質の均質化及び成膜の
低温化を図る。 【構成】 高出力パルスプラズマCVD法において、複
数の反応ガスを予め混合してチャンバ201内に導入
し、in−situで膜厚分布を計測し、ガス導入条件
を制御するとともに、膜厚分布の均一化を図るためにチ
ャンバ201内に多孔板213を配置した。また、膜質
の向上のために、分解エネルギーの高いガスの1周期当
りの導入回数を増やし、さらに分解補助・不純物除去作
用を有するガスを導入した。また、反応ガス導入管56
にガス活性手段231を設けた。さらに、基板に印加さ
れた負のパルスバイアス74のパルス幅、振幅、および
RF供給パルス71とのタイミングのうち少なくとも1
つを変化させて成膜を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原料ガスをプラズマ
により分解・反応させ、例えば金型等の表面へ薄膜を低
温成膜する薄膜形成法及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プラズマCVDによる薄膜形成法は、プ
ラズマによる原料ガスの分解が気相中で行われるため、
通常の熱CVDと比較して低温成膜が可能であり、半導
体や金型等の表面への薄膜形成に用いられている。この
プラズマCVD法においては、通常連続放電を用いるこ
とが多いが、最近は放電をパルス化したパルスプラズマ
CVD法も用いられている。図26は特開平4−180
569号公報に示された従来のパルスプラズマCVD法
による薄膜形成装置を示す図である。図において動作を
説明すると、このプラズマCVD装置10では、プラズ
マ放電用の電源としてパルスDC電源11が使用されて
いる。このパルスDC電源11は反応室12内の電極1
3と接続されている。この反応室12には、ガス供給系
14が接続され、反応室12内のガス吹出口15から内
部に反応ガスが供給されると共に、排気系16が接続さ
れ反応室12内を所定の圧力に保持できるようになって
いる。そして、反応室12内の電極13上に成膜すべき
基体17を設置し、パルスDC電源11による放電によ
って成膜すべき材料を含む反応ガスを解離・電離させて
プラズマ化し原料を活性化すると共に、基体17の表面
での化学反応を利用して基体17に薄膜を形成するよう
になっている。
【0003】ここで用いるパルスDC放電電源11は、
図27に示すような正、負の矩形の電圧を出力すること
ができ、また制御装置18によりパルス幅:a、パルス
高さ:V、周波数:fが可変であり、これらを操作する
ことにより成膜される膜の膜質、構造等を制御してい
る。
【0004】また、特開昭62−50472号公報にお
いてもパルスプラズマCVD法が用いられている。図2
8はここで用いられた1装置図である。図において、放
電電極21とアース電極20間でRF放電をパルス的に
行い、上記アース電極上に設置された基体22上に所望
の薄膜を堆積させる。
【0005】図29はその際用いられるRF電力と反応
ガスの供給パターンを示している。ここでは反応ガスも
パルス供給しており、N2 、SiH4 、Arをそれぞれ
(b)、(c)、(d)のように供給している。このガ
ス供給にあわせてRF電力を(a)のように投入し、パ
ルス的に放電を発生させている。ここでArは、N2
SiH4 のガス交換を促進するために供給されている。
また、文献“スィンソリッド フィルムズ 191号
135頁(1990年)”(Thin Solid Films 191
(1990)135)においてもこのパルスプラズマC
VD法が用いられており、Trimethyl Aluminium (TM
A)、Ar、H2 によりA1膜が形成されている。炭素
系の材料ガスを用いる場合、膜中に炭素が不純物して残
る問題があった。ここでは、TMAを供給・分解した
後、水素プラズマを用いてCHとして炭素を除去し、
問題の解決を図っている。
【0006】一方、金型材としては、その目的に応じ、
すなわち納期・加工精度等を考慮して、S55C、SK
D−11、SUS等の材料が用いられてきた。金型の製
造工期は金型の加工性により左右され、金型の加工には
多大な時間と労力を要するため、加工性の良い材料の出
現が期待されていた。特に、成形温度が200℃以下の
低温で使用されるモールド用簡易金型に対しては、加工
性がよく、短納期化、軽量化が実現でき、トータルとし
てのコストも低減可能な材料であるアルミニウムまたは
アルミニウム合金を用いた金型が普及している。
【0007】しかし、アルミニウムまたはアルミニウム
合金は硬度が低く(高いものでHvが200程度)耐摩
耗性に乏しいため、金型の寿命が短くなり易いという欠
点があり、またガラス入の樹脂には耐摩耗性の観点から
不適当であるという欠点もあり、適用範囲が限定されて
いた。これに対し本出願人は、アルミニウムまたはアル
ミニウム合金により製造された金型の表面硬さを向上さ
せる表面処理方法についての発明を出願し(例えば、特
開平3−267358号公報、特開平4−161308
号公報、特開平4−263061号公報等参照)、アル
ミニウムまたはアルミニウム合金の強度不足による問題
の一解決例を示した。本出願人の解決例として、高出力
RFパルス放電により断続的に導入された反応ガスを分
解して膜を形成する手法(以下、高出力パルスプラズマ
CVDと称する)を利用しているが、膜の高品質化に係
わる点、すなわち組成制御や均一成膜等については言及
していない。
【0008】図30は従来の高出力パルスプラズマCV
D装置を示す構成図であり、図において、31はチャン
バ、32,33は電極、34はRF電源、35はマッチ
ングボックス、36はパルスジェネレータ、37は真空
計、38は反応ガスボンベまたはシリンダ、39はマス
フロコントローラ(流量制御装置)、40はバッファタ
ンク、41は例えばピエゾバルブからなる高速応答バル
ブ、42は基板である。
【0009】次に動作について説明する。このCVD装
置では、反応ガスボンベまたはシリンダ38から供給さ
れた反応ガスはマスフロコントローラ39により、各々
のガス流量が設定され、一旦バッファタンク40に貯め
られ、高速応答バルブ41を介して真空排気されたチャ
ンバ31内に導入される。導入された反応ガスがチャン
バ31内に拡散すると、電源34より供給され、マッチ
ングボックス35を介してチャンバ31内に投入され、
電極32,33間に印加されたRFパワーにより、反応
ガスはプラズマ化され分解し、基板42上に所望の膜が
形成される。反応ガスが導入される高速応答バルブ41
とRFパワーの投入はパルスジェネレータ36により同
期される。なお、導入された反応ガスは真空計37によ
り圧力モニタされる。また、必要に応じて、文献“ヴァ
キュウム,38巻8−10号,627−631頁(19
88年)”(Vacuum,vol38,No.8−1
0(1988),627−631)のように、基板冷却
のために、電極32,33に水冷管を設けることがあ
る。
【0010】図31に具体的な操作例を示す。この図は
成膜の際のガス導入、RF放電のシーケンスを示すもの
で、例えば、Si4 膜を形成する場合、原料ガス
として、SiH4 (シラン)とN2 (窒素)を用いる。
放電を安定化させるためにArガスを加えることもある
が、直接的に反応には関与せず、放電のエネルギーロス
を引き起こすこともない。SiH4 とN2 の流量は、所
望する成膜速度と分解効率、組成比Si:N=3:4か
ら単位時間当りチャンバ中に供給されるべき必要量を算
定しこれにより決定される。これにはチャンバの大き
さ、処理面積も関係する。ガスが供給されてから、RF
パワーが投入されるまでの時間は、ガスがチャンバ中に
拡散するのに必要な時間から決定し、全体の周期Tはガ
スがチャンバ中を通過し、チャンバ中のガスが完全交換
するのに必要な時間から決定する。放電のパルス幅は、
導入された原料ガスが分解に要する時間により決定され
る。以上により基板上には、膜厚が均一で、組成の制御
された膜が形成される。また、図32は特開昭62−5
0472号公報に示されたガス導入のシーケンスの一例
であり、この場合においても膜厚が均一で組成の制御さ
れたSiN膜を形成することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パルスプラ
ズマCVD法を用いた薄膜形成においては、放電のパル
ス化による平均投入電力の低減、高尖頭値化による反応
ガスの分解促進等により低温成膜が可能になると言われ
ているにもかかわらず、薄膜の種類によっては、十分低
温で成膜できないものがあった。特に塩素系の反応物を
用いた系では、低温成膜時にClが抜けなかった。ま
た、プラズマにより活性化されたHは炭素引き抜きに用
いられていたものの、Cl引き抜きには用いられていな
い。また、パルス放電では定常放電とは異なり、毎回放
電を立ち上げるため、平衡状態に達するまでに多種のイ
オンが発生し、そのイオン密度の時間変化も大きいにも
拘らず、こうした現象を考慮した薄膜形成の制御はなさ
れていない。さらに、パルス放電を用いる際、安定した
放電が発生しにくいという問題点があった。
【0012】また、高出力パルスプラズマCVD装置を
用いた成膜方法では、導入されたガスを十分に分解でき
るだけのRFパワーやそのパルス幅が確保できればよい
が、大面積に処理しようとしてチャンバを大型化したり
ポンプの排気能力に限界があり、放電開始電圧を維持で
きる圧力調整が難しかったりする場合、RF電源の能力
にも限界があるため、プロセスとしてパワー不足あるい
はパワー密度不足、パルス幅不足等の問題が生じる。そ
のため、組成制御や不純物の除去に対する具体策がなさ
れず、設計通りの膜を成膜することが難しいという問題
点があった。また、膜厚分布の均一化に対しても同様
で、大面積化に対してはガスがチャンバ中で拡散したタ
イミングを算定してRF放電を生じさせる方法にも限界
があり、さらにチャンバ中にガスが導入される際、バッ
ファタンクの圧力とピエゾバルブの開放時間により各々
のガスの流速が異なるためガスの種類によりチャンバ内
での分布も異なり、これが膜質の不均一あるいは膜厚の
不均一な分布を引き起こす要因となっていた。
【0013】一方、従来のプラズマCVD法において
は、組成制御法として、ガス流量・流量比を制御する、
不純物引き抜き効果のあるガスを添加する等の方法をと
っている。この手法をパルスプラズマCVD法に適用し
ようとすると、ガス流量・流量比を制御する場合、前述
したように、RF電源能力の問題からRF放電の1パル
ス当りのエネルギーで分解できる反応ガス量には限界が
あるので、成膜速度が低下する。また、不純物引き抜き
効果のあるガスを添加する手法を用いる場合、例えば、
文献“スィン ソリッド フィルムズ 191号 13
5−145頁(1990)”(Thin Solid Films,19
1(1990)135−145)中のFig.5やFi
g.6に記載されているように水素のパルス的導入回数
をふやすことにより炭素の含有量を低減し、抵抗値を低
減する効果が認められている。しかし、このようなメイ
ンのパルス放電の後の水素ガスの放電を繰り返し行う場
合、水素ガス単独では放電開始、また維持させにくい等
の問題点があった。
【0014】また、従来のプラズマCVD法において
は、膜厚の均一化として、反応ガス導入ガスノズルまた
は導入口を工夫し、ガスをシャワー状に供給できるよう
にする(例えば、実開平2−131550号公報「プラ
ズマCVD装置の電極構造」参照のこと)、あるいは反
応チャンバ内の処理圧を低下させ拡散を促進させる、基
板温度を上昇させる、基板保持台に回転機構を設ける等
の手法が採られていた。しかし、この手法をパルスプラ
ズマCVD法に適用しようとすると、ガスノズルや電極
構造を改造してもガスを断続的に供給する効果がなくな
るという問題点があった。一般に反応チャンバ内の処理
圧はパルスプラズマCVD法の方が通常のプラズマCV
D法よりも元々低いので、基板温度を上昇させるとアル
ミニウムまたはアルミニウム合金からなる基材に損傷が
生じ易く、基板保持台に回転機構を設けると発塵の原因
となる等の問題点があった。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、品質の優れた膜を低温で形成す
るとともに、膜質及び膜厚分布を制御することができる
薄膜形成法及びその装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る薄
膜形成法は、基板に負のDCパルスバイアスを印加し、
このDCパルスバイアスのパルス幅、振幅、およびRF
供給パルスとのタイミングのうち少なくとも1つを変化
させて成膜を行うものである。
【0017】また、請求項2の発明に係る薄膜形成法
は、反応ガスの1つとして塩化物を用い、上記塩化物の
供給・分解過程と、塩化物を供給しないでプラズマ中で
活性化された水素により塩素を引き抜く過程とを備える
ものである。
【0018】また、請求項3の発明に係る薄膜形成法
は、請求項2の塩素引き抜き過程と共に塩化物を供給し
ないで所望の組成を得るための膜合成過程を備えるもの
である。
【0019】また、請求項4の発明に係る薄膜形成法
は、放電安定化用のArガスを少なくともRF電圧印加
時に存在するように供給し、かつ反応炉内が激しく圧力
変化しないように供給量を徐々に変化させるものであ
る。
【0020】また、請求項5の発明に係る薄膜形成法
は、通常のパルス放電の間に、このパルス放電より短い
周期でArのみのパルスプラズマを発生させるものであ
る。
【0021】また、請求項6の発明に係る薄膜形成法
は、複数の反応ガスのうち、解離エネルギーの高いガス
の1周期当りの断続的導入回数を解離エネルギーの低い
ガスより多くし、ガスの分解を促進させるものである。
【0022】また、請求項7の発明に係る薄膜形成法
は、複数の反応ガスを分解・プラズマ化する際に、解離
エネルギーの高いガスを分解するのを助け、かつ膜中不
純物を除去する作用を有する補助ガスを解離エネルギー
の高いガスと同時に導入し、該解離エネルギーの高いガ
スの分解を促進させ、次いでこの補助ガスを分解・プラ
ズマ化し活性化させて膜中の不純物を除去するものであ
る。
【0023】また、請求項8の発明に係る薄膜形成法
は、複数の反応ガスのうち2種以上の反応ガスを予め混
合した後にこの混合ガスを反応炉内に導入するものであ
る。
【0024】また、請求項9の発明に係る薄膜形成法
は、複数の反応ガスのうち、単独で導入する反応ガスを
予め活性化した後に反応炉内に導入するものである。
【0025】また、請求項10の発明に係る薄膜形成法
は、成膜中の膜厚分布に応じて上記複数の反応ガスを選
択導入し、これら選択された反応ガスの各々の導入時期
に同期してRF放電を生じさせ、これらの反応ガスを分
解するものである。
【0026】また、請求項11の発明に係る薄膜形成装
置は、電極間に絶縁物から構成される支持体により支持
され、反応ガスの分解生成物を通過させる穴が形成され
た板を設置し、この分解生成物を穴を通過させた後に基
板上に堆積させ膜とするものである。
【0027】また、請求項12の発明に係る薄膜形成装
置は、複数の反応ガス導入管各々に分岐管を設け、これ
ら分岐管と反応炉との間にこれら分岐管各々から導入さ
れる反応ガスを混合し均一な混合ガスとする混合室を設
けたものである。
【0028】また、請求項13の発明に係る薄膜形成装
置は、反応ガス導入管各々の反応炉側及び混合室と反応
炉との間それぞれに断続開閉可能な開閉機構を設け、こ
れら開閉機構に、これら開閉機構の開閉を制御するため
の制御手段を設けたものである。
【0029】また、請求項14の発明に係る薄膜形成装
置は、反応ガス導入管各々の反応炉側に、反応ガスを活
性化するためのガス活性手段を設けたものである。
【0030】また、請求項15の発明に係る薄膜形成装
置は、反応ガス導入管各々に、複数の分岐管のいずれか
を選択する分岐管選択手段を設け、これら分岐管選択手
段の複数の分岐管各々に、これら分岐管により導入され
る反応ガスを混合する混合室を設けたものである。
【0031】また、請求項16の発明に係る薄膜形成装
置は、複数の混合室と反応炉との間各々に断続開閉可能
な開閉機構を設け、これら開閉機構に該開閉機構の開閉
を制御する制御手段を設けたものである。
【0032】また、請求項17の発明に係る薄膜形成装
置は、反応炉内に成膜中の膜厚分布を測定するための膜
厚分布測定手段を設け、前記制御手段に、膜厚分布に応
じて導入する反応ガスを選択し、導入される各反応ガス
または各混合反応ガスのいずれかの導入時期に同期して
各々RF放電を生じさせるRF放電制御手段を設けたも
のである。
【0033】
【作用】請求項1の発明における薄膜形成法は、基板に
負のDCパルスバイアスを印加し、このDCパルスバイ
アスのパルス幅、振幅、およびRF供給パルスとのタイ
ミングのうち少なくとも1つを変化させて成膜を行うの
で、発生する各種イオンから成膜に効果のあるイオンを
選択して成膜できることから、膜質の制御が可能となり
高品質の膜を低温で形成することができる。
【0034】また、請求項2の発明における薄膜形成法
は、反応ガスの1つとして塩化物を用い、上記塩化物の
供給・分解過程と、塩化物を供給しないでプラズマ中で
活性化された水素により塩素を引き抜く過程とを備える
ので、塩化物が未分解のまま堆積することを防止し、低
温でCl量の少ない膜を得ることができる。
【0035】また、請求項3の発明における薄膜形成法
は、請求項2の塩素引き抜き過程と共に塩化物を供給し
ないで所望の組成を得るための膜合成過程を備えるの
で、低温でCl量の少ない高品質な合成膜を得ることが
できる。
【0036】また、請求項4の発明における薄膜形成法
は、放電安定化用のArガスを少なくともRF電圧印加
時に存在するように供給し、かつ反応炉内が激しく圧力
変化しないように供給量を徐々に変化させるので、RF
電力や反応ガスの供給パルス周期を長くしても、安定な
放電が得られ成膜が行える。
【0037】また、請求項5の発明における薄膜形成法
は、通常のパルス放電の間に、このパルス放電より短い
周期でArのみのパルスプラズマを発生させるので、R
F電力や反応ガスの供給パルス周期を長くしても、安定
な放電が得られ成膜が行える。
【0038】また、請求項6の発明における薄膜形成法
は、複数の反応ガスのうち、解離エネルギーの高いガス
の1周期当りの断続的導入回数を解離エネルギーの低い
ガスより多くするので、RF放電の1パルス当りのエネ
ルギーで分解できるガス量に限界があった場合において
も、解離エネルギーの高いガスの導入量をRF放電の1
パルス当りのエネルギーで分解できる量に制御すること
により、簡便に組成制御を行うことが可能となる。従っ
て、化学量論的組成に近い薄膜を形成することが可能と
なる。
【0039】また、請求項7の発明における薄膜形成法
は、複数の反応ガスを分解・プラズマ化する際に、解離
エネルギーの高いガスを分解するのを助け、かつ膜中不
純物を除去する働きを有する補助ガスを解離エネルギー
の高いガスと同時に導入するので、RF放電により補助
ガスが分解し、生成した活性なラジカルが解離エネルギ
ーの高いガスの分解を促進させ、また、第3体効果によ
り衝突頻度が向上し解離エネルギーの高いガスの分解を
促進させる。また、この補助ガスをRF放電により分解
・プラズマ化し活性化することにより、膜中の不純物を
効果的に除去する。
【0040】また、請求項8の発明における薄膜形成法
は、複数の反応ガスのうち、2種以上の反応ガスを予め
混合した後に反応炉内に導入するので、反応炉内におけ
るこれらの反応ガスの分布がほぼ均一となり、基板上に
形成される膜の組成が均一となる。
【0041】また、請求項9の発明における薄膜形成法
は、単独で導入する反応ガスを予め活性化した後に反応
炉内に導入するので、このガスの導入に対してはRF放
電を生じさせる必要がなく、平均パワーを抑制すること
ができ、一層低温化を進めることが可能となる。また、
このガスは活性化されているので不純物の堆積を抑制す
ることが可能となる。
【0042】また、請求項10の発明における薄膜形成
法は、成膜中の膜厚分布に応じて複数の反応ガスを選択
導入し、これら反応ガスの各々の導入時期に同期してR
F放電を生じさせるので、反応炉内のガス導入口から排
気口に至る反応ガスの分布を制御し、膜厚の分布が均一
化する。従って、より精度の高い膜厚及び膜質の均一化
を図ることが可能になる。
【0043】また、請求項11の発明における薄膜形成
装置は、電極間に絶縁物からなる支持体により支持さ
れ、穴が形成された板を設置したので、プラズマにより
分解した反応ガスの分解物を穴を有する板を通過させる
ことにより、付着確率の高い物質をこの板に付着させて
分解物から除去し、膜厚及び膜質の均一な薄膜が得られ
る。
【0044】また、請求項12の発明における薄膜形成
装置は、複数の反応ガス導入管各々に分岐管を設け、こ
れら分岐管と反応炉との間に反応ガスを混合する混合室
を設けたので、反応炉内の複数の反応ガス各々の分布が
均一となり、膜厚及び膜質の均一な薄膜が得られる。
【0045】また、請求項13の発明における薄膜形成
装置は、複数の反応ガス導入管各々の反応炉側及び混合
室と反応炉との間各々に断続開閉可能な開閉機構を設
け、これら開閉機構に開閉を制御する制御手段を設けた
ので、反応炉内への反応ガスの導入量を制御することが
でき、反応炉内の反応ガスの経時的な組成変動が小さく
なる。従って、膜厚及び膜質が一層均一な薄膜が得られ
る。
【0046】また、請求項14の発明における薄膜形成
装置は、複数の反応ガス導入管各々の反応炉側に、反応
ガスを活性化するガス活性手段を設けたので、RF放電
を生じさせることなく反応ガスを活性化し、平均パワー
を抑制することが可能になる。
【0047】また、請求項15の発明における薄膜形成
装置は、複数の反応ガス導入管各々に、複数の分岐管の
いずれかを選択する分岐管選択手段を設け、これら分岐
管選択手段の複数の分岐管各々に複数の反応ガスを混合
する混合室を設けたので、反応炉内の複数の反応ガス各
々の分布が均一となり、膜厚及び膜質の均一な薄膜が得
られる。しかも、複数の混合室を適宜用いることにより
反応炉内の反応ガス各々の分布がさらに均一化され、薄
膜の均一性が向上する。
【0048】また、請求項16の発明における薄膜形成
装置は、複数の混合室と反応炉との間各々に断続開閉可
能な開閉機構を設け、これら開閉機構に開閉を制御する
制御手段を設けたので、反応炉内への反応ガスの導入量
を制御することができ、反応炉内の反応ガスの経時的な
組成変動がさらに小さくなる。従って、膜厚及び膜質が
さらに均一な薄膜が得られる。
【0049】また、請求項17の発明に係る薄膜形成装
置は、反応炉内に成膜中の膜厚分布を測定する膜厚分布
測定手段を設け、上記制御手段に、膜厚分布に応じて導
入する反応ガスを選択し、導入される各反応ガスまたは
各混合反応ガスの導入時期に同期して各々RF放電を生
じさせるRF放電制御手段を設けたので、反応炉内にお
ける複数の反応ガス各々の分布を均一化するとともに、
膜厚分布に応じて導入する反応ガスを選択し、分布の均
一化を図る。さらに、反応ガス導入に同期したRF放電
のタイミングを制御することで導入口から排気口への分
布を制御することができ、より精度の高い膜厚及び均一
な膜質の薄膜が得られる。
【0050】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図2は、この発明の薄膜形成法が適用されるパルス
プラズマCVD装置の概略構成図である。このプラズマ
CVD装置では、放電電源として周期、パルス幅、振幅
が可変なパルスRF電源51を用いる。次に動作につい
て説明する。このRF電源51からでたRF電圧は整合
回路52を通り、反応炉53内に設置された容量性放電
電極54,55に送られる。反応ガスは、各反応ガス導
入管56に取り付けられた流量計57を通してバッファ
タンク58に蓄えられた後、ピエゾーバルブ59を電気
信号でパルス的に開くことによりパルス的にガス導入口
60から供給される。その際、電気信号を操作すること
により、供給する反応ガスの供給時間およびRFに対す
るタイミングが操作できる。基板62はRF電極54と
は絶縁されている試料台63に設置される。この基板6
2に、接地された反応炉53に対して、負のパルスバイ
アスを基板バイアス電源64により印加する。このパル
スバイアスは、そのパルス幅、振幅およびRFパルスに
対するタイミングの操作が可能である。
【0051】反応炉53内に反応ガスをパルス供給しな
がら、RF電圧をパルスRF電源51により放電電極5
4,55間に印加してプラズマを生成し、基板62上に
薄膜を形成する。その際、発生したイオン密度の時間変
化を例えば発光分光法により計測し、成膜に効果のある
イオン密度が高い期間だけ負のDCバイアスを印加する
ようパルスの形状を操作して成膜を行う。
【0052】請求項1の発明の一実施例として、例えば
2 をキャリアガスとしてバブリングすることによって
得られるTiCl4 と、H2 、Ar、N2 を反応ガスと
してTiN膜を形成することを考える。図1はこの時の
RFパルスとイオン密度の変化を示したものである。反
応ガスをパルス的に供給し、図1のRFパルス71の幅
を100μs〜1msとする場合、TiCl4 の分解の
時定数が大きいため、Ti+ とN2 +のイオン密度の時間
変化はそれぞれ図1の曲線72,73のようになる。こ
こで、基板に対してTiイオン密度が高い期間のみ、図
1の74の形状で振幅が50〜500Vの負のパルスバ
イアスを印加してイオンを引き出して成膜を行う。
【0053】この結果、TiCl4 から分解されたTi
イオンやN2 、Nイオンがバイアスによって多く引き出
されるため、膜中に含まれるCl量が低減され、低温で
良質のTiN膜が得られる。
【0054】実施例2.次に請求項1の発明の他の実施
例について説明する。従来はバイアス印加時にイオンの
エネルギーが高すぎると得られた膜がイオン衝撃により
ダメージを受けるという問題があった。その反面、付着
力の高い膜を得るためにはある程度のイオンエネルギー
が必要とされていた。そこで、実施例1における負バイ
アス74の振幅を変化させて、基板に到達するイオンの
エネルギーを操作しながら成膜を行う。例えば、成膜開
始後は400〜600Vとして付着力の高い膜を形成す
る。この状態で10〜30分成膜後、負バイアスの振幅
を50〜100Vと小さくして、膜へのダメージを抑え
て成膜を行う。この結果、形成された膜にダメージを与
えることなく、付着力の高い膜を得ることができる。
【0055】実施例3.請求項1の発明のさらに他の実
施例として、例えば、反応ガスとしてSiH4およびA
r等の不活性ガスを用いて、α−SiH膜を形成するこ
とを考える。従来から未結合Hが混在するという問題が
あり、この低減が必要である。ここでは実施例1と同様
に、RF,反応ガス共にパルス供給し、発生するイオン
密度を発光分光法により測定する。SiH4 とArの流
量比を1/2〜1/3とし、RFパワーは40〜50k
Wとする。高いピークパワーを用いるためSiH4 の分
解が進み、SiHイオンの時間変化は図3の75のよう
になる。ここではSiH4が完全に分解されないよう
に、RFのパルス幅を71のようにSiHイオン密度が
最大になる時点までに設定する。そして、SiHイオン
密度の多い期間だけ負のパルスバイアス74を印加し
て、SiHイオンを基板に引き出して成膜を行う。この
結果、膜組成の制御された未結合Hの少ない良質のα−
SiH膜が得られるようになった。
【0056】実施例4.請求項2の発明の一実施例とし
て、例えば、TiCl4 、H2 、Arを用いて、Ti膜
を形成することを考える。この場合のRF電力、反応ガ
スの供給パターンを図4に示す。ここでは、Arは放電
の安定化のために用いている。TiCl4 102を10
〜40sccmのH2 キャリアガスを用いて20〜25
ms間のパルス供給する。他のH2 104、Ar105
はそれぞれ400〜800sccm、90〜200sc
cmの流量でTiCl4 と同じタイミングで5〜10m
s間供給する。このガス供給開始時間から15〜25m
s遅れて、パルス幅100〜150μsとした40〜5
0kWのRF電力101を投入し、パルスプラズマを発
生させる。このパルスプラズマを2、3回繰り返し発生
させることによりTiCl4 の供給・分解過程を実施し
た後、さらにTiCl4 を供給しないパルスプラズマを
20〜30msの周期で8〜20個発生させ、Cl引き
抜き過程を実施する。この2つのパルスパターンの繰り
返しによりTi膜の形成を行う。この結果、純度の高い
Ti膜が低温で形成できる。
【0057】実施例5.請求項2の発明の他の実施例と
して、実施例4と同じ反応ガスを用いて、Ti膜を形成
することを考える。図5のように、TiCl4 102の
みをパルス供給し、RF電力101および他の反応ガス
2 104、Ar105は定常的に供給してTi膜の形
成を行う。この場合は、RFパワーは100〜1000
Wのものを用い、ガス流量は実施例4と同じものを用い
る。この結果、低RF電力でClの少ないTi膜が低温
で形成できる。
【0058】実施例6.請求項2の発明のさらに他の実
施例として、反応ガスとして、AlCl3 、H2 、Ar
を用いて実施例4と同様の方法によりAl膜を形成す
る。この結果、高純度のAl膜が低温で形成できる。
【0059】実施例7.請求項3の発明の一実施例とし
て、例えば、塩化物としてTiCl4 を用いて、TiN
膜を形成することを考える。反応室としては図28のよ
うな従来のものを用いる。図6は他にN2 、H2 、Ar
を用いる場合のRF電力と反応ガスの供給パターンを示
したものである。Arは放電の安定化のために用いてい
る。TiCl4 102を10〜40sccmのH2 キャ
リアガスを用いて20〜25ms間のパルス供給する。
他のN2 103、H2 104、Ar105はそれぞれ5
0〜200sccm、400〜800sccm、90〜
200sccmの流量でTiCl4 と同じタイミングで
5〜10ms間供給する。このガス供給開始時間から1
5〜25ms遅れてパルス幅100〜150μsとした
ピークパワー40〜50kWのパルスRF電力101を
投入し、パルスプラズマを発生させる。このパルスプラ
ズマを2、3回繰り返してTiCl4 供給・分解過程を
実施した後、さらにTiCl4 を供給しないパルスプラ
ズマを20〜30msの周期で8〜20個発生させ、窒
化およびCl引き抜き過程を実施する。この2つのパル
スパターンの繰り返しによりTiN膜の形成を行う。な
お、N2 パルス数については常に供給しなくてもよく、
必要に応じて変化させる。この結果、未分解のTiCl
X から塩素を引き抜くことができ、低温でCl量の少な
い高品質なTiN膜が得られる。
【0060】実施例8.請求項3の発明の他の実施例と
して、実施例7と同じ反応ガスを用いて、TiN膜を形
成する場合、図7のように、TiCl4 102のみをパ
ルス供給し、RF電力101および他の反応ガスN2
03、H2 104、Ar105は定常的に供給する。こ
の場合は、RF電力101は100〜1000Wのもの
を用い、ガス流量は実施例7と同じものとする。この結
果、低RFパワーでClの少ないTiN膜が低温で形成
できる。
【0061】実施例9.請求項3の発明のさらに他の実
施例として、例えば、反応ガスとしてAlCl3 、N
2 、H2 、Arを用いて、実施例7と同様の成膜を行
う。この結果、Clの少ない高品質のAlN膜が得られ
る。
【0062】実施例10.次に請求項4の発明について
説明する。図28,29を用いて従来例で説明した特開
昭62−50472号公報においては、Arガスは反応
ガスの交換促進のために用いており、RF投入直後にA
rガスを供給している。ここでは、Arガスを放電安定
化のために用い、Arガス供給直後にRFを投入してA
rプラズマを発生させる。特にパルスプラズマ周期が1
00msを越える場合、反応室内のガス圧変化が激しい
ため、放電が不安定になることがあった。
【0063】そこで、パルスプラズマ法において、図8
のようなガス供給を行う。つまり反応室内の圧力変化を
緩やかにするためAr供給105のみを穏やかに変化さ
せ、Arの供給は止めることなく少量供給し続ける。他
のガスは実施例7と同様に供給する。こうしたことによ
り、反応室内の圧力変化を緩やかにする。なお、この形
状はRF電力と反応ガスの供給周期の変化にあわせ、最
適のものを選択する必要がある。この結果、放電の安定
化を図ることができ、RFや反応ガスの供給周期によら
ず、安定した放電のもとで成膜が行えるようになった。
【0064】実施例11.次に請求項4の発明の他の実
施例について説明する。実施例10において、図9のよ
うに、RF電力101、TiCl4 102、N2 10
3、H2 104はパルス供給し、Ar105だけを定常
的に供給することにより成膜を行う。この結果、放電の
安定化を図ることができ、RFや反応ガスの供給周期に
よらず、安定した放電のもとで成膜が行えるようになっ
た。
【0065】実施例12.次に請求項5の発明の一実施
例として、同じく、RFパルスの供給周期が短い場合に
放電が不安定になるという問題に対し、図10のような
反応パターンを考える。つまり、TiCl4 102、N
2 103、H2 104、Ar105を100ms以上の
供給周期でパルス供給した場合、放電の安定化のために
さらに短い周期でAr105とRF電力101をその周
期が20〜30msになるように数個発生させる。この
結果、放電の安定化を図ることができ、RFや反応ガス
の供給周期によらず、安定した放電のもとで成膜が行え
るようになった。
【0066】実施例13.次に請求項6の一実施例とし
て、例えば、主原料ガスとしてSiH4 (シラン)とN
2 (窒素)を用いSi34 膜を形成する方法についえ
説明する。図11は高出力パルスプラズマCVD装置の
概略を示す構成図である。このプラズマCVD装置で
は、排気装置により真空排気されたチャンバ(反応炉)
201の中に、ボンベあるいはシリンダ208から供給
された反応ガス(ここでは主原料ガスのSiH4 、N2
にH2 、Arを加えた4種のガスを用いる)は流量制御
装置(マスフロコントローラ)209により、各々のガ
ス流量が設定され、一旦バッファタンク210に貯めら
れ、高速応答のバルブ(例えば、ピエゾバルブ)211
を介して一気に導入される。導入された反応ガスがチャ
ンバ201内に拡散されると、RF電源203より供給
され、マッチングボックス204を介してチャンバ20
1内に投入され、電極202および205の間に印加さ
れたRF電力により、反応ガスはプラズマ化され分解
し、基板206上に所望の膜が形成される。反応ガスが
導入される高速応答のバルブ211とRFパワーの投入
はパルスジェネレータ212により同期されている。な
お、導入された反応ガスは真空計207により圧力モニ
タされる。また、必要に応じて、電極202及び205
に水冷管を設け、基板冷却を行う。
【0067】次に動作について説明する。図12に具体
的な操作例を示す。例えば、Si34 膜を形成する場
合、主原料ガスとして、SiH4 (シラン)とN2 (窒
素)を用いる。放電を安定化させるためにArガスを加
えることもあるが、このArガスは直接的に反応に関与
せず、放電のエネルギーロスを引き起こすこともない。
SiH4 とN2 の流量は、所望する成膜速度と分解効
率、組成比Si:N=3:4から単位時間当りチャンバ
201中に供給されるべき必要量を算定し、これにより
決定される。これにはチャンバ201の大きさ、処理面
積も関係する。ガスが供給されてからRF電力が投入さ
れるまでの時間は、ガスがチャンバ201中に拡散する
のに必要な時間から決定され、全体の周期Tはガスがチ
ャンバ201中を通過し、チャンバ201中のガスが完
全交換するのに必要な時間から決定される。放電のパル
ス幅は、導入された原料ガスが分解に要する時間により
決定される。
【0068】ところが、主原料ガスであるSiH4 (シ
ラン)は電子解離エネルギーが各々約4〜8(8は全解
離)eV、またN2 (窒素)は24eVと大きく異なる
ため、N2 の分解率が小さく特にSiH4 とN2 を同時
に導入して放電を生じさせると、分解エネルギーの小さ
いSiH4 から選択的に分解されるためにNの不足した
膜となり、組成制御されたSi34 膜を形成すること
が難しい。そこで図12に示すように、不足分のNを補
うために、N2 の導入とこれを分解するためのRF放電
の回数を多くし、組成制御を行う。図12は上記考えに
基づき、決定されたパラメータで成膜を実施するときの
ガス導入、RF放電のシーケンスを示す。ここで設定値
の例を示すと、RF出力40〜50kW、パルス幅τ:
100〜200μs、ピエゾバルブ開口時間t:5〜数
10ms、周期T1 :30〜100ms、ガス流量:S
iH4 /N2 :50sccm、N2 :300sccm、
2 :300sccmである。
【0069】以上の方法により、基板上には組成の制御
された膜が形成される。この効果を図13に示す。図に
より、N2 の導入回数を多くすることによりSi/Nが
3/4に近づくことが分かる。
【0070】以上説明したように、この実施例の薄膜形
成法によれば、解離エネルギーの高いガスの導入とこれ
を分解するためのRF放電の回数を多くしたので、簡便
に組成制御を行うことができ、従って化学量論的組成に
近い薄膜を形成することができる。
【0071】実施例14.次に請求項6の別の実施例に
ついて説明する。主原料ガスとしてTiCl4 (四塩化
チタン)とN2 (窒素)を用いTiN膜を形成する例に
ついて説明する。装置は図11に示したものを用いる
が、TiCl4 は液体のためキャリアガスを必要としT
iCl4 の貯められたバッファタンク210からチャン
バ201までの配管は例えば60℃に加熱される。また
チャンバ201の周囲も例えば同じ60℃に加熱され
る。
【0072】TiCl4 の電子解離エネルギーは約4e
Vで、実施例13のSiH4 とほぼ同じである。そのた
め、Si34 膜形成時と同様に組成制御が難しくN不
足となる。そこで実施例13と同じく、不足分のNを補
うために、N2 の導入とこれを分解するためのRF放電
の回数を多くし、組成制御を行う。図12において、S
iH4 をTiCl4 /H2 (キャリアガス)と入れ替え
れば、ガス導入、RF放電のシーケンスとなる。N2
導入とこれを分解するためのRF放電の回数を多くする
ことで、TiNの組成比が1:1に近づくことが確認さ
れた。以上により、化学量論的組成に近い薄膜を形成す
ることができる。
【0073】実施例15.次に請求項6の別の実施例に
ついて説明する。主原料ガスとしてTiCl4 (四塩化
チタン)とCH4 (メタン)を用いTiC膜を形成する
例について説明する。装置は図11と同様であるが、実
施例14と同様TiCl4 を用いるため、キャリアガス
を必要としTiCl4 の貯められたバッファタンク21
0からチャンバ201までの配管は例えば60℃に加熱
される。またチャンバ201の周囲も例えば同じ60℃
に加熱される。
【0074】TiCl4 の電子解離エネルギーは約4e
Vで、CH4 (メタン)は8eV(全解離エネルギー)
でCH4 の分解はTiCl4 より効率が低い。そのた
め、組成制御が難しくTiC膜形成時にC不足となる。
そこで実施例13、14と同様、不足分のCを補うため
に、CH4 の導入とこれを分解するためのRF放電の回
数を多くし、組成制御を行う。図12において、SiH
4 をTiCl4 /H2 (キャリアガス)と、N2 をCH
4 と入れ替えたものが、ガス導入、RF放電のシーケン
スとなる。CH4 の導入とこれを分解するためのRF放
電の回数を多くすることで、TiCの組成比が1:1に
近づくことが確認された。以上により、化学量論的組成
に近い薄膜を形成することができる。
【0075】実施例16.次に請求項7の一実施例とし
て、例えば主原料ガスとしてSiH4 (シラン)とN2
(窒素)を用いSi34 膜を形成することについて説
明する。装置は図11に示した高出力パルスプラズマC
VD装置を用いる。
【0076】具体的な操作パラメータの設定も実施例1
4と同様、以下の通りである。例えば、Si34 膜を
形成する場合、主原料ガスとして、SiH4 (シラン)
とN2 (窒素)を用いる。放電を安定化させるためにA
rガスを加えることもあるが、直接的に反応には関与せ
ず、放電のエネルギーロスを引き起こすこともない。S
iH4 とN2 の流量は、所望する成膜速度と分解効率、
組成比Si:N=3:4から単位時間当りチャンバ20
1中に供給されるべき必要量が算定され、決定される。
これにはチャンバ201の大きさ、処理面積も関係す
る。ガスが供給されてから、RF電力が投入されるまで
の時間は、ガスがチャンバ201中に拡散するのに必要
な時間から決定され、全体の周期Tはガスがチャンバ2
01中を通過し、チャンバ201中のガスが完全交換す
るのに必要な時間から決定される。放電のパルス幅は、
導入された原料ガスが分解に要する時間により決定され
る。
【0077】ところが、主原料ガスであるSiH4 (シ
ラン)とN2 (窒素)は電子解離エネルギーが各々約4
〜8(8は全解離)eVと24eVと大きく異なるた
め、N2 の分解率が小さく特にSiH4 とN2 を同時に
導入して放電を生じさせると、分解エネルギーの小さい
SiH4 から選択的に分解され、Nの不足した膜とな
り、組成制御されたSi34 膜を形成することが難し
い。また、SiH4 はチャンバ中の残留O(酸素)と結
合しやすく膜中に酸素を取り込み易いため、一層組成制
御が難しいものとなっている。そこで、図14に示すよ
うに、不足分のNを補うために、N2 の導入時にはH2
を同時に導入する。H2 の解離エネルギーは約8eVで
2 よりも解離し易く、解離された活性なHとN2 の反
応によりN2を分解する。これによりN不足は解消され
組成制御が可能となる。さらにN2 の導入とは別にH2
の導入、RF放電の投入シーケンスにより、活性なHは
膜中の酸素を取り除く働きをし、膜中不純物(O)の抑
制効果も得ることが可能となる。図14は上記考えに基
づき、決定されたパラメータで成膜を実施するときのガ
ス導入、RF放電のシーケンスを示す。
【0078】以上の方法により、基板206上に組成が
制御され、酸素の混入が抑制されたた膜を形成すること
ができる。この効果を図15に示す。N2 の導入と同時
にH2 の導入とこれに同期したRF放電、さらに別にH
2 の導入とこれに同期したRF放電を行うことによりS
i/Nが3/4に近づき、酸素の混入率を低下させるこ
とができる。さらに、H2 の単独の導入シーケンスがあ
るが、H2 はN2 の分解補助ガスとしても導入され、チ
ャンバ201中にH2 ガスが他のガスと導入され、放電
されるシーケンスが前後に配置されているので、RF放
電を安定させることができ、H2 単独導入回数の割合が
極端に大きく増加しない限り放電を安定させ、プロセス
も安定し、高品質の膜を形成することができる。
【0079】実施例17.次に請求項7の別の実施例と
して、例えば、主原料ガスとしてTiCl4 (四塩化チ
タン)とCH4 (メタン)を用いTiC膜を形成するこ
とについて説明する。装置は図11に示したものを用い
るが、実施例14と同様TiCl4 を用いるため、キャ
リアガスを必要としTiCl4 の貯められたバッファタ
ンク210からチャンバ201までの配管は例えば60
℃に加熱される。またチャンバの周囲も例えば同じ60
℃に加熱される。
【0080】TiCl4 の電子解離エネルギーは約4e
Vで、CH4 (メタン)は8eV(全解離エネルギー)
でCH4 の分解はTiCl4 より効率が低い。そのた
め、組成制御が難しくTiC膜形成時にC不足となる。
また、TiCl4 もSiH4 と同様、チャンバ中の残留
O酸素と結合しやすく膜中に酸素を取り込み易いため、
一層組成制御が難しいものとなっている。そこで実施例
16と同様、不足分のCを補うために、CH4 の導入時
にH2 を同時に導入する。H2 の解離エネルギーは約8
eVでCH4 とほぼ同じであるが、H2 あるいは解離さ
れた活性なHの存在によりCH4 の分解反応は促進され
る。これによりC不足は解消され組成制御が可能とな
る。さらにCH4 の導入とは別にH2 の導入、RF放電
の投入シーケンスにより、活性なHは膜中の酸素を取り
除く働きをし、膜中不純物(O)の抑制効果も得ること
が可能となる。図14において、SiH4 をTiCl4
/H2(キャリアガス)に、N2 をCH4 に読み替えた
ものが、ガス導入、RF放電のシーケンスとなる。CH
4 の導入と同時にH2 の導入とこれに同期したRF放
電、さらに別にH2 の導入とこれに同期したRF放電を
行うことによりTiCの組成比が1:1に近づき、酸素
の混入率が低下していることが確認された。以上によ
り、CH4 の分解を促進させることができ、膜中の不純
物(O)を抑制することができる。
【0081】実施例18.次に請求項11の一実施例を
図を用いて説明する。図16はこの発明の一実施例の高
出力パルスプラズマCVD装置を示したもので、実施例
13の高出力パルスプラズマCVD装置に、絶縁体に支
持された多孔板213を電極202,205間に配置し
ている。多孔板213の材質は絶縁体からなるものであ
っても、導電体で絶縁体で支持されたものであってもよ
い。また、金属板に絶縁物をコーティングしたものであ
ってもよい。
【0082】図17に本実施例の多孔板213の一例を
示すが、多孔板213の有する穴214は、穴径を処理
圧力における分子の平均自由工程と同等以下とする。図
16に示す本装置の場合、0.01≦P≦1Torrで
あるから、分子の平均自由工程は数100μmとなり、
穴214の径は1mm以下となる。板厚lは特に限定し
ないが、穴径dに対し、l/d>2程度が望ましい。
【0083】ここで、例えば、主原料ガスとしてSiH
4 とN2 を用いてSi34 膜を形成する場合について
説明する。上述した実施例13,15と同様の操作に従
って成膜を行う時、放電による分解物は、本実施例によ
る多孔板213の穴214を通過して基板206上に到
達し、膜が形成される。SiH4 の分解物は例えば、S
i、SiH、SiH2 、SiH3 であるが、分解物によ
って付着確率(β)は異なり、βSiH3〜0.1、βSiH2
=10-2〜10-3である。従って、分解物が多孔板21
3を通過する際、穴214の径をその処理圧力における
分子の平均自由工程程度以下にしておけば、多孔板21
3の表面あるいは穴214の側壁に少なくとも1回は衝
突するが、付着確率が高いものはこの衝突が繰り返され
ると、付着が進み、多孔板213を通過できるのは付着
確率の小さなものにほぼ限定される。この通過した付着
確率の小さな分解物は、被処理物の基板206表面にお
いても衝突、一部付着、一部反射を繰り返して膜形成に
至るので、均一な膜を形成することができる。
【0084】実施例19.次に請求項11の別の実施例
を図について説明する。図18は本実施例の多孔板21
3の一例を示したものであり、上記実施例18における
多孔板213の条件を満足するようであれば、図18の
ように薄い板を一定間隔を有して多層に配置しても同様
な効果が得られる。
【0085】実施例20.次に請求項11の別の実施例
を図について説明する。被処理物(基板)216がウエ
ハのような基板206と異なり電極202,205方向
に凹凸が形成されている場合、図19または図20に示
すように被処理物216の凸部では開口率を小さくし
(穴径を小さくし)凹部では開口率を大きく(穴径を大
きく)する、あるいは被処理物216の凸部では多孔板
213の厚さを厚くし、凸部では薄くする等の方法で、
分解物の多孔板通過における衝突頻度を制御することに
より付着確率の小さな分解物のみ通過させることがで
き、3次元形状の均一性を確保することができる。
【0086】実施例21.次に請求項13の一実施例を
図について説明する。図21はこの発明の一実施例を示
したものであり、図11に示した実施例13の高出力パ
ルスプラズマCVD装置の複数のガスの導入口を変更し
たものである。図において、221は複数のガスを導入
する際に予め混合しておくための予混合タンク、222
は例えばピエゾバルブ等から構成されたもので予混合タ
ンクからのガスをチャンバ内へ一気に導入するための高
速応答のバルブ(開閉機構)、223は単独導入と混合
導入を制御するためのパルスジェネレータ212に制御
された3方向バルブである。
【0087】図22はこの実施例のプラズマCVD装置
の操作例を示すもので、図中の例、中の予は予混合
タンクからの導入を、単は単独で導入する経路によるこ
とを示す。図中の例に示すように、SiH4 、H2
2 (Arが入る場合もある)のいずれか2種以上を導
入する際は、予混合タンクを通して導入し、単独で導入
する際は単独導入口から導入する。また図中の例に示
すように、SiH4 、H2 、N2 (Arが入る場合もあ
る)のいずれか2種以上を導入する際は、予混合タンク
221を通して導入するが、単独で導入する際は単独導
入口以外に予混合タンク221を通して導入してもよ
い。このように予混合タンク221とこれに直結した高
速バルブ222を設けたので、各々のガスの導入口の位
置に依存する膜厚分布が解消され、膜厚の均一化または
膜質の均一化を図ることができる。
【0088】実施例22.次に請求項13の別の実施例
を図について説明する。上記実施例21はSi34
形成について示したが、TiC膜形成についても、同様
な効果が認められた。
【0089】実施例23.次に請求項14の一実施例を
図について説明する。図23は図21に示した高出力パ
ルスプラズマCVD装置の単独でガスを導入する導入口
に、ガス活性装置を配置したもので、図において、23
1はガスを活性化するための、MW(マイクロ波)放電
装置(ガス活性手段)、232はマイクロ波電源、23
3はマイクロ波を伝送するための導波管である。
【0090】この装置では、図22中の例においてH
2 ガスを単独で導入する際に、MW放電装置231によ
りマイクロ波放電を発生させてH2 を活性化した後にチ
ャンバ201内に導入することによって、膜中の不純物
を低減させることができ、さらに、例えばRF放電τ2
を省略することができ、平均パワーを低下させ低温化に
寄与することができる。
【0091】実施例24.次に請求項14の別の実施例
について説明する。この装置は図23においてガスを活
性化するためのMW(マイクロ波)放電装置231を紫
外光ランプや紫外レーザ等の光励起装置に変更したもの
である。本構成の装置においても実施例23と同様に、
2 は光励起により活性化され、膜中の不純物低減を図
ることができ、さらに、例えばRF放電τ2 を省略する
ことができ、平均パワーを低下させ低温化に寄与するこ
とができる。
【0092】実施例25.次に請求項14の別の実施例
について説明する。この装置は図23においてガスを活
性化するためのMW(マイクロ波)放電装置231をD
C電源によるグリッド電極構成に変更したもので、導入
管を一部改造してイオン化室としている。この場合、イ
オン化室は高速バルブの後段に配置される。本構成の装
置においても実施例23と同様に、H2 は導入される際
にイオン化され、活性化されるため、膜中の不純物低減
を図ることができ、さらに、例えばRF放電τ2 を省略
することができ、平均パワーを低下させ低温化に寄与す
ることができる。
【0093】実施例26.次に請求項16及び17の一
実施例を図について説明する。図24は図11または図
21に示した高出力パルスプラズマCVD装置の複数の
ガスの導入口を変更したものである。図においては、マ
ッチングボックス等の一部を省略し、装置上方からの配
置を示している。ここで、221は複数のガスを導入す
る際に予め混合しておくための予混合タンク、222は
例えばピエゾバルブ等から構成され、予混合タンクから
のガスをチャンバ201へ一気に導入するための高速応
答のバルブ、241は複数の導入口242のいずれかを
選択制御するためにパルスジェネレータ212に制御さ
れた多方向バルブ(分岐管選択手段)、243は例えば
エリプソメトリやFT−IRから構成され、成膜中にチ
ャンバ201内の膜厚分布を測定するための膜厚計(膜
厚分布測定手段)、244は膜厚計243により得られ
た情報をもとに多方向バルブ241を制御するための、
またRF放電のタイミングを制御するための情報をパル
スジェネレータ212に入力するための制御装置(RF
放電制御手段)である。
【0094】図25は、例えば図24において、ある成
膜条件下で成膜した薄膜のx−y方向における膜厚分布
を示したものである。図中、a,b,cは導入口242
A,242B,242C各々からガスを導入した場合の
膜厚分布である。これら導入口による分布特性(分布の
導入口依存性)等の情報は予め制御装置244に貯えら
れている。ここでは、成膜中に膜厚計243により得ら
れた情報が制御装置244に入力されると、制御装置2
44は膜厚分布が改善されるよう導入口242を選択制
御する。このようにin−situ膜厚計測と予混合タ
ンク221とこれに直結した高速応答のバルブ222を
設けた導入口242を複数配置し、これを制御すること
によりガスの導入口の位置に依存する膜厚分布を解消す
ることができ、特に2次元の面内膜厚分布の均一化また
は膜質の均一化を図ることができる。
【0095】実施例27.次に請求項16及び17の別
の実施例について説明する。図25においてガス導入か
らRF放電までの時間(RFのタイミング)を変えると
ガスの拡散状況により分布が変化する。例えばbにおい
てRFのタイミングを遅らせるとb′(点線)のように
分布が変化する。ここでは、成膜中に膜厚計243によ
り得られた情報が制御装置244に入力されると、制御
装置244は膜厚分布が改善されるよう導入口242を
選択制御する。ここで、導入口242選択で改善されな
い膜厚分布については、また、さらに高精度に均一化を
図る場合については、膜厚計243により得られた情報
が制御装置244に入力されると、制御装置244は分
布が改善されるよう導入口242を選択制御すると同時
にRFのタイミングを取ることにより、より一層2次元
の面内膜厚分布の均一化または膜質の均一化が図れる。
【0096】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
基板に負のDCパルスバイアスを印加し、このDCパル
スバイアスのパルス幅、振幅、およびRF供給パルスと
のタイミングのうち少なくとも1つを変化させて成膜を
行うように構成したので、発生する各種イオンから成膜
に効果のあるイオンを選択して成膜できることから、膜
質の制御が可能となり高品質の膜を低温で形成できる効
果がある。
【0097】また、請求項2の発明によれば、反応ガス
の1つとして塩化物を用い、上記塩化物の供給・分解過
程と、塩化物を供給しないでプラズマ中で活性化された
水素により塩素を引き抜く過程とを備えるように構成し
たので、塩化物が未分解のまま堆積することを防止し、
低温でCl量の少ない膜を得られる効果がある。
【0098】また、請求項3の発明によれば、請求項2
の塩素引き抜き過程と共に塩化物を供給しないで所望の
組成を得るための膜合成過程を備えるように構成したの
で、低温でCl量の少ない高品質な合成膜を得られる効
果がある。
【0099】また、請求項4の発明によれば、放電安定
化用のArガスを少なくともRF電圧印加時に存在する
ように供給し、かつ反応炉内が激しく圧力変化しないよ
うに供給量を徐々に変化させるように構成したので、R
F電力や反応ガスの供給パルス周期を長くしても、安定
な放電が得られ成膜が行える効果がある。
【0100】また、請求項5の発明によれば、通常のパ
ルス放電の間に、このパルス放電より短い周期でArの
みのパルスプラズマを発生させるように構成したので、
RF電力や反応ガスの供給パルス周期を長くしても、安
定な放電が得られ成膜が行える効果がある。
【0101】また、請求項6の発明によれば、複数の反
応ガスのうち、解離エネルギーの高いガスの1周期当り
の断続的導入回数を解離エネルギーの低いガスより多く
するように構成したので、簡便に膜の組成制御を行うこ
とができ、従って化学量論的組成に近い薄膜を形成する
ことができる効果がある。
【0102】また、請求項7の発明によれば、複数の反
応ガスを分解・プラズマ化する際に、解離エネルギーの
高いガスを分解するのを助け、かつ膜中不純物を除去す
る働きを有する補助ガスを解離エネルギーの高いガスと
同時に導入するように構成したので、解離エネルギーの
高いガスの分解を促進させることができ、また膜中の不
純物を効果的に除去することができる効果がある。
【0103】また、請求項8の発明によれば、複数の反
応ガスのうち2種以上の反応ガスを予め混合した後に反
応炉内に導入するように構成したので、反応炉内におけ
るこれらの反応ガスの分布を均一にすることができ、基
板上に形成される膜の組成を均一化することができる効
果がある。
【0104】また、請求項9の発明によれば、複数の反
応ガスのうち、単独で導入する反応ガスを予め活性化し
た後に反応炉内に導入するように構成したので、このガ
スの導入に対してはRF放電を生じさせる必要がなくな
り、平均パワーを抑制することができ、一層の低温化を
進めることができる効果がある。また、このガスは活性
化されているので、不純物の堆積を抑制する効果があ
る。
【0105】また、請求項10の発明によれば、成膜中
の膜厚分布に応じて複数の反応ガスを選択導入し、これ
ら選択される反応ガスの各々の導入時期に同期してRF
放電を生じさせるように構成したので、反応炉内のガス
導入口から排気口に至る反応ガスの分布を制御すること
ができ、膜厚の分布を均一にすることができる。従っ
て、より精度の高い膜厚及び膜質の均一化を図ることが
できる効果がある。
【0106】また、請求項11の発明によれば、電極間
に、絶縁物からなる支持体により支持され、穴が形成さ
れた板を設置するように構成したので、分解物中の付着
確率の高い物質をこの板に付着させて分解物から除去す
ることができ、膜厚及び膜質の均一な薄膜が得られる効
果がある。
【0107】また、請求項12の発明によれば、複数の
反応ガス導入管各々に分岐管を設け、これら分岐管と反
応炉との間にこれら分岐管各々から導入される反応ガス
を混合する混合室を設けるように構成したので、反応炉
内の複数の反応ガス各々の分布を均一化することがで
き、膜厚及び膜質の均一な薄膜が得られる効果がある。
【0108】また、請求項13の発明によれば、複数の
反応ガス導入管各々の反応炉側および混合室と反応炉と
の間各々に断続開閉可能な開閉機構を設け、これら開閉
機構に開閉を制御する制御手段を設けるように構成した
ので、反応炉内への反応ガスの導入量を制御することが
でき、反応炉内の反応ガスの経時的な組成変動を小さく
することができ、従って膜厚及び膜質が一層均一な薄膜
が得られる効果がある。
【0109】また、請求項14の発明によれば、複数の
反応ガス導入管各々の反応炉側に、反応ガスを活性化す
るガス活性手段を設けるように構成したので、RF放電
を生じさせることなく反応ガスを活性化することがで
き、平均パワーを抑制する効果がある。
【0110】また、請求項15の発明によれば、複数の
反応ガス導入管各々に、複数の分岐管のいずれかを選択
する分岐管選択手段を設け、これら分岐管選択手段の複
数の分岐管各々に複数の反応ガスを混合する混合室を設
けるように構成したので、反応炉内の複数の反応ガス各
々の分布を均一化することができ、膜厚及び膜質の均一
な薄膜が得られる効果がある。しかも、複数の混合室を
適宜用いることにより反応炉内の反応ガス各々の分布を
さらに均一化することができ、薄膜の均一性を向上させ
る効果がある。
【0111】また、請求項16の発明によれば、複数の
混合室と反応炉との間各々に断続開閉可能な開閉機構を
設け、これら開閉機構に開閉を制御する制御手段を設け
るように構成したので、反応炉内への反応ガスの導入量
を制御することができ、反応炉内の反応ガスの経時的な
組成変動をさらに小さくすることができ、従って膜厚及
び膜質がさらに均一な薄膜が得られる効果がある。
【0112】また、請求項17の発明によれば、反応炉
内に成膜中の膜厚分布を測定する膜厚分布測定手段を設
け、前記制御手段に、膜厚分布に応じて導入する反応ガ
スを選択し、導入される各反応ガスまたは各混合反応ガ
スの導入時期に同期して各々RF放電を生じさせるRF
放電制御手段を設けるように構成したので、反応炉内に
おける複数の反応ガス各々の分布を均一化することがで
き、膜厚分布に応じて導入する反応ガスを選択し、分布
の均一化が図れる効果がある。さらに、反応ガス導入に
同期したRF放電のタイミングを制御することで、導入
口から排気口への分布を制御することができ、より精度
の高い薄膜及び均一な膜質の薄膜が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1、2における薄膜形成時の
RF電圧、イオン密度およびパルスバイアスの時間変化
を示す説明図である。
【図2】この発明の実施例1〜3における薄膜形成装置
の構成の一例を示す図である。
【図3】この発明の実施例3における薄膜形成時のRF
電圧、SiHイオン密度およびパルスバイアスの時間変
化を示す説明図である。
【図4】この発明の実施例4による薄膜形成法における
RF電力と反応ガスの供給パルスパターンを示す説明図
である。
【図5】この発明の実施例5による薄膜形成法における
RF電力と反応ガスの供給パルスパターンを示す説明図
である。
【図6】この発明の実施例7による薄膜形成法における
RF電力と反応ガスの供給パルスパターンを示す説明図
である。
【図7】この発明の実施例8による薄膜形成法における
RF電力と反応ガスの供給パルスパターンを示す説明図
である。
【図8】この発明の実施例10による薄膜形成法におけ
るRF電力と反応ガスの供給パルスパターンを示す説明
図である。
【図9】この発明の実施例11による薄膜形成法におけ
るRF電力と反応ガスの供給パルスパターンを示す説明
図である。
【図10】この発明の実施例12による薄膜形成法にお
けるRF電力と反応ガスの供給パルスパターンを示す説
明図である。
【図11】この発明の実施例13〜17における薄膜形
成装置の構成の一例を示す図である。
【図12】この発明の実施例13おける薄膜形成時のR
F電力と反応ガスの供給パルスパターンを示す説明図で
ある。
【図13】この発明の実施例13による薄膜形成法にお
けるN2 の導入回数とSiとNの組成比との関係を示す
図である。
【図14】この発明の実施例16による薄膜形成法にお
けるRF電力と反応ガスの供給パルスパターンを示す説
明図である。
【図15】この発明の実施例16による薄膜形成法にお
けるH2 の導入回数とSiとNの組成比との関係を示す
図である。
【図16】この発明の実施例18における薄膜形成装置
の構成の一例を示す図である。
【図17】この発明の実施例18の多孔板の一例を示す
斜視図である。
【図18】この発明の実施例19の多孔板の一例を示す
斜視図である。
【図19】この発明の実施例20の多孔板の一例を示す
斜視図である。
【図20】この発明の実施例20の多孔板の他の一例を
示す断面図である。
【図21】この発明の実施例21、22における薄膜形
成装置の構成の一例を示す図である。
【図22】この発明の実施例21による薄膜形成法にお
けるRF電力と反応ガスの供給パルスパターンを示す説
明図である。
【図23】この発明の実施例23〜25における薄膜形
成装置の配管系統の構成の一例を示す図である。
【図24】この発明の実施例26、27における薄膜形
成装置の構成の一例を示す図である。
【図25】この発明の実施例26、27による薄膜形成
法におけるチャンバ内での膜厚の分布の一例を示す図で
ある。
【図26】従来のパルスプラズマCVD法における薄膜
形成装置の構成の一例を示す図である。
【図27】図26で示すパルスプラズマCVD法におけ
る放電電圧波形を示す図である。
【図28】従来のパルスプラズマCVD法における薄膜
形成装置の構成の他の例を示す図である。
【図29】図28で示すパルスプラズマCVD法におけ
る放電電力と反応ガスの供給パターンを示す説明図であ
る。
【図30】従来の高出力パルスプラズマCVD法におけ
る薄膜形成装置の構成の一例を示す図である。
【図31】従来の高出力パルスプラズマCVD法におけ
るRF電力と反応ガスの供給パルスパターンを示す説明
図である。
【図32】従来の高出力パルスプラズマCVD法におけ
るRF電力と反応ガスの供給パルスパターンの他の例を
示す説明図である。
【符号の説明】
51,203 RF電源 53,201 チャンバ(反応炉) 54,55,202,205 電極 56 反応ガス導入管 62,206 基板 64 基板バイアス電源 213 多孔板 214 穴 216 被処理物(基板) 221 予混合タンク 222 高速応答のバルブ(開閉機構) 231 MW(マイクロ波)放電装置(ガス活性手段) 241 多方向バルブ(分岐管選択手段) 242 導入口 243 膜厚計(膜厚分布測定手段) 244 制御装置(RF放電制御手段)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応炉内に薄膜の材料となる反応ガスを
    導入し、上記反応炉内に設置された電極間にRF電圧を
    パルス的に印加してプラズマを生成し反応ガスを分解す
    ると共に、上記反応炉内に設置された基板上で化学反応
    を起こさせて上記基板に薄膜を堆積させる薄膜形成法に
    おいて、上記基板に負のDCパルスバイアスを印加し、
    このDCパルスバイアスのパルス幅、振幅、およびRF
    供給パルスとのタイミングのうち少なくとも1つを変化
    させて成膜を行うことを特徴とする薄膜形成法。
  2. 【請求項2】 反応炉内に薄膜の材料となる反応ガスを
    導入し、上記反応炉内に設置された電極間にRF電圧を
    パルス的にあるいは定常的に印加してプラズマを生成し
    反応ガスを分解すると共に、上記反応炉内に設置された
    基板上で化学反応を起こさせて上記基板に薄膜を堆積さ
    せる薄膜形成法において、上記反応ガスの1つとして塩
    化物を用い、上記塩化物の供給・分解過程と、塩化物を
    供給しないでプラズマ中で活性化された水素により塩素
    を引き抜く過程とを備えることを特徴とする薄膜形成
    法。
  3. 【請求項3】 塩素引き抜き過程と共に塩化物を供給し
    ないで所望の組成を得るための膜合成過程を備えること
    を特徴とする請求項第2項記載の薄膜形成法。
  4. 【請求項4】 反応炉内に薄膜の材料となる反応ガスを
    導入し、上記反応炉内に設置された電極間にRF電圧を
    パルス的に印加してプラズマを生成し反応ガスを分解す
    ると共に、上記反応炉内に設置された基板上で化学反応
    を起こさせて上記基板に薄膜を堆積させる薄膜形成法に
    おいて、放電安定化用のArガスを少なくとも上記RF
    電圧印加時に存在するように供給し、かつ上記反応炉内
    が激しく圧力変化しないように供給量を徐々に変化させ
    ることを特徴とする薄膜形成法。
  5. 【請求項5】 反応炉内に薄膜の材料となる反応ガスを
    導入し、上記反応炉内に設置された電極間にRF電圧を
    パルス的に印加してプラズマを生成し反応ガスを分解す
    ると共に、上記反応炉内に設置された基板上で化学反応
    を起こさせて上記基板に薄膜を堆積させる薄膜形成法に
    おいて、通常のパルス放電の間に、このパルス放電より
    短い周期でArのみのパルスプラズマを発生させること
    を特徴とする薄膜形成法。
  6. 【請求項6】 反応炉内に薄膜の材料となる複数の反応
    ガスを導入し、上記反応炉内に設置された電極間にRF
    電圧をパルス的に印加してプラズマを生成し反応ガスを
    分解すると共に、上記反応炉内に設置された基板上で化
    学反応を起こさせて上記基板に薄膜を堆積させる薄膜形
    成法において、上記複数の反応ガスのうち、解離エネル
    ギーの高いガスの1周期当りの断続的導入回数を、解離
    エネルギーの低いガスより多くすることを特徴とする薄
    膜形成法。
  7. 【請求項7】 反応炉内に薄膜の材料となる複数の反応
    ガスを導入し、上記反応炉内に設置された電極間にRF
    電圧をパルス的に印加してプラズマを生成し反応ガスを
    分解すると共に、上記反応炉内に設置された基板上で化
    学反応を起こさせて上記基板に薄膜を堆積させる薄膜形
    成法において、上記複数の反応ガスを分解・プラズマ化
    する際に、解離エネルギーの高いガスを分解するのを助
    け、かつ膜中不純物を除去する働きを有する補助ガスを
    解離エネルギーの高いガスと同時に導入し、該解離エネ
    ルギーの高いガスの分解を促進させ、次いでこの補助ガ
    スを分解・プラズマ化し活性化させて膜中の不純物を除
    去することを特徴とする薄膜形成法。
  8. 【請求項8】 反応炉内に薄膜の材料となる複数の反応
    ガスを導入し、上記反応炉内に設置された電極間にRF
    電圧をパルス的に印加してプラズマを生成し反応ガスを
    分解すると共に、上記反応炉内に設置された基板上で化
    学反応を起こさせて上記基板に薄膜を堆積させる薄膜形
    成法において、上記複数の反応ガスのうち、2種以上の
    反応ガスを予め混合した後に反応炉内に導入することを
    特徴とする薄膜形成法。
  9. 【請求項9】 反応炉内に薄膜の材料となる複数の反応
    ガスを導入し、上記反応炉内に設置された電極間にRF
    電圧をパルス的に印加してプラズマを生成し反応ガスを
    分解すると共に、上記反応炉内に設置された基板上で化
    学反応を起こさせて上記基板に薄膜を堆積させる薄膜形
    成法において、上記複数の反応ガスのうち、単独で導入
    する反応ガスを予め活性化した後に反応炉内に導入する
    ことを特徴とする薄膜形成法。
  10. 【請求項10】 反応炉内に薄膜の材料となる複数の反
    応ガスを導入し、上記反応炉内に設置された電極間にR
    F電圧をパルス的に印加してプラズマを生成し反応ガス
    を分解すると共に、上記反応炉内に設置された基板上で
    化学反応を起こさせて上記基板に薄膜を堆積させる薄膜
    形成法において、成膜中の膜厚分布に応じて上記複数の
    反応ガスを選択導入し、これら導入される反応ガスの各
    々の導入時期に同期してRF放電を生じさせることを特
    徴とする薄膜形成法。
  11. 【請求項11】 真空排気された反応炉と、該反応炉内
    に反応ガスを導入する複数の反応ガス導入管と、上記反
    応炉内に設置された一対の電極と、これら電極間にRF
    電圧をパルス的に印加するRF電源と、上記反応炉内に
    設置され化学反応により薄膜が堆積される基板とを備え
    た薄膜形成装置において、上記電極間に、絶縁物からな
    る支持体により支持された板を設置し、上記反応ガスの
    分解物を通過させ上記基板上に膜を堆積させる穴を上記
    板に形成したことを特徴とする薄膜形成装置。
  12. 【請求項12】 真空排気された反応炉と、該反応炉内
    に反応ガスを導入する複数の反応ガス導入管と、上記反
    応炉内に設置された一対の電極と、これら電極間にRF
    電圧をパルス的に印加するRF電源と、上記反応炉内に
    設置され化学反応により薄膜が堆積される基板とを備え
    た薄膜形成装置において、上記複数の反応ガス導入管各
    々に分岐管を設け、これら分岐管と反応炉との間にこれ
    ら分岐管各々から導入される反応ガスを混合する混合室
    を設けたことを特徴とする薄膜形成装置。
  13. 【請求項13】 上記複数の反応ガス導入管各々の反応
    炉側及び混合室と反応炉との間各々に断続開閉可能な開
    閉機構を設け、これら開閉機構に開閉を制御する制御手
    段を設けたことを特徴とする請求項第12項記載の薄膜
    形成装置。
  14. 【請求項14】 上記複数の反応ガス導入管各々の反応
    炉側側に、反応ガスを活性化するガス活性手段を設けた
    ことを特徴とする請求項第11項ないし第13項のいず
    れか1項記載の薄膜形成装置。
  15. 【請求項15】 真空排気された反応炉と、該反応炉内
    に反応ガスを導入する複数の反応ガス導入管と、上記反
    応炉内に設置された一対の電極と、これら電極間にRF
    電圧をパルス的に印加するRF電源と、上記反応炉内に
    設置され化学反応により薄膜が堆積される基板とを備え
    た薄膜形成装置において、上記複数の反応ガス導入管各
    々に、複数の分岐管のいずれかを選択する分岐管選択手
    段を設け、これら分岐管選択手段の複数の分岐管各々
    に、上記複数の反応ガスを混合する混合室を設けたこと
    を特徴とする薄膜形成装置。
  16. 【請求項16】 上記複数の混合室と反応炉との間各々
    に断続開閉可能な開閉機構を設け、これら開閉機構に開
    閉を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項
    第15項記載の薄膜形成装置。
  17. 【請求項17】 上記反応炉内に成膜中の膜厚分布を測
    定する膜厚分布測定手段を設け、上記制御手段に、膜厚
    分布に応じて導入する反応ガスを選択し、導入される各
    反応ガスまたは各混合反応ガスの導入時期に同期して各
    々RF放電を生じさせるRF放電制御手段を設けたこと
    を特徴とする請求項第13項または第16項のいずれか
    1項記載の薄膜形成装置。
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