JPH06315468A - 緊張度判定装置 - Google Patents

緊張度判定装置

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JPH06315468A
JPH06315468A JP5079314A JP7931493A JPH06315468A JP H06315468 A JPH06315468 A JP H06315468A JP 5079314 A JP5079314 A JP 5079314A JP 7931493 A JP7931493 A JP 7931493A JP H06315468 A JPH06315468 A JP H06315468A
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tension
vibration
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Yoshiaki Watanabe
義明 渡邊
Hiroyuki Ogino
弘之 荻野
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Honda Motor Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 準備が不要で人の行動を制限することなく簡
単に人の緊張度を判定する。 【構成】 座席6に設けられた振動検出手段1の出力信
号のある特定の周波数成分をろ波するフィルター2と、
フィルター2の出力信号を増幅する増幅手段3と、増幅
手段3の出力信号を平滑化する平滑化手段4と、平滑化
手段4の出力に基づき人の緊張度を判定する判定手段5
とを備えている。これによって、機器に接触した人の振
動状態を振動検出手段1を用いて検出し、人体の緊張度
を判定できる。そして準備が不要で、人の行動をほとん
ど制限せず、判定する意志がなくても簡単に緊張度の判
定ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、座席等での人の緊張度
を判定する緊張度判定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から緊張度判定は、例えば筋電位を
計測し、その値から筋肉の緊張状態を判定することによ
り行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術の緊張度判定装置では、筋電位計測のためのプローブ
を被検者の皮膚に直接接触させる必要があるが、そのた
めに、計測する度にプローブ取り付け等の準備が必要に
なり、また人体に接触させるため人の行動を制限する恐
れがある他、緊張度を判定する意志がない場合では判定
できない等の課題があった。
【0004】本発明の第1の目的は、座席やベッド等の
人体を支持する機器に外部から振動を加えられた場合
に、準備が不要で、人の行動をほとんど制限することな
く、判定の意志がなくても、簡単に機器に支持された人
体の緊張度を判定できる緊張度判定装置を提供すること
にある。
【0005】本発明の第2の目的は、座席やベッド等の
人体を支持する機器に外部から振動が加えられない場合
でも、人体の振動のみで緊張度を判定できる緊張度検出
装置を提供することにある。
【0006】本発明の第3の目的は、機器の振動条件や
人の特性による振動特性の違いに対応できる緊張度検出
装置を提供することにある。
【0007】本発明の第4、第5の目的は、不規則な振
動のある場合でも正確に判定できる緊張度判定装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明は、座席やベッド等の人体を支持する機
器に設けられた振動検出手段と、前記振動検出手段の出
力信号のある特定の周波数成分をろ波するフィルター
と、前記フィルターの出力信号を予め決められた基準値
と比較することにより前記機器に支持された人の緊張度
を判定する判定手段からなる。
【0009】また、上記第2の目的を達成するために本
発明の振動検出手段は、フィルム状の圧電素子からな
る。
【0010】また、上記第3の目的を達成するために本
発明の判定手段は、複数の値の中から1つまたは1組の
基準値を設定する基準値設定部と、前記基準値設定部で
設定された前記基準値とフィルターの出力を比較し判定
する判定部からなる。
【0011】また、上記第4の目的を達成するために本
発明は、座席やベッド等の人体を支持する機器に設けら
れた第1の振動検出手段と、前記第1の振動検出手段の
出力信号のある特定の周波数成分をろ波するフィルター
と、前記機器またはその周辺の前記第1の振動検出手段
と異なる場所に設けられた第2の振動検出手段と、前記
フィルターの出力信号を前記第2の振動検出手段の出力
を用いて補正し予め決められた基準値と比較することに
より前記機器に支持された人の緊張度を判定する判定手
段からなる。
【0012】また、上記第5の目的を達成するために本
発明は、座席やベッド等の人体を支持する機器に設けら
れた振動検出手段と、前記振動検出手段の出力信号のそ
れぞれある特定の周波数成分をろ波する複数のフィルタ
ーと、前記フィルターの複数の出力のうち一つの出力を
少なくとも一つの他の出力を用いて補正し予め決められ
た基準値と比較することにより前記機器に支持された人
の緊張度を判定する判定手段からなる。
【0013】
【作用】本発明は上記構成によって以下のように作用す
る。人体が座席やベッド等の人体を支持する機器に支持
された状態で機器に外部から振動が加わると、機器上で
人体が振動し、これにより機器に設けられた振動検出手
段に出力が発生する。発生した出力信号のうちある特定
の周波数成分がフィルターによりろ波されて判定手段に
出力され、フィルターの出力は判定手段で予め決められ
た基準値と比較されることにより機器に支持された人体
の緊張度が判定される。
【0014】また本発明は上記構成によって、人体が座
席やベッド等の人体を支持する機器に支持されると、機
器に設けられたフィルム状の圧電素子が人体の体動によ
り変形を受け、圧電効果により電圧が発生する。発生し
た電圧信号のうちある特定の周波数成分がフィルターに
よりろ波され、フィルターの出力は判定手段で予め決め
られた基準値と比較されることにより機器に支持された
人体の緊張度が判定される。
【0015】また本発明は上記構成によって、人体が座
席やベッド等の人体を支持する機器に支持された状態で
機器に外部から振動が加わると、機器上で人体が振動
し、これにより機器に設けられた振動検出手段に出力が
発生する。発生した出力信号のうちある特定の周波数成
分がフィルターによりろ波され、判定手段に出力され
る。判定手段では、フィルターの出力を基準値設定部に
より複数の値の中から設定された1つまたは1組の基準
値と比較することによって機器に支持された人体の緊張
度が判定される。
【0016】また本発明は上記構成によって、人体が座
席やベッド等の人体を支持する機器に支持された状態で
機器に外部から振動が加わると、機器上で人体が振動
し、これにより機器に設けられた第1の振動検出手段に
出力が発生する。発生した出力信号のうちある特定の周
波数成分がフィルターによりろ波され、判定手段に出力
される。一方、機器またはその周辺の第1の振動検出手
段と異なる場所に設けられた第2の振動検出手段により
人体の振動成分以外の振動による信号が判定手段に出力
され、判定手段でフィルターの出力は第2の振動検出手
段の出力を用いて補正された後予め決められた基準値と
比較されることにより機器に支持された人体の緊張度が
判定される。
【0017】また本発明は上記構成によって、人体が座
席やベッド等の機器に支持された状態で機器に外部から
振動が加わると、機器上で人体が振動し、これにより機
器に設けられた振動検出手段に出力が発生する。発生し
た出力信号はそれぞれある特定の周波数成分をろ波する
複数のフィルターによりろ波されてそれぞれの周波数成
分に対応した複数の信号にろ波され、判定手段に出力さ
れる。判定手段でフィルターの複数の出力のうち一つの
出力を少なくとも一つの他の出力を用いて補正し予め決
められた基準値と比較することにより機器に支持された
人の緊張度が判定される。
【0018】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を添付図面に基づ
いて説明する。図1は本実施例のブロック図である。こ
こでは人体を支持する機器として自動車の座席に設置し
た場合を示す。図1において、1は振動検出手段、2は
フィルター、5は判定手段である。振動検出手段1は圧
電式の加速度センサーで、振動による加速度を受けると
センサー内のボールが加速度を受け、ボールに接触して
配置されるチップ状の圧電体が変形を受けることにより
電圧を発生させるもので、センサーが受けた加速度に応
じた電圧を得ることができる。振動検出手段1は人体の
振動を受け易くなるように座席6の人体との接触面7の
表布下に設けてある。本実施例では、振動検出手段1か
ら得られる信号が微弱なためフィルター2の出力は増幅
手段3により増幅され、平滑化手段4により不要な変動
成分が除去され、判定手段5に出力される。
【0019】上記第1の実施例の構成による作用を以下
に説明する。人体が座席6に着座しアイドリング時のエ
ンジンの振動により座席6が加振されると、座席6上で
人体は振動し、座席6の人体との接触面7の表布下に配
設された振動検出手段1から人体の振動の加速度により
電圧が発生する。このとき発生する電圧は人の振動状態
に同期して変動するため、電圧の変動を調べることによ
って人の振動状態を知ることが可能となる。一般に、人
の振動は、緊張した状態とリラックスした状態とで周波
数特性が異なることが知られており、図2に緊張した状
態とリラックスした状態の人体の振動の周波数特性を調
べた結果の一例を示す。ここで、f1は人体が加振され
た場合における固有振動数と考えられ、図のように人体
がリラックスした状態では緊張した場合に比較してf1
の周波数成分が大きくなるため、外部から座席に加わる
振動が一定であれば、人の振動状態を調べf1の周波数
成分の信号レベルを調べることによって人体の緊張度を
検出することが可能である。ここでは、自動車のアイド
リング時における振動が座席に加えられているが、この
振動はほぼ一定であるため、本実施例の緊張度判定装置
は緊張度を判定できる。振動検出手段1から発生した電
圧信号はフィルター2により周波数f1成分のみにろ波
されて出力されるが、この振動検出手段1から発生する
電圧は微弱なため増幅手段3により増幅され、さらに、
平滑化手段4により平滑化され不要な変動成分は除去さ
れる。そして、判定手段5において平滑化手段4の出力
は予め決められた基準値と比較され人体の緊張状態が判
定される。図3に判定する緊張度のレベルを示す。本実
施例では、平滑化手段4の出力信号V1の大きさに基づ
き基準値VaおよびVbにより緊張度を以下のように3
種類に分けて判定している。
【0020】V1<Va のとき かなり緊張している Va<V1<Vb のとき 適度に緊張している V1>Vb のとき リラックスしている 尚、本実施例ではアイドリング時の振動を用いて人体の
振動を検出しているが、走行中でも路面条件が常に一定
の場合は本実施例による方法でも緊張度を判定できる。
【0021】このように本実施例では、振動検出手段1
は座席6に予め設けてあり、自動車のアイドリング等の
振動により座席上で振動する人体の振動状態を調べるこ
とにより座席上の人体の緊張度を判定するので、緊張度
を判定するために人体にセンサーを取り付けるといった
準備が不要であり、また、人体にセンサーを取り付ける
必要が無いので人の行動をほとんど制限しない上、人が
判定しようという意志がなくても緊張度を簡単に判定す
る事が可能になっている。
【0022】上記作用により、座席に設けられた振動検
出手段により人体の振動を調べることによって人体の緊
張度を判定するので、判定のための準備が不要で、人の
行動をほとんど制限することなく、判定の意志がなくて
も簡単に人体の緊張度を判定することができるといった
効果がある。
【0023】次に、本発明の第2の実施例を添付図面に
基づいて説明する。図4は本実施例のブロック図であ
る。図4において本実施例が上記第1の実施例と相違す
る点は、座席6の人体との接触面の表布下に設けられた
振動検出手段はフィルム状の圧電素子8である点にあ
る。
【0024】上記第2の実施例の作用を説明する。第1
の実施例では振動検出手段1としてチップ状の圧電体に
よる圧電式の加速度センサーを用いているが、この場合
一点の振動による加速度を検出するためある程度大きな
振動が得られる場合にのみ有効であり、そのために外部
から振動が加えられない場合は人体はほとんど振動しな
いため緊張度を判定することが困難になるという課題が
あった。そこで、本実施例の緊張度判定装置は振動検出
手段としてフィルム状の圧電素子8を用いている。図5
にフィルム状の圧電素子8の構造図を示す。フィルム状
の圧電素子8はポリフッ化ビニリデン(PVDF)等の
高分子圧電材料を薄膜状にした圧電材9の両面に可とう
性の電極膜10を付着させテープ状に成形されたもので
ある。人体が座席6に着座すると座席6の人体との接触
面の表布下に設けられたフィルム状の圧電素子が人体の
体動により変形を受け、圧電効果により電圧が発生す
る。フィルム状の圧電素子8を用いた場合では、人体の
振動を直接圧電体に伝えることができ、機器と人体の接
触面7の全体を用いて人体の振動を検出する事が可能
で、また、人体との接触面7では人体の形状に合わせて
変形して人体に密着できるうえ、人体の振動により人体
の機器との接触面の形状が変化してもその変化に追従し
て密着を維持できるので、非常に高い感度で人体の振動
を検出する事ができるといった利点があり、人体の安静
時の心臓の活動や呼吸活動により伝搬される身体の微小
な体動による振動を検出することが可能である。図6は
自動車のエンジンが停止し座席6に外部から振動が加え
られていない状態での座席上の人体から得られた信号を
示しており、(a)にポリグラフによる心電波形図、
(b)に本実施例の緊張検出手段の平滑化手段の出力波
形図である。信号の変動は心臓の活動に同期しており、
心拍による人体の振動が検出されている事がわかる。す
なわち、心拍等の人の体内の振動源による人体の微小な
振動を検出できるため、この振動を用いて緊張状態を判
定すれば人体を支持する機器に外部から振動が加えられ
ない場合でも機器に支持された人の緊張度を判定でき
る。
【0025】上記作用により、振動検出手段としてフィ
ルム状の圧電素子8を用いることによって、人体の体内
から発生する振動による人体の微小な振動を検出して緊
張度を判定できるので、人体を支持する機器に外部から
振動が加えられない場合でも機器に支持された人体の緊
張度を判定できる。
【0026】次に、本発明の第3の実施例を添付図面に
基づいて説明する。図7は本実施例のブロック図であ
る。図7において本実施例が上記第1の実施例と相違す
る点は、判定手段5は、複数の値の中から1つまたは1
組の基準値を設定する基準値設定部12と、前記基準値
設定部12で設定された前記基準値とフィルター3の出
力を比較し判定する判定部13からなる。
【0027】上記第3の実施例2について説明する。第
1の実施例の緊張度判定装置では、判定手段5で判定に
用いる基準値は予め決められているので、外部から加わ
る振動やそれを受ける人体の条件が変化する場合には人
体の振動状態が変化し正確な判定が困難になるという課
題があった。この課題を解決するために、本実施例では
図7のように判定手段5に複数の基準値の中から1つあ
るいは1組の基準値を設定できる基準値設定部12を設
けている。ここで、1組と言うのは、第1の実施例では
緊張度は3つの状態に判定されるため、1つの条件で2
つの基準値が必要になる。従って、条件が変わると2つ
の基準値を変えることになり、1組と表現している。本
実施例では、基準値設定部を設けたことにより、外部か
ら加わる振動条件や、年齢や性別、体重などの人体の条
件が変化しても、それらの条件における適切な基準値を
求めておけば、その都度基準値設定部12により適切な
基準値を設定することができるので、様々な条件で精度
よく緊張度を判定できる。
【0028】尚、基準値設定部12で設定できる複数の
基準値は記憶手段により記憶させておいてもよい。
【0029】尚、設定する基準値が複数ある場合は、基
準値設定手段は必要とする基準値の数に応じ複数あって
もよい。
【0030】上記作用により、判定手段5に複数の基準
値の中から1つあるいは1組の基準値を設定できる基準
値設定部12と、判定手段5に入力された振動検出手段
1からの信号を基準値設定部12により設定された基準
値と比較して機器に支持された人体の緊張度を判定する
判定部13を設けることにより、外部から加わる振動や
人体の条件が変化してもその都度適当な基準値を設定し
て判定できるので、様々な条件で精度よく緊張度を判定
できるといった効果がある。
【0031】次に、本発明の第4の実施例を添付図面に
基づいて説明する。図8は本実施例のブロック図であ
る。図8において本実施例が上記第1の実施例と相違す
る点は、座席6の人体との接触面7の表布下に設けられ
た第1の振動検出手段14の他に、機器の第1の振動検
出手段14と異なりかつ人体の振動の影響を受けない場
所に設置された第2の振動検出手段15を有し、その出
力信号のある特定の周波数成分をろ波するフィルター1
6と、フィルター16の出力を増幅する増幅手段17
と、増幅手段17の出力を平滑化する平滑化手段18を
持つ点にある。
【0032】上記第4の実施例の構成による作用を以下
に説明する。ここでは自動車の座席に設置した場合を示
す。この場合、自動車の走行による不規則な振動の影響
を受けるため、人体の振動が一定せず緊張度を判定する
場合に正確に判定できない場合があることが分かった。
この課題を解決するために、本実施例では、座席6の人
体との接触面7の表布下に配設された第1の振動検出手
段14の他に、機器の第1の振動検出手段14と異なり
かつ人体の振動の影響を受けない場所に設置された第2
の振動検出手段15を有している。
【0033】図8(a)に自動車が走行中の場合の第1
の振動検出手段14の平滑化手段4の出力を示す。ここ
では適度に緊張した状態を示している。ここでフィルタ
ー2は人体の固有振動数に相当する周波数f1をろ波す
るフィルターであり、第1の実施例で示したようにこの
出力を増幅し平滑化した信号の大きさから人体の緊張度
を判定できる。しかし、第1の実施例による方法では、
(a)では舗装道路を走行している場合では正しく判定
できるが、悪路を走行している場合には自動車全体の振
動が大きくなるために、適度に緊張している場合でも振
動レベルが大きくなりリラックスした状態であると誤判
定している。そこで本実施例では、図8に示すように人
体の振動の影響の少ない場所に振動検出手段15を設置
し、その出力を用いて第1の振動検出手段14の出力を
補正することにより自動車の走行による不規則な振動の
影響を排除している。尚、本実施例では第2の振動検出
手段15の出力は、f1の周波数成分をろ波するフィル
ター16によりろ波され、増幅手段17により増幅さ
れ、さらに平滑化手段18により平滑化されて判定手段
5に出力される。(b)に第2の振動検出手段15によ
り検出された信号をフィルター16によりろ波し、増幅
手段17により増幅し、平滑化手段18により平滑化し
た出力を示す。また、(c)に(b)の出力を用いて補
正した結果を示す。(c)に表わされる補正値R1は第
1の振動検出手段14の平滑化手段4の出力をV1、振
動検出手段15の平滑化手段18の出力をV2とすると
式(1)で示される。
【0034】 R1=V1/V2 (1) 本実施例では、上記補正値R1の大きさに基づき基準値
Ra1およびRb1により緊張度を以下のように3種類
に分けて判定している。
【0035】 R1<Ra1 のとき かなり緊張している Ra1<R1<Rb1 のとき 適度に緊張している R1>Rb1 のとき リラックスしている 図5では、(a)で誤判定をしている部分は(c)では
補正されることにより誤判定がなくなっていることが分
かる。
【0036】尚、本実施例で用いる第1の振動検出手段
は、フィルム状の圧電素子でもよい。
【0037】また、本実施例の第2の振動検出手段は、
機器に加えられる振動を検出可能であれば、必ずしも機
器に設けられる必要はない。
【0038】上記作用により、本実施例では、人体の振
動を検出する第1の振動検出手段の他に、機器またはそ
の周辺の第1の振動検出手段と異なりかつ人体の振動に
よる影響の少ない場所に設置された第2の振動検出装置
を設けることにより、自動車の走行等による不規則な振
動の影響を少なくできるので、誤判定の少ない緊張度検
出装置を提供できる。
【0039】次に、本発明の第5の実施例を添付図面に
基づいて説明する。図10は本実施例のブロック図であ
る。図10において本実施例が上記第1の実施例と相違
する点は、座席6に設けられた振動検出手段1の出力を
ろ波するフィルター2が複数あり、それぞれ別の周波数
成分をろ波し、ろ波された信号は複数の増幅手段3によ
りそれぞれ増幅され、複数の平滑化手段4によりそれぞ
れ平滑化されて判定手段5に出力され、複数の平滑化手
段4の複数の出力信号により人体の緊張度を検出する点
にある。尚、本実施例では、フィルターが2つの場合を
示す。
【0040】上記第5の実施例の構成による作用を以下
に説明する。設置する機器として自動車の座席の場合を
示す。上記第4の実施例で述べたように、自動車の走行
による不規則な振動の影響を受けるため、人体の振動が
一定せず緊張度を判定する場合に正確に判定できない場
合があるが、この課題を解決するために、本実施例で
は、座席6の人体との接触面7の表布下に配設された振
動検出手段1の出力のそれぞれある特定の周波数成分を
ろ波する複数のフィルター2a、2bを有している。
【0041】図11(a)に自動車が走行中の場合の振
動検出手段1の平滑化手段4aの出力を示す。ここでは
適度に緊張した状態を示している。ここでフィルター2
aは人体の固有振動数に相当する周波数f1をろ波する
フィルターであり、第1の実施例で示したようにこの出
力を増幅し平滑化した信号の大きさから人体の緊張度を
判定できる。しかし、本発明の第1の実施例による方法
では、(a)に示すようにでは舗装道路を走行している
場合では正しく判定できるが、悪路を走行している場合
には自動車全体の振動が大きくなるために、適度に緊張
している状態でも振動レベルが大きくなりリラックスし
た状態であると誤判定している。そこで本実施例では、
図10に示すようにf1の周波数成分をろ波するフィル
ター2aの他に少なくとも一つのf1以外の周波数成分
をろ波するフィルター2bを設け、その出力を用いてf
1の信号成分を補正することにより自動車の走行による
不規則な振動の影響を排除している。自動車が走行する
と路面の凹凸やエンジンによる振動により自動車の車体
は振動するが、その振動にはサスペンションやタイヤの
剛性により決まる固有振動数を持っている。この車体の
固有振動数は自動車の乗り心地を考慮して人体の固有振
動数f1とは異なる周波数になるように設計されている
ことが多く、車体の固有振動数の周波数成分の振動の大
きさを調べることによって、人体の振動を調べる振動検
出手段の出力からでも人体の振動成分がほとんど無い車
体の振動成分の信号を取り出すことが可能になる。この
振動成分を取り出すために、振動検出手段1の出力信号
は車体の固有振動数の周波数成分をろ波するフィルター
2bによりろ波され、増幅手段20bにより増幅され、
さらに平滑化手段21bにより平滑化される。(b)に
この平滑化手段4bの出力信号を示す。また、(c)に
(b)の出力を用いて補正された結果を示す。(c)で
示されている信号R2は、f1成分の平滑化手段4aの
出力をV1、f1以外の信号成分の平滑化手段4bの出
力をV3とし、式(2)で示される。
【0042】 R2=V1/V3 (2) 本実施例では、上記補正値R2の大きさに基づき基準値
Ra2およびRb2により緊張度を以下のように3種類
に分けて判定している。
【0043】 R2<Ra2 のとき かなり緊張している Ra2<R2<Rb2 のとき 適度に緊張している R2>Rb2 のとき リラックスしている 図7では、(a)で誤判定をしている部分は、(c)で
は補正されることにより誤判定がなくなっていることが
分かる。
【0044】尚、本実施例で用いる振動検出手段は、フ
ィルム状の圧電素子でもよい。上記作用により、本実施
例では、座席に設けられた振動検出手段の出力信号を、
それぞれある特定の周波数成分をろ波する複数のフィル
ターによりろ波して得られた複数の出力を用いて人の緊
張度を検出することによって、自動車の走行等による不
規則な振動の影響を少なくできるので、誤判定の少ない
緊張度検出装置を提供できる。
【0045】なお、上記第1、第2、第3、第5の実施
例では、振動検出手段を座席に設けたが、ベッドや布団
等の寝具やその他の人体の支持体に設置してもよい。ま
た、衣服やベルトに内蔵して人体に装着する構成として
もよい。
【0046】また、上記第4の実施例では、第1の振動
検出手段を座席に設けたが、ベッドや布団等の寝具やそ
の他の人体の支持体に設置してもよい。また、衣服やベ
ルトに内蔵して人体に装着する構成としてもよい。
【0047】以上述べたように本発明の緊張度判定装置
によれば、人体を支持する機器に支持された人体の緊張
度を判定できる。これにより、例えば、自動車の運転手
の安全確保や、着座作業者の作業管理等に応用できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の緊張度検出
装置によれば次の効果が得られる。
【0049】すなわち、人体が座席やベッド等の機器に
支持された状態で、機器に外部から振動が加わると、機
器上で人体が振動し、この人体の振動を機器に設けられ
た振動検出手段により調べることによって人体の緊張度
を判定できるので、判定のための準備が不要で、人の行
動をほとんど制限することなく、判定の意志がなくても
簡単に人体の緊張度を判定することができる。
【0050】また、振動検出手段としてフィルム状の圧
電素子を用いることによって心臓や呼吸活動により発生
する人体の微弱な振動を検出して緊張度を判定できるの
で、外部からの振動が加えられない場合でも緊張度を判
定できる。
【0051】また、判定手段に複数の基準値の中から1
つあるいは1組の基準値を設定する基準値設定手段と、
判定手段に入力された振動検出手段からの信号を基準値
設定部により設定された基準値と比較して機器に支持さ
れた人体の緊張度を判定する判定部を設けることによ
り、外部から加わる振動や人体の条件が変化してもその
都度適当な基準値を設定できるので、外部から加わる振
動や人体の条件が変化しても精度よく緊張度を判定でき
る。
【0052】また、座席やベッド等の人体を支持する機
器に設けられた第1の振動検出手段の他に機器またはそ
の周辺の第1の振動検出手段と異なる場所に第2の振動
検出手段を設け、これらの2つの出力を用いて人体の緊
張度を判定することによって、外部から加えられる振動
が不規則な場合でも振動の変化の影響を少なくできるの
で、誤判定の少ない緊張度検出装置を提供できる。
【0053】また、座席やベッド等の人体を支持する機
器に設けられた振動検出手段の出力信号を、それぞれあ
る特定の周波数成分をろ波する複数のフィルターにより
ろ波して得られた複数の出力を用いて人の緊張度を検出
することによって、外部から加えられる振動が不規則な
場合でも振動の変化の影響を少なくできるので、誤判定
の少ない緊張度検出装置を提供できるといった効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における緊張度判定装置
のブロック図
【図2】リラックス時と、緊張時による人体の振動特性
の違いを示す周波数特性図
【図3】本発明の第1の実施例における緊張度判定装置
の判定図
【図4】本発明の第2の実施例における緊張度判定装置
のブロック図
【図5】同装置のフィルム状の圧電素子の構造図
【図6】(a)機器上に座った人の心電図 (b)本発明の第2の実施例における緊張度判定装置の
増幅手段の出力図
【図7】本発明の第3の実施例における緊張度判定装置
のブロック図
【図8】本発明の第4の実施例における緊張度判定装置
のブロック図
【図9】(a)同装置の第1の振動検出手段の信号によ
る増幅手段の出力図 (b)同装置の第2の振動検出手段の信号による増幅手
段の出力図 (c)同装置の判定手段の複数の入力信号による補正値
の波形図
【図10】本発明の第5の実施例における緊張度判定装
置のブロック図
【図11】(a)同装置のf1周波数成分をろ波するフ
ィルターの出力信号による増幅手段の出力図 (b)同装置のf1以外の周波数成分をろ波するフィル
ターの出力信号による増幅手段の出力図 (c)同装置の判定手段の複数の入力信号による補正値
の波形図
【符号の説明】
1 振動検出手段 2 フィルター 5 判定手段 6 座席 12 基準値設定部 13 判定部 14 第1の振動検出手段 15 第2の振動検出手段 16 第2の振動検出手段のフィルター 17 第2の振動検出手段の増幅手段 18 第2の振動検出手段の平滑化手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座席やベット等の人体を支持する機器に設
    けられた振動検出手段と、前記振動検出手段の出力信号
    のある特定の周波数成分をろ波するフィルターと、前記
    フィルターの出力信号を予め決められた基準値と比較す
    ることにより前記機器に支持された人の緊張度を判定す
    る判定手段からなる緊張度判定装置。
  2. 【請求項2】振動検出手段は、フィルム状の圧電素子か
    らなる請求項第1記載の緊張度判定装置。
  3. 【請求項3】判定手段は、複数の値の中から1つあるい
    は1組の基準値を設定する基準値設定部と、前記基準値
    設定部で設定された前記基準値とフィルターの出力を比
    較して緊張度を判定する判定部からなる請求項第1記載
    の緊張度判定装置。
  4. 【請求項4】座席やベット等の人体を支持する機器に設
    けられた第1の振動検出手段と、前記第1の振動検出手
    段の出力信号のある特定の周波数成分をろ波するフィル
    ターと、前記機器またはその周辺の前記第1の振動検出
    手段と異なる場所に設けられた第2の振動検出手段と、
    前記フィルターの出力信号を前記第2の振動検出手段の
    出力を用いて補正し予め決められた基準値と比較するこ
    とにより前記機器に支持された人の緊張度を判定する判
    定手段からなる緊張度判定装置。
  5. 【請求項5】座席やベット等の人体を支持する機器に設
    けられた振動検出手段と、前記振動検出手段の出力信号
    のそれぞれある特定の周波数成分をろ波する複数のフィ
    ルターと、前記フィルターの複数の出力のうち1つの出
    力をそれ以外の少なくとも1つの出力を用いて補正し予
    め決められた基準値と比較することにより前記機器に支
    持された人の緊張度を判定する判定手段からなる緊張度
    判定装置。
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