JPH06319683A - 内視鏡カバー方式の内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡カバー方式の内視鏡装置

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Publication number
JPH06319683A
JPH06319683A JP5111872A JP11187293A JPH06319683A JP H06319683 A JPH06319683 A JP H06319683A JP 5111872 A JP5111872 A JP 5111872A JP 11187293 A JP11187293 A JP 11187293A JP H06319683 A JPH06319683 A JP H06319683A
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JP
Japan
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cover
endoscope
tip
optical system
insertion portion
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Withdrawn
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JP5111872A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yokoi
武司 横井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡挿入部に内視鏡カバーを被せた状態で
鮮明な観察視野を維持することができる内視鏡カバー方
式の内視鏡装置を提供すること。 【構成】 カバー用内視鏡の挿入部14は挿入部カバー
部21で覆われ、挿入部14の先端側の対物光学系46
及び照明光学系を取り付けた先端部17をオートクレー
ブ処理できる耐高温高湿材料で形成し、この先端部17
の側面はカバー先端部28の先端開口部50に嵌合し
て、対物光学系46及び照明光学系の表面は外部に露出
し、かつ先端開口部50内壁面と先端部17の側面との
間にはシール部材51でシールする構造になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡の挿入部が体液等
によって汚染されるのを防止する内視鏡カバー方式の内
視鏡装置に関し、挿入部カバーを内視鏡挿入部に被せた
際に、鮮明な観察視野を維持することのできるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人体内の観察等に用いられる内視
鏡は、体腔内への挿入部に体液等が付着するのを防止す
るために、挿入部に保護チューブを被せて用いられるも
のが知られている。内視鏡の使用後は保護チューブが取
り外され、新たな保護チューブと交換される。したがっ
て挿入部が汚染されるのを防止することができ、それら
を洗滌する必要がなく洗滌の手間が省ける。
【0003】具体的にはたとえばUSP4,809,6
78の図2にあるように観察光学系の前面に透明部を設
けたカバーで挿入部全体を覆うようにしたものがある。
これの挿入部カバーと内視鏡挿入部との固定は、カバー
手元側に設けた弾性端の摩擦力がより行なわれていた。
【0004】USP4,809,678の図3のように
内視鏡先端に交換可能な先端部カバーを設け、先端部カ
バーの手元側周囲を先端が開口した挿入部カバーの弾性
端の摩擦力により固定したものもある。これの先端部カ
バーと内視鏡先端との固定方法に関する詳細は記載され
ていない。
【0005】これとは別に実開昭58−74212や実
開昭58−77318の如く、観察光学系の前面が開口
した挿入部カバーを別体の係止体により外面より水密に
固定するタイプのものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のUSP4,80
9,678のようなタイプのものは、カバー用内視鏡と
挿入部カバーとの固定が摩擦力等で固定されるものであ
り、確実に固定を行うものでないので、適切な装着状態
に設定しないと、検査中に内視鏡の観察光学系前面と挿
入部カバーあるいは先端部カバーの透明部内面との間隔
ががたついたり、ずれたりすることが起こり得るもので
あった。観察光学系前面と透明部内面との間隔がずれた
り、がたつくと視野のケラレ、配光ムラ、照明光フレア
の発生等、観察の光学性能が大幅に低下し、がたつき量
等が大きい時には検査不能になる場合も起こることがあ
った。
【0007】又、従来の実開昭58−74212等の如
く観察光学系前面が開口しているタイプはカバー透明部
が前面に付くことによる光学性能の劣化はないが、係止
体が外面にあるため、確実に固定しないと係止体が脱落
する可能性性がある。
【0008】又、開口して体液等に触れる観察光学系周
囲は洗浄・消毒する必要があるが、従来の内視鏡は湾曲
部等が高圧蒸気に対する耐性がないことより先端部も高
圧蒸気に対する耐性のある接着剤等が用いられていない
ので、消毒法としてはエチレンオキサイドガス、ホルマ
リンガス等のガス法かグルタラール等の消毒薬法しか採
用できず、どちらも時間がかかるものであった。
【0009】一方、高圧蒸気法はオートクレーブともい
い、通常134℃、5分、2.1kg/cm2 か121℃、
20分、1kg/cm2 で行なわれ、わりと短時間で滅菌で
きる方法であるので、内視鏡検査の使用効率を大幅に向
上できることになる。つまり、内視鏡の洗浄・消毒に時
間がかかると、それだけ内視鏡検査に使用できる時間が
減少するため、内視鏡検査の使用効率が低下し、そのた
めに何本かの内視鏡を用意しなければならないのに対
し、内視鏡を短時間で洗浄・消毒できると、内視鏡検査
の使用効率を大幅に向上でき、少ない本数の内視鏡で対
処できることになり、経済的な負担を小さくできること
になる。
【0010】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、内視鏡挿入部に保護カバーを被せた状態で鮮明な観
察視野を維持することができるようにした内視鏡カバー
方式の内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】カバー用内視
鏡の観察光学系支持部又は観察光学系をカバーする先端
部カバーが嵌合する開口部を有する挿入部カバーと水密
を確保するシール部材を有し、前者は、シール部材より
先端側を高圧蒸気滅菌可能な耐高温高湿材料で構成し、
検査後にその部分のみオートクレーブにかけて短時間で
滅菌処理できるようにした。この場合には観察光学系の
前面(表面)は外部に露出するので、仮に観察光学系支
持部がずれたりしてもその観察機能の低下は殆どない。
【0012】後者は、観察光学系の視野を確保する透明
部をカバー用内視鏡に確実に固定し、検査中にずれなく
した固定手段を先端部カバーに設け、その先端部カバー
を挿入部カバーに水密に嵌合した。この場合には透明部
はカバー用内視鏡側に確実に固定され、前者と同様に観
察光学系の機能の低下を防止できる。この先端部カバー
は1回ごとに使い捨てにしてもよいし検査ごとに交換し
てまとめておき、1日の終わりに滅菌処理して使っても
よい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1ないし図9は本発明の第1実施例に係り、図
1は第1実施例の内視鏡カバー方式の内視鏡システムの
全体構成図、図2はカバー用内視鏡の全体図、図3はカ
バー用内視鏡の挿入部が装着された状態での内視鏡カバ
ーの挿入部を示す断面図、図4はカバー用内視鏡の先端
部を示す斜視図、図5は内視鏡カバーの先端部を示す斜
視図、図6は湾曲操作部を覆う可動部カバーを示す斜視
図、図7は湾曲操作部を可動部カバーで覆った状態を示
す側面図、図8は使用後のカバー用内視鏡の先端部をオ
ートクレーブ装置で滅菌処理する様子を示す説明図、図
9は固定シール部材を示す正面図である。
【0014】図1に示す第1実施例の内視鏡カバー方式
の内視鏡装置(以下、カバー方式の内視鏡装置と略す)
1は、内視鏡カバー方式の内視鏡(以下、カバー方式の
内視鏡と略す)2を有し、このカバー方式の内視鏡2は
電子内視鏡で構成された内視鏡カバー用内視鏡(以下、
カバー用内視鏡と略す)3と、このカバー用内視鏡3が
装着されるチャンネル付き内視鏡カバー(以下、内視鏡
カバーと略す)4とで構成される。
【0015】また、カバー方式の内視鏡装置1は、カー
ト5に収納された光源装置6、ビデオプロセッサ7、流
体制御装置8、チャンネル付き内視鏡カバー拡張器(以
下、拡張器と略す)9と、カート5の上面に載置された
モニタ10とを有する。
【0016】カバー用内視鏡3を内視鏡カバー4に着脱
する場合には、カバー保持具11が使用される。光源装
置6には、カバー用内視鏡3のコネクタ12を着脱自在
で接続できるようになっている。また、このコネクタ1
2に接続された信号ケーブル13はビデオプロセッサ7
に着脱自在で接続できる。
【0017】図2に示すカバー用内視鏡3は、可撓性の
挿入部14と、この挿入部14の後端に設けた操作部1
5と、この操作部15から延出されたユニバーサルコー
ド16とから構成される。この挿入部14は先端部17
と、この先端部17の後端の湾曲部18と、この湾曲部
18の後端の可撓管部19とから構成される。湾曲部1
8は操作部15に設けられた湾曲操作部20を操作する
ことによって湾曲することができる。
【0018】一方、カバー用内視鏡3を覆う汚染防止用
の内視鏡カバー4は、挿入部カバー部21、操作部カバ
ー22、ユニバーサルコードカバー23によって構成さ
れている。これら内視鏡カバー4の各部は全て、内視鏡
検査に使用される前に予め滅菌されているものが使用さ
れ、内視鏡検査に使用した後は廃棄される。
【0019】上記挿入部カバー部21は、上記内視鏡カ
バー4のうち、カバー用内視鏡3の挿入部14を覆う部
分及びその基端近傍を覆う部分で構成される。操作部カ
バー22は、カバー用内視鏡3の操作部15を覆うカバ
ー部分である。また、ユニバーサルコードカバー23
は、カバー用内視鏡3のユニバーサルコード16を覆う
部分である。
【0020】拡張器9には、拡張チューブ24が設けら
れている。拡張器9は、内視鏡カバー4にカバー内視鏡
3を装着しやすくするために、内視鏡カバー4に空気を
送り込む等してカバーを拡張するための装置(インフレ
ータ)である。拡張チューブ24は、このような拡張器
本体と内視鏡カバー4を接続するのに用いるチューブ
(インフレータチューブ)であり、カバー内視鏡3の装
着時には、拡張チューブ24の先端が内視鏡カバー4の
拡張チューブ口体25に接続される。
【0021】カバー保持具11はカバー用内視鏡3に挿
入部カバー部21を装着するために挿入部カバー部21
の両端部を保持するのに使用される。図3に示すように
内視鏡カバー4の挿入部カバー部21は、可撓性を有す
る挿入部カバー外皮26と、その基端部に形成された内
視鏡操作部固定用口体部(以下、口体部と略す)27
と、挿入部カバー外皮26の先端に気密的に設けられた
カバー先端部28とから構成される。
【0022】また、挿入部カバー部21には、送気管路
31と、送水管路32と、吸引管路33と、カバー用内
視鏡3の挿入部14を収納する内視鏡挿入チャンネル3
4とが設けられている。口体部27には鉗子挿入口体3
5が設けてあり、この鉗子挿入口体35は内部で吸引管
路33と連通し、従って吸引管路33は鉗子チャンネル
の機能も兼ねている。
【0023】上記送気管路31、送水管路32及び吸引
管路33は口体部27の上方に延出され、図1に示すよ
うにユニバーサルコード16と共に、ユニバーサルコー
ドカバー23で被覆され、流体制御装置9に接続され
る。
【0024】図1に示す流体制御装置9は、送気制御弁
36,送水制御弁37,吸引制御弁38が設けられ、送
気,送水,吸引をこれらの電磁弁で制御するようになっ
ている。送気制御弁36,送水制御弁37,吸引制御弁
38は、それぞれに挿入部カバー部21から延出してい
る送気管路31,送水管路32,吸引管路33が接続さ
れている。
【0025】また、吸引制御弁38には吸引チューブ3
9が接続され、その端部には図示しない吸引器が接続さ
れ、内視鏡先端部より不用な体液等の吸引を行うように
なっている。送水制御弁37には送水チューブ40が接
続されており、その先端部には送水タンク41が接続さ
れている。さらに、流体制御装置9からは2本の送気チ
ューブ42が延出しており、送気制御弁36と送水タン
ク41とに接続されている。
【0026】図3に示すように口体部27の手元側に
は、カバー用内視鏡3の挿入部14が挿入される内視鏡
挿入チャンネル34の手元開口部44が設けられてい
る。この内視鏡挿入チャンネル34は口体部27の側部
に突出する拡張チューブ口体25と連通している。
【0027】図4に示すように、カバー用内視鏡3の先
端部17は断面が略半円形であり、中央に設けた観察窓
に対物光学系46が取り付けられ、その両側の照明窓に
は照明光学系47が取り付けられている。そして、図示
しないライトガイドで伝送された照明光は照明光学系4
7を経て出射され、照明された患部等の被写体を対物光
学系46によってその焦点面に結像する。
【0028】この実施例では、対物光学系46及び照明
光学系47が取り付けられた光学系支持部材となる先端
部28をステンレスやポリサルホン、ウルテム等の高圧
蒸気滅菌可能な耐高温高湿材料で形成すると共に、先端
面の対物光学系46、照明光学系47の少なくとも第1
レンズもBK−7等のガラス等の耐高温高湿材料で形成
し、かつ接着剤も耐高温高湿材料のエポキシ樹脂等を用
いていることが特徴の1つとなっている。
【0029】上記焦点面には図3に示すように撮像部4
8を形成する図示しない撮像素子の光電変換面が配置さ
れ、光電変換して画像信号にする。この画像信号は信号
線49を介して図1のビデオプロセッサ7に入力され、
標準的な映像信号にされ、カラーモニタ10に出力され
るようになっている。
【0030】図4に示すように先端部17は先端付近で
段差状に細くされ、この細くされた部分は図3及び図5
に示すようにカバー先端部28の先端開口部50に嵌合
する嵌合側面17aにしてある。また、嵌合側面17a
の長手方向のほぼ中央位置には溝が設けられ、この溝に
はシール部材51が収納され、(カバー先端部28の)
先端開口部50の内面と密着して水密機能を確保してい
る。
【0031】つまり、この実施例では内視鏡カバー4に
おける内視鏡挿入チャンネル34の先端側はカバー先端
部28の先端開口部50で開口し、この先端開口部50
でカバー用内視鏡3の先端部17の前面は外部に露出す
る構造になっている。
【0032】このように先端部17の前面が露出するた
め、先端開口部50の内壁面に先端部17の外側面が嵌
合する形状にし、且つ汚れた液体等が嵌合部分の内側に
侵入するのをシール部材51で防止している。なお、こ
のシール部材51は先端開口部50に対して先端部17
が動いてしまうのを防止する機能も有する。
【0033】また、先端部17の前面が露出するため、
対物光学系46及び照明光学系47の前面が直接外部に
露出することになり、仮に内視鏡検査中に先端開口部5
0に対して先端部17が(前後に)動いてしまっても、
画像のサイズが僅かに変化するのみで、光学特性の低下
は殆どない。
【0034】そして、検査後には、先端部17の前面側
部分(シール部材51の位置から前面側部分)をオート
クレーブにより、短時間で滅菌できるようにしている。
また上記構造にすることにより、カバー先端部28側に
透明部材を設けた場合よりも、嵌合部分の長さを大きく
でき、がたつきを少なくできるようになる。
【0035】さらに、内視鏡カバー4にカバー用内視鏡
3を装着した場合、適切な装着状態になっているか否か
は、例えば図5に示すように先端部17の前面とカバー
先端部28の前面とが面一となっているか否かにより簡
単に視認できるようにしている(カバー先端部28側に
透明部材を設けた場合には、透明部材の内側の先端部1
7の前面が正しい装着位置に達しているか否かの判断が
より困難になる)。
【0036】上記カバー先端部28には、吸引管路33
に連通する鉗子出口52と、対物光学系46に向かって
開口した送気送水ノズル53とが設けられている。この
カバー先端部28の基端付近の外周面には、固定溝54
(図3参照)が設けられ、カバー用内視鏡3の挿入部1
4を外部環境から離隔するための軟性材料からなる挿入
部カバー外皮26の先端が差し込まれ、気密的に接続さ
れる。なお、口体部27側にも固定溝54が設けられて
いる。
【0037】上記操作部カバー22は、図7に示す如く
グリップ、スイッチ等可動部以外の部分を覆う比較的ぴ
ったりとフィットする形状の操作部本体カバー22a
と、図6及び図7に示す如く(湾曲部18の)湾曲操作
を行なう湾曲操作部20の全てを覆う比較的大きめで余
裕のある袋状薄膜透明カバーである可動部カバー22b
より構成され、両者で操作部15の手が触れる部分を全
てカバーするようになっている。
【0038】湾曲操作部20としては上下方向の湾曲を
司るUDノブ56とFEレバー57及び左右方向の湾曲
を司るRLノブ58とFEノブ59があり、回動するア
ングルノブ軸60の下面には回動しない下面固定部61
がある。下面固定部61には、前記可動部カバー22b
の開口部に設けた弾性ゴム62がぴったりフィットする
形状の全周嵌合溝63が設けてあり、検査時には図7の
如く可動部カバー22bで全ての可動部を覆って保護し
て使用する。
【0039】可動部カバー22b内には、側視鏡等に具
備される鉗子起上台の起上、倒置操作を司る起上レバー
(図示せず)も収納できるようにしてもよい。次にこの
実施例の作用を説明する。
【0040】カバー用内視鏡3を清潔なカバー保持具1
1に仮固定した挿入部カバー部21内に挿入していく。
この時、拡張チューブ24を拡張チューブ口体25に装
着し、拡張器9からエアーを内視鏡挿入チャンネル34
内に送り込みながら行なうとカバー用内視鏡3の挿入部
14と内視鏡挿入チャンネル34内面との摩擦力が低下
し滑らかに挿入できる。
【0041】拡張器9からのエアーは内視鏡挿入チャン
ネル34の先端開口部50より外部に逃げるので、エア
ーの圧縮作用がなく軽い力でカバー用内視鏡3の先端部
17を先端開口部50に嵌合することができる。カバー
用内視鏡3の先端部17には全周溝にOリング等のシー
ル部材51が装着してあり、カバー先端部28の先端開
口部50の内面との間で水密が確保される。適切な装着
状態であるか否かは図5のようになっているか否かで簡
単に分かる。
【0042】カバー用内視鏡3と挿入部カバー部21と
の固定は、カバー先端部28のシール部材51の摩擦力
にプラスして挿入部カバー部21を内視鏡操作部15側
へ引き上げて固定することで検査中にずれることを抑え
ている。次に操作部カバー22、ユニバーサルコードカ
バー23を装着し検査する。
【0043】検査終了後は、挿入時と同じくカバー用内
視鏡3を挿入部カバー部21より引き抜き操作部カバー
22、ユニバーサルコードカバー23もはずし、これら
は廃棄する。
【0044】一方カバー用内視鏡3は、その先端部28
がこの先端部28のシール部材51が固定される側周溝
より先端側は少なくともステンレスやポリサルホン、ウ
ルテム等の高圧蒸気滅菌可能な耐高温高湿材料でできて
おり、先端面の対物光学系46、照明光学系47の第1
レンズもBK−7等のガラスや日本ゼオン(株)製非晶
質ポリオレフィンZEONEX等のプラスチックで耐高
温高湿材料でできている。その部分の接着剤も耐高温高
湿材料のエポキシ樹脂等を用いている。従って、以下の
ようにオートクレーブ装置で滅菌処理できる。
【0045】図8に示す如く、スコープ保持具65の操
作部保持部66に保持する。次にオートクレーブ容器6
7に一部に切り欠きを設けた耐熱性のある弾性部材でで
きた固定シール部材68をカバー用内視鏡3のオートク
レーブ耐性のない湾曲部18から先端側にかけて装着し
た状態ではめ込む。この固定シール部材68は図9に示
すようにCリング形状である。
【0046】オートクレーブ容器67はスコープ保持具
65の支柱に対して上下に移動可能なので、適当な位置
で固定ビス70で固定する。オートクレーブ容器67に
は図示しない加圧、加湿装置に連結した連結チューブ7
1が装着できる口金72があり、容器内部73は、例え
ば121℃、1kg/cm2 の条件又は134℃、2.1kg
/cm2 の条件に設定されて、先端部17を20分又は5
分という短時間に滅菌処理できるようにしてある。
【0047】なお、検査終了後にカバー用内視鏡3を誤
って汚染させた場合とか、汚染させてしまった可能性が
ある場合には、カバー用内視鏡3を洗浄した後に図8の
ように滅菌処理すれば良い。
【0048】この第1実施例によれば、次のような効果
がある。 1.シール部材51の摩擦力によりカバー用内視鏡3の
挿入部14の挿入部カバー部21への固定を容易に行な
うことができる。
【0049】2.湾曲操作部20の可動部が簡単・安価
な方法でカバーに動きを制約されることなく、確実に覆
うことができる。
【0050】3.カバー用内視鏡3の固定を内視鏡カバ
ー4の手元側で行なった場合、カバー用内視鏡3の先端
がわずかに前後にずれたとしても、従来のリユース型内
視鏡の観察性能をまったく劣化させることなく、且つ、
内視鏡外面の一部のみを短時間で滅菌できるので症例間
の待ち時間を減少できる。図10は本発明の第2実施例
の先端側の構造を示す。
【0051】第1実施例と殆ど同じであるので、異なる
構成のみ説明し、同一の構成には同じ符号を付け、その
説明を省略する。
【0052】第1実施例との主な違いは、シール部材5
1がカバー用内視鏡3の先端部28の周囲の全周溝には
め込まれているのでなく、先端面74とカバー先端内面
75との間に挟み込んで水密を確保している点である。
【0053】又、対物光学系46としてレンズの内側に
は撮像部48の代わりにイメージガイドバンドル76と
接眼部(図示せず)を具備させた。照明光学系47のレ
ンズの内側には第1実施例と同じくライトガイドバンド
ル77を具備している。
【0054】カバー用内視鏡3の先端部17は第1実施
例と同様に耐高温高湿材料で形成され、この先端部17
をカバー先端部28に対してシール部材51を挟み込む
ように押し付ける付勢手段(図示せず)を具備してい
る。その他は第1実施例と同じ構成である。この実施例
の作用は第1実施例とほぼ同じものとなる。
【0055】この第2実施例によれば、次のような効果
がある。 1.カバー用内視鏡3の先端部17に凹凸が少なくで
き、洗浄性を向上できる。
【0056】2.シール部材51を内視鏡カバー4側に
水密固定しておけば、検査前後にシール部材51をカバ
ー用内視鏡3の先端部17に装脱する手間もはぶける
し、汚染されたシール部材51に触れなくても良くな
る。
【0057】3.イメージガイドバンドル77と接眼部
を具備したので、撮像部を具備し、モニタで観察するも
のに比べ、挿入部を細径化しやすく、装置も少なくて済
むので集団検診等に向く。
【0058】次に本発明の第3実施例を図11を参照し
て説明する。第1実施例との違いは、観察視野方向が側
視である点であり、挿入部カバー部21の先端側方に、
カバー用内視鏡3の対物光学系46、照明光学系47が
開口する側方開口部78を有し、この側方開口部78の
前方と後方の2ケ所にOリング等のシール部材79a,
79bを介装し、側方開口部78の前後の水密を確保で
きるような内径にカバー先端内面を形成した。
【0059】シール部材79a,79bは側方開口部7
8より先端側はなくてもよく、カバー自体も手前側のシ
ール部材79bより先端側が全て開口し、耐高温高湿材
料で構成したカバー用内視鏡3の先端部17が外部に露
出するようにしてもよい。側視でなくても前方又は後方
斜視でもよい。
【0060】この実施例の作用は第1実施例とほぼ同じ
である。この第3実施例によれば、次のような効果があ
る。 1.カバー内面のレンズカバー部分と内視鏡先端の観察
光学系との位置合わせが直視に比べ難しい(すきまが開
きやすく傾きのばらつきが出やすい)、側視や斜視型内
視鏡においても簡単確実な方法で鮮明な観察視野を維持
できる。
【0061】次に本発明の第4実施例を図12を参照し
て説明する。第1実施例との相違点は、照明光学系47
は挿入部カバー部21の透明なレンズカバー部で覆い、
前面にカバーを被せることで一番影響を受けやすい(撮
像部48又は)イメージガイドバンドル76に結像する
対物光学系46の第1面のみを周囲に円筒状の水密パッ
キン81を具備することでカバーとの間の水密を確保し
つつ外部に開口させた点である。
【0062】カバー先端部28は全て透明なポリスチレ
ン、ZEONEX等で構成した。その他は同じ。この実
施例の作用は第1実施例とほぼ同じである。この第4実
施例によれば、体液等に汚染される部分がより少なく、
その分洗浄、滅菌箇所も少なくて済む効果がある。
【0063】次に本発明の第5実施例を図13(a),
(b)を参照して説明する。カバー用内視鏡3の先端部
17の少なくとも対物光学系46の周囲に、対物光学系
46の前面をカバーする透明なレンズカバー84のつい
た先端部カバー85を被せて、ビス等の固定手段86に
より(先端部カバー85を)カバー用内視鏡3に確実に
固定する。先端部カバー85の周囲には第1実施例と同
じくOリング等のシール部材51が装着されており、挿
入部カバー部21前面の先端開口部50にぴったり嵌合
され水密を確保できる。なお、この実施例では挿入部カ
バー部21の先端に一体的にカバー先端部28が設けて
ある。
【0064】又、上記先端部カバー85の先端には、ハ
サミ87等の切除具で切断可能な木綿糸、テグス等の細
長の牽引部材88を具備している。又、図示しない口体
部には第1実施例と異なり、拡張チューブ口体25は具
備していず、拡張器9も必要ない。その他は第1実施例
と同じ。牽引部材88の先端は先端開口部50手前の段
部で引っかからないように丸めてあるか、丸い部材を取
り付けてある。
【0065】次に作用を説明する。装着手順は手順P
1,P2,P3,P4の如くで、まず、カバー用内視鏡
3に先端部カバー85を被せて(手順P1)、固定手段
86で確実に固定する(手順P2)。この時、シール部
材51より手前を把持するように注意すれば、先端部カ
バー85の外面に出る部分が汚染されることもなくな
る。
【0066】ビスのような固定手段86を使っても外面
に出ないので損傷等の危険性もなく確実に固定できる。
次に牽引部材88を挿入部カバー部21の内視鏡挿入チ
ャンネル34内に挿通し、先端開口部50より引き出し
カバー用内視鏡3をカバー先端部28まで引き込む(手
順P3)。
【0067】先端部カバー85が先端開口部50にしっ
かり嵌合したら、図13(b)に示すようにハサミ87
等で牽引部材88の根元近くを切除(手順P4)し、検
査準備完了となる。この第3実施例では先端部17は耐
高温高湿材料で形成する必要がない(先端部カバー85
で覆われるため)。
【0068】一方、先端部カバー85は1回の使用毎に
使い捨てでも良い。又は、洗浄、滅菌処理できる耐性の
部材で形成し、繰り返し使用しても良い。この場合には
牽引部材88を接着剤等で再び取り付けることが必要に
なる。また、先端部カバー85を耐高温高湿材料で形成
し、短い時間で滅菌処理できるようにしても良い。
【0069】この第3実施例によれば、次のような効果
がある。 1.第1〜第4実施例の如く、カバー用内視鏡3の先端
部を症例間に洗浄、滅菌しなくても検査ごとに挿入部カ
バー部21と先端部カバー85の両方を交換すればよ
く、症例間の待ち時間をさらに低減できる。又、検査中
にレンズカバー84がずれることがないので、視野のケ
ラレ、配光ムラ、照明光のフレアの発生等がなく、従っ
て観察機能が低下することを確実に防止できる。
【0070】先端部カバー85はレンズカバー84が高
価な時は、全てを滅菌可能な部材で形成することで、1
日の検査終了後にまとめて洗浄・滅菌してリユースして
もよい。洗浄に手間のかかる送気・送水・吸引管路付き
の挿入部カバー部21のみ使い捨てにすれば安価に済
む。 2.牽引部材88があるので拡張器9を使わなくても簡
単確実に先端部カバー85を先端開口部50に導き嵌合
できる。
【0071】次に本発明の第6実施例を図14を参照し
て説明する。図14(a)に示す先端部カバー85には
第5実施例における固定ビス86の代わりに嵌合用凹溝
(又は突起)89を設け、且つレンズカバー84以外を
全てエラストマの弾性体で構成し、第5実施例のシール
部材51の機能も兼ねている。又、牽引部材88は端部
にネジ90等の固定手段の付いた金属等のワイヤ91で
構成した。
【0072】図14(a)に示すカバー用内視鏡3の先
端部17には嵌合用凹溝(又は突起)89に対応する位
置に突起部(又は凹部)92があり、きつめの嵌合状態
となるようにしてある。そして、図14(b)に示すよ
うにはまり込んだ状態では、対物光学系(図示せず)が
レンズカバー84にぴったり位置決めされるようにして
ある。この実施例における先端部17と先端部カバー8
5の形成材料(耐性)については第5実施例と同様であ
る。
【0073】この実施例の作用はほぼ第5実施例と同じ
となる。先端部カバー85の嵌合用凹溝89にカバー用
内視鏡3の先端部17の突起部92が嵌合するように取
り付けた後、この先端部カバー85が取り付けられた挿
入部カバー部21の先端部17をカバー先端部28の開
口部50に嵌合させて図14(b)に示すように先端部
カバー85が先端開口部50にしっかり嵌合後、牽引部
材88のネジ90をはずせば簡単に取りはずせる。
【0074】この第6実施例によれば、次のような効果
がある。 1.先端部カバー85の固定手段86とシール部材51
が一体なので部品点数が削減でき安価にできる。
【0075】2.ハサミ等を使わなくても牽引部材88
を簡単確実に除去できる。 3.牽引部材88としてワイヤ91を使ったので糸とか
よりも腰があり、全長の長い(1.5〜2m)挿入部カ
バー部21の内視鏡挿入チャンネル内にスムーズに挿入
しやすく装着作業が容易にできる。
【0076】本発明の第5,6実施例は直視型内視鏡に
ついて説明したが、第3実施例の如く側視型及び前方又
は後方斜視型のものに先端部カバー85を装着した形で
実施しても問題ないし、管路チャンネルのない観察専用
の内視鏡、湾曲部の手元側が硬性の胸腔鏡にも適用可能
であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で変形実施可能な
のは言うまでもない。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡カバーの先端部に設けた開口部にカバー用内視鏡の
少なくとも観察光学系が取り付けられた支持部材、又は
この支持部材に着脱自在で固定され、少なくとも観察光
学系を透明部材で覆う先端部カバーが嵌合し、且つ嵌合
部分付近にシール部材を設け、支持部材を耐高温高湿材
料で形成する等してあるので、カバー用内視鏡を内視鏡
カバーに装着したカバー方式の内視鏡として使用した場
合においても、視野のケラレ等、観察特性を低下させる
ような影響を殆ど受けることなく鮮明な観察視野を確保
できるし、症例間の待ち時間も少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内視鏡カバー方式の内視
鏡装置の全体構成図。
【図2】カバー用内視鏡の全体を示す側面図。
【図3】カバー用内視鏡の挿入部が装着された状態での
内視鏡カバーの挿入部を示す断面図。
【図4】カバー用内視鏡の先端部を示す斜視図。
【図5】内視鏡カバーの先端部を示す斜視図。
【図6】湾曲操作部を覆う可動部カバーを示す斜視図。
【図7】湾曲操作部を可動部カバーで覆った状態を示す
側面図。
【図8】使用後のカバー用内視鏡の先端部をオートクレ
ーブ装置で滅菌処理する様子を示す説明図。
【図9】オートクレーブ装置で滅菌処理する場合に用い
られる固定シール部材を示す正面図。
【図10】本発明の第2実施例におけるカバー方式の内
視鏡の先端側を示す断面図。
【図11】本発明の第3実施例におけるカバー方式の内
視鏡の先端側を示す断面図。
【図12】本発明の第4実施例におけるカバー方式の内
視鏡の先端側を示す正面図及び断面図。
【図13】本発明の第5実施例におけるカバー方式の内
視鏡に設定する手順を示す説明図。
【図14】本発明の第6実施例におけるカバー方式の内
視鏡に設定する手順を示す説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡カバー方式の内視鏡装置 2…カバー方式の内視鏡 3…カバー用内視鏡 4…内視鏡カバー 6…光源装置 7…ビデオプロセッサ 8…流体制御装置 9…拡張器 10…モニタ 11…カバー保持具 14…挿入部 15…操作部 17…先端部 17a…嵌合側面 18…湾曲部 21…挿入部カバー部 26…カバー外皮 27…口体部 28…カバー先端部 34…内視鏡挿入チャンネル 46…対物光学系 47…照明光学系 50…先端開口部 51…シール部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバー用内視鏡と、前記カバー用内視鏡
    の挿入部が装着される挿入部カバーを有する内視鏡カバ
    ーとから構成される内視鏡カバー方式の内視鏡装置にお
    いて、 前記挿入部カバーに設けられ、前記カバー用内視鏡の少
    なくとも観察光学系支持部が嵌合する開口部と、前記挿
    入部カバー内面とカバー用内視鏡外面との間に介装する
    シール部材とを具備し、前記カバー用内視鏡における前
    記シール部材より先端側を高圧蒸気で滅菌可能な耐高温
    高湿材料で構成したことを特徴とする内視鏡カバー方式
    の内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 カバー用内視鏡と、前記カバー用内視鏡
    の挿入部が装着される挿入部カバーを有する内視鏡カバ
    ーとから構成される内視鏡カバー方式の内視鏡装置にお
    いて、 `前記カバー用内視鏡の少なくとも観察光学系をカバー
    する先端部カバーと、前記挿入部カバーに設けられ、前
    記先端部カバーが嵌合する開口部と、前記挿入部カバー
    内面と前記先端部カバー外面との間に介装するシール部
    材とを具備し、前記先端部カバーには、前記観察光学系
    の視野を確保する位置に設けた透明部と、前記カバー用
    内視鏡とを固定する固定手段とを具備したことを特徴と
    する内視鏡カバー方式の内視鏡装置。
JP5111872A 1993-05-13 1993-05-13 内視鏡カバー方式の内視鏡装置 Withdrawn JPH06319683A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112019006064B4 (de) * 2018-12-05 2024-01-18 Hoya Corporation Endoskop

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112019006064B4 (de) * 2018-12-05 2024-01-18 Hoya Corporation Endoskop
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