JPH0632296U - 独立タンク型液化ガス運搬船向カーゴタンクの防熱装置 - Google Patents

独立タンク型液化ガス運搬船向カーゴタンクの防熱装置

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JPH0632296U
JPH0632296U JP6921592U JP6921592U JPH0632296U JP H0632296 U JPH0632296 U JP H0632296U JP 6921592 U JP6921592 U JP 6921592U JP 6921592 U JP6921592 U JP 6921592U JP H0632296 U JPH0632296 U JP H0632296U
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孝一郎 寺西
隆司 山崎
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株式会社フォームテック
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーゴタンクの表面に取付けた防熱パネルの
熱収縮を吸収するようにする。 【構成】 カーゴタンクAの表面に重ねた防熱パネル2
3の取付けにともなうロアープラグ28の押し込みに際
し、ロアープラグの先行側端面に設けてある穴29にボ
ルト27の先を嵌入して透孔にロアープラグの先を嵌入
し、また防熱パネルの対向辺縁に設けてある伸縮部を有
する相欠き継ぎ部を重ね合わせる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、液化ガス(LPG、LEG、LNGなど)運搬船の内、独立タン ク方式カーゴタンクの防熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の独立型液化ガス運搬船向カーゴタンクの防熱装置は、図8に示すように 、カーゴタンク1の表面に各辺の対向縁を突き合わせて順次防熱パネル2を重ね る。
【0003】 この重ねた各防熱パネル2には、表面から内方に向く凹入部3と、この凹入部 3の底面中心から防熱パネル2の裏面に貫通する透孔4とが設けられており、カ ーゴタンク1の表面から突出するボルト5を透孔4に貫通させ、そして、ボルト 5にワッシャ6を嵌装したのち、ボルト5にナット7をねじ込んでカーゴタンク 1の表面に対して防熱パネル2を保持する。
【0004】 なお、図9に示すように、防熱パネル2の保持部の位置決め調整が容易になる ようボルト5の突出端に脱フロンフォームのプラグ8の端面を押し当てると共に 、透孔4内にプラグ8を押し込んでプラグ8に対しボルト5を貫通させ、然るの ちボルト5にワッシャ6を嵌装し、次いでボルト5にナット7をねじ込む。
【0005】 しかして、図10に示すように、凹入部3に脱フロンフォームのアッパァープ ラグ9を押し込んだのち、粘着シート製のプラグジャケット10によりアッパァ ープラグ9を被う。
【0006】 また、防熱パネル2の各辺の突き合わせ部分は、図6に示すように、突き合わ せ面の表面側コーナー全長にL形欠除部11を設けてあるので、両欠除部11に より形成される溝に目地用の現場発泡ポリウレタンフォーム12を充填する。
【0007】 なお、図7に示すように、防熱パネル2の辺縁の突き合わせ面間や溝のサイド 面にグラスウールや軟質ウレタンフォームなどの柔軟性のある断熱材13を介在 することもある。
【0008】 しかして、粘着テープ製のジョイントスキャプ14により現場発泡ポリウレタ ンフォーム12を被う。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような構成によると、ポリウレタンフォームの現場発泡により目地を形 成するので、施工性か悪くかつ非常に手間がかかる問題があった。
【0010】 また、防熱パネルの各対向縁を突き合わせてあるので、カーゴタンクの熱伸長 を吸収することができないと共に、防熱構造内、即ち防熱パネル内に発生する応 力によってカーゴタンクの表面に対する防熱パネルの浮き上がりや防熱パネルの 破損などにより防熱性が損なわれる。
【0011】 なお、柔軟性のある断熱材を介在した場合でも上述のような熱伸長を吸収する ことができない点や防熱パネル内に発生する応力による問題があった。
【0012】 さらに、透孔の径とボルトの径とが同径のため、防熱パネルの位置決めができ ない。
【0013】 なお、アッパァープラグを用いても、筒状でない実のプラグを使用するため、 上述のように防熱パネルの位置決めを行なうことができない。
【0014】 そこで、この考案の課題は、極めて容易に施工することができると共に、タン クの熱伸縮の影響を防熱パネルに受けないようにし、また、防熱パネルの位置決 め調整が可能な独立タンク型液化ガス運搬船向カーゴタンクの防熱装置を提供す ることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は、カーゴタンクの表面全面に重ね合 わせると共に、それぞれの対向縁面に設けてある伸縮部を有する相欠き継ぎ部を 重ね合わせた防熱パネルと、この防熱パネルの表面に貼り付けて上記伸縮部を被 うジョイントスキャプと、上記防熱パネルの中央部表面から内方に向け設けた凹 入部と、この凹入部の底面中央から上記防熱パネルの裏面に貫通するように設け た透孔と、この透孔の中心に貫通するよう上記カーゴタンクの表面から突出する ボルトと、このボルトの先に先行側端面に設けてある穴の底を押し当てて上記ボ ルトが貫通するよう上記透孔に押し込んだロアープラグと、上記ボルトに嵌装し たワッシャと、前記ボルトにねじ込んだナットと、上記凹入部に詰め込んだアッ パァープラグと、このアッパァープラグを被うよう上記防熱パネルの表面に貼り 付けたプラグジャケットとから成る構成を採用したものである。
【0016】
【作用】
カーゴタンク及び防熱パネルの熱伸縮にともない発生する防熱パネルの応力に よる影響を伸縮部を有する相欠き継ぎ部により回避する。
【0017】 また、ジョイントスキャプにより伸縮部を被い、プラグジャケットによりアッ パァープラグを被う。
【0018】 さらに、カーゴタンクに対する防熱パネルの取付けボルトの先をロアープラグ の穴に嵌入して透孔にロアープラグの先行端を確実に嵌め込み、押し込むロアー プラグをガイドする。
【0019】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0020】 図1及び図2に示すように、カーゴタンクAの表面全面には、それぞれの対向 縁面に設けてある伸縮部21を有する相欠き継ぎ部22を重ね合わせた防熱パネ ル23が取付けてある。
【0021】 上記カーゴタンクAに対する防熱パネル23の取付けは、図4に示すように、 防熱パネル23の表面中央から内方に向け凹入部24を、また凹入部24の底面 中心から防熱パネル23の裏面に貫通する透孔25を設け、まずカーゴタンクA の表面に溶接により固着してあるメネジスタッド26にボルト27の端末をねじ 込んだのち、透孔25にボルト27を貫通させてカーゴタンクAの表面に防熱パ ネル23を重ねる。
【0022】 次に、脱フロンフォーム製のロアープラグ28の先行側端面に設けてある穴2 9をボルト27の先端に嵌装して、透孔25にロアープラグ28の先行側端を嵌 入し、そしてロアープラグ28を押し込むと、まず、穴29の底面にボルト27 の先が当接したのち、ボルト27がロアープラグ28に貫通する。
【0023】 しかして、ボルト27の先端に透孔25の直径よりも大きな径のワッシャ30 を嵌装し、次にボルト27にナット31をねじ込んで締め付ける。
【0024】 その後に、凹入部24に脱フロンフォーム製のアッパァープラグ32を押し込 んだのち、不燃性の粘着シート製のプラグジャケット33を防熱パネル23の表 面に貼り付けでプラグジャケット33を被いながら封じ込め、カーゴタンクAに 対し防熱パネルに23を保持する。
【0025】 また、防熱パネル23は、脱フロンフォームなどの断熱性にすぐれた板状体3 4と、この板状体34の表面に接着剤を介し貼り合わせた金属製の表面処理(被 膜の形成)薄板35とで形成され、また相欠き継ぎ部22は、図3に示すように 、方形状防熱パネル23の1本の対角線の片側一つのコーナーを挾む二辺の縁の 表面側を肉厚の1/2の深さ迄欠除し、1本の対向角線のもう片側一つのコーナ ーを挾む二辺の縁の裏面側を肉厚の1/2の深さ迄欠除して設けてある。
【0026】 さらに、相欠き継ぎ部22に有する伸縮部21は、図2、図3に示すように、 相欠き継ぎ部22の表面から内方に、裏面から内方に交互で、かつ辺縁に並行す るスリット21’を複数条入れて形成する場合と、図5に示すように相欠き継ぎ 部22の板面に対して直角な面全長に断熱性にすぐれたグラスウールなどの伸縮 部材38を接着剤を介し前もって取付け設けることもあり、少なくとも片方の相 欠き継ぎ部22に設けておけばよい。
【0027】 なお、間隙に伸縮部材38を押し込むこともできる。
【0028】 また、伸縮部21は、図2、図5に示すように、不燃性の粘着テープ製のジョ イントスキャプ37により被う。
【0029】 なお、図示のように、板状体34のコーナーから内方にスリット39を設けて おくと、コーナーを挾む両辺の伸縮部21の伸縮性をそこなうことがない。
【0030】 また、図示の場合重ね合わせる両相欠き継ぎ部22にそれぞれ伸縮部21を設 けたが、片方の相欠き継ぎ部22にのみ伸縮部21を設けることもある。
【0031】
【効果】
以上のように、この考案に係るカーゴタンクの防熱装置によれば、防熱パネル の熱伸縮にともない発生する防熱パネルの応力による影響を伸縮部を有する相欠 き継ぎ部により回避すると共に、常に安定した防熱性を維持することができる。
【0032】 また、透孔にロアープラグを押し込むとき、ロアープラグの先行側端面の穴に ボルトの先を嵌入して、透孔にロアープラグの先行側端をまず嵌入するため、押 し込むロアープラグがガイドされ、スムーズにロアープラグを押し込むことがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る実施例の正面図
【図2】同上の要部を示す縦断拡大正面図
【図3】同上の斜視図
【図4】防熱パネルの支持部分を示す一部切欠斜視図
【図5】断熱材を介在した他の実施例の縦断正面図
【図6】従来例の縦断正面図
【図7】同縦断正面図
【図8】防熱パネル保持部分の縦断正面図
【図9】他の保持例の縦断正面図
【図10】同上にアッパァープラグを押し込んだ縦断正
面図
【符号の説明】
A カーゴタンク 21 伸縮部 21’ スリット 22 相欠き継ぎ部 23 防熱パネル 24 凹入部 25 透孔 26 メネジスタッド 27 ボルト 28 ロアープラグ 29 穴 30 ワッシャ 31 ナット 32 アッパァープラグ 34 板状体 35 薄板 36 断熱材 37 ジョイントスキャプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーゴタンクの表面全面に重ね合わせる
    と共に、それぞれの対向縁面に設けてある伸縮部を有す
    る相欠き継ぎ部を重ね合わせた防熱パネルと、この防熱
    パネルの表面に貼り付けて上記伸縮部を被うジョイント
    スキャプと、上記防熱パネルの中央部表面から内方に向
    け設けた凹入部と、この凹入部の底面中央から上記防熱
    パネルの裏面に貫通するように設けた透孔と、この透孔
    の中心に貫通するよう上記カーゴタンクの表面から突出
    するボルトと、このボルトの先に先行側端面に設けてあ
    る穴の底を押し当てて上記ボルトが貫通するよう上記透
    孔に押し込んだロアープラグと、上記ボルトに嵌装した
    ワッシャと、前記ボルトにねじ込んだナットと、上記凹
    入部に詰め込んだアッパァープラグと、このアッパァー
    プラグを被うよう上記防熱パネルの表面に貼り付けたプ
    ラグジャケットとから成る独立タンク型液化ガス運搬船
    向カーゴタンクの防熱装置。
JP1992069215U 1992-10-05 1992-10-05 独立タンク型液化ガス運搬船向カーゴタンクの防熱装置 Expired - Lifetime JPH0733993Y2 (ja)

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