JPH06320657A - 光反射性シート - Google Patents

光反射性シート

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JPH06320657A
JPH06320657A JP11453093A JP11453093A JPH06320657A JP H06320657 A JPH06320657 A JP H06320657A JP 11453093 A JP11453093 A JP 11453093A JP 11453093 A JP11453093 A JP 11453093A JP H06320657 A JPH06320657 A JP H06320657A
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sheet
foam sheet
metal foil
polyurethane foam
light
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JP11453093A
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English (en)
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Mitsugi Terashi
賦 寺師
Masaharu Inoue
正春 井上
Ken Ushijima
愃 丑嶋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂発泡体シートの一方の表面に金属箔を貼
り合わせ、他方の面に繊維基布を貼り合わせ、金属箔は
曲線状の凹凸形状を有し、繊維基布の面に獣鳥虫類忌避
剤、病虫害予防剤、除草剤、除菌剤から選ばれる少なく
とも一つの薬剤を封入した多孔性マイクロカプセルを付
着させたことにより、果実の成育を助長し、獣鳥虫類、
病虫菌、雑草などから果実などを守る光反射性シートを
得る。 【構成】 ポリウレタンフォームシート(2)の表面側
に金属箔(1)、裏面側に熱収縮性の基布(3)を貼り
合わせ、この複合シートを加熱処理して裏面側の基布
(3)を縦横方向に収縮させ、この基布(3)の収縮力
をポリウレタンフォームシート(2)と金属箔(1)に
波及させて表面の金属箔(1)に皺条の不規則な凹凸
(5)を形成させる。次に基布(3)の表面にマイクロ
カプセル化した薬剤(6)をコーティングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、果樹園やビニールハウ
ス等の農業用等に好適な所定の薬剤を含む光反射シート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】栽培果実の色付きをよくし果実の品質を
高めるために、例えば実開昭55−81031号公報、
実公昭57−23150公報、実開昭61−14614
7号公報等にみられるように光反射性に優れたシートが
用いられるようになった。これらの従来の反射性シート
は、光の乱反射性を得るべくスリットヤーンのようなテ
ープ条の糸条によって織成された基布に金属箔(アルミ
ニウム箔)を貼り合わせて構成されている。
【0003】また片面に金属蒸着膜層が設られた軟質合
成樹脂フィルムを発泡体に積層してなる反射性の保温用
シートが提案され(実開昭57−174036号公
報)、金属箔や金属蒸着膜の光反射性を利用した種々な
シートが既に知られている。
【0004】また実開昭57−103837号公報に提
案されているように基材として空気マットのようなクッ
ション体を利用することも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光反射性シートは、太陽光を反射させて果実に光を照射
する機能のみにとどまり、獣鳥虫類、病虫菌、雑草など
から果実などを守る機能の付与は検討されてこなかっ
た。
【0006】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、好適な太陽光の反射機能を付与するとともに所定の
除放性薬剤を存在させ、獣鳥虫類、病虫菌、雑草などか
ら果実などを守る機能を付与した光反射性シートを提供
することを第1の目的とする。
【0007】本発明の第2の目的は、柔軟にして軽量で
あり、しかも適度なクッション性を備え、さらに光の乱
反射性に富む光反射性シートを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の光反射性シートは、樹脂発泡体シートの一
方の表面に金属箔が貼り合わされているとともに、他方
の面に繊維基布が貼り合わされている光反射性シートで
あって、前記繊維基布の面に獣鳥虫類忌避剤、病虫害予
防剤、除草剤、除菌剤から選ばれる少なくとも一つの薬
剤を封入した多孔性マイクロカプセルを付着させたこと
を特徴とする。
【0009】前記構成においては、金属箔は断面から見
て曲線状の凹凸形状を有することが乱反射性を向上する
ことから好ましい。また前記構成においては、金属箔の
曲線状の凹凸形状が、裏面の基布の収縮によるものであ
ることが、曲線状の凹凸形状を達成する上で好ましい。
【0010】また前記構成においては、多孔性マイクロ
カプセルが、無機質多孔性粒子の凝集体であることが、
除放性薬剤を効果的に機能させるために好ましい。また
前記構成においては、樹脂発泡体シートと金属箔、及び
/または樹脂発泡体シートと繊維基布の貼り合わせが、
樹脂発泡体シートの溶着であることが、接着一体化する
ために好ましい。
【0011】
【作用】本発明の光反射性シートを、例えば農業用とし
て果樹園の樹の下に敷設したり、樹木に吊す等して使用
すると、表面の金属箔は太陽光線をランダムな方向に乱
反射させて日陰部分の果実の色付きをよくし、果実の成
育を助長するとともに、所定の除放性薬剤を存在させ、
獣鳥虫類、病虫菌、雑草などから果実などを守る機能を
付与した反射性シートを実現できる。そして樹木の下に
敷設使用した場合には、中間層の樹脂発泡体シートは土
壌の温度上昇や乾燥を防止するとともに、強風等によっ
て落下する果実の衝撃を緩和して損傷の度合いを小さく
し、落下果実の品質低下を防止できる。また、金属箔は
断面から見て曲線状の凹凸形状を有すると、乱反射性を
さらに向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下実施例を用いてさらに具体的に説明す
る。本発明に適用する樹脂発泡体は、例えばポリウレタ
ンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリプロピレンフ
ォーム、ポリスチレンフォーム、シリコーンゴムフォー
ム、生分解性セルロース系フォームなど様々な樹脂発泡
体シートを用いることができるが、ポリウレタンフォー
ムを用いた場合について説明する。ポリウレタンフォー
ムシートは、厚さが1〜10mm、好ましくは厚さが2
〜5mmである。ポリウレタンフォームシートの厚さが
1mm未満では十分なクッション性が得られず、また厚
さが10mmを越えるとコスト高となるばかりでなく金
属箔に乱反射性に富んだランダムな凹凸を形成すること
が困難となる。ポリウレタンフォームの場合の発泡倍率
は、後に説明する基布の収縮に追従して反射層に皺を与
えるため、約7倍以上の高倍率のものが好ましく、独立
発泡体よりは連続発泡体のほうが好ましい。
【0013】また金属箔としては、タングステンランプ
による全反射率が80%以上、厚さが10〜20μmの
アルミニウム箔が好適である。また上記ポリウレタンフ
ォームシート裏面に貼り合わせる熱収縮性の基布として
は、ポリウレタンフォームシートの融点以下の温度で縦
横方向に5〜30%程度収縮するか織編物や合成樹脂シ
ートが適用できるが、比較的低温で収縮する繊維、例え
ばアクリル繊維やポリプロピレン繊維の紡績糸で織成さ
れた粗目織物が軽くて柔軟性に富みかつ安価であること
から好ましく適用できる。そのうえポリウレタンフォー
ムシートは加熱してその表面を溶融させると接着剤と同
等の接着能を発揮し、したがって上記基布や金属箔を接
着剤を用いることなく高速度で接着するすることができ
金属箔/ポリウレタンフォームシート/基布からなる3
層構造の複合シートを能率よく製造することができる。
裏面の基布は熱収縮されて表面の金属箔にポリウレタン
フォームシートを介して皺条の不規則な凹凸が形成され
ている。
【0014】ポリウレタンフォームシートの一方の面に
ガスバーナーによるガス炎を当ててその表面層を溶融
し、溶融直後のその溶融面に熱収縮性の基布または金属
箔を供給して両者を加圧接着させ、さらにポリウレタン
フォームシートの他方の面にガスバーナーによるガス炎
を当ててその表面層を溶融面するとともに溶融直後のそ
の溶融面に金属箔、または基布を供給して加圧接着さ
せ、しかるのちこの3層構造の複合シートを無拘束状態
で熱処理を施して上記熱収縮性の基布を収縮させ、この
基布の収縮によりポリウレタンフォームシートを介して
表面の金属箔に皺条の不規則な凹凸模様を発現させる。
【0015】次に、繊維基布の面に獣鳥虫類忌避剤、病
虫害予防剤、除草剤、除菌剤から選ばれる少なくとも一
つの薬剤を封入した多孔性マイクロカプセルを付着させ
る方法について説明する。まず多孔性マイクロカプセル
は、例えばシリカ、珪酸カルシウム、アルミナなどを界
面反応法によって外径が平均5μm程度の凝集体を作成
し、その凝集体の中に前記薬剤を芯物質として吸着させ
封入して作る。次にアクリル樹脂(樹脂コート材)10
0重量部に対し前記無機質多孔性マイクロカプセル1.
5〜10重量部を混合し、このエマルジョンを作成し、
このエマルジョンを乱反射シートの裏面の基布にコーテ
ィングし、付着させる。
【0016】本発明で使用することができる薬剤は例え
ば下記の通りである。 (1)イチョウ葉からの抽出成分:6−アルケニルサリ
チル酸類、ギンコライドビロバリド等のセスキテルペ
ン、(薬効)アオムシ、ヨトウムシの忌避 (2)よもぎ葉抽出成分:よもぎ油、(薬効)カラス、
ヒヨドリ、キジバト、ムクドリの忌避 (3)楠科の樹皮、根皮、枝葉の乾燥粉末からの抽出成
分:シンナミックアルデヒドおよびオルソシンナミック
アルデヒド、(薬効)みかん、柿の害虫のスリップス類
の忌避 (4)バラ類からの抽出成分:ローズ系フローラル調香
料、ゲラニオール、ベンジルアルデヒド、テトラヒドロ
リナリロール、シクラメンアルデヒド、(薬効)ハト、
スズメ、カラス、ムクドリ、ヒヨドリの忌避 (5)シロバナムシヨケギクからの抽出成分:ピレトリ
ン成分 デリスからの抽出成分:ロテノン成分 タバコからの抽出成分:ニコチン成分 センダンからの抽出成分:アザデイテクテン アセビからの抽出成分:アセポトキシン成分 (薬効)鼠、兎、からす、雀、むくどり、ひよどり、ウ
ンカ、ヨコバイ、アブラムシの忌避 (6)杉葉、笠、バラン類からの抽出成分:純分55%
のエキス、(酸化防止剤としてビタミンB1,B2,B
6と僅少のクエン酸を加える)(薬効)防菌 (7)クレオソート、ピリジン:(薬効)カラス、ヒヨ
ドリ、キジバト、ムクドリ (8)辛ラツ性香辛料:コショウ、トウガラシ、カラ
シ、ワサビ、ニンニク、タマネギ、ウコン、ニッケイ、
オールスパイス、ショウズクの粉末またはアルコール等
の溶媒の抽出物 芳香性香辛料:チョウジ、タイム、ハッカ、シソ、セー
ジ、サンショウの粉末またはアルコル等の溶媒の抽出
物、 (薬効)犬、猫、ハトの忌避 (9)O,S−ジメチル−N−アセチルホスホロアミド
チオエート:(薬効)アブラムシ類、スリップス類、オ
ンシツコナジラミ、アオムシ、コナガ、ヨトウムシ、ス
ジキリヨトウ、シバツトガの駆除と忌避 (10)銅イオン、銀イオンなどの金属イオンを含む有機
化合物または無機化合物:(薬効)除菌、防菌 (11)塩素酸ナトリウムなどの塩素酸塩系除草剤、ハロ
ゲン化脂肪酸系除草剤、カルバメート系除草剤、または
これらの混合系除草剤 以下本発明の具体的実施例を説明する。
【0017】(実施例1) A.光反射性シートの作製例 以下本発明の一実施例を示した図にもとづいて説明す
る。図1は本発明の光反射性シートの断面図を示し、
(1)は金属箔、(2)はポリウレタンフォームシー
ト、(3)は熱収縮性基布である。金属箔(1)には厚
さ13μmのアルミニウム箔を用い、ポリウレタンフォ
ームシート(2)には厚さが2mm、比重が0.O20
の熱融着可能な軟質ポリウレタンフォームシートを用
い、熱収縮性基布として高収縮性の粗目平織物を使用し
た。この粗目平織物はアクリル繊維の紡績糸(綿番手1
4S)を経糸および緯糸に配し、経糸密度、緯糸密度が
それぞれ17本/インチの粗目平織物である。前記光反
射性シート(4)は、ポリウレタンフォームシート
(2)の表面に金属箔(1)が貼り合わされ、ポリウレ
タンフォームシート(2)の裏面に熱収縮性の基布
(3)が貼り合わされて構成され、基布(3)が熱収縮
されてポリウレタンフォームシート(2)を介して表面
の金属箔(1)の面に皺条の不規則な断面曲線状の凹凸
(5)が形成されている。そしてマイクロカプセル化し
た薬剤層(6)が基布(3)の表面にコーティングされ
ている。
【0018】次に図2〜図4を用いて前記光反射性のシ
ート(4)の製造方法を説明する。ロール状に巻き取ら
れたポリウレタンフォームシート(2)を引き出し、シ
ーベルテンション装置(10)によってポリウレタンフォ
ームシート(2)が弛緩しない程度の張力をかけなが
ら、周速40m/分で回転しているメインロール(11)
上に導き、このメインロール(11)においてポリウレタ
ンフォームシート(2)の一方の面にガスバーナー(1
2)により炎を吹き付け、ポリウレタンフォームシート
(2)の表面を厚さ0.4〜0.6mm程度溶融して接
着能を発現させた。他方ガイドロール(13)を通して上
記熱収縮性の基布(3)を引き出して上記メインコント
ロール(11)の周面に対設してガスバーナー(12)の下
方に位置しているプレッシャーロール(14)に導入して
ポリウレタンフォームシート(2)の溶融状態にある表
面側に供給し、プレッシャーロール(14)の加圧作用に
よりシート(2)と基布(3)を接着したのち、クリー
ングロール(15)によって冷却し、この複合シート(2
0)を一旦ロール状に巻き取った。この時点においては
基布(3)には殆ど熱収縮が生じていない。
【0019】続いてこの複合シート(20)を図3に示す
ように上記と同様に、メインロール(11)、ガスバーナ
ー(12)、プレッシャーロール(14)、クリーンロール
(15)を備えた装置に、そのポリウレタンフォームシー
ト(2)の面を表側として弛緩しない程度の張力に調整
しながら供給して上記と同様にポリウレタンフォームシ
ート(2)の面にガスバーナー(12)により炎を吹き付
け、ポリウレタンフォームシート(2)の表面を軽く溶
融し、その溶融面に金属箔(1)を導入してポリウレタ
ンフォームシート(2)に接着し、ポリウレタンフォー
ムシート(2)の表面に金属箔(1)、裏面に基布
(3)が接着された3層の複合シート(30)となし、冷
却したのちロール状に巻き取った。
【0020】次に、この3層の構造の複合シート(30)
を図4に示すように、加熱ゾーン(21)と冷却ゾーン
(22)を備えた熱処理装置に収縮を拘束しない状態で導
入した。即ち、複合シート(30)をフィードロール(2
3)にて強制的に弛緩状態となして熱処理装置内に供給
し、加熱ゾーン(21)で上記基布(3)を縦方向および
横方向に収縮させたのち冷却し巻き取った。
【0021】かくして熱処理した複合シート(30)は、
基布(3)が縦横ともに約8%収縮し、この基布(3)
の収縮がポリウレタンフォームシート(2)と金属箔
(1)に波及して裏側の基布(3)側が平坦面であるに
もかかわらず表側の金属箔(1)には図1のように高低
差が約1〜2mmの皺状の不規則な凹凸(5)が発現し
た光反射性シート(4)が得られた。しかもこの凹凸
(5)はその凹部においてもポリウレタンフーォームシ
ート(2)に強固に接着され、凹凸(5)の耐久性に富
み、また凹凸(5)のすべての部分においてクッション
性を有していた。また凹凸(5)はエンボス加工のよう
な鋭角な傷ができないので、ほとんど全面が光の乱反射
に寄与するものであった。
【0022】ちなみに本実施例の方法によって得られた
光反射性シート(4)の凹凸(5)の耐久性を洗濯法に
よりテストしたところ次の通りであった。 (1)JIS−L−027.103に基づく洗濯テスト 回数 5回 等級 5級 (2)商業洗濯(塩素系ドライクリーニング)テスト 回数 1回 等級 4級 (3)商業洗濯(石油系ドライクリーニング)テスト 回数 1回 等級 4級 (上記はいずれもオリジナル外観比を5段階評価の等級
である。)なお上記実施例においては、3層構造の複合
シート(30)を、第1段階の工程でポリウレタンフォー
ムシート(2)と基布(3)とを貼り合わせ、次いで第
2段階において金属箔(1)を貼り合わせて製造する手
順を述べているが、第1段階でポリウレタンフォームシ
ート(2)と金属箔(1)とを貼り合わせ、第2段階で
基布(3)を貼り合わせても本発明を満足することは勿
論であり、また第1段階で得られた2層構造シート(2
0)を巻き取ることなく走行させ、その走行中に金属箔
(1)または基布(3)を貼り合わせてもよい。 B.忌避剤のマイクロカプセル化の作製例 楠科植物の樹皮、葉から抽出したシンナミックアルデヒ
ド、オルソシンナミックアルデヒドと、イチョウの葉か
ら抽出した6−アルケニルサリチル酸類、サキステルペ
ンおよび杉葉、笠、バランから抽出したエキスの混合物
をシリカの界面反応法による外径平均5μmのマイクロ
カプセルに封入し忌避剤カプセルを得た。この忌避剤カ
プセルに水20重量%と分散剤0.1重量%を加えロー
ラで混練した。次に10倍量(重量比)のアクリル酸樹
脂水分散液を加え再び混練した。 C.マイクロカプセル化薬剤のコーティングの例 前記Aで説明した光反射シートの裏面に、Bで説明した
忌避剤カプセルの混練した樹脂をローラで付着させ60
℃の熱風で乾燥させた。乾燥後の付着量は忌避剤カプセ
ルの量にして10g/m2 であった。 D.鳥獣虫除けの薬効の確認 (a) 前記のシートを幅15cm、長さ30cmに切
断しこれをアルミ箔面を外側にして二つ折りし、収穫ま
で1ケ月の400本(1ヘクタール)の甘夏みかんの葉
にホッチキス(ステープル)でとめた(図5)。木1本
につき10枚を樹木全体に均一につけた。1ケ月後この
畑の甘夏みかんは何の害もなかったが、光反射性シート
をつけなかった隣の甘夏みかん畑ではヒヨドリ、ムクド
リ、カラスの群れにより特に熟したものから約30%の
被害をうけた。また果実の成育も良好であった。 (b) ビニールハウス内のナスに1本につき5枚のシ
ートを糸を用いて枝に吊した(図6)。害虫のミナミキ
イロアザミウマ、ナメクジ、アブラムシ類は全くよりつ
かなかった。またナスビの成育も良好であった。
【0023】このように本実施例の光反射性シート
(4)は、ポリウレタンフォームシート(2)の表面に
金属箔(1)が貼り合わされ、ポリウレタンフォームシ
ート(2)の裏面に熱収縮性の基布(3)が貼り合わさ
れて構成され、基布(3)が熱収縮されて表面の金属箔
(1)に皺条の不規則な凹凸(5)が形成されてなるも
のであるから、この光反射性シートを例えば農業用とし
て果樹園の樹の下に金属箔(1)側を表面として敷設使
用すると、果実に向かって太陽光線を乱反射させ、栽培
果実の色付きをよくし果実の品質を高め、あるいは土壌
の水分の蒸散や雑草の抑制に役立つばかりでなく、クッ
ション性を有しているから台風などの不意の強風雨によ
り果実が落下しても、落下果実が大きく損害するという
事態を防止するという優れた効果を奏する。
【0024】さらにポリウレタンフォームシート(2)
と基布(3)とからなる基材部が柔軟軽量であるため、
取り扱いが容易であり、農業ハウスの内張りや保温を有
する果実の包装用としても都合よく利用することができ
る。
【0025】また本実施例明の製造方法においては、金
属箔(1)、ポリウレタンフォームシート(2)および
基布(3)とからなる3層構造の複合シート(30)は、
接着剤を使用することなくポリウレタンフォームシート
(2)の接着能を利用して貼り合わされるから、その生
産性が高く、優れた光の乱反射性とクッション性を備え
た光反射性シートを安価に提供することができる。
【0026】また中間層のポリウレタンフォームシート
(2)として連続気泡性のものを使用し、多数の小孔を
穿設して農園用の供すると、降雨を土壌中に進入させる
ことができるとともに降雨の一部がポリウレタンフォー
ムシートに保留され、土壌の乾燥防止に寄与する。また
上記ポリウレタンフォームシート(2)として独立気泡
性のものを使用すれば保温性が向上し、土壌温度や農業
用ハウス内温度の急激な変動を防止して農作物の成育の
助成効果を発揮する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明の光反射性シ
ートによれば、例えば農業用として果樹園の樹の下に敷
設したり、樹木に吊す等して使用すると、表面の金属箔
は太陽光線をランダムな方向に乱反射させて日陰部分の
果実の色付きをよくし、果実の成育を助長するととも
に、所定の除放性薬剤を存在させ、獣鳥虫類、病虫菌、
雑草などから果実などを守る機能を付与することができ
る。そして中間層の樹脂発泡体シートは土壌の温度上昇
や乾燥を防止するとともに、強風等によって落下する果
実の衝撃を緩和して損傷の度合いを小さくし、落下果実
の品質低下を防止できる。また、金属箔は断面から見て
曲線状の凹凸形状を有すると、光の乱反射性をさらに向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光反射性シートの厚さ方向
の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の製造方法の第1段階を例示
した説明図である。
【図3】本発明の一実施例の製造方法の第2段階を例示
した説明図である。
【図4】本発明の一実施例の熱処理工程を略示した説明
図である。
【図5】本発明の一実施例の薬剤をコーティングした光
反射性シートを甘夏みかんの葉に取り付けた説明図であ
る。
【図6】本発明の一実施例の薬剤をコーティングした光
反射性シートをナスの木に取り付けた説明図である。
【符号の説明】
1 金属箔 2 ポリウレタンフォームシート 3 基布 4 光反射性シート 5 凹凸 6 マイクロカプセル化した薬剤層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂発泡体シートの一方の表面に金属箔
    が貼り合わされているとともに、他方の面に繊維基布が
    貼り合わされている光反射性シートであって、前記繊維
    基布の面に獣鳥虫類忌避剤、病虫害予防剤、除草剤、除
    菌剤から選ばれる少なくとも一つの薬剤を封入した多孔
    性マイクロカプセルを付着させたことを特徴とする光反
    射性シート。
  2. 【請求項2】 金属箔が、断面から見て曲線状の凹凸形
    状を有する請求項1に記載の光反射性シート。
  3. 【請求項3】 金属箔の曲線状の凹凸形状が、裏面の基
    布の収縮によるものである請求項2に記載の光反射性シ
    ート。
  4. 【請求項4】 多孔性マイクロカプセルが、無機質多孔
    性粒子の凝集体である請求項1に記載の光反射性シー
    ト。
  5. 【請求項5】 樹脂発泡体シートと金属箔、及び/また
    は樹脂発泡体シートと繊維基布の貼り合わせが、樹脂発
    泡体シートの溶着である請求項1に記載の光反射性シー
    ト。
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