JPH0632049Y2 - 長繊維を交絡してなる台紙付シート - Google Patents

長繊維を交絡してなる台紙付シート

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JPH0632049Y2
JPH0632049Y2 JP1987033732U JP3373287U JPH0632049Y2 JP H0632049 Y2 JPH0632049 Y2 JP H0632049Y2 JP 1987033732 U JP1987033732 U JP 1987033732U JP 3373287 U JP3373287 U JP 3373287U JP H0632049 Y2 JPH0632049 Y2 JP H0632049Y2
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sheet
mount
synthetic resin
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば半導体工場内のクリーンルーム等で各
種清浄用に用いたり、検体を付着させ試験器に提供した
りするために用いるシートに関する。
〔従来の技術〕 例えば半導体工場内のクリーンルーム等で各種清浄用に
用いたり、検体を付着させ試験器に提供したりするため
のワイピング材料には、従来次のような特性が必要であ
ると言われている。
セルロースまたはそれに匹敵する吸湿性に富んだ材料
でできていること。
強度が高く、特に湿潤時に著しく強度低下を来さない
こと。
油剤、接着剤その他、人体に有害なものを含まないこ
と。
短繊維が脱落しないこと、望ましくは連続フィラメン
ト製であること。
低コストで製造可能なこと。
上述の特性を満足する不織布が、例えば、特公昭52−
6381号公報に開示されている。
更に、このようなワイピング材料を実用する際には、そ
のイオン特性が一定の状態にコントロール可能であるこ
とが必要である。イオン特性が一定とは、例えばPHが
7で中性か、もしくは所定のPH値から変化しないこ
と、または金属イオンを全く含まないか、もしくは特定
の金属イオンのみを含む状態を維持することを言う。こ
れは、PHが酸性側に移行しているワイピング材料で機
器を拭いた場合には錆の発生の問題があり、また、コン
トロール不能なイオンが含まれている場合には、このよ
うなワイピング材料をサンプリングシートとして用いて
検体を採取すると検体の特性が正確に測定できない心配
があるからである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述の〜の特性を満足する不織布からなるワイピン
グ材料は、比較的大きなまま販売されている。そのた
め、小さな個所の清掃や検体の収集にこのワイピング材
料を使用する場合には、鋏やナイフで不織布を所望の大
きさの小片に裁断する必要がある。
上述のように大きな不織布を使用場所で所望の大きさに
裁断することは、不織布がしなやかで腰がないため絡ま
ったりして作業が煩瑣である。加えて裁断時に発生する
切粉等がクリーンルームを汚したり試験器に付着して好
ましくない。
このような点を考慮して、ワイピング材料を予め所望の
大きさに裁断しておくことを検討したが、上述のように
不織布がしなやかで腰がないため、裁断しただけでは互
いに絡まったりして取扱いが非常に面倒である。
更に、取扱い性を向上するために所望の大きさに裁断し
たワイピング材料を台紙に直接固定しておくことを検討
した。しかし、通常、台紙に使用されている紙は濡れた
りすると酸性となり、このため、台紙に直接ワイピング
材料を固定した場合には、台紙によりワイピング材料が
汚染され、例えばそのPHが中性でなくなったりする。
また、台紙に中性紙を用いればPHの問題は少なくなる
が、高価になるという問題が生じる。
更に、台紙に固定したワイピング材料を剥離する際にワ
イピング材料が毛羽立ったりするという問題もある。
上述の点に鑑み、本考案は予め所定の大きさに切断した
ワイピング材料のシートを、特別な構成とした台紙に特
別な方法で固定し、必要時に台紙から剥離して使用可能
とした台紙付シートを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案においては、長繊維を交絡して形成されたシート
と、該シートを取着する台紙とからなり、該台紙の表面
には熱可塑性合成樹脂層が形成されており、前記シート
は切離し線により多数の小片に分割され、該各小片は切
離し線により多数の小片に分割され、該各小片は一部分
のみが前記台紙に固定されており、前記シートは各小片
毎に前記台紙から分離可能であることを特徴とする台紙
付シートにより、上述の目的を達成する。
〔作用〕
本考案においてはシートとして連続長繊維を交絡して形
成されたシートを用いているので、シートからの短繊維
の脱落がなく、クリーンルームを汚したり、試験器に短
繊維屑が付着するような不都合がない。
本考案においては、シートの一部分のみを台紙に固定し
ているので、シートの使用時に極めて容易に台紙から剥
離することができ、裁断することなく、所望の大きさの
シートを用いることができる。
また、本考案においては、台紙の表面には熱可塑性合成
樹脂層が形成されているので、台紙本体中の金属イオン
や水素イオンがシートへ移行することが防止され、シー
トのイオン特性を所望の状態に維持することができる。
本考案においては、シートを切離し線によって予め所定
の大きさに分割しており、このような構成とすることに
より、使用の都度に鋏やナイフで裁断する必要がなく、
取扱いが容易であるとともに裁断時の切り屑が発生する
ことも防止できる。
更に、本考案においては、一部分のみが台紙に固定され
ているシートの表面を保護部材によって覆うことが好ま
しい。このようにすることにより、保存中にシートに埃
等が付着することもなく、本考案の台紙付シートを多数
枚重ねた場合に他の台紙からイオン等により汚染される
ことも防止でき、また、予め多数の小片に分割され切離
し容易のように一部分のみ台紙に固定された状態でも各
小片が台紙から脱落することが防止できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図示した図面に基づき本考案を
詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例の分割側面図であり、本実施
例の台紙付シートは、シート1と、シート1を取着する
台紙と、シート1の表面を覆っている保護部材3との組
合せからなり、上記の組合せが多数セット重ねられ、上
下に表紙8aおよび裏表紙8bが添えられ、ともに製本
されている。
台紙は台紙本体2とその表面を覆う熱可塑性合成樹脂層
5からなる。
価格を安価とし且つ製作を容易にするために、台紙本体
2は適宜の厚さと剛性を有する紙で製作することが好ま
しい。
台紙本体2の上面には、第3図(b)、第4図、第5
図、第8図および第9図に示すように、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)、ポリエチレン(PE)、塩ビ
(PVC)等の熱可塑性合成樹脂層5が形成されてい
る。例えば、コーティング等により形成すればよい。
保護部材3は、埃がシートに付着すことを防止し、また
台紙への固定力が小さい場合にも小片に分割したシート
が脱落することを防止し、更に他の台紙からシートへ金
属イオンや水素イオンが移行することを防止する。
保護部材を開かない状態でシートの残量を知ることがで
きるように、保護部材はポリエステル樹脂フィルム等の
透明な樹脂フィルムで製作することが好ましい。
シート1は、例えば特公昭52−6381号公報に開示
されているようにして、連続長繊維を交絡してシート状
に形成しており、例えばトムソン打抜き機を用いて、第
2図に示すように、縦横の切離し線1a、1bを刻設し
て多数の小片1cに分割している。
各小片1cは一部分のみが台紙に固定されている。小片
1cの一部分のみを台紙に固定する方法として次のよう
な方法が適用可能である。
打抜き時に、切離し線1a、1b形成用の刃物4の刃
先がシート1を越え台紙の熱可塑性合成樹脂層5の中間
部まで、あるいは更に台紙本体2の中間部まで達するよ
うに公知の構造のトムソン打抜き機を調整し、第3図
(a)に示すようにシート1を台紙に重ねた状態で、ト
ムソン打抜き機で打抜く。
すなわち、第3図(b)または第4図に示すように、刃
物4でシート1に切離し線1a、1bを形成するととも
に台紙表面の熱可塑性合成樹脂層5または台紙本体2に
切込み2aを形成するが、熱可塑性合成樹脂層5または
台紙本体2に切込み2aを入れる際に、シート1の切離
し線1aの部分が刃物4により熱可塑性合成樹脂5また
は台紙本体2の切込み2aに押込まれるのでシート1の
各小片1cの周縁部分は台紙に固定される。
また、切離し線は長さ方向に連続しており、切離し線1
a、1bによりシート1を完全に切り離してもよく、ま
たは切離し線1a、1bによりシート1の強度を弱くし
手で引っ張ると切断するようにしてもよく、更に長手方
向に切れ目が断続する所謂ミシン目を切離し線1a、1
bとして採用しても良い。
台紙本体2の上面に、熱可塑性合成樹脂層5をコーテ
ィングし、その上にシート1を置き、トムソン打抜き機
の刃物を加熱して上述のの方法を実施する。
この際に、打抜き時に、切離し線1a、1b形成用の刃
物4の刃先が台紙に示すようにシート1および熱可塑性
合成樹脂層5を越え台紙本体2の中間部まで達するよう
に公知の構造のトムソン打抜き機を調整することが好ま
しい。これにより、刃物4でシート1に切離し線1a、
1bを形成し、切離し線1a、1bにより小片間を確実
に切り離すとともに台紙2、5に切込み2aを形成し、
シート1の切離し線1a部分を台紙の切込み2aに押込
み、加熱された刃物4により熱可塑性合成樹脂層(ヒー
トシール接着剤の役目をする)5とシート1の各小片1
cの周縁部分とをヒートシールし台紙に固定する。
上記の方法では切離し線1a、1b形成部分を熱可
塑性合成樹脂層5にヒートシールしていた。これに対し
て、本方法では上記の方法によりシート1に切離し線
1a、1bを形成し台紙の切込み2aに押込み固定する
とともに、切離し線1a、1bとは別の部分をヒートシ
ール2bにより部分的に固定している。
すなわち、第5図に示すように台紙本体2の上面に熱可
塑性合成樹脂層5をコーティングし、この熱可塑性合成
樹脂層5を越えて台紙本体2に達するように調整した刃
物を加熱することなく用いてシート1に切離し線1a、
1bを形成し、切離し線1a、1bの形成後に、または
同時に、刃先が熱可塑性合成樹脂層5の中間部に達する
ように調整した加熱刃物を用いてシート1を、第6図に
示すように一方の切離し線1aに平行して、ヒートシー
ル線6により部分的に熱可塑性合成樹脂層5にヒートシ
ールして固定する。この場合に、加熱刃物により長手方
向に断続して例えばミシン目状にヒートシールすると小
片1cの取外しが容易となり好ましい。
以上の〜の方法によると、シート1の各小片1cに
は、全くまたは殆ど、接着剤が付着しない。このため、
シート1に付着した接着剤が周囲を汚さないので、清掃
用に好適である。また、接着剤がシート1に移行して、
例えば接着剤により中性のシートをアルカリ性や酸性に
する等、シートの特性を変化させたりすることがないの
で、試験用検体を付着させて試験器に供給する場合にも
好適である。
第7図に示す方法では、台紙表面の熱可塑性合成樹脂
層5の上にシート1を置き、更に通常のヒートシール時
の設定温度(通常110〜120℃)より低温(例え
ば、80〜100℃)を設定した先端が鋭利とした熱バ
ー7によりシート1を部分的にヒートシールしている。
この方法によると、接着部の形状は、熱バー7の形状を
変えることにより、例えば連続線状にも、また点線状に
もできる。
シート1の切離し線1a、1b(第6図参照)を形成す
る場合は、例えばトムソン打抜き機により、ヒートシー
ルの後に形成することが作業性、手順の面から好まし
い。
第8図に示す方法では、台紙本体2の上に形成した熱
可塑性合成樹脂層5の上にエチレン酢酸ビニル共重合体
(EVA)、ポリエチレン(PE)、塩ビ(PVC)等
の熱可塑性合成樹脂接着剤9をパターンコートし、その
上にシート1を部分的に接着している。
シート1の切離し線は、の方法と同様に、例えばトム
ソン打抜き機により、接着後に形成することが好まし
い。
上記の方法では、前述の〜の方法によるものに比
較して、シート1に接着剤が付着したり移行したりし易
く、このような接着剤の付着や移行が問題とならない用
途に適する。
第9図の実施例では、熱可塑性合成樹脂層5付きの台
紙の上に置いたシート1をエンボス加工7により台紙に
固定している。エンボス加工の凹凸が問題とならず、エ
ンボス加工程度で固定可能な材料の場合に適する。
第10図に示す実施例においては、台紙本体2(実線で
示した)の上に熱可塑性合成樹脂層5(短い破線で示し
た)を形成し、その上に第3図から第9図を参照して説
明した上述の実施例と同様にしてシート1(長い破線で
示した)を部分的に固定している。このように製作した
台紙付シートを折曲げ線10に沿って交互に屏風のよう
な折曲げるようにしている。なお、シート1は折曲げ線
10に沿って、または折曲げ線10間で、適宜の大きさ
に裁断している。このような構成とした台紙付シートで
は、保護部材3(第1図)を省略しても、シート1は互
いに対向し、対向したシート1は熱可塑性合成樹脂層5
付きの台紙本体2により挾まれているので、外部からの
埃等が付着することが防止され、台紙本体2から汚染さ
れることもない。
さらに第11図に示す実施例においては、熱可塑性合成
樹脂層5を表裏の両面に形成した台紙本体2の片面にシ
ート1を第3図から第9図を参照して説明した方法によ
り部分的に固定している。このように形成した台紙付シ
ート1においては、シート1を固定していない側の熱可
塑性合成樹脂層5が保護部材3(第1図)の役割を果
し、特別な保護部材を省略することができる。この場
合、台紙本体2の両面に形成した熱可塑性合成樹脂層の
一方は保護部材3の役割であるので、他方の合成樹脂層
と同じでもよいし、材質、層厚が異なっていてもよい。
更に、この実施例の変態様として、台紙本体2の両面に
形成した両合成樹脂層5の上にそれぞれシート1を部分
的に固定してもよい。この場合は、台紙本体2の両面の
合成樹脂層5は同一とすると、切込みの形成などの取扱
いが両面とも同じになるので好ましい。
〔考案の効果〕
本考案においてはシートとして短繊維を用いずに長繊維
を交絡して形成された不織布を用いているので、シート
からの短繊維の脱落がなく、クリーンルームを汚した
り、試験器に短繊維屑が付着するような不都合がない。
本考案においては、シートは予め所定の大きさとしてい
るので、使用の都度に鋏やナイフで裁断する必要がな
く、取扱いが容易であるとともに裁断時の切り屑が発生
することもない。
本考案においては、シートを切離し線の箇所において台
紙に固定しているので、シートの使用時に極めて容易に
台紙から剥離するとができ、使用の都度に鋏やナイフで
裁断することなく、所望の大きさのシートを用いること
ができる。
また、本考案においては、台紙の表面には熱可塑性合成
樹脂層が形成されているので、台紙本体中の金属イオン
や水素イオンがシートへ移行することが防止され、シー
トのイオン特性を所望の状態にコントロールできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の分解側面図、第2図は本考案
の実施例から保護部材を取除いた状態の斜視図、第3図
(a)、(b)は本考案の一実施例の製造方法を説明す
るための側面図および実施例の拡大断面図、第4図は他
の実施例の拡大断面図、第5図は更に他の実施例の拡大
断面図、第6図は第5図の実施例の平面図、第7図は更
に他の実施例の製造方法を示す側面図、第8図は更に他
の実施例の拡大断面図、第9図は更に他の実施例の拡大
断面図、第10図および第11図はそれぞれ本考案の更
に別の実施例の側面図である。 1…シート、1a、1b…切離し線、 1c…小片、2…台紙本体、 3…保護部材、5…熱可塑性合成樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】短繊維を用いずに長繊維を交絡して形成さ
    れたシートと、該シートを取着する台紙とからなり、該
    台紙の表面には熱可塑性合成樹脂層が形成されており、
    前記シートは切離し線により多数の小片に分割され、該
    各小片は切離し線の箇所において前記台紙に固定されて
    おり、前記シートは各小片毎に前記台紙から分離可能で
    あることを特徴とする長繊維を交絡してなる台紙付シー
    ト。
JP1987033732U 1987-03-08 1987-03-08 長繊維を交絡してなる台紙付シート Expired - Lifetime JPH0632049Y2 (ja)

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JPS63143264U JPS63143264U (ja) 1988-09-21
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