JPH06321748A - アパタイト複合粒子 - Google Patents
アパタイト複合粒子Info
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- JPH06321748A JPH06321748A JP13537393A JP13537393A JPH06321748A JP H06321748 A JPH06321748 A JP H06321748A JP 13537393 A JP13537393 A JP 13537393A JP 13537393 A JP13537393 A JP 13537393A JP H06321748 A JPH06321748 A JP H06321748A
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- apatite
- composite particles
- particles
- ceria
- apatite composite
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 所定濃度のアパタイト微粒子1を含むアパタ
イトスラリーに、セリア(CeO2)粉末2が混合され、造
粒化されてなるアパタイト複合粒子7。 【効果】 アパタイト複合粒子7は、アパタイト微粒子
1の高い油脂吸収能を維持しながら、形状をより球状に
でき、また、セリアによって高い紫外線吸収能を有する
ことができるから、化粧品等の皮膚外用剤に好適に使用
できる。
イトスラリーに、セリア(CeO2)粉末2が混合され、造
粒化されてなるアパタイト複合粒子7。 【効果】 アパタイト複合粒子7は、アパタイト微粒子
1の高い油脂吸収能を維持しながら、形状をより球状に
でき、また、セリアによって高い紫外線吸収能を有する
ことができるから、化粧品等の皮膚外用剤に好適に使用
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた紫外線吸収能お
よび油脂吸着能を有し、化粧品原料等に用いられるアパ
タイト複合粒子に関するものである。
よび油脂吸着能を有し、化粧品原料等に用いられるアパ
タイト複合粒子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アパタイトの一種である水酸
アパタイト〔Ca10(PO4)6(OH)2 〕は、特開昭63-27411号
公報に開示されているように、人間の皮脂成分のうち肌
に悪影響を及ぼす皮脂老廃物である遊離脂肪酸を有効に
吸着して肌から除去できるものとして知られている。こ
のような油脂吸着能を有効に利用するため、上記水酸ア
パタイトは平均粒径を20μm以下の粉末状に成形され
て、化粧品等の皮膚外用剤に配合されている。
アパタイト〔Ca10(PO4)6(OH)2 〕は、特開昭63-27411号
公報に開示されているように、人間の皮脂成分のうち肌
に悪影響を及ぼす皮脂老廃物である遊離脂肪酸を有効に
吸着して肌から除去できるものとして知られている。こ
のような油脂吸着能を有効に利用するため、上記水酸ア
パタイトは平均粒径を20μm以下の粉末状に成形され
て、化粧品等の皮膚外用剤に配合されている。
【0003】近年、紫外線の皮膚への有害性が認識され
るに伴って、皮膚外用剤に紫外線吸収剤が配合されるよ
うになってきている。このような紫外線吸収剤としての
チタニア(TiO2)を担持したアパタイト複合粒子が、特
開平5-32518号公報に開示されている。
るに伴って、皮膚外用剤に紫外線吸収剤が配合されるよ
うになってきている。このような紫外線吸収剤としての
チタニア(TiO2)を担持したアパタイト複合粒子が、特
開平5-32518号公報に開示されている。
【0004】このようなアパタイト複合粒子は、前記水
酸アパタイトのスラリーにチタニアを混合し、その混合
物を噴霧乾燥等により造粒して成っている。したがっ
て、上記アパタイト複合粒子は、水酸アパタイトの優れ
た油脂吸着能と共に、チタニアの紫外線吸収能を有して
いる。
酸アパタイトのスラリーにチタニアを混合し、その混合
物を噴霧乾燥等により造粒して成っている。したがっ
て、上記アパタイト複合粒子は、水酸アパタイトの優れ
た油脂吸着能と共に、チタニアの紫外線吸収能を有して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
アパタイト複合粒子では、水酸アパタイトが紫外線吸収
能を有していないため、チタニア単体と比べて紫外線吸
収能が劣り、皮膚外用剤として充分ではないという問題
を生じている。
アパタイト複合粒子では、水酸アパタイトが紫外線吸収
能を有していないため、チタニア単体と比べて紫外線吸
収能が劣り、皮膚外用剤として充分ではないという問題
を生じている。
【0006】また、チタニアを水酸アパタイトのスラリ
ーに混合し、その混合物を造粒してアパタイト複合粒子
を製造する際、形状が真球状となり難く不定型となり易
いため、肌に対する「のり」や「すべり」といった使用
感に劣るという問題も生じている。
ーに混合し、その混合物を造粒してアパタイト複合粒子
を製造する際、形状が真球状となり難く不定型となり易
いため、肌に対する「のり」や「すべり」といった使用
感に劣るという問題も生じている。
【0007】そこで、本発明の目的は、形状がより真球
状に近くて肌に対する「すべり」や「のり」が良く、か
つ、より高い紫外線吸収能を有するアパタイト複合粒子
を提供することである。
状に近くて肌に対する「すべり」や「のり」が良く、か
つ、より高い紫外線吸収能を有するアパタイト複合粒子
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記課題
に鑑み、種々の物質について検討した結果、従来、化粧
品材料として知られていないセリアをアパタイトに対し
て用いることにより、アパタイトの有する油脂吸着能を
維持しながら、高い紫外線吸収能を有することを発見
し、本発明を完成した。
に鑑み、種々の物質について検討した結果、従来、化粧
品材料として知られていないセリアをアパタイトに対し
て用いることにより、アパタイトの有する油脂吸着能を
維持しながら、高い紫外線吸収能を有することを発見
し、本発明を完成した。
【0009】本発明のアパタイト複合粒子は、以上の課
題を解決するために、所定濃度のアパタイト微粒子を含
むアパタイトスラリーに、セリア(CeO2)粒子が混合さ
れ、造粒化されたものであることを特徴としている。
題を解決するために、所定濃度のアパタイト微粒子を含
むアパタイトスラリーに、セリア(CeO2)粒子が混合さ
れ、造粒化されたものであることを特徴としている。
【0010】上記アパタイト微粒子におけるアパタイト
は、一般化学式M10(ZO4)6 X2で表される物質群で
あって、Mとして、Ca、Pb、Ba、Sr、Cd、Z
n、Ni、Mg、Na、K、Fe、Al の元素の中から
少なくとも1種と、ZO4 として、PO4 、AsO4 、
VO4 、SiO4 またはCO3 と、Xとして、F、O
H、Cl 、Br、Oの元素もしくは原子団の中の少なく
とも1種とから構成されている。
は、一般化学式M10(ZO4)6 X2で表される物質群で
あって、Mとして、Ca、Pb、Ba、Sr、Cd、Z
n、Ni、Mg、Na、K、Fe、Al の元素の中から
少なくとも1種と、ZO4 として、PO4 、AsO4 、
VO4 、SiO4 またはCO3 と、Xとして、F、O
H、Cl 、Br、Oの元素もしくは原子団の中の少なく
とも1種とから構成されている。
【0011】また、大きな比表面積を有するアパタイト
複合粒子とするために、アパタイト微粒子の1次粒子の
粒径は 0.1μm以下であることが望ましい。また、セリ
ア粒子は粉末状またはゾル状が好ましく、その平均粒径
は20μm以下であることが望ましい。
複合粒子とするために、アパタイト微粒子の1次粒子の
粒径は 0.1μm以下であることが望ましい。また、セリ
ア粒子は粉末状またはゾル状が好ましく、その平均粒径
は20μm以下であることが望ましい。
【0012】また、アパタイトスラリーとセリア粒子と
は室温条件下で混合することが望ましい。これは、室温
条件下の方がpHの調整が容易であり、また、混合中の
温度が高いとアパタイトが結晶化したり、アパタイトの
成分が溶出したりして、造粒やpHの調整が困難なもの
となるからである。
は室温条件下で混合することが望ましい。これは、室温
条件下の方がpHの調整が容易であり、また、混合中の
温度が高いとアパタイトが結晶化したり、アパタイトの
成分が溶出したりして、造粒やpHの調整が困難なもの
となるからである。
【0013】一方、アパタイトスラリーにおけるアパタ
イト微粒子の含量を1〜90重量%の範囲で変更すること
により、所望の平均粒径を有するアパタイト複合粒子を
得ることができる。なお、アパタイトスラリーにおける
アパタイト微粒子が90重量%を越えると、アパタイトス
ラリーの粘度が高くなるので造粒に不適となり、1重量
%未満となると、アパタイトスラリーの溶媒を除去する
のに手間取り、造粒化が不経済となる。
イト微粒子の含量を1〜90重量%の範囲で変更すること
により、所望の平均粒径を有するアパタイト複合粒子を
得ることができる。なお、アパタイトスラリーにおける
アパタイト微粒子が90重量%を越えると、アパタイトス
ラリーの粘度が高くなるので造粒に不適となり、1重量
%未満となると、アパタイトスラリーの溶媒を除去する
のに手間取り、造粒化が不経済となる。
【0014】また、アパタイトスラリーの取扱いの容易
さと、得られるアパタイト複合粒子における所望する平
均粒径とから、アパタイトスラリーにおけるアパタイト
微粒子の含量は5〜20重量%が好ましい。
さと、得られるアパタイト複合粒子における所望する平
均粒径とから、アパタイトスラリーにおけるアパタイト
微粒子の含量は5〜20重量%が好ましい。
【0015】また、造粒法としては、得られる粒子が略
球状で、かつ、比表面積を大きくできるものであれば、
特に限定されるものではないが、例えば噴霧乾燥造粒法
を用いることができ、他にフリーズドライ後に粉砕して
なる造粒法、また、高速撹拌型造粒法を用いてもよい。
球状で、かつ、比表面積を大きくできるものであれば、
特に限定されるものではないが、例えば噴霧乾燥造粒法
を用いることができ、他にフリーズドライ後に粉砕して
なる造粒法、また、高速撹拌型造粒法を用いてもよい。
【0016】
【実施例】本発明の各実施例について図1ないし図5に
基づいて説明すれば、以下の通りである。まず、アパタ
イトの一種である水酸アパタイト(Hydroxy Apatite 、
以下、HApと略す)の微粒子からなるスラリーの調製
法について説明すると、攪拌下の水酸化カルシウム懸濁
液を、2〜4倍に希釈したリン酸水溶液の滴下によって
pH11付近となった水酸化カルシウム懸濁液を調整し
た。上記水酸化カルシウム懸濁液を、さらに5倍以上に
希釈したリン酸水溶液の滴下によってpH10〜9に調
整することにより、平均粒径約0.1μmのHAp微粒子
を含むスラリーが得られた。
基づいて説明すれば、以下の通りである。まず、アパタ
イトの一種である水酸アパタイト(Hydroxy Apatite 、
以下、HApと略す)の微粒子からなるスラリーの調製
法について説明すると、攪拌下の水酸化カルシウム懸濁
液を、2〜4倍に希釈したリン酸水溶液の滴下によって
pH11付近となった水酸化カルシウム懸濁液を調整し
た。上記水酸化カルシウム懸濁液を、さらに5倍以上に
希釈したリン酸水溶液の滴下によってpH10〜9に調
整することにより、平均粒径約0.1μmのHAp微粒子
を含むスラリーが得られた。
【0017】〔実施例1〕上記スラリーをイオン交換水
により希釈して、HApの濃度が20重量%になるよう
に調製したHApスラリーを得た。そのHApスラリー
に、イオン交換水に分散させたセリア粒子としての酸化
セリウム(IV)(CeO2:以下、セリアという)(ニッキ
(株)製、平均粒径、0.3 μm)粉末を10重量%となる
ように混入し、攪拌モーターで1時間攪拌して、混合物
スラリーを得た。
により希釈して、HApの濃度が20重量%になるよう
に調製したHApスラリーを得た。そのHApスラリー
に、イオン交換水に分散させたセリア粒子としての酸化
セリウム(IV)(CeO2:以下、セリアという)(ニッキ
(株)製、平均粒径、0.3 μm)粉末を10重量%となる
ように混入し、攪拌モーターで1時間攪拌して、混合物
スラリーを得た。
【0018】図1に示すように、HAp粒子1およびセ
リア粉末2を含む上記混合物スラリー3を、定量ポンプ
4によりスプレードライヤー(大川原化工機械社製 L−
8)5に供給する。スプレードライヤー5のアトマイザー
6を高速回転させて、上記混合物スラリー3を、スプレ
ードライヤー5内の高温で乾燥した熱空気流中に噴霧す
ることにより、噴霧造粒法による造粒乾燥した。
リア粉末2を含む上記混合物スラリー3を、定量ポンプ
4によりスプレードライヤー(大川原化工機械社製 L−
8)5に供給する。スプレードライヤー5のアトマイザー
6を高速回転させて、上記混合物スラリー3を、スプレ
ードライヤー5内の高温で乾燥した熱空気流中に噴霧す
ることにより、噴霧造粒法による造粒乾燥した。
【0019】造粒乾燥により得られたセリア含有HAp
微粉体である略球状のアパタイト複合粒子7は、サイク
ロン8によって、その平均粒径が8〜12μmとなるよう
に分級、採取された。また、サイクロン8により採取し
きれない超微粉体はバグフィルター(図示せず)により
別に採取された。
微粉体である略球状のアパタイト複合粒子7は、サイク
ロン8によって、その平均粒径が8〜12μmとなるよう
に分級、採取された。また、サイクロン8により採取し
きれない超微粉体はバグフィルター(図示せず)により
別に採取された。
【0020】なお、上記噴霧造粒における操作条件は次
の通りである。定量ポンプ4による混合物スラリー3の
スプレードライヤー5に対する供給量は、1〜3kg/hに
設定され、エアフィルター9を介して電気ヒーター10
によって加温された乾燥用の熱空気の温度および流量
は、スプレードライヤー5における熱ガス室11の入口
温度が 200〜 250℃に、サイクロン8に繋がるスプレー
ドライヤー5の排出孔12における出口温度が 100℃を
常に越えるように制御され、また、アトマイザー6の回
転数は 10000〜37000rpmの範囲内に設定された。
の通りである。定量ポンプ4による混合物スラリー3の
スプレードライヤー5に対する供給量は、1〜3kg/hに
設定され、エアフィルター9を介して電気ヒーター10
によって加温された乾燥用の熱空気の温度および流量
は、スプレードライヤー5における熱ガス室11の入口
温度が 200〜 250℃に、サイクロン8に繋がるスプレー
ドライヤー5の排出孔12における出口温度が 100℃を
常に越えるように制御され、また、アトマイザー6の回
転数は 10000〜37000rpmの範囲内に設定された。
【0021】また、上記スプレードライヤー5をよりス
ケールアップした2種のスプレードライヤー(大川原化
工機械社製 FOC-20,OD-25G、FOC-25,OC-25) を用いて、
混合物スラリー3の供給量を100kg/hrとし、他の条件は
上記と同様にアパタイト複合粒子を調製したところ、上
記スプレードライヤー5によるアパタイト複合粒子7と
同様のアパタイト複合粒子が得られた。
ケールアップした2種のスプレードライヤー(大川原化
工機械社製 FOC-20,OD-25G、FOC-25,OC-25) を用いて、
混合物スラリー3の供給量を100kg/hrとし、他の条件は
上記と同様にアパタイト複合粒子を調製したところ、上
記スプレードライヤー5によるアパタイト複合粒子7と
同様のアパタイト複合粒子が得られた。
【0022】このようにして得られたアパタイト複合粒
子7は、高い油脂吸着能と紫外線吸収能を有していて、
さらに、肌に対する「のり」や「すべり」も良好であ
り、化粧品等の皮膚外用剤として使用できた。
子7は、高い油脂吸着能と紫外線吸収能を有していて、
さらに、肌に対する「のり」や「すべり」も良好であ
り、化粧品等の皮膚外用剤として使用できた。
【0023】〔実施例2〕上記実施例1におけるセリア
粉末に代えて、セリア粒子としてのセリアゾル〔商品
名:ニードラールW−15、多木化学(株)製〕を用
い、その配合量を10重量%(固形分量)として、他は
上記実施例1と同様の条件で操作を行い略球状で、平均
粒径8〜12μmのアパタイト複合粒子7を得た。
粉末に代えて、セリア粒子としてのセリアゾル〔商品
名:ニードラールW−15、多木化学(株)製〕を用
い、その配合量を10重量%(固形分量)として、他は
上記実施例1と同様の条件で操作を行い略球状で、平均
粒径8〜12μmのアパタイト複合粒子7を得た。
【0024】このようにして得られたアパタイト複合粒
子7は、図4に示すように、大部分略球状であるが、一
部には粒子の真ん中が窪んだ形状のものも観察された。
しかしながら、肌に対する「のり」や「すべり」は良好
であった。
子7は、図4に示すように、大部分略球状であるが、一
部には粒子の真ん中が窪んだ形状のものも観察された。
しかしながら、肌に対する「のり」や「すべり」は良好
であった。
【0025】〔実施例3〕前記実施例1におけるセリア
粉末に代えて、セリア粒子としてのセリアゾル〔商品
名:ニードラールU−15、多木化学(株)製〕を用
い、その配合量を10重量%(固形分量)として、他は
上記実施例1と同様の条件で操作を行い略球状で、平均
粒径8〜12μmのアパタイト複合粒子7を得た。
粉末に代えて、セリア粒子としてのセリアゾル〔商品
名:ニードラールU−15、多木化学(株)製〕を用
い、その配合量を10重量%(固形分量)として、他は
上記実施例1と同様の条件で操作を行い略球状で、平均
粒径8〜12μmのアパタイト複合粒子7を得た。
【0026】このようにして得られたアパタイト複合粒
子7は、図5に示すように、球状であって、肌に対する
「のり」や「すべり」も上記実施例2の構成よりさらに
良好であった。なお、前記各セリアゾルの仕様を表1に
示した。
子7は、図5に示すように、球状であって、肌に対する
「のり」や「すべり」も上記実施例2の構成よりさらに
良好であった。なお、前記各セリアゾルの仕様を表1に
示した。
【0027】
【表1】 上記実施例2および3において得られたアパタイト複合
粒子7について、粉末X線回折法を用いてその生成相を
それぞれ調べた。この結果を図2に示した。この結果か
ら明らかなように、図2(d)にしめすセリアのX線回
折パターンに現れる各ピーク、例えばピークAが、図2
(a)のHAp単体のX線回折パターンに重なるよう
に、図2(b)〜(c)に示す各アパタイト複合粒子7
のX線回折パターンに現れ、得られた各アパタイト複合
粒子7はHApとセリアの複合体であることが同定され
た。
粒子7について、粉末X線回折法を用いてその生成相を
それぞれ調べた。この結果を図2に示した。この結果か
ら明らかなように、図2(d)にしめすセリアのX線回
折パターンに現れる各ピーク、例えばピークAが、図2
(a)のHAp単体のX線回折パターンに重なるよう
に、図2(b)〜(c)に示す各アパタイト複合粒子7
のX線回折パターンに現れ、得られた各アパタイト複合
粒子7はHApとセリアの複合体であることが同定され
た。
【0028】次に、上記各実施例2〜3において得られ
たアパタイト複合粒子7の紫外線吸収率を測定した。そ
の測定方法としては、試料としてのアパタイト複合粒子
7に、ほぼ紫外線領域の光( 200nm〜500nm )を連続的
にスキャンしてそれぞれ照射し、試料からの反射率を測
定することにより、それぞれの紫外線吸収率を測定する
方法を用いた。なお、比較としてHAp単体造粒粒子と
チタニア単体造粒粒子の紫外線吸収率を同様にして測定
した。
たアパタイト複合粒子7の紫外線吸収率を測定した。そ
の測定方法としては、試料としてのアパタイト複合粒子
7に、ほぼ紫外線領域の光( 200nm〜500nm )を連続的
にスキャンしてそれぞれ照射し、試料からの反射率を測
定することにより、それぞれの紫外線吸収率を測定する
方法を用いた。なお、比較としてHAp単体造粒粒子と
チタニア単体造粒粒子の紫外線吸収率を同様にして測定
した。
【0029】これらの結果を図3に示した。この結果か
ら明らかなように、各アパタイト複合粒子7は、HAp
単体造粒粒子の紫外線吸収率と比べて有意に高い紫外線
吸収能を示し、また、セリアの含有率が10重量%である
にもかかわらず、チタニア単体造粒粒子とほぼ同等の紫
外線吸収能を示した。
ら明らかなように、各アパタイト複合粒子7は、HAp
単体造粒粒子の紫外線吸収率と比べて有意に高い紫外線
吸収能を示し、また、セリアの含有率が10重量%である
にもかかわらず、チタニア単体造粒粒子とほぼ同等の紫
外線吸収能を示した。
【0030】次に、上記各実施例2〜3で得られた各ア
パタイト複合粒子7の油脂吸着能をそれぞれ測定した。
なお、油脂吸着能の測定は、油脂のモデル物質としてオ
レイン酸およびオレイルオレートを用い、特開昭63-274
11号公報に記載の測定方法によりそれぞれ行い、比較と
してHAp単体や他のセラミックス単体の粒子における
油脂吸着能の測定を行った。それらの結果を表2に示し
た。
パタイト複合粒子7の油脂吸着能をそれぞれ測定した。
なお、油脂吸着能の測定は、油脂のモデル物質としてオ
レイン酸およびオレイルオレートを用い、特開昭63-274
11号公報に記載の測定方法によりそれぞれ行い、比較と
してHAp単体や他のセラミックス単体の粒子における
油脂吸着能の測定を行った。それらの結果を表2に示し
た。
【0031】
【表2】 表2から明らかなように、10重量%のセリアゾルを用い
て作製したセリア含有アパタイト複合粒子7が、従来よ
り用いられているアパタイト微粒子の単体や、他のセラ
ミックス粒子より油脂吸着能が向上していることが示さ
れた。
て作製したセリア含有アパタイト複合粒子7が、従来よ
り用いられているアパタイト微粒子の単体や、他のセラ
ミックス粒子より油脂吸着能が向上していることが示さ
れた。
【0032】このようにセリアを含有するアパタイト複
合粒子7は、その形状がほぼ球状とすることが可能であ
り、従来のチタニア含有アパタイト複合粒子と比べて、
肌に対する「すべり」や「のり」が良いものとすること
ができ、また、高い紫外線吸収能を有している。
合粒子7は、その形状がほぼ球状とすることが可能であ
り、従来のチタニア含有アパタイト複合粒子と比べて、
肌に対する「すべり」や「のり」が良いものとすること
ができ、また、高い紫外線吸収能を有している。
【0033】その上、上記セリアを含有するアパタイト
複合粒子7は、HAp単体の粒子より高い油脂吸着能を
有している。したがって、上記各実施例のアパタイト複
合粒子7は、汗等に含まれる油脂をより多く吸着できる
から、肌に悪影響を及ぼす遊離脂肪酸等の油脂老廃物を
肌から除去できて化粧崩れやニキビ等を防止でき、皮膚
用外用剤(医薬品、医薬用外、化粧品など)に好適に使
用することができる。
複合粒子7は、HAp単体の粒子より高い油脂吸着能を
有している。したがって、上記各実施例のアパタイト複
合粒子7は、汗等に含まれる油脂をより多く吸着できる
から、肌に悪影響を及ぼす遊離脂肪酸等の油脂老廃物を
肌から除去できて化粧崩れやニキビ等を防止でき、皮膚
用外用剤(医薬品、医薬用外、化粧品など)に好適に使
用することができる。
【0034】その上、上記各実施例のアパタイト複合粒
子7は、高い紫外線吸収能を有しているから、有効に紫
外線を遮断できて肌を保護でき、ファンデーション等の
皮膚に塗布する化粧品等に、さらに好適に使用すること
が可能である。
子7は、高い紫外線吸収能を有しているから、有効に紫
外線を遮断できて肌を保護でき、ファンデーション等の
皮膚に塗布する化粧品等に、さらに好適に使用すること
が可能である。
【0035】なお、アパタイト複合粒子7の基材として
のHApは、生体内における骨等の構成材料であるの
で、得られたアパタイト複合粒子7も充分な生体親和力
を有し、歯科材料や骨充填材などにも適用することが可
能である。
のHApは、生体内における骨等の構成材料であるの
で、得られたアパタイト複合粒子7も充分な生体親和力
を有し、歯科材料や骨充填材などにも適用することが可
能である。
【0036】
【発明の効果】本発明のアパタイト複合粒子は、以上の
ように、所定濃度のアパタイト微粒子を含むアパタイト
スラリーに、セリア(CeO2)粒子が混合され、造粒化さ
れたものである。
ように、所定濃度のアパタイト微粒子を含むアパタイト
スラリーに、セリア(CeO2)粒子が混合され、造粒化さ
れたものである。
【0037】それゆえ、上記アパタイト複合粒子は、ア
パタイト微粒子の有する高い油脂吸着能を維持しなが
ら、形状をより球状とすることができ、また、セリアに
より従来より高い紫外線吸収能を有することができるか
ら、化粧品等の皮膚外用材として好適に用いることがで
きるという効果を奏する。
パタイト微粒子の有する高い油脂吸着能を維持しなが
ら、形状をより球状とすることができ、また、セリアに
より従来より高い紫外線吸収能を有することができるか
ら、化粧品等の皮膚外用材として好適に用いることがで
きるという効果を奏する。
【図1】本発明のアパタイト複合粒子を製造する際に用
いたスプレードライヤーの概略構成図である。
いたスプレードライヤーの概略構成図である。
【図2】実施例2および実施例3のアパタイト複合粒子
のX線解析図である。
のX線解析図である。
【図3】実施例2および実施例3のアパタイト複合粒子
の紫外線吸収率を示すグラフである。
の紫外線吸収率を示すグラフである。
【図4】本発明の実施例2のアパタイト複合粒子の粒子
の構造を示す図面代用写真である。
の構造を示す図面代用写真である。
【図5】本発明の実施例3のアパタイト複合粒子の粒子
の構造を示す図面代用写真である。
の構造を示す図面代用写真である。
1 アパタイト微粒子 2 セリア粉末(セリア粒子) 7 アパタイト複合粒子
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 20/04 A 7202−4G C01B 25/32 P
Claims (1)
- 【請求項1】所定濃度のアパタイト微粒子を含むアパタ
イトスラリーに、セリア(CeO2)粒子が混合され、造粒
化されたものであることを特徴とするアパタイト複合粒
子。
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|---|---|---|---|
| JP13537393A JP2880373B2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | アパタイト複合粒子 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP2880373B2 (ja) |
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1993
- 1993-05-12 JP JP13537393A patent/JP2880373B2/ja not_active Expired - Lifetime
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