JPH06322893A - 連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定方法及びその装置 - Google Patents
連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH06322893A JPH06322893A JP5138982A JP13898293A JPH06322893A JP H06322893 A JPH06322893 A JP H06322893A JP 5138982 A JP5138982 A JP 5138982A JP 13898293 A JP13898293 A JP 13898293A JP H06322893 A JPH06322893 A JP H06322893A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stranded wire
- continuous fiber
- strands
- reinforced plastic
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B7/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, rope- or cable-making machines; Auxiliary apparatus associated with such machines
- D07B7/16—Auxiliary apparatus
- D07B7/169—Auxiliary apparatus for interconnecting two cable or rope ends, e.g. by splicing or sewing
Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続繊維補強プラスチック製の撚り線の端部
を接合又は定着のために強固に固定し、撚り線の端部を
能率良く解く連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定
方法及び装置。 【構成】 複数の層からなる連続繊維補強プラスチック
製の撚り線1の端部を解き、該解かれた撚り線1の素線
4を末広がり状に配置し、固定する場合に、当該層の撚
り線1の解くべき区間の先端内側の相隣接する層間に円
形の中空環3、5、6を嵌装して該層間で撚り線の素線
4を離間させ、末広がり状に該素線4を配置し、該末広
がり状に配置された該素線4を囲うように挿入された筒
状体内に不定形硬化材を注入し、接合又は定着のために
該筒状体に対して該素線4を固定することを特徴とする
連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定方法及びその
装置。
を接合又は定着のために強固に固定し、撚り線の端部を
能率良く解く連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定
方法及び装置。 【構成】 複数の層からなる連続繊維補強プラスチック
製の撚り線1の端部を解き、該解かれた撚り線1の素線
4を末広がり状に配置し、固定する場合に、当該層の撚
り線1の解くべき区間の先端内側の相隣接する層間に円
形の中空環3、5、6を嵌装して該層間で撚り線の素線
4を離間させ、末広がり状に該素線4を配置し、該末広
がり状に配置された該素線4を囲うように挿入された筒
状体内に不定形硬化材を注入し、接合又は定着のために
該筒状体に対して該素線4を固定することを特徴とする
連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定方法及びその
装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の層からなる連続
繊維補強プラスチック製の撚り線の端部を解き、該解か
れた撚り線の素線を末広がり状に配置し、固定する方法
及びその装置に関する。
繊維補強プラスチック製の撚り線の端部を解き、該解か
れた撚り線の素線を末広がり状に配置し、固定する方法
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】FRP製のロープの端末の撚り線を解除
してなる撚り解除端末部の各線材を互いに離間させ末広
がりの錐体状に所定の位置関係を保持して規則的に配す
ることについては、既に知られている(例えば、実開昭
63−69197号の出願明細書において、実用新案登
録請求の範囲の第2行〜第5行等)。
してなる撚り解除端末部の各線材を互いに離間させ末広
がりの錐体状に所定の位置関係を保持して規則的に配す
ることについては、既に知られている(例えば、実開昭
63−69197号の出願明細書において、実用新案登
録請求の範囲の第2行〜第5行等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述に
ある各線材を互いに離間させ、末広がりに所定の位置に
規則的に配するには、具体的にどうすればよいか、その
方策について、何ら開示されていない。この他にも、こ
の点について開示されているものは、見当たらない。思
うに、各線材を互いに離間させ、規則的に配すること
は、各々現場作業として、行われているからであると、
考えられる。
ある各線材を互いに離間させ、末広がりに所定の位置に
規則的に配するには、具体的にどうすればよいか、その
方策について、何ら開示されていない。この他にも、こ
の点について開示されているものは、見当たらない。思
うに、各線材を互いに離間させ、規則的に配すること
は、各々現場作業として、行われているからであると、
考えられる。
【0004】ところで、不定形硬化材により、連続繊維
補強プラスチック製の撚り線の各素線を固定する場合、
各素線を相互に離間させておく必要がある。それが的確
に行われないと、不定形硬化材として膨張性充填材を使
用する場合、撚り線端部の素線を囲う筒状体内に注入さ
れた膨張性充填材の膨張圧力が作用し始めると、その膨
張圧力により撚り線の断面内にある空隙が押しつぶさ
れ、撚り線の断面が収縮するため、素線を固定するため
に充分な膨張圧力が得られず、素線を確実に固定できな
くなる。また、不定形硬化材として接着剤を使用する場
合、最外層或いはその近傍の層の素線のみが接着、固定
されるだけとなる。また、各素線を相互に離間させる場
合には、撚り線を構成する素線は、その軸方向と直交す
る方向にも弾性率を有するため、解撚作業及び位置決め
作業が困難となるということがあるので、この点での配
慮が望ましい。これらの点は、従来の技術に特別の工夫
をなすことなく実施した場合に、連続繊維補強プラスチ
ック製の撚り線の各素線を固定する際に起こる問題点と
みることができる。本発明者は、各素線を相互に離間さ
ておくことが、不定形硬化材を充填した場合の充満度、
言わば容積充填率に関与し、ひいては撚り線の素線を固
定した場合の耐力を左右することを取り上げ、また解撚
作業の能率向上等を考慮し、本発明を創案した。
補強プラスチック製の撚り線の各素線を固定する場合、
各素線を相互に離間させておく必要がある。それが的確
に行われないと、不定形硬化材として膨張性充填材を使
用する場合、撚り線端部の素線を囲う筒状体内に注入さ
れた膨張性充填材の膨張圧力が作用し始めると、その膨
張圧力により撚り線の断面内にある空隙が押しつぶさ
れ、撚り線の断面が収縮するため、素線を固定するため
に充分な膨張圧力が得られず、素線を確実に固定できな
くなる。また、不定形硬化材として接着剤を使用する場
合、最外層或いはその近傍の層の素線のみが接着、固定
されるだけとなる。また、各素線を相互に離間させる場
合には、撚り線を構成する素線は、その軸方向と直交す
る方向にも弾性率を有するため、解撚作業及び位置決め
作業が困難となるということがあるので、この点での配
慮が望ましい。これらの点は、従来の技術に特別の工夫
をなすことなく実施した場合に、連続繊維補強プラスチ
ック製の撚り線の各素線を固定する際に起こる問題点と
みることができる。本発明者は、各素線を相互に離間さ
ておくことが、不定形硬化材を充填した場合の充満度、
言わば容積充填率に関与し、ひいては撚り線の素線を固
定した場合の耐力を左右することを取り上げ、また解撚
作業の能率向上等を考慮し、本発明を創案した。
【0005】本発明は、上述した課題を解決し、連続繊
維補強プラスチック製の撚り線の端部において、末広が
り状に配置した各素線を相互に確実に離間させ、強固に
固定する連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定方法
及びその装置を提供することを目的とする。
維補強プラスチック製の撚り線の端部において、末広が
り状に配置した各素線を相互に確実に離間させ、強固に
固定する連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定方法
及びその装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、複数の層からなる連続繊維補強プラスチ
ック製の撚り線の端部を解き、該解かれた撚り線の素線
を末広がり状に配置し、固定する方法において、当該層
の撚り線の解くべき区間の先端内側の相隣接する層間に
円形の中空環を嵌装して該層間で撚り線の素線を離間さ
せ、末広がり状に該素線を配置し、該末広がり状に配置
された該素線を囲うように挿入された筒状体内に不定形
硬化材を注入し、接合又は定着のために該筒状体に対し
て該素線を固定することを特徴とする連続繊維補強プラ
スチック製撚り線の固定方法により構成される。本発明
において、末広がり状は、連続繊維補強プラスチック製
撚り線を解いて、接合又は定着のために固定する場合の
形状を広く指し、樽状或いは錐体状等を広く含む意味に
使用する。円形の中空環は、その役割から複数の層の各
層間に使用するが、何時も全ての層間に使用するという
ことではなく、現場の状況により一部について使用しな
い層間も起こりうる。筒状体は、従来のソケットと同じ
く、末広がり状に配置された素線群の軸方向の長さより
長さを有し、連続繊維補強プラスチック製の撚り線が受
ける軸力に見合う耐力を備える必要があるが、ソケット
内面にテーパーを敢えて設ける必要がない点が異なる。
また、筒状体は、撚り線と同じく、連続繊維補強プラス
チック製であることが好ましい。不定形硬化材として
は、膨張充填材又は接着材を使用することができる。な
お、ここで、接合とは、2本の撚り線を接続することを
いい、定着とは、1本の撚り線の端部を他の部材等に接
続することを指す。
に、本発明は、複数の層からなる連続繊維補強プラスチ
ック製の撚り線の端部を解き、該解かれた撚り線の素線
を末広がり状に配置し、固定する方法において、当該層
の撚り線の解くべき区間の先端内側の相隣接する層間に
円形の中空環を嵌装して該層間で撚り線の素線を離間さ
せ、末広がり状に該素線を配置し、該末広がり状に配置
された該素線を囲うように挿入された筒状体内に不定形
硬化材を注入し、接合又は定着のために該筒状体に対し
て該素線を固定することを特徴とする連続繊維補強プラ
スチック製撚り線の固定方法により構成される。本発明
において、末広がり状は、連続繊維補強プラスチック製
撚り線を解いて、接合又は定着のために固定する場合の
形状を広く指し、樽状或いは錐体状等を広く含む意味に
使用する。円形の中空環は、その役割から複数の層の各
層間に使用するが、何時も全ての層間に使用するという
ことではなく、現場の状況により一部について使用しな
い層間も起こりうる。筒状体は、従来のソケットと同じ
く、末広がり状に配置された素線群の軸方向の長さより
長さを有し、連続繊維補強プラスチック製の撚り線が受
ける軸力に見合う耐力を備える必要があるが、ソケット
内面にテーパーを敢えて設ける必要がない点が異なる。
また、筒状体は、撚り線と同じく、連続繊維補強プラス
チック製であることが好ましい。不定形硬化材として
は、膨張充填材又は接着材を使用することができる。な
お、ここで、接合とは、2本の撚り線を接続することを
いい、定着とは、1本の撚り線の端部を他の部材等に接
続することを指す。
【0007】本発明は、複数の層からなる連続繊維補強
プラスチック製の撚り線の端部を解き、該解かれた撚り
線の素線を末広がり状に配置し、固定する方法におい
て、相隣接する撚り線の層間に円形の中空環を挿入する
とともに外側の層の撚り線を解き、該外側の層の撚り線
を解くべき区間の先端内側において前記円形の中空環を
設定して前記相隣接する撚り線の層間で撚り線の素線を
離間させ、末広がり状に該素線を配置し、該末広がり状
に配置された該素線を囲うように挿入された筒状体内に
不定形硬化材を注入し、接合又は定着のために該筒状体
に対して該素線を固定することを特徴とする連続繊維補
強プラスチック製撚り線の固定方法により構成される。
本発明の円形の中空環は、相隣接する撚り線の層間で撚
り線の素線を離間させるが、別の役割として、相隣接す
る撚り線の層間に円形の中空環を挿入して、連続繊維補
強プラスチック製の撚り線の端部での撚り線の解き作業
を容易にすることができる。そのため、円形の中空環の
前方の端面は斜めに傾斜した面からなり、且つ外径から
内径へ向かって面取りすることが好ましい。また、円形
の中空環は軸方向にスリットを設けることにより、円形
の中空環を挿入する層の直径の誤差を吸収するととも
に、そのバネ力により内側の層の撚り線を把持して、円
形の中空環を位置決めすることに役立てることができ
る。また、円形の中空環の外周に等間隔に突起を設け、
この突起を介して同じ層の撚り線の素線を円周方向に離
間させるようにしてもよい。
プラスチック製の撚り線の端部を解き、該解かれた撚り
線の素線を末広がり状に配置し、固定する方法におい
て、相隣接する撚り線の層間に円形の中空環を挿入する
とともに外側の層の撚り線を解き、該外側の層の撚り線
を解くべき区間の先端内側において前記円形の中空環を
設定して前記相隣接する撚り線の層間で撚り線の素線を
離間させ、末広がり状に該素線を配置し、該末広がり状
に配置された該素線を囲うように挿入された筒状体内に
不定形硬化材を注入し、接合又は定着のために該筒状体
に対して該素線を固定することを特徴とする連続繊維補
強プラスチック製撚り線の固定方法により構成される。
本発明の円形の中空環は、相隣接する撚り線の層間で撚
り線の素線を離間させるが、別の役割として、相隣接す
る撚り線の層間に円形の中空環を挿入して、連続繊維補
強プラスチック製の撚り線の端部での撚り線の解き作業
を容易にすることができる。そのため、円形の中空環の
前方の端面は斜めに傾斜した面からなり、且つ外径から
内径へ向かって面取りすることが好ましい。また、円形
の中空環は軸方向にスリットを設けることにより、円形
の中空環を挿入する層の直径の誤差を吸収するととも
に、そのバネ力により内側の層の撚り線を把持して、円
形の中空環を位置決めすることに役立てることができ
る。また、円形の中空環の外周に等間隔に突起を設け、
この突起を介して同じ層の撚り線の素線を円周方向に離
間させるようにしてもよい。
【0008】本発明は、複数の層からなる連続繊維補強
プラスチック製の撚り線の端部を解き、該解かれた撚り
線の素線を末広がり状に配置し、固定する装置におい
て、最外層の撚り線の解くべき区間端の位置を設定する
ために該撚り線の外周に接触して設けた位置設定具と、
当該層の撚り線の解くべき区間先端内側の相隣接する層
間に嵌装された円形の中空環と、末広がり状に配置され
た前記素線を囲うように挿入された筒状体と、該筒状体
内に注入された不定形硬化材を備えたことを特徴とす
る、接合又は定着のために該筒状体に対して該素線を固
定する連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定装置に
より構成される。
プラスチック製の撚り線の端部を解き、該解かれた撚り
線の素線を末広がり状に配置し、固定する装置におい
て、最外層の撚り線の解くべき区間端の位置を設定する
ために該撚り線の外周に接触して設けた位置設定具と、
当該層の撚り線の解くべき区間先端内側の相隣接する層
間に嵌装された円形の中空環と、末広がり状に配置され
た前記素線を囲うように挿入された筒状体と、該筒状体
内に注入された不定形硬化材を備えたことを特徴とす
る、接合又は定着のために該筒状体に対して該素線を固
定する連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定装置に
より構成される。
【0009】
【作用】本発明では、複数の層からなる連続繊維補強プ
ラスチック製の撚り線の端部を解き、該解かれた撚り線
の素線を末広がり状に配置し、固定する場合において、
当該層の撚り線の解くべき区間の先端内側の相隣接する
層間に嵌装された円形の中空環を介して該層間で撚り線
の素線を離間させ、末広がり状に該素線を配置し、該末
広がり状に配置された該素線を囲うように挿入された筒
状体内に不定形硬化材を注入し、接合又は定着のために
該筒状体に対して該素線を固定する。撚り線の端部の素
線は円形の中空環により一本一本確実に離間されている
ので、撚り線の端部の素線群内への不定形硬化材の充満
度を隅々まで高め、撚り線を接合又は定着のために確実
に固定する。また、本発明は、複数の層からなる連続繊
維補強プラスチック製の撚り線の端部を解き、該解かれ
た撚り線の素線を末広がり状に配置し、固定する場合に
おいて、相隣接する撚り線の層間に撚り線の端部から円
形の中空環を挿入して外側の層の撚り線を解き、該外側
の層の撚り線を解くべき区間の先端内側において前記円
形の中空環を設定して前記相隣接する撚り線の層間で撚
り線の素線を離間させし、末広がり状に該素線を配置
し、該末広がり状に配置された該素線を囲うように挿入
された筒状体内に不定形硬化材を注入し、接合又は定着
のために該筒状体に対して該素線を固定する。円形の中
空環を撚り線の端部から挿入しながら、撚り線を解くこ
とは、層間に隙間を造って撚り線を解くことを容易にす
る。
ラスチック製の撚り線の端部を解き、該解かれた撚り線
の素線を末広がり状に配置し、固定する場合において、
当該層の撚り線の解くべき区間の先端内側の相隣接する
層間に嵌装された円形の中空環を介して該層間で撚り線
の素線を離間させ、末広がり状に該素線を配置し、該末
広がり状に配置された該素線を囲うように挿入された筒
状体内に不定形硬化材を注入し、接合又は定着のために
該筒状体に対して該素線を固定する。撚り線の端部の素
線は円形の中空環により一本一本確実に離間されている
ので、撚り線の端部の素線群内への不定形硬化材の充満
度を隅々まで高め、撚り線を接合又は定着のために確実
に固定する。また、本発明は、複数の層からなる連続繊
維補強プラスチック製の撚り線の端部を解き、該解かれ
た撚り線の素線を末広がり状に配置し、固定する場合に
おいて、相隣接する撚り線の層間に撚り線の端部から円
形の中空環を挿入して外側の層の撚り線を解き、該外側
の層の撚り線を解くべき区間の先端内側において前記円
形の中空環を設定して前記相隣接する撚り線の層間で撚
り線の素線を離間させし、末広がり状に該素線を配置
し、該末広がり状に配置された該素線を囲うように挿入
された筒状体内に不定形硬化材を注入し、接合又は定着
のために該筒状体に対して該素線を固定する。円形の中
空環を撚り線の端部から挿入しながら、撚り線を解くこ
とは、層間に隙間を造って撚り線を解くことを容易にす
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、4層からなる連続繊維補強プラスチック
製の撚り線1の端部を解き、該解かれた撚り線の素線4
を末広がり状に配置した状態を示す。外側から第1層の
撚り線1の解くべき区間L1 に、その区間を設定する位
置設定具2を設け、第1層と第2層間に、撚り線1の端
部から円形の中空環3を挿入し、第1層の撚り線1を解
き、末広がり状に配置する。次いで、その区間L1 を設
定する位置設定具2を設け、第2層と第3層間に、撚り
線1の端部から円形の中空環5を挿入し、外側から第2
層の撚り線1の解くべき区間L2 において、第2層の撚
り線1を解き、末広がり状に配置する。第3層の撚り線
についても、同様とし、円形の中空環6を挿入する。か
くして、4層からなる撚り線1の素線4を各層間におい
て離間させ、末広がり状に配置する。末広がり状に配置
された素線を、その状態で維持するため形状保持具7、
8を使用してもよい。
する。図1は、4層からなる連続繊維補強プラスチック
製の撚り線1の端部を解き、該解かれた撚り線の素線4
を末広がり状に配置した状態を示す。外側から第1層の
撚り線1の解くべき区間L1 に、その区間を設定する位
置設定具2を設け、第1層と第2層間に、撚り線1の端
部から円形の中空環3を挿入し、第1層の撚り線1を解
き、末広がり状に配置する。次いで、その区間L1 を設
定する位置設定具2を設け、第2層と第3層間に、撚り
線1の端部から円形の中空環5を挿入し、外側から第2
層の撚り線1の解くべき区間L2 において、第2層の撚
り線1を解き、末広がり状に配置する。第3層の撚り線
についても、同様とし、円形の中空環6を挿入する。か
くして、4層からなる撚り線1の素線4を各層間におい
て離間させ、末広がり状に配置する。末広がり状に配置
された素線を、その状態で維持するため形状保持具7、
8を使用してもよい。
【0011】図2は、筒状体9の両端から、末広がり状
に配置された素線4を挿入し、撚り線1を接合している
状態を示す。筒状体9内に不定形硬化材10を注入され
ている。図3は、連続繊維補強プラスチック製の撚り線
1の端部を解く前における状態を示す。
に配置された素線4を挿入し、撚り線1を接合している
状態を示す。筒状体9内に不定形硬化材10を注入され
ている。図3は、連続繊維補強プラスチック製の撚り線
1の端部を解く前における状態を示す。
【0012】図4は、円形の中空環12の例を示し、円
形の中空環12には斜めに傾斜13しており、面取り1
4を有する。また、本例では、スリット15を有する。
図5は、円形の中空環12を、撚り線1の層間に挿入し
た状態を示す。図5は、(イ)の撚り線1の層間に、同
層間の素線4を離間させるための突起11を有する円形
の中空環16を挿入した断面を示し(ロ)、(ハ)は円
形の中空環17を挿入した別の断面の例を示す。
形の中空環12には斜めに傾斜13しており、面取り1
4を有する。また、本例では、スリット15を有する。
図5は、円形の中空環12を、撚り線1の層間に挿入し
た状態を示す。図5は、(イ)の撚り線1の層間に、同
層間の素線4を離間させるための突起11を有する円形
の中空環16を挿入した断面を示し(ロ)、(ハ)は円
形の中空環17を挿入した別の断面の例を示す。
【0013】次に、本発明により試験した結果を示す。
連続繊維補強プラスチック製の撚り線1は、直径4.5
mmの素線を37本撚り合わせて、呼び径30mmのも
のである。炭素繊維を使用し、その結合材はエポキシ樹
脂による。膨張充填材として、静的破砕材(小野田セメ
ント、商品名ブラスター)を使用し、図2に示す状態に
て撚り線を接合した。この際にプラスチック製のパイプ
から削り出した円形の中空環を使用して、撚り線の素線
の層間を離間したものと、そうでないものとを対比し
て、比較した。その結果、円形の中空環を使用して素線
を末広がり状の状態にしたものは、膨張充填材による膨
張圧力が充填後48時間で600kgf/cm2 である
のに対して、円形の中空環を使用せず行ったものは、膨
張充填材による膨張圧力が充填後48時間で250kg
f/cm2 であった。これは、円形の中空環により離間
させないものは、撚り線内に空気が残存しているためで
ある。また、両者におけるこの差は、引張試験を行い、
円形の中空環を使用したものは、その耐力が50.3t
〜52.2tであり、撚り線が破断したのに対して、円
形の中空環を使用しないものは、その耐力が22.0t
〜35.4tであり、撚り線が筒状体から引き抜けたと
いう結果となって表れた。円形の中空環の使用により、
撚り線を構成する素線の一本一本が膨張充填材により確
実に固定されている。
連続繊維補強プラスチック製の撚り線1は、直径4.5
mmの素線を37本撚り合わせて、呼び径30mmのも
のである。炭素繊維を使用し、その結合材はエポキシ樹
脂による。膨張充填材として、静的破砕材(小野田セメ
ント、商品名ブラスター)を使用し、図2に示す状態に
て撚り線を接合した。この際にプラスチック製のパイプ
から削り出した円形の中空環を使用して、撚り線の素線
の層間を離間したものと、そうでないものとを対比し
て、比較した。その結果、円形の中空環を使用して素線
を末広がり状の状態にしたものは、膨張充填材による膨
張圧力が充填後48時間で600kgf/cm2 である
のに対して、円形の中空環を使用せず行ったものは、膨
張充填材による膨張圧力が充填後48時間で250kg
f/cm2 であった。これは、円形の中空環により離間
させないものは、撚り線内に空気が残存しているためで
ある。また、両者におけるこの差は、引張試験を行い、
円形の中空環を使用したものは、その耐力が50.3t
〜52.2tであり、撚り線が破断したのに対して、円
形の中空環を使用しないものは、その耐力が22.0t
〜35.4tであり、撚り線が筒状体から引き抜けたと
いう結果となって表れた。円形の中空環の使用により、
撚り線を構成する素線の一本一本が膨張充填材により確
実に固定されている。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、連続繊維補強プラスチ
ック製の撚り線の素線を層間で確実に離間させ、不定形
硬化材の充満度を高め、連続繊維補強プラスチック製の
撚り線の素線の一本一本確実、強固に固定する。また、
連続繊維補強プラスチック製の撚り線の解き作業の能率
向上を図ることができる。
ック製の撚り線の素線を層間で確実に離間させ、不定形
硬化材の充満度を高め、連続繊維補強プラスチック製の
撚り線の素線の一本一本確実、強固に固定する。また、
連続繊維補強プラスチック製の撚り線の解き作業の能率
向上を図ることができる。
【図1】本発明において、連続繊維補強プラスチック製
の撚り線の層間に円形の中空環を嵌装した状態を説明す
るための概略図である。
の撚り線の層間に円形の中空環を嵌装した状態を説明す
るための概略図である。
【図2】本発明において、連続繊維補強プラスチック製
の撚り線の端部を接合し、固定した例を示す図である。
の撚り線の端部を接合し、固定した例を示す図である。
【図3】連続繊維補強プラスチック製の撚り線の端部を
解く前を示す図である。
解く前を示す図である。
【図4】円形の中空環の例を示す図である。(ハ)は、
(イ)のX−X視断面図である。
(イ)のX−X視断面図である。
【図5】円形の中空環を挿入した状態の例を示す図であ
る。
る。
【図6】連続繊維補強プラスチック製の撚り線の断面を
示す図である。
示す図である。
1 撚り線 2 位置設定具 3 円形の中空環 4 素線 5 円形の中空環 6 円形の中空環 7 形状保持具 8 形状保持具 9 筒状体 10 不定形硬化材 11 突起 12 円形の中空環 13 傾斜 14 面取り 15 スリット 16 円形の中空環 17 円形の中空環
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の層からなる連続繊維補強プラスチ
ック製の撚り線の端部を解き、該解かれた撚り線の素線
を末広がり状に配置し、固定する方法において、当該層
の撚り線の解くべき区間の先端内側の相隣接する層間に
円形の中空環を嵌装して該層間で撚り線の素線を離間さ
せ、末広がり状に該素線を配置し、該末広がり状に配置
された該素線を囲うように挿入された筒状体内に不定形
硬化材を注入し、接合又は定着のために該筒状体に対し
て該素線を固定することを特徴とする連続繊維補強プラ
スチック製撚り線の固定方法。 - 【請求項2】 複数の層からなる連続繊維補強プラスチ
ック製の撚り線の端部を解き、該解かれた撚り線の素線
を末広がり状に配置し、固定する方法において、相隣接
する撚り線の層間に円形の中空環を挿入するとともに外
側の層の撚り線を解き、該外側の層の撚り線を解くべき
区間の先端内側において前記円形の中空環を設定して前
記相隣接する撚り線の層間で撚り線の素線を離間させ、
末広がり状に該素線を配置し、該末広がり状に配置され
た該素線を囲うように挿入された筒状体内に不定形硬化
材を注入し、接合又は定着のために該筒状体に対して該
素線を固定することを特徴とする連続繊維補強プラスチ
ック製撚り線の固定方法。 - 【請求項3】 円形の中空環の前方の端面は斜めに傾斜
しており、且つ外径から内径へ向かって面取りした請求
項1又は2記載の連続繊維補強プラスチック製撚り線の
固定方法。 - 【請求項4】 円形の中空環は軸方向に設けたスリット
を有する請求項1、2又は3記載の連続繊維補強プラス
チック製撚り線の固定の方法。 - 【請求項5】 円形の中空環の外周に等間隔に突起を設
け、該突起を介して同じ層の撚り線の素線を離間する請
求項1、2、3又は4記載の連続繊維補強プラスチック
製撚り線の固定方法。 - 【請求項6】 不定形硬化材を膨張充填材又は接着材と
した請求項1、2、3、4又は5記載の連続繊維補強プ
ラスチック製撚り線の固定方法。 - 【請求項7】 複数の層からなる連続繊維補強プラスチ
ック製の撚り線の端部を解き、該解かれた撚り線の素線
を末広がり状に配置し、固定する装置において、最外層
の撚り線の解くべき区間端の位置を設定するために該撚
り線の外周に接触して設けた位置設定具と、当該層の撚
り線の解くべき区間先端内側の相隣接する層間に嵌装さ
れた円形の中空環と、末広がり状に配置された前記素線
を囲うように挿入された筒状体と、該筒状体内に注入さ
れた不定形硬化材を備えたことを特徴とする、接合又は
定着のために該筒状体に対して該素線を固定する連続繊
維補強プラスチック製撚り線の固定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138982A JPH06322893A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5138982A JPH06322893A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06322893A true JPH06322893A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=15234717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5138982A Pending JPH06322893A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 連続繊維補強プラスチック製撚り線の固定方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06322893A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09144211A (ja) * | 1995-11-21 | 1997-06-03 | Kurosawa Kensetsu Kk | 緊張材 |
| JP2009138454A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Tokyo Seiko Co Ltd | 木製部材の接合方法 |
| JP2017227059A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | 小松精練株式会社 | 接合構造体 |
| JP2021143708A (ja) * | 2020-03-11 | 2021-09-24 | 鹿島建設株式会社 | ストランドロッド接続方法及びストランドロッド接続構造 |
| JP2021143707A (ja) * | 2020-03-11 | 2021-09-24 | 鹿島建設株式会社 | ストランドロッド接続方法及びストランドロッド接続構造 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP5138982A patent/JPH06322893A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09144211A (ja) * | 1995-11-21 | 1997-06-03 | Kurosawa Kensetsu Kk | 緊張材 |
| JP2009138454A (ja) * | 2007-12-07 | 2009-06-25 | Tokyo Seiko Co Ltd | 木製部材の接合方法 |
| JP2017227059A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | 小松精練株式会社 | 接合構造体 |
| JP2021143708A (ja) * | 2020-03-11 | 2021-09-24 | 鹿島建設株式会社 | ストランドロッド接続方法及びストランドロッド接続構造 |
| JP2021143707A (ja) * | 2020-03-11 | 2021-09-24 | 鹿島建設株式会社 | ストランドロッド接続方法及びストランドロッド接続構造 |
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