JPH06317016A - 柱の型枠装置 - Google Patents

柱の型枠装置

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JPH06317016A
JPH06317016A JP7557391A JP7557391A JPH06317016A JP H06317016 A JPH06317016 A JP H06317016A JP 7557391 A JP7557391 A JP 7557391A JP 7557391 A JP7557391 A JP 7557391A JP H06317016 A JPH06317016 A JP H06317016A
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JP
Japan
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formwork
pillar
bolt
face plate
column tie
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JP7557391A
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English (en)
Inventor
Fumio Otake
文男 大竹
Yoshikazu Hirokawa
義和 広川
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Okabe Co Ltd
Original Assignee
Okabe Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柱型枠をユニット化することで型枠の小払し
作業をなくすとともに柱断面寸法の変更に容易に対応す
る。支保工を面板に強固に締結した柱型枠を容易かつ安
定的に移動する。柱型枠の高さ調整を容易かつ確実に実
施し、周囲に障害物がある場合にも建入り精度の調整を
可能とする。 【構成】 型枠装置Aは一対のL型ユニットBを互いに
接合する。L型ユニットBは面板と、バンド部材Cによ
りこの面板に締結されるLビーム1からなり、キャスタ
ー11及びベースブラケット13が取付けられる。又L
型ユニットBの最下部にはレベル調整機構14が設けら
れる。Lビーム1は固定コラムタイバンド5と、コラム
タイスライド9を挿着するスライド用コラムタイバンド
6とを直角に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は柱の型枠装置に関し、
詳しくは組立解体が容易で、しかも面型枠の現場での接
続・位置決めを迅速かつ正確に行なうことができる柱の
型枠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、柱の型枠を施工する際は、躯体寸
法に合せて予め所定の寸法に加工したセキ板や、所定の
寸法に組合わせたメタルフォームを面板として床面の柱
位置に配置していた。更に、この面板に締付金物及び支
保工としての単管パイプやコラムクランプ等の端太材を
取付けて柱型枠を組立て、コンクリート打設後の柱型枠
の解体時には、前記支保工及び面板をそれぞれ別々に小
払しで解体していた。
【0003】また、近年ではこのような従来の施工方法
とは別に、型枠工事のスピード化やコストダウン等の要
請から、前記面板に縦、横端太材を取付けて、予め一体
化した大型の面型枠を柱の面毎に作成し、クレーン等を
用いて現場に搬入し、組立及び解体を行なう工法が採用
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、型枠の面板
を柱の所定位置に、先に取付けた後に端太材を取付ける
従来の組立て方では、型枠技術者や熟練工を多数必要と
する上、面板相互の位置間隔を保つためのセパレータや
フォームタイ等の取付もあって工程が複雑になるだけで
なく、柱型枠の建入れ精度や型枠のレベルをとるために
チェーン、サポート等の副資材が多数必要になる。ま
た、このような型枠を小払しで解体する場合には、解体
により生じる資材の数が非常に多くなり、この資材の整
理及び移動に大変な労力を要することになるため、スピ
ード化やコストダウンの要請を果たせないことになる。
【0005】また、予め面板及び支保工を一体化した面
型枠を使用する場合には、面毎の面型枠を床面の柱位置
に搬入して組立てる際に、面型枠同士を接続させたり、
レベルや建入の調整をして位置決めを行なう必要がある
が、面型枠が大型で重量が大きくなるため、これらの作
業には多大な時間と労力が必要となる。
【0006】このため、柱型枠では、柱の隣合う二面の
面型枠を接続して一対のL型ユニットを構成し、このL
型ユニットを相互に接続して組立てるようにすることが
考えられる。
【0007】しかし、この場合、L型ユニットで一度組
立てた型枠を異なる断面寸法の柱に転用するには、一旦
相互の面型枠を分離してからそれぞれの面型枠の大きさ
を変更し、その後に再度接続して組立てる必要がある。
このため相互の面型枠が接合する直角の精度はその都度
調整しなければならず、異なる断面寸法の柱への転用は
容易でない。
【0008】また、L型ユニットを支保工と面板とで構
成する場合には、支保工を面板に単体のフックボルトを
用いて締結するようにすると、必ずしも安定的な締結状
態ではなく、コンクリート打設時のバイブレータ等の振
動によりフックボルトに緩みが生じる恐れがある。
【0009】また、L型ユニットに移動装置を備えて簡
単に所定の位置へ移動させるようにすることが考えられ
るが、この場合には移動装置の取付構造によって移動時
に不安定となる恐れがある。
【0010】また、L型ユニットの組合せで構成される
柱型枠のレベル調整機構が備えられるが、この場合レベ
ル調整機構の位置が、面型枠から離れた位置にあると、
面型枠のレベル調整は容易でない。
【0011】さらに、L型ユニットによる柱型枠の建入
精度調整機構を備えると、その取付け方向が例えば固定
的であると、柱が建物の端部にある場合や開口部の近傍
にある場合には、建入精度調整機構を使用できない場合
が生じる。
【0012】この発明は、上記のような柱型枠が有する
課題を解消することを目的とするものであり、柱型枠を
ユニット化することで型枠の小払し作業をなくし、型枠
工事における省力化及び効率化を図るものである。
【0013】特に、小払しをしなくても柱断面寸法の変
更に容易に対応することができるユニット化した柱型枠
装置を提供することを目的としている。
【0014】また、支保工をメタルフォーム又は木製パ
ネルから形成される面板に強固に締結できる柱型枠装置
を提供すること、また小払しせずに容易にかつ安定的に
移動ができ、しかも面型枠の高さ調整が容易にかつ確実
に実施できる柱型枠装置を提供すること、さらに柱型枠
の周囲に障害物がある場合にも柱型枠の建入り精度を調
整することが可能な機構を有するユニット化した柱の型
枠装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の柱の型枠装置は、断面四角形状の柱
の隣合う二面を、面板及び支保工が一体に接合して形成
されるそれぞれの面型枠を接続して一対のL型ユニット
を形成し、このL型ユニット同士の接続の脱離を可能と
なし、さらに前記L型ユニットにはその交差部及び/又
は先端部に柱断面寸法に応じて変更可能な寸法可変機構
を備えることを特徴としている。
【0016】又、請求項2記載の柱の型枠装置は、前記
面板がメタルフォームにより形成されることを特徴とし
ている。
【0017】又、請求項3記載の柱の型枠装置は、前記
面板が木製パネルにより形成されることを特徴としてい
る。
【0018】又、請求項4記載の柱の型枠装置は、前記
支保工をバンド部材により前記面板に締付固定すること
を特徴としている。
【0019】又、請求項5記載の柱の型枠装置は、前記
支保工に前記L型ユニットの移動装置を取付けたことを
特徴としている。
【0020】又、請求項6記載の柱の型枠装置は、前記
移動装置に前記L型ユニットの高さ調整機構を備えたこ
とを特徴としている。
【0021】又、請求項7記載の柱の型枠装置は、面型
枠に前記L型ユニットのレベル調整機構を備えることを
特徴としている。
【0022】又、請求項8記載の柱の型枠装置は、前記
L型ユニットは柱型枠が立設する床面の平面内で回動可
能な建入調整機構を有することを特徴としている。
【0023】
【作用】請求項1記載の柱の型枠装置は、柱の断面形状
に合わせた一対の面型枠からなるL型ユニットの面板及
び支保工を一体に接合し、これらのL型ユニットを柱の
所定位置に配置する。各L型ユニットは床面からのレベ
ル調整及び建入りの調整をしながら、相互に接続して型
枠を組立てる。次に、この柱型枠を解体して断面の異な
る柱に転用する場合には、再度前記L型ユニットに分離
し、その転用先の柱断面に応じて、このL型ユニットの
交差部及びまたは先端部に有する寸法可変機構を操作し
て面板の大きさを変更する。
【0024】請求項2記載の柱の型枠装置は、メタルフ
ォームを組み立てて柱断面形状に合わせた面板を形成す
る。
【0025】又、請求項3記載の柱の型枠装置は、作製
した木製パネルを組み立てて柱断面形状に合わせた面板
を形成する。
【0026】又、請求項4記載の柱の型枠装置は、支保
工をバンド部材によりこれら面板に締め付け固定するこ
とで、支保工を強固に緊結する。
【0027】又、請求項5又は6記載の柱の型枠装置
は、L型ユニットの面型枠を組立解体時に必要な高さま
で調整し、かつこのL型ユニットを移動装置により容易
に水平移動をすることができる。
【0028】又、請求項7記載の柱の型枠装置は、L型
ユニットの面型枠に直接接合するレベル調整機構を用い
て、このL型ユニットを所定の高さまで確実に上下し調
整することができる。
【0029】又、請求項8記載の柱の型枠装置は、L型
ユニットの建入調整機構を適当な位置に回動して、柱型
枠の建入りを調整することができる。
【0030】
【実施例】次に、添付図面に基づきこの発明の実施例を
詳細に説明する。図1〜図22はこの発明における柱の
型枠装置の1実施例を示す図である。図1は柱の型枠装
置の正面図、図2はその平面図で、型枠装置Aは一対の
L型ユニットBを互いに接続して構成され、図3はその
L型ユニットBを分離させた状態の平面図である。
【0031】L型ユニットBの所定間隔で配置される横
端太材としてのLビーム1の内側には、柱断面及びコン
クリート打設高さに合わせた所定の割付のメタルフォー
ム2が設けられている。このメタルフォーム2が面板を
形成する。そして、このLビーム1はメタルフォーム2
に、バンド部材Cを構成するフックボルト3とコラムタ
イ座金4を介して締結され、これによりLビーム1、メ
タルフォーム2が一体に接合される。従って、L型ユニ
ットBは隣合う二面の面型枠同士を直角に接続した構造
になっている。
【0032】前記Lビーム1は、固定コラムタイバンド
5とスライド用コラムタイバンド6とを直角に接続する
構成となっている。図4及び図5に示すように、この固
定コラムタイバンド5は主に偏平な角パイプ5aにより
構成されており、この角パイプ5aの偏平な面には所定
の間隔で上下面に孔部5bが貫通している。この固定コ
ラムタイバンド5の一端の前記偏平な角パイプ5aの上
下面には、プレート部5cが向合せにT字状に突出して
溶着されている。この上下のプレート部5cには3箇所
のボルト孔5dが貫通しており、またこの上下のプレー
ト部5cを連結するように溶着された小プレート5eに
はアジャストボルト5fが螺着されている。
【0033】一方、孔部5bにはU型に形成されたコー
ナー締7がピン8を介して回動可能に取付けられる。こ
のコーナー締7は、図6及び図7に示すように、U型に
折曲げられたバンド部7aの折曲げ部にナット7bを固
着し、このナット7bにボルト7cを螺合する。このボ
ルト7cの端部にはナット7eが固着され、ボルト7c
の先端には平座金7dが回動するように固定されてい
る。
【0034】スライド用コラムタイバンド6の構成は図
8及び図9に示すように、前記固定コラムタイバンド5
と同様な所定の間隔に孔部6aが貫通している偏平な角
パイプである。この孔部6aは、スライド用コラムタイ
バンド6の一端において、前記固定コラムタイバンド5
が接続するために適切なピッチで穿設されている。一方
このスライド用コラムタイバンド6の他端にはより細か
いピッチで孔部6aが穿設されており、この孔部6aを
利用して図10及び図11に示されるコラムタイスライ
ド9が挿着される。孔部6aの数及び ピッチにより固
定コラムタイバンド5を接続する範囲が決まる。コラム
タイスライド9は主に対向する二本の山形鋼9aにより
形成されており、この対向する山形鋼9aの各辺には所
定の間隔で孔部9bが貫通している。この孔部9bと前
記コラムタイスライド9に穿設された孔部6aとを適切
な位置で合わせ、これに固定ボルト10aを挿入して両
者を締結する。このコラムタイスライド9の締結する位
置により、Lビーム1の内側に貼設されるメタルフォー
ム2の割付を所定の範囲で変更することが可能になる。
【0035】又、このコラムタイスライド9には前記対
向する山形鋼9aを連結する小プレート部9cが溶着さ
れており、この小プレート部9cにはLビーム1の平面
内外方約45度の角度でブラケット部9dが突設してい
る。このブラケット部9dにはその先端部に突部を有す
るエンドプレート9eが溶着されている。このブラケッ
ト部9dに前記固定コラムタイバンド5の孔部5bにピ
ン8を介して回動可能に取り付けられたコーナー締7が
装着される。
【0036】このコーナー締7の装着方法は次のように
なる。コーナー締7のバンド部7aを前記ブラケット部
9dに合わせ、ボルト7cを締め付けて平座金7dをこ
のブラケット部9dに当接させ更に押圧することでコー
ナー締7がブラケット部9dに強固に装着される。これ
により、固定コラムタイバンド5とコラムタイバンド6
と一体になったコラムタイスライド9が緊結される。
【0037】一方、固定コラムタイバンド5の上下のプ
レート部5c間には前記スライド用コラムタイバンド6
を挿入し、前記プレート部5cに穿設されたボルト孔5
dとこのスライド用コラムタイバンド6のボルト孔6a
とを適切な位置に合わせ2本の固定ボルト10bを挿通
し、アジャストボルト5fで固定コラムタイバンド5と
スライド用コラムタイバンド6のなす角度を微調整した
後に、前記固定ボルト10bを締付けることにより、固
定コラムタイバンド5とスライド用コラムタイバンド6
が接続固定され、所定角度即ち直角が正確に保持され
る。
【0038】次に、上記の構成により形成されるLビー
ム1とメタルフォーム2とを強固に緊結するバンド部材
Cを図12及び図13に基づいて説明する。Lビーム1
を構成する固定コラムタイバンド5とスライド用コラム
タイバンド6及びコラムタイスライド9は、バンド部材
Cを構成する前記フックボルト3とコラムタイ座金4に
よりメタルフォーム2に緊結される。このコラムタイ座
金4の一端には片ネジのフックボルト3aが固着してお
り、他端には長孔のボルト孔4aが穿設されている。こ
の長孔のボルト孔4aには両ネジのフックボルト3bが
挿通される。このボルト孔4aが長孔であるため、フッ
クボルト3bの多少の取付の誤差は吸収できる。これら
二本のフックボルト3a、3bのフック部分をメタルフ
ォーム2のリブ2aに穿設されているリブ孔2cに挿入
し、ナット3cを用いて取付ける。この2本のフックボ
ルト3a、3bで形成される空間は、前記のLビーム1
を構成する部材即ち固定コラムタイバンド5とスライド
用コラムタイバンド6及びコラムタイスライド部9が、
それぞれ適切に収まるような空間でなければならない。
このコラムタイ座金4のボルト孔4aに挿通したフック
ボルト3bのナット3dを締付けてLビーム1を構成す
る各部材をメタルフォーム2のリブ2aに押圧して強固
に緊結する。
【0039】このような部材で構成されるそれぞれのL
型ユニットBのLビーム1はメタルフォーム2を緊結し
た状態で、複数の移動装置たるキャスター11により支
持される。このキャスター11にはL型ユニットBの高
さを調整できるレベルジャッキ12が接合しており、こ
のレベルジャッキ12が前記Lビーム1を直接支持する
ものである。このキャスター11及びレベルジャッキ1
2の構成及び作用を図14及び図15に基づいて説明す
る。レベルジャッキ12は、キャスター11の頭部プレ
ート11aにボルトナット12aにより締結されるベー
ス12bと、このベース12bに突設する高さ調整ボル
ト12cと、この高さ調整ボルト12cに螺合するナッ
ト12dと、このナット12dに固着するブラケット部
材12eから構成されている。このブラケット部材12
eには複数のボルト孔12fとボルトよけの切欠部12
gが設けられており、このボルト孔12fにはナット1
2hが固着している。このボルト孔12f を、Lビー
ム1の固定コラムタイバンド5またはスライド用コラム
タイバンド6またはコラムタイスライド部9に穿設され
ている孔部5b、6a、9bのいずれかに合わせ、接合
ボルト12iを前記ナット12hに螺合して締結する。
この時、このブラケット部12eには回転防止ストッパ
ー12j が設けられているため、1本のボルト12iで
も確実に締結することができる。次にこのレベルジャッ
キ12を用いてL型ユニットBの高さ調整をする方法を
説明する。上記のようにしてLビーム1に取り付けられ
たレベルジャッキ12は、ブラケット部12e及びこれ
に固着するナット12dが固定しているため、高さ調整
ボルト12cの多角形状に形成された頭部12kに治具
を装着して回転させるとともに調整ボルト12cを回転
させ、ナット12d及びブラケット部12eを所定の高
さに調整することにより、L型ユニットBの高さを所定
の高さに調整するものである。この高さ調整によりレベ
ルジャッキ12の取付位置の多少の誤差や床面の不陸は
吸収することができる。
【0040】また、それぞれのL型ユニットBのLビー
ム1には、例えば3本の建入調整機構たるベースブラケ
ット13が取付けられる。このベースブラケット13の
構成の詳細を図16乃至図18に基づいて説明する。こ
のベースブラケット13は、鉛直材13aに斜材13b
と水平材13cが固着しており、この斜材13b及び水
平材13cは鞘管13dに固着している。この鞘管13
dには六角ナット13eが固着しており、この鞘管13
dを挿通するボルト13fが螺合される。このボルト1
3fの下端部はベース13gにヒンジ結合しており、床
面の不陸に合わせて傾斜することができる。このベース
13gには長孔13rが穿孔されており、この長孔13
rに床面に埋設されたアンカーボルトを挿通し締付ける
ことでベースブラケット13を固定することができる。
【0041】一方ボルト13fには六角形状の頭部が形
成されており、この頭部に治具を挿着、回転させボルト
13fの高さ調整を行なう。一方、前記鉛直材13aに
は上部鞘管13hと下部鞘管13iとが遊嵌されてお
り、この鉛直材13aはこれら鞘管内で自由に回転でき
る。この上部鞘管13h及び下部鞘管13iには山形鋼
よりなる接続部材13jが固着している。この接続部材
13jにはボルト孔13k及びボルトよけの切欠部13
が設けられている。このボルト孔13kを、Lビーム1
を構成する固定コラムタイバンド5またはスライド用コ
ラムタイバンド6またはコラムタイスライド部9に穿設
されている孔部5b、6a、9bのいずれかに合わせ、
ボルト13mをこれらに挿通してナット13nより締結
する。
【0042】この下部鞘管13iには一対のピン孔13
oが穿設されている。また、この下部鞘管13iが装着
される部分の鉛直材13aには、このピン孔13oに適
合する複数の対になったピン孔13pが貫通している。
鉛直材13aを回動し、ピン孔13oをピン孔13pの
適切な位置で合わせ、Rピン13qを挿通して、鉛直材
13aと下部鞘管13iとを係止する。このようにRピ
ン13qの挿通する位置によりベースブラケット13の
設置する位置を変えることができ、他の型枠資材例えば
梁受けのサポート等を避けてベースブラケット13を設
置することができる。この建入調整機構13はボルト1
3fにより型枠の傾き即ち建入りを調整するのである
が、ベース13gが柱型枠を抑える働きをするためコン
クリート打設時の型枠の傾倒を防止する役割も果たす。
【0043】更に、このL型ユニットBのメタルフォー
ム2の最下部には、このL型ユニットBの高さ調整を行
なうレベル調整機構14が設けられている。このレベル
調整機構14の詳細を図19及び図20に基づいて説明
する。このレベル調整機構14には、U型に折曲げられ
た上部プレート14aとL型に折曲げられた下部プレー
ト14bが、メタルフォーム2の最下部のリブ2aを挟
む形で配設される。この上部プレート14aには、下部
プレート14bの接合用ボルト14cとレベルボルト1
4dを挿通するために、それぞれボルト孔14e、14
fが穿設して有り、このボルト孔14e、14fに合わ
せてそれぞれナット14g、14hが固着している。ま
た下部プレート14bには前記接合ボルト14cを挿通
するためのボルト孔14iが穿設されている。この上下
部プレート14a、14bのボルト孔14e、14iを
メタルフォーム2のリブ2aに穿設されているリブ孔2
cに合わせ、接合ボルト14cを挿通しナット14gに
螺合して締付ける。この時上部プレート14aにはガイ
ド14jが突設しているため、一本の接合ボルト14c
で締結しても両プレートの回転を抑えることができる。
次にナット14hに螺合するレベルボルト14dの多角
形状に形成された頭部14kに治具を嵌合し、これを回
転させることによりレベルボルト14dの長さを調整す
る。これによりこのレベル調整機構14に接合している
メタルフォーム2の高さも調整されることになる。
【0044】なお、このレベル調整機構14は図21及
び図22に示すようにL型に折曲げた一枚のプレート1
4であってもよい。この場合には前記接合用ボルト孔1
4eの他に、メタルフォーム2の縦方向のリブ2aのリ
ブ孔2cに接合するためのボルト孔14mが必要にな
る。
【0045】次に、この型枠装置Aを用いて柱型枠を組
立てる場合の作業工程を説明する。先ず柱断面形状に適
合する柱型枠を組立てるため、スライド用コラムタイバ
ンド6の孔部6aの位置を選択して、これに固定ボルト
10bで固定コラムタイバンド5を取付ける。この時に
選択する孔部6aにより、大小いずれの柱断面にも合わ
せることが可能になる。なお、スライド用コラムタイバ
ンド6には柱断面に応じてコラムタイスライド9を所定
の位置に取付けておく。固定コラムタイバンド5では適
切な孔部5bの位置を選択してピン8でコーナー締7を
取付けることにより柱断面に適合するLビーム1が組立
てられる。
【0046】このLビーム1の内側に、所定の割付のメ
タルフォーム2を貼設し、フックボルト3を用いてこの
Lビーム1をメタルフォーム2に緊結する。このように
して隣合う二面の面型枠同士を直角に接合したL型ユニ
ットBをスラブSに立設させる。一方、スラブSの所定
の位置には根巻アングル15を固定しておく(図1)。
【0047】前記L型ユニットBにはキャスター11付
きのレベルジャッキ12が予め取付けられており、レベ
ルジャッキ12を調整して所定の高さまでL型ユニット
Bを上げ、このキャスター11を利用して水平移動させ
て前記根巻アングル15を囲うようにして互いに対向さ
せ、L型ユニットBの両先端部同士を当接させる。
【0048】次に、レベル調整機構14を利用してL型
ユニットBのレベル調整を行ない、建入調整機構13を
利用して建入りの調整を行なう。十分に調整のとれた状
態で、コーナー締7を回動させて相手のコラムタイスラ
イド9のブラケット部9dにかぶせ、ボルト7cを締付
てL型ユニットB同士を接続固定する。
【0049】この後、メタルフォーム2の所定レベルま
でコンクリートが打設され、コンクリートが硬化した後
にコーナー締7を取り外し、L型ユニットB同士を分離
させることで解体が完了する。この型枠装置Aを他の断
面形状の異なる柱型枠に転用する場合には、次のように
して調整する。
【0050】解体した後、柱型枠があまり高くない場合
にはキャスター11やベースブラケット13を利用して
立設した状態で一部メタルフォーム2の割付変更をす
る。コラムスライド9のみの移動で割付けの変更できる
場合には、面型枠同士の直角の再調整は不要となる。柱
断面形状が大きく変わる場合には、このコラムスライド
9のみでは調整ができないため、固定ボルト10bを締
付けるスライド用コラムタイバンド6の孔部6aの位置
を変更することが必要になる。この場合には直角の再調
整がいるが断面の大きく異なる柱にも転用は可能であ
る。
【0051】以上説明した実施例は柱型枠の面板にメタ
ルフォーム2を用いたものであるが、面板に木製パネル
を用いた柱型枠でもよい。木製パネルを面板に用いた他
の実施例を図23乃至図31に基づき説明する。図23
は木製パネルを用いた柱の型枠装置の正面図、図24は
その平面図、図25はこの型枠装置のL型ユニットBを
分離させた状態の平面図である。
【0052】L型ユニットBの所定間隔で配置される横
端太材としてのLビーム1の内側には、柱断面及びコン
クリート打設高さに合わせて作製した木製パネル22が
設けられており、この木製パネル22が面板を形成す
る。木製パネル22は合板22aに桟木22bを固定し
て作製したもので、桟木22bの角部は隅金物22cを
取り付けて補強する。この木製パネル22の面板の大き
さ(幅及び長さ)は柱断面又は合板22aの規格寸法に
合わせて決定し、転用を考慮して数種類の大きさの木製
パネル22を予め作製しておく。
【0053】なおこの実施例では合板22aを面板に用
いたが、もちろんこれに限定されずバラ板を取り付けた
木製パネルでもよい。
【0054】この木製パネル22の桟木22bの所定の
位置には締結治具取付金具21が釘止めされ締結治具2
3が係合する。この締結治具23とコラムタイ座金24
がバンド部材Cを構成しLビーム1を木製パネル22に
固定する。
【0055】このLビーム1を固定する締結治具取付金
具21及びバンド部材Cの構成を図26乃至図29に基
づいて説明する。図26は締結治具取付金具21の平面
図、図27は同側面図である。図28は締結治具23を
締結治具取付金具21に係合させコラムタイ座金24を
締めて組み立てた状態のバンド部材Cの側面図、図29
は同正面図である。
【0056】締結治具取付金具21は複数の釘孔21a
を穿設するプレート21bと、このプレート21bから
突設し締結治具23係止用の切欠部21cを有する2枚
の係止プレート21dから構成される。締結治具取付金
具21はLビーム1を取り付ける高さの桟木22bに予
め釘止めしておく。
【0057】メタルフォーム2にLビーム1を取り付け
る場合と同様に、固定コラムタイバンド5又はスライド
用コラムタイバンド6・コラムタイスライド9は、締結
治具23とコラムタイ座金24により木製パネル22に
緊結される。このコラムタイ座金24の一端にはL型鋼
棒23aが固着しており、他端には長孔のボルト孔24
aが穿設されている。この長孔のボルト孔24aには片
ネジの直ボルト23bが挿通し、螺合するナット23c
によりコラムタイ座金24を締め付ける。これらL型鋼
棒23a及び直ボルト23bのそれぞれの先端部23
d,23eには丸座23fが固着し係止プレート21d
の切欠部21cと係合する。
【0058】以上の構成からなる締結治具23内にLビ
ーム1を挿入し、コラムタイ座金24を締付けて木製パ
ネル22に強固に緊結する。
【0059】このような部材で構成されるそれぞれのL
型ユニットBのLビーム1は木製パネル22を緊結した
状態で、メタルフォーム2の場合と同様に複数の移動装
置たるキャスター11及び建入調整機構たるベースブラ
ケット13が取付けられる。又L型ユニットBの木製パ
ネル22の最下部には、L型ユニットBの高さ調整を行
なうレベル調整機構34が設けられている。このレベル
調整機構34の詳細を図30及び図31に基づいて説明
する。図30はレベル調整機構34の正面図、図31は
同側面図である。
【0060】このレベル調整機構34は、L型に折曲げ
られたボルト支持プレート34aと、このボルト支持プ
レート34aに固着し木製パネル22下端の桟木22b
に係止するL型のパネル支持プレート34bとからな
る。このパネル支持プレート34bには複数の釘孔34
cが穿設され、木製パネル22の下端の桟木22bを囲
む形で外側から釘止めされる。ボルト支持プレート34
aにはレベルボルト34dを挿通するためにボルト孔3
4eと複数の釘孔34fが穿設し、ボルト孔34eに合
わせてナット34gが固着している。このナット34g
に螺合するレベルボルト34dの多角形状に形成された
頭部34hに治具を嵌合し、これを回転させることによ
りレベルボルト34dの長さを調整する。これによりこ
のレベル調整機構34に接合している木製パネル22の
高さも調整される。
【0061】なお、このレベル調整機構34は図32及
び図33に示すようなL型に折曲げたボルト支持プレー
ト34aに平板プレート34iを溶着した簡易なもので
もよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、柱型枠をユニット化することで型枠の小払し作業
をなくし省力化及び効率化を図ることができ、特に小払
しをしなくても柱断面寸法の変更に容易に対応できる。
【0063】又、請求項2記載の発明は、面板をメタル
フォームで形成するので、堅固な柱型枠を作製すること
ができ、複数回の転用にも耐えられる。
【0064】又、請求項3記載の発明は、面板を木製パ
ネルで形成するので、軽量簡易なな柱型枠を作製するこ
とができる。
【0065】又、請求項4記載の発明は、支保工をバン
ド部材により面板に締付固定するから、支保工を強固に
取付けることができ、施工時に緩みがでない。
【0066】又、請求項5記載の発明は、支保工にL型
ユニットの移動装置を取付けたから、移動装置の取付け
が強固であり、小払しせずに移動することができる。
【0067】又、請求項6記載の発明は、この移動装置
にL型ユニットの高さ調整機構を有するから、施工する
床面に応じてのレベル調整が可能である。
【0068】又、請求項7記載の発明は、L型ユニット
の面型枠に直接接合するレベル調整機構を取り付けるこ
とで、容易に柱型枠の高さ調整ができる。
【0069】更には、請求項8記載の発明は、L型ユニ
ットに回動可能な建入調整機構を取り付けることで、柱
型枠の近傍に障害物がある場合にも柱型枠の建入り精度
を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】柱の型枠装置の正面図である。
【図2】柱の型枠装置の平面図である。
【図3】L型ユニットを分離した状態の平面図である。
【図4】固定コラムタイバンドの正面図である。
【図5】固定コラムタイバンドの平面図である。
【図6】コーナ締の平面図である。
【図7】コーナ締の断面図である。
【図8】スライド用コラムタイバンドの正面図である。
【図9】スライド用コラムタイバンドの平面図である。
【図10】コラムタイスライドの平面図である。
【図11】コラムタイスライドの正面図である。
【図12】フックボルト及びコラムタイ座金の断面図で
ある。
【図13】フックボルト及びコラムタイ座金の側面図で
ある。
【図14】キャスター付き高さ調整機構の平面図であ
る。
【図15】キャスター付き高さ調整機構の側面図であ
る。
【図16】建入調整機構の平面図である。
【図17】建入調整機構の側面図である。
【図18】建入調整機構の部分詳細図である。
【図19】レベル調節機構の正面図である。
【図20】レベル調節機構の断面図である。
【図21】レベル調整機構の他の実施例の側面図であ
る。
【図22】レベル調整機構の他の実施例の正面図であ
る。
【図23】木製パネルを用いた柱の型枠装置の正面図で
ある。
【図24】木製パネルを用いた柱の型枠装置の平面図で
ある。
【図25】木製パネルを用いた柱の型枠装置のL型ユニ
ットBを分離させた状態の平面図である。
【図26】締結治具取付金具の平面図である。
【図27】締結治具取付金具の側面図である。
【図28】バンド部材の側面図である。
【図29】バンド部材の正面図である。
【図30】レベル調整機構の正面図である。
【図31】レベル調整機構の側面図である。
【図32】レベル調整機構の他の実施例の正面図であ
る。
【図33】レベル調整機構の他の実施例の側面図であ
る。
【符号の説明】
A 型枠装置 BL型ユニット C バンド部材 1Lビーム 2 メタルフォーム 3 フックボルト 4 コラムタイ座金 5 固定コラムタイバンド 6 スライド用コラムタイバンド 7 コーナー締め 8 ピン 9 コラムタイスライド 10a 固定ボルト 11 キャスター 12 レベルジャッキ 13 ベースブラケット 14 レベル調整機構 15 根巻アングル 21 締結治具取付金具 22 木製パネル 23 締結治具 24 コラムタイ座金 34 レベル調整機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面四角形状の柱の隣合う二面を、面板
    及び支保工が一体に接合して形成されるそれぞれの面型
    枠を接続して一対のL型ユニットを形成し、このL型ユ
    ニット同士の接続の脱離を可能となし、さらに前記L型
    ユニットにはその交差部及び/又は先端部に柱断面寸法
    に応じて変更可能な寸法可変機構を備えることを特徴と
    する柱の型枠装置。
  2. 【請求項2】 前記面板がメタルフォームにより形成
    されることを特徴とする請求項1記載の柱の型枠装置。
  3. 【請求項3】 前記面板が木製パネルにより形成され
    ることを特徴とする請求項1記載の柱の型枠装置。
  4. 【請求項4】 前記支保工をバンド部材により前記面
    板に締付固定することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3記載の柱の型枠装置。
  5. 【請求項5】 前記支保工に、前記L型ユニットの移動
    装置を取付けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    記載の柱の型枠装置。
  6. 【請求項6】 前記移動装置に、前記L型ユニットの高
    さ調整機構を備えたことを特徴とする請求項5記載の柱
    の型枠装置。
  7. 【請求項7】 前記面型枠に、前記L型ユニットのレベ
    ル調整機構を備えることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3記載の柱の型枠装置。
  8. 【請求項8】 前記L型ユニットは、柱型枠が立設する
    床面の平面内で回動可能な建入調整機構を有することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3記載の柱の型枠装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100609499B1 (ko) * 2003-12-31 2006-08-04 서보가설산업 주식회사 이송장치를 갖는 서포트
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JP2025122997A (ja) * 2024-02-09 2025-08-22 株式会社奥村組 鉄筋コンクリート柱用型枠構造体

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