JPH06320171A - 排水の連続的中和処理方法及び装置 - Google Patents
排水の連続的中和処理方法及び装置Info
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- JPH06320171A JPH06320171A JP13384393A JP13384393A JPH06320171A JP H06320171 A JPH06320171 A JP H06320171A JP 13384393 A JP13384393 A JP 13384393A JP 13384393 A JP13384393 A JP 13384393A JP H06320171 A JPH06320171 A JP H06320171A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特に中和前の排水のpHが常にアルカリ側又
は酸側の一方にのみ偏り得ることが明らかな場合におけ
る、簡便でスペースを取らず、高い中和処理能力と処理
の信頼度を有する、連続的中和処理方法及び処理装置を
提供することを目的とする。 【構成】 排水注入口、中和剤中入口及び上部の排水ド
レーンを備えた中和槽と、該槽内で作動する攪拌装置
と、該槽内に設けられたpH電極及びこれに接続された
pH計と、中和剤タンクと、該タンクと前記中和槽とを
連通する中和剤パイプと、該パイプの途中に設けられた
中和剤ポンプ及び関連する弁と、前記pH計の測定値に
対応した出力信号に応答し測定値が予め設定したpH範
囲外のときは中和剤の注入を開始し範囲内のときは中和
剤の注入を休止し、かつ少なくとも中和剤注入期間中は
攪拌を続けるよう前記中和剤ポンプ、関連する弁及び攪
拌装置を制御する中和コントローラーを備えた排水の連
続的中和処理装置。
は酸側の一方にのみ偏り得ることが明らかな場合におけ
る、簡便でスペースを取らず、高い中和処理能力と処理
の信頼度を有する、連続的中和処理方法及び処理装置を
提供することを目的とする。 【構成】 排水注入口、中和剤中入口及び上部の排水ド
レーンを備えた中和槽と、該槽内で作動する攪拌装置
と、該槽内に設けられたpH電極及びこれに接続された
pH計と、中和剤タンクと、該タンクと前記中和槽とを
連通する中和剤パイプと、該パイプの途中に設けられた
中和剤ポンプ及び関連する弁と、前記pH計の測定値に
対応した出力信号に応答し測定値が予め設定したpH範
囲外のときは中和剤の注入を開始し範囲内のときは中和
剤の注入を休止し、かつ少なくとも中和剤注入期間中は
攪拌を続けるよう前記中和剤ポンプ、関連する弁及び攪
拌装置を制御する中和コントローラーを備えた排水の連
続的中和処理装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排水の連続的中和処理
に関し、特に、処理すべき排水の水量に比して小型の且
つ簡便な装置で効率的に連続的中和処理を行うことので
きる方法及び装置に関する。
に関し、特に、処理すべき排水の水量に比して小型の且
つ簡便な装置で効率的に連続的中和処理を行うことので
きる方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】工場、
研究施設等からの排水を公共水域又は下水道に放流する
に際しては、排水のpHが所定の基準値内にあることが
必要であり、このため従来、排水の中和処理を目的とし
た種々の方法及び装置が提供されている。それらには大
きく分けて、一定量の排水を貯蔵しそれを中和した後に
排水するバッチ方式と、必要な中和剤の適量を添加しつ
つ排水を連続的に中和して放流する連続方式とがある。
しかしながら、例えばガソリンスタンド等の洗車施設か
ら出る洗車排水のような比較的少量の排水を限られたス
ペースで中和処理するのに適した、単一のpH電極のみ
に基づいてpH制御できる小型で且つ十分な処理速度と
処理の信頼性を有する簡便な中和処理装置はなかった。
すなわち、バッチ方式による中和処理は一定量の排水を
貯蔵して処理する関係上、比較的大型の中和槽を必要と
する一方、排水を連続的に中和する連続方式では、バッ
チ方式に比してpHの制御が困難であり、このため装置
が複雑化して簡便な装置とすることが困難であった。
研究施設等からの排水を公共水域又は下水道に放流する
に際しては、排水のpHが所定の基準値内にあることが
必要であり、このため従来、排水の中和処理を目的とし
た種々の方法及び装置が提供されている。それらには大
きく分けて、一定量の排水を貯蔵しそれを中和した後に
排水するバッチ方式と、必要な中和剤の適量を添加しつ
つ排水を連続的に中和して放流する連続方式とがある。
しかしながら、例えばガソリンスタンド等の洗車施設か
ら出る洗車排水のような比較的少量の排水を限られたス
ペースで中和処理するのに適した、単一のpH電極のみ
に基づいてpH制御できる小型で且つ十分な処理速度と
処理の信頼性を有する簡便な中和処理装置はなかった。
すなわち、バッチ方式による中和処理は一定量の排水を
貯蔵して処理する関係上、比較的大型の中和槽を必要と
する一方、排水を連続的に中和する連続方式では、バッ
チ方式に比してpHの制御が困難であり、このため装置
が複雑化して簡便な装置とすることが困難であった。
【0003】例えば、従来の装置において単一のpH電
極を中和槽の例えば排水流出部付近に設けたものにあっ
ては、連続的中和処理に使用すると、所定の基準範囲を
越えたpHが検出されてから中和剤が添加されてpHが
所定基準内に戻るまでの間に時間的な遅れが大きく、基
準範囲を越えた排水が排出されることが避けられない。
このため例えば、特開昭49−45557号に記載の装
置では、中和剤の添加に際して一定の休止時間をおき、
添加によるpHの変化を確認した後更に中和剤を追加す
るという操作を反復し、pHが設定値になった段階で排
水を放流するようにしており、連続的中和には使用でき
ない。
極を中和槽の例えば排水流出部付近に設けたものにあっ
ては、連続的中和処理に使用すると、所定の基準範囲を
越えたpHが検出されてから中和剤が添加されてpHが
所定基準内に戻るまでの間に時間的な遅れが大きく、基
準範囲を越えた排水が排出されることが避けられない。
このため例えば、特開昭49−45557号に記載の装
置では、中和剤の添加に際して一定の休止時間をおき、
添加によるpHの変化を確認した後更に中和剤を追加す
るという操作を反復し、pHが設定値になった段階で排
水を放流するようにしており、連続的中和には使用でき
ない。
【0004】また、小型の且つ簡便な装置によって排水
の連続的中和処理を達成するためには、中和槽の容量に
比して処理速度が大きいことが必要である。特に、装置
が小型で排水の流入速度が大きい(例えば中和槽の容積
に対して100倍/時)場合は、これに応じて注入され
る中和剤の混合むらによるpHの上下動も激しくなり易
いため、従来の、例えば特開昭51−71484号に記
載のようなpH変化の傾向を弁別して中和剤の注入量を
制御するような方法も誤差が極めて大となり採用できな
い。
の連続的中和処理を達成するためには、中和槽の容量に
比して処理速度が大きいことが必要である。特に、装置
が小型で排水の流入速度が大きい(例えば中和槽の容積
に対して100倍/時)場合は、これに応じて注入され
る中和剤の混合むらによるpHの上下動も激しくなり易
いため、従来の、例えば特開昭51−71484号に記
載のようなpH変化の傾向を弁別して中和剤の注入量を
制御するような方法も誤差が極めて大となり採用できな
い。
【0005】本発明は、かかる従来の中和装置に対し、
簡便でスペースを取らず、高い中和処理能力と処理の信
頼度を有する、連続的中和処理方法及び処理装置を提供
することを目的とする。特に本発明は、中和前の排水の
pHが常にアルカリ側又は酸側の一方にのみ偏り得るこ
とが明らかな場合における、排水の連続的中和処理方法
及び処理装置を提供することを目的とする。
簡便でスペースを取らず、高い中和処理能力と処理の信
頼度を有する、連続的中和処理方法及び処理装置を提供
することを目的とする。特に本発明は、中和前の排水の
pHが常にアルカリ側又は酸側の一方にのみ偏り得るこ
とが明らかな場合における、排水の連続的中和処理方法
及び処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の方法及び装置に
おいては、中和槽へ処理すべき排水を注入し、注入と同
時に攪拌機で攪拌しつつ該中和槽に設けられたpH電極
によってpHを連続的に測定し、pHが予め設定された
範囲外であるときは該範囲内に戻るまで中和剤を該中和
槽内へ直ちに自動的に注入し、pHが該範囲内に戻った
ときは中和剤の注入を停止するという動作を自動的に行
わせることにより、排水を連続的に中和処理する。更
に、該中和槽内への排水の注入を原水槽の水位に基づい
て実施又は停止させることにより、非連続的な排水の発
生に対応した無駄のない簡便な連続的中和を達成する。
おいては、中和槽へ処理すべき排水を注入し、注入と同
時に攪拌機で攪拌しつつ該中和槽に設けられたpH電極
によってpHを連続的に測定し、pHが予め設定された
範囲外であるときは該範囲内に戻るまで中和剤を該中和
槽内へ直ちに自動的に注入し、pHが該範囲内に戻った
ときは中和剤の注入を停止するという動作を自動的に行
わせることにより、排水を連続的に中和処理する。更
に、該中和槽内への排水の注入を原水槽の水位に基づい
て実施又は停止させることにより、非連続的な排水の発
生に対応した無駄のない簡便な連続的中和を達成する。
【0007】すなわち本発明の方法は、(1) 中和槽
内へ排水を連続的に注入する工程と、(2) 注入され
た排水を攪拌しつつ、pH計を用いて該中和槽内の排水
のpHを測定する工程と、(3) 該pH計による測定
値が予め設定したpH範囲外であるときは、該測定値に
対応する出力信号に応答して、中和剤タンクと該中和槽
とを連通する中和剤パイプの途中に設けられた中和剤ポ
ンプ及び関連する弁を経由して該中和槽内へ中和剤を注
入する工程と、(4) 該pH計による測定値が前記予
め設定したpH範囲内であるときは、該測定値に対応す
る出力信号に応答して前記中和剤ポンプ及び関連する弁
を経由する該中和槽内への中和剤の注入を停止する工程
と、そして(5) 中和済排水を連続的に流出させる工
程とからなり、排水が前記工程(1)により該中和槽内
へ連続的に注入されている限り前記工程(2)乃至
(5)を自動的に行うものである、排水の連続的中和処
理方法である。
内へ排水を連続的に注入する工程と、(2) 注入され
た排水を攪拌しつつ、pH計を用いて該中和槽内の排水
のpHを測定する工程と、(3) 該pH計による測定
値が予め設定したpH範囲外であるときは、該測定値に
対応する出力信号に応答して、中和剤タンクと該中和槽
とを連通する中和剤パイプの途中に設けられた中和剤ポ
ンプ及び関連する弁を経由して該中和槽内へ中和剤を注
入する工程と、(4) 該pH計による測定値が前記予
め設定したpH範囲内であるときは、該測定値に対応す
る出力信号に応答して前記中和剤ポンプ及び関連する弁
を経由する該中和槽内への中和剤の注入を停止する工程
と、そして(5) 中和済排水を連続的に流出させる工
程とからなり、排水が前記工程(1)により該中和槽内
へ連続的に注入されている限り前記工程(2)乃至
(5)を自動的に行うものである、排水の連続的中和処
理方法である。
【0008】また、該方法において、排水の注入は、原
水槽の水位を感知するレベルセンサーの出力信号に応答
して自動的に制御される。その場合、処理すべき排水の
発生量に応じて、中和処理を自動的に行なわせ又は停止
させることができる。
水槽の水位を感知するレベルセンサーの出力信号に応答
して自動的に制御される。その場合、処理すべき排水の
発生量に応じて、中和処理を自動的に行なわせ又は停止
させることができる。
【0009】また、前記攪拌装置は、前記中和剤ポンプ
が停止し且つ関連する弁が閉じた後も予め定めた時間作
動するようになっている。かかる構成を採ることによ
り、局部的な中和剤の偏在が避けられる。
が停止し且つ関連する弁が閉じた後も予め定めた時間作
動するようになっている。かかる構成を採ることによ
り、局部的な中和剤の偏在が避けられる。
【0010】一方、本発明の装置は、(1) 排水注入
口と中和剤注入口と排水ドレーンを備えた中和槽と、
(2) 該中和槽内で作動する攪拌装置と、(3) 該
中和槽内に設けられたpH電極及び該pH電極に接続さ
れたpH計と、(4) 中和剤タンクと、(5) 該中
和剤タンクと該中和槽内とを連通する中和剤パイプと、
(6) 該中和剤パイプの途中に設けられた中和剤ポン
プ及び関連する弁と、(7) 前記pH計の測定値に対
応する出力信号に応答し、該測定値が予め設定したpH
範囲外であるとき中和剤の注入を開始し、該測定値が前
記予め設定したpH範囲内であるとき中和剤の注入を休
止し、かつ少なくとも中和剤の注入期間中は攪拌を続け
るように前記中和剤ポンプ、関連する弁及び攪拌装置を
制御する中和コントローラー、を備えていることを特徴
とする排水の連続的中和処理装置である。
口と中和剤注入口と排水ドレーンを備えた中和槽と、
(2) 該中和槽内で作動する攪拌装置と、(3) 該
中和槽内に設けられたpH電極及び該pH電極に接続さ
れたpH計と、(4) 中和剤タンクと、(5) 該中
和剤タンクと該中和槽内とを連通する中和剤パイプと、
(6) 該中和剤パイプの途中に設けられた中和剤ポン
プ及び関連する弁と、(7) 前記pH計の測定値に対
応する出力信号に応答し、該測定値が予め設定したpH
範囲外であるとき中和剤の注入を開始し、該測定値が前
記予め設定したpH範囲内であるとき中和剤の注入を休
止し、かつ少なくとも中和剤の注入期間中は攪拌を続け
るように前記中和剤ポンプ、関連する弁及び攪拌装置を
制御する中和コントローラー、を備えていることを特徴
とする排水の連続的中和処理装置である。
【0011】また、本装置は更に、(1) 前記排水注
入口に一端が連結し他端が原水槽に開口する排水注入パ
イプと、(2) 該排水注入パイプの途中に設けられた
排水注入ポンプと、(3) 該原水槽内に設けられたレ
ベルセンサーと、(4) 該レベルセンサーの出力信号
に応答して前記排水ポンプの作動を制御する排水注入コ
ントローラーとを備えることができる。
入口に一端が連結し他端が原水槽に開口する排水注入パ
イプと、(2) 該排水注入パイプの途中に設けられた
排水注入ポンプと、(3) 該原水槽内に設けられたレ
ベルセンサーと、(4) 該レベルセンサーの出力信号
に応答して前記排水ポンプの作動を制御する排水注入コ
ントローラーとを備えることができる。
【0012】上記方法及び装置において、「予め定めた
pH範囲」とは、原水がアルカリ性の場合は上限設定値
以下のpH範囲を、原水が酸性の場合は下限設定値以上
のpH範囲を意味している。
pH範囲」とは、原水がアルカリ性の場合は上限設定値
以下のpH範囲を、原水が酸性の場合は下限設定値以上
のpH範囲を意味している。
【0013】また、前記攪拌装置は、前記中和剤ポンプ
が停止し且つ前記関連する弁が閉じた後予め定めた時間
作動し続けるタイマーを更に備えることができる。
が停止し且つ前記関連する弁が閉じた後予め定めた時間
作動し続けるタイマーを更に備えることができる。
【0014】本発明によれば、上記の構成により、単一
のpH電極を用いた簡便な装置であるにも拘わらず、排
水の連続的中和処理を高い処理速度で且つ高い信頼度で
達成することができる。
のpH電極を用いた簡便な装置であるにも拘わらず、排
水の連続的中和処理を高い処理速度で且つ高い信頼度で
達成することができる。
【0015】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を説明する。 〔実施例1〕図1は、本発明の装置の基本的構成に、更
に、原水層内底部付近に他端を設置した排水注入パイ
プ、排水注入ポンプ、レベルセンサー及び排水注入コン
トローラーをも加えた構成の概要図である。図1におい
て、1は中和槽であり、2は中和槽1の底部付近に排水
を注入するための排水注入パイプであり、排水注入口に
連結しており中間に排水注入ポンプ3が備えられてい
る。4は原水槽であり、高水位レベルセンサー5及び低
水位レベルセンサー6が備えられており、レベルセンサ
ーからの信号は、排水注入コントローラー7に伝送され
る。排水注入コントローラー7により、排水注入ポンプ
3は、原水槽4の水位が高水位レベルセンサー5に達す
ると作動され、水位が低水位レベルセンサー6より下と
なったときに停止される。
に、原水層内底部付近に他端を設置した排水注入パイ
プ、排水注入ポンプ、レベルセンサー及び排水注入コン
トローラーをも加えた構成の概要図である。図1におい
て、1は中和槽であり、2は中和槽1の底部付近に排水
を注入するための排水注入パイプであり、排水注入口に
連結しており中間に排水注入ポンプ3が備えられてい
る。4は原水槽であり、高水位レベルセンサー5及び低
水位レベルセンサー6が備えられており、レベルセンサ
ーからの信号は、排水注入コントローラー7に伝送され
る。排水注入コントローラー7により、排水注入ポンプ
3は、原水槽4の水位が高水位レベルセンサー5に達す
ると作動され、水位が低水位レベルセンサー6より下と
なったときに停止される。
【0016】8は攪拌翼であり、攪拌モーター9によっ
て作動されるが、攪拌モーター9は、排水注入コントロ
ーラー7によって、排水注入ポンプ3が作動されると同
時に作動される。10はpH電極であって、中和槽1の
底面と排水ドレーン17とのほぼ中間位置設けられてお
り、これに接続されているpH計11によって連続的に
測定されるpH値は中和コントローラー16に伝送され
る。測定されたpH値が予め設定された範囲を越えたと
きは、中和コントローラーは、電磁弁14を開くと同時
に中和剤注入ポンプ15を作動させて、中和剤タンク1
2から中和槽1の底部付近の中和剤注入口に連結した中
和剤パイプ13を通して中和剤を中和槽1の底部付近に
注入する。排水と中和剤とは、攪拌装置8により攪拌混
合されてpH電極10によって検知される。測定された
pHが前記設定範囲内になったときは、中和コントロー
ラー16は直ちに電磁弁14を閉じ及び中和剤注入ポン
プ15を停止させる。測定されたpH値が範囲外となっ
たときは再び以上の動作を繰り返す。このような一連の
動作により、本発明の装置は排水を連続的に中和処理す
る。中和処理された排水は、排水ドレーン17より放流
される。
て作動されるが、攪拌モーター9は、排水注入コントロ
ーラー7によって、排水注入ポンプ3が作動されると同
時に作動される。10はpH電極であって、中和槽1の
底面と排水ドレーン17とのほぼ中間位置設けられてお
り、これに接続されているpH計11によって連続的に
測定されるpH値は中和コントローラー16に伝送され
る。測定されたpH値が予め設定された範囲を越えたと
きは、中和コントローラーは、電磁弁14を開くと同時
に中和剤注入ポンプ15を作動させて、中和剤タンク1
2から中和槽1の底部付近の中和剤注入口に連結した中
和剤パイプ13を通して中和剤を中和槽1の底部付近に
注入する。排水と中和剤とは、攪拌装置8により攪拌混
合されてpH電極10によって検知される。測定された
pHが前記設定範囲内になったときは、中和コントロー
ラー16は直ちに電磁弁14を閉じ及び中和剤注入ポン
プ15を停止させる。測定されたpH値が範囲外となっ
たときは再び以上の動作を繰り返す。このような一連の
動作により、本発明の装置は排水を連続的に中和処理す
る。中和処理された排水は、排水ドレーン17より放流
される。
【0017】ここに攪拌モーター9は、原水注入コント
ローラー及び中和コントローラーの双方による制御を受
けており、少なくともポンプ3及び15のいずれか一方
が作動している間は中和槽内の排水を混合するために作
動し続ける。また攪拌モーター9は、排水注入ポンプ及
び中和剤ポンプの双方が停止した後も、混合を完全にす
るために一定の短い時間は作動を続けるようにタイマー
によって制御されることができる。これら各コントロー
ラーによるポンプ等の制御は、それぞれ当業者に周知の
適宜の手段を用いて行うことができる。
ローラー及び中和コントローラーの双方による制御を受
けており、少なくともポンプ3及び15のいずれか一方
が作動している間は中和槽内の排水を混合するために作
動し続ける。また攪拌モーター9は、排水注入ポンプ及
び中和剤ポンプの双方が停止した後も、混合を完全にす
るために一定の短い時間は作動を続けるようにタイマー
によって制御されることができる。これら各コントロー
ラーによるポンプ等の制御は、それぞれ当業者に周知の
適宜の手段を用いて行うことができる。
【0018】なお上記実施例においては、中和剤ポンプ
15に関連する弁14は電磁弁であるものとして説明し
たが、弁上流側と下流側の圧力差に応じて自動的に開閉
する逆止弁を電磁弁の代わりに採用して、中和コントロ
ーラー16との間の結線を省略することもできる。
15に関連する弁14は電磁弁であるものとして説明し
たが、弁上流側と下流側の圧力差に応じて自動的に開閉
する逆止弁を電磁弁の代わりに採用して、中和コントロ
ーラー16との間の結線を省略することもできる。
【0019】〔実験例1〕本実験例は、実施例1と同様
の構成であるが、中和槽1は円筒状でありその容積は2
00L(内径56.5cm×高さ(排水ドレーン17の
下端まで)79.5cm)、pH電極10は中和槽1の
底から68.5cmの高さに設置されている。本実験例
を用い、アルカリ性の排水を放流規制範囲であるpH
5.8〜8.6の範囲内に収めるよう中和処理すること
を目標として、以下の条件で試験を行った。 基準pH値: 7.50(上限) 中和剤: 10%硫酸水溶液、注入速度50mL/分 モデル排水: 界面活性剤及びアルカリ性ビルダーを
1:9の割合で含む洗剤の0.05%水溶液、pH1
0、注入速度3000L/時 攪拌速度: 120rpm
の構成であるが、中和槽1は円筒状でありその容積は2
00L(内径56.5cm×高さ(排水ドレーン17の
下端まで)79.5cm)、pH電極10は中和槽1の
底から68.5cmの高さに設置されている。本実験例
を用い、アルカリ性の排水を放流規制範囲であるpH
5.8〜8.6の範囲内に収めるよう中和処理すること
を目標として、以下の条件で試験を行った。 基準pH値: 7.50(上限) 中和剤: 10%硫酸水溶液、注入速度50mL/分 モデル排水: 界面活性剤及びアルカリ性ビルダーを
1:9の割合で含む洗剤の0.05%水溶液、pH1
0、注入速度3000L/時 攪拌速度: 120rpm
【0020】pH電極10により測定した値を図2に示
す。図より明らかなように、pHは7.6付近を中心と
して上下しつつ、pH7から8までの範囲に完全に収ま
っており、規制範囲であるpH5.8−8.6を完全に
満たしている。なお、排水ドレーン17から流出する排
水のpHを別途測定したが、図2と同様pH7.6付近
を中心とし、変動の幅はより狭く緩やかであった。
す。図より明らかなように、pHは7.6付近を中心と
して上下しつつ、pH7から8までの範囲に完全に収ま
っており、規制範囲であるpH5.8−8.6を完全に
満たしている。なお、排水ドレーン17から流出する排
水のpHを別途測定したが、図2と同様pH7.6付近
を中心とし、変動の幅はより狭く緩やかであった。
【0021】〔実験例2〕本実験例も、実施例1と同様
の構成であるが、中和槽1は円筒状でありその容積は1
00L(内径45.5cm×高さ(排水ドレーン17の
下端まで)66.0cm)、pH電極10は中和槽1の
底から50.0cmの高さに設置されている。本実験例
を用い、アルカリ性の排水を放流規制範囲であるpH
5.8〜8.6の範囲内に収めるよう中和処理すること
を目標として、以下の条件で試験を行った。 基準pH値: 7.50(上限) 中和剤: 10%硫酸水溶液、注入速度50mL/分 モデル排水: 実験例1に同じ排水、注入速度3000
L/時 攪拌速度: 120rpm
の構成であるが、中和槽1は円筒状でありその容積は1
00L(内径45.5cm×高さ(排水ドレーン17の
下端まで)66.0cm)、pH電極10は中和槽1の
底から50.0cmの高さに設置されている。本実験例
を用い、アルカリ性の排水を放流規制範囲であるpH
5.8〜8.6の範囲内に収めるよう中和処理すること
を目標として、以下の条件で試験を行った。 基準pH値: 7.50(上限) 中和剤: 10%硫酸水溶液、注入速度50mL/分 モデル排水: 実験例1に同じ排水、注入速度3000
L/時 攪拌速度: 120rpm
【0022】pH電極10により測定した値を図3に示
す。図より明らかなように、pHは7.5付近を中心と
して上下しつつ、pH7から8までの範囲に完全に収ま
っており、規制範囲であるpH5.8〜8.6を完全に
満たしている。なお、排水ドレーン17から流出する排
水のpHを別途測定したが、図3と同様pH7.5付近
を中心とし、変動の幅はより狭く緩やかであった。
す。図より明らかなように、pHは7.5付近を中心と
して上下しつつ、pH7から8までの範囲に完全に収ま
っており、規制範囲であるpH5.8〜8.6を完全に
満たしている。なお、排水ドレーン17から流出する排
水のpHを別途測定したが、図3と同様pH7.5付近
を中心とし、変動の幅はより狭く緩やかであった。
【0023】〔実験例3〕本実験例も、実施例1と同様
の構成であるが、中和槽1は四角の筒状でありその容積
は20L(20cm×20cm×高さ(排水ドレーン1
7の下端まで)50cm)、pH電極10は中和槽1の
底から40.0cmの高さに設置されている。本実験例
を用い、アルカリ性の排水を放流規制範囲であるpH
5.8〜8.6の範囲内に収めるよう中和処理すること
を目標として、以下の条件で試験を行った。 基準pH値: 7.25(上限) 中和剤: 10%硫酸水溶液、注入速度30mL/分 モデル排水: 実験例1に同じ排水、注入速度4320
L/時 攪拌速度: 700rpm
の構成であるが、中和槽1は四角の筒状でありその容積
は20L(20cm×20cm×高さ(排水ドレーン1
7の下端まで)50cm)、pH電極10は中和槽1の
底から40.0cmの高さに設置されている。本実験例
を用い、アルカリ性の排水を放流規制範囲であるpH
5.8〜8.6の範囲内に収めるよう中和処理すること
を目標として、以下の条件で試験を行った。 基準pH値: 7.25(上限) 中和剤: 10%硫酸水溶液、注入速度30mL/分 モデル排水: 実験例1に同じ排水、注入速度4320
L/時 攪拌速度: 700rpm
【0024】pH電極10により測定した値を図4に示
す。図より明らかなように、pHは7.1付近を中心と
して上下しており、目標とした規制範囲であるpH5.
8〜8.6を完全に満たしている。なお、排水ドレーン
17から流出する排水のpHを別途測定したが、図4と
同様pH7.1付近を中心とし、変動の幅はより狭く緩
やかであった。
す。図より明らかなように、pHは7.1付近を中心と
して上下しており、目標とした規制範囲であるpH5.
8〜8.6を完全に満たしている。なお、排水ドレーン
17から流出する排水のpHを別途測定したが、図4と
同様pH7.1付近を中心とし、変動の幅はより狭く緩
やかであった。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のように、小型の装置によ
って信頼性の高い効率的な連続的中和処理を可能にす
る。従って、中和槽を含めた装置全体が小型化でき、既
に稼働している工場等においても僅かなスペースで設置
することができる。また装置が単純であるため設置及び
稼働に要する費用も少ない。
って信頼性の高い効率的な連続的中和処理を可能にす
る。従って、中和槽を含めた装置全体が小型化でき、既
に稼働している工場等においても僅かなスペースで設置
することができる。また装置が単純であるため設置及び
稼働に要する費用も少ない。
【図1】 実施例1の概要図
【図2】 実験例1による中和処理におけるpH値を示
すグラフ。
すグラフ。
【図3】 実験例2による中和処理におけるpH値を示
すグラフ。
すグラフ。
【図4】 実験例3による中和処理におけるpH値を示
すグラフ。
すグラフ。
1・・中和槽,2・・排水注入パイプ,3・・排水注入
ポンプ,4・・原水槽,5・・高水位レベルセンサー,
6・・低水位レベルセンサー,7・・排水注入コントロ
ーラー,8・・攪拌翼,9・・攪拌モーター,10・・
pH電極,11・・pH計,12・・中和剤タンク,1
3・・中和剤パイプ,14・・電磁弁,15・・中和剤
ポンプ,16・・中和コントローラー,17・・排水ド
レーン
ポンプ,4・・原水槽,5・・高水位レベルセンサー,
6・・低水位レベルセンサー,7・・排水注入コントロ
ーラー,8・・攪拌翼,9・・攪拌モーター,10・・
pH電極,11・・pH計,12・・中和剤タンク,1
3・・中和剤パイプ,14・・電磁弁,15・・中和剤
ポンプ,16・・中和コントローラー,17・・排水ド
レーン
Claims (11)
- 【請求項1】(1) 中和槽内へ排水を連続的に注入す
る工程と、(2) 注入された排水を攪拌しつつ、pH
計を用いて該中和槽内の排水のpHを測定する工程と、
(3) 該pH計による測定値が予め設定したpH範囲
外であるときは、該測定値に対応する出力信号に応答し
て、中和剤タンクと該中和槽とを連通する中和剤パイプ
の途中に設けられた中和剤ポンプ及び関連する弁を経由
して該中和槽内へ中和剤を注入する工程と、(4) 該
pH計による測定値が前記予め設定したpH範囲内であ
るときは、該測定値に対応する出力信号に応答して前記
中和剤ポンプ及び関連する弁を経由する該中和槽内への
中和剤の注入を停止する工程と、そして(5) 中和済
排水を連続的に流出させる工程とからなり、排水が前記
工程(1)により該中和槽内へ連続的に注入されている
限り前記工程(2)乃至(5)を自動的に行うものであ
る、排水の連続的中和処理方法。 - 【請求項2】前記中和剤ポンプに関連する弁が電磁弁で
ある請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】前記中和剤ポンプに関連する弁が逆止弁で
ある請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】中和槽への排水の供給及び停止を原水槽の
水位を感知するレベルセンサーの出力信号に応答して自
動的に制御する工程を含む請求項1乃至3のいずれかに
記載の方法。 - 【請求項5】前記攪拌を中和剤の注入停止後予め定めた
時間継続するステップを含む請求項1乃至4のいずれか
に記載の方法。 - 【請求項6】(1) 排水注入口と中和剤注入口と排水
ドレーンを備えた中和槽と、(2) 該中和槽内で作動
する攪拌装置と、(3) 該中和槽内に設けられたpH
電極及び該pH電極に接続されたpH計と、(4) 中
和剤タンクと、(5) 該中和剤タンクと該中和槽とを
連通する中和剤パイプと、(6) 該中和剤パイプの途
中に設けられた中和剤ポンプ及び関連する弁と、(7)
前記pH計の測定値に対応する出力信号に応答し、該
測定値が予め設定したpH範囲外であるとき中和剤の注
入を開始し、該測定値が前記予め設定したpH範囲内で
あるとき中和剤の注入を休止し、かつ少なくとも中和剤
の注入期間中は攪拌を続けるように前記中和剤ポンプ、
関連する弁及び攪拌装置を制御する中和コントローラ
ー、を備えていることを特徴とする排水の連続的中和処
理装置。 - 【請求項7】前記中和剤ポンプに関連する弁が前記中和
剤注入口に近接して配置されている請求項6に記載の装
置。 - 【請求項8】前記中和剤ポンプに関連する弁が電磁弁で
ある請求項6又は7に記載の装置。 - 【請求項9】前記中和剤ポンプに関連する弁が逆止弁で
ある請求項6又は7に記載の装置。 - 【請求項10】(1) 前記排水注入口に一端が連結さ
れ他端が原水槽に開口する排水注入パイプと、(2)
該排水注入パイプの途中に設けられた排水注入ポンプ
と、(3) 該原水槽内に設けられたレベルセンサー
と、(4) 該レベルセンサーの出力信号に応答して前
記排水ポンプの作動を制御する排水注入コントローラ
ー、とを更に備えてなる、請求項6乃至9のいずれかに
記載の装置。 - 【請求項11】前記中和剤ポンプが停止し且つ関連する
弁が閉じた後予め定めた時間前記攪拌装置を作動し続け
させるタイマーを更に備えている請求項6乃至10のい
ずれかに記載の装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13384393A JPH06320171A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 排水の連続的中和処理方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13384393A JPH06320171A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 排水の連続的中和処理方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06320171A true JPH06320171A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15114340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13384393A Pending JPH06320171A (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | 排水の連続的中和処理方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06320171A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008150094A3 (en) * | 2007-06-07 | 2009-01-29 | Byeong Moon Kim | Apparatus and method and for treatment of waste insulating oil |
| CN102502938A (zh) * | 2011-11-18 | 2012-06-20 | 中联重科股份有限公司 | 渗滤液酸碱度调节系统及其调节方法 |
| CN102583687A (zh) * | 2011-01-12 | 2012-07-18 | 上海运青制版有限公司 | 一种研磨冷却水循环处理系统 |
| JP2017148712A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 栗田工業株式会社 | 槽内のpH制御方法 |
| JP2019034280A (ja) * | 2017-08-17 | 2019-03-07 | 株式会社東洋製作所 | 中和装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5171484A (en) * | 1974-12-18 | 1976-06-21 | Chugoku Kogyo Kk | ph seigyohoho oyobi ph seigyosochi |
| JPS5327912A (en) * | 1976-08-27 | 1978-03-15 | Toshiba Corp | Magnetically suspended vehicle |
| JPH04282636A (ja) * | 1991-03-12 | 1992-10-07 | Konica Corp | 黒白ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法及びそれに用いる自動現像機 |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP13384393A patent/JPH06320171A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5171484A (en) * | 1974-12-18 | 1976-06-21 | Chugoku Kogyo Kk | ph seigyohoho oyobi ph seigyosochi |
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| JPH04282636A (ja) * | 1991-03-12 | 1992-10-07 | Konica Corp | 黒白ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法及びそれに用いる自動現像機 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN102583687A (zh) * | 2011-01-12 | 2012-07-18 | 上海运青制版有限公司 | 一种研磨冷却水循环处理系统 |
| CN102502938A (zh) * | 2011-11-18 | 2012-06-20 | 中联重科股份有限公司 | 渗滤液酸碱度调节系统及其调节方法 |
| JP2017148712A (ja) * | 2016-02-23 | 2017-08-31 | 栗田工業株式会社 | 槽内のpH制御方法 |
| JP2019034280A (ja) * | 2017-08-17 | 2019-03-07 | 株式会社東洋製作所 | 中和装置 |
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