JPH06323779A - 加熱機器 - Google Patents
加熱機器Info
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- JPH06323779A JPH06323779A JP5114595A JP11459593A JPH06323779A JP H06323779 A JPH06323779 A JP H06323779A JP 5114595 A JP5114595 A JP 5114595A JP 11459593 A JP11459593 A JP 11459593A JP H06323779 A JPH06323779 A JP H06323779A
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- Japan
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- heat exchanger
- heat
- paint
- resistant
- corrosion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 給湯機器や暖房機器などの熱交換器を有する
加熱機器において、熱交換器が燃焼排ガスで生じる酸性
結露水によって腐食されることを防止し耐久性を高める
ことを目的とする。 【構成】 燃焼部3からの燃焼排ガスが流れる煙道4に
配設された第1の熱交換器5の外面に(1)フェノール
樹脂変性シリコン樹脂にカーボンを添加した塗料、
(2)ポリイミド樹脂を主成分とした塗料、(3)ポリ
アミドイミド樹脂を主成分とした塗料の1種以上からな
る耐蝕性耐熱塗料を塗布した構成により、第1の熱交換
器5が、酸性結露水で腐食されるのを防止できる。
加熱機器において、熱交換器が燃焼排ガスで生じる酸性
結露水によって腐食されることを防止し耐久性を高める
ことを目的とする。 【構成】 燃焼部3からの燃焼排ガスが流れる煙道4に
配設された第1の熱交換器5の外面に(1)フェノール
樹脂変性シリコン樹脂にカーボンを添加した塗料、
(2)ポリイミド樹脂を主成分とした塗料、(3)ポリ
アミドイミド樹脂を主成分とした塗料の1種以上からな
る耐蝕性耐熱塗料を塗布した構成により、第1の熱交換
器5が、酸性結露水で腐食されるのを防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯機器や暖房機器な
どの熱交換器を有する加熱機器に関する。
どの熱交換器を有する加熱機器に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の加熱機器について説明す
る。
る。
【0003】図5に示すように、燃料供給部31から供
給された燃料と、空気供給部32から供給された空気
は、燃焼部33において混合し燃焼する。そして、燃焼
部33からの燃焼排ガスは、煙道34から排出され、煙
道34内に配置された熱交換器35と接触する構成であ
る。熱交換器35は銅製で管36とその外面に固設した
複数の受熱板37で構成され、燃焼排ガスから受熱した
熱を管36の内部を流通する液体(例えば、給湯機器の
場合は水)と熱交換することにより、管36の内部を流
通する液体が温められ、例えば給湯機器の場合は温水と
なる。熱交換器35は、高温の燃焼排ガスによる腐食防
止のため表面に鉛メッキが施されている。
給された燃料と、空気供給部32から供給された空気
は、燃焼部33において混合し燃焼する。そして、燃焼
部33からの燃焼排ガスは、煙道34から排出され、煙
道34内に配置された熱交換器35と接触する構成であ
る。熱交換器35は銅製で管36とその外面に固設した
複数の受熱板37で構成され、燃焼排ガスから受熱した
熱を管36の内部を流通する液体(例えば、給湯機器の
場合は水)と熱交換することにより、管36の内部を流
通する液体が温められ、例えば給湯機器の場合は温水と
なる。熱交換器35は、高温の燃焼排ガスによる腐食防
止のため表面に鉛メッキが施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、熱交換器35の表面の鉛メッキは、燃焼
排ガス中の水分が部分的に結露し、さらに窒素酸化物が
溶解して酸性水(例えば、pH2.6であり硝酸イオン
100ppmが溶解)となった結露水により徐々に腐食さ
れて、最悪の場合は熱交換器35の銅素地が腐食し、管
36の内部を流通する液体が熱交換器35の腐食部分か
ら漏洩して不安全であるという問題点を有していた。
来の構成では、熱交換器35の表面の鉛メッキは、燃焼
排ガス中の水分が部分的に結露し、さらに窒素酸化物が
溶解して酸性水(例えば、pH2.6であり硝酸イオン
100ppmが溶解)となった結露水により徐々に腐食さ
れて、最悪の場合は熱交換器35の銅素地が腐食し、管
36の内部を流通する液体が熱交換器35の腐食部分か
ら漏洩して不安全であるという問題点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、燃焼排ガスによる酸性結露水によって腐食されない
安全な熱交換器を備えた加熱機器を提供することを目的
とする。
で、燃焼排ガスによる酸性結露水によって腐食されない
安全な熱交換器を備えた加熱機器を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の加熱機器は、燃焼部からの燃焼排ガスが流れ
る煙道に配設された熱交換器の外面もしくは内面または
煙道の内面に、(1)フェノール樹脂変性シリコン樹脂
にカーボンを添加した塗料、(2)ポリイミド樹脂を主
成分とした塗料、(3)ポリアミドイミド樹脂を主成分
とした塗料の1種以上からなる耐蝕性耐熱塗料を塗布し
た構成、また、加熱部からの熱を貯湯部に滞留させた液
体に供給する貯湯部内に配設された熱交換器の外面に上
述と同一の耐蝕性耐熱塗料を塗布した構成、また、液体
が流通する内管部を有する加熱部から熱を供給される熱
交換器の内面に上述と同一の耐蝕性耐熱塗料を塗布した
構成としたものである。
に本発明の加熱機器は、燃焼部からの燃焼排ガスが流れ
る煙道に配設された熱交換器の外面もしくは内面または
煙道の内面に、(1)フェノール樹脂変性シリコン樹脂
にカーボンを添加した塗料、(2)ポリイミド樹脂を主
成分とした塗料、(3)ポリアミドイミド樹脂を主成分
とした塗料の1種以上からなる耐蝕性耐熱塗料を塗布し
た構成、また、加熱部からの熱を貯湯部に滞留させた液
体に供給する貯湯部内に配設された熱交換器の外面に上
述と同一の耐蝕性耐熱塗料を塗布した構成、また、液体
が流通する内管部を有する加熱部から熱を供給される熱
交換器の内面に上述と同一の耐蝕性耐熱塗料を塗布した
構成としたものである。
【0007】
【作用】この構成において、200℃で長期間使用して
も熱交換器における液体との接触部分に塗膜劣化や剥離
などを生じず、かつ、塗膜にピンホールなどの貫通孔が
存しないので硝酸イオンなどが含まれる酸性結露水によ
る熱交換器の腐食を防ぐこととなる。
も熱交換器における液体との接触部分に塗膜劣化や剥離
などを生じず、かつ、塗膜にピンホールなどの貫通孔が
存しないので硝酸イオンなどが含まれる酸性結露水によ
る熱交換器の腐食を防ぐこととなる。
【0008】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0009】図1に示すように、燃料供給部1から供給
された燃料と、空気供給部2から矢印で示した方向に供
給された空気が、燃焼部3において混合されて燃焼し、
その燃焼排ガスが矢印で示した方向に煙道4から排出さ
れる。耐蝕性耐熱塗料を外面に塗布した第1の熱交換器
5は煙道4における200℃未満の燃焼排ガスの雰囲気
下に配設され、耐蝕性耐熱塗料を塗布していない第2の
熱交換器6は煙道4における200℃以上の燃焼排ガス
の雰囲気下に配設され、かつ、第1の熱交換器5の管7
と第2の熱交換器6の管8を連通させて接続し、管7,
8内を流通する液体(例えば、給湯機器の場合は水、温
水暖房の場合は熱媒)を第1の熱交換器5の管7側から
第2の熱交換器6の管8側の方向に流通させる構成とし
ている。
された燃料と、空気供給部2から矢印で示した方向に供
給された空気が、燃焼部3において混合されて燃焼し、
その燃焼排ガスが矢印で示した方向に煙道4から排出さ
れる。耐蝕性耐熱塗料を外面に塗布した第1の熱交換器
5は煙道4における200℃未満の燃焼排ガスの雰囲気
下に配設され、耐蝕性耐熱塗料を塗布していない第2の
熱交換器6は煙道4における200℃以上の燃焼排ガス
の雰囲気下に配設され、かつ、第1の熱交換器5の管7
と第2の熱交換器6の管8を連通させて接続し、管7,
8内を流通する液体(例えば、給湯機器の場合は水、温
水暖房の場合は熱媒)を第1の熱交換器5の管7側から
第2の熱交換器6の管8側の方向に流通させる構成とし
ている。
【0010】第1,第2の熱交換器5,6は、管7,8
の外面に固設した複数の受熱板9,10で構成されてい
て、複数の受熱板9,10で効率よく受熱された熱を管
7,8の内部を流通する液体に効果的に熱交換できる。
の外面に固設した複数の受熱板9,10で構成されてい
て、複数の受熱板9,10で効率よく受熱された熱を管
7,8の内部を流通する液体に効果的に熱交換できる。
【0011】また、第1の熱交換器5を配設する煙道4
の雰囲気を200℃未満としたのは、200℃未満(特
に150℃未満)では燃焼排ガス中の水分が結露して、
燃焼排ガス中の潜熱が効果的に第1の熱交換器5に受熱
されるためである。しかしながら、結露水に燃焼排ガス
中の窒素酸化物が溶解してpH2.6の酸性結露水(硝
酸イオン100ppmが溶解)となり、第1の熱交換器5
を腐食させるという悪影響を及ぼすこととなる。この対
策として、第1の熱交換器5の外面に耐蝕性耐熱塗料を
塗布する。
の雰囲気を200℃未満としたのは、200℃未満(特
に150℃未満)では燃焼排ガス中の水分が結露して、
燃焼排ガス中の潜熱が効果的に第1の熱交換器5に受熱
されるためである。しかしながら、結露水に燃焼排ガス
中の窒素酸化物が溶解してpH2.6の酸性結露水(硝
酸イオン100ppmが溶解)となり、第1の熱交換器5
を腐食させるという悪影響を及ぼすこととなる。この対
策として、第1の熱交換器5の外面に耐蝕性耐熱塗料を
塗布する。
【0012】耐蝕性耐熱塗料は、(1)フェノール樹脂
変性シリコン樹脂にカーボンを添加した塗料、(2)ポ
リイミド樹脂を主成分とした塗料、(3)ポリアミドイ
ミド樹脂を主成分とした塗料の1種以上からなる構成で
ある。
変性シリコン樹脂にカーボンを添加した塗料、(2)ポ
リイミド樹脂を主成分とした塗料、(3)ポリアミドイ
ミド樹脂を主成分とした塗料の1種以上からなる構成で
ある。
【0013】(1)フェノール樹脂変性シリコン樹脂に
カーボンを添加した塗料は、フェノール樹脂の優れた耐
熱性と耐薬品性を生かしつつ、やや多孔質な点をカーボ
ンを添加することで多孔質の部分を充填してピンホール
などの貫通孔を大幅に減少させ、さらにシリコン樹脂の
優れた撥水性を利用して貫通孔からの水の進入を低減さ
せるものである。また、カーボンが樹脂と比較して熱伝
導率が大きいので塗料の熱伝導がよくなり、しかもカー
ボンの黒色で熱吸収が高まり、第1の熱交換器5の熱効
率の向上が図れる。また、(2)ポリイミド樹脂を主成
分とした塗料は、ポリイミド樹脂の優れた耐熱性と耐薬
品性を利用するものであり、(3)ポリアミドイミド樹
脂を主成分とした塗料は、ポリアミドイミド樹脂の優れ
た耐熱性と耐薬品性を利用するものである。
カーボンを添加した塗料は、フェノール樹脂の優れた耐
熱性と耐薬品性を生かしつつ、やや多孔質な点をカーボ
ンを添加することで多孔質の部分を充填してピンホール
などの貫通孔を大幅に減少させ、さらにシリコン樹脂の
優れた撥水性を利用して貫通孔からの水の進入を低減さ
せるものである。また、カーボンが樹脂と比較して熱伝
導率が大きいので塗料の熱伝導がよくなり、しかもカー
ボンの黒色で熱吸収が高まり、第1の熱交換器5の熱効
率の向上が図れる。また、(2)ポリイミド樹脂を主成
分とした塗料は、ポリイミド樹脂の優れた耐熱性と耐薬
品性を利用するものであり、(3)ポリアミドイミド樹
脂を主成分とした塗料は、ポリアミドイミド樹脂の優れ
た耐熱性と耐薬品性を利用するものである。
【0014】これらの塗料は、200℃で長期間使用し
ても塗膜劣化や剥離などを生じない優れた耐熱性を有
し、しかも塗膜にピンホールなどの貫通孔がないため優
れた耐蝕性を有するので第1の熱交換器5の外面をこれ
ら耐蝕性耐熱塗料により保護すると、酸性結露水と第1
の熱交換器5との接触が回避できて、液体中に含まれる
硝酸イオンなどによる第1の熱交換器5の腐食が防止で
きる。また、第1の熱交換器5が150℃前後の酸性結
露水に長期間曝されても、これら耐蝕性耐熱塗料が分解
したり熱交換器の銅素地から剥離することがなく、優れ
た防蝕効果を長期間維持できる。
ても塗膜劣化や剥離などを生じない優れた耐熱性を有
し、しかも塗膜にピンホールなどの貫通孔がないため優
れた耐蝕性を有するので第1の熱交換器5の外面をこれ
ら耐蝕性耐熱塗料により保護すると、酸性結露水と第1
の熱交換器5との接触が回避できて、液体中に含まれる
硝酸イオンなどによる第1の熱交換器5の腐食が防止で
きる。また、第1の熱交換器5が150℃前後の酸性結
露水に長期間曝されても、これら耐蝕性耐熱塗料が分解
したり熱交換器の銅素地から剥離することがなく、優れ
た防蝕効果を長期間維持できる。
【0015】耐蝕性耐熱塗料を塗布する厚みは、5〜5
0μmとした。5μm以下の膜厚にすると塗膜にピンホ
ールなどの貫通孔が生じ、耐蝕性が維持できないが、5
μm以上の膜厚にすると塗膜のピンホールなどの貫通孔
はなくなり、充分な耐蝕性が維持できた。しかし、第1
の熱交換器5の熱効率は膜厚の増加とともに低下し、5
0μm以上の膜厚になると熱効率が2%以下となり大幅
に低下することが観察された。これは塗膜の熱伝導率が
第1の熱交換器5の銅素地と比較して小さいためであ
り、膜厚を増加させると断熱効果が顕著に表われるため
である。
0μmとした。5μm以下の膜厚にすると塗膜にピンホ
ールなどの貫通孔が生じ、耐蝕性が維持できないが、5
μm以上の膜厚にすると塗膜のピンホールなどの貫通孔
はなくなり、充分な耐蝕性が維持できた。しかし、第1
の熱交換器5の熱効率は膜厚の増加とともに低下し、5
0μm以上の膜厚になると熱効率が2%以下となり大幅
に低下することが観察された。これは塗膜の熱伝導率が
第1の熱交換器5の銅素地と比較して小さいためであ
り、膜厚を増加させると断熱効果が顕著に表われるため
である。
【0016】銅製の熱交換器の外面に、(1)フェノー
ル樹脂変性シリコン樹脂にカーボンを添加した塗料、
(2)ポリイミド樹脂を主成分とした塗料、(3)ポリ
アミドイミド樹脂を主成分とした塗料を20〜30μm
の膜厚で各々塗布し、これらの熱交換器を、pH2.6
の酸性水(硝酸イオン100ppmが溶解)が約600cc
/時の割合で結露する150℃前後の雰囲気下で100
時間使用したが、耐蝕性耐熱塗料を塗布した面の腐食は
なく、耐蝕性耐熱塗料を塗布しない場合と比較して結露
水への銅イオン溶出は50分の1ないし20分の1に減
少した。また熱交換器の熱効率は、塗布した場合は8〜
10%で、塗布しない場合の11%と比較して僅かに低
下する程度であり、実用可能であった。
ル樹脂変性シリコン樹脂にカーボンを添加した塗料、
(2)ポリイミド樹脂を主成分とした塗料、(3)ポリ
アミドイミド樹脂を主成分とした塗料を20〜30μm
の膜厚で各々塗布し、これらの熱交換器を、pH2.6
の酸性水(硝酸イオン100ppmが溶解)が約600cc
/時の割合で結露する150℃前後の雰囲気下で100
時間使用したが、耐蝕性耐熱塗料を塗布した面の腐食は
なく、耐蝕性耐熱塗料を塗布しない場合と比較して結露
水への銅イオン溶出は50分の1ないし20分の1に減
少した。また熱交換器の熱効率は、塗布した場合は8〜
10%で、塗布しない場合の11%と比較して僅かに低
下する程度であり、実用可能であった。
【0017】第2の熱交換器6は煙道4における200
℃以上の燃焼排ガスの雰囲気下に配設されるが、200
℃以上の燃焼排ガスには結露水が発生しないので、耐蝕
性耐熱塗料を塗布しなくとも第2の熱交換器6は充分な
耐蝕性を維持できる。
℃以上の燃焼排ガスの雰囲気下に配設されるが、200
℃以上の燃焼排ガスには結露水が発生しないので、耐蝕
性耐熱塗料を塗布しなくとも第2の熱交換器6は充分な
耐蝕性を維持できる。
【0018】上記のように構成された加熱機器の動作を
説明する。第1の熱交換器5に流入した液体は、燃焼排
ガス中の潜熱を受熱して温められ、ついで第2の熱交換
器6に流入して、燃焼排ガス中の顕熱を受熱してさらに
高温まで温められる。したがって、第1の熱交換器5で
約10%の熱交換率が得られ、加えて第2の熱交換器6
で約80%の熱交換率が得られるので、あわせて約90
%の高い熱交換率が得られる。
説明する。第1の熱交換器5に流入した液体は、燃焼排
ガス中の潜熱を受熱して温められ、ついで第2の熱交換
器6に流入して、燃焼排ガス中の顕熱を受熱してさらに
高温まで温められる。したがって、第1の熱交換器5で
約10%の熱交換率が得られ、加えて第2の熱交換器6
で約80%の熱交換率が得られるので、あわせて約90
%の高い熱交換率が得られる。
【0019】上述のように本実施例による加熱機器は、
顕熱回収型の熱交換器のみによる従来の加熱機器の約8
0%の熱交換率よりも優れた熱交換率を有し、燃焼排ガ
スによる酸性結露水によって腐食されず安全性を高めら
れる。
顕熱回収型の熱交換器のみによる従来の加熱機器の約8
0%の熱交換率よりも優れた熱交換率を有し、燃焼排ガ
スによる酸性結露水によって腐食されず安全性を高めら
れる。
【0020】なお、酸性結露水が生じる第1の熱交換器
5の近辺の煙道4の内面に上述の耐蝕性耐熱塗料を塗布
したところ、煙道4の内面部の銅素地の腐食が抑制でき
た。
5の近辺の煙道4の内面に上述の耐蝕性耐熱塗料を塗布
したところ、煙道4の内面部の銅素地の腐食が抑制でき
た。
【0021】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0022】図2に示すように、燃料供給部1から供給
された燃料と、空気供給部2から矢印で示した方向に供
給された空気が、燃焼部3において混合されて燃焼し、
その燃焼排ガスが矢印で示した方向に煙道11から排出
される。煙道11に配設された耐蝕性耐熱塗料を内面に
塗布した熱交換器12の内部を流れる燃焼部3からの燃
焼排ガスの熱が、熱交換器12の外部をファン13によ
って白抜き矢印の方向にフィルタ14を経て流れる室内
空気に熱交換され、室内空気は温められる構成である。
された燃料と、空気供給部2から矢印で示した方向に供
給された空気が、燃焼部3において混合されて燃焼し、
その燃焼排ガスが矢印で示した方向に煙道11から排出
される。煙道11に配設された耐蝕性耐熱塗料を内面に
塗布した熱交換器12の内部を流れる燃焼部3からの燃
焼排ガスの熱が、熱交換器12の外部をファン13によ
って白抜き矢印の方向にフィルタ14を経て流れる室内
空気に熱交換され、室内空気は温められる構成である。
【0023】アルミニウム製の熱交換器12を200℃
未満の燃焼排ガスの雰囲気下に配設し、酸性結露水が生
じる内面部に実施例1で説明した耐蝕性耐熱塗料を塗布
することにより、熱交換器12の腐食が抑制できた。
未満の燃焼排ガスの雰囲気下に配設し、酸性結露水が生
じる内面部に実施例1で説明した耐蝕性耐熱塗料を塗布
することにより、熱交換器12の腐食が抑制できた。
【0024】なお、熱交換器12に塗布する耐蝕性耐熱
塗料の厚みは、実施例1で説明したように5〜50μm
が適正である。
塗料の厚みは、実施例1で説明したように5〜50μm
が適正である。
【0025】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0026】図3に示すように、太陽熱温水器は、液体
(水または湯)を滞留させる貯湯部16と、滞留させた
液体に太陽から受熱した熱を供給する加熱部17と、加
熱部17からの熱を滞留させた液体に供給するために貯
湯部16内に配設されたシールされた銅管製の熱交換器
18で構成されている。
(水または湯)を滞留させる貯湯部16と、滞留させた
液体に太陽から受熱した熱を供給する加熱部17と、加
熱部17からの熱を滞留させた液体に供給するために貯
湯部16内に配設されたシールされた銅管製の熱交換器
18で構成されている。
【0027】加熱部17と熱交換器18は内部が連通さ
れ、冷媒が充填されたヒートパイプを構成し、加熱部1
7内に充填されている冷媒は、太陽熱により加熱されて
熱交換器18に移動し、熱交換器18で貯湯部16に滞
留している液体にその熱を供給して温めた後、再び加熱
部17に戻るサイクルを取る。熱交換器18は、貯湯部
16内に複数個配置されており、複数個配置された加熱
部17からの熱を貯湯部16に滞留させた液体に効果的
に供給できる構成で、約200リットルの室温の市水を
貯湯部16に滞留させると半日後に約80℃の温水が得
られる。
れ、冷媒が充填されたヒートパイプを構成し、加熱部1
7内に充填されている冷媒は、太陽熱により加熱されて
熱交換器18に移動し、熱交換器18で貯湯部16に滞
留している液体にその熱を供給して温めた後、再び加熱
部17に戻るサイクルを取る。熱交換器18は、貯湯部
16内に複数個配置されており、複数個配置された加熱
部17からの熱を貯湯部16に滞留させた液体に効果的
に供給できる構成で、約200リットルの室温の市水を
貯湯部16に滞留させると半日後に約80℃の温水が得
られる。
【0028】熱交換器18の外面に(1)フェノール樹
脂変性シリコン樹脂にカーボンを添加した塗料、(2)
ポリイミド樹脂を主成分とした塗料、(3)ポリアミド
イミド樹脂を主成分とした塗料の1種以上からなる耐蝕
性耐熱塗料を塗布した構成により、pH6の市水を用い
た場合の熱交換器18から溶出する銅イオン量は、従来
の耐蝕性耐熱塗料を塗布しない熱交換器から溶出する銅
イオン量と比較して20分の1ないし10分の1に減少
させることができ、約80℃の温水が得られる時間は、
従来の熱交換器と比較して大差なく、熱交換性能の差は
生じない。
脂変性シリコン樹脂にカーボンを添加した塗料、(2)
ポリイミド樹脂を主成分とした塗料、(3)ポリアミド
イミド樹脂を主成分とした塗料の1種以上からなる耐蝕
性耐熱塗料を塗布した構成により、pH6の市水を用い
た場合の熱交換器18から溶出する銅イオン量は、従来
の耐蝕性耐熱塗料を塗布しない熱交換器から溶出する銅
イオン量と比較して20分の1ないし10分の1に減少
させることができ、約80℃の温水が得られる時間は、
従来の熱交換器と比較して大差なく、熱交換性能の差は
生じない。
【0029】なお、熱交換器18に塗布する耐蝕性耐熱
塗料の厚みは、実施例1で説明したように5〜50μm
が適正である。
塗料の厚みは、実施例1で説明したように5〜50μm
が適正である。
【0030】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0031】図4に示すように、太陽熱を利用した冷媒
温水器は、内管部を液体(水または温水)が流通する蛇
管状の熱交換器19と、熱交換器19に熱を供給する蛇
管状の加熱部20と、熱交換器19の内管部と連通した
温めた液体を滞留させる貯湯部21で構成されている。
温水器は、内管部を液体(水または温水)が流通する蛇
管状の熱交換器19と、熱交換器19に熱を供給する蛇
管状の加熱部20と、熱交換器19の内管部と連通した
温めた液体を滞留させる貯湯部21で構成されている。
【0032】銅パイプの加熱部20の内部に充填された
冷媒は、太陽熱の受熱部分22により加熱され、ポンプ
23により矢印で示したように加熱部20に移動し、熱
交換器19の内管部を流通する液体にその熱を供給して
温めた後、再び受熱部22に戻るサイクルを取る。
冷媒は、太陽熱の受熱部分22により加熱され、ポンプ
23により矢印で示したように加熱部20に移動し、熱
交換器19の内管部を流通する液体にその熱を供給して
温めた後、再び受熱部22に戻るサイクルを取る。
【0033】熱交換器19と加熱部20は互いに接触し
ており、加熱部20の熱が効果的に熱交換器19に伝達
され、貯湯部21の滞留水はポンプ24により矢印で示
したように熱交換器19の内管部を流通し、加熱部20
からの熱を受熱して徐々に水温が上昇する構成で、貯湯
部21に約300リットルの室温の市水を滞留させる
と、半日後に約60℃の温水が得られる。
ており、加熱部20の熱が効果的に熱交換器19に伝達
され、貯湯部21の滞留水はポンプ24により矢印で示
したように熱交換器19の内管部を流通し、加熱部20
からの熱を受熱して徐々に水温が上昇する構成で、貯湯
部21に約300リットルの室温の市水を滞留させる
と、半日後に約60℃の温水が得られる。
【0034】熱交換器19の内面に(1)フェノール樹
脂変性シリコン樹脂にカーボンを添加した塗料、(2)
ポリイミド樹脂を主成分とした塗料、(3)ポリアミド
イミド樹脂を主成分とした塗料の1種以上からなる耐蝕
性耐熱塗料を塗布した構成により、pH6の市水を用い
た場合の銅製の熱交換器19から溶出する銅イオン量
は、従来の耐蝕性耐熱塗料を塗布しない熱交換器から溶
出する銅イオン量と比較して30分の1ないし20分の
1に減少させることができ、約60℃の温水が得られる
時間は、従来の熱交換器と比較して大差なく、熱交換性
能の差は生じない。
脂変性シリコン樹脂にカーボンを添加した塗料、(2)
ポリイミド樹脂を主成分とした塗料、(3)ポリアミド
イミド樹脂を主成分とした塗料の1種以上からなる耐蝕
性耐熱塗料を塗布した構成により、pH6の市水を用い
た場合の銅製の熱交換器19から溶出する銅イオン量
は、従来の耐蝕性耐熱塗料を塗布しない熱交換器から溶
出する銅イオン量と比較して30分の1ないし20分の
1に減少させることができ、約60℃の温水が得られる
時間は、従来の熱交換器と比較して大差なく、熱交換性
能の差は生じない。
【0035】なお、熱交換器19に塗布する耐蝕性耐熱
塗料の厚みは、実施例1で説明したように5〜50μm
が適正である。
塗料の厚みは、実施例1で説明したように5〜50μm
が適正である。
【0036】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、燃焼部からの燃焼排ガスが流れる煙道に配設された
熱交換器の外面もしくは内面または煙道の内面に(1)
フェノール樹脂変性シリコン樹脂にカーボンを添加した
塗料、(2)ポリイミド樹脂を主成分とした塗料、
(3)ポリアミドイミド樹脂を主成分とした塗料の1種
以上からなる耐蝕性耐熱塗料を塗布した構成、また、加
熱部からの熱を貯湯部に滞留させた液体に供給する貯湯
部内に配設された熱交換器の外面に上述と同一の耐蝕性
耐熱塗料を塗布した構成、また、内管部を有する加熱部
からの熱を供給される熱交換器の内面に上述と同一の耐
蝕性耐熱塗料を塗布した構成により、燃焼排ガスによる
酸性結露水によって腐食されない安全な熱交換器を備え
た優れた加熱機器を実現できるものである。
は、燃焼部からの燃焼排ガスが流れる煙道に配設された
熱交換器の外面もしくは内面または煙道の内面に(1)
フェノール樹脂変性シリコン樹脂にカーボンを添加した
塗料、(2)ポリイミド樹脂を主成分とした塗料、
(3)ポリアミドイミド樹脂を主成分とした塗料の1種
以上からなる耐蝕性耐熱塗料を塗布した構成、また、加
熱部からの熱を貯湯部に滞留させた液体に供給する貯湯
部内に配設された熱交換器の外面に上述と同一の耐蝕性
耐熱塗料を塗布した構成、また、内管部を有する加熱部
からの熱を供給される熱交換器の内面に上述と同一の耐
蝕性耐熱塗料を塗布した構成により、燃焼排ガスによる
酸性結露水によって腐食されない安全な熱交換器を備え
た優れた加熱機器を実現できるものである。
【図1】本発明の実施例1の加熱機器の要部の概念を示
した断面略図
した断面略図
【図2】本発明の実施例2の加熱機器の要部の概念を示
した断面略図
した断面略図
【図3】本発明の実施例3の加熱機器の要部の概念を示
した断面略図
した断面略図
【図4】本発明の実施例4の加熱機器の1部を断面で示
した概略斜視図
した概略斜視図
【図5】従来の加熱機器の要部の概念を示した断面略図
1 燃料供給部 2 空気供給部 3 燃焼部 4 煙道 5 第1の熱交換器 6 第2の熱交換器
Claims (7)
- 【請求項1】 燃料を供給する燃料供給部と、空気を供
給する空気供給部と、燃料と空気の混合ガスを燃焼させ
る燃焼部と、前記燃焼部からの燃焼排ガスが流れる煙道
と、前記煙道に配設された熱交換器を備えた加熱機器で
あって、下記の3種の塗料の1種以上からなる耐蝕性耐
熱塗料を前記熱交換器の外面に塗布した構成の加熱機
器。 (1)フェノール樹脂変性シリコン樹脂にカーボンを添
加した塗料 (2)ポリイミド樹脂を主成分とした塗料 (3)ポリアミドイミド樹脂を主成分とした塗料 - 【請求項2】 耐蝕性耐熱塗料を熱交換器の内面に塗布
した構成の請求項1記載の加熱機器。 - 【請求項3】 耐蝕性耐熱塗料を煙道の内面に塗布した
構成の請求項1記載の加熱機器。 - 【請求項4】 液体が流通する管の外面に耐蝕性耐熱塗
料を塗布した第1の熱交換器を200℃未満の燃焼排ガ
スが流れる煙道に配設し、かつ、液体が流通する管の外
面に耐蝕性耐熱塗料を塗布していない第2の熱交換器を
200℃以上の燃焼排ガスが流れる煙道に配設し、前記
第1の熱交換器と前記第2の熱交換器を連通させた構成
とし、前記液体を前記第1の熱交換器から前記第2の熱
交換器の方向へ流通させるようにした請求項1記載の加
熱機器。 - 【請求項5】 液体を滞留させる貯湯部と、滞留させた
液体に熱を供給する加熱部と、滞留させた液体に前記加
熱部からの熱を供給するように前記貯湯部内に配設した
熱交換器を備えた加熱機器であって、下記の3種の塗料
の1種以上からなる耐蝕性耐熱塗料を前記熱交換器の外
面に塗布した構成の加熱機器。 (1)フェノール樹脂変性シリコン樹脂にカーボンを添
加した塗料 (2)ポリイミド樹脂を主成分とした塗料 (3)ポリアミドイミド樹脂を主成分とした塗料 - 【請求項6】 液体が流通する内管部を有する熱交換器
と、前記熱交換器に熱を供給する加熱部と、前記熱交換
器の内管部と連通した前記液体を滞留させる貯湯部を備
えた加熱機器であって、下記の3種の塗料の1種以上か
らなる耐蝕性耐熱塗料を前記熱交換器の内面に塗布した
構成の加熱機器。 (1)フェノール樹脂変性シリコン樹脂にカーボンを添
加した塗料 (2)ポリイミド樹脂を主成分とした塗料 (3)ポリアミドイミド樹脂を主成分とした塗料 - 【請求項7】 熱交換器は耐蝕性耐熱塗料の膜厚が5〜
50μmである請求項1,2,3,4,5,6のいずれ
かに記載した加熱機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5114595A JPH06323779A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 加熱機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5114595A JPH06323779A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 加熱機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06323779A true JPH06323779A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14641799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5114595A Pending JPH06323779A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 加熱機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06323779A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6604572B2 (en) | 1999-04-14 | 2003-08-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Pipeline device and method for its production, and heat exchanger |
| JP2019181358A (ja) * | 2018-04-08 | 2019-10-24 | Aca株式会社 | 塗膜生成方法、および、塗膜構造 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP5114595A patent/JPH06323779A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6604572B2 (en) | 1999-04-14 | 2003-08-12 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Pipeline device and method for its production, and heat exchanger |
| JP2019181358A (ja) * | 2018-04-08 | 2019-10-24 | Aca株式会社 | 塗膜生成方法、および、塗膜構造 |
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