JPH06320314A - 穴加工方法 - Google Patents

穴加工方法

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Publication number
JPH06320314A
JPH06320314A JP6007270A JP727094A JPH06320314A JP H06320314 A JPH06320314 A JP H06320314A JP 6007270 A JP6007270 A JP 6007270A JP 727094 A JP727094 A JP 727094A JP H06320314 A JPH06320314 A JP H06320314A
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JP
Japan
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housing
conductive layer
depth
cutting
cutting tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP6007270A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Fujiwara
茂喜 藤原
Teruo Nakagawa
照雄 中川
Shinji Tsutsui
慎治 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP6007270A priority Critical patent/JPH06320314A/ja
Publication of JPH06320314A publication Critical patent/JPH06320314A/ja
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  • Drilling And Boring (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被加工部材に対して所望の深さの穴を精度よく
形成し、かつ面倒な作業を必要としない穴加工方法を提
供する。 【構成】ドリルを回転させるスピンドルモータは、ハウ
ジングに対して磁力を介して支持される。また、ハウジ
ングに対するスピンドルモータの軸回りの変位は変位セ
ンサによって検出される。ハウジングを被加工部材に向
かって下降させると(S1)、ドリルが被加工部材の切
削を開始した時点でスピンドルモータはハウジングに対
して軸回りに変位する(S2)。この変位が検出された
時点から所望寸法だけハウジングを移動させた後(S
3)、ハウジングを上昇させて切削加工を終了する(S
4)。穴の深さに対する基準位置をドリルによる切削開
始時点のハウジングの位置としているから、穴の深さに
関する再現性がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドリルのような穴加工
用の切削工具を用いて、ワークに所望の深さの穴を形成
する穴加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より穴加工としては、ボール盤等の
穴加工装置を用いたきりもみや座ぐりが一般的である。
この種の穴加工では、ワークを穴加工装置のテーブルの
上に載置し、ワークの下面をテーブルにできるだけ密着
させた状態で、テーブルの上面またはワークの上面の位
置を基準位置として穴加工用の切削工具の移動距離を設
定している。
【0003】テーブルの上面の位置を基準位置とする穴
加工方法とは、ワークの厚みから所望の穴の深さを引い
た距離だけテーブルの上面から離れた位置に切削工具の
先端が到達したときに、所望の深さの穴が形成されたも
のと判断して切削加工を停止する方法である。ところ
で、ワークの厚みは異なるワークではばらつくのが普通
であり、また1個のワークであっても厚みは必ずしも均
一ではなく、しかもワークがテーブルの上面に対して完
全に密着しているとは限らないものであるから、同じ種
類のワークであってもワークの上面の位置は一定にはな
らないものである。したがって、切削工具の先端位置が
テーブルの上面に対して所定の距離だけ離れた位置に到
達したからといって、ワークに所望の深さの穴が形成さ
れることにはならないという問題がある。結局、加工す
べき穴の深さを精度よく管理しようとすれば、テーブル
の上面の位置を基準位置とする方法では不都合である。
【0004】一方、ワークの上面の位置を基準位置とす
る穴加工方法とは、ワークの上面の位置を計測し、その
位置から穴の深さに相当する距離だけ切削工具の先端が
移動した時点で切削加工を停止する方法である。たとえ
ば、図36に示す特開平3−60906号公報に記載さ
れた方法のように、切削工具の基準長を有するマスター
バー41を回転装置の主軸42に取り付け、主軸42に
対して軸方向に移動自在なプレッシャーフート43を設
けることによってワークの上面の位置に相当する基準位
置を算定する方法が考えられている。
【0005】この方法では、まず主軸42をワークに近
づける前の初期位置でのマスターバー41の下端とテー
ブル44の上面との距離Aを測定し、次にプレッシャー
フート43でワークを押圧している状態で主軸42をさ
らに下降させることによって主軸42の軸方向における
主軸42とプレッシャーフート43との位置関係が所定
の関係になる時点までの初期位置からの主軸42の移動
距離Bを求める。その後、両距離の差(A−B)を求め
れば、テーブル44とワークとが密着しているか否かに
はかかわらず、ワークの上面とマスターバー41との距
離Cを求めることができるから、結果的にワークの上面
の位置を求めることに相当する。このようにして、ワー
クの上面の位置に相当する位置がわかれば、この位置を
基準位置として、図37に示すように、穴Hを切削する
ことによって、所望の深さの穴Hをワーク40に形成す
ることができる。図37ではワーク40として多層配線
基板を示してあり、導電層45と絶縁層46とが交互に
複数層に積層されている。また、穴Hは導電層45の間
に跨がるように形成される。
【0006】上記公報にはマスターバー41に代えて主
軸42に切削工具を取り付けたときのマスターバー41
と切削工具との主軸42からの突出寸法の差を補正する
方法についても記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−60906号公報に記載された発明では、上述した
ように、テーブル44とマスターバー41との距離を正
確に測定することが必要であるから事前に距離を測定す
る作業が必要であって、切削加工を開始する前の作業に
手間がかかるという問題がある。
【0008】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、ワークに対して所望の深さの穴を精度よく形
成し、かつ面倒な作業を必要としない穴加工方法を提供
しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、穴加
工用の切削工具を回転させる回転装置を支持したハウジ
ングをワークとの距離を小さくする一定方向に移動さ
せ、切削工具によるワークの切削が可能となる時点を切
削工具に作用する回転装置の回転方向における反力の変
化によって検出し、反力の変化を検出した時点でのハウ
ジングの位置を基準位置とし、この基準位置から所望の
穴の深さに相当する距離だけハウジングが移動すると切
削加工を停止することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、穴加工用の切削工具を
回転させる回転装置を支持したハウジングをワークとの
距離を小さくする一定方向に移動させ、切削工具による
ワークの切削が可能となる時点を切削工具に作用するハ
ウジングの移動方向に沿う方向における反力の変化によ
って検出し、反力の変化を検出した時点でのハウジング
の位置を基準位置とし、この基準位置から所望の穴の深
さに相当する距離だけハウジングが移動すると切削加工
を停止することを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、ワークは導電層と絶縁
層とを交互に複数層積層した多層配線基板であって、穴
加工用の切削工具を回転させる回転装置を支持したハウ
ジングをワークとの距離を小さくする一定方向に移動さ
せ、切削工具による導電層の切削を切削工具に作用する
回転装置の回転方向における反力の変化によって検出
し、反力に変化が生じた回数に基づいて切削した導電層
の層数を計数し、所望の層数の導電層を切削した時点で
切削加工を停止することを特徴とするものである。
【0012】請求項4の発明は、ワークは導電層と絶縁
層とを交互に複数層積層した多層配線基板であって、穴
加工用の切削工具を回転させる回転装置を支持したハウ
ジングをワークとの距離を小さくする一定方向に移動さ
せ、切削工具による導電層の切削を切削工具に作用する
ハウジングの移動方向に沿う方向における反力の変化に
よって検出し、反力に変化が生じた回数に基づいて切削
した導電層の層数を計数し、所望の層数の導電層を切削
した時点で切削加工を停止することを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項3または請求項
4の発明において、回転装置は少なくともハウジングの
移動方向について電磁石の磁力でハウジングに対して浮
上させた形で支持する磁気浮上装置を介してハウジング
に支持され、所望の層数の導電層を切削した時点でハウ
ジングの移動を停止させた直後に、回転装置をワークと
の距離を大きくする向きに移動させるように磁気浮上装
置の電磁石への通電電流を急速に変化させることによっ
て切削加工を停止することを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、穴加工用の切削工具を
回転させる回転装置を磁気浮上装置にを介して支持した
ハウジングをワークとの距離を小さくする一定方向に移
動させるとともに、少なくともハウジングの移動方向に
ついて磁気浮上装置に設けた電磁石の磁力で回転装置を
ハウジングに対して浮上させ、切削工具によるワークの
切削が可能となる時点を検出した時点でハウジングの位
置を基準位置とし、この基準位置でハウジングの移動を
停止させるとともに、この基準位置から所望の穴の深さ
に相当する距離だけ磁気浮上装置により回転装置を移動
させた後、切削加工を停止することを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、切削加工を停止させる位置への接近
をハウジングの移動量またはハウジングの移動時間によ
り検出し、切削加工を停止する位置への接近を検出する
とハウジングの移動速度を減速させることを特徴とす
る。請求項8の発明では、請求項4または請求項5の発
明において、回転装置はハウジングに対して平行移動お
よび回転移動をすべての方向について許すように電磁石
の磁力で浮上させた形で支持する磁気浮上装置を介して
ハウジングに支持され、電磁石への通電電流によって規
定される所定の位置からの変位を反力の指標とし、この
変位が規定の閾値を超えると導電層を切削しているもの
と判断することを特徴とする。
【0016】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、ハウジングの移動開始位置から切削工具がワークに
接触するまでの期間における変位の平均値を求め、求め
た平均値に基づいて閾値を決定することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項8または請求項9の発明に
おいて、上記変位が閾値を超えるときのハウジングの移
動距離または時間間隔を計測し、変位が閾値を超えてか
ら規定距離または規定時間が過ぎた後に変位が閾値を超
えると、切削した導電層の層数として計数することを特
徴とする。
【0017】請求項11の発明は、請求項4または請求
項5の発明において、回転装置の回転方向におけるハウ
ジングに対する回転装置の角速度と、ハウジングの移動
方向に沿う方向における回転装置の移動速度との少なく
とも一方について、規定の変化が生じたときに導電層を
切削しているものと判断することを特徴とする。請求項
12の発明は、ワークは導電層と絶縁層とを交互に複数
層積層した多層配線基板であって、穴加工用の切削工具
を回転させる回転装置を支持したハウジングをワークと
の距離を小さくする一定方向に移動させ、切削工具によ
る導電層の切削を切削工具に作用する回転装置の回転方
向またはハウジングの移動方向における反力の変化によ
って検出し、規定の基準位置から目的の導電層の位置ま
での距離よりも小さく目的の導電層の1層前までの深さ
よりは大きい規定の深さに切削工具が到達した時点から
反力の検出を開始し、反力に変化が生じた時点で切削加
工を停止することを特徴とする。
【0018】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、加工穴とは異なる位置に捨て穴を切削して各導
電層の深さを各導電層に対応付けてデータベースに登録
し、穴加工時に目的の導電層を指定することによってデ
ータベースから読み出した対応する深さに基づいて反力
の検出を開始する深さを決定することを特徴とするもの
である。
【0019】請求項14の発明は、請求項12の発明に
おいて、穴加工時に第1層の導電層と第2層の導電層と
の距離を検出し、目的の導電層までの深さを上記距離に
所定倍率を乗じて求め、この深さに基づいて反力の検出
を開始する深さを決定することを特徴とするものであ
る。請求項15の発明は、ワークは導電層と絶縁層とを
交互に複数層積層した多層配線基板であって、穴加工用
の切削工具を回転させる回転装置を支持したハウジング
をワークとの距離を小さくする一定方向に移動させ、切
削工具による導電層の切削を切削工具に作用する回転装
置の回転方向またはハウジングの移動方向における反力
の変化をサンプリングして検出し、目的の導電層の1層
前の導電層を切削するまでのサンプリング間隔に対して
以後のサンプリング間隔を小さくし、サンプリング間隔
を小さくしてから、反力に変化が生じた時点で切削加工
を停止することを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1の方法によれば、切削工具に作用する
回転装置の回転方向における反力の変化によって、切削
工具によるワークの切削が可能となる時点を検出し、反
力の変化を検出した時点でのハウジングの位置を基準位
置として所定の深さの穴を形成するのである。すなわ
ち、切削工具によるワークの切削が可能となる時点での
ハウジングの位置が基準位置となるのであるから、基準
位置を決定するために事前に寸法を計測する必要がな
く、しかも、切削工具によるワークの切削が可能となっ
た時点からのハウジングの移動距離を穴の深さに対応付
けていることで、ワークの厚みにばらつきがあっても穴
の深さに影響がないのである。
【0021】請求項2の方法によれば、切削工具に作用
するハウジングの移動方向に沿う方向の反力の変化に基
づいて、切削工具によるワークの切削が可能となる時点
を検出して、この時点でのハウジングの位置を基準位置
としているから、請求項1の構成と同様に、基準位置を
決定するために事前に寸法を計測する必要がなく、しか
もワークの厚みのばらつきが穴の深さに影響しないので
ある。
【0022】請求項3の方法は、ワークが導電層と絶縁
層とを交互に複数層積層した多層配線基板である場合に
適用するのであって、切削工具に作用する回転装置の回
転方向における反力の変化によって切削工具による導電
層の切削を検出することによって切削した導電層の層数
を計数し、所望の層数の導電層を切削した時点で切削加
工を停止するのである。したがって、寸法管理を必要と
せず、単に切削した導電層の層数を計数すれば、目的と
する導電層に到達する穴を形成することができるのであ
る。
【0023】請求項4の方法は、請求項3の方法と同様
に多層配線基板をワークとする場合に適用する方法であ
って、導電層の切削をハウジングの移動方向に沿う方向
における切削工具に作用する反力の変化によって検出し
た点のみが相違する。したがって、請求項3の方法と同
様に、寸法管理を必要とせず、単に切削した導電沿うの
層数のみを管理すれば、目的とする導電層に到達する穴
を確実に形成することができる。
【0024】請求項5の方法は、所望の層数の導電層を
切削した時点でハウジングの移動を停止させた直後に、
回転装置をワークとの距離を大きくする向きに急速に移
動させるので、回転装置が慣性によって行き過ぎるのを
防止することができ、穴の深さの精度を高めることがで
きる。請求項6の方法は、ハウジングを切削開始の位置
で停止させ、その後は回転装置を支持する磁気浮上装置
によって回転装置を穴の深さ分だけ移動させるから、ハ
ウジングの慣性の影響を受けることがなく、穴の深さの
加工精度が高くなるのである。
【0025】請求項7の方法は、切削加工中に目的の位
置に近づくとハウジングの移動速度を減速するから、回
転装置が慣性によって行き過ぎるのを抑制することがで
き、穴の深さの精度を高めることができる。請求項8の
方法では、反力を検出する望ましい方法であって、磁気
浮上装置を介して支持している回転装置の規定位置から
の変位を反力として検出するものである。この方法を採
用すれば反力を容易に検出することができる。
【0026】請求項9の方法は、ハウジングの移動開始
位置から切削工具がワークに接触するまでの期間におけ
る変位の平均値を求め、求めた平均値に基づいて閾値を
決定するから、ハウジングや回転装置が作動している状
態での閾値の変動分をオフセット値として閾値を設定す
ることができ、よい閾値を設定することができる。請求
項10の方法は、回転装置の変位が閾値を超えるときの
移動距離ないし時間間隔を計測し、規定距離ないし規定
時間の範囲内では導電層の切削ではないものと判断して
いるので、雑音成分を導電層の切削と誤認することが少
なく、目的とする導電層に確実に到達することが可能に
なる。
【0027】請求項11の方法は、回転装置の回転方向
におけるハウジングに対する回転装置の角速度と、ハウ
ジングの移動方向に沿う方向における回転装置の移動速
度との少なくとも一方について、規定の変化が生じたと
きに導電層を切削しているものと判断するのであって、
このような方法を採用すれば、閾値の設定が不要になる
ものである。
【0028】請求項12の方法は、規定の基準位置から
目的の導電層の位置までの距離よりも小さく目的の導電
層の1層前までの深さよりは大きい規定の深さに切削工
具が到達した時点から反力の検出を開始し、反力に変化
が生じた時点で切削加工を停止するのであって、反力に
関するデータを取り込む量を制限することができ、デー
タの処理に対する負担が少ないのである。
【0029】請求項13の方法は、反力に関するデータ
の取り込みを開始する位置を決定する方法であって、加
工穴とは異なる位置に捨て穴を切削して各導電層の深さ
を各導電層に対応付けてデータベースに登録し、穴加工
時に目的の導電層を指定することによってデータベース
から読み出した対応する深さに基づいて反力の検出を開
始する深さを決定するから、異なるワークに対して容易
に対応することができるのである。
【0030】請求項14の方法は、反力に関するデータ
の取り込みを開始する位置を決定する方法であって、穴
加工時に第1層の導電層と第2層の導電層との距離を検
出し、目的の導電層までの深さを上記距離に所定倍率を
乗じて求め、この深さに基づいて反力の検出を開始する
深さを決定するので、別途に捨て穴を形成することなく
加工する穴ごとにデータを取り込む深さを決定すること
ができる。
【0031】請求項15の方法は、反力をサンプリング
して取り込む際に、目的の導電層の1層前の導電層を切
削するまでのサンプリング間隔に対して以後のサンプリ
ング間隔を小さくし、サンプリング間隔を小さくしてか
ら、反力に変化が生じた時点で切削加工を停止するの
で、目的外の導電層についてはサンプリング間隔を大き
くして取り込むべきデータ量を削減できるとともに、目
的の導電層についてはサンプリング間隔を小さくして精
度よく検出することができるのである。
【0032】
【実施例】以下の実施例で用いる穴加工装置は、共通の
構成を有し、図9に示すように、基本的には、ワークが
載置されるXYテーブル11と、XYテーブル11の上
面に対して直交する方向にハウジング12を移動させる
Zテーブル13とを装置本体10に備えている。
【0033】ハウジング12の中には、図10に示すよ
うに、穴加工用の切削工具であるドリル1を回転させる
回転装置としてのスピンドルモータ2などが収納され
る。ここにおいて、ハウジング12が装置本体10に対
して移動する方向(スピンドルモータ2の軸方向にほぼ
一致する)をZ軸方向、Z軸方向に直交する一つの面を
XY平面として直交座標系を定める。スピンドルモータ
2の外周面には、スピンドルモータ2の軸方向に直交す
る円板状の支持板3aがモータホルダ4を介して固着さ
れる。支持板3aの厚み方向の両側には、Z軸方向の一
直線上に配列されて対になっている電磁石(3A,3
D),(3B,3E),(3C,3F)の組がスピンド
ルモータ2の周方向に離間して3組設けられる。各電磁
石3A,3B,3C,3D,3E,3Fは、支持板3a
に対してZ軸方向の吸引力を作用させるのであり、対に
なる電磁石(3A,3D),(3B,3E),(3C,
3F)の間の拮抗作用によって、支持板3aを所定の位
置に保持する。すなわち、電磁石3A,3B,3C,3
D,3E,3Fの吸引力を調節すれば、支持板3aのZ
軸方向の位置およびZ軸に対する傾き(すなわち、X軸
およびY軸の回りでの回転量)を調節することができる
のである。また、スピンドルモータ2を他の部材に接触
させることなく保持できるから、スピンドルモータ2は
摩擦力をほとんど受けることなく移動できることにな
る。
【0034】支持板3aの厚み方向の一面(図10の下
面)には、周方向に離間した3箇所にそれぞれリニア直
流アクチュエータ(電磁石)5A,5B,5Cの可動コ
イル5aが取付片5cを介して結合される。各アクチュ
エータ5A,5B,5Cは、いわゆるボイスコイルモー
タと称するものであって、図11および図12に示すよ
うに、スピンドルモータ2の回転軸に直交する断面が日
字状であって固定子となるヨーク5bと、ヨーク5bの
中央片に対してスライド自在に挿着された筒状の可動コ
イル5aとを備える。可動コイル5aは、合成樹脂等よ
りなる角筒状のコイルボビンにコイル巻線を巻装して形
成され、ヨーク5bは、両脚片の内側面と中央片とが異
極になるように適宜箇所に永久磁石(図示せず)が配置
される。たとえば、永久磁石を両脚片の内側面に設けれ
ばよい。したがって、可動コイル5aに通電すれば、通
電電流に比例したローレンツ力が生じて可動コイル5a
が電流の向きに応じた方向に移動する。ここにおいて、
ヨーク5bの中央片は、スピンドルモータ2におけるア
クチュエータ5A,5B,5Cとの結合位置の接線方向
にほぼ沿うように配置される。スピンドルモータ2の回
転軸の径方向については、可動コイル5aの内側空間の
幅がヨーク5bの中央片の幅よりも大きく設定されてお
り、可動コイル5aは、スピンドルモータ2の回転軸の
径方向についてもヨーク5bに対して移動できるように
なっている。したがって、各アクチュエータ5A,5
B,5Cのコイルへの通電電流を制御することによっ
て、スピンドルモータ2の位置を、スピンドルモータ2
の回転軸に直交する面内で調整できることになる。すな
わち、アクチュエータ5A,5B,5Cによって、スピ
ンドルモータ2のX方向およびY方向への平行移動とZ
軸回りの回転移動とを行うことができるのである。
【0035】ところで、スピンドルモータ2のXY平面
に平行な面内での変位量は、支持板3aに各アクチュエ
ータ5A,5B,5Cに対応する位置で固着した検出片
6A,6B,6Cとの相対距離を検出する変位センサ7
A,7B,7Cによって検出される。すなわち、変位セ
ンサ7A,7B,7Cは、検出片6A,6B,6Cとの
距離を光学的に測定するものや、金属で形成した検出片
6A,6B,6Cに対して変位センサ7A,7B,7C
から高周波電界を作用させることにより渦電流損の大き
さに基づいて距離を検出するものなどを用いることがで
きる。一方、スピンドルモータ2のZ軸方向の変位量
は、支持板3aの周方向の3箇所との相対距離をそれぞ
れ検出する変位センサ7D,7E,7Fによって検出さ
れる。電磁石3A,3B,3C,3D,3E,3F、ア
クチュエータ5A,5B,5Cのヨーク5b、変位セン
サ7A,7B,7C,7D,7E,7Fはハウジング1
2に対して固定される。
【0036】以上の構成によれば、電磁石3A,3B,
3C,3D,3E,3Fのコイルへの通電量の制御によ
って、Z軸方向の平行移動とX軸およびY軸の回りでの
回転移動ができ、また、アクチュエータ5A,5B,5
Cの可動コイル5aへの通電量の制御によって、XY平
面内での平行移動とZ軸の回りでの回転移動ができるこ
とになる。すなわち、スピンドルモータ2は、ハウジン
グ12に対して上述したような電磁石3A,3B,3
C,3D,3E,3F、アクチュエータ(すなわち電磁
石)5A,5B,5Cなどを備えた磁気浮上装置を介し
て支持されるのであって、3次元空間のすべての方向に
ついての平行移動および回転移動が許されるように支持
されているのである。このような位置の制御は、図13
に示すように、変位センサ7A,7B,7C,7D,7
E,7Fにより検出された変位量に基づいて、制御回路
20において、電磁石3A,3B,3C,3D,3E,
3Fおよびアクチュエータ5A,5B,5Cへの通電量
をフィードバック制御すればよい。制御回路20には、
変位センサ7A,7B,7C,7D,7E,7Fの出力
を取り込み、また、電磁石3A,3B,3C,3D,3
E,3Fおよびアクチュエータ5A,5B,5Cへの制
御量を出力するインタフェース20a、電磁石3A,3
B,3C,3D,3E,3Fおよびアクチュエータ5
A,5B,5Cへの制御量を増幅する増幅回路20b、
変位センサ7A,7B,7C,7D,7E,7Fの出力
値に基づいて制御量を発生させる演算制御部20c、制
御量の目標値などを設定する入力部20d、各部への給
電を行う電源20e、ハウジング12をZ軸方向に移動
させる(ハウジング12の進退の指示および送り速度を
制御する)ために装置本体10に設けた送りモータ28
を制御量に応じて駆動するドライバ回路20fなどが設
けられる。また、スピンドルモータ2の回転制御も制御
回路20によって行われる。ここに、電磁石3A,3
B,3C,3D,3E,3Fおよびアクチュエータ5
A,5B,5Cへの制御量は、相互の影響を考慮して設
定する必要があるから、制御量を求めるには多変数の行
列演算が必要であって、この要求を満たすために、演算
制御部20cとしては高速演算が可能なマイクロコンピ
ュータが用いられる。また、上述したように、スピンド
ルモータ2は、電磁石3A,3B,3C,3D,3E,
3Fによって非接触で支持されているから、移動時に雑
音成分がほとんど発生しないのであり、変位センサ7
A,7B,7C,7D,7E,7Fの出力に雑音成分が
混入せず、このことによっても位置制御が正確に行える
のである。
【0037】ところで、アクチュエータ5A,5B,5
Cの可動コイル5aの駆動力Fは、可動コイル5aの巻
数をn、可動コイル5aに流れる電流をI、永久磁石に
よる磁束密度をB、磁界中の可動コイル5aの長さをL
とすれば、 F=n・I・B・L となるのであって、可動コイル5aの駆動力は可動コイ
ル5aに流れる電流の大きさに比例するから、各アクチ
ュエータ5A,5B,5Cの可動コイル5aへの通電電
流の大きさを調節すれば、コンプライアンスを調節する
ことができる。また,各可動コイル5aへの通電電流と
発生する力とが比例するから、フィードバック制御によ
って位置を保持しているときの通電電流の大きさは外力
に比例し、外力の変化を通電電流の変化として容易に検
出することができる。
【0038】一方、各電磁石3A,3B,3C,3D,
3E,3Fが支持板3aに作用させる吸引力Fは、電磁
石3A,3B,3C,3D,3E,3Fのコイルに通電
される電流をI、電磁石3A,3B,3C,3D,3
E,3Fと支持板3aとの距離をD、電磁石3A,3
B,3C,3D,3E,3Fと支持板3aとの間の空間
に固有な定数をQとすれば、 F=QI2 /D2 になるのであって、距離Dを小さくすれば、大きな吸引
力が得られる。スピンドルモータ2が高速回転すると、
コリオリの力が発生してスピンドルモータ2が歳差運動
をしようとするが、電磁石3A,3B,3C,3D,3
E,3Fの吸引力を大きくすればスピンドルモータ2を
強固に固定することができるから、歳差運動をかなり小
さくすることができる。また、電磁石3A,3B,3
C,3D,3E,3Fによってもコンプライアンスを調
節することができ、さらに、電磁石3A,3B,3C,
3D,3E,3Fについても、通電電流と発生する力と
に対応関係があるから、フィードバック制御によってス
ピンドルモータ2の位置を保持しているときの通電電流
の大きさは外力に対応することになり、外力の変化を通
電電流の変化として容易に検出できるのである。
【0039】ところで、上記装置を用いてワークを切削
すれば、ドリル1は切削に対する反力を受けることにな
る。この反力によって、スピンドルモータ2はハウジン
グ12に対してZ軸回りおよびZ軸方向に変位しようと
する。上述したように、変位センサ7A,7B,7C,
7D,7E,7Fにより検出される変位を小さくする方
向に電磁石3A,3B,3C,3D,3E,3Fおよび
アクチュエータ5A,5B,5Cへの通電電流がフィー
ドバック制御されているから、Z軸回りおよびZ軸方向
への変位は、フィードバック制御によって作用する復元
力と反力との大小関係に応じて生じることになる。結
局、変位を検出することは、反力を検出することと等価
である。
【0040】ここに、ワークとして以下の実施例では多
層基板を用いる。多層配線基板は、銅箔もしくは銅膜よ
りなる導電層が6層であって、隣接する導電層の間に合
成樹脂よりなる絶縁層を積層した構成を有するものとす
る。すなわち、導電層は多層配線基板の内部に4層設け
られることになる。この場合、Z軸回りの変位Δθおよ
びZ軸方向の変位ΔZは、図14のように変化する。図
14では導電層に対応する位置をC1〜C6で示してあ
り、切削が開始される位置とみなされる位置はP1で示
してある。また、ドリル1が到達可能な下限位置はB1
であり、図14の下部に示してある矢印はドリル1の先
端の移動過程を示している。
【0041】図14より明らかなように、ドリル1の下
端が多層配線基板に接触して切削が開始される時点P1
では変位Δθ,ΔZが増大し、また導電層の切削中には
絶縁層の切削中よりも変位Δθ,ΔZが増大する。この
ような変位Δθ,ΔZの増大は、ドリル1の切削抵抗の
増大により生じるのであって、ドリル1に作用する反力
が増大することを意味している。
【0042】(実施例1)ワークとなる多層配線基板3
0は、図2に示すように、銅箔や銅膜により導電パター
ンを形成した導電層31と合成樹脂などにより形成した
絶縁層32とを交互に複数層に積層して形成される。こ
の種の多層配線基板30において、異なる導電層31の
間で電気的接続を行う場合には、互いに電気的に接続す
る導電層31をともに通る穴を形成し、穴の内周面にメ
ッキを施すなどの周知の技術を用いることになる。した
がって、多層配線基板30では規定の位置に規定の深さ
の穴を形成することが要求される。
【0043】本実施例は、多層配線基板30の上面の位
置を基準位置とし、この基準位置からのハウジング12
の移動量が所望の穴の深さに相当する距離に達したとき
に、所望の深さの穴が形成されたと判断するようになっ
ている。すなわち、穴加工を開始するときには、XYテ
ーブル11の上に多層配線基板30を載置して、多層配
線基板30の規定の位置にドリル1の中心線を対応させ
るようにXYテーブル11を移動させる。次に、図2
(a)のように、Zテーブル13を駆動してハウジング
12を多層配線基板30に近づける(図1のS1)。
【0044】ドリル1の下端が多層配線基板30の上面
に接触すると、ドリル1と多層配線基板30との間に摩
擦力が発生し、さらに切削が開始されると切削抵抗が増
大するから、摩擦力や切削抵抗によるZ軸回りの反力が
ドリル1に作用することになる。すなわち、このような
外力が作用すれば、図2(b)のようにスピンドルモー
タ2はハウジング12に対してZ軸の回りに回転する変
位Δθを生じ、この変位Δθは変位センサ7A,7B,
7Cにより検出され、制御回路20を通してスピンドル
モータ2を元の位置に戻すようにアクチュエータ5A,
5B,5Cの負荷電流がフィードバック制御される。し
たがって、図3に示すように、変位Δθ(または負荷電
流)が所定の閾値Tに達すると、図2(b)のようにド
リル1の下端が多層配線基板30の上面に接触したか、
もしくは切削を開始したと判断するのである。このよう
にドリル1の下端が多層配線基板30の上面に接触する
か切削が開始されると(図1のS2)、演算制御部20
cではその位置を基準位置として、図2(c)のよう
に、ハウジング12が所望の穴の深さに相当する距離d
だけ下降するまでZテーブル13を駆動する(図1のS
3)。この動作によって基準位置からハウジング12が
距離dだけ移動すれば形成された穴の深さもdになって
いるとみなし、図2(d)に示すように、ドリル1を上
昇させて切削加工を停止し、ハウジング12を加工開始
前の位置に戻す(図1のS4)。
【0045】上述のように、多層配線基板30の切削開
始(または接触)を検出した時点を基準位置とし、この
基準位置からのハウジング12の移動距離を穴の深さと
するので、事前に寸法を計測する作業が不要であり、か
つ閾値Tを適宜設定すれば多層配線基板30をXYテー
ブル11に押し付けた状態として多層配線基板30をX
Yテーブル11の上面に密着させた状態での切削が可能
になるのである。
【0046】(実施例2)本実施例は、ドリル1の下端
が多層配線基板30の上面に接触したか、もしくはドリ
ル1による多層配線基板30の切削が開始されたこと
を、図4に示すように、ハウジング12に対するスピン
ドルモータ2のZ軸方向の変位ΔZの増大(またはZ軸
方向の負荷電流の変化)によって検出した点が実施例1
と相違する。すなわち、変位センサ7D,7E、7Fの
出力もしくは電磁石3A,3B,3C,3D,3E,3
Fの負荷電流に基づいて、ドリル1の下端が基準位置に
到達したことを判定する。他の点は実施例1と同様であ
るから説明を省略する。
【0047】(実施例3)本実施例は、多層配線基板3
0において導電層31と絶縁層32との材質の相違によ
り生じる切削抵抗の変化を利用することによって、所望
の導電層31に達する深さの穴が形成されたことを検出
する。すなわち、多層配線基板30をドリル1で切削す
る場合、金属である導電層31では合成樹脂等の絶縁層
32に比較して切削抵抗が大きくなるから、図7に示す
ように、Z軸回りの変位Δθについても導電層31を切
削する際に絶縁層32を切削する際よりも大きくなる。
ここで、多層配線基板30の各位置では所望の深さの穴
を形成する際に通過する導電層31の層数は決まってい
るから、変位Δθ(または切削抵抗)が所定の閾値Tを
超える回数を計数すれば、ドリル1が切削した導電層3
1の層数を知ることができるのである。そこで、図6
(a)のようにZテーブル13を作動させてハウジング
12を下降させ(図5のS1)、図6(b)のようにド
リル1による多層配線基板30の切削を開始する。この
とき、変位Δθ(または切削抵抗)が閾値Tを一旦超え
て次に閾値Tを横切った時点(図7に黒丸で示す)で
は、導電層31が切削されたと判断できるから(図5の
S2)、導電層31を切削した層数を計数し、図7のP
2の時点で図6(c)のように目的とする導電層31に
達したと判断すると(図5のS3)、図6(d)のよう
にハウジング12を上昇させて切削加工を終了する(図
5のS4)。ここに、変位Δθが閾値Tを超えた時点を
導電層31の位置としてもよい。
【0048】上述したように、実際に切削した導電層3
1の層数を計数し、所望の導電層31に到達した時点で
切削加工を終了するから、穴の深さに関する寸法管理が
不要であり、しかも所望の導電層31に到達する穴を形
成するという目的を確実に達成することができるのであ
る。他の構成については実施例1と同様であるから説明
を省略する。
【0049】(実施例4)本実施例は、実施例3と同様
に、切削した導電層31の層数を計数することによって
目的とする導電層31に到達する穴を形成する方法であ
って、導電層31を切削していることを、図8に示すよ
うに、Z軸方向の変位ΔZの増大(またはZ軸方向につ
いての負荷電流の変化)に基づいて検出している点が実
施例3と相違する。すなわち、実施例2と同様に、変位
センサ7D,7E、7Fの出力もしくは電磁石3A,3
B,3C,3D,3E,3Fの負荷電流に基づいて、導
電層31を切削しているか絶縁層32を切削しているか
を判別する。他の構成は実施例1と同様であるから説明
を省略する。
【0050】(実施例5)ところで、実施例3、4では
切削加工の停止時の手順として、ドリル1の先端が所望
の層数の導電層31を切削した時点でZテーブル13を
上昇させることでドリル1を上昇させるようにしてい
る。この場合、Zテーブル13は減速せずに停止した後
に上昇するから、磁気浮上装置でハウジング12に対し
て支持されているスピンドルモータ2はZテーブル13
が停止しても慣性で下方向に移動を続けることになる。
また、Zテーブル13についても慣性があるから、停止
後に下方向に移動することになる。すなわち、ドリル1
によって切削された穴は、Zテーブル13を停止させた
時点の深さよりも深くなることが多く、加工深さにばら
つきが生じることがある。
【0051】本実施例では、スピンドルモータ2やZテ
ーブル13の慣性による加工深さの過剰を防止し加工深
さにばらつきが生じないようにするために、磁気浮上装
置への通電電流を制御してスピンドルモータ2を支持す
るZ軸方向の力成分を調節している。すなわち、図16
に示すように、Zテーブル13の加工によって目的とす
る導電層31にドリル1の先端が到達した時点で、Zテ
ーブル13の加工を停止させ、次に磁気浮上装置の電磁
石3A,3B,3C,3D,3E,3Fへの通電電流を
制御してスピンドルモータ2を急速に上昇させるように
磁力を作用させる。具体的には電磁石3A,3B,3C
の吸引力を急速に大きくするのである。このとき、慣性
で下方に移動しようとするスピンドルモータ2は、電磁
石3A,3B,3C,3D,3E,3Fの磁力で上向き
の力を受け、図17に示すように、穴深さをほぼ目的の
深さになるように切削することができるのである。ここ
に、図17に示した停止線LXは電磁石3A,3B,3
C,3D,3E,3Fへの通電電流を制御しなかった場
合のスピンドルモータ2の位置である。
【0052】上記動作をまとめると、図15に示すよう
に、まず、Zテーブル13を作動させてハウジング12
を下降させ(S1)、ドリル1の先端が目的とする導電
層31に到達したことを検出すると(S2)、Zテーブ
ル13を減速させずに停止させ(S3)、磁気浮上装置
によりスピンドルモータ2を急上昇させる(S4)。こ
のように、Zテーブル13を停止させてスピンドルモー
タ(浮上部)2を急上昇させた後には、Zテーブル13
を上昇させて元の位置に復帰させる(S5)。このよう
な手順によって、穴が不必要に深くなるのを防止するこ
とができ、精度のよい穴加工を行なうことができるので
ある。
【0053】(実施例6)本実施例は、実施例5と同様
に、穴深さを精度よく制御する方法であって、Zテーブ
ル13の慣性の影響を除去することで、精度のよい穴加
工を行なおうとするものである。すなわち、実施例1、
2に示したように、Z軸回りの変位ΔθやZ軸方向の変
位ΔZの増大によって、ドリル1の先端が多層配線基板
30の表面に到達したことを検出すると、図19(a)
に示すように、その時点でZテーブル13を停止させ、
その後は、図19(b)に示すように、磁気浮上装置の
電磁石3A,3B,3C,3D,3E,3Fの吸引力を
用いてスピンドルモータ2を下降させるのである(図の
一点鎖線がZテーブル13の停止位置でのスピンドルモ
ータ2の位置を示す)。実際には、電磁石3D,3E,
3Fの吸引力が大きくなるように通電電流を制御するの
である。
【0054】上記動作をまとめると、図18のように、
まず、Zテーブル13を作動させてハウジング12を下
降させ(S1)、ドリル1の先端が多層配線基板30の
表面に到達したことを検出すると(S2)、Zテーブル
13を減速させずに停止させ(S3)、磁気浮上装置に
よりスピンドルモータ2を下降させる(S4)。その
後、ドリル1の先端部が目的とする導電層31に到達し
たことを検出すると、切削加工を停止させるのである
(S5)。このような手順によって、Zテーブル13の
慣性による影響を除去して穴が不必要に深くなるのを防
止することができ、精度のよい穴加工を行なうことがで
きるのである。
【0055】(実施例7)本実施例では、実施例5と同
様に穴深さを精度よく制御するという目的の達成おため
に、切削加工の停止前にハウジング12の下降速度が減
速されるようにZテーブル13を制御するものである。
すなわち、図20に示すように、あらかじめ切削加工を
停止させる位置の直前の所定位置までの所要時間ないし
深さ(Zテーブル13の移動量)を設定した後に(S
1)、加工を開始し(S2)、ドリル1の先端が多層配
線基板30の表面に達したことを、実施例1もしくは実
施例2のように、変位Δθもしくは変位ΔZが閾値を超
えることで検出し(S3)、この位置を基準位置に設定
する(S4)。その後、基準位置から上記所要時間ない
し深さによって設定された規定位置にドリル1の先端が
到達すると(S5)、ハウジング12の下降速度が減速
されるようにZテーブル13を制御し(S6)、目的と
する導電層31が切削されると切削加工を停止する(S
7)。このように、切削加工の停止前にZテーブル13
の下降速度を減速するから、慣性による穴深さの行き過
ぎを抑制することができるのである。
【0056】(実施例8)本実施例は、実施例3や実施
例4と同様に切削した導電層31の層数を計数するもの
であって、導電層31の計数の誤りを防止することを目
的としている。実施例3の方法ではZ軸回りの変位Δθ
が閾値Tを超えると導電層31を切削したと判断し、ま
た実施例4の方法ではZ軸方向の変位ΔZが閾値Tを超
えると導電層31を切削したと判断している。上述した
ように変位Δθは変位センサ7A,7B,7Cの出力も
しくはアクチュエータ5A,5B,5Cの負荷電流によ
って検出され、また変位ΔZは変位センサ7D,7E、
7Fの出力もしくは電磁石3A,3B,3C,3D,3
E,3Fの負荷電流によって検出することができる。こ
れらの変位Δθ,ΔZは一定時間間隔でサンプリングさ
れ、サンプリング値が閾値Tよりも大きくなれば導電層
31の切削を開始したものと判断しているのである。し
たがって、過去の経過が考慮されておらず、導電層31
を切削していない状態でも誤検出することがある。
【0057】そこで、本実施例では、サンプリングによ
って図22(b)のように時系列的に検出される変位Δ
Z(Δθでもよい)について、閾値Tを超える変位ΔZ
N が検出されると、図21に示すように、時系列におけ
る1つ前の変位ΔZN-1 が閾値Tよりも小さいか否かを
判定し、変位ΔZN が閾値T以上で、変位ΔZN-1 が閾
値T以下であるときにのみ導電層31が切削されたもの
と判断するのである。要するに、図22(a)に示すよ
うに、時系列において隣接する変位ΔZN-1 ,ΔZN
閾値Tを挟んでいる場合にのみ、導電層31を切削して
いるものと判断するのである。このようにすれば、閾値
Tを適宜設定することで、導電層31を誤検知するのを
防止することができるのである。
【0058】(実施例9)上記各実施例で説明した変位
Δθ,ΔZに対する閾値Tは、スピンドルモータ2を磁
気浮上装置で浮上させた静止位置を基準位置として設定
しているが、Zテーブル13を移動させてスピンドルモ
ータ2を下降させているときには、静止位置からずれて
いることがある。すなわち、Zテーブル13の加減速に
よってスピンドルモータ2の基準位置は変動するから、
静止位置で設定した閾値Tを用いても加工速度などによ
って穴深さにばらつきの生じることがある。
【0059】そこで、図23に示すように、Zテーブル
13の下降開始時点から多層回路基板30の切削を開始
するまでの所定区間Eで、変位ΔZ(またはΔθ)に関
する平均値V1 を求め、この平均値V1 を基準位置とし
て用いるのである。一般に、この平均値V1 は静止位置
0 に対して変位しており、しかもZテーブル13の移
動状態を反映しているから、この平均値V1 をオフセッ
ト値として閾値Tを設定することで、よい閾値Tを決定
することができるのである。
【0060】いま、変位ΔZ(Δθ)に対する基準位置
からの閾値をTHとすれば、本実施例の方法を採用する
ことで、閾値TはV1 +THになり、従来の閾値T=V
0 +THに比較すると、(V1 −V0 )だけ閾値Tを補
正することができ、より適切な閾値Tを設定することが
できるのである。上記手順で求めた閾値Tを用いた処理
手順を図24に示す。すなわち、まずZテーブル13の
下降を開始し(S1)、次にドリル1の先端が多層配線
基板30に到達する前の所定区間に変位ΔZ(またはΔ
θ)の平均値を求め、この平均値に基づいて閾値Tを決
定する(S2)。次に、切削開始位置や目的とする導電
層31の位置を求め(S3)、切削加工を行なうのであ
る(S4)。
【0061】(実施例10)上記実施例では切削した導
電層31の層数を計数する際に、導電層31の切削状態
を図25(a)のように変化するZ軸方向の変位ΔZも
しくはZ軸回りの変位Δθzの大きさに基づいて検出す
るものであった。すなわち、変位ΔZ(またはΔθz)
の極大値付近を検出するものであった(図の破線は導電
層31の切削開始の位置を示す)。
【0062】一方、変位ΔZ(またはΔθz)の時間変
化(すなわち、速度ΔVzや角速度ΔVθz)は、図2
5(b)に示すように、変位ΔZ(またはΔθz)が極
大値をとるときに正から負に遷移するから、速度ΔVz
や角速度ΔVθzが正から負に遷移する回数を計数して
も変位ΔZ(またはΔθz)と同様に、ドリル1が切削
した導電層31の層数を知ることができる。
【0063】しかるに、実施例3や実施例4において変
位ΔZ(またはΔθz)に閾値Tを設定することで切削
した導電層31の層数を求めていたのに対して、本実施
例では、上記知見に基づいて、Z軸方向の速度ΔVzま
たはZ軸回りの角速度ΔVθzが正から負に遷移する人
を検出することで切削した導電層31の層数を計数する
のである。他の手順は実施例3や実施例4と同様であ
る。本実施例のように、速度ΔVzや角速度ΔVθzの
符号変化を用いて導電層31の切削を検出すれば、閾値
Tの設定が不要になるという利点がある。
【0064】(実施例11)実施例3、実施例4、実施
例10などの方法を用いて切削した導電層31の層数を
計数する際に、導電層31を切削していないにもかかわ
らず何らかの雑音成分によって、変位ΔZ(またはΔθ
z)が閾値Tを超えたり、速度ΔVzや角速度ΔVθz
の符号が正から負に変化することがある。このような雑
音成分が存在すると、目的とする導電層31に到達する
前に切削加工が停止してしまうことになる。たとえば、
実施例3や実施例4の方法において、図26に示すC
1,C3,C4,C5の位置が導電層31に対応してい
るものとして、何らかの雑音成分によってC2の位置で
も変位ΔZ(またはΔθz)が閾値Tを超えたとする。
この場合、目的とする導電層31はC5の位置であっ
て、4層の導電層31を計数したときにC5の位置の導
電層31に到達したものとして切削加工を終了すべきで
あるが、C2の位置での雑音成分によってC4の位置の
導電層31を計数したときに4層目と判断して切削加工
を停止してしまうことになる。すなわち、導電層31を
目的とする層数だけ切削することができないという問題
が生じる。
【0065】そこで、本実施例では、変位ΔZ(または
Δθz)が閾値Tを超える時間間隔もしくはドリル1の
移動距離を測定し、この時間間隔もしくは移動距離が規
定の閾値を超えていなければ、雑音成分によるものとし
て計数しないようにするのである。いま、移動距離に閾
値を設定しているものとすれば、ドリル1の移動距離を
Zテーブル13の移動距離とスピンドルモータ2のハウ
ジング12に対する変位とから求め、導電層31を切削
してからの移動距離が、導電層31の間の距離に応じて
設定した閾値に満たない場合には、変位ΔZ(またはΔ
θz)が閾値Tを超えても無効にして計数を行なわない
ようにするのである。このような処理によって雑音成分
を除去して導電層31を計数することができ、誤計数に
よる問題の発生を防止することができるのである。
【0066】上記手順をまとめると図27のようにな
る。すなわち、まず隣接する導電層31の間隔よりも若
干小さい値(α)を設定し(S1)、加工を開始する
(S2)。次に、変位ΔZ(またはΔθz)が閾値Tを
超えたときに(S3)、1層前の導電層31を切削した
ことによって変位ΔZ(またはΔθz)が閾値Tを超え
た時点からの加工深さを間隔について設定した閾値と比
較し(S4)、加工深さが閾値を超えていなければ導電
層31ではないものと判断して計数を行なわず(S
5)、加工深さが閾値を超えている場合にのみ導電層3
1を切削したものとして計数する(S6)。このような
計数によって目的とする層数を計数すると(S7)、切
削加工を終了するのである。
【0067】ここに、移動距離に閾値を設定した例を示
したが、時間間隔でもよく、また変位ΔZ(またはΔθ
z)ではなく速度ΔVzや角速度ΔVθzを用いて導電
層31の層数を計数してもよい。 (実施例12)本実施例は、導電層31の層数を計数す
ることなく目的の導電層31を切削しているか否かを判
断するようにしたものであって、多層配線基板30の表
面位置から目的の導電層31までの深さが既知であるこ
とを利用し、多層配線基板30の表面位置を基準位置と
し、ドリル1の先端が目的の導電層31の深さ付近まで
到達してから変位ΔZ(またはΔθz)の閾値Tとの比
較を行なうようにしているものである。
【0068】すなわち、本実施例は実施例3や実施例4
と同様に変位ΔZまたは変位Δθzを閾値Tと比較する
ことによって導電層31の切削状態であるか否かを判断
するものであるが、多層配線基板30の表面にドリル1
が接触して切削加工が開始された時点が検出された後に
は、目的の導電層31の深さ付近までは変位ΔZ(また
はΔθz)を閾値Tと比較する処理を行なわないように
している点が相違する。多層配線基板30の表面にドリ
ル1の先端が到達したことを検出する方法は、実施例1
や実施例2と同様であって、一定の時間間隔でサンプリ
ングした変位ΔZ(またはΔθz)が最初に閾値Tを超
えた位置を基準位置C1とする。以後は、基準位置C1
からのドリル1の移動距離もしは移動時間を演算し、こ
の深さが目的の導電層31の深さよりも所定寸法だけ小
さい深さDpに達するまでは演算制御部20cへの変位
ΔZ(またはΔθz)の取り込みを中断するのである。
ドリル1の先端の深さがあらかじめ設定した深さ(すな
わち、目的の導電層31の深さよりも所定寸法だけ小さ
い深さ)Dpに達すると、変位ΔZ(またはΔθz)の
取り込みを再開し、次に変位ΔZ(またはΔθz)が閾
値Tを超えると目的の導電層31(Cn)に達したと判
断するのである。
【0069】図28における白丸は演算制御部20cに
取り込んだ変位ΔZ(またはΔθz)のデータを示し、
上述した基準位置C1で変位ΔZ(またはΔθz)を取
り込んだ後には規定の深さDpに達するまでは変位ΔZ
(またはΔθz)のデータを取り込まず、データの取り
込みを再開して変位ΔZ(またはΔθz)が閾値Tを超
えた位置Cnを目的の導電層31の位置であると判断し
ていることを示している。この手順をまとめると、図2
9に示すように、まず導電層31の位置に基づいて深さ
Dpを規定した後(S1)、切削加工を開始する(S
2)。次に、変位ΔZ(またはΔθz)が最初に閾値T
を超えると(S3)、その位置を基準位置とし(S
4)、変位ΔZ(またはΔθz)の取り込みを休止する
(S5)。その後、ドリル1が基準位置から設定した深
さDpに達すると(S6)、変位ΔZ(またはΔθz)
のデータの取り込みを再開し(S7)、データの取り込
みの再開後に変位ΔZ(またはΔθz)が閾値Tを超え
ると(S8)、目的の導電層31に達したと判断して切
削加工を停止するのである。
【0070】上述した手順で目的とする導電層31を検
出すれば、他の導電層31に関して変位ΔZ(またはΔ
θz)の検出を必要とせず、結果的に演算制御部20c
に入力するデータ数を削減して演算制御部20cの負担
を軽減することができるのである。 (実施例13)本実施例は、実施例12のように深さD
pを規定して切削するにあたって、複数種類の多層配線
基板30への対応を可能とするものであって、切削加工
の対象となる多層配線基板30について各導電層31の
深さと層数との関係を登録したデータベースを構築し、
このデータベースに登録されたデータに基づいて、切削
時に用いる深さDpを規定するようにしている。データ
ベースへのデータの登録は自動化されており、次の手順
で行なう。まず、加工対象となる多層配線基板30の不
要な位置に、上記装置で捨て穴を形成する。この捨て穴
を形成する際に変位ΔZ(またはΔθz)が閾値Tを超
える時点を検出して導電層31の位置と判断し、導電層
31の層数とそのときの深さとの関係を対にして、すな
わち、図30に示すようなx層目の導電層31は多層配
線基板30の表面からymmの深さであるという情報を
(x層目,ymm)という対の形でデータベースに登録
する。このようなデータベースが構築されれば、以後は
このデータベースのデータに基づいて、目的とする導電
層31からその導電層31の深さを求め、求めた深さに
応じてサンプリングを再開する深さDpを決定すること
ができるのである。
【0071】すなわち、データベースを作成する処理
は、被加工部材ごとに行なわれるから、図31に示すよ
うに、まず被加工部材を交換し(S1)、適当な閾値T
を入力する(S2)。次に、上述のような捨て穴を形成
し(S3)、変位ΔZまたは変位Δθzが閾値Tを超え
るときの層数と多層配線基板30の表面からの深さとを
出力してデータベースに登録すればよいのである(S
4)。
【0072】(実施例14)本実施例は、実施例13と
同様にサンプリングを再開する深さDpを決定する手順
の例であって、実施例13では各多層配線基板30ごと
に深さDpを設定しているが、本実施例では各穴ごとに
深さDpを設定する。すなわち、図32に白丸で示すよ
うにサンプリングを行なって、導電層31の第1層C1
と第2層C2とについて距離を求め、各導電層31が等
間隔で設けられているものとして目的の導電層31まで
の層数に基づいて目的の導電層31までの距離を求め、
この距離から深さDpを決定するのである。たとえば、
第4層C4が目的とする導電層31である場合には、目
的とする導電層31の深さは、第1層C1と第2層C2
との距離の3倍と推定し、第1層C1と第2層C2との
距離を3倍した値から所定寸法だけ減算した値を深さD
pとして規定するのである。
【0073】この処理をまとめると図33のようにな
る。すなわち、まず適宜の閾値Tを入力して(S1)、
加工を開始し(S2)、変位ΔZまたは変位Δθzが閾
値Tを超えると(S3)、その位置を基準位置とする
(S4)。次に、変位ΔZ(またはΔθz)が閾値Tを
超えると(S5)、基準位置からの深さを求め(S
6)、変位ΔZ(またはΔθz)の取り込みを休止する
(S7)。その間、基準位置からの深さに目的とする導
電層31の深さに応じた深さDpを設定し(S8)、ド
リル1の先端がこの深さDpに達するとデータの取り込
みを再開する(S9)。その後、変位ΔZ(またはΔθ
z)が閾値Tを超えると目的の導電層31に達したと判
断し(S10)、切削加工を終了するのである。
【0074】(実施例15)本実施例は、実施例3、実
施例4と同様に、変位ΔZ(またはΔθz)に基づいて
切削した導電層31を計数するものであって、演算制御
部20cに変位ΔZ(またはΔθz)のデータを取り込
むサンプリング間隔を変化させることによって、演算制
御部20cへのデータの取り込み個数を比較的少なくし
ながらも目的の導電層31の位置を正確に検出できるよ
うにするものである。
【0075】すなわち、図34に示すように変位ΔZ
(またはΔθz)によって導電層31の層数を計数する
際に、目的の導電層31の1層前に達するまではサンプ
リング間隔を比較的長く(ただし、導電層31を検出す
るのに必要な変位ΔZ(またはΔθz)の変化を検出で
きる程度に)設定しておき(白丸はサンプリングしたデ
ータを示す)、目的の導電層31の位置Cnの1層前の
導電層31の位置Cn-1を検出すると、サンプリング間
隔を小さくするのである。このようにして、変位ΔZ
(またはΔθz)が閾値を超えた位置を正確に判断する
ことができるのである。また、つねにサンプリング間隔
を小さくする場合に比較して、測定精度を落とすことな
くデータの取り込み量を削減することができ、結果的に
演算制御部20cの負担を軽減できることになる。
【0076】この手順をまとめると、図35のようにな
る。すなわち、加工を開始し(S1)、変位ΔZ(また
はΔθz)が閾値Tを超えると(S2)、切削が開始さ
れたものとして導電層31の計数を開始する(S3)。
計数した導電層31の層数が目的の層数よりも1層少な
い値になると(S4)、サンプリング間隔を小さくして
データを密に取り込む(S5)。その後、変位Z(また
はΔθz)が閾値Tを超えると(S6)、目的の導電層
31に達したものと判断して切削加工を停止する。
【0077】
【発明の効果】請求項1および請求項2の発明は、切削
工具によるワークの切削が可能となる時点を検出し、こ
の時点でのハウジングの位置を基準位置として、基準位
置から穴の深さに相当する距離だけハウジングが移動し
た時点で切削加工を停止するのであって、ワークの切削
が可能となる時点の検出方法として、請求項1の発明で
は切削工具に作用する回転装置の回転方向における反力
の変化を検出し、請求項2の発明では、切削工具に作用
するハウジングの移動方向に沿う方向における反力の変
化に基づいて検出するのである。その結果、基準位置を
決定するために事前に寸法を計測する必要がなく、しか
も、切削工具によるワークの切削が可能となった時点か
らのハウジングの移動距離を穴の深さに対応付けている
ことによって、ワークの厚みにばらつきがあっても穴の
深さに影響がないという利点を有する。
【0078】請求項3および請求項4の発明は、ワーク
が導電層と絶縁層とを交互に複数層積層した多層配線基
板である場合に適用するのであって、切削工具により切
削した導電層の層数を計数し、所望の層数の導電層を切
削した時点で切削加工を停止する。請求項3の発明では
導電層の切削を切削工具に作用する回転装置の回転方向
における反力の変化によって検出し、請求項4の発明で
はハウジングの移動方向に沿う方向における切削工具に
作用する反力の変化によって検出するのである。その結
果、寸法管理を必要とせず、単に切削した導電層の層数
を計数すれば、目的とする導電層に到達する穴を形成す
ることができるという効果を奏するのである。
【0079】請求項5の発明は、所望の層数の導電層を
切削した時点でハウジングの移動を停止させた直後に、
回転装置をワークとの距離を大きくする向きに急速に移
動させるので、回転装置が慣性によって行き過ぎるのを
防止することができ、穴の深さの精度を高めることがで
きるという効果がある。請求項6の発明は、ハウジング
を切削開始の位置で停止させ、その後は回転装置を支持
する磁気浮上装置によって回転装置を穴の深さ分だけ移
動させるから、ハウジングの慣性の影響を受けることが
なく、穴の深さの加工精度が高くなるという効果があ
る。
【0080】請求項7の発明は、切削加工中に目的の位
置に近づくとハウジングの移動速度を減速するから、回
転装置が慣性によって行き過ぎるのを抑制することがで
き、穴の深さの精度を高めることができるという効果が
ある。請求項8の方法では、反力を検出する望ましい方
法であって、磁気浮上装置を介して支持している回転装
置の規定位置からの変位を反力として検出するものであ
る。この方法を採用すれば反力を容易に検出することが
できるという効果を有する。
【0081】請求項9の発明は、ハウジングの移動開始
位置から切削工具がワークに接触するまでの期間におけ
る変位の平均値を求め、求めた平均値に基づいて閾値を
決定するから、ハウジングや回転装置が作動している状
態での閾値の変動分をオフセット値として閾値を設定す
ることができ、よい閾値を設定することができるという
利点を有する。
【0082】請求項10の発明は、回転装置の変位が閾
値を超えるときの移動距離ないし時間間隔を計測し、規
定距離ないし規定時間の範囲内では導電層の切削ではな
いものと判断しているので、雑音成分を導電層の切削と
誤認することが少なく、目的とする導電層に確実に到達
することが可能になるという効果を奏する。請求項11
の発明は、回転装置の回転方向におけるハウジングに対
する回転装置の角速度と、ハウジングの移動方向に沿う
方向における回転装置の移動速度との少なくとも一方に
ついて、規定の変化が生じたときに導電層を切削してい
るものと判断するのであって、このような方法を採用す
れば、閾値の設定が不要になるという利点がある。
【0083】請求項12の発明は、規定の基準位置から
目的の導電層の位置までの距離よりも小さく目的の導電
層の1層前までの深さよりは大きい規定の深さに切削工
具が到達した時点から反力の検出を開始し、反力に変化
が生じた時点で切削加工を停止するのであって、反力に
関するデータを取り込む量を制限することができ、デー
タの処理に対する負担が少ないという効果がある。
【0084】請求項13の発明は、反力に関するデータ
の取り込みを開始する位置を決定する方法であって、加
工穴とは異なる位置に捨て穴を切削して各導電層の深さ
を各導電層に対応付けてデータベースに登録し、穴加工
時に目的の導電層を指定することによってデータベース
から読み出した対応する深さに基づいて反力の検出を開
始する深さを決定するから、異なるワークに対して容易
に対応することができるという利点を有する。
【0085】請求項14の発明は、反力に関するデータ
の取り込みを開始する位置を決定する方法であって、穴
加工時に第1層の導電層と第2層の導電層との距離を検
出し、目的の導電層までの深さを上記距離に所定倍率を
乗じて求め、この深さに基づいて反力の検出を開始する
深さを決定するので、別途に捨て穴を形成することなく
加工する穴ごとにデータを取り込む深さを決定すること
ができるという効果がある。
【0086】請求項15の発明は、反力をサンプリング
して取り込む際に、目的の導電層の1層前の導電層を切
削するまでのサンプリング間隔に対して以後のサンプリ
ング間隔を小さくし、サンプリング間隔を小さくしてか
ら、反力に変化が生じた時点で切削加工を停止するの
で、目的外の導電層についてはサンプリング間隔を大き
くして取り込むべきデータ量を削減できるとともに、目
的の導電層についてはサンプリング間隔を小さくして精
度よく検出することができるという利点を有するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1,2を示す動作説明図である。
【図2】実施例1の穴の形成過程を示す工程図である。
【図3】実施例1での変位の時間変化を示す動作説明図
である。
【図4】実施例2の穴の形成過程を示す工程図である。
【図5】実施例3,4を示す動作説明図である。
【図6】実施例3の穴の形成過程を示す工程図である。
【図7】実施例3での変位の時間変化を示す動作説明図
である。
【図8】実施例4の穴の形成過程を示す工程図である。
【図9】実施例を示す全体構成の斜視図である。
【図10】実施例を示す一部切欠斜視図である。
【図11】実施例に用いるアクチュエータの平面図であ
る。
【図12】実施例に用いるアクチュエータの断面図であ
る。
【図13】実施例を示す制御回路のブロック図である。
【図14】実施例の動作説明図である。
【図15】実施例5を示す動作説明図である。
【図16】実施例5を示し、(a)は切削過程を示す
図、(b)は要部拡大断面図である。
【図17】実施例5を示し、(a)は切削過程を示す
図、(b)は要部拡大断面図である。
【図18】実施例6を示す動作説明図である。
【図19】実施例6の切削過程を示す図である。
【図20】実施例7を示す動作説明図である。
【図21】実施例8の要部動作説明図である。
【図22】実施例8を示し、(a)は変位の時間変化を
示す動作説明図、(b)は変位の時間変化を示す細部の
動作説明図である。
【図23】実施例9の概念説明図である。
【図24】実施例9を示す動作説明図である。
【図25】実施例10を示す概念説明図である。
【図26】実施例11を示す概念説明図である。
【図27】実施例11を示す動作説明図である。
【図28】実施例12を示す概念説明図である。
【図29】実施例12を示す動作説明図である。
【図30】実施例13を示す概念説明図である。
【図31】実施例13を示す動作説明図である。
【図32】実施例14を示す概念説明図である。
【図33】実施例14を示す動作説明図である。
【図34】実施例15を示す概念説明図である。
【図35】実施例15を示す動作説明図である。
【図36】従来例を示す概略構成図である。
【図37】従来例において穴の形成例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ドリル 2 スピンドルモータ 3A〜3F 電磁石 5A〜5C アクチュエータ 7A〜7F 変位センサ 20 制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項6の発明は、穴加工用の切削工具を
回転させる回転装置を磁気浮上装置を介して支持したハ
ウジングをワークとの距離を小さくする一定方向に移動
させるとともに、少なくともハウジングの移動方向につ
いて磁気浮上装置に設けた電磁石の磁力で回転装置をハ
ウジングに対して浮上させ、切削工具によるワークの切
削が可能となる時点を検出した時点でハウジングの位置
を基準位置とし、この基準位置でハウジングの移動を停
止させるとともに、この基準位置から所望の穴の深さに
相当する距離だけ磁気浮上装置により回転装置を移動さ
せた後、切削加工を停止することを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、切削加工を停止させる位置への接近
をハウジングの移動量またはハウジングの移動時間によ
り検出し、切削加工を停止する位置への接近を検出する
とハウジングの移動速度を減速させることを特徴とす
る。請求項8の発明では、請求項または請求項の発
明において、回転装置はハウジングに対して平行移動お
よび回転移動をすべての方向について許すように電磁石
の磁力で浮上させた形で支持する磁気浮上装置を介して
ハウジングに支持され、電磁石への通電電流によって規
定される所定の位置からの変位を反力の指標とし、この
変位が規定の閾値を超えると導電層を切削しているもの
と判断することを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】請求項11の発明は、請求項または請求
の発明において、回転装置の回転方向におけるハウ
ジングに対する回転装置の角速度と、ハウジングの移動
方向に沿う方向における回転装置の移動速度との少なく
とも一方について、規定の変化が生じたときに導電層を
切削しているものと判断することを特徴とする。請求項
12の発明は、ワークは導電層と絶縁層とを交互に複数
層積層した多層配線基板であって、穴加工用の切削工具
を回転させる回転装置を支持したハウジングをワークと
の距離を小さくする一定方向に移動させ、切削工具によ
る導電層の切削を切削工具に作用する回転装置の回転方
向またはハウジングの移動方向における反力の変化によ
って検出し、規定の基準位置から目的の導電層の位置ま
での距離よりも小さく目的の導電層の1層前までの深さ
よりは大きい規定の深さに切削工具が到達した時点から
反力の検出を開始し、反力に変化が生じた時点で切削加
工を停止することを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】上記動作をまとめると、図15に示すよう
に、まず、Zテーブル13を作動させてハウジング12
を下降させ(S1)、ドリル1の先端が目的とする導電
層31に到達したことを検出すると(S2)、Zテーブ
ル13を停止させ(S3)、磁気浮上装置によりスピン
ドルモータ2を急上昇させる(S4)。このように、Z
テーブル13を停止させてスピンドルモータ(浮上部)
2を急上昇させた後には、Zテーブル13を上昇させて
元の位置に復帰させる(S5)。このような手順によっ
て、穴が不必要に深くなるのを防止することができ、精
度のよい穴加工を行なうことができるのである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】上記動作をまとめると、図18のように、
まず、Zテーブル13を作動させてハウジング12を下
降させ(S1)、ドリル1の先端が多層配線基板30の
表面に到達したことを検出すると(S2)、Zテーブル
13を停止させ(S3)、磁気浮上装置によりスピンド
ルモータ2を下降させる(S4)。その後、ドリル1の
先端部が目的とする導電層31に到達したことを検出す
ると、切削加工を停止させるのである(S5)。このよ
うな手順によって、Zテーブル13の慣性による影響を
除去して穴が不必要に深くなるのを防止することがで
き、精度のよい穴加工を行なうことができるのである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】(実施例7)本実施例では、実施例5と同
様に穴深さを精度よく制御するという目的の達成ため
に、切削加工の停止前にハウジング12の下降速度が減
速されるようにZテーブル13を制御するものである。
すなわち、図20に示すように、あらかじめ切削加工を
停止させる位置の直前の所定位置までの所要時間ないし
深さ(Zテーブル13の移動量)を設定した後に(S
1)、加工を開始し(S2)、ドリル1の先端が多層配
線基板30の表面に達したことを、実施例1もしくは実
施例2のように、変位Δθもしくは変位ΔZが閾値を超
えることで検出し(S3)、この位置を基準位置に設定
する(S4)。その後、基準位置から上記所要時間ない
し深さによって設定された規定位置にドリル1の先端が
到達すると(S5)、ハウジング12の下降速度が減速
されるようにZテーブル13を制御し(S6)、目的と
する導電層31が切削されると切削加工を停止する(S
7)。このように、切削加工の停止前にZテーブル13
の下降速度を減速するから、慣性による穴深さの行き過
ぎを抑制することができるのである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】(実施例10)上記実施例では切削した導
電層31の層数を計数する際に、導電層31の切削状態
を図25(a)のように変化するZ軸方向の変位ΔZも
しくはZ軸回りの変位Δθの大きさに基づいて検出する
ものであった。すなわち、変位ΔZ(またはΔθ)の極
大値付近を検出するものであった(図の破線は導電層3
1の切削開始の位置を示す)。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】一方、変位ΔZ(またはΔθ)の時間変化
(すなわち、速度ΔVzや角速度ΔVθ)は、図25
(b)に示すように、変位ΔZ(またはΔθ)が極大値
をとるときに正から負に遷移するから、速度ΔVzや角
速度ΔVθが正から負に遷移する回数を計数しても変位
ΔZ(またはΔθ)と同様に、ドリル1が切削した導電
層31の層数を知ることができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】しかるに、実施例3や実施例4において変
位ΔZ(またはΔθ)に閾値Tを設定することで切削し
た導電層31の層数を求めていたのに対して、本実施例
では、上記知見に基づいて、Z軸方向の速度ΔVzまた
はZ軸回りの角速度ΔVθが正から負に遷移するポイン
を検出することで切削した導電層31の層数を計数す
るのである。他の手順は実施例3や実施例4と同様であ
る。本実施例のように、速度ΔVzや角速度ΔVθの符
号変化を用いて導電層31の切削を検出すれば、閾値T
の設定が不要になるという利点がある。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】(実施例11)実施例3、実施例4、実施
例10などの方法を用いて切削した導電層31の層数を
計数する際に、導電層31を切削していないにもかかわ
らず何らかの雑音成分によって、変位ΔZ(またはΔ
θ)が閾値Tを超えたり、速度ΔVzや角速度ΔVθ
符号が正から負に変化することがある。このような雑音
成分が存在すると、目的とする導電層31に到達する前
に切削加工が停止してしまうことになる。たとえば、実
施例3や実施例4の方法において、図26に示すC1,
C3,C4,C5の位置が導電層31に対応しているも
のとして、何らかの雑音成分によってC2の位置でも変
位ΔZ(またはΔθ)が閾値Tを超えたとする。この場
合、目的とする導電層31はC5の位置であって、4層
の導電層31を計数したときにC5の位置の導電層31
に到達したものとして切削加工を終了すべきであるが、
C2の位置での雑音成分によってC4の位置の導電層3
1を計数したときに4層目と判断して切削加工を停止し
てしまうことになる。すなわち、導電層31を目的とす
る層数だけ切削することができないという問題が生じ
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】そこで、本実施例では、変位ΔZ(または
Δθ)が閾値Tを超える時間間隔もしくはドリル1の移
動距離を測定し、この時間間隔もしくは移動距離が規定
の閾値を超えていなければ、雑音成分によるものとして
計数しないようにするのである。いま、移動距離に閾値
を設定しているものとすれば、ドリル1の移動距離をZ
テーブル13の移動距離とスピンドルモータ2のハウジ
ング12に対する変位とから求め、導電層31を切削し
てからの移動距離が、導電層31の間の距離に応じて設
定した閾値に満たない場合には、変位ΔZ(またはΔ
θ)が閾値Tを超えても無効にして計数を行なわないよ
うにするのである。このような処理によって雑音成分を
除去して導電層31を計数することができ、誤計数によ
る問題の発生を防止することができるのである。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】上記手順をまとめると図27のようにな
る。すなわち、まず隣接する導電層31の間隔から若干
小さい値(α)を引いた数値を設定し(S1)、加工を
開始する(S2)。ただし、(ノイズによって生じる
値)<α<(導電層1層分の厚み)である。次に、変位
ΔZ(またはΔθ)が閾値Tを超えたときに(S3)、
1層前の導電層31を切削したことによって変位ΔZ
(またはΔθ)が閾値Tを超えた時点からの加工深さを
間隔について設定した閾値と比較し(S4)、加工深さ
が閾値を超えていなければ導電層31ではないものと判
断して計数を行なわず(S5)、加工深さが閾値を超え
ている場合にのみ導電層31を切削したものとして計数
する(S6)。このような計数によって目的とする層数
を計数すると(S7)、切削加工を終了するのである。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】ここに、移動距離に閾値を設定した例を示
したが、時間間隔でもよく、また変位ΔZ(またはΔ
θ)ではなく速度ΔVzや角速度ΔVθを用いて導電層
31の層数を計数してもよい。 (実施例12)本実施例は、導電層31の層数を計数す
ることなく目的の導電層31を切削しているか否かを判
断するようにしたものであって、多層配線基板30の表
面位置から目的の導電層31までの深さが既知であるこ
とを利用し、多層配線基板30の表面位置を基準位置と
し、ドリル1の先端が目的の導電層31の深さ付近まで
到達してから変位ΔZ(またはΔθ)の閾値Tとの比較
を行なうようにしているものである。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】すなわち、本実施例は実施例3や実施例4
と同様に変位ΔZまたは変位Δθを閾値Tと比較するこ
とによって導電層31の切削状態であるか否かを判断す
るものであるが、多層配線基板30の表面にドリル1が
接触して切削加工が開始された時点が検出された後に
は、目的の導電層31の深さ付近までは変位ΔZ(また
Δθ)を閾値Tと比較する処理を行なわないようにし
ている点が相違する。多層配線基板30の表面にドリル
1の先端が到達したことを検出する方法は、実施例1や
実施例2と同様であって、一定の時間間隔でサンプリン
グした変位ΔZ(またはΔθ)が最初に閾値Tを超えた
位置を基準位置C1とする。以後は、基準位置C1から
のドリル1の移動距離もしは移動時間を演算し、この深
さが目的の導電層31の深さよりも所定寸法だけ小さい
深さDpに達するまでは演算制御部20cへの変位ΔZ
(またはΔθ)の取り込みを中断するのである。ドリル
1の先端の深さがあらかじめ設定した深さ(すなわち、
目的の導電層31の深さよりも所定寸法だけ小さい深
さ)Dpに達すると、変位ΔZ(またはΔθ)の取り込
みを再開し、次に変位ΔZ(またはΔθ)が閾値Tを超
えると目的の導電層31(Cn)に達したと判断するの
である。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】図28における白丸は演算制御部20cに
取り込んだ変位ΔZ(またはΔθ)のデータを示し、上
述した基準位置C1で変位ΔZ(またはΔθ)を取り込
んだ後には規定の深さDpに達するまでは変位ΔZ(ま
たはΔθ)のデータを取り込まず、データの取り込みを
再開して変位ΔZ(またはΔθ)が閾値Tを超えた位置
Cnを目的の導電層31の位置であると判断しているこ
とを示している。この手順をまとめると、図29に示す
ように、まず導電層31の位置に基づいて深さDpを規
定した後(S1)、切削加工を開始する(S2)。次
に、変位ΔZ(またはΔθ)が最初に閾値Tを超えると
(S3)、その位置を基準位置とし(S4)、変位ΔZ
(またはΔθ)の取り込みを休止する(S5)。その
後、ドリル1が基準位置から設定した深さDpに達する
と(S6)、変位ΔZ(またはΔθ)のデータの取り込
みを再開し(S7)、データの取り込みの再開後に変位
ΔZ(またはΔθ)が閾値Tを超えると(S8)、目的
の導電層31に達したと判断して切削加工を停止するの
である。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】上述した手順で目的とする導電層31を検
出すれば、他の導電層31に関して変位ΔZ(またはΔ
θ)の検出を必要とせず、結果的に演算制御部20cに
入力するデータ数を削減して演算制御部20cの負担を
軽減することができるのである。 (実施例13)本実施例は、実施例12のように深さD
pを規定して切削するにあたって、複数種類の多層配線
基板30への対応を可能とするものであって、切削加工
の対象となる多層配線基板30について各導電層31の
深さと層数との関係を登録したデータベースを構築し、
このデータベースに登録されたデータに基づいて、切削
時に用いる深さDpを規定するようにしている。データ
ベースへのデータの登録は自動化されており、次の手順
で行なう。まず、加工対象となる多層配線基板30の不
要な位置に、上記装置で捨て穴を形成する。この捨て穴
を形成する際に変位ΔZ(またはΔθ)が閾値Tを超え
る時点を検出して導電層31の位置と判断し、導電層3
1の層数とそのときの深さとの関係を対にして、すなわ
ち、図30に示すようなx層目の導電層31は多層配線
基板30の表面からymmの深さであるという情報を
(x層目,ymm)という対の形でデータベースに登録
する。このようなデータベースが構築されれば、以後は
このデータベースのデータに基づいて、目的とする導電
層31からその導電層31の深さを求め、求めた深さに
応じてサンプリングを再開する深さDpを決定すること
ができるのである。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】すなわち、データベースを作成する処理
は、被加工部材ごとに行なわれるから、図31に示すよ
うに、まず被加工部材を交換し(S1)、適当な閾値T
を入力する(S2)。次に、上述のような捨て穴を形成
し(S3)、変位ΔZまたは変位Δθが閾値Tを超える
ときの層数と多層配線基板30の表面からの深さとを出
力してデータベースに登録すればよいのである(S
4)。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】この処理をまとめると図33のようにな
る。すなわち、まず適宜の閾値Tを入力して(S1)、
加工を開始し(S2)、変位ΔZまたは変位Δθが閾値
Tを超えると(S3)、その位置を基準位置とする(S
4)。次に、変位ΔZ(またはΔθ)が閾値Tを超える
と(S5)、基準位置からの深さを求め(S6)、変位
ΔZ(またはΔθ)の取り込みを休止する(S7)。そ
の間、基準位置からの深さに目的とする導電層31の深
さに応じた深さDpを設定し(S8)、ドリル1の先端
がこの深さDpに達するとデータの取り込みを再開する
(S9)。その後、変位ΔZ(またはΔθ)が閾値Tを
超えると目的の導電層31に達したと判断し(S1
0)、切削加工を終了するのである。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】(実施例15)本実施例は、実施例3、実
施例4と同様に、変位ΔZ(またはΔθ)に基づいて切
削した導電層31を計数するものであって、演算制御部
20cに変位ΔZ(またはΔθ)のデータを取り込むサ
ンプリング間隔を変化させることによって、演算制御部
20cへのデータの取り込み個数を比較的少なくしなが
らも目的の導電層31の位置を正確に検出できるように
するものである。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】すなわち、図34に示すように変位ΔZ
(またはΔθ)によって導電層31の層数を計数する際
に、目的の導電層31の1層前に達するまではサンプリ
ング間隔を比較的長く(ただし、導電層31を検出する
のに必要な変位ΔZ(またはΔθ)の変化を検出できる
程度に)設定しておき(白丸はサンプリングしたデータ
を示す)、目的の導電層31の位置Cnの1層前の導電
層31の位置Cn-1を検出すると、サンプリング間隔を
小さくするのである。このようにして、変位ΔZ(また
Δθ)が閾値を超えた位置を正確に判断することがで
きるのである。また、つねにサンプリング間隔を小さく
する場合に比較して、測定精度を落とすことなくデータ
の取り込み量を削減することができ、結果的に演算制御
部20cの負担を軽減できることになる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】この手順をまとめると、図35のようにな
る。すなわち、加工を開始し(S1)、変位ΔZ(また
Δθ)が閾値Tを超えると(S2)、切削が開始され
たものとして導電層31の計数を開始する(S3)。計
数した導電層31の層数が目的の層数よりも1層少ない
値になると(S4)、サンプリング間隔を小さくしてデ
ータを密に取り込む(S5)。その後、変位Z(または
Δθ)が閾値Tを超えると(S6)、目的の導電層31
に達したものと判断して切削加工を停止する。
【手続補正25】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴加工用の切削工具を回転させる回転装
    置を支持したハウジングをワークとの距離を小さくする
    一定方向に移動させ、切削工具によるワークの切削が可
    能となる時点を切削工具に作用する回転装置の回転方向
    における反力の変化によって検出し、反力の変化を検出
    した時点でのハウジングの位置を基準位置とし、この基
    準位置から所望の穴の深さに相当する距離だけハウジン
    グが移動すると切削加工を停止することを特徴とする穴
    加工方法。
  2. 【請求項2】 穴加工用の切削工具を回転させる回転装
    置を支持したハウジングをワークとの距離を小さくする
    一定方向に移動させ、切削工具によるワークの切削が可
    能となる時点を切削工具に作用するハウジングの移動方
    向に沿う方向における反力の変化によって検出し、反力
    の変化を検出した時点でのハウジングの位置を基準位置
    とし、この基準位置から所望の穴の深さに相当する距離
    だけハウジングが移動すると切削加工を停止することを
    特徴とする穴加工方法。
  3. 【請求項3】 ワークは導電層と絶縁層とを交互に複数
    層積層した多層配線基板であって、穴加工用の切削工具
    を回転させる回転装置を支持したハウジングをワークと
    の距離を小さくする一定方向に移動させ、切削工具によ
    る導電層の切削を切削工具に作用する回転装置の回転方
    向における反力の変化によって検出し、反力に変化が生
    じた回数に基づいて切削した導電層の層数を計数し、所
    望の層数の導電層を切削した時点で切削加工を停止する
    ことを特徴とする穴加工方法。
  4. 【請求項4】 ワークは導電層と絶縁層とを交互に複数
    層積層した多層配線基板であって、穴加工用の切削工具
    を回転させる回転装置を支持したハウジングをワークと
    の距離を小さくする一定方向に移動させ、切削工具によ
    る導電層の切削を切削工具に作用するハウジングの移動
    方向に沿う方向における反力の変化によって検出し、反
    力に変化が生じた回数に基づいて切削した導電層の層数
    を計数し、所望の層数の導電層を切削した時点で切削加
    工を停止することを特徴とする穴加工方法。
  5. 【請求項5】 回転装置は少なくともハウジングの移動
    方向について電磁石の磁力でハウジングに対して浮上さ
    せた形で支持する磁気浮上装置を介してハウジングに支
    持され、所望の層数の導電層を切削した時点でハウジン
    グの移動を停止させた直後に、回転装置をワークとの距
    離を大きくする向きに移動させるように磁気浮上装置の
    電磁石への通電電流を急速に変化させることによって切
    削加工を停止することを特徴とする請求項3または請求
    項4記載の穴加工方法。
  6. 【請求項6】 穴加工用の切削工具を回転させる回転装
    置を磁気浮上装置にを介して支持したハウジングをワー
    クとの距離を小さくする一定方向に移動させるととも
    に、少なくともハウジングの移動方向について磁気浮上
    装置に設けた電磁石の磁力で回転装置をハウジングに対
    して浮上させ、切削工具によるワークの切削が可能とな
    る時点を検出した時点でハウジングの位置を基準位置と
    し、この基準位置でハウジングの移動を停止させるとと
    もに、この基準位置から所望の穴の深さに相当する距離
    だけ磁気浮上装置により回転装置を移動させた後、切削
    加工を停止することを特徴とする穴加工方法。
  7. 【請求項7】 切削加工を停止させる位置への接近をハ
    ウジングの移動量またはハウジングの移動時間により検
    出し、切削加工を停止する位置への接近を検出するとハ
    ウジングの移動速度を減速させることを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のいずれかに記載の穴加工方法。
  8. 【請求項8】 回転装置はハウジングに対して平行移動
    および回転移動をすべての方向について許すように電磁
    石の磁力で浮上させた形で支持する磁気浮上装置を介し
    てハウジングに支持され、電磁石への通電電流によって
    規定される所定の位置からの変位を反力の指標とし、こ
    の変位が規定の閾値を超えると導電層を切削しているも
    のと判断することを特徴とする請求項4または請求項5
    記載の穴加工方法。
  9. 【請求項9】 ハウジングの移動開始位置から切削工具
    がワークに接触するまでの期間における変位の平均値を
    求め、求めた平均値に基づいて閾値を決定することを特
    徴とする請求項8記載の穴加工方法。
  10. 【請求項10】 上記変位が閾値を超えるときのハウジ
    ングの移動距離または時間間隔を計測し、変位が閾値を
    超えてから規定距離または規定時間が過ぎた後に変位が
    閾値を超えると、切削した導電層の層数として計数する
    ことを特徴とする請求項8または請求項9記載の穴加工
    方法。
  11. 【請求項11】 回転装置の回転方向におけるハウジン
    グに対する回転装置の角速度と、ハウジングの移動方向
    に沿う方向における回転装置の移動速度との少なくとも
    一方について、規定の変化が生じたときに導電層を切削
    しているものと判断することを特徴とする請求項4また
    は請求項5記載の穴加工方法。
  12. 【請求項12】 ワークは導電層と絶縁層とを交互に複
    数層積層した多層配線基板であって、穴加工用の切削工
    具を回転させる回転装置を支持したハウジングをワーク
    との距離を小さくする一定方向に移動させ、切削工具に
    よる導電層の切削を切削工具に作用する回転装置の回転
    方向またはハウジングの移動方向における反力の変化に
    よって検出し、規定の基準位置から目的の導電層の位置
    までの距離よりも小さく目的の導電層の1層前までの深
    さよりは大きい規定の深さに切削工具が到達した時点か
    ら反力の検出を開始し、反力に変化が生じた時点で切削
    加工を停止することを特徴とする穴加工方法。
  13. 【請求項13】 加工穴とは異なる位置に捨て穴を切削
    して各導電層の深さを各導電層に対応付けてデータベー
    スに登録し、穴加工時に目的の導電層を指定することに
    よってデータベースから読み出した対応する深さに基づ
    いて反力の検出を開始する深さを決定することを特徴と
    する請求項12記載の穴加工方法。
  14. 【請求項14】 穴加工時に第1層の導電層と第2層の
    導電層との距離を検出し、目的の導電層までの深さを上
    記距離に所定倍率を乗じて求め、この深さに基づいて反
    力の検出を開始する深さを決定することを特徴とする請
    求項12記載の穴加工方法。
  15. 【請求項15】 ワークは導電層と絶縁層とを交互に複
    数層積層した多層配線基板であって、穴加工用の切削工
    具を回転させる回転装置を支持したハウジングをワーク
    との距離を小さくする一定方向に移動させ、切削工具に
    よる導電層の切削を切削工具に作用する回転装置の回転
    方向またはハウジングの移動方向における反力の変化を
    サンプリングして検出し、目的の導電層の1層前の導電
    層を切削するまでのサンプリング間隔に対して以後のサ
    ンプリング間隔を小さくし、サンプリング間隔を小さく
    してから、反力に変化が生じた時点で切削加工を停止す
    ることを特徴とする穴加工方法。
JP6007270A 1993-03-15 1994-01-26 穴加工方法 Pending JPH06320314A (ja)

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