JPH06324218A - ファイバのカーボンコート除去装置および融着接続装置 - Google Patents

ファイバのカーボンコート除去装置および融着接続装置

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JPH06324218A
JPH06324218A JP5132477A JP13247793A JPH06324218A JP H06324218 A JPH06324218 A JP H06324218A JP 5132477 A JP5132477 A JP 5132477A JP 13247793 A JP13247793 A JP 13247793A JP H06324218 A JPH06324218 A JP H06324218A
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fiber
inert gas
fibers
carbon
pipe
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Masaaki Funahashi
正昭 舟橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーボンコートを施した光ファイバの強度を
劣化させることを防止する。 【構成】 2は上面にファイバ12を載置する載置溝3
を有する載置台、5は互いに向き合う一対の電極であ
る。そして、電極5は不活性ガスが流れるパイプ6内に
収納され、パイプ6にはファイバ12を挿入するスリッ
ト8が設けられている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信用カーボンコー
トの光ファイバのカーボンコートを除去するカーボンコ
ート除去装置およびファイバのガラス部を溶融させて融
着接続させるファイバの融着接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カーボンコートは、裸光ファイバの外周
にコーティングすることにより、光ファイバの化学的物
性変化および機械的強度劣化の防止に効果がある。その
反面、ファイバどうしを放電により融着接続する際に、
放電熱によって炭化し、光ファイバの端面の融着部分に
混入して接続点の損失の増加、および強度劣化に原因と
なる。したがって、カーボンコート除去装置によって、
あらかじめカーボンコートを除去する必要がある。とこ
ろで、周知の通り、光ファイバのカーボンコートは、フ
ァイバガラスとの密着性が高く、化学的および機械的に
安定した被覆である。したがって、一般的に、カーボン
コートの除去は、加熱により行われている。
【0003】このカーボンコートの除去装置として、特
開平2−195304号公報に開示されたものがある。
この公報に開示されたものは、互いに向かい合った一対
の電極間にカーボンコーティング層を露出させた光ファ
イバをセットし、電極に電圧をかけアーク放電を発生さ
せ、放電熱によってカーボンコーティング層を熱分解さ
せて、除去するものである。このように、カーボンコー
トの除去は、融着接続装置の放電回路を利用して短時間
のアーク放電で行うのが一般的である。これを空気中で
行うと、放電を開始する電圧つまり臨界放電電圧が高
く、その放電で生じる温度も高温となる。
【0004】カーボンコートの除去は高温で行うほど容
易にできるが、高温でのカーボンコート除去は光ファイ
バ表面に微小傷を残してしまう。そこで、放電電界内に
He等の不活性ガスを電極近傍からアーク放電の発生す
る空間に流し、放電電界内を空気中での放電よりも低温
にかつ安定に保っている。また、放電電極およびカーボ
ンコートファイバをともに密閉チェンバに納め、チェン
バ内を不活性ガス雰囲気にしアーク放電を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカーボンコート除去装置においては、不活性ガ
スをアーク放電の発生する空間に流すのに、単に、電極
の近傍に不活性ガスを導く管を配置しただけの構造であ
るため、流す不活性ガスを電極間に効率的に高濃度で充
満できず、不活性ガスが拡散してしまい、この結果、低
電圧、すなわち、低温での安定した放電ができないとい
った問題があった。また、不活性ガスの流れる方向と放
電の方向が一致していないため、空気の介在する空間部
が生じ、このため、低電圧放電が安定に行えないといっ
た問題もあった。さらに、チェンバ内にガスを流す場
合、装置が大規模になり、このため、ファイバの取り外
しが容易でない等の欠点があった。
【0006】したがって、本発明は上記した従来の問題
あるいは欠点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、カーボンコートを施した光ファイバの強
度を劣化させることないファイバーのカーボンコート除
去装置および融着接続装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るファイバのカーボンコート除去装置
は、不活性ガス雰囲気中で互いに向かい合った一対の放
電電極のアーク放電によりカーボンコートファイバのガ
ラス部が溶融しない程度の放電を行い、カーボンコート
ファイバの表面に被覆されたカーボンコートを除去する
ものであって、前記一対の放電電極を収納する誘電体の
管を備え、この管内に前記不活性ガスを流すとともに、
前記管の略中央部に前記カーボンコートファイバを挿入
する間隙を設ける。また、本発明に係るファイバの融着
接続装置は、不活性ガス雰囲気中で互いに向かい合った
一対の放電電極のアーク放電により互いに突き合わせた
一対のファイバのガラス部を溶融させて融着接続させる
ものであって、前記一対の放電電極を収納する誘電体の
管を備え、この管内に前記不活性ガスを流すとともに、
前記管の略中央部に前記カーボンファイバを挿入する間
隙を設ける。
【0008】
【作用】本発明によれば、不活性ガスは管内を流れるた
め、拡散することなく管内に充満し、電極間に高密度で
供給される。電極が管内に収納されているため、不活性
ガスの流れる方向と放電の方向が一致し、電極間に空気
の介在する空間部分が生じることがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係るファイバのカーボンコート除
去装置を兼ねた融着接続装置の外観斜視図、図2は図1
のII-II 線断面図である。これらの図において、1はフ
ァイバの融着接続装置を示し、2は対向して立設した一
対の載置台で、それぞれの上面に断面V字状の載置溝3
が長手方向同一線上に位置するようにして凹設されてい
る。4は載置台2の左右に対向して配設された一対の基
台で、この基台4には、一対の電極5が外側から貫通
し、先端が互いに対向するようにして取付けられてい
る。
【0010】6はパイプで、側面視コ字状を呈し、前記
電極5を中空部に収納するようにして、基台4に取付け
られている。7はこのパイプ6内に不活性ガスを注入す
るための注入口、8はパイプ6の中央に上方から下方に
垂直に切り欠いた間隙であるスリットであり、前記載置
溝3に対応している。このパイプ6は誘電体からなり、
本実施例ではセラミックスを用いたが、プラスチックで
もよい。また、パイプ6の内径は、パイプ6を流れる不
活性ガスおよび放電電界により決定されるが、本実施例
では、9mmとしている。また、スリット8の上下の長
さは、パイプ6の半径よりもやや大に形成され、幅は、
本実施例においては1500μmとしている。
【0011】9はホルダで、上面には、断面V字状の固
定溝10が前記載置溝3の長手方向と同一線上に位置す
るようにして凹設されており、符号11で示すカバーに
より固定溝10は開閉自在となっている。12はカーボ
ンコートファイバである。
【0012】次に、このような構成の融着接続装置にお
けるカーボンコートの除去動作を説明する。カーボンコ
ートファイバ12の先端部の被覆部を除去して裸光ファ
イバを露出させ、この裸光ファイバをパイプ6のスリッ
ト8内に位置させるようにしてファイバ12を固定溝1
0に載置してカバー11をかぶせることによって固定す
る。注入口7から不活性ガスであるHeを流し、電極5
にファイバ12のガラス部が溶融しない程度に短時間電
圧を印加してアーク放電を行うと、カーボンコートが熱
分解によって除去される。ここで、パイプ6内に流され
たHeのスリット8へのHeガスの流量は、極めて重要
な要素で、これが少なすぎると放電電圧が下がらない。
本実施例では、流量を3000cc/分としている。
【0013】このように、不活性ガスをパイプ6内に流
すようにしているため、不活性ガスが拡散することなく
パイプ6内に充満し、電極5間のスリット8に高密度で
供給され、このため、低電圧で、低温の安定した放電が
行われ、強度劣化の少ないカーボンコートの除去が可能
となる。また、電極5がパイプ6内に収納されているた
め、不活性ガスの流れる方向と放電の方向が一致し、電
極5間に空気の介在する空間部分が生じることがなく、
低電圧放電を安定して行うことができる。また、スリッ
ト8に不活性ガスが高密度で供給されるため、密閉する
チェンバを必要としないので、装置の小型化を図れると
ともに、ファイバの取り外しが容易となり、作業時間の
短縮を図れる。
【0014】なお、上述した実施例においては、ファイ
バの融着接続装置1をカーボンコートの除去に使用した
例を示したが、本来のファイバを融着接続するために使
用できることはいうまでのないことである。この場合に
は、一対のファイバを先端の裸光ファイバをスリット8
内で突き合わせるようにして両ホルダ9に固定する。こ
のような状態で、上述したカーボンコートの除去と同様
に注入口7からHeを注入して電極5に電圧を印加し、
アーク放電を行う。この場合、カーボンコート除去時と
比較して、放電時間および放電パワーを制御することに
より、ファイバのガラス部を溶融させて、これにより融
着接続させる。この融着接続においても、上述したカー
ボンコートの除去時と同様に、低電圧で、低温の安定し
た放電が行われ、強度劣化の少ないファイバの融着接続
が可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
対の放電電極を収納する誘電体の管を備え、この管内に
不活性ガスを流すとともに、管の略中央部にファイバを
挿入する間隙を設けたので、不活性ガスが拡散すること
なく管内に充満し、電極間の間隙に高密度で供給され、
このため、低電圧で、低温の安定した放電が行われ、強
度劣化の少ないカーボンコートの除去およびファイバの
融着接続が可能となる。また、電極が管内に収納されて
いるため、不活性ガスの流れる方向と放電の方向が一致
し、電極間に空気の介在する空間部分が生じることがな
く、低電圧放電を安定して行うことができる。また、間
隙に不活性ガスが高密度で供給されるため、密閉するチ
ェンバを必要としないので、装置の小型化を図れるとと
もに、ファイバの取り外しが容易となり、作業時間の短
縮を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファイバの融着接続装置の外観斜
視図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【符号の説明】
1 ファイバの融着接続装置 5 電極 6 パイプ 7 注入口 8 スリット 9 ホルダ 12 ファイバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性ガス雰囲気中で互いに向かい合っ
    た一対の放電電極のアーク放電によりカーボンコートフ
    ァイバのガラス部が溶融しない程度の放電を行い、カー
    ボンコートファイバの表面に被覆されたカーボンコート
    を除去するカーボンコート除去装置において、前記一対
    の放電電極を収納する誘電体の管を備え、この管内に前
    記不活性ガスを流すとともに、前記管の略中央部に前記
    カーボンコートファイバを挿入する間隙を設けたことを
    特徴とするファイバのカーボンコート除去装置。
  2. 【請求項2】 不活性ガス雰囲気中で互いに向かい合っ
    た一対の放電電極のアーク放電により互いに突き合わせ
    た一対のファイバのガラス部を溶融させて融着接続させ
    るファイバの融着接続装置において、前記一対の放電電
    極を収納する誘電体の管を備え、この管内に前記不活性
    ガスを流すとともに、前記管の略中央部に前記カーボン
    ファイバを挿入する間隙を設けたことを特徴とするファ
    イバの融着接続装置。
JP5132477A 1993-05-11 1993-05-11 ファイバのカ―ボンコ―ト除去装置および融着接続装置 Expired - Lifetime JP2526484B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59115A (ja) * 1982-06-25 1984-01-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光フアイバの融着接続方法
JPH02199411A (ja) * 1989-01-30 1990-08-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 石英系カーボンコート光ファイバの被覆除去方法及び装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59115A (ja) * 1982-06-25 1984-01-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光フアイバの融着接続方法
JPH02199411A (ja) * 1989-01-30 1990-08-07 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 石英系カーボンコート光ファイバの被覆除去方法及び装置

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