JPH06314946A - 弾性表面波素子、及びその設計方法、及びそれを用いた信号受信機及び通信システム - Google Patents
弾性表面波素子、及びその設計方法、及びそれを用いた信号受信機及び通信システムInfo
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- JPH06314946A JPH06314946A JP6029648A JP2964894A JPH06314946A JP H06314946 A JPH06314946 A JP H06314946A JP 6029648 A JP6029648 A JP 6029648A JP 2964894 A JP2964894 A JP 2964894A JP H06314946 A JPH06314946 A JP H06314946A
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- acoustic wave
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- waveguide
- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 異方性圧電基板上に櫛形電極を設けて弾性表
面波を発生させ該弾性表面波を導波路へと導く弾性表面
波素子において、弾性表面波を狭い範囲に集中させ高い
結合効率を得る。 【構成】 圧電基板上を弾性表面波が伝搬する時の伝搬
方向による該弾性表面波の速度の角度依存性を考慮し
て、導波モードの強度分布を有する弾性表面波を導波路
14より放出させた時の該弾性表面波の等位相面12を
算出し、櫛形電極11を該等位相面12に少なくとも近
似的に等しい形状に設定する。
面波を発生させ該弾性表面波を導波路へと導く弾性表面
波素子において、弾性表面波を狭い範囲に集中させ高い
結合効率を得る。 【構成】 圧電基板上を弾性表面波が伝搬する時の伝搬
方向による該弾性表面波の速度の角度依存性を考慮し
て、導波モードの強度分布を有する弾性表面波を導波路
14より放出させた時の該弾性表面波の等位相面12を
算出し、櫛形電極11を該等位相面12に少なくとも近
似的に等しい形状に設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性表面波素子に関する
ものであり、特にその効率改善を意図したものである。
ものであり、特にその効率改善を意図したものである。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波素子、特に2つの弾性表面波
信号のコンボリューション信号を取り出す弾性表面波コ
ンボルバは、スペクトラム拡散通信を行うにあたっての
キーデバイスとして、近年その重要性が増大しつつあ
り、盛んに研究されている。
信号のコンボリューション信号を取り出す弾性表面波コ
ンボルバは、スペクトラム拡散通信を行うにあたっての
キーデバイスとして、近年その重要性が増大しつつあ
り、盛んに研究されている。
【0003】図16は、この様な従来の弾性表面波素子
の一例を示す概略図である。図中、91はYカット(Z
伝搬)ニオブ酸リチウム等の圧電基板であり、92,9
3は該圧電基板91の表面上に形成した櫛形入力電極で
あり、94は圧電基板91の表面上に形成した出力電極
である。これらの電極は、アルミニウム等の導電性材料
からなり、通常フォトリソグラフィー技術を利用して形
成される。入力電極92には被検波信号入力回路96が
接続されており、入力電極93には参照信号発生器95
が接続されている。
の一例を示す概略図である。図中、91はYカット(Z
伝搬)ニオブ酸リチウム等の圧電基板であり、92,9
3は該圧電基板91の表面上に形成した櫛形入力電極で
あり、94は圧電基板91の表面上に形成した出力電極
である。これらの電極は、アルミニウム等の導電性材料
からなり、通常フォトリソグラフィー技術を利用して形
成される。入力電極92には被検波信号入力回路96が
接続されており、入力電極93には参照信号発生器95
が接続されている。
【0004】この様な構成の弾性表面波素子において、
入力電極92に信号入力回路96から搬送角周波数ωの
電気信号を入力すると、基板の圧電効果により弾性表面
波が励振される。同様にして、入力電極93に参照信号
発生器95から搬送角周波数ωの電気信号を入力する
と、基板の圧電効果により弾性表面波が励振される。こ
れら2つの弾性表面波は、2つの入力電極92,93間
の圧電基板91上で互いに逆向きに伝搬し、該圧電基板
の物理的非線形効果によって、2つの入力信号の相関出
力たるコンボリューション信号(搬送角周波数2ω)を
出力電極94から取り出すことができる。
入力電極92に信号入力回路96から搬送角周波数ωの
電気信号を入力すると、基板の圧電効果により弾性表面
波が励振される。同様にして、入力電極93に参照信号
発生器95から搬送角周波数ωの電気信号を入力する
と、基板の圧電効果により弾性表面波が励振される。こ
れら2つの弾性表面波は、2つの入力電極92,93間
の圧電基板91上で互いに逆向きに伝搬し、該圧電基板
の物理的非線形効果によって、2つの入力信号の相関出
力たるコンボリューション信号(搬送角周波数2ω)を
出力電極94から取り出すことができる。
【0005】2つの入力電極92,93を結ぶ方向にx
軸をとり2つの入力電極92,93の中間に原点をと
り、2つの弾性表面波をF(t-x/v)exp{j(ωt-kx)}, G(t+
x/v)exp{j(ωt+kx)}とすると、圧電基板上91には、非
線形相互作用により、その積であるF(t-x/v)・G(t+x/v)
exp(2jωt)という場所に依存しない弾性表面波が発生す
る。この信号は、一様な出力電極94を設けることによ
り電極長領域内で積分される。この相互作用領域長をT
とすると、 S(t)=Kexp(2jωt)∫-T/2 T/2F(t-x/v)・G(t+x/v)dx ・・・・・・ (1) で表される信号として取り出される。ここで、積分範囲
は相互作用領域長Tが信号長より十分大きい時には実質
上−∞〜+∞としてよく、τ=t-x/vとすると、上記
(1)式は、 S(t)=-vKexp(2jωt)∫-I I F(τ)・ G(2t-τ)dτ ・・・・・・ (2) となり(ここで、積分範囲中のIは∞を示す)、前記信
号は2つの入力信号のコンボリューションとなる。この
様なコンボリューションのメカニズムは、例えば『柴
山、“弾性表面波の応用”、テレビジョン、30、45
7(1976)』等に詳細に記載されている。
軸をとり2つの入力電極92,93の中間に原点をと
り、2つの弾性表面波をF(t-x/v)exp{j(ωt-kx)}, G(t+
x/v)exp{j(ωt+kx)}とすると、圧電基板上91には、非
線形相互作用により、その積であるF(t-x/v)・G(t+x/v)
exp(2jωt)という場所に依存しない弾性表面波が発生す
る。この信号は、一様な出力電極94を設けることによ
り電極長領域内で積分される。この相互作用領域長をT
とすると、 S(t)=Kexp(2jωt)∫-T/2 T/2F(t-x/v)・G(t+x/v)dx ・・・・・・ (1) で表される信号として取り出される。ここで、積分範囲
は相互作用領域長Tが信号長より十分大きい時には実質
上−∞〜+∞としてよく、τ=t-x/vとすると、上記
(1)式は、 S(t)=-vKexp(2jωt)∫-I I F(τ)・ G(2t-τ)dτ ・・・・・・ (2) となり(ここで、積分範囲中のIは∞を示す)、前記信
号は2つの入力信号のコンボリューションとなる。この
様なコンボリューションのメカニズムは、例えば『柴
山、“弾性表面波の応用”、テレビジョン、30、45
7(1976)』等に詳細に記載されている。
【0006】以上の様に、弾性表面波コンボルバでは、
図16の様な構成で、被検波信号と参照信号とのコンボ
リューション出力信号を得ている。図16の出力電極9
4は導波路を兼ねている。即ち、圧電効果を有する素材
に金属薄膜を蒸着すると、その部分の弾性表面波の伝搬
速度が遅くなり弾性表面波がそこに集中する効果と、蒸
着した金属の質量負荷により弾性表面波が集中する効果
とを利用した導波路になっている。
図16の様な構成で、被検波信号と参照信号とのコンボ
リューション出力信号を得ている。図16の出力電極9
4は導波路を兼ねている。即ち、圧電効果を有する素材
に金属薄膜を蒸着すると、その部分の弾性表面波の伝搬
速度が遅くなり弾性表面波がそこに集中する効果と、蒸
着した金属の質量負荷により弾性表面波が集中する効果
とを利用した導波路になっている。
【0007】コンボリューション効率は、エネルギー密
度の2乗に比例するため、導波路として動作する出力電
極は、高次の伝搬横モードを防ぎエネルギー密度を高め
るため、コンボリューション出力を取出せる範囲でなる
べく狭くしたいという要求と、導波路幅が狭いと周波数
による速度変化が大きくなるという問題とから、伝搬す
る弾性表面波の波長をλとすると、Yカットのニオブ酸
リチウムのZ方向伝搬のコンボルバでは、1.5〜4λ
程度が適当であるとされている。
度の2乗に比例するため、導波路として動作する出力電
極は、高次の伝搬横モードを防ぎエネルギー密度を高め
るため、コンボリューション出力を取出せる範囲でなる
べく狭くしたいという要求と、導波路幅が狭いと周波数
による速度変化が大きくなるという問題とから、伝搬す
る弾性表面波の波長をλとすると、Yカットのニオブ酸
リチウムのZ方向伝搬のコンボルバでは、1.5〜4λ
程度が適当であるとされている。
【0008】一方、電気信号を弾性表面波信号に変換す
る櫛形入力電極は、そこで発生した弾性表面波のエネル
ギーが導波路に導かれる割合(結合効率)を高めるため
に、従来より入力電極の形状を円弧状にしたものが考案
されていた。
る櫛形入力電極は、そこで発生した弾性表面波のエネル
ギーが導波路に導かれる割合(結合効率)を高めるため
に、従来より入力電極の形状を円弧状にしたものが考案
されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ニオブ
酸リチウム等の様な異方性圧電基板では、弾性表面波の
伝搬速度が伝搬方向に依存するために、円弧形状の電極
ではエネルギーが1点に集中しにくく高い結合効率が得
られないという問題があった。即ち、YカットZ方向伝
搬のニオブ酸リチウムを例にとると、その伝搬方向と伝
搬速度との関係は図15の様になり、Z軸方向は相対的
に速度が速く、Z軸を基準として、約±22度までは徐
々に速度が遅くなる。従って、円の1部分の円弧を入力
電極の形状にした時には、電極のZ軸上付近即ち円弧の
中心付近から励振された波は、円弧の外側付近で励振さ
れた波よりも速く導波路に到達してしまい、波を狭い範
囲に集中させることができない。このため、導波路に多
くの波を導入させることが困難で、高い結合効率が得ら
れないという問題があった。
酸リチウム等の様な異方性圧電基板では、弾性表面波の
伝搬速度が伝搬方向に依存するために、円弧形状の電極
ではエネルギーが1点に集中しにくく高い結合効率が得
られないという問題があった。即ち、YカットZ方向伝
搬のニオブ酸リチウムを例にとると、その伝搬方向と伝
搬速度との関係は図15の様になり、Z軸方向は相対的
に速度が速く、Z軸を基準として、約±22度までは徐
々に速度が遅くなる。従って、円の1部分の円弧を入力
電極の形状にした時には、電極のZ軸上付近即ち円弧の
中心付近から励振された波は、円弧の外側付近で励振さ
れた波よりも速く導波路に到達してしまい、波を狭い範
囲に集中させることができない。このため、導波路に多
くの波を導入させることが困難で、高い結合効率が得ら
れないという問題があった。
【0010】この問題解決のための1つの方法として、
USPNo.4649509には、周波数分散性の変換
器(櫛形入力電極)を導波路近傍に設置し、導波路の導
波モードの弾性表面波がこの櫛形電極上で等波面となる
様に電極形状を工夫した例があるが、導波路の近傍での
弾性表面波の位相や強度を広い周波数帯域に対し合わせ
ることは非常に困難である。
USPNo.4649509には、周波数分散性の変換
器(櫛形入力電極)を導波路近傍に設置し、導波路の導
波モードの弾性表面波がこの櫛形電極上で等波面となる
様に電極形状を工夫した例があるが、導波路の近傍での
弾性表面波の位相や強度を広い周波数帯域に対し合わせ
ることは非常に困難である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、圧
電基板上を伝搬する弾性表面波の速度の角度依存性に対
応した形状の入力電極形状となすことにより、弾性表面
波を狭い範囲に集中させ高い結合効率を得ることを目的
とする。
電基板上を伝搬する弾性表面波の速度の角度依存性に対
応した形状の入力電極形状となすことにより、弾性表面
波を狭い範囲に集中させ高い結合効率を得ることを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、異方性圧電基板上に入
力電極を設けて弾性表面波を発生させ該弾性表面波を集
中させて導波路に結合させる弾性表面波素子において、
入力電極は、前記異方性圧電基板上を弾性表面波が伝搬
する時の伝搬方向による弾性表面波の速度の角度依存性
に対応した形状を有することを特徴とする弾性表面波素
子、が提供される。
如き目的を達成するものとして、異方性圧電基板上に入
力電極を設けて弾性表面波を発生させ該弾性表面波を集
中させて導波路に結合させる弾性表面波素子において、
入力電極は、前記異方性圧電基板上を弾性表面波が伝搬
する時の伝搬方向による弾性表面波の速度の角度依存性
に対応した形状を有することを特徴とする弾性表面波素
子、が提供される。
【0013】本発明の一態様においては、入力電極が、
導波路から放出された弾性表面波の等位相面に少なくと
も近似的に等しい形状を有する。
導波路から放出された弾性表面波の等位相面に少なくと
も近似的に等しい形状を有する。
【0014】本発明の一態様においては、入力電極が、
導波モードの強度分布を有する弾性表面波が導波路より
放出される時の該弾性表面波の等位相面に少なくとも近
似的に等しい形状を有する。ここで、入力電極が、導波
モードの弾性表面波が導波路より放出される時に入力電
極上で示す強度分布に合わせてアポタイズされている態
様がある。
導波モードの強度分布を有する弾性表面波が導波路より
放出される時の該弾性表面波の等位相面に少なくとも近
似的に等しい形状を有する。ここで、入力電極が、導波
モードの弾性表面波が導波路より放出される時に入力電
極上で示す強度分布に合わせてアポタイズされている態
様がある。
【0015】本発明の他の態様においては、入力電極の
インピーダンスが、該入力電極への入力回路のインピー
ダンスに整合している。
インピーダンスが、該入力電極への入力回路のインピー
ダンスに整合している。
【0016】本発明の一態様においては、入力電極が櫛
形電極である。ここで、櫛形電極がダブル電極である態
様や、櫛形電極が1方向性を有する態様がある。
形電極である。ここで、櫛形電極がダブル電極である態
様や、櫛形電極が1方向性を有する態様がある。
【0017】また、本発明によれば、以上の如き目的を
達成するものとして、異方性圧電基板上に入力電極を設
けて弾性表面波を発生させ該弾性表面波を導波路に集中
して結合させる弾性表面波素子の入力電極を設計する方
法であって、前記異方性圧電基板上を弾性表面波が伝搬
するときの伝搬方向による該弾性表面波の速度の角度依
存性を算出し、該算出した角度依存性に対応して入力電
極の形状を決定することを特徴とする、弾性表面波素子
の入力電極の設計方法、が提供される。
達成するものとして、異方性圧電基板上に入力電極を設
けて弾性表面波を発生させ該弾性表面波を導波路に集中
して結合させる弾性表面波素子の入力電極を設計する方
法であって、前記異方性圧電基板上を弾性表面波が伝搬
するときの伝搬方向による該弾性表面波の速度の角度依
存性を算出し、該算出した角度依存性に対応して入力電
極の形状を決定することを特徴とする、弾性表面波素子
の入力電極の設計方法、が提供される。
【0018】本発明の一態様においては、弾性表面波を
導波路より放出させた時の該弾性表面波の等位相面を算
出することにより前記角度依存性を算出する。
導波路より放出させた時の該弾性表面波の等位相面を算
出することにより前記角度依存性を算出する。
【0019】本発明の一態様においては、導波モードの
強度分布を有する弾性表面波を導波路より放出させた時
の該弾性表面波の等位相面を算出することにより前記角
度依存性を算出する。
強度分布を有する弾性表面波を導波路より放出させた時
の該弾性表面波の等位相面を算出することにより前記角
度依存性を算出する。
【0020】また、本発明によれば、以上の様な本発明
の弾性表面波素子を用いてコンボリューション信号を発
生する信号受信機及びそれを用いた通信システム、が提
供される。
の弾性表面波素子を用いてコンボリューション信号を発
生する信号受信機及びそれを用いた通信システム、が提
供される。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の具体的実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0022】[実施例1]図1は、本発明によるコンボ
ルバ等の弾性表面波素子の第1の実施例の部分拡大図で
あり、特に櫛形入力電極を示す図である。図1におい
て、15−16は素子の中央線である。11は電気信号
を弾性表面波に変換する櫛形入力電極であり、13はワ
イヤボンディングのための電極パッドであり、14は導
波路端面(原点位置)に殆ど点波源と見なし得る弾性表
面波を導波させる理想的な導波路である。12は導波路
14の端面から出力された弾性表面波の波面の一部であ
る。
ルバ等の弾性表面波素子の第1の実施例の部分拡大図で
あり、特に櫛形入力電極を示す図である。図1におい
て、15−16は素子の中央線である。11は電気信号
を弾性表面波に変換する櫛形入力電極であり、13はワ
イヤボンディングのための電極パッドであり、14は導
波路端面(原点位置)に殆ど点波源と見なし得る弾性表
面波を導波させる理想的な導波路である。12は導波路
14の端面から出力された弾性表面波の波面の一部であ
る。
【0023】櫛形入力電極11の形状は、弾性表面波が
導波路より出力され、異方性圧電基板上を伝搬する様子
を計算する計算手段により求められる。この様な計算
は、『弾性表面波工学;電子通信学会;柴山幹夫監修
第3章』に記載されている様に、以下の(3)及び
(4)の弾性方程式と(5)及び(6)のマクスウェル
の方程式とを、それぞれの条件に合わせて解くことによ
り求めることができる: ▽・T=jωp−F ・・・・・・ (3) ▽s v=jωS ・・・・・・ (4) ▽×E=−jωB ・・・・・・ (5) ▽×H=jωD+J ・・・・・・ (6) ここで、Tは応力、jは虚数単位、ωは角周波数、pは
運動量、Fは外力、vは粒子速度、Sは歪、Eは電界、
Bは磁束密度、Hは磁界、Dは電束密度、Jは電流密度
である(尚、アンダーラインはベクトルであることを示
す:以下、同様)。
導波路より出力され、異方性圧電基板上を伝搬する様子
を計算する計算手段により求められる。この様な計算
は、『弾性表面波工学;電子通信学会;柴山幹夫監修
第3章』に記載されている様に、以下の(3)及び
(4)の弾性方程式と(5)及び(6)のマクスウェル
の方程式とを、それぞれの条件に合わせて解くことによ
り求めることができる: ▽・T=jωp−F ・・・・・・ (3) ▽s v=jωS ・・・・・・ (4) ▽×E=−jωB ・・・・・・ (5) ▽×H=jωD+J ・・・・・・ (6) ここで、Tは応力、jは虚数単位、ωは角周波数、pは
運動量、Fは外力、vは粒子速度、Sは歪、Eは電界、
Bは磁束密度、Hは磁界、Dは電束密度、Jは電流密度
である(尚、アンダーラインはベクトルであることを示
す:以下、同様)。
【0024】以上の式の厳密解を求めることは極めて困
難である。そこで、簡単には、例えば、「J.B.Green et
al.,IEEE Transactions on sonics and ultrasonics,
vol.30. No.1, January 1983, p 43- 」の様に、弾性表
面波のホイゲンスの定理を用いた波動理論に異方性を考
慮することで、以下の(7)式の様に近似できる: a=exp{j(ωt−k・r)}/|r|1/2 ・・・・・・ (7) ここで、aは測定点における複素振幅、ωは弾性表面波
の角周波数、kは波数ベクトル、rは点波源から観測点
までの距離ベクトルである。
難である。そこで、簡単には、例えば、「J.B.Green et
al.,IEEE Transactions on sonics and ultrasonics,
vol.30. No.1, January 1983, p 43- 」の様に、弾性表
面波のホイゲンスの定理を用いた波動理論に異方性を考
慮することで、以下の(7)式の様に近似できる: a=exp{j(ωt−k・r)}/|r|1/2 ・・・・・・ (7) ここで、aは測定点における複素振幅、ωは弾性表面波
の角周波数、kは波数ベクトル、rは点波源から観測点
までの距離ベクトルである。
【0025】観測点を網の目状に設定すれば、各観測点
の波源からの距離と角度とが分かるので、距離ベクトル
rと、k=2πf/vで求められる波数ベクトルkが求
められ、複素振幅aが算出できる。この複素振幅aの等
高線が波面を示している。Yカットのニオブ酸リチウム
の場合、Z軸方向の速度が約3488m/sであるのに
対し、最も速度が遅い±22°付近では、約3430m
/sであるので、実際の点波源からの弾性表面波の波面
は円に近いが、図1では、本発明の説明のために、伝搬
速度の角度依存性による波面の歪を強調して、描いてい
る。弾性表面波の伝搬は可逆的であるから、点波源から
広がった弾性表面波の波面全体から点波源側に弾性表面
波を励振すれば、中心付近に弾性表面波が集中するので
櫛形入力電極から導波路への結合効率が向上する。即
ち、以上の様にして求めた点波源から広がった弾性表面
波の波面の形状に対応させて、櫛形入力電極11の形状
が決定されているのである。
の波源からの距離と角度とが分かるので、距離ベクトル
rと、k=2πf/vで求められる波数ベクトルkが求
められ、複素振幅aが算出できる。この複素振幅aの等
高線が波面を示している。Yカットのニオブ酸リチウム
の場合、Z軸方向の速度が約3488m/sであるのに
対し、最も速度が遅い±22°付近では、約3430m
/sであるので、実際の点波源からの弾性表面波の波面
は円に近いが、図1では、本発明の説明のために、伝搬
速度の角度依存性による波面の歪を強調して、描いてい
る。弾性表面波の伝搬は可逆的であるから、点波源から
広がった弾性表面波の波面全体から点波源側に弾性表面
波を励振すれば、中心付近に弾性表面波が集中するので
櫛形入力電極から導波路への結合効率が向上する。即
ち、以上の様にして求めた点波源から広がった弾性表面
波の波面の形状に対応させて、櫛形入力電極11の形状
が決定されているのである。
【0026】[実施例2]図2は、本発明による弾性表
面波素子の第2の実施例の部分拡大図であり、特に櫛形
入力電極を示す図である。本実施例の上記実施例1と異
なる点は、本実施例においては導波路と同じ幅を持った
波源を想定したことである。図2において、15−16
は素子の中央線である。11は電気信号を弾性表面波に
変換する櫛形入力電極であり、13はワイヤボンディン
グのための電極パッドであり、24は波源が導波路幅と
等しく、波源の強度がこの幅内で一定である線状弾性表
面波を伝搬させる理想的な導波路である。22は導波路
24の端面から出力された弾性表面波の波面の一部であ
る。この場合、波面22を求めるための網の目状の観測
点の複素振幅は(7)式を波源の大きさ(導波路24の
幅)で積分することで、以下の(8)式の様に得られ
る: a=∫[exp{j(ωt−k・r)}/|r|1/2 ]dσ・・・・・・(8) ここで、dσは波源の微小区間である。
面波素子の第2の実施例の部分拡大図であり、特に櫛形
入力電極を示す図である。本実施例の上記実施例1と異
なる点は、本実施例においては導波路と同じ幅を持った
波源を想定したことである。図2において、15−16
は素子の中央線である。11は電気信号を弾性表面波に
変換する櫛形入力電極であり、13はワイヤボンディン
グのための電極パッドであり、24は波源が導波路幅と
等しく、波源の強度がこの幅内で一定である線状弾性表
面波を伝搬させる理想的な導波路である。22は導波路
24の端面から出力された弾性表面波の波面の一部であ
る。この場合、波面22を求めるための網の目状の観測
点の複素振幅は(7)式を波源の大きさ(導波路24の
幅)で積分することで、以下の(8)式の様に得られ
る: a=∫[exp{j(ωt−k・r)}/|r|1/2 ]dσ・・・・・・(8) ここで、dσは波源の微小区間である。
【0027】この様にして求められた波面の形状に対応
する形状の櫛形入力電極で励振された弾性表面波は、所
定の幅の有限の大きさの導波路への結合効率が高くな
る。
する形状の櫛形入力電極で励振された弾性表面波は、所
定の幅の有限の大きさの導波路への結合効率が高くな
る。
【0028】[実施例3]次に、第3の実施例について
述べる。本実施例の上記実施例2と異なる点は、導波路
を伝搬する弾性表面波の導波モードを考慮したことであ
る。
述べる。本実施例の上記実施例2と異なる点は、導波路
を伝搬する弾性表面波の導波モードを考慮したことであ
る。
【0029】金属薄膜を圧電基板に蒸着した導波路を伝
搬する弾性表面波の固有モードは、金属蒸着面(電気的
短絡面)と何も蒸着していない面(電気的開放面)との
境界条件から導き出され、図5の様な振幅強度分布とな
る。この導波路を伝搬する弾性表面波の固有モードは、
「小柴、鈴木、信学論(B)、J61−B,p689
(1978)」等で精密に計算されている。また、YZ
−ニオブ酸リチウムについては、「R.V. Schmidt & L.
A. Coldren, IEEE Transactions on sonics and ultras
onics, vol.su-22. No.2, March 1975, p115-」の様に
スカラーポテンシャル近似による計算でもよい。
搬する弾性表面波の固有モードは、金属蒸着面(電気的
短絡面)と何も蒸着していない面(電気的開放面)との
境界条件から導き出され、図5の様な振幅強度分布とな
る。この導波路を伝搬する弾性表面波の固有モードは、
「小柴、鈴木、信学論(B)、J61−B,p689
(1978)」等で精密に計算されている。また、YZ
−ニオブ酸リチウムについては、「R.V. Schmidt & L.
A. Coldren, IEEE Transactions on sonics and ultras
onics, vol.su-22. No.2, March 1975, p115-」の様に
スカラーポテンシャル近似による計算でもよい。
【0030】この導波モードをもつ弾性表面波が導波路
より出力され、圧電基板上を伝搬する様子は、(8)式
と同様な積分方法で各波源の微小区間が導波路入口に導
波モードと同じ強度をもつときに、各測定点での弾性表
面波の速度、位相を計算することで得られる。図3は、
この様にして求められた弾性表面波の位相面に合わせた
入力電極を有する本発明の弾性表面波素子の部分拡大図
であり、特に櫛形入力電極を示す図である。図3におい
て、上記図1及び図2におけると同様の機能を有する部
材には同一の符号が付されているものもある。本実施例
では、中心周波数200MHzにおいて、幅2λの導波
路から出力された弾性表面波の等位相面が曲率半径r=
171λ、中心角θ=6.0°の円弧からどれ位ずれる
かを算出して補正することにより、入力電極11の形状
を決定した。
より出力され、圧電基板上を伝搬する様子は、(8)式
と同様な積分方法で各波源の微小区間が導波路入口に導
波モードと同じ強度をもつときに、各測定点での弾性表
面波の速度、位相を計算することで得られる。図3は、
この様にして求められた弾性表面波の位相面に合わせた
入力電極を有する本発明の弾性表面波素子の部分拡大図
であり、特に櫛形入力電極を示す図である。図3におい
て、上記図1及び図2におけると同様の機能を有する部
材には同一の符号が付されているものもある。本実施例
では、中心周波数200MHzにおいて、幅2λの導波
路から出力された弾性表面波の等位相面が曲率半径r=
171λ、中心角θ=6.0°の円弧からどれ位ずれる
かを算出して補正することにより、入力電極11の形状
を決定した。
【0031】ところで、櫛形入力電極の電気的なインピ
ーダンスは、対になっている電極の交差している部分の
長さに比例し、電極の対数は帯域幅に反比例する。実施
例1〜実施例3で述べた様にして波面が計算できるの
で、電極の長さは一義的に決まる。例えば、YZ−ニオ
ブ酸リチウムにおいては、中心周波数200MHz、帯
域幅40MHz、インピーダンス50Ωとすると、電極
長(交差幅)約0.8mm、対数3.5程度となる。
ーダンスは、対になっている電極の交差している部分の
長さに比例し、電極の対数は帯域幅に反比例する。実施
例1〜実施例3で述べた様にして波面が計算できるの
で、電極の長さは一義的に決まる。例えば、YZ−ニオ
ブ酸リチウムにおいては、中心周波数200MHz、帯
域幅40MHz、インピーダンス50Ωとすると、電極
長(交差幅)約0.8mm、対数3.5程度となる。
【0032】実施例1〜実施例3の櫛形入力電極は、こ
の様にして決まる電極長にあわせて作製されている。図
7は、実施例3で設計された櫛形入力電極で励振された
弾性表面波の強度を示す3次元グラフである。同図にお
いて、11は、本発明の櫛形入力電極である。比較のた
め、本発明を適用しない単純な円弧形櫛形電極61(r
=83.3λ、θ=14°)で励振された弾性表面波の
強度を図6に示す。同図に示す例では、振幅が大きい場
所が1点に集中しないまま弾性表面波が広がってしまう
が、本発明の櫛形入力電極では、弾性表面波が中心付近
に集中し、櫛形入力電極から導波路への結合効率が向上
している。
の様にして決まる電極長にあわせて作製されている。図
7は、実施例3で設計された櫛形入力電極で励振された
弾性表面波の強度を示す3次元グラフである。同図にお
いて、11は、本発明の櫛形入力電極である。比較のた
め、本発明を適用しない単純な円弧形櫛形電極61(r
=83.3λ、θ=14°)で励振された弾性表面波の
強度を図6に示す。同図に示す例では、振幅が大きい場
所が1点に集中しないまま弾性表面波が広がってしまう
が、本発明の櫛形入力電極では、弾性表面波が中心付近
に集中し、櫛形入力電極から導波路への結合効率が向上
している。
【0033】[実施例4]図4は、本発明による弾性表
面波素子の第4の実施例の部分拡大図であり、特に櫛形
入力電極を示す図である。図4において、15−16は
素子の中央線である。41は電気信号を弾性表面波に変
換する櫛形入力電極であり、該電極41の電極指は複数
の異なる交差幅を有している。
面波素子の第4の実施例の部分拡大図であり、特に櫛形
入力電極を示す図である。図4において、15−16は
素子の中央線である。41は電気信号を弾性表面波に変
換する櫛形入力電極であり、該電極41の電極指は複数
の異なる交差幅を有している。
【0034】櫛形入力電極41では、電極指の交差して
いる部分のみで弾性表面波が励振される。上記実施例1
乃至3の様な櫛形入力電極では、入力電極各部の角度に
よって電気機械結合係数が異なるため、図9(a)の様
な振幅強度の弾性表面波が励振される。一方、導波路よ
り出力される弾性表面波の振幅強度は櫛形入力電極上で
図9(b)の様な分布となる。
いる部分のみで弾性表面波が励振される。上記実施例1
乃至3の様な櫛形入力電極では、入力電極各部の角度に
よって電気機械結合係数が異なるため、図9(a)の様
な振幅強度の弾性表面波が励振される。一方、導波路よ
り出力される弾性表面波の振幅強度は櫛形入力電極上で
図9(b)の様な分布となる。
【0035】本実施例では、櫛形入力電極は、導波路の
固有モードの振幅強度を持つ弾性表面波が導波路端面か
ら発せられ、入力電極部分でもつ強度分布(図9
(a))が、櫛形電極の各部分が角度に依存する電気機
械結合係数に比例した弾性表面波を発生した時に、上記
の強度分布(図9(b))と合わない部分をなるべく補
償する様にアポタイズされている。本発明の図4の電極
近傍では、図9(c)の様な振幅強度分布の弾性表面波
が励振され、図8に示す強度分布で弾性表面波が伝搬さ
れる。本実施例の様に導波モードが櫛形電極上で示す強
度分布に合わせて電極指の交差幅を変えることにより、
実施例3より更に結合効率が改善される。
固有モードの振幅強度を持つ弾性表面波が導波路端面か
ら発せられ、入力電極部分でもつ強度分布(図9
(a))が、櫛形電極の各部分が角度に依存する電気機
械結合係数に比例した弾性表面波を発生した時に、上記
の強度分布(図9(b))と合わない部分をなるべく補
償する様にアポタイズされている。本発明の図4の電極
近傍では、図9(c)の様な振幅強度分布の弾性表面波
が励振され、図8に示す強度分布で弾性表面波が伝搬さ
れる。本実施例の様に導波モードが櫛形電極上で示す強
度分布に合わせて電極指の交差幅を変えることにより、
実施例3より更に結合効率が改善される。
【0036】以上の実施例での櫛形入力電極の中心周波
数、帯域幅、電気的インピーダンスは具体的な数値を示
したが、これらは本発明を限定するものではない。
数、帯域幅、電気的インピーダンスは具体的な数値を示
したが、これらは本発明を限定するものではない。
【0037】また、本発明において、櫛形入力電極を図
10に示す様なダブル電極とし、電極での弾性表面波の
反射を抑制することも可能である。図10において、1
11はダブル櫛形入力電極であり、113は電極パッド
であり、114は導波路である。
10に示す様なダブル電極とし、電極での弾性表面波の
反射を抑制することも可能である。図10において、1
11はダブル櫛形入力電極であり、113は電極パッド
であり、114は導波路である。
【0038】更に、本発明の櫛形入力電極において、例
えば、図11に示す様に、3相以上の電気信号を入力
し、弾性表面波を一方向性にのみ励起する、いわゆる一
方向性櫛形電極とすることも可能である。図11におい
て、121は櫛形入力電極であり、123は電極パッド
であり、124は導波路である。この様にして一方向に
のみ弾性表面波を励振させることで、更に効率を向上さ
せることができる。
えば、図11に示す様に、3相以上の電気信号を入力
し、弾性表面波を一方向性にのみ励起する、いわゆる一
方向性櫛形電極とすることも可能である。図11におい
て、121は櫛形入力電極であり、123は電極パッド
であり、124は導波路である。この様にして一方向に
のみ弾性表面波を励振させることで、更に効率を向上さ
せることができる。
【0039】以上の本発明実施例では、簡単のため、導
波モードの導波路端面における変化や、導波路から弾性
表面波が出力される時の位相変化を考慮していない計算
方法で説明したが、上記(3)〜(6)式と境界条件を
満たす有限要素法や境界要素法を用いた計算方法を用い
ることもできる。
波モードの導波路端面における変化や、導波路から弾性
表面波が出力される時の位相変化を考慮していない計算
方法で説明したが、上記(3)〜(6)式と境界条件を
満たす有限要素法や境界要素法を用いた計算方法を用い
ることもできる。
【0040】[実施例5]図12は、以上説明した様な
弾性表面波素子を用いた通信システムの一例を示すブロ
ック図である。図において、120は送信機を示す。こ
の送信機は送信すべき信号を、拡散符号を用いてスペク
トラム拡散変調して、アンテナ1201より送信する。
送信された信号は、受信機121で受信され、復調され
る。受信機121は、アンテナ1211、高周波信号処
理部1212、同期回路1213、符号発生器121
4、拡散復調回路1215、復調回路1216により構
成される。アンテナ1211にて受信された受信信号は
高周波信号処理部1212にて適当にフィルタリング及
び増幅され、送信周波数帯信号のまま若しくは適当な中
間周波数帯信号に変換され出力される。該信号は、同期
回路1213に入力される。
弾性表面波素子を用いた通信システムの一例を示すブロ
ック図である。図において、120は送信機を示す。こ
の送信機は送信すべき信号を、拡散符号を用いてスペク
トラム拡散変調して、アンテナ1201より送信する。
送信された信号は、受信機121で受信され、復調され
る。受信機121は、アンテナ1211、高周波信号処
理部1212、同期回路1213、符号発生器121
4、拡散復調回路1215、復調回路1216により構
成される。アンテナ1211にて受信された受信信号は
高周波信号処理部1212にて適当にフィルタリング及
び増幅され、送信周波数帯信号のまま若しくは適当な中
間周波数帯信号に変換され出力される。該信号は、同期
回路1213に入力される。
【0041】同期回路1213は、本発明の実施例に記
載の弾性表面波素子(弾性表面波装置)12131と、
符号発生器1214より入力される参照用拡散符号を変
調する変調回路と12132と、弾性表面波装置121
31から出力された信号を処理して送信信号に対する拡
散符号同期信号およびクロック同期信号を符号発生器1
214に出力する信号処理回路12133とを含んでな
る。
載の弾性表面波素子(弾性表面波装置)12131と、
符号発生器1214より入力される参照用拡散符号を変
調する変調回路と12132と、弾性表面波装置121
31から出力された信号を処理して送信信号に対する拡
散符号同期信号およびクロック同期信号を符号発生器1
214に出力する信号処理回路12133とを含んでな
る。
【0042】弾性表面波素子12131には高周波信号
処理部1212からの出力信号と変調回路12132か
らの出力信号とが入力され、2つの入力信号のコンボリ
ューション演算が行われる。ここで、符号発生器121
4より変調回路12132に入力される参照用拡散符号
が送信側から送信される拡散符号を時間反転させた符号
であるとすると、弾性表面波装置12131では、受信
信号に含まれる同期専用拡散符号成分と参照用拡散符号
とが弾性表面波装置12131の導波路上にて一致した
時に、相関ピークが出力される。
処理部1212からの出力信号と変調回路12132か
らの出力信号とが入力され、2つの入力信号のコンボリ
ューション演算が行われる。ここで、符号発生器121
4より変調回路12132に入力される参照用拡散符号
が送信側から送信される拡散符号を時間反転させた符号
であるとすると、弾性表面波装置12131では、受信
信号に含まれる同期専用拡散符号成分と参照用拡散符号
とが弾性表面波装置12131の導波路上にて一致した
時に、相関ピークが出力される。
【0043】信号処理回路12133では、弾性表面波
装置12131より入力される信号から相関ピークを検
出し、参照用拡散符号の符号開始から相関ピーク出力ま
での時間から符号同期のずれ量を割り出し、符号同期信
号及びクロック信号が符号発生器1214に出力され
る。同期確立後、符号発生器1214は送信側の拡散符
号に対しクロック及び拡散符号位相が一致した拡散符号
を発生する。この拡散符号は、拡散復調回路1215に
入力され、拡散変調される前の信号が復元される。
装置12131より入力される信号から相関ピークを検
出し、参照用拡散符号の符号開始から相関ピーク出力ま
での時間から符号同期のずれ量を割り出し、符号同期信
号及びクロック信号が符号発生器1214に出力され
る。同期確立後、符号発生器1214は送信側の拡散符
号に対しクロック及び拡散符号位相が一致した拡散符号
を発生する。この拡散符号は、拡散復調回路1215に
入力され、拡散変調される前の信号が復元される。
【0044】拡散復調回路1215から出力される信号
は、いわゆる周波数変調、位相変調等の一般に使用され
ている変調方式により変調されている信号なので、当業
者に周知の復調回路1216により、データ復調がなさ
れる。
は、いわゆる周波数変調、位相変調等の一般に使用され
ている変調方式により変調されている信号なので、当業
者に周知の復調回路1216により、データ復調がなさ
れる。
【0045】[実施例6]図13及び図14は、以上説
明した様な弾性表面波素子を用いた通信システムのそれ
ぞれ送信機及び受信機の一例を示すブロック図である。
本実施例では、通信方式としてCDM(Code Di
vision Multiplexing)方式を用い
ている。詳細を以下に述べる。
明した様な弾性表面波素子を用いた通信システムのそれ
ぞれ送信機及び受信機の一例を示すブロック図である。
本実施例では、通信方式としてCDM(Code Di
vision Multiplexing)方式を用い
ている。詳細を以下に述べる。
【0046】図13において、1301は直列に入力さ
れるデータをn個の並列データに変換する直並列変換
器、1302−1〜1302−nは並列化された各デー
タと拡散符号発生器から出力されるn個の拡散符号とを
乗算する乗算器群、1303はn個のそれぞれ異なる拡
散符号と同期専用の拡散符号とを発生する拡散符号発生
器、1304は拡散符号発生器1303から出力される
同期専用拡散符号と乗算器群1302−1〜1302−
nのn個の出力とを加算する加算器、1305は加算器
1304の出力を送信周波数に変換するための高周波
段、1306は送信アンテナである。
れるデータをn個の並列データに変換する直並列変換
器、1302−1〜1302−nは並列化された各デー
タと拡散符号発生器から出力されるn個の拡散符号とを
乗算する乗算器群、1303はn個のそれぞれ異なる拡
散符号と同期専用の拡散符号とを発生する拡散符号発生
器、1304は拡散符号発生器1303から出力される
同期専用拡散符号と乗算器群1302−1〜1302−
nのn個の出力とを加算する加算器、1305は加算器
1304の出力を送信周波数に変換するための高周波
段、1306は送信アンテナである。
【0047】また、図14において、1401は受信ア
ンテナ、1402は高周波信号処理部、1403は送信
側の拡散符号とクロックに対する同期を補足し維持する
同期回路、1404は同期回路1403より入力される
符号同期信号及びクロック信号により送信側の拡散符号
群と同一の(n+1)個の拡散符号及び参照用拡散符号
を発生する拡散符号発生器、1405は拡散符号発生器
1404より出力されるキャリア再生用拡散符号と高周
波処理信号部1402の出力から搬送波信号を再生する
キャリア再生回路、1406はキャリア再生回路140
5の出力と高周波信号処理部1402の出力と拡散符号
発生器1404の出力であるn個の拡散符号を用いてベ
ースバンドで復調を行うベースバンド復調回路、140
7はベースバンド復調回路1406の出力であるn個の
並列復調データを並直列変換するための並直列変換器で
ある。
ンテナ、1402は高周波信号処理部、1403は送信
側の拡散符号とクロックに対する同期を補足し維持する
同期回路、1404は同期回路1403より入力される
符号同期信号及びクロック信号により送信側の拡散符号
群と同一の(n+1)個の拡散符号及び参照用拡散符号
を発生する拡散符号発生器、1405は拡散符号発生器
1404より出力されるキャリア再生用拡散符号と高周
波処理信号部1402の出力から搬送波信号を再生する
キャリア再生回路、1406はキャリア再生回路140
5の出力と高周波信号処理部1402の出力と拡散符号
発生器1404の出力であるn個の拡散符号を用いてベ
ースバンドで復調を行うベースバンド復調回路、140
7はベースバンド復調回路1406の出力であるn個の
並列復調データを並直列変換するための並直列変換器で
ある。
【0048】上記構成において、送信側では、先ず、入
力されたデータが直並列変換器1301によって符号分
割多重数に等しいn個の並列データに変換される。一
方、拡散符号発生器の1303は、(n+1)個の符号
同期が同一でそれぞれ異なる拡散符号PN0〜PNnを
発生している。このうち、PN0は同期及びキャリア再
生専用であり、前記並列データによって変調されず直接
加算器1304に入力される。残りのn個の拡散符号
は、乗算器群1302−1〜1302−nにてn個の並
列データにより変調され加算器1304に入力される。
加算器1304は、入力された(n+1)個の信号を線
形に加算し、加算されたベースバンド信号を高周波段1
305に出力する。該ベースバンド信号は、続いて高周
波段1305にて適当な中心周波数を持つ高周波信号に
変換され、送信アンテナ1306より送信される。
力されたデータが直並列変換器1301によって符号分
割多重数に等しいn個の並列データに変換される。一
方、拡散符号発生器の1303は、(n+1)個の符号
同期が同一でそれぞれ異なる拡散符号PN0〜PNnを
発生している。このうち、PN0は同期及びキャリア再
生専用であり、前記並列データによって変調されず直接
加算器1304に入力される。残りのn個の拡散符号
は、乗算器群1302−1〜1302−nにてn個の並
列データにより変調され加算器1304に入力される。
加算器1304は、入力された(n+1)個の信号を線
形に加算し、加算されたベースバンド信号を高周波段1
305に出力する。該ベースバンド信号は、続いて高周
波段1305にて適当な中心周波数を持つ高周波信号に
変換され、送信アンテナ1306より送信される。
【0049】受信側では、受信アンテナ1401で受信
された信号は、高周波信号処理部1402にて適当にフ
ィルタリング及び増幅され、送信周波数帯信号のまま若
しくは適当な中間周波数帯信号に変換され、出力され
る。該信号は、同期回路1403に入力される。同期回
路1403は、本発明の実施例に記載の弾性表面波素子
(弾性表面波装置)14031と、符号発生器1404
より入力される参照用拡散符号を変調する変調回路14
032と、弾性表面波装置14031から出力された信
号を処理し送信信号に対する拡散符号同期信号およびク
ロック同期信号を符号発生器1404に出力する信号処
理回路14033とを含んでなる。弾性表面波素子14
031には高周波信号処理部1402からの出力信号と
変調回路14032からの出力信号とが入力され、2つ
の入力信号のコンボリューション演算が行われる。ここ
で、符号発生器1404より変調回路14032に入力
される参照用拡散符号が送信側から送信される同期専用
拡散符号を時間反転させた符号であるとすると、弾性表
面波装置14031では、受信信号に含まれる同期専用
拡散符号成分と参照用拡散符号とが弾性表面波装置14
031の導波路上にて一致した時に相関ピークが出力さ
れる。信号処理回路14033では、弾性表面波装置1
4031より入力される信号から相関ピークを検出し、
参照用拡散符号の符号開始から相関ピーク出力までの時
間から符号同期のずれ量を割り出し、符号同期信号及び
クロック信号が拡散符号発生器1404に出力される。
同期確立後、拡散符号発生器1404は送信側の拡散符
号群に対しクロック及び拡散符号位相が一致した拡散符
号群を発生する。これらの符号群のうち同期専用の拡散
符号PN0はキャリア再生回路1405に入力される。
キャリア再生回路1405では同期専用拡散符号PN0
により高周波信号処理部1402の出力である送信周波
数帯若しくは中間周波数帯に変換された受信信号を逆拡
散し送信周波数帯若しくは中間周波数帯の搬送波を再生
する。キャリア再生回路1405の構成には、例えば位
相ロックループを利用した回路が用いられる。受信信号
と同期専用拡散符号PN0は乗算器にて乗算される。同
期確立後は、受信信号中の同期専用拡散符号と参照用の
同期専用拡散符号のクロック及び符号位相は一致してお
り、送信側の同期専用拡散符号はデータで変調されてい
ないため、乗算器で逆拡散されその出力には搬送波の成
分が現れる。該出力は続いて帯域通過フィルタに入力さ
れ、搬送波成分のみが取り出され出力される。該出力
は、次に位相検出器、ループ・フィルタ及び電圧制御発
振器にて構成されるよく知られた位相ロックループに入
力され、電圧制御発振器より帯域通過フィルタより出力
される搬送波成分に位相のロックした信号が再生搬送波
として出力される。再生された搬送波は、ベースバンド
復調回路1406に入力される。ベースバンド復調回路
では該再生搬送波と高周波信号処理部1402の出力よ
りベースバンド信号が生成される。該ベースバンド信号
はn個に分配され拡散符号発生器1404の出力である
拡散符号群のPN1〜PNnにより各符号分割チャネル
毎に逆拡散され、続いてデータ復調がなされる。復調さ
れたn個の並列復調データは並直列変換器1407にて
直列データに変換され出力される。
された信号は、高周波信号処理部1402にて適当にフ
ィルタリング及び増幅され、送信周波数帯信号のまま若
しくは適当な中間周波数帯信号に変換され、出力され
る。該信号は、同期回路1403に入力される。同期回
路1403は、本発明の実施例に記載の弾性表面波素子
(弾性表面波装置)14031と、符号発生器1404
より入力される参照用拡散符号を変調する変調回路14
032と、弾性表面波装置14031から出力された信
号を処理し送信信号に対する拡散符号同期信号およびク
ロック同期信号を符号発生器1404に出力する信号処
理回路14033とを含んでなる。弾性表面波素子14
031には高周波信号処理部1402からの出力信号と
変調回路14032からの出力信号とが入力され、2つ
の入力信号のコンボリューション演算が行われる。ここ
で、符号発生器1404より変調回路14032に入力
される参照用拡散符号が送信側から送信される同期専用
拡散符号を時間反転させた符号であるとすると、弾性表
面波装置14031では、受信信号に含まれる同期専用
拡散符号成分と参照用拡散符号とが弾性表面波装置14
031の導波路上にて一致した時に相関ピークが出力さ
れる。信号処理回路14033では、弾性表面波装置1
4031より入力される信号から相関ピークを検出し、
参照用拡散符号の符号開始から相関ピーク出力までの時
間から符号同期のずれ量を割り出し、符号同期信号及び
クロック信号が拡散符号発生器1404に出力される。
同期確立後、拡散符号発生器1404は送信側の拡散符
号群に対しクロック及び拡散符号位相が一致した拡散符
号群を発生する。これらの符号群のうち同期専用の拡散
符号PN0はキャリア再生回路1405に入力される。
キャリア再生回路1405では同期専用拡散符号PN0
により高周波信号処理部1402の出力である送信周波
数帯若しくは中間周波数帯に変換された受信信号を逆拡
散し送信周波数帯若しくは中間周波数帯の搬送波を再生
する。キャリア再生回路1405の構成には、例えば位
相ロックループを利用した回路が用いられる。受信信号
と同期専用拡散符号PN0は乗算器にて乗算される。同
期確立後は、受信信号中の同期専用拡散符号と参照用の
同期専用拡散符号のクロック及び符号位相は一致してお
り、送信側の同期専用拡散符号はデータで変調されてい
ないため、乗算器で逆拡散されその出力には搬送波の成
分が現れる。該出力は続いて帯域通過フィルタに入力さ
れ、搬送波成分のみが取り出され出力される。該出力
は、次に位相検出器、ループ・フィルタ及び電圧制御発
振器にて構成されるよく知られた位相ロックループに入
力され、電圧制御発振器より帯域通過フィルタより出力
される搬送波成分に位相のロックした信号が再生搬送波
として出力される。再生された搬送波は、ベースバンド
復調回路1406に入力される。ベースバンド復調回路
では該再生搬送波と高周波信号処理部1402の出力よ
りベースバンド信号が生成される。該ベースバンド信号
はn個に分配され拡散符号発生器1404の出力である
拡散符号群のPN1〜PNnにより各符号分割チャネル
毎に逆拡散され、続いてデータ復調がなされる。復調さ
れたn個の並列復調データは並直列変換器1407にて
直列データに変換され出力される。
【0050】通信方式としてCDM方式を用いることに
より、複数のデータを束ねて伝送することができ、伝送
容量を大きくすることができる。
より、複数のデータを束ねて伝送することができ、伝送
容量を大きくすることができる。
【0051】また、本実施例は2値変調の場合である
が、直交変調等の他の変調方式でもよい。
が、直交変調等の他の変調方式でもよい。
【0052】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、圧電
基板上を伝搬する弾性表面波の速度の角度依存性に対応
した形状の入力電極形状となすことにより、弾性表面波
を狭い範囲に集中させ高い結合効率を得ることができ
る。特に、物理的非線形効果を利用したコンボルバで
は、出力が2つの弾性表面波の積に比例し、出力効率は
導波路(出力電極)の両端と入力電極との間の結合効率
の2乗に比例しているので、導波路と入力電極との間の
結合効率の改善の影響は大きい。
基板上を伝搬する弾性表面波の速度の角度依存性に対応
した形状の入力電極形状となすことにより、弾性表面波
を狭い範囲に集中させ高い結合効率を得ることができ
る。特に、物理的非線形効果を利用したコンボルバで
は、出力が2つの弾性表面波の積に比例し、出力効率は
導波路(出力電極)の両端と入力電極との間の結合効率
の2乗に比例しているので、導波路と入力電極との間の
結合効率の改善の影響は大きい。
【0053】また、本発明の弾性表面波素子を信号受信
機もしくは通信システムに用いることにより、効率よく
通信を行うことが可能となる。
機もしくは通信システムに用いることにより、効率よく
通信を行うことが可能となる。
【図1】実施例1の弾性表面波素子の部分拡大図であ
る。
る。
【図2】実施例2の弾性表面波素子の部分拡大図であ
る。
る。
【図3】実施例3の弾性表面波素子の部分拡大図であ
る。
る。
【図4】実施例4の弾性表面波素子の部分拡大図であ
る。
る。
【図5】金属薄膜を圧電基板に蒸着した導波路を伝搬す
る弾性表面波の固有モードを示す図である。
る弾性表面波の固有モードを示す図である。
【図6】櫛形入力電極で励振された弾性表面波の強度を
示す3次元グラフである。
示す3次元グラフである。
【図7】櫛形入力電極で励振された弾性表面波の強度を
示す3次元グラフである。
示す3次元グラフである。
【図8】櫛形入力電極で励振された弾性表面波の強度を
示す3次元グラフである。
示す3次元グラフである。
【図9】櫛形入力電極で励振される弾性表面波の振幅強
度を示す図である。
度を示す図である。
【図10】実施例3の入力電極をダブル電極とした部分
拡大図である。
拡大図である。
【図11】実施例3の入力電極を一方向性電極とした部
分拡大図である。
分拡大図である。
【図12】本発明の弾性表面波素子を用いた信号受信機
及び通信システムの構成図である。
及び通信システムの構成図である。
【図13】実施例6の通信システムの送信機の構成図で
ある。
ある。
【図14】実施例6の通信システムの受信機の構成図で
ある。
ある。
【図15】YカットZ方向伝搬のニオブ酸リチウムの伝
搬方向と伝搬速度との関係を示す図である。
搬方向と伝搬速度との関係を示す図である。
【図16】従来の弾性表面波素子の一例を示す概略図で
ある。
ある。
11,41 櫛形入力電極 12,22,32 波面 13 電極パッド 14,24,34 導波路(出力電極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江柄 光一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 蜂巣 高弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 望月 規弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】 異方性圧電基板上に入力電極を設けて弾
性表面波を発生させ該弾性表面波を集中させて導波路に
結合させる弾性表面波素子において、入力電極は、前記
異方性圧電基板上を弾性表面波が伝搬するときの伝搬方
向による弾性表面波の速度の角度依存性に対応した形状
を有することを特徴とする弾性表面波素子。 - 【請求項2】 入力電極が、導波路から放出された弾性
表面波の等位相面に少なくとも近似的に等しい形状を有
することを特徴とする、請求項1に記載の弾性表面波素
子。 - 【請求項3】 入力電極が、導波モードの強度分布を有
する弾性表面波が導波路より放出される時の該弾性表面
波の等位相面に少なくとも近似的に等しい形状を有する
ことを特徴とする、請求項1に記載の弾性表面波素子。 - 【請求項4】 入力電極が、導波モードの弾性表面波が
導波路より放出された時に入力電極上で示す強度分布に
合わせてアポタイズされていることを特徴とする、請求
項3に記載の弾性表面波素子。 - 【請求項5】 入力電極のインピーダンスが、該入力電
極への入力回路のインピーダンスに整合していることを
特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の弾性表
面波素子。 - 【請求項6】 入力電極が櫛形電極であることを特徴と
する、請求項1乃至5のいずれかに記載の弾性表面波素
子。 - 【請求項7】 櫛形電極がダブル電極であることを特徴
とする、請求項6に記載の弾性表面波素子。 - 【請求項8】 櫛形電極が1方向性を有することを特徴
とする、請求項6に記載の弾性表面波素子。 - 【請求項9】 異方性圧電基板上に入力電極を設けて弾
性表面波を発生させ該弾性表面波を導波路に集中して結
合させる弾性表面波素子の入力電極の設計方法であっ
て、前記異方性圧電基板上を弾性表面波が伝搬するとき
の伝搬方向による該弾性表面波の速度の角度依存性を算
出し、該算出した角度依存性に対応して入力電極の形状
を決定することを特徴とする、弾性表面波素子の入力電
極の設計方法。 - 【請求項10】 弾性表面波を導波路より放出させた時
の該弾性表面波の等位相面を算出することにより前記角
度依存性を算出することを特徴とする、請求項9に記載
の弾性表面波素子の入力電極の設計方法。 - 【請求項11】 導波モードの強度分布を有する弾性表
面波を導波路より放出させた時の該弾性表面波の等位相
面を算出することにより前記角度依存性を算出すること
を特徴とする、請求項9に記載の弾性表面波素子の入力
電極の設計方法。 - 【請求項12】 コンボリューション信号発生のために
請求項1乃至8のいずれかに記載の弾性表面波素子を用
いることを特徴とする信号受信機。 - 【請求項13】 コンボリューション信号発生のために
請求項1乃至8のいずれかに記載の弾性表面波素子を用
いることを特徴とする通信システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6029648A JPH06314946A (ja) | 1993-03-03 | 1994-02-28 | 弾性表面波素子、及びその設計方法、及びそれを用いた信号受信機及び通信システム |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-65971 | 1993-03-03 | ||
| JP6597193 | 1993-03-03 | ||
| JP6029648A JPH06314946A (ja) | 1993-03-03 | 1994-02-28 | 弾性表面波素子、及びその設計方法、及びそれを用いた信号受信機及び通信システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06314946A true JPH06314946A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=26367874
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6029648A Pending JPH06314946A (ja) | 1993-03-03 | 1994-02-28 | 弾性表面波素子、及びその設計方法、及びそれを用いた信号受信機及び通信システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06314946A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5477098A (en) * | 1993-05-31 | 1995-12-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Efficient surface acoustic wave device capable of excitation in plural frequency bands, and signal receiver and communication system utilizing the same |
| JPH08222993A (ja) * | 1994-12-15 | 1996-08-30 | Kazuhiko Yamanouchi | 弾性表面波コンボルバ |
| JPH08222992A (ja) * | 1994-12-15 | 1996-08-30 | Kazuhiko Yamanouchi | 弾性表面波コンボルバ |
| US6407650B1 (en) * | 1999-08-27 | 2002-06-18 | Board Of Regents The University Of Texas System | Surface acoustic wave shaping system |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6029648A patent/JPH06314946A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5477098A (en) * | 1993-05-31 | 1995-12-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Efficient surface acoustic wave device capable of excitation in plural frequency bands, and signal receiver and communication system utilizing the same |
| US5717274A (en) * | 1993-05-31 | 1998-02-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Efficient surface acoustic wave device capable of excitation in plural frequency bands, and signal receiver and communication system utilizing the same |
| JPH08222993A (ja) * | 1994-12-15 | 1996-08-30 | Kazuhiko Yamanouchi | 弾性表面波コンボルバ |
| JPH08222992A (ja) * | 1994-12-15 | 1996-08-30 | Kazuhiko Yamanouchi | 弾性表面波コンボルバ |
| US6407650B1 (en) * | 1999-08-27 | 2002-06-18 | Board Of Regents The University Of Texas System | Surface acoustic wave shaping system |
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