JPH06319054A - フライバックトランス - Google Patents
フライバックトランスInfo
- Publication number
- JPH06319054A JPH06319054A JP5106605A JP10660593A JPH06319054A JP H06319054 A JPH06319054 A JP H06319054A JP 5106605 A JP5106605 A JP 5106605A JP 10660593 A JP10660593 A JP 10660593A JP H06319054 A JPH06319054 A JP H06319054A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- winding
- metal fitting
- core
- fbt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/04—Arrangements of electric connections to coils, e.g. leads
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F38/00—Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
- H01F38/42—Flyback transformers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/02—Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers
- H01F2005/022—Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers wound on formers with several winding chambers separated by flanges, e.g. for high voltage applications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F38/00—Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
- H01F38/42—Flyback transformers
- H01F2038/423—Flyback transformers with adjusting potentiometers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1ターンの別付け巻線の出力電圧の安定化、
及び2次巻線の誘導電圧の影響の低減を計るとともに、
リード線取付等の加工の作業性をよくし、さらに、FB
Tの標準化への道を開くことを目的とする。 【構成】 コア5の内側を跨ぐように固定された金具1
0の両端に返しバリ12a,12bを備えた圧接機構部
を備えるとともに、金具10を内部に保持する金具用絶
縁ケース6をコイル本体部14の絶縁ケース4から延設
させることによって、金具10を適切な位置に確実に保
持することが可能となる。
及び2次巻線の誘導電圧の影響の低減を計るとともに、
リード線取付等の加工の作業性をよくし、さらに、FB
Tの標準化への道を開くことを目的とする。 【構成】 コア5の内側を跨ぐように固定された金具1
0の両端に返しバリ12a,12bを備えた圧接機構部
を備えるとともに、金具10を内部に保持する金具用絶
縁ケース6をコイル本体部14の絶縁ケース4から延設
させることによって、金具10を適切な位置に確実に保
持することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受信機やデ
ィスプレイ用のフライバックトランス(以下FBTと記
載する)に関するものである。
ィスプレイ用のフライバックトランス(以下FBTと記
載する)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のFBTについて説明する。
【0003】図10(a)は、従来の1ターン巻線を有
するFBTの上面図、(b)は同側面図、図8はFBT
の結線図である。31はコイル本体部14とは別に設け
られたリード線、4は内側に少なくとも1次巻線16と
2次巻線17とを納め絶縁樹脂23を充填硬化した絶縁
ケース。
するFBTの上面図、(b)は同側面図、図8はFBT
の結線図である。31はコイル本体部14とは別に設け
られたリード線、4は内側に少なくとも1次巻線16と
2次巻線17とを納め絶縁樹脂23を充填硬化した絶縁
ケース。
【0004】5はコア、7はCRTに高電圧を供給する
高圧端子、8はCRTホーカス電圧を調整するホーカス
ボリューム、9は種々の回路と接続するための低圧端子
ピン、16は1次巻線、17は2次巻線、32はリード
線を束ねる締め付けバンド、33はコア締めピン、35
はリード線の向きを示す極性マークである。
高圧端子、8はCRTホーカス電圧を調整するホーカス
ボリューム、9は種々の回路と接続するための低圧端子
ピン、16は1次巻線、17は2次巻線、32はリード
線を束ねる締め付けバンド、33はコア締めピン、35
はリード線の向きを示す極性マークである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、1ターンを形成するリード部分およびコア
締めピン23の膨らみ部分は、その挿入作業性から、か
なり余裕を持った寸法であり完成したFBTの1ターン
リード部分のがたつきにより出力電圧のばらつきが出易
すいという問題点を有していた。
の構成では、1ターンを形成するリード部分およびコア
締めピン23の膨らみ部分は、その挿入作業性から、か
なり余裕を持った寸法であり完成したFBTの1ターン
リード部分のがたつきにより出力電圧のばらつきが出易
すいという問題点を有していた。
【0006】また、コア締めピン23の膨らみ部分は、
コア5の最上部および最下部の位置に形成することは金
型的に難しいものであったため、近年主流となった積層
巻線方式FBTの2次巻線の交流電圧成分の最も少なく
なる最上部あるいは最下部に対抗する部分に1ターンの
別付け巻線を取付固定できずパルス電圧のかかる中央寄
りであり、該巻線近傍の電気絶縁厚みの強化も必要であ
り、該1ターンの別付け巻線に接続される電気回路が高
インピーダンスな場合、2次巻線の交流電圧成分の誘導
電圧が1ターン巻線の出力電圧に重畳され易いという問
題点を有していた。
コア5の最上部および最下部の位置に形成することは金
型的に難しいものであったため、近年主流となった積層
巻線方式FBTの2次巻線の交流電圧成分の最も少なく
なる最上部あるいは最下部に対抗する部分に1ターンの
別付け巻線を取付固定できずパルス電圧のかかる中央寄
りであり、該巻線近傍の電気絶縁厚みの強化も必要であ
り、該1ターンの別付け巻線に接続される電気回路が高
インピーダンスな場合、2次巻線の交流電圧成分の誘導
電圧が1ターン巻線の出力電圧に重畳され易いという問
題点を有していた。
【0007】また、FBTに取り付ける前の1ターンの
別付け巻線自体の加工にあっては所定の長さにリード線
21を切断、両端の線剥き、2箇所の極性マーキング
(FBTコア側およびプリント基板側)、コア5の断面
より所定量大きな治具にセット(挿入性を確保するた
め)、締め付けバンド12による結束といった工程を経
てできるが、FBTからの長さが同じであっても大型用
小型用といったFBTでコア5の径の違いにより数種類
の仕様が必要であるとともに、リード線の片側にあって
FBT側およびリード線先端側の2箇所に塗料や熱収縮
チューブ等による手間のかかるマーク13での巻線の極
性表示も必要であった。また通常プリント基板側には基
板の挿入穴に取り付けた後のはずれ防止のための端子が
取り付けられるが、リード線の両端となるためカシメ作
業が一方づつのシリーズの作業段取りのため機械化が困
難であるという問題点を有していた。
別付け巻線自体の加工にあっては所定の長さにリード線
21を切断、両端の線剥き、2箇所の極性マーキング
(FBTコア側およびプリント基板側)、コア5の断面
より所定量大きな治具にセット(挿入性を確保するた
め)、締め付けバンド12による結束といった工程を経
てできるが、FBTからの長さが同じであっても大型用
小型用といったFBTでコア5の径の違いにより数種類
の仕様が必要であるとともに、リード線の片側にあって
FBT側およびリード線先端側の2箇所に塗料や熱収縮
チューブ等による手間のかかるマーク13での巻線の極
性表示も必要であった。また通常プリント基板側には基
板の挿入穴に取り付けた後のはずれ防止のための端子が
取り付けられるが、リード線の両端となるためカシメ作
業が一方づつのシリーズの作業段取りのため機械化が困
難であるという問題点を有していた。
【0008】図10に示すように、リード線31、締め
付けバンド32、極性マーク35等で構成された1ター
ンの別付け巻線を有する従来のFBTは、1ターンの別
付け巻線自体の加工にあっては所定の長さにリード線3
1を切断、両端の線剥き、2箇所の極性マーク35(F
BTコア側およびプリント基板側)、コア5の断面より
所定量大きな治具にセット(挿入性を確保するため)、
締め付けバンド32による結束といった工程を経てで
き、リード線31の片側にあってFBT側およびリード
線先端側の2箇所に塗料や熱収縮チューブ等による極性
マーク35を施し巻線の極性表示をし、また通常プリン
ト基板側には基板の端子挿入穴に取り付けた後のはずれ
防止のための端子(図示せず)が取り付けられるが、リ
ード線31の両端となるためカシメ作業が一方づつのシ
リーズの作業段取りとなっていた。また、FBTの組立
作業にあっては所望の出力電圧の極性に合わせた方向に
コア5に予め通しておくとともにコア締めピン33のリ
ード逃げ用の膨らみ部に合わせて1ターンの別付け巻線
を位置決め後コア締めピン33を手作業でセットしてい
た。更に通常コア5とコア締めピン33は異常振動音防
止のために接着剤で固定するので、別付け巻線の、後加
工ができずリード線長だけの違いでFBT品種も異なり
多品種になった。前述のように1ターンを形成するリー
ド部分およびコア締めピン33の膨らみ部分は、その挿
入作業性から、かなり余裕を持った寸法であり、かつコ
ア窓の中央寄りにあり、完成したFBTの1ターンリー
ド部分のがたつきにより出力電圧のばらつきや、近年主
流となった積層巻FBTにあっては2次巻線の高圧電圧
の誘導を生じ易いものであった。
付けバンド32、極性マーク35等で構成された1ター
ンの別付け巻線を有する従来のFBTは、1ターンの別
付け巻線自体の加工にあっては所定の長さにリード線3
1を切断、両端の線剥き、2箇所の極性マーク35(F
BTコア側およびプリント基板側)、コア5の断面より
所定量大きな治具にセット(挿入性を確保するため)、
締め付けバンド32による結束といった工程を経てで
き、リード線31の片側にあってFBT側およびリード
線先端側の2箇所に塗料や熱収縮チューブ等による極性
マーク35を施し巻線の極性表示をし、また通常プリン
ト基板側には基板の端子挿入穴に取り付けた後のはずれ
防止のための端子(図示せず)が取り付けられるが、リ
ード線31の両端となるためカシメ作業が一方づつのシ
リーズの作業段取りとなっていた。また、FBTの組立
作業にあっては所望の出力電圧の極性に合わせた方向に
コア5に予め通しておくとともにコア締めピン33のリ
ード逃げ用の膨らみ部に合わせて1ターンの別付け巻線
を位置決め後コア締めピン33を手作業でセットしてい
た。更に通常コア5とコア締めピン33は異常振動音防
止のために接着剤で固定するので、別付け巻線の、後加
工ができずリード線長だけの違いでFBT品種も異なり
多品種になった。前述のように1ターンを形成するリー
ド部分およびコア締めピン33の膨らみ部分は、その挿
入作業性から、かなり余裕を持った寸法であり、かつコ
ア窓の中央寄りにあり、完成したFBTの1ターンリー
ド部分のがたつきにより出力電圧のばらつきや、近年主
流となった積層巻FBTにあっては2次巻線の高圧電圧
の誘導を生じ易いものであった。
【0009】また、プリント基板へのコネクタ接続に見
られるような、一般的な従来の金具による圧接機構にあ
っては、リード線を圧接部に挿入するのみで該リード線
導入用の絶縁ケースにはリード線の回転止めがないもの
であり、回転を止める場合はリード線の先端に接続金具
を取付け、該先端金具の一部形状を角型等円形以外の形
状にするとともに他端部においてリード線の芯線および
絶縁外皮の各々を別々の金具片形状でカシメた後、該金
具形状に合わせた絶縁ケースを使用してリード線の回転
止めを行っていた。また金具に一部突起を設けて該金具
と絶縁ケース間でリード線の抜け防止を行っていた。
られるような、一般的な従来の金具による圧接機構にあ
っては、リード線を圧接部に挿入するのみで該リード線
導入用の絶縁ケースにはリード線の回転止めがないもの
であり、回転を止める場合はリード線の先端に接続金具
を取付け、該先端金具の一部形状を角型等円形以外の形
状にするとともに他端部においてリード線の芯線および
絶縁外皮の各々を別々の金具片形状でカシメた後、該金
具形状に合わせた絶縁ケースを使用してリード線の回転
止めを行っていた。また金具に一部突起を設けて該金具
と絶縁ケース間でリード線の抜け防止を行っていた。
【0010】また、FBTの組立作業にあっては所望に
あっては出力電圧の極性に合わせた方向に予めコア5に
挿入しておくとともにコア締めピン23のリード逃げ用
の膨らみ部に合わせて1ターンの別付け巻線を位置決め
後、コア締めピン23をセットしているため、手作業で
あっても手間のかかる作業で、自動化に到ってはその極
性認識、形状の不安定さおよびコア締めピン23の膨ら
みも手伝って非常に困難であるという問題点を有してい
た。
あっては出力電圧の極性に合わせた方向に予めコア5に
挿入しておくとともにコア締めピン23のリード逃げ用
の膨らみ部に合わせて1ターンの別付け巻線を位置決め
後、コア締めピン23をセットしているため、手作業で
あっても手間のかかる作業で、自動化に到ってはその極
性認識、形状の不安定さおよびコア締めピン23の膨ら
みも手伝って非常に困難であるという問題点を有してい
た。
【0011】更に、FBT本体仕様が同じであってもリ
ード線挿入がコア組立時に同時におこなわれ、且つ通常
コア5とコア締めピン23は異常振動音防止のために接
着剤で固定されるので、後加工ができずリード線長だけ
の違いで多数のFBT品種ができ生産の段取りが悪くな
るとともに多品種の補修品在庫をも準備しなければなら
ないという問題点を有していた。
ード線挿入がコア組立時に同時におこなわれ、且つ通常
コア5とコア締めピン23は異常振動音防止のために接
着剤で固定されるので、後加工ができずリード線長だけ
の違いで多数のFBT品種ができ生産の段取りが悪くな
るとともに多品種の補修品在庫をも準備しなければなら
ないという問題点を有していた。
【0012】また、プリント基板へのコネクタ接続に見
られるような、一般的な従来の金具による圧接機構にあ
っては、リード線21を圧接部に挿入するのみで該リー
ド線導入用の絶縁ケースにはリード線の回転止めがない
ものであり、回転を止める場合はリード線の先端に接続
金具を取付け、該先端金具の一部形状を角型等円形以外
の形状にするとともに他端部においてリード線の芯線お
よび絶縁外皮の各々を別々の金具片形状でカシメた後、
該金具形状に合わせた絶縁ケースを使用してリード線の
回転止めを行っていた。また金具に一部突起を設けて該
金具と絶縁ケース間でリード線の抜け防止を行ってい
た。従って複雑な形状の金具や絶縁ケース形状も精密に
する必要があり、この構造をFBTに適用するとFBT
のコアの窓幅が広くなりコアの重量増加分だけ重くなる
とともに、FBT固定用の取付ボスを外装ケースに設け
る場合その強度も補強する必要があるという問題点を有
していた。
られるような、一般的な従来の金具による圧接機構にあ
っては、リード線21を圧接部に挿入するのみで該リー
ド線導入用の絶縁ケースにはリード線の回転止めがない
ものであり、回転を止める場合はリード線の先端に接続
金具を取付け、該先端金具の一部形状を角型等円形以外
の形状にするとともに他端部においてリード線の芯線お
よび絶縁外皮の各々を別々の金具片形状でカシメた後、
該金具形状に合わせた絶縁ケースを使用してリード線の
回転止めを行っていた。また金具に一部突起を設けて該
金具と絶縁ケース間でリード線の抜け防止を行ってい
た。従って複雑な形状の金具や絶縁ケース形状も精密に
する必要があり、この構造をFBTに適用するとFBT
のコアの窓幅が広くなりコアの重量増加分だけ重くなる
とともに、FBT固定用の取付ボスを外装ケースに設け
る場合その強度も補強する必要があるという問題点を有
していた。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、1ターン巻線のがたつきをなくし、1ターン巻線の
出力電圧の安定化を計るとともに、リード線の加工・取
付の作業性を良くし、FBTの標準化への道を開くこと
を第1の目的とする。
で、1ターン巻線のがたつきをなくし、1ターン巻線の
出力電圧の安定化を計るとともに、リード線の加工・取
付の作業性を良くし、FBTの標準化への道を開くこと
を第1の目的とする。
【0014】第2の目的は、上記第1の目的に加え、導
電手段用絶縁ケースを一定位置に容易に固定できるよう
にし、2次巻線の交流電圧成分の誘導電圧の影響を最も
受けにくい位置に導電手段を固定することにある。
電手段用絶縁ケースを一定位置に容易に固定できるよう
にし、2次巻線の交流電圧成分の誘導電圧の影響を最も
受けにくい位置に導電手段を固定することにある。
【0015】第3の目的は、作業性がよく、かつ、強固
にリード線の固定を行うことにある。
にリード線の固定を行うことにある。
【0016】第4の目的は、導電手段用絶縁ケースの内
面に、導電手段を確実に、かつ、作業性よく保持するこ
とにある。
面に、導電手段を確実に、かつ、作業性よく保持するこ
とにある。
【0017】第5の目的は、上記第3の目的に加え、リ
ード線の外径のばらつきにかかわらず、簡単確実にリー
ド線の回転を防止することにある。
ード線の外径のばらつきにかかわらず、簡単確実にリー
ド線の回転を防止することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の第1のFBTは、絶縁ケース内に少な
くとも1次巻線と2次巻線とを備えたコイル本体部と、
前記1次巻線および前記2次巻線に対して叉交するよう
に配置したコア部と、両端にリード線を接続するリード
線接続手段を形成した導電手段とを備え、前記導電手段
は、前記コア部の内側を跨ぐように固定され、かつ、導
電手段とコア部内側との間に絶縁物を介在させている。
るために本発明の第1のFBTは、絶縁ケース内に少な
くとも1次巻線と2次巻線とを備えたコイル本体部と、
前記1次巻線および前記2次巻線に対して叉交するよう
に配置したコア部と、両端にリード線を接続するリード
線接続手段を形成した導電手段とを備え、前記導電手段
は、前記コア部の内側を跨ぐように固定され、かつ、導
電手段とコア部内側との間に絶縁物を介在させている。
【0019】上記第2の目的を達成するために本発明の
第2のFBTは、導電手段を内部に保持する導電手段用
絶縁ケースを絶縁ケースからコア部内側に延設するとと
もに、その導電手段用絶縁ケースがコア部を跨ぐように
配置され、かつ導電手段用絶縁ケースの両端部にリード
線導入部を形成し、前記導電手段のリード線接続手段と
前記リード線導入部とを対向させている。
第2のFBTは、導電手段を内部に保持する導電手段用
絶縁ケースを絶縁ケースからコア部内側に延設するとと
もに、その導電手段用絶縁ケースがコア部を跨ぐように
配置され、かつ導電手段用絶縁ケースの両端部にリード
線導入部を形成し、前記導電手段のリード線接続手段と
前記リード線導入部とを対向させている。
【0020】上記第3の目的を達成するために本発明の
第3のFBTは、リード線接続手段がリード線を圧接保
持する圧接機構部を備えている。
第3のFBTは、リード線接続手段がリード線を圧接保
持する圧接機構部を備えている。
【0021】上記第4の目的を達成するために本発明の
第5のFBTは、導電手段に導電手段用絶縁ケースの内
面に圧接する複数の爪を設け、前記爪はリード線接続手
段を設けた導電手段の両端部に設けている。
第5のFBTは、導電手段に導電手段用絶縁ケースの内
面に圧接する複数の爪を設け、前記爪はリード線接続手
段を設けた導電手段の両端部に設けている。
【0022】上記第5の目的を達成するために本発明の
第5のFBTは、リード線導入部を筒状に形成し、その
筒状の内側に突出する突起部を形成し、前記突起部はリ
ード線接続手段に近づくに従って高さが徐々に高くなっ
ている。
第5のFBTは、リード線導入部を筒状に形成し、その
筒状の内側に突出する突起部を形成し、前記突起部はリ
ード線接続手段に近づくに従って高さが徐々に高くなっ
ている。
【0023】
【作用】上記第1のFBTによれば、導電手段を固定配
置することによって従来のようなコアを跨ぐ部分でのリ
ード線のがたつきをなくすことができ、1ターン巻線の
出力電圧が安定するとともに、導電手段とリード線を接
続するために、リード線の加工等の作業性がよくなる。
置することによって従来のようなコアを跨ぐ部分でのリ
ード線のがたつきをなくすことができ、1ターン巻線の
出力電圧が安定するとともに、導電手段とリード線を接
続するために、リード線の加工等の作業性がよくなる。
【0024】上記第2のFBTによれば、導電手段を一
定位置に固定することができ、2次巻線に発生するフラ
イバックパルスの内、交流電圧成分の最も少ない部分に
対抗したコア部分に金具を配置することが可能となり、
2次コイルと金具間の分布容量による交流電圧成分の誘
導を回避することができる。
定位置に固定することができ、2次巻線に発生するフラ
イバックパルスの内、交流電圧成分の最も少ない部分に
対抗したコア部分に金具を配置することが可能となり、
2次コイルと金具間の分布容量による交流電圧成分の誘
導を回避することができる。
【0025】上記第3のFBTによれば、リード線と導
電手段との接続部分をネジ式等の複雑な形にせず圧接機
構としたためにリード線を差し込むだけで接続が可能と
なり作業性がよくかつ強固にリード線の固定を行うこと
ができる。
電手段との接続部分をネジ式等の複雑な形にせず圧接機
構としたためにリード線を差し込むだけで接続が可能と
なり作業性がよくかつ強固にリード線の固定を行うこと
ができる。
【0026】上記第4のFBTによれば、導電手段用絶
縁ケースの内側にはまった導電手段が爪の押圧力によっ
て確実に保持されることとなる。
縁ケースの内側にはまった導電手段が爪の押圧力によっ
て確実に保持されることとなる。
【0027】上記第5のFBTによれば、突起部をリー
ド線絶縁外皮に無理なく食い込ませることにより、リー
ド線の回転を防止することができる。またリード線の仕
上がり外形のばらつきがあってもその回転止めに必要な
食い込み寸法は、単にリード線を挿入することで自然に
適当な突起高さのところまで入り、簡単に確保できるも
のである。リード線の食い込み部分は、リード線の外皮
先端の角になるので挿入力は軽微であるにも関わらず、
食い込み量は深くなるものである。
ド線絶縁外皮に無理なく食い込ませることにより、リー
ド線の回転を防止することができる。またリード線の仕
上がり外形のばらつきがあってもその回転止めに必要な
食い込み寸法は、単にリード線を挿入することで自然に
適当な突起高さのところまで入り、簡単に確保できるも
のである。リード線の食い込み部分は、リード線の外皮
先端の角になるので挿入力は軽微であるにも関わらず、
食い込み量は深くなるものである。
【0028】
【実施例】本発明の1実施例を図面を参照しながら説明
する。なお、従来と同一の構成については説明を省略す
る。
する。なお、従来と同一の構成については説明を省略す
る。
【0029】図1(a)は、本発明によるFBTの1実
施例の上面図、(b)は同側面図である。1は1ターン
巻線を構成する負極性側リード線、2は同正極性側リー
ド線、3はリード線が挿入されるリード線導入用円筒、
10はリード線が接続されかつコアの内側を跨ぐように
配置され負極性側リード線と正極性側リード線とを連絡
する導電手段をも兼ねている金具であり金具用絶縁ケー
ス6に納められ固定されている。金具10が導電手段を
兼ねていることについては、図3により明らかに示して
いる。
施例の上面図、(b)は同側面図である。1は1ターン
巻線を構成する負極性側リード線、2は同正極性側リー
ド線、3はリード線が挿入されるリード線導入用円筒、
10はリード線が接続されかつコアの内側を跨ぐように
配置され負極性側リード線と正極性側リード線とを連絡
する導電手段をも兼ねている金具であり金具用絶縁ケー
ス6に納められ固定されている。金具10が導電手段を
兼ねていることについては、図3により明らかに示して
いる。
【0030】本実施例では、1次巻線16と複数の巻線
がダイオード18で直列に接続されて成る2次巻線17
が、絶縁ケース4内に納められ、該絶縁ケース4内に絶
縁樹脂23を充填硬化して成るコイル本体部14と、該
コイル本体部14の1次巻線16および2次巻線17と
叉交するように配置された一組のコア5を具備し、該コ
イル本体部14とは別に、金具用絶縁ケース6に納めら
れ両端に圧接機構部を設けた金具10を該コア5の内側
を跨ぐように配置し、2本のリード線1,2を該金具1
0の圧接機構部に接続することにより1ターンの巻線を
構成している。
がダイオード18で直列に接続されて成る2次巻線17
が、絶縁ケース4内に納められ、該絶縁ケース4内に絶
縁樹脂23を充填硬化して成るコイル本体部14と、該
コイル本体部14の1次巻線16および2次巻線17と
叉交するように配置された一組のコア5を具備し、該コ
イル本体部14とは別に、金具用絶縁ケース6に納めら
れ両端に圧接機構部を設けた金具10を該コア5の内側
を跨ぐように配置し、2本のリード線1,2を該金具1
0の圧接機構部に接続することにより1ターンの巻線を
構成している。
【0031】本発明はFBTにおいて、導体がそのコア
の内側を跨ぐだけで、ほぼ1ターン分の電圧が導体の両
端に発生することを利用したものである。すなわち、完
全に1ターンの巻線にする必要はなく、1ターンの巻線
を、2本のリード線(ユーザーで後付けされることがあ
る)とその間を連絡する導電手段で構成したものであ
る。
の内側を跨ぐだけで、ほぼ1ターン分の電圧が導体の両
端に発生することを利用したものである。すなわち、完
全に1ターンの巻線にする必要はなく、1ターンの巻線
を、2本のリード線(ユーザーで後付けされることがあ
る)とその間を連絡する導電手段で構成したものであ
る。
【0032】上記に示したように、本実施例では1ター
ンの巻線と2本のリード線1,2と固定した金具10に
より構成している1のリード線1,2の加工等において
作業性の大幅な向上を計ることができるとともに、金具
10が固定されているため1ターン巻線の出力電圧のば
らつきがなく安定化を計ることができる。
ンの巻線と2本のリード線1,2と固定した金具10に
より構成している1のリード線1,2の加工等において
作業性の大幅な向上を計ることができるとともに、金具
10が固定されているため1ターン巻線の出力電圧のば
らつきがなく安定化を計ることができる。
【0033】図9(c)は、本発明と従来例における1
ターン巻線の出力電圧のばらつき比較図である。従来例
では、リード線31がA・B・Cのどの位置にあるかに
よって出力電圧の値にばらつきがあることが分かる。従
来例ではリード線31が固定されていないためリード線
31のがたつきによって出力電圧値が不安定となってし
まう。これに対して本発明では、導電手段である金具1
0が固定配置されているため、明らかに出力電圧の値は
一定であり、出力電圧の安定化を計ることができる。
ターン巻線の出力電圧のばらつき比較図である。従来例
では、リード線31がA・B・Cのどの位置にあるかに
よって出力電圧の値にばらつきがあることが分かる。従
来例ではリード線31が固定されていないためリード線
31のがたつきによって出力電圧値が不安定となってし
まう。これに対して本発明では、導電手段である金具1
0が固定配置されているため、明らかに出力電圧の値は
一定であり、出力電圧の安定化を計ることができる。
【0034】次に、図2は、図1および図8に対応する
FBTの構成を示す図であり、図2の上側が高圧端子7
側、下側が低圧端子ピン9側となっている。この場合の
FBTは、積層巻FBTである。16,19は1次巻線
およびその他の巻線、17は2次巻線、5はコア、21
は1次コイルボビン、22は2次コイルボビン、23は
絶縁樹脂、4は絶縁ケース、24は絶縁フィルム、25
は部品固定板、18はダイオードである。
FBTの構成を示す図であり、図2の上側が高圧端子7
側、下側が低圧端子ピン9側となっている。この場合の
FBTは、積層巻FBTである。16,19は1次巻線
およびその他の巻線、17は2次巻線、5はコア、21
は1次コイルボビン、22は2次コイルボビン、23は
絶縁樹脂、4は絶縁ケース、24は絶縁フィルム、25
は部品固定板、18はダイオードである。
【0035】本実施例では、ダイオード18が図8のよ
うにつけられているため、2次巻線17の最下部で最
大、最上部で最小となる。従って図1(b)に示す金具
10の位置は2次巻線17に発生する交流電圧成分が最
小の位置となっている。
うにつけられているため、2次巻線17の最下部で最
大、最上部で最小となる。従って図1(b)に示す金具
10の位置は2次巻線17に発生する交流電圧成分が最
小の位置となっている。
【0036】図8の場合に、図2においてダイオード1
8が逆向きになると2次巻線17の交流電圧成分が1タ
ーン巻線に与える影響は上下逆となるため、金具10の
位置はコア5の最上部および最下部のいずれかである
が、従来ではコア締めピン33の膨らみ部分をこの位置
に形成することは困難であり、中央部寄りに1ターン巻
線をもってきていたため、2次巻線17の交流電圧成分
の誘導電圧が1ターン巻線の出力電圧に重畳されやすか
った。
8が逆向きになると2次巻線17の交流電圧成分が1タ
ーン巻線に与える影響は上下逆となるため、金具10の
位置はコア5の最上部および最下部のいずれかである
が、従来ではコア締めピン33の膨らみ部分をこの位置
に形成することは困難であり、中央部寄りに1ターン巻
線をもってきていたため、2次巻線17の交流電圧成分
の誘導電圧が1ターン巻線の出力電圧に重畳されやすか
った。
【0037】図7(c)は、本発明と従来例における1
ターン巻線側への2次側電圧の誘導電圧の影響比較図で
ある。本発明では1ターン巻線側への2次側電圧の誘導
電圧が大幅に抑えられ、従来例の場合と比べ非常に低減
されていることが分かる。
ターン巻線側への2次側電圧の誘導電圧の影響比較図で
ある。本発明では1ターン巻線側への2次側電圧の誘導
電圧が大幅に抑えられ、従来例の場合と比べ非常に低減
されていることが分かる。
【0038】また、本実施例では両端に圧接機構部を設
けた金具10を収納した絶縁ケース6には負極性リード
線1および正極性側リード線2を挿入するリード線導入
用円筒3が付けられ、FBTのコア5はコア締めピン1
1により固定されたものである。
けた金具10を収納した絶縁ケース6には負極性リード
線1および正極性側リード線2を挿入するリード線導入
用円筒3が付けられ、FBTのコア5はコア締めピン1
1により固定されたものである。
【0039】リード線1および2は、その極性を区分す
るために各々異なる色の絶縁外皮のものを使用したもの
である。また金具用絶縁ケース6は絶縁ケース4と一体
に成形され金具10は金具用絶縁ケース6の下端開口部
より挿入され金具10に設けた金具固定用爪13で金具
用絶縁ケース6の最深部に保持される。リード線1,2
はFBTメーカまたはテレビジョン受信機のメーカで必
要長さのものが後付けされる。
るために各々異なる色の絶縁外皮のものを使用したもの
である。また金具用絶縁ケース6は絶縁ケース4と一体
に成形され金具10は金具用絶縁ケース6の下端開口部
より挿入され金具10に設けた金具固定用爪13で金具
用絶縁ケース6の最深部に保持される。リード線1,2
はFBTメーカまたはテレビジョン受信機のメーカで必
要長さのものが後付けされる。
【0040】図5は、1ターンの新巻線構成に使用され
る両端に圧接機構を有する金具の構造を示す上面図、
(b)は同A−A断面図、(b)は同B−B断面図であ
る。この例では4方向から返しバリを12aを設け、中
央にリード線の芯線20が挿入され接続される。
る両端に圧接機構を有する金具の構造を示す上面図、
(b)は同A−A断面図、(b)は同B−B断面図であ
る。この例では4方向から返しバリを12aを設け、中
央にリード線の芯線20が挿入され接続される。
【0041】図6(a)は、1ターンの新巻線構成に使
用される両端に圧接機構を有する他の金具の構造を示す
上面図、(b)は同A−A断面図、(c)は同B−B断
面図である。この場合は対抗する2方向から返しバリ1
2bを設けており、この間に芯線20が挿入される。
用される両端に圧接機構を有する他の金具の構造を示す
上面図、(b)は同A−A断面図、(c)は同B−B断
面図である。この場合は対抗する2方向から返しバリ1
2bを設けており、この間に芯線20が挿入される。
【0042】上記いずれの金具10の構造においても、
それぞれ金具固定用爪13a,13bを設けており、金
具10が図1に示すコイル本体部14の絶縁ケース4と
一体に成形された金具用絶縁ケース6に挿入されたとき
は金具固定用爪13a,13bで強固に固定されること
となる。
それぞれ金具固定用爪13a,13bを設けており、金
具10が図1に示すコイル本体部14の絶縁ケース4と
一体に成形された金具用絶縁ケース6に挿入されたとき
は金具固定用爪13a,13bで強固に固定されること
となる。
【0043】図3(a)は、本発明の1実施例における
1ターンの新巻線構成のリード線が挿入される前の状態
を示す図、(b)は同リード線が挿入された状態を示す
図である。負極性リード線1、正極性リード線2のそれ
ぞれがリード線導入用円筒3に挿入され、リード線の芯
線20が金具10の返しバリ12によって接続されてい
ることが分かる。
1ターンの新巻線構成のリード線が挿入される前の状態
を示す図、(b)は同リード線が挿入された状態を示す
図である。負極性リード線1、正極性リード線2のそれ
ぞれがリード線導入用円筒3に挿入され、リード線の芯
線20が金具10の返しバリ12によって接続されてい
ることが分かる。
【0044】図4(a)は、本発明の1実施例における
1ターンの新巻線構成のリード線挿入用円筒の詳細図、
(b)は同A−A断面図である。リード線導入用円筒3
の底部に、底部に行くに従って高さが徐々に高くなる回
転防止用突起15を設けている。
1ターンの新巻線構成のリード線挿入用円筒の詳細図、
(b)は同A−A断面図である。リード線導入用円筒3
の底部に、底部に行くに従って高さが徐々に高くなる回
転防止用突起15を設けている。
【0045】リード線1,2がリード線導入用円筒3に
挿入されるに従って、回転防止用突起15がリード線
1,2の絶縁外皮に食い込むこととなる。リード線1,
2の食い込み部分はリード線1,2の外皮先端の角にな
るので挿入力は軽微であるにもかかわらず食い込み量は
深くなり、リード線1,2の回転が確実に防止される。
挿入されるに従って、回転防止用突起15がリード線
1,2の絶縁外皮に食い込むこととなる。リード線1,
2の食い込み部分はリード線1,2の外皮先端の角にな
るので挿入力は軽微であるにもかかわらず食い込み量は
深くなり、リード線1,2の回転が確実に防止される。
【0046】以上のようにして、リード線の電気接続と
抜き強度および対回転強度のある1ターンの巻線が、簡
単な構造で得られる。更に、リード線の仕上がり外形に
ばらつきがあっても容易に前記電気接続と抜き強度およ
び対回転強度のある1ターンの巻線が1mm程度のリード
長ばらつきに置き換えられた形で吸収される。
抜き強度および対回転強度のある1ターンの巻線が、簡
単な構造で得られる。更に、リード線の仕上がり外形に
ばらつきがあっても容易に前記電気接続と抜き強度およ
び対回転強度のある1ターンの巻線が1mm程度のリード
長ばらつきに置き換えられた形で吸収される。
【0047】このように本実施例では、1ターンの別付
け巻線をFBT本体を完成させた後から最後に装着で
き、種々のリード長の要求に即応できる。
け巻線をFBT本体を完成させた後から最後に装着で
き、種々のリード長の要求に即応できる。
【0048】使用するリード線は2本であるので外皮色
の違ったものを使用することができ手間のかかる極性マ
ークを入れずに極性区分ができる。
の違ったものを使用することができ手間のかかる極性マ
ークを入れずに極性区分ができる。
【0049】金具用絶縁ケースの内側底部に両端に圧接
部をもつ金具10が強固に固定され、該圧接部にリード
線が接続固定されるので従来の締め付けバンド32によ
る結束およびコア締めピン33の膨らみ部分での位置固
定が不要になる。
部をもつ金具10が強固に固定され、該圧接部にリード
線が接続固定されるので従来の締め付けバンド32によ
る結束およびコア締めピン33の膨らみ部分での位置固
定が不要になる。
【0050】リード線のプリント基板側に端子を付ける
場合、2本の各々の先端に1個ずつ付ければよいので、
従来の1ターンのリード線タイプのように、1方の端子
を付けた後ひっくり返して再度他端を付けなくてもよ
く、リード線のカット、端末剥離および端子カシメとい
った加工が連続的に行え機械化が容易になる。
場合、2本の各々の先端に1個ずつ付ければよいので、
従来の1ターンのリード線タイプのように、1方の端子
を付けた後ひっくり返して再度他端を付けなくてもよ
く、リード線のカット、端末剥離および端子カシメとい
った加工が連続的に行え機械化が容易になる。
【0051】1ターンを構成する金具がFBTのコア窓
内側に確実に固定されるため、電気特性の安定化が計れ
る。
内側に確実に固定されるため、電気特性の安定化が計れ
る。
【0052】コア締めピン11は、従来の1ターンのリ
ード線タイプのように膨らみがいらず、形状も単純で不
安定なリード線の位置決めも不要で機械化し易い。
ード線タイプのように膨らみがいらず、形状も単純で不
安定なリード線の位置決めも不要で機械化し易い。
【0053】近年主流となった積層巻線方式のFBTで
は、金具力を2次巻線に発生する交流電圧成分の最も小
さくなる最上部または最下部に対向した部分に、金具用
絶縁ケース6を絶縁ケース4と一体成形することによ
り、1ターンの巻線を構成する金具10への電圧誘導を
受け難くできる。また該金具10と2次巻線17間の絶
縁厚みも直流に対するものでよく、交流成分の多かった
従来のものより薄くできる。
は、金具力を2次巻線に発生する交流電圧成分の最も小
さくなる最上部または最下部に対向した部分に、金具用
絶縁ケース6を絶縁ケース4と一体成形することによ
り、1ターンの巻線を構成する金具10への電圧誘導を
受け難くできる。また該金具10と2次巻線17間の絶
縁厚みも直流に対するものでよく、交流成分の多かった
従来のものより薄くできる。
【0054】絶縁外皮を剥離したリード線の先端を金具
用絶縁ケース6のリード線導入用円筒3を介して金具1
0に挿入するだけの、簡単な構成となるため、別付け1
ターンを含む全体構成が小さくできコア窓幅も狭くする
ことができるためFBTの軽量化が計れる。
用絶縁ケース6のリード線導入用円筒3を介して金具1
0に挿入するだけの、簡単な構成となるため、別付け1
ターンを含む全体構成が小さくできコア窓幅も狭くする
ことができるためFBTの軽量化が計れる。
【0055】なお、本実施例では、リード線接続手段と
して金具10を用いた圧接機構を設けたが、本発明の第
1および第2の目的を達成するためには、圧接機構では
なく、ネジ式や導電性ゴムを用いた差込み式等他の接続
手段を用いてもよいことは明らかである。
して金具10を用いた圧接機構を設けたが、本発明の第
1および第2の目的を達成するためには、圧接機構では
なく、ネジ式や導電性ゴムを用いた差込み式等他の接続
手段を用いてもよいことは明らかである。
【0056】また、リード線の極性は逆になる場合もあ
りうる。
りうる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば1ターン巻線のがたつきをなくし1ターン巻線
の出力電圧の安定化を計るとともに、リード線の加工・
取付の作業性を良くし、FBTの標準化への道を開くこ
とができる。
によれば1ターン巻線のがたつきをなくし1ターン巻線
の出力電圧の安定化を計るとともに、リード線の加工・
取付の作業性を良くし、FBTの標準化への道を開くこ
とができる。
【0058】また、2次巻線の交流電圧成分の誘電電圧
が1ターン巻線の出力電圧に重畳されることを低減する
ことができる。
が1ターン巻線の出力電圧に重畳されることを低減する
ことができる。
【0059】さらに、作業性がよく、かつ、強固にリー
ド線の固定を行うことができる。さらに、リード線の外
径のばらつきにかかわらず、簡単確実にリード線の回転
を防止することができる。
ド線の固定を行うことができる。さらに、リード線の外
径のばらつきにかかわらず、簡単確実にリード線の回転
を防止することができる。
【図1】(a)本発明によるFBTの1実施例の上面図 (b)同側面図
【図2】図1および図2に対応するFBTの構成を示す
図
図
【図3】(a)本発明の1実施例における1ターンの新
巻線構成のリード線が挿入される前の状態を示す図 (b)本発明の1実施例における1ターンの新巻線構成
のリード線が挿入された状態を示す図
巻線構成のリード線が挿入される前の状態を示す図 (b)本発明の1実施例における1ターンの新巻線構成
のリード線が挿入された状態を示す図
【図4】(a)本発明の1実施例における1ターンの新
巻線構成のリード線挿入用円筒の詳細図 (b)同A−A断面図
巻線構成のリード線挿入用円筒の詳細図 (b)同A−A断面図
【図5】(a)1ターンの新巻線構成に使用される両端
に圧接機構を有する金具の構造を示す図 (b)同A−A断面図 (c)同B−B断面図
に圧接機構を有する金具の構造を示す図 (b)同A−A断面図 (c)同B−B断面図
【図6】(a)1ターンの新巻線構成に使用される両端
に圧接機構を有する金具の他の構造を示す図 (b)同A−A断面図 (c)同B−B断面図
に圧接機構を有する金具の他の構造を示す図 (b)同A−A断面図 (c)同B−B断面図
【図7】(a)本発明と従来例における1ターン巻線側
への2次巻線電圧の影響比較の測定位置を示す図 (b)同波形の測定部分を示す図 (c)同影響比較図
への2次巻線電圧の影響比較の測定位置を示す図 (b)同波形の測定部分を示す図 (c)同影響比較図
【図8】本発明および従来例におけるFBTの結線図
【図9】(a)従来例におけるリード線の位置を示す図 (b)本発明と従来例における1ターン巻線の出力電圧
のばらつきを測定する際の電圧測定点を示す図 (c)同ばらつき比較図
のばらつきを測定する際の電圧測定点を示す図 (c)同ばらつき比較図
【図10】(a)従来の1ターン巻線を有するFBTの
上面図 (b)同側面図
上面図 (b)同側面図
1 負極性側リード線 2 正極性側リード線 3 リード線導入用筒(リード線接続手段) 4 絶縁ケース 5 コア(コア部) 6 金具用絶縁ケース 10 金具(導電手段) 12a,12b 返しバリ(リード線接続手段、圧接機
構部) 13a,13b 金具固定用爪 14 コイル本体部 15 突起部 16 1次巻線 17 2次巻線 20 リード線の芯線
構部) 13a,13b 金具固定用爪 14 コイル本体部 15 突起部 16 1次巻線 17 2次巻線 20 リード線の芯線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 フライバックトランス
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受信機やデ
ィスプレイ用のフライバックトランス(以下FBTと記
載する)に関するものである。
ィスプレイ用のフライバックトランス(以下FBTと記
載する)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のFBTについて説明する。
【0003】図10(a)は、従来の1ターン巻線を有
するFBTの上面図、(b)は同側面図、図8はFBT
の結線図である。31はコイル本体部14とは別に設け
られたリード線、4は内側に少なくとも1次巻線16と
2次巻線17とを納め絶縁樹脂23を充填硬化した絶縁
ケース、5はコア、7はCRTに高電圧を供給する高圧
端子、8はCRTホーカス電圧を調整するホーカスボリ
ューム、9は種々の回路と接続するための低圧端子ピ
ン、16は1次巻線、17は2次巻線、32はリード線
を束ねる締め付けバンド、33はコア締めピン、35は
リード線の向きを示す極性マークである。
するFBTの上面図、(b)は同側面図、図8はFBT
の結線図である。31はコイル本体部14とは別に設け
られたリード線、4は内側に少なくとも1次巻線16と
2次巻線17とを納め絶縁樹脂23を充填硬化した絶縁
ケース、5はコア、7はCRTに高電圧を供給する高圧
端子、8はCRTホーカス電圧を調整するホーカスボリ
ューム、9は種々の回路と接続するための低圧端子ピ
ン、16は1次巻線、17は2次巻線、32はリード線
を束ねる締め付けバンド、33はコア締めピン、35は
リード線の向きを示す極性マークである。
【0004】図10に示すように、リード線31、締め
付けバンド32、極性マーク35等で構成された1ター
ンの別付け巻線を有する従来のFBTは、1ターンの別
付け巻線自体の加工にあっては所定の長さにリード線3
1を切断、両端の線剥き、2箇所の極性マーク35(F
BTコア側およびプリント基板側)、コア5の断面より
所定量大きな治具にセット(挿入性を確保するため)、
締め付けバンド32による結束といった工程を経てで
き、リード線31の片側にあってFBT側およびリード
線先端側の2箇所に塗料や熱収縮チューブ等による極性
マーク35を施し巻線の極性表示をし、また通常プリン
ト基板側には基板の端子挿入穴に取り付けた後のはずれ
防止のための端子(図示せず)が取り付けられるが、リ
ード線31の両端となるためカシメ作業が一方づつのシ
リーズの作業段取りとなっていた。また、FBTの組立
作業にあっては所望の出力電圧の極性に合わせた方向に
コア5に予め通しておくとともにコア締めピン33のリ
ード逃げ用の膨らみ部に合わせて1ターンの別付け巻線
を位置決め後コア締めピン33を手作業でセットしてい
た。更に通常コア5とコア締めピン33は異常振動音防
止のために接着剤で固定するので、別付け巻線の、後加
工ができずリード線長だけの違いでFBT品種も異なり
多品種になった。前述のように1ターンを形成するリー
ド部分およびコア締めピン33の膨らみ部分は、その挿
入作業性から、かなり余裕を持った寸法であり、かつコ
ア窓の中央寄りにあり、完成したFBTの1ターンリー
ド部分のがたつきにより出力電圧のばらつきや、近年主
流となった積層巻FBTにあっては2次巻線の高圧電圧
の誘導を生じ易いものであった。
付けバンド32、極性マーク35等で構成された1ター
ンの別付け巻線を有する従来のFBTは、1ターンの別
付け巻線自体の加工にあっては所定の長さにリード線3
1を切断、両端の線剥き、2箇所の極性マーク35(F
BTコア側およびプリント基板側)、コア5の断面より
所定量大きな治具にセット(挿入性を確保するため)、
締め付けバンド32による結束といった工程を経てで
き、リード線31の片側にあってFBT側およびリード
線先端側の2箇所に塗料や熱収縮チューブ等による極性
マーク35を施し巻線の極性表示をし、また通常プリン
ト基板側には基板の端子挿入穴に取り付けた後のはずれ
防止のための端子(図示せず)が取り付けられるが、リ
ード線31の両端となるためカシメ作業が一方づつのシ
リーズの作業段取りとなっていた。また、FBTの組立
作業にあっては所望の出力電圧の極性に合わせた方向に
コア5に予め通しておくとともにコア締めピン33のリ
ード逃げ用の膨らみ部に合わせて1ターンの別付け巻線
を位置決め後コア締めピン33を手作業でセットしてい
た。更に通常コア5とコア締めピン33は異常振動音防
止のために接着剤で固定するので、別付け巻線の、後加
工ができずリード線長だけの違いでFBT品種も異なり
多品種になった。前述のように1ターンを形成するリー
ド部分およびコア締めピン33の膨らみ部分は、その挿
入作業性から、かなり余裕を持った寸法であり、かつコ
ア窓の中央寄りにあり、完成したFBTの1ターンリー
ド部分のがたつきにより出力電圧のばらつきや、近年主
流となった積層巻FBTにあっては2次巻線の高圧電圧
の誘導を生じ易いものであった。
【0005】また、プリント基板へのコネクタ接続に見
られるような、一般的な従来の金具による圧接機構にあ
っては、リード線を圧接部に挿入するのみで該リード線
導入用の絶縁ケースにはリード線の回転止めがないもの
であり、回転を止める場合はリード線の先端に接続金具
を取付け、該先端金具の一部形状を角型等円形以外の形
状にするとともに他端部においてリード線の芯線および
絶縁外皮の各々を別々の金具片形状でカシメた後、該金
具形状に合わせた絶縁ケースを使用してリード線の回転
止めを行っていた。また金具に一部突起を設けて該金具
と絶縁ケース間でリード線の抜け防止を行っていた。
られるような、一般的な従来の金具による圧接機構にあ
っては、リード線を圧接部に挿入するのみで該リード線
導入用の絶縁ケースにはリード線の回転止めがないもの
であり、回転を止める場合はリード線の先端に接続金具
を取付け、該先端金具の一部形状を角型等円形以外の形
状にするとともに他端部においてリード線の芯線および
絶縁外皮の各々を別々の金具片形状でカシメた後、該金
具形状に合わせた絶縁ケースを使用してリード線の回転
止めを行っていた。また金具に一部突起を設けて該金具
と絶縁ケース間でリード線の抜け防止を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、1ターンを形成するリード部分およびコア
締めピン23の膨らみ部分は、その挿入作業性から、か
なり余裕を持った寸法であり完成したFBTの1ターン
リード部分のがたつきにより出力電圧のばらつきが出易
すいという問題点を有していた。
の構成では、1ターンを形成するリード部分およびコア
締めピン23の膨らみ部分は、その挿入作業性から、か
なり余裕を持った寸法であり完成したFBTの1ターン
リード部分のがたつきにより出力電圧のばらつきが出易
すいという問題点を有していた。
【0007】また、コア締めピン23の膨らみ部分は、
コア5の最上部および最下部の位置に形成することは金
型的に難しいものであったため、近年主流となった積層
巻線方式FBTの2次巻線の交流電圧成分の最も少なく
なる最上部あるいは最下部に対抗する部分に1ターンの
別付け巻線を取付固定できずパルス電圧のかかる中央寄
りであり、該巻線近傍の電気絶縁厚みの強化も必要であ
り、該1ターンの別付け巻線に接続される電気回路が高
インピーダンスな場合、2次巻線の交流電圧成分の誘導
電圧が1ターン巻線の出力電圧に重畳され易いという問
題点を有していた。
コア5の最上部および最下部の位置に形成することは金
型的に難しいものであったため、近年主流となった積層
巻線方式FBTの2次巻線の交流電圧成分の最も少なく
なる最上部あるいは最下部に対抗する部分に1ターンの
別付け巻線を取付固定できずパルス電圧のかかる中央寄
りであり、該巻線近傍の電気絶縁厚みの強化も必要であ
り、該1ターンの別付け巻線に接続される電気回路が高
インピーダンスな場合、2次巻線の交流電圧成分の誘導
電圧が1ターン巻線の出力電圧に重畳され易いという問
題点を有していた。
【0008】また、FBTに取り付ける前の1ターンの
別付け巻線自体の加工にあっては所定の長さにリード線
21を切断、両端の線剥き、2箇所の極性マーキング
(FBTコア側およびプリント基板側)、コア5の断面
より所定量大きな治具にセット(挿入性を確保するた
め)、締め付けバンド12による結束といった工程を経
てできるが、FBTからの長さが同じであっても大型用
小型用といったFBTでコア5の径の違いにより数種類
の仕様が必要であるとともに、リード線の片側にあって
FBT側およびリード線先端側の2箇所に塗料や熱収縮
チューブ等による手間のかかるマーク13での巻線の極
性表示も必要であった。また通常プリント基板側には基
板の挿入穴に取り付けた後のはずれ防止のための端子が
取り付けられるが、リード線の両端となるためカシメ作
業が一方づつのシリーズの作業段取りのため機械化が困
難であるという問題点を有していた。
別付け巻線自体の加工にあっては所定の長さにリード線
21を切断、両端の線剥き、2箇所の極性マーキング
(FBTコア側およびプリント基板側)、コア5の断面
より所定量大きな治具にセット(挿入性を確保するた
め)、締め付けバンド12による結束といった工程を経
てできるが、FBTからの長さが同じであっても大型用
小型用といったFBTでコア5の径の違いにより数種類
の仕様が必要であるとともに、リード線の片側にあって
FBT側およびリード線先端側の2箇所に塗料や熱収縮
チューブ等による手間のかかるマーク13での巻線の極
性表示も必要であった。また通常プリント基板側には基
板の挿入穴に取り付けた後のはずれ防止のための端子が
取り付けられるが、リード線の両端となるためカシメ作
業が一方づつのシリーズの作業段取りのため機械化が困
難であるという問題点を有していた。
【0009】また、FBTの組立作業にあっては所望に
あっては出力電圧の極性に合わせた方向に予めコア5に
挿入しておくとともにコア締めピン23のリード逃げ用
の膨らみ部に合わせて1ターンの別付け巻線を位置決め
後、コア締めピン23をセットしているため、手作業で
あっても手間のかかる作業で、自動化に到ってはその極
性認識、形状の不安定さおよびコア締めピン23の膨ら
みも手伝って非常に困難であるという問題点を有してい
た。
あっては出力電圧の極性に合わせた方向に予めコア5に
挿入しておくとともにコア締めピン23のリード逃げ用
の膨らみ部に合わせて1ターンの別付け巻線を位置決め
後、コア締めピン23をセットしているため、手作業で
あっても手間のかかる作業で、自動化に到ってはその極
性認識、形状の不安定さおよびコア締めピン23の膨ら
みも手伝って非常に困難であるという問題点を有してい
た。
【0010】更に、FBT本体仕様が同じであってもリ
ード線挿入がコア組立時に同時におこなわれ、且つ通常
コア5とコア締めピン23は異常振動音防止のために接
着剤で固定されるので、後加工ができずリード線長だけ
の違いで多数のFBT品種ができ生産の段取りが悪くな
るとともに多品種の補修品在庫をも準備しなければなら
ないという問題点を有していた。
ード線挿入がコア組立時に同時におこなわれ、且つ通常
コア5とコア締めピン23は異常振動音防止のために接
着剤で固定されるので、後加工ができずリード線長だけ
の違いで多数のFBT品種ができ生産の段取りが悪くな
るとともに多品種の補修品在庫をも準備しなければなら
ないという問題点を有していた。
【0011】また、プリント基板へのコネクタ接続に見
られるような、一般的な従来の金具による圧接機構にあ
っては、リード線21を圧接部に挿入するのみで該リー
ド線導入用の絶縁ケースにはリード線の回転止めがない
ものであり、回転を止める場合はリード線の先端に接続
金具を取付け、該先端金具の一部形状を角型等円形以外
の形状にするとともに他端部においてリード線の芯線お
よび絶縁外皮の各々を別々の金具片形状でカシメた後、
該金具形状に合わせた絶縁ケースを使用してリード線の
回転止めを行っていた。また金具に一部突起を設けて該
金具と絶縁ケース間でリード線の抜け防止を行ってい
た。従って複雑な形状の金具や絶縁ケース形状も精密に
する必要があり、この構造をFBTに適用するとFBT
のコアの窓幅が広くなりコアの重量増加分だけ重くなる
とともに、FBT固定用の取付ボスを外装ケースに設け
る場合その強度も補強する必要があるという問題点を有
していた。
られるような、一般的な従来の金具による圧接機構にあ
っては、リード線21を圧接部に挿入するのみで該リー
ド線導入用の絶縁ケースにはリード線の回転止めがない
ものであり、回転を止める場合はリード線の先端に接続
金具を取付け、該先端金具の一部形状を角型等円形以外
の形状にするとともに他端部においてリード線の芯線お
よび絶縁外皮の各々を別々の金具片形状でカシメた後、
該金具形状に合わせた絶縁ケースを使用してリード線の
回転止めを行っていた。また金具に一部突起を設けて該
金具と絶縁ケース間でリード線の抜け防止を行ってい
た。従って複雑な形状の金具や絶縁ケース形状も精密に
する必要があり、この構造をFBTに適用するとFBT
のコアの窓幅が広くなりコアの重量増加分だけ重くなる
とともに、FBT固定用の取付ボスを外装ケースに設け
る場合その強度も補強する必要があるという問題点を有
していた。
【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、1ターン巻線のがたつきをなくし、1ターン巻線の
出力電圧の安定化を計るとともに、リード線の加工・取
付の作業性を良くし、FBTの標準化への道を開くこと
を第1の目的とする。
で、1ターン巻線のがたつきをなくし、1ターン巻線の
出力電圧の安定化を計るとともに、リード線の加工・取
付の作業性を良くし、FBTの標準化への道を開くこと
を第1の目的とする。
【0013】第2の目的は、上記第1の目的に加え、導
電手段用絶縁ケースを一定位置に容易に固定できるよう
にし、2次巻線の交流電圧成分の誘導電圧の影響を最も
受けにくい位置に導電手段を固定することにある。
電手段用絶縁ケースを一定位置に容易に固定できるよう
にし、2次巻線の交流電圧成分の誘導電圧の影響を最も
受けにくい位置に導電手段を固定することにある。
【0014】第3の目的は、作業性がよく、かつ、強固
にリード線の固定を行うことにある。
にリード線の固定を行うことにある。
【0015】第4の目的は、導電手段用絶縁ケースの内
面に、導電手段を確実に、かつ、作業性よく保持するこ
とにある。
面に、導電手段を確実に、かつ、作業性よく保持するこ
とにある。
【0016】第5の目的は、上記第3の目的に加え、リ
ード線の外径のばらつきにかかわらず、簡単確実にリー
ド線の回転を防止することにある。
ード線の外径のばらつきにかかわらず、簡単確実にリー
ド線の回転を防止することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の第1のFBTは、絶縁ケース内に少な
くとも1次巻線と2次巻線とを備えたコイル本体部と、
前記1次巻線および前記2次巻線に対して叉交するよう
に配置したコア部と、両端にリード線を接続するリード
線接続手段を形成した導電手段とを備え、前記導電手段
は、前記コア部の内側を跨ぐように固定され、かつ、導
電手段とコア部内側との間に絶縁物を介在させている。
るために本発明の第1のFBTは、絶縁ケース内に少な
くとも1次巻線と2次巻線とを備えたコイル本体部と、
前記1次巻線および前記2次巻線に対して叉交するよう
に配置したコア部と、両端にリード線を接続するリード
線接続手段を形成した導電手段とを備え、前記導電手段
は、前記コア部の内側を跨ぐように固定され、かつ、導
電手段とコア部内側との間に絶縁物を介在させている。
【0018】上記第2の目的を達成するために本発明の
第2のFBTは、導電手段を内部に保持する導電手段用
絶縁ケースを絶縁ケースからコア部内側に延設するとと
もに、その導電手段用絶縁ケースがコア部を跨ぐように
配置され、かつ導電手段用絶縁ケースの両端部にリード
線導入部を形成し、前記導電手段のリード線接続手段と
前記リード線導入部とを対向させている。
第2のFBTは、導電手段を内部に保持する導電手段用
絶縁ケースを絶縁ケースからコア部内側に延設するとと
もに、その導電手段用絶縁ケースがコア部を跨ぐように
配置され、かつ導電手段用絶縁ケースの両端部にリード
線導入部を形成し、前記導電手段のリード線接続手段と
前記リード線導入部とを対向させている。
【0019】上記第3の目的を達成するために本発明の
第3のFBTは、リード線接続手段がリード線を圧接保
持する圧接機構部を備えている。
第3のFBTは、リード線接続手段がリード線を圧接保
持する圧接機構部を備えている。
【0020】上記第4の目的を達成するために本発明の
第5のFBTは、導電手段に導電手段用絶縁ケースの内
面に圧接する複数の爪を設け、前記爪はリード線接続手
段を設けた導電手段の両端部に設けている。
第5のFBTは、導電手段に導電手段用絶縁ケースの内
面に圧接する複数の爪を設け、前記爪はリード線接続手
段を設けた導電手段の両端部に設けている。
【0021】上記第5の目的を達成するために本発明の
第5のFBTは、リード線導入部を筒状に形成し、その
筒状の内側に突出する突起部を形成し、前記突起部はリ
ード線接続手段に近づくに従って高さが徐々に高くなっ
ている。
第5のFBTは、リード線導入部を筒状に形成し、その
筒状の内側に突出する突起部を形成し、前記突起部はリ
ード線接続手段に近づくに従って高さが徐々に高くなっ
ている。
【0022】
【作用】上記第1のFBTによれば、導電手段を固定配
置することによって従来のようなコアを跨ぐ部分でのリ
ード線のがたつきをなくすことができ、1ターン巻線の
出力電圧が安定するとともに、導電手段とリード線を接
続するために、リード線の加工等の作業性がよくなる。
置することによって従来のようなコアを跨ぐ部分でのリ
ード線のがたつきをなくすことができ、1ターン巻線の
出力電圧が安定するとともに、導電手段とリード線を接
続するために、リード線の加工等の作業性がよくなる。
【0023】上記第2のFBTによれば、導電手段を一
定位置に固定することができ、2次巻線に発生するフラ
イバックパルスの内、交流電圧成分の最も少ない部分に
対抗したコア部分に金具を配置することが可能となり、
2次コイルと金具間の分布容量による交流電圧成分の誘
導を回避することができる。
定位置に固定することができ、2次巻線に発生するフラ
イバックパルスの内、交流電圧成分の最も少ない部分に
対抗したコア部分に金具を配置することが可能となり、
2次コイルと金具間の分布容量による交流電圧成分の誘
導を回避することができる。
【0024】上記第3のFBTによれば、リード線と導
電手段との接続部分をネジ式等の複雑な形にせず圧接機
構としたためにリード線を差し込むだけで接続が可能と
なり作業性がよくかつ強固にリード線の固定を行うこと
ができる。
電手段との接続部分をネジ式等の複雑な形にせず圧接機
構としたためにリード線を差し込むだけで接続が可能と
なり作業性がよくかつ強固にリード線の固定を行うこと
ができる。
【0025】上記第4のFBTによれば、導電手段用絶
縁ケースの内側にはまった導電手段が爪の押圧力によっ
て確実に保持されることとなる。
縁ケースの内側にはまった導電手段が爪の押圧力によっ
て確実に保持されることとなる。
【0026】上記第5のFBTによれば、突起部をリー
ド線絶縁外皮に無理なく食い込ませることにより、リー
ド線の回転を防止することができる。またリード線の仕
上がり外形のばらつきがあってもその回転止めに必要な
食い込み寸法は、単にリード線を挿入することで自然に
適当な突起高さのところまで入り、簡単に確保できるも
のである。リード線の食い込み部分は、リード線の外皮
先端の角になるので挿入力は軽微であるにも関わらず、
食い込み量は深くなるものである。
ド線絶縁外皮に無理なく食い込ませることにより、リー
ド線の回転を防止することができる。またリード線の仕
上がり外形のばらつきがあってもその回転止めに必要な
食い込み寸法は、単にリード線を挿入することで自然に
適当な突起高さのところまで入り、簡単に確保できるも
のである。リード線の食い込み部分は、リード線の外皮
先端の角になるので挿入力は軽微であるにも関わらず、
食い込み量は深くなるものである。
【0027】
【実施例】本発明の1実施例を図面を参照しながら説明
する。なお、従来と同一の構成については説明を省略す
る。
する。なお、従来と同一の構成については説明を省略す
る。
【0028】図1(a)は、本発明によるFBTの1実
施例の上面図、(b)は同側面図である。1は1ターン
巻線を構成する負極性側リード線、2は同正極性側リー
ド線、3はリード線が挿入されるリード線導入用円筒、
10はリード線が接続されかつコアの内側を跨ぐように
配置され負極性側リード線と正極性側リード線とを連絡
する導電手段をも兼ねている金具であり金具用絶縁ケー
ス6に納められ固定されている。金具10が導電手段を
兼ねていることについては、図3により明らかに示して
いる。
施例の上面図、(b)は同側面図である。1は1ターン
巻線を構成する負極性側リード線、2は同正極性側リー
ド線、3はリード線が挿入されるリード線導入用円筒、
10はリード線が接続されかつコアの内側を跨ぐように
配置され負極性側リード線と正極性側リード線とを連絡
する導電手段をも兼ねている金具であり金具用絶縁ケー
ス6に納められ固定されている。金具10が導電手段を
兼ねていることについては、図3により明らかに示して
いる。
【0029】本実施例では、1次巻線16と複数の巻線
がダイオード18で直列に接続されて成る2次巻線17
が、絶縁ケース4内に納められ、該絶縁ケース4内に絶
縁樹脂23を充填硬化して成るコイル本体部14と、該
コイル本体部14の1次巻線16および2次巻線17と
叉交するように配置された一組のコア5を具備し、該コ
イル本体部14とは別に、金具用絶縁ケース6に納めら
れ両端に圧接機構部を設けた金具10を該コア5の内側
を跨ぐように配置し、2本のリード線1,2を該金具1
0の圧接機構部に接続することにより1ターンの巻線を
構成している。
がダイオード18で直列に接続されて成る2次巻線17
が、絶縁ケース4内に納められ、該絶縁ケース4内に絶
縁樹脂23を充填硬化して成るコイル本体部14と、該
コイル本体部14の1次巻線16および2次巻線17と
叉交するように配置された一組のコア5を具備し、該コ
イル本体部14とは別に、金具用絶縁ケース6に納めら
れ両端に圧接機構部を設けた金具10を該コア5の内側
を跨ぐように配置し、2本のリード線1,2を該金具1
0の圧接機構部に接続することにより1ターンの巻線を
構成している。
【0030】本発明はFBTにおいて、導体がそのコア
の内側を跨ぐだけで、ほぼ1ターン分の電圧が導体の両
端に発生することを利用したものである。すなわち、完
全に1ターンの巻線にする必要はなく、1ターンの巻線
を、2本のリード線(ユーザーで後付けされることがあ
る)とその間を連絡する導電手段で構成したものであ
る。
の内側を跨ぐだけで、ほぼ1ターン分の電圧が導体の両
端に発生することを利用したものである。すなわち、完
全に1ターンの巻線にする必要はなく、1ターンの巻線
を、2本のリード線(ユーザーで後付けされることがあ
る)とその間を連絡する導電手段で構成したものであ
る。
【0031】上記に示したように、本実施例では1ター
ンの巻線を2本のリード線1,2と固定した金具10に
より構成しているためリード線1,2の加工等において
作業性の大幅な向上を計ることができるとともに、金具
10が固定されているため1ターン巻線の出力電圧のば
らつきがなく安定化を計ることができる。
ンの巻線を2本のリード線1,2と固定した金具10に
より構成しているためリード線1,2の加工等において
作業性の大幅な向上を計ることができるとともに、金具
10が固定されているため1ターン巻線の出力電圧のば
らつきがなく安定化を計ることができる。
【0032】図9(c)は、本発明と従来例における1
ターン巻線の出力電圧のばらつき比較図である。従来例
では、リード線31がA・B・Cのどの位置にあるかに
よって出力電圧の値にばらつきがあることが分かる。従
来例ではリード線31が固定されていないためリード線
31のがたつきによって出力電圧値が不安定となってし
まう。これに対して本発明では、導電手段である金具1
0が固定配置されているため、明らかに出力電圧の値は
一定であり、出力電圧の安定化を計ることができる。
ターン巻線の出力電圧のばらつき比較図である。従来例
では、リード線31がA・B・Cのどの位置にあるかに
よって出力電圧の値にばらつきがあることが分かる。従
来例ではリード線31が固定されていないためリード線
31のがたつきによって出力電圧値が不安定となってし
まう。これに対して本発明では、導電手段である金具1
0が固定配置されているため、明らかに出力電圧の値は
一定であり、出力電圧の安定化を計ることができる。
【0033】次に、図2は、図1および図8に対応する
FBTの構成を示す図であり、図2の上側が高圧端子7
側、下側が低圧端子ピン9側となっている。この場合の
FBTは、積層巻FBTである。16,19は1次巻線
およびその他の巻線、17は2次巻線、5はコア、21
は1次コイルボビン、22は2次コイルボビン、23は
絶縁樹脂、4は絶縁ケース、24は絶縁フィルム、25
は部品固定板、18はダイオードである。
FBTの構成を示す図であり、図2の上側が高圧端子7
側、下側が低圧端子ピン9側となっている。この場合の
FBTは、積層巻FBTである。16,19は1次巻線
およびその他の巻線、17は2次巻線、5はコア、21
は1次コイルボビン、22は2次コイルボビン、23は
絶縁樹脂、4は絶縁ケース、24は絶縁フィルム、25
は部品固定板、18はダイオードである。
【0034】本実施例では、ダイオード18が図8のよ
うにつけられているため、2次巻線17の交流電圧成分
が1ターン巻線に与える影響は2次巻線17の最下部で
最大、最上部で最小となる。従って図1(b)に示す金
具10の位置は2次巻線17に発生する交流電圧成分が
最小の位置となっている。
うにつけられているため、2次巻線17の交流電圧成分
が1ターン巻線に与える影響は2次巻線17の最下部で
最大、最上部で最小となる。従って図1(b)に示す金
具10の位置は2次巻線17に発生する交流電圧成分が
最小の位置となっている。
【0035】図8の場合に、図2においてダイオード1
8が逆向きになると2次巻線17の交流電圧成分が1タ
ーン巻線に与える影響は上下逆となるため、金具10の
位置はコア5の最上部および最下部のいずれかである
が、従来ではコア締めピン33の膨らみ部分をこの位置
に形成することは困難であり、中央部寄りに1ターン巻
線をもってきていたため、2次巻線17の交流電圧成分
の誘導電圧が1ターン巻線の出力電圧に重畳されやすか
った。
8が逆向きになると2次巻線17の交流電圧成分が1タ
ーン巻線に与える影響は上下逆となるため、金具10の
位置はコア5の最上部および最下部のいずれかである
が、従来ではコア締めピン33の膨らみ部分をこの位置
に形成することは困難であり、中央部寄りに1ターン巻
線をもってきていたため、2次巻線17の交流電圧成分
の誘導電圧が1ターン巻線の出力電圧に重畳されやすか
った。
【0036】図7(c)は、本発明と従来例における1
ターン巻線側への2次側電圧の誘導電圧の影響比較図で
ある。本発明では1ターン巻線側への2次側電圧の誘導
電圧が大幅に抑えられ、従来例の場合と比べ非常に低減
されていることが分かる。
ターン巻線側への2次側電圧の誘導電圧の影響比較図で
ある。本発明では1ターン巻線側への2次側電圧の誘導
電圧が大幅に抑えられ、従来例の場合と比べ非常に低減
されていることが分かる。
【0037】また、本実施例は両端に圧接機構部を設け
た金具10を収納した絶縁ケース6には負極性リード線
1および正極性側リード線2を挿入するリード線導入用
円筒3が付けられ、FBTのコア5はコア締めピン11
により固定されたものである。
た金具10を収納した絶縁ケース6には負極性リード線
1および正極性側リード線2を挿入するリード線導入用
円筒3が付けられ、FBTのコア5はコア締めピン11
により固定されたものである。
【0038】リード線1および2は、その極性を区分す
るために各々異なる色の絶縁外皮のものを使用したもの
である。また金具用絶縁ケース6は絶縁ケース4と一体
に成形され金具10は金具用絶縁ケース6の下端開口部
より挿入され金具10に設けた金具固定用爪13で金具
用絶縁ケース6の最深部に保持される。リード線1,2
はFBTメーカまたはテレビジョン受信機のメーカで必
要長さのものが後付けされる。
るために各々異なる色の絶縁外皮のものを使用したもの
である。また金具用絶縁ケース6は絶縁ケース4と一体
に成形され金具10は金具用絶縁ケース6の下端開口部
より挿入され金具10に設けた金具固定用爪13で金具
用絶縁ケース6の最深部に保持される。リード線1,2
はFBTメーカまたはテレビジョン受信機のメーカで必
要長さのものが後付けされる。
【0039】図5(a)は、1ターンの新巻線構成に使
用される両端に圧接機構を有する金具の構造を示す上面
図、(b)は同A−A断面図、(c)は同B−B断面図
である。この例では4方向から返しバリを12aを設
け、中央にリード線の芯線20が挿入され接続される。
用される両端に圧接機構を有する金具の構造を示す上面
図、(b)は同A−A断面図、(c)は同B−B断面図
である。この例では4方向から返しバリを12aを設
け、中央にリード線の芯線20が挿入され接続される。
【0040】図6(a)は、1ターンの新巻線構成に使
用される両端に圧接機構を有する他の金具の構造を示す
上面図、(b)は同A−A断面図、(c)は同B−B断
面図である。この場合は対抗する2方向から返しバリ1
2bを設けており、この間に芯線20が挿入される。
用される両端に圧接機構を有する他の金具の構造を示す
上面図、(b)は同A−A断面図、(c)は同B−B断
面図である。この場合は対抗する2方向から返しバリ1
2bを設けており、この間に芯線20が挿入される。
【0041】上記いずれの金具10の構造においても、
それぞれ金具固定用爪13a,13bを設けており、金
具10が図1に示すコイル本体部14の絶縁ケース4と
一体に成形された金具用絶縁ケース6に挿入されたとき
は金具固定用爪13a,13bで強固に固定されること
となる。
それぞれ金具固定用爪13a,13bを設けており、金
具10が図1に示すコイル本体部14の絶縁ケース4と
一体に成形された金具用絶縁ケース6に挿入されたとき
は金具固定用爪13a,13bで強固に固定されること
となる。
【0042】図3(a)は、本発明の1実施例における
1ターンの新巻線構成のリード線が挿入される前の状態
を示す図、(b)は同リード線が挿入された状態を示す
図である。負極性側リード線1、正極性側リード線2の
それぞれがリード線導入用円筒3に挿入され、リード線
の芯線20が金具10の返しバリ12によって接続され
ていることが分かる。
1ターンの新巻線構成のリード線が挿入される前の状態
を示す図、(b)は同リード線が挿入された状態を示す
図である。負極性側リード線1、正極性側リード線2の
それぞれがリード線導入用円筒3に挿入され、リード線
の芯線20が金具10の返しバリ12によって接続され
ていることが分かる。
【0043】図4(a)は、本発明の1実施例における
1ターンの新巻線構成のリード線導入用円筒の詳細図、
(b)は同A−A断面図である。リード線導入用円筒3
の底部に、底部に行くに従って高さが徐々に高くなる回
転防止用突起15を設けている。
1ターンの新巻線構成のリード線導入用円筒の詳細図、
(b)は同A−A断面図である。リード線導入用円筒3
の底部に、底部に行くに従って高さが徐々に高くなる回
転防止用突起15を設けている。
【0044】リード線1,2がリード線導入用円筒3に
挿入されるに従って、回転防止用突起15がリード線
1,2の絶縁外皮に食い込むこととなる。リード線1,
2の食い込み部分はリード線1,2の外皮先端の角にな
るので挿入力は軽微であるにもかかわらず食い込み量は
深くなり、リード線1,2の回転が確実に防止される。
挿入されるに従って、回転防止用突起15がリード線
1,2の絶縁外皮に食い込むこととなる。リード線1,
2の食い込み部分はリード線1,2の外皮先端の角にな
るので挿入力は軽微であるにもかかわらず食い込み量は
深くなり、リード線1,2の回転が確実に防止される。
【0045】以上のようにして、リード線の電気接続と
抜き強度および対回転強度のある1ターンの巻線が、簡
単な構造で得られる。更に、リード線の仕上がり外形に
ばらつきがあっても容易に前記電気接続と抜き強度およ
び対回転強度のある1ターンの巻線が1mm程度のリード
長ばらつきに置き換えられた形で吸収される。
抜き強度および対回転強度のある1ターンの巻線が、簡
単な構造で得られる。更に、リード線の仕上がり外形に
ばらつきがあっても容易に前記電気接続と抜き強度およ
び対回転強度のある1ターンの巻線が1mm程度のリード
長ばらつきに置き換えられた形で吸収される。
【0046】このように本実施例では、1ターンの別付
け巻線をFBT本体を完成させた後から最後に装着で
き、種々のリード長の要求に即応できる。
け巻線をFBT本体を完成させた後から最後に装着で
き、種々のリード長の要求に即応できる。
【0047】使用するリード線は2本であるので外皮色
の違ったものを使用することができ手間のかかる極性マ
ークを入れずに極性区分ができる。
の違ったものを使用することができ手間のかかる極性マ
ークを入れずに極性区分ができる。
【0048】金具用絶縁ケースの内側底部に両端に圧接
部をもつ金具10が強固に固定され、該圧接部にリード
線が接続固定されるので従来の締め付けバンド32によ
る結束およびコア締めピン33の膨らみ部分での位置固
定が不要になる。
部をもつ金具10が強固に固定され、該圧接部にリード
線が接続固定されるので従来の締め付けバンド32によ
る結束およびコア締めピン33の膨らみ部分での位置固
定が不要になる。
【0049】リード線のプリント基板側に端子を付ける
場合、2本の各々の先端に1個ずつ付ければよいので、
従来の1ターンのリード線タイプのように、1方の端子
を付けた後ひっくり返して再度他端を付けなくてもよ
く、リード線のカット、端末剥離および端子カシメとい
った加工が連続的に行え機械化が容易になる。
場合、2本の各々の先端に1個ずつ付ければよいので、
従来の1ターンのリード線タイプのように、1方の端子
を付けた後ひっくり返して再度他端を付けなくてもよ
く、リード線のカット、端末剥離および端子カシメとい
った加工が連続的に行え機械化が容易になる。
【0050】1ターンを構成する金具がFBTのコア窓
内側に確実に固定されるため、電気特性の安定化が計れ
る。
内側に確実に固定されるため、電気特性の安定化が計れ
る。
【0051】コア締めピン11は、従来の1ターンのリ
ード線タイプのように膨らみがいらず、形状も単純で不
安定なリード線の位置決めも不要で機械化し易い。
ード線タイプのように膨らみがいらず、形状も単純で不
安定なリード線の位置決めも不要で機械化し易い。
【0052】近年主流となった積層巻線方式のFBTで
は、金具10を2次巻線に発生する交流電圧成分の最も
小さくなる最上部または最下部に対向した部分に、金具
用絶縁ケース6を絶縁ケース4と一体成形することによ
り、1ターンの巻線を構成する金具10への電圧誘導を
受け難くできる。また該金具10と2次巻線17間の絶
縁厚みも直流に対するものでよく、交流成分の多かった
従来のものより薄くできる。
は、金具10を2次巻線に発生する交流電圧成分の最も
小さくなる最上部または最下部に対向した部分に、金具
用絶縁ケース6を絶縁ケース4と一体成形することによ
り、1ターンの巻線を構成する金具10への電圧誘導を
受け難くできる。また該金具10と2次巻線17間の絶
縁厚みも直流に対するものでよく、交流成分の多かった
従来のものより薄くできる。
【0053】絶縁外皮を剥離したリード線の先端を金具
用絶縁ケース6のリード線導入用円筒3を介して金具1
0に挿入するだけの、簡単な構成となるため、別付け1
ターンを含む全体構成が小さくできコア窓幅も狭くする
ことができるためFBTの軽量化が計れる。
用絶縁ケース6のリード線導入用円筒3を介して金具1
0に挿入するだけの、簡単な構成となるため、別付け1
ターンを含む全体構成が小さくできコア窓幅も狭くする
ことができるためFBTの軽量化が計れる。
【0054】なお、本実施例では、リード線接続手段と
して金具10を用いた圧接機構を設けたが、本発明の第
1および第2の目的を達成するためには、圧接機構では
なく、ネジ式や導電性ゴムを用いた差込み式等他の接続
手段を用いてもよいことは明らかである。
して金具10を用いた圧接機構を設けたが、本発明の第
1および第2の目的を達成するためには、圧接機構では
なく、ネジ式や導電性ゴムを用いた差込み式等他の接続
手段を用いてもよいことは明らかである。
【0055】また、リード線の極性は逆になる場合もあ
りうる。
りうる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば1ターン巻線のがたつきをなくし1ターン巻線
の出力電圧の安定化を計るとともに、リード線の加工・
取付の作業性を良くし、FBTの標準化への道を開くこ
とができる。
によれば1ターン巻線のがたつきをなくし1ターン巻線
の出力電圧の安定化を計るとともに、リード線の加工・
取付の作業性を良くし、FBTの標準化への道を開くこ
とができる。
【0057】また、2次巻線の交流電圧成分の誘導電圧
が1ターン巻線の出力電圧に重畳されることを低減する
ことができる。
が1ターン巻線の出力電圧に重畳されることを低減する
ことができる。
【0058】さらに、作業性がよく、かつ、強固にリー
ド線の固定を行うことができる。さらに、リード線の外
径のばらつきにかかわらず、簡単確実にリード線の回転
を防止することができる。
ド線の固定を行うことができる。さらに、リード線の外
径のばらつきにかかわらず、簡単確実にリード線の回転
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明によるFBTの1実施例の上面図 (b)同側面図
【図2】図1および図2に対応するFBTの構成を示す
図
図
【図3】(a)本発明の1実施例における1ターンの新
巻線構成のリード線が挿入される前の状態を示す図 (b)本発明の1実施例における1ターンの新巻線構成
のリード線が挿入された状態を示す図
巻線構成のリード線が挿入される前の状態を示す図 (b)本発明の1実施例における1ターンの新巻線構成
のリード線が挿入された状態を示す図
【図4】(a)本発明の1実施例における1ターンの新
巻線構成のリード線導入用円筒の詳細図 (b)同A−A断面図
巻線構成のリード線導入用円筒の詳細図 (b)同A−A断面図
【図5】(a)1ターンの新巻線構成に使用される両端
に圧接機構を有する金具の構造を示す図 (b)同A−A断面図 (c)同B−B断面図
に圧接機構を有する金具の構造を示す図 (b)同A−A断面図 (c)同B−B断面図
【図6】(a)1ターンの新巻線構成に使用される両端
に圧接機構を有する金具の他の構造を示す図 (b)同A−A断面図 (c)同B−B断面図
に圧接機構を有する金具の他の構造を示す図 (b)同A−A断面図 (c)同B−B断面図
【図7】(a)本発明と従来例における1ターン巻線側
への2次巻線電圧の影響比較の測定位置を示す図 (b)同波形の測定部分を示す図 (c)同影響比較図
への2次巻線電圧の影響比較の測定位置を示す図 (b)同波形の測定部分を示す図 (c)同影響比較図
【図8】本発明および従来例におけるFBTの結線図
【図9】(a)従来例におけるリード線の位置を示す図 (b)本発明と従来例における1ターン巻線の出力電圧
のばらつきを測定する際の電圧測定点を示す図 (c)同ばらつき比較図
のばらつきを測定する際の電圧測定点を示す図 (c)同ばらつき比較図
【図10】(a)従来の1ターン巻線を有するFBTの
上面図 (b)同側面図
上面図 (b)同側面図
【符号の説明】 1 負極性側リード線 2 正極性側リード線 3 リード線導入用円筒(リード線接続手段) 4 絶縁ケース 5 コア(コア部) 6 金具用絶縁ケース 10 金具(導電手段) 12a,12b 返しバリ(リード線接続手段、圧接機
構部) 13a,13b 金具固定用爪 14 コイル本体部 15 突起部 16 1次巻線 17 2次巻線 20 リード線の芯線
構部) 13a,13b 金具固定用爪 14 コイル本体部 15 突起部 16 1次巻線 17 2次巻線 20 リード線の芯線
Claims (5)
- 【請求項1】 絶縁ケース内に少なくとも1次巻線と2
次巻線とを備えたコイル本体部と、前記1次巻線および
前記2次巻線に対して叉交するように配置したコア部
と、両端にリード線を接続するリード線接続手段を形成
した導電手段とを備え、前記導電手段は、前記コア部の
内側を跨ぐように固定され、かつ、導電手段とコア部内
面との間に絶縁物を介在させたフライバックトランス。 - 【請求項2】 導電手段を内部に保持する導電手段用絶
縁ケースを絶縁ケースからコア部内側に延設するととも
に、その導電手段用絶縁ケースがコア部を跨ぐように配
置され、かつ導電手段用絶縁ケースの両端部にリード線
導入部を形成し、前記導電手段のリード線接続手段と前
記リード線導入部とを対抗させた請求項1記載のフライ
バックトランス。 - 【請求項3】 リード線接続手段がリード線を圧接保持
する圧接機構部を備えた請求項1または2記載のフライ
バックトランス。 - 【請求項4】 導電手段に導電手段用絶縁ケースの内側
に圧接する複数の爪を設け、前記爪はリード線接続手段
を設けた導電手段の両端部に設けられた請求項2記載の
フライバックトランス。 - 【請求項5】 リード線導入部を筒状に形成し、その筒
状の内側に突出する突起部を形成し、前記突起部はリー
ド線接続手段に近づくに従って高さが徐々に高くなる請
求項2または4記載のフライバックトランス。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5106605A JPH06319054A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | フライバックトランス |
| US08/236,935 US5448216A (en) | 1993-05-07 | 1994-05-02 | Flyback transformer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5106605A JPH06319054A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | フライバックトランス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06319054A true JPH06319054A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14437762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5106605A Pending JPH06319054A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | フライバックトランス |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5448216A (ja) |
| JP (1) | JPH06319054A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018066498A (ja) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4322648C1 (de) * | 1993-07-07 | 1994-08-18 | Siemens Ag | Gerät mit Vierbeinspule |
| JP3738855B2 (ja) * | 1995-02-21 | 2006-01-25 | 株式会社村田製作所 | 高圧電子部品 |
| JP2968940B2 (ja) * | 1996-02-26 | 1999-11-02 | エイサー ペリフェラルズ インコーポレイテッド | フライバック・パルス信号を形成するためのビルトイン・ピンを含むフライバック・トランス |
| KR100213377B1 (ko) * | 1996-06-28 | 1999-08-02 | 이형도 | 플라이백 트랜스포머의 동기케이블 결합장치 |
| FR2757996B1 (fr) * | 1996-12-26 | 1999-07-16 | Thomson Television Components | Transformateur haute tension a enroulements en vrac ranges |
| TW418409B (en) * | 1999-10-14 | 2001-01-11 | Darfon Electronics Corp | Core engaging structure for flyback transformer |
| KR20050006620A (ko) * | 2003-07-09 | 2005-01-17 | 삼성전기주식회사 | 플라이백 트랜스포머 |
| JP6354304B2 (ja) * | 2014-05-09 | 2018-07-11 | スミダコーポレーション株式会社 | インダクタおよびインダクタの製造方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0217452Y2 (ja) * | 1984-10-30 | 1990-05-16 | ||
| JPS61187307A (ja) * | 1985-02-15 | 1986-08-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フライバツクトランス |
| JPS6218012A (ja) * | 1985-07-17 | 1987-01-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フライバツクトランス |
| JPS6457607A (en) * | 1987-08-27 | 1989-03-03 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | Flyback transformer |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP5106605A patent/JPH06319054A/ja active Pending
-
1994
- 1994-05-02 US US08/236,935 patent/US5448216A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018066498A (ja) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5448216A (en) | 1995-09-05 |
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