JPH0632265Y2 - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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JPH0632265Y2
JPH0632265Y2 JP1396388U JP1396388U JPH0632265Y2 JP H0632265 Y2 JPH0632265 Y2 JP H0632265Y2 JP 1396388 U JP1396388 U JP 1396388U JP 1396388 U JP1396388 U JP 1396388U JP H0632265 Y2 JPH0632265 Y2 JP H0632265Y2
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JP
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flange
engaging claw
work
claw
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進 福島
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Kyoho Machine Works Ltd
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Kyoho Machine Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はワーク搬送装置に係り、特に、保持する際の基
準となる部位がそれぞれ異なる第1位置から第2位置ま
で軸状ワークを搬送する装置に関するものである。
従来技術 軸方向に長い軸状ワークを取り扱う場合には、作業内容
や条件などによって保持する際に基準とする部位、すな
わち位置固定に設けられた基準部材と係合させられる部
位が異なることがある。例えば、円筒形状の軸部にフラ
ンジが設けられている自動車用ショックアブソーバ部品
は、ある種の組付け加工を行う際には軸部の一端部を基
準として保持され、組付け加工後に排出シュート上へ払
い出す際には前記フランジを基準としてその排出シュー
ト上に載置される。
ところで、上記ショックアブソーバ部品は、軸方向にお
いてフランジの配設位置が異なる複数種類のものが製造
されているが、このように軸部の一端部からフランジま
での離間距離が異なる複数種類の軸状ワークを、第1位
置において、前記一端部が下方に位置して第1基準部材
上に載置され、略垂直な姿勢で保持される状態から、水
平方向へ離間した第2位置において、前記フランジの周
縁部下面が第2基準部材上に載置され、前記一端部が下
方に位置する略垂直な姿勢で保持される状態となるまで
搬送する場合に、軸状ワークの軸部等を相対移動不能に
把持して搬送しようとすると、その軸状ワークの種類を
判別し、上記一端部からフランジまでの離間距離に応じ
て軸状ワークを把持する位置を変更したり搬送高さを変
更したりする必要がある。
なお、軸状ワークの種類に関係なく把持できるように、
上記一端部の近傍を把持して第1位置から第2位置まで
搬送するとともに、その把持位置が第2基準部材より下
方となる位置で把持を解除して軸状ワークを下方へ落下
させ、フランジの周縁部下面が第2基準部材上に載置さ
れるようにすれば、軸状ワークの種類によって把持位置
等を変更する必要はないが、軸状ワークの種類によって
落下距離が異なるため、落下時に軸状ワークの姿勢が変
化したり、第2基準部材との当接時に軸状ワークに疵が
付いたりする恐れがある。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このように軸状ワークの種類を判別して
その種類毎に把持位置や搬送高さを変更する場合には、
装置が複雑かつ高価になるという問題があった。
本考案は以上の事情を背景として為されたもので、その
目的とするところは、簡単な機構で複数種類の軸状ワー
クを適正に搬送できるようにすることにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するために、本考案は、軸部に外向き
のフランジが設けられているとともに、その軸部の一端
部からフランジまでの離間距離が異なる複数種類の軸状
ワークを、第1位置において、前記一端部が下方に位置
して第1基準部材上に載置され、略垂直な姿勢で保持さ
れる状態から、水平方向へ離間した第2位置において、
前記フランジの周縁部下面が第2基準部材上に載置さ
れ、前記一端部が下方に位置する略垂直な姿勢で保持さ
れる状態となるまで搬送する装置であって、(a)前記一
端部が下方に位置する略垂直な姿勢の前記軸状ワークの
軸部に対して上下方向の相対移動が可能で、且つ上方へ
相対移動させられることにより前記フランジの内端部下
面に係合してその軸状ワークを持ち上げる係合爪と、
(b)その係合爪を前記第1位置から前記第2位置まで略
水平な方向へ移動させる移動装置と、(c)前記第1位置
において、前記第1基準部材上に載置された状態におけ
る何れの軸状ワークの前記フランジよりも下方の予め定
められた一定の第1下方位置から、何れの軸状ワークも
そのフランジの内端部下面に前記係合爪が係合させられ
て持ち上げられる予め定められた一定の第1上方位置ま
で、その係合爪を上昇させるとともに、前記第2位置に
おいて、前記係合爪によって持ち上げられた何れの軸状
ワークも、前記フランジの周縁部下面が前記第2基準部
材上に載置される高さよりも上方に保持される予め定め
られた一定の第2上方位置から、何れの軸状ワークもそ
の周縁部下面がその第2基準部材上に載置される予め定
められた一定の第2下方位置まで、前記係合爪を下降さ
せる昇降装置とを有することを特徴とする。
なお、上記係合爪は、例えば(d)上下方向の回動軸心ま
わりの回動可能に設けられて略水平方向における前記軸
部の挿入,抜出しを許容する爪部材と、(e)その爪部材
を、前記軸部に対して上下方向の相対移動が可能で且つ
その軸部が水平方向へ抜け出すことを阻止する閉位置に
位置決めするクランプ手段とを有して構成される。
作用および考案の効果 このようなワーク搬送装置においては、第1位置におい
て係合爪が昇降装置によって第1下方位置から第1上方
位置まで上昇させられると、一端部が下方に位置して第
1基準部材上に載置され、略垂直な姿勢に保持されてい
る軸状ワークは、その種類に関係なくフランジの内端部
下面に係合爪が係合させられて持ち上げられる。その
後、係合爪が移動装置により第2位置まで移動させら
れ、前記昇降装置によって第2上方位置から第2下方位
置まで下降させられると、その下降過程で、軸状ワーク
はその種類に関係なくフランジの周縁部下面が第2基準
部材上に載置され、一端部が下方に位置する略垂直な姿
勢で保持される状態となる。
このように、本考案のワーク搬送装置は、軸状ワークを
搬送する係合爪が軸状ワークの軸部に対して上下方向の
相対移動可能とされ、第1位置では係合爪の上昇過程で
フランジの内端部下面に係合して軸状ワークを持ち上げ
る一方、第2位置では係合爪の下降過程でフランジの周
縁部下面を第2基準部材上に載置させ、軸状ワークをそ
の第2基準部材に受け渡すようになっているため、軸状
ワークを相対移動不能に把持して搬送する場合のよう
に、軸状ワークの種類に応じて把持位置や搬送高さを変
更する必要がなく、装置が簡単かつ安価に構成されるよ
うになる。
また、上記係合爪が前記(d)爪部材および(e)クランプ手
段を有して構成されている場合には、クランプ手段によ
り爪部材を閉位置にクランプして軸状ワークを抜出し不
能に保持できるため、軸状ワークを強固にクランプする
必要がない組付作業などを第1位置で行う際に、ワーク
保持装置などを別個に配設する必要がないとともに、係
合爪の形状や原位置などを設定する際にワーク保持装置
等との干渉を考慮する必要がなく、それ等の設定の自由
度が高くなる。
実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本考案の一実施例であるワーク搬送装置とし
てのアンローダ装置10およびそのアンローダ装置10
に一体的に設けられた排出シュート12を示す平面図
で、第2図はアンローダ装置10の一部を切り欠いた正
面図である。これ等の図において、アンローダ装置10
は、位置固定に設けられた本体フレーム14に配設され
た旋回装置16と、その旋回装置16を上下方向へ昇降
させる昇降装置18と、旋回装置16によって旋回させ
られる旋回アーム20と、その旋回アーム20の先端部
に設けられた係合爪22とを含んで構成されている。
係合爪22は、第1図におけるIII−III断面を示す第3
図,その第3図におけるIV−IV断面を示す第4図,およ
び第5図の底面図に詳しく示されているように、前記旋
回アーム20の先端に略水平に固設された本体ブロック
24と、その本体ブロック24に上下方向に植設された
ボルト26に軸まわりの回動可能に取り付けられた爪部
材28と、その爪部材28を開閉する開閉シリンダ30
とを備えている。本体ブロック24および爪部材28の
先端部、すなわち前記旋回アーム20によって旋回させ
られる円弧軌跡の接線方向の一端部には、搬送すべき軸
状ワーク32a,32bの軸部34a,34bの外周面
曲率と略同じ、厳密には僅かに小さい曲率の円弧爪3
6,38が形成されており、爪部材28が第5図におい
て実線で示されている閉位置に保持されることにより、
軸部34a,34bは約210°の範囲に亘って本体ブ
ロック24および爪部材28に囲まれ、僅かな隙間を有
する状態で、換言すれば軸方向の相対移動が可能な状態
で円弧爪36,38内に保持される。
上記軸状ワーク32a,32bは具体的には自動車用シ
ョックアブソーバの一部品で、軸部34a,34bは同
じ径寸法の円筒形状を成している。また、その軸部34
a,34bの中間部には、それぞれ一端部40a,40
bからの離間距離が異なる位置に外周側へ突き出すフラ
ンジ42a,42bが設けられている。そして、この軸
状ワーク32a,32bは、係合爪22が第1図におい
て実線で示されている第1位置に保持された状態におい
て、第3図に一点鎖線で示されているように上記一端部
40a,40bが第1基準部材としての受け台44上に
載置されるとともに、その係合爪22によって略垂直な
姿勢に保持され、図示しない加工機または作業者による
手作業などによって所定の組付け加工が施される。な
お、軸状ワーク32a,32bの軸部34a,34bに
は、上記フランジ42a,42bとは別に、更に複数の
部品46,48,50等が一端部40a,40bからの
距離が略同じ位置に取り付けられている。
前記係合爪22について更に詳しく説明すると、前記爪
部材28は、本体ブロック24との間に介挿された圧縮
コイルスプリング52によって爪を閉じる方向へ付勢さ
れ、常にはストッパボルト54に当接する前記閉位置に
保持されるようになっている。また、前記開閉シリンダ
30は、前記旋回アーム20と、その旋回アーム20に
本体ブロック24を介して一体的に固設されたブラケッ
ト56とによって、上下方向に設けられたピン58まわ
りの回動可能に保持されているとともに、その出力ロッ
ドの先端には長穴60が形成されたナックル62が固設
され、前記爪部材28に上下方向に設けられたピン64
がその長穴60内に挿通させられることにより、開閉シ
リンダ30の出力ロッドと爪部材28とが連結されてい
る。ナックル62は、開閉シリンダ30により第5図に
おいて実線で示されている突出端位置と、二点鎖線で示
されているセット位置よりも更に引き込まれた図示しな
い引込端位置とに位置させられる一方、開閉シリンダ3
0の先端に設けられたホルダー66内の圧縮コイルスプ
リング68(第3図参照)により、上記引込端位置から
セット位置まで押し戻されるようになっている。
ここで、上記ナックル62が突出端位置に位置させられ
ると、ピン64は長穴60と係合して第5図における上
方へ押圧され、爪部材28は前記閉位置に位置固定にク
ランプされる。これにより、軸状ワーク32a,32b
は第5図における上方への抜出し不能に保持される。ナ
ックル62を突出端位置へ移動させる開閉シリンダ30
はクランプ手段に相当する。また、ナックル62がセッ
ト位置に保持されると、爪部材28は圧縮コイルスプリ
ング52の付勢力に従って常には閉位置に位置させられ
るが、その圧縮コイルスプリング52の付勢力に抗して
開くことが可能となり、軸状ワーク32a,32bを第
5図における上方から円弧爪36と38との間へ挿入す
ることができる。円弧爪38の先端部には、先端に向か
う程外側へ開く係合部70が設けられ、軸状ワーク32
a,32bが押圧されることによって爪部材28を開か
せるようになっている。更に、ナックル62が引込端位
置に位置させられると、長穴60とピン64との係合に
より爪部材28は圧縮コイルスプリング52の付勢力に
抗して一点鎖線で示されている開位置に位置させられ、
軸状ワーク32a,32bは円弧爪36,38から容易
に抜け出すことができるようになる。
一方、前記旋回装置16は移動装置を成すもので、第1
図におけるVI−VI断面を示す第6図,およびその第6図
におけるVII−VII断面,VIII−VIII断面を示す第7図,
第8図に明らかに示されているように、前記本体フレー
ム14にガイドレール72を介して上下方向の移動可能
に配設されたハウジング74と、そのハウジング74に
軸心まわりの回転可能に保持された回動軸76と、その
回動軸76を軸心まわりに回動させる旋回シリンダ78
とを含んで構成されている。回動軸76は上下方向に配
設されてその上端はハウジング74から上方に突き出し
ているとともに、その上端には前記旋回アーム20が略
水平に固設されており、下端部にはピニオン80および
位置決めブロック82がそれぞれ相対回動不能に取り付
けられている。ピニオン80は、旋回シリンダ78の出
力ロッドに固設されたラック84と噛み合わされてお
り、その出力ロッドの突出,引込み移動に伴って回動軸
76は正逆両方向へ回動させられる。また、位置決めブ
ロック82は、ハウジング74に固設された一対のスト
ッパ86,88に当接させられることによって回動軸7
6の両回動端を規定している。これにより、上記旋回ア
ーム20に設けられた前記係合爪22は、第1図におい
て実線で示されている前記第1位置と、一点鎖線で示さ
れている第2位置との間を略水平な方向へ約90°の角
度範囲で往復移動させられる。なお、上記ラック84は
バックアップローラ90によってバックアップされるよ
うになっている。
また、前記昇降装置18は、前記第2図に示されている
ように、本体フレーム14に上下方向に設けられた昇降
シリンダ92と前記ガイドレール72とを含んで構成さ
れており、昇降シリンダ92の出力ロッドは前記旋回装
置16に連結されている。これにより、その旋回装置1
6は上下方向へ昇降させられ、前記係合爪22は第3図
において実線で示されている原位置と、二点鎖線で示さ
れている上昇位置とに位置させられる。この原位置は、
前記受け台44上に略垂直に保持された状態における何
れの軸状ワーク32a,32bのフランジ42a,42
bよりも下方であって、且つ部品46,48,50等と
干渉しない高さに設定されており、上昇位置は、何れの
軸状ワーク32a,32bもそのフランジ42a,42
bの内端部下面94a,94bに係合爪22が係合させ
られて持ち上げられる高さであって、且つ前記第2位置
において前記排出シュート12上に軸状ワーク32a,
32bが保持される高さよりもそれぞれ高い位置にその
軸状ワーク32a,32bが保持される高さに設定され
ている。第3図において二点鎖線で示されている軸状ワ
ーク32a,32bは、係合爪22の上昇位置まで上昇
させられた場合のものである。上記原位置は第1下方位
置に相当し、上昇位置は第1上方位置,第2上方位置に
相当する。
また、前記本体フレーム14の上部には、前記回動軸7
6に直交する軸線まわりの回転自在にストッパローラ9
6が配設されており、係合爪22が第2位置に保持され
た状態において前記上昇位置から下降させられる際に、
前記旋回アーム20に固設された当て金98に当接して
係合爪22の下降を阻止し、予め定められた下降位置で
停止させるようになっている。この下降位置は第2下方
位置に相当し、上昇位置からの下降過程において何れの
軸状ワーク32a,32bも前記排出シュート12上に
保持される高さであって、且つ係合爪22が排出シュー
ト12やその排出シュート12上に保持された軸状ワー
ク32a,32bの部品46,48,50等と干渉しな
い高さに設定されている。前記昇降装置18は、このス
トッパローラ96を含んで構成されている。また、スト
ッパローラ96と当て金98との係合は、係合爪22が
第2位置から第1位置へ向って回動軸76まわりに約3
5°回動した中間位置において解除され、その中間位置
と第1位置との間では係合爪22が前記原位置まで下降
することが許容される。
前記排出シュート12は、第9図に示されている正面図
から明らかなようにその先端、すなわち第9図における
左側の端部へ向かうに従って下方へ傾斜する姿勢で、ブ
ラケット100を介して前記本体フレーム14に固設さ
れている。この排出シュート12の上部には、前記軸状
ワーク32a,32bの軸部34a,34bを通過させ
得る寸法を隔てて一対のプレート102,104が互い
に平行に設けられ、そのプレート102,104の内側
の端縁には多数のローラ106がそれぞれ一列で取り付
けられている。そして、このローラ106上に前記フラ
ンジ42a,42bの周縁部下面108a,108b
(周縁部下面108bについては図示せず)が載置され
ることにより、軸状ワーク32a,32bはそれぞれ略
垂直な姿勢で排出シュート12上に保持され、先端側へ
滑り落とされる。また、排出シュート12の基端部には
一対のガイド110,112が取り付けられ、前記アン
ローダ装置10によって搬入される軸状ワーク32a,
32bをガイドするようになっているとともに、先端部
には軸部34a,34bに係合するストッパ114が取
り付けられ、ローラ106上を滑り落ちて来た軸状ワー
ク32a,32bを停止させる。排出シュート12の基
端側において軸状ワーク32a,32bが最初に載置さ
れる部分のローラ106は第2基準部材に相当する。な
お、第1図および第9図は、排出シュート12上に軸状
ワーク32aが搬送された場合を説明する図である。
次に、本実施例の作動を、前記係合爪22の移動経路を
示す第10図を参照しつつ説明する。
先ず、第1位置の原位置に前記係合爪22が保持される
とともに、その係合爪22のナックル62がセット位置
に位置させられた状態において、軸状ワーク32aまた
は32bが係合爪22の先端側から押し入れられる。係
合爪22の爪部材28は開放可能とされているため、軸
状ワーク32aまたは32bはその爪部材28を押し拡
げて円弧爪36,38内に挿入され、一端部40aまた
は40bが受け台44上に載置された状態で略垂直に保
持される。この軸状ワーク32a,32bの挿入は作業
者の手作業または自動投入装置等によって行われる。
その後、係合爪22のナックル62が開閉シリンダ30
によって突出端位置まで突き出されることにより、爪部
材28は閉位置にクランプされ、軸状ワーク32aまた
は32bの係合爪22からの抜出しが阻止される。そし
て、このように係合爪22によって保持された状態にお
いて、軸状ワーク32aまたは32bには図示しない加
工機または作業者の手作業などにより所定の組付け加工
が施される。
上記組付け加工が終了すると、係合爪22は、先ず昇降
装置18によって上昇位置まで上昇させられ、この過程
で係合爪22はフランジ42aまたは42bの内端部下
面94aまたは94bに係合させられ、軸状ワーク32
aまたは32bはその種類に関係なく持ち上げられる。
続いて、係合爪22は旋回装置16により第2位置まで
略水平な方向へ移動させられ、そこで昇降装置18によ
って下降位置まで下降させられることにより、軸状ワー
ク32aまたは32bはその種類に関係なくフランジ4
2aまたは42bの周縁部下面108aまたは108b
がローラ106上に載置される状態で略垂直な姿勢で排
出シュート12上に保持され、係合爪22と内端部下面
94aまたは94bとの係合が解除される。係合爪22
の爪部材28は閉位置にクランプされたままであるた
め、この搬送時に軸状ワーク32aまたは32bが係合
爪22から離脱して落下する恐れはない。
ここで、上記ローラ106上に載置される周縁部下面1
08a,108bと、前記係合爪22が係合させられる
内端部下面94a,94bとの軸方向における離間距離
は、軸状ワーク32aと32bとで多少異なるが、何れ
もフランジ42a,42bの下面であって大きく相違す
るものではない。したがって、かかる軸状ワーク32
a,32bをその種類に関係なく排出シュート12上に
載置するために係合爪22を下降位置まで下降させる際
のストローク、厳密には軸状ワーク32a,32bが排
出シュート12上に載置されてから下降位置までのスト
ロークを比較的小さくすることができ、係合爪22と部
品46,48,50等との干渉を回避することができる
のである。この意味において、係合爪22に係合させら
れる内端部下面94a,94bと、ローラ106に係合
させられる周縁部下面108a,108bとの離間距離
は、軸状ワーク32a,32bの種類に拘らずできるだ
け同じ大きさであることが望ましい。しかし、係合爪2
2と干渉する部品46,48,50等が存在しない場合
や、軸状ワーク32a,32bが係合爪22の先端側へ
抜け出すことが可能で、軸状ワーク32a,32bが排
出シュート12上に載置されるとともに係合爪22と内
端部下面94a,94bとの係合が解除されることによ
り、軸状ワーク32a,32bが直ちに排出シュート1
2上をその先端側へ滑り落とされる場合などにおいて
は、必ずしもフランジの内端部下面と周縁部下面との離
間距離を軸状ワークの種類に拘らず略同じ大きさにする
必要はない。
そして、上記第2位置の下降位置に係合爪22が保持さ
れた状態において、その係合爪22のナックル62が開
閉シリンダ30によって引込端位置まで引き込まれ、爪
部材28が開位置まで開かれる。これにより、軸状ワー
ク32aまたは32bは係合爪22からの抜出しが許容
され、自身の重力に従って排出シュート12上を先端部
側へ滑り落とされる。なお、排出シュート12の先端部
に保持された軸状ワーク32a,32bは、図示しない
移載装置または作業者による手作業などによって後工程
へ送られる。
一方、係合爪22はその後、旋回装置16により上記第
2位置から第1位置に向って旋回させられ、ストッパロ
ーラ96と当て金98との係合が解除される中間位置を
通過した後において原位置まで下降させられるととも
に、第1位置まで戻される。
以上により一つの軸状ワーク32aまたは32bに対す
る一連の作動は終了するが、この作動、すなわち係合爪
22の移動経路等は軸状ワークの種類に関係なく一定で
ある。これは、軸状ワーク32a,32bを搬送する係
合爪22がそれ等の軸状ワーク32a,32bに対して
軸方向の相対移動可能とされ、第1位置ではフランジ4
2a,42bの内端部下面94a,94bと係合させら
れることによりその軸状ワーク32a,32bを持ち上
げる一方、第2位置ではフランジ42a,42bの周縁
部下面108a,108bがローラ106に係合する位
置で上記内端部下面94a,94bとの係合が自然に解
除されるようになっているためであり、これにより、軸
状ワークの種類に応じて把持位置や搬送経路を変更して
いた従来のアンローダ装置に比較して、装置が簡単かつ
安価に構成されるようになるのである。
また、上記係合爪22は、第1位置において軸状ワーク
32a,32bに組付け加工が施される際に、一端部4
0a,40bが受け台44上に載置された状態で略垂直
にそれ等の軸状ワーク32a,32bを保持するように
なっているため、組付け加工のために軸状ワーク32
a,32bを保持するためのクランプ装置などを別個に
設ける必要がない。また、上記軸状ワーク32a,32
bの軸部34a,34bには、前記フランジ42a,4
2bとは別に複数の部品46,48,50等が設けられ
ているため、上記クランプ装置等を別個に設けた場合に
は、そのクランプ装置等と係合爪22との干渉を避ける
ために係合爪22の原位置の設定等が困難になるが、ク
ランプ装置等を設ける必要がない本実施例においては比
較的容易に原位置の設定等を行うことができるのであ
る。
以上、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明し
たが、本考案は他の態様で実施することもできる。
例えば、前記実施例では本考案がアンローダ装置10に
適用された場合について説明したが、ローダ装置等の他
のワーク搬送装置に適用することも勿論可能である。
また、前記実施例では2種類の軸状ワーク32a,32
bを取り扱う場合について説明したが、3種類以上の軸
状ワークを取り扱うことも可能である。
また、前記実施例では第1位置において軸状ワーク32
a,32bに組付け加工を行う際に、その軸状ワーク3
2a,32bを係合爪22によって保持するようになっ
ているが、別の保持手段を設けても差支えないことは勿
論である。なお、爪部材28を軸状ワーク32a,32
bに押圧するようにして、係合爪22にクランプ機能を
持たせることも可能である。
また、前記実施例の係合爪22は、爪部材28が閉位置
に保持されることにより軸状ワーク32a,32bを抜
出し不能に保持するようになっているが、軸部34a,
34bの外径寸法よりも僅かに大きな径寸法の半円形切
欠が先端部に設けられたものなど、他の構成の係合爪を
採用することもできる。
また、上記係合爪22の先端は軸状ワーク32a,32
bの横断面形状に対応させて円弧形状を成しているが、
第1位置における保持機能が必要な場合等には、矩形な
ど他の形状にしても差支えない。なお、軸状ワークの横
断面形状は必ずしも円形である必要はない。
また、前記実施例では回動軸76を回動させて係合爪2
2を第1位置と第2位置との間で円弧移動させるように
なっているが、モータによって駆動される送りねじやチ
ェーンなどを用いて直線移動させるなど、他の移動装置
を採用することもできる。昇降装置18についても同様
である。
また、前記上昇位置は、少なくとも第1位置において軸
状ワーク32a,32bを持ち上げることができる高さ
であれば良く、その後第2位置まで移動させる途中で係
合爪22の高さを変更するようにしても差支えない。
その場合には、第1位置における上昇位置が第1上方位
置に相当し、第2位置まで移動する際に変更された後の
高さ位置が第2上方位置に相当する。
また、前記実施例では係合爪22を第2位置において下
降位置まで下降させた後、第1位置へ戻す途中で原位置
まで下降させるようになっているが、干渉などの問題が
ない場合には第2位置において直接原位置まで下降させ
ることもできる。その場合には、その原位置が第1下方
位置,第2下方位置に相当する。
また、前記実施例では旋回装置16が昇降装置18によ
って昇降させられるようになっているが、例えば旋回ア
ーム20の先端に昇降シリンダ等の昇降装置を設けて係
合爪22を昇降させるようにすることもできる。
その他一々例示はしないが、本考案は当業者の知識に基
づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるワーク搬送装置として
のアンローダ装置を排出シュートと共に示す平面図であ
る。第2図は第1図のアンローダ装置の一部を切り欠い
た正面図である。第3図は第1図におけるIII−III断面
図であり、第4図は第3図におけるIV−IV断面図であ
る。第5図は第1図のアンローダ装置における係合爪の
一部を切り欠いた底面図である。第6図は第1図におけ
るVI−VI断面図である。第7図は第6図におけるVII−V
II断面図であり、第8図は第6図におけるVIII−VIII断
面図である。第9図は第1図における排出シュートの正
面図である。第10図は第1図のアンローダ装置におけ
る係合爪の移動経路を説明する図である。 10:アンローダ装置(ワーク搬送装置) 16:旋回装置(移動装置) 18:昇降装置、22:係合爪 28:爪部材 30:開閉シリンダ(クランプ手段) 32a,32b:軸状ワーク 34a,34b:軸部 40a,40b:一端部 42a,42b:フランジ 44:受け台(第1基準部材) 94a,94b:内端部下面 106:ローラ(第2基準部材) 108a:周縁部下面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸部に外向きのフランジが設けられている
    とともに、該軸部の一端部から該フランジまでの離間距
    離が異なる複数種類の軸状ワークを、第1位置におい
    て、前記一端部が下方に位置して第1基準部材上に載置
    され、略垂直な姿勢で保持される状態から、水平方向へ
    離間した第2位置において、前記フランジの周縁部下面
    が第2基準部材上に載置され、前記一端部が下方に位置
    する略垂直な姿勢で保持される状態となるまで搬送する
    装置であって、 前記一端部が下方に位置する略垂直な姿勢の前記軸状ワ
    ークの軸部に対して上下方向の相対移動が可能で、且つ
    上方へ相対移動させられることにより前記フランジの内
    端部下面に係合して該軸状ワークを持ち上げる係合爪
    と、 該係合爪を前記第1位置から前記第2位置まで略水平な
    方向へ移動させる移動装置と、 前記第1位置において、前記第1基準部材上に載置され
    た状態における何れの軸状ワークの前記フランジよりも
    下方の予め定められた一定の第1下方位置から、何れの
    軸状ワークも該フランジの内端部下面に前記係合爪が係
    合させられて持ち上げられる予め定められた一定の第1
    上方位置まで、該係合爪を上昇させるとともに、前記第
    2位置において、前記係合爪によって持ち上げられた何
    れの軸状ワークも、前記フランジの周縁部下面が前記第
    2基準部材上に載置される高さよりも上方に保持される
    予め定められた一定の第2上方位置から、何れの軸状ワ
    ークも該周縁部下面が該第2基準部材上に載置される予
    め定められた一定の第2下方位置まで、前記係合爪を下
    降させる昇降装置と を有することを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】前記係合爪は、 上下方向の回動軸心まわりの回動可能に設けられて略水
    平方向における前記軸部の挿入,抜出しを許容する爪部
    材と、 該爪部材を、前記軸部に対して上下方向の相対移動が可
    能で且つ該軸部が水平方向へ抜け出すことを阻止する閉
    位置に位置決めするクランプ手段と を有するものである請求項1に記載のワーク搬送装置。
JP1396388U 1988-02-04 1988-02-04 ワーク搬送装置 Expired - Lifetime JPH0632265Y2 (ja)

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