JPH06322084A - シーラント用共重合ポリエステル - Google Patents

シーラント用共重合ポリエステル

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JPH06322084A
JPH06322084A JP11472293A JP11472293A JPH06322084A JP H06322084 A JPH06322084 A JP H06322084A JP 11472293 A JP11472293 A JP 11472293A JP 11472293 A JP11472293 A JP 11472293A JP H06322084 A JPH06322084 A JP H06322084A
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JP
Japan
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acid
copolyester
sealant
component
present
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Application number
JP11472293A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Mino
一吉 美濃
Katsuji Tanaka
克二 田中
Osamu Kidai
修 木代
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Mitsubishi Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、ジオ
ール成分としてエチレングリコールを主成分とする共重
合ポリエステルであって、(1)ジカルボン酸成分とし
て、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、コハク
酸、アジピン酸およびセバシン酸から選ばれる1種以上
の成分の和が15〜25モル%、(2)極限粘度が0.
5〜1.5dl/g、(3)融点が190〜220℃、
であることを特徴とするシーラント用共重合ポリエステ
ル。 【効果】 本発明の共重合ポリエステルは飲料用容器等
のシーラントとして好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は共重合ポリエステルに関
する。詳しくは、飲料用容器として用いられる紙パック
等の最内層に使用されるシーラント層として好適な共重
合ポリエステルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、牛乳、各種ジュース、酒等の飲料
用容器として紙パック等の包装材が多く使用されてい
る。かかる包装材において、内容物と直接、接触するシ
ーラント層としては、一般にポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフィン樹脂が使用されている。ポリオ
レフィン樹脂は、優れたヒートシール性を有し、しかも
フィルム成形性が良いために加工作業が容易であり、優
れた生産性を有している。
【0003】しかしながら、ポリオレフィン樹脂をシー
ラントに用いた紙パック等では、内容物の味や香りが変
化したり、ポリオレフィン特有の異臭がする等の問題点
がある。内容物の味が変化するのは、内容物中の香気成
分がポリオレフィン層に吸着されたり、あるいはポリオ
レフィン樹脂中の揮発性成分が内容物に移行するためと
言われている。
【0004】そこで、良好なヒートシール性、成形性を
保持し、さらに、揮発性成分の発生が少なく、しかも保
香性の良好なシーラントが強く望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は紙パック等の
飲料用容器の最内層のシーラントとして、従来より使用
されているポリオレフィンの欠点である、保香性、異臭
を改良し、かつ、ポリエチレン並のヒートシール性、成
形性を保持したシーラントに好適な共重合ポリエステル
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討した結果、紙パック等の飲料
用容器用シーラントとして、特定の共重合ポリエステル
では、意外なことに、異臭がなく、保香性、ヒートシー
ル性、成形性のいずれの物性もが優れていることを見い
出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明の要旨は、ジカルボン酸
成分としてテレフタル酸、ジオール成分としてエチレン
グリコールを主成分とする共重合ポリエステルであっ
て、(1)ジカルボン酸成分として、イソフタル酸、ナ
フタレンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸およびセ
バシン酸から選ばれる1種以上の成分の和が15〜25
モル%、(2)極限粘度が0.5〜1.5dl/g、
(3)融点が190〜220℃、であることを特徴とす
るシーラント用共重合ポリエステルに存する。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられるテレフタル酸またはそのエステル形成性誘導
体としては、一般のポリエチレンテレフタレートに用い
られる原料を用いればよいが、具体的には、テレフタル
酸、2−クロルテレフタル酸や2−メトキシテレフタル
酸などの核置換体、または、テレフタル酸ジメチルやテ
レフタル酸ジエチルなどのエステル体、さらにはテレフ
タル酸ジクロリドなどのテレフタル酸ハロゲン化物など
のような、ジオール成分と反応し、エステル結合を形成
するものを挙げることができる。
【0009】本発明の共重合ポリエステルは、ジカルボ
ン酸成分としてテレフタル酸を主成分とする共重合ポリ
エステルであって、テレフタル酸以外のジカルボン酸成
分として、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、コ
ハク酸、アジピン酸およびセバシン酸から選ばれる1種
以上の成分の和が、15〜25モル%、好ましくは18
〜22モル%共重合させることによって、優れたヒート
シール性、成形性、保香性を有し、なおかつ異臭の無い
シーラントを得ることができる。
【0010】イソフタル酸単位については、アルキル、
アラルキル、アルコキシ、ハロゲン等の核置換基を有す
るもの、または、ジメチルエステルやジエチルエステル
等のエステル体、さらにはジクロリド物等の酸ハロゲン
化物などのような、ジオール成分と反応し、エステル結
合を形成するものを挙げることができる。ナフタレンジ
カルボン酸単位については、2,6−、2,7−、1,
4−、1,5−または2,3−などのナフタレンジカル
ボン酸、そのアルキル、アラルキル、アルコキシ、ハロ
ゲン等の核置換体、およびそのジメチル、ジエチル等の
エステル類が挙げられるが、これらのうち、2,6−ま
たは2,7−ナフタレンジカルボン酸、ないしはそのジ
メチルエステル体が好ましい。さらには、2,6−ナフ
タレンジカルボン酸またはそのジメチルエステル体が特
に好ましい。
【0011】本発明の共重合ポリエステルにおいては、
テレフタル酸単位、イソフタル酸単位、ナフタレンジカ
ルボン酸単位、コハク酸単位、アジピン酸単位およびセ
バシン酸単位が前述の範囲を満たしている限り、その他
の少量のジカルボン酸やオキシ酸またはその誘導体を使
用することもできる。これらの他のジカルボン酸として
は、フタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、
4,4’−ジフェノキシエタンジカルボン酸、4,4’
−ジフェニルスルホンジカルボン酸、4,4’−ビフェ
ニルジカルボン酸、フェニレンジオキシジ酢酸及びこれ
らの構造異性体、マロン酸などの脂肪族ジカルボン酸、
オキシ酸、またはその誘導体としては、p−ヒドキシ安
息香酸、p−ヒドキシ安息香酸エステル、グリコール酸
などが挙げられる。
【0012】また、本発明の共重合ポリエステルにおい
ては、本発明の要件を損なわない範囲において、エチレ
ングリコール成分以外に、少量のジオール成分を、通
常、最大で5モル%程度まで使用することもできる。そ
の他のジオール成分としては、具体的には、1,2−プ
ロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−
ブタンジオール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレ
ングリコール等の脂肪族グリコール、1,2−、1,3
−または1,4−シクロヘキサンジメタノールの脂環式
グリコールやさらにはビスフェノールA、ビスフェノー
ルSなどの芳香族ジヒドロキシ化合物誘導体などを挙げ
ることができる。
【0013】また、本発明の共重合ポリエステルは、本
発明の要件を損なわない範囲、すなわち、本発明の共重
合ポリエステルが実質的に線状である範囲において、成
形性を改良する目的で、トリメチロールプロパン、トリ
エチロールエタン、ペンタエリスリトール、グリセリ
ン、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸、
トリカルバリル酸、没食子酸、芳香族ジヒドロキシ化合
物のグリシジルエーテル、例えばビスフェノールAジグ
リシジルエーテルなどの多官能化合物や、o−ベンゾイ
ル安息香酸などの単官能化合物を共存させてもよい。か
かる多官能化合物や単官能化合物はジオール成分の0.
1〜3モル%、好ましくは0.1〜2モル%の範囲で使
用される。
【0014】本発明の共重合ポリエステルは、その極限
粘度{フェノール/テトラクロロエタン(重量比1/
1)の混合溶媒を用いて30℃で測定した値}が、通常
0.5〜1.5、好ましくは0.55〜1.2の範囲で
ある。極限粘度が0.5未満では、得られる共重合ポリ
エステルの強度が低く、重合反応終了後、反応管から抜
き出しチップに切断する際や、シート、フィルムなどに
成形する際に実用上必要な物性が得られない。極限粘度
が1.5を越える場合には、溶融粘度が高くなり過ぎて
押出、ブローなどの成形が困難になるなどの問題があ
る。
【0015】本発明の共重合ポリエステルの熱特性とし
ては、示差走査型熱量計(以下、「DSC」という)
で、共重合ポリエステル試料5mgを室温から昇温速度
20℃/分で285℃まで昇温し、続けて285℃で3
分間溶融保持した後、該試料を速やかに外部に取り出す
と同時に液体窒素に漬け、1分間保持した後、室温で3
0分間〜1時間放置し、室温になった試料を装置に戻し
て、再度室温から昇温速度20℃/分で昇温して測定し
た際の熱量曲線での溶融に伴う吸熱挙動から求められる
融点(Tm)が、通常190〜220℃、特に好ましく
は195〜210℃の範囲である。融点は共重合量・共
重合成分と関係するが、融点が190℃未満の場合、結
晶性が低すぎるためにヒートシール性が悪いのみなら
ず、乾燥時や成形時に融着トラブルが起き易く、ハンド
リング性が悪い。融点が220℃を越える場合は、結晶
性が高すぎるために軟化しにくくさらに軟化後の固化速
度が速くなり、ヒートシール性が悪くなる。融点が19
0〜220℃の範囲にある場合には、非晶部分と結晶部
分とが適度の割合で存在するため、好ましいヒートシー
ル性が得られる上、乾燥工程での取り扱いが容易であ
る。
【0016】本発明の共重合ポリエステルより作製した
押出しフィルムをシーラントに用いた成形体は、後述の
方法のようにして測定した剥離強度が、通常1.0kg
/15mm幅以上、好ましくは1.5kg/15mm幅以
上、5kg/15mm幅以下、さらに好ましくは2.0k
g/15mm幅以上、3.5kg/15mm幅である。剥離
強度が1.0kg/15mm幅未満の場合、内容物を外部
と遮断して保存するのに必要な物性が得られない。剥離
強度が5.0kg/15mm幅を越える場合、実用上不必
要であるばかりか、場合によっては開封が困難になるこ
ともある。
【0017】かかる共重合ポリエステルは、ポリエチレ
ンテレフタレートについて従来から公知の重合方法で製
造することができる。例えば、共重合成分に2,6−ナ
フタレンジカルボン酸を用いた場合、テレフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸およびエチレングリコ
ールを加圧下で直接エステル化反応を行った後、さらに
昇温すると共に次第に減圧とし重縮合反応させる方法が
ある。あるいは、テレフタル酸のエステル誘導体、例え
ば、テレフタル酸ジメチルエステルと、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸ジメチルエステル、およびエチレング
リコールを用いてエステル交換反応を行い、その後得ら
れた反応物をさらに重縮合することで製造できる。
【0018】これらの重縮合反応において、2,6−ナ
フタレンジカルボン酸やそのエステル形成性誘導体は、
エステル化反応時、または、エステル交換反応時、およ
び、重縮合反応初期の任意の時期に加えることができ
る。例えば、あらかじめテレフタル酸エステル誘導体と
エチレングリコールのエステル交換反応を行い、そのエ
ステル交換反応物に2,6−ナフタレンジカルボン酸を
加えて重縮合してもよい。さらに必要に応じて、重合
後、加熱処理を実施して、高重合度化、低アセトアルデ
ヒド化、低オリゴマー化などを行うことができる。加熱
処理は、通常、60〜180℃の温度でチップ表面を結
晶化した後、樹脂の粘着温度直下ないし80℃低い温度
で数十時間以下の範囲内において実施するのが好まし
い。
【0019】以上の反応では、エステル化触媒、エステ
ル交換触媒、重縮合触媒、安定剤などを使用することが
好ましい。エステル化触媒はテレフタル酸がエステル化
反応の自己触媒となるため、特に使用する必要はない
が、後述する重縮合触媒の共存下に実施することも可能
であり、また、少量の無機酸などを用いることができ
る。エステル交換触媒としては、公知の化合物、例え
ば、カルシウム、マンガン、亜鉛、ナトリウムおよびリ
チウム化合物などの1種以上を用いることができるが、
透明性の観点からマンガン化合物が特に好ましい。重縮
合触媒としては、公知のアンチモン、ゲルマニウム、チ
タンおよびコバルト化合物などの1種以上を用いること
ができるが、好ましくは、アンチモン、ゲルマニウムお
よびチタン化合物が用いられる。
【0020】このようにして得られた本発明の共重合ポ
リエステルは、単独で使用することが好ましいが、性能
を損なわない範囲内で、例えばポリオレフィン系樹脂、
ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート樹脂あるいは、本
発明以外のポリエステル系樹脂とブレンドして用いるこ
とができる。本発明の共重合ポリエステルをシーラント
として使用する場合、基材としては、ポリエチレンテレ
フタレートのようなポリエステル系のプラスチックフィ
ルム、アルミニウム等の金属箔、あるいは紙等の材料を
用い、これら基材に従来、公知の方法により積層、複合
化すればよい。複合化の方法としてはシーラントポリマ
ーと基材ポリマーを各々溶融状態で積層させつつキャス
ティングして冷却して積層する方法、溶融状態のシーラ
ントポリマーを基材へ押出コーティングする方法、基材
へ接着剤を予め塗工した後、シーラントポリマーを圧
着、積層貼合する方法が例示される。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施
例に限定されるものではない。なお、実施例中「部」は
「重量部」を意味す(測定方法) (1)極限粘度(以下、「IV」という) フェノール/テトラクロロエタン(重量比1/1)の混
合溶媒中30℃で測定した。 (2)融点(Tm) SEIKO I&E SSC/580(DSC20)型
示差走査型熱量計(セイコー電子工業(株)製)を用
い、前述の方法により測定した。 (3)成形性(成膜加工性) 共重合ポリエステルペレットを田辺プラスチック機械
(株)製40mm単軸押し出し機を用いて、成形温度2
80℃で、膜幅200mm、膜厚30μmのフィルムを
成膜し、ネッキングを目視により評価した。
【0022】(4)剥離強度 上記のように成膜した共重合ポリエステルフィルムをシ
ーラントとし、多層成形法により成膜したポリプロピレ
ン(三菱化成(株)製、4100)10μm/接着剤層
(三菱化成(株)製、AX 199P)10μm/市販
のポリエステル樹脂(イーストマンコダック社製、商品
名PET−G6763、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール(シス/トランス=30/70)を30モル%共
重合したPET(IV=0.8))180μmの三層フ
ィルムを蓋材とした。さらに、同様にしてポリプロピレ
ン900μm/接着剤層50μm/PET−G 50μ
mの三層シートよりプラスチック缶を成形した。プラス
チック缶のフランジ部(内層:PET−G)/シーラン
ト/蓋材(内層:PET−G)を重ね合わせた後、シン
ワ機械(株)製パックシーラーSN・2Sを用いて、2
00℃、10kg/cm2 の圧力下、1.5秒間熱接着
した。23℃でインテスコ社製モデル2005 500
kg材料試験機を用いて、角度90°、引張り速度30
0mm/min、15mmの幅で、蓋材とフランジ部の
剥離強度(ピール強度)を測定した。 (5)味覚 上記のプラスチック缶の中に90℃で滅菌後、85℃ま
で冷却した果汁100%のオレンジジュースを充填し、
ヒートシール封口した。この包装物を23℃、相対湿度
50%の雰囲気下に10日間放置した後、試飲し、味、
臭いの変化を見た。なお、味覚試験のパネル員は、三菱
化成株式会社総合研究所において食品関係の研究に従事
する研究員5名で構成した。
【0023】実施例1 ジメチルテレフタレート398部、エチレングリコール
254部および酢酸マンガン・4水和物0.1部を、攪
はん機、温度計、留出用冷却機を装備した反応缶に加
え、170℃から230℃まで、4時間で漸次昇温し、
エステル交換反応を行った。この反応物に、2,6−ナ
フタレンジカルボン酸97部、正リン酸0.075部お
よび二酸化ゲルマニウム0.075部を加え、230℃
から徐々に昇温するとともに、重合槽内を漸次減圧に
し、275℃、1.0mmHgの真空下、全重合時間4
時間で、IV0.80の透明なチップを得た。得られた
樹脂の特性を前述の測定法で評価した。なお、剥離強度
の試験は、本実施例で得た共重合ポリエステルをシーラ
ント層に用いて行った。評価結果を表−1に示した。
【0024】実施例2 ジメチルテレフタレート374部、ジメチルイソフタレ
ート105部、エチレングリコール310部および酢酸
マンガン・4水和物0.1部を、攪はん機、温度計、留
出用冷却機を装備した反応缶に加え、170℃から23
0℃まで、4時間で漸次昇温し、エステル交換反応を行
った。この反応物に、正リン酸0.075部および二酸
化ゲルマニウム0.075部を加え、230℃から徐々
に昇温するとともに、重合槽内を漸次減圧にし、275
℃、1.0mmHgの真空下、全重合時間4時間で、I
V0.75の透明なチップを得た。得られた樹脂の特性
を前述の測定法で評価した。なお、剥離強度の試験は、
本実施例で得た共重合ポリエステルをシーラント層に用
いて行った。評価結果を表−1に示した。
【0025】実施例3 テレフタル酸316部、イソフタル酸49部、コハク酸
30部、エチレングリコール186部のスラリーを調製
し、あらかじめ10部のビス(2−ヒドロキシエチル)
テレフタレートを添加し、250℃に保持したエステル
化槽に4時間かけて順次供給した。供給終了後、さらに
250℃で1時間保持してエステル化反応を進行させた
後、半量を重合槽に移し、正リン酸0.038部、二酸
化ゲルマニウム0.038部を加え、250℃から徐々
に昇温するとともに、重合槽内を漸次減圧にし、275
℃、1.0mmHgの真空下、全重合時間3時間で、I
V0.72の透明なチップを得た。得られた樹脂の特性
を前述の測定法で評価した。なお、剥離強度の試験は、
本実施例で得た共重合ポリエステルをシーラント層に用
いて行った。評価結果を表−1に示した。
【0026】実施例4 ジメチルテレフタレート437部、ジメチルイソフタレ
ート24部、アジピン酸ジメチル44部、エチレングリ
コール308部および酢酸マンガン・4水和物0.1部
を、攪はん機、温度計、留出用冷却機を装備した反応缶
に加え、170℃から230℃まで、4時間で漸次昇温
し、エステル交換反応を行った。この反応物に、正リン
酸0.075部、二酸化ゲルマニウム0.075部およ
びトリメチロールプロパン0.50部を加え、230℃
から徐々に昇温するとともに、重合槽内を漸次減圧に
し、275℃、1.0mmHgの真空下、全重合時間4
時間で、IV0.78の透明なチップを得た。得られた
樹脂の特性を前述の測定法で評価した。なお、剥離強度
の試験は、本実施例で得た共重合ポリエステルをシーラ
ント層に用いて行った。評価結果を表−1に示した。
【0027】実施例5 テレフタル酸316部、2,6−ナフタレンジカルボン
酸92部、セバシン酸25部およびエチレングリコール
154部のスラリーを調製し、あらかじめ10部のビス
(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートを添加し、2
50℃に保持したエステル化槽に4時間かけて順次供給
した。供給終了後、さらに250℃で1時間保持してエ
ステル化反応を進行させた後、半量を重合槽に移し、正
リン酸0.038部、二酸化ゲルマニウム0.038部
を加え、250℃から徐々に昇温するとともに、重合槽
内を漸次減圧にし、275℃、1.0mmHgの真空
下、全重合時間3時間で、IV0.68の透明なチップ
を得た。得られた樹脂の特性を前述の測定法で評価し
た。なお、剥離強度の試験は、本実施例で得た共重合ポ
リエステルをシーラント層に用いて行った。評価結果を
表−1に示した。
【0028】比較例1 用いたジメチルテレフタレート、ジメチルイソフタレー
トの量比を変えた以外は、実施例2と同様の方法で共重
合ポリエステルを得た。得られた共重合ポリエステルの
評価結果を表−1に示した。 比較例2 用いたジメチルテレフタレート、ジメチルイソフタレー
トおよびアジピン酸ジメチルの量比を変えた以外は、実
施例4と同様の方法で共重合ポリエステルを得た。得ら
れた共重合ポリエステルの評価結果を表−1に示した。
【0029】比較例3 従来よりシーラントとして使用されていたポリエチレン
の評価結果を表−1に示した。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明のシーラント用共重合ポリエステ
ルは、従来のポリエチレンと比べて保香性に優れてい
る。かつ、特に、ヒートシール強度が強く、フィルム成
形性に優れているので、従来のポリエチレンを使用した
シーラントと同様の生産性で包装体を得ることができ、
これを用いて内容物の味覚保持性に優れた紙パック等の
飲料用容器を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、
    ジオール成分としてエチレングリコールを主成分とする
    共重合ポリエステルであって、(1)ジカルボン酸成分
    として、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、コハ
    ク酸、アジピン酸およびセバシン酸から選ばれる1種以
    上の成分の和が15〜25モル%、(2)極限粘度が
    0.5〜1.5dl/g、(3)融点が190〜220
    ℃、であることを特徴とするシーラント用共重合ポリエ
    ステル。
JP11472293A 1993-05-17 1993-05-17 シーラント用共重合ポリエステル Pending JPH06322084A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101125915B (zh) 2007-10-10 2012-05-09 上海康沃生化科技有限公司 聚对苯二甲酸丁二酸乙二醇共聚酯的制备方法
KR101308662B1 (ko) * 2011-09-28 2013-09-13 (주) 세비그린 선상 생분해성 폴리에스테르계 공중합체의 제조방법

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