JPH0974331A - 弾性表面波素子及びこれを用いた通信システム - Google Patents
弾性表面波素子及びこれを用いた通信システムInfo
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- JPH0974331A JPH0974331A JP22883595A JP22883595A JPH0974331A JP H0974331 A JPH0974331 A JP H0974331A JP 22883595 A JP22883595 A JP 22883595A JP 22883595 A JP22883595 A JP 22883595A JP H0974331 A JPH0974331 A JP H0974331A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 円弧型櫛形入力電極から励振された弾性表面
波が集まる焦点付近で、円弧型櫛形入力電極の励起強度
における高次の横モード成分を抑えることによってコン
ボリューション効率を向上させることを目的とする。 【解決手段】 圧電性基板の主面上に弾性表面波を励振
する少なくとも1つの概略円弧型櫛形入力電極と少なく
とも1つの出力電極を有する弾性表面波素子において、
円弧型櫛形入力電極と出力電極との間の領域に音響レン
ズを設けたことを特徴とする。さらに、円弧型櫛形入力
電極の電極指の交差幅は、導波路幅によって決まる開口
角で表される交差幅よりも広く形成されていることを特
徴とする。加えて、上記音響レンズの形状は、円弧型櫛
形入力電極に対して凹上に形成されていることを特徴と
する。
波が集まる焦点付近で、円弧型櫛形入力電極の励起強度
における高次の横モード成分を抑えることによってコン
ボリューション効率を向上させることを目的とする。 【解決手段】 圧電性基板の主面上に弾性表面波を励振
する少なくとも1つの概略円弧型櫛形入力電極と少なく
とも1つの出力電極を有する弾性表面波素子において、
円弧型櫛形入力電極と出力電極との間の領域に音響レン
ズを設けたことを特徴とする。さらに、円弧型櫛形入力
電極の電極指の交差幅は、導波路幅によって決まる開口
角で表される交差幅よりも広く形成されていることを特
徴とする。加えて、上記音響レンズの形状は、円弧型櫛
形入力電極に対して凹上に形成されていることを特徴と
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電性基板、また
は非圧電物質上に圧電性物質を形成した基板の物理的非
線形性効果を利用し、2つの入力信号のコンボリューシ
ョンを出力信号として取り出す弾性表面波コンボルバに
おいて、特性を効果的に向上させた弾性表面波素子に関
するもの、及びそれを用いた通信システムに関する。
は非圧電物質上に圧電性物質を形成した基板の物理的非
線形性効果を利用し、2つの入力信号のコンボリューシ
ョンを出力信号として取り出す弾性表面波コンボルバに
おいて、特性を効果的に向上させた弾性表面波素子に関
するもの、及びそれを用いた通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、弾性表面波(SAW)素子は、様
々な応用及び研究がなされているが、その中でも弾性表
面波コンボルバは、次世代の通信技術として注目を集め
ているスペクトラム拡散(SS)通信を行うためのキー
デバイスとしてその重要性がますます増大してきてい
る。
々な応用及び研究がなされているが、その中でも弾性表
面波コンボルバは、次世代の通信技術として注目を集め
ているスペクトラム拡散(SS)通信を行うためのキー
デバイスとしてその重要性がますます増大してきてい
る。
【0003】この弾性表面波(SAW)は、圧電性基板
等の伝搬媒質の表面を伝搬する弾性波であり、そのエネ
ルギーは表面から約1波長以内にほとんどが含まれ、比
較的小さな入力パワーでも容易に高密度の弾性エネルギ
ーを得ることができ、バルク波に比べて非線形効果が大
きくなり、通信用素子としての応用が期待されている。
等の伝搬媒質の表面を伝搬する弾性波であり、そのエネ
ルギーは表面から約1波長以内にほとんどが含まれ、比
較的小さな入力パワーでも容易に高密度の弾性エネルギ
ーを得ることができ、バルク波に比べて非線形効果が大
きくなり、通信用素子としての応用が期待されている。
【0004】この弾性表面波の非線形効果として、高調
波発生、パラメトリックミキシング効果、パラメトリッ
ク発振、直流効果、コンボリューション(Convolutio
n)効果等が知られており、特に弾性表面波を用いて2
つの入力信号のコンボリューション出力を取り出す弾性
表面波コンボルバを用いた弾性表面波装置は、スペクト
ラム拡散通信方式(SS:Spread Spectrum Communicat
ion)などの信号処理デバイスへの応用に、近年その重
要性が増大しつつあり、盛んに研究されている。
波発生、パラメトリックミキシング効果、パラメトリッ
ク発振、直流効果、コンボリューション(Convolutio
n)効果等が知られており、特に弾性表面波を用いて2
つの入力信号のコンボリューション出力を取り出す弾性
表面波コンボルバを用いた弾性表面波装置は、スペクト
ラム拡散通信方式(SS:Spread Spectrum Communicat
ion)などの信号処理デバイスへの応用に、近年その重
要性が増大しつつあり、盛んに研究されている。
【0005】図4は、従来の弾性表面波コンボルバを示
す概略図である。図において、41はYカット(Z伝
搬)ニオブ酸リチウムなどの圧電性基板、42は圧電性
基板41の表面上に形成された円弧型櫛形入力電極(I
DT:Interdigital Transducer)、43は圧電性基板
41の表面上に形成された導波路(出力電極)である。
す概略図である。図において、41はYカット(Z伝
搬)ニオブ酸リチウムなどの圧電性基板、42は圧電性
基板41の表面上に形成された円弧型櫛形入力電極(I
DT:Interdigital Transducer)、43は圧電性基板
41の表面上に形成された導波路(出力電極)である。
【0006】これらの円弧型櫛形入力電極42、導波路
43の電極は、アルミニウムなどの導電性材料からな
り、通常フォトリソグラフィー技術を用いて圧電性基板
41の表面上に直接形成される。
43の電極は、アルミニウムなどの導電性材料からな
り、通常フォトリソグラフィー技術を用いて圧電性基板
41の表面上に直接形成される。
【0007】この様な構成の弾性表面波素子において、
2つの櫛形入力電極42に搬送角周波数ωの電気信号を
入力すると、圧電性基板41の圧電効果により弾性表面
波が励振される。これら2つの弾性表面波は、出力電極
43が導波路として作用し、出力電極43内に閉じこめ
られながら圧電性基板41上をお互い逆方向に伝搬す
る。
2つの櫛形入力電極42に搬送角周波数ωの電気信号を
入力すると、圧電性基板41の圧電効果により弾性表面
波が励振される。これら2つの弾性表面波は、出力電極
43が導波路として作用し、出力電極43内に閉じこめ
られながら圧電性基板41上をお互い逆方向に伝搬す
る。
【0008】このように閉じこめられて伝搬し、導波路
43上でぶつかった2つの弾性表面波は、圧電性基板4
1の物理的非線形効果によって、2つの入力信号のコン
ボリューション信号(搬送角周波数2ω)として出力電
極43より取り出される。
43上でぶつかった2つの弾性表面波は、圧電性基板4
1の物理的非線形効果によって、2つの入力信号のコン
ボリューション信号(搬送角周波数2ω)として出力電
極43より取り出される。
【0009】すなわち、2つの弾性表面波を、
【0010】
【数1】 とすると、圧電性基板41上には非線形相互作用によ
り、その積である、
り、その積である、
【0011】
【数2】 の弾性表面波が発生する。この信号は、一様な出力電極
を設けることにより、出力電極長領域Lで積分され、
を設けることにより、出力電極長領域Lで積分され、
【0012】
【数3】 で表される信号として取り出される。ここで、積分範囲
Lは相互作用長が信号長より十分大きいときは実質上±
∞としてよく、τ=t−(x/v)とすると、
Lは相互作用長が信号長より十分大きいときは実質上±
∞としてよく、τ=t−(x/v)とすると、
【0013】
【数4】 となり、前記信号は2つの入力信号のコンボリューショ
ンとなる。
ンとなる。
【0014】以上の様なコンボリューションおよびバル
ク波のメカニズムは、例えば、「日本学術振興会弾性波
素子技術第150委員会 編、“弾性表面波素子技術ハ
ンドブック”、オーム社、(1991)」p145〜p
205,p371〜p374などに詳述されている。
ク波のメカニズムは、例えば、「日本学術振興会弾性波
素子技術第150委員会 編、“弾性表面波素子技術ハ
ンドブック”、オーム社、(1991)」p145〜p
205,p371〜p374などに詳述されている。
【0015】また上記従来例で用いている円弧型櫛形入
力電極42は、励振された弾性表面波を導波路43端面
へ集束させることができ、正規型の櫛形入力電極形状を
もつものと比べると、弾性表面波エネルギー密度を高め
ることができる。このためコンボリューション効率(入
力信号のパワーP1,P2と出力信号POUTとの比=POUT
/P1・P2)を高めることができるという効果がある。
力電極42は、励振された弾性表面波を導波路43端面
へ集束させることができ、正規型の櫛形入力電極形状を
もつものと比べると、弾性表面波エネルギー密度を高め
ることができる。このためコンボリューション効率(入
力信号のパワーP1,P2と出力信号POUTとの比=POUT
/P1・P2)を高めることができるという効果がある。
【0016】このように櫛形入力電極42が円弧形状に
形成されていることは、そこで励振された弾性表面波は
導波路43の端面へ集束し、弾性表面波エネルギー密度
を高めることができるという反面、弾性表面波が集まる
焦点位置において弾性表面波の励起分布は焦点位置にお
けるピークだけでなく、その両側にも弾性表面波の励起
強度の高いピークが生じてしまう。
形成されていることは、そこで励振された弾性表面波は
導波路43の端面へ集束し、弾性表面波エネルギー密度
を高めることができるという反面、弾性表面波が集まる
焦点位置において弾性表面波の励起分布は焦点位置にお
けるピークだけでなく、その両側にも弾性表面波の励起
強度の高いピークが生じてしまう。
【0017】図5は、出力電極端面における弾性表面波
の励起分布を示したシミュレーション結果である。弾性
表面波は例えば円弧状の櫛形入力電極によって励起さ
れ、弾性表面波が集束する位置での励起強度のレベルを
観測できる。
の励起分布を示したシミュレーション結果である。弾性
表面波は例えば円弧状の櫛形入力電極によって励起さ
れ、弾性表面波が集束する位置での励起強度のレベルを
観測できる。
【0018】中央部分に0次モード(基本モード)が励
起されており、その左右両側に櫛形電極の励起強度にお
ける高次の横モードが励起されているのがわかる。
起されており、その左右両側に櫛形電極の励起強度にお
ける高次の横モードが励起されているのがわかる。
【0019】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例で示したような円弧型櫛形入力電極を用いた弾
性表面波コンボルバにおいて、以下のような問題点を含
んでいるためそれらを解決する必要がある。
記従来例で示したような円弧型櫛形入力電極を用いた弾
性表面波コンボルバにおいて、以下のような問題点を含
んでいるためそれらを解決する必要がある。
【0020】即ち、弾性表面波が集まる焦点位置におい
て、弾性表面波の励起分布は焦点位置におけるピークだ
けでなく、その両側にも弾性表面波の励起強度の高いピ
ークが生じてしまう。これは、円弧型櫛形入力電極の電
極指の交差部分で強度分布の等しい弾性表面波が励起さ
れるため、円弧型櫛形入力電極により集められた弾性表
面波は、その焦点位置付近においてステップ関数のフー
リエ像の強度分布を示すことによるものである。
て、弾性表面波の励起分布は焦点位置におけるピークだ
けでなく、その両側にも弾性表面波の励起強度の高いピ
ークが生じてしまう。これは、円弧型櫛形入力電極の電
極指の交差部分で強度分布の等しい弾性表面波が励起さ
れるため、円弧型櫛形入力電極により集められた弾性表
面波は、その焦点位置付近においてステップ関数のフー
リエ像の強度分布を示すことによるものである。
【0021】そしてこのフーリエ像の高次の横モード
が、導波路(出力電極)の導波モードと結合せず、コン
ボリューション効率を低下させる原因となっている。
が、導波路(出力電極)の導波モードと結合せず、コン
ボリューション効率を低下させる原因となっている。
【0022】上記のような問題点に対して、従来円弧型
櫛形入力電極の電極指部分において弾性表面波の励起分
布を変えるため、円弧型櫛形入力電極の交差部分におい
て外側(端)の方での弾性表面波の励起強度を弱くし、
逆に円弧型櫛形入力電極の交差部分の中央部分での励起
強度を強めるというようなアポタイズ(重みづけ)をす
る方法が本発明の発明者らによって考案されている(特
開平7−142956)。
櫛形入力電極の電極指部分において弾性表面波の励起分
布を変えるため、円弧型櫛形入力電極の交差部分におい
て外側(端)の方での弾性表面波の励起強度を弱くし、
逆に円弧型櫛形入力電極の交差部分の中央部分での励起
強度を強めるというようなアポタイズ(重みづけ)をす
る方法が本発明の発明者らによって考案されている(特
開平7−142956)。
【0023】しかし、周波数特性において帯域を広くと
るためには、円弧型櫛形入力電極の電極指の対数を増や
すことができず、そのためアポタイズする効果というの
はあまり得られなかった。
るためには、円弧型櫛形入力電極の電極指の対数を増や
すことができず、そのためアポタイズする効果というの
はあまり得られなかった。
【0024】他の方法として、円弧型櫛形入力電極にお
ける電極指の交差幅を広くとることによって、弾性表面
波が集まる焦点位置における弾性表面波の励起分布は、
焦点位置におけるピークだけとなり、その両側に発生す
る弾性表面波の励起強度の高いピーク、つまり円弧型櫛
形入力電極の励起強度における高次の横モード成分は発
生しにくくなるというものが従来からあった。しかし、
焦点位置における0次モード(基本モード)は、導波路
上での導波モードと結合しないため、導波路に入っても
外へでてしまっていた。
ける電極指の交差幅を広くとることによって、弾性表面
波が集まる焦点位置における弾性表面波の励起分布は、
焦点位置におけるピークだけとなり、その両側に発生す
る弾性表面波の励起強度の高いピーク、つまり円弧型櫛
形入力電極の励起強度における高次の横モード成分は発
生しにくくなるというものが従来からあった。しかし、
焦点位置における0次モード(基本モード)は、導波路
上での導波モードと結合しないため、導波路に入っても
外へでてしまっていた。
【0025】また別の方法として、周波数分散性の櫛形
入力電極(変換器)を導波路端面の近傍に設け、導波路
内に励起する弾性表面波の導波モードに合わせるように
櫛形入力電極の形状を工夫し、櫛形入力電極から励振さ
れた弾性表面波の焦点位置での励起強度における高次の
横モードを抑えた例があるが(特開昭60−6538
1,USP No.4649509)、この問題点とし
てまず第1に、出力電極端面の近傍における弾性表面波
の位相や強度を広い周波数帯域に対して合わせることは
難しく、特に異方性を有している圧電性基板を用いた場
合などは、櫛形入力電極の設計を行うことは非常に困難
である。
入力電極(変換器)を導波路端面の近傍に設け、導波路
内に励起する弾性表面波の導波モードに合わせるように
櫛形入力電極の形状を工夫し、櫛形入力電極から励振さ
れた弾性表面波の焦点位置での励起強度における高次の
横モードを抑えた例があるが(特開昭60−6538
1,USP No.4649509)、この問題点とし
てまず第1に、出力電極端面の近傍における弾性表面波
の位相や強度を広い周波数帯域に対して合わせることは
難しく、特に異方性を有している圧電性基板を用いた場
合などは、櫛形入力電極の設計を行うことは非常に困難
である。
【0026】また第2に、櫛形入力電極を導波路端面の
近傍に設けるということは、櫛形電極の交差幅を小さく
しなければならず、そのためインピーダンスが高くなり
マッチングの調整等に困難を要してしまう。
近傍に設けるということは、櫛形電極の交差幅を小さく
しなければならず、そのためインピーダンスが高くなり
マッチングの調整等に困難を要してしまう。
【0027】
【問題を解決するための手段】本発明の目的は、円弧型
櫛形入力電極を用いた弾性表面波コンボルバにおいて、
円弧型櫛形入力電極から励振された弾性表面波が集まる
焦点付近で、円弧型櫛形入力電極の励起強度における高
次の横モード成分を抑えることによってコンボリューシ
ョン効率を向上させることを目的とする。
櫛形入力電極を用いた弾性表面波コンボルバにおいて、
円弧型櫛形入力電極から励振された弾性表面波が集まる
焦点付近で、円弧型櫛形入力電極の励起強度における高
次の横モード成分を抑えることによってコンボリューシ
ョン効率を向上させることを目的とする。
【0028】本発明は、円弧型櫛形入力電極を用いた弾
性表面波コンボルバにおいて、円弧型櫛形入力電極の電
極指の交差幅を広くとり、かつ導波路端面と円弧型櫛形
入力電極との間の領域に音響レンズを設けることによっ
て達成できる。
性表面波コンボルバにおいて、円弧型櫛形入力電極の電
極指の交差幅を広くとり、かつ導波路端面と円弧型櫛形
入力電極との間の領域に音響レンズを設けることによっ
て達成できる。
【0029】具体的には、圧電性基板、又は非圧電物質
上に圧電性物質を形成した基板の主面上に第1及び第2
の弾性表面波を励振する少なくとも2つの概略円弧型櫛
形入力電極と、上記基板の非線形効果を利用して上記2
つの弾性表面波のコンボリューション信号を取り出す導
波路兼出力電極とを有する弾性表面波素子において、上
記円弧型櫛形入力電極と上記出力電極との間の領域に音
響レンズを設けたことを特徴とする。
上に圧電性物質を形成した基板の主面上に第1及び第2
の弾性表面波を励振する少なくとも2つの概略円弧型櫛
形入力電極と、上記基板の非線形効果を利用して上記2
つの弾性表面波のコンボリューション信号を取り出す導
波路兼出力電極とを有する弾性表面波素子において、上
記円弧型櫛形入力電極と上記出力電極との間の領域に音
響レンズを設けたことを特徴とする。
【0030】上記構成によれば、電極指の交差幅を広く
とった円弧型櫛形入力電極を用いた弾性表面波コンボル
バにおいて、円弧型櫛形入力電極から励振された弾性表
面波は、音響レンズによって弾性表面波の集まる焦点位
置で、励起強度における高次の横モード成分を抑えるこ
とができ、かつ円弧型櫛形入力電極の電極指の交差幅
が、従来の導波路幅によって決められる開口角で表され
た交差幅より広くとった場合でも0次モード(基本モー
ド)が導波路上で導波モードと結合し、導波路の外へ出
てしまうことはないため、コンボリューション効率を向
上することができる。
とった円弧型櫛形入力電極を用いた弾性表面波コンボル
バにおいて、円弧型櫛形入力電極から励振された弾性表
面波は、音響レンズによって弾性表面波の集まる焦点位
置で、励起強度における高次の横モード成分を抑えるこ
とができ、かつ円弧型櫛形入力電極の電極指の交差幅
が、従来の導波路幅によって決められる開口角で表され
た交差幅より広くとった場合でも0次モード(基本モー
ド)が導波路上で導波モードと結合し、導波路の外へ出
てしまうことはないため、コンボリューション効率を向
上することができる。
【0031】
【発明の実施例の形態】以下、本発明による各実施例の
形態とともに作用・動作について図面を参照しつつ詳細
に説明する。
形態とともに作用・動作について図面を参照しつつ詳細
に説明する。
【0032】《第一実施例》図1は、本発明における弾
性表面波コンボルバの第1実施例を示す概略図である。
図において、11はYカット(Z伝搬)ニオブ酸リチウ
ムの圧電性基板、12は圧電性基板11の表面上に形成
された円弧型櫛形入力電極、13は圧電性基板11の表
面上に形成された導波路(出力電極)、14は円弧型櫛
形入力電極12と導波路13の端面との間の領域に設け
られた音響レンズである。
性表面波コンボルバの第1実施例を示す概略図である。
図において、11はYカット(Z伝搬)ニオブ酸リチウ
ムの圧電性基板、12は圧電性基板11の表面上に形成
された円弧型櫛形入力電極、13は圧電性基板11の表
面上に形成された導波路(出力電極)、14は円弧型櫛
形入力電極12と導波路13の端面との間の領域に設け
られた音響レンズである。
【0033】これらの円弧型櫛形入力電極12,導波路
13の電極および音響レンズは、アルミニウムなどの導
電性材料を用いて作製され、通常フォトリソグラフィー
技術を用いて圧電性基板11の表面上に、蒸着、スパッ
タリングなどで直接形成される。
13の電極および音響レンズは、アルミニウムなどの導
電性材料を用いて作製され、通常フォトリソグラフィー
技術を用いて圧電性基板11の表面上に、蒸着、スパッ
タリングなどで直接形成される。
【0034】また本実施例において、上記円弧型櫛形入
力電極12の電極指の交差幅は、従来の導波路幅によっ
て決められる開口角で表された交差幅よりも広く形成さ
れている。また円弧型櫛形入力電極12と導波路13の
端面との間に設けられている音響レンズ14は、円弧型
櫛形入力電極12に対して凹状に形成されている。
力電極12の電極指の交差幅は、従来の導波路幅によっ
て決められる開口角で表された交差幅よりも広く形成さ
れている。また円弧型櫛形入力電極12と導波路13の
端面との間に設けられている音響レンズ14は、円弧型
櫛形入力電極12に対して凹状に形成されている。
【0035】この様な構成の弾性表面波素子において、
円弧型櫛形入力電極12に搬送角周波数ωの電気信号を
入力すると、基板の圧電効果により弾性表面波がそれぞ
れ励振され、出力電極13がΔV/V導波路として作用
し、導波路(出力電極)内に閉じこめられながら圧電性
基板11上をお互いに逆方向に伝搬する。そして出力電
極13上で上記2つの波がぶつかり、圧電性基板11の
物理的非線形効果により2ωのコンボリューション信号
として出力電極13から取り出される。
円弧型櫛形入力電極12に搬送角周波数ωの電気信号を
入力すると、基板の圧電効果により弾性表面波がそれぞ
れ励振され、出力電極13がΔV/V導波路として作用
し、導波路(出力電極)内に閉じこめられながら圧電性
基板11上をお互いに逆方向に伝搬する。そして出力電
極13上で上記2つの波がぶつかり、圧電性基板11の
物理的非線形効果により2ωのコンボリューション信号
として出力電極13から取り出される。
【0036】ここでΔV/V導波路は、基板表面を電気
的に短絡することにより自由表面よりも弾性表面波の伝
搬速度を低下させ、短絡部分に弾性表面波を閉じこめよ
うとするものである。
的に短絡することにより自由表面よりも弾性表面波の伝
搬速度を低下させ、短絡部分に弾性表面波を閉じこめよ
うとするものである。
【0037】図2は、本発明における交差幅の広い円弧
型櫛形入力電極の励起強度分布を示したシミュレーショ
ン結果である。図中、中央部分の励起強度が一番高いも
のが0次モード(基本モード)である。
型櫛形入力電極の励起強度分布を示したシミュレーショ
ン結果である。図中、中央部分の励起強度が一番高いも
のが0次モード(基本モード)である。
【0038】図2のシミュレーションの結果から、従来
0次モード(基本モード)の両側に発生していた櫛形電
極の励起強度における高次の横モードが抑えられ、0次
モードの成分のみとなっていることがわかる。
0次モード(基本モード)の両側に発生していた櫛形電
極の励起強度における高次の横モードが抑えられ、0次
モードの成分のみとなっていることがわかる。
【0039】このことから、弾性表面波が導波路の導波
モードと結合するような従来の導波路幅によって決めら
れる開口角よりも大きい開口角をもつ(電極指の交差幅
が広い)円弧型櫛形入力電極を用いても、櫛形電極の励
起強度における高次の横モード成分を抑えることができ
る。
モードと結合するような従来の導波路幅によって決めら
れる開口角よりも大きい開口角をもつ(電極指の交差幅
が広い)円弧型櫛形入力電極を用いても、櫛形電極の励
起強度における高次の横モード成分を抑えることができ
る。
【0040】図3は、円弧型櫛形入力電極と音響レンズ
の関係を表した図1の拡大図である。
の関係を表した図1の拡大図である。
【0041】図中31はYカット(Z伝搬)ニオブ酸リ
チウムの圧電性基板、32は圧電性基板31の表面上に
形成された円弧型櫛形入力電極、33は圧電性基板31
の表面上に形成された導波路(出力電極)の一端部分、
34は円弧型櫛形入力電極32と導波路33の端面との
間の領域に設けられた音響レンズである。
チウムの圧電性基板、32は圧電性基板31の表面上に
形成された円弧型櫛形入力電極、33は圧電性基板31
の表面上に形成された導波路(出力電極)の一端部分、
34は円弧型櫛形入力電極32と導波路33の端面との
間の領域に設けられた音響レンズである。
【0042】上述のように、円弧型櫛形入力電極32,
導波路33の電極および音響レンズ34は、アルミニウ
ムなどの導電性材料を用いて作製され、通常フォトリソ
グラフィー技術を用いて圧電性基板31の表面上に、蒸
着、スパッタリングなどで直接形成される。点Oは、円
弧型櫛形入力電極32の円弧の中心であり、音響レンズ
34は点Oと導波路33との間の領域に配置されてい
る。
導波路33の電極および音響レンズ34は、アルミニウ
ムなどの導電性材料を用いて作製され、通常フォトリソ
グラフィー技術を用いて圧電性基板31の表面上に、蒸
着、スパッタリングなどで直接形成される。点Oは、円
弧型櫛形入力電極32の円弧の中心であり、音響レンズ
34は点Oと導波路33との間の領域に配置されてい
る。
【0043】図3より、円弧型櫛形入力電極32から励
振された弾性表面波は、円弧型櫛形入力電極32に対し
て凹状に形成されている音響レンズ34へと伝搬してい
き、音響レンズ34は、光学的な光波用レンズに相当す
る機能を有し、弾性表面波の伝搬に関して、図3中鎖線
で示すように、その凹面において屈折し、導波路33の
端面で焦点を結ぶ。
振された弾性表面波は、円弧型櫛形入力電極32に対し
て凹状に形成されている音響レンズ34へと伝搬してい
き、音響レンズ34は、光学的な光波用レンズに相当す
る機能を有し、弾性表面波の伝搬に関して、図3中鎖線
で示すように、その凹面において屈折し、導波路33の
端面で焦点を結ぶ。
【0044】これによって、導波路33へと弾性表面波
の0次モード(基本モード)が伝搬し、かつ弾性表面波
が導波路33の導波モードと結合するような従来の導波
路幅によって決められる開口角で表される電極指の交差
幅より広い交差幅をもつ円弧型入力電極32を用いた場
合においても、弾性表面波の0次モード(基本モード)
が導波路33上で導波モードと結合することができ、導
波路33の外へと出ていくことはない。
の0次モード(基本モード)が伝搬し、かつ弾性表面波
が導波路33の導波モードと結合するような従来の導波
路幅によって決められる開口角で表される電極指の交差
幅より広い交差幅をもつ円弧型入力電極32を用いた場
合においても、弾性表面波の0次モード(基本モード)
が導波路33上で導波モードと結合することができ、導
波路33の外へと出ていくことはない。
【0045】以上のように、導波路33へと弾性表面波
の0次モード(基本モード)が伝搬し、かつ弾性表面波
が導波路33の導波モードと結合するような従来の導波
路幅によって決められる開口角で表される電極指の交差
幅より広い交差幅をもつ円弧型入力電極32を用い、ま
た円弧型入力電極32と導波路33の端面との間の領域
に音響レンズ34を設けることによって、櫛形電極の励
起強度における高次の横モード成分を抑えることがで
き、音響レンズ34によって導波路端面33へと弾性表
面波が伝搬し、弾性表面波の0次モード(基本モード)
が導波路33上で導波モードと結合するため、コンボリ
ューション効率向上などの効果を得ることができる。
の0次モード(基本モード)が伝搬し、かつ弾性表面波
が導波路33の導波モードと結合するような従来の導波
路幅によって決められる開口角で表される電極指の交差
幅より広い交差幅をもつ円弧型入力電極32を用い、ま
た円弧型入力電極32と導波路33の端面との間の領域
に音響レンズ34を設けることによって、櫛形電極の励
起強度における高次の横モード成分を抑えることがで
き、音響レンズ34によって導波路端面33へと弾性表
面波が伝搬し、弾性表面波の0次モード(基本モード)
が導波路33上で導波モードと結合するため、コンボリ
ューション効率向上などの効果を得ることができる。
【0046】またこの場合、円弧型櫛形入力電極32の
対数を従来のものと比べて増やす必要がないため、コン
ボルバの周波数特性における帯域を広くとることがで
き、円弧型櫛形入力電極32の電極指の交差幅が広くな
った分、インピーダンスを低く抑えることができるの
で、インピーダンスマッチングが合わせやすくなる。そ
して円弧型櫛形入力電極32の設計も、従来と全く変わ
らないため設計の容易性という点においても好ましい。
対数を従来のものと比べて増やす必要がないため、コン
ボルバの周波数特性における帯域を広くとることがで
き、円弧型櫛形入力電極32の電極指の交差幅が広くな
った分、インピーダンスを低く抑えることができるの
で、インピーダンスマッチングが合わせやすくなる。そ
して円弧型櫛形入力電極32の設計も、従来と全く変わ
らないため設計の容易性という点においても好ましい。
【0047】上記実施例中で用いた音響レンズ34の凹
形状は本来これに限ることはなく、櫛形入力電極から励
振された弾性表面波が導波路端面に焦点を結ぶような形
状であればよい。
形状は本来これに限ることはなく、櫛形入力電極から励
振された弾性表面波が導波路端面に焦点を結ぶような形
状であればよい。
【0048】上記実施例中で用いた音響レンズは導電性
材料を用いて形成されたが、これ以外にも櫛形入力電極
から励振された弾性表面波が導波路端面に焦点を結ぶよ
うな音響レンズとしての役割を果たす材質であればよ
い。
材料を用いて形成されたが、これ以外にも櫛形入力電極
から励振された弾性表面波が導波路端面に焦点を結ぶよ
うな音響レンズとしての役割を果たす材質であればよ
い。
【0049】上記実施例中で交差幅の広い円弧型櫛形入
力電極を用いたが、交差幅が狭くても本実施例中で示す
ような効果を得ることができる。
力電極を用いたが、交差幅が狭くても本実施例中で示す
ような効果を得ることができる。
【0050】上記実施例では、弾性表面波コンボルバの
それぞれの櫛形入力電極には同一の搬送角周波数ωの電
気信号を入力する例を示したが、同一周波数である必要
はなくそれぞれ異なる搬送角周波数の電気信号を入力し
てもよく、そのとき出力電極から得られる出力信号は、
入力信号の搬送角周波数それぞれの和となる。たとえ
ば、それぞれの入力角周波数をω1,ω2とすると、出力
角周波数は(ω1+ω2)の成分が発生する。
それぞれの櫛形入力電極には同一の搬送角周波数ωの電
気信号を入力する例を示したが、同一周波数である必要
はなくそれぞれ異なる搬送角周波数の電気信号を入力し
てもよく、そのとき出力電極から得られる出力信号は、
入力信号の搬送角周波数それぞれの和となる。たとえ
ば、それぞれの入力角周波数をω1,ω2とすると、出力
角周波数は(ω1+ω2)の成分が発生する。
【0051】実施例の中では、弾性表面波コンボルバを
用いて例を挙げたが、円弧型櫛形電極を用いていれば、
他の弾性表面波素子たとえば弾性表面波フィルター、共
振器、マッチドフィルターなどに関しても、入力インピ
ーダンスを従来通りに保持し、弾性表面波エネルギーの
ロスが少ない、上記と同様の効果を得ることができる。
用いて例を挙げたが、円弧型櫛形電極を用いていれば、
他の弾性表面波素子たとえば弾性表面波フィルター、共
振器、マッチドフィルターなどに関しても、入力インピ
ーダンスを従来通りに保持し、弾性表面波エネルギーの
ロスが少ない、上記と同様の効果を得ることができる。
【0052】上記実施例中では円弧型櫛形電極にシング
ル電極を用いた例を示しているが、一方向性を得られる
ダブル電極や、付加質量を用いたダブル電極、浮き電
極、アポダイズ電極などを用いてもよく、また他の一方
向性を有する電極を用いても実施例中で示すのと同様の
効果を得ることができる。
ル電極を用いた例を示しているが、一方向性を得られる
ダブル電極や、付加質量を用いたダブル電極、浮き電
極、アポダイズ電極などを用いてもよく、また他の一方
向性を有する電極を用いても実施例中で示すのと同様の
効果を得ることができる。
【0053】上記実施例中に示された圧電性基板はYカ
ット(Z伝搬)ニオブ酸リチウムを用いているが、水
晶、タンタル酸リチウム、硼素酸リチウム等の他の圧電
材料、及び他のカット方向の圧電材料のものを用いても
よい。
ット(Z伝搬)ニオブ酸リチウムを用いているが、水
晶、タンタル酸リチウム、硼素酸リチウム等の他の圧電
材料、及び他のカット方向の圧電材料のものを用いても
よい。
【0054】また、上記実施例において弾性表面波素子
は、エラスティック型を用いた例を示したが、本来はそ
れだけに限らずAE型を用いてもよい。
は、エラスティック型を用いた例を示したが、本来はそ
れだけに限らずAE型を用いてもよい。
【0055】上記実施例中で示した圧電性基板は、本来
はそれだけに限らず圧電性基板以外の非圧電性物質上に
圧電性物質を形成した基板を用いてもよい。
はそれだけに限らず圧電性基板以外の非圧電性物質上に
圧電性物質を形成した基板を用いてもよい。
【0056】《第2実施例》図6は、以上説明したよう
な弾性表面波素子、特に弾性表面波コンボルバとして用
いた通信システムの一例を示すブロック図である。図に
おいて、40は送信装置を示す。この送信装置40は送
信すべき信号を拡散符号を用いてスペクトラム拡散変調
し、アンテナ401より送信する。送信された信号は、
受信装置410で受信され、復調される。受信装置41
0は、アンテナ411、高周波信号処理部412、同期
回路413、符号発生器414、拡散復調回路415、
復調回路416より構成される。アンテナ411におい
て受信された受信信号は、高周波信号処理部412にて
適当にフィルタリング及び増幅され、送信周波数帯信号
のまま、もしくは適当な中間周波数帯信号に変換され出
力される。該信号は同期回路413に入力される。
な弾性表面波素子、特に弾性表面波コンボルバとして用
いた通信システムの一例を示すブロック図である。図に
おいて、40は送信装置を示す。この送信装置40は送
信すべき信号を拡散符号を用いてスペクトラム拡散変調
し、アンテナ401より送信する。送信された信号は、
受信装置410で受信され、復調される。受信装置41
0は、アンテナ411、高周波信号処理部412、同期
回路413、符号発生器414、拡散復調回路415、
復調回路416より構成される。アンテナ411におい
て受信された受信信号は、高周波信号処理部412にて
適当にフィルタリング及び増幅され、送信周波数帯信号
のまま、もしくは適当な中間周波数帯信号に変換され出
力される。該信号は同期回路413に入力される。
【0057】同期回路413は、本発明の上述の第1の
実施例にて示した弾性表面波素子4131と、符号発生
器414より入力される参照用拡散符号を変調する変調
回路4132と、弾性表面波素子4131から出力され
た信号を処理し、送信信号に対する拡散符号同期信号お
よびクロック同期信号を符号発生器414に出力する信
号処理回路4133からなる。弾性表面波素子4131
には高周波信号処理部412からの出力信号と変調回路
4132からの出力信号が弾性表面波素子4131に入
力され、2つの入力信号のコンボリューション演算が行
われる。ここで符号発生器414より変調回路4132
に入力される参照用拡散符号が送信側から送信される拡
散符号を時間反転させた符号とすると、弾性表面波コン
ボルバ素子を用いた弾性表面波素子4131では、受信
信号に含まれる同期専用拡散符号成分と変調回路413
2からの参照用拡散符号とが、弾性表面波素子4131
の出力電極の導波路上にて一致した時に相関ピークが出
力される。
実施例にて示した弾性表面波素子4131と、符号発生
器414より入力される参照用拡散符号を変調する変調
回路4132と、弾性表面波素子4131から出力され
た信号を処理し、送信信号に対する拡散符号同期信号お
よびクロック同期信号を符号発生器414に出力する信
号処理回路4133からなる。弾性表面波素子4131
には高周波信号処理部412からの出力信号と変調回路
4132からの出力信号が弾性表面波素子4131に入
力され、2つの入力信号のコンボリューション演算が行
われる。ここで符号発生器414より変調回路4132
に入力される参照用拡散符号が送信側から送信される拡
散符号を時間反転させた符号とすると、弾性表面波コン
ボルバ素子を用いた弾性表面波素子4131では、受信
信号に含まれる同期専用拡散符号成分と変調回路413
2からの参照用拡散符号とが、弾性表面波素子4131
の出力電極の導波路上にて一致した時に相関ピークが出
力される。
【0058】この際、弾性表面波素子4131は、圧電
性基板上で円弧型櫛形入力電極に音響レンズを付加して
いるので、弾性表面波のロスがなく集中して出力電極に
伝搬して、出力電極で発生するコンボリューション効率
を極めて向上し、相関ピークの高い出力レベルを得るこ
とができ、しかも両入力電極部分のインピーダンスが保
持されているので、電力損失も少なく、電力効率を向上
できる。
性基板上で円弧型櫛形入力電極に音響レンズを付加して
いるので、弾性表面波のロスがなく集中して出力電極に
伝搬して、出力電極で発生するコンボリューション効率
を極めて向上し、相関ピークの高い出力レベルを得るこ
とができ、しかも両入力電極部分のインピーダンスが保
持されているので、電力損失も少なく、電力効率を向上
できる。
【0059】次に、信号処理回路4133では、弾性表
面波素子4131から入力される信号から、相関ピーク
を検出し、参照用拡散符号の符号開始から相関ピーク出
力までの時間で、符号同期のずれ量を割り出し、符号同
期信号及びクロック信号が符号発生器414に出力され
る。
面波素子4131から入力される信号から、相関ピーク
を検出し、参照用拡散符号の符号開始から相関ピーク出
力までの時間で、符号同期のずれ量を割り出し、符号同
期信号及びクロック信号が符号発生器414に出力され
る。
【0060】同期確立後、符号発生器414は送信側の
拡散符号に対し、クロック及び拡散符号位相が一致した
拡散符号を発生する。この拡散符号は拡散復調回路41
5に入力され、拡散変調される前の信号が復元される。
拡散変復調回路415から出力される信号は、いわゆる
周波数変調(FSK:Frequency Shift Keying)、位相
変調(PSK:Phase Shift Keying)などの変調方式に
より変調されている信号なので、対応する復調回路41
6により、データ復調がなされる。
拡散符号に対し、クロック及び拡散符号位相が一致した
拡散符号を発生する。この拡散符号は拡散復調回路41
5に入力され、拡散変調される前の信号が復元される。
拡散変復調回路415から出力される信号は、いわゆる
周波数変調(FSK:Frequency Shift Keying)、位相
変調(PSK:Phase Shift Keying)などの変調方式に
より変調されている信号なので、対応する復調回路41
6により、データ復調がなされる。
【0061】本構成に用いた弾性表面波素子4131で
ある弾性表面波コンボルバは、圧電性基板上に所定の形
状で音響レンズを用いて、圧電性基板上で伝搬する弾性
表面波のエネルギーを効率よく出力電極に伝搬できるの
で、大きなコンボリューション信号を得ることができ
る。
ある弾性表面波コンボルバは、圧電性基板上に所定の形
状で音響レンズを用いて、圧電性基板上で伝搬する弾性
表面波のエネルギーを効率よく出力電極に伝搬できるの
で、大きなコンボリューション信号を得ることができ
る。
【0062】《第3実施例》図7、図8は、上記第1実
施例で説明した弾性表面波素子を用いた通信システムの
送信装置及び受信装置の一例を示すブロック図である。
施例で説明した弾性表面波素子を用いた通信システムの
送信装置及び受信装置の一例を示すブロック図である。
【0063】送信装置のブロック図を示す図7におい
て、501は直列に入力されるデータをn個の並列デー
タに変換する直並列変換器、502−1〜nは並列化さ
れた各データと拡散符号発生器から出力されるn個の拡
散符号とを乗算する乗算器群、503はn個のそれぞれ
異なる拡散符号PN1〜PNnと同期専用の拡散符号PN
0を発生する拡散符号発生器、504は拡散符号発生器
503から出力される同期専用拡散符号PN0と乗算器
群502−1〜nのn個の出力を加算する加算器、50
5は加算器504の出力を送信周波数信号に変換するた
めの高周波段、506は送信アンテナである。
て、501は直列に入力されるデータをn個の並列デー
タに変換する直並列変換器、502−1〜nは並列化さ
れた各データと拡散符号発生器から出力されるn個の拡
散符号とを乗算する乗算器群、503はn個のそれぞれ
異なる拡散符号PN1〜PNnと同期専用の拡散符号PN
0を発生する拡散符号発生器、504は拡散符号発生器
503から出力される同期専用拡散符号PN0と乗算器
群502−1〜nのn個の出力を加算する加算器、50
5は加算器504の出力を送信周波数信号に変換するた
めの高周波段、506は送信アンテナである。
【0064】また、受信装置のブロック図を示す図8に
おいて、601は受信アンテナ、602は高周波信号処
理部、603は送信側の拡散符号とクロックに対する同
期を捕捉して維持する同期回路、604は同期回路60
3より入力される符号同期信号及びクロック信号によ
り、送信側の拡散符号群と同一のn+1個の拡散符号及
び参照用拡散符号を発生する拡散符号発生器、605は
拡散符号発生器604より出力されるキャリア再生用拡
散符号PN0と高周波信号処理部602の出力から搬送
波信号を再生するキャリア再生回路、606はキャリア
再生回路605の出力と高周波信号処理部602の出力
と拡散符号発生器604の出力であるn個の拡散符号P
N1〜PNnを用いてベースバンドの復調を行うベースバ
ンド復調回路、607はベースバンド復調回路606の
出力であるn個の並列復調データを並直列変換する並直
列変換器である。
おいて、601は受信アンテナ、602は高周波信号処
理部、603は送信側の拡散符号とクロックに対する同
期を捕捉して維持する同期回路、604は同期回路60
3より入力される符号同期信号及びクロック信号によ
り、送信側の拡散符号群と同一のn+1個の拡散符号及
び参照用拡散符号を発生する拡散符号発生器、605は
拡散符号発生器604より出力されるキャリア再生用拡
散符号PN0と高周波信号処理部602の出力から搬送
波信号を再生するキャリア再生回路、606はキャリア
再生回路605の出力と高周波信号処理部602の出力
と拡散符号発生器604の出力であるn個の拡散符号P
N1〜PNnを用いてベースバンドの復調を行うベースバ
ンド復調回路、607はベースバンド復調回路606の
出力であるn個の並列復調データを並直列変換する並直
列変換器である。
【0065】上記構成において、送信側では、まず入力
されたデータが直並列変換器501によって符号分割多
重数に等しいn個の並列データに変換される。一方、拡
散符号発生器503はn+1個の符号周期が同一でそれ
ぞれ異なる拡散符号PN0〜PNnを発生している。こ
のうちPN0は同期及びキャリア再生専用であり、上記
並列データによって変調されず、直接加算器504に入
力される。残りのn個の拡散符号PN1〜PNnは乗算器
群502−1〜nにてn個の並列データにより変調さ
れ、加算器504に入力される。加算器504は入力さ
れたn+1個の信号を線形に加算し、高周波段505に
加算されたベースバント信号を出力する。該ベースバン
ド信号は続いて高周波段505にて適当な中心周波数を
持つ高周波信号に変換され、送信アンテナ506より送
信される。
されたデータが直並列変換器501によって符号分割多
重数に等しいn個の並列データに変換される。一方、拡
散符号発生器503はn+1個の符号周期が同一でそれ
ぞれ異なる拡散符号PN0〜PNnを発生している。こ
のうちPN0は同期及びキャリア再生専用であり、上記
並列データによって変調されず、直接加算器504に入
力される。残りのn個の拡散符号PN1〜PNnは乗算器
群502−1〜nにてn個の並列データにより変調さ
れ、加算器504に入力される。加算器504は入力さ
れたn+1個の信号を線形に加算し、高周波段505に
加算されたベースバント信号を出力する。該ベースバン
ド信号は続いて高周波段505にて適当な中心周波数を
持つ高周波信号に変換され、送信アンテナ506より送
信される。
【0066】次に、受信側では、受信アンテナ601で
受信された信号は高周波信号処理部602に適当にフィ
ルタリング及び増幅され、送信周波数帯信号のまま若し
くは適当な中間周波数帯信号に変換され出力される。該
信号は同期回路603に入力される。同期回路603は
本発明の第1実施例に記載の弾性表面波素子6031
と、符号発生器604より入力される参照用拡散符号を
変調する変調回路6032と、弾性表面波素子6031
から出力された信号を処理し、送信信号に対する拡散符
号同期信号およびクロック同期信号を、拡散符号発生器
604に出力する信号処理回路6033からなる。
受信された信号は高周波信号処理部602に適当にフィ
ルタリング及び増幅され、送信周波数帯信号のまま若し
くは適当な中間周波数帯信号に変換され出力される。該
信号は同期回路603に入力される。同期回路603は
本発明の第1実施例に記載の弾性表面波素子6031
と、符号発生器604より入力される参照用拡散符号を
変調する変調回路6032と、弾性表面波素子6031
から出力された信号を処理し、送信信号に対する拡散符
号同期信号およびクロック同期信号を、拡散符号発生器
604に出力する信号処理回路6033からなる。
【0067】弾性表面波素子6031には、上記第1実
施例で示した弾性表面波コンボルバ素子を用い、高周波
信号処理部602からの出力信号と変調回路6032か
らの信号が入力され、2つの入力信号のコンボリューシ
ョン演算が行われる。
施例で示した弾性表面波コンボルバ素子を用い、高周波
信号処理部602からの出力信号と変調回路6032か
らの信号が入力され、2つの入力信号のコンボリューシ
ョン演算が行われる。
【0068】ここで符号発生器604より変調回路60
32に入力される参照用拡散符号の符号列が、送信側か
ら送信される同期専用拡散符号を時間反転させた符号列
とすると、弾性表面波素子6031では、受信信号に含
まれる同期専用拡散符号成分の符号列と参照用拡散符号
の符号列とが、弾性表面波素子6031の出力電極の導
波路上にて一致した時に相関ピークが出力される。
32に入力される参照用拡散符号の符号列が、送信側か
ら送信される同期専用拡散符号を時間反転させた符号列
とすると、弾性表面波素子6031では、受信信号に含
まれる同期専用拡散符号成分の符号列と参照用拡散符号
の符号列とが、弾性表面波素子6031の出力電極の導
波路上にて一致した時に相関ピークが出力される。
【0069】次に、信号処理回路6033では、弾性表
面波素子6031から出力される信号により、相関ピー
クを検出し、参照用拡散符号の符号開始から相関ピーク
出力までの時間で、符号同期のずれ量を割り出し、符号
同期信号及びクロック信号が、拡散符号発生器604に
出力される。
面波素子6031から出力される信号により、相関ピー
クを検出し、参照用拡散符号の符号開始から相関ピーク
出力までの時間で、符号同期のずれ量を割り出し、符号
同期信号及びクロック信号が、拡散符号発生器604に
出力される。
【0070】同期確立後、拡散符号発生器604は送信
側の拡散符号群に対し、クロック及び拡散符号位相が一
致した拡散符号群を発生する。これらの符号群のうち同
期専用の拡散符号PN0はキャリア再生回路605に入
力される。キャリア再生回路605では同期専用拡散符
号PN0により高周波信号処理部602の出力である送
信周波数帯若しくは中間周波数帯に変換された受信信号
を逆拡散し、送信周波数帯若しくは中間周波数帯の搬送
波を再生する。
側の拡散符号群に対し、クロック及び拡散符号位相が一
致した拡散符号群を発生する。これらの符号群のうち同
期専用の拡散符号PN0はキャリア再生回路605に入
力される。キャリア再生回路605では同期専用拡散符
号PN0により高周波信号処理部602の出力である送
信周波数帯若しくは中間周波数帯に変換された受信信号
を逆拡散し、送信周波数帯若しくは中間周波数帯の搬送
波を再生する。
【0071】キャリア再生回路605の構成は、たとえ
ば位相ロックループを利用した回路が用いられる。受信
信号と同期専用拡散符号PN0は乗算器にて乗算され
る。同期確立後は受信信号中の同期専用拡散符号と参照
用の同期専用拡散符号PN0のクロック及び符号位相は
一致しており、送信側の同期専用拡散符号はデータで変
調されていないため、乗算器で逆拡散され、その出力に
は搬送波の成分が現れる。該出力は続いて帯域通過フィ
ルタに入力され搬送波成分のみが取り出され出力され
る。該出力は次に位相検出器、ループ・フィルタ及び電
圧制御発振器にて構成されるよく知られた位相ロックル
ープに入力され、該電圧制御発振器より帯域通過フィル
タを介して出力される搬送波成分に位相のロックした信
号が再生搬送波として出力される。
ば位相ロックループを利用した回路が用いられる。受信
信号と同期専用拡散符号PN0は乗算器にて乗算され
る。同期確立後は受信信号中の同期専用拡散符号と参照
用の同期専用拡散符号PN0のクロック及び符号位相は
一致しており、送信側の同期専用拡散符号はデータで変
調されていないため、乗算器で逆拡散され、その出力に
は搬送波の成分が現れる。該出力は続いて帯域通過フィ
ルタに入力され搬送波成分のみが取り出され出力され
る。該出力は次に位相検出器、ループ・フィルタ及び電
圧制御発振器にて構成されるよく知られた位相ロックル
ープに入力され、該電圧制御発振器より帯域通過フィル
タを介して出力される搬送波成分に位相のロックした信
号が再生搬送波として出力される。
【0072】再生された搬送波はベースバンド復調回路
606に入力される。ベースバンド復調回路606では
該再生搬送波と高周波信号処理部602の出力よりベー
スバンド信号が生成される。該ベースバンド信号はn個
に分配され拡散符号発生器604の出力である拡散符号
群PN1〜PNnにより各符号分割チャネル毎に逆拡散さ
れ、続いてデータ復調がなされる。復調されたn個の並
列復調データは並直列変換器607にて直列データに変
換され、送信装置に入力された信号を出力される。
606に入力される。ベースバンド復調回路606では
該再生搬送波と高周波信号処理部602の出力よりベー
スバンド信号が生成される。該ベースバンド信号はn個
に分配され拡散符号発生器604の出力である拡散符号
群PN1〜PNnにより各符号分割チャネル毎に逆拡散さ
れ、続いてデータ復調がなされる。復調されたn個の並
列復調データは並直列変換器607にて直列データに変
換され、送信装置に入力された信号を出力される。
【0073】本実施例は2値変調の場合であるが、直交
変調など、他の変調方式でも良い。またスペクトラム拡
散方式通信システム中DS(直接拡散)方式、FH(周
波数ホッピング)方式、TH(時間ホッピング)方式の
いずれの方式にも適用できるものである。
変調など、他の変調方式でも良い。またスペクトラム拡
散方式通信システム中DS(直接拡散)方式、FH(周
波数ホッピング)方式、TH(時間ホッピング)方式の
いずれの方式にも適用できるものである。
【0074】また、上記実施例では、送信装置と受信装
置とを別体として通信システムとする例を説明したが、
両装置を同一パッケージに格納して通信装置とすること
ができる。また、通信装置の場合、使用符号列の符号を
異ならせて、相互通信を行うことができる。その場合、
同一パッケージ内に送信装置と受信装置とを備え、その
同期用拡散符号を異ならせることで同様な搬送キャリア
を用いて、通信装置の構成がほぼ同一の構成で他の通信
装置と通信画架能である。また、その受信装置には、上
述の弾性表面波素子を用いて、同期確立を高速確実に達
成できるので、信頼性の高い通信システムを可能とす
る。
置とを別体として通信システムとする例を説明したが、
両装置を同一パッケージに格納して通信装置とすること
ができる。また、通信装置の場合、使用符号列の符号を
異ならせて、相互通信を行うことができる。その場合、
同一パッケージ内に送信装置と受信装置とを備え、その
同期用拡散符号を異ならせることで同様な搬送キャリア
を用いて、通信装置の構成がほぼ同一の構成で他の通信
装置と通信画架能である。また、その受信装置には、上
述の弾性表面波素子を用いて、同期確立を高速確実に達
成できるので、信頼性の高い通信システムを可能とす
る。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、圧電
性基板の主面上に第1及び第2の弾性表面波を励振する
少なくとも2つの円弧型櫛形入力電極と該圧電性基板の
非線形性を利用して、該2つの弾性表面波のコンボリュ
ーション信号を取り出す出力電極とを有した弾性表面波
素子において、導波路へと弾性表面波の0次モード(基
本モード)が伝搬し、かつ弾性表面波が導波路の導波モ
ードと結合する従来の導波路幅によって決められる開口
角で表される電極指の交差幅より広い交差幅をもつ円弧
型入力電極を用いることで、櫛形電極の励起強度におけ
る高次の横モード成分を抑えることができ、また円弧型
入力電極と導波路端面との間の領域に音響レンズを設け
ることで、導波路端面へと弾性表面波が伝搬し、弾性表
面波の0次モード(基本モード)が導波路上で導波モー
ドと結合するのでコンボリューション効率の向上などの
効果を得ることができる。
性基板の主面上に第1及び第2の弾性表面波を励振する
少なくとも2つの円弧型櫛形入力電極と該圧電性基板の
非線形性を利用して、該2つの弾性表面波のコンボリュ
ーション信号を取り出す出力電極とを有した弾性表面波
素子において、導波路へと弾性表面波の0次モード(基
本モード)が伝搬し、かつ弾性表面波が導波路の導波モ
ードと結合する従来の導波路幅によって決められる開口
角で表される電極指の交差幅より広い交差幅をもつ円弧
型入力電極を用いることで、櫛形電極の励起強度におけ
る高次の横モード成分を抑えることができ、また円弧型
入力電極と導波路端面との間の領域に音響レンズを設け
ることで、導波路端面へと弾性表面波が伝搬し、弾性表
面波の0次モード(基本モード)が導波路上で導波モー
ドと結合するのでコンボリューション効率の向上などの
効果を得ることができる。
【0076】そして円弧型櫛形入力電極の対数を増やす
必要がないため、コンボルバの周波数特性における帯域
を広くとることができ、円弧型櫛形入力電極の電極指の
交差幅が広くなった分インピーダンスを低く抑えること
ができるのでインピーダンスマッチングが合わせやすく
なる。
必要がないため、コンボルバの周波数特性における帯域
を広くとることができ、円弧型櫛形入力電極の電極指の
交差幅が広くなった分インピーダンスを低く抑えること
ができるのでインピーダンスマッチングが合わせやすく
なる。
【0077】更に、上記弾性表面波素子を受信装置及び
通信装置更に通信システムに用いることで、特に、スペ
クトラム拡散通信方式における拡散符号に同期した同期
信号を得る際に、コンボリューション出力レベルの高い
相関ピーク信号を得ることができるので、同期捕捉に素
早く対応できて、安定した、信頼性の高い通信を行うこ
とができる。
通信装置更に通信システムに用いることで、特に、スペ
クトラム拡散通信方式における拡散符号に同期した同期
信号を得る際に、コンボリューション出力レベルの高い
相関ピーク信号を得ることができるので、同期捕捉に素
早く対応できて、安定した、信頼性の高い通信を行うこ
とができる。
【図1】本発明における弾性表面波コンボルバの第1実
施例を示す概略図である。
施例を示す概略図である。
【図2】本発明における交差幅の広い円弧型櫛形入力電
極の励起強度分布を示したシミュレーションである。
極の励起強度分布を示したシミュレーションである。
【図3】本発明における円弧型櫛形入力電極と音響レン
ズの関係を表した図1の拡大図である。
ズの関係を表した図1の拡大図である。
【図4】従来の弾性表面波コンボルバを示す概略図であ
る。
る。
【図5】従来の円弧型櫛形入力電極の励起強度分布を示
したシミュレーションである。
したシミュレーションである。
【図6】本発明の弾性表面波素子を用いた通信システム
の一例を示すブロック図である。
の一例を示すブロック図である。
【図7】本発明の弾性表面波素子を用いた通信システム
の送信装置の一例を示すブロック図である。
の送信装置の一例を示すブロック図である。
【図8】本発明の弾性表面波素子を用いた通信システム
の受信装置の一例を示すブロック図である。
の受信装置の一例を示すブロック図である。
11,31,41 圧電性基板 12,32,42 円弧型櫛形入力電極 13,33,43 導波路(出力電極) 14,34 音響レンズ 40 送信装置 401 送信用アンテナ 410 受信装置 411 受信用アンテナ 412 高周波信号処理部 413 同期回路 414 符号発生器 415 拡散復調回路 416 復調回路 501 直列に入力されるデータをn個の並列データに
変換する直並列変換器 502−1〜n 乗算器群 503 拡散符号発生器 504 加算器 505 高周波段 506 送信アンテナ 601 受信アンテナ 602 高周波信号処理部 603 同期回路 604 拡散符号発生器 605 キャリア再生回路 606 ベースバンド復調回路 607 並直列変換器
変換する直並列変換器 502−1〜n 乗算器群 503 拡散符号発生器 504 加算器 505 高周波段 506 送信アンテナ 601 受信アンテナ 602 高周波信号処理部 603 同期回路 604 拡散符号発生器 605 キャリア再生回路 606 ベースバンド復調回路 607 並直列変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鳥沢 章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 横田 あかね 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 圧電性基板、又は非圧電物質上に圧電性
物質を形成した基板の主面上に第1及び第2の弾性表面
波を励振する少なくとも2つの概略円弧型櫛形入力電極
と、前記基板の非線形効果を利用して前記2つの弾性表
面波のコンボリューション信号を取り出す導波路兼出力
電極とを有する弾性表面波素子において、 前記円弧型櫛形入力電極と前記出力電極との間の領域に
音響レンズを設けたことを特徴とする弾性表面波素子。 - 【請求項2】 前記円弧型櫛形入力電極の電極指の交差
幅は、前記導波路の導波路幅によって決まる開口角で表
される交差幅よりも広く形成されていることを特徴とす
る請求項1に記載の弾性表面波素子。 - 【請求項3】 前記音響レンズの形状は、凹状に形成さ
れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾性
表面波素子。 - 【請求項4】 前記音響レンズの形状は、前記円弧型櫛
形入力電極に対して凹状に形成されていることを特徴と
する請求項3に記載の弾性表面波素子。 - 【請求項5】 前記圧電性基板に、Yカットニオブ酸リ
チウムの圧電性基板を用いたことを特徴とする請求項1
乃至4のいずれか1項に記載の弾性表面波素子。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
弾性表面波素子を用いた通信システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22883595A JPH0974331A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 弾性表面波素子及びこれを用いた通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22883595A JPH0974331A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 弾性表面波素子及びこれを用いた通信システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0974331A true JPH0974331A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16882611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22883595A Pending JPH0974331A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 弾性表面波素子及びこれを用いた通信システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0974331A (ja) |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP22883595A patent/JPH0974331A/ja active Pending
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