JPH063221A - 異常警告機能付き光ファイバカプラおよびその製法 - Google Patents
異常警告機能付き光ファイバカプラおよびその製法Info
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- JPH063221A JPH063221A JP15835392A JP15835392A JPH063221A JP H063221 A JPH063221 A JP H063221A JP 15835392 A JP15835392 A JP 15835392A JP 15835392 A JP15835392 A JP 15835392A JP H063221 A JPH063221 A JP H063221A
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- fiber coupler
- fusion
- bending loss
- loss
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高歩留まりで、光ファイバカプラの断線を事
前に知ることが可能な異常警告機能付き光ファイバカプ
ラおよびその製法を提供すること。 【構成】 複数本の光ファイバの一部を互いに融着、延
伸して得られた融着延伸部を有する光ファイバカプラに
おいて、上記光ファイバ3として、直径2r=20mm
φにおける曲げ損失が10dB/m以上のものを用い、
融着延伸部4ではこの曲げ損失が低減され、融着延伸部
4以外ではこの曲げ損失がそのまま維持された構成とさ
れ、融着延伸部4以外にストレスが加わったときの光フ
ァイバカプラの過剰損失の増加を警報情報として用いる
ようにしたことを特徴とする異常警告機能付き光ファイ
バカプラ。 【効果】 ストレスに起因する光ファイバカプラの断線
を事前に知った時点で異常のある光ファイバカプラを交
換することによって、通信の中断を未然に防ぐことが可
能となる。
前に知ることが可能な異常警告機能付き光ファイバカプ
ラおよびその製法を提供すること。 【構成】 複数本の光ファイバの一部を互いに融着、延
伸して得られた融着延伸部を有する光ファイバカプラに
おいて、上記光ファイバ3として、直径2r=20mm
φにおける曲げ損失が10dB/m以上のものを用い、
融着延伸部4ではこの曲げ損失が低減され、融着延伸部
4以外ではこの曲げ損失がそのまま維持された構成とさ
れ、融着延伸部4以外にストレスが加わったときの光フ
ァイバカプラの過剰損失の増加を警報情報として用いる
ようにしたことを特徴とする異常警告機能付き光ファイ
バカプラ。 【効果】 ストレスに起因する光ファイバカプラの断線
を事前に知った時点で異常のある光ファイバカプラを交
換することによって、通信の中断を未然に防ぐことが可
能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光の分配、合流または波
長多重・波長分離などを行なうための融着延伸型光ファ
イバカプラ(以下、光ファイバカプラと略記する。)に
係わり、融着延伸部以外の光ファイバ部分にストレスが
加わったとき、このストレスに起因する光ファイバカプ
ラの断線を事前に警報する警報情報を発して上記ストレ
スを検知し、断線による通信の中断を未然に防止できる
ようにしたものである。
長多重・波長分離などを行なうための融着延伸型光ファ
イバカプラ(以下、光ファイバカプラと略記する。)に
係わり、融着延伸部以外の光ファイバ部分にストレスが
加わったとき、このストレスに起因する光ファイバカプ
ラの断線を事前に警報する警報情報を発して上記ストレ
スを検知し、断線による通信の中断を未然に防止できる
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバカプラの製法の例とし
ては、通常、コアとクラッドを有する光ファイバを複数
本並列し、これらの一部分をバーナ等の熱源により加熱
し、加熱部付近を中心として融着、延伸を行ない融着延
伸部を形成することにより一方の光ファイバのコア中を
伝搬する光パワを他方の光ファイバのコア中にカップリ
ングする。このようにして製造される光ファイバカプラ
は、融着延伸部の機械的強度が融着延伸部以外の光ファ
イバ部分に比べて弱いため、補強器、保持治具等に入
れ、融着延伸部以外の光ファイバ部分が補強器、保持治
具等に接着剤などで固定される。
ては、通常、コアとクラッドを有する光ファイバを複数
本並列し、これらの一部分をバーナ等の熱源により加熱
し、加熱部付近を中心として融着、延伸を行ない融着延
伸部を形成することにより一方の光ファイバのコア中を
伝搬する光パワを他方の光ファイバのコア中にカップリ
ングする。このようにして製造される光ファイバカプラ
は、融着延伸部の機械的強度が融着延伸部以外の光ファ
イバ部分に比べて弱いため、補強器、保持治具等に入
れ、融着延伸部以外の光ファイバ部分が補強器、保持治
具等に接着剤などで固定される。
【0003】このような光ファイバカプラの製法におい
ては、製造工程中の僅かな曲げに起因する光ファイバカ
プラの過剰損失を低減するために、比較的小さい曲げ損
失を示す光ファイバが用いられていた。このため補強器
等との接着部分に異常が生じて光ファイバカプラにスト
レスが付加された場合、光ファイバカプラの過剰損失は
ほとんど変化しないため、ストレスが加わった状態のま
まさらに時間が経過した後に生じるおそれのある光ファ
イバカプラの断線を事前に知ることが困難であるという
問題があった。このような問題を解決するため、比較的
大きい曲げ損失を示す光ファイバを用いることも試みら
れているが、この場合光ファイバカプラの過剰損失が大
きくなり易く、製造歩留まりが低下するという欠点があ
った。
ては、製造工程中の僅かな曲げに起因する光ファイバカ
プラの過剰損失を低減するために、比較的小さい曲げ損
失を示す光ファイバが用いられていた。このため補強器
等との接着部分に異常が生じて光ファイバカプラにスト
レスが付加された場合、光ファイバカプラの過剰損失は
ほとんど変化しないため、ストレスが加わった状態のま
まさらに時間が経過した後に生じるおそれのある光ファ
イバカプラの断線を事前に知ることが困難であるという
問題があった。このような問題を解決するため、比較的
大きい曲げ損失を示す光ファイバを用いることも試みら
れているが、この場合光ファイバカプラの過剰損失が大
きくなり易く、製造歩留まりが低下するという欠点があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、高歩留まりで、光ファイバカプラにストレス
が付加されたとき、このストレスに起因する光ファイバ
カプラの断線を事前に警報する警報情報を発して上記ス
トレスを検知することが可能な異常警告機能付き光ファ
イバカプラおよびその製法を提供することにある。
る課題は、高歩留まりで、光ファイバカプラにストレス
が付加されたとき、このストレスに起因する光ファイバ
カプラの断線を事前に警報する警報情報を発して上記ス
トレスを検知することが可能な異常警告機能付き光ファ
イバカプラおよびその製法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、複数本の
光ファイバの一部を互いに融着、延伸して得られた融着
延伸部を有する光ファイバカプラにおいて、上記光ファ
イバとして、曲げ損失が大きなものを用い、融着延伸部
ではこの曲げ損失が低減され、融着延伸部以外ではこの
曲げ損失がそのまま維持された構成とされ、融着延伸部
以外にストレスが加わったときの光ファイバカプラの過
剰損失の増加を警報情報として用いるようにすることで
解決される。
光ファイバの一部を互いに融着、延伸して得られた融着
延伸部を有する光ファイバカプラにおいて、上記光ファ
イバとして、曲げ損失が大きなものを用い、融着延伸部
ではこの曲げ損失が低減され、融着延伸部以外ではこの
曲げ損失がそのまま維持された構成とされ、融着延伸部
以外にストレスが加わったときの光ファイバカプラの過
剰損失の増加を警報情報として用いるようにすることで
解決される。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明するが、もちろ
ん本発明の主旨および適用範囲は、これらの実施例によ
り制限されるものではない。図1は、実施例の異常警告
機能付き光ファイバカプラの概略構成図である。本実施
例の異常警告機能付き光ファイバカプラは、コア1とク
ラッド2を有する光ファイバ3、3が複数本(図では2
本)並列され、これらの一部分が融着接続部4において
一体になっている。この融着延伸部4では、一方の光フ
ァイバ3のコア1中を伝搬する光パワが他方の光ファイ
バ3のコア1中にカップリングされるようになってい
る。
ん本発明の主旨および適用範囲は、これらの実施例によ
り制限されるものではない。図1は、実施例の異常警告
機能付き光ファイバカプラの概略構成図である。本実施
例の異常警告機能付き光ファイバカプラは、コア1とク
ラッド2を有する光ファイバ3、3が複数本(図では2
本)並列され、これらの一部分が融着接続部4において
一体になっている。この融着延伸部4では、一方の光フ
ァイバ3のコア1中を伝搬する光パワが他方の光ファイ
バ3のコア1中にカップリングされるようになってい
る。
【0007】上記光ファイバ3としては、これのコア1
内にその長手方向の引張方向に残留歪みがあって直径2
r=20mmφにおける曲げ損失が10dB/m以上の
ものが好適に用いられ、コア1内の残留歪みが回復され
た部分は上記曲げ損失が低減され、残留歪みが回復され
ない部分は上記曲げ損失がそのまま維持される構成のも
のである。光ファイバ3のコア1内の残留歪みはアニー
ルによって回復できる程度で、3〜10%程度とされ
る。光ファイバ3の直径2r=20mmφにおける曲げ
損失の程度としては、通常のファバハンドリングに支障
のない範囲内で、10〜50dB/m程度とされる。コ
ア1内の残留歪みの回復後の曲げ損失の程度としては、
十分小さいことが望まれ、0.01〜1dB/m程度と
される。このような光ファイバ3の具体例としては、約
60〜100gの高張力で紡糸されたフッ素添加クラッ
ドファイバ、高シリカコアファイバ、純粋石英コアファ
イバ等が用いられる。
内にその長手方向の引張方向に残留歪みがあって直径2
r=20mmφにおける曲げ損失が10dB/m以上の
ものが好適に用いられ、コア1内の残留歪みが回復され
た部分は上記曲げ損失が低減され、残留歪みが回復され
ない部分は上記曲げ損失がそのまま維持される構成のも
のである。光ファイバ3のコア1内の残留歪みはアニー
ルによって回復できる程度で、3〜10%程度とされ
る。光ファイバ3の直径2r=20mmφにおける曲げ
損失の程度としては、通常のファバハンドリングに支障
のない範囲内で、10〜50dB/m程度とされる。コ
ア1内の残留歪みの回復後の曲げ損失の程度としては、
十分小さいことが望まれ、0.01〜1dB/m程度と
される。このような光ファイバ3の具体例としては、約
60〜100gの高張力で紡糸されたフッ素添加クラッ
ドファイバ、高シリカコアファイバ、純粋石英コアファ
イバ等が用いられる。
【0008】このような光ファイバ3を用いた実施例の
異常警告機能付き光ファイバカプラは、融着延伸部4で
は上記曲げ損失が低減され、融着延伸部以外の光ファイ
バ部分では上記曲げ損失がそのまま維持された構成とな
っている。これは融着延伸部4となる部分の光ファイバ
3、3が融着延伸される際に受ける熱によってアニール
され、コア1内の残留歪みが回復し、加熱前に比べて曲
げ損失が低減するからである。一方、融着延伸部4以外
の光ファイバ部分は、加熱によってアニールされないの
で、コア1内には残留歪みが存在したままで、上記曲げ
損失がそのまま維持される。ここで融着延伸部4の直径
2r=20mmφにおける曲げ損失としては、0.01
〜1dB/m程度とされる。また、融着延伸部4以外の
光ファイバ部分の直径2r=20mmφにおける曲げ損
失としては、10〜50dB/m程度とされる。
異常警告機能付き光ファイバカプラは、融着延伸部4で
は上記曲げ損失が低減され、融着延伸部以外の光ファイ
バ部分では上記曲げ損失がそのまま維持された構成とな
っている。これは融着延伸部4となる部分の光ファイバ
3、3が融着延伸される際に受ける熱によってアニール
され、コア1内の残留歪みが回復し、加熱前に比べて曲
げ損失が低減するからである。一方、融着延伸部4以外
の光ファイバ部分は、加熱によってアニールされないの
で、コア1内には残留歪みが存在したままで、上記曲げ
損失がそのまま維持される。ここで融着延伸部4の直径
2r=20mmφにおける曲げ損失としては、0.01
〜1dB/m程度とされる。また、融着延伸部4以外の
光ファイバ部分の直径2r=20mmφにおける曲げ損
失としては、10〜50dB/m程度とされる。
【0009】この実施例の警告機能付き光ファイバカプ
ラは、融着延伸部4の機械的損傷を防止するため補強器
等に収容される。図2は、実施例の断線警警告機能付き
光ファイバカプラを補強器5に収容した図である。実施
例の断線警警告機能付き光ファイバカプラを補強器5に
収容するとき、融着延伸部4以外の光ファイバ部分は補
強器5に接着剤等で固着される。この際、融着延伸部4
以外の光ファイバ部分にストレスが付加されると、この
融着延伸部4以外の光ファイバ部分は直径2r=20m
mφにおいて曲げ損失10dB/m以上であるので、光
ファイバカプラの過剰損失が増加する。反対に、融着延
伸部4以外の光ファイバ部分にストレスが付加されない
と、光ファイバカプラの過剰損失が増加することがな
い。従って、光ファイバカプラの過剰損失の増加を、光
ファイバカプラの断線の警報情報として用いることがで
きる。
ラは、融着延伸部4の機械的損傷を防止するため補強器
等に収容される。図2は、実施例の断線警警告機能付き
光ファイバカプラを補強器5に収容した図である。実施
例の断線警警告機能付き光ファイバカプラを補強器5に
収容するとき、融着延伸部4以外の光ファイバ部分は補
強器5に接着剤等で固着される。この際、融着延伸部4
以外の光ファイバ部分にストレスが付加されると、この
融着延伸部4以外の光ファイバ部分は直径2r=20m
mφにおいて曲げ損失10dB/m以上であるので、光
ファイバカプラの過剰損失が増加する。反対に、融着延
伸部4以外の光ファイバ部分にストレスが付加されない
と、光ファイバカプラの過剰損失が増加することがな
い。従って、光ファイバカプラの過剰損失の増加を、光
ファイバカプラの断線の警報情報として用いることがで
きる。
【0010】このような光ファイバカプラの過剰損失の
増加を検知するには、例えば、図3に示すように二本の
光ファイバ3、3のうちのどちらか一方の光ファイバ3
の一端からモニタ光を入射する光源6と、モニタ光が入
射された光ファイバ3の他端から出射される出射光強度
を測定する第一の光パワーメーター7と、他方の光ファ
イバ3から出射される出射光強度を測定する第二の光パ
ワーメーター8と、上記光源6と上記第一および第二の
光パワーメーター7,8と接続され、上記光源6からの
入射光強度の測定値と、上記第一および第二の光パワー
メーター7,8の出射光強度の測定値とから過剰損失を
計算し、さらに過剰損失の増加を計算するコンピュータ
ー9と、このコンピューター9と接続され、このコンピ
ューター9から送られる信号に基づいて光ファイバカプ
ラの過剰損失の増加が所定値より大きい時にアラームが
鳴る警告器10とから構成される異常警告システムを用
意する。
増加を検知するには、例えば、図3に示すように二本の
光ファイバ3、3のうちのどちらか一方の光ファイバ3
の一端からモニタ光を入射する光源6と、モニタ光が入
射された光ファイバ3の他端から出射される出射光強度
を測定する第一の光パワーメーター7と、他方の光ファ
イバ3から出射される出射光強度を測定する第二の光パ
ワーメーター8と、上記光源6と上記第一および第二の
光パワーメーター7,8と接続され、上記光源6からの
入射光強度の測定値と、上記第一および第二の光パワー
メーター7,8の出射光強度の測定値とから過剰損失を
計算し、さらに過剰損失の増加を計算するコンピュータ
ー9と、このコンピューター9と接続され、このコンピ
ューター9から送られる信号に基づいて光ファイバカプ
ラの過剰損失の増加が所定値より大きい時にアラームが
鳴る警告器10とから構成される異常警告システムを用
意する。
【0011】ついで、上記コンピュータ9に異常のない
光ファイバカプラの過剰損失を記憶せておき、測定する
光ファイバカプラの二本の光ファイバ3,3のうちのど
ちらか一方の光ファイバ3の一端からモニタ光を入射す
ると、このモニタ光が入射された光ファイバ3の他端と
モニタ光を入射していない光ファイバ3とからそれぞれ
上記モニタ光が出射される。この時、このモニタ光の入
射強度と、第一および第二の光パワーメーター7,8で
測定されたモニタ光の出射光強度が上記コンピューター
9に送られ、このコンピューター9において過剰損失が
計算され、この値と予め記憶させておいた異常のない光
ファイバカプラの過剰損失と比較され、所定値より過剰
損失の増加が大きいと、警告器10のアラームが鳴り、
光ファイバカプラの過剰損失増加を検知することができ
る。
光ファイバカプラの過剰損失を記憶せておき、測定する
光ファイバカプラの二本の光ファイバ3,3のうちのど
ちらか一方の光ファイバ3の一端からモニタ光を入射す
ると、このモニタ光が入射された光ファイバ3の他端と
モニタ光を入射していない光ファイバ3とからそれぞれ
上記モニタ光が出射される。この時、このモニタ光の入
射強度と、第一および第二の光パワーメーター7,8で
測定されたモニタ光の出射光強度が上記コンピューター
9に送られ、このコンピューター9において過剰損失が
計算され、この値と予め記憶させておいた異常のない光
ファイバカプラの過剰損失と比較され、所定値より過剰
損失の増加が大きいと、警告器10のアラームが鳴り、
光ファイバカプラの過剰損失増加を検知することができ
る。
【0012】実施例の異常警告機能付き光ファイバカプ
ラは、光ファイバとして、直径2r=20mmφにおけ
る曲げ損失が10dB/m以上のものを用い、融着延伸
部4ではこの曲げ損失が低減され、融着延伸部4以外で
はこの曲げ損失がそのまま維持された構成とされ、融着
延伸部以外にストレスが加わったときの光ファイバカプ
ラの過剰損失の増加を警報情報として用いるので、上記
ストレスを検知することができ、このストレスに起因す
る光ファイバカプラの断線を事前に知ることができる。
従って、この時点で異常のある光ファイバカプラを交換
することによって、通信の中断を未然に防ぐことが可能
となる。また、実施例の異常警告機能付き光ファイバカ
プラは、融着延伸部4では曲げ損失が低減しているの
で、通常は光ファイバカプラの過剰損失が小さく、不良
品になりにくい。
ラは、光ファイバとして、直径2r=20mmφにおけ
る曲げ損失が10dB/m以上のものを用い、融着延伸
部4ではこの曲げ損失が低減され、融着延伸部4以外で
はこの曲げ損失がそのまま維持された構成とされ、融着
延伸部以外にストレスが加わったときの光ファイバカプ
ラの過剰損失の増加を警報情報として用いるので、上記
ストレスを検知することができ、このストレスに起因す
る光ファイバカプラの断線を事前に知ることができる。
従って、この時点で異常のある光ファイバカプラを交換
することによって、通信の中断を未然に防ぐことが可能
となる。また、実施例の異常警告機能付き光ファイバカ
プラは、融着延伸部4では曲げ損失が低減しているの
で、通常は光ファイバカプラの過剰損失が小さく、不良
品になりにくい。
【0013】つぎに、実施例の異常警告機能付き光ファ
イバカプラの製法の一例を図1を用いて説明する。ま
ず、コアとなる部分の軟化点温度がクラッドとなる部分
のそれよりも高い光ファイバ母材を60〜100g程度
の高張力で溶融紡糸して、コア1内にその長手方向の引
張方向に残留歪みが直径2r=20mmφにおける曲げ
損失が10dB/m以上の光ファイバ3を作製する。
イバカプラの製法の一例を図1を用いて説明する。ま
ず、コアとなる部分の軟化点温度がクラッドとなる部分
のそれよりも高い光ファイバ母材を60〜100g程度
の高張力で溶融紡糸して、コア1内にその長手方向の引
張方向に残留歪みが直径2r=20mmφにおける曲げ
損失が10dB/m以上の光ファイバ3を作製する。
【0014】ついで、この光ファイバ3を複数本(図で
は2本)を用意し、これらの一部分をバーナ等の熱源に
より加熱し、この加熱部付近を中心として互いに融着、
延伸して融着延伸部4を形成する。このとき融着延伸部
4は、融着延伸される際の加熱によってアニールされ、
融着延伸部4のコア1内の残留歪みが回復し、加熱前に
上記曲げ損失が低減する。一方、融着延伸部4以外の光
ファイバ部分は、加熱によってアニールされないので、
融着延伸部4以外の光ファイバ部分のコア1内には残留
歪みが存在したままで、上記曲げ損失がそのまま維持さ
れる。
は2本)を用意し、これらの一部分をバーナ等の熱源に
より加熱し、この加熱部付近を中心として互いに融着、
延伸して融着延伸部4を形成する。このとき融着延伸部
4は、融着延伸される際の加熱によってアニールされ、
融着延伸部4のコア1内の残留歪みが回復し、加熱前に
上記曲げ損失が低減する。一方、融着延伸部4以外の光
ファイバ部分は、加熱によってアニールされないので、
融着延伸部4以外の光ファイバ部分のコア1内には残留
歪みが存在したままで、上記曲げ損失がそのまま維持さ
れる。
【0015】このような異常警告機能付き光ファイバカ
プラの製法では、融着延伸部4のコア1内は残留歪みが
回復するため曲げ損失が低減し、このため光ファイバカ
プラの過剰損失を小さく抑えることができ、高歩留まり
となる。また、融着延伸部4以外の光ファイバ部分のコ
ア1内は残留歪みが存在したままで上記曲げ損失がその
まま維持され、光ファイバカプラの製造時に生じる微小
な曲げに対しても過剰損失が増加するので光ファイバカ
プラの断線を事前に知ることが可能な異常警告機能付き
光ファイバカプラを製造することができる。
プラの製法では、融着延伸部4のコア1内は残留歪みが
回復するため曲げ損失が低減し、このため光ファイバカ
プラの過剰損失を小さく抑えることができ、高歩留まり
となる。また、融着延伸部4以外の光ファイバ部分のコ
ア1内は残留歪みが存在したままで上記曲げ損失がその
まま維持され、光ファイバカプラの製造時に生じる微小
な曲げに対しても過剰損失が増加するので光ファイバカ
プラの断線を事前に知ることが可能な異常警告機能付き
光ファイバカプラを製造することができる。
【0016】(実施例)まず、比屈折率差が0.40
%、コアクラッド比が14.7倍の純粋石英/フッ素添
加クラッドファイバ用母材を用意した。ついで、これを
線速100m/min、張力80gで紡糸し、光ファイ
バカプラ製造用のコア1とクラッド2を有する光ファイ
バ3を得た。この光ファイバ3は、カットオフ波長が
1.25μm、モードフィールド径が10.1μm、曲
げ損失が14dB/m(直径2r=20mmφ、一様曲
げ)であった。ついで、この光ファイバ3を2本用意
し、並列し、これらの一部を互いに融着、延伸して融着
延伸部4を形成して1.55μm用3dB光ファイバカ
プラを作製したところ、平均の過剰損失は0.15dB
であった。そして、この光ファイバカプラの融着延伸部
4以外の光ファイバ部分と補強器5との間に熱歪みの大
きな接着剤を塗布し、固定した。ついで、−40℃の低
温試験を行ない、意図的に融着延伸部4以外の光ファイ
バ部分にストレスを加えたところ、過剰損失は0.3d
Bまで増加し、光ファイバカプラにストレスが付加され
たことが検出できた。
%、コアクラッド比が14.7倍の純粋石英/フッ素添
加クラッドファイバ用母材を用意した。ついで、これを
線速100m/min、張力80gで紡糸し、光ファイ
バカプラ製造用のコア1とクラッド2を有する光ファイ
バ3を得た。この光ファイバ3は、カットオフ波長が
1.25μm、モードフィールド径が10.1μm、曲
げ損失が14dB/m(直径2r=20mmφ、一様曲
げ)であった。ついで、この光ファイバ3を2本用意
し、並列し、これらの一部を互いに融着、延伸して融着
延伸部4を形成して1.55μm用3dB光ファイバカ
プラを作製したところ、平均の過剰損失は0.15dB
であった。そして、この光ファイバカプラの融着延伸部
4以外の光ファイバ部分と補強器5との間に熱歪みの大
きな接着剤を塗布し、固定した。ついで、−40℃の低
温試験を行ない、意図的に融着延伸部4以外の光ファイ
バ部分にストレスを加えたところ、過剰損失は0.3d
Bまで増加し、光ファイバカプラにストレスが付加され
たことが検出できた。
【0017】(比較例)まず、比屈折率差が0.40
%、コアクラッド比が14.7倍の純粋石英/フッ素添
加クラッドファイバ用母材を用意した。ついで、これを
線速100m/min、張力25gで紡糸し、光ファイ
バカプラ製造用のコア1とクラッド2を有する光ファイ
バ3を得た。この光ファイバ3は、カットオフ波長が
1.35μm、モードフィールド径が9.6μm、曲げ
損失が1.1dB/m(直径2r=20mmφ、一様曲
げ)であった。ついで、この光ファイバ3を2本用意
し、並列し、これらの一部を互いに融着、延伸して融着
延伸部4を形成して1.55μm用3dB光ファイバカ
プラを作製したところ、平均の過剰損失は0.15dB
であった。そして、この光ファイバカプラの融着延伸部
4以外の光ファイバ部分と補強器5との間に熱歪みの大
きな接着剤を塗布し、固定した。ついで、−40℃の低
温試験を行ない、意図的に光ファイバカプラの融着延伸
部4以外の光ファイバ部分にストレスを加えたが、曲げ
損失が十分に小さいため過剰損失は増加せず、光ファイ
バカプラにストレスが付加されたことを検出できなかっ
た。
%、コアクラッド比が14.7倍の純粋石英/フッ素添
加クラッドファイバ用母材を用意した。ついで、これを
線速100m/min、張力25gで紡糸し、光ファイ
バカプラ製造用のコア1とクラッド2を有する光ファイ
バ3を得た。この光ファイバ3は、カットオフ波長が
1.35μm、モードフィールド径が9.6μm、曲げ
損失が1.1dB/m(直径2r=20mmφ、一様曲
げ)であった。ついで、この光ファイバ3を2本用意
し、並列し、これらの一部を互いに融着、延伸して融着
延伸部4を形成して1.55μm用3dB光ファイバカ
プラを作製したところ、平均の過剰損失は0.15dB
であった。そして、この光ファイバカプラの融着延伸部
4以外の光ファイバ部分と補強器5との間に熱歪みの大
きな接着剤を塗布し、固定した。ついで、−40℃の低
温試験を行ない、意図的に光ファイバカプラの融着延伸
部4以外の光ファイバ部分にストレスを加えたが、曲げ
損失が十分に小さいため過剰損失は増加せず、光ファイ
バカプラにストレスが付加されたことを検出できなかっ
た。
【0018】意図的に光ファイバカプラの融着延伸部4
以外の光ファイバ部分にストレスを加えた結果から明ら
かなように、比較例の光ファイバカプラにおいてはスト
レスを検知できず光ファイバカプラの断線を事前に知る
ことができない。これに比べて、実施例の光ファイバカ
プラでは、光ファイバの過剰損失が増加するのでストレ
スを検知することができ、光ファイバカプラの断線を事
前に知ることが可能であることが判る。
以外の光ファイバ部分にストレスを加えた結果から明ら
かなように、比較例の光ファイバカプラにおいてはスト
レスを検知できず光ファイバカプラの断線を事前に知る
ことができない。これに比べて、実施例の光ファイバカ
プラでは、光ファイバの過剰損失が増加するのでストレ
スを検知することができ、光ファイバカプラの断線を事
前に知ることが可能であることが判る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の異常警告
機能付き光ファイバカプラは、光ファイバとして、曲げ
損失が大きなものを用い、融着延伸部ではこの曲げ損失
が低減され、融着延伸部以外ではこの曲げ損失がそのま
ま維持された構成とされ、融着延伸部以外にストレスが
加わったときの光ファイバカプラの過剰損失の増加を警
報情報として用いるので、上記ストレスを検知すること
ができ、上記ストレスに起因する光ファイバカプラの断
線を事前に知ることができる。従って、この時点で異常
のある光ファイバカプラを交換することによって、通信
の中断を未然に防ぐことが可能となる。また、融着延伸
部では上記曲げ損失が低減しているので、通常は光ファ
イバカプラの過剰損失が小さく、不良品になりにくい。
機能付き光ファイバカプラは、光ファイバとして、曲げ
損失が大きなものを用い、融着延伸部ではこの曲げ損失
が低減され、融着延伸部以外ではこの曲げ損失がそのま
ま維持された構成とされ、融着延伸部以外にストレスが
加わったときの光ファイバカプラの過剰損失の増加を警
報情報として用いるので、上記ストレスを検知すること
ができ、上記ストレスに起因する光ファイバカプラの断
線を事前に知ることができる。従って、この時点で異常
のある光ファイバカプラを交換することによって、通信
の中断を未然に防ぐことが可能となる。また、融着延伸
部では上記曲げ損失が低減しているので、通常は光ファ
イバカプラの過剰損失が小さく、不良品になりにくい。
【0020】本発明の異常警告機能付き光ファイバカプ
ラの製法は、コアとなる部分の軟化点温度がクラッドと
なる部分のそれよりも高い光ファイバ母材を高張力で溶
融紡糸して、曲げ損失が大きな光ファイバを得、つい
で、この光ファイバを複数本を用意し、これらの一部を
互いに融着、延伸して融着延伸部を形成して光ファイバ
カプラを製造するので、融着延伸部は上記曲げ損失が低
減されるので、このため光ファイバカプラの過剰損失を
小さく抑えることができ、高歩留まりとなる。また、融
着延伸部以外の光ファイバ部分は、上記曲げ損失がその
まま維持されるので光ファイバカプラ製造時に生じる微
小な曲げに対しても過剰損失が増加し光ファイバカプラ
の断線を事前に知ることが可能な異常警告機能付き光フ
ァイバカプラを製造することができる。
ラの製法は、コアとなる部分の軟化点温度がクラッドと
なる部分のそれよりも高い光ファイバ母材を高張力で溶
融紡糸して、曲げ損失が大きな光ファイバを得、つい
で、この光ファイバを複数本を用意し、これらの一部を
互いに融着、延伸して融着延伸部を形成して光ファイバ
カプラを製造するので、融着延伸部は上記曲げ損失が低
減されるので、このため光ファイバカプラの過剰損失を
小さく抑えることができ、高歩留まりとなる。また、融
着延伸部以外の光ファイバ部分は、上記曲げ損失がその
まま維持されるので光ファイバカプラ製造時に生じる微
小な曲げに対しても過剰損失が増加し光ファイバカプラ
の断線を事前に知ることが可能な異常警告機能付き光フ
ァイバカプラを製造することができる。
【図1】 実施例の異常警告機能付き光ファイバカプラ
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図2】 実施例の異常警告機能付き光ファイバカプラ
を補強器に収容した図である。
を補強器に収容した図である。
【図3】 実施例の異常警告機能付き光ファイバカプラ
の過剰損失の増加を検知する異常警告システムの例を示
した概略構成図である。
の過剰損失の増加を検知する異常警告システムの例を示
した概略構成図である。
1・・・コア、2・・・クラッド、3・・・光ファイバ、4・・・融
着延伸部
着延伸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 登 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内 (72)発明者 山内 良三 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式 会社佐倉工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 複数本の光ファイバの一部を互いに融
着、延伸して得られた融着延伸部を有する光ファイバカ
プラにおいて、 上記光ファイバとして、曲げ損失が大きなものを用い、
融着延伸部ではこの曲げ損失が低減され、融着延伸部以
外ではこの曲げ損失がそのまま維持された構成とされ、
融着延伸部以外にストレスが加わったときの光ファイバ
カプラの過剰損失の増加を警報情報として用いるように
したことを特徴とする異常警告機能付き光ファイバカプ
ラ。 - 【請求項2】 直径20mmφにおける曲げ損失が10
dB/m以上である光ファイバを用いたことを特徴とす
る請求項1記載の異常警告機能付き光ファイバカプラ。 - 【請求項3】 コアとなる部分の軟化点温度がクラッド
となる部分のそれよりも高い光ファイバ母材を高張力で
溶融紡糸して、曲げ損失が大きな光ファイバを得、つい
で、この光ファイバを複数本を用意し、これらの一部を
互いに融着、延伸して融着延伸部を形成して光ファイバ
カプラを製造することを特徴とする異常警告機能付き光
ファイバカプラの製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15835392A JPH063221A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 異常警告機能付き光ファイバカプラおよびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15835392A JPH063221A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 異常警告機能付き光ファイバカプラおよびその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH063221A true JPH063221A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15669807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15835392A Pending JPH063221A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 異常警告機能付き光ファイバカプラおよびその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063221A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009035104A1 (ja) * | 2007-09-14 | 2009-03-19 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co., Ltd. | 光ファイバカプラ用光ファイバ及び光ファイバカプラ |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP15835392A patent/JPH063221A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009035104A1 (ja) * | 2007-09-14 | 2009-03-19 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co., Ltd. | 光ファイバカプラ用光ファイバ及び光ファイバカプラ |
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