JPH06324204A - 光路長差形成光学部材 - Google Patents
光路長差形成光学部材Info
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- JPH06324204A JPH06324204A JP5136973A JP13697393A JPH06324204A JP H06324204 A JPH06324204 A JP H06324204A JP 5136973 A JP5136973 A JP 5136973A JP 13697393 A JP13697393 A JP 13697393A JP H06324204 A JPH06324204 A JP H06324204A
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- JP
- Japan
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- optical path
- wavelength
- temperature
- refractive index
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- Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 周囲環境が変化しても光源装置から出力され
る光の波長の安定化を実現する。 【構成】 第1経路と第2経路において、所定の光路長
差を与える光路長差形成光学部材において、第1経路を
形成する第1部材と、第2経路を形成する第2部材とを
有し、温度が変化しても両方の光路長差が変化しないよ
うにしたことを特徴とする光路長差形成光学部材。
る光の波長の安定化を実現する。 【構成】 第1経路と第2経路において、所定の光路長
差を与える光路長差形成光学部材において、第1経路を
形成する第1部材と、第2経路を形成する第2部材とを
有し、温度が変化しても両方の光路長差が変化しないよ
うにしたことを特徴とする光路長差形成光学部材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波長安定化光源装置そ
の他に適用できる光路長差形成光学部材に関する。
の他に適用できる光路長差形成光学部材に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは、可干渉性光源として各
種の分野で広く用いられている。しかし半導体レーザの
発振波長は、温度の変動と注入電流の変動に対して非常
に敏感であるので、これらの変動を極力抑える必要があ
る。
種の分野で広く用いられている。しかし半導体レーザの
発振波長は、温度の変動と注入電流の変動に対して非常
に敏感であるので、これらの変動を極力抑える必要があ
る。
【0003】そこで従来から、半導体レーザに、ペルチ
ェ素子のような電子加熱冷却素子と、半導体レーザ自体
の温度を測定するサーミスタのような温度検出素子を設
け、サーミスタの出力信号に従って、半導体レーザの温
度が一定になるようにペルチェ素子を駆動することが行
われている。また、より高精度な安定化方法では、エタ
ロン板や原子・分子吸収線などの波長基準を備えて、そ
こからの誤差信号を半導体レーザの温度と注入電流に帰
還させ発振波長を安定化させる外部フィードバック方式
が採られている。
ェ素子のような電子加熱冷却素子と、半導体レーザ自体
の温度を測定するサーミスタのような温度検出素子を設
け、サーミスタの出力信号に従って、半導体レーザの温
度が一定になるようにペルチェ素子を駆動することが行
われている。また、より高精度な安定化方法では、エタ
ロン板や原子・分子吸収線などの波長基準を備えて、そ
こからの誤差信号を半導体レーザの温度と注入電流に帰
還させ発振波長を安定化させる外部フィードバック方式
が採られている。
【0004】しかしながら、上記のような波長基準は高
価であり、かつ大型なものが多く、非常に大掛かりなシ
ステムとなってしまい、さらに安定化の精度は、誤差信
号検出時の検出特性の帯域幅とそのピーク値の検出精度
に依存するものである。
価であり、かつ大型なものが多く、非常に大掛かりなシ
ステムとなってしまい、さらに安定化の精度は、誤差信
号検出時の検出特性の帯域幅とそのピーク値の検出精度
に依存するものである。
【0005】そこで、本出願人は特願平4−15113
3号発明を提案して、上記の問題を解決した波長安定化
光源装置を実現した。これは、たとえば特定の光路差を
持たせる光学的手段を備えた縞走査干渉計において、光
路差の異なる2つのフリンジスキャン干渉信号の位相を
ある特定の値に保つことによりたとえば半導体レーザの
発振波長を安定化させるようにしたものであり、簡単な
構成の波長安定化半導体レーザ光源のような波長安定化
光源装置である。また、たとえばパルス駆動した複数の
交互発振する半導体レーザのような光源装置の発振波長
を同時に安定化させる。さらに、たとえば半導体レーザ
のような光源装置への注入電流を変調することにより、
1つの半導体レーザのような光源装置から、安定化され
た2つの異なる波長を得る。
3号発明を提案して、上記の問題を解決した波長安定化
光源装置を実現した。これは、たとえば特定の光路差を
持たせる光学的手段を備えた縞走査干渉計において、光
路差の異なる2つのフリンジスキャン干渉信号の位相を
ある特定の値に保つことによりたとえば半導体レーザの
発振波長を安定化させるようにしたものであり、簡単な
構成の波長安定化半導体レーザ光源のような波長安定化
光源装置である。また、たとえばパルス駆動した複数の
交互発振する半導体レーザのような光源装置の発振波長
を同時に安定化させる。さらに、たとえば半導体レーザ
のような光源装置への注入電流を変調することにより、
1つの半導体レーザのような光源装置から、安定化され
た2つの異なる波長を得る。
【0006】このような特願平4−151133号発明
を図1〜8を参照してさらに具体的に説明する。
を図1〜8を参照してさらに具体的に説明する。
【0007】図1は、特願平4−151133号発明の
波長安定化光源装置を実施した半導体レーザ光源装置の
構成を示すものである。
波長安定化光源装置を実施した半導体レーザ光源装置の
構成を示すものである。
【0008】光源部1は、半導体レーザ11、サーミス
タ12、ペルチェ素子13、放熱板14からなる。光源
部1より連続して出射された光は、コリメートレンズ3
でコリメートされ、アイソレータ33を通り、その光P
の一部の光P1がビームスプリッター30で反射され
る。光Pの他の部分はビームスプリッター30を通り出
力光P2となる。
タ12、ペルチェ素子13、放熱板14からなる。光源
部1より連続して出射された光は、コリメートレンズ3
でコリメートされ、アイソレータ33を通り、その光P
の一部の光P1がビームスプリッター30で反射され
る。光Pの他の部分はビームスプリッター30を通り出
力光P2となる。
【0009】この光P1はビームスプリッター31で反
射光P3と透過光P4に分割される。反射光P3は、集
光レンズ5を経てスキャニングミラー35で反射する。
そして反射光P3は、同一光路を戻って再びビームスプ
リッター31に入射し、ビームスプリッター31を透過
して集光レンズ6へ向かう。一方、透過光P4は段差ミ
ラー34の2つの第1反射面Aと第2反射面Bで反射
し、同一光路を戻ってビームスプリッター31で反射
し、スキャニングミラー35からの反射光P3と重なっ
た干渉光となり、集光レンズ6により集光される。段差
ミラー34の2つの第1反射面Aと第2反射面Bは、段
差量Lだけ段差がついている。段差ミラー34は固定さ
れている。この段差量Lは、光P1と透過光P4の方向
にそって設定されている。この干渉光のうち、段差ミラ
ー34の2つの第1反射面Aと第2反射面Bによる干渉
光は、プリズム7で分割されてそれぞれ検出器41,4
2で検出される。
射光P3と透過光P4に分割される。反射光P3は、集
光レンズ5を経てスキャニングミラー35で反射する。
そして反射光P3は、同一光路を戻って再びビームスプ
リッター31に入射し、ビームスプリッター31を透過
して集光レンズ6へ向かう。一方、透過光P4は段差ミ
ラー34の2つの第1反射面Aと第2反射面Bで反射
し、同一光路を戻ってビームスプリッター31で反射
し、スキャニングミラー35からの反射光P3と重なっ
た干渉光となり、集光レンズ6により集光される。段差
ミラー34の2つの第1反射面Aと第2反射面Bは、段
差量Lだけ段差がついている。段差ミラー34は固定さ
れている。この段差量Lは、光P1と透過光P4の方向
にそって設定されている。この干渉光のうち、段差ミラ
ー34の2つの第1反射面Aと第2反射面Bによる干渉
光は、プリズム7で分割されてそれぞれ検出器41,4
2で検出される。
【0010】なお、スキャニングミラー35は、例えば
PZTなどの圧電素子36に取付けられて、発振器3
8、パルス信号発生器39、およびPZTドライバ37
からのランプ波Wで、半導体レーザ11の発振波長の数
波長分だけ図1の矢印方向に掃引される。
PZTなどの圧電素子36に取付けられて、発振器3
8、パルス信号発生器39、およびPZTドライバ37
からのランプ波Wで、半導体レーザ11の発振波長の数
波長分だけ図1の矢印方向に掃引される。
【0011】今、ビームスプリッター31からスキャニ
ングミラー35までの光路長d2と段差ミラー34の第
1反射面Aまでの光路長d1が、ほぼ等しいとすると、
検出器41からの出力信号は光路長差が0付近のフリン
ジスキャン信号であり、42からの出力信号は光路長差
が2L付近のフリンジスキャン信号である。これらの出
力信号を用いて半導体レーザの波長安定化を行う。これ
らの出力信号は、位相比較器100で位相比較され、2
つの信号の位相が完全に一致するように光源駆動回路1
0を経て発光部1に指令がフィードバックされる。
ングミラー35までの光路長d2と段差ミラー34の第
1反射面Aまでの光路長d1が、ほぼ等しいとすると、
検出器41からの出力信号は光路長差が0付近のフリン
ジスキャン信号であり、42からの出力信号は光路長差
が2L付近のフリンジスキャン信号である。これらの出
力信号を用いて半導体レーザの波長安定化を行う。これ
らの出力信号は、位相比較器100で位相比較され、2
つの信号の位相が完全に一致するように光源駆動回路1
0を経て発光部1に指令がフィードバックされる。
【0012】上記のフィードバック系についてさらに詳
細に説明する。図2にフィードバック系の構成の一例
を、図3に図2のフィードバック系の各部の信号を示す
(回路上での位相遅れは無視)。
細に説明する。図2にフィードバック系の構成の一例
を、図3に図2のフィードバック系の各部の信号を示す
(回路上での位相遅れは無視)。
【0013】検出器41,42の出力からAC成分のみ
を取り出した信号は、それぞれ図3の信号a,bのよう
になる。前述のように、信号aは光路長差0付近のフリ
ンジスキャン信号、信号bは光路長差2L付近のフリン
ジスキャン信号である。これらの信号a、bの位相を比
較して、2つの信号の位相が完全に一致するように、図
2の光源駆動回路10を経て発光部1にフィードバック
することで、図1の半導体レーザ11の発振波長を安定
化させる。2つの信号の位相を一致させるには、半導体
レーザ11の温度や注入電流を変化させて発振波長λを
変えてやれば良い。
を取り出した信号は、それぞれ図3の信号a,bのよう
になる。前述のように、信号aは光路長差0付近のフリ
ンジスキャン信号、信号bは光路長差2L付近のフリン
ジスキャン信号である。これらの信号a、bの位相を比
較して、2つの信号の位相が完全に一致するように、図
2の光源駆動回路10を経て発光部1にフィードバック
することで、図1の半導体レーザ11の発振波長を安定
化させる。2つの信号の位相を一致させるには、半導体
レーザ11の温度や注入電流を変化させて発振波長λを
変えてやれば良い。
【0014】検出器41からの信号aは、図2のコンパ
レータ60で位相の反転した2つの矩形信号c,dに変
換される。検出器42からの信号bは、サンプルホール
ド61,62において信号c,dの立上がりのタイミン
グでサンプルホールドされ、そのサンプルホールドした
出力信号はそれぞれe,fとなる。
レータ60で位相の反転した2つの矩形信号c,dに変
換される。検出器42からの信号bは、サンプルホール
ド61,62において信号c,dの立上がりのタイミン
グでサンプルホールドされ、そのサンプルホールドした
出力信号はそれぞれe,fとなる。
【0015】さらに、出力信号e,fをサンプルホール
ド63,64でホールド部分を取り出し、ローパスフィ
ルタ65,66に通すと出力g,hが得られる。これら
の出力g,hを差動アンプ70にて差動増幅したもの
が、信号a,bの位相差に対応したフィードバック信号
となる。このフィードバック信号を温度もしくは注入電
流にフィードバックさせれば、発振波長を安定化させる
ことができる。
ド63,64でホールド部分を取り出し、ローパスフィ
ルタ65,66に通すと出力g,hが得られる。これら
の出力g,hを差動アンプ70にて差動増幅したもの
が、信号a,bの位相差に対応したフィードバック信号
となる。このフィードバック信号を温度もしくは注入電
流にフィードバックさせれば、発振波長を安定化させる
ことができる。
【0016】図2の回路構成は、温度と注入電流の両方
にフィードバックする場合を示している。ここでは差動
アンプ70の出力を、時定数および増幅度の異なる2つ
のローパスフィルタ81,82に通したものを、信号
a,bの位相差に対応したフィードバック信号とする。
ローパスフィルタ81の出力は、温度制御回路10aを
経て発光部1に、そしてローパスフィルタ82の出力
は、電流制御回路10b、駆動回路10cを経て発光部
1にフィードバックされる。このうち温度制御の方は、
応答が遅いため時定数を長くしてあり、かつ波長変化率
が大きいため粗調整として用いられる。電流制御の方
は、応答が速いため時定数を短くしてあり、かつ波長変
化率が小さいため微調整として用いられる。
にフィードバックする場合を示している。ここでは差動
アンプ70の出力を、時定数および増幅度の異なる2つ
のローパスフィルタ81,82に通したものを、信号
a,bの位相差に対応したフィードバック信号とする。
ローパスフィルタ81の出力は、温度制御回路10aを
経て発光部1に、そしてローパスフィルタ82の出力
は、電流制御回路10b、駆動回路10cを経て発光部
1にフィードバックされる。このうち温度制御の方は、
応答が遅いため時定数を長くしてあり、かつ波長変化率
が大きいため粗調整として用いられる。電流制御の方
は、応答が速いため時定数を短くしてあり、かつ波長変
化率が小さいため微調整として用いられる。
【0017】信号aは数式1で表され、信号bは数式2
で表される。
で表される。
【0018】
【数1】
【0019】
【数2】 ここでα(t)はスキャニングミラー35の移動量(図
1の矢印方向)を表す。この2つの信号a、bの位相を
一致させるには、2L/λ=n(nは整数)となる必要
があり、発振波長λはλ=2L/nに固定される。ただ
し、nの値を間違うと別の波長に設定されるので、半導
体レーザ11の温度は、ある設定温度(モードホップが
近傍にない温度)を基準に、常にある温度範囲内で制御
する必要がある。その温度制御範囲は、半導体レーザの
発振波長の温度依存性と段差量Lで決まる。長期の安定
性は、例えば段差ミラー34を温度制御して段差量Lの
変動を抑えることで良くすることができる。
1の矢印方向)を表す。この2つの信号a、bの位相を
一致させるには、2L/λ=n(nは整数)となる必要
があり、発振波長λはλ=2L/nに固定される。ただ
し、nの値を間違うと別の波長に設定されるので、半導
体レーザ11の温度は、ある設定温度(モードホップが
近傍にない温度)を基準に、常にある温度範囲内で制御
する必要がある。その温度制御範囲は、半導体レーザの
発振波長の温度依存性と段差量Lで決まる。長期の安定
性は、例えば段差ミラー34を温度制御して段差量Lの
変動を抑えることで良くすることができる。
【0020】以上の手法により、検出器41,42から
の信号a,bの位相を合わせることができ、半導体レー
ザ11の発振波長λは、λ=2L/nにロックされるこ
とになる。なお、この方法によれば、スキャニングミラ
ー35は単に干渉縞を走査すれば良く、その動きの非直
線性や振幅変動および原点変動は何ら問題にならない。
ヨーイング等のスキャニングミラー35の動きの影響
も、図1のように、スキャニングミラー35の前に適当
な長さの焦点距離を持つ集光レンズ5を用いることによ
り除去できる。
の信号a,bの位相を合わせることができ、半導体レー
ザ11の発振波長λは、λ=2L/nにロックされるこ
とになる。なお、この方法によれば、スキャニングミラ
ー35は単に干渉縞を走査すれば良く、その動きの非直
線性や振幅変動および原点変動は何ら問題にならない。
ヨーイング等のスキャニングミラー35の動きの影響
も、図1のように、スキャニングミラー35の前に適当
な長さの焦点距離を持つ集光レンズ5を用いることによ
り除去できる。
【0021】このように、2光束干渉計において光路差
の異なる2つのフリンジスキャン信号a、bの位相を合
わせることにより、半導体レーザの発振波長を安定化さ
せることができる。さらにAPC(オートパワーコント
ロール)回路と組み合わせることにより、波長・出力安
定化半導体レーザ光源を実現することができる。
の異なる2つのフリンジスキャン信号a、bの位相を合
わせることにより、半導体レーザの発振波長を安定化さ
せることができる。さらにAPC(オートパワーコント
ロール)回路と組み合わせることにより、波長・出力安
定化半導体レーザ光源を実現することができる。
【0022】なお、図1〜図3の装置は、1つの半導体
レーザ(光源部あるいは発光部)を連続発振駆動した場
合の例である。つまりDC点灯させた場合の例である。
レーザ(光源部あるいは発光部)を連続発振駆動した場
合の例である。つまりDC点灯させた場合の例である。
【0023】特願平4−151133号発明の波長安定
化光源装置は、DC点灯させた場合だけでなく、半導体
レーザをパルス駆動した場合にも適用可能である。図4
の半導体レーザ光源装置の場合、交互発振する複数の半
導体レーザ(光源部あるいは発光部)の同時安定化が可
能となる。
化光源装置は、DC点灯させた場合だけでなく、半導体
レーザをパルス駆動した場合にも適用可能である。図4
の半導体レーザ光源装置の場合、交互発振する複数の半
導体レーザ(光源部あるいは発光部)の同時安定化が可
能となる。
【0024】簡単のために、一例として2個の半導体レ
ーザを用いた場合の構成を図4に示す。図4の装置にお
いて図1の装置と同じものは同一符号を付けてある。
ーザを用いた場合の構成を図4に示す。図4の装置にお
いて図1の装置と同じものは同一符号を付けてある。
【0025】図4において、2は第2の発光部、10
X,20Xはそれぞれ第1の発光部1および第2の発光
部2の光源駆動回路、40は各種のパルス信号発生器、
そして110は位相比較器である。
X,20Xはそれぞれ第1の発光部1および第2の発光
部2の光源駆動回路、40は各種のパルス信号発生器、
そして110は位相比較器である。
【0026】発光部2からの出射光は、コリメートレン
ズ4でコリメートされ、ビームスプリッター32で発光
部1からの光と同一の光軸とされる。発光部1,2の半
導体レーザ11、21をそれぞれ図5の(1),(2)
の信号でパルス駆動すると、その時の波長変化の様子は
波形(3),(4)のようになり、パルス発振している
レーザ光はその波長が常に変化している状態にある。こ
こでは、パルス発振において一定のタイミングでの波長
を安定化させる。具体的には、検出器41,42の出力
から(5),(6)のタイミングで信号を取り出し、こ
のタイミング(5)、(6)での波長を安定化させる。
なお、スキャニングミラー35の掃引周波数は、信号
(1),(2)の周波数より十分遅いものである。
ズ4でコリメートされ、ビームスプリッター32で発光
部1からの光と同一の光軸とされる。発光部1,2の半
導体レーザ11、21をそれぞれ図5の(1),(2)
の信号でパルス駆動すると、その時の波長変化の様子は
波形(3),(4)のようになり、パルス発振している
レーザ光はその波長が常に変化している状態にある。こ
こでは、パルス発振において一定のタイミングでの波長
を安定化させる。具体的には、検出器41,42の出力
から(5),(6)のタイミングで信号を取り出し、こ
のタイミング(5)、(6)での波長を安定化させる。
なお、スキャニングミラー35の掃引周波数は、信号
(1),(2)の周波数より十分遅いものである。
【0027】図6にフィードバック系の構成を示す。図
2と同じものは同一符号を付けてある。簡単のため発光
部1のみについて示してあるが、発光部2に対するフィ
ードバック系の構成も同様である。
2と同じものは同一符号を付けてある。簡単のため発光
部1のみについて示してあるが、発光部2に対するフィ
ードバック系の構成も同様である。
【0028】検出器41,42の出力は、それぞれサン
プルホールド50,51においてタイミング信号(5)
によりサンプルホールドされる。これらのサンプルホー
ルド50,51の出力はそれぞれ図7のa1,b1とな
る。これらをフィルタ52,53に通すとa2,b2と
なり、これは、実施例1で説明したDC点灯させた場合
のフリンジスキャン信号(図3の信号a,b)と同等で
ある。よって、これ以後は前述の実施例1における信号
処理を行うことにより、波長を安定化させることができ
る。発光部2についても同様である。サンプルホールド
50,51とフィルタ52,53は、検出器41、42
の出力のためのサンプリング部を構成している。
プルホールド50,51においてタイミング信号(5)
によりサンプルホールドされる。これらのサンプルホー
ルド50,51の出力はそれぞれ図7のa1,b1とな
る。これらをフィルタ52,53に通すとa2,b2と
なり、これは、実施例1で説明したDC点灯させた場合
のフリンジスキャン信号(図3の信号a,b)と同等で
ある。よって、これ以後は前述の実施例1における信号
処理を行うことにより、波長を安定化させることができ
る。発光部2についても同様である。サンプルホールド
50,51とフィルタ52,53は、検出器41、42
の出力のためのサンプリング部を構成している。
【0029】図4の装置のように、半導体レーザをパル
ス駆動する場合には、パルス幅を制御するフィードバッ
ク方法でも良い。図5のサンプリングのタイミング信号
(5),(6)および駆動パルス(1),(2)の消光
のタイミングが固定とすると、駆動パルス(1),
(2)の発光タイミングを変えてやれば、波長変化の波
形(3),(4)が変化するので発振波長が変わる。こ
の関係を用いてフィードバックをかけることができる。
ス駆動する場合には、パルス幅を制御するフィードバッ
ク方法でも良い。図5のサンプリングのタイミング信号
(5),(6)および駆動パルス(1),(2)の消光
のタイミングが固定とすると、駆動パルス(1),
(2)の発光タイミングを変えてやれば、波長変化の波
形(3),(4)が変化するので発振波長が変わる。こ
の関係を用いてフィードバックをかけることができる。
【0030】図6に示したように、ローパスフィルタ8
1の出力は、前述のように温度制御回路10aを経て発
光部1へ、そしてローパスフィルタ82の出力は、パル
ス幅制御回路10d、パルス駆動回路10eを経て発光
部1へフィードバックされる。ただしこの場合、パルス
幅はデューティ50が最大となる。このフィードバック
方法は、波長の安定化を温度とパルス幅の制御で行うた
め、注入電流の制御をAPC単独で使うことができる。
1の出力は、前述のように温度制御回路10aを経て発
光部1へ、そしてローパスフィルタ82の出力は、パル
ス幅制御回路10d、パルス駆動回路10eを経て発光
部1へフィードバックされる。ただしこの場合、パルス
幅はデューティ50が最大となる。このフィードバック
方法は、波長の安定化を温度とパルス幅の制御で行うた
め、注入電流の制御をAPC単独で使うことができる。
【0031】このように、パルス駆動した半導体レーザ
においても、一定のタイミングでの波長を安定化させる
ことができ、交互発振する複数の波長安定化半導体レー
ザ光源を実現することができる。出力光から同じタイミ
ングでの光を取り出して信号処理することにより、複数
の波長の信号を同時に得ることができる。
においても、一定のタイミングでの波長を安定化させる
ことができ、交互発振する複数の波長安定化半導体レー
ザ光源を実現することができる。出力光から同じタイミ
ングでの光を取り出して信号処理することにより、複数
の波長の信号を同時に得ることができる。
【0032】フィードバックがかかった状態では、一定
のタイミングでの半導体レーザ11,12の発振波長λ
1,λ2は、数式3と数式4で示すように固定されるこ
とになる。
のタイミングでの半導体レーザ11,12の発振波長λ
1,λ2は、数式3と数式4で示すように固定されるこ
とになる。
【0033】
【数3】
【0034】
【数4】 ここでn1,n2は整数である。この2つの波長の組み
合わせより合成波長を扱う場合、その合成波長Λは、数
式5となり、Λも2Lの整数分の1に固定されることに
なる。
合わせより合成波長を扱う場合、その合成波長Λは、数
式5となり、Λも2Lの整数分の1に固定されることに
なる。
【0035】
【数5】 従って、2つの半導体レーザを適当に選別することによ
り、任意の合成波長を作ることができる。
り、任意の合成波長を作ることができる。
【0036】さらに、このパルス駆動の場合を応用し
て、1つの半導体レーザから2つの異なる波長を得るこ
ともできる。図8にドライブ波形を示す。波形1)は使
用する半導体レーザの数が1つの場合であり、波形2)
は複数の場合である。前述の方法により、Aのタイミン
グでの発振波長を安定化させる。そこから注入電流を増
加(もしくは減少)させることにより、Bのタイミング
で異なる波長を得ることができる。Bのタイミングの波
長はAとわずかに異なるだけなので、その安定化は、図
6のフィルタ52,53の出力a2,b2の位相差が適
当な値になるように、増加(もしくは減少)させる電流
値を制御してやれば良い。あるいは、単に増加(もしく
は減少)させる電流値を精度良く抑えることだけでも安
定化できる。特に、A,Bのタイミングの波長から合成
波長を扱う場合には、これで十分である。A,Bのタイ
ミングの波長をλA,λBとすると、合成波長はλA・
λB/|λA−λB|であり、その安定度はλA−λB
で決まると言って良い。従って、電流値が安定なら、波
長λBは波長λAに追従して変動するので、合成波長自
体の変動は小さい。
て、1つの半導体レーザから2つの異なる波長を得るこ
ともできる。図8にドライブ波形を示す。波形1)は使
用する半導体レーザの数が1つの場合であり、波形2)
は複数の場合である。前述の方法により、Aのタイミン
グでの発振波長を安定化させる。そこから注入電流を増
加(もしくは減少)させることにより、Bのタイミング
で異なる波長を得ることができる。Bのタイミングの波
長はAとわずかに異なるだけなので、その安定化は、図
6のフィルタ52,53の出力a2,b2の位相差が適
当な値になるように、増加(もしくは減少)させる電流
値を制御してやれば良い。あるいは、単に増加(もしく
は減少)させる電流値を精度良く抑えることだけでも安
定化できる。特に、A,Bのタイミングの波長から合成
波長を扱う場合には、これで十分である。A,Bのタイ
ミングの波長をλA,λBとすると、合成波長はλA・
λB/|λA−λB|であり、その安定度はλA−λB
で決まると言って良い。従って、電流値が安定なら、波
長λBは波長λAに追従して変動するので、合成波長自
体の変動は小さい。
【0037】このような波長安定化光源装置を用いるこ
とにより、半導体レーザの注入電流を変調することで、
1つの半導体レーザから安定化された2つの異なる波長
を得ることができる。
とにより、半導体レーザの注入電流を変調することで、
1つの半導体レーザから安定化された2つの異なる波長
を得ることができる。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
波長安定化光源装置においては、周囲環境の変化によ
り、段差ミラーの段差量(L)で規定した光路長が変化
してしまう。具体的には、ガラスの熱膨張および空気の
屈折率変化により、波長基準としての光路長差が(2
L)が変化してしまう。従って、波長の長期安定性を維
持するには、段差ミラーそのものを温度制御するなどの
対策を施さなくてはならない。
波長安定化光源装置においては、周囲環境の変化によ
り、段差ミラーの段差量(L)で規定した光路長が変化
してしまう。具体的には、ガラスの熱膨張および空気の
屈折率変化により、波長基準としての光路長差が(2
L)が変化してしまう。従って、波長の長期安定性を維
持するには、段差ミラーそのものを温度制御するなどの
対策を施さなくてはならない。
【0039】本発明は、上記のような問題を解決し、耐
環境性にすぐれた波長安定化光源装置を実現することが
できる光路長差形成光学部材を提供することを目的とす
る。
環境性にすぐれた波長安定化光源装置を実現することが
できる光路長差形成光学部材を提供することを目的とす
る。
【0040】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明は、次の
ような光路長差形成光学部材を要旨としている。すなわ
ち、第1経路と第2経路において、所定の光路長差を与
える光路長差形成光学部材において、第1経路を形成す
る第1部材と、第2経路を形成する第2部材とを有し、
温度が変化しても両方の光路長差が変化しないように下
記の数式を満足させたことを特徴とする光路長差形成光
学部材。
ような光路長差形成光学部材を要旨としている。すなわ
ち、第1経路と第2経路において、所定の光路長差を与
える光路長差形成光学部材において、第1経路を形成す
る第1部材と、第2経路を形成する第2部材とを有し、
温度が変化しても両方の光路長差が変化しないように下
記の数式を満足させたことを特徴とする光路長差形成光
学部材。
【0041】 {ΔL2 ( n2 +Δn2 ) −ΔL1 ( n1 +Δn1 ) }+ (Δn2 L2 − Δn1 L1 ) = (n+Δn) × (h1 +ΔL2 −ΔL1 ) −n×h1 ・・数式6 ここで、L1 :第1部材の長さ、 ΔL1 :温度の変化に伴う第1部材の長さの変化量 L2 :第2部材の長さ、 ΔL2 :温度の変化に伴う第2部材の長さの変化量 n1 :第1部材の屈折率、 Δn1 :温度の変化に伴う第1部材の屈折率の変化量 n2 :第2部材の屈折率、 Δn2 :温度の変化に伴う第2部材の屈折率の変化量 n:第1部材と第2部材との長さの差をしめる媒質の屈
折率、 Δn:温度の変化に伴う第1部材と第2部材との長さの
差をしめる媒質の屈折率の変化量 h1:基準温度での第1部材と第2部材の長さの差 本願の第2発明は、前記第1発明の光路長差形成光学部
材において、第1部材と第2部材との長さを略同じに設
定したものである。
折率、 Δn:温度の変化に伴う第1部材と第2部材との長さの
差をしめる媒質の屈折率の変化量 h1:基準温度での第1部材と第2部材の長さの差 本願の第2発明は、前記第1発明の光路長差形成光学部
材において、第1部材と第2部材との長さを略同じに設
定したものである。
【0042】本願の第3発明は、さらに第1部材と第2
部材との膨脹率がほぼ同じとなる材質を選択したもので
ある。
部材との膨脹率がほぼ同じとなる材質を選択したもので
ある。
【0043】好ましくは、第1発明において、第1部材
と第2部材のガラス自体の長さ(寸法)を略等しくし
て、前述の数式6を満足するように、所定の膨脹率、屈
折率の温度係数のガラスを選択する。
と第2部材のガラス自体の長さ(寸法)を略等しくし
て、前述の数式6を満足するように、所定の膨脹率、屈
折率の温度係数のガラスを選択する。
【0044】また、好ましくは、第1発明において、第
1部材と第2部材のガラス自体の長さ(寸法)を、略等
しくした上で、第1部材と第2部材のガラス自体の膨脹
率α1 とα2 を略等しくして、数式6を満足するような
屈折率の温度係数のガラスを選択する。すると、温度変
化が生じたとしても、一方の光路のみに空気層部分が入
ることを極力防止でき、気圧の変化で空気の屈折率が変
化して、光路長差に生じる影響を極力小さくできる。
1部材と第2部材のガラス自体の長さ(寸法)を、略等
しくした上で、第1部材と第2部材のガラス自体の膨脹
率α1 とα2 を略等しくして、数式6を満足するような
屈折率の温度係数のガラスを選択する。すると、温度変
化が生じたとしても、一方の光路のみに空気層部分が入
ることを極力防止でき、気圧の変化で空気の屈折率が変
化して、光路長差に生じる影響を極力小さくできる。
【0045】図9を参照して、本発明の原理と前述の数
式6の求め方を以下に説明する。
式6の求め方を以下に説明する。
【0046】まず、基準温度におけるガラス製の第1部
材と第2部材での光路長をLa1 、La2 とする。
材と第2部材での光路長をLa1 、La2 とする。
【0047】(L1 、L2 第1、第2部材の長さ、n1
、n2 :第1、第2部材の屈折率) La1 =n1 ×L1 La2 =n2 ×L2 光路長差は次のとおりである。
、n2 :第1、第2部材の屈折率) La1 =n1 ×L1 La2 =n2 ×L2 光路長差は次のとおりである。
【0048】 ΔLa=La2 −La1 −n×h1 =n2 ×L2 −n1 ×L1 −n×h1 ・・ ・数式7 ここで、光路長差というのは、第1、第2部材の内長い
方の長さにおける光路長差をいう。短いガラスの場合に
は空気層(n×h1 )が含まれる。nは空気の屈折率、
h1 は基準温度での第1、第2部材の長さの差である。
次に、温度がΔtだけ変化したときの第1部材、第2部
材の光路長をLb1 、Lb2 とする。この温度変化によ
り、α1 とα2 は、第1部材、第2部材の膨脹係数であ
り、β1,β2 ,βは、それぞれ第1部材、第2部材、
空気の屈折率の温度係数である。
方の長さにおける光路長差をいう。短いガラスの場合に
は空気層(n×h1 )が含まれる。nは空気の屈折率、
h1 は基準温度での第1、第2部材の長さの差である。
次に、温度がΔtだけ変化したときの第1部材、第2部
材の光路長をLb1 、Lb2 とする。この温度変化によ
り、α1 とα2 は、第1部材、第2部材の膨脹係数であ
り、β1,β2 ,βは、それぞれ第1部材、第2部材、
空気の屈折率の温度係数である。
【0049】Lb1 =(n1 +β1 Δt)×L1 ×(1
+α1 Δt)=(n1 +Δn1 )×(L1 +ΔL1 ) Lb2 =(n2 +β2 Δt)×L2 ×(1+α2 Δt)
=(n2 +Δn2 )×(L2 +ΔL2 ) ただし、Δn1 =β1 Δt,Δn2 =β2 Δt、 ΔL1 =L1 α1 Δt,ΔL2 =L2 α2 Δt また、光路長差ΔLbは次のようにして求める。
+α1 Δt)=(n1 +Δn1 )×(L1 +ΔL1 ) Lb2 =(n2 +β2 Δt)×L2 ×(1+α2 Δt)
=(n2 +Δn2 )×(L2 +ΔL2 ) ただし、Δn1 =β1 Δt,Δn2 =β2 Δt、 ΔL1 =L1 α1 Δt,ΔL2 =L2 α2 Δt また、光路長差ΔLbは次のようにして求める。
【0050】 ΔLb=Lb2 −Lb1 −(n+βΔt)×h2 =Lb2 −Lb1 −(n+ Δn)×h2 =Lb2 −Lb1 −(n+Δn)×(h1 +ΔL2 − ΔL1 ) =(n2 +Δn2 )×(L2 +ΔL2 )−(n1 +Δn1 )× (L1 +ΔL1 )−(n+Δn)×(h1 +ΔL2 −ΔL1 )・・数 式8 ただし、h2 は温度がΔt変化した後の第1、第2部材
のガラスの長さの差であり、次のとおりである。
のガラスの長さの差であり、次のとおりである。
【0051】h2 =h1 +ΔL2 −ΔL1 基準温度のときの光路長差ΔLaに対して温度がΔtだ
け変化したときの光路長差ΔLbとがどのくらい変化し
たか、その変化量ΔLを次のようにして求める。
け変化したときの光路長差ΔLbとがどのくらい変化し
たか、その変化量ΔLを次のようにして求める。
【0052】 ΔL=ΔLb−ΔLa=(n2 +Δn2 )×(L2 +ΔL2 )−(n1 + Δn1 )×(L1 +ΔL1 )−(n+Δn)× (h1 +ΔL 2 −ΔL1 )−{n2 ×L2 −n1 ×L1 −n×h1 } =(n2 ΔL2 +Δn2 L2 +Δn2 ΔL2 )−(n1 ΔL1 +Δn1 L1 +Δn1 ΔL1 )−n×(ΔL2 −ΔL1 )−Δn×(h1+ΔL2 −ΔL1 ) ={ΔL2 (n2 +Δn2 )−ΔL1 (n1 +Δn1 ) }+(Δn2 L2 −Δn1 L1 )−(n+Δn)×( h1 +ΔL2 −ΔL1 )+n×h1 ・・・数式9 ΔL=0のとき温度変化によって、光路長差に変化が生
じない。
じない。
【0053】理想の状態としてΔL=0として、移項す
ると、前述の数式6が得られる。その数式6を説明する
と、左辺第1項は、温度がΔtだけ変化した後の第1部
材と第2部材のガラス長さの変化量(ΔL2 ,ΔL1 )
に、それぞれ、温度がΔtだけ変化した後の第1部材、
第2部材のガラスの屈折率(n2 +Δn2 )、(n1+
Δn1 )を乗じたものの差であり、左辺第2項は、温度
がΔtだけ変化する前の第1部材、第2部材のガラス長
さ(L1 ,L2 )に、それぞれ、温度がΔtだけ変化し
たときの屈折率の変化量(Δn1 ,Δn2 ,)を乗じた
ものの差であり、右辺は、温度がΔtだけ変化した後の
第1部材、第2部材のガラス長さの差による空気層の光
路長(n+Δn)h2 から温度変化前の第1部材、第2
部材のガラス長さの差による空気層の光路長(n×h1
)を引いたものである。
ると、前述の数式6が得られる。その数式6を説明する
と、左辺第1項は、温度がΔtだけ変化した後の第1部
材と第2部材のガラス長さの変化量(ΔL2 ,ΔL1 )
に、それぞれ、温度がΔtだけ変化した後の第1部材、
第2部材のガラスの屈折率(n2 +Δn2 )、(n1+
Δn1 )を乗じたものの差であり、左辺第2項は、温度
がΔtだけ変化する前の第1部材、第2部材のガラス長
さ(L1 ,L2 )に、それぞれ、温度がΔtだけ変化し
たときの屈折率の変化量(Δn1 ,Δn2 ,)を乗じた
ものの差であり、右辺は、温度がΔtだけ変化した後の
第1部材、第2部材のガラス長さの差による空気層の光
路長(n+Δn)h2 から温度変化前の第1部材、第2
部材のガラス長さの差による空気層の光路長(n×h1
)を引いたものである。
【0054】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0055】図10は、本発明の光路長差形成光源部材
を採用した波長安定化光源装置(半導体レーザ光源装
置)の構成を示すものである。図10の実施例において
図1〜8と同じものは同一符号を付けてある。
を採用した波長安定化光源装置(半導体レーザ光源装
置)の構成を示すものである。図10の実施例において
図1〜8と同じものは同一符号を付けてある。
【0056】光源部1からの出射光Pの一部であるP1
は、ビーム分割器50により間隔2xの2つの平行ビー
ムP1A、P1Bに分割される。これらのビームはさら
にビームスプリッタ31で、反射光P3A、P3Bと透
過光P4A、P4Bに分割される。
は、ビーム分割器50により間隔2xの2つの平行ビー
ムP1A、P1Bに分割される。これらのビームはさら
にビームスプリッタ31で、反射光P3A、P3Bと透
過光P4A、P4Bに分割される。
【0057】これらのビームの通る光路を図10及び図
11により詳細に説明する。図11は図10の構成の一
部をとり出して別の視点から見た図である。
11により詳細に説明する。図11は図10の構成の一
部をとり出して別の視点から見た図である。
【0058】P3A、P3Bは、集光レンズ5の光軸と
はyだけ異なる光軸高さから集光レンズ5に入り、スキ
ャニングミラー35で反射し、集光レンズ5の光軸とは
yだけ異なる光軸高さから集光レンズ5を出て、ビーム
スプリッタ31へ向かう。集光レンズ5とスキャニング
ミラー35は、いわゆるキャッツアイ光学系を構成して
いる。
はyだけ異なる光軸高さから集光レンズ5に入り、スキ
ャニングミラー35で反射し、集光レンズ5の光軸とは
yだけ異なる光軸高さから集光レンズ5を出て、ビーム
スプリッタ31へ向かう。集光レンズ5とスキャニング
ミラー35は、いわゆるキャッツアイ光学系を構成して
いる。
【0059】スキャニングミラー35は、例えばPZT
などの圧電素子36に取付けられて、発振器38、パル
ス信号発生器39、およびPZTドライバ37からのラ
ンプ波Wで、半導体レーザ11の発振波長の数波長分だ
け矢印方向に掃引されている。
などの圧電素子36に取付けられて、発振器38、パル
ス信号発生器39、およびPZTドライバ37からのラ
ンプ波Wで、半導体レーザ11の発振波長の数波長分だ
け矢印方向に掃引されている。
【0060】あるいは、集光レンズ5と、スキャニング
ミラー35は一体化されて、例えばPZTなどの圧電素
子36に取付けられて、発振器38、パルス信号発生器
39およびPZTドライバ37からのランプ波Wで、半
導体レーザ11の発振波長の数波分だけ矢印方向に掃引
されている。
ミラー35は一体化されて、例えばPZTなどの圧電素
子36に取付けられて、発振器38、パルス信号発生器
39およびPZTドライバ37からのランプ波Wで、半
導体レーザ11の発振波長の数波分だけ矢印方向に掃引
されている。
【0061】一方、P4A、P4Bは、コーナーキュー
ブ53の光軸とはyだけ異なる光軸高さからコーナーキ
ューブ53に入り、コーナーキューブ53の光軸とはy
だけ異なる光軸高さからコーナーキューブ53を出る。
ここで図12に示すように、P4A、P4Bがコーナー
キューブ53の稜線にぶつからないように、xおよびy
が決められている。この後、P4Aは低屈折率ガラス5
1を経て、ビームスプリッタ31へ向かう。またP4B
は、高屈折率ガラス52を経て、ビームスプリッタ31
へ向かう。
ブ53の光軸とはyだけ異なる光軸高さからコーナーキ
ューブ53に入り、コーナーキューブ53の光軸とはy
だけ異なる光軸高さからコーナーキューブ53を出る。
ここで図12に示すように、P4A、P4Bがコーナー
キューブ53の稜線にぶつからないように、xおよびy
が決められている。この後、P4Aは低屈折率ガラス5
1を経て、ビームスプリッタ31へ向かう。またP4B
は、高屈折率ガラス52を経て、ビームスプリッタ31
へ向かう。
【0062】P3AとP4Aは、ビームスプリッタ31
で合波され、干渉し、干渉光P5Aは検出器41で検出
される。P3BとP4Bは、ビームスプリッタ31で合
波され干渉し、干渉光P5Bは検出器42で検出され
る。
で合波され、干渉し、干渉光P5Aは検出器41で検出
される。P3BとP4Bは、ビームスプリッタ31で合
波され干渉し、干渉光P5Bは検出器42で検出され
る。
【0063】なお、キャッツアイ光学系とコーナーキュ
ーブとは、同一機能を果たすものであるので、集光レン
ズ5とスキャニングミラー35をコーナーキューブに置
き換えても良く、コーナーキューブ53を、キャッツア
イ光学系に置き換えても良い。
ーブとは、同一機能を果たすものであるので、集光レン
ズ5とスキャニングミラー35をコーナーキューブに置
き換えても良く、コーナーキューブ53を、キャッツア
イ光学系に置き換えても良い。
【0064】また、本発明においては、キャッツアイ光
学系およびコーナーキューブで光軸をシフトさせている
ため、光源部1への戻り光が存在せず、図1〜8の装置
におけるアイソレータ33が不要となる。
学系およびコーナーキューブで光軸をシフトさせている
ため、光源部1への戻り光が存在せず、図1〜8の装置
におけるアイソレータ33が不要となる。
【0065】いま、低屈折率ガラス51(図9の第1部
材に相当)のガラス長をL1 、屈折率をn1 、高屈折率
ガラス52(図9の第2部材に相当)のガラス長さをL
2 、屈折率をn2 、空気の屈折率をnとすると、検出器
41からの出力信号と検出器42からの出力信号とは光
路長差ΔLaだけ異なる2つのフリンジスキャン信号で
ある。すなわち、 ΔLa=n2 ×L2 −n1 ×L1 −n×(L2 −L1 ) ただし、L2 >L1とする。
材に相当)のガラス長をL1 、屈折率をn1 、高屈折率
ガラス52(図9の第2部材に相当)のガラス長さをL
2 、屈折率をn2 、空気の屈折率をnとすると、検出器
41からの出力信号と検出器42からの出力信号とは光
路長差ΔLaだけ異なる2つのフリンジスキャン信号で
ある。すなわち、 ΔLa=n2 ×L2 −n1 ×L1 −n×(L2 −L1 ) ただし、L2 >L1とする。
【0066】本発明においては、このように2種類の異
なるガラスを用いて波長安定化のための光路長差ΔLa
を設定する。その際、ガラスの膨脹係数と屈折率の温度
係数、空気の屈折率の温度係数などを考慮して、前述の
数式6〜9を使用して、ガラスの材料と長さを決める。
なるガラスを用いて波長安定化のための光路長差ΔLa
を設定する。その際、ガラスの膨脹係数と屈折率の温度
係数、空気の屈折率の温度係数などを考慮して、前述の
数式6〜9を使用して、ガラスの材料と長さを決める。
【0067】こうして設定した光路長差がΔLaだけ異
なる2つのフリンジスキャン信号を用いて半導体レーザ
11の波長安定化を行う。これらの信号は、位相比較器
100で位相比較され、2つの信号の位相が特定の位相
差に保持されるように光源駆動回路10を経て光源部1
にフィードバックされる。フィードバック系については
上記の通りであるので説明を省略する。
なる2つのフリンジスキャン信号を用いて半導体レーザ
11の波長安定化を行う。これらの信号は、位相比較器
100で位相比較され、2つの信号の位相が特定の位相
差に保持されるように光源駆動回路10を経て光源部1
にフィードバックされる。フィードバック系については
上記の通りであるので説明を省略する。
【0068】なお、上記の光学系(図10)では、ビー
ムの通る光路を明確に表すためビーム分割器50を用い
たが、図13に示すように、光源部1からの出射光を絞
り60を用いて2つに分けても良い。ここで、絞り60
の位置は図13の位置に限られることはなく、例えば検
出器の手前の位置でもよい。
ムの通る光路を明確に表すためビーム分割器50を用い
たが、図13に示すように、光源部1からの出射光を絞
り60を用いて2つに分けても良い。ここで、絞り60
の位置は図13の位置に限られることはなく、例えば検
出器の手前の位置でもよい。
【0069】例1 屈折率の温度係数・・・・低屈折率ガラス > 高屈折
率ガラス 膨脹係数・・・・・・・・低屈折率ガラス 〜 高屈折
率ガラス 本発明による波長安定化のための光路長差ΔLの安定度
を、具体例を示し詳細に説明する。半導体レーザ11を
780nm帯の半導体レーザとして考える。安定度は、
23度(℃)および760mmHgを基準として±3
℃、±10mmHgで考える。
率ガラス 膨脹係数・・・・・・・・低屈折率ガラス 〜 高屈折
率ガラス 本発明による波長安定化のための光路長差ΔLの安定度
を、具体例を示し詳細に説明する。半導体レーザ11を
780nm帯の半導体レーザとして考える。安定度は、
23度(℃)および760mmHgを基準として±3
℃、±10mmHgで考える。
【0070】例えば、低屈折率ガラス51の材料を表1
の特軽フリントガラス『LLF6』とし、高屈折率ガラ
ス52の材料を表1のランタンフリントガラス『LaF
02』とする。それぞれの特性を表すと次のようにな
る。
の特軽フリントガラス『LLF6』とし、高屈折率ガラ
ス52の材料を表1のランタンフリントガラス『LaF
02』とする。それぞれの特性を表すと次のようにな
る。
【0071】 LLF6 LaF02 屈折率(780nm) 20℃ 1.524916 1.709736 23℃ 1.524909 1.709733 26℃ 1.524902 1.709730 (屈折率の温度係数(/℃) 2.3 ×10-6 1.0 ×10-6) 膨脹係数(/℃) 8.3 ×10-6 8.0 ×10-6
【0072】
【表1】 また、波長780nmにおける空気の屈折率は次のよう
になる。湿度変化による影響は小さいので、ここでは5
0%とする。
になる。湿度変化による影響は小さいので、ここでは5
0%とする。
【0073】 温度/気圧 750mmHg 760mmHg 770mmHg 20℃ 1.000268 1.000271 1.000275 23℃ 1.000265 1.000268 1.000272 26℃ 1.000262 1.000265 1.000269 ガラス長をL1 =19mm、L2 =19.03mmとす
ると、23度、760mmHgでの光路長差ΔLは次の
ようになる。
ると、23度、760mmHgでの光路長差ΔLは次の
ようになる。
【0074】ΔL=1.709733×19.03-1.524909×19-1.0
00268 ×(19.03-19) =3.53293995 mm 2つの信号の位相が完全に一致するように制御する場
合、半導体レーザ11の波長λは、上述のようにΔLの
整数分の1に安定化されるので次のようになる。
00268 ×(19.03-19) =3.53293995 mm 2つの信号の位相が完全に一致するように制御する場
合、半導体レーザ11の波長λは、上述のようにΔLの
整数分の1に安定化されるので次のようになる。
【0075】N=(ΔL/780nmの小数点以下を四
捨五入した値)=4529 λ=ΔL/4529=780.0706447 nm 整数Nは、ΔL間に含まれる波の数である。半導体レー
ザ11の設定温度を変えることにより、整数Nを別の値
に設定でき、別の波長を得ることもできる。
捨五入した値)=4529 λ=ΔL/4529=780.0706447 nm 整数Nは、ΔL間に含まれる波の数である。半導体レー
ザ11の設定温度を変えることにより、整数Nを別の値
に設定でき、別の波長を得ることもできる。
【0076】以上のことを考慮して、23±3℃および
760±10mmHgでの光路長差ΔLの安定度を計算
すると、次のようになる。
760±10mmHgでの光路長差ΔLの安定度を計算
すると、次のようになる。
【0077】 温度/気圧 750mmHg 760mmHg 770mmHg 20℃ 0.025 -0.0003 -0.034 23℃ 0.025 ------- -0.034 26℃ 0.025 -0.001 -0.035 単位(ppm) このように、上記のガラスの組合わせにおいて、±3℃
の温度変化および±10mmHgの気圧変化に対し、光
路長差ΔLの安定度は、およそ±0.04ppmとな
り、実用上問題のない波長基準を実現することができ
る。
の温度変化および±10mmHgの気圧変化に対し、光
路長差ΔLの安定度は、およそ±0.04ppmとな
り、実用上問題のない波長基準を実現することができ
る。
【0078】例2 屈折率の温度係数・・・・低屈折率ガラス < 高屈折
率ガラス 膨脹係数・・・・・・・・低屈折率ガラス > 高屈折
率ガラス 本発明による波長安定化のための光路長差ΔLの安定度
を、具体例を示し詳細に説明する。半導体レーザ11を
780nm帯の半導体レーザとして考える。安定度は、
23℃および760mmHgを基準として±3℃、±1
0mmHgで考える。
率ガラス 膨脹係数・・・・・・・・低屈折率ガラス > 高屈折
率ガラス 本発明による波長安定化のための光路長差ΔLの安定度
を、具体例を示し詳細に説明する。半導体レーザ11を
780nm帯の半導体レーザとして考える。安定度は、
23℃および760mmHgを基準として±3℃、±1
0mmHgで考える。
【0079】例えば、低屈折率ガラス51の材料を表1
のフリントガラス『F5』とし、高屈折率ガラス52の
材料を表1のランタンクラウンガラス『LaK18』と
する。それぞれの特性を表すと次のようになる。
のフリントガラス『F5』とし、高屈折率ガラス52の
材料を表1のランタンクラウンガラス『LaK18』と
する。それぞれの特性を表すと次のようになる。
【0080】 F5 LaK18 屈折率(780nm) 20℃ 1.593641 1.720540 23℃ 1.593649 1.720551 26℃ 1.593657 1.720562 (屈折率の温度係数(/℃) 2.6 ×10-6 3.7 ×10-6) 膨脹係数(/℃) 8.8 ×10-6 5.9 ×10-6 また、波長780nmにおける空気の屈折率は次のよう
になる。湿度変化による影響は小さいので、ここでは5
0%とする。
になる。湿度変化による影響は小さいので、ここでは5
0%とする。
【0081】 温度/気圧 750mmHg 760mmHg 770mmHg 20℃ 1.000268 1.000271 1.000275 23℃ 1.000265 1.000268 1.000272 26℃ 1.000262 1.000265 1.000269 ガラス長をL1 =22.37mm、L2 =22.3mm
とすると、23℃、760mmHgでの光路長差ΔLは
次のようになる。
とすると、23℃、760mmHgでの光路長差ΔLは
次のようになる。
【0082】ΔL=1.720551×22.3+1.000268 ×(22.37
-22.3)-1.593649 ×22.37 =2.78837793 mm 2つの信号の位相が完全に一致するように制御する場
合、半導体レーザ11の波長λは、上述のようにΔLの
整数分の1に安定化されるので次のようになる。
-22.3)-1.593649 ×22.37 =2.78837793 mm 2つの信号の位相が完全に一致するように制御する場
合、半導体レーザ11の波長λは、上述のようにΔLの
整数分の1に安定化されるので次のようになる。
【0083】N=(ΔL/780nmの小数点以下を四
捨五入した値)=3575 λ=ΔL/3575=779.9658545 nm 整数Nは、ΔL間に含まれる波の数である。半導体レー
ザ11の設定温度を変えることにより、整数Nを別の値
に設定でき、別の波長を得ることもできる。
捨五入した値)=3575 λ=ΔL/3575=779.9658545 nm 整数Nは、ΔL間に含まれる波の数である。半導体レー
ザ11の設定温度を変えることにより、整数Nを別の値
に設定でき、別の波長を得ることもできる。
【0084】以上のことを考慮して、23±3℃および
760±10mmHgでの光路長差ΔLの安定度を計算
すると、次のようになる。
760±10mmHgでの光路長差ΔLの安定度を計算
すると、次のようになる。
【0085】 温度/気圧 750mmHg 760mmHg 770mmHg 20℃ -0.076 -0.001 0.099 23℃ -0.075 ------- 0.100 26℃ -0.076 -0.00002 0.101 単位(ppm) このように、上記のガラスの組合わせにおいて、±3℃
の温度変化および±10mmHgの気圧変化に対し、光
路長差ΔLの安定度は、およそ±0.1ppmとなり、
実用上問題のない波長基準を実現することができる。
の温度変化および±10mmHgの気圧変化に対し、光
路長差ΔLの安定度は、およそ±0.1ppmとなり、
実用上問題のない波長基準を実現することができる。
【0086】例3 屈折率の温度係数・・・・低屈折率ガラス > 高屈折
率ガラス 膨脹係数・・・・・・・・低屈折率ガラス < 高屈折
率ガラス 本発明による波長安定化のための光路長差ΔLの安定度
を、具体例を示し詳細に説明する。半導体レーザ11を
780nm帯の半導体レーザとして考える。安定度は、
23℃および760mmHgを基準として±3℃、±1
0mmHgで考える。
率ガラス 膨脹係数・・・・・・・・低屈折率ガラス < 高屈折
率ガラス 本発明による波長安定化のための光路長差ΔLの安定度
を、具体例を示し詳細に説明する。半導体レーザ11を
780nm帯の半導体レーザとして考える。安定度は、
23℃および760mmHgを基準として±3℃、±1
0mmHgで考える。
【0087】例えば、低屈折率ガラス51の材料を表1
の重クラウンガラス『SK2』とし、高屈折率52の材
料を表1の重フリントガラス『SFL14』とする。そ
れぞれの特性を表すと次のようになる。
の重クラウンガラス『SK2』とし、高屈折率52の材
料を表1の重フリントガラス『SFL14』とする。そ
れぞれの特性を表すと次のようになる。
【0088】 SK2 SFL14 屈折率(780nm) 20℃ 1.600622 1.744507 23℃ 1.600633 1.744510 26℃ 1.600644 1.744513 (屈折率の温度係数(/℃) 3.6 ×10-6 0.9 ×10-6) 膨脹係数(/℃) 6.3 ×10-6 8.7 ×10-6 また、波長780nmにおける空気の屈折率は次のよう
になる。湿度変化による影響は小さいので、ここでは5
0%とする。
になる。湿度変化による影響は小さいので、ここでは5
0%とする。
【0089】 温度/気圧 750mmHg 760mmHg 770mmHg 20℃ 1.000268 1.000271 1.000275 23℃ 1.000265 1.000268 1.000272 26℃ 1.000262 1.000265 1.000269 ガラス長をL1 =26.08mm、L2 =26mmとす
ると、23℃、760mmHgでの光路長差ΔLは次の
ようになる。
ると、23℃、760mmHgでの光路長差ΔLは次の
ようになる。
【0090】ΔL=1.744510×26+1.000268 ×(26.08-2
6)-1.600633 ×26.08 =3.6927728 mm 2つの信号の位相が完全に一致するように制御する場
合、半導体レーザ11の波長λは、上述のようにΔLの
整数分の1に安定化されるので次のようになる。
6)-1.600633 ×26.08 =3.6927728 mm 2つの信号の位相が完全に一致するように制御する場
合、半導体レーザ11の波長λは、上述のようにΔLの
整数分の1に安定化されるので次のようになる。
【0091】N=(ΔL/780nmの小数点以下を四
捨五入した値)=4734 λ=ΔL/4734=780.0534009 nm 整数Nは、ΔL間に含まれる波の数である。半導体レー
ザ11の設定温度を変えることにより、整数Nを別の値
に設定でき、別の波長を得ることもできる。
捨五入した値)=4734 λ=ΔL/4734=780.0534009 nm 整数Nは、ΔL間に含まれる波の数である。半導体レー
ザ11の設定温度を変えることにより、整数Nを別の値
に設定でき、別の波長を得ることもできる。
【0092】以上のことを考慮して、23±3℃および
760±10mmHgでの光路長差ΔLの安定度を計算
すると、次のようになる。
760±10mmHgでの光路長差ΔLの安定度を計算
すると、次のようになる。
【0093】 温度/気圧 750mmHg 760mmHg 770mmHg 20℃ -0.065 -0.0004 0.087 23℃ -0.065 ------- 0.087 26℃ -0.067 -0.002 0.084 単位(ppm) このように、上記のガラスの組合わせにおいて、±3℃
の温度変化および±10mmHgの気圧変化に対し、光
路長差ΔLの安定度は、およそ±0.09ppmとな
り、実用上問題のない波長基準を実現することができ
る。
の温度変化および±10mmHgの気圧変化に対し、光
路長差ΔLの安定度は、およそ±0.09ppmとな
り、実用上問題のない波長基準を実現することができ
る。
【0094】なお、上記の説明とは異なる任意の硝材の
組合わせでも、同様の安定度の波長基準を実現すること
ができる。
組合わせでも、同様の安定度の波長基準を実現すること
ができる。
【0095】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、波長基
準そのものを温度制御するなどの方法を必要とすること
なく、簡単な構成でありながら耐環境性に優れた波長基
準を実現することができ、従って簡単な構成でありなが
ら耐環境性に優れた波長安定化光源装置を実現すること
ができる。
準そのものを温度制御するなどの方法を必要とすること
なく、簡単な構成でありながら耐環境性に優れた波長基
準を実現することができ、従って簡単な構成でありなが
ら耐環境性に優れた波長安定化光源装置を実現すること
ができる。
【0096】また、環境変化に対して安定した波長基準
を実現することができ、長期安定性に優れ、かつ簡単な
構成の波長安定化光源装置を実現することができる。
を実現することができ、長期安定性に優れ、かつ簡単な
構成の波長安定化光源装置を実現することができる。
【図1】特願平4−151133号発明の波長安定化光
源装置を示す図。
源装置を示す図。
【図2】図1における光源部のフィードバック系を示す
図。
図。
【図3】図2のフィードバック系における各種信号波形
を示す図。
を示す図。
【図4】特願平4−151133号発明の別の波長安定
化光源装置を示す図。
化光源装置を示す図。
【図5】図4における光源部の駆動信号などを示す図。
【図6】図4における光源部のフィードバック系を示す
図。
図。
【図7】図6におけるサンプリングホールドした信号と
波形整形した信号を示す図。
波形整形した信号を示す図。
【図8】特願平4−151133号発明の他の例におけ
るドライブ波形を示す図。
るドライブ波形を示す図。
【図9】本発明の原理を示す図。
【図10】本発明による光路長差形成光学部材を使用し
た波長安定化光源装置を示す図。
た波長安定化光源装置を示す図。
【図11】図10の装置から部分的に抜き出して別の視
点から見た図。
点から見た図。
【図12】平行ビームの説明図。
【図13】図10の装置の変形例。
1 発光部(光源部) 3 コリメートレンズ 5 集光レンズ 10 光源駆動回路(波長安定化部) 10X 光源駆動回路(波長安定化部) 20X 光源駆動回路(波長安定化部) 11 半導体レーザ 12 サーミスタ 13 ペルチェ素子 14 放熱板 30 ビームスプリッター 31 ビームスプリッター 33 アイソレータ 34 段差ミラー(反射部) A 第1反射面 B 第2反射面 35 スキャニングミラー 38 発振器(駆動部) 40 パルス信号発生器(駆動部) 41 検出器(第1受光部) 42 検出器(第2受光部) 50 サンプルホールド部(サンプリング部) 51 サンプルホールド部(サンプリング部) 52 フィルタ(サンプリング部) 53 フィルタ(サンプリング部) 100 位相比較器(位相検出部) 110 位相比較器(位相検出部)
Claims (3)
- 【請求項1】 第1経路と第2経路において、所定の光
路長差を与える光路長差形成光学部材において、第1経
路を形成する第1部材と、第2経路を形成する第2部材
とを有し、温度が変化しても両方の光路長差が変化しな
いように下記の数式を満足させたことを特徴とする光路
長差形成光学部材。 {ΔL2 ( n2 +Δn2 ) −ΔL1 ( n1 +Δn1 ) }
+ (Δn2 L2 −Δn1 L1 ) = (n+Δn) × (h1
+ΔL2 −ΔL1 ) −n×h1 ここで、L1 :第1部材の長さ、 ΔL1 :温度の変化に伴う第1部材の長さの変化量 L2 :第2部材の長さ、 ΔL2 :温度の変化に伴う第2部材の長さの変化量 n1 :第1部材の屈折率、 Δn1 :温度の変化に伴う第1部材の屈折率の変化量 n2 :第2部材の屈折率、 Δn2 :温度の変化に伴う第2部材の屈折率の変化量 n:第1部材と第2部材との長さの差をしめる媒質の屈
折率、 Δn:温度の変化に伴う第1部材と第2部材との長さの
差をしめる媒質の屈折率の変化量 h1:基準温度での第1部材と第2部材の長さの差 - 【請求項2】 請求項1の光路長差形成光学部材におい
て、第1部材と第2部材との長さを略同じに設定したこ
とを特徴とする光路長差形成光学部材。 - 【請求項3】 請求項2の光路長差形成光学部材におい
て、第1部材と第2部材との膨脹率がほぼ同じとなる材
質を選択したことを特徴とする光路長差形成光学部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5136973A JPH06324204A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 光路長差形成光学部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5136973A JPH06324204A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 光路長差形成光学部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06324204A true JPH06324204A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=15187805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5136973A Pending JPH06324204A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 光路長差形成光学部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06324204A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008541465A (ja) * | 2005-05-19 | 2008-11-20 | パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 発光変換型led |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP5136973A patent/JPH06324204A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008541465A (ja) * | 2005-05-19 | 2008-11-20 | パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 発光変換型led |
| JP2012044225A (ja) * | 2005-05-19 | 2012-03-01 | Patent-Treuhand-Gesellschaft Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh | 発光変換型led |
| US8690629B2 (en) | 2005-05-19 | 2014-04-08 | Osram Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung | Luminescence conversion LED |
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