JPH06323264A - 非接触回転機械の固定中空体の取り付け方法 - Google Patents

非接触回転機械の固定中空体の取り付け方法

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JPH06323264A
JPH06323264A JP15778993A JP15778993A JPH06323264A JP H06323264 A JPH06323264 A JP H06323264A JP 15778993 A JP15778993 A JP 15778993A JP 15778993 A JP15778993 A JP 15778993A JP H06323264 A JPH06323264 A JP H06323264A
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JP
Japan
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hollow body
fixed hollow
casing
fixed
rotor
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JP15778993A
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Shuichi Kitamura
修一 北村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】固定中空体3を取り付けるに当り,工程が簡素
化され、加工もし易く、かつ高能率で加工・取り付けが
可能であり、ローター外周面と欠円部5との間隙を縮小
化(漏洩損失の減少)する事のできる方法を提供するこ
と。 【構成】固定中空体3をケーシングに取り付けるに当
り,先ず固定中空体3の少なくとも固定中空体3側のロ
ーターの噛み合い相手のローターのローター外周面が密
接する部分(通常は欠円部5)に焼き付き防止層を形成
しておき、この固定中空体3を最終寸法に形成してお
く。次に固定中空体3,ケーシングに各々備えられた位
置決め用要素15,14を互いに合わせて固定中空体3
をケーシングに固定して正しい位置に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一対のローターが互いに
非接触状態で同期的に噛み合い、ポンプや膨張機として
機能する非接触回転機械の固定中空体と取り付け方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明を理解する為、先ず前記非接触回
転機械について説明する。図1に示される各種非接触回
転機械において図1(イ)から図1(ヘ)までにおける
上段側のローターは、回転中心体6の外側に同心的に固
定された固定中空体3の外周面に密接しながら回転中心
体6と一体的に回転する羽根1を有し(図1(ニ)では
下段側のローターも同様の構成である)、下段側のロー
ターと互いに非接触状態で同期歯車によって同期的に互
いに反対方向へ回転し合う様になっている(代表として
図1(イ)の側面図を示す図1(ロ)をも参照のこ
と)。羽根1と一体構造になった羽根側板2に回転中心
体6を圧入などし、羽根1と回転中心体6とが一体的に
回転する様にしている。この場合、固定中空体3に欠円
部5を形成し、下段側のローターのローター外周面と面
状に密接させる事が望ましい。上段側のローターの線c
は下段側のローターの線lの先端部(点又は小さな丸
み)により創成され、図1の各種非接触回転機械はポン
プ又は膨張機として機能するが、ポンプとしての作用を
逆とすれば(ローターは逆回転)膨張機として機能する
から、ポンプとしての場合を説明すると、通路9から作
動室8内に吸入された流体はローターの回転に従って圧
縮されながら開閉口7が連通口4へ連通すると各々を介
して回転中心体6内へ吐出される。但し,図1(ホ)で
は作動室8内の流体はリード弁10,10’を介して吐
出され、図1(ヘ)では作動室8は最大容積状態から吐
出側へ連通する様になっている。ローターを片持ち支持
構造とした実施例を図1(ト)に示す(この場合,ロー
ター軸は垂直方向を向く様にした)。オイルシールやガ
スシールが一方の側で不要となる為構造が簡素化する利
点がある。図1(チ)は羽根1と回転中心体6との結合
方法を示すもう1つの実施例で、羽根1の軸方向中間位
置で羽根1と回転中心体6とが直接一体・結合してお
り、この部分ではX−X’断面の如く羽根側面(線C,
C’)へ連結する円筒面12が形成され、Y−Y’断面
とZ−Z’断面とは同一であり、挿入間隙11には固定
中空体3が挿入される。X−X’断面,Z−Z’断面で
は下段側のローターのローター外周面は、各々円筒面1
2,固定中空体3に密接する事によって作動室8内の流
体をシールしている。さて以上の様な非接触回転機械で
は図2(イ)又は(ロ)の固定中空体3(前者は大略に
加工された欠円部5’を有する)を図2(ハ)の如くケ
ーシング(予め加工しておく)に圧入,焼き(冷し)ば
め等の方法により正しく取り付けて固定し、カッター1
3を用いて図1に示される欠円部5を正確に加工・形成
するのであるが、固定中空体3は強度・剛性上から鉄系
金属製である為に削りにくく、カッター13からの逃げ
やびびりが発生して(特に図2(ロ)は起り易い)加工
に困難を来し、かつ前記びびりにより加工精度が落ち、
焼き付き防止の観点から図1の下段側のローターのロー
ター外周面と欠円部5の壁面との間隙を大き目となる様
に加工しざるを得ない為,漏洩損失が増大する欠点があ
った。この対策として欠円部5’(図2(ロ)では欠円
部5’に相当する部分)にテフロン等の焼き付き防止層
を形成しておけば加工し易く(軟質の故),前記欠点は
解消されるが、依然としてケーシングの加工(内周面,
底面の加工など)の後に固定中空体3を取り付けて固定
し,欠円部5’を加工しなければならない為、工程は煩
雑化し、能率が低くなる欠点はそのまま残る(特に心出
しが大変である。)。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は固定
中空体3を取り付けるに当り,工程が簡素化され、加工
もし易く、かつ能率良く加工・取り付けが可能であり、
ローター外周面と欠円部5との間隙を縮小化(漏洩の減
少)する事のできる方法を提供する事にある。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】本発明は従来の欠点を解
決する為、固定中空体をケーシングに取り付けるに当
り、固定中空体の少なくとも固定中空体側のローターの
噛み合い相手のローターのローター外周面が密接する部
分に焼き付き防止層が形成された固定中空体を最終寸法
に形成しておき、次に固定中空体,ケーシングに各々備
えられた位置決め用要素を互いに合わせて固定中空体を
ケーシングに固定し、かくして正しい位置に固定する様
にしたのである。
【0005】
【実施例】図1(イ)に本発明を実施したもので説明す
ると、本発明では先ず図3(イ)の如く固定中空体3の
少なくとも固定中空体3側のローターの噛み合い相手の
ローターのローター外周面が密接する部分(通常は欠円
部5)に接触しても焼き付かない焼き付き防止層を形成
しておき(例えばテフロンを0.2mm厚位コーティン
グする)、かつ欠円部5をも含めて固定中空体3を最終
寸法に加工しておくのである。この場合,前記焼き付き
防止層は固定中空体3の全面に形成しておく事が望まし
い(但し、固定中空体3をケーシングに固定する部分A
は除く)。14は次に述べる如く位置決め用要素であ
り、ここでは溝であるが、図3(ロ)の如く穴でもよ
い。そして,ケーシングの固定中空体3を嵌め込む(取
り付ける)部分Cは図3(ハ)の如く位置決め用要素1
5(図ではピン)を備えておく(ケーシング各部はもち
ろん最終寸法に加工しておく)。次に,ケーシングを加
熱するか又は固定中空体3を冷却するかして両者を焼き
(冷し)ばめの様な収縮締結するのであるが(締結時
は,すきまばめとなる)、各々に備えられた位置決め用
要素15,14を互いに合わせて嵌め合わせ(ピンと溝
とを合わせて嵌め合わせる)、暫くすれば両者間の温度
差がなくなるから、図3(ニ)の如く固定中空体3はケ
ーシングに位置決め用要素14,15の作用により正し
い位置にしっかりと固定される様になる(この後の欠円
部5の加工はもちろん不要である)。図3(ホ),
(ヘ)は位置決め用要素のもう1つの実施例で、位置決
め用要素14”は軸方向に形成された溝,位置決め用要
素15’は半径方向に備えられたピンである。この他,
固定中空体3とケーシングとをキーで位置決めして固定
する方法も考えられる。尚,欠円部5を形成しない場合
は、それにより加工及び位置決めが楽になる。
【0006】
【発明の効果】本発明は従来に比し、次の様な利点があ
る。 固定中空体3は片持ちばりであり、強度・剛性上から
鉄系金属(例えばS45C)製である為、従来では図2
で図1の欠円部5を形成する為の加工(欠円部5’の
加)を行なうとカッター13の逃げやびびりが発生し、
これを避けつつ僅かずつ加工してゆく為、能率が悪い欠
点があった。本発明では図1の欠円部5を形成する為の
加工は軟質の焼き付き防止層を加工すれば良いから、加
工し易く,びびりは発生せず,能率の高い加工が行な
え、カッターの寿命も長くなる利点がある。 図1の従来では,下段側のローターのローター外周面
と固定中空体3(詳しくは欠円部5)と間隙は金属接触
・焼き付きの恐れがある為、余り縮小化する事はできな
かった。本発明では焼き付き防止層が形成されている
為、焼き付きの恐れはなく,思い切って縮小化する事が
できる。この場合,最終寸法に加工する時,固定中空体
3の欠円部5の壁面の曲率半径がケーシング内周面の曲
率半径以下である様にすると(即ち、欠円部5の壁面は
ケーシング内周面に相当する面上か,又はその内側にあ
る様に加工される)、非接触回転機械の運転による各部
の熱膨張に従って下段側のローターのローター外周面が
焼き付き防止層に接触し、軟質の焼き付き防止層を容易
に磨滅させるから(もちろん焼き付かない)、両者間の
間隙は0となる。以上から漏洩損失を大幅に減少させる
事ができる。 従来ではケーシングの加工の後に固定中空体3を取り
付け、欠円部5を加工しなければならない為、工程が煩
雑となり、手間がかかる(特に欠円部5の加工の為の心
出しが大変)上、ケーシングを加工していた工作機械を
再び使用しなければならず(ケーシングの加工が中断さ
れる),工程の流れが逆戻りして能率が悪化する欠点が
あった。本発明では固定中空体3を位置決め用要素1
4,15を互いに合わせてケーシングに取り付ければ正
しい位置に自ずど固定され、この後の欠円部5の加工は
不要なので、この様な欠点は一切ない。従って工程が単
純化され、工程の流れが逆戻りする事もなく,極めて高
能率となる。又,従来では固定中空体3を取り付けるに
は治具が必要であったが(連通口4の位置を定める等の
為に必要)、本発明では不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】各種非接触回転機械を示す図。
【図2】従来の固定中空体の取り付け方法を示す図。
【図3】本発明による非接触回転機械の固定中空体の取
り付け方法を示す図。
【符号の説明】
1は羽根,2は羽根側板,3は固定中空体,4は連通
口,5は欠円部,6は回転中心体,7は開閉口,8は作
動室,9は通路,10・10’はリード弁,11は挿入
間隙,12は円筒面,13はカッター,14・14’・
14”・15・15’は位置決め用要素,5’は大略に
加工された欠円部,C・C’は羽根側面である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに非接触状態で同期的に互いに反対方
    向へ回転し合う一対のローターの内の少なくとも一方の
    ローターが、回転中心体の外側に同心的に固定された固
    定中空体の外周面に密接しながら前記回転中心体と一体
    的に回転する羽根を有する非接触回転機械において、固
    定中空体をケーシングに取り付けるに当り、固定中空体
    の少なくとも固定中空体側をローターの噛み合い相手の
    ローターのローター外周面が密接する部分に焼き付き防
    止層が形成された固定中空体を最終寸法に形成してお
    き、次に固定中空体、ケーシングに各々備えられた位置
    決め用要素を互いに合わせて固定中空体をケーシングに
    固定し、かくして固定中空体を正しい位置に固定する様
    にした事を特徴とする非接触回転機械の固定中空体の取
    り付け方法。
  2. 【請求項2】最終寸法に形成された固定中空体の欠円部
    の壁面の曲率半径がケーシング内周面の曲率半径以下で
    ある特許請求の範囲第1項記載の非接触回転機械の固定
    中空体の取り付け方法。
JP15778993A 1993-05-11 1993-05-11 非接触回転機械の固定中空体の取り付け方法 Withdrawn JPH06323264A (ja)

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