JPH06320022A - 洗米浸漬装置 - Google Patents

洗米浸漬装置

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JPH06320022A
JPH06320022A JP11033393A JP11033393A JPH06320022A JP H06320022 A JPH06320022 A JP H06320022A JP 11033393 A JP11033393 A JP 11033393A JP 11033393 A JP11033393 A JP 11033393A JP H06320022 A JPH06320022 A JP H06320022A
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Teruaki Kosaka
輝明 小坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精米度の高い米であっても、含水率のバラツ
キを可及的に小さくできる洗米浸漬装置を提供する。 【構成】 精米した所定量の米を洗米する洗米装置20
と、洗米した米を一定量の水に浸漬する浸漬装置とから
構成される洗米浸漬装置において、該洗米装置20とし
て用いられる洗米槽22には、精米した所定量の米を洗
米する洗浄水を旋回させる方向に水を噴出する複数本の
水噴出ノズル26、28が周壁面に設けられていると共
に、水の噴出方向が上向きの水噴出ノズル30が底部に
設けられ、且つ洗米が終了したとき、米と洗浄水とが排
出されるように解放される排出弁36が底部に設けられ
ていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗米浸漬装置に関し、更
に詳細には精米した所定量の米を洗米し、一定量の水に
所定時間浸漬する洗米浸漬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、酒造用の米は、精米された米
を洗米した後、水に一定時間浸漬して所定量の水分を吸
収させる洗米浸漬工程を経由する。従来の洗米浸漬工程
の概略を図5に示す。図5に示す洗米浸漬工程では、精
米された米は、昇降機100から洗浄水が供給されるタ
ンク102に送られ、ポンプ104によって米と洗浄水
とが洗米配管106を経由して分離器108に送られ
る。この洗米配管106を通過する際に、米は洗浄水と
充分に接触しつつ洗米される。分離器108では、洗浄
水と米とが分離され、米は浸漬タンク110のいずれか
に蓄えられる。所定量の米が蓄えられた浸漬タンク11
0には水が注入され、米を所定時間浸漬する。次いで、
所定時間の浸漬が終了すると、浸漬タンク110の底部
に設けられた弁が解放され、水と米とが浸漬タンク11
0から排出され、米のみがコンベア116によって移送
される。コンベア116によって移送された米は、こし
き120にコンベア118を経由して供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる図5に示す洗米
浸漬工程では、浸漬タンク110を大型化できるため、
大量の米を洗米浸漬することができる。しかしながら、
吟醸酒に使用される米のように、米の精白度が高くなる
と、大型化された浸漬タンクを使用した図5に示す洗米
浸漬装置では、装置を通過した米の吸水率のバラツキ
が、従来の精白度の米よりも大きくなってきた。このよ
うに米の吸水率のバラツキが大きい米は、その蒸し上が
りの吸水率に斑ができるため、吟醸酒用の原料としては
使用できない。そこで、本発明の目的は、精白度の高い
米であっても、吸水率のバラツキを可及的に小さくでき
る洗米浸漬装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、先ず、従来
の洗米浸漬装置において、米と多量の水との接触状態を
観察すると、洗米工程や浸漬工程での米と多量の水との
接触時間にバラツキが発生し易いことが判明した。この
ため、本発明者は、洗米工程や浸漬工程における米と多
量の水との接触時間のバラツキを可及的に少なくすべく
検討した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明
は、精米した所定量の米を洗米する洗米装置と、洗米し
た米を一定量の水に浸漬する浸漬装置とから構成される
洗米浸漬装置において、該洗米装置として用いられる洗
米槽には、精米した所定量の米を洗米する洗浄水を旋回
させる方向に水を噴出する複数本の水噴出ノズルが周壁
面に設けられていると共に、水の噴出方向が上向きの水
噴出ノズルが底部に設けられ、且つ洗米が終了したと
き、米と洗浄水とが排出されるように解放される排出弁
が底部に設けられていることを特徴とする洗米浸漬装置
にある。また、本発明で用いる浸漬装置には、洗米した
米を洗浄水と共に受け入れる多孔性容器が内部に挿入さ
れていると共に、前記洗浄水等を排出する際に、解放さ
れる排出弁が底部に設けられ、且つ浸漬水を注入する注
入口が設けられた浸漬用容器と、前記多孔性容器内の米
を取り出す際に、前記浸漬用容器を多孔性容器と共に反
転する反転装置とを具備する。更に、精米した所定量の
米を貯蔵する貯蔵槽の下方に、前記洗米槽が洗米装置と
して設けられていると共に、洗米槽の下方に前記浸漬装
置が設けられていることによって、洗米浸漬装置をコン
パクトとすることができる。
【0005】
【作用】従来の図5に示す洗米浸漬装置での洗米は、昇
降機100によって洗浄水が供給されるタンク102に
供給された米は、ポンプ104によって米と洗浄水とが
洗米配管106を経由して連続的に輸送され、洗米が浸
漬タンク110に一定量になるまで蓄えられる。このた
め、浸漬タンク110に最初に輸送されてきた米と最後
に輸送されてきた米との間には、浸漬タンク110にお
いて浸漬開始されるまでの経過時間があるため、浸漬が
開始された際に、既に米の吸水率にバラツキが存在す
る。従って、浸漬が完了した米にも吸水率のバラツキが
存在するようになるのである。この点、本発明において
採用する洗米装置では、所定量の米を一度に受け入れて
洗米できるため、洗米工程における米と多量の水との接
触時間のバラツキを可及的に少なくできる。しかも、こ
の洗米装置においては、洗浄水を旋回させる方向に水を
噴出する複数本の水噴出ノズルが洗浄槽の周壁面に設け
られ、且つ水の噴出方向が上向きの水噴出ノズルも洗浄
槽の底部に設けられている。このため、洗浄槽内におい
て、洗浄水が旋回しつつ上下方向にも攪拌され、米を充
分に洗浄できる。従って、所定量の米を一度に受け入れ
て洗米しても、洗米時間を短時間とすることができる。
【0006】また、本発明において採用する浸漬装置で
は、浸漬用容器に挿入された多孔性容器に、洗米した米
を洗浄水と共にに受入れた後、洗浄水を排出してから浸
漬水を受入れて所定時間の浸漬することができる。更
に、所定の浸漬時間が経過してから浸漬水を、従来の浸
漬タンク110に比較して速い排出速度で排出した後、
浸漬用容器を反転して浸漬した米を取り出すことができ
る。このように、この浸漬装置では、米と多量の水との
接触時間を可及的に一定にできるため、浸漬後の米の吸
水率のバラツキを少なくできるのである。
【0007】
【実施例】本発明を図面によって更に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る洗米浸漬装置の概略を説明するた
めの概略図である。図1において、貯蔵タンク10内に
貯蔵された精米された米は、計量器11で計量されコン
ベア12によって昇降機14を経由し、貯蔵槽16に所
定量となるまで貯蔵される。次いで、貯蔵槽16に貯蔵
された所定量の米は、洗浄水が供給されている洗米槽2
2にて洗浄された後、浸漬装置40の浸漬用容器42内
で所定時間浸漬される。次いで、所定の浸漬時間が経過
した際に、浸漬水を排出してから浸漬用容器42を反転
し、浸漬用容器42′内の米を移送容器60に移す。
【0008】図1に示す洗米浸漬装置を構成する洗米装
置は、図2に示すように、上部が円筒状部で下部がテー
パー状筒部である洗米槽22が用いられる。かかる洗米
槽22を形成する円筒状部の開口部の周縁には、鍔状部
32が設けられ、鍔状部32には洗米槽22から溢れた
水を排出する排出管34、34が設けられている。この
洗米槽22の開口部と鍔状部32との境界には、洗米槽
22の開口部から溢れる水と共に米が流失しないよう
に、網状体24が張られ、且つ網状体24の米に因る目
詰まりを防止すべく、水が網状体24方向に噴出するよ
うに、ノズル孔が穿設された水配管33、33が設けら
れている。
【0009】また、洗米槽22のテーパー状筒部の周壁
面には、三本のノズル26、27、28がテーパー状筒
部の壁面から直角に突出し、各ノズルの先端が洗浄水の
旋回方向に曲折されている。かかるノズルの各々は、異
なる高さに設けられており、その先端の曲折方向を図3
に示す。図3に示すように。ノズル27、26の各先端
の曲折方向は、ノズル26、27の曲折角αが約45°
であり、ノズル28の曲折角βは約90°である。更
に、洗米槽22には、テーパー状筒部の底部に、ノズル
30が設けられている。このノズル30は、水の噴出方
向が垂直に対して45°上方となるように、ノズル先端
が設けられている。このように、本実施例の洗米槽22
では、ノズル位置及び水の噴出方向の異なるノズルが設
けられているため、洗米槽22内に種々の旋回流が発生
すると共に、上下方向の循環流も発生する。このため、
米と多量の水とが短時間で充分に接触し洗米することが
できる。かかる本実施例の洗米槽22には、テーパー状
筒部の底部に排出弁36が設けられており、洗米が終了
したとき、排出弁36が解放され米と洗浄水とを洗米槽
22から排出する。
【0010】本実施例においては、洗米槽22から排出
された米と洗浄水とは、図4に示す浸漬装置40の多孔
性容器42に受け入れられる。この多孔性容器42に
は、内側に通水性を有するネット43が固定具44、4
4によって固着されている。かかる多孔性容器42は、
浸漬用容器46内に挿入されており、多孔性容器42の
外壁面に設けられた位置決め用フィン45、45・・・
によって、浸漬用容器46の内壁面との間に所定の間隙
が保たれている。この浸漬用容器46には、その上部に
浸漬水が供給される供給口48が設けられ、下部に設け
られた排出管50の先端に排出弁52が設けられてい
る。また、浸漬用容器46の内壁面と多孔性容器42の
外壁面との間の間隙には、水位用センサ49が設けられ
ており、浸漬水の水量を所定量に制御できる。多孔性容
器42が挿入された浸漬用容器46は、図4に示すよう
に、L字状板47上に載置されており、L字状板47は
回転軸51を中心にして回転駆動装置(図示せず)によ
って反転される。
【0011】かかる洗米槽22と浸漬装置40とを具備
する図1に示す洗米浸漬装置では、貯蔵槽16で貯蔵さ
れた所定量の米を、貯蔵槽16の下方に位置する洗米槽
22に供給する。洗米槽22では、ノズル26、27、
28、30によって種々な旋回流と上下流とが発生して
おり、供給された米を直ちに分散し短時間で多量の水と
の接触を充分に施して充分な洗米を行うことができる。
この際に、洗米槽22の上部に設けられたノズル33、
33からは、網状体24に向けて水が噴射され、溢れ出
る水と共に移動する米に因る網状体24の目詰まりを防
止する。所定の洗米時間が経過したとき、ノズル等から
の水の噴出を停止するように、ノズル等に水を供給する
供給配管の途中に設けられた電磁弁(図示せず)を閉と
した後、洗米槽22の底部の排出弁36を解放し、米と
洗浄水とを洗米槽22の下方に位置する浸漬装置40の
多孔性容器42に払い出す。
【0012】多孔性容器42に払い出された洗浄水は、
多孔性容器42に形成された複数個の穿設孔から流出
し、浸漬用容器46の排出弁52を経由して、浸漬装置
40外に排出される。一方、米は、多孔性容器42の内
壁面に沿って固着されたネット43内に残留し、水切り
がなされる。このように洗浄水が排出された後、排出弁
52を閉とし、浸漬用容器46の上部に設けられた供給
口48から浸漬水が供給される。この浸漬水の供給は、
水位用センサ49が感知すると、浸漬水の供給配管の途
中に設けられた電磁弁(図示せず)が閉となり停止す
る。このため、水位用センサ49の位置は、米量との関
係で浸漬水が所定量となるように、予め位置調整してお
く。次いで、所定の浸漬時間が経過した後、排出弁52
を解放し浸漬水を排出してネット43内の米の水切りが
なされる。
【0013】その後、浸漬装置40の全体は、回転装置
(図示せず)によって回転軸51を中心として反転さ
れ、ネット44内の米を移送容器60に移される。この
際、ネット44は、多孔性容器42に固定具44、44
によって固着されているため、垂れ下がることはない。
このようにして移送容器60に移された米は、こしき等
に移されて蒸された後、麹製造及び醗酵のための原料と
される。
【0014】本実施例では、洗米工程及び浸漬工程にお
いて所定量の米を一度の処理できるため、米と多量の水
との接触時間のバラツキを可及的に少なくでき、精白度
の高い米を使用しても蒸し上がりの吸水率の斑を解消で
きる。また、本実施例の洗米浸漬装置は、貯蔵槽16、
洗米槽22、及び浸漬装置40が上下方向に配列されて
いるため、コンパクト化することができる。
【0015】以上、述べてきた本実施例において、洗米
槽22と浸漬装置40とを1:1で設けたが、洗米時間
が浸漬時間よりも長いとき、1槽の洗米槽22に対して
複数の浸漬装置40を設けてもよい。この場合、浸漬装
置40の各々を移動可能に設けておくことが作業上都合
がよい。また、第4図に示す多孔性容器42には、金網
が張られた多孔性容器42を使用してもよいことは勿論
のことである。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、精白度の高い米を使用
しても米の吸水率のバラツキに因る蒸し上がりの吸水率
の斑を解消できるため、精白度の高い米を使用する吟醸
酒の洗米浸漬装置として好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための概略図であ
る。
【図2】図1に示す洗米装置20の構造を示す断面図で
ある。
【図3】図2に示す洗米装置20において、配設された
各ノズルを説明するための説明図である。
【図4】図1に示す浸漬装置40の構造を示す断面図で
ある。
【図5】従来の洗米浸漬装置を説明するための概略図で
ある。
【符号の説明】
20 洗米装置 22 洗米槽 26、27、28、30 ノズル 36 排出弁 40 浸漬装置 42 多孔性容器 46 浸漬用容器 51 回転軸 52 排出弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 精米した所定量の米を洗米する洗米装置
    と、洗米した米を一定量の水に浸漬する浸漬装置とから
    構成される洗米浸漬装置において、 該洗米装置として用いられる洗米槽には、精米した所定
    量の米を洗米する洗浄水を旋回させる方向に水を噴出す
    る複数本の水噴出ノズルが周壁面に設けられていると共
    に、水の噴出方向が上向きの水噴出ノズルが底部に設け
    られ、 且つ洗米が終了したとき、米と洗浄水とが排出されるよ
    うに解放される排出弁が底部に設けられていることを特
    徴とする洗米浸漬装置。
  2. 【請求項2】 精米した所定量の米を洗米する洗米装置
    と、洗米した米を一定量の水に浸漬する浸漬装置とから
    構成される洗米浸漬装置において、 該浸漬装置には、洗米した米を洗浄水と共に受け入れる
    多孔性容器が内部に挿入されていると共に、前記洗浄水
    等を排出する際に、解放される排出弁が底部に設けら
    れ、且つ浸漬水を注入する注入口が設けられた浸漬用容
    器と、 前記多孔性容器内の米を取り出す際に、前記浸漬用容器
    を多孔性容器と共に反転する反転装置とを具備すること
    を特徴とする洗米浸漬装置。
  3. 【請求項3】 精米した所定量の米を洗米する洗米装置
    と、洗米した米を一定量の水に浸漬する浸漬装置とから
    構成される洗米浸漬装置において、 該精米した所定量の米を貯蔵する貯蔵槽の下方に、請求
    項1記載の洗米槽が洗米装置として設けられていると共
    に、 前記洗米槽の下方に請求項2記載の浸漬装置が設けられ
    ていることを特徴とする洗米浸漬装置。
JP11033393A 1993-05-12 1993-05-12 洗米浸漬装置 Expired - Fee Related JPH07106322B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200071356A (ko) * 2018-12-11 2020-06-19 고윤한 쌀 세척장치
JP2022107089A (ja) * 2021-01-08 2022-07-21 株式会社中西製作所 炊飯の前処理方法、および炊飯の前処理システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200071356A (ko) * 2018-12-11 2020-06-19 고윤한 쌀 세척장치
JP2022107089A (ja) * 2021-01-08 2022-07-21 株式会社中西製作所 炊飯の前処理方法、および炊飯の前処理システム
JP2025019197A (ja) * 2021-01-08 2025-02-06 株式会社中西製作所 炊飯の前処理方法、および炊飯の前処理システム

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