JPH063200A - 高分子感温体 - Google Patents
高分子感温体Info
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- JPH063200A JPH063200A JP4159185A JP15918592A JPH063200A JP H063200 A JPH063200 A JP H063200A JP 4159185 A JP4159185 A JP 4159185A JP 15918592 A JP15918592 A JP 15918592A JP H063200 A JPH063200 A JP H063200A
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- JP
- Japan
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- temperature
- polyamide
- polymer
- phosphite
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は電気採暖具等の可撓性の温度センサ
や感温ヒータに用いる感温体に関するもので、感温特性
および耐熱性、耐湿性に優れた高分子感温体を提供する
ことを目的とする。 【構成】 ポリアミドにイミダゾール系またはアンモニ
ウム塩系より選ばれた少なくとも一種の過塩素酸化合物
と亜リン酸エステル系化合物と、リン酸およびヒンダー
ドフェノール系耐熱安定剤のうち少なくとも1種類以上
を有し、さらにサリチロイルヒドラジドを配合した組成
物より構成され、高温度検出性と優れた耐熱性、耐湿性
が得られる。
や感温ヒータに用いる感温体に関するもので、感温特性
および耐熱性、耐湿性に優れた高分子感温体を提供する
ことを目的とする。 【構成】 ポリアミドにイミダゾール系またはアンモニ
ウム塩系より選ばれた少なくとも一種の過塩素酸化合物
と亜リン酸エステル系化合物と、リン酸およびヒンダー
ドフェノール系耐熱安定剤のうち少なくとも1種類以上
を有し、さらにサリチロイルヒドラジドを配合した組成
物より構成され、高温度検出性と優れた耐熱性、耐湿性
が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気採暖具等の可撓性
の温度センサや感温ヒータに用いる高分子感温体に関す
る。
の温度センサや感温ヒータに用いる高分子感温体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高分子感温体は、一般に一対の巻
き線電極間に配設され、可撓性線状の温度センサや感熱
ヒータとして用いられている。この高分子感温体として
は、ナイロン12や特開昭55−100693号公報に
開示されている変性ナイロン11(ATO−CHIMI
E社製、商品名「リルサンNナイロン」)等のポリアミ
ド組成物が用いられ、その静電容量や抵抗値あるいはイ
ンピーダンス等の温度変化が利用され、温度センサの機
能を果たしている。さらに特公昭60−48081号公
報には、亜リン酸エステルを熱劣化改良剤として添加し
たポリアミド組成物、特開昭64−30203号公報に
は、銅不活性化剤とフェノール系酸化防止剤を添加した
イオン伝導性感熱組成物、特開平2−164005号公
報には、過塩素酸塩とトリアゾール系不活性化剤を添加
したポリ塩化ビニル感熱組成物の例が開示されている。
き線電極間に配設され、可撓性線状の温度センサや感熱
ヒータとして用いられている。この高分子感温体として
は、ナイロン12や特開昭55−100693号公報に
開示されている変性ナイロン11(ATO−CHIMI
E社製、商品名「リルサンNナイロン」)等のポリアミ
ド組成物が用いられ、その静電容量や抵抗値あるいはイ
ンピーダンス等の温度変化が利用され、温度センサの機
能を果たしている。さらに特公昭60−48081号公
報には、亜リン酸エステルを熱劣化改良剤として添加し
たポリアミド組成物、特開昭64−30203号公報に
は、銅不活性化剤とフェノール系酸化防止剤を添加した
イオン伝導性感熱組成物、特開平2−164005号公
報には、過塩素酸塩とトリアゾール系不活性化剤を添加
したポリ塩化ビニル感熱組成物の例が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ナイロン12
は一般ナイロンに比べて吸湿率が低い点で優れている
が、温度センサとして用いる場合は湿度による感温特性
の変動を受けるため、正確な温度検知が困難な場合が多
い。また特開昭55−100693号公報に開示の変性
ポリアミドにおいてはインピーダンスの温度依存性が小
さいため温度検出感度が低く、また耐熱安定性が不十分
である、あるいは湿度による感温特性の変動低減がそれ
ほど大きくない等の問題点があった。さらに特公昭48
−48081号公報、特開昭64−30203号公報、
特開平2−164005号公報における感熱組成物にお
いても同様の問題点があった。
は一般ナイロンに比べて吸湿率が低い点で優れている
が、温度センサとして用いる場合は湿度による感温特性
の変動を受けるため、正確な温度検知が困難な場合が多
い。また特開昭55−100693号公報に開示の変性
ポリアミドにおいてはインピーダンスの温度依存性が小
さいため温度検出感度が低く、また耐熱安定性が不十分
である、あるいは湿度による感温特性の変動低減がそれ
ほど大きくない等の問題点があった。さらに特公昭48
−48081号公報、特開昭64−30203号公報、
特開平2−164005号公報における感熱組成物にお
いても同様の問題点があった。
【0004】本発明は、インピーダンスの温度依存性が
大きく、耐熱安定性に優れかつ湿度による感温特性の変
動が少ない高分子感温体を提供することを目的とする。
大きく、耐熱安定性に優れかつ湿度による感温特性の変
動が少ない高分子感温体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリアミドに
イミダゾール系、またはアンモニウム塩系の少なくとも
1種の過塩素酸塩と、リン濃度が3〜20重量%で分子
量が200〜5,000の亜リン酸エステル系化合物と、
リン酸およびヒンダードフェノール系耐熱安定剤のうち
少なくとも1種類と、サリチロイルヒドラジドとを配合
した組成物を感温体として用いる。
イミダゾール系、またはアンモニウム塩系の少なくとも
1種の過塩素酸塩と、リン濃度が3〜20重量%で分子
量が200〜5,000の亜リン酸エステル系化合物と、
リン酸およびヒンダードフェノール系耐熱安定剤のうち
少なくとも1種類と、サリチロイルヒドラジドとを配合
した組成物を感温体として用いる。
【0006】
【作用】一般に、高分子感温体は、一対の銅あるいは銅
合金の巻線電極間に配設されて、可撓性線状の温度セン
サや感熱ヒータとして用いられる。これら温度センサや
感熱ヒータとしての耐熱安定性は、高分子感温体自体の
安定性と巻線電極の表面状態により決まる。本発明のポ
リアミド組成物を用いた場合、巻線電極の加熱などによ
る高温酸化は、高分子感温体中のリン酸およびヒンダー
ドフェノール系耐熱安定剤のうち少なくとも1種類の化
合物とサリチロイルヒドラジドの存在により著しく抑制
され、かつ過塩素酸化合物のもつイオンキャリヤー性に
より著しくインピーダンスの温度依存性を高め、熱的に
安定なものとする。しかもテトラフェニル・ジプロピレ
ングリコールジホスファイト、テトラフェニルテトラ
(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイ
トおよび水添フェノールA・ペンタエリスリトールホス
ファイトポリマーの様に高分子量でかつリン濃度の高い
ジホスファイトまたはテトラホスファイトあるいはホス
ファイト系ポリマーのもつ酸化防止性と還元防錆作用に
よる効果により熱劣化性が著しく相乗的に抑制され、そ
の表面状態を良好に保つ。これはポリアミドの中のアミ
ド結合が、亜リン酸エステルによって保護されるためと
考えられる。リン濃度が低いとこの効果は低く、また高
すぎても実用的でない。リン濃度3〜20重量%で効果
があるが、望ましくは5〜15重量%で最も良い値を示
す。また分子量が低いと高温で揮発しやすく、効果の持
続性に乏しい。また5,000を越えると分散が難しくな
るので、望ましくは300〜3,500が実用的である。
このような過塩素酸塩とホスファイト及びヒンダードフ
ェノールまたはリン酸の存在下でサリチロイルヒドラジ
ドを入れることにより、防錆と酸化防止が相乗的に可能
となる。この組み合わせは作用が重複してもお互いに疎
外されるものでなく、加算されて相乗作用を持つ。従っ
て高分子感温体と巻線電極との接触状態をも良好にし、
高分子感温体の熱安定性を向上させ、温度センサや感熱
ヒータとして耐熱安定性を著しく増すと考えられる。さ
らにフェノール化合物のアルデヒド重縮合体の配合によ
り強力な吸湿防止作用を付与することができる。フェノ
ール系化合物はポリアミドと相溶性がよく、ポリアミド
中で水素結合サイトに水分子の代わりに配位して吸湿性
を低減させ、湿度による感温特性の変動を低減させる。
またそのアミド基への作用により感温性を増大する効果
もある。
合金の巻線電極間に配設されて、可撓性線状の温度セン
サや感熱ヒータとして用いられる。これら温度センサや
感熱ヒータとしての耐熱安定性は、高分子感温体自体の
安定性と巻線電極の表面状態により決まる。本発明のポ
リアミド組成物を用いた場合、巻線電極の加熱などによ
る高温酸化は、高分子感温体中のリン酸およびヒンダー
ドフェノール系耐熱安定剤のうち少なくとも1種類の化
合物とサリチロイルヒドラジドの存在により著しく抑制
され、かつ過塩素酸化合物のもつイオンキャリヤー性に
より著しくインピーダンスの温度依存性を高め、熱的に
安定なものとする。しかもテトラフェニル・ジプロピレ
ングリコールジホスファイト、テトラフェニルテトラ
(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイ
トおよび水添フェノールA・ペンタエリスリトールホス
ファイトポリマーの様に高分子量でかつリン濃度の高い
ジホスファイトまたはテトラホスファイトあるいはホス
ファイト系ポリマーのもつ酸化防止性と還元防錆作用に
よる効果により熱劣化性が著しく相乗的に抑制され、そ
の表面状態を良好に保つ。これはポリアミドの中のアミ
ド結合が、亜リン酸エステルによって保護されるためと
考えられる。リン濃度が低いとこの効果は低く、また高
すぎても実用的でない。リン濃度3〜20重量%で効果
があるが、望ましくは5〜15重量%で最も良い値を示
す。また分子量が低いと高温で揮発しやすく、効果の持
続性に乏しい。また5,000を越えると分散が難しくな
るので、望ましくは300〜3,500が実用的である。
このような過塩素酸塩とホスファイト及びヒンダードフ
ェノールまたはリン酸の存在下でサリチロイルヒドラジ
ドを入れることにより、防錆と酸化防止が相乗的に可能
となる。この組み合わせは作用が重複してもお互いに疎
外されるものでなく、加算されて相乗作用を持つ。従っ
て高分子感温体と巻線電極との接触状態をも良好にし、
高分子感温体の熱安定性を向上させ、温度センサや感熱
ヒータとして耐熱安定性を著しく増すと考えられる。さ
らにフェノール化合物のアルデヒド重縮合体の配合によ
り強力な吸湿防止作用を付与することができる。フェノ
ール系化合物はポリアミドと相溶性がよく、ポリアミド
中で水素結合サイトに水分子の代わりに配位して吸湿性
を低減させ、湿度による感温特性の変動を低減させる。
またそのアミド基への作用により感温性を増大する効果
もある。
【0007】
【実施例】本発明におけるポリアミドとしては耐湿性に
優れた、ナイロン12、変性ポリアミド11、ポリエー
テルアミド、ダイマー酸含有アミドを選んだ。これらポ
リマーのインピーダンスの温度依存性を高める導電性付
与剤として、熱安定性の高いイミダゾール系およびアン
モニウム塩系の過塩素酸塩が適する。イミダゾール系化
合物としては2−ヘプタデセニル−2−イミダゾリン−
1−エタノール過塩素酸塩を選び、またアンモニウム塩
としてラウロイルアミノ・プロピルジメチル・ヒドロキ
シエチルパークロレート、オクチルジメチルヒドロキシ
エチルアンモニウムパークロレートを選択した。また酸
化防止性と還元防錆作用を相乗的に高める構成として、
ホスファイトとしてテトラフェニル・ジプロピレングリ
コールジホスファイト(分子量566、リン濃度10.9
重量%)、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタ
エリスリトールテトラホスファイト(分子量1,424、
リン濃度8.7重量%)、水添ビスフェノールA・ペンタ
エリスリトールホスファイトポリマー(分子量2,500
〜3,100、リン濃度13.8重量%)を選んだ。さらに
銅線の防錆性とナイロン感温組成物の耐熱性を高めるた
めに、デカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラ
ジドが添加される。また防錆性と耐熱性の向上のために
リン酸を選んだ。さらに酸化防止性を高めるためにヒン
ダードフェノールとしてペンタエリスリチル−テトラキ
ス〔3−(3,5ジ−t−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕(CHIBA GEIGY製、商品名
「イルガノックス1010」)を選択した。またフェノ
ール系化合物のアルデヒド重縮合体としては、p−オキ
シ安息香酸オクチルエステルおよびp−オキシ安息香酸
イソステアリルエステルの各ホルムアルデヒド重縮合体
を選択した。試料は実施例、比較例とも組成比がナイロ
ン100重量部に対して添加剤は0.5〜15重量部とし
てこれらを配合し、押し出し機により混練した後、加熱
プレスで約70×70mm、厚さ1mmのシートに成形し、
その両面に銀塗布面電極を設けて作成した。インピーダ
ンスの温度依存性は、40〜80℃におけるサーミスタ
B定数で表した。また耐熱安定性は80℃における初期
のインピーダンスと150℃で1,000時間加熱空気老
化をさせた後のインピーダンスとの温度差(ΔTz )で
表した。なお40〜80℃におけるサーミスタB定数は
40℃におけるインピーダンスZ40および80℃におけ
るインピーダンスZ80を測定した結果をもとに算出し
た。また吸湿による感温特性の変動は試料乾燥時のイン
ピーダンス温度特性と温度45℃、相対湿度80%で1
68時間で吸湿時のインピーダンス温度特性との温度差
(ΔTw )として表した。
優れた、ナイロン12、変性ポリアミド11、ポリエー
テルアミド、ダイマー酸含有アミドを選んだ。これらポ
リマーのインピーダンスの温度依存性を高める導電性付
与剤として、熱安定性の高いイミダゾール系およびアン
モニウム塩系の過塩素酸塩が適する。イミダゾール系化
合物としては2−ヘプタデセニル−2−イミダゾリン−
1−エタノール過塩素酸塩を選び、またアンモニウム塩
としてラウロイルアミノ・プロピルジメチル・ヒドロキ
シエチルパークロレート、オクチルジメチルヒドロキシ
エチルアンモニウムパークロレートを選択した。また酸
化防止性と還元防錆作用を相乗的に高める構成として、
ホスファイトとしてテトラフェニル・ジプロピレングリ
コールジホスファイト(分子量566、リン濃度10.9
重量%)、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタ
エリスリトールテトラホスファイト(分子量1,424、
リン濃度8.7重量%)、水添ビスフェノールA・ペンタ
エリスリトールホスファイトポリマー(分子量2,500
〜3,100、リン濃度13.8重量%)を選んだ。さらに
銅線の防錆性とナイロン感温組成物の耐熱性を高めるた
めに、デカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラ
ジドが添加される。また防錆性と耐熱性の向上のために
リン酸を選んだ。さらに酸化防止性を高めるためにヒン
ダードフェノールとしてペンタエリスリチル−テトラキ
ス〔3−(3,5ジ−t−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕(CHIBA GEIGY製、商品名
「イルガノックス1010」)を選択した。またフェノ
ール系化合物のアルデヒド重縮合体としては、p−オキ
シ安息香酸オクチルエステルおよびp−オキシ安息香酸
イソステアリルエステルの各ホルムアルデヒド重縮合体
を選択した。試料は実施例、比較例とも組成比がナイロ
ン100重量部に対して添加剤は0.5〜15重量部とし
てこれらを配合し、押し出し機により混練した後、加熱
プレスで約70×70mm、厚さ1mmのシートに成形し、
その両面に銀塗布面電極を設けて作成した。インピーダ
ンスの温度依存性は、40〜80℃におけるサーミスタ
B定数で表した。また耐熱安定性は80℃における初期
のインピーダンスと150℃で1,000時間加熱空気老
化をさせた後のインピーダンスとの温度差(ΔTz )で
表した。なお40〜80℃におけるサーミスタB定数は
40℃におけるインピーダンスZ40および80℃におけ
るインピーダンスZ80を測定した結果をもとに算出し
た。また吸湿による感温特性の変動は試料乾燥時のイン
ピーダンス温度特性と温度45℃、相対湿度80%で1
68時間で吸湿時のインピーダンス温度特性との温度差
(ΔTw )として表した。
【0008】これらの結果を(表1)、(表2)に示
す。
す。
【0009】
【表1】
【0010】
【表2】
【0011】本発明の過塩素酸化合物には、ラウロイル
アミノ・プロピルジメチル・ヒドロキシエチルパークロ
レート、オクチルジメチルヒドロキシエチルアンモニウ
ムパークロレート、2−ヘプタデセニル−2−イミダゾ
リン−1−エタノール過塩素酸塩が用いられ、感熱性、
耐熱性に寄与している。また亜リン酸エステルとして
は、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファ
イト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリ
スリトールテトラフォスファイト、水添ビスフェノール
A・ペンタエリスリトールホスファイトポリマーが用い
られ、耐熱性、防錆作用に寄与している。
アミノ・プロピルジメチル・ヒドロキシエチルパークロ
レート、オクチルジメチルヒドロキシエチルアンモニウ
ムパークロレート、2−ヘプタデセニル−2−イミダゾ
リン−1−エタノール過塩素酸塩が用いられ、感熱性、
耐熱性に寄与している。また亜リン酸エステルとして
は、テトラフェニルジプロピレングリコールジホスファ
イト、テトラフェニルテトラ(トリデシル)ペンタエリ
スリトールテトラフォスファイト、水添ビスフェノール
A・ペンタエリスリトールホスファイトポリマーが用い
られ、耐熱性、防錆作用に寄与している。
【0012】またデカメチレンジカルボン酸ジサリチロ
イルヒドラジドが用いられ、防錆性と耐熱性の向上に寄
与している。さらにリン酸は、防錆性と耐熱性の向上に
寄与しており、ヒンダードフェノールとしてペンタエリ
スリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕を添加す
ることにより耐熱酸化防止性能を相乗的に向上させる。
ヒンダードフェノールとしてはN,N’−ヘキサメチレ
ンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒ
ドロシンナマミド)、1,3,5−トリメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼンおよび3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシ−ベンジルホスフォネート−ジエチル
エステル等であってもよい。これら上記の組み合わせ
が、相乗的に効果を発揮する。また、フェノール系化合
物のアルデヒド重縮合体には、p−オキシ安息香酸オク
チルエステル−アルデヒド重縮合体およびp−オキシ安
息香酸イソステアリルエステル−ホルムアルデヒド重縮
合体が相溶性および耐湿性の点で優れているが、p−オ
キシ安息香酸アルキルエステル以外にp−ドデシルフェ
ノール、p−クロロフェノール、p−オキシ安息香酸ノ
ニルエステル等のアルデヒド重縮合体であってもよい。
これらは、ポリアミドに対し、5〜30重量部配合され
る。5重量部より少ないと効果が低く、30重量部より
多いとマトリックスの性質を著しく損なう。
イルヒドラジドが用いられ、防錆性と耐熱性の向上に寄
与している。さらにリン酸は、防錆性と耐熱性の向上に
寄与しており、ヒンダードフェノールとしてペンタエリ
スリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕を添加す
ることにより耐熱酸化防止性能を相乗的に向上させる。
ヒンダードフェノールとしてはN,N’−ヘキサメチレ
ンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒ
ドロシンナマミド)、1,3,5−トリメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼンおよび3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシ−ベンジルホスフォネート−ジエチル
エステル等であってもよい。これら上記の組み合わせ
が、相乗的に効果を発揮する。また、フェノール系化合
物のアルデヒド重縮合体には、p−オキシ安息香酸オク
チルエステル−アルデヒド重縮合体およびp−オキシ安
息香酸イソステアリルエステル−ホルムアルデヒド重縮
合体が相溶性および耐湿性の点で優れているが、p−オ
キシ安息香酸アルキルエステル以外にp−ドデシルフェ
ノール、p−クロロフェノール、p−オキシ安息香酸ノ
ニルエステル等のアルデヒド重縮合体であってもよい。
これらは、ポリアミドに対し、5〜30重量部配合され
る。5重量部より少ないと効果が低く、30重量部より
多いとマトリックスの性質を著しく損なう。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明のアンモニウム塩系
またはイミダゾール系の過塩素酸塩、分子量とリン濃度
が適当な値をもつ亜リン酸エステル化合物と、リン酸お
よびヒンダードフェノール系耐熱安定剤の併用によっ
て、サーミスタB定数が向上し、機械的強度や電気特性
の熱による変動が低減し、長期的に安定なものとなる。
さらにサリチロイルヒドラジドにより耐熱性、防錆性、
耐湿性が相乗的に可能となるために、多くの実用的な用
途を拡大させることができる。従って、温度検知感度が
高く、かつ耐熱性および耐湿性の良い高分子感温体を提
供することができる。
またはイミダゾール系の過塩素酸塩、分子量とリン濃度
が適当な値をもつ亜リン酸エステル化合物と、リン酸お
よびヒンダードフェノール系耐熱安定剤の併用によっ
て、サーミスタB定数が向上し、機械的強度や電気特性
の熱による変動が低減し、長期的に安定なものとなる。
さらにサリチロイルヒドラジドにより耐熱性、防錆性、
耐湿性が相乗的に可能となるために、多くの実用的な用
途を拡大させることができる。従って、温度検知感度が
高く、かつ耐熱性および耐湿性の良い高分子感温体を提
供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/521 KLB 7242−4J C08L 77/00 LQU 9286−4J H01L 29/28 (72)発明者 山崎 忠孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 伊藤 雅彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】ポリアミドに、イミダゾール系またはアン
モニウム塩系より選ばれた少なくとも一種の過塩素酸塩
と、リン濃度が3〜20重量%で分子量が200〜5,0
00の亜リン酸エステル化合物と、リン酸およびヒンダ
ードフェノール系耐熱安定剤のうち少なくとも1種とサ
リチロイルヒドラジドを配合したポリアミド組成物より
なる高分子感温体。 - 【請求項2】亜リン酸エステルが、テトラフェニル・ジ
プロピレングリコールジホスファイトまたはテトラフェ
ニルテトラ(トリデシル)ペンタエリスリトールテトラ
ホスファイトまたは水添フェノールA・ペンタエリスリ
トールホスファイトポリマーより選ばれた少なくとも一
種である請求項1に記載の高分子感温体。 - 【請求項3】ポリアミド組成物が、フェノール系化合物
のアルデヒド重縮合体を含んでなる請求項1に記載の高
分子感温体。 - 【請求項4】フェノール系化合物のアルデヒド重縮合体
がオキシ安息香酸アルキルエステル、アルキルフェノー
ルおよびハロゲン化フェノールよりなる群から選ばれた
少なくとも1種のホルムアルデヒド重縮合体である請求
項3に記載の高分子感温体。 - 【請求項5】ポリアミドが、下記(a)〜(e)よりな
る群から選ばれた少なくとも1種である請求項1に記載
の高分子感温体。 (a)ポリウンデカンアミド (b)ポリドデカンアミド (c)ポリウンデカンアミドあるいはポリドデカンアミ
ドのN−アルキル置換アミド共重合体 (d)ポリウンデカンアミドあるいはポリドデカンアミ
ドのエーテルアミド共重合体 (e)ダイマー酸含有ポリアミド
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4159185A JPH063200A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 高分子感温体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4159185A JPH063200A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 高分子感温体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH063200A true JPH063200A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15688175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4159185A Pending JPH063200A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 高分子感温体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063200A (ja) |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4159185A patent/JPH063200A/ja active Pending
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